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JP4744023B2 - 永久磁石3相ステッピングモータ - Google Patents

永久磁石3相ステッピングモータ Download PDF

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JP4744023B2
JP4744023B2 JP2001223010A JP2001223010A JP4744023B2 JP 4744023 B2 JP4744023 B2 JP 4744023B2 JP 2001223010 A JP2001223010 A JP 2001223010A JP 2001223010 A JP2001223010 A JP 2001223010A JP 4744023 B2 JP4744023 B2 JP 4744023B2
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    • H02K29/03Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with a magnetic circuit specially adapted for avoiding torque ripples or self-starting problems
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
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  • Power Engineering (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は永久磁石3相ステッピングモータ、特に、OA機器等に使用される永久磁石3相ステッピングモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石3相ステッピングモータは2相式より低振動で且つドライブ回路もバイポーラ式に比較すればトランジスタの数が2相の8個に対し6個と少なくコストパホーマンスに優れたものと言える。しかし回転子極対数を増加していくと位置決め精度や低速の回転むらは向上するが、多数の磁歯の影響で永久磁石による界磁磁束に多くの高調波が含有され3相機といえども、振動騒音を引き起こす。
また3相機の固定子主極数は3の倍数の3、6、9、12等があるが、安価な構造の3相機とするには3が最もシンプルな構造である。また主極数が少ないほど1主極当たりの鎖交磁束が大きくなるのでトルクを大きくするのに有利な構造であることが分かっている。この先行技術として特許3140814号及びこれに対応する米国特許5289064号がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの先行技術による3主極構造は2相励磁駆動ではラジアル方向の不平衡電磁力が存在し、回転子歯数が多いと歯の存在による高調波の発生及びそのためのコギングトルクの増大の他に、ラジアル不平衡電磁力によるエヤギャップの偏心による振動やコギングトルクの増加がある。
【0004】
また、12主極構造は固定子コアを珪素鋼板から打ち抜き後90°回転積みできるので、珪素鋼板の圧延方向による方向性をキャンセルして磁気バランスを改善でき、ギャップ磁束密度も正弦波に近づき高調波を低減でき、また積層後の厚みむらも均一で、そのためエヤギャップも均一にできる。しかし6や9の場合は90°の回転積みができないので、第3や第4の低次の高調波がコイルを励磁したときのフレミングの左手則であるIBL則(I:電流、B:磁束密度、L:積み厚保)によるトルクに振動トルクが含有されコギングトルクは12に比較して大きくなるという問題があった。
【0005】
また、従来の構成では、回転子歯数Nrが大きい値となると回転子のN極とS極の歯位相は機械角で(180/Nr)度のため、小さな値となり、わずかな機械角誤さでも、電気角の狂いは大きくなり、加えて3や6の構造では90°回転積みしないための磁気回路の磁気抵抗のアンバランスやギャップの不均一による比較的低次の高調波が各相間で消えず、従ってコギングトルクや通電駆動時の振動が大きくなる製品バラツキが存在し、振動騒音も小さいものや大きいものとバラツキが存在した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、3相巻線が巻装された3個の固定子磁極と、該固定子磁極と空隙を介して配設された回転子と、この回転子を構成するその円周上に等ピッチで複数(Nr)個の回転子小歯を有し、互いに1/2ピッチ円周方向にずらせて配置した2個の回転素子によって挟持した、軸方向に磁化した永久磁石または、円