JP2002217755A - 携帯無線装置 - Google Patents
携帯無線装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンテナ素子を筐体から離反させるために格
別な作業を行うことなく送受信感度を向上させることが
できるようにする。 【解決手段】 無線装置6を内蔵してこの無線装置6に
電気的に接続された第1の接続部8を有する第1のケー
シング4と、アンテナ素子9とこのアンテナ素子9に電
気的に接続された第2の接続部10とを有する第2のケ
ーシングとを、第2の接続部10が前記第1の接続部8
に電気的に接続する接続位置と前記第2の接続部10が
前記第1の接続部8から電気的に非接続とされる遮断位
置とに変位自在となるように連結した携帯無線装置1と
した。これによって、使用に際しては、第2のケーシン
グ5を接続位置に変位させて第1の接続部8と第2の接
続部10とを電気的に接続させることで、無線装置6と
アンテナ素子9とが電気的に接続される。
別な作業を行うことなく送受信感度を向上させることが
できるようにする。 【解決手段】 無線装置6を内蔵してこの無線装置6に
電気的に接続された第1の接続部8を有する第1のケー
シング4と、アンテナ素子9とこのアンテナ素子9に電
気的に接続された第2の接続部10とを有する第2のケ
ーシングとを、第2の接続部10が前記第1の接続部8
に電気的に接続する接続位置と前記第2の接続部10が
前記第1の接続部8から電気的に非接続とされる遮断位
置とに変位自在となるように連結した携帯無線装置1と
した。これによって、使用に際しては、第2のケーシン
グ5を接続位置に変位させて第1の接続部8と第2の接
続部10とを電気的に接続させることで、無線装置6と
アンテナ素子9とが電気的に接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線装置に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、外部機器との間で情報の送受信
を行う無線装置を可搬性を有する小型のケーシング内に
備える携帯無線装置がある。
を行う無線装置を可搬性を有する小型のケーシング内に
備える携帯無線装置がある。
【0003】携帯無線装置は、外部機器との間での無線
通信を良好に行うために、無線装置に接続されたアンテ
ナ素子を備えている。
通信を良好に行うために、無線装置に接続されたアンテ
ナ素子を備えている。
【0004】一般的に、電波の送受信性能は、アンテナ
素子がケーシング外にある状態の方が、ケーシング内に
収納されている状態と比較して高くなる。一方で、不使
用時にもアンテナ素子がケーシングの外にある状態で
は、収納に際して不便である。
素子がケーシング外にある状態の方が、ケーシング内に
収納されている状態と比較して高くなる。一方で、不使
用時にもアンテナ素子がケーシングの外にある状態で
は、収納に際して不便である。
【0005】このため、アンテナ素子を有するアンテナ
部材をケーシングに対して伸長/収納自在な構成とし、
使用に際しては、アンテナ部材をケーシングから伸長さ
せてアンテナ素子をケーシングから極力離反させるよう
にした携帯無線装置がある。不使用時には、不要となる
アンテナ部材をケーシング内に収納することで、取り扱
いが容易になる。
部材をケーシングに対して伸長/収納自在な構成とし、
使用に際しては、アンテナ部材をケーシングから伸長さ
せてアンテナ素子をケーシングから極力離反させるよう
にした携帯無線装置がある。不使用時には、不要となる
アンテナ部材をケーシング内に収納することで、取り扱
いが容易になる。
【0006】しかし、上述した携帯無線装置では、使用
する度にアンテナ部材の伸長/収納を行うため、作業が
煩雑になってしまうことが懸念される。特に、ケーシン
グがヒンジにより折り畳み可能な構成となっている携帯
無線装置では、使用する度にケーシングを開き、さらに
アンテナを伸長させなくてはならず、作業が煩雑になっ
てしまうことが懸念される。
する度にアンテナ部材の伸長/収納を行うため、作業が
煩雑になってしまうことが懸念される。特に、ケーシン
グがヒンジにより折り畳み可能な構成となっている携帯
無線装置では、使用する度にケーシングを開き、さらに
アンテナを伸長させなくてはならず、作業が煩雑になっ
てしまうことが懸念される。
【0007】そこで、例えば、特開平9−27707号
公報には、ヒンジにより折り畳み可能な構成となってい
るケーシングの開閉に伴ってアンテナ部材が伸長/収納
されるアンテナ収納構造が開示されている。同公報に開
示された技術によれば、ケーシングの開閉に伴ってアン
テナ部材を伸長/収納することが可能になるので、操作
の容易化を図ることが可能になる。
公報には、ヒンジにより折り畳み可能な構成となってい
るケーシングの開閉に伴ってアンテナ部材が伸長/収納
されるアンテナ収納構造が開示されている。同公報に開
示された技術によれば、ケーシングの開閉に伴ってアン
テナ部材を伸長/収納することが可能になるので、操作
の容易化を図ることが可能になる。
【0008】また、例えば、特開平10−13286号
公報に開示されているように、両端にアンテナ素子が取
り付けられて本体から伸長/収納可能とされた棒状のア
ンテナ部材と、このアンテナ素子を狭持することにより
アンテナ部材と本体と接続させる金属部材との間に誘電
体を取り付けたアンテナ装置および携帯無線機がある。
同公報に開示された技術によれば、アンテナ素子と金属
部材との直接的な接触が防止されるため、アンテナ素子
および金属部材の摩耗を抑制することが可能になる。
公報に開示されているように、両端にアンテナ素子が取
り付けられて本体から伸長/収納可能とされた棒状のア
ンテナ部材と、このアンテナ素子を狭持することにより
アンテナ部材と本体と接続させる金属部材との間に誘電
体を取り付けたアンテナ装置および携帯無線機がある。
同公報に開示された技術によれば、アンテナ素子と金属
部材との直接的な接触が防止されるため、アンテナ素子
および金属部材の摩耗を抑制することが可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平9−
27707号公報に開示されているアンテナ収納構造を
有する携帯無線装置では、アンテナ素子が常にケーシン
グの外方に位置するため、アンテナ素子の損傷が懸念さ
れる。
27707号公報に開示されているアンテナ収納構造を
有する携帯無線装置では、アンテナ素子が常にケーシン
グの外方に位置するため、アンテナ素子の損傷が懸念さ
れる。
【0010】同様に、特開平10−13286号公報に
開示されているアンテナ装置および携帯無線機では、ア
ンテナ部材をケーシングから伸長させた状態では、一方
のアンテナ素子が露出した状態となるため、アンテナ素
子の損傷が懸念される。
開示されているアンテナ装置および携帯無線機では、ア
ンテナ部材をケーシングから伸長させた状態では、一方
のアンテナ素子が露出した状態となるため、アンテナ素
子の損傷が懸念される。
【0011】上述したようなアンテナ素子の損傷によっ
て、アンテナ素子と無線装置とを接続する接点部におけ
る接触抵抗が増大し、電力の損失が生じる。
て、アンテナ素子と無線装置とを接続する接点部におけ
る接触抵抗が増大し、電力の損失が生じる。
【0012】本発明は、アンテナ素子を筐体から離反さ
せるために格別な作業を行うことなく送受信感度を向上
させることができる携帯無線装置を得ることを目的とす
る。
せるために格別な作業を行うことなく送受信感度を向上
させることができる携帯無線装置を得ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の携
帯無線装置は、無線装置を内蔵してこの無線装置に電気
的に接続された第1の接続部を有する筐体形状の第1の
ケーシングと、アンテナ素子とこのアンテナ素子に電気
的に接続された第2の接続部とを有する第2のケーシン
グと、を備え、前記第2のケーシングは、前記第1のケ
ーシングに対して、前記第1の接続部と前記第2の接続
部とが電気的に接続される接続位置と前記第1の接続部
と前記第2の接続部とが電気的に非接続となる遮断位置
とに変位自在に連結されている。
帯無線装置は、無線装置を内蔵してこの無線装置に電気
的に接続された第1の接続部を有する筐体形状の第1の
ケーシングと、アンテナ素子とこのアンテナ素子に電気
的に接続された第2の接続部とを有する第2のケーシン
グと、を備え、前記第2のケーシングは、前記第1のケ
ーシングに対して、前記第1の接続部と前記第2の接続
部とが電気的に接続される接続位置と前記第1の接続部
と前記第2の接続部とが電気的に非接続となる遮断位置
とに変位自在に連結されている。
【0014】したがって、使用に際しては、第2のケー
シングを接続位置に変位させて第1の接続部と第2の接
続部とを電気的に接続させることで、無線装置とアンテ
ナ素子とを電気的に接続する。これによって、例えば、
