JP4258704B2 - Area division system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の巡回ポイントを含む地域を複数のエリアに分割し、それぞれのエリアに巡回ポイントを帰属させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理技術の発達にともない、ロジスティクス分野でも情報化が進んでいる。例えば、コンビニエンスストアでは、商品の販売と同時に売上管理、在庫管理、商品管理などが行われている。これにより、リアルタイムで在庫を管理できるので、品不足になる前に商品の補充が可能になっている。情報処理技術、主にコンピュータの処理能力やネットワーク技術の向上にともない在庫情報などは迅速にかつ自動的に処理されているが、実際に商品を店舗まで配送する作業は今のところ人手を介して行われている。
【0003】
一般に、工場で生産された商品は、最初に基地と呼ばれる大規模な配送センターに輸送される。次に、基地から地域ごとに設けられたデポと呼ばれる倉庫に輸送される。そして、店舗からの発注に応じて、デポから各店舗へ商品が配送される。例えば、たばこを配送する場合、ひとつのデポが担当する地域には無数の店舗が存在し、複数の担当者が手分けしてそれらの店舗にたばこを配送する。各担当者は自分の担当エリアに存在する店舗を巡回し、たばこの配送を行う。
【0004】
巡回経路を論理的に作成する手法として、いわゆる巡回セールスマン問題や、その近似アルゴリズムとして、例えばランダムサーチ、山登り法、焼きなまし法(SA:Simulated Annealing)、遺伝的アルゴリズム(GA)、MST(Minimum Spanning Tree)等が挙げられる。こうした技術を利用するものとして、例えば、在宅介護のためのヘルパーや物品を配達する配達業者等の巡回車が効率よく巡回を行うための巡回路の生成を支援する巡回路支援システムが提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−134389号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、各巡回者が、予め割り当てられた担当エリアをいかに早く巡回できるかという観点からの検討がなされているだけである。例えば特許文献1においても、巡回者が巡回する巡回エリアは予め定められており、その中で全てのブロックを最短経路で巡回した場合を想定して巡回時間を算出し、実活動時間との比較でブロックの追加または削除を行い巡回エリアを変更する微調整が行われるだけである。従来の手法は、部分的な最適化が行われているだけであり、一つの営業地域を複数の巡回者で分担する場合に、複数の巡回ポイントをそれぞれの巡回者に適切に分配するという観点からの全体的な最適化は検討されていない。個々の巡回者の作業効率を高めることにより、全体としての作業効率をもある程度向上することが期待できるが、これだけでは、一つの営業地域を複数の巡回者で分担する場合の特色を考慮した最適化がなされたとはいえない。また、各巡回者の作業効率を高めることにより全体の作業効率を高めようとすると、個々の巡回者の努力に依存することになり、巡回者への負担が重くなってしまう。
【0007】
複数の巡回者で分担するという特色を考慮すると、営業区域に含まれる複数の巡回ポイントを複数の巡回者にどのようにして分配するべきかを検討することが重要である。さらに、従来、各巡回者への担当巡回ポイントの分配が適切に行われていないため、巡回者の労力を客観的に把握することができなかった。そのため、巡回者間で不公平感が生じることもあった。
【0008】
また、従来、営業区域内の顧客を複数のセールスマンに分担させ、営業活動を行わせる場合、各セールスマンの評価は、活動プロセスではなく、売上高や受注量等の結果に対して行われることが多かった。しかし、売上高や受注量等は、個々のセールスマンの経験や能力に頼るところが大きく、セールスマンの評価を結果からだけ行うのでは、各人が個人主義に走ってしまい、組織的かつ計画的な営業活動を行うことが困難であるという問題があった。ところが、従来は、活動プロセスを管理者が把握することが難しく、売上高や受注量等の結果から評価を行うことしかできないというのが現状であった。
【0009】
組織的な営業活動を行う場合は、個人の経験や能力に頼ることなく、各サラリーマンに標準マニュアルに沿って効率よく計画的に活動させることが重要である。そのためには、セールスマンの活動プロセスを適切に評価する方法の確立が必要である。
【0010】
本発明の目的は、複数の巡回ポイントを含む地域を、各エリアにおける作業量等の統計量が均等になるように複数のエリアに分割する技術を提供することにある。本発明の別の目的は、地域全体におけるトータルの作業量を低減することができるように、分割対象の地域を複数のエリアに分割する技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、各エリアの担当者に公平感を持たせるようにエリア分割を行う技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、分割対象の地域に特有の事情を考慮しつつ、客観的な基準で地域を複数のエリアに分割する技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、一連の営業計画を考慮して営業計画の進行具合に応じて適切にエリア分割を行う技術を提供することにある。本発明のさらに別の目的は、分割対象の地域に含まれる巡回ポイントが頻繁に変動する場合であっても迅速にエリア分割を行う技術を提供することにある。本発明のさらに別の目的は、巡回ポイントの配置状況を可視化する技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、各エリアにおける作業量等の統計量が均等になるように複数の巡回ポイントをそれぞれ複数のエリアのいずれかに振り分ける技術を既に出願している(特願2002−311292号)。この技術の検討をさらに進めたところ、高層ビルディングなどの内部に配置された巡回ポイントの取り扱いを改良することで更に実際の運用に適したエリア分割が可能になることに想到した。
【0012】
本発明によれば、
複数の巡回ポイントを含む地域を複数のエリアに分割し、それぞれのエリアに前記巡回ポイントを帰属させるエリア分割システムであって、
各前記巡回ポイントの高さ方向の位置情報を含む当該巡回ポイントの位置情報を含む巡回ポイント情報データを、前記地域内に含まれる前記複数の巡回ポイントについてそれぞれ記憶する巡回ポイント情報記憶部と、
前記地域内に、それぞれ、起点となるシードである一つの前記巡回ポイントを含むエリアを複数設定する初期設定部と、
前記巡回ポイント情報記憶部の前記巡回ポイント情報データに基づき、前記複数のエリアそれぞれに追加して帰属させる候補となる候補巡回ポイントを、前記複数のエリア毎にそれぞれ選択する候補選択処理部と、
各前記エリア毎に、前記巡回ポイント情報データに基づき、当該エリアに既に帰属している前記巡回ポイントおよび前記候補巡回ポイントの位置情報によって定まる作業量である統計量を、各前記巡回ポイントの高さ方向の位置情報も考慮してそれぞれ算出する統計量算出部と、
前記複数のエリアの中から、前記統計量算出部が算出した前記統計量が最も小さい前記エリアを特定エリアとして選択し、当該特定エリアにおける前記候補巡回ポイントを当該特定エリアに帰属させる候補帰属処理部と、
を含み、前記候補選択処理部による前記候補巡回ポイントの選択と前記候補帰属処理部による前記候補巡回ポイントの帰属とを所定の終了条件を満たすまで順次繰り返し実行することを特徴とするエリア分割システムが提供される。
【0013】
「巡回ポイント」は、例えば、充填作業を行う際の自動販売機、商品配送を行う際の店舗、保険商品などの営業先など、その存在位置を地理上の位置情報として特定できる物体もしくは単なる目標地点である。「統計量」は、例えば各エリアの1日あたりの作業量を示すコース数、各エリアに含まれる店舗の数、店舗あたりの平均作業時間、店舗あたりの平均月訪問回数、店舗あたりの拠点からの平均距離、店舗間距離平均、コースあたりの店舗数、総売上、店舗あたりの売上平均等、各エリアに含まれる店舗の特性を示す情報である。「それぞれのエリアにおける統計量の差が小さくなる」とは、例えば、エリア分割処理を行った際に、各エリア間の統計量の差の平均値が最も小さくなること、エリア間の統計量の差の最大値が最も小さくなること、またはこれらや個々の事情を考慮して各エリアにおける統計量がほぼ均等になると判断される場合のことである。
【0014】
本発明のエリア分割システムによれば、複数のエリアにおける統計量の差が小さくなるように複数の巡回ポイントを複数のエリアに帰属させるので、エリア分割の目的を考慮した統計量を設定することで、各エリアを公平に分割できる。さらに、例えば巡回ポイントがビルディング内部にあるとき等、巡回にともない担当者が高さ方向に移動する場合でも、その移動を加味したエリア分割が可能になる。
【0015】
本発明のエリア分割システムは、前記巡回ポイント情報データに基づき、巡回ポイントが地上面と異なる位置に存在するか否かを判定する判定部を更に備えることができ、統計量算出部は、地上面を経由して他の巡回ポイントに至るまでの距離を算出する距離算出部と、距離に基づいて統計量を算出する演算部と、を有することができる。「地上面」は、例えばビルの入り口のある地面、配送トラックを停車した地面などであり、担当者がビル内の巡回を始める際の基準となる面である。
【0016】
本発明のエリア分割システムによれば、担当者の高さ方向の移動を統計量の算出に加味することができる。
【0017】
本発明のエリア分割システムにおいて、距離算出部は、巡回ポイントを地上面に正射影したポイントを経由して他の巡回ポイントに至るまでの距離を算出することができる。本発明のエリア分割システムによれば、例えばエレベータ、エスカレータ、階段などを利用し、担当者の高さ方向の移動が発生するビル内の配送作業をモデル化できる。これにより、統計量を実際の作業量に近似できる。
【0018】
本発明によれば、建造物内部に存在する前記巡回ポイントにつき、当該建造物の内部構造ファイルを記憶する建造物情報記憶部をさらに含むことができ、前記統計量算出部は、前記建造物内部に存在する前記巡回ポイントにつき、その建造物の前記内部構造ファイルに基づき、当該建造物の内部構造に応じて前記統計量を算出する建造物別統計量算出部と、前記建造物と前記建造物の外部に存在する巡回ポイントとの間の距離に基づいて統計量を算出するエリア内統計量算出部と、を含むことができ、前記候補帰属処理部は、前記建造物別統計量算出部が算出した前記統計量と、前記エリア内統計量算出部が算出した前記統計量とを統合して複数のエリアの中から、前記統計量算出部が算出した前記統計量が最も小さい前記エリアを特定エリアとして選択し、当該特定エリアにおける前記候補巡回ポイントを当該特定エリアに帰属させることができる。
【0019】
本発明のエリア分割システムによれば、ビルディング内部に存在する店舗を巡回する作業による生じる統計量を、建造物内部の通路などの構造を考慮して算出できる。
【0021】
本発明のエリア分割システムによれば、巡回ポイントが建造物内部に存在する場合でも、巡回ポイントが建造物外部に存在する場合でもそれぞれの設置場所環境に適した統計量を算出することができる。すなわち、エリア分割の対象となる実際の地域には、様々な環境下で巡回ポイントが設置されていが、巡回ポイントの設置場所に応じた統計量を適宜算出できる。
【0022】
本発明のエリア分割システムにおいて、建造物別統計量算出部は、内部構造に基づいて定まる、建造物内部における移動距離を算出する距離算出部と、移動距離に基づいて建造物内部における統計量を算出する演算部と、を有することができる。
【0023】
本発明のエリア分割システムによれば、建造物内部における移動距離をベースに統計量を算出できる。
【0024】
本発明のエリア分割システムにおいて、前記建造物情報記憶部は、前記建造物内部において、担当者が巡回ポイントに到達するまでに必ず経由する中継地点の位置情報を、前記建造物毎に記憶することができ、前記建造物内における前記巡回ポイントおよび前記中継地点を含む経路を生成する経路生成部を更に備えることができ、前記統計量算出部は、前記経路生成部が生成した前記経路の移動距離を算出することができる。
【0025】
「中継地点」は、例えばフロア毎に設置されたエレベータの乗り場や、フロアの出入口など、担当者が巡回ポイントに到達するまでに必ず経由する地点である。この中継地点はフロアごとに少なくともひとつ設定される。また、フロア内の廊下などの構造に応じて複数の中継地点を設定してもよく、これによりさらに高精度に担当者の移動距離を算出できる。
【0033】
本発明のエリア分割システムは、内部構造に重ねて、建造物内部に存在する巡回ポイントを表示部に表示させる表示処理部を更に備えることができる。表示部は、内部構造を3次元的にかつ内部構造がわかるように、例えばワイヤーフレームなどの図法を使って可視化してもよい。
【0034】
本発明のエリア分割システムによれば、例えばオペレーション会社の管理者がビルディング内の担当者の作業を直観的に把握できる。また、担当者が実際の作業前に、ビル内の作業を把握できるので効率的な配送を行うことができる。
本発明のエリア分割システムにおいて、前記作業量は、前記巡回ポイント間の移動距離に基づき算出される構成とすることができる。
本発明のエリア分割システムにおいて、前記候補選択処理部は、まだいずれのエリアにも属していない無所属の前記巡回ポイントの中から、各前記複数のエリアについて、それぞれそのエリアの代表点から近い位置にある前記巡回ポイントを前記候補巡回ポイントとして選択することができる。
本発明のエリア分割システムにおいて、前記候補選択処理部は、各前記複数のエリアにおいて取得済みの前記巡回ポイントの重心を前記代表点として算出することができる。
本発明のエリア分割システムにおいて、前記所定の終了条件は、前記地域内にいずれのエリアにも属していない無所属の前記巡回ポイントがなくなったこと、前記候補帰属処理部による前記候補巡回ポイントの帰属が所定回数行われたこと、または各前記複数のエリアにおける前記統計量の差が所定範囲以内となったことのいずれかとすることができる。
【0035】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態において、複数の店舗を含む営業区域を店舗の巡回作業を行う担当者の担当エリアに分割する例を説明する。ここでは、分割対象の営業区域に含まれる店舗を複数の担当者で分担して巡回作業を行う場合に、全体の作業効率が上昇し、また各担当者の労力が均等となるようにエリア分割を行う。また、各担当者は、毎日営業所などの拠点を出発点として自己の担当エリア内の店舗を回って店舗との関係強化、情報収集、セールス提案、契約、検証、および商品の補充・配達等のメンテナンス作業を行い、1日の終了時にはまた拠点に戻るという巡回作業を行うものとする。したがって、全体の作業効率を上昇させるためには、各担当者が移動する拠点−店舗間および店舗−店舗間の距離がそれぞれなるべく短くなるようにしてエリア分割を行うのが好ましい。また各担当者の労力を均等にするためには、複数のエリアにおける巡回作業の労力を調整しながらエリア分割を行うのが好ましい。
【0037】
図1は、本発明の第一の実施の形態におけるエリア分割処理の手順を示すフローチャートである。まず、エリア分割の処理に必要な各種データの登録が行われる(S1)。次に、エリア分割処理の対象となる店舗の選出が行われる(S2)。つづいて、エリア分割に必要なパラメータの設定が行われる(S3)。次いで、営業地域に設けるエリア数の設定(S4)や各エリアにおける起点となるシードの設定(S5)等の初期設定が行われる。「シード」とは、エリア分割をする際に各エリアにおける起点となる店舗のことである。つづいて、シードを起点としたエリア分割が行われる(S6)。エリア分割は、平面的に行われるだけでなく、例えば高層ビル内部の店舗などを対象にして立体的にも行われる。その後、エリア分割の結果が表示され、評価および調整が行われる(S7)。
