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JP4835956B2 - 電池 - Google Patents

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JP4835956B2 JP2008173147A JP2008173147A JP4835956B2 JP 4835956 B2 JP4835956 B2 JP 4835956B2 JP 2008173147 A JP2008173147 A JP 2008173147A JP 2008173147 A JP2008173147 A JP 2008173147A JP 4835956 B2 JP4835956 B2 JP 4835956B2
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Description

本発明は、電池に関する。詳しくは、扁平状に捲回されてなる扁平捲回電極体を備えた電池の構造に関する。
近年、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池その他の二次電池は、車両搭載用電源、或いはパソコンおよび携帯端末の電源として重要性が高まっている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン電池は、車両搭載用の高容量電源として好ましく用いられるものとして期待されている。
このような高容量なリチウムイオン電池の典型例の一つとして、渦巻き状構造を有する電極体(捲回型電極体)を備えた電池がある。すなわち、正極シートと負極シートとをセパレータシートを介して対向するように重ねて配置し、これをさらに渦巻き状に捲回することによって正負極の反応面積を大きくすることができ、これによってエネルギー密度を増大して高容量化を図ることができる。
上述した捲回電極体においては、電池を構成するにあたり角型の電池ケース(典型的には扁平形状の箱型ケース)に収容される場合があるが、かかる場合には、該捲回電極体を両側からプレスして扁平形状となるように成形した上で角型電池ケースに挿入される。例えば、特許文献1には、捲回電極体を扁平状に加圧成形する際に捲回電極体が巻き解れないように、該捲回電極体の最外周に巻止めテープを貼着した電池が開示されている。なお、扁平形捲回電極体に関する他の従来技術としては例えば特許文献2〜4が挙げられる。
特開2007−242519号公報 特開2005−222887号公報 特開2004−47332号公報 特開2007−26939号公報
しかしながら、上述した巻止めテープは、扁平捲回電極体の最外周の巻き解れを抑止するためのものであり、該巻止めテープの貼着だけでは捲回電極体にかかる適正な面圧を維持することは難しくなる。すなわち、充電時に扁平捲回電極体が膨張すると、該電極体の膨張に伴う圧力は正極シート及び負極シートの巻き終わり端部(シート長手方向における外周側の終端位置をいう。以下同じ。)に特に大きく加わることとなるが、巻止めテープの貼着だけでは捲回電極体の膨張方向に作用する圧力を押え付けることができず、正極シート及び負極シートの巻き終わり端部が弛みがちとなる。
一例として図10に従来の扁平捲回電極体1の要部断面を示す。ここでは負極シート2が正極シート3よりも外周側を捲回するように配置されている。そして、負極シート2の巻き終わり端部4および正極シート3の巻き終わり端部5は、扁平捲回電極体1の同一の曲率部(捲回R部)6に配置されている。この場合、充電時に扁平捲回電極体1が膨張すると、負極シート2の巻き終わり端部4及び正極シート3の巻き終わり端部5がそれぞれ弛みがちとなるが、特に内周側に配置された正極シート3の巻き終わり端部5が弛むと、負極シート2と正極シート3とが対向している部分の面圧が不均一になるため、正極−負極間の電極反応が不均一に進行することとなる。このように正極−負極間の電極反応が不均一に進行すると、サイクル耐久における電池寿命を低下させる場合があるため望ましくない。
本発明はかかる点に鑑みてなされてものであり、その主な目的は、扁平捲回電極体にかかる面圧を安定に保持することができる扁平捲回電極体を備えた電池を提供することである。
本発明によって提供される電池は、第1の電極シートと第2の電極シートとがセパレータシートを介して扁平状に捲回されて成る扁平捲回電極体であって二つの捲回ストレート部と二つの捲回R部とから構成される扁平捲回電極体と、該扁平捲回電極体を収容する電池ケースとを備えた電池である。上記第1の電極シート及び上記第2の電極シートは、それぞれ集電体の両面に電極活物質層が付与されて形成されている。上記第1の電極シートは、上記扁平捲回電極体において上記第2の電極シートよりも外周側を捲回するように配置されている。ここで上記第1の電極シートは、上記第2の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部を巻き込むように捲回されている。