折畳式の携帯電話またはグラフィックターミナル等、使
用に際して第2のケーシングの接続位置への変位を必要
とする携帯無線装置で、アンテナ素子を筐体から離反さ
せるために格別な作業を行うことなく送受信感度を向上
させることが可能になる。
シングを接続位置に変位させて第1の接続部と第2の接
続部とを電気的に接続させることで、無線装置とアンテ
ナ素子とを電気的に接続する。これによって、例えば、
折畳式の携帯電話またはグラフィックターミナル等、使
用に際して第2のケーシングの接続位置への変位を必要
とする携帯無線装置で、アンテナ素子を筐体から離反さ
せるために格別な作業を行うことなく送受信感度を向上
させることが可能になる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の携
帯無線装置において、前記第1の接続部は、前記無線装
置に電気的に接続された第1の導体と前記第1の導体に
取り付けられて一部を前記第1のケーシングから露出さ
せた誘電体とによって形成されており、前記第2の接続
部は、前記アンテナ素子に電気的に接続されて前記第2
のケーシングが前記接続位置にある場合に前記誘電体に
当接する第2の導体である。
帯無線装置において、前記第1の接続部は、前記無線装
置に電気的に接続された第1の導体と前記第1の導体に
取り付けられて一部を前記第1のケーシングから露出さ
せた誘電体とによって形成されており、前記第2の接続
部は、前記アンテナ素子に電気的に接続されて前記第2
のケーシングが前記接続位置にある場合に前記誘電体に
当接する第2の導体である。
【0016】したがって、使用に際しては、第2のケー
シングを接続位置に変位させることにより、第1の導体
と誘電体と第2の導体とによってコンデンサが形成され
る。これによって、第1の導体と第2の導体とを電気的
に接続して、無線装置とアンテナ素子とを電気的に接続
することが可能になる。また、一般的に金属により形成
される第1および第2の導体を、絶縁性の高い高分子材
料により形成されることが多い誘電体を介して電気的に
接続することにより、互いが直接接触することによって
生じる第1および第2の導体の摩耗を防止することが可
能になる。さらに、無線装置とアンテナ素子とをコンデ
ンサを介して電気的に接続することにより、データの送
受信に係る高周波信号の伝達の安定化を図ることが可能
になる。
シングを接続位置に変位させることにより、第1の導体
と誘電体と第2の導体とによってコンデンサが形成され
る。これによって、第1の導体と第2の導体とを電気的
に接続して、無線装置とアンテナ素子とを電気的に接続
することが可能になる。また、一般的に金属により形成
される第1および第2の導体を、絶縁性の高い高分子材
料により形成されることが多い誘電体を介して電気的に
接続することにより、互いが直接接触することによって
生じる第1および第2の導体の摩耗を防止することが可
能になる。さらに、無線装置とアンテナ素子とをコンデ
ンサを介して電気的に接続することにより、データの送
受信に係る高周波信号の伝達の安定化を図ることが可能
になる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の携
帯無線装置において、前記第1の接続部は、前記無線装
置に電気的に接続された第1の導体と前記第1の導体に
取り付けられて一部を前記第1のケーシングから露出さ
せた第1の誘電体とによって形成されており、前記第2
の接続部は、前記アンテナ素子に電気的に接続された第
2の導体と一部を前記第2のケーシングから露出させて
前記第2の導体に取り付けられて前記第2のケーシング
が前記接続位置にある場合に前記第1の誘電体に当接す
る第2の誘電体とによって形成されている。
帯無線装置において、前記第1の接続部は、前記無線装
置に電気的に接続された第1の導体と前記第1の導体に
取り付けられて一部を前記第1のケーシングから露出さ
せた第1の誘電体とによって形成されており、前記第2
の接続部は、前記アンテナ素子に電気的に接続された第
2の導体と一部を前記第2のケーシングから露出させて
前記第2の導体に取り付けられて前記第2のケーシング
が前記接続位置にある場合に前記第1の誘電体に当接す
る第2の誘電体とによって形成されている。
【0018】したがって、使用に際しては、第2のケー
シングを接続位置に変位させることによって、第1の導
体と第1の誘電体と第2の導体と第2の誘電体によって
コンデンサが形成される。これによって、第1および第
2の誘電体を電気的に接続して、無線装置とアンテナ素
子とを電気的に接続することが可能になる。また、一般
的に金属により形成される第1および第2の導体を、絶
縁性の高い高分子材料により形成されることが多い誘電
体を介して電気的に接続することにより、直接接触する
ことにより生じる第1および第2の導体の摩耗を防止す
ることが可能になる。さらに、第1および第2の導体に
それぞれ第1および第2の誘電体を取り付けることによ
り、第1および第2の導体が外部に露出しないので、第
1および第2の導体を保護することが可能になる。
シングを接続位置に変位させることによって、第1の導
体と第1の誘電体と第2の導体と第2の誘電体によって
コンデンサが形成される。これによって、第1および第
2の誘電体を電気的に接続して、無線装置とアンテナ素
子とを電気的に接続することが可能になる。また、一般
的に金属により形成される第1および第2の導体を、絶
縁性の高い高分子材料により形成されることが多い誘電
体を介して電気的に接続することにより、直接接触する
ことにより生じる第1および第2の導体の摩耗を防止す
ることが可能になる。さらに、第1および第2の導体に
それぞれ第1および第2の誘電体を取り付けることによ
り、第1および第2の導体が外部に露出しないので、第
1および第2の導体を保護することが可能になる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の携帯無線装置において、前記第1のケーシン
グと前記第2のケーシングとは、ヒンジによって互いに
回動自在に連結されている。
は3記載の携帯無線装置において、前記第1のケーシン
グと前記第2のケーシングとは、ヒンジによって互いに
回動自在に連結されている。
【0020】したがって、使用に際しては、ヒンジを中
心として第2のケーシングを回動させることで接続位置
に変位させる。これによって、実用上、第1の接続部と
第2の接続部との電気的な接続の容易化を図ることが可
能になる。
心として第2のケーシングを回動させることで接続位置
に変位させる。これによって、実用上、第1の接続部と
第2の接続部との電気的な接続の容易化を図ることが可
能になる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の携帯無線装置において、前記第1のケーシン
グと前記第2のケーシングとは、前記第1の接続部と前
記第2の接続部とが電気的に接続する方向に略直交する
方向にスライド自在に連結されている。
は3記載の携帯無線装置において、前記第1のケーシン
グと前記第2のケーシングとは、前記第1の接続部と前
記第2の接続部とが電気的に接続する方向に略直交する
方向にスライド自在に連結されている。
【0022】したがって、使用に際しては、第1のケー
シングに対して第2のケーシングをスライドさせて接続
位置に変位させる。これによって、実用上、第1の接続
部と第2の接続部との電気的な接続の容易化を図ること
が可能になる。
シングに対して第2のケーシングをスライドさせて接続
位置に変位させる。これによって、実用上、第1の接続
部と第2の接続部との電気的な接続の容易化を図ること
が可能になる。
【0023】請求項6記載の発明の携帯無線装置は、無
線装置と第1の接続部と第1のアンテナ素子とを有する
筐体形状の第1のケーシングと、第2のアンテナ素子と
このアンテナ素子に電気的に接続された第2の接続部と
を有して、この第1の接続部と前記第2の接続部とが電
気的に接続される接続位置と前記第1の接続部と前記第
2の接続部とが電気的に非接続となる遮断位置とに変位
自在な第2のケーシングと、前記第2のケーシングが前
記接続位置にある場合と前記遮断位置にある場合とで出
力が変化する状態検知センサと、前記第1の接続部と前
記無線装置とを電気的に接続する位置と、前記第1のア
ンテナ素子と前記無線装置とを電気的に接続する位置と
に変位自在な切替スイッチと、前記状態検知センサの出
力値に応じて前記切替スイッチの位置を選択的に変位さ
せる変位手段と、を備える。
線装置と第1の接続部と第1のアンテナ素子とを有する
筐体形状の第1のケーシングと、第2のアンテナ素子と
このアンテナ素子に電気的に接続された第2の接続部と
を有して、この第1の接続部と前記第2の接続部とが電
気的に接続される接続位置と前記第1の接続部と前記第
2の接続部とが電気的に非接続となる遮断位置とに変位
自在な第2のケーシングと、前記第2のケーシングが前
