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JP2004064968A - 複合3相ステッピングモータ - Google Patents

複合3相ステッピングモータ Download PDF

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JP2004064968A
JP2004064968A JP2002223349A JP2002223349A JP2004064968A JP 2004064968 A JP2004064968 A JP 2004064968A JP 2002223349 A JP2002223349 A JP 2002223349A JP 2002223349 A JP2002223349 A JP 2002223349A JP 2004064968 A JP2004064968 A JP 2004064968A
Authority
JP
Japan
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phase
stepping motor
poles
electric machine
rotating electric
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Pending
Application number
JP2002223349A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Sakamoto
坂本 正文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Japan Servo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Servo Corp filed Critical Japan Servo Corp
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Publication of JP2004064968A publication Critical patent/JP2004064968A/ja
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、高分解能、低回転ムラ、低振動、安価なステッピングモータ等の実現を目的とする。
【解決手段】6k個の磁性体よりなる固定子磁極がラジアル方向に配設され、3k相巻線が巻装され、それらの先端には複数個の歯が設けられ、空隙を介して、回転子の円周上に等ピッチで複数Nr個の回転子極歯を有したもの2個を1/2ピッチずらせて軸方向に磁化した永久磁石を挟持して構成されるHB型ステッピングモータ、または円筒磁石の円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数Nrに磁化した永久磁石型モータにおいて、Nr=(k/2)(12n±5)、の関係を特徴とするステッピングモータを含む回転電機。
但し、nは1以上の整数,kは2以上の偶数。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、OA機器等に使用されるステッピングモータを含む回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
1).3相永久磁石式ステッピングモータは2相式より低振動で且ドライブ回路もバイポーラ式で比較すればトランジスタの数が2相の8個に対し6個と少なくコストパホーマンスに優れたアクチュエータと言える。しかし減速体を使用しない所謂ダイレクトドライブモータとしてはその分解能が不十分という問題があった。即ち回転子極対数を増加していくと位置決め精度や低速の回転むらは向上するが、それでも極対数で100程度の分解能では例えば回転ムラでは100rpm程度以下の低速になると悪化して、高精度を要求される複写機の転写ドラム等には使用できない問題があった。
2).上記の分解能の不足を解決したものの先行技術として日本国特願07―072458がある。これは12主極構造の固定子に3相コイルを2個用意し、ダブル3相として、分解能を2倍にし、低速でも、良好な回転ムラを得る方法である。
3).しかしこれらの先行技術による方式は12主極がその歯ピッチにおいて、等間隔ではなく、完全な対称形をしてないため、固定子コアを珪素鋼板から打ち抜き後90°回転積層できないという問題があった。もし12主極が完全対称ならば、90°回転積層することで、珪素鋼板の圧延方向による方向性をキャンセルして磁気バランスを改善でき、ギャップ磁束密度も正弦波に近づき高調波を低減でき、また積層後の厚みむらも均一で、そのためエヤギャップも均一にできる。以上の様な問題があつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の1)、2)、3)の従来技術の改善、解決を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
