JP4494178B2 - 既設流体管の流路開閉装置 - Google Patents
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Description
既設流体管の外周面を少なくとも既設流路を確保できる筐体で密封し、不断水状態で前記既設流体管を切断して、少なくとも底面と側面とを有する前記筐体内部に、前記既設流路を開閉可能とする弁本体を予め特定した設置位置に設置する既設流体管の流路開閉装置であって、
前記弁本体が、開口を有し前記開口の周縁に弁座部が設けられる仕切壁と、前記開口を開閉自在な弁体とからなり、前記仕切壁の周縁面には、少なくとも両側面及び底面にシール材が設けられており、前記仕切壁が上部から下部に至るにしたがって幅狭のテーパ状であり、前記筐体の内側面における、前記仕切壁の両側面に備えたシール材の当接する当接面が、前記仕切壁の幅寸法の変化に対応するように、前記筐体内部の上部から下部に至るにしたがって幅狭になるように形成されているとともに、前記筐体の内側面に肉厚の側面段部として形成されており、
前記弁本体の設置位置である前記筐体の底面には、前記仕切壁の底面のシール材が水密的に当接する当接面が、前記筐体の底面に肉厚の底面段部として形成され、前記側面段部と連続する構造となっており、
前記弁本体が、開閉軸を中心に前記弁体が回動可能なバタフライ弁であって、前記仕切壁の下部に設けられた前記開閉軸の軸受部の下面にはシール材が環状に形成されており、前記底面段部の一部が前記環状に形成されたシール材を受けるように幅広部を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、弁本体を設置する場合において、弁本体の下降動作中は、仕切壁の両側面に備えたシール材が、筐体の内側面との摺接により圧縮することがほとんどなく、設置位置において、仕切壁の両側面に備えたシール材がほぼ同時に筐体の内面に当接するため、シール材の変形による流体漏洩を防止できる。
また、側面段部の加工形成及び側面段部の表面処理のみで、仕切壁の両側面と当接する当接面を確保できるので、筐体の内面をシール材の当接面とするものと比べ加工形成が簡便でありまた安価である。
また、筐体の内側面および内底面に肉厚の段部が形成されているために、管内流路の遮断に必要な弁本体の寸法形状を、段部を有さない筐体と比べて、小さく抑えることができるため、弁本体を小型化及び軽量化することができ、弁本体の設置手間が簡便になる。
更に、バタフライ弁の設置位置において安定性が良くなるばかりか、幅広部において複数条のシール材で密封されるためシール性が向上する。
この特徴によれば、側面段部においての突合せ部に生じる溶接加工後の変形を研磨加工する際に、この側面段部の段差で研磨箇所の位置特定が容易であり、また、肉厚の段部として形成されているために、研磨しろを確保することができる。
この特徴によれば、弁本体の設置位置において、仕切壁の表裏両側に設けられた嵌合片が底面段部と嵌合するために、弁体の開閉時に生じる圧力変動等により弁本体にかかる負荷を受け止めることが可能となり、弁本体の移動を防ぐことができる。
この特徴によれば、弁本体を筐体内部に設置した位置において、仕切壁の底面及び両側面に一体的に凸R面で連接したシール面と、筐体の底面及び側面段部に一体的に連続した当接面とが、同時に当接し、その後、下向き押力を受けた仕切壁の底面のシール材にかかる荷重を、R面を介して徐々に両側面のシール材にも負担させることが可能となるため、底面のシール材の横方向への変形を防止でき、当接面におけるシール効果を維持することができる。
この特徴によれば、連通路開閉弁を開状態とすることにより、筐体内における弁本体の上流側と下流側とが連通され圧力差が小さくなるために、弁体の開閉動作をスムーズに行うことができる。
図7は、上下2分割の上部筐体11、下部筐体12を溶接加工にて接合する突合せ部を示した図4のa−a及びb−b拡大断面図であり、(a)は溶接加工前の突合せ部を示した拡大断面図であり、(b)は同じく溶接加工後を示した拡大断面図であり、(c)は同じく研磨加工後を示した拡大断面図である。図8(a)は筐体10内のd−d断面図であり、(b)は同じくバタフライ弁4が設置された状態を示すd−d断面図である。図9は、流路開閉装置2内部の既設水道管1を切断する穿孔用カッタ32を示した概略図である。図10は、流路開閉装置2内部にバタフライ弁4を設置する挿入機34を示した概略図である。図11(a)は、バタフライ弁4が流路開閉装置2内部に設置された状態における図6(b)のe−e断面図であり、(b)は(a)の変形例である。図12は、本発明の第1変形例における筐体10a底面が平面に形成される流路開閉装置2aを示した縦断面図である。図13は、本発明の第2変形例における側面段部15’に凹部15bが形成される筐体10bを示した縦断面図である。図14は、図13のg−g断面図であり、(a)はシール材81bが変形して当接面15aに当接した状態の図であり、(b)は(a)の後にシール材81bが正常に当接した状態の図である。