記接続位置にある場合と前記遮断位置にある場合とで出
力が変化する状態検知センサと、前記第1の接続部と前
記無線装置とを電気的に接続する位置と、前記第1のア
ンテナ素子と前記無線装置とを電気的に接続する位置と
に変位自在な切替スイッチと、前記状態検知センサの出
力値に応じて前記切替スイッチの位置を選択的に変位さ
せる変位手段と、を備える。
【0024】したがって、使用に際しては、第2のケー
シングが接続位置にあるか遮断位置にあるかに応じて変
化する状態検知センサの出力に応じて、変位手段によっ
て切替スイッチの位置が変位されることにより、無線装
置と第1の接続部、または、無線装置と第1のアンテナ
素子とが電気的に接続される。これによって、格別な作
業を行うことなく使用時の形態に応じて使用するアンテ
ナ素子を選択することが可能になる。
シングが接続位置にあるか遮断位置にあるかに応じて変
化する状態検知センサの出力に応じて、変位手段によっ
て切替スイッチの位置が変位されることにより、無線装
置と第1の接続部、または、無線装置と第1のアンテナ
素子とが電気的に接続される。これによって、格別な作
業を行うことなく使用時の形態に応じて使用するアンテ
ナ素子を選択することが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図1ないし図3を参照して説明する。本実施の形態
は、携帯無線装置としてグラフィックターミナルへ適用
した例を示す。
て図1ないし図3を参照して説明する。本実施の形態
は、携帯無線装置としてグラフィックターミナルへ適用
した例を示す。
【0026】ここで、グラフィックターミナルは、例え
ば、スーパーマーケット等の小売店での棚卸し作業等の
等売場内で行う作業に際しての商品の在庫管理に使用さ
れ、事務所等の売場以外の場所に設置されたホストコン
ピュータとの間で無線通信を行う。
ば、スーパーマーケット等の小売店での棚卸し作業等の
等売場内で行う作業に際しての商品の在庫管理に使用さ
れ、事務所等の売場以外の場所に設置されたホストコン
ピュータとの間で無線通信を行う。
【0027】なお、本実施の形態では、グラフィックタ
ーミナルの詳細な外観、グラフィックターミナルの詳細
な内部機構、および、グラフィックターミナル内で実行
される各種制御については、公知の技術であるため説明
を省略する。
ーミナルの詳細な外観、グラフィックターミナルの詳細
な内部機構、および、グラフィックターミナル内で実行
される各種制御については、公知の技術であるため説明
を省略する。
【0028】図1は本発明の第1の実施の形態のグラフ
ィックターミナルの内部を平面的に示す概略図、図2は
グラフィックターミナルの内部を側方から示す概略図で
ある。
ィックターミナルの内部を平面的に示す概略図、図2は
グラフィックターミナルの内部を側方から示す概略図で
ある。
【0029】グラフィックターミナル1のケーシング2
は、ヒンジ3によって回動自在に連結された第1のケー
シング4と第2のケーシング5とによって構成されてい
る。
は、ヒンジ3によって回動自在に連結された第1のケー
シング4と第2のケーシング5とによって構成されてい
る。
【0030】第1のケーシング4は、金属材料によって
形成されている。これにより、オペレーターによる直接
的な把持に対する強度や、オペレーターが直接把持した
場合に人体によって第1のケーシング4の外部から電波
が与えられることによる後述する無線装置6等に直接影
響を与えることを防止することができる。
形成されている。これにより、オペレーターによる直接
的な把持に対する強度や、オペレーターが直接把持した
場合に人体によって第1のケーシング4の外部から電波
が与えられることによる後述する無線装置6等に直接影
響を与えることを防止することができる。
【0031】第1のケーシング4内には、無線装置6が
内蔵されている。公知の技術で有るため詳細な説明を省
略するが、無線装置6は、後述するアンテナ素子9を介
して外部から伝送された高周波エネルギーを受信する受
信機能と、データを高周波信号としてアンテナ素子9を
介して外部へ伝送する送信機能とを有している。
内蔵されている。公知の技術で有るため詳細な説明を省
略するが、無線装置6は、後述するアンテナ素子9を介
して外部から伝送された高周波エネルギーを受信する受
信機能と、データを高周波信号としてアンテナ素子9を
介して外部へ伝送する送信機能とを有している。
【0032】第1のケーシング4内には、無線装置6に
電気的に接続された第1の導体7が設けられている。第
1の導体7には、一端面を第1のケーシング4から外方
へ露出させた第1の接続部としての誘電体8の他端面が
設けられている。誘電体8の一端面は、第1の導体7に
対して電気的に接続されている。公知の技術であるため
説明を省略するが、誘電体8は、絶縁性の高い高分子材
料によって形成されている。
電気的に接続された第1の導体7が設けられている。第
1の導体7には、一端面を第1のケーシング4から外方
へ露出させた第1の接続部としての誘電体8の他端面が
設けられている。誘電体8の一端面は、第1の導体7に
対して電気的に接続されている。公知の技術であるため
説明を省略するが、誘電体8は、絶縁性の高い高分子材
料によって形成されている。
【0033】第2のケーシング5内には、外部から伝送
された高周波信号の送受信を担う第2の接続部としての
アンテナ素子9が設けられている。アンテナ素子9の形
態は、逆Fアンテナ、ヘリカルアンテナ、ストリップア
ンテナ等、第2のケーシング5に取り付けられるもので
あればいずれの形態であってもよい。
された高周波信号の送受信を担う第2の接続部としての
アンテナ素子9が設けられている。アンテナ素子9の形
態は、逆Fアンテナ、ヘリカルアンテナ、ストリップア
ンテナ等、第2のケーシング5に取り付けられるもので
あればいずれの形態であってもよい。
【0034】アンテナ素子9には、第2の導体10が電
気的に接続されている。第2の導体10は、アンテナ素
子9に電気的に接続されている側の反対側の面を、第2
のケーシング5から外方へ露出させた状態で設けられて
いる。
気的に接続されている。第2の導体10は、アンテナ素
子9に電気的に接続されている側の反対側の面を、第2
のケーシング5から外方へ露出させた状態で設けられて
いる。
【0035】グラフィックターミナル1は、図2(b)に
示す状態からヒンジ3を中心として第1のケーシング4
と第2のケーシング5とを互いに離反する方向へ回動さ
れることにより、図2(a)に示すような接続位置に位置
付けられる。
示す状態からヒンジ3を中心として第1のケーシング4
と第2のケーシング5とを互いに離反する方向へ回動さ
れることにより、図2(a)に示すような接続位置に位置
付けられる。
【0036】第1の導体7、誘電体8および第2の導体
10は、それぞれ第1または第2のケーシング5に対し
て、グラフィックターミナル1が接続位置にある状態で
一方向に重複するような位置関係に設けられている。
10は、それぞれ第1または第2のケーシング5に対し
て、グラフィックターミナル1が接続位置にある状態で
一方向に重複するような位置関係に設けられている。
【0037】これにより、グラフィックターミナル1が
接続位置にある場合には、第2の導体10が誘電体8に
当接し、図3に示すように、第1の導体7、誘電体8お
よび第2の導体10によってコンデンサCDが形成され
る。
接続位置にある場合には、第2の導体10が誘電体8に
当接し、図3に示すように、第1の導体7、誘電体8お
よび第2の導体10によってコンデンサCDが形成され
る。
【0038】ここで、ケーシング2を接続位置に位置さ
せることにより形成されるコンデンサCDの静電容量C
は、以下の式により求めることができる。 C=εS/d ただし、ε:誘電体の誘電率、 S:第1の導体と第2の導体とが重複する面積、 d:第1の導体と第2の導体との間の距離
せることにより形成されるコンデンサCDの静電容量C
は、以下の式により求めることができる。 C=εS/d ただし、ε:誘電体の誘電率、 S:第1の導体と第2の導体とが重複する面積、 d:第1の導体と第2の導体との間の距離
【0039】グラフィックターミナル1は、収納時等の
不使用時には、図2(a)に示す状態からヒンジ3を中心
として第1のケーシング4と第2のケーシング5とを互
いに当接する方向へ回動されることにより、図2(b)に
示すような遮断位置に位置付けられる。
不使用時には、図2(a)に示す状態からヒンジ3を中心
として第1のケーシング4と第2のケーシング5とを互
いに当接する方向へ回動されることにより、図2(b)に
示すような遮断位置に位置付けられる。
【0040】これにより、グラフィックターミナル1が
遮断位置にある場合には、第2の導体10と誘電体8と
が離間し、第1および第2の導体7,10が電気的に非
接続とされる。
遮断位置にある場合には、第2の導体10と誘電体8と
が離間し、第1および第2の導体7,10が電気的に非
接続とされる。
【0041】加えて、特に図示しないが、グラフィック