【0038】
図2は、図1に示した手順を模式的に示した図である。エリアの分割処理に先立ち、地図情報データ、拠点情報データ、店舗情報データ等の各種データを登録しておく。つづいて、登録された各種データに基づき、画面上に地図情報およびその地図情報上の対応する位置に拠点および店舗がポイントとしてマッピングされる。ここで、エリア分割は、店舗情報データが登録された全ての店舗を対象として行うこともできるが、所定の条件に合致する店舗のみを対象として行うこともできる。所定の条件に合致する店舗のみを対象としてエリア分割を行う場合、所定の条件が入力され、その条件に合致する店舗が地図情報上の対応する位置にポイントとしてマッピングされる。また、エリア分割に必要なパラメータの設定および初期設定が行われる。パラメータおよび初期設定に基づき、エリア分割エンジンによりエリア毎に統計量が算出され、営業地域がエリア分割される。つづいて、画面上に地図情報およびエリアの分割状態がマッピングされる。同時に、エリア別の統計量が一覧表示される。エリア別の統計量に基づき、必要に応じてパラメータの再設定が手動または自動で行われ、再度エリア分割が行われる。また、ユーザは表示された情報に基づき、手動により各エリアに帰属させる店舗のポイント付け替え作業を行うこともできる。以上の処理により、エリア分割データが作成され、このデータは記憶される。
【0039】
詳細は後述するがエリア分割エンジンは、主に、店舗の選択処理、エリア毎の統計量の算出処理、エリアへの店舗の帰属処理を繰り返し、シードから徐々にエリアを拡大するという手法でエリア分割を行う。本実施の形態は、担当者の作業量が均等になるようにエリアを分割することを目的とする。このため、以下の説明でいう統計量は、特に説明しないかぎり担当者の移動距離をベースとして算出される作業量を示す。他の形態では、エリア分割の目的に応じて任意に統計量を設定してもよい。
【0040】
図3は、店舗間の移動距離を算出する処理を説明するための図である。店舗を単に3次元座標系に配置して店舗間の移動距離を算出すると、店舗Aから店舗Bまでを直線で結んだ距離l1になる。これは例えば、店舗AがビルAの5階にあり、店舗BがビルBの15階にある場合、担当者がビルAの5階からビルBの15階まで空間を移動することになる。つまり、店舗間の移動にともない発生する担当者の高さ方向の移動を加味することができない。このため、統計量として算出する作業量と実際の作業量とでは誤差が生じてしまう。さらに、この誤差はエリア内に複数のビルディングを多く含むほど大きくなるので、エリア毎の統計量を均等にすることが困難になる。
【0041】
一方、担当者の高さ方向の移動を加味した場合、店舗Aから店舗Bまでの移動距離l2は、店舗Aから中継点A'および中継点B'を経由して店舗Bまでになる。ここで、本図における中継点A'は、店舗Aを地上面に正射影したときの位置であり、中継点B'は、店舗Bを地上面に正射影したときの位置である。このように、店舗の配置場所に応じて発生する担当者の高さ方向の移動を加味することで、実際の作業量に近づけることができる。これにより、エリア内に複数のビルディングを含む場合でも、エリア毎の統計量が均等になるように店舗を分割できる。以下の実施形態は、こうした店舗の配置場所に応じて発生する担当者の移動、および移動時の制約を考慮して統計量を算出する機能を有する。
【0042】
図4は、本実施の形態に係るエリアシミュレータ装置による表示画面300の一例を示す図である。エリア画面302は、店舗の位置を地図に重ねて表示するための画面であり、それぞれの店舗は該当する位置に店舗アイコン303としてマッピングされる。このような、表示を行うことでユーザは、店舗の分布状況を視覚的に確認できる。縮尺指示コンポーネント301は、エリア画面302に表示する領域の範囲を指定するためのコンポーネントであり、指定された縮尺の地図が表示され、その地図の縮尺に連動して店舗アイコン303の位置も調節される。
【0043】
図5は、拡大エリア画面304の一例を示す図である。この図は、図4の縮尺指示コンポーネント301を操作して、特定の地域を拡大表示した場合の一例を示している。第1種建造物アイコン312は、例えばタバコ店など一般に店舗が一階にあり、建造物に店舗がひとつ存在することを示す。以下、このような建造物を「第1種建造物」という。第2種建造物アイコン310は、例えばデパート、ショッピングモール、オフィスビルなどの複数のフロアを有するビルディングの内部に店舗があることを示す。以下、このような高層ビルを「第2種建造物」という。補足情報表示領域306は、カーソル308で指示されたアイコンに対応する建造物に関する例えば、建造物名称、建造物内部の店舗数などの補足的な情報を表示するための領域である。このように、建造物の種類に応じてアイコンの形状を変えることで、ユーザは直観的に配送に必要な労力や、時間、収容数店舗数などを把握できる。他の例では、建造物内の店舗数や建造物内の高さ方向の移動量に応じてアイコンの大きさや色などを変えてもよい。また、配送用のトラックの駐車スペースの有無や、建造物内部におけるエレベータ、エスカレータの有無なども直観的にわかるようにしてもよい。
【0044】
図6は、建造物の内部構造を表示する画面320の一例を示す図である。この画面は、例えばユーザが図5の第2種建造物アイコン310にカーソル308を重ねクリックした場合に表示される。内部構造図324は、建造物内部の見取図をワイヤーフレームを利用して立体的に描画したものであり、他の例ではフロア毎に平面的に描画してもよいし、任意の角度から見下ろしたときの鳥瞰図であってもよい。内部構造図324には、少なくとも、建造物への出入口326、各フロアへの出入口となるエレベータドア328が描画される。すなわち、商品の搬入に利用する出入口が表示される。他の例では、フロア毎の仕切りや廊下などが描画されてもよい。また、フロア毎の階数が内部構造図324の各フロアに対応するようにフロア階数表示領域325に描画される。店舗表示ボタン322は、内部構造図324に店舗位置を重ねて表示することを指示するボタンである。
【0045】
図7は、図6の店舗表示ボタン322を押下することで表示される店舗表示画面330の一例を示す図である。この画面には、実際の店舗の配置に基づいて、内部構造図324の対応する位置に店舗アイコン336が表示される。これにより、ユーザは建造物内部の店舗の配置情報を直観的に把握できるので、例えば担当者が実際の配送前に建造物内の店舗の配置状況を確認したり、管理者が担当者の労力を客観的に判断する基準として利用したりできる。つまり、単に建造物内部の店舗数や作業時間を数値として提示するよりも、管理者は担当者の労力を想像しやすくなる。新規登録ボタン334は、建造物内部に新たに店舗を追加する場合に押下する。このアクションを契機として、カーソル338の動きに応じて移動する店舗アイコン336cが新たに表示される。そして、ユーザが建造物内部の任意の位置に店舗アイコン336cを移動し、指定すれば新たに店舗を登録できる。これにより、建造物内部の店舗の登録が容易になるとともに、数値ベースで店舗を登録する場合に比べて入力ミスを防ぐことができる。経路表示ボタン332は、建造物内部に存在する店舗を巡回する経路の表示を指示するためのボタンである。他の例では、店舗アイコン336の形状や色を、店舗の大きさや配送回数などに応じて変更してもよい。
【0046】
図8は、図7の経路表示ボタン332を押下することで表示される経路表示画面340の一例を示す図である。この画面には、フロア毎に経路346が内部構造図324に重ねて表示される。また、本実施の形態ではエレベータドア328が中継地点347として設定されている。この経路346は、例えばMSTなどの既知の手法により導かれる。例えば、2階の経路346bは、第1店舗アイコン336aと第2店舗アイコン336bと中継地点347cを経由している。これにより、担当者はフロア毎の最適な経路を把握できる。構造図表示ボタン323は、図6の構造表示画面320を表示するためのボタンである。店舗表示ボタン322は、図7の店舗表示画面330を表示するためのボタンである。
【0047】
図9は、本実施の形態におけるエリア分割処理を行うエリアシミュレータ装置100の構成図である。エリアシミュレータ装置100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニットを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組み合わせによって実現されるが、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。エリアシミュレータ装置100は、表示処理部108と、パラメータ設定部110と、初期設定部114と、分割処理部115と、条件入力受付部154と、店舗選出部156と、地図情報記憶部T1と、拠点情報記憶部T2と、店舗情報記憶部T3と、パラメータ記憶部T4と、初期設定記憶部T5と、エリア分割情報記憶部T6と、ロジック記憶部T7と、建造物情報記憶部T8とを有する。分割処理部115は、候補選択処理部116および分割制御部400を有する。
【0048】
地図情報記憶部T1は、分割の対象となる営業地域の地図情報データを記憶する。拠点情報記憶部T2は、拠点情報データを記憶する。拠点情報データは、拠点の識別コード、拠点の名称、拠点の位置(緯度および経度、またはX座標およびY座標)等を含む。ここで、拠点とは、例えばその営業地域における営業所である。店舗情報記憶部T3は、店舗情報を記憶する。建造物情報記憶部T8は、図6を用いて説明した建造物の内部構造を形成するための形状データ、フロア毎の中継地点、写真等とともに、建造物に関する種々の情報を保持する。
【0049】
図10は、店舗情報記憶部T3のデータ構造の一例を示す図である。拠点コード欄450は、拠点の識別情報を保持する。店舗コード欄452は、店舗の識別情報を保持する。建造物コード欄454は、店舗が存在する建造物の識別情報を保持する。種別欄456は、建造物の種別を識別する情報を保持する。本図では、「0」は第1種建造物を示し、「1」は第2種建造物を示す。位置情報欄458は、店舗の位置情報を保持する。この位置情報は、例えば、経度、緯度および高度により表現されていてもよいし、建築物毎に定義される座標値で表現されていてもよいし、拠点に対する相対的な位置として表現されていてもよい。位置情報の表現形態は、シミュレーションに利用できる形態であれば任意でよい。高さ欄460は、店舗が存在するフロアの情報を保持する。作業時間欄462は、店舗における1回あたりの作業時間を保持する。これらのデータ以外に、店舗情報記憶部T3は、店舗の名称、月売上(円)、商品毎の月販売量(個)、月訪問回数、拠点からの移動速度(km/時間)、店舗間移動速度(km/時間)等、統計量を算出するために必要な情報を含む。店舗情報記憶部T3は、さらに、店舗の種類、チェーン店やフランチャイズチェーン等のグループ分類、取扱商品、取引年数等、エリア分割処理の対象となる店舗を選出するために必要な情報を含むこともできる。取扱商品としては、例えば酒、タバコ、薬等の販売資格が必要な商品についての情報を含むことができる。
【0050】
図11は、建造物情報記憶部T8のデータ構造の一例を示す図である。建造物情報記憶部T8は、このデータ構造を有するテーブルの他に、建造物の形状データファイルや、中継地点の座標値を保持するデータファイルなどを保持する。建造物コード欄470は、建造物コードを保持する。建造物名欄472は、建造物名を保持する。内部構造ファイル欄474は、建造物の形状データのファイル名を保持する。中継地点ファイル欄476は、フロア毎の中継地点の情報を保持するファイルの名称を保持する。図10を用いて説明した店舗情報記憶部T3と建造物情報記憶部T8は建造物コードをキーにリレーションが張られている。例えば、建造物コード「0125」の「ABCビル」は、内部に店舗コード「a」、「b」、「c」の店舗を配置する。そして、ABCビルの内部構造を示すファイルは「ABC.dat」である。このようなデータ構造を有することにより、図5を用いて説明したように建造物の種類に応じてアイコンの形状を変えることが可能になり、また図6から図8を用いて説明したような表示が可能になる。これらのデータを利用した表示処理については後述する。
【0051】
図9に戻り、条件入力受付部154は、ユーザからエリア分割処理の対象となる店舗を選出するための条件の入力を受け付ける。店舗選出部156は、店舗情報記憶部T3を参照して条件入力受付部154が受け付けた条件に基づきエリア分割処理の対象となる店舗を選出する。表示処理部108は、各種データを表示部107に表示する処理を行う。パラメータ設定部110は、営業地域をエリア分割するために必要なパラメータの設定を受け付ける。パラメータは、各担当者の1日の標準作業時間、各店舗での標準作業時間、店舗間の標準移動速度、拠点と店舗間の標準移動速度、距離倍率、店舗取得制限距離等を含む。パラメータ記憶部T4は、これらのパラメータを記憶する。初期設定部114は、営業地域をエリア分割するために必要な初期設定を行う。初期設定部114は、ユーザから、シード設定方法の選択、エリア数、ウェイト設定、および組合せ指定等を受け付ける。
【0052】
図12は、図9の初期設定部114の内部構成図である。初期設定部114は、シード設定部122と、組合せ指定受付部132と、ウェイト設定受付部134と、終了条件設定受付部135とを有する。シード設定部122は、シード設定方法受付部124と、シード設定受付部126と、エリア数設定受付部128と、シード選択部130とを有する。
【0053】
本実施の形態において、例えば分割の対象となる営業地域を4つに分割する場合、4つのシードが設定される。シード設定部122は、複数の店舗の中からシードとなる店舗を選択する。シード設定方法受付部124は、シード設定方法として、手動または自動の選択を受け付ける。シード設定方法受付部124が、シード設定方法として手動を受け付けた場合、シード設定受付部126は、ユーザからのシードの設定の入力を受け付ける。また、シード設定方法受付部124が、シード設定方法として自動を受け付けた場合、エリア数設定受付部128は、ユーザからエリア数の設定を受け付ける。そしてシード選択部130は、エリア数設定受付部128で設定された数のシードを自動的に選択する。シードの自動設定方法については種々の方法があるが、シードは、各シードを起点として営業地域内の店舗を分類したときに、営業地域がエリア分割されるように設定される。
【0054】
組合せ指定受付部132は、複数の店舗のなかで、同じエリアに分割する店舗の組合せの指定をユーザから受け付ける。ユーザは、例えば同じビル内にある店舗や同一担当者が巡回することが好ましいような店舗について、組合せ指定を行うことができる。例えば、この処理により、店舗コードと建造物コードとが対応付けられてもよい。これにより、各担当者が効率よく作業を行うことができる。ユーザは画面上にマッピングされた店舗のポイントを参照にして組合せ指定を行うこともでき、また店舗情報記憶部T3を参照して組合せ指定を行うこともできる。
【0055】
ウェイト設定受付部134は、シード設定部122により設定されたシードをそれぞれ起点として設定された複数のエリアにおける統計量を算出する際に、統計量に加えるウェイトの設定を受け付ける。「ウェイト」は、一般に「重み付け」と言われているものであり、例えば店舗間を移動する場合に、曲がりくねった道や、複雑に入り組んだ道、混雑の激しい道を通ることが多々ある。こうした、営業地域ごとの地域特性をウェイトとして統計量の算出に加えることで、より精度の高い算出が可能になる。
【0056】
終了条件設定受付部135は、エリア分割処理を終了させるための条件の設定を受け付ける。終了条件としては、例えば、(i)全ての店舗がいずれかのエリアに属するようになったとき、(ii)店舗がいずれかのエリアに取得される処理が所定回数行われたとき、(iii)各エリアにおける統計量の差が所定の範囲内となったとき、または(i)〜(iii)を適宜組み合わせた条件が満たされたときとすることができる。