2 流路開閉装置
4 バタフライ弁(弁本体)
5 上蓋部
6 仕切壁
7 弁体
7a 連通口(既設水道管側)
7b 連通口(新設水道管側)
8b シール材(仕切壁周面)
81b シール材(仕切壁側面)
82b シール材(仕切壁底面)
82b’ 環状シール材(軸受部下面)
10 筐体
11 上部筐体
12 下部筐体
13a 上流側口(上流側連通口)
13b 下流側口(下流側連通口)
15 側面段部
16 底面段部
16a 幅広部(底面段部)
19 段部(上蓋部用)
20 上部案内片(上流側)
21 上部案内片(下流側)
23 固定プラグねじ
32 穿孔用カッタ
40 開閉軸
41a 上軸受部
41b 下軸受部
42 弁座部
43 連通管(連通路)
44 連通管開閉弁(連通路開閉弁)
45 嵌合片
A 側方開口部(既設水道管上流側)
E 特定エリア
H 開口
Claims (5)
- 既設流体管の外周面を少なくとも既設流路を確保できる筐体で密封し、不断水状態で前記既設流体管を切断して、少なくとも底面と側面とを有する前記筐体内部に、前記既設流路を開閉可能とする弁本体を予め特定した設置位置に設置する既設流体管の流路開閉装置であって、
前記弁本体が、開口を有し前記開口の周縁に弁座部が設けられる仕切壁と、前記開口を開閉自在な弁体とからなり、前記仕切壁の周縁面には、少なくとも両側面及び底面にシール材が設けられており、前記仕切壁が上部から下部に至るにしたがって幅狭のテーパ状であり、前記筐体の内側面における、前記仕切壁の両側面に備えたシール材の当接する当接面が、前記仕切壁の幅寸法の変化に対応するように、前記筐体内部の上部から下部に至るにしたがって幅狭になるように形成されているとともに、前記筐体の内側面に肉厚の側面段部として形成されており、
前記弁本体の設置位置である前記筐体の底面には、前記仕切壁の底面のシール材が水密的に当接する当接面が、前記筐体の底面に肉厚の底面段部として形成され、前記側面段部と連続する構造となっており、
前記弁本体が、開閉軸を中心に前記弁体が回動可能なバタフライ弁であって、前記仕切壁の下部に設けられた前記開閉軸の軸受部の下面にはシール材が環状に形成されており、前記底面段部の一部が前記環状に形成されたシール材を受けるように幅広部を有していることを特徴とする既設流体管の流路開閉装置。 - 前記筐体が少なくとも上下に2分割の前記側面段部を有する構造であり、前記筐体の分割面を外周面側からの溶接加工で接合することにより、上下方向に連続する前記側面段部を形成できる構造である請求項1に記載の既設流体管の流路開閉装置。
- 前記仕切壁の下端部には、前記底面段部を挟持する嵌合片が下方に突設している請求項1または2に記載の既設流体管の流路開閉装置。
- 前記仕切壁の周縁面の少なくとも底面及び両側面に一体的に凸R面で連接したシール材を備えており、前記筐体の底面と前記側面段部とが一体的に凹R面で連続する請求項1ないし3のいずれかに記載の既設流体管の流路開閉装置。
- 前記筐体には、前記設置位置における前記弁本体の上流側に形成された上流側連通口と、前記設置位置における前記弁本体の下流側に形成された下流側連通口と、前記上流側連通口と前記下流側連通口とを連通する連通路と、前記連通路を開閉可能な連通路開閉弁と、が設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の既設流体管の流路開閉装置。
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JP2004352497A JP4494178B2 (ja) | 2004-12-06 | 2004-12-06 | 既設流体管の流路開閉装置 |
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Family Applications (1)
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Citations (4)
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JPS6438365U (ja) * | 1987-09-01 | 1989-03-07 | ||
JPH01116276U (ja) * | 1988-02-02 | 1989-08-04 | ||
JPH056262U (ja) * | 1991-07-09 | 1993-01-29 | 株式会社クボタ | バイパス管付バタフライ弁 |
JPH054635Y2 (ja) * | 1987-07-03 | 1993-02-04 |
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2004
- 2004-12-06 JP JP2004352497A patent/JP4494178B2/ja active Active
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