JP2002271568A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作像部とその上方に配置されたスキャナ部の
装置筐体内空間に被転写体を排紙しても、ジャム等の発
生を防止して、被転写体の積載枚数を減少することなく
小型化が可能で、低コストの画像形成装置を提供する。 【解決手段】 被転写体（Ｐ）に画像情報を形成する作
像部（１）と、上記作像部（１）を内包する装置筐体
（０ａ）と、上位装置筐体（０ａ）の上方に空間を隔て
て配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気信号に
変換して上記作像部（１）に供給するスキャナ部（２）
と、上記スキャナ部（２）と上記作像部（１）との空間
に被転写体（Ｐ）を排出する排紙部（３）と、上記排紙
部（３）の上部に配置されて排紙される被転写体（Ｐ）
と接するスキャナ部底板（４）と、上記スキャナ部底板
（４）の排紙される被転写体（Ｐ）と接する接触領域面
内（４ａ）と、上記接触領域面内（４ａ）外の接触領域
面外（４ｂ）に障害形状部（５）の全部又は一部を配置
したこと。その他７項ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ＦＡＸ、それらとの複合機等の画像形
成装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像形成装置の複写機等において
は、原稿読み取りを装置本体の上部に配設されたスキャ
ナ部で行い、読み取った画像情報を被転写体の転写用紙
に転写し、定着させた後に、装置本体側面に取り付けら
れた排紙トレイ上に転写用紙を排紙するようになってい
た。

【０００３】しかしながら、このような所謂ウイング型
複写機は、設置場所によっては、その排紙トレイにぶつ
かって、当該排紙トレイを壊してしまうなどの不具合が
あり、また設置スペ−スが装置本体の投影面積よりかな
り広めであることを要し、装置の小型化のためには大き
なネックになっている。

【０００４】そこで、画像形成装置の占有スペ−スを縮
小化し、かつその設置の自由度を増やすべく、シ−ト上
に画像を形成する作像エンジンと、当該作像エンジンで
画像形成されたシ−トを排出するシ−ト排出手段と、当
該シ−ト排出手段により排出されたシ−トを積載するシ
−ト積載部を上記作像エンジンの上方に形成する作像エ
ンジン筐体と、シ−ト積載部の上方に空間を隔てて配置
され、原稿画像情報を電気信号に変換して上記作像エン
ジンに供給するスキャナ手段と、当該スキャナ手段を上
記シ−ト積載部の上方に空間を隔てて支持する支持手段
とを有してなる画像形成装置が提案されている。

【０００５】このように、作像部とスキャナ部との間に
用紙を排出する所謂ウイングレス型装置は、装置筐体側
に排紙トレイを張り出す必要がないので、上記した外付
け排紙トレイの疎ましさが解消され、装置の設置スペ−
スの制約を減らすことができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、胴内
排紙させることで排紙トレイを無くすことができるの
で、画像形成装置の占有スペ−スを縮小化し、かつその
設置の自由度を増やすことが可能になった。しかし今
日、ＳＯＨＯなどの環境ではより装置の小型化が期待さ
れている。つまり、幅方向のダウンサイジングはもとよ
り、高さ方向のダウンサイジングへも関心が高まってい
る。

【０００７】装置の高さ方向を低くする手段の一つとし
て、排紙シ−トの積載部を狭くすることが考えられる。
排紙されたシ−トをすぐに取り除くことを考えれば、排
紙積載部の高さをそれほど高くしておく必要がないとい
う発想である。最近の装置では、スキャナ部の底カバ−
を排除して少しでも積載枚数を稼ごうとするものも見ら
れる。そうした場合、スキャナ底板に穴部、突起部があ
ると、排紙したシ−トが穴部、突起部に引っ掛かり、シ
−トがジャムったり、破れたりすることが考えられる。
これを防止するために、樹脂のカバ−を設けたり、排紙
されるシ−トがスキャナ部底板に当たらないように胴内
排紙部を大きく設計しておくなどの方法が取られてい
る。これらの方法は、コストがかかり、装置自体の大き
さを小さくできないなどのデメリットがある。