そして、該第1の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、該第2の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されているいずれかの捲回ストレート部又は捲回R部を越えて次の捲回ストレート部(即ち捲回方向の先方にある最初の捲回ストレート部)に到達又は該次の捲回ストレート部を通過して(捲回方向のさらに先方に)配置されていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、第1の電極シートは、第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部を巻き込むように捲回され、且つ、第1の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部は、第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されているいずれかの捲回ストレート部又は捲回R部を越えて次の捲回ストレート部に到達又は該次の捲回ストレート部も通過して捲回・配置されているので、第1の電極シートによって第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部を適当なテンションで巻き締めることができ、該第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部にかかる面圧を安定に保持することができる。
加えて、第1の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部は、第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されているいずれかの捲回ストレート部又は捲回R部を越えて少なくとも次の捲回ストレート部に到達又は該次の捲回ストレート部も通過して捲回・配置されているので、第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部を巻き込んだ第1の電極シートを、電池ケースの内壁側面によって押さえ込むことができる。これにより、充電時に扁平捲回電極体が膨張する方向に力が作用した場合でも、第1の電極シートを確実に保持することができる。
すなわち、上記構成によれば、扁平捲回電極体が膨張・収縮を繰り返す場合でも、第1の電極シートの安定した締め付け力によって第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部にかかる面圧を安定に(均一に)保つことができ、正極−負極間の電極反応を均一に進行させることができる。その結果、良好な電池性能(例えばサイクル特性)を有する電池を提供することができる。
ここで開示される電池の好ましい一態様では、上記第2の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、いずれか一方の捲回R部に配置されている。そして、上記第1の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、該第2の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されていない他方の捲回R部に配置されている。かかる構成によれば、第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部を一方の捲回R部に配置し、第1の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部を他方の捲回R部に配置することにより、扁平捲回電極体の捲回ストレート部に余分なエッジ(すなわち第1の電極シートの巻き終わり端部)が形成されない。そのため、扁平捲回電極体が膨張する方向に力が作用した際、電池ケースによって、扁平捲回電極体の捲回ストレート部に均一な荷重を加えることができる。したがって、正極−負極間の電極反応をさらに均一に進行させることができ、電池性能(例えばサイクル充放電特性など)がさらに良好になる。
ここで開示される電池の好ましい一態様では、上記第2の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、いずれか一方の捲回ストレート部に配置されている。そして、上記第1の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、該第2の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されていない他方の捲回ストレート部に配置されている。かかる構成によれば、外周側の第1の電極シートに本発明の目的に適した好ましいテンションを付与することができ、これによって第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部を確実に保持することができる。
ここで開示される電池の好ましい一態様では、上記第2の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、いずれか一方の捲回R部に配置されている。そして、上記第1の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、該第2の電極シートの上記電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されている捲回R部を越えて次の捲回ストレート部(即ち捲回方向の先方にある捲回ストレート部)に配置されている。かかる構成によれば、外周側の第1の電極シートに本発明の目的に適した好ましいテンションを付与することができ、これによって第2の電極シートの電極活物質層を含む巻き終わり端部を確実に保持することができる。
