JP4643377B2 - 一相マイクロエマルション組成物、及びo/w超微細エマルション外用剤の製造方法 - Google Patents
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Description
第一の方法は、高HLBの非イオン界面活性剤の水溶液にシクロヘキサン、シクロヘプタンなどの炭化水素油を加え、温度を上げていくと、非イオン界面活性剤の曇点の手前で、炭化水素油の可溶化量が急激に増大する領域が現れるというものである(例えば、非特許文献1参照)。
第三の方法は、親油性非イオン界面活性剤と特定のイオン性界面活性剤、あるいは親油性非イオン界面活性剤とイオン性界面活性剤の組み合わせに電解質を加え、その組成の中から系の親水−親油バランスがつりあった非常に狭い比率の範囲で、炭化水素油の可溶化量が急激に増大する領域を利用しようとするものである(例えば、非特許文献2、特許文献1、2参照)。
さらに、上記した方法では、いずれの場合もシリコーン油を用いた一相マイクロエマルションを得ることはできなかった。
上記の一相マイクロエマルション組成物において、その乳化粒子径は5〜80nmとなることが好適である。
また、前記O/W超微細エマルション外用剤の製造方法において、(C)油分として炭化水素油および/またはシリコーン油を含むことが好適である。
また、前記O/W超微細エマルション外用剤の製造方法において、(B)油分がデカメチルシクロペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンの中から選択される1種以上であることが好適である。
また、本発明にかかるO/W超微細エマルション外用剤の製造方法によれば、シリコーン油を用いた場合でも、容易に製造することができる。
本発明にかかるO/W超微細エマルション外用剤の製造方法は、(A)非イオン性界面活性剤と、(B)油分と、(C)ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテルと、(D)水と、を含有し、水分含有量が40質量%以下であり粒子径が5〜80nmであるO/W一相マイクロエマルション組成物を調製するO/W一相マイクロエマルション組成物調製工程と、該O/W一相マイクロエマルション組成物を(E)水性処方に添加し、乳化粒子径が10〜500nmのO/W超微細エマルションを調製するO/W超微細エマルション調製工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明において、「超微細エマルション」とは、水/界面活性剤/油系において、二液相からなる乳化系(油相が水相中に乳化した系、あるいは水相が油相中に乳化した系)であり、透明又は半透明な程度に乳化粒子が微細化された、熱力学的に不安定な系の組成物のことをいう。
なお、従来、シリコーン油を用いた系で、特別な装置を用いることなく、安定なO/W一相マイクロエマルションを生成することは知られておらず、本発明の(B)油分として、シリコーン油を用いた場合には、特に有用性が高い。本発明に用いられるシリコーン油の例としては、ジメチルポリシロキサン、シクロメチコン、ジフェニルポリシロキサン、アルキルポリシロキサンなどが挙げられ、これらの2種以上を混合しても用いても良い。
本発明に用いられる(B)油分の濃度は、特に限定されるものではないが、O/W一相マイクロエマルション生成の際に、全量に対して20〜70質量%とすることが好ましい。70質量%を超えると安定性の高いO/W一相マイクロエマルションが得られにくい。
さらに、本発明で用いられる(C)POP・POE共重合体ジアルキルエーテルは、(B)油分と相溶しない水性溶媒であって、該POP・POE共重合体ジアルキルエーテル水溶液中における(A)非イオン性界面活性剤の臨界ミセル濃度(c.m.c)が水中におけるそれよりも高いことが好適である。(C)POP・POE共重合体ジアルキルエーテルがこの条件を満たしていれば、安定なO/W一相マイクロエマルションが得られやすい。
また、O/W一相マイクロエマルションの組成物の調製工程での各組成物の含有量の割合は、その種類にもよるが、(A)非イオン性界面活性剤を20〜50質量%、(B)油分を20〜50質量%、(C)ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテルを20〜50質量%、(D)水を10〜40質量%、であれば、好適にO/W一相マイクロエマルション相を形成することができる。
なお、本発明のO/W超微細エマルション外用剤における最終的な水の配合量は、O/W一相マイクロエマルション生成に用いられる(D)水の配合量と、(E)水性処方中に含有される水の配合量との和になる。本発明に用いられる水の総配合量は、特に限定されるものではないが、一般的には、O/W超微細エマルション外用剤全量に対して70〜99.5質量%であることが好ましい。
製法例1−1
1)(A)ポリオキシエチレン(7モル)オレイルエーテル7部(ワコーケミカル製、(HLB8.06))と、(C)ポリオキシプロピレン(2モル)・ポリオキシエチレン(9モル)ランダム共重合体ジメチルエーテル3部と、(B)流動パラフィンと、(D)水と、を混合すると、水分含有量が40質量%以下の領域で、O/W一相マイクロエマルションが得られる。三成分系の相平衡図を図1に示した。
2)上記O/W一相マイクロエマルションを攪拌しながら、徐々に(E)水性処方に加えていくと、やがて(B)油分を内相とする粒子径100nm以下のO/W超微細エマルション外用剤を得る。