【０００８】そこで本発明は、作像部とその上方に配置
されたスキャナ部の装置筐体内空間に被転写体を排紙し
ても、ジャム等の発生を防止して、被転写体の積載枚数
を減少することなく小型化が可能で、低コストの画像形
成装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の本発明は、作像部とスキャナ部との空間
に被転写体を排出して画像を形成する画像形成装置にお
いて、被転写体に画像情報を形成する作像部と、上記作
像部を内包する装置筐体と、上位装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して上記作像部に供給するスキャナ部と、上
記スキャナ部と上記作像部との空間に被転写体を排出す
る排紙部と、上記排紙部の上部に配置されて排紙される
被転写体と接するスキャナ部底板と、上記スキャナ部底
板の排紙される被転写体と接する接触領域面内と、上記
接触領域面内外の接触領域面外に障害形状部の全部又は
一部を配置した画像形成装置であることを最も主要な特
徴とする。

【００１０】請求項２の本発明は、請求項１に記載の画
像形成装置において、接触領域面内は、障害形状部より
も排紙される被転写体の排紙方向の上流側にリブ形状の
突起部からなる画像形成装置であることを主要な特徴と
する。

【００１１】請求項３の本発明は、請求項２に記載の画
像形成装置において、リブ形状の突起部は、少なくと
も、障害形状部よりも先に排紙される被転写体に接する
位置に配置されている画像形成装置であることを主要な
特徴とする。

【００１２】請求項４の本発明は、請求項２又は３に記
載の画像形成装置において、リブ形状の突起部は、被転
写体の排紙方向の排出方向上流側よりも下流側の方が接
触領域面内下より突起している画像形成装置であること
を主要な特徴とする。

【００１３】請求項５の本発明は、請求項２、３又は４
に記載の画像形成装置において、リブ形状の突起部は、
被転写体の排紙方向の排出方向上流側よりも下流側の方
が接触領域面内上の幅が広がっている画像形成装置であ
ることを主要な特徴とする。

【００１４】請求項６の本発明は、請求項２、３、４又
は５に記載の画像形成装置において、リブ形状の突起部
は、スキャナ部底板に他の部材を設置した設置部である
画像形成装置であることを主要な特徴とする。

【００１５】請求項７の本発明は、請求項２、３、４又
は５に記載の画像形成装置において、リブ形状の突起部
は、スキャナ部底板の切り曲げ形状部である画像形成装
置であることを主要な特徴とする。

【００１６】請求項８の本発明は、請求項２、３、４又
は５に記載の画像形成装置において、リブ形状の突起部
は、スキャナ部底板の絞り形状部である画像形成装置で
あることを主要な特徴とする。

【００１７】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。

【００１８】図１と図２において、作像部とスキャナ部
との空間に被転写体を排出して画像を形成する画像形成
装置０は、被転写体（Ｐ）の転写紙に画像情報を形成す
る作像部１と、上記作像部１を内包する装置筐体０ａ
と、上位装置筐体０ａの上方に空間を隔てて配設されて
オリジナル画像情報を読み取り電気信号に変換して上記
作像部１に供給するスキャナ部２と、上記スキャナ部２
と上記作像部１との空間に被転写体（Ｐ）の転写紙を排
出する排紙部３と、上記排紙部３の上部に配置されて排
紙される被転写体（Ｐ）の転写紙と接するスキャナ部底
板４と、上記スキャナ部底板４の排紙される被転写体
（Ｐ）の転写紙と接すると、上記接触領域面内４ａ外の
接触領域面外４ｂに障害形状部５の全部又は一部を配置
して、作像部とその上方に配置されたスキャナ部の装置
筐体内空間に被転写体を排紙しても、ジャム等の発生を
防止して、被転写体の積載枚数を減少することなく小型
化が可能で、低コストである。

【００１９】上記画像形成装置０のほぼ中央部には、上
記作像部１が配置され、そのすぐ下方に給紙部７が位置
する。上記給紙部７は２段の給紙カセットからなるよう
に図示されているが、必要に応じてカセット数を増減す
ることは自在である。

【００２０】上記作像部１の上方には空間を隔てて原稿
読み取りのための上記スキャナ部２が設けられている。
上記作像部１と上記スキャナ部２との間の空間部が上記
排紙部３として形成され、画像複写された被転写体
（Ｐ）の転写用紙を排紙するようになっている。上記排
紙部３は２段の排紙部からなるように図示されている
が、必要に応じて排紙部を増減することは自在である。

