JP4889013B2 - 殺菌装置 - Google Patents
殺菌装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4889013B2 JP4889013B2 JP2006205000A JP2006205000A JP4889013B2 JP 4889013 B2 JP4889013 B2 JP 4889013B2 JP 2006205000 A JP2006205000 A JP 2006205000A JP 2006205000 A JP2006205000 A JP 2006205000A JP 4889013 B2 JP4889013 B2 JP 4889013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- electron beam
- rotating drum
- beam irradiation
- irradiation unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
電子線照射を用いる場合、電子線や、電子線の照射によって生じるX線の装置外への漏洩を確実に防ぐ必要があるため、電子線照射部の周囲を、鉄や鉛からなる遮蔽壁で囲う構造が採用されている(例えば特許文献1、2参照。)。
遮蔽壁には、遮蔽壁内の電子線照射部に容器を供給し、殺菌後の容器を遮蔽壁から排出するための出入り口を形成する必要があるが、この出入り口からの電子線やX線の漏洩を抑えるために、出入り口に複雑なラビリンス構造を採用したり(例えば特許文献1参照。)、回転ドラムを設ける構造を採用したりしている(例えば特許文献2参照。)。
一方、回転ドラムを設けた場合、回転ドラムが回転したときに出入り口に隙間があくと電子線やX線が漏洩してしまうため、実際にはラビリンス構造と組み合わせる等の必要があり、上記と同様の問題が伴うことになる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、電子線やX線を確実に遮蔽しつつ、遮蔽壁をなるべく簡素な構造とし、コスト低減、装置重量低減、装置の小型化等を実現することのできる殺菌装置を提供することを目的とする。
このような殺菌装置においては、遮蔽壁の供給口および排出口にそれぞれ設けられた回転ドラムにより、遮蔽壁内の容器搬送部に例えばペットボトル等の容器を順次連続的に送り込み、電子線照射部における電子線での殺菌を行った後、殺菌が完了した容器を遮蔽壁外に送り出すことができる。このとき、回転ドラム自体を、遮蔽性能を有する材料から十分な遮蔽性を発揮できる厚さで形成することで、回転ドラムの部分からの電子線やX線の漏洩を防ぐことができる。
さらに、回転ドラムの少なくとも一つの容器収容スペースをカバーできる遮蔽フードを備えることで、遮蔽壁と回転ドラム、遮蔽フードと回転ドラムの間から電子線やX線が漏洩するのを防ぐことができる。このとき、遮蔽フードを回転ドラムの外周形状に沿ったものとすることで、遮蔽フードの大型化を防ぐことができる。
遮蔽フードは、最低限としては、前述したように、回転ドラムの少なくとも一つの容器収容スペースをカバーできるように設ければよいが、遮蔽性能を一層確実なものとするには、回転ドラムを遮蔽フードでなるべく覆うのが好ましい。最も好ましくは、遮蔽フードに、容器搬送部と回転ドラムの容器収容スペースとの間で容器を受け渡すための第一の開口部と、回転ドラムと遮蔽壁の外部との間で容器を受け渡すための第二の開口部のみを形成することである。
このように、回転ドラムを上下2段の構成とすることで、遮蔽壁および回転ドラムにより、ラビリンス構造的な効果を発揮することが可能となる。
ところで、殺菌装置においては、遮蔽壁の入口から出口まで容器を搬送する必要があるが、このためにモータやコンベア等の機構が必要であり、このため、装置構造が複雑となるのはもちろん、モータやコンベアの駆動部分のためにスペースが必要であり、これも遮蔽壁の大型化につながる。
これに対し、上記のように略水平軸周りに回転する回転ドラムを備えた殺菌装置においては、容器を横倒しにして取り扱うことになる。すると、容器搬送部では、供給口から排出口に向けて上方から下方に傾斜して設ければ、容器を横倒しにした状態で回転または滑走させて搬送することが可能となる。これにより、容器の搬送を、駆動機構等を用いずに行うことが可能となる。したがって、装置構造の簡易化、装置の低コスト化、小型化等を図ることが可能となる。
また、回転ドラムを略水平軸周りに回転する構成とすることで、殺菌装置においては、容器を横倒しにした状態で回転または滑走させて搬送することが可能となる。これにより、容器の搬送を、駆動機構等を用いずに行うことが可能となり、一層の装置構造の簡易化、装置の低コスト化、小型化等を図ることが可能となる。
〔第一の実施形態〕
図1は、本実施形態におけるボトル用の殺菌装置10Aの概略構成を説明するための図である。