「手段1」
6k個の磁性体よりなる固定子磁極がラジアル方向に配設され、3k相巻線が巻装され、それらの先端には複数個の歯が設けられ、空隙を介して、回転子の円周上に等ピッチで複数Nr個の回転子極歯を有したもの2個を1/2ピッチずらせて軸方向に磁化した永久磁石を挟持して構成されるHB型ステッピングモータ、または円筒磁石の円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数Nrに磁化した永久磁石型モータにおいて、Nr=(k/2)(12n±5)、の関係を特徴とするステッピングモータを含む回転電機。
但し、nは1以上の整数,kは2以上の偶数。尚、本手段は当然、インナーロータ型にも、アウターロータ型モータにも適応できる。
「手段2」
略円環状磁性体から6k個の固定子磁極がラジアル外方向に向けて配設された固定子を2個用いて軸方向に磁化した永久磁石をサンドイッチ状に挟持し、該2個の固定子磁極に渡って、コイルが巻かれ、k個のコイルで同相を形成した3k相巻線が巻装され、それらの先端には複数個の歯が設けられ、空隙を介して、回転子の内周上に等ピッチでNr個の回転子極歯を有した円環状磁性体2個を歯ピッチの1/2ずらせて同心的に締結した外転型モータにおいて、Nr=(k/2)(12n±5)、の関係を特徴とするステッピングモータを含む回転電機。
但し、nは1以上の整数、kは2以上の偶数。
「手段3」
手段1または2において、k=2で、各相のコイルの巻き終わりの内3相分同志を短絡したダブルスター結線または、3相を形成する各相のコイルの巻き終わりと次相の巻始めを順次結合した所謂デルタ結線とし、それを2セット設けたダブルデルタ結線としたことを特徴とするステッピングモータを含む回転電機、
「手段4」
手段1から3において、k=2で、不平衡電磁力を低減させるために次相を現相の極性に対し、逆極性に励磁することを特徴とする、複合3相式回転電機。
「手段5」
手段1または2において、該6k個の固定子主極の複合k個の3相巻線を並列または直列にモータ内部または外部で結線することで、3相機としても、駆動可能にしたステッピングモータを含む回転電機。但し、nは1以上の整数、kは2以上の整数。
【0005】
【実施例】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。第一の本発明に成る一実施例を図1、図2に示したものである。手段1を実現するためにk=2として、図1、図2を設ける。
図1が正面図、図2が側面断面図である。1は固定子ハウジング、2は固定子鉄心で6k個の主極が設けられそれらの先端で回転子と対向する部分には複数の歯を有している。それらの主極にはコイル3が設けられている。図1はk=2の場合の12主極数の図であるが30°間隔の3個の主極2a,2d,2b,とそれらに巻かれたコイル3a,3d,3bを示し、他は省略した図である。1の両サイドは4なるブラケットが固着され、軸受け5で回転子軸6を支持している。6はその外周にNr個の多数の歯を有した7なる回転子2個をその歯ピッチの1/2ピッチづらせて軸方向に磁化した永久磁石8を挟持するように2個の磁性体よりなる回転子7を締結している。所謂ハイブリッド(HBと略す)型回転子と呼ばれるものである。
回転電機、特にステッピングモータは一般に高速では低回転ムラで低速では回転ムラが悪い。しかしステップ角を小さくし、所謂分解能を向上させると、低速でも回転ムラが改善される。
図1、図2のNrを増加させると、ステップ角は小さくできるが、Nrを増加させると、歯幅が小さくなり、その歯幅は回転子板厚程度が限度である。
一般にステップ角θsはPを相数として、次式で現せる。
Figure 2004064968
従って、更にステップ角を小さくするには(1)式より、相数Pを大きくする。
P=2である2相が広く使用されているが、3相や5相も分解能の高いものには使用されている。
そこで、更に分解能の高い6相式を安価なモータ構造と安価なドライバーにての実現を行う。
6相ドライバーは3相ドライバー2個を活用するようにする。
一方、 ステップ角θsは、固定子主極数を6k個とした図1、図2の構造のステッピングモータの場合には 以下の様にも現せる。
Figure 2004064968
(1),(2)より 一般的には(3)式を得る。
Figure 2004064968
(3)で k=2 として、次式を得る。