【００２１】上記作像部１内では、例えば、有機感光体
からなる上記感光体ドラム８の周囲に、上記感光体ドラ
ム８の表面に帯電処理を行う帯電ロ−ラ９、画像情報を
上記感光体ドラム８にレ−ザ光で照射する露光装置１
０、上記感光体ドラム８上の静電潜像を可視像化する現
像装置１１、上記感光体ドラム８上のトナ−像を被転写
体（Ｐ）の転写用紙に転写する転写ロ−ラ１２、上記感
光体ドラム８上の残留トナ−を除去回収するクリ−ニン
グ装置１３等が配置されている。

【００２２】更に、画像転写後の被転写体（Ｐ）の転写
用紙に対して定着処理を施す定着装置１４が、それら電
子写真プロセス手段の被転写体（Ｐ）の転写用紙搬送下
流に配設されている。

【００２３】２段の給紙カセットからなる上記給紙部７
は、それぞれの給紙カセット７ａに異なるサイズの、あ
るいは載置向きの異なる被転写体（Ｐ）の転写用紙を収
納している。

【００２４】上記給紙カセット７ａ内には、呼び出しロ
−ラ２３へ用紙先端を持ち上げるための底板７ｃが取り
付けられている。呼び出しロ−ラ７ｂによって上記給紙
カセット７ａ内から引き出された被転写体（Ｐ）の転写
用紙は、送り出しロ−ラ７ｄを介してレジストロ−ラ１
５へ引き渡される。

【００２５】場合によっては、上記作像部１の上記装置
筐体０ａ側方に蝶番支持され回動開閉自在な手差しトレ
イ７ｅから上記レジストロ−ラ１５へ給紙される。

【００２６】上記スキャナ部２では、コンタクトガラス
２ａ上に載置された図示しない原稿の読取走査を行うた
めに、原稿照明用光源とミラ−よりなる読み取り走行体
２ｂが移動するようになっている。

【００２７】上記読み取り走行体２ｂにより走査された
画像情報は、レンズの後方に設けられた画像読取装置２
ｃに、画像信号として読み込まれる。読み込まれた画像
信号は、デジタル化されて画像処理される。画像処理さ
れた信号に基づいて、上記露光装置１０の図示しないレ
−ザ−ダイオ−ド（ＬＤ）を駆動し、このレ−ザ−ダイ
オ−ド（ＬＤ）からのレ−ザ−光をポリゴンミラ−で反
射した後、ミラ−を介して、上記感光体ドラム８上に照
射して、上記感光体ドラム８上に静電潜像を形成する。

【００２８】上記作像部１上の上記排紙部３は、図１で
見て正面を除く三方が上記装置筐体０ａの一部を形成す
る壁面によって取り囲まれて構成されており、上記スキ
ャナ部２を上方に持ち上げ支持する状態となっている。
その結果、画像形成された被転写体（Ｐ）の転写用紙は
上記画像形成装置０の胴内に排紙されることになる。

【００２９】上記排紙部３には、上記装置筐体０ａ上面
に形成された排紙トレイ３ａの他に、排紙ジョガ−付き
ビントレイ３ｂが備えられている。

【００３０】上記ビントレイ３ｂは、図示の矢印Ａ方向
に移動可能で、排紙空間の程度に応じて任意に増やすこ
とが可能である。

【００３１】上記帯電ロ−ラ９によって上記感光体ドラ
ム８の表面を均一に帯電し、上記スキャナ部２で読み取
られた画像処理された信号に基づき露光装置１０での光
照射によって静電潜像を上記感光体ドラム８表面に形成
する。

【００３２】次いで、上記感光体ドラム８に形成された
静電潜像が上記現像装置１１の対向位置を通過する際に
トナ−付着によって、上記感光体ドラム８に形成された
静電潜像が可視像化される。

【００３３】上記給紙部７の上記給紙カセット７ａ、又
は、上記手差しトレイ７ｅからタイミングを合わせて搬
送されてきた被転写体（Ｐ）の転写用紙に可視像が重ね
られ、上記転写ロ−ラ１２を用いて、被転写体（Ｐ）の
転写用紙に上に転写される。