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数(Nr)に磁化した円筒状の永久磁石とより成る永久磁石3相ステッピングモータにおいて、上記3個の固定子磁極が夫々複数個の固定子極歯を備え、Lが1以上の整数であって、Nr=L(3n±1)、(ここでnは1以上の整数)、固定子内径をDs、回転子外径をDr、固定子極歯の歯幅をWs、回転子の歯幅をWrとしたとき0.3≦(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)≦0.5の関係を満たすことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、3相巻線が巻装された3K個の固定子磁極と、該固定子磁極と空隙を介して配設された回転子と、この回転子を構成するその円周上に等ピッチで複数(Nr)個の回転子小歯を有し、互いに1/2ピッチ円周方向にずらせて配置した2個の回転素子によって挟持した、軸方向に磁化した永久磁石または、円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数(Nr)に磁化した円筒状の永久磁石とより成る永久磁石3相ステッピングモータにおいて、上記3K個の固定子磁極が夫々複数個の固定子極歯を備え、Kが2以上の偶数であって、Nr=(K/2)(6n±1)、(ここでnは1以上の整数)、固定子内径Ds、回転子外径をDr、固定子極歯の歯幅をWs、回転子の歯幅をWrとしたとき0.3≦(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)≦0.5の関係を満たすことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【0020】
図1において1は3主極構造の固定子、2はハイブリッド(HB)型の磁性体よりなる2個の回転子、3は各主極にそれぞれ1個づつ巻かれ、それぞれが各相を形成するコイル、4は回転軸、5は上記2つの回転子2で挟持された軸方向に磁化された、永久磁石であり、回転子2は互いに小歯ピッチの1/2のピッチだけづれている。6、7はアルミ等の非磁性体で構成されたブラケットでその軸方向内方に延びる部分によって固定子1の内周面を支持し固定子1と回転子2間のエヤギャップを確保出来るようにしている。8は軸受である。
【0021】
本発明においては、固定子の極歯ピッチを回転子のそれ以下とし、3相HBステッピングモータとして成立する回転子小歯数Nrと1主極の固定子極歯数mとの関係をm=(Nr±2k)/3、で得られる整数値とする。但し、Nr=3n±1、nは1以上の整数、kは1以上4以下の整数とする。この構成ではトルクは概略Nrまたはmに比例して大きく出来る。言い換えれば、固定子極歯(磁歯)ピッチを回転子小歯ピッチ以下として、振動を低減し、トルクの低減を最小にしながら、また最大数のmを選びトルクの増大を図ることができる。
【0022】
図1A、図1Bはn=17でNr=50の時、k=1として、m=16を得て、具現したステッピングモータの構造を示す。本発明は回転子がHB型のみでなく、極対数Nrで円筒磁石の外周にN極S極交互に磁化した回転子をHB型と同じ固定子に組み合わせたタイプの3相機にも適用できる。図2Aはその回転子外観を図2BのHBと比較して示したもので、図1と同じ部品には同じ番号を付して示す。9は円筒磁石である。
【0023】
次に本発明の他の実施例を説明する。 図1で述べた固定子の極歯ピッチを回転子のそれより所定量小さくすればエヤギャップの空間高調波を低減し、永久磁石磁束によるコギングトルクを減少できるが、良い効果を得るためには永久磁石3相ステッピングモータのコイルを電流で励磁したときのトルクやコギングトルクがどのような高調波で構成されているかを知らなければ実現できない。然しながら3相機のコギングトルクは主に第6次高調波が、電流によるトルクは奇数次の高調波が寄与していることが判明した。
【0024】
数5は3相機の各相の永久磁石による磁束を示す。数6は3相ステッピングモータの各相のパーミアンス外1を示す。
【0025】
【数5】
Figure 0004744023
【0026】
【数6】
Figure 0004744023
【0027】
【外1】
Figure 0004744023
【0028】
ここでFmは磁石起磁力、Pmは磁石のパーミアンス、P0は各相のパーミアンスの定常分である。A相のコギングトルクTAは数7より算出できる。
【0029】
【数7】
Figure 0004744023
【0030】
これと同様に外2のコギングトルクを出し、n=1(基本波)からn=12(第12次高調波)までをA相から外3相まで加えるとコギングトルクTは数8となり、6次と12次で構成されるので主に6次高調波をキャンセルすることが有効であることが分かる。従って、コギングトルクの場合は第6次高調波を作るパーミアンスの第6次成分を消すように回転子歯ピッチに対する固定子小歯ピッチのづれ角あるαを決めれば良いことになる。