また、本発明は、上記記載の電池を単電池として複数備えてなる組電池を提供する。上記複数の単電池は、該単電池それぞれの電池ケースに収容される上記扁平捲回電極体の捲回ストレート部がそれぞれ対向する向きに配列されている。上記配列方向に拘束力が加わるように、各単電池の電池ケースの外側に拘束部材が装着されている。そして、上記拘束力によって各単電池の上記扁平捲回電極体における第1の電極シートの捲回状態が保持されることを特徴とする。
本発明の組電池の構成によれば、拘束部材の拘束力によって扁平捲回電極体を構成する第1の電極シートを所定の捲回状態で強固に保持することができる。したがって、充放電に伴って扁平捲回電極体が膨張・収縮を繰り返す場合であっても、第1の電極シートの安定した締め付け力によって第2の電極シートの巻き終わり端部にかかる面圧をさらに安定に(均一に)保つことができ、両電極シート間の電極反応を均一化させることができる。したがって、上記構成によれば、良好な電池性能(例えばサイクル特性など)を有する単電池を備えた組電池を提供することができる。
図面を参照しながら本発明による好適な幾つかの実施の形態を説明する。以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。なお、以下、角形リチウムイオン二次電池100を例にして本発明の電池の構造について詳細に説明するが、本発明をかかる実施形態に記載されたものに限定することを意図したものではない。また各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
(実施形態1)
まず、図1および図2を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る角形リチウムイオン二次電池100の構成について説明する。図1は、本実施形態1に係る電池100の外観を模式的に示す斜視図であり、図2は図1のII−II断面を模式的に示す断面図である。電池100は、扁平状に捲回された扁平捲回電極体10と、該扁平捲回電極体10を収容する電池ケース50とを備える。
電池ケース50は、後述する扁平捲回電極体10を収容し得る形状を有しており、図示した例では角型(箱型)である。電池ケース50の材質は特に制限されないが、例えば、熱伝導性が良い金属製材料が挙げられる。このような金属製材料として、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケルめっき鋼などを使用することができる。この実施形態1では、電池ケース50は上部開口端を有しており、該上部開口端を介して後述する扁平捲回電極体10を挿入可能になっている。
扁平捲回電極体10は、典型的なリチウムイオン二次電池と同様、所定の電池構成材料(正負極それぞれの活物質、正負極それぞれの集電体、セパレータ等)から構成されている。扁平捲回電極体10は、後述する図3で示すように、第1の電極シート20と第2の電極シート30とがセパレータシート40a、40bを介して捲回されてなる電極体(渦巻状電極体)を側面方向から押しつぶして拉げさせることによって作製され得る。また、扁平捲回電極体10は、図2に示すように(即ち捲回軸方向に対して直交する方向の断面からみてよく判るように)、二つの捲回ストレート部12a、12bと二つの捲回R部14a、14bとから構成されている。
二つの捲回ストレート部12a、12bは、扁平捲回電極体10を構成する外壁側面の扁平部分(平坦部分)に相当し、それぞれ、電池ケース50を構成する内壁側面の幅広な側面52に対向して配置されている。この実施形態1では、二つの捲回ストレート部12a、12bは、扁平捲回電極体10を電池ケース50に収容した状態において、電池ケース50の幅広な側面52と接するように配置される。一方、二つの捲回R部14a、14bは、扁平捲回電極体10を構成する外壁側面の曲率部分(湾曲部分)に相当し、それぞれ、電池ケース50の底面54及び蓋体58に対向して(非接触の状態で)配置されている。この実施形態1では、二つの捲回R部14a、14bは、扁平捲回電極体10を電池ケース50に収容した状態において、電池ケース50の幅広な側面52とは接しないように配置される。
さらに図3および図4を加えて、扁平捲回電極体10の構成について詳述する。本実施形態1に係る扁平捲回電極体10は、図3に示すように、第1の電極シート20と第2の電極シート30とが2枚のセパレータシート40a、40bを介して扁平状に捲回されて成る扁平捲回電極体である。
この実施形態1では、第1の電極シート20は負極シートであり、第2の電極シート30は正極シートである。負極シート20は、長尺シート状の箔状の負極集電体22の両面に電池用負極活物質層24が付着されて形成されている。ただし、負極活物質層24は負極シート20の幅方向の端辺に沿う一方の側縁(図3では上側の側縁部分)には付着されず、負極集電体22を一定の幅にて露出させた負極活物質層非形成部26が形成される。一方、正極シート30も負極シート20と同様に、長尺シート状の箔状の正極集電体32の両面に電池用正極活物質層34が付着されて形成されている。ただし、正極活物質層34は正極シート30の幅方向の端辺に沿う一方の側縁(図3では下側の側縁部分)には付着されず、正極集電体32を一定の幅にて露出させた正極活物質層非形成部36が形成される。
扁平捲回電極体10を作製する際には、まず、セパレータシート40aと負極シート20とセパレータシート40bと正極シート30とをこの順で積層して積層体を形成する。この積層体を形成するに際しては、負極シート20の負極活物質層非形成部(負極集電体22の露出部分)26および正極シート30の正極活物質層非形成部(正極集電体32の露出部分)36がセパレータシート40a、40bから外方にはみ出るように配置する。