【００３４】転写されたトナ−像は上記定着装置１４を
通過することによって被転写体（Ｐ）の転写用紙上に固
着される。

【００３５】一方、転写処理後の上記感光体ドラム８は
上記クリ−ニング装置１３によって残留トナ−を除去さ
れ、上記感光体ドラム８上の残留電荷は図示しない除電
装置によって除電される。トナ−像を定着された被転写
体（Ｐ）の転写用紙は、上記排紙部３の上記排紙トレイ
３ａ、上記ビントレイ３ｂ、開放された最外側カバ−３
ｃのいずれかに排出されるようになっている。

【００３６】図３乃至図６において、上記スキャナ部２
の底面に配置された上記スキャナ部底板４の上記接触領
域面内４ａが排紙される被転写体（Ｐ）の転写用紙との
接触領域である。

【００３７】上記接触領域面内４ａの幅方向は、搬送・
排紙時のスキュ−を考慮して最大転写用紙よりも若干大
き目に設定する。

【００３８】長手方向は、排紙ロ−ラ３ｄのすぐ後ろか
ら被転写体（Ｐ）の転写用紙先端が到達するまでの間に
設定する。

【００３９】上記接触領域面内４ａに従来は配置されて
いた上記障害形状部５の穴５ａ、又は、螺子等の突起５
ｂの全部、又は、一部は上記接触領域面外４ｂに配置さ
れている。

【００４０】上記接触領域面内４ａに上記障害形状部５
の上記穴５ａが存在する場合、上記障害形状部５の上記
穴５ａより、被転写体（Ｐ）の転写用紙の排紙方向、図
示の矢印Ｂ方向の上流側数ｍｍから数十ｍｍの位置に、
リブ形状の突起部６の上記スキャナ部底板４に他の部材
を設置した設置部６ａが設けられている。

【００４１】上記リブ形状の突起部６の上記スキャナ部
底板４に他の部材を設置した上記設置部６ａの形状とし
て、被転写体（Ｐ）の転写用紙の排紙方向の図示の矢印
Ｂ方向の上流側から徐々に、上記接触領域面内４ａ下よ
り突起して高くなるようになっている。上記リブ形状の
突起部６の上記設置部６ａの高さは排紙する被転写体
（Ｐ）の転写用紙のコシの強さによって適当に選択され
る。

【００４２】上記リブ形状の突起部６の上記スキャナ部
底板４に他の部材を設置した上記設置部６ａを、図４に
おいては、別部材で作り貼付するように描いているが、
上記スキャナ部底板４が樹脂の場合は樹脂で成形しても
問題が無く、上記スキャナ部底板４をきり曲げる切り曲
げ形状部６ｂにしても、上記スキャナ部底板４を絞る絞
り形状部６ｃにしても問題が無い。

【００４３】上記接触領域面内４に上記障害形状部５の
上記突起５ｂの突起５ｂ１が存在する場合、上記障害形
状部５の上記突起５ｂより、被転写体（Ｐ）の転写用紙
の排紙方向、図示の矢印Ｂ方向の上流側であり、被転写
体（Ｐ）の転写用紙サイズ毎に接する位置近傍に上記リ
ブ形状の突起部６の上記スキャナ部底板４に他の部材を
設置した上記設置部６ａ、又は、図５に図示するような
上記スキャナ部底板４を切り曲げた切り曲げ形状部６ｂ
を設けられている。

【００４４】上記リブ形状の突起部６の上記絞り形状部
６ｃは、図３に図示するように、被転写体（Ｐ）の転写
用紙の排紙方向、図示の矢印Ｂ方向の上流側より下流側
の方がリブの幅が広くなるように設定されて、上記絞り
形状部６ｃの断面は、図６に図示すように被転写体
（Ｐ）の転写用紙の排紙方向、図示の矢印Ｂ方向の上流
側より下流側の方が上記接触領域面内４ａ下より突起し
て高くなるようになっていて、排紙される被転写体
（Ｐ）の転写用紙が上記障害形状部５の上記突起５ｂの
突起５ｂ２にぶつからないような高さに設定されて、上
記絞り形状部６ｃの幅は、上記障害形状部５の上記突起
５ｂの上記突起５ｂ２にの大きさを考慮して任意に設定
される。