ターミナル1は、グラフィックターミナル1が備える各
部を駆動制御する制御系を有している。上述したLC
D、タッチパネルおよび無線装置6等は、制御系によっ
て駆動制御される。
ターミナル1は、グラフィックターミナル1が備える各
部を駆動制御する制御系を有している。上述したLC
D、タッチパネルおよび無線装置6等は、制御系によっ
て駆動制御される。
【0042】このような構成において、グラフィックタ
ーミナル1の使用に際しては、ヒンジ3を中心として第
1および第2のケーシング4,5を互いに離反する方向
へ回動させて、図2(a)に示す接続位置とする。これに
よって、図3に示すように、第2の導体10が誘電体8
に当接し、第1の導体7、誘電体8および第2の導体1
0によってコンデンサCDが形成され、アンテナ素子9
と無線装置6とが電気的に接続される。
ーミナル1の使用に際しては、ヒンジ3を中心として第
1および第2のケーシング4,5を互いに離反する方向
へ回動させて、図2(a)に示す接続位置とする。これに
よって、図3に示すように、第2の導体10が誘電体8
に当接し、第1の導体7、誘電体8および第2の導体1
0によってコンデンサCDが形成され、アンテナ素子9
と無線装置6とが電気的に接続される。
【0043】データを受信する際には、外部から伝送さ
れた高周波信号がアンテナ素子9に誘起される。第1の
導体7と第2の導体10とは誘電体8を介して電気的に
接続されているため、アンテナ素子9に誘起された高周
波信号は無線装置6に入力される。
れた高周波信号がアンテナ素子9に誘起される。第1の
導体7と第2の導体10とは誘電体8を介して電気的に
接続されているため、アンテナ素子9に誘起された高周
波信号は無線装置6に入力される。
【0044】無線装置6に入力された高周波信号はデジ
タル信号に変換され、この信号に応じて制御系がグラフ
ィックターミナル1が備える各部を駆動制御する。
タル信号に変換され、この信号に応じて制御系がグラフ
ィックターミナル1が備える各部を駆動制御する。
【0045】データを送信する際には、無線装置6から
アンテナ素子9へ向けてデータを出力する。第1の導体
7と第2の導体10とは誘電体8を介して電気的に接続
されているため、無線装置6から出力されたデータはコ
ンデンサCDを介して、高周波信号としてアンテナ素子
9から外部へ放射される。
アンテナ素子9へ向けてデータを出力する。第1の導体
7と第2の導体10とは誘電体8を介して電気的に接続
されているため、無線装置6から出力されたデータはコ
ンデンサCDを介して、高周波信号としてアンテナ素子
9から外部へ放射される。
【0046】グラフィックターミナル1の不使用時に
は、ヒンジ3を中心として第1および第2のケーシング
5が互いに当接する方向へ回動させて、図2(b)に示す
遮断位置とする。これによって、第2の導体10と誘電
体8とが離間され、第1および第2の導体7,10が電
気的に非接続とされる。
は、ヒンジ3を中心として第1および第2のケーシング
5が互いに当接する方向へ回動させて、図2(b)に示す
遮断位置とする。これによって、第2の導体10と誘電
体8とが離間され、第1および第2の導体7,10が電
気的に非接続とされる。
【0047】ここに、折畳式のグラフィックターミナル
1等、使用する際に変位を必要とするグラフィックター
ミナル1で、アンテナ素子9を筐体から離反させるため
に格別な作業を行うことなく送受信感度を向上させるこ
とが可能になる。
1等、使用する際に変位を必要とするグラフィックター
ミナル1で、アンテナ素子9を筐体から離反させるため
に格別な作業を行うことなく送受信感度を向上させるこ
とが可能になる。
【0048】また、一般的に金属により形成される第1
および第2の導体7,10を、絶縁性の高い高分子材料
により形成される誘電体8を介して電気的に接続するこ
とで、互いが直接接触することによる第1および第2の
導体7,10の摩耗を防止することが可能になる。
および第2の導体7,10を、絶縁性の高い高分子材料
により形成される誘電体8を介して電気的に接続するこ
とで、互いが直接接触することによる第1および第2の
導体7,10の摩耗を防止することが可能になる。
【0049】さらに、無線装置6とアンテナ素子9とを
コンデンサCDを介して電気的に接続することにより、
データの送受信に係る高周波信号を安定して伝達するこ
とができる。
コンデンサCDを介して電気的に接続することにより、
データの送受信に係る高周波信号を安定して伝達するこ
とができる。
【0050】なお、本実施の形態では、折畳式のグラフ
ィックターミナル1について説明したが、これに限るも
のではなく、例えば、折畳式の携帯電話等に適用しても
よい。
ィックターミナル1について説明したが、これに限るも
のではなく、例えば、折畳式の携帯電話等に適用しても
よい。
【0051】次に、本発明の第2の実施の形態について
図4を参照して説明する。本実施の形態は、第2のケー
シング5に設けられた第2の導体10に誘電体が取り付
けられている点が、第1の実施の形態と異なる点であ
る。第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説
明も省略する。
図4を参照して説明する。本実施の形態は、第2のケー
シング5に設けられた第2の導体10に誘電体が取り付
けられている点が、第1の実施の形態と異なる点であ
る。第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説
明も省略する。
【0052】図4は、本発明の第2の実施の形態のグラ
フィックターミナルの内部を平面的に示す概略図であ
る。本発明のグラフィックターミナル11の第1のケー
シング4に設けられた第1の導体7には、第1の誘電体
12が設けられている。
フィックターミナルの内部を平面的に示す概略図であ
る。本発明のグラフィックターミナル11の第1のケー
シング4に設けられた第1の導体7には、第1の誘電体
12が設けられている。
【0053】第2のケーシング5内には、アンテナ素子
9に電気的に接続された第2の導体10が設けられてい
る。第2の導体10には、一部が第2のケーシング5か
ら外部へ露出する第2の誘電体13が設けられている。
本実施の形態では、第2の誘電体13によって第2の接
続部が実現されている。公知の技術であるため説明を省
略するが、第1および第2の誘電体12,13は、絶縁
性の高い高分子材料によって形成されている。
9に電気的に接続された第2の導体10が設けられてい
る。第2の導体10には、一部が第2のケーシング5か
ら外部へ露出する第2の誘電体13が設けられている。
本実施の形態では、第2の誘電体13によって第2の接
続部が実現されている。公知の技術であるため説明を省
略するが、第1および第2の誘電体12,13は、絶縁
性の高い高分子材料によって形成されている。
【0054】第1の導体7、第1の誘電体12、第2の
導体10および第2の誘電体13は、それぞれ第1また
は第2のケーシング5に対して、グラフィックターミナ
ル11が接続位置にある状態で一方向に重複するような
位置関係に設けられている。これにより、グラフィック
ターミナル11が接続位置にある場合には、第2の誘電
体13と第1の誘電体12とが当接し、第1の導体7、
第1の誘電体12、第2の導体10および第2の誘電体
13によってコンデンサが形成され、アンテナ素子9と
無線装置6とが電気的に接続される。
導体10および第2の誘電体13は、それぞれ第1また
は第2のケーシング5に対して、グラフィックターミナ
ル11が接続位置にある状態で一方向に重複するような
位置関係に設けられている。これにより、グラフィック
ターミナル11が接続位置にある場合には、第2の誘電
体13と第1の誘電体12とが当接し、第1の導体7、
第1の誘電体12、第2の導体10および第2の誘電体
13によってコンデンサが形成され、アンテナ素子9と
無線装置6とが電気的に接続される。
【0055】ここで、ケーシング2を接続位置に位置さ
せること形成されるコンデンサCDの静電容量Cは、以
下の式により求めることができる。 C=εS/d’ ただし、ε:誘電体の誘電率、 S:第1の導体と第2の導体とが重複する面積、 d’:第1の導体と第2の導体との間の距離
せること形成されるコンデンサCDの静電容量Cは、以
下の式により求めることができる。 C=εS/d’ ただし、ε:誘電体の誘電率、 S:第1の導体と第2の導体とが重複する面積、 d’:第1の導体と第2の導体との間の距離
【0056】グラフィックターミナル11が遮断位置に
ある場合には、第1の誘電体12と第2の誘電体13と
が離間し、第1および第2の導体7,10が電気的に非
接続とされる。これにより、アンテナ素子9と無線装置
6とが電気的に非接続とされる。
ある場合には、第1の誘電体12と第2の誘電体13と
が離間し、第1および第2の導体7,10が電気的に非
接続とされる。これにより、アンテナ素子9と無線装置