次いで、この積層体を円筒状の巻き芯に巻き取りつつ渦巻状に捲回する。このとき、負極シート(第1の電極シート)20が正極シート(第2の電極シート)30よりも外周側を捲回するように配置する。そして、負極シート20、正極シート30および2枚のセパレータシート40a、40bをそれぞれ巻き取り終了時に所定の長さとなるように終端位置で切断し、該終端位置で切断された各シートの巻き終わり端部を巻き取ることにより渦巻状の捲回体を形成する。その際、捲回体が巻き解れないように当該捲回体の最外周に巻止めテープを貼着し、当該扁平捲回電極体の最外周(ここでは一方のセパレータシート)を固定する。
その後、作製した渦巻状の捲回体を側面方向からプレス成形する(典型的には押しつぶして拉げさせる)ことによって、横断面形状が扁平状となった扁平捲回電極体を作製する。このとき、負極シート20の巻き終わり端部28と正極シート30の巻き終わり端部38とが、扁平捲回電極体の最外周部分において後述する所定位置にそれぞれ配置され得るようにしてプレス成形を実行する。このようにして本実施形態1に係る扁平捲回電極体10を作製することができる。なお、扁平捲回電極体10の作製は、上述した渦巻状捲回体を扁平状に押しつぶす方法に制限されず、例えば扁平な巻き芯を用いて初めから扁平状となるように捲回してもよい。
このようにして得られた扁平捲回電極体10の要部断面を図4に示す。図4に示すように、第1の電極シートとしての負極シート20は、扁平捲回電極体10において第2の電極シートとしての正極シート30よりも外周側を捲回するように配置されている。また、負極シート20は、正極シート30の巻き終わり端部38を巻き込むように捲回されている。そして、該負極シート20の巻き終わり端部28は、該正極シート30の巻き終わり端部38が配置されているいずれかの捲回ストレート部又は捲回R部を越えて次の捲回ストレート部(即ち捲回方向90の先方にある少なくとも最初の捲回ストレート部)に到達又は該次の捲回ストレート部を通過して(さらに捲回方向90の先方に)配置されている。
この実施形態1では、正極シート30の巻き終わり端部38は、図面左側の捲回R部14aに配置され、一方、負極シート20の巻き終わり端部28は、図面上側の捲回ストレート部12aに配置されている。すなわち、負極シート20の巻き終わり端部28は、正極シート30の巻き終わり端部38が配置されている図面左側の捲回R部14aを越えて次の捲回ストレート部12a(即ち、捲回方向90の先方にある最初の捲回ストレート部12aであって図面上側の捲回ストレート部12a)に到達するように配置されている。また、この実施形態1では、図面上側の捲回ストレート部12aに配置された負極シート20の巻き終わり端部28は、電池ケース50の幅広な内壁側面52(図面上側の捲回ストレート部12aに対向している内壁側面)によって押さえ付けられ、その配置位置において保持されている。
上述した実施形態1の構成によれば、第1の電極シート(ここでは負極シート)20は、第2の電極シート(ここでは正極シート)30の巻き終わり端部38を巻き込むように捲回され、且つ、第1の電極シート20の巻き終わり端部28は、第2の電極シート30の巻き終わり端部38が配置されている捲回R部14aを越えて次の捲回ストレート部12aに到達するように配置されているので、第1の電極シート20によって第2の電極シート30の巻き終わり端部38を適当なテンションで巻き締めることができ、該第2の電極シート30の巻き終わり端部38にかかる面圧を安定に保持することができる。
加えて、第1の電極シート20の巻き終わり端部28は、第2の電極シート30の巻き終わり端部38が配置されている捲回R部14aを越えて次の捲回ストレート部12aに到達するように配置されているので、第2の電極シート30の巻き終わり端部38を巻き込んだ第1の電極シート20を、電池ケース50の内壁側面52(捲回ストレート部12aに対向している内壁側面)によって押さえ込むことができる。これにより、充電時に扁平捲回電極体10が膨張する方向に力が作用した場合でも、第1の電極シート20を確実に保持することができる。
すなわち、上記構成によれば、扁平捲回電極体10が膨張・収縮を繰り返す場合でも、第1の電極シート20の安定した締め付け力によって第2の電極シート30の巻き終わり端部38にかかる面圧を安定に(均一に)保つことができ、正極−負極間の電極反応を均一に進行させることができる。その結果、良好な電池性能(例えばサイクル特性)を有する電池を提供することができる。
次に、図1〜図3を参照しつつ、本実施形態1に係る電池100を構成する各構成材料について言及する。図3に示すように、扁平捲回電極体10は、負極シート20と正極シート30を計2枚のセパレータシート40a、40bと共に扁平状に捲回してなる扁平捲回電極体10である。
負極シート20の負極活物質層非形成部(負極集電体22の露出部分)26および正極シート30の正極活物質層非形成部(正極集電体32の露出部分)36がセパレータシート40a、40bから外方にはみ出るように捲回された結果として、負極シート20および正極シート30の端の一部がそれぞれ捲回コア部分16(即ち負極シート20の負極活物質層形成部分と正極シート30の正極活物質層形成部分とセパレータシート40a、40bとが密に捲回された部分)から外方にはみ出ている。図1に示すように、かかる負極側はみ出し部分(即ち負極活物質層の非形成部分)18aおよび正極側はみ出し部分(即ち正極活物質層の非形成部分)18bには、負極集電端子80aおよび正極集電端子80bが付設されており、それぞれ負極端子82aおよび正極端子82bと電気的に接続される。この実施形態1では、負極端子82aおよび正極端子82bは、ガスケット(図示せず)を介して電池ケース50の蓋体58にそれぞれ取り付けられている。