1)(A)ポリオキシエチレン(2モル)オレイルエーテル(ワコーケミカル製、(HLB1.73))とポリオキシエチレン(10モル)オレイルエーテル(ワコーケミカル製、(HLB9.86))とを13質量%:87質量%の割合で混合した混合物8部(全体のHLB8.83)と、(C)ポリオキシプロピレン(2モル)・ポリオキシエチレン(9モル)ランダム共重合体ジメチルエーテル2部と、(B)流動パラフィンと、(D)水と、を混合すると、水分含有量が40質量%以下の領域で、O/W一相マイクロエマルションが得られる。三成分系の相平衡図を図2に示した。
2)上記O/W一相マイクロエマルションを攪拌しながら、徐々に(E)水性処方に加えていくと、やがて(B)油分を内相とする粒子径100nm以下のO/W超微細エマルション外用剤を得る。
1)(A)非イオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレン(20モル)イソステアリン酸グリセリル(日本エマルジョン株式会社製、エマレックスGWIS−120(HLB14))3部とポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(信越化学株式会社製、シリコーンSC9450:HLB 5)7部との混合物(全体のHLB7.7)と、(C)ポリオキシプロピレン(2モル)・ポリオキシエチレン(9モル)ランダム共重合体ジメチルエーテル10部と、(B)油分として、ジメチルポリシロキサン(信越化学株式会社製、シリコーンKF96−A6T)、(D)水と、を混合すると、水分含有量が40質量%以下の領域で、O/W一相マイクロエマルションが得られる。三成分系の相平衡図を図3に示した。
2)上記O/W一相マイクロエマルションを攪拌しながら、徐々に(E)水性処方に加えていくと、やがて(B)油分を内相とする粒子径100nm以下のO/W超微細エマルション外用剤を得る。
1)(A)非イオン界面活性剤と(B)油分の種類は製造例1と同じであるが、(C)ポリオキシプロピレン(2モル)・ポリオキシエチレン(9モル)ランダム共重合体ジメチルエーテルを添加しない場合を比較のために調べた。この場合、水分水分含有量が40質量%以下の領域には一相マイクロエマルション相が生成しなかった。
2)さらに、製法例1と同様に上記の組成物を攪拌しながら、(E)水性処方に加えいったが、粒子径は500nm以上となり、超微細エマルションを得ることはできなかった。
1)製法例1と同じ(A)〜(D)の成分を用い、混合攪拌して組成物を得た。ただし、(A)〜(D)の組成比を一相マイクロエマルション相とは異なる相(図1中のO/Wの領域)となるものとした。
2)上記のように得られた組成物を攪拌しながら、徐々に(E)水性処方に加えていったが、粒子径は500nm以上となり、超微細エマルションをえることができなかった。
1)1)(A)非イオン界面活性剤と(B)油分の種類は製法例1と同じであるが、(C)ポリオキシプロピレン(2モル)・ポリオキシエチレン(9モル)ランダム共重合体ジメチルエーテルの代わりに、グリセリンを用いた場合を調べた。この場合、水分水分含有量が40質量%以下の領域には一相マイクロエマルション相が生成しなかった。
2)さらに、製造例1と同様に上記の組成物を攪拌しながら、(E)水性処方に加えいったが、粒子径は1000nm以上となり、超微細エマルションを得ることはできなかった。
1)(A)非イオン性界面活性剤と、(B)油分、(D)水の混合物は特定の配合比でラメラ液晶を生成するが、ここに(C)ポリオキシプロピレン・ポリエチレンランダム共重合体ジアルキルエーテルが加わると、ラメラ液晶における界面活性剤の会合数が減少して、水分含有量40質量%以下の従来では生成しない領域にO/W一相マイクロエマルション相が生成する。製法例1の図1の★印の組成物についてフリーズレプリカ法にて撮影した電子顕微鏡写真を図4に示した。図4の電子顕微鏡写真から、O/W一相マイクロエマルション相が生成していること、また、O/W一相マイクロエマルション相の粒子径が5〜10nmであること、が分かった。
そして、得られたO/W超微細エマルション外用剤は、非常に小さな粒子径であるにもかかわらず、広い温度範囲で長期間安定に存在することができる。
また、本発明にかかるO/W超微細エマルション外用剤には、上記必須成分の他に、通常、化粧品、医薬品等に用いられる成分を安定性に影響が出ない範囲の配合量で配合することができる。かかる成分としては、例えば次のようなものが挙げられる。
また、その他、香料、スクラブ剤なども、安定性を損なわない範囲で適宜配合することができる。
1.一相マイクロエマルションの調製
まず最初に、本発明に用いられる一相マイクロエマルションの製造例を示す。
製造例2−1
(A)非イオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレン(20モル)イソステアリン酸グリセリル(日本エマルジョン株式会社製、エマレックスGWIS−120(HLB14))4部、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(信越化学株式会社製、シリコーンSC9450:HLB 5)6部、(B)油分として、ジメチルポリシロキサン(信越化学株式会社製、KF96−A6T)10部、(C)ポリオキシプロピレン(7モル)・ポリオキシエチレン(14モル)ランダム共重合体ジメチルエーテル10部を配合した組成物を混合攪拌した。ここで非イオン界面活性剤の全体のHLBは8.6である。