この図1に示す殺菌装置10Aは、ボトル(容器)100に飲料を充填する充填装置の前段側に設けられるものである。この殺菌装置10Aは、電子線を照射して殺菌を行う電子線照射部20と、ボトル100を搬送するボトル搬送部(容器搬送部)30と、これら電子線照射部20およびボトル搬送部30を覆う遮蔽壁40と、を備えて構成されている。
電子線発生源21としては、いわゆる電子銃を用いることができる。この電子線発生源21では、ビーム状の電子線を発生し、これを、ボトル搬送部30によって搬送されるボトル100に照射する。このとき、電子線照射部20には、図示しないスキャン用磁石が備えられている。スキャン用磁石は、それぞれ、印加される電流に応じて発生する磁界が変化するものであり、コントローラの制御により発生する磁界を変化させることで、電子線発生源21で発生した電子線を所定の方向にスキャンさせるようになっている。ここでは、電子線を、ボトル100の搬送方向、あるいはボトル100の搬送方向に所定角度で交差する方向にスキャンするのが好ましい。
ボトル搬送部30は、底部ガイド31と、底部ガイド31の上方両側に設けられた側部ガイド32とを備えることで、ボトル100を、下方および両側方でガイドしながら、所定の方向に搬送するようになっている。
このようにボトル100を搬送するためのボトル搬送部30の構成について、本発明で何らの限定を行う意図はないが、例えば底部ガイド31において無端状の搬送ベルトを循環駆動させながら、搬送ベルト上にボトル100を一定間隔ごとに割り出していくことにより、搬送ベルト上にボトル100を所定間隔で配列した状態で搬送していく構成のものや、らせん状のガイドパイプを備えたスクリューを設け、これを図示しないモータ等で回転駆動させることで、ボトル100を底部ガイド31上でスライドさせながら搬送していく構成のもの等が採用できる。この他、ボトル搬送部30については、これ以外にもいかなる構成のものを採用しても良く、例えば、エアをボトル100に吹き付けること等によってボトル100を搬送しても良いし、底部ガイド31を傾斜させることで、ボトル100の自重により、ボトル100を底部ガイド31上で移動させるようにしても良い。
回転ドラム50Aは、回転軸51に、上下に間隔を隔てて設けられた底板52および天板53と、これら底板52、天板53間において、回転軸51から放射状に延びるように設けられた仕切板54とを備えている。ここで、図3に示すように、仕切板54は、複数枚、例えば8枚が設けられ、互いに隣接する2枚の仕切板54の間の空間Sに、ボトル100が収容できるようになっている。
このような回転ドラム50Aは、少なくとも仕切板54が、遮蔽壁40と同様、電子線およびX線の遮蔽効果を有する材料で形成されている。
遮蔽壁40には、ボトル搬送部30の両端の回転ドラム50A、50Aと対向する位置に、回転ドラム50Aの形状に応じて外方に張り出したフード部(遮蔽フード)41が形成され、このフード部41には、開口部(供給口、第二の開口部)42、開口部(排出口、第二の開口部)43が形成されている。この開口部42、43は、前述したようにボトル搬送部30との間でボトル100の受け渡し・受け取りを行うために回転ドラム50Aが停止した状態で、回転ドラム50Aにおいて殺菌装置10Aの外方側に向いた空間Sに対向した位置に形成されている。
なお、フード部41は、回転ドラム50Aと遮蔽壁40の隙間からの電子線やX線の漏洩を防ぐためのものであり、回転ドラム50Aが回転した場合にも電子線やX線が漏洩しないよう、最低限、図4に示すように、互いに隣接する2枚の仕切板54の間の空間S一つ分に対応するよう形成する必要がある。
このようにして搬送コンベア200Iから押し出されて開口部42を通過したボトル100は、フード部41内の回転ドラム50Aにおいて、開口部42に対応した位置の、互いに隣り合う2枚の仕切板54の間の空間Sに投入されることになる。このため、当然のことながら、搬送コンベア200Iからのボトル100の押し出しタイミングは、回転ドラム50Aの回転速度に同期したものとなっている。これにより、回転ドラム50Aにおいて周方向に複数が並んだ空間Sには、前記と同様にして、搬送コンベア200Iから開口部42を通して、ボトル100が一本ずつ順次投入される。
図3に示したように、殺菌後、ボトル搬送部30の他端に到達したボトル100は、回転ドラム50Aの、ボトル搬送部30に対向した位置の空間Sに収容される。
このようにして、ボトル搬送部30からは、殺菌後のボトル100が回転ドラム50Aの空間Sに一本ずつ順次供給されるようになっている。
搬送コンベア200Oに受け渡された殺菌後のボトル100は、搬送コンベア200Oにより後段の充填装置に向けて搬送される。
また、フード部41’の底部にも、切り欠き52aに対応した位置に開口部(排出開口部)43’、44’を形成する。
そして、回転ドラム50A’からボトル100を受け取るボトル搬送部30、搬送コンベア200Oの端部を、切り欠き52aの下方に位置させる。