なお、かかる扁平捲回電極体10を構成する材料および部材自体は、従来のリチウムイオン電池の電極体と同様でよく、特に制限はない。
例えば負極シート20は長尺状の負極集電体の上にリチウムイオン電池用負極活物質層が付与されて形成され得る。負極集電体22には、銅箔その他の負極に適する金属箔が好適に使用される。負極活物質としては、従来からリチウムイオン電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定することなく使用することができる。好適例として、グラファイトカーボン、アモルファスカーボン等の炭素系材料、リチウム含有遷移金属酸化物や遷移金属窒化物等が挙げられる。例えば、長さ2〜4m(例えば2.9m)、幅8〜12cm(例えば10cm)、厚さ5〜20μm(例えば10μm)程度の銅箔を使用し、その表面の所定領域に常法によって黒鉛を主体とするリチウムイオン電池用負極活物質層(例えば黒鉛98質量%、スチレンブタジエンラバー1質量%、カルボキシメチルセルロース1質量%)を形成することによって好適な負極シート20が得られる。
一方、正極シート30は長尺状の正極集電体の上にリチウムイオン電池用正極活物質層が付与されて形成され得る。正極集電体32には、アルミニウム箔その他の正極に適する金属箔が好適に使用される。正極活物質としては、従来からリチウムイオン電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定することなく使用することができる。好適例として、LiMn、LiCoO、LiNiO等が挙げられる。例えば、長さ2〜4m(例えば2.7m)、幅8〜12cm(例えば10cm)、厚さ5〜20μm(例えば15μm)程度のアルミニウム箔を集電体として使用し、その表面の所定領域に常法によってニッケル酸リチウムを主体とするリチウムイオン電池用正極活物質層(例えばニッケル酸リチウム88質量%、アセチレンブラック10質量%、ポリテトラフルオロエチレン1質量%、カルボキシメチルセルロース1質量%)を形成することによって好適な正極シート30が得られる。
また、正負極シート20、30間に使用される好適なセパレータシート40a、40bとしては多孔質ポリオレフィン系樹脂で構成されたものが挙げられる。例えば、長さ2〜4m(例えば3.1m)、幅8〜12cm(例えば11cm)、厚さ5〜30μm(例えば25μm)程度の合成樹脂製(例えばポリエチレン等のポリオレフィン製)多孔質セパレータシートが好適に使用し得る。
電池ケース50に扁平捲回電極体10とともに収容される電解液としては、例えば非水溶媒に電解質を溶解した非水電解液を使用することができる。非水溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート(EMC)、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン等からなる群から選択された一種または二種以上を用いることができる。また、電解液を構成する電解質(支持塩)としては、フッ素を構成元素とする各種リチウム塩から選択される一種または二種以上を用いることができる。例えば、LiPF,LiBF,LiASF,LiCFSO,LiCSO,LiN(CFSO,LiC(CFSO等からなる群から選択される一種または二種以上を用いることができる。
扁平捲回電極体10を電池ケース50に収容するとともに、上記電解液を注入して封止することによって本実施形態1の電池100が得られる。このようにして得られた電池100を用いて組電池をさらに構築してもよい。すなわち、図5及び図6に示すように、本実施形態に係る電池100を単電池として複数備えてなる組電池200を好ましく構築することができる。この実施形態では、単電池100は、所定方向に配列され且つ該配列方向に荷重が加えられた状態で拘束されている。
詳しくは、複数の単電池100は、それぞれの負極端子82aおよび正極端子82bが交互に配置されるように一つずつ反転させて配置されており、該単電池100それぞれの電池ケース50に収容される扁平捲回電極体10の捲回ストレート部12a、12bがそれぞれ対向する向き(電池ケースの幅広面が向かい合う方向)に配列される。そして、配列方向に拘束力が加わるように、各単電池100の電池ケース50の外側に拘束部材が装着されている。
この実施形態では、拘束部材は、一対の拘束板70a、70bと、スペーサ板76とから構成されている。すなわち、配列した単電池100の周囲には、複数の単電池100をまとめて拘束する拘束板70a、70bが配備され、各単電池100間の間隙には、該単電池100とともに配列方向に荷重が加えられた状態で拘束されるスペーサ板76が配置される。また、一対の拘束板70a、70bを架橋するように締付け用ビーム材72が取り付けられる。そして、ビーム材72の端部をビス74により拘束板70a、70bに締め付け且つ固定することによって上記単電池100をその配列方向に所定の荷重が加わるように拘束することができる。