Figure 2004064968
即ち、12主極構造では、(4)式を満たすようにすればよい。
本発明は回転子がHB型のみでなく、極対数Nrで円筒磁石の外周にN極S極交互に磁化した回転子をHB型と同じ固定子に組み合わせたタイプの6相機にも適用できる。
(4)式で、n=10として、Nr=125 とすると、θs=30°/125=0.24°が実現できる。
【0006】
(4)式でn=4として、Nr=53となる。これをアウターロータとして、固定子側に永久磁石を設けた構造とし、手段2の構成でk=2とすると、12主極の固定子構造で、図3が正面図、図4が側面断面図で構成された回転電機となる。図1で固定子12主極は、180°離れた2個のaで1相即ちa相を形成し、他も同様にb、c、d、e、f相が形成されている。そして、a,b、c相で1個の3相を、d、e、f相で残りの3相を形成する。そして各主極は、a,d,b,e,c,f の順に配置されている。
固定子はk=2の場合は、図1の場合も、図3の場合も、完全対称な12主極となるので、固定子を珪素鋼板から、順送り抜き型で打ち抜き積層する際に、90°づつ回転させながら、積層が可能となる。珪素鋼板は圧延されたロール状に巻かれたフープ材料であるので、圧延方向に磁気異方性が存在する。またロールの幅の左右で厚みが異なる傾向がある。これらの磁気異方性や厚み偏差を90°回転積層することで、キャンセルできるので、セテッピングモータのようなエヤギャップの小さなモータでは磁気やギャップの偏りの影響を大きく受けるので、90°回転積層は非常に有効な手段となる。
本願の図面番号は、図1、2と同じ部品名は同じ番号が付けてある。図4で1が磁性体よりなる2個の固定子であり、8なる軸方向に2極に磁化した永久磁石8を2個の固定子で同位置にて挟み12個のスロットを通してコイル3を巻線してある。7は磁性体よりなる回転子でその内周に等ピッチでNr個の歯を有している。この歯数Nrは(4)式を満足するようにすればよい。
7は2個、7Aと7Bとして歯ピッチの1/2、周方向にずらせて固着し、1の外周でエヤギャップを保って回転自在に設ける。固定子主極の小歯ピッチは回転子歯ピッチと同じか、コギングトルクを減らす等の目的で多少変えてもも良い。尚、8の形状は1の中心の中心穴を有する円盤状部分と略同じか、更に放射状の主極部をも含んだ形状であっても良い。即ち8にいのスロット部があれば、2個の1と8を含めて各主極にコイル3を巻けることになる。また永久磁石を固定子側に設ける利点は次の様である。永久磁石の軸と垂直方向の面積を回転子に永久磁石を設けるより、大きく出来る。特にアウターロータ型ではその差が大きい。すると永久磁石のコイルとの鎖交磁束を大きくでき、特に低速時のトルクを増加出来るので、またアウターロータではNrを大きくとれるので、分解能も高くなり、ダイレクトドライブに最適となる。またモータの中心部に穴を設けた中空穴モータではその穴径を大きく出来る。
【0007】
図5は手段3の構成説明図であり、また2個の既成の3相駆動回路D,D´を用いて本発明の複合3相回路を実現するブロック図である。即ちP,P´に交互にトリガーパルスを入力する。モータ部は手段1または2において、k=2として、各相のコイルの巻き終わりの内3相分同志を短絡したダブルスター結線でもよいが、または、3相を形成する各相のコイルの巻き終わりと次相の巻始めを順次結合した所謂デルタ結線とし、それを2セット設けた図5に示したようなダブルデルタ結線とした複合3相ステッピングモータとする。ダブルデルタ方式は循環電流が流れ易く、ダンピング効果が期待出来、低振動化に有利となる。また各相のコイル抵抗が略並列に内部でつながれるので、低インピーダンスコイルとなり、高速にスターより有利となる。
【0008】
図6は本発明の回転原理を説明する図である。(4)式でn=1でNr=7の場合で示す。説明図を簡単にするために、各主極の小歯数は1とする。Stが固定子、Rtが回転子である。1相づつ励磁した場合であるが、回転子歯ピッチ即ちN極とN極間ピッチの1/12づつステップ移動することが分かる。また励磁順、1)、2)、3)、、、、、において、必ず、次の相の励磁極性は現相の極性と逆極性となりながら、駆動されることが分かる。これは回転子を2個の軸受け間で偶力を発生させる所謂サイドプル現象である不平衡電磁力を2相または4相励磁低減時に低減させ、低振動化にする効果を有する。
【0009】
図7はk=2の12主極の場合で本発明の複合3相デルタ結線図である。即ち図5のモータ部のブロック図の具体的な構成を示したものである。図8は同様に12主極で別の本発明の複合3相スター結線図を示したものである。図7でコイル端子のaとd,bとe,cとfを各々並列または直列に接続し、入力を3端子とすると、3相ステッッピングモータとして動作する。即ちステップ角が複合3相駆動時の2倍となるので高速駆動に適することになる。図8の場合でも同様である。