6とが電気的に非接続とされる。
【0057】このような構成において、グラフィックタ
ーミナル11の使用に際しては、ヒンジ3を中心として
第1および第2のケーシング5を互いに離反する方向へ
回動させて接続位置とする(図2(a)参照)。これによ
り、第1の誘電体12と第2の誘電体13とが当接さ
れ、第1の導体7、第1の誘電体12、第2の導体10
および第2の誘電体13によってコンデンサが形成さ
れ、アンテナ素子9と無線装置6とが電気的に接続され
る。
ーミナル11の使用に際しては、ヒンジ3を中心として
第1および第2のケーシング5を互いに離反する方向へ
回動させて接続位置とする(図2(a)参照)。これによ
り、第1の誘電体12と第2の誘電体13とが当接さ
れ、第1の導体7、第1の誘電体12、第2の導体10
および第2の誘電体13によってコンデンサが形成さ
れ、アンテナ素子9と無線装置6とが電気的に接続され
る。
【0058】グラフィックターミナル11の不使用時に
は、ヒンジ3を中心として第1および第2のケーシング
5を互いに当接する方向へ回動させることにより、遮断
位置とする(図2(b)参照)。これによって、第1の誘電
体12と第2の誘電体13とが離間され、第1および第
2の導体7,10が電気的に非接続とされる。
は、ヒンジ3を中心として第1および第2のケーシング
5を互いに当接する方向へ回動させることにより、遮断
位置とする(図2(b)参照)。これによって、第1の誘電
体12と第2の誘電体13とが離間され、第1および第
2の導体7,10が電気的に非接続とされる。
【0059】これによって、一般的に金属により形成さ
れる第1および第2の導体7,10を、絶縁性の高い高
分子材料により形成される第1および第2の誘電体1
2,13を介して電気的に接続することで、第1の実施
の形態と同様の効果を得ることが可能になる。
れる第1および第2の導体7,10を、絶縁性の高い高
分子材料により形成される第1および第2の誘電体1
2,13を介して電気的に接続することで、第1の実施
の形態と同様の効果を得ることが可能になる。
【0060】また、第1および第2の誘電体12,13
を介して、第1の導体7と第2の導体10とを電気的に
接続することで直接接触することによる第1および第2
の導体7,10の摩耗を防止することが可能になる。
を介して、第1の導体7と第2の導体10とを電気的に
接続することで直接接触することによる第1および第2
の導体7,10の摩耗を防止することが可能になる。
【0061】さらに、第1および第2の導体7,10に
それぞれ第1および第2の誘電体12,13を取り付け
ることにより、第1および第2の導体7,10が外部に
露出しないので、第1および第2の導体7,10を保護
することが可能になる。
それぞれ第1および第2の誘電体12,13を取り付け
ることにより、第1および第2の導体7,10が外部に
露出しないので、第1および第2の導体7,10を保護
することが可能になる。
【0062】次に、本発明の第3の実施の形態について
図5を参照して説明する。本実施の形態は、第1のケー
シング4と第2のケーシング5とが相対的にスライド自
在な構成である点が第1の実施の形態と異なる点であ
る。
図5を参照して説明する。本実施の形態は、第1のケー
シング4と第2のケーシング5とが相対的にスライド自
在な構成である点が第1の実施の形態と異なる点であ
る。
【0063】図5は、本発明の第3の実施の形態のグラ
フィックターミナルの内部を側方から示す概略図であ
る。グラフィックターミナル21の第1のケーシング4
と第2のケーシング5とは、図5中左右方向に沿って、
相対的にスライド自在である。
フィックターミナルの内部を側方から示す概略図であ
る。グラフィックターミナル21の第1のケーシング4
と第2のケーシング5とは、図5中左右方向に沿って、
相対的にスライド自在である。
【0064】誘電体8は、第1のケーシング4の上面
(図5中紙面上側)から、一部が露出するように設けられ
ている。第2の導体10は、第2のケーシング5の下面
(図5中紙面下側)から、一部を露出させて設けられてい
る。
(図5中紙面上側)から、一部が露出するように設けられ
ている。第2の導体10は、第2のケーシング5の下面
(図5中紙面下側)から、一部を露出させて設けられてい
る。
【0065】グラフィックターミナル21は、図5(b)
に示す状態から図5(a)に示す方向へスライドされるこ
とにより、接続位置に位置付けられる。
に示す状態から図5(a)に示す方向へスライドされるこ
とにより、接続位置に位置付けられる。
【0066】第1の導体7、誘電体8および第2の導体
10は、それぞれ第1または第2のケーシング5に対し
て、グラフィックターミナル21が接続位置にある状態
で一方向に重複するような位置関係に設けられている。
10は、それぞれ第1または第2のケーシング5に対し
て、グラフィックターミナル21が接続位置にある状態
で一方向に重複するような位置関係に設けられている。
【0067】これにより、グラフィックターミナル21
が接続位置にある場合には、第2の導体10が誘電体8
に当接し、図5(a)に示すように、第1の導体7、誘電
体8および第2の導体10によってコンデンサCDが形
成される。
が接続位置にある場合には、第2の導体10が誘電体8
に当接し、図5(a)に示すように、第1の導体7、誘電
体8および第2の導体10によってコンデンサCDが形
成される。
【0068】グラフィックターミナル21は、収納時等
の不使用時には、図5(a)に示す状態から図5(b)に示
す位置へスライドされることによって、遮断位置に位置
付けられる。
の不使用時には、図5(a)に示す状態から図5(b)に示
す位置へスライドされることによって、遮断位置に位置
付けられる。
【0069】これにより、グラフィックターミナル21
が遮断位置にある場合には、第2の導体10と誘電体8
とが離間し、第1および第2の導体7,10が電気的に
非接続とされる。
が遮断位置にある場合には、第2の導体10と誘電体8
とが離間し、第1および第2の導体7,10が電気的に
非接続とされる。
【0070】このような構成において、グラフィックタ
ーミナル21の使用に際しては、第1および第2のケー
シング4,5を互いに離反する方向へスライドさせて、
図5(a)に示す接続位置とする。
ーミナル21の使用に際しては、第1および第2のケー
シング4,5を互いに離反する方向へスライドさせて、
図5(a)に示す接続位置とする。
【0071】これによって、図5(a)に示すように、第
2の導体10が誘電体8に当接し、第1の導体7、誘電
体8および第2の導体10によってコンデンサCDが形
成され、アンテナ素子9と無線装置6とが電気的に接続
される。
2の導体10が誘電体8に当接し、第1の導体7、誘電
体8および第2の導体10によってコンデンサCDが形
成され、アンテナ素子9と無線装置6とが電気的に接続
される。
【0072】グラフィックターミナル1の不使用時に
は、第1および第2のケーシング4,5を互いに離反す
る方向へスライドさせて、図5(b)に示す遮断位置とす
る。
は、第1および第2のケーシング4,5を互いに離反す
る方向へスライドさせて、図5(b)に示す遮断位置とす
る。
【0073】これによって、第2の導体10と誘電体8
とが離間され、第1および第2の導体7,10が電気的
に非接続とされる。
とが離間され、第1および第2の導体7,10が電気的
に非接続とされる。
【0074】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。本実施の形態は、第1のケーシング4と第2
のケーシング5とが相対的にスライド自在な構成である
点が第2の実施の形態と異なる点である。
説明する。本実施の形態は、第1のケーシング4と第2
のケーシング5とが相対的にスライド自在な構成である
点が第2の実施の形態と異なる点である。
【0075】特に図示しないが、誘電体8は第1のケー
シング4の上面から露出し、第2の誘電体13は第2の
ケーシング5の下面から露出するように設けられてい
る。
シング4の上面から露出し、第2の誘電体13は第2の
ケーシング5の下面から露出するように設けられてい
る。
【0076】第1の導体7、第1の誘電体12、第2の
導体10および第2の誘電体13は、それぞれ第1また
は第2のケーシング5に対して、ケーシング2が接続位
置にある状態で、一方向に重複するような位置関係に設
けられている。
導体10および第2の誘電体13は、それぞれ第1また
は第2のケーシング5に対して、ケーシング2が接続位
置にある状態で、一方向に重複するような位置関係に設
けられている。
【0077】このような構成において、グラフィックタ
ーミナルの使用に際しては、第1および第2のケーシン
グ4,5を、接続位置にスライドさせる(図5(a)参
照)。これによって、容易な作業で、第1の導体7、第
1の誘電体12、第2の導体10および第2の誘電体1
3によってコンデンサCDが形成される。