【００４５】上記のリブ形状の突起部６の各上記絞り形
状部６ｃ、上記切り曲げ形状部６ｂ、上記設置部６ａ
は、上記スキャナ部底板４の絞り（図６を参照）、上記
スキャナ部底板４の切り曲げ（図５を参照）により形成
されるか、樹脂等の別部材を接着（図４を参照）、溶
着、勘合、圧入する事により設置する。溶着、勘合、圧
入する方法については図示していないが、リブにボスを
立てて熱溶着したり、上記スキャナ部底板４に穴を開け
てリブを勘合して取り付けたり、圧入したりして取り付
けることができる。

【００４６】上記リブ形状の突起部６の各上記絞り形状
部６ｃ、上記切り曲げ形状部６ｂ、上記設置部６ａは、
上述したように製作するが、上記切り曲げ形状部６ｂの
場合、バリにより被転写体（Ｐ）の転写用紙が引っかか
ることが考えられるため、バリ方向を被転写体（Ｐ）の
転写用紙と接する面と逆にしておく。

【００４７】又、上記絞り形状部６ｃを製作する場合
は、表面粗さにより被転写体（Ｐ）の転写用紙が引っか
かることがあるので、適当な表面粗さを選択する。

【００４８】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項１の発明によれば、被転写体に画像
情報を形成する作像部を内包する装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して作像部に供給するスキャナ部と作像部と
の空間に被転写体を排出する排紙部の上部に配置されて
排紙される被転写体と接するスキャナ部底板の排紙され
る被転写体と接する接触領域面内の外に障害形状部の全
部又は一部を配置して画像を形成するようにしたので、
作像部とその上方に配置されたスキャナ部の装置筐体内
空間に被転写体を排紙しても、ジャム等の発生を防止し
て、被転写体の積載枚数を減少することなく小型化が可
能で、低コストの画像形成装置を提供することが出来る
ようになった。

【００４９】請求項２の発明によれば、被転写体に画像
情報を形成する作像部を内包する装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して作像部に供給するスキャナ部と作像部と
の空間に被転写体を排出する排紙部の上部に配置されて
排紙される被転写体と接するスキャナ部底板の排紙され
る被転写体と接する接触領域面内の外に障害形状部の全
部又は一部を配置すると共に接触領域面内は障害形状部
よりも排紙される被転写体の排紙方向の上流側にリブ形
状の突起部からなるようにして画像を形成するようにし
たので、作像部とその上方に配置されたスキャナ部の装
置筐体内空間に被転写体を排紙して接触領域面内に障害
形状部の一部が配置された場合にも、被転写体の障害形
状部に引っ掛かりによる傷やジャム等の発生を防止し
て、被転写体の積載枚数を減少することなく小型化が可
能で、低コストの画像形成装置を提供することが出来る
ようになった。

【００５０】請求項３の発明によれば、被転写体に画像
情報を形成する作像部を内包する装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して作像部に供給するスキャナ部と作像部と
の空間に被転写体を排出する排紙部の上部に配置されて
排紙される被転写体と接するスキャナ部底板の排紙され
る被転写体と接する接触領域面内の外に障害形状部の全
部又は一部を配置すると共に接触領域面内は障害形状部
よりも排紙される被転写体の排紙方向の上流側に少なく
とも障害形状部よりも先に排紙される被転写体に接する
位置に配置されているリブ形状の突起部からなるように
して画像を形成するようにしたので、作像部とその上方
に配置されたスキャナ部の装置筐体内空間に被転写体を
排紙して接触領域面内に障害形状部の一部が配置された
場合にも、被転写体の障害形状部に引っ掛かりによる傷
やジャム等の発生を確実に防止して、被転写体の積載枚
数を減少することなく小型化が可能で、低コストの画像
形成装置を提供することが出来るようになった。