このような構成の回転ドラム50A’においては、ラビリンス構造的なものとなり、電子線やX線の遮蔽効果は非常に高いものとなるので、上記効果はいっそう顕著なものとなる。
以下、本発明の第二の実施形態について示す。なお、以下の説明において、上記第一の実施形態と共通する構成については同符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施形態におけるボトル用の殺菌装置10Bの概略構成を説明するための図である。
この図において、第一の実施形態で示した殺菌装置10Aとの主な相違点は、ボトル搬送部30の両端に設けた回転ドラム50Bである。
本実施形態における回転ドラム50Bは、第一の実施形態で示した回転ドラム50Aを、略水平な軸線周りに回転するように設置したものである。この場合、遮蔽壁40も、フード部41を回転ドラム50Bの設置状態に合わせた形状とする。このような構成では、ボトル100は横倒しにした状態となるので、開口部42、43、44、45も、横倒しのボトル100が通過できるよう、横長に形成するのが好ましい。
なお、ボトル100の断面形状が多角形状である場合も、その角数、断面形状等によっては、同様にボトル100を横倒しにした状態で転がして搬送することもできる。転がして搬送できない場合には、ボトル搬送部30、搬送コンベア200I、200Oに沿って滑らせながら搬送するようにしても良い。
なお、ボトル100の受け取り・受け渡しを行う際の回転ドラム50Bの動作自体は、上記第一の実施形態における回転ドラム50Aの動作と同様である。
しかも、殺菌装置10Bにおいては、回転ドラム50Bが、略水平な軸線周りに回転するように設けられているので、ボトル100を横倒しにして回転させたり滑らせたりして搬送することができ、これによってボトル搬送部30において、ボトル100を搬送するための機械的な機構等を設ける必要がない。したがって、殺菌装置10Bの構造の一層の簡素化、それによるコスト低減、装置重量軽減、装置小型化等を実現することができる。
以下、本発明の第二の実施形態について示す。なお、以下の説明において、上記第一の実施形態と共通する構成については同符号を付し、その説明を省略する。
図8は、本実施形態におけるボトル用の殺菌装置10Cの概略構成を説明するための図である。
この図において、第一の実施形態で示した殺菌装置10Aとの主な相違点は、ボトル搬送部30の両端に設けた回転ドラム50Cである。
回転ドラム50Cは、第一の実施形態における回転ドラム50Aと同様、略鉛直軸周りに回転するように設けられている。
上部仕切板64Aは、回転軸61の上部に設けられ、下部仕切板64Bは回転軸61の下部に設けられており、上部仕切板64Aと下部仕切板64Bは、同一枚数が、角度を一致させて設けられている。ここで、上部仕切板64Aと下部仕切板64Bは、上部仕切板64Aの下端部と下部仕切板64Bの上端部との間に所定寸法の隙間を隔てて形成されている。
そして、中間仕切板65の所定の位置には、その上下において、互いに隣接する2枚の上部仕切板64A、下部仕切板64Bによってそれぞれ形成される空間Sに応じた形状の切り欠き部66が形成されている。
そして、搬送コンベア200Iは、その端部が開口部42に対応した位置となるよう設置されている。ボトル搬送部30は、両側の端部が、開口部44、45に対応した位置となるように設置されている。さらに、搬送コンベア200Oは、その端部が開口部43に対応した位置となるよう設置されている。
このとき、開口部42を通過したボトル100は、フード部41内の回転ドラム50Cの上段側において、開口部42に対応した位置の、互いに隣り合う2枚の上部仕切板64Aの間の空間Sに投入されるようになっている。これにより、ボトル100は、搬送コンベア200Iから順次連続的に回転ドラム50Cに供給される。
回転ドラム50Cは、図示しないモータ等の駆動機構によって回転している。このとき、中間仕切板65は固定状態にあるので回転せず、したがってボトル100は中間仕切板65上を摺動しながら移動していくことになる。そして、回転ドラム50Cの回転にともなって、ボトル100が中間仕切板65の切り欠き部66に到達すると、ボトル100は、切り欠き部66を通って回転ドラム50Cの下段側に落下する。
下段に落下したボトル100は、回転する回転ドラム50Cにより搬送され、開口部44に対向した位置に到達すると、上記第一の実施形態で示したのと同様のプッシャ55により押し出され、ボトル搬送部30に受け渡される。
殺菌後、ボトル搬送部30の他端に到達したボトル100は押し出され、そのまま、開口部45から、回転ドラム50Cの上段側の空間Sに収容される。
この後は、前述した、投入側の回転ドラム50Cと同様、回転ドラム50Cの回転によりボトル100が中間仕切板65の切り欠き部66に到達すると、このボトル100が下段に落下し、さらに回転ドラム50Cの回転により開口部43まで搬送され、プッシャ55により押し出され、搬送コンベア200Oに受け渡されるようになっている。