【0031】
【外2】
Figure 0004744023
【0032】
【外3】
Figure 0004744023
【0033】
【数8】
Figure 0004744023
【0034】
一方、A相電流トルクTA=EI/ωm となる。ここでEは誘導起電力、Iは電流、ωmは機械角速度である。Eは数23 となり、TAは数24 となり得る。しかるに外4は数6より計算するとP0と遇数次の高調波は消えて奇数次高調波のみが残る。奇数次高調波の中で最大の振幅を持つのは第3次高調波である。従って、電流トルクの場合は第3次高調波を作るパーミアンスの第3次成分を消すように回転子小歯ピッチに対する固定子極歯ピッチのづれ角であるαを決めれば良いことになる。
【0035】
【数23】
Figure 0004744023
【0036】
【数24】
Figure 0004744023
【0037】
【外4】
Figure 0004744023
【0038】
【数6】
Figure 0004744023
【0039】
以下空隙の第3及び第6高調波成分を消去する手段を説明する。
【0040】
固定子極歯が偶数の6の場合の1主極と回転子の関係を図3に、奇数の5の例を図4に示す。いずれも回転子小歯ピッチに対し固定子極歯ピッチをα(電気角)だけずらせている。例えば図3でパーミアンスの基本波P1は数10となり、第3次パーミアンスP3は数11となる。
【0041】
【数10】
Figure 0004744023
【0042】
【数11】
Figure 0004744023
【0043】
従ってP3=0と置きαを求めれば第3高調波を消せることになる。同様にして、歯がm個で偶数の場合の第f次パーミアンスを零にするには数12を成立せしめる。
【0044】
【数12】
Figure 0004744023
【0045】
従って、第3次パーミアンスを零にするには数12でf=3と置き、αを求める。第7次を零にするには数13を成立せしめる。
【0046】
【数12】
Figure 0004744023
【0047】
【数13】
Figure 0004744023
【0048】
このようにして例えばf=5とf=7のαをα1、α2として求め、α2≦α≦α1を選べば第6高調波を零にするαをその範囲に挟み込むことが出来る。同様にして例えばf=2とf=4のαをα1、α2として求め、α2≦α≦α1を選べば第3高調波を零にするαをその範囲に挟み込むことが出来る。
【0049】
同様にして一般式でmが奇数の場合で第f次パーミアンスを零にするには数14のαを求めれば良い。従って第7次を零にするには数15を成立せしめる。
【0050】
【数14】
Figure 0004744023
【0051】
【数15】
Figure 0004744023
【0052】
これらからα1、α2を求め、α2≦α≦α1を選べば良い。このようにすれば90°回転積みできない3主極構造でも、低振動にすることができる。尚、αの値は必ずしも厳密に第3及び第6高調波成分をゼロとする様に選定する必要はなく、第3及び第6高調波成分をゼロではないが小さくする値とする事でも3相機には有効である。高調波は次数が進むほど振幅が小さくなる事から、第3高調波のような、低次調波の振幅の大きな高調波を消去するのが振動低減に有効である事は容易に理解できる。一般的にはモータの誘起電圧の調波分析をして第何次調波が大きいかを調べてαを選ぶことも出来る。通常は第2から第7調波をキャンセルするαの範囲から最適値を選定すれば良い。
【0053】
3相ステッピングモータを3端子駆動するには6個のトランジスタをブリッジにし、図5のスターまたは図6のデルタ結線とする。一方、図1に示す3主極ステッピングモータを2相励磁すると2つの主極のみが励磁されるので回転子はラジアル方向の吸引力がキャンセルされず、軸受け等にラジアル吸引力が常に働くため、騒音等が大きくなる。図5で2相通電するには例えばトランジスタTr1とTr4、Tr5とTr4、等をオンとするがこれに対して、Tr1、Tr4、Tr6を同時にオンすれば3相通電となり、不平衡ラジアル力は13%程度に改善される。図6のデルタ結線で2相通電をするにはTr1とTr4をオンすればよい。然しながら、3相通電駆動することで、常に遊んでいるコイルが無く駆動することが出来トルクも大きく出来る。更に3相コイルを独立にして図7のように結線すればトランジスタの数は2倍となるが、通電の自由度ははるかに増加し、3主極構造ステッピングモータでも、不平衡ラジアル力を電流の各相独立制御で完全にキャンセルすることが出来る。
【0054】