【0057】
図9に戻り、初期設定記憶部T5は、初期設定部により設定された設定値を記憶する。図13は、初期設定記憶部T5のデータ構造の一例を示す図である。店舗コード欄500は、店舗コードを保持する。シード欄502は、シードか否かを指定する情報を保持する。本図では、シード欄502は、エリアを特定する情報を保持し、そのエリアのシードであることを意味する。例えば、本図では店舗コード「e」の店舗は、第2エリアのシードである。ウェイト欄504は、ウェイトを保持する。組合せ欄506は、組み合わせて選択する店舗の店舗コードを保持する。本図では、店舗コード「c」の店舗および店舗コード「d」の店舗は、組合せ指定がされている。これにより、店舗コード「c」の店舗および店舗コード「d」の店舗のいずれかが、いずれかのエリアに取得される場合、店舗コード「c」の店舗および店舗コード「d」の店舗の他方も同時にそのエリアに取得される。
【0058】
図9に戻り、分割処理部115は、初期設定部114にて設定された各シードを起点として、分割対象の営業地域のエリア分割を行う。候補選択処理部116は、各エリアについて、それぞれそのエリアの代表点から近い位置にある店舗をそのエリアに分類する候補として選択する。分割制御部400は、各エリアの統計量が最も均等に近づくように、いずれかのエリアに候補の店舗を帰属させる。
【0059】
図14は、分割制御部400の内部構成図である。特定部402は、候補選択処理部116が選択した店舗の店舗コードを受け付ける。そして特定部402は、店舗情報記憶部T3を参照してその店舗コードに対応付けられた建造物の種別を読み込む。特定部402は、読み込んだ種別に基づいて、その店舗が第1種建造物に存在するか否かを判定し、結果を指示部404に出力する。指示部404は、判定の結果に応じて第1統計量算出部406または第2統計量算出部408に選択された店舗コードを供給すると共に、統計量の算出処理を指示する。選択した店舗が第1種建造物に存在する場合、指示部404は、第1統計量算出部406に統計量の算出を指示する。また、選択された店舗が第2種建造物に存在する場合、指示部404は、高さ方向の移動を加味して統計量を算出する第2統計量算出部408に統計量の算出を指示する。
【0060】
図15は、図14の第2統計量算出部408の内部構成図である。抽出部420は、店舗情報記憶部T3を参照して、指示部404から供給された店舗コードに対応付けられた建造物コードを店舗情報記億部T3から読み込む。そして、抽出部420は、その建造物コードに対応付けられた全ての店舗コードを読み込んでフロア別統計量算出部422に供給する。すなわち、抽出部420は、同一の建造物内に存在する全ての店舗を店舗情報記憶部T3から抽出する。
【0061】
フロア別統計量算出部422は、同一のフロアに存在する店舗を対象にして、フロア毎に統計量を算出する。この算出のために、フロア別統計量算出部422は、フロア毎の店舗コードを経路生成部426に供給し、巡回経路の作成を指示する。経路生成部426は、その指示に応じて、例えばMSTなどの解法を利用してフロア毎の店舗および中継地点を含む巡回経路を作成する。そして、フロア別統計量算出部422は、この巡回経路に基づいて統計量を算出する。また、経路生成部426は作成した巡回経路を建造物情報記憶部T8に格納する。この巡回経路が、図8を用いて説明した経路の表示に利用される。
【0062】
フロア別統計量算出部422は、フロア毎に算出した統計量を統合部424に出力する。統合部424は、フロア毎の統計量に高さ方向の移動距離などに応じた補正値を加えて、建造物全体の統計量(以下、単に「建造物内統計量」という)を算出する。そして、統合部424は、建造物内統計量を候補帰属処理部410に供給する。これにより、第2統計量算出部408は、建造物ごとに建造物内統計量を算出できる。
【0063】
図14に戻り、候補帰属処理部410は、第1統計量算出部406および第2統計量算出部408により算出された統計量を統合して、エリア別の統計量が全エリアにおいてほぼ均等となるように、候補の店舗を順次各エリアに帰属させていく。調整受付部412は、候補選択処理部116、第1統計量算出部406、第2統計量算出部408および候補帰属処理部410によるエリア分割が行われた後、ユーザからの各エリアに属する店舗付け替え等の調整を受け付ける。調整受付部412がユーザからの調整を受け付けると、第1統計量算出部406および第2統計量算出部408は再び各エリアの統計量を算出する。その結果、調整による変化量が許容範囲内であれば、調整受付部412は調整を許可する。
【0064】
図16は、図9のロジック記憶部T7の内部構成図である。ロジック記憶部T7は、シード選択用ロジック記憶部T7a、候補選択用ロジック記憶部T7b、統計量算出用ロジック記憶部T7cを含む。シード選択用ロジック記憶部T7aは、シード選択部130においてシードの自動設定に必要なロジックを記憶する。候補選択用ロジック記憶部T7bは、候補選択処理部116において各エリアに帰属させるポイントの候補を選択するために必要なロジックを記憶する。統計量算出用ロジック記憶部T7cは、分割制御部400の第1統計量算出部406および第2統計量算出部408において統計量の算出に必要なロジックを記憶する。
【0065】
図9に戻り、分割処理部115による自動エリア分割処理が終了すると、その結果はエリア分割情報記憶部T6に記憶される。図17は、エリア分割情報記憶部T6のデータ構造の一部を示す図である。ここでは、営業地域は、エリア1〜エリア4の4つのエリアに分割される。例えば、店舗コード「a」および「b」の店舗はエリア1に属する。同様に、店舗コード「d」の店舗はエリア2に、店舗コード「u」の店舗はエリア3に、店舗コード「z」の店舗はエリア4にそれぞれ属する。エリア分割情報記憶部T6は、各エリアに属する店舗の店舗情報に基づき算出される種々のデータをエリア毎に記憶することができる。エリア分割情報記憶部T6は、例えば、拠点−店舗間平均移動時間M1、店舗間平均移動時間M2、処理必要店舗数N2、統計量(合計コース数)等を記憶する。これらの算出方法については後述する。
【0066】
図18は、図9の表示処理部108の内部構成図である。表示指示受付部430は、ユーザから表示する画面タイプの指示を受け付ける。例えば、図8の店舗表示ボタン322が押下された場合に、表示指示受付部430は、図7の店舗表示画面330を図9の表示部107に表示することを表示データ生成部431に指示する。表示データ生成部431は、エリア表示データ生成部432および建造物表示データ生成部433を有する。エリア表示データ生成部432は、例えば図5を用いて説明した拡大エリア画面304などの2次元の地図に重ねて店舗を表示するための画面データを生成する。建造物表示データ生成部433は、例えば図8を用いて説明した経路表示画面340などの建造物内部を表示するための画面データを生成する。
【0067】
図19は、図18のエリア表示データ生成部432の内部構成図である。アイコン格納部440は、建造物の種別を特定する情報に対応付けて、アイコンを保持する。例えば、本実施形態においては、アイコン格納部440は、「第1種建造物」に対応付けて、図5の第1種建造物アイコン312を保持し、「第2種建造物」に対応付けて、図5の第2種建造物アイコン310を保持する。配置部442は、表示指示受付部430からの指示に基づいて、地図情報記憶部T1から地図を読み込み、その地図上に店舗情報記憶部T3から読み込んだ店舗を配置する。また、配置部442は、その店舗に対応付けられた建造物の種別に応じたアイコンを選択部441に要求する。選択部441は、アイコン格納部440から建造物の種別に応じたアイコンを選択して配置部442に供給する。そして、配置部442は、そのアイコンを地図上の所定の位置に配置する。これにより、図5を用いて説明した拡大エリア画面304を表示するためのデータが生成される。
【0068】
図20は、図18の建造物表示データ生成部433の内部構成図である。アイコン格納部449は、店舗情報に対応付けてアイコンを保持する。例えば、そのアイコンは、店舗の種類、グループ、取り扱い商品など店舗の種類または性質に応じて用意されてもよい。データ生成部446は、表示指示受付部430からの指示に基づいて、ユーザが指定した建造物の形状データの読み込みを形状データ読込部445に指示する。形状データ読込部445は、指定された建造物の形状データを建造物情報記憶部T8から読み込む。図6の構造表示画面320を表示する場合、データ生成部446は、形状データに基づいて建造物の内部構造を表示するためのデータを生成し、表示部107に出力する。図7の店舗表示画面330を表示する場合、配置部447は、ユーザに指定された建造物に対応付けられた店舗のアイコンを選択部444に選択させる。そして、配置部447は選択されたアイコンを、建造物内部の所定の位置に配置する。これにより、店舗表示画面330を表示するためのデータが生成される。図8の経路表示画面340を表示する場合、経路合成部448は、配置部447が生成した構造物内部の画像に建造物情報記憶部T8から読み込んだ巡回経路を重ね合わせる。これにより、経路表示画面340を表示するためのデータが生成される。
【0069】
図21は、本実施の形態におけるエリアシミュレータ装置100によるエリア分割処理の手順を示すフローチャートである。まず、図9の初期設定部114により手動または自動でシードが設定される(S102)。図9の候補選択処理部116は、各シードについて、同じエリアに帰属させる店舗の候補を選択する(S104)。
【0070】
ここで、図22を参照して、ステップ104において候補選択処理部116が各エリアに帰属させる店舗の候補を選択する手順を説明する。本図は、図16の候補選択用ロジック記憶部T7bに記憶された、候補選択処理部116における候補選択処理のフローチャートの一例である。候補選択処理部116は、各エリアについて同様の処理を行うので、ひとつのエリアについてのみ説明する。まず、候補選択処理部116は、各エリアの代表点の位置を算出する。ここでは、候補選択処理部116は、そのエリアで取得済みの店舗に対応するポイントの重心を代表点として算出する(S130)。各エリアにシードしか含まれていない段階では、シードの店舗に対応するポイントが重心となる。
【0071】
次に、候補選択処理部116は、まだいずれのエリアにも属していない無所属の店舗の中から、エリアの代表点から最短の位置にある店舗を仮候補として検出する(S132)。つづいて、そのエリアに既に取得されている店舗のうち、仮候補として検出された店舗から最短の店舗と、その仮候補の店舗との最短距離を算出する(S134)。この最短距離の算出は2次元座標系に基づいて行なわれる。つまり、地図上にマッピングした状態で距離が算出される。次に、算出された最短距離と、パラメータ設定部110によって予め設定された店舗取得制限距離とを比較し(S136)、最短距離が制限内の場合(S136のYes)、その仮候補の店舗をそのエリアの候補として決定する(S138)。いずれかのエリアにおいて、新たな候補が決定された場合、候補選択処理部116は、そのエリアにフラグをたてる。一方、ステップ136において、最短距離が制限内でない場合(S136のNo)、無所属の店舗が他にあるか否かを判断する(S140)。無所属の店舗が他にある場合(S140のYes)、ステップ132に戻り、エリアの代表点から次に最短の位置にある店舗を仮候補として検出する。以下、同様の処理を繰り返す。
【0072】
ステップ140において、無所属の店舗が他にない場合(S140のNo)、他のエリアに既に取得されている取得済の店舗も含めた全ての店舗の中から、エリアの代表点から最短の位置にある店舗を仮候補として検出する(S142)。つづいて、そのエリアに既に取得されている店舗のうち、仮候補として検出された店舗から最短の店舗と、その仮候補の店舗との最短距離を算出する(S144)。ここで算出された最短距離と、パラメータ設定部110によって予め設定された店舗取得制限距離とを比較し(S146)、最短距離が制限内の場合(S146のYes)、その仮候補の店舗をそのエリアの候補として決定する(S138)。一方、ステップ146において、最短距離が制限内でない場合(S146のNo)、取得済の店舗の中で奪取可能なものが他にあるか否かを判断する(S148)。奪取可能なものがある場合(S148のYes)、ステップ142に戻り、エリアの代表点から次に最短の位置にある店舗を候補として検出する。以下、同様の処理を繰り返す。なお、ステップ148において、奪取可能な店舗がない場合(S138のNo)、このエリアについての候補の選択処理を終了する。
【0073】
図21に戻り、ステップ104で候補が選択されたか否かが判断される(S106)。図14の特定部402は、各エリアにフラグが立てられているか否かに基づいてこの判断をする。ステップ104で候補が選択されている場合(S106のYes)、統計量算出処理に進む(S108)。
【0074】
図23は、ステップ108における統計量算出処理の詳細なフローチャートの一例である。図14の特定部402は、店舗に対応付けられた建造物の種類を特定し、その建造物が第1種建造物か否かを判定する(S500)。第1種建造物の場合(S500のYes)、図14の第1統計量算出部406は後述の方法でエリアの統計量を算出する(S502)。また、建造物が第2種建造物の場合(S500のNo)、図14の第2統計量算出部408は、建造物内部全体の店舗を含めてそのエリアの統計量を高さ方向の移動を加味して算出する(S504)。
【0075】
図24は、ステップ504における建造物内部の統計量算出処理のフローチャートの一例である。図15の抽出部420は、建造物内部に存在する全ての店舗を図9の店舗情報記憶部T3から抽出する(S510)。そして、図15のフロア別統計量算出部422は、統計量の算出対象となるフロアを例えば一階に設定し(S512)、そのフロアにおける統計量を算出する(S514)。フロアにおける統計量の算出が完了した後、フロア別統計量算出部422は、統計量を算出していないフロアの有無を判定する(S516)。フロアが残っている場合(S516のYes)、ステップ512に戻り、例えばひとつ上層の階にフロアを設定する。全てのフロアの統計量を算出した場合(S516のNo)、図15の統合部424は、フロア毎に算出した統計量を合計し、さらにフロアの移動にともない発生する時間、労力などを加えて建造物全体の統計量である総合統計量を算出する(S518)。これにより、例えば高層ビルの内部における移動時間、移動に必要な労力、作業時間などを加味してエリア分割を行うことができる。また、本実施の形態において、以後の処理では、建造物内部の店舗毎に取り扱うのではなく、建造物全体をひとつのポイントすなわちひとつの店舗として取り扱う。
【0076】
図21に戻り、図14の候補帰属処理部410は、エリアの統計量すなわちコース数が最小となるエリアを検出する(S110)。候補帰属処理部410により、統計量が最小であることが検出された場合(S110のYes)、候補帰属処理部410は、そのエリアに候補店舗を取得させる(S112)。つづいて、候補帰属処理部410は、初期設定記憶部T5を参照して、エリア分割処理が終了条件を満たすか否かを判断する(S114)。終了条件としては、例えば営業地域内に無所属の店舗がなくなったこと、ステップ112の候補取得処理が所定回数、例えば100回以上行われたこと、または各エリアにおける統計量の差が所定範囲以内となったこと等を設定することができる。終了条件を満たさない場合(S114のNo)、ステップ104に戻り、次の候補を選択する。ステップ114において、終了条件を満たす場合(S114のYes)、エリア分割処理は終了する。
【0077】
ステップ110において、統計量が最小でないことが検出された場合(S110のNo)、ステップ116に進み、候補帰属処理部410は、他のエリアにより候補が取得されるまでそのエリアの処理を保留する(S116のNo)。ステップ116において、他のエリアにより候補が取得された場合(S116のYes)、候補帰属処理部410は、そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取されたか否かを検出する(S118)。奪取されなかった場合(S118のNo)、そのエリアにおける既得の店舗および候補に変動がないということであるので、ステップ110に戻り、再び統計量が最小となるか否かが判断される。