【００５１】請求項４の発明によれば、被転写体に画像
情報を形成する作像部を内包する装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して作像部に供給するスキャナ部と作像部と
の空間に被転写体を排出する排紙部の上部に配置されて
排紙される被転写体と接するスキャナ部底板の排紙され
る被転写体と接する接触領域面内の外に障害形状部の全
部又は一部を配置すると共に接触領域面内は障害形状部
よりも排紙される被転写体の排紙方向の上流側に被転写
体の排紙方向の排出方向上流側よりも下流側の方が接触
領域面内下より突起しているリブ形状の突起部からなる
ようにして画像を形成するようにしたので、作像部とそ
の上方に配置されたスキャナ部の装置筐体内空間に被転
写体を排紙して接触領域面内に障害形状部の一部が配置
された場合にも、被転写体の障害形状部に引っ掛かりに
よる傷やジャム等の発生を確実に防止して、被転写体の
積載枚数を減少することなく小型化が可能で、低コスト
の画像形成装置を提供することが出来るようになった。

【００５２】請求項５の発明によれば、被転写体に画像
情報を形成する作像部を内包する装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して作像部に供給するスキャナ部と作像部と
の空間に被転写体を排出する排紙部の上部に配置されて
排紙される被転写体と接するスキャナ部底板の排紙され
る被転写体と接する接触領域面内の外に障害形状部の全
部又は一部を配置すると共に接触領域面内は障害形状部
よりも排紙される被転写体の排紙方向の上流側に被転写
体の排紙方向の排出方向上流側よりも下流側の方が接触
領域面内上の幅が広がっているリブ形状の突起部からな
るようにして画像を形成するようにしたので、作像部と
その上方に配置されたスキャナ部の装置筐体内空間に被
転写体を排紙して接触領域面内に障害形状部の一部が配
置された場合にも、被転写体の障害形状部に引っ掛かり
による傷やジャム等の発生を確実に防止して、被転写体
の積載枚数を減少することなく小型化が可能で、低コス
トの画像形成装置を提供することが出来るようになっ
た。

【００５３】請求項６の発明によれば、被転写体に画像
情報を形成する作像部を内包する装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して作像部に供給するスキャナ部と作像部と
の空間に被転写体を排出する排紙部の上部に配置されて
排紙される被転写体と接するスキャナ部底板の排紙され
る被転写体と接する接触領域面内の外に障害形状部の全
部又は一部を配置すると共に接触領域面内は障害形状部
よりも排紙される被転写体の排紙方向の上流側にスキャ
ナ部底板に他の部材を設置した設置部であるリブ形状の
突起部からなるようにして画像を形成するようにしたの
で、簡単な構造で加工も簡単で、作像部とその上方に配
置されたスキャナ部の装置筐体内空間に被転写体を排紙
して接触領域面内に障害形状部の一部が配置された場合
にも、被転写体の障害形状部に引っ掛かりによる傷やジ
ャム等の発生を防止して、被転写体の積載枚数を減少す
ることなく小型化が可能で、更に低コストの画像形成装
置を提供することが出来るようになった。

【００５４】請求項７の発明によれば、被転写体に画像
情報を形成する作像部を内包する装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して作像部に供給するスキャナ部と作像部と
の空間に被転写体を排出する排紙部の上部に配置されて
排紙される被転写体と接するスキャナ部底板の排紙され
る被転写体と接する接触領域面内の外に障害形状部の全
部又は一部を配置すると共に接触領域面内は障害形状部
よりも排紙される被転写体の排紙方向の上流側にスキャ
ナ部底板の切り曲げ形状部であるリブ形状の突起部から
なるようにして画像を形成するようにしたので、簡単な
構造で加工も簡単で、作像部とその上方に配置されたス
キャナ部の装置筐体内空間に被転写体を排紙して接触領
域面内に障害形状部の一部が配置された場合にも、被転
写体の障害形状部に引っ掛かりによる傷やジャム等の発
生を防止して、被転写体の積載枚数を減少することなく
小型化が可能で、更に低コストの画像形成装置を提供す
ることが出来るようになった。

【００５５】請求項８の発明によれば、被転写体に画像
情報を形成する作像部を内包する装置筐体の上方に空間
を隔てて配設されてオリジナル画像情報を読み取り電気
信号に変換して作像部に供給するスキャナ部と作像部と
の空間に被転写体を排出する排紙部の上部に配置されて
排紙される被転写体と接するスキャナ部底板の排紙され
る被転写体と接する接触領域面内の外に障害形状部の全
部又は一部を配置すると共に接触領域面内は障害形状部
よりも排紙される被転写体の排紙方向の上流側にスキャ
ナ部底板の絞り形状部であるリブ形状の突起部からなる
ようにして画像を形成するようにしたので、簡単な構造
で加工も簡単で、作像部とその上方に配置されたスキャ
ナ部の装置筐体内空間に被転写体を排紙して接触領域面
内に障害形状部の一部が配置された場合にも、被転写体
の障害形状部に引っ掛かりによる傷やジャム等の発生を
防止して、被転写体の積載枚数を減少することなく小型
化が可能で、更に低コストの画像形成装置を提供するこ
とが出来るようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置を説
明する説明図である。