上記拘束時には、各単電池100の電池ケース側壁がスペーサ板76によって押圧される(即ち荷重がかかる)。そして、図6に示すように、電池ケース側壁を押圧する荷重(拘束力)によって扁平捲回電極体10がさらに扁平状に変形すると共に、該扁平捲回電極体10におけるいずれか一方の捲回ストレート部に配置された負極シート20の巻き終わり端部28(図6では上側の捲回ストレート部12aに配置された負極シート20の巻き終わり端部28)がその配置位置で強固に保持されることとなる。
上記組電池200の構成によれば、拘束部材の拘束力によって扁平捲回電極体10を構成する第1の電極シート(ここでは負極シート)20を強固に保持することができる。したがって、充放電に伴って扁平捲回電極体10が膨張・収縮を繰り返す場合であっても、第1の電極シート20の安定した締め付け力によって第2の電極シート30の巻き終わり端部38にかかる面圧をさらに安定に(均一に)保つことができ、両電極シート20、30間の電極反応を均一化させることができる。すなわち、上記構成によれば、良好な電池性能(例えばサイクル特性など)を有する単電池を備えた組電池200を提供することができる。
続いて、以下に、本発明に係る別の実施形態を示す。なお、上述したように、既述の実施形態1と同一構成部分については、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
(実施形態2)
まず、図7を参照しつつ本発明に係る実施形態2について説明する。この実施形態2では、図7に示すように、第2の電極シート(正極シート)30の巻き終わり端部38は、下側の捲回ストレート部12bに配置され、一方、第1の電極シート(負極シート)20の巻き終わり端部28は、該第2の電極シート30の巻き終わり端部38が配置されていない上側の捲回ストレート部12aに配置されている。すなわち、図7の例では、第1の電極シート20の巻き終わり端部28は、第2の電極シート30の巻き終わり端部38が配置されている捲回ストレート部12bを越えて次の捲回ストレート部12a(即ち捲回方向90の先方にある最初の捲回ストレート部12a)に到達するように配置されている。このような構成であっても、外周側の第1の電極シート(負極シート)20に本発明の目的に適した好ましいテンションを付与することができ、これによって、第2の電極シート(正極シート)30の巻き終わり端部を確実に保持することができる。
(実施形態3)
次に、図8を参照しつつ本発明に係る実施形態3について説明する。この実施形態3では、図8に示すように、第2の電極シート(正極シート)30の巻き終わり端部38は、左側の捲回R部14aに配置され、第1の電極シート(負極シート)20の巻き終わり端部28は、該正極シート30の巻き終わり端部38が配置されていない右側の捲回R部14bに配置されている。すなわち、図8の例では、負極シート20の巻き終わり端部28は、正極シート30の巻き終わり端部38が配置されている左側の捲回R部14aを越えて次の捲回ストレート部12a(捲回方向90の先方にある最初の捲回ストレート部12a)を通過するように配置されている。
かかる構成によれば、第2の電極シート(正極シート)30の巻き終わり端部38を一方の捲回R部14aに配置し、第1の電極シート(負極シート)20の巻き終わり端部28を他方の捲回R部14bに配置しているので、扁平捲回電極体10の捲回ストレート部12aに余分なエッジ(すなわち第1の電極シート20の巻き終わり端部28)が形成されない。そのため、扁平捲回電極体が膨張する方向に力が作用した際、電池ケースによって、扁平捲回電極体10の捲回ストレート部12aに均一な荷重を加えることができる。したがって、正極−負極間の電極反応をさらに均一に進行させることができ、電池性能(例えばサイクル充放電特性など)がさらに良好になる。
本発明に係る扁平捲回電極体を用いて電池を構築することにより、良好なサイクル特性を有する電池を提供し得ることを確認するため実施例として以下の実験を行った。
(実施例1)
負極集電体としての銅箔表面にリチウムイオン電池用負極活物質層が形成された負極シート20と、正極集電体としてのアルミニウム箔表面にリチウムイオン電池用正極活物質層が形成された正極シート30とを、2枚のセパレータシート40a、40bを介して捲回して渦巻状の捲回体を作製した。このとき、負極シート20が正極シート30よりも外周側を捲回するように捲回した。また、負極シート20の終端位置(巻き終わり端部28)が正極シート30の終端位置(巻き終わり端部38)よりも捲回方向90の先方に出るように、負極シート20と正極シート30とを重ね合わせる位置を捲回方向90に少しずらして捲回した。内側に捲回した正極シート30の捲回数は30ターンとなった。
次いで、渦巻状の捲回体を側面方向からプレスすることにより加圧成形し、横断面形状が扁平状となった扁平捲回電極体を作製した。このとき、負極シート20の巻き終わり端部28と、正極シート30の巻き終わり端部38とが図4の位置関係となるようにしてプレス成形した。プレス後の扁平捲回電極体のサイズは40mm×60mmとなった。
そして、得られた扁平捲回電極体に負極集電端子80aおよび正極集電端子80bを溶接し、その後、電解液とともに角型電池ケースに収容することによって評価用リチウムイオン二次電池を構築した。
(実施例2)
捲回の際に負極シート20と正極シート30とを重ね合わせる位置を捲回方向90に所定量だけずらして捲回し、加圧成形の際に負極シート20の巻き終わり端部28と正極シート30の巻き終わり端部38とが図7の位置関係となるようにしてプレス成形したこと以外は、実施例1と同様にして扁平捲回電極体を作製し、試験用リチウムイオン二次電池を構築した。