【0078】
ステップ118において、そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取された場合(S118のYes)、ステップ114に進み、終了条件を満たすか否かが判断される。ここで、終了条件を満たさない場合(S114のNo)、ステップ104に戻り、候補選択処理部116は、新たな候補を選択する処理を行う。
【0079】
一方、ステップ104で候補が選択されていない場合(S106のNo)、ステップ120に進み、候補帰属処理部410は、他のエリアにより候補が取得されるまでそのエリアの処理を保留する(S120のNo)。ステップ120において、他のエリアにより候補が取得された場合(S120のYes)、候補帰属処理部410は、そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取されたか否かを検出する(S122)。そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取された場合(S122のYes)、ステップ114に進み、終了条件を満たすか否かが判断される。ここで、終了条件を満たさない場合(S114のNo)、ステップ104に戻り、候補選択処理部116は、新たな候補を選択する処理を行う。
【0080】
一方ステップ122において、そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取されなかった場合(S122のNo)、ステップ124に進み、候補帰属処理部410は、初期設定記憶部T5を参照して、エリア分割処理が終了条件を満たすか否かを判断する。ステップ124において、終了条件を満たすと判断された場合(S124のYes)、エリア分割処理は終了する。また、ステップ124において、終了条件を満たさないと判断された場合(S124のNo)、ステップ120に戻り、候補帰属処理部410は、他のエリアにより候補が取得されるまでそのエリアの処理を保留する(S120のNo)。以下、同様の処理が行われる。
【0081】
なお、ステップ104の候補選択処理において、いずれかのエリアの候補として選択されている店舗については無所属として扱う。また、複数のエリアの候補の店舗が重複する場合、取得の優先順位の高いエリアがその店舗を取得するものとする。
【0082】
図25は、図21および図22に示したエリア分割処理の一例を説明する図である。ここでは、各エリアにおける合計コース数が均等になるように、エリア分割が行われる。図25(a)に示すように、この営業地域には、ポイントa〜ポイントzに対応する店舗および拠点が設置されている。以下、図9の初期設定部114によりエリア数が4と設定された場合について説明する。
【0083】
図25(b)に示すように、図12のシード設定部122は、ポイントa、ポイントd、ポイントu、およびポイントzをそれぞれエリア1、エリア2、エリア3、およびエリア4のシードとして設定する。図9の表示処理部108は、異なるエリアに属するポイントが異なるマークや異なる色で表示されるように処理を行う。
【0084】
図25(c)に示すように、図9の候補選択処理部116は、エリア1、エリア2、エリア3、およびエリア4にそれぞれ帰属させるポイントの候補を選択していく。ここで、候補選択処理部116は、ポイントeをエリア1の候補として選択し、ポイントgをエリア2の候補として選択し、ポイントqをエリア3の候補として選択し、ポイントyをエリア4の候補として選択する。図14の第1統計量算出部406または第2統計量算出部408は、後述する算定方法に従って、各エリアにおける合計コース数を逐次算出する。図14の候補帰属処理部410は、合計コース数が最小となるエリアから候補を取得させ、あるエリアが候補を取得する毎に、合計コース数が最小となるエリアを検出して、候補を取得させる処理を繰り返す。このようにして順次ポイントを各エリアに選択させていくと、図25(d)に示すように、複数のポイントが徐々に各エリアに属するようになる。
【0085】
以下、図25(d)を参照して、エリア3において次の候補のポイントを選択する処理を説明する。図22のステップ132で説明したように、候補選択処理部116は、まず、無所属のポイントの中から仮候補を検出する。このときの仮候補はポイントoである。候補選択処理部116は、エリア3に既に取得されているポイントのうち、ポイントoから最も近い位置にあるポイントsとポイントoとの距離を算出する。候補選択処理部116は、この距離と予め設定された店舗取得制限距離とを比較する。ここで、算出された距離は取得制限距離より大きいものとする。この場合、候補選択処理部116は、エリア3の候補としてポイントoを選択することはできない。
【0086】
候補選択処理部116は、無所属のポイントについて順次エリア3の重心からの距離が近い順に仮候補を検出していく。その結果、いずれのポイントもエリア3に既に属しているポイントとの最短距離が店舗取得制限距離より大きかった場合、候補選択処理部116は、既に他のエリアに取得されている店舗を含めて仮候補の検出をしなおす。この結果、候補選択処理部116は、他のエリア4に既に属しているポイントxを仮候補として検出する。候補選択処理部116は、エリア3に既に取得されているポイントのうち、ポイントxから最も近い位置にあるポイントsとポイントxとの距離を算出する。候補選択処理部116は、この距離と予め設定された店舗取得制限距離とを比較する。ここで、算出された距離が取得制限距離以下だった場合、候補選択処理部116は、エリア3の候補としてポイントxを選択する。この候補選択中に、第2種建造物内の店舗が選択された場合、図24を用いて説明した処理が施され、以後、その建造物内部にある全店舗はひとつの店舗とみなされて処理される。
【0087】
なお、直前の処理で他のエリアから奪取されたポイントについては、例えばフラグを立てるなどして奪取が行われないようにしておく。このようにすると、例えば、ポイントxが、もともとエリア3に取得されていたものであって、この処理の直前にエリア4に奪取されていた場合、エリア3は、次の候補としてエリア4から再奪取することはできない。こうすることにより、2つのエリア間で一つのポイントの取り合いを繰り返して候補の取得処理が実質的に止まってしまうのを防ぐことができる。
【0088】
本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、エリアの重心等の代表点から近い位置の店舗が次の候補として選択されていくので、各エリアをブロック状に形成していくことができる。これにより、営業地域に含まれる複数の店舗を店舗の統計量を考慮しつつ複数のグループに分割するときに、これらの店舗が領域間でまたがることなく、エリア状に分割することができる。そのため、グループ分けの状態が把握しやすく、担当者に公平感を持たせることができる。
【0089】
図26は、図14の第1統計量算出部406が各エリアにおける合計コース数を算出するのに用いるロジックを示すフローチャートである。各エリアについて同様の処理を行うので、ここではひとつのエリアについてのみ説明する。第1統計量算出部406は、拠点情報記憶部T2に記憶された拠点情報データ、店舗情報記憶部T3に記憶された店舗情報データ、およびパラメータ記憶部T4に記憶されたパラメータを適宜参照して、以下の手順で合計コース数つまり統計量を算出する。
【0090】
第1統計量算出部406は、まず、拠点からそのエリアにすでに属する店舗および候補の店舗への平均移動時間M1を算出する(S160)。まず、拠点から各店舗への合計距離を求めた後、この合計距離を図9のパラメータ設定部110により設定された拠点−店舗間移動速度で除すことにより合計移動時間を求める。次いで、この合計移動時間をそのエリア内の全店舗数で除すことによりM1を算出する。
【0091】
つづいて、第1統計量算出部406は、店舗間の平均移動時間M2を算出する(S162)。まず、各店舗から直近n個の店舗への合計距離を求めた後、この合計距離をパラメータ設定部110により設定された店舗間移動速度で除すことにより合計移動時間を求める。次いで、この合計移動時間をnで除すことにより、各店舗から他の店舗への平均移動時間m1〜mnを得る。つづいて、これらの平均移動時間m1〜mnを合計し、そのエリア内の全店舗数で除すことによりM2を算出する。ここで、nが小さいときはそのエリアにおける全店舗数をnとすることができる。
【0092】
つづいて、第1統計量算出部406は、1日で作業可能な店舗数N1を算出する(S164)。1日の合計作業時間
Tz=2×M1+M2×(N1−1)+T×N1
(Tは1店舗当たりの平均作業時間)
であるので、この式を変形して
N1=(Tz−2×M1+M2)/(M2+T)
を算出する。
【0093】
一方、第1統計量算出部406は、1日あたりの処理が必要な店舗数N2を算出する(S166)。まず、各店舗毎に月ごとの装填回数を算出して合計することにより、月ごとの装填回数Wを算出する。次いで、各担当者の1月の労働日数を4週間×5日=20として、N2=W/20を求める。
【0094】
その後、第1統計量算出部406は、1日あたりの処理が必要な店舗数N2を1日で作業可能な店舗数N1で除すことにより、各エリアにおけるコース数=N2/N1を算出する(S168)。
【0095】
以上の処理によれば、1日で作業可能な店舗数N1を算出する際に、拠点から各エリアの店舗までの移動時間をも考慮しているので、各エリアを拠点からの距離がほぼ均等となるように分割することができる。また、コース数は、各エリアにおける店舗間の距離をも考慮して算出されるので、各エリアにおける移動距離が均等となるように営業地域を分割することができる。
【0096】
図27は、図14の第2統計量算出部408が各エリアにおける合計コース数を算出するのに用いるロジックを示すフローチャートである。各エリアについて同様の処理を行うので、ここではひとつのエリアについてのみ説明する。第2統計量算出部408は、店舗情報記憶部T3、および建造物情報記憶部T8に記憶されたデータを適宜参照して、以下の手順で合計コース数すなわち統計量を算出する。
【0097】
第2統計量算出部408は、まず第2種建造物がエリアに加わることで変化する拠点から店舗までの平均移動時間M1を算出する(S520)。本実施の形態では、第2統計量算出部408は、建造物と拠点間の距離に基づいて平均移動時間M1を算出する。すなわち、第2種建造物内部の店舗と拠点間の移動時間は平均移動時間M1の算出に加味しない。次に、第2統計量算出部408は、第2種建造物内部に存在する複数の店舗を巡回したときの移動時間Tbを算出する(S522)。
【0098】
図28は、ステップ522の詳細なフローチャートの一例である。図15のフロア別統計量算出部422は、移動距離を算出するフロアを、例えば1階に設定する(S530)。次にフロア別統計量算出部422は、図15の経路生成部426にフロア内の巡回経路の生成を要求する。経路生成部426は、巡回経路を生成する(S532)。そして、フロア別統計量算出部422は、巡回経路をフロア内の移動速度で除してフロア移動時間Tfを算出する(S534)。フロア別統計量算出部422は、未処理フロアが無くなるまでフロア移動時間Tfの算出を続ける(S536のYes)。
【0099】
全てのフロアにおいて、フロア移動時間Tfを算出した後(S536のNo)、図15の統合部424は、各フロアのフロア移動時間Tfを合計する(S538)。フロア移動時間Tfの合計をフロア移動時間合計Tfaという。次にフロア別統計量算出部422は、フロア間の移動時間Tlfを算出し、統合部424はフロア間移動時間Teを合計する(S540)。フロア間移動時間Teの合計をフロア間移動時間合計Teaという。例えば、フロア別統計量算出部422は、フロアを1階移動するために必要な単位移動時間を予め保持し、フロア移動回数に単位移動時間を乗算することでフロア間移動時間Teaを算出してもよい。また、フロア別統計量算出部422は、フロア間を移動する手段、例えばエレベータ、エスカレータ、階段毎に単位移動時間を保持し、図9の建造物情報記憶部T8の建造物内部の情報を参照して適宜、選択的に利用してもよい。
【0100】
また、フロア別統計量算出部422は、建造物特有の事情や配送の事情などにより発生する時間を補正時間Taとして算出する(S542)。そして、統合部424は、フロア移動時間Tfa、フロア間移動時間Tea、補正時間Taを合計して建造物内の総移動時間Tbを算出する(S544)。
【0101】
図27に戻り、第2統計量算出部408は、総移動時間Tbを加えて店舗間平均移動時間M2を算出する(S524)。そして、図26のステップ164と同様に1日あたりに処理可能な店舗数N1を算出する(S526)。また、第2統計量算出部408は、図26のステップ166と同様に1日あたりに処理が必要な店舗数N2を算出する(S530)。そして、第2統計量算出部408は、コース数つまり統計量を算出する(S528)。
【0102】
図29は、エリア分割情報記憶部T6のデータ構造の一部を示す図である。エリア分割情報記憶部T6は、エリア欄、帰属店舗コード欄、候補店舗コード欄、直前に他のエリアから奪取された店舗を示す直前奪取欄、および新たな候補が選択されて統計量の再計算が必要なエリアを示す再計算欄を含む。エリア分割情報記憶部T6はさらに、図17に示したのと同様、エリア毎に拠点−店舗間平均移動時間M1欄、店舗間平均移動時間M2欄、処理必要店舗数N2欄、および統計量(合計コース数)欄を含む。図29(a)は、複数のポイントが図25(d)に示したようにエリアに分類されている場合を想定して説明する。このとき、ポイントaはエリア1に分類されているためエリア欄「1」に対応付けられた「帰属店舗コード」欄に「a」と記憶される。また、ポイントcは、エリア2における候補となっているため、エリア欄「2」に対応付けられた「候補店舗コード欄」欄に「c」と記憶される。ポイントwは、エリア4に帰属しているが、エリア3における候補となっているため、エリア欄「4」に対応付けられた「帰属店舗コード」欄に「w」と、またエリア欄「3」に対応付けられた「候補店舗コード」欄にも「w」と記憶される。ここで、例えばエリア3において、候補としてポイントwを選択した場合、エリア3における統計量を再計算しなおす必要がある。その場合、エリア3に対応付けられた再計算欄に印が記憶される。これにより、第1統計量算出部406および第2統計量算出部408は、統計量の再計算が必要なエリアを把握することができる。第1統計量算出部406および第2統計量算出部408は、印が付けられたエリアについてのみ統計量の再計算を行う。第1統計量算出部406および第2統計量算出部408により算出された結果は、該当するエリアの拠点−店舗間平均移動時間M1欄、店舗間平均移動時間M2欄、処理必要店舗数N2欄、および統計量(合計コース数)欄に記憶される。
【0103】
また、ポイントwが、もともとエリア3に取得されていたものであって、直前の処理でエリア4に奪取されていた場合、図29(b)に示すように、エリア欄「4」に対応付けられたポイントwの直前奪取欄に印が記載される。これにより、エリア3や他のエリアは次の候補としてポイントwを選択することができない。
【0104】
本実施の形態におけるエリアシミュレータ装置100によれば、合計コース数等の統計量が最小となるエリアから順に店舗を取得していくので、全てのエリアにおける統計量を均等にすることができる。また、各エリアにおいては、店舗間の距離が短くなるように候補の店舗が選択されるので、各エリアにおける移動時間を低減することができ、全エリアにおける移動時間も低く抑えることができる。また、担当者の高さ方向の移動も加味することができるので、実際の担当者の作業に近い形で統計量を算出し、それを利用して巡回ポイントを複数のエリアに分割できる。これにより、営業地域における作業効率を高めることができる。
【0105】