Claims (7)
- 電子線を照射することで容器を殺菌する殺菌装置であって、
電子線を前記容器に照射する電子線照射部と、
前記電子線照射部からの電子線の照射範囲内を前記容器が通過するよう、前記容器を搬送する容器搬送部と、
前記電子線照射部から照射される電子線および電子線の照射によって生じるX線の外部への漏洩を遮断するため、前記電子線照射部および前記容器搬送部を囲うよう設けられるとともに、内部の前記容器搬送部に前記容器を供給する供給口、および前記電子線照射部からの電子線により殺菌された前記容器を前記容器搬送部から外部に排出する排出口が形成された遮蔽壁と、
前記電子線照射部から照射される電子線およびX線を遮蔽する材料から形成され、前記遮蔽壁の前記供給口および前記排出口にそれぞれ設けられ、周方向に複数に分割された容器収容スペースを有して、略鉛直軸周りに回転可能とされた回転ドラムと、
前記電子線照射部から照射される電子線およびX線を遮蔽する材料から形成され、前記回転ドラムの外周形状に沿い、かつ、少なくとも一つの前記容器収容スペースをカバーするよう、前記遮蔽壁と一体的に形成された遮蔽フードと、を備え、
前記回転ドラムの回転軸から放射状に設けられ、前記容器収容スペースを周方向に複数に分割する仕切板のそれぞれが、短冊状に形成された複数枚の板状部材を千鳥状に配置することで構成され、千鳥状の一方の列に配置された前記板状部材と、他方の列に配置された前記板状部材は、その端部が互いに重複するよう設けられるとともに、互いにクリアランスを持って設けられていることを特徴とする殺菌装置。 - 前記遮蔽フードは、前記容器搬送部と前記回転ドラムの前記容器収容スペースとの間で前記容器を受け渡すための第一の開口部と、前記回転ドラムと前記遮蔽壁の外部との間で前記容器を受け渡すための第二の開口部とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の殺菌装置。
- 前記回転ドラムから前記容器を排出すべき位置において、前記遮蔽壁には前記回転ドラムの下方に排出開口部が形成され、前記容器が前記排出開口部から前記回転ドラム外に排出されることを特徴とする請求項1または2に記載の殺菌装置。
- 電子線を照射することで容器を殺菌する殺菌装置であって、
電子線を前記容器に照射する電子線照射部と、
前記電子線照射部からの電子線の照射範囲内を前記容器が通過するよう、前記容器を搬送する容器搬送部と、
前記電子線照射部から照射される電子線および電子線の照射によって生じるX線の外部への漏洩を遮断するため、前記電子線照射部および前記容器搬送部を囲うよう設けられるとともに、内部の前記容器搬送部に前記容器を供給する供給口、および前記電子線照射部からの電子線により殺菌された前記容器を前記容器搬送部から外部に排出する排出口が形成された遮蔽壁と、
前記電子線照射部から照射される電子線およびX線を遮蔽する材料から形成され、前記遮蔽壁の前記供給口および前記排出口にそれぞれ設けられ、周方向に複数に分割された容器収容スペースを有して、略鉛直軸周りに回転可能とされた回転ドラムと、
前記電子線照射部から照射される電子線およびX線を遮蔽する材料から形成され、前記回転ドラムの外周形状に沿い、かつ、少なくとも一つの前記容器収容スペースをカバーするよう、前記遮蔽壁と一体的に形成された遮蔽フードと、を備え、
前記回転ドラムは、上下2段の構成とされ、前記回転ドラムの上段側で前記回転ドラム外から前記容器収容スペースに前記容器を受け入れるとともに、前記回転ドラムの下段側で前記容器収容スペースに収容された前記容器を前記回転ドラム外に排出し、前記回転ドラムの回転途中、上段側の前記容器収容スペースに収容された前記容器が下段側の前記容器収容スペースに落下する構成とされ、
前記回転ドラムの回転軸から放射状に設けられ、前記容器収容スペースを周方向に複数に分割する仕切板のそれぞれが、短冊状に形成された複数枚の板状部材を千鳥状に配置することで構成され、千鳥状の一方の列に配置された前記板状部材と、他方の列に配置された前記板状部材は、その端部が互いに重複するよう設けられるとともに、互いにクリアランスを持って設けられていることを特徴とする殺菌装置。 - 前記回転ドラムは、前記回転ドラム外から前記容器収容スペースに前記容器を受け入れる側から、前記容器収容スペースに収容された前記容器を前記回転ドラム外に排出する方向に向けて、前記容器の下面に接する底面が傾斜するよう設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の殺菌装置。
- 電子線を照射することで容器を殺菌する殺菌装置であって、
電子線を前記容器に照射する電子線照射部と、
前記電子線照射部からの電子線の照射範囲内を前記容器が通過するよう、前記容器を搬送する容器搬送部と、