(実施例3)
捲回の際に負極シート20と正極シート30とを重ね合わせる位置を捲回方向90に所定量だけずらして捲回し、加圧成形の際に負極シート20の巻き終わり端部28と正極シート30の巻き終わり端部38とが図8の位置関係となるようにしてプレス成形したこと以外は、実施例1と同様にして扁平捲回電極体を作製し、試験用リチウムイオン二次電池を構築した。
(実施例4)
試験用電池ケースの両サイドに一対の拘束板を配置し、該電池を側面方向から所定の荷重が加わるようにして拘束したこと以外は、実施例1と同様にして扁平捲回電極体を作製し、試験用リチウムイオン二次電池を構築した。
(比較例)
捲回の際に正極シートと負極シートとを重ね合わせる位置を捲回方向に所定量だけずらして捲回し、加圧成形の際に正極シートの巻き終わり端部と負極シートの巻き終わり端部とが図10の位置関係となる(すなわち負極シート2の巻き終わり端部4と正極シート3の巻き終わり端部5とが同一の捲回R部6に配置される)ようにしてプレス成形したこと以外は、実施例1と同様にして扁平捲回電極体を作製し、試験用リチウムイオン二次電池を構築した。
(サイクル特性試験)
上記作製した試験用電池に対して充放電サイクル試験を行い、各電池の容量維持率を評価した。なお、容量維持率は、初期充電完了後の電池容量を100%として充放電を所定回数繰り返した後での充電完了後の電池容量の比率を示しており、容量維持率が高くなるほどサイクル特性が良好であることを示唆している。ここでは、作製した各試験用電池を20Cの充放電流で充放電サイクルを繰り返し、1000サイクル、2000サイクル、4000サイクル、6000サイクル、8000サイクル、10000サイクル後の電池容量の変化を測定した。その結果を表1に示す。また、表1に示す結果を基にして各実施例および比較例の電池容量の変化(容量維持率)を模式的にグラフ化したものを図9に示す。図9中では、横軸が充放電のサイクル数を、縦軸が容量維持率を表している。
Figure 0004835956
表1および図9から明らかなように、実施例1〜4の測定結果と比較例の測定結果とを比較すると、実施例1〜4の方が比較例よりも同一サイクル数における容量維持率が高くなることが分かった。すなわち、実施例1〜4の電池においては、比較例よりも充放電サイクル特性が改善されサイクル耐久での寿命が向上しているといえる。また、実施例3の電池は、実施例1、2、4よりも容量維持率がさらに高くなることが分かった。このことから、図8のように負極シート20の巻き終わり端部38と正極シート30の巻き終わり端部38とを左右の異なる捲回R部14a、14bに配置することにより、充放電サイクル特性がさらに改善されることが確認された。
なお、本実施形態に係る電池100は、上述したように電池性能(特にサイクル特性)に優れることから自動車等の車両に搭載されるモーター(電動機)用電源として好適に使用し得る。例えば、図5に示した組電池200を電源として備える車両(典型的には自動車、特にハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車のような電動機を備える自動車)を提供することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
例えば、上述した実施形態1〜3では、負極シート(第1の電極シート)が正極シート(第2の電極シート)よりも外周側を捲回するように配置されているが、これらが逆であってもよい。すなわち、正極シート(第1の電極シート)が負極シート(第2の電極シート)よりも外周側を捲回するように配置することもできる



なお、本発明の目的を実現し得る他の形態として、例えば図11に示す構成が挙げられる。ここでは、内側を捲回する第2の電極シート30の巻き終わり端部38は、捲回ストレート部12aに配置されている。そして、外側を捲回する第1の電極シート20の巻き終わり端部28は、第2の電極シート30の巻き終わり端部38が配置されている捲回ストレート部12aを越えてはいるが、次の捲回ストレート部12bに到達することなく、手前の捲回R部14bに配置されている。このような構成の場合でも、第1の電極シート20と第2の電極シート30との位置関係によっては、本発明の目的を実現することができる。
具体的には、第1の電極シート20の巻き終わり端部28が配置された捲回R部14bから見て、第2の電極シート30の巻き終わり端部38を、捲回ストレート部12aを2等分したときの遠い側(図では左側)の捲回ストレート部12aAに配置すればよい。かかる構成によれば、第1の電極シート20のうち第2の電極シート30の巻き終わり端部38よりも捲回方向の先方に出ている部分の長さを、捲回ストレート部12aの2等分の長さよりも大きくすることができ、安定した締付け力が得られる長さにすることができる。その結果、第1の電極シート20によって第2の電極シート30の巻き終わり端部38を安定した締付け力で巻き締めることができる。
なお、図11に示した形態の比較例を図12に示す。ここでは、第1の電極シート20の巻き終わり端部28が配置された捲回R部14bから見て、第2の電極シート30の巻き終わり端部38を、捲回ストレート部12aを2等分したときの近い側(図では右側)の捲回ストレート部12aBに配置している。かかる構成では、第1の電極シート20のうち、第2の電極シート30の巻き終わり端部38よりも捲回方向の先方に出ている部分の長さが短くなりすぎるため、第1の電極シート20によって第2の電極シート30の巻き終わり端部38を安定した締付け力で巻き締めることができない場合があり得る。