以上のように、本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、各エリアにおいて、店舗間の距離が短くなるように順次店舗が取り込まれていくので、最終的に、エリア間の距離が短い店舗が各エリアに分類されることになる。したがって、一つの営業区域を、各エリア内における店舗間の移動距離等を低減することができるように、ブロック単位のエリアに分割することができる。このように本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、営業区域を、各エリアにおける店舗の巡回作業の効率が高まるように分割することができる。また、各エリアに含まれる複数の店舗の統計量が均等になるように各エリアに店舗が取り込まれていくので、担当者に公平感を持たせることができる。さらに、これらの結果は地図情報とともにマッピングされるので、担当者が客観的に公平感を認識することができる。
【0106】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、そのような変形例を説明する。
【0107】
第1の変形例は、図14を用いて説明した分割制御部400に関する。図30は、分割制御部400とは別の構成を有する分割制御部600の内部構成図である。建造物別統計量算出部602は、例えば図14の第2統計量算出部408と同様の構成を有し、建造物内部に存在する店舗を一巡することで発生する建造物ごとの総合統計量を算出する。建造物別統計量算出部602は、算出した総合統計量を地域内統計量算出部604に出力する。地域内統計量算出部604は、地図上に店舗を配置し、二次元の座標値から求めた店舗間の距離に基づいて地域内の統計量を算出する。地域内統計量算出部604は、第2種建造物を含めて統計量を算出する場合、建造物別統計量算出部602から供給される建造物内統計量を利用する。このように、建造物毎に算出した総合統計量を、2次元をベースにしたエリア分割手法に利用できる。
【0108】
図31は、図9を用いて説明した分割処理部115に関する。図31は、分割処理部115とは別の構成を有する分割処理部610の内部構成図である。検出部612は、店舗情報記憶部T3および建造物情報記憶部T8を参照して、建造物内に新たに追加、移転、削除された店舗や、内部構造が変更された建造物を検出する。検出部612は、そうした建造物の総合統計量の算出を建造物別統計量算出部614に指示する。建造物別統計量算出部614は、店舗情報記憶部T3および建造物情報記憶部T8を参照して、検出部612に指示された建造物の総合統計量を算出する。そして、建造物別統計量算出部614は、算出した総合統計量をその建造物を特定する情報に対応付けて建造物別統計量記憶部616に格納させる。建造物別統計量算出部614の内部構成は、図14を用いて説明した第2統計量算出部408の構成とほぼ同じである。
【0109】
分割制御部618は、候補選択処理部116に選択された店舗を各エリアに振り分ける際に、建造物別統計量記憶部616から総合統計量を読み込んで利用する。このように、予め総合統計量を算出し、それを実際のエリア分割処理で利用することで、処理速度を向上できる。
【0110】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、複数の巡回ポイントを含む地域を、各エリアにおける高さ方向の移動を加味した作業量等の統計量が均等になるように複数のエリアに分割する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るエリア分割処理の手順を示すフローチャートの一例である。
【図2】図1に示した手順を模式的に示した図である。
【図3】店舗間の移動距離の算処理を説明するための図である。
【図4】本実施の形態に係る表示画面の一例を示す図である。
【図5】本実施の形態に係る拡大エリア画面の一例を示す図である。
【図6】本実施の形態に係る構造表示画面の一例を示す図である。
【図7】本実施の形態に係る店舗表示画面の一例を示す図である。
【図8】本実施の形態に係る経路表示画面の一例を示す図である。
【図9】本実施の形態に係るエリアシミュレータ装置の内部構成図である。
【図10】図9の店舗情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。
【図11】図9の建造物情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。
【図12】図9の初期設定部の内部構成図である。
【図13】図9の初期設定記憶部のデータ構造の一例を示す図である。
【図14】図9の分割制御部の内部構成図である。
【図15】図14の第2統計量算出部の内部構成図である。
【図16】図9の統計量算出用ロジック記憶部の内部構成図である。
【図17】図9のエリア分割情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。
【図18】図9の表示処理部の内部構成図である。
【図19】図18のエリア表示データ生成部の内部構成図である。
【図20】図18の建造物表示データ生成部の内部構成図である。
【図21】図9のエリアシミュレータ装置におけるエリア分割処理の一例を示すフローチャートである。
【図22】図21に示したステップ104における処理の詳細なフローチャートである。
【図23】図21に示したステップ108における処理の詳細なフローチャートである。
【図24】図23のステップ504における処理の詳細なフローチャートである。
【図25】エリア分割処理を概念的に説明するための図である。
【図26】図14の第1統計量算出部におけるコース数の算出処理の一例を示すフローチャートである。
【図27】図14の第2統計量算出部におけるコース数の算出処理の一例を示すフローチャートである。
【図28】図27のステップ522における処理の詳細なフローチャートである。
【図29】エリア分割情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。
【図30】図14の分割制御部の別の形態を示す図である。
【図31】図9の分割処理部の別の形態を示す図である。
【符号の説明】
100 エリアシミュレータ装置
107 表示部
108 表示処理部
110 パラメータ設定部
114 初期設定部
115 分割処理部
116 候補選択処理部
122 シード設定部
124 シード設定方法受付部
126 シード設定受付部
128 エリア数設定受付部
130 シード選択部
132 組合せ指定受付部
134 ウェイト設定受付部
135 終了条件設定受付部
154 条件入力受付部
156 店舗選出部
300 表示画面
301 縮尺指示コンポーネント
302 エリア画面
303 店舗アイコン
304 拡大エリア画面
306 補足情報表示領域
308 カーソル
310 第2種建造物アイコン
312 第1種建造物アイコン
320 構造表示画面
322 店舗表示ボタン
323 構造図表示ボタン
324 内部構造図
325 フロア階数表示領域
326 出入口
328 エレベータドア
330 店舗表示画面
332 経路表示ボタン
334 新規登録ボタン
336 店舗アイコン
340 経路表示画面
346 経路
347 中継地点
400 分割制御部
402 特定部
404 指示部
406 第1統計量算出部
408 第2統計量算出部
410 候補帰属処理部
412 調整受付部
420 抽出部
422 フロア別統計量算出部
424 統合部
426 経路生成部
430 表示指示受付部
431 表示データ生成部
432 エリア表示データ生成部
433 建造物表示データ生成部
440 アイコン格納部
441 選択部
442 配置部
444 選択部
445 形状データ読込部
446 データ生成部
447 配置部
448 経路合成部
449 アイコン格納部
600 分割制御部
602 建造物別統計量算出部
604 地域内統計量算出部
610 分割処理部
612 検出部
614 建造物別統計量算出部
616 建造物別統計量記憶部
618 分割制御部
T1 地図情報記憶部
T2 拠点情報記憶部
T3 店舗情報記憶部
T4 パラメータ記憶部
T5 初期設定記憶部
T6 エリア分割情報記憶部
T7 ロジック記憶部
T7a シード選択用ロジック記憶部
T7b 候補選択用ロジック記憶部
T7c 統計量算出用ロジック記憶部
T8 建造物情報記憶部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for dividing a region including a plurality of traveling points into a plurality of areas and assigning the traveling points to each area.
[0002]
[Prior art]
With the development of information processing technology, computerization is also progressing in the logistics field. For example, at a convenience store, sales management, inventory management, product management, etc. are performed simultaneously with the sale of products. As a result, the inventory can be managed in real time, so that the product can be replenished before the product becomes short. Information processing technology, mainly inventory information due to improvements in computer processing capacity and network technology, is processed quickly and automatically, but the work of actually delivering products to stores is currently done manually. Has been done.
[0003]
In general, products produced in a factory are first transported to a large distribution center called a base. Next, they are transported from the base to warehouses called depots provided for each area. And according to the order from a store, goods are delivered to each store from a depot. For example, when cigarettes are delivered, there are innumerable stores in the area where one depot is in charge, and a plurality of persons in charge distribute the cigarettes to those stores. Each person in charge visits stores in his area and delivers cigarettes.
[0004]
As a method of logically creating a traveling route, a so-called traveling salesman problem and an approximation algorithm thereof include, for example, random search, hill climbing method, simulated annealing (SA), genetic algorithm (GA), MST (Minimum Spanning). Tree). For example, a circuit support system that supports the generation of a circuit for a patrol vehicle such as a helper for home care or a delivery company delivering goods to efficiently perform a patrol has been proposed. (See Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-134389
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional technology, only consideration is made from the viewpoint of how fast each patrol person can patrol a pre-assigned assigned area. For example, even in
[0007]
Considering the feature of sharing among multiple patrolmen, it is important to consider how the multiple patrol points included in the business area should be distributed to multiple patrolmen. Furthermore, conventionally, since the assigned tour points are not properly distributed to each visitor, it has been impossible to objectively grasp the visitor's effort. As a result, unfairness may occur among patrolmen.
[0008]
Conventionally, when a customer in a sales area is assigned to multiple salesmen to conduct sales activities, each salesman is evaluated not on the activity process but on the results such as sales and order volume. There were many things. However, sales, orders received, etc. depend heavily on the experience and ability of each salesman, and if the salesman is evaluated only from the results, each person runs on an individualistic basis and is organized and systematically. There was a problem that it was difficult to carry out various sales activities. However, in the past, it was difficult for an administrator to grasp the activity process, and it was only possible to evaluate from results such as sales and order volume.
[0009]