【図２】図１のＷ−Ｗ線の部分断面図である。

【図３】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主
要部を説明する説明図である。

【図４】図３のＸ−Ｘ線の拡大断面図である。

【図５】図３のＹ−Ｙ線の拡大断面図である。

【図６】図３のＺ−Ｚ線の拡大断面図である

【符号の説明】

０ 画像形成装置 ０ａ 装置筐体 １ 作像部 ２ スキャナ部 ２ａ コンタククトガラス ２ｂ 読み取り走行体 ２ｃ 画像読取装置 ３ 排紙部 ３ａ 排紙トレイ ３ｂ ビントレイ ３ｃ 最外側カバー ３ｄ 排紙ローラ ４ スキャナ部底板 ４ａ 接触領域面内 ４ｂ 接触領域面外 ５ 障害形状部 ５ａ 穴 ５ｂ 突起 ５ｂ１ 突起 ５ｂ２ 突起 ６ リブ形状の突起部 ６ａ 設置部 ６ｂ 切り曲げ形状部 ６ｃ 絞り形状部 ７ 給紙部 ７ａ 給紙カセット ７ｂ 呼び出しローラ ７ｃ 底板 ７ｄ 送り出しローラ ７ｅ 手差しトレイ ８ 感光体ドラム ９ 帯電ローラ １０ 露光装置 １１ 現像装置 １２ 転写ローラ １３ クリーニング装置 １４ 定着装置 １５ レジストローラ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 作像部とスキャナ部との空間に被転写体
   を排出して画像を形成する画像形成装置において、被転
   写体に画像情報を形成する作像部と、上記作像部を内包
   する装置筐体と、上位装置筐体の上方に空間を隔てて配
   設されてオリジナル画像情報を読み取り電気信号に変換
   して上記作像部に供給するスキャナ部と、上記スキャナ
   部と上記作像部との空間に被転写体を排出する排紙部
   と、上記排紙部の上部に配置されて排紙される被転写体
   と接するスキャナ部底板と、上記スキャナ部底板の排紙
   される被転写体と接する接触領域面内と、上記接触領域
   面内外の接触領域面外に障害形状部の全部又は一部を配
   置したことを特徴とする画像形成装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の画像形成装置におい
   て、接触領域面内は、障害形状部よりも排紙される被転
   写体の排紙方向の上流側にリブ形状の突起部からなるこ
   とを特徴とする画像形成装置。
3. 【請求項３】 請求項２に記載の画像形成装置におい
   て、リブ形状の突起部は、少なくとも、障害形状部より
   も先に排紙される被転写体に接する位置に配置されてい
   ることを特徴とする画像形成装置。
4. 【請求項４】 請求項２又は３に記載の画像形成装置に
   おいて、リブ形状の突起部は、被転写体の排紙方向の排
   出方向上流側よりも下流側の方が接触領域面内下より突
   起していることを特徴とする画像形成装置。
5. 【請求項５】 請求項２、３又は４に記載の画像形成装
   置において、リブ形状の突起部は、被転写体の排紙方向
   の排出方向上流側よりも下流側の方が接触領域面内上の
   幅が広がっていることを特徴とする画像形成装置。
6. 【請求項６】 請求項２、３、４又は５に記載の画像形
   成装置において、リブ形状の突起部は、スキャナ部底板
   に他の部材を設置した設置部であることを特徴とする画
   像形成装置。
7. 【請求項７】 請求項２、３、４又は５に記載の画像形
   成装置において、リブ形状の突起部は、スキャナ部底板
   の切り曲げ形状部であることを特徴とする画像形成装
   置。
8. 【請求項８】 請求項２、３、４又は５に記載の画像形
   成装置において、リブ形状の突起部は、スキャナ部底板
   の絞り形状部であることを特徴とする画像形成装置。