本発明の一実施形態に係る電池を模式的に示す斜視図。 図1のII−II断面を模式的に示す断面図。 本発明の一実施形態に係る扁平捲回電極体について説明するための図。 本発明の一実施形態に係る電池の要部断面図。 本発明の一実施形態に係る組電池の外観斜視図。 本発明の一実施形態に係る組電池の要部断面図。 本発明の一実施形態に係る電池の要部断面図。 本発明の一実施形態に係る電池の要部断面図。 充放電サイクル特性試験の結果を示す図。 従来の扁平捲回電極体の要部断面図。 本発明の目的を実現し得る他の形態の一例を示す図。 本発明の目的を実現し得る他の形態(図11)に対する比較例を示す図。
符号の説明
10 扁平捲回電極体
12a、12b 捲回ストレート部
14a、14b 捲回R部
16 捲回コア部分
20 負極シート(第1の電極シート)
22 負極集電体
24 負極活物質層
26 負極活物質層非形成部
28 負極シートの巻き終わり端部
30 正極シート(第2の電極シート)
32 正極集電体
34 正極活物質層
36 正極活物質層非形成部
38 正極シートの巻き終わり端部
40a、40b セパレータシート
50 電池ケース
52 内壁側面
54 底面
58 蓋体
70a、70b 拘束板
72 ビーム材
74 ビス
76 スペーサ板
80a 負極集電端子
80b 正極集電端子
82a 負極端子
82b 正極端子
90 捲回方向
100 電池
200 組電池

Claims (6)

  1. 第1の電極シートと第2の電極シートとがセパレータシートを介して扁平状に捲回されて成る扁平捲回電極体であって二つの捲回ストレート部と二つの捲回R部とから構成される扁平捲回電極体と、該扁平捲回電極体を収容する電池ケースとを備えた電池であって、
    前記第1の電極シート及び前記第2の電極シートは、それぞれ集電体の両面に電極活物質層が付与されて形成されており、
    前記第1の電極シートは、前記扁平捲回電極体において前記第2の電極シートよりも外周側を捲回するように配置されており、
    ここで前記第1の電極シートは、前記第2の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部を巻き込むように捲回されており、
    該第1の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、該第2の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されているいずれかの捲回ストレート部又は捲回R部を越えて次の捲回ストレート部に到達又は該次の捲回ストレート部を通過して配置されていることを特徴とする、電池。
  2. 前記第2の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、いずれか一方の捲回ストレート部に配置されており、前記第1の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、該第2の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されていない他方の捲回ストレート部に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の電池。
  3. 前記第2の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、いずれか一方の捲回R部に配置されており、前記第1の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、該第2の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されている捲回R部を越えて次の捲回ストレート部に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の電池。
  4. 前記第2の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、いずれか一方の捲回R部に配置されており、前記第1の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部は、該第2の電極シートの前記電極活物質層を含む巻き終わり端部が配置されていない他方の捲回R部に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の電池。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の電池を単電池として複数備えてなる組電池であって、
    前記複数の単電池は、該単電池それぞれの電池ケースに収容される前記扁平捲回電極体の捲回ストレート部がそれぞれ対向する向きに配列されており、
    前記配列方向に拘束力が加わるように、各単電池の電池ケースの外側に拘束部材が装着されており、
    前記拘束力によって各単電池の前記扁平捲回電極体における前記第1の電極シートの捲回状態が保持されることを特徴とする、組電池。
  6. 請求項1から4の何れか一つに記載の電池または請求項5に記載の組電池を搭載した車両。
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