When conducting organized sales activities, it is important for each office worker to work efficiently and systematically in accordance with the standard manual, without relying on personal experience or ability. For this purpose, it is necessary to establish a method for appropriately evaluating the salesman's activity process.
[0010]
An object of the present invention is to provide a technique for dividing a region including a plurality of traveling points into a plurality of areas so that statistics such as the amount of work in each area are equal. Another object of the present invention is to provide a technique for dividing an area to be divided into a plurality of areas so that the total amount of work in the entire area can be reduced. Another object of the present invention is to provide a technique for dividing an area so that a person in charge in each area has a fair feeling. Another object of the present invention is to provide a technique for dividing an area into a plurality of areas on an objective basis while taking into consideration circumstances peculiar to the area to be divided. Another object of the present invention is to provide a technique for appropriately dividing an area according to the progress of a business plan in consideration of a series of business plans. Still another object of the present invention is to provide a technique for quickly dividing an area even when the traveling points included in the area to be divided frequently fluctuate. Still another object of the present invention is to provide a technique for visualizing the arrangement state of the tour points.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor has already applied for a technique for distributing a plurality of traveling points to any one of a plurality of areas so that statistics such as the amount of work in each area are equal (Japanese Patent Application No. 2002-311292). As a result of further study of this technology, we came up with the idea that it would be possible to divide the area more suitable for actual operation by improving the handling of traveling points placed inside high-rise buildings.
[0012]
According to the present invention,
Multiple tour pointsIncluding regionIs divided into multiple areas.The patrol pointAn area division system to be assigned,
A traveling point information storage unit that stores traveling point information data including position information of the traveling point including position information in the height direction of each traveling point, for each of the plurality of traveling points included in the region;
An initial setting unit that sets a plurality of areas each including one traveling point that is a seed serving as a starting point in the region,
Based on the cyclic point information data in the cyclic point information storage unit, candidate cyclic points that are candidates to be added and attributed to each of the plurality of areas, respectively, for each of the plurality of areas.selectCandidateChoiceprocessingAnd
Each saidFor each areaBased on the traveling point information data, the position information of the traveling point and the candidate traveling point already belonging to the areaSettleWork amountStatistics,Each saidPosition of the patrol point in the height directionInformationIn consideration ofRespectivelyA statistic calculator to calculate;
A candidate attribution processing unit that selects, from among the plurality of areas, the area with the smallest statistical quantity calculated by the statistical quantity calculation unit as a specific area, and causes the candidate circulation point in the specific area to belong to the specific area When,
The candidate selection point by the candidate selection processing unit and the attribution of the candidate circulation point by the candidate attribution processing unit are sequentially repeated until a predetermined end condition is satisfied.An area dividing system is provided.
[0013]
“Circuit points” are, for example, objects that can be specified as geographical location information such as vending machines when performing filling operations, stores when delivering products, sales offices such as insurance products, or simply targets It is a point. “Statistics” refers to, for example, the number of courses indicating the amount of work per day in each area, the number of stores included in each area, the average work time per store, the average number of monthly visits per store, and the bases per store The average distance, the average distance between stores, the number of stores per course, the total sales, the average sales per store, and the like indicate the characteristics of stores included in each area. “The difference in statistic in each area is small” means, for example, that when the area division process is performed, the average value of the statistic difference between the areas is the smallest, This is the case where the maximum value of the difference is the smallest, or the statistics in each area are judged to be almost equal in consideration of these and individual circumstances.
[0014]
According to the area division system of the present invention, a plurality of cyclic points are attributed to a plurality of areas so that a difference in statistics in a plurality of areas becomes small. Therefore, by setting a statistic considering the purpose of area division, Each area can be divided fairly. Furthermore, even when the person in charge moves in the height direction along with the patrol, for example, when the patrol point is inside the building, the area can be divided in consideration of the movement.
[0015]
The area division system of the present inventionBased on the traveling point information data,A determination unit that determines whether or not the traveling point exists at a position different from the ground surface can be further provided, and the statistic calculation unit calculates a distance from the ground surface to another traveling point. It can have a distance calculation part and the calculating part which calculates a statistic based on distance. “Ground surface” is, for example, the ground where the entrance of the building is located, the ground where the delivery truck is stopped, etc., and is a surface that is used as a reference when the person in charge starts patrol in the building.
[0016]
According to the area division system of the present invention, the movement of the person in charge in the height direction can be added to the calculation of the statistics.
[0017]
In the area division system according to the present invention, the distance calculation unit can calculate the distance to reach another traveling point via a point obtained by orthogonally projecting the traveling point on the ground surface. According to the area division system of the present invention, for example, an elevator, an escalator, a staircase, and the like can be used to model a delivery operation in a building where a person in charge moves in the height direction. Thereby, a statistic can be approximated to an actual work amount.