(A)非イオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレン(7モル)オレイルエーテル30.7質量%(HLB8.06)、(B)油分として流動パラフィン46.2質量%(C)ポリオキシプロピレン(2モル)・ポリオキシエチレン(9モル)ランダム共重合体ジメチルエーテル11.55質量%、(D)水11.55質量%を混合攪拌し、O/W一相マイクロエマルションを得た。
つづいて、本発明者らは、上記製造例2−1のO/W一相マイクロエマルション2gを用い、一般的な美容液の水性処方48gに添加することにより、O/W超微細エマルションの美容液を調製し、透過率、経時安定性についての評価を行った。最終的な配合組成と評価結果とを併せて表2に示す。なお、評価内容は以下に示す通りである。
Color Eye7000A(Gretag Macbeth社製)を用い、得られた美容液の透過率(L値)を測定した。
経時安定性
得られた美容液50gを容器に詰め、室温で1ヶ月間放置し、下記評価基準により、経時安定性について評価した。
◎:安定性非常に良好
○:安定性良好
△:室温保存のみ安定
×:不安定
以上のことから、本発明の(A)〜(D)を用いて得られたO/W一相マイクロエマルションを、(E)水性処方中に添加することにより、透明性、安定性に優れたO/W超微細エマルション外用剤とすることができることが明らかとなった。
実施例3−1
美容液 配合量(質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン 1.2
(信越化学株式会社製、シリコーンKF96−A6T)
(2)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.76
(信越化学株式会社製、シリコーンSC9450)
(3)ポリオキシエチレン(20モル)イソステアリン酸グリセリル 0.5
(日本エマルジョン株式会社製、エマレックスGWIS−120)
(4)POP(2)POE(9)ジメチルエーテル 3.0
(5)グリセリン 4.0
(6)カルボキシビニルポリマー 0.03
(7)水酸化カリウム 0.01
(8)トラネキサム酸 0.1
(9)香料 0.1
(10)イオン交換水 90.31
成分(1)〜(4)を攪拌し、イオン交換水を徐添して透明なマイクロエマルションを得たのち、これを(5)〜(10)の美容液基剤に添加して、美容液を得た。得られた美容液は安定でしっとりした使用感触であった。
クリーム 配合量(質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン 3.14
(信越化学株式会社製、シリコーンKF96−A6T)
(2)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.88
(信越化学株式会社製、シリコーンSC9450)
(3)ポリオキシエチレン(20モル)イソステアリン酸グリセリル 1.25
(日本エマルジョン株式会社製、エマレックスGWIS−120)
(4)POP(7)POE(14)ジメチルエーテル 3.14
(5)グリセリン 5.0
(6)カルボキシビニルポリマー 1.0
(7)水酸化カリウム 0.3
(8)カミツレ抽出液 0.1
(9)香料 0.1
(10)イオン交換水 84.09
成分(1)〜(4)を攪拌し、イオン交換水を徐添して透明なマイクロエマルションを得たのち、これを(5)〜(10)のクリーム基剤に添加して、クリームを得た。得られたクリームは安定でしっとりした使用感触であった。
クレンジングローション 配合量(質量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 12.1
(信越化学株式会社製、KF−995)
(2)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.88
(信越化学株式会社製、シリコーンSC9450)
(3)ポリオキシエチレン(20モル)イソステアリン酸グリセリル 1.25
(日本エマルジョン株式会社製、エマレックスGWIS−120)
(4)POP(9)POE(11)ジメチルエーテル 6.0
(5)ラウロイルN−メチルタウリンナトリウム 0.5
(6)香料 0.1
(7)イオン交換水 68.7
成分(1)〜(4)を攪拌し、イオン交換水を徐添して透明なマイクロエマルションを得たのち、これを(5)〜(7)のクレンジングローション基剤に添加して、クレンジングローションを得た。得られたクレンジングローションは安定でしっとりした使用感触であった。
リンス 配合量(質量%)
(1)ジメチルポリシロキサン 2.06
(信越化学株式会社製、シリコーンKF96−A6T)
(2)高重合ジメチルポリシロキサン(G−20) 0.23
(3)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.37
(信越化学株式会社製、シリコーンSC9450)
(4)ポリオキシエチレン(20モル)イソステアリン酸グリセリル 0.91
(日本エマルジョン株式会社製、エマレックスGWIS−120)
(5)POP(4)POE(17)ジエチルエーテル 2.29
(6)高重合ジメチルシロキサン・ 0.2
メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体
(7)硬化ナタネ油アルコール 3.0
(8)グリセリン 3.5
(9)3−メチル−1,3−ブタンジオール 5.0
(10)ヒドロキシステアリン酸 0.5
(11)2−エチルヘキサン酸セチル 1.0
(12)イソノナン酸イソノニル 0.5
(13)センサマー (ナルコ社製、CI−50) 0.2
(14)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0
(15)マーコート550(カルゴン社製) 1.0
(16)L−グルタミン酸 0.5
(17)フェノキシエタノール 0.5
(18)レシチン 0.1
(19)香料 0.1
(20)色素 0.1
(21)イオン交換水 79.6
成分(1)〜(5)を攪拌し、イオン交換水を徐添して透明なマイクロエマルションを得たのち、これを(6)〜(21)のリンス基剤に添加して、リンスを得た。得られたリンスは安定で指通りが滑らかであった。
洗顔料 配合量(質量%)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 0.25
(信越化学株式会社製、KF-995)
(2)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.13
(信越化学株式会社製、シリコーンSC9450)
(3)ポリオキシエチレン(20モル)イソステアリン酸グリセリル 0.13
(日本エマルジョン株式会社製、エマレックスGWIS−120)
(4)POP(7)POE(14)ジメチルエーテル 0.25
(5)グリセリン 6.0
(6)ジプロピレングリコール 4.0
(7)イソステアリン酸 2.0
(8)ラウリン酸 8.0
(9)ミリスチン酸 9.0
(10)ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール 4.0
(11)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.5
(12)ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン 10.0
(13)2−アルキル−N−カルボキシメチル− 13.0
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン
(14)ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液 0.5
(15)トリエタノールアミン 12.4
(16)塩化ナトリウム 0.5
(17)エデト酸3ナトリウム 0.01
(18)香料 0.1
(19)イオン交換水 27.61
成分(1)〜(4)を攪拌し、イオン交換水を徐添して透明なマイクロエマルションを得たのち、これを(5)〜(19)の洗顔料基剤に添加して、洗顔料を得た。得られた洗顔料は安定でしっとりした使用感触であった。
Claims (7)
- (A)非イオン性界面活性剤と、
(B)油分と、
(C)ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテル〔但し、ジアルキルエーテルのアルキル基はメチル基またはエチル基である〕と、
(D)水と、
を含有する一相マイクロエマルション組成物で、該一相マイクロエマルション組成物において、(A)非イオン性界面活性剤と(B)油分との含有量の比〔(A)/(B)〕が0.5〜2であり、(B)油分の濃度が全重量に対して20〜70質量%であり、かつ、水分含有量が40質量%以下であることを特徴とする一相マイクロエマルション組成物。 - 請求項1記載の一相マイクロエマルション組成物において、その粒子径が5〜80nmであることを特徴とする一相マイクロエマルション組成物。
- (A)非イオン性界面活性剤と、
(B)油分と、
(C)ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテル〔但し、ジアルキルエーテルのアルキル基はメチル基またはエチル基である〕と、
(D)水と、
を含有する一相マイクロエマルション組成物で、該一相マイクロエマルション組成物において、(A)非イオン性界面活性剤と(B)油分との含有量の比〔(A)/(B)〕が0.5〜2であり、(B)油分の濃度が全重量に対して20〜70質量%であり、かつ、水分含有量が40質量%以下である一相マイクロエマルション組成物を調製する一相マイクロエマルション調製工程と、
該一相マイクロエマルション組成物を
(E)水性処方
に添加し、乳化粒子径が10〜500nmであるO/W超微細エマルションを調製するO/W超微細エマルション調製工程と、を備えることを特徴とするO/W超微細エマルション外用剤の製造方法。 - 請求項3に記載の製造方法において、(B)油分として炭化水素油を含むことを特徴とするO/W超微細エマルション外用剤の製造方法。
- 請求項3に記載の製造方法において、(B)油分としてシリコーン油を含むことを特徴とするO/W超微細エマルション外用剤の製造方法。
- 請求項5に記載の製造方法において、(B)油分がデカメチルシクロペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンの中から選択される1種以上であることを特徴とするO/W超微細エマルション外用剤の製造方法。
- 請求項3から6のいずれかに記載の製造方法において、(C)ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジアルキルエーテルが、ポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレン共重合体ジメチルエーテルであることを特徴とするO/W超微細エマルション外用剤の製造方法。
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