以下図8で不平衡力が3相3主極機の3端子駆動で約13%発生する理由を説明する。コイルがスターまたはデルタの3コイル通電では1相の主極に電流Iがながれると他の2相目と3相目の2個の主極にはI/2の電流がそれぞれ流れる。そして1相固定子歯と回転子歯が100%対向している時、2相目、3相目のそれらは電気角で30°づれている。従って図8のF1=Iとすると、F2=F3=(I/2)COS30°のためF2+F3=0.87Iとなり、F1とは略13%の不平衡ラジアル力が存在する。しかし上述した図7の方式では例えば回転子小歯に対しその固定子極歯が完全に合致する固定子磁極に巻いた巻線に流す電流を正常時より略13%だけ減少させれば、不平衡ラジアル力を零とすることができる。同様にして他相の巻線に流す電流を逆に増加せしめても良い。
【0055】
3主極に限定しないで、3の倍数の主極にすると3相機は3、6、9、12等が実用的な主極の数となる。この場合に、振動を低減し、コイル無通電時の回転子の永久磁石のみで発生するコギングトルクを極小とする他の方法を以下説明する。コギングトルクは界磁の高調波成分で発生するが、この高調波は固定子及び回転子の歯幅により大きく影響される。そのコギングトルクを変化させる要素は固定子と回転子の歯幅の和で変化することを、実験的に確認し、磁場解析でも同様な結果が得られた。図9は歯幅Wsの固定子極歯と歯幅Wrの回転子小歯が対向している図であり、Dr、Dsはそれぞれ回転子外径、固定子内径とする。この時、エヤギャップの中心の径は(Ds+Dr)/2となり、この円周を回転子歯数Nrで割った値に対する(Ws+Wr)/2との比をhとすると、h=(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)となる。この値は実験的に図10の如く、h=0.4でコギングトルクが極小となることが分かる。その±25%が0.3〜0.4となるから、この範囲にhを選べば、コギングトルクが大きく改善されることが分かる。なお、図10で横軸はh、縦軸は極小値を1としたときのコギングトルクの大きさの指数を示す。
【0056】
上記のhを0.3≦h≦0.5とする方法は2種類の異なる磁路であり総主極数が3L個または3K個である永久磁石3相ステッピングモータに於いて有効な方法である。即ち、3相巻線が巻装された3L個の固定子磁極と、該固定子磁極と空隙を介して配設された回転子と、この回転子を構成するその円周上に等ピッチで複数(Nr)個の回転子小歯を有し、互いに1/2ピッチ円周方向にずらせて配置した2個の回転素子によって挟持した、軸方向に磁化した永久磁石または、円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数(Nr)に磁化した円筒状の永久磁石とより成る永久磁石3相ステッピングモータにおいて、上記3L個の固定子磁極が夫々複数個の固定子極歯を備え、Lが1以上の整数であって、Nr=L(3n±1)、(ここでnは1以上の整数)、固定子内径をDs、回転子外径をDr、固定子極歯の歯幅をWs、回転子の歯幅をWrとしたとき0.3≦(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)≦0.5の関係を満たすようにする。
【0057】
また、本発明は、3相巻線が巻装された3K個の固定子磁極と、該固定子磁極と空隙を介して配設された回転子と、この回転子を構成するその円周上に等ピッチで複数(Nr)個の回転子小歯を有し、互いに1/2ピッチ円周方向にずらせて配置した2個の回転素子によって挟持した、軸方向に磁化した永久磁石または、円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数(Nr)に磁化した円筒状の永久磁石とより成る永久磁石3相ステッピングモータにおいて、上記3K個の固定子磁極が夫々複数個の固定子極歯を備え、Kが2以上の偶数であって、Nr=(K/2)(6n±1)、(ここでnは1以上の整数)、固定子内径Ds、回転子外径をDr、固定子極歯の歯幅をWs、回転子の歯幅をWrとしたとき0.3≦(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)≦0.5の関係を満たすようにする。
【0058】
これは、例えばL=2でn=8で6主極、Nr=50 の ステップ角 1.2°、あるいはL=4でn=8で12主極、Nr=100のステップ角0.6°、あるいは K=4、n=4で12主極、Nr=50のステップ角1.2°のモータに適した手法となる。この場合、nを自然数として、回転子歯数Nrは数16または数17から誘導できる。
【0059】
【数16】
Figure 0004744023
【0060】
数16の左辺、右辺とも機械角で表した3相機のステップ角である。これより、Nr=L(3n±1)が得られる。
【0061】
同様にして数17から
【0062】
【数17】
Figure 0004744023
【0063】
Nr=(K/2)(6n±1)が得られる。
