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JP4853368B2 - 無線通信機 - Google Patents

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JP4853368B2 JP2007107486A JP2007107486A JP4853368B2 JP 4853368 B2 JP4853368 B2 JP 4853368B2 JP 2007107486 A JP2007107486 A JP 2007107486A JP 2007107486 A JP2007107486 A JP 2007107486A JP 4853368 B2 JP4853368 B2 JP 4853368B2
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Description

この発明は、1対の筐体に回路基板が収納された折り畳み式の無線通信機に関するものである。
従来、この種の無線通信機では、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、1対の筐体を開いた状態において、良好なアンテナ利得を保持することができるような構造を採用している。
図15は、第1の従来例に係る無線通信機を示す概略断面図であり、図16は、第2の従来例に係る無線通信機の要部を透視して示す斜視図である。
特許文献1に開示の無線通信機100では、図15に示すように、アンテナ給電部101を第1の筐体102に固定して、ヘリカルコイル104をアンテナ給電部101に導通させ、また、エレメント105を第2の筐体103に内蔵している。
これにより、折り畳まれている状態では、第1の筐体102に内蔵されているヘリカルコイル104がアンテナ給電部101から給電され、アンテナとして動作する。そして、開いている状態では、第2の筐体103に内蔵されたエレメント105が、第1の筐体102で給電されたヘリカルコイル104と容量結合されることによって、アンテナとして動作するようになっている。
一方、特許文献2に開示の無線通信機では、図16に示すように、上ケース201及び下ケース202を、ヒンジ部203において回動可能に接続し、板状導体204及び板状導体205を、上ケース201の内部においてケースの表面に沿って配設している。そして、グランド板206を下ケース202の内部に配設されている回路基板のグランドパターンで構成し、板状導体204及び板状導体205のいずれかを高周波スイッチ214によって選択し、給電部215の一端に接続すると共に、給電部215の他端をグランド板206に接続して、ダイポールアンテナを構成するようにしている。
特開2001−284933号公報 特開2004−056426号公報
しかし、上記した従来の無線通信機では、次のような問題がある。
まず、図15に示した無線通信機では、エレメント105をヘリカルコイル104と容量結合させて、アンテナとして動作させるため、ヘリカルコイル104に加え、エレメント105がさらに必要である。このため、その分部品点数が多くなり、製品のコストアップに繋がる。さらに、エレメント105をヘリカルコイル104と容量結合させる構成になっているが、端末デザインによっては、所望の容量が得られず、期待するアンテナ利得を得ることができない。
次に、図16に示した無線通信機では、板状導体204,205のいずれかを選択的に給電部215の一端に接続させるための高周波スイッチ214が特別に必要であるので、その分部品点数が多くなり、製品のコストアップに繋がる。また、2枚の板状導体204,205同士が干渉して、互いに逆位相の電流が板状導体204,205に誘起され、、アンテナ性能が劣化する可能性がある。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、製品コストの低減化を図ることができ、しかも1対の筐体にそれぞれ収納された2枚の回路基板をダイポールアンテナの放射素子として用いることができる無線通信機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、給電部を有する第1の回路基板を収納した第1の筐体と、第2の回路基板を収納した第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体とを開閉自在に連結するヒンジ部とを備える無線通信機であって、給電部からの不平衡電流を1対の平衡電流に変換して出力するバラントランスを設け、当該バラントランスの1対の出力端を、第1の回路基板の第1のグランド電極と第2の回路基板の第2のグランド電極とにそれぞれ接続し、第1のグランド電極と離した状態で、第1の回路基板上に第3のグランド電極を設けて、給電部を当該第3のグランド電極上に配設し、当該給電部の入出力部と第2の回路基板の第2のグランド電極とを接続して第1のインダクタとして機能する給電部入出力線と、第3のグランド電極と第2のグランド電極との間の第1の容量と、当該給電部の入出力部と第1のグランド電極との間の第2の容量と、第3のグランド電極と第1のグランド電極との間に設けた第2のインダクタとによって、バラントランスを構成した。