[0018]
According to the present invention,For the tour point existing inside the building, it may further include a building information storage unit that stores an internal structure file of the building,The statistic calculator isFor the patrol points that exist inside the building,Of the buildingBased on the internal structure file,According to internal structureAboveCalculate statisticsA statistic calculating unit for each building, and an in-area statistic calculating unit that calculates a statistic based on a distance between the building and a traveling point existing outside the building, The candidate attribution processing unit integrates the statistic calculated by the building-specific statistic calculation unit and the statistic calculated by the in-area statistic calculation unit from a plurality of areas, and calculates the statistics. The area with the smallest statistical amount calculated by the quantity calculation unit can be selected as a specific area, and the candidate tour points in the specific area can be attributed to the specific area.
[0019]
According to the area division system of the present invention, it is possible to calculate a statistic generated by an operation of visiting a store existing inside a building in consideration of a structure such as a passage inside the building.
[0021]
According to the area division system of the present invention, it is possible to calculate a statistic suitable for each installation place environment even when the traveling point exists inside the building or when the traveling point exists outside the building. That is, in the actual area to be divided into areas, the tour points are installed under various environments, but the statistics corresponding to the locations of the tour points can be calculated as appropriate.
[0022]
In the area division system of the present invention, the building-specific statistic calculation unit is determined based on the internal structure, the distance calculation unit that calculates the movement distance inside the building, and the statistic inside the building based on the movement distance. And a calculation unit for calculating.
[0023]
According to the area division system of the present invention, a statistic can be calculated based on a moving distance inside a building.
[0024]
In the area division system of the present invention,The building information storage unit can store, for each building, position information of a relay point through which the person in charge always passes before reaching the patrol point in the building. A route generation unit that generates a route including the tour point and the relay point can be further provided, and the statistic calculation unit can calculate a travel distance of the route generated by the route generation unit.
[0025]
The “relay point” is a point through which the person in charge always passes before reaching the patrol point, such as an elevator platform installed on each floor or an entrance / exit of the floor. At least one relay point is set for each floor. Also, a plurality of relay points may be set according to the structure such as a corridor in the floor, whereby the movement distance of the person in charge can be calculated with higher accuracy.
[0033]
The area division system according to the present invention overlaps the internal structure and is built inside the building.ExistA display processing unit that displays the tour points on the display unit can be further provided. The display unit may visualize the internal structure using a projection method such as a wire frame so that the internal structure can be understood three-dimensionally.
[0034]
According to the area division system of the present invention, for example, an administrator of an operation company can intuitively grasp the work of the person in charge in the building. In addition, since the person in charge can grasp the work in the building before the actual work, efficient delivery can be performed.
In the area division system of the present invention, the work amount can be calculated based on a moving distance between the traveling points.
In the area division system according to the present invention, the candidate selection processing unit, for each of the plurality of areas from among the unaffiliated cyclic points that do not yet belong to any area, is located at a position close to the representative point of the area. A certain tour point can be selected as the candidate tour point.
In the area division system of the present invention, the candidate selection processing unit can calculate the center of gravity of the traveling points acquired in the plurality of areas as the representative point.
In the area division system according to the present invention, the predetermined end condition is that there are no unaffiliated circulation points that do not belong to any area in the area, and that the candidate circulation points are attributed by the candidate attribution processing unit. Either a predetermined number of times has been performed, or the difference between the statistics in each of the plurality of areas is within a predetermined range.
[0035]
It should be noted that any combination of the above-described constituent elements and a conversion of the expression of the present invention between a method, an apparatus, a system, a recording medium, a computer program, etc. are also effective as an aspect of the present invention.
[0036]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the embodiment of the present invention, an example will be described in which a business area including a plurality of stores is divided into areas in charge of persons in charge of the store patrol work. Here, when the stores included in the business area to be divided are shared by a plurality of persons in charge to perform patrol work, the area is divided so that the overall work efficiency increases and the labor of each person in charge is equalized. I do. In addition, each person in charge goes around the store in his / her area starting from a base such as a sales office every day, strengthens the relationship with the store, collects information, proposes sales, contracts, verifications, replenishment / delivery of products, etc. The maintenance work is performed, and the patrol work of returning to the base again at the end of the day is performed. Therefore, in order to increase the overall work efficiency, it is preferable to divide the area so that the distance between the base where the person in charge moves and the distance between the shop and the shop are as short as possible. Further, in order to equalize the labor of each person in charge, it is preferable to divide the area while adjusting the labor of the patrol work in a plurality of areas.
[0037]
FIG. 1 is a flowchart showing a procedure of area division processing according to the first embodiment of the present invention. First, various data necessary for area division processing is registered (S1). Next, a store to be subjected to area division processing is selected (S2). Subsequently, parameters necessary for area division are set (S3). Next, initial settings such as setting of the number of areas provided in the business area (S4) and setting of seeds as starting points in each area (S5) are performed. The “seed” is a store that is a starting point in each area when the area is divided. Subsequently, area division is performed starting from the seed (S6). The area division is performed not only in a plane but also in a three-dimensional manner, for example, for a store in a high-rise building. Thereafter, the result of area division is displayed, and evaluation and adjustment are performed (S7).
[0038]
FIG. 2 is a diagram schematically showing the procedure shown in FIG. Prior to area division processing, various data such as map information data, base information data, and store information data are registered. Subsequently, based on the various registered data, the base information and the store are mapped on the screen as map points and corresponding positions on the map information. Here, the area division can be performed for all stores in which the store information data is registered, but can also be performed for only stores that meet a predetermined condition. When area division is performed only for stores that match a predetermined condition, the predetermined condition is input, and stores that match the condition are mapped as points at corresponding positions on the map information. In addition, parameters necessary for area division and initial settings are performed. Based on the parameters and the initial settings, statistics are calculated for each area by the area division engine, and the business area is divided into areas. Subsequently, map information and area division states are mapped on the screen. At the same time, the statistics for each area are listed. Based on the statistics for each area, parameter resetting is performed manually or automatically as necessary, and area division is performed again. In addition, the user can manually perform a point reassignment operation for a store to be attributed to each area based on the displayed information. Through the above processing, area division data is created, and this data is stored.
[0039]
Although details will be described later, the area division engine mainly repeats the store selection process, the statistics calculation process for each area, and the store attribution process to the area, and gradually expands the area from the seed. I do. The purpose of this embodiment is to divide the area so that the work amount of the person in charge is equal. For this reason, the statistic in the following description indicates the amount of work calculated based on the movement distance of the person in charge unless otherwise specified. In another form, a statistic may be arbitrarily set according to the purpose of area division.
[0040]
FIG. 3 is a diagram for explaining a process of calculating a movement distance between stores. When the store is simply placed in a three-dimensional coordinate system and the distance traveled between stores is calculated, the distance l from the store A to the store B connected in a straight line1become. For example, if the store A is on the 5th floor of the building A and the store B is on the 15th floor of the building B, the person in charge moves from the 5th floor of the building A to the 15th floor of the building B. In other words, it is impossible to take into account the movement of the person in charge in the height direction that occurs with the movement between stores. For this reason, an error occurs between the work amount calculated as the statistic and the actual work amount. Furthermore, since this error becomes larger as a plurality of buildings are included in the area, it is difficult to equalize the statistics for each area.
[0041]
On the other hand, when considering the movement of the person in charge in the height direction, the travel distance l from store A to store B2Is from the store A to the store B via the relay point A ′ and the relay point B ′. Here, the relay point A ′ in the figure is a position when the store A is orthogonally projected onto the ground surface, and the relay point B ′ is a position when the store B is orthogonally projected onto the ground surface. In this way, by taking into account the movement in the height direction of the person in charge that occurs according to the location of the store, it is possible to approach the actual work amount. Thereby, even when a plurality of buildings are included in the area, the stores can be divided so that the statistics for each area are equal. The following embodiments have a function of calculating a statistic in consideration of the movement of the person in charge that occurs in accordance with the location of such a store and the restrictions at the time of movement.
[0042]
FIG. 4 is a diagram showing an example of a
[0043]
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of the enlarged area screen 304. This figure shows an example when a specific area is enlarged and displayed by operating the
[0044]
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a
[0045]
FIG. 7 is a diagram showing an example of a
[0046]
FIG. 8 is a diagram showing an example of a
[0047]
FIG. 9 is a configuration diagram of the
[0048]
The map information storage unit T1 stores map information data of business areas to be divided. The base information storage unit T2 stores base information data. The base information data includes a base identification code, a base name, a base position (latitude and longitude, or X coordinate and Y coordinate), and the like. Here, the base is, for example, a sales office in the business area. The store information storage unit T3 stores store information. The building information storage unit T8 holds various information related to the building, along with shape data for forming the internal structure of the building described with reference to FIG. 6, a relay point for each floor, a photograph, and the like.
[0049]
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of a data structure of the store information storage unit T3. The
[0050]
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of a data structure of the building information storage unit T8. In addition to the table having this data structure, the building information storage unit T8 holds a building shape data file, a data file that holds coordinate values of relay points, and the like. The
[0051]
Returning to FIG. 9, the condition
[0052]
FIG. 12 is an internal block diagram of the
[0053]
In the present embodiment, for example, when the business area to be divided is divided into four, four seeds are set. The
[0054]
The combination
[0055]
The weight
[0056]
The end condition setting accepting
[0057]
Returning to FIG. 9, the initial setting storage unit T5 stores the setting values set by the initial setting unit. FIG. 13 is a diagram illustrating an example of a data structure of the initial setting storage unit T5. The
[0058]
Returning to FIG. 9, the
[0059]
FIG. 14 is an internal configuration diagram of the
[0060]
FIG. 15 is an internal block diagram of the second
[0061]
The per-floor
[0062]
The per-floor
[0063]
Returning to FIG. 14, the candidate
[0064]
FIG. 16 is an internal configuration diagram of the logic storage unit T7 of FIG. The logic storage unit T7 includes a seed selection logic storage unit T7a, a candidate selection logic storage unit T7b, and a statistic calculation logic storage unit T7c. The seed selection logic storage unit T7a stores logic necessary for automatic seed setting in the
[0065]
Returning to FIG. 9, when the automatic area division processing by the
[0066]
FIG. 18 is an internal block diagram of the
[0067]
FIG. 19 is an internal block diagram of the area display
[0068]
FIG. 20 is an internal configuration diagram of the building display
[0069]
FIG. 21 is a flowchart showing a procedure of area division processing by the
[0070]
Here, with reference to FIG. 22, a procedure in which the candidate
[0071]
Next, the candidate
[0072]
In
[0073]
Returning to FIG. 21, it is determined whether or not a candidate has been selected in step 104 (S106). The identifying
[0074]
FIG. 23 is an example of a detailed flowchart of the statistic calculation process in
[0075]
FIG. 24 is an example of a flowchart of the statistical amount calculation process inside the building in
[0076]
Returning to FIG. 21, the candidate
[0077]
In
[0078]
In step 118, if a store that has already been acquired in the area is taken by another area (Yes in S118), the process proceeds to step 114, and it is determined whether the end condition is satisfied. Here, when the end condition is not satisfied (No in S114), the process returns to step 104, and the candidate
[0079]
On the other hand, if no candidate has been selected in step 104 (No in S106), the process proceeds to step 120, and the candidate
[0080]
On the other hand, in
[0081]
In the candidate selection process in step 104, a store selected as a candidate for any area is treated as unaffiliated. In addition, when candidate stores of a plurality of areas overlap, an area with a high priority of acquisition acquires the store.
[0082]
FIG. 25 is a diagram illustrating an example of the area division processing illustrated in FIGS. 21 and 22. Here, the area division is performed so that the total number of courses in each area is equal. As shown in FIG. 25A, stores and bases corresponding to points a to z are installed in this business area. Hereinafter, a case where the number of areas is set to 4 by the
[0083]
As shown in FIG. 25B, the
[0084]
As illustrated in FIG. 25C, the candidate
[0085]
Hereinafter, the process of selecting the next candidate point in
[0086]
The candidate
[0087]
It should be noted that points taken from other areas in the immediately preceding process are prevented from being taken, for example, by setting a flag. In this way, for example, if the point x was originally acquired in the
[0088]
According to the area division processing in the present embodiment, a store near the representative point such as the center of gravity of the area is selected as the next candidate, so that each area can be formed in a block shape. Accordingly, when a plurality of stores included in the business area are divided into a plurality of groups in consideration of the statistics of the stores, these stores can be divided into areas without crossing between the regions. Therefore, it is easy to grasp the state of grouping, and the person in charge can have a sense of fairness.