ーミナルの使用に際しては、第1および第2のケーシン
グ4,5を、接続位置にスライドさせる(図5(a)参
照)。これによって、容易な作業で、第1の導体7、第
1の誘電体12、第2の導体10および第2の誘電体1
3によってコンデンサCDが形成される。
【0078】次に、本発明の第5の実施の形態について
図6を参照して説明する。本実施の形態は、アンテナ素
子を複数有しており、状況に応じて使用するアンテナ素
子を選択自在である点が第1の実施の形態と異なる点で
ある。
図6を参照して説明する。本実施の形態は、アンテナ素
子を複数有しており、状況に応じて使用するアンテナ素
子を選択自在である点が第1の実施の形態と異なる点で
ある。
【0079】図6は、本発明の第5の実施の形態のグラ
フィックターミナルの内部を平面的に示す概略図であ
る。グラフィックターミナル31の第1のケーシング4
内には、無線装置6、第1の導体7および誘電体8に加
えて、外部から伝送された高周波信号の送受信を担う第
1のアンテナ素子32が設けられている。無線装置6と
第1の導体7または第1のアンテナ素子32との間に
は、切替スイッチ33が設けられている。切替スイッチ
33は、無線装置6と第1の導体7とを電気的に接続す
る位置と、無線装置6と第1のアンテナ素子32とを電
気的に接続する位置とに変位自在に設けられている。
フィックターミナルの内部を平面的に示す概略図であ
る。グラフィックターミナル31の第1のケーシング4
内には、無線装置6、第1の導体7および誘電体8に加
えて、外部から伝送された高周波信号の送受信を担う第
1のアンテナ素子32が設けられている。無線装置6と
第1の導体7または第1のアンテナ素子32との間に
は、切替スイッチ33が設けられている。切替スイッチ
33は、無線装置6と第1の導体7とを電気的に接続す
る位置と、無線装置6と第1のアンテナ素子32とを電
気的に接続する位置とに変位自在に設けられている。
【0080】また、第1のケーシング4の誘電体8が露
出する一端面と同一面には、状態検知センサとしての反
射型光センサ34が設けられている。反射型光センサ3
4は、グラフィックターミナル31が、接続位置にある
場合と遮断位置にある場合とで出力が変化する。本実施
の形態では、グラフィックターミナル31が接続位置に
ある状態での反射型光センサ34からの出力値をON、
グラフィックターミナル31が遮断位置にある状態での
反射型光センサ34からの出力値をOFFとする。
出する一端面と同一面には、状態検知センサとしての反
射型光センサ34が設けられている。反射型光センサ3
4は、グラフィックターミナル31が、接続位置にある
場合と遮断位置にある場合とで出力が変化する。本実施
の形態では、グラフィックターミナル31が接続位置に
ある状態での反射型光センサ34からの出力値をON、
グラフィックターミナル31が遮断位置にある状態での
反射型光センサ34からの出力値をOFFとする。
【0081】第2のケーシング5内には、外部から伝送
された高周波信号の送受信を担う第2のアンテナ素子3
5が設けられている。
された高周波信号の送受信を担う第2のアンテナ素子3
5が設けられている。
【0082】第2のアンテナ素子35には、第2の導体
10が電気的に接続されている。第2の導体10は、第
2のアンテナ素子35に電気的に接続されている側の反
対側の面を、第2のケーシング5から外方へ露出させた
状態で設けられている。
10が電気的に接続されている。第2の導体10は、第
2のアンテナ素子35に電気的に接続されている側の反
対側の面を、第2のケーシング5から外方へ露出させた
状態で設けられている。
【0083】第1の導体7、誘電体8および第2の導体
10は、それぞれ第1または第2のケーシング5に対し
て、ケーシング2が接続位置にある状態で、一方向に重
複するような位置関係に設けられている。
10は、それぞれ第1または第2のケーシング5に対し
て、ケーシング2が接続位置にある状態で、一方向に重
複するような位置関係に設けられている。
【0084】加えて、本実施の形態では、切替スイッチ
33および反射型光センサ34も、図示しない制御系に
接続されている。制御系は、反射型光センサ34の出力
変化に応じて、無線装置6と第1のアンテナ素子32と
を電気的に接続する位置と無線装置6と第1の導体7と
を電気的に接続する位置とに切替スイッチ33を変位さ
せる。ここに、制御系によって変位手段としての機能が
実行される。
33および反射型光センサ34も、図示しない制御系に
接続されている。制御系は、反射型光センサ34の出力
変化に応じて、無線装置6と第1のアンテナ素子32と
を電気的に接続する位置と無線装置6と第1の導体7と
を電気的に接続する位置とに切替スイッチ33を変位さ
せる。ここに、制御系によって変位手段としての機能が
実行される。
【0085】このような構成において、グラフィックタ
ーミナル31が遮断位置にある場合には、本実施の形態
では、反射型光センサ34からの出力値がONとされ、
切替スイッチ33が無線装置6と第1のアンテナ素子3
2とを電気的に接続する位置に変位される。これによっ
て、無線装置6と第1のアンテナ素子32とが電気的に
接続される。
ーミナル31が遮断位置にある場合には、本実施の形態
では、反射型光センサ34からの出力値がONとされ、
切替スイッチ33が無線装置6と第1のアンテナ素子3
2とを電気的に接続する位置に変位される。これによっ
て、無線装置6と第1のアンテナ素子32とが電気的に
接続される。
【0086】この状態で、データを受信する際には、外
部から伝送された高周波信号が第1のアンテナ素子32
に誘起され、切替スイッチ33を介して無線装置6に入
力される。
部から伝送された高周波信号が第1のアンテナ素子32
に誘起され、切替スイッチ33を介して無線装置6に入
力される。
【0087】データを送信する際には、無線装置6から
切替スイッチ33を介して第1のアンテナ素子32へ向
けてデータを出力し、高周波信号として第1のアンテナ
素子32から外部へ放射される。
切替スイッチ33を介して第1のアンテナ素子32へ向
けてデータを出力し、高周波信号として第1のアンテナ
素子32から外部へ放射される。
【0088】グラフィックターミナル31接続位置にあ
る場合には、反射型光センサ34からの出力値がOFF
とされ、無線装置6と第1の導体7とを電気的に接続す
る位置に切替スイッチ33が変位される。これによっ
て、第1の導体7、誘電体8および第2の導体10によ
ってコンデンサが形成され,無線装置6と第1のアンテ
ナ素子32とが電気的に接続される。
る場合には、反射型光センサ34からの出力値がOFF
とされ、無線装置6と第1の導体7とを電気的に接続す
る位置に切替スイッチ33が変位される。これによっ
て、第1の導体7、誘電体8および第2の導体10によ
ってコンデンサが形成され,無線装置6と第1のアンテ
ナ素子32とが電気的に接続される。
【0089】データを受信する際には、外部から伝送さ
れた高周波信号が第2のアンテナ素子35に誘起され
る。第1の導体7と第2の導体10とは誘電体8を介し
て電気的に接続されているため、第2のアンテナ素子3
5に誘起された高周波信号は無線装置6に入力される。
れた高周波信号が第2のアンテナ素子35に誘起され
る。第1の導体7と第2の導体10とは誘電体8を介し
て電気的に接続されているため、第2のアンテナ素子3
5に誘起された高周波信号は無線装置6に入力される。
【0090】データを送信する際には、無線装置6から
第2のアンテナ素子35へ向けてデータを出力する。第
1の導体7と第2の導体10とは誘電体8を介して電気
的に接続されているため、無線装置6から出力されたデ
ータは高周波信号として第2のアンテナ素子35から外
部へ放射される。
第2のアンテナ素子35へ向けてデータを出力する。第
1の導体7と第2の導体10とは誘電体8を介して電気
的に接続されているため、無線装置6から出力されたデ
ータは高周波信号として第2のアンテナ素子35から外
部へ放射される。
【0091】ここに、第2のケーシング5が接続位置に
あるか遮断位置にあるかに応じて変化する状態検知セン
サの出力に応じて、切替スイッチ33が無線装置6と第
1のアンテナ素子32とを、または、無線装置6と第2
のアンテナ素子35とを電気的に接続する。これによっ
て、格別な作業を行うことなく使用時の形態に応じてよ
り良好なアンテナ素子9を選択して使用することができ
る。
あるか遮断位置にあるかに応じて変化する状態検知セン
サの出力に応じて、切替スイッチ33が無線装置6と第
1のアンテナ素子32とを、または、無線装置6と第2
のアンテナ素子35とを電気的に接続する。これによっ
て、格別な作業を行うことなく使用時の形態に応じてよ
り良好なアンテナ素子9を選択して使用することができ
る。
【0092】
【発明の効果】請求項1記載の発明の携帯無線装置によ
れば、使用に際して、第2のケーシングを接続位置に変
位させて第1の接続部と第2の接続部とを電気的に接続
させることで、無線装置とアンテナ素子とを電気的に接