【0010】
図9は本発明の複合3相ステッピングモータの4相励磁の電圧または電流シーケンス図を示す。図6では1相励磁の場合を示したが、実際は4相励磁または各相正弦波状の電流となるような、マイクロステップ駆動を行い、低振動で、出力を大きく取り出すようにするのが望ましい。
例えば、図9と図8を対比させてみると、2個の同相はお互いに異極に磁化され、また12主極の励磁順で隣接主極は異極性に磁化されることを特徴としていることが分かる。
【0011】
【発明の効果】
1).回転子に永久磁石を用いた簡単な構造により安価で高分解能、低振動なインナーロータ型またはアウターロータ型複合3相ステッピングモータが実現する。
2).対称12主極固定子なので90°回転積層方式で珪素鋼板を積層出来、低コギングトルクで振動となる。
3).永久磁石を固定子側に設けた構造のアウターロータ式本発明は鎖交磁束を大きくでき、低速大トルク、また高分解能となり、ダイレクトドライブ駆動に有利。中空穴モータにも適する。
4).次相を逆極性に励磁するので、2相または4相励磁時、不平衡電磁力を低減し、低振動に有利となる。
5).特に3相ダブルデルタ結線とすることで、ダンパー効果を有し、また低インピーダンス化から高速性も期待できる。
6).既成の3相駆動回路を2個で駆動出来るのでドライバーも安価となる。
7).低速駆動には複合3相機、高速駆動には3相機とコイル結線のみで、変えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の本発明の正面構造図
【図2】第一の本発明の側面構造図
【図3】別の本発明の正面構造図
【図4】別の本発明の側面構造図
【図5】本発明の駆動ブロック図
【図6】本発明の回転原理説明図
【図7】本発明のコイル結線図
【図8】別の本発明のコイル結線図
【図9】本発明の励磁シーケンス図
【符号の説明】
1       :固定子ハウジング、
2       :固定子鉄心、
3       :コイル、
4       :ブラケット、
5       :軸受け、
6       :軸、
7       :回転子、
8       :永久磁石、

Claims (5)

  1. 6k個の磁性体よりなる固定子磁極がラジアル方向に配設され、3k相巻線が巻装され、それらの先端には複数個の歯が設けられ、空隙を介して、回転子の円周上に等ピッチで複数Nr個の回転子極歯を有したもの2個を1/2ピッチずらせて軸方向に磁化した永久磁石を挟持して構成されるHB型ステッピングモータ、または円筒磁石の円周方向にN極S極交互に等ピッチで複数個の極対数Nrに磁化した永久磁石型モータにおいて、Nr=(k/2)(12n±5)、の関係を特徴とするステッピングモータを含む回転電機。
    但し、nは1以上の整数,kは2以上の偶数。
  2. 略円環状磁性体から6k個の固定子磁極がラジアル外方向に向けて配設された固定子を2個用いて軸方向に磁化した永久磁石をサンドイッチ状に挟持し、該2個の固定子磁極に渡って、コイルが巻かれ、k個のコイルで同相を形成した3k相巻線が巻装され、それらの先端には複数個の歯が設けられ、空隙を介して、回転子の内周上に等ピッチでNr個の回転子極歯を有した円環状磁性体2個を歯ピッチの1/2ずらせて同心的に締結した外転型モータにおいて、 Nr=(k/2)(12n±5)、 の関係を特徴とするステッピングモータを含む回転電機。
    但し、nは1以上の整数,kは2以上の偶数。
  3. 請求項1または2に記載のステッピングモータを含む複合3相回転電機において、k=2として、等ピッチの12主極固定子とし、各相のコイルの巻き終わりの内、12主極中の1個飛びの計6個の主極で構成される3相分同志を短絡したダブルスター結線または、1個飛びの計6個の主極で構成される該3相を形成する各相のコイルの巻き終わりと次相の巻始めを順次結合した所謂デルタ結線とし、それを2セット設けたダブルデルタ結線としたことを特徴とするステッピングモータを含む複合3相回転電機。
    但し、回転子歯数、Nr=12n±5、  nは1以上の整数
  4. 請求項1から3に記載のステッピングモータを含む複合3相回転電機において、k=2として、次相を順次、現相の励磁極性に対し、逆極性に励磁することを特徴とする、複合3相式回転電機。
  5. 請求項1または2に記載のステッピングモータを含む複合3相回転電機において、該6k個の固定子主極の複合k個の3相巻線を並列または直列にモータ内部または外部で結線することで、3相機としても、駆動可能にしたステッピングモータを含む回転電機。 但し、nは1以上の整数、kは2以上の整数。
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