【0064】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、簡単な構造により安価で高トルク、低振動な永久磁石3相ステッピングモータを提供することができ、また、3主極での不平衡ラジアル力を低減できる等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の永久磁石3相ステッピングモータの縦断正面図である。
【図1B】図1Aに示す永久磁石3相ステッピングモータの縦断側面図である。
【図2A】本発明の永久磁石3相ステッピングモータの円筒磁石回転子の斜視図である。
【図2B】本発明の永久磁石3相ステッピングモータのハイブリッド型回転子の斜視図である。
【図3】固定子と回転子の極歯の関係説明図である。
【図4】固定子と回転子の極歯の関係説明図である。
【図5】本発明の永久磁石3相ステッピングモータのコイルを3相駆動するためのスター結線のトランジスタ回路図である。
【図6】本発明の永久磁石3相ステッピングモータのコイルを3相駆動するためのデルタ結線のトランジスタ回路図である。
【図7】本発明の永久磁石3相ステッピングモータのコイルを独立に駆動するためのトランジスタ回路図である。
【図8】3相3主極機の通電による不平衡ラジアル力発生の説明図である。
【図9】3相機に発生するコギングトルクの説明図である。
【図10】本発明の永久磁石3相ステッピングモータにおけるコギングトルクの説明用線図である。
【符号の説明】
1 固定子
2 回転子
3 コイル
4 回転軸
5 永久磁石
6 ブラケット
7 ブラケット
8 軸受け
9 円筒磁石
Dr 回転子外径
Ds 固定子外径

Claims (4)

  1. 3相巻線が巻装された3個の固定子磁極と、該固定子磁極と空隙を介して配設された回転子と、この回転子を構成するその円周上に等ピッチで複数(Nr)個の回転子小歯を有し、互いに1/2ピッチ円周方向にずらせて配置した2個の回転素子によって挟持した、軸方向に磁化した永久磁石とより成り、上記3個の固定子磁極が夫々複数個の固定子極歯を備え、Lが1以上の整数であって、Nr=L(3n±1)、(ここでnは1以上の整数)、固定子内径をDs、回転子外径をDr、固定子極歯の歯幅をWs、回転子の歯幅をWrとしたとき0.3≦(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)≦0.5の関係を満たすことを特徴とする永久磁石3相ステッピングモータ。
  2. 3相巻線が巻装された3個の固定子磁極と、該固定子磁極と空隙を介して配設された回転子とより成り、上記回転子が円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数(Nr)に磁化した円筒状の永久磁石であり、上記3個の固定子磁極が夫々複数個の固定子極歯を備え、Lが1以上の整数であって、Nr=L(3n±1)、(ここでnは1以上の整数)、固定子内径をDs、回転子外径をDr、固定子極歯の歯幅をWs、回転子の歯幅をWrとしたとき0.3≦(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)≦0.5の関係を満たすことを特徴とする永久磁石3相ステッピングモータ。
  3. 3相巻線が巻装された3個の固定子磁極と、該固定子磁極と空隙を介して配設された回転子と、この回転子を構成するその円周上に等ピッチで複数(Nr)個の回転子小歯を有し、互いに1/2ピッチ円周方向にずらせて配置した2個の回転素子によって挟持した、軸方向に磁化した永久磁石とより成り、上記3個の固定子磁極が夫々複数個の固定子極歯を備え、Kが2以上の偶数であって、Nr=(K/2)(6n±1)、(ここでnは1以上の整数)、固定子内径Ds、回転子外径をDr、固定子極歯の歯幅をWs、回転子の歯幅をWrとしたとき0.3≦(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)≦0.5の関係を満たすことを特徴とする永久磁石3相ステッピングモータ。
  4. 3相巻線が巻装された3個の固定子磁極と、該固定子磁極と空隙を介して配設された回転子とより成り、上記回転子が円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数(Nr)に磁化した円筒状の永久磁石であり、上記3個の固定子磁極が夫々複数個の固定子極歯を備え、Kが2以上の偶数であって、Nr=(K/2)(6n±1)、(ここでnは1以上の整数)、固定子内径Ds、回転子外径をDr、固定子極歯の歯幅をWs、回転子の歯幅をWrとしたとき0.3≦(Nr/π)(Ws+Wr)/(Ds+Dr)≦0.5の関係を満たすことを特徴とする永久磁石3相ステッピングモータ。
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