続することにより、例えば、折畳式の携帯電話またはグ
ラフィックターミナル等、使用に際して第2のケーシン
グの接続位置への変位を必要とする携帯無線装置で、ア
ンテナ素子を筐体から離反させるために格別な作業を行
うことなく送受信感度を向上させることができる。
れば、使用に際して、第2のケーシングを接続位置に変
位させて第1の接続部と第2の接続部とを電気的に接続
させることで、無線装置とアンテナ素子とを電気的に接
続することにより、例えば、折畳式の携帯電話またはグ
ラフィックターミナル等、使用に際して第2のケーシン
グの接続位置への変位を必要とする携帯無線装置で、ア
ンテナ素子を筐体から離反させるために格別な作業を行
うことなく送受信感度を向上させることができる。
【0093】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の携帯無線装置において、使用に際して、第2のケー
シングを接続位置に変位させることにより、第1の導体
と誘電体と第2の導体とによってコンデンサを形成する
ことによって第1の導体と第2の導体とを電気的に接続
して、無線装置とアンテナ素子とを電気的に接続するこ
とが可能になるので、請求項1記載の発明の効果を得る
ことができる。また、一般的に金属により形成される第
1および第2の導体を、絶縁性の高い高分子材料により
形成されることが多い誘電体を介して電気的に接続する
ことにより、互いが直接接触することによって生じる第
1および第2の導体の摩耗を防止することができる。さ
らに、無線装置とアンテナ素子とをコンデンサを介して
電気的に接続することにより、データの送受信に係る高
周波信号の伝達の安定化を図ることができる。
載の携帯無線装置において、使用に際して、第2のケー
シングを接続位置に変位させることにより、第1の導体
と誘電体と第2の導体とによってコンデンサを形成する
ことによって第1の導体と第2の導体とを電気的に接続
して、無線装置とアンテナ素子とを電気的に接続するこ
とが可能になるので、請求項1記載の発明の効果を得る
ことができる。また、一般的に金属により形成される第
1および第2の導体を、絶縁性の高い高分子材料により
形成されることが多い誘電体を介して電気的に接続する
ことにより、互いが直接接触することによって生じる第
1および第2の導体の摩耗を防止することができる。さ
らに、無線装置とアンテナ素子とをコンデンサを介して
電気的に接続することにより、データの送受信に係る高
周波信号の伝達の安定化を図ることができる。
【0094】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の携帯無線装置において、使用に際して、第2のケー
シングを接続位置に変位させることにより、第1の導体
と第1の誘電体と第2の導体と第2の誘電体によってコ
ンデンサを形成することによって第1および第2の誘電
体を電気的に接続して、無線装置とアンテナ素子とを電
気的に接続することが可能になるので、請求項1記載の
発明の効果を得ることができる。また、一般的に金属に
より形成される第1および第2の導体を、絶縁性の高い
高分子材料により形成されることが多い誘電体を介して
電気的に接続することにより、直接接触することにより
生じる第1および第2の導体の摩耗を防止することがで
きる。さらに、第1および第2の導体にそれぞれ第1お
よび第2の誘電体を取り付けることにより、第1および
第2の導体が外部に露出しないので、第1および第2の
導体を保護することができる。
載の携帯無線装置において、使用に際して、第2のケー
シングを接続位置に変位させることにより、第1の導体
と第1の誘電体と第2の導体と第2の誘電体によってコ
ンデンサを形成することによって第1および第2の誘電
体を電気的に接続して、無線装置とアンテナ素子とを電
気的に接続することが可能になるので、請求項1記載の
発明の効果を得ることができる。また、一般的に金属に
より形成される第1および第2の導体を、絶縁性の高い
高分子材料により形成されることが多い誘電体を介して
電気的に接続することにより、直接接触することにより
生じる第1および第2の導体の摩耗を防止することがで
きる。さらに、第1および第2の導体にそれぞれ第1お
よび第2の誘電体を取り付けることにより、第1および
第2の導体が外部に露出しないので、第1および第2の
導体を保護することができる。
【0095】請求項4記載の発明によれば、請求項1、
2または3記載の携帯無線装置において、使用に際し
て、ヒンジを中心として第2のケーシングを回動させて
接続位置に変位させることにより、実用上、第1の接続
部と第2の接続部との電気的な接続の容易化を図ること
ができる。
2または3記載の携帯無線装置において、使用に際し
て、ヒンジを中心として第2のケーシングを回動させて
接続位置に変位させることにより、実用上、第1の接続
部と第2の接続部との電気的な接続の容易化を図ること
ができる。
【0096】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2または3記載の携帯無線装置において、使用に際し
て、第1のケーシングに対して第2のケーシングをスラ
イドさせて接続位置に変位させることにより、実用上、
第1の接続部と第2の接続部との電気的な接続の容易化
を図ることができる。
2または3記載の携帯無線装置において、使用に際し
て、第1のケーシングに対して第2のケーシングをスラ
イドさせて接続位置に変位させることにより、実用上、
第1の接続部と第2の接続部との電気的な接続の容易化
を図ることができる。
【0097】請求項6記載の発明の携帯無線装置によれ
ば、使用に際して、第2のケーシングが接続位置にある
か遮断位置にあるかに応じて変化する状態検知センサの
出力に応じて、変位手段が切替スイッチの位置を変位さ
せることにより、無線装置と第1の接続部、または、無
線装置と第1のアンテナ素子とを電気的に接続すること
により、格別な作業を行うことなく使用時の形態に応じ
て使用するアンテナ素子を選択することができる。これ
によって、使い易い携帯無線装置を提供することができ
る。
ば、使用に際して、第2のケーシングが接続位置にある
か遮断位置にあるかに応じて変化する状態検知センサの
出力に応じて、変位手段が切替スイッチの位置を変位さ
せることにより、無線装置と第1の接続部、または、無
線装置と第1のアンテナ素子とを電気的に接続すること
により、格別な作業を行うことなく使用時の形態に応じ
て使用するアンテナ素子を選択することができる。これ
によって、使い易い携帯無線装置を提供することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態のグラフィックター
ミナルの内部を平面的に示す概略図である。
ミナルの内部を平面的に示す概略図である。
【図2】グラフィックターミナルの内部を側方から示す
概略図である。
概略図である。
【図3】グラフィックターミナルの一部を示すブロック
図である。
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のグラフィックター
ミナルの内部を平面的に示す概略図である。
ミナルの内部を平面的に示す概略図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のグラフィックター
ミナルの内部を側方から示す概略図である。
ミナルの内部を側方から示す概略図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態のグラフィックター
ミナルの内部を平面的に示す概略図である。
ミナルの内部を平面的に示す概略図である。
1 携帯無線装置 3 ヒンジ 4 第1のケーシング 5 第2のケーシング 6 無線装置 7 第1の導体 8 誘電体、第1の接続部 9 アンテナ素子 10 第2の導体、第2の接続部 11 携帯無線装置 13 第2の誘電体、第2の接続部 21 携帯無線装置 31 携帯無線装置 32 第1のアンテナ素子 33 切替スイッチ 34 状態検知センサ 35 第2のアンテナ素子
Claims (6)
- 【請求項1】 無線装置を内蔵してこの無線装置に電気
的に接続された第1の接続部を有する筐体形状の第1の
ケーシングと、 アンテナ素子とこのアンテナ素子に電気的に接続された
第2の接続部とを有する第2のケーシングと、を備え、 前記第2のケーシングは、前記第1のケーシングに対し
て、前記第1の接続部と前記第2の接続部とが電気的に
接続される接続位置と前記第1の接続部と前記第2の接
続部とが電気的に非接続となる遮断位置とに変位自在に
連結されている携帯無線装置。 - 【請求項2】 前記第1の接続部は、前記無線装置に電
気的に接続された第1の導体と前記第1の導体に取り付
けられて一部を前記第1のケーシングから露出させた誘
電体とによって形成されており、 前記第2の接続部は、前記アンテナ素子に電気的に接続
されて前記第2のケーシングが前記接続位置にある場合
に前記誘電体に当接する第2の導体である請求項1記載
の携帯無線装置。 - 【請求項3】 前記第1の接続部は、前記無線装置に電
気的に接続された第1の導体と前記第1の導体に取り付
けられて一部を前記第1のケーシングから露出させた第
1の誘電体とによって形成されており、 前記第2の接続部は、前記アンテナ素子に電気的に接続
された第2の導体と一部を前記第2のケーシングから露
出させて前記第2の導体に取り付けられて前記第2のケ
ーシングが前記接続位置にある場合に前記第1の誘電体
に当接する第2の誘電体とによって形成されている請求
項1記載の携帯無線装置。 - 【請求項4】 前記第1のケーシングと前記第2のケー
シングとは、ヒンジによって互いに回動自在に連結され
ている請求項1、2または3記載の携帯無線装置。 - 【請求項5】 前記第1のケーシングと前記第2のケー
シングとは、前記第1の接続部と前記第2の接続部とが
電気的に接続する方向に略直交する方向にスライド自在
に連結されている請求項1、2または3記載の携帯無線
装置。 - 【請求項6】 無線装置と第1の接続部と第1のアンテ
ナ素子とを有する筐体形状の第1のケーシングと、 第2のアンテナ素子とこのアンテナ素子に電気的に接続
された第2の接続部とを有して、この第1の接続部と前
記第2の接続部とが電気的に接続される接続位置と前記
第1の接続部と前記第2の接続部とが電気的に非接続と
なる遮断位置とに変位自在な第2のケーシングと、 前記第2のケーシングが前記接続位置にある場合と前記
遮断位置にある場合とで出力が変化する状態検知センサ
と、 前記第1の接続部と前記無線装置とを電気的に接続する
位置と、前記第1のアンテナ素子と前記無線装置とを電
気的に接続する位置とに変位自在な切替スイッチと、 前記状態検知センサの出力値に応じて前記切替スイッチ
の位置を選択的に変位させる変位手段と、を備える携帯
無線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009540A JP2002217755A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 携帯無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009540A JP2002217755A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 携帯無線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002217755A true JP2002217755A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18877011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001009540A Pending JP2002217755A (ja) | 2001-01-17 | 2001-01-17 | 携帯無線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002217755A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004274729A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-09-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯無線通信装置 |
WO2005053089A1 (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | 携帯無線機 |
WO2006013659A1 (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 携帯無線機 |
JP2006324805A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯無線機 |
JP2008270921A (ja) * | 2007-04-16 | 2008-11-06 | Murata Mfg Co Ltd | 無線通信機 |
WO2009154054A1 (ja) * | 2008-06-19 | 2009-12-23 | シャープ株式会社 | 無線装置 |
EP2182705A1 (en) * | 2007-10-18 | 2010-05-05 | Nec Corporation | Portable communication apparatus |
EP2237367A1 (en) * | 2007-12-20 | 2010-10-06 | NEC Corporation | Portable terminal |
JP2013021702A (ja) * | 2008-04-15 | 2013-01-31 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | 電子機器 |
US8493270B2 (en) | 2008-06-19 | 2013-07-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wireless device |
WO2018190842A1 (en) | 2017-04-13 | 2018-10-18 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | An antenna for an electronic device |
-
2001
- 2001-01-17 JP JP2001009540A patent/JP2002217755A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7725123B2 (en) | 2003-11-26 | 2010-05-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Cellular wireless unit |
WO2006013659A1 (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 携帯無線機 |
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EP2182705A4 (en) * | 2007-10-18 | 2012-06-27 | Nec Corp | PORTABLE COMMUNICATION APPARATUS |
US8330658B2 (en) | 2007-10-18 | 2012-12-11 | Nec Corporation | Portable communication device |
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US8493270B2 (en) | 2008-06-19 | 2013-07-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wireless device |
US8405558B2 (en) | 2008-06-19 | 2013-03-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wireless device |
WO2009154054A1 (ja) * | 2008-06-19 | 2009-12-23 | シャープ株式会社 | 無線装置 |
WO2018190842A1 (en) | 2017-04-13 | 2018-10-18 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | An antenna for an electronic device |
CN110476298A (zh) * | 2017-04-13 | 2019-11-19 | 惠普发展公司,有限责任合伙企业 | 用于电子设备的天线 |
EP3583657A4 (en) * | 2017-04-13 | 2020-11-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | ANTENNA FOR AN ELECTRONIC DEVICE |
US11303030B2 (en) | 2017-04-13 | 2022-04-12 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Antenna for an electronic device |
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