前記電子線照射部から照射される電子線および電子線の照射によって生じるX線の外部への漏洩を遮断するため、前記電子線照射部および前記容器搬送部を囲うよう設けられるとともに、内部の前記容器搬送部に前記容器を供給する供給口、および前記電子線照射部からの電子線により殺菌された前記容器を前記容器搬送部から外部に排出する排出口が形成された遮蔽壁と、
前記電子線照射部から照射される電子線およびX線を遮蔽する材料から形成され、前記遮蔽壁の前記供給口および前記排出口にそれぞれ設けられ、周方向に複数に分割された容器収容スペースを有して、略水平軸周りに回転可能とされた回転ドラムと、
前記電子線照射部から照射される電子線およびX線を遮蔽する材料から形成され、前記回転ドラムの外周形状に沿い、かつ、少なくとも一つの前記容器収容スペースをカバーするよう、前記遮蔽壁と一体的に形成された遮蔽フードと、を備え、
前記回転ドラムの回転軸から放射状に設けられ、前記容器収容スペースを周方向に複数に分割する仕切板のそれぞれが、短冊状に形成された複数枚の板状部材を千鳥状に配置することで構成され、千鳥状の一方の列に配置された前記板状部材と、他方の列に配置された前記板状部材は、その端部が互いに重複するよう設けられるとともに、互いにクリアランスを持って設けられていることを特徴とする殺菌装置。 - 前記容器搬送部は、前記供給口から前記排出口に向けて上方から下方に傾斜して設けられるとともに、前記容器を横倒しにした状態で回転または滑走させて搬送することを特徴とする請求項6に記載の殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006205000A JP4889013B2 (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006205000A JP4889013B2 (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 殺菌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008030784A JP2008030784A (ja) | 2008-02-14 |
JP4889013B2 true JP4889013B2 (ja) | 2012-02-29 |
Family
ID=39120629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006205000A Active JP4889013B2 (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4889013B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104140068B (zh) * | 2013-05-07 | 2018-03-16 | 洪文龙 | 一种组合式实验动物鼠饮水瓶自动灌瓶设备 |
JP6033162B2 (ja) * | 2013-05-13 | 2016-11-30 | 日立造船株式会社 | 遮蔽体および電子線容器滅菌設備 |
WO2016059990A1 (ja) * | 2014-10-14 | 2016-04-21 | 日立造船株式会社 | 電子線滅菌設備 |
CN106553794A (zh) * | 2015-09-25 | 2017-04-05 | 哈尔滨华藻生物科技开发有限公司 | 一种用于罐装食品的灭菌封口设备 |
JP2020132179A (ja) * | 2019-02-15 | 2020-08-31 | 株式会社湘南貿易 | スパウト付きパウチの内容物充填方法及びスパウト付きパウチ用内容物充填装置 |
JP7227620B2 (ja) * | 2020-08-11 | 2023-02-22 | 山正機械株式会社 | タッチペン用除菌装置 |
CN112891575B (zh) * | 2021-04-02 | 2024-03-26 | 楚天科技股份有限公司 | 一种电子束辐射灭菌装置及方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5344285A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-20 | Takeji Kawahara | Method and device for continuous sterilization |
JPS5940688B2 (ja) * | 1977-01-12 | 1984-10-02 | 東洋製罐株式会社 | 連続殺菌機の被殺菌物搬入搬出装置 |
JPS56164907A (en) * | 1980-05-23 | 1981-12-18 | Ricoh Co Ltd | Method for measuring curvature of lens polishing tray |