[0089]
FIG. 26 is a flowchart showing the logic used by the first
[0090]
The first
[0091]
Subsequently, the first
[0092]
Subsequently, the first
Tz = 2 × M1+ M2× (N1-1) + T × N1
(T is the average work time per store)
So, transform this equation
N1= (Tz-2 × M1+ M2) / (M2+ T)
Is calculated.
[0093]
On the other hand, the first
[0094]
Thereafter, the first
[0095]
According to the above processing, the number of stores that can be worked in one day N1Since the travel time from the base to the store in each area is also taken into consideration when calculating the value, each area can be divided so that the distances from the base are substantially equal. In addition, since the number of courses is calculated in consideration of the distance between stores in each area, it is possible to divide the business area so that the moving distance in each area is equal.
[0096]
FIG. 27 is a flowchart showing the logic used by the second
[0097]
The second
[0098]
FIG. 28 is an example of a detailed flowchart of
[0099]
Floor travel time T for all floorsf(No in S536), the
[0100]
Further, the floor-by-floor
[0101]
Returning to FIG. 27, the second
[0102]
FIG. 29 is a diagram illustrating a part of the data structure of the area division information storage unit T6. The area division information storage unit T6 selects the area column, the belonging store code column, the candidate store code column, the immediately preceding take-off column indicating a store taken immediately from another area, and a new candidate, and recalculates statistics. Includes a recalculation column that shows the areas that need to be. Further, the area division information storage unit T6, as shown in FIG.1Column, average travel time between stores M2Column, number of stores required for processing N2Column and statistics (total number of courses) column. FIG. 29A will be described on the assumption that a plurality of points are classified into areas as shown in FIG. At this time, since the point a is classified into the
[0103]
Further, when the point w is originally acquired in the
[0104]
According to the
[0105]
As described above, according to the area division processing in the present embodiment, in each area, stores are sequentially taken in such a way that the distance between stores is shortened. Are classified into each area. Therefore, one business area can be divided into areas in units of blocks so that the movement distance between stores in each area can be reduced. As described above, according to the area division processing in the present embodiment, it is possible to divide the business area so as to increase the efficiency of the store patrol work in each area. In addition, since the stores are taken into each area so that the statistics of a plurality of stores included in each area are equal, the person in charge can have a sense of fairness. Further, since these results are mapped together with the map information, the person in charge can objectively recognize the fairness.
[0106]
The present invention has been described based on the embodiments. The embodiments are exemplifications, and it will be understood by those skilled in the art that various modifications can be made to combinations of the respective constituent elements and processing processes, and such modifications are within the scope of the present invention. . Hereinafter, such modifications will be described.
[0107]
The first modification relates to the
[0108]
FIG. 31 relates to the
[0109]
The
[0110]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, there is provided a technique for dividing an area including a plurality of traveling points into a plurality of areas so that statistics such as a work amount in consideration of movement in the height direction in each area are equalized. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an example of a flowchart showing a procedure of area division processing according to the present embodiment;
FIG. 2 is a diagram schematically showing a procedure shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram for explaining a calculation process of a movement distance between stores;
FIG. 4 is a diagram showing an example of a display screen according to the present embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing an example of an enlarged area screen according to the present embodiment.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a structure display screen according to the present embodiment.
FIG. 7 is a diagram showing an example of a store display screen according to the present embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a route display screen according to the present embodiment.
FIG. 9 is an internal configuration diagram of an area simulator apparatus according to the present embodiment.
10 is a diagram illustrating an example of a data structure of a store information storage unit in FIG. 9;
11 is a diagram illustrating an example of a data structure of a building information storage unit in FIG. 9;
12 is an internal configuration diagram of an initial setting unit in FIG. 9;
13 is a diagram illustrating an example of a data structure of an initial setting storage unit illustrated in FIG. 9;
14 is an internal block diagram of the division control unit in FIG. 9;
15 is an internal block diagram of a second statistic calculator in FIG. 14;
16 is an internal configuration diagram of the statistics calculation logic storage unit of FIG. 9;
17 is a diagram illustrating an example of a data structure of an area division information storage unit in FIG. 9;
18 is an internal configuration diagram of the display processing unit in FIG. 9;
19 is an internal configuration diagram of an area display data generation unit in FIG. 18;
20 is an internal configuration diagram of the building display data generation unit of FIG. 18;
FIG. 21 is a flowchart showing an example of area division processing in the area simulator apparatus of FIG. 9;
FIG. 22 is a detailed flowchart of processing in step 104 shown in FIG. 21;
FIG. 23 is a detailed flowchart of processing in
FIG. 24 is a detailed flowchart of processing in
FIG. 25 is a diagram for conceptually explaining area division processing;
FIG. 26 is a flowchart illustrating an example of a course number calculation process in the first statistic calculation unit of FIG. 14;
FIG. 27 is a flowchart illustrating an example of a course number calculation process in the second statistic calculation unit of FIG. 14;
FIG. 28 is a detailed flowchart of the process in
FIG. 29 is a diagram illustrating an example of a data structure of an area division information storage unit;
30 is a diagram showing another form of the division control unit in FIG. 14;
FIG. 31 is a diagram showing another form of the division processing unit in FIG. 9;
[Explanation of symbols]
100 area simulator equipment
107 Display section
108 Display processing unit
110 Parameter setting section
114 Initial setting section
115 Division processing unit
116 Candidate selection processing unit
122 Seed setting section
124 Seed setting method reception
126 Seed setting reception
128 Area number setting reception
130 Seed selector
132 Combination designation reception part
134 Weight setting reception part
135 End condition setting reception part
154 Condition input reception part
156 store selection department
300 Display screen
301 Scale indication component
302 area screen
303 Store icon
304 Enlarged area screen
306 Supplementary information display area
308 cursor
310
312
320 Structure display screen
322 Store display button
323 Structure view button
324 Internal structure diagram
325 Floor number display area
326 doorway
328 Elevator door
330 store display screen
332 Route display button
334 New registration button
336 store icon
340 Route display screen
346 route
347 relay point
400 Division control unit
402 Specific part
404 indicator
406 First statistic calculation unit
408 Second statistic calculation unit
410 Candidate attribution processing unit
412 Adjustment reception
420 Extraction unit
422 Statistics calculation unit by floor
424 Integration Department
426 path generation unit
430 Display instruction receiving part
431 Display data generator
432 Area display data generator
433 Building Display Data Generation Unit
440 Icon storage
441 Selector
442 Arrangement part
444 selection part
445 Shape data reading part
446 Data generation unit
447 Placement section
448 Path synthesis unit
449 Icon storage
600 Division controller
602 Statistics calculation unit by building
604 Regional statistics calculator
610 Division processing unit
612 detector
614 Statistics calculation unit by building
616 Statistics storage by building
618 Division control unit
T1 map information storage unit
T2 site information storage
T3 store information storage
T4 parameter storage unit
T5 initial setting memory
T6 area division information storage unit
T7 logic storage
T7a seed selection logic storage
T7b candidate selection logic storage unit
Logic storage unit for T7c statistics calculation
T8 Building information storage
Claims (11)
各前記巡回ポイントの高さ方向の位置情報を含む当該巡回ポイントの位置情報を含む巡回ポイント情報データを、前記地域内に含まれる前記複数の巡回ポイントについてそれぞれ記憶する巡回ポイント情報記憶部と、
前記地域内に、それぞれ、起点となるシードである一つの前記巡回ポイントを含むエリアを複数設定する初期設定部と、
前記巡回ポイント情報記憶部の前記巡回ポイント情報データに基づき、前記複数のエリアそれぞれに追加して帰属させる候補となる候補巡回ポイントを、前記複数のエリア毎にそれぞれ選択する候補選択処理部と、
各前記エリア毎に、前記巡回ポイント情報データに基づき、当該エリアに既に帰属している前記巡回ポイントおよび前記候補巡回ポイントの位置情報によって定まる作業量である統計量を、各前記巡回ポイントの高さ方向の位置情報も考慮してそれぞれ算出する統計量算出部と、
前記複数のエリアの中から、前記統計量算出部が算出した前記統計量が最も小さい前記エリアを特定エリアとして選択し、当該特定エリアにおける前記候補巡回ポイントを当該特定エリアに帰属させる候補帰属処理部と、
を含み、前記候補選択処理部による前記候補巡回ポイントの選択と前記候補帰属処理部による前記候補巡回ポイントの帰属とを所定の終了条件を満たすまで順次繰り返し実行することを特徴とするエリア分割システム。An area dividing system that divides a region including a plurality of traveling points into a plurality of areas and assigns the traveling points to each area,
A traveling point information storage unit that stores traveling point information data including position information of the traveling point including position information in the height direction of each traveling point, for each of the plurality of traveling points included in the region;
An initial setting unit that sets a plurality of areas each including one traveling point that is a seed serving as a starting point in the region,
Candidate selection processing units that select candidate cyclic points for each of the plurality of areas, based on the cyclic point information data in the cyclic point information storage unit, and candidates for addition to each of the plurality of areas .
For each of the areas , based on the traveling point information data , a statistical amount that is a work amount determined by position information of the traveling points and candidate traveling points already belonging to the area is calculated as the height of each traveling point. A statistic calculation unit that calculates the position information in each direction,
A candidate attribution processing unit that selects, from among the plurality of areas, the area with the smallest statistical quantity calculated by the statistical quantity calculation unit as a specific area, and causes the candidate circulation point in the specific area to belong to the specific area When,
An area division system that repeatedly executes selection of the candidate cyclic point by the candidate selection processing unit and attribution of the candidate cyclic point by the candidate attribution processing unit until a predetermined end condition is satisfied .
前記統計量算出部は、前記地上面を経由して他の巡回ポイントに至るまでの距離を算出する距離算出部と、前記距離に基づいて前記統計量を算出する演算部とを有すること特徴とする請求項1に記載のエリア分割システム。 A determination unit for determining whether or not the traveling point exists at a position different from the ground surface based on the traveling point information data ;
The statistic calculator includes a distance calculator that calculates a distance from the ground surface to another patrol point, and an arithmetic unit that calculates the statistic based on the distance; The area division system according to claim 1.
前記統計量算出部は、
前記建造物内部に存在する前記巡回ポイントにつき、その建造物の前記内部構造ファイルに基づき、当該建造物の内部構造に応じて前記統計量を算出する建造物別統計量算出部と、
前記建造物と前記建造物の外部に存在する巡回ポイントとの間の距離に基づいて統計量を算出するエリア内統計量算出部と、を含み、
前記候補帰属処理部は、前記建造物別統計量算出部が算出した前記統計量と、前記エリア内統計量算出部が算出した前記統計量とを統合して複数のエリアの中から、前記統計量算出部が算出した前記統計量が最も小さい前記エリアを特定エリアとして選択し、当該特定エリアにおける前記候補巡回ポイントを当該特定エリアに帰属させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエリア分割システム。 A building information storage unit for storing an internal structure file of the building for the traveling point existing inside the building;
The statistic calculator is
For each traveling point existing inside the building, based on the internal structure file of the building, a statistical quantity calculation unit for each building that calculates the statistics according to the internal structure of the building;
An in-area statistic calculating unit that calculates a statistic based on a distance between the building and a traveling point existing outside the building , and
The candidate attribution processing unit integrates the statistic calculated by the building-specific statistic calculation unit and the statistic calculated by the in- area statistic calculation unit from a plurality of areas. 4. The method according to claim 1, wherein the area having the smallest statistical amount calculated by a quantity calculation unit is selected as a specific area, and the candidate tour point in the specific area is attributed to the specific area. 5. The described area division system.
前記移動距離に基づいて前記建造物内部における統計量を算出する演算部と、
を有することを特徴とする請求項4に記載のエリア分割システム。The building-specific statistic calculation unit is determined based on the internal structure, and a distance calculation unit that calculates a moving distance inside the building;
An arithmetic unit that calculates a statistic inside the building based on the moving distance;
The area dividing system according to claim 4 , comprising:
前記建造物内における前記巡回ポイントおよび前記中継地点を含む経路を生成する経路生成部を更に備え、 A route generation unit for generating a route including the traveling point and the relay point in the building;
前記統計量算出部は、前記経路生成部が生成した前記経路の移動距離を算出する請求項5に記載のエリア分割システム。 The area division system according to claim 5, wherein the statistic calculation unit calculates a movement distance of the route generated by the route generation unit.
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