かかる構成により、第1の筐体と第2の筐体とを開き、給電部を動作させると、給電部からの不平衡電流がバラントランスによって1対の平衡電流に変換されて出力される。そして、バラントランスの1対の出力端が、第1の回路基板の第1のグランド電極と第2の回路基板の第2のグランド電極とにそれぞれ接続されているので、バラントランスから出力された平衡電流は、第1のグランド電極と第2のグランド電極とにそれぞれ入力される。この結果、第1及び第2のグランド電極が、所定周波数の平衡電流によって励振し、ダイポールアンテナの放射素子として機能する。
具体的には、第1のインダクタとして機能する給電部入出力線と第1の容量と第2の容量と第2のインダクタとによって、ブリッジ型のバラントランスが構成され、一方の平衡電流が給電部の入出力部から第1のインダクタを通じて第2のグランド電極に出力され、他方の平衡電流、即ち上記一方の平衡電流と大きさが同じで逆向きに流れる平衡電流が給電部の入出力部か第2の容量を通じて第1のグランド電極に出力される。この結果、平衡電流が第1のグランド電極から第2のグランド電極に向かって流れ、これら第1及び第2のグランド電極がダイポールアンテナの放射素子として機能する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の無線通信機において、給電部と第1ないし第3のグランド電極とで構成されるダイポールアンテナの電気長を、周波数470MHz〜770MHzに対する波長の2分の1に設定した構成とする。
かかる構成により、D−TV(Digital - Television)等の波長が長い周波数帯域であっても、受信することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の無線通信機において、給電部と第3のグランド電極とを、LTCC(Low Temperature Co-fire Ceramic)基板上に設けた構成とする。
かかる構成により、給電部のコンパクト化が可能となる。ここで、給電部とは、例えばD−TVモジュール等の入力部である。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機において、第3のグランド電極を、第1の回路基板の一方の端部上に配設し、第1及び第2の筐体の開状態時に、第1の回路基板上の第3のグランド電極の端部が第2の回路基板上の第2のグランド電極の端部に投影図的に重なって、第1の容量が第2のグランド電極と第3のグランド電極との間に生じるように、ヒンジ部により第1及び第2の筐体を連結し、第1の容量を調整するための高誘電体を、第3のグランド電極と第2のグランド電極との重なり部分の間に配設した構成とする。
かかる構成により、第1及び第2の筐体の開状態時に、高誘電体が第3のグランド電極と第2のグランド電極との重なり部分の間に位置しているので、第3のグランド電極と第2のグランド電極との間の第1の容量の大きさを高誘電体によって容易に調整することができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の無線通信機において、金属部材を、高誘電体の内部に設けた構成とする。
かかる構成により、金属部材を内部に有する高誘電体が、第3のグランド電極と第2のグランド電極との重なり部分の間に位置するので、第3のグランド電極と第2のグランド電極との間の第1の容量の大きさをさらに大きくすることができる。
以上詳しく説明したように、この発明の無線通信機によれば、給電部と第1及び第2のグランド電極との間に介在するバラントランスによって、第1及び第2のグランド電極を、ダイポールアンテナの放射素子として機能させることができるので、上記した従来の無線通信機と異なり、特別なアンテナエレメントを必要とせずに、第1及び第2のグランド電極に、平衡電流を確実に流すことができ、この結果、良好なアンテナ利得を得ることができるという優れた効果がある。
特に、給電部入出力線と第1の容量と第2の容量と第2のインダクタとによってバラントランスを構成するので、従来の無線通信機が必要とした高周波スイッチ等の負荷素子を必要せず、この結果、部品点数の増加を抑えることができると共に無線通信機の小型化を図ることができる。
また、請求項2の発明によれば、最大限のアンテナサイズを持つダイポールアンテナを構成することができるため、D−TV等の波長が長い周波数帯であっても、高い感度で受信できる。この結果、第1及び第2の回路基板の長さに余裕を持たせることができ、様々な端末デザインに対応させることができるようになる。
また、請求項4の発明によれば、第3のグランド電極と第2のグランド電極との間の第1の容量の大きさを高誘電体によって容易に調整することができるので、第3及び第2のグランド電極間の結合容量の制御を容易に行うことができる。
さらに、請求項5の発明によれば、第3のグランド電極と第2のグランド電極との間の第1の容量の大きさをさらに大きくすることができるので、第3及び第2のグランド電極間の結合容量をより大きくすることができる。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る無線通信機を示す斜視図であり、図2は、図1の無線通信機を裏面側から回路基板を透視して示す斜視図であり、図3は、折り畳んだ状態を示す無線通信機の断面図であり、図4は、開いた状態を示す無線通信機の断面図である。
図1に示すように、この実施例の無線通信機は、折り畳み式の携帯電話であり、第1の筐体としての筐体1と第2の筐体としての筐体2とが、ヒンジ部3を介して開閉自在に連結されている。
筐体1は、無線通信機の操作部として用いるためのケースであり、プラスチック等の合成樹脂で形成されている。
この筐体1には、キーボード11やマイク12等が取り付けられており、その内部には、破線で示すように、第1の回路基板としての回路基板4が収納されている。
図2に示すように、この回路基板4は、通常の誘電体基板であり、その裏面(図2の表面側の面)に、給電部としてのモジュール6を有している。具体的には、回路基板4,5には、第1のグランド電極としてのグランド電極41と、非グランド領域42と、グランド電極41から離れた状態で設けられた第3のグランド電極としてのグランド電極61とが形成されている。そして、メインアンテナ部40が非グランド領域42上に表面実装され、モジュール6がグランド電極61上に実装されている。
モジュール6は、送受信部等を含み、グランド電極61に接地されている。
一方筐体2は、無線通信機の表示部として用いるためのケースであり、筐体1と同様にプラスチック等の合成樹脂で形成されているが、筐体1よりも短く設定されている。なお、この実施例では、筐体1,2をプラスチック等の合成樹脂で形成したが、これらをマグネシウム合金等の金属で形成することもできる。
図1に示すように、筐体2には、液晶パネル21やスピーカ22等が取り付けられており、その内部には、破線で示すように、第2の回路基板としての回路基板5が収納されている。
図2に示すように、この回路基板5も、通常の誘電体基板であり、その両面に、第2のグランド電極としてのグランド電極51,51を有している。そして、表面側のグランド電極51上には、液晶パネル21やスピーカ22等を動作させるための各種回路が設けられているが、理解を容易にするため、図3に示すように、これらの回路を1つの回路52として示した。
図2に示すように、回路基板4のグランド電極61上に設けられたモジュール6と回路基板5のグランド電極51とは、給電部入出力線としてのモジュール入出力線7によって電気的に接続されている。
具体的には、モジュール6の入出力部(図示せず)から引き出されたモジュール入出力線7が、図3に示すように、ヒンジ部3内を通って、モジュール6と回路基板5のグランド電極51とを電気的に接続している。したがって、等価的に、モジュール入出力線7による第1のインダクタとしてのインダクタL1が、モジュール6の入出力部から延出して回路基板5のグランド電極51に接続した状態になる。
なお、回路基板4,5のグランド電極41,51同士や回路基板5の回路52と回路基板4とは、信号線及び制御線等によって接続されているが、図示していない。
ヒンジ部3は、筐体1と筐体2とを開閉自在に連結する部分であり、筐体1の内側の部位と筐体2の端部とを連結している。
図5は、ヒンジ部3の形成位置を説明するための部分拡大断面図であり、図6は、筐体1,2の重なり部分を説明するための部分拡大断面図である。
図5に示すように、ヒンジ部3は、一方において筐体2の端部2aに連結し、他方において、筐体1の端部1aよりも内側(図5の右側)に寄った部位1bに連結している。
これにより、筐体2を筐体1に対してヒンジ部3を中心に回動させて、図4に示すように、筐体1,2を開いた状態にすることができる。
このように、筐体1,2を開いた状態にすると、ヒンジ部3が筐体1の上記部位1bに連結していることから、図6に示すように、筐体2の端部2a側の部分D2が、筐体1の部位1bから端部1aに至る部分D1に投影図的に重なる。この結果、回路基板5のグランド電極51の端部が回路基板4のグランド電極61の端部に投影図的に重なり、破線で示すように、第1の容量としての容量C1がこの重なり部分に発生する。
この実施例では、図2に示すように、このような回路基板4,5をダイポールアンテナの放射素子として機能させるために、バラントランス8が設けられている。
図7は、回路基板4,5の裏面側を示す平面図であり、図8は、バラントランス8の構成を示す概略図であり、図9は、図8のバラントランス8の等価回路図である。
図2において、バラントランス8は、給電部としてのモジュール6からの不平衡電流を1対の平衡電流に変換して回路基板4,5のグランド電極41,51に出力するトランスであり、図7及び図8に示すように、モジュール入出力線7であるインダクタL1と、グランド電極61,51間の容量C1と、モジュール6の入出力部とグランド電極41との間に設けられた第2の容量としての容量C2と、グランド電極61,41間に設けられた第2のインダクタとしてのインダクタL2とで構成されている。
このような構成のバラントランス8は、図9に示すように、ブリッジ型のバラントランスであり、図8にも示すように、モジュール6の入出力部を不平衡電流の入力端P0とし、インダクタL1と容量C1との接続部分を一方の平衡電流を出力する出力端P1とすると共に、インダクタL2と容量C2との接続部分を他方の平衡電流を出力する出力端P2としている。そして、これら出力端P2,P1が回路基板4,5のグランド電極41,51にそれぞれ接続されている。これにより、グランド電極41,51を放射素子とするダイポールアンテナがこの実施例の無線通信機内に構成される。
図10は、ダイポールアンテナを示す概略図である。
すなわち、図10に示すように、グランド電極61に接地されたモジュール6の入出力部がバラントランス8の入力端P0に接続され、バラントランス8の出力端P2,P1がグランド電極41,51に接続されている。これにより、モジュール6からの不平衡電流I′がバラントランス8によって1対の平衡電流I,−Iに変換され、これら平衡電流I,−Iがグランド電極51,41にそれぞれ出力される。この結果、振幅が等しく且つ逆位相の平衡電流I,−I、即ち大きさが同じで逆向きの平衡電流I,−Iがグランド電極51,41を流れるため、電流Iがグランド電極41の先端41aからグランド電極51の先端51aに向かって流れる状態になり、グランド電極41,51がダイポールアンテナの放射素子として機能することとなる。
この実施例では、このダイポールアンテナの電気長、即ちグランド電極41,51の先端41a,51a間の電気長を周波数470MHz〜770MHzに対する波長の2分の1に設定して、D−TV等の放送を送受信することができるようにした。
このように、この実施例の無線通信機によれば、グランド電極41,51をダイポールアンテナの放射素子として機能させて、これらの電極に、平衡電流を確実に流すことができるので、良好なアンテナ利得及びアンテナ特性を得ることができる。
また、この実施例では、D−TV等の波長が長い電波を使用して、送受信することができるようにしたので、回路基板4,5の長さに余裕を持たせることができ、回路基板4,5やヒンジ部3等の設計に余裕を持たせることができる。
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図11は、この発明の第2実施例に係る無線通信機の要部を示す部分拡大断面図であり、図12は、筐体1,2を閉じた状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例は、図11に示すように、高誘電体9をグランド電極61とグランド電極51との重なり部分に配設した点が、上記第1実施例と異なる。
高誘電体9は、例えば5〜1000の範囲内の比誘電率を有した誘電体であり、回路基板4,5のグランド電極61,51間の容量C1を調整するための断面台形状の部材である。この高誘電体9は、図12に示すように、筐体1の部位1bから端部1a至る部分D1上に接着され、筐体1,2を開じた時に、図11に示すように、この高誘電体9がグランド電極61,51の重なり部分の間に位置するように設定されている。なお、高誘電体9は、筐体2の端部2a側の部分D2上に接着することもできる。
これにより、筐体1,2の開状態時に、高誘電体9が、グランド電極61,51によって形成される容量C1内に介在した状態になる。
したがって、高誘電体9の比誘電率を変えることにより、グランド電極61とグランド電極51との間の容量C1の大きさを容易に調整することができる。この結果、グランド電極61,51間の結合容量を容易に制御することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第3実施例について説明する。
図13は、この発明の第3実施例に係る無線通信機の要部を示す部分拡大断面図であり、図14は、筐体1,2を開いた状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例は、高誘電体に金属部材を設けた点が、上記第2実施例と異なる。
具体的には、図13に示すように、筐体2の端部2a側にも、断面矩形状の高誘電体9′を設け、金属部材91を、この高誘電体9′の内部と筐体1側の高誘電体9の内部とにそれぞれ設けた。
そして、高誘電体9,9′内の金属部材91,91を金属ライン92,93を通じてグランド電極61,51に電気的に接続した。
これにより、図14に示すように、筐体1,2を開くことで、金属部材91,91が1対の高誘電体9,9′の内に介在した状態になるので、金属部材91の大きさを調整することで、グランド電極61,51間の容量C1の大きさを容易に制御することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1及び第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例では、回路基板4,5として通常の誘電体基板を適用したが、所謂LTCC基板を用いて、回路基板4,5を形成しても良い。すなわち、少なく共、モジュール6とグランド電極61とをLTCC基板上に形成することで、モジュール6をコンパクト化することができるようになる。
この発明の第1実施例に係る無線通信機を示す斜視図である。 図1の無線通信機を裏面側から回路基板を透視して示す斜視図である。 折り畳んだ状態を示す無線通信機の断面図である。 開いた状態を示す無線通信機の断面図である。 ヒンジ部の形成位置を説明するための部分拡大断面図である。 筐体の重なり部分を説明するための部分拡大断面図である。 回路基板の裏面側を示す平面図である。 バラントランスの構成を示す概略図である。 図8のバラントランスの等価回路図である。 ダイポールアンテナを示す概略図である。 この発明の第2実施例に係る無線通信機の要部を示す部分拡大断面図である。 筐体を閉じた状態を示す部分拡大断面図である。 この発明の第3実施例に係る無線通信機の要部を示す部分拡大断面図である。 筐体を開いた状態を示す部分拡大断面図である。 第1の従来例に係る無線通信機を示す概略断面図である。 第2の従来例に係る無線通信機の要部を透視して示す斜視図である。
符号の説明
1,2…筐体、 1a,2a…端部、 1b…部位、 3…ヒンジ部、 4,5…回路基板、 6…モジュール、 7…モジュール入出力線、 8…バラントランス、 9,9′…高誘電体、 40…メインアンテナ部、 41,51,61…グランド電極、 41a,51a…先端、 42…非グランド領域、 91…金属部材、 92,93…金属ライン、 C1,C2…容量、 I′…不平衡電流、 I,−I…平衡電流、 L1,L2…インダクタ。

Claims (5)

  1. 給電部を有する第1の回路基板を収納した第1の筐体と、
    第2の回路基板を収納した第2の筐体と、
    上記第1の筐体と第2の筐体とを開閉自在に連結するヒンジ部と
    を備える無線通信機であって、
    上記給電部からの不平衡電流を1対の平衡電流に変換して出力するバラントランスを設け、当該バラントランスの1対の出力端を、上記第1の回路基板の第1のグランド電極と第2の回路基板の第2のグランド電極とにそれぞれ接続し、
    上記第1のグランド電極と離した状態で、上記第1の回路基板上に第3のグランド電極を設けて、上記給電部を当該第3のグランド電極上に配設し、
    当該給電部の入出力部と上記第2の回路基板の第2のグランド電極とを接続して第1のインダクタとして機能する給電部入出力線と、上記第3のグランド電極と上記第2のグランド電極との間の第1の容量と、当該給電部の入出力部と上記第1のグランド電極との間の第2の容量と、第3のグランド電極と第1のグランド電極との間に設けた第2のインダクタとによって、上記バラントランスを構成した、
    ことを特徴とする無線通信機。
  2. 上記給電部と第1ないし第3のグランド電極とで構成されるダイポールアンテナの電気長を、周波数470MHz〜770MHzに対する波長の2分の1に設定した、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信機。
  3. 上記給電部と第3のグランド電極とを、LTCC基板上に設けた、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信機。
  4. 上記第3のグランド電極を、上記第1の回路基板の一方の端部上に配設し、
    上記第1及び第2の筐体の開状態時に、上記第1の回路基板上の第3のグランド電極の端部が上記第2の回路基板上の第2のグランド電極の端部に投影図的に重なって、上記第1の容量が上記第2のグランド電極と第3のグランド電極との間に生じるように、上記ヒンジ部により上記第1及び第2の筐体を連結し、
    上記第1の容量を調整するための高誘電体を、上記第3のグランド電極と第2のグランド電極との重なり部分の間に配設した、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無線通信機。
  5. 金属部材を、上記高誘電体の内部に設けた、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信機。
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