JPS61203322A (ja) * | 1985-02-27 | 1986-09-09 | 雪印乳業株式会社 | 容器の殺菌装置におけるセクシヨン遮断装置 |
JPH08184700A (ja) * | 1994-12-29 | 1996-07-16 | Iwasaki Electric Co Ltd | 電子線照射装置 |
JPH10268100A (ja) * | 1997-03-27 | 1998-10-09 | Iwasaki Electric Co Ltd | 電子線照射装置 |
JP3809627B2 (ja) * | 1997-10-08 | 2006-08-16 | アサヒ飲料株式会社 | プラスチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法 |
JP2000062730A (ja) * | 1998-08-13 | 2000-02-29 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | シール装置 |
JP2003121595A (ja) * | 2001-10-12 | 2003-04-23 | Nissin High Voltage Co Ltd | 電子線照射装置 |
-
2006
- 2006-07-27 JP JP2006205000A patent/JP4889013B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008030784A (ja) | 2008-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4889013B2 (ja) | 殺菌装置 | |
RU2309096C2 (ru) | Устройство и способ стерилизации | |
JP5772574B2 (ja) | 電子線キャップ殺菌装置 | |
JP6313544B2 (ja) | 容器蓋の放射線ベースの消毒装置および方法 | |
JP5968424B2 (ja) | 薄壁容器向けの電子ビームによる減菌デバイス及び減菌方法 | |
KR20100086430A (ko) | 전자선 용기 살균 장치 및 전자선 용기 살균 방법 | |
JP5970062B2 (ja) | 電子ビーム減菌デバイス及び減菌方法 | |
CN103889463A (zh) | 电子射线杀菌设备的屏蔽结构 | |
JP2008296955A (ja) | 電子線殺菌装置 | |
JP2008162651A (ja) | 容器殺菌装置 | |
JP3809627B2 (ja) | プラスチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法 | |
JP5061680B2 (ja) | 電子線殺菌装置 | |
JP6227966B2 (ja) | ビームフィンガのためのビーム保護を有する電子ビームによる容器の殺菌 | |
JP4420237B2 (ja) | プラスチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法 | |
JP5209050B2 (ja) | β線放射を用いた滅菌 | |
JP4889012B2 (ja) | 殺菌装置 | |
US6707049B1 (en) | Irradiation system with compact shield | |
JP2003066198A (ja) | キャップ殺菌装置および殺菌方法 | |
JP4889017B2 (ja) | 殺菌装置 | |
JP4889016B2 (ja) | 殺菌装置 | |
JP4469029B2 (ja) | 容器の電子線殺菌方法及び殺菌装置 | |
US9511158B2 (en) | Apparatus and method for the sterilization of containers with a screening device against X-rays | |
JP4910819B2 (ja) | 電子線殺菌装置 | |
JP2008056268A (ja) | 殺菌装置および容器の殺菌方法 | |
JP6174792B2 (ja) | 電子衝撃によって物品を処理するための装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20090518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110824 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111024 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4889013 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |