JP4364801B2 - Area division system - Google Patents
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Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の店舗を含む地域を複数のエリアに分割し、それぞれのエリアに店舗を帰属させるエリア分割システムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の巡回ポイントを含む営業地域において、これらの巡回ポイントを巡回する最短経路は、いわゆる巡回セールスマン問題の手法で求めることができる。巡回セールスマン問題は、セールスマンがn個の都市を1回ずつ通って巡回する場合の最短経路を探索する問題である。都市数をnとすると、(n−1)!/2の組合せがあり、nの数が大きくなると、全ての組合せの数は指数関数的に増大するため、厳密解を求めるのは困難である。そこで、組合せの最適化を行うために種々の近似アルゴリズムが用いられる。このような近似アルゴリズムとしては、たとえばランダムサーチ、山登り法、焼きなまし法(SA:Simulated Annealing)、遺伝的アルゴリズム(GA)、MST(Minimum Spanning Tree)等が挙げられる。
【0003】
従来、たとえば、在宅介護のためのヘルパーや物品を配達する配達業者等の巡回車が効率よく巡回を行うための巡回路の生成を支援する巡回路支援システムが提案されている(特許文献1参照)。この文献には、対象の巡回エリアをたとえば1km2程度の所定の広さのブロックに分割し、その巡回エリア内の全てのブロックを通過する最短の巡回路を求め、この巡回路を移動するための時間と巡回エリア内における巡回対象者との接触時間との合計が巡回者の実活動時間内にあるかどうかを判断し、その時間に応じて巡回エリアにブロックの追加または削除を行う技術が開示されている。これにより、特別な知識や経験を要することなく最適な巡回路の作成を容易に行うことができ、また、作成された巡回路の変更を迅速に行うことができる。
【0004】
また、一つの地域内に分散配置された複数の候補地点から、所望の条件を満たす地点を適切に選択するということは日常生活の様々な場面で必要である。たとえば、ある地域でサービスを提供する場合、その地域全体にサービスが行き渡るように、複数のサービスポイントを好適に配置する試みがなされる。
【0005】
このような例として、移動体通信の分野では、無線通信網の基地局を適切な位置に設置するのが重要である。基地局の設置計画や基地局の保守計画を作成する場合、サービスエリアのどの位置に基地局を設置すれば効率よく高品質なサービスを提供できるかということを考慮する必要がある。
【0006】
例えば、所定のサービスエリアに対して、基地局の複数の異なる設置パターンを用意し、設置パターン毎に品質評価値およびコスト評価値を算出し、これらに基づいて設置パターンを決定する方法が提案されている(特許文献2参照)。ここで、品質評価値は、各設置パターンについて、電界強度分布のシミュレーションを行い、設置パターン毎にシミュレーション結果に基づいて、サービスエリアの面積に対する通話可能エリアの面積の比率として算出される。
【0007】
【先行技術文献】
【特許文献】
特許文献1 特開平11−134389号公報
特許文献2 特開平8−317458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、従来の巡回経路の設定技術では、各巡回者が、予め割り当てられた担当エリアをいかに早く巡回できるかという観点からの検討がなされているだけである。たとえば特許文献1においても、巡回者が巡回する巡回エリアは予め定められており、その中で全てのブロックを最短経路で巡回した場合を想定して巡回時間を算出し、実活動時間との比較でブロックの追加または削除を行い巡回エリアを変更する微調整が行われるだけである。従来の手法は、部分的な最適化が行われているだけであり、一つの営業地域を複数の巡回者で分担する場合に、複数の巡回ポイントをそれぞれの巡回者に適切に分配するという観点からの全体的な最適化は検討されていない。個々の巡回者の作業効率を高めることにより、全体としての作業効率をもある程度向上することが期待できるが、これだけでは、一つの営業地域を複数の巡回者で分担する場合の特色を考慮した最適化がなされたとはいえない。また、各巡回者の作業効率を高めることにより全体の作業効率を高めようとすると、個々の巡回者の努力に依存することになり、巡回者への負担が重くなってしまう。
【0009】
複数の巡回者で分担するという特色を考慮すると、営業区域に含まれる複数の巡回ポイントを複数の巡回者にどのようにして分配するべきかを検討することが重要である。さらに、従来、各巡回者への担当巡回ポイントの分配が適切に行われていないため、巡回者の労力を客観的に把握することができなかった。そのため、巡回者間で不公平感が生じることもあった。
【0010】
また、従来、営業区域内の顧客を複数のセールスマンに分担させ、営業活動を行わせる場合、各セールスマンの評価は、活動プロセスではなく、売上高や受注量等の結果に対して行われることが多かった。しかし、売上高や受注量等は、個々のセールスマンの経験や能力に頼るところが大きく、セールスマンの評価を結果からだけ行うのでは、各人が個人主義に走ってしまい、組織的かつ計画的な営業活動が行うことが困難であるという問題があった。ところが、従来は、活動プロセスを管理者が把握することが難しく、売上高や受注量等の結果から評価を行うことしかできないというのが現状であった。
【0011】
組織的な営業活動を行う場合は、個人の経験や能力に頼ることなく、各サラリーマンに標準マニュアルに沿って効率よく計画的に活動させることが重要である。そのためには、セールスマンの活動プロセスを適切に評価する方法の確立が必要である。
【0012】
本発明の目的は、複数の店舗を含む地域を、各エリアにおける作業量等の統計量が均等になるように複数のエリアに分割する技術を提供することにある。本発明の別の目的は、地域全体におけるトータルの作業量を低減することができるように、分割対象の地域を複数のエリアに分割する技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、各エリアの担当者に公平感を持たせるようにエリア分割を行う技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、分割対象の地域に特有の事情を考慮しつつ、客観的な基準で地域を複数のエリアに分割する技術を提供することにある。本発明のまた別の目的は、一連の営業計画を考慮して営業計画の進行具合に応じて適切にエリア分割を行う技術を提供することにある。本発明のさらに別の目的は、分割対象の地域に含まれる店舗が頻繁に変動する場合であっても迅速にエリア分割を行う技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、
複数の店舗を含む地域を複数のエリアに分割し、それぞれのエリアに前記店舗を帰属させるエリア分割システムであって、
少なくとも前記店舗の位置情報を含み、当該店舗を経由して作業を行う場合の作業量を算出するために必要なデータである店舗に関する情報を含む店舗情報データを、前記地域内に含まれる前記複数の店舗についてそれぞれ記憶する店舗情報記憶部と、
各前記エリア毎に、当該エリアに帰属する店舗、当該エリアに帰属させる候補となる候補店舗および当該エリアに含まれる店舗を経由して作業を行う場合の作業量である統計量をそれぞれ記憶するためのエリア分割情報記憶部と、
各前記エリアの起点となる店舗であるシードを選択して当該店舗を当該エリアに帰属させ、当該店舗を当該エリアに帰属する店舗として前記エリア分割情報記憶部に記憶する処理を、前記エリア毎に行う初期設定部と、
前記エリア分割情報記憶部および前記店舗情報記憶部を参照して、各前記エリアに既に帰属している前記店舗の前記位置情報に基づき、当該エリアの代表点を算出して、当該代表点からの距離に基づき、当該エリアに追加して帰属させる候補となる候補店舗を選択して、当該候補店舗を当該エリアに帰属させる候補として前記エリア分割情報記憶部に記憶する処理を、前記エリア毎に行う候補選択処理部と、
前記エリア分割情報記憶部および前記店舗情報記憶部を参照して、各前記エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗の前記店舗情報データに基づき、当該エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗を経由して作業を行う場合の作業量である統計量を算出して、当該統計量を当該エリアに対応づけて前記エリア分割情報記憶部に記憶する処理を、各前記エリア毎に行う統計量算出部と、
前記エリア分割情報記憶部を参照して、前記複数のエリアの中から、前記統計量が最も小さい前記エリアを特定エリアとして選択し、当該特定エリアにおける前記候補店舗を当該特定エリアに帰属させ、当該店舗を当該エリアに帰属する店舗として前記エリア分割情報記憶部に記憶する候補帰属処理部と、
前記候補選択処理部による前記候補店舗の選択と前記候補帰属処理部による前記候補店舗の帰属とを終了するための終了条件の設定を受け付ける終了条件設定受付部と、
を含み、前記終了条件を満たすまで、前記候補選択処理部による前記候補店舗の選択と前記候補帰属処理部による前記候補店舗の帰属とを順次繰り返し実行するエリア分割システムが提供される。
【0014】
ここで、店舗とは、作業員が巡回作業を行う際に立ち寄る地点のことをいう。たとえば、商品配送を行う際のコンビニエンスストア等のチェーン店等各種店舗、訪問販売や聞き取り調査をする際の対象者、新聞や牛乳等の各種配達サービスの対象者、チラシの配布を行う際の対象設備等とすることができる。各エリアにおける統計量の差が小さくなるとは、たとえば、エリア分割処理を行った際に、各エリア間の統計量の差の平均値が最も小さくなること、エリア間の統計量の差の最大値が最も小さくなること、またはこれらや個々の事情を考慮して各エリアにおける統計量が均等になると判断される場合のことである。
【0015】
本発明のエリア分割システムによれば、複数のエリアにおける統計量の差が小さくなるように複数の店舗を複数のエリアに帰属させるので、エリア分割の目的を考慮した統計量を設定することで、各エリアを公平に分割することができる。
【0016】
ここで、終了条件は、たとえば、この地域において、全ての店舗がいずれかのエリアに帰属されたとき、候補の選択処理が所定回数行われたとき、エリア間における統計量の差が所定の範囲以内となったとき、またはこれらを適宜組み合わせた条件がみたされたときとすることができる。
【0017】
このように候補の選択と候補の帰属とを繰り返し、終了条件を適宜設定すれば、対象となる地域を、客観的に所定の基準に従ってエリア分割することができる。
【0018】
本発明のエリア分割システムにおいて、分割処理部は、各エリアに属するすべての店舗の位置情報に基づいて代表点を定めることができる。
【0019】
本発明のエリア分割システムにおいて、分割処理部は、各エリアに属する店舗の重心を代表点として定めることができる。このようにすれば、対象となる地域をブロック状に、所定の形状のエリアに好適に分割することができる。
【0020】
本発明のエリア分割システムにおいて、候補選択処理部は、各エリアに属する店舗間の距離が所定の制限距離内となるように、店舗をエリアのいずれかに帰属させることができる。このようにすれば、互いの距離が所定の範囲内にある比較的近い位置にあるポイントが同じエリアに分類されるので、対象となる地域をエリア状に分割することができる。また、たとえば店舗間を巡回する作業を行う場合に、各エリアにおける作業時間を短縮することができる。
【0021】
ここで、店舗に関する情報とは、たとえば店舗の位置情報、店舗における作業時間、店舗の種類、店舗を巡回する目的、およびその目的を達成するのに要する時間等、店舗を経由して作業を行う場合の作業量を算出するために必要なデータである。
【0022】
店舗を巡回する目的とは、たとえば店舗が店舗である場合、各店舗との関係強化、情報収集、セールス提案、契約、検証、および商品の補充・配達等のメンテナンス作業である。
【0023】
帰属状態の維持とは、既にいずれかのエリアに帰属された店舗が、次のエリア分割処理においてもそのエリアに帰属されるようにすることである。このようにすれば、各エリアにおける統計量の差にばらつきが生じて再エリア分割処理を行わなければならない場合に、エリアを変更させたくない店舗については帰属状態を維持できるので、実際の状況に応じて再エリア分割処理を行うことができる。
【0024】
本発明のエリア分割システムは、複数のエリアにおける統計量にウェイトを加えるウェイト設定部をさらに含むことができ、統計量算出部は、ウェイトを考慮して統計量を算出することができる。
【0025】
本発明のエリア分割システムは、複数の店舗のうちで、同一のエリアに分割すべき店舗の組合せの指定を受け付ける組合せ指定受付部をさらに有することができ、分割処理部は、組合せの指定がされた店舗を同じエリアに帰属させることができる。
【0026】
本発明のエリア分割システムにおいて、初期設定部は、地域に設定するエリアの数を受け付けるエリア数設定受付部を有していてもよく、エリア数に対応する数の店舗を各エリアの初期値として選択することができる。
【0027】
店舗選出部が処理対象店舗をエリアに帰属させるための店舗として選出するための所定の条件とは、処理対象ポイントを巡回する目的に応じて適宜設定することができる。たとえば、処理対象ポイントがその地域に含まれる店舗である場合、店舗選出部は、店舗の種類、取扱商品、取引年数、過去の取引情報、営業戦略等に応じて店舗を選出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
【図1】 本発明の第一の実施の形態におけるエリア分割処理の手順を示すフローチャートである。
【図2】 図1に示した手順を模式的に示した図である。
【図3】 本発明の第一の実施の形態におけるエリア分割処理を行うエリアシュミレータ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示した店舗情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図5】 図3に示した初期設定部を詳細に示すブロック図である。
【図6】 図3に示した初期設定記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図7】 図3に示した分割制御部を詳細に示すブロック図である。
【図8】 図3に示したロジック記憶部を詳細に示すブロック図である。
【図9】 図3に示したエリア分割情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図10】 本発明の第一の実施の形態におけるシードの設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】 図10に示したシードの設定処理の一例を説明する図である。
【図12】 図10に示したシードの設定処理の他の例を説明する図である。
【図13】 本実施の形態におけるエリア分割処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】 図13に示したステップ104の店舗の候補を選択する手順を示すフローチャートである。
【図15】 図13および図14に示したエリア分割処理の一例を説明する図である。
【図16】 各分割エリアにおける合計コース数の算出処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】 エリア分割情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図18】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図19】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図20】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図21】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図22】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図23】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図24】 調整受付部がユーザから付け替え処理を受け付けた場合の処理の手順を示すフローチャートである。
【図25】 本発明の第二の実施の形態におけるシード設定処理およびエリア分割処理の手順を示すフローチャートである。
【図26】 本発明の第二の実施の形態におけるシード候補数および選択条件の設定画面を示す図である。
【図27】 本発明の第三の実施の形態におけるエリアシュミレータ装置の構成を示すブロック図である。
【図28】 図27に示した初期設定部を詳細に示すブロック図である。
【図29】 図27に示したロジック記憶部を詳細に示すブロック図である。
【図30】 本発明の第三の実施の形態におけるシード設定処理およびエリア分割処理の手順を示すフローチャートである。
【図31】 図30に示したステップ222のエリア数算出処理の手順を示すフローチャートである。
【図32】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図33】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図34】 パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す図である。
【図35】 本発明の第五の実施の形態におけるエリアシュミレータ装置を含むエリアシミュレータシステムを示す図である。
【図36】 店舗情報記憶部のデータ構造の一部の他の例を示す図である。
【図37】 店舗情報記憶部のデータ構造の一部の他の例を示す図である。
【図38】 第一の実施の形態におけるエリアシュミレータ装置がデータ登録受付部を有する場合の構成を示すブロック図である。
【図39】 店舗情報データの登録を行うための画面を示す。
【図40】 店舗情報データの登録を行うための画面を示す。
【図41】 本発明の第六の実施の形態におけるエリアシュミレータ装置を含むエリアシミュレータシステムを示す図である。
【図42】 第六の実施の形態における店舗情報記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図43】 第六の実施の形態におけるパラメータ記憶部のデータ構造の一部を示す図である。
【図44】 分割状態判断部が各エリアの分割状態の適否を判断する処理の手順を示すフローチャートである。
【図45】 本発明の第七の実施の形態における基地局の配置地点を選択する手順を示すフローチャートである。
【図46】 本発明の第七の実施の形態における配置地点選択装置の構成を示すブロック図である。
【図47】 第七の実施の形態において、配置地点選択部が基地局の配置地点を選択する手順を示すフローチャートである。
【図48】 図47を参照して説明した配置地点の選択処理を具体的に説明する図である。
【図49】 図47を参照して説明した配置地点の選択処理の他の例を説明する図である。
【図50】 営業区域内における地域特性に違いがある場合に、基地局の配置地点を選択する手順を示すフローチャートである。
【図51】 図50に示した手順を具体的に説明する図である。
【図52】 営業区域内における地域特性に違いがある場合に、基地局の配置地点を選択する手順の他の例を示すフローチャートである。
【図53】 図52のステップ52で説明した変形地図の作成方法を具体的に説明する図である。
【図54】 配置地点選択部により作成された変形地図を模式的に示す図である。
【図55】 図52から図54を参照して説明した変形処理を行う前のもとの図と変形処理を行った後の変形地図とを模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の実施の形態において、複数の店舗を含む営業区域を店舗の巡回作業を行う担当者の担当エリアに分割する例を説明する。ここでは、分割対象の営業区域に含まれる店舗を複数の担当者で分担して巡回作業を行う場合に、全体の作業効率が上昇し、また各担当者の労力が均等となるようにエリア分割を行う。また、各担当者は、毎日営業所などの拠点を出発点として自己の担当エリア内の店舗を回って店舗との関係強化、情報収集、セールス提案、契約、検証、および商品の補充・配達等のメンテナンス作業を行い、1日の終了時にはまた拠点に戻るという巡回作業を行うものとする。したがって、全体の作業効率を上昇させるためには、各担当者が移動する拠点−店舗間および店舗−店舗間の距離がそれぞれなるべく短くなるようにしてエリア分割を行うのが好ましい。また各担当者の労力を均等にするためには、複数のエリアにおける巡回作業の労力を調整しながらエリア分割を行うのが好ましい。
【0030】
(第一の実施の形態)
本実施の形態においては、各担当者が、店舗への商品の補充・配達等の巡回作業を行う場合に、全体の作業効率が上昇し、また各担当者の労力が均等となるようにエリア分割を行う例を説明する。
【0031】
図1は、本発明の第一の実施の形態におけるエリア分割処理の手順を示すフローチャートである。まず、エリア分割の処理に必要な各種データの登録が行われる(S1)。次に、エリア分割処理の対象となる店舗の選出が行われる(S2)。つづいて、エリア分割に必要なパラメータの設定が行われる(S3)。次いで、営業地域に設けるエリア数の設定(S4)や各エリアにおける起点となるシードの設定(S5)等の初期設定が行われる。つづいて、シードを起点としたエリア分割が行われる(S6)。その後、エリア分割の結果が表示され、評価および調整が行われる(S7)。
【0032】
図2は、図1に示した手順を模式的に示した図である。
エリアの分割処理に先立ち、地図情報データ、拠点情報データ、店舗情報データ等の各種データを登録しておく。つづいて、登録された各種データに基づき、画面上に地図情報およびその地図情報上の対応する位置に拠点および店舗がポイントとしてマッピングされる。ここで、エリア分割は、店舗情報データが登録された全ての店舗を対象として行うこともできるが、所定の条件に合致する店舗のみを対象として行うこともできる。所定の条件に合致する店舗のみを対象としてエリア分割を行う場合、所定の条件が入力され、その条件に合致する店舗が地図情報上の対応する位置にポイントとしてマッピングされる。また、エリア分割に必要なパラメータの設定および初期設定が行われる。パラメータおよび初期設定に基づき、エリア分割エンジンにより営業地域がエリア分割される。つづいて、画面上に地図情報およびエリアの分割状態がマッピングされる。同時に、エリア別の統計量が一覧表示される。ここで、統計量とは、たとえば各エリアのコース数(1日毎の作業量)、各エリアに含まれる店舗の数、店舗あたりの平均作業時間、店舗あたりの平均月訪問回数、店舗あたりの拠点からの距離平均、店舗間距離平均、コースあたりの店舗数、総売上、店舗あたりの売上平均等、各エリアに含まれる店舗の特性を示す情報である。ユーザは表示された分割エリアと統計量を画面(不図示)で見ることができ、エリアの分割状態を確認することができる。エリア別の統計量に基づき、必要に応じてパラメータの再設定が手動または自動で行われ、再度エリア分割が行われる。また、ユーザは表示された情報に基づき、手動により各エリアに帰属させる店舗のポイント付け替え作業を行うこともできる。以上の処理により、エリア分割データが作成され、このデータは記憶される。
【0033】
図3は、本実施の形態におけるエリア分割処理を行うエリアシュミレータ装置の構成を示すブロック図である。エリアシュミレータ装置100は、表示処理部108と、パラメータ設定部110と、初期設定部114と、分割処理部115と、条件入力受付部154と、店舗選出部156と、地図情報記憶部T1と、拠点情報記憶部T2と、店舗情報記憶部T3と、パラメータ記憶部T4と、初期設定記憶部T5と、エリア分割情報記憶部T6と、ロジック記憶部T7とを有する。分割処理部115は、候補選択処理部116および分割制御部118を有する。
【0034】
地図情報記憶部T1は、分割の対象となる営業地域の地図情報データを記憶する。拠点情報記憶部T2は、拠点情報データを記憶する。拠点情報データは、拠点の識別コード、拠点の名称、拠点の位置(緯度および経度、またはX座標およびY座標)等を含む。ここで、拠点とは、たとえばその営業地域における営業所や在庫センター等である。
【0035】
店舗情報記憶部T3は、店舗情報データを記憶する。店舗情報データは、拠点の識別コード、店舗の識別コード、店舗の名称、店舗の位置(緯度、経度および高さ、またはX座標、Y座標およびZ座標)、月売上(円)、商品毎の月販売量(個)、1回あたりの作業時間(分)、月訪問回数、拠点からの移動速度(km/時間)、店舗間移動速度(km/時間)等、統計量を算出するために必要な情報を含む。店舗情報記憶部T3は、さらに、店舗の種類、チェーン店やフランチャイズチェーン等のグループ分類、取扱商品、取引年数等、エリア分割処理の対象となる店舗を選出するために必要な情報を含むこともできる。取扱商品としては、たとえば酒・タバコ・薬等、販売するのに許可が必要な商品についての情報を含むことができる。図4は、本実施の形態における店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部を示す図である。ここで、たとえば、店舗コード「a」の店舗は、拠点コード「1000」の拠点に属し、名称が「スーパー」で、位置が「(X1,Y1)」、高さが「地上」、この店舗における作業時間が「25分」、グループは「Aチェーン」に属し、取扱商品は「酒・タバコ」である。
【0036】
図3に戻り、条件入力受付部154は、ユーザからエリア分割処理の対象となる店舗を選出するための条件の入力を受け付ける。店舗選出部156は、店舗情報記憶部T3を参照して条件入力受付部154が受け付けた条件に基づきエリア分割処理の対象となる店舗を選出する。図4を参照してエリア分割処理の対象となる店舗を選出する処理を説明する。たとえば、ある特定のチェーン店やフランチャイズチェーンへの商品の補充・配達を行う場合、ユーザはグループを条件として入力することができる。たとえば条件入力受付部154がグループの分類として「Kストア」を受け付けた場合、店舗選出部156は店舗情報記憶部T3を参照して店舗コード「c」の「鉄道A駅(プラットホーム1)」および店舗コード「d」の「鉄道A駅(プラットホーム2)」を選出する。また、特定の商品の補充・配達を行う場合、ユーザは取扱商品を条件として入力することができる。たとえば条件入力受付部154が条件として取扱商品として「タバコ」と受け付けた場合、店舗選出部156は、店舗情報記憶部T3を参照して店舗コード「a」、「c」、「d」、「e」の店舗を選出することができる。このように、本実施の形態において、店舗情報記憶部T3に店舗情報が記憶された複数の店舗の中から、目的に応じてエリア分割処理の対象となる店舗を選出し、選出された店舗を対象としてエリア分割処理を行うので、目的に応じたエリア分割処理を行うことができる。
【0037】
図3に戻り、表示処理部108は、各種データを画面(不図示)上に表示する処理を行う。パラメータ設定部110は、営業地域をエリア分割するために必要なパラメータの設定を受け付ける。パラメータは、各担当者の1日の標準作業時間、各店舗での標準作業時間、店舗間の標準移動速度、拠点と店舗間の標準移動速度、距離倍率、店舗取得制限距離等を含む。パラメータ記憶部T4は、これらのパラメータを記憶する。
【0038】
初期設定部114は、営業地域をエリア分割するために必要な初期設定を行う。初期設定部114は、ユーザから、シード設定方法の選択、エリア数(シード数)、ウェイト設定、および組合せ指定等を受け付ける。図5は、図3に示した初期設定部114を詳細に示すブロック図である。初期設定部114は、シード設定部122と、組合せ指定受付部132と、ウェイト設定受付部134と、終了条件設定受付部135とを有する。シード設定部122は、シード設定方法受付部124と、シード設定受付部126と、エリア数設定受付部128と、シード選択部130とを有する。
【0039】
ここで、シードとは、エリア分割をする際に各エリアにおける起点となる店舗のことである。本実施の形態において、たとえば分割の対象となる営業地域を4つに分割する場合、4つのシードが設定される。シード設定部122は、複数の店舗の中からシードとなる店舗を選択する。シード設定方法受付部124は、シード設定方法として、手動または自動の選択を受け付ける。シード設定方法受付部124が、シード設定方法として手動を受け付けた場合、シード設定受付部126は、ユーザからのシードの設定の入力を受け付ける。また、シード設定方法受付部124が、シード設定方法として自動を受け付けた場合、エリア数設定受付部128は、ユーザからエリア数の設定を受け付ける。シード選択部130は、エリア数設定受付部128で設定された数のシードを自動的に選択する。シードの自動設定方法については種々の方法があるが、シードは、各シードを起点として営業地域内の店舗を分類したときに、営業地域がエリア分割されるように設定される。
【0040】
組合せ指定受付部132は、複数の店舗のなかで、同じエリアに分割する店舗の組合せの指定をユーザから受け付ける。ユーザは、たとえば同じビル内にある店舗や同一担当者が巡回することが好ましいような店舗について、組合せ指定を行うことができる。これにより、各担当者が効率よく作業を行うことができる。ユーザは画面上にマッピングされた店舗のポイントを参照にして組合せ指定を行うこともでき、また店舗情報記憶部T3を参照して組合せ指定を行うこともできる。
【0041】
ウェイト設定受付部134は、シード設定部122により設定されたシードをそれぞれ起点として設定された複数のエリアにおける統計量を算出する際に、統計量に加えるウェイトの設定を受け付ける。
【0042】
終了条件設定受付部135は、エリア分割処理を終了させるための条件の設定を受け付ける。終了条件としては、たとえば、(i)全ての店舗がいずれかのエリアに属するようになったとき、(ii)店舗がいずれかのエリアに取得される処理が所定回数行われたとき、(iii)各エリアにおける統計量の差が所定の範囲内となったとき、または(i)〜(iii)を適宜組み合わせた条件が満たされたときとすることができる。
【0043】
図3に戻り、初期設定記憶部T5は、これらの初期設定を記憶する。図6は、初期設定記憶部T5のデータ構造の一部を示す図である。ここで、たとえば分割対象の営業地域に店舗コード「a」〜「z」の店舗が含まれるものとする。ここで、エリア1のシードとして店舗コード「a」の店舗が選択されている。エリア2のシードとして、店舗コード「e」の店舗が選択されている。また、エリア1にはウェイト「1」が加えられており、エリア2にはウェイト「2」が加えられている。なお、店舗コード「c」の店舗および店舗コード「d」の店舗は、組合せ指定がされている。これにより、店舗コード「c」の店舗および店舗コード「d」の店舗のいずれかが、いずれかのエリアに取得される場合、店舗コード「c」の店舗および店舗コード「d」の店舗の他方も同時にそのエリアに取得される。
【0044】
図3に戻り、分割処理部115は、初期設定部114にて設定された各シードを起点として、分割対象の営業地域のエリア分割を行う。候補選択処理部116は、各エリアについて、それぞれそのエリアの代表点から近い位置にある店舗をそのエリアに分類する候補として選択する。分割制御部118は、各エリアの統計量がエリア間で最も均等となるように、いずれかのエリアに対し、対応する候補の店舗を帰属させる。図7に示すように、分割制御部118は、統計量算出部136と、候補帰属処理部138と、調整受付部140と、を有する。統計量算出部136は、各エリアに含まれる店舗に基づき定められる統計量を算出する。候補帰属処理部138は、統計量算出部136により算出されたエリア別の統計量が全エリアにおいてほぼ均等となるように、複数の店舗を順次各エリアに帰属させていく。調整受付部140は、候補選択処理部116、統計量算出部136および候補帰属処理部138によるエリア分割が行われた後、ユーザからの各エリアに属する店舗付け替え等の調整を受け付ける。調整受付部140がユーザからの調整を受け付けると、統計量算出部136は調整を行った場合における各エリアの統計量を算出する。その結果、調整による変化量が許容範囲内であれば、調整受付部140は調整を許可する。
【0045】
ロジック記憶部T7は、図8に示すように、シード選択用ロジック記憶部T7a、候補選択用ロジック記憶部T7b、統計量算出用ロジック記憶部T7cを含む。シード選択用ロジック記憶部T7aは、シード選択部130においてシードの自動設定に必要なロジックを記憶する。候補選択用ロジック記憶部T7bは、候補選択処理部116において各エリアに帰属させるポイントの候補を選択するために必要なロジックを記憶する。統計量算出用ロジック記憶部T7cは、分割制御部118の統計量算出部136において統計量の算出に必要なロジックを記憶する。
【0046】
分割処理部115による自動エリア分割処理が終了すると、その結果はエリア分割情報記憶部T6に記憶される。図9は、エリア分割情報記憶部T6のデータ構造の一部を示す図である。ここでは、営業地域は、エリア1〜エリア4の4つのエリアに分割される。たとえば、店舗コード「a」および「b」の店舗はエリア1に属する。同様に、店舗コード「d」の店舗はエリア2に、店舗コード「u」の店舗はエリア3に、店舗コード「z」の店舗はエリア4にそれぞれ属する。エリア分割情報記憶部T6は、各エリアに属する店舗の店舗情報に基づき算出される種々のデータをエリア毎に記憶することができる。エリア分割情報記憶部T6は、たとえば、拠点−店舗間平均移動時間M1、店舗間平均移動時間M2、処理必要店舗数N2、統計量(合計コース数)等を記憶する。これらの算出方法については後述する。
【0047】
また、表示処理部108は、エリア分割状態を画面(不図示)に表示する。これにより、ユーザはエリア分割状態を把握することができる。ユーザは表示されたエリア分割状態に基づき、再度のパラメータの設定、初期設定の変更、または各エリアに属する店舗付け替え等の調整を行うことができる。
【0048】
図10は、本実施の形態において、シード選択用ロジック記憶部T7aに記憶された、シード選択部130がシードの自動設定を行うのに必要なロジックを示すフローチャートである。
【0049】
エリア数設定受付部128は、ユーザからエリア数(シード数)の設定を受け付ける(S10)。つづいて、シード選択部130は、営業地域内の複数の店舗に対応するポイントの中から、エリア数の任意のポイントを初期ポイントとして選択する(S12)。シード選択部130は、店舗情報記憶部T3を参照して、リスト順に初期ポイントを選択していくことができる。シード選択部130は、選択された初期ポイント間の最短距離I1を検出する(S14)。次に、シード選択部130は、店舗情報記憶部T3のリストの次の店舗を検査ポイントとして選択する(S16)。シード選択部130は、初期ポイントの中で、検査ポイントから最近隣の初期ポイントと検査ポイントとの最短距離I2を算出する(S18)。つづいて、シード選択部130は、第1検査を行う(S20)。第1検査において、シード選択部130は、ステップ14で検出した初期ポイント間の最短距離I1と、ステップ18で算出した最短距離I2とを比較する(S22)。最短距離I2が最短距離I1よりも大きい場合(S22のYes)、シード選択部130は、検査ポイントを初期ポイントのいずれかと置換して新たな選択ポイントとする(S24)。ここで置換対象となるのは、初期ポイント間の最短距離I1を構成するポイントのうち、検査ポイントからの距離が短い方の初期ポイントである。
【0050】
ステップ22において、最短距離I2が最短距離I1以下の場合(S22のNo)、シード選択部130は、検査ポイントから最近隣の初期ポイント以外の初期ポイントへの最短距離I3を算出する(S26)。また、シード選択部130は、最近隣の初期ポイントから他の初期ポイントへの最短距離I4を算出する(S28)。つづいて、シード選択部130は、第2検査を行う(S30)。第2検査において、シード選択部130は、最近隣の初期ポイントと他の初期ポイントとの最短距離I4とステップ26で算出された最短距離I3とを比較する(S32)。最短距離I3が大きい場合(S32のYes)、ステップ24に進み、シード選択部130は、検査ポイントを最近隣の初期ポイントと置換して新たな選択ポイントとする(S24)。
【0051】
ステップ32において、最短距離I3が最近隣の初期ポイントと他の初期ポイントとの最短距離I4以下だった場合(S32のNo)、ポイントの置換は行われない。
【0052】
以上の処理は営業地域内の全てのポイントについて所定回数、たとえばここでは100回行われる。ステップ34において、iが100以下の場合(S34のNo)、ステップ14に戻り、新たな選択ポイント間の最短距離I1が選択される。シード選択部130は、店舗情報記憶部T3のリストの次の店舗を検査ポイントとして選択し(S16)、以下同様の処理を繰り返す。一方、ステップ34において、i>100の場合(S34のYes)、ポイントの選択処理は終了する。シード選択部130は、この段階での選択ポイントをシードとして選択する。
【0053】
図11は、図10を参照して説明したシードの設定処理を具体的に説明する図である。以下、店舗をポイントとして説明する。ここでは、エリア数を「3」とする。まず、図11(a)に示すように、初期ポイントとしてポイントa、ポイントb、およびポイントcが選択される。シード選択部130は、これらの初期ポイント間の最短距離を検出する。ここでは、ポイントaおよびポイントb間が最短距離L1となる。次に、検査ポイントとしてポイントdが選択される。シード選択部130は、ポイントdから最近隣の初期ポイントを検出し、ポイントdと最近隣の初期ポイントとの間の最短距離を算出する。ここでは、ポイントdおよびポイントc間が最短距離L2となる。シード選択部130は、最短距離L1と最短距離L2とを比較する。ここで、最短距離L2>最短距離L1となるので、シード選択部130は、ポイントdを他の初期ポイントと置換し、新たな選択ポイントとする。ここで、ポイントdとの置換対象となるのは、最短距離L1を構成するポイントaまたはポイントbのいずれかである。シード選択部130は、ポイントdと置換する置換対象のポイントを決定するために、図11(b)に示すように、ポイントdと置換対象のポイントaおよびポイントbとの距離L3およびL4を算出する。ここで、L4>L3となるため、ポイントaが置換対象となる。以上の処理により、図11(c)に示すように、ポイントb、ポイントc、およびポイントdが新たな選択ポイントとされる。同様の処理を繰り返し、所定回数の処理が終了した時点の選択ポイントがシードとして選択される。
図12は、シードの設定処理の他の例を説明する図である。ここでも、エリア数を「3」とする。まず、図11(a)に示すように、初期ポイントとしてポイントa、ポイントb、およびポイントcが選択される。シード選択部130は、これらの初期ポイント間の最短距離を検出する。ここでは、ポイントaおよびポイントb間が最短距離L1となる。次に、検査ポイントとしてポイントeが選択される。シード選択部130は、ポイントeから最近隣の初期ポイントを検出し、ポイントeと最近隣の初期ポイントとの間の最短距離を算出する。ここでは、ポイントeおよびポイントb間が最短距離L2となる。シード選択部130は、最短距離L1と最短距離L2とを比較する。ここで、最短距離L2<最短距離L1となるので、シード選択部130は、第2検査を行う。
【0054】
図11(b)に示すように、シード選択部130は、検査ポイントであるポイントeの最近隣の初期ポイントbの次に、ポイントeに近いポイントaとポイントeとの間の最短距離L3を算出する。また、最近隣のポイントbと最も近いポイントaとの間の最短距離L1を算出する。シード選択部130は、最短距離L3と最短距離L1とを比較する。ここでは、最短距離L3>最短距離L1となるので、ポイントeを最近隣のポイントbと置換する。以上の処理により、図11(c)に示すように、ポイントa、ポイントc、およびポイントeが新たな選択ポイントとされる。同様の処理を繰り返し、所定回数の処理が終了した時点に選択されている選択ポイントがシードとして設定される。
【0055】
以上の処理において、第1検査では、検査ポイントと既存の選択ポイント間の最短距離が既存の選択ポイント間の最短距離よりも長い場合に選択ポイントの置換が行われるので、ポイント間の距離が短いようなポイントの組合せは排除されていく。また、置換対象の選択ポイントのうち、検査ポイントとの距離が短い方の選択ポイントが置換されるので、新たな選択ポイント間の距離をより一層長くすることができる。また、第1検査の条件を満たしていなくても、第2検査では、検査ポイントと既存の選択ポイントとを置換した場合に、他の選択ポイントとの距離がより長くなる場合にポイントの置換が行われる。したがって、ポイント間の距離が長くなるように選択ポイントが置換されていく。以上の処理により、複数の店舗の中から、互いの距離が均等に長くなるような店舗をシードとして設定することができる。
【0056】
図13は、本実施の形態におけるエリアシュミレータ装置100によるエリア分割処理の手順を示すフローチャートである。まず、初期設定部114により手動または自動でシードが設定される(S102)。候補選択処理部116は、各シードについて、同じエリアに帰属させる店舗の候補を選択する(S104)。
【0057】
ここで、図14を参照して、ステップ104において候補選択処理部116が各エリアに帰属させる店舗の候補を選択する手順を説明する。図14は、本実施の形態において、候補選択用ロジック記憶部T7bに記憶された、候補選択処理部116が候補を選択するのに必要なロジックを示すフローチャートである。候補選択処理部116は、各エリアについて同様の処理を行うので、一のエリアについてのみ説明する。まず、候補選択処理部116は、各エリアの代表点の位置を算出する。ここでは、候補選択処理部116は、そのエリアで取得済みの店舗に対応するポイントの重心を代表点として算出する(S130)。各エリアにシードしか含まれていない段階では、シードの店舗に対応するポイントが重心となる。
【0058】
次に、候補選択処理部116は、まだいずれのエリアにも属していない無所属の店舗の中から、エリアの代表点から最短の位置にある店舗を仮候補として検出する(S132)。つづいて、そのエリアに既に取得されている店舗のうち、仮候補として検出された店舗から最短の店舗と、その仮候補の店舗との最短距離を算出する(S134)。ここで算出された最短距離と、パラメータ設定部110によって予め設定された店舗取得制限距離とを比較し(S136)、最短距離が制限内の場合(S136のYes)、その仮候補の店舗をそのエリアの候補として決定する(S138)。いずれかのエリアにおいて、新たな候補が決定された場合、候補選択処理部116は、そのエリアにフラグをたてておく。一方、ステップ136において、最短距離が制限内でない場合(S136のNo)、無所属の店舗が他にあるか否かを判断する(S140)。無所属の店舗が他にある場合(S140のYes)、ステップ132に戻り、エリアの代表点から次に最短の位置にある店舗を仮候補として検出する。以下、同様の処理を繰り返す。
【0059】
ステップ140において、無所属の店舗が他にない場合(S140のNo)、他のエリアに既に取得されている取得済の店舗も含めた全ての店舗の中から、エリアの代表点から最短の位置にある店舗を仮候補として検出する(S142)。つづいて、そのエリアに既に取得されている店舗のうち、仮候補として検出された店舗から最短の店舗と、その仮候補の店舗との最短距離を算出する(S144)。ここで算出された最短距離と、パラメータ設定部110によって予め設定された店舗取得制限距離とを比較し(S146)、最短距離が制限内の場合(S146のYes)、その仮候補の店舗をそのエリアの候補として決定する(S138)。一方、ステップ146において、最短距離が制限内でない場合(S146のNo)、取得済の店舗の中で奪取可能なものが他にあるか否かを判断する(S148)。奪取可能なものがある場合(S148のYes)、ステップ142に戻り、エリアの代表点から次に最短の位置にある店舗を候補として検出する。以下、同様の処理を繰り返す。なお、ステップ148において、奪取可能な店舗がない場合(S138のNo)、このエリアについての候補の選択処理を終了する。
【0060】
図13に戻り、ステップ104で候補が選択されたか否かが判断される(S106)。統計量算出部136は、各エリアにフラグが立てられているか否かに基づき、ステップ104で候補が選択されたか否かを判断する。ステップ104で候補が選択されている場合(S106のYes)、統計量算出部136は候補の店舗を含めたそのエリアの統計量を算出する(S108)。統計量としてはたとえば合計コース数を用いることができる。合計コース数の算出方法については後述する。
【0061】
つづいて、候補帰属処理部138は、エリアの統計量が最小となるエリアを検出する(S110)。候補帰属処理部138により、統計量が最小であることが検出された場合(S110のYes)、候補帰属処理部138は、そのエリアは候補の店舗を取得させる(S112)。つづいて、候補帰属処理部138は、初期設定記憶部T5を参照して、エリア分割処理が終了条件を満たすか否かを判断する(S114)。終了条件としては、たとえば、営業地域内に無所属の店舗がなくなったこと、ステップ112の候補取得処理が所定回数、たとえば100回以上行われたこと、または各エリアにおける統計量の差が所定範囲以内となったこと等を設定することができる。終了条件を満たさない場合(S114のNo)、ステップ104に戻り、次の候補を選択する。ステップ114において、終了条件を満たす場合(S114のYes)、エリア分割処理は終了する。
【0062】
ステップ110において、統計量が最小でないことが検出された場合(S110のNo)、ステップ116に進み、候補帰属処理部138は、他のエリアにより候補が取得されるまでそのエリアの処理を保留する(S116のNo)。ステップ116において、他のエリアにより候補が取得された場合(S116のYes)、候補帰属処理部138は、そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取されたか否かを検出する(S118)。奪取されなかった場合(S118のNo)、そのエリアにおける既得の店舗および候補に変動がないということであるので、ステップ110に戻り、再び統計量が最小となるか否かが判断される。
【0063】
ステップ118において、そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取された場合(S118のYes)、ステップ114に進み、終了条件を満たすか否かが判断される。ここで、終了条件を満たさない場合(S114のNo)、ステップ104に戻り、候補選択処理部116は、新たな候補を選択する処理を行う。
【0064】
一方、ステップ104で候補が選択されていない場合(S106のNo)、ステップ120に進み、候補帰属処理部138は、他のエリアにより候補が取得されるまでそのエリアの処理を保留する(S120のNo)。ステップ120において、他のエリアにより候補が取得された場合(S120のYes)、候補帰属処理部138は、そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取されたか否かを検出する(S122)。そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取された場合(S122のYes)、ステップ114に進み、終了条件を満たすか否かが判断される。ここで、終了条件を満たさない場合(S114のNo)、ステップ104に戻り、候補選択処理部116は、新たな候補を選択する処理を行う。
【0065】
一方ステップ122において、そのエリアで既に取得していた店舗が他のエリアに奪取されなかった場合(S122のNo)、ステップ124に進み、候補帰属処理部138は、初期設定記憶部T5を参照して、エリア分割処理が終了条件を満たすか否かを判断する。ステップ124において、終了条件を満たすと判断された場合(S124のYes)、エリア分割処理は終了する。また、ステップ124において、終了条件を満たさないと判断された場合(S124のNo)、ステップ120に戻り、候補帰属処理部138は、他のエリアにより候補が取得されるまでそのエリアの処理を保留する(S120のNo)。以下、同様の処理が行われる。
【0066】
なお、ステップ104の候補選択処理において、いずれかのエリアの候補として選択されている店舗については無所属として扱う。また、複数のエリアの候補の店舗が重複する場合、取得の優先順位の高いエリアがその店舗を取得するものとする。
【0067】
図15は、図13および図14に示したエリア分割処理の一例を説明する図である。ここでは、各エリアにおける合計コース数が均等になるように、エリア分割が行われる。図15(a)に示すように、この営業地域には、ポイントa〜ポイントzに対応する店舗および拠点が設置されている。以下、初期設定部114によりエリア数が4と設定された場合について説明する。
【0068】
図15(b)に示すように、シード設定部122は、ポイントa、ポイントd、ポイントu、およびポイントzをそれぞれエリア1、エリア2、エリア3、およびエリア4のシードとして設定する。表示処理部108は、異なるエリアに属するポイントが異なるマークや異なる色で表示されるように処理を行う。
【0069】
図15(c)に示すように、候補選択処理部116は、エリア1、エリア2、エリア3、およびエリア4にそれぞれ帰属させるポイントの候補を選択していく。ここで、候補選択処理部116は、ポイントeをエリア1の候補として選択し、ポイントgをエリア2の候補として選択し、ポイントqをエリア3の候補として選択し、ポイントyをエリア4の候補として選択する。統計量算出部136は、後述する算定方法に従って、各エリアにおける合計コース数を逐次算出する。候補帰属処理部138は、合計コース数が最小となるエリアから候補を取得させ、あるエリアが候補を取得する毎に、合計コース数が最小となるエリアを検出して、候補を取得させる処理を繰り返す。
【0070】
このようにして順次ポイントを各エリアに選択させていくと、図15(d)に示すように、複数のポイントが徐々に各エリアに属するようになる。
【0071】
以下、図15(d)を参照して、エリア3において次の候補のポイントを選択する処理を説明する。図14のステップ132で説明したように、候補選択処理部116は、まず、無所属のポイントの中から仮候補を検出する。このときの仮候補はポイントoである。候補選択処理部116は、エリア3に既に取得されているポイントのうち、ポイントoから最も近い位置にあるポイントsとポイントoとの距離を算出する。候補選択処理部116は、この距離と予め設定された店舗取得制限距離とを比較する。ここで、算出された距離は取得制限距離より大きいものとする。この場合、候補選択処理部116は、エリア3の候補としてポイントoを選択することはできない。
【0072】
候補選択処理部116は、無所属のポイントについて順次エリア3の重心からの距離が近い順に仮候補を検出していく。その結果、いずれのポイントもエリア3に既に属しているポイントとの最短距離が店舗取得制限距離より大きかった場合、候補選択処理部116は、既に他のエリアに取得されている店舗を含めて仮候補の検出をしなおす。この結果、候補選択処理部116は、他のエリア4に既に属しているポイントxを仮候補として検出する。候補選択処理部116は、エリア3に既に取得されているポイントのうち、ポイントxから最も近い位置にあるポイントsとポイントxとの距離を算出する。候補選択処理部116は、この距離と予め設定された店舗取得制限距離とを比較する。ここで、算出された距離が取得制限距離以下だった場合、候補選択処理部116は、エリア3の候補としてポイントxを選択する。
【0073】
なお、直前の処理で他のエリアから奪取されたポイントについては、たとえばフラグを立てるなどして奪取が行われないようにしておく。このようにすると、たとえば、ポイントxが、もともとエリア3に取得されていたものであって、この処理の直前にエリア4に奪取されていた場合、エリア3は、次の候補としてエリア4から再奪取することはできない。こうすることにより、2つのエリア間で一つのポイントの取り合いを繰り返して候補の取得処理が実質的に止まってしまうのを防ぐことができる。
【0074】
本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、エリアの重心等の代表点から近い位置の店舗が次の候補として選択されていくので、各エリアをブロック状に形成していくことができる。これにより、営業地域に含まれる複数の店舗を店舗の統計量を考慮しつつ複数のグループに分割するときに、これらの店舗が領域間でまたがることなく、エリア状に分割することができる。そのため、グループ分けの状態が把握しやすく、担当者に公平感を持たせることができる。
【0075】
図16は、統計量算出用ロジック記憶部T7cに記憶された、統計量算出部136が各エリアにおける合計コース数を算出するのに用いるロジックを示すフローチャートである。各エリアについて同様の処理を行うので、ここでは一つのエリアについてのみ説明する。統計量算出部136は、拠点情報記憶部T2に記憶された拠点情報データ、店舗情報記憶部T3に記憶された店舗情報データ、およびパラメータ記憶部T4に記憶されたパラメータを適宜参照して、以下の手順で合計コース数を算出する。
【0076】
統計量算出部136は、まず、拠点からそのエリアにすでに属する店舗および候補の店舗への平均移動時間M1を算出する(S160)。まず、拠点から各店舗への合計距離を求めた後、この合計距離をパラメータ設定部110により設定された拠点−店舗間移動速度で除すことにより合計移動時間を求める。次いで、この合計移動時間をそのエリア内の全店舗数で除すことによりM1を算出する。
【0077】
つづいて、統計量算出部136は、店舗間の平均移動時間M2を算出する(S162)。まず、各店舗から直近n個の店舗への合計距離を求めた後、この合計距離をパラメータ設定部110により設定された店舗間移動速度で除すことにより合計移動時間を求める。次いで、この合計移動時間をnで除すことにより、各店舗から他の店舗への平均移動時間m1〜mnを得る。つづいて、これらの平均移動時間m1〜mnを合計し、そのエリア内の全店舗数で除すことによりM2を算出する。ここで、nが小さいときはそのエリアにおける全店舗数をnとすることができる。
【0078】
つづいて、統計量算出部136は、1日で作業可能な店舗数N1を算出する(S164)。1日の合計作業時間
Tz=2×M1+M2×(N1−1)+T×N1
(Tは1店舗当たりの平均作業時間)
であるので、この式を変形して
N1=(Tz−2×M1+M2)/(M2+T)
を算出する。
【0079】
一方、統計量算出部136は、1日あたりの処理が必要な店舗数N2を算出する(S166)。まず、各店舗毎に月ごとの装填回数を算出して合計することにより、月ごとの装填回数Wを算出する。次いで、各担当者の1月の労働日数を4週間×5日=20として、N2=W/20を求める。
【0080】
その後、統計量算出部136は、1日あたりの処理が必要な店舗数N2を1日で作業可能な店舗数N1で除すことにより、各エリアにおけるコース数=N2/N1を算出する(S168)。
【0081】
以上の処理によれば、1日で作業可能な店舗数N1を算出する際に、拠点から各エリアの店舗までの移動時間をも考慮しているので、各エリアを拠点からの距離がほぼ均等となるように分割することができる。また、コース数は、各エリアにおける店舗間の距離をも考慮して算出されるので、各エリアにおける移動距離が均等となるように営業地域を分割することができる。
【0082】
図17は、エリア分割情報記憶部T6のデータ構造の一部を示す図である。エリア分割情報記憶部T6は、エリア欄、帰属店舗コード欄、候補店舗コード欄、直前に他のエリアから奪取された店舗を示す直前奪取欄、および新たな候補が選択されて統計量の再計算が必要なエリアを示す再計算欄を含む。エリア分割情報記憶部T6はさらに、図9に示したのと同様、エリア毎に拠点−店舗間平均移動時間M1欄、店舗間平均移動時間M2欄、処理必要店舗数N2欄、および統計量(合計コース数)欄を含む。図17(a)は、複数のポイントが図15(d)に示したようにエリアに分類されている場合を想定して説明する。このとき、ポイントaはエリア1に分類されているためエリア欄「1」に対応付けられた「帰属店舗コード」欄に「a」と記憶される。また、ポイントcは、エリア2における候補となっているため、エリア欄「2」に対応付けられた「候補店舗コード欄」欄に「c」と記憶される。ポイントwは、エリア4に帰属しているが、エリア3における候補となっているため、エリア欄「4」に対応付けられた「帰属店舗コード」欄に「w」と、またエリア欄「3」に対応付けられた「候補店舗コード」欄にも「w」と記憶される。ここで、たとえばエリア3において、候補としてポイントwを選択した場合、エリア3における統計量を再計算しなおす必要がある。その場合、エリア3に対応付けられた再計算欄に印が記憶される。これにより、統計量算出部136は、統計量の再計算が必要なエリアを把握することができる。統計量算出部136は、印が付けられたエリアについてのみ統計量の再計算を行う。統計量算出部136により算出された結果は、該当するエリアの拠点−店舗間平均移動時間M1欄、店舗間平均移動時間M2欄、処理必要店舗数N2欄、および統計量(合計コース数)欄に記憶される。
【0083】
また、ポイントwが、もともとエリア3に取得されていたものであって、直前の処理でエリア4に奪取されていた場合、図17(b)に示すように、エリア欄「4」に対応付けられたポイントwの直前奪取欄に印が記載される。これにより、エリア3や他のエリアは次の候補としてポイントwを選択することができない。
【0084】
本実施の形態におけるエリアシュミレータ装置100によれば、合計コース数等の統計量が最小となるエリアから順に店舗を取得していくので、全てのエリアにおける統計量を均等にすることができる。また、各エリアにおいては、店舗間の距離が短くなるように候補の店舗が選択されるので、各エリアにおける移動時間を低減することができ、全エリアにおける移動時間も低く抑えることができる。これにより、営業地域における作業効率を高めることができる。
【0085】
図18〜図23は、パラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す。図18は、分割方法の選択画面を示す。ここでは、分割対象の拠点として「東京2」が選択されている。また、分割方法の選択肢としては「シード手動設定」および「シード自動設定」がある。ここでは「シード手動設定」が選択されている。
【0086】
図19は、分割のための基礎条件の設定画面を示す。この営業地域において、各担当者の1日の作業時間(オペ時間)、店舗毎の作業時間、拠点−店舗間の移動速度、店舗−店舗間の移動速度、距離倍率、店舗取得制限距離を設定する。ここでは、各担当者の1日の作業時間が「7時間30分」、店舗毎の作業時間が「20分」、拠点−店舗間の移動速度が「50Km/h」、店舗−店舗間の移動速度が「50Km/h」、距離倍率が「1」、店舗取得制限距離が「10Km」と設定されている。これらのパラメータは、図16を参照して説明した各エリアにおけるコース数を算出する際に用いられる。
【0087】
その際、たとえば距離倍率が「2」と設定されていれば、図16のステップ160およびステップ162の処理における拠点から各店舗への合計距離および各店舗から直近n個の店舗への合計距離を2倍として平均移動時間M1および平均移動時間M2が算出される。各エリアのコース数は、拠点−店舗間、店舗−店舗間の移動距離から算出される移動時間と、各店舗における作業時間とから算出されるが、距離倍率を適宜設定することにより、移動時間にウェイトをかけることができる。本実施の形態において、コース数の算出には、拠点−店舗間および店舗−店舗間の直線距離が用いられている。しかし、実際に拠点−店舗間および店舗−店舗間を移動する場合には、曲がりくねった道を通ることや複雑に入り組んだ道を通ることが多い。したがって、営業地域毎の地域特性として所定の距離倍率を設定することにより、実際の移動距離をコース数に反映させることができる。
【0088】
また、店舗取得制限距離が「10Km」と設定されていれば、図14のステップ146において、既にそのエリアに取得されている店舗のいずれかから10Kmを超える距離にある店舗はそのエリアに取得されないようにされる。したがって、各エリアにおける店舗間の最短距離を10Km以下とすることができ、営業地域を複数のエリアのブロックに分割することができる。店舗取得制限距離は、分割対象の営業地域の大きさに応じて適宜設定することができる。
【0089】
図18に示した分割方法の選択画面において、「シード手動設定」が選択された場合、図20に示すように、シード設定画面が表示される。図20(a)に示すように、ユーザは店舗のリストからシードを設定することもでき、また図20(b)に示すように、地図上からシードを設定することもできる。
【0090】
シードが設定されると、図20(b)に示すように、設定されたシードが地図上に表示される。ここで、店舗を示すポイントは地図上に●で表示されている。また、初期シードとして設定された店舗には●の周囲に○が付けられている。また、この設定画面には「店舗情報」表示画面および「統計情報」表示画面が含まれる。ユーザが地図上の店舗のいずれかにポインタを移動させると、「店舗情報」表示画面に、その店舗に関する情報が表示される。
【0091】
また、図18に示した分割方法の選択画面において、「シード自動選択」が選択された場合、図21に示すように、エリア数の入力画面が表示される。ここで、ユーザは分割対象の拠点配下におけるエリア数(シード数)を入力する。ここでは、エリア数が「6」となるように設定されている。
【0092】
次に、図22に示すように、ウェイト設定画面が表示される。たとえばエリアが1〜6まである場合、いずれかのエリアのコース数にウェイトをかけることができる。ここで設定されたウェイトは、各エリアにおいて統計量を算出する際に用いられる。たとえば、ここではエリア「4」にウェイト「2」が設定されている。したがって、統計量算出部136は、図16に示した合計コース数の算出処理において、エリア「4」で算出されたコース数を2倍したものを他のエリアのコース数と比較する。このようにすれば、最終的にエリア4のコース数は他のエリアの約半分に設定されることになる。たとえば、パートタイムの担当者をエリア4の担当者に割り当てるような場合にこのようなウェイト設定を行うことができる。
【0093】
つづいて、図23に示すように、組合せ指定画面が表示される。ここでは、複数の店舗のうちで、同じエリアに分割したい店舗の組合せを指定することができる。たとえば、ユーザは、同じ建物内にある店舗、同一敷地内に併設された店舗、または配送車をとめる場所が同じ店舗等、同じエリアに分割した方が全体的な効率が良くなるような店舗の組合せを指定することができる。たとえば、ここではポイントcおよびポイントdが組合せ指定されている。この場合、候補選択処理部116は、ポイントcおよびポイントdのいずれか一方がいずれかのエリアにおける候補として選択した場合、ポイントcおよびポイントdのいずれか他方もそのエリアの候補として選択する。統計量算出部136は、組合せ指定されたポイント全てを考慮して統計量を算出する。このように組合せ指定されたポイントcおよびポイントdは、同時にいずれかのエリアに取得される。
【0094】
また、図37に示すように、店舗情報記憶部T3は、図4に示したデータ構造に加えて、予め設定された店舗の組合せに関する情報を記憶することができる。ここで、たとえば店舗コード「b」、「c」および「d」の店舗は、同一ビル内に設置されており、名称が「ショッピングモール1(店舗A)」、「ショッピングモール1(店舗B)」および「ショッピングモール1(店舗C)」である。これらは同一のショッピングモール1内に設置されており、位置はそれぞれ「(X10,Y10)」、「(X11,Y11)」、「(X12,Y12)」である。また、全て同じ高さの「地上」にある。このように組合せ指定された店舗のポイントを候補として選択する場合、統計量算出部136は、各店舗における作業時間の合計時間、および組合せ指定されたポイント間の高さ方向の移動時間も考慮して統計量を算出する。このように、同一建物内に点在する店舗も訪問先として算出対象に加えることができる。
【0095】
また、たとえば店舗コード「e」、「f」、「g」の店舗は、ともに鉄道A駅内に併設されており、名称が「鉄道A駅(プラットホーム1北)」、「鉄道A駅(プラットホーム1南)」、および「鉄道A駅(プラットホーム2)」である。店舗コード「e」、「f」の店舗は併設されているため、平面上の位置は略等しく、ともに「(X3,Y3)」である。また、店舗コード「e」および「f」の店舗の高さもともに「地上」である。このように組合せ指定された店舗のポイントを候補として選択する場合、統計量算出部136は、店舗間の移動時間は考慮しなくてもよいが、各店舗における作業時間の合計時間を考慮して統計量を算出する。
【0096】
以上のようにしてエリア分割処理が行われると、その結果はエリア分割情報記憶部T6に記憶される。ユーザは適宜エリア分割情報記憶部T6からエリア分割の状態を読み出すことができ、表示処理部108により画面に表示させることができる。調整受付部140は、制限付きで、ユーザからの修正の指示を受け付けることができる。ユーザからの修正の指示における制限は種々の形態が考えられるが、調整受付部140は、たとえば修正による各エリアの統計量の差が所定の範囲内の場合にのみ修正を受け付けることができる。
【0097】
図24は、調整受付部140がユーザから付け替え処理を受け付けた場合の処理の手順を示すフローチャートである。ユーザから店舗の付け替えの指示を受け付けると(S270)、調整受付部140は、付け替え処理の権限があるか否かを判断する(S272)。ここで、付け替え処理の権限があるか否かの判断は、たとえばそのユーザに権限があるか否かのユーザ認証により行うことができる。また、そのエリア分割処理について、既に何度か付け替え処理が行われている場合、何度も付け替え処理を許可したのでは、自動エリア分割を行った意味がなくなるため、回数に制限を設けてその回数以内か否かを判断することもできる。ステップ272において、付け替え処理の権限があると判断された場合(S272のYes)、統計量算出部136は、ユーザの指示通りに付け替えを行った場合の各エリアにおける統計量を算出する(S274)。つづいて、調整受付部140は、付け替えを行った場合の各エリアにおける統計量の差が許容範囲内か否かを判断する(S276)。統計量の差が許容範囲内の場合(S276のYes)、調整受付部140は、ユーザからの付け替えの指示を反映させたエリア分割の結果を新たなエリア分割結果としてエリア分割情報記憶部T6に記憶させる(S278)。一方、ステップ272において権限がないと判断された場合(S272のNo)、またはステップ276において許容範囲内でないとされた場合(S276のNo)、調整受付部140は、ユーザからの付け替え指示を受け付けることができないとして、付け替え不可通知を行う(S280)。
【0098】
以上のように、本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、各エリアにおいて、店舗間の距離が短くなるように順次店舗が取り込まれていくので、最終的に、エリア間の距離が短い店舗が各エリアに分類されることになる。したがって、一つの営業区域を、各エリア内における店舗間の移動距離等を低減することができるように、ブロック単位のエリアに分割することができる。このように本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、営業区域を、各エリアにおける店舗の巡回作業の効率が高まるように分割することができる。また、各エリアに含まれる複数の店舗の統計量が均等になるように各エリアに店舗が取り込まれていくので、担当者に公平感を持たせることができる。さらに、これらの結果は地図情報とともにマッピングされるので、担当者が客観的に公平感を認識することができる。
【0099】
(第二の実施の形態)
本実施の形態においても、エリア分割処理は、図3に示したエリアシュミレータ装置100により行われる。以下、図5をも参照して説明する。本実施の形態において、図1に示したステップ4のシード設定処理が第一の実施の形態と異なる。ここでは、まず、実際に必要とされるシード数よりも多い数のシードが選択され、そのシードの中から所定の条件を満たすシードが最終的にシードとして選択される。
【0100】
図25は、本実施の形態におけるシード設定処理の手順を示すフローチャートである。エリア数設定受付部128は、シード候補数および選択条件の設定を受け付ける(S200)。ここで選択条件とは、シード候補数から最終的にいくつのシードをどのような条件で選択するか等である。
【0101】
シード選択部130は、図10に示したのと同様の手順で、シード候補数として設定された数のシード候補を設定する(S202)。つづいて、シード選択部130は、営業区域内の店舗を、ステップ202で設定されたシード候補のいずれかに帰属させるグループ分割を行う(S204)。
【0102】
グループ分割としては、営業区域内の店舗を、ステップ200で設定されたシード候補のうちそれぞれ最も近い位置にあるシード候補に帰属させることができる。また、グループ分割の他の例としては、分割処理部115に、ステップ200で設定されたシード候補を起点として、図13および図14に示したのと同様の手順で、予備的なエリア分割を行わせることもできる。
【0103】
その後、シード選択部130は、グループ分割の結果、各シード候補に分割された店舗の情報を考慮して、選択条件に基づき、いくかのシード候補をシードとして選択する(S206)。
【0104】
以上の処理により、実際にエリア分割を行うためのシードが設定され、図13および図14に示したのと同様の手順でエリア分割が行われる(S208)。
【0105】
図26は、本実施の形態におけるシード候補数および選択条件の設定画面を示す図である。ここでは、シード候補として「6」が入力されている。また、選択条件としては、「分割結果から、店舗数の多いグループより、いくつをシード候補として選択しますか」という条件と、「分割結果から、店舗数の少ないグループより、いくつをシード候補として選択しますか」という条件が記載されている。ここで、「分割結果から、店舗数の少ないグループより、いくつをシード候補として選択しますか」という条件に対して「3」が入力されている。
【0106】
このように入力した場合、まずシード候補として6個の店舗が選択され、他の店舗は、これらの6個の店舗のいずれかに帰属されてグループ分割が行われる。つづいて、各グループにおける店舗の数が検出され、6つのグループのうち、店舗の数が少ない順から3つのグループが選択され、そのグループにおけるシード候補が最終的なシードとして選択される。
【0107】
本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、複数のエリアにおけるコース数が均等になるように、それぞれシードを起点としてエリア分割がなされる。したがって、店舗が密集した領域にシードを設けると、そのシードは近隣の店舗への移動距離が少なくなる。そのため、そのシードを含むエリアは、同じコース数であっても他のエリアに比べてたくさんの店舗を含むようになる場合がある。複数のエリアにおける店舗の数が極端に異なると、コース数が同じに設定されても、担当者間に不公平感が生じるおそれがある。
【0108】
また、他の店舗から極端に離れた位置に一つだけ設置されている店舗をシードとすると、そのシードから近隣の店舗への移動距離は長くなってしまう。そのため、そのシードを含むエリアでは、エリア分割処理中のコース数の算出処理においては他のエリアと同じコース数となるようにエリア分割されても、実際は効率の悪いエリア分割結果となってしまう可能性もある。
【0109】
本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、店舗が密集した領域にシードが設定されたり、他の店舗から極端に離れた位置にシードが設定されたりするのを避けることができるため、複数のエリアにおけるコース数を均等にするとともに、各エリアに含まれる店舗の数も近くなるようにエリア分割をすることができる。これにより、各エリアを担当する担当者の不公平感を低減することができる。
【0110】
(第三の実施の形態)
本実施の形態においては、シード数の設定も自動で行われる点で第一の実施の形態および第二の実施の形態と異なる。
【0111】
図27は、本実施の形態におけるエリアシュミレータ装置100の構成を示すブロック図である。本実施の形態において、エリアシュミレータ装置100は、分割状態判断部120を有する点で第一の実施の形態におけるエリアシュミレータ装置100と異なる。また、ここでは図示していないが、本実施の形態においても、エリアシュミレータ装置100は、図3に示した第一の実施の形態におけるエリアシュミレータ装置100と同様、条件入力受付部154および店舗選出部156を含むことができる。図27において、図3に示したのと同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0112】
分割状態判断部120は、分割処理部115により分割処理が行われた後に、分割された各エリアにおける統計量を比較して、分割が適正に行われたか否かを判断する。分割状態判断部120が、分割が適正に行われていないと判断した場合、再度パラメータおよび初期設定が行われ、再度分割処理が行われる。
【0113】
図28は、本実施の形態における初期設定部114を詳細に示すブロック図である。初期設定部114は、第一の実施の形態において、図5を参照して説明した構成に加えて、コース数設定受付部142およびエリア数算出部144をさらに有する。シード設定方法受付部124は、シード設定方法として、シード手動設定、シード自動設定、またはコース数設定の選択を受け付ける。シード設定方法受付部124がシード手動設定またはシード自動設定を受け付けた場合、第一の実施の形態または第二の実施の形態と同様の処理が行われる。シード設定方法受付部124が、コース数設定の選択を受け付けた場合、コース数設定受付部142は、ユーザからコース数の設定を受け付ける。エリア数算出部144は、コース数設定受付部142が受け付けたコース数に基づき、エリア数を算出する。
【0114】
図29は、本実施の形態におけるロジック記憶部T7を詳細に示すブロック図である。ロジック記憶部T7は、第一の実施の形態において図8に示した構成に加えて、エリア数算出用ロジック記憶部T7dをさらに有する。ロジック記憶部T7dは、エリア数算出部144においてエリア数を算出するのに必要なロジックを記憶する。
【0115】
図30は、エリア数算出用ロジック記憶部T7dに記憶された、エリア数算出部144が営業区域を分割するエリア数を算出するのに用いるロジックを示すフローチャートである。
【0116】
コース数設定受付部142は、ユーザから各エリアにおけるコース数の入力を受け付ける(S220)。ここで、コース数とは、各担当者が1日に行うことのできる作業量であるので、各エリアにおけるコース数の初期値としては「1」が設定されている。ただし、たとえば忙繁期などの場合、コース数を1以上としたり、巡回作業以外の業務時間を考慮してコース数を1以下とすることもできる。つづいて、エリア数算出部144は、その営業区域における必要なエリア数を算出する(S222)。
【0117】
図31は、エリア数算出用ロジック記憶部T7dに記憶された、エリア数算出部144がこの営業区域における必要なエリア数を算出するのに用いるロジックを示すフローチャートである。この処理は、図16を参照して説明した各エリアにおける合計コース数の算出と同様の手順で行われる。エリア数算出部144は、拠点情報記憶部T2に記憶された拠点情報データ、店舗情報記憶部T3に記憶された店舗情報データ、およびパラメータ記憶部T4に記憶されたパラメータを適宜参照して、以下の手順で合計コース数を算出する。
【0118】
まず、エリア数算出部144は、拠点からその営業区域内の店舗への平均移動時間M3を算出する(S250)。まず、拠点から各店舗への合計距離を求めた後、この合計距離をパラメータ設定部110により設定された拠点−店舗間移動速度で除すことにより合計移動時間を求める。次いで、この合計移動時間を全店舗数で除すことによりM3が求められる。
【0119】
つづいて、エリア数算出部144は、店舗間の平均移動時間M4を算出する(S252)。まず、各店舗から直近n個の店舗への合計距離を求めた後、この合計距離をパラメータ設定部110により設定された店舗間移動速度で除すことにより合計移動時間を求める。次いで、この合計移動時間をnで除すことにより、各店舗から他の店舗への平均移動時間m1〜mnを得る。つづいて、これらの平均移動時間m1〜mnを合計し、全店舗数で除すことによりM4を算出する。
【0120】
つづいて、エリア数算出部144は、この営業区域において、1日で作業可能な店舗数N3を算出する(S254)。1日の合計作業時間
Tz=M3×2+M4(N3−1)+T×N3
(Tは1店舗当たりの平均作業時間)
であるので、この式を変形して
N3=(Tz−M3×2+M4)/(M4+T)
を算出する。
【0121】
一方、エリア数算出部144は、1日あたりの処理が必要な店舗数N4を算出する(S256)。まず、各店舗毎に月ごとの装填回数を算出して合計することにより、月ごとの装填回数Wを算出する。次いで、各担当者の1月の労働日数を4週間×5日=20として、N4=W/20を求める。
【0122】
その後、エリア数算出部144は、1日あたりの処理が必要な店舗数N4を1日で作業可能な店舗数N3で除すことにより、1日あたりの必要コース数=N4/N3を算出する(S258)。エリア数算出部144は、このようにして算出された必要コース数を図30のステップ220で入力されたコース数で除すことにより、この営業区域において必要なエリア数を算出する(S260)。
【0123】
図30に戻り、シード選択部130は、図10に示したのと同様の手順で、算出された必要なエリア数の2倍の数のシードを設定する(S224)。
つづいて、シード選択部130は、第二の実施の形態において説明したのと同様の手順でグループ分割を行う(S226)。その後、シード選択部130は、グループ分割の結果、各シードに帰属された店舗の数を考慮して、店舗の少ないシードから順に必要なエリア数のシードを選択する。ここで選択されたシードが最終的なシードとして設定される(S228)。
【0124】
以上の処理により、実際にエリア分割するためのシードが設定され、図13および図14に示したのと同様の手順でエリア分割が行われる(S230)。
【0125】
つづいて、分割状態判断部120は、この条件で実際に分割されたエリアにおけるコース数を算出し、分割状態を評価する(S232)。その結果、算出されたコース数が許容範囲内であれば(S234のYes)、この処理は終了し、結果が表示される。許容内でなかった場合(S234のNo)、ステップ222に戻り、新たなエリア数が算出される。
【0126】
図32〜図34は、本実施の形態におけるパラメータの設定および初期設定を行うための画面を示す。図32は、分割方法の選択画面を示す。本実施の形態においては、第一の実施の形態について、図18を参照して説明した内容に加えて、分割方法の選択肢として「コース数設定」が含まれる。ここでは、分割方法として「コース数設定」が選択されている。
【0127】
図33は、分割のための基礎条件の設定画面を示す。本実施の形態においては、第一の実施の形態について、図19を参照して説明した内容に加えて、週稼働日数が項目として含まれる。ここでは、週稼働日数として「5」日が設定されている。
【0128】
図32に示した分割方法の選択画面において、「コース数設定」が選択された場合、図34に示すように、コース数の入力画面が表示される。ここで、ユーザは、各エリアのコース数を入力する。ここでは、コース数として「1」が入力されている。つづいて、ユーザは許容誤差範囲を入力する。ここでは、+10%、および−10%と設定されている。したがって、各エリアにおけるコース数が0.9〜1.1となるようにエリア分割が行われる。
【0129】
本実施の形態におけるエリア分割処理によれば、各エリアにおけるコース数の設定を行うだけで、分割対象の営業区域を複数のエリアに分割することができる。営業区域はエリアシュミレータ装置100により各エリアに含まれる複数の店舗の統計量が均等になるように自動的に分割されていくので、客観的なエリア分割を行うことができ、担当者に公平感を持たせることができる。また、各エリアにおいて、店舗間の距離が短くなるように順次店舗が取り込まれていくので、最終的に、エリア間の距離が短い店舗が各エリアに分類されることになる。したがって、一つの営業区域をブロック単位のエリアに分割することができるとともに、各エリア内における店舗間の移動距離等を低減することができるので、店舗の巡回作業の効率を高めることができる。
【0130】
(第四の実施の形態)
本実施の形態においても、エリア分割処理は、図3に示したエリアシュミレータ装置100により行われる。以下、図7をも参照して説明する。本実施の形態において、統計量算出部136が各エリアのコース数を算出する際に、店舗情報記憶部T3に記憶された店舗毎の実際の作業時間を考慮してコース数を算出する点で、第一〜第三の実施の形態と異なる。第一〜第三の実施の形態では、たとえば第一の実施の形態において図16のステップ164で説明したように、各エリアにおけるコース数の算出には、図19の基礎条件として入力された店舗毎作業時間の平均作業時間が用いられるとして説明した。しかし、実際の店舗での作業時間は店舗の種類等の特性や、その店舗を訪問する目的に応じて異なってくる。本実施の形態において、統計量算出部136は、店舗情報記憶部T3に記憶された店舗の種類や特性やその店舗を訪問する目的を参照して店舗毎に設定された作業時間を反映させて統計量を算出するので、より精度よく実際の作業量に見合うコース数を算出することができる。このように、店舗情報記憶部T3に店舗毎の特性を記憶させておき、その情報を利用することにより、より厳密にエリア分割を行うことができ、各エリアにおける担当者の労力を均等にすることができる。
【0131】
本実施の形態における統計量算出部136の処理を、図16を参照して説明する。統計量算出部136は、第一の実施の形態と同様、拠点からそのエリアに既に属する店舗および候補の店舗への平均移動時間M1を算出する(S160)。つづいて、統計量算出部136は、第一の実施の形態と同様、店舗間の平均移動時間M2を算出する(S162)。
【0132】
つづいて、統計量算出部136は、1日で作業可能な店舗数N1を算出する(S164)。統計量算出部136は、まず、店舗情報記憶部T3を参照して、そのエリア内で既に取得されている店舗および候補の店舗における作業時間の合計時間Toを算出する。この場合、1日の合計作業時間
Tz=2×M1+M2×(N1−1)+To
であるので、この式を変形して
N1={(Tz−2M1−To)/M2}+1
を算出する。
【0133】
一方、統計量算出部136は、第一の実施の形態と同様、1日あたりの処理が必要な店舗数N2を算出する(S166)。その後、統計量算出部136は、1日あたりの処理が必要な店舗数N2を1日で作業可能な店舗数N1で除すことにより、各エリアにおけるコース数=N2/N1を算出する(S168)。
【0134】
図36は、店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部の他の例を示す図である。ここで、店舗情報データは、店舗毎に、「店舗分類」および「駐車状況」等を含む。ここで、店舗種類は、その店舗における作業量に応じて定めることができる。たとえば、商品を配達すればいいだけの店舗は「A」、商品の配達および不要品の回収を行う必要のある店舗は「B」、商品の配達、不要品の回収、および売上金の回収等が必要な店舗を「C」と分類することができる。また、駐車状況は、配送車の駐車のしやすさに応じて定めることができる。たとえば、店舗のすぐ側に駐車できる場合「1」、店舗と駐車位置との距離がたとえば20m以内である場合「2」、店舗と駐車位置との距離が20mより離れている場合「3」と設定することができる。統計量算出部136は、各店舗の分類や駐車状況、また図示していないが配達量等に基づき、各店舗における作業時間を算出してもよい。この場合、統計量算出部136は、このようにして算出された作業時間を用いて上述した各エリアにおけるコース数を算出することができる。
【0135】
以上のようにすれば、統計量算出部136は、店舗毎に店舗情報記憶部T3を参照して実際の作業時間や店舗毎の状況の違いを反映させて統計量を算出することができるので、より厳密にコース数を算出することができ、各エリアにおける担当者の労力を均等にすることができる。また、1日で作業可能な店舗数N1を算出する際に、拠点から各エリアの店舗までの移動時間をも考慮しているので、各エリアを拠点からの距離がほぼ均等となるように分割することができる。さらに、コース数は、各エリアにおける店舗間の距離をも考慮して算出されるので、各エリアにおける移動距離が均等となるように営業区域を分割することができる。
【0136】
(第五の実施の形態)
図35は、第一〜第四の実施の形態で説明したエリアシュミレータ装置100を含むエリアシミュレータシステム146を示す図である。第一〜第四の実施の形態で説明したユーザからの処理は、ネットワーク148を介してユーザ端末150から行うことができる。本実施の形態において、ユーザ端末150は、ネットワーク148を介してエリアシュミレータ装置100と通信可能であればどのようなものであってもよい。たとえば、ユーザ端末150は、PC、PDA、携帯電話、その他任意のハードウエアとすることができる。
【0137】
このようにすれば、ユーザは、ユーザ端末150を持って、店舗が設置された営業区域内を実際に巡回しながらエリア分割処理に必要な指示をエリアシュミレータ装置100に送信することができる。これにより、実際の現場の状況を反映させて、たとえば組合せ指定受付部132に組合せ指定を入力したり、調整受付部140に付け替え処理を入力することができる。
【0138】
また、第一〜第四の実施の形態で説明したエリアシュミレータ装置100は、各実施の形態において説明した構成に加えて、拠点情報データや店舗情報データ等の各種データの登録を受け付けるデータ登録受付部を有してもよい。
【0139】
図38は、第一の実施の形態におけるエリアシュミレータ装置100がデータ登録受付部152を有する場合の構成を示すブロック図である。データ登録受付部152は、ユーザから各種データの登録を受け付け、それらのデータを拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3に記憶する。これにより、ユーザは、ユーザ端末150を持って店舗が設置された営業区域内を実際に巡回しながら各種データの登録を行うことができる。したがって、拠点情報記憶部T2および店舗情報記憶部T3に、より正確で的確な情報を記憶することができる。また、予め拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3に各種データを登録している場合であっても、現場の状況に変化があった場合に、迅速にデータの更新を行うことができる。拠点情報記憶部T2および店舗情報記憶部T3に記憶された各種データを、的確かつ迅速に整備することにより、対象の営業区域のエリア分割を適切に行うことができる。
【0140】
図39および図40は、店舗情報データの登録を行うための画面を示す。図39(a)は、データを登録する店舗の店舗コードを入力する画面を示す。図39(b)は、図39(a)において入力された店舗コードに対応する店舗情報データの入力画面を示す。ここでは、図39(a)において、店舗コードとして「b」が入力される。ユーザから店舗コードの指定があると、データ登録受付部152は、店舗情報記憶部T3を参照して対応する店舗の店舗情報データが既に記憶されているか否かを判断する。対応する店舗の店舗情報データが既に記憶されている場合、データ登録受付部152は、その店舗情報データを読み出す。データ登録受付部152が読み出した店舗情報データは図39(b)の画面に表示される。一方、対応する店舗の店舗情報データがまだ記憶されていない場合、または記憶されていない項目がある場合、図39(b)の画面は空欄状態で表示される。ここでは、店舗コード「b」の店舗の拠点コードは「1000」、名称は「ショッピングモール1(店舗A)」、位置は「X=X10」、「Y=Y10」、高さは「地上」という店舗情報データが表示されている。修正がある場合、ユーザはこれらの店舗情報データを修正することができる。また、作業時間は空欄となっているので、ユーザは作業時間を入力する。
【0141】
図39(b)の画面の入力が終了すると、図40(a)に示すように、データ登録受付部152は、店舗コード「b」の店舗をいずれかの店舗と組合せ指定を行うか否かを問い合わせる。ここで、ユーザが「いいえ」を選択すると、店舗コード「b」の店舗情報データの登録を終了する。一方、ユーザが「はい」を選択すると、データ登録受付部152は、ユーザに組合せ指定を行う店舗を指定させる。この際、データ登録受付部152は、組合せ指定を行う店舗の店舗コードを入力させてもよいが、たとえば図40(b)に示すように、店舗コード「b」の位置情報等に基づき、組合せ指定が行われる可能性の高い店舗のリストをユーザに提示することもできる。この場合、ユーザはリストに含まれる店舗の中から、店舗コード「b」の店舗と組み合わせる店舗を選択して指定することができる。
【0142】
本実施の形態において、ネットワーク148を介して、ユーザ端末150からエリアシュミレータ装置100に必要な情報の送受信を行うことができるので、実際に営業区域内を巡回しながらエリア分割に必要な情報をエリアシュミレータ装置100に送信することができる。そのため、たとえば各種データを的確かつ迅速に更新することができ、エリア分割の最適化の精度を高めることができる。
【0143】
(第六の実施の形態)
第一〜第五の実施の形態においては、各担当者が店舗への商品の補充・配達等の巡回作業を行う例を説明したが、本実施の形態においては、担当者がエリア内の店舗をターゲットとして新規顧客の開発を行う場合のエリア分割を例として説明する。新規顧客の開発を行う場合は、たとえば関係強化、情報収集、提案、対策実施、フォロー検証、維持等の所定のアプローチステップに沿って営業活動が行われる。このアプローチステップのどの段階にあるかによって、各店舗を訪問した際に費やす訪問時間が異なってくる。また、新規顧客の開発時には、新たなターゲットを加えたり、営業活動がうまくいかずターゲットから外したりする等の処理が頻繁に行われ、訪問先の変化が激しい。本実施の形態において、エリアシュミレータ装置100は、このような特徴を考慮してエリア分割を行う。
【0144】
図41は、本実施の形態におけるエリアシュミレータ装置100を示す図である。本実施の形態において、エリアシュミレータ装置100は、第一の実施の形態について図3に示したエリアシュミレータ装置100の構成要素に加えて、データ登録受付部152および分割状態判断部120をさらに有する。データ登録受付部152は、ユーザから各種データの登録を受け付け、それらのデータを拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3に記憶する。分割状態判断部120は、所定の条件下で、各エリアにおける統計量を統計量算出部136(図7参照)に再計算させ、再計算された統計量に基づき、分割状態が適正か否かを判断する。分割状態判断部120は、たとえば拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3のデータが更新された際に分割状態の適否を判断する。また、分割状態判断部120は、ユーザからの指示に基づき分割状態の適否を判断することもできる。さらに、分割状態判断部120は、定期的に分割状態の適否を判断することもできる。分割状態判断部120は、再計算をした結果、分割状態が適正でないと判断した場合、ユーザに再分割処理が必要な旨を通知する。ここで、分割状態が適正であるか否かは、たとえば各エリア間の統計量の差が所定範囲内であるか否か、各エリアの統計量の絶対値と所定の基準値との差が所定範囲内であるか否か、前回の分割処理時の各エリアの統計量との差が所定範囲内であるか否か等により判断することができる。
【0145】
図42は、本実施の形態における店舗情報記憶部T3のデータ構造の一部を示す図である。店舗情報記憶部T3は、店舗コード欄、名称欄、位置欄、高さ欄、個別係数欄、アプローチステップの計画欄、現状欄、変更禁止欄を有する。アプローチステップには関係強化、情報収集、提案、対策実施、フォロー検証、および維持が含まれる。各担当者は、新規顧客の開発を行う場合、このアプローチステップに沿って営業活動を行う。ここで、店舗情報記憶部T3は、アプローチステップの計画およびその達成状態を記憶する。たとえば、店舗コードが「a」の店舗については、フォロー検証まで達成されており、現状は「維持」の段階である。また、店舗コード「b」の店舗は、新規に店舗情報記憶部T3に加えられた店舗で、現状は「関係強化」の段階である。また、店舗コード「d」の店舗は、関係強化、情報収集、提案、対策実施、フォロー検証まで計画が立てられていたが、「情報収集」まで達成した後、交渉が進まなかった等の理由により、現状は「中止」となっている。
【0146】
ここで、個別係数とは、各店舗への訪問に要する時間に積算する係数を個別に表したものである。新規顧客を開発する際には、店舗主との対人交渉が必要であるが、このような交渉に費やす時間は、店舗主によって異なる。たとえば、店舗コードが「e」の店舗の個別係数は「1」で、店舗コードが「a」の店舗の個別係数は「2」である。これは、店舗コードが「a」の店舗は、店舗コードが「e」の店舗に比べて同じ目的の訪問でも2倍の時間がかかるということである。
【0147】
また、変更禁止欄には、担当者の変更を禁止する場合に印を入れることができる。たとえば、アプローチステップが関係強化→情報収集→提案等の契約や対策の実施前の段階においては、担当者と店舗主との個人的な関係を強くする必要がある。この段階で担当者が変わってしまうと、せっかく店舗主との関係が良好になって契約が成立しそうになっていても、無駄になってしまうことがある。そのため、この段階では担当者の変更を禁止するようにすることができる。エリアシュミレータ装置100は、変更禁止欄に印が入れられている店舗については、エリアの再分割処理を行う際に、他のエリアに移行しないように処理する。
【0148】
図43は、本実施の形態におけるパラメータ記憶部T4のデータ構造の一部を示す図である。本実施の形態において、パラメータ記憶部T4は、アプローチステップの各段階における交渉時間等の標準時間を記憶する。たとえば、「関係強化」の段階で要する交渉時間の標準時間は20分である。図42に戻り、たとえば店舗コード「a」の店舗では、個別係数が「2」なので、標準時間に個別係数を積算して、店舗コード「a」の店舗に対する「関係強化」の段階での交渉時間は40分として計算される。
【0149】
図44は、分割状態判断部120が各エリアの分割状態の適否を判断する処理の手順を示すフローチャートである。分割状態判断部120は、拠点情報記憶部T2または店舗情報記憶部T3が更新されたとき、ユーザからの指示があったとき、または所定の期間毎に定期的に、統計量算出部136(図7参照)に各エリアにおける統計量の再計算を指示する(S300)。統計量算出部136は、エリア分割情報記憶部T6、拠点情報記憶部T2および店舗情報記憶部T3を参照して、その時点での各エリアの統計量を再計算する(S302)。分割状態判断部120は、各エリアにおける統計量の差が許容範囲内か否かを判断する(S304)。統計量の差が許容範囲内でない場合(S304のNo)、分割状態判断部120は、ユーザにエリアの再分割を行うか否かを問い合わせる(S306)。ユーザから再分割の指示があった場合(S306のYes)、分割状態判断部120は、分割処理部115に再分割を行わせる(S308)。この際、初期設定部114は、図42に示した店舗情報記憶部T3において、変更禁止欄に印が付されている店舗を、その店舗が属するエリアにおけるシードとして設定する。分割処理部115は、一つのエリア内に変更禁止欄に印が付された店舗が複数含まれる場合は、これらの店舗の重心位置をシードとしてエリアの再分割処理を行う。再分割処理が終了すると、分割状態判断部120はその旨をユーザに通知する(S310)。ステップ304において統計量の差が許容範囲内のとき、ステップ306において再分割の指示がなかった場合もそれぞれ対応する内容の通知が行われる(S310)。
【0150】
本実施の形態において、統計量算出部136は、担当者が店舗を訪問する目的に応じて統計量を算出するので、訪問目的によって各店舗における滞在時間が異なるという実状を反映させてより厳密にコース数を算出することができ、各エリアにおける担当者の労力を均等にすることができる。また、既にエリア分割を行っている場合に、前回のエリア分割の状態を反映させることができるので、対象の地域に含まれる店舗の増減や変動が激しい場合でも、容易に再分割処理を行うことができる。また、エリアの再分割を行う際に、前回のエリア分割の状態を反映させることができるので、一連の営業活動の途中であっても、容易に再分割処理を行うことができる。
【0151】
次に、本実施の形態において、店舗選出部156が分割対象の店舗を選出する処理を説明する。本実施の形態において、店舗情報記憶部T3は、図42に示した情報に加えて、店舗毎に訪問回数、訪問拒否の有無、一回当たりの訪問時の滞在時間等これまでの訪問履歴や、駐車場の有無や大きさなど周囲の環境等の情報を含むことができる。このようにすれば、ある営業戦略のもとで新規顧客の開発を行う場合に、好ましい店舗を選出してそれらの店舗を対象として営業活動を行うことができる。たとえば、ユーザは、訪問回数3回以下の店舗は新規顧客として開拓できる可能性が高いとして、分割対象の店舗を選出するための条件として条件入力受付部154に「訪問回数3回以下の店舗」という条件を入力することができる。この場合、店舗選出部156は、店舗情報記憶部T3を参照して、訪問回数が3回以下の店舗を選出する。また、たとえば、大量の商品を販売することが可能な店舗を新規顧客として開拓したい場合、一度に大量の商品を搬入可能な店舗を新規顧客の対象として選出することができる。この場合、ユーザは、たとえば、分割対象の店舗を選出するための条件として条件入力受付部154に「特定面積以上の駐車場を併設する店舗」という条件を入力することができる。店舗選出部156は、店舗情報記憶部T3を参照して、特定面積以上の駐車場を併設する店舗を選出する。分割処理部115は、このようにして店舗選出部156により選出された店舗を対象として分割処理を行う。
【0152】
以上の実施の形態においては、代表ポイントとして、エリア分割時のシードとなる店舗を選択する形態を説明したが、代表ポイントとして、以下のような施設を選択することもできる。
【0153】
(第七の実施の形態)
本実施の形態において、無線通信網の基地局の候補地点を複数含む営業区域から基地局の配置地点を選択する例を説明する。
【0154】
図45は、本発明の第七の実施の形態における基地局の配置地点を選択する手順を示すフローチャートである。まず、基地局の配置地点選択に必要な各種データの登録が行われる(S1)。ここでは、たとえばその営業区域の地図情報データ、基地局の候補地点情報データ、エリア情報データ等が登録される。つづいて、初期設定として、営業区域内に設定する基地局の配置地点数が設定される(S2)。その後、ステップ2で設定された配置地点数の基地局の配置地点が選択される(S3)。
【0155】
図46は、本実施の形態における配置地点選択装置の構成を示すブロック図である。配置地点選択装置10は、表示処理部12と、初期設定部14と、配置地点選択部16と、地図情報記憶部20と、候補地点情報記憶部22と、エリア情報記憶部24と、初期設定記憶部25と、ロジック記憶部26と、配置地点情報記憶部28とを有する。
【0156】
地図情報記憶部20は、基地局を設置する営業区域の地図情報データを記憶する。候補地点情報記憶部22は、候補地点情報データを記憶する。候補地点情報データは、候補地点の識別コード、候補地点の名称、候補地点の平面位置(緯度および経度、またはX座標およびY座標)、候補地点の高さ等を含む。エリア情報記憶部24は、電波状態や人口分布等の営業区域内における地域特性をパラメータ化して記憶する。
【0157】
表示処理部12は、各種データを画面(不図示)上に表示する処理を行う。初期設定部14は、基地局の配置地点を選択するために必要な初期設定を行う。初期設定部14は、ユーザから、対象の営業区域に設置する基地局の配置地点数を受け付ける。初期設定記憶部25は、初期設定情報を記憶する。
配置地点選択部16は、営業区域内の複数の候補地点の中から、初期設定部14で設定された配置地点数の基地局の配置地点を選択する。配置地点選択部16は、複数の候補地点の中から仮の配置地点を選択する機能、置換対象となる地点を選択する機能、各ポイント間の距離を比較する機能を有する。ロジック記憶部26は、配置地点選択部16が配置地点を選択するのに必要なロジックを記憶する。配置地点情報記憶部28は、配置地点選択部16により選択された配置地点情報を記憶する。
【0158】
図47は、本実施の形態において、配置地点選択部16が基地局の配置地点を選択する手順を示すフローチャートである。配置地点選択部16は、営業区域内の複数の候補地点の中から、初期設定部14が受け付けた基地局の配置地点数の任意の候補地点を初期ポイントとして選択する(S12)。配置地点選択部16は、候補地点情報記憶部22を参照して、リスト順に初期ポイントを選択していくことができる。配置地点選択部16は、選択された初期ポイント間の最短距離I1を検出する(S14)。次に、配置地点選択部16は、候補地点情報記憶部22のリストの次の候補地点を検査ポイントとして選択する(S16)。配置地点選択部16は、初期ポイントの中で、検査ポイントから最近隣のポイントと検査ポイントとの最短距離I2を算出する(S18)。つづいて、配置地点選択部16は、第一検査を行う(S20)。第一検査において、配置地点選択部16は、ステップ14で検出した初期ポイント間の最短距離I1と、ステップ18で算出した検査ポイントとの最短距離I2とを比較する(S22)。検査ポイントとの最短距離I2が最短距離I1よりも大きい場合(S22のYes)、配置地点選択部16は、検査ポイントを初期ポイントのいずれかと置換して新たな選択ポイントとする(S24)。ここで置換対象となるのは、初期ポイント間の最短距離I1を与えるポイントのうち、検査ポイントからの距離が短い方のポイントである。
【0159】
ステップ22において、最短距離I2が最短距離I1以下の場合(S22のNo)、配置地点選択部16は、検査ポイントから最近隣の初期ポイント以外の初期ポイントへの最短距離I3を算出する(S26)。また、配置地点選択部16は、最近隣の初期ポイントから他の初期ポイントへの最短距離I4を算出する(S28)。つづいて、配置地点選択部16は、第二検査を行う(S30)。第二検査において、配置地点選択部16は、ステップ28で算出された最近隣の初期ポイントと他の初期ポイントとの最短距離I4とステップ26で算出された最短距離I3とを比較する(S32)。最短距離I3が大きい場合(S32のYes)、ステップ24に進み、配置地点選択部16は、検査ポイントを最近隣の初期ポイントと置換して新たな選択ポイントとする(S24)。
【0160】
ステップ32において、最短距離I3が最近隣の初期ポイントと他の初期ポイントとの最短距離I4以下だった場合(S32のNo)、初期ポイントの置換は行われない。
【0161】
以上の処理は、すべてのポイントについて順に所定回数、たとえばここでは100回行われる。ステップ34において、nが100以下の場合(S34のNo)、ステップ14に戻り、この段階での選択ポイント間の最短距離I1が算出される。配置地点選択部16は、候補地点情報記憶部22のリストの次の候補地点を検査ポイントとして選択し(S16)、以下同様の処理を繰り返す。一方、ステップ34において、n>100の場合(S34のYes)、ポイントの選択処理は終了する。配置地点選択部16は、この段階での選択ポイントを配置地点として選択する。
【0162】
図48は、図47を参照して説明した配置地点の選択処理を具体的に説明する図である。ここでは、基地局の配置地点数を「3」とする。まず、図48(a)に示すように、初期ポイントとして候補地点a、候補地点b、および候補地点cが選択される。配置地点選択部16は、これらのポイント間の最短距離を検出する。ここでは、候補地点aおよび候補地点b間が最短距離L1となる。次に、候補地点情報記憶部22におけるリストの次のポイントである候補地点dが検査ポイントとして選択される。配置地点選択部16は、候補地点dから最近隣の候補地点を検出し、候補地点dと最近隣の候補地点との間の最短距離を算出する。ここでは、候補地点dおよび候補地点c間が最短距離L2となる。配置地点選択部16は、最短距離L1と最短距離L2とを比較する。ここで、最短距離L2>最短距離L1となるので、配置地点選択部16は、候補地点dを初期ポイントと置換し、新たな選択ポイントとする。ここで、候補地点dとの置換対象となるのは、最短距離L1を構成する候補地点aまたは候補地点bのいずれかである。初期設定部14は、候補地点dと置換する置換対象の候補地点を決定するために、図48(b)に示すように、候補地点dと置換対象の候補地点aおよび候補地点bとの距離L3およびL4をそれぞれ算出する。ここで、L4>L3となるので、候補地点aが候補地点dの置換対象となる。以上の処理により、図48(c)に示すように、候補地点b、候補地点c、および候補地点dが新たな選択ポイントとなる。同様の処理を繰り返し、所定回数の処理が終了した時点における選択ポイントが配置地点として選択される。
【0163】
図49は、配置地点の選択処理の他の例を説明する図である。ここでも、配置地点数を「3」とする。まず、図49(a)に示すように、初期ポイントとして候補地点a、候補地点b、および候補地点cが選択される。配置地点選択部16は、これらのポイント間の最短距離を検出する。ここでは、候補地点aおよび候補地点b間が最短距離L1となる。次に、候補地点情報記憶部22におけるリストの次のポイントである候補地点eが検査ポイントとして選択される。配置地点選択部16は、候補地点eから最近隣の候補地点を検出し、候補地点eと最近隣の候補地点との間の最短距離を算出する。ここでは、候補地点eおよび候補地点b間が最短距離L2となる。配置地点選択部16は、最短距離L1と最短距離L2とを比較する。ここで、最短距離L2<最短距離L1となるので、配置地点選択部16は、図49(b)に示すように、第二検査を行う。配置地点選択部16は、検査ポイントである候補地点eと候補地点bの次に候補地点eに近い候補地点aとの間の最短距離L3を算出する。また、最近隣の候補地点bとこの候補地点bに最も近い候補地点aとの間の最短距離L1を算出する。配置地点選択部16は、最短距離L3と最短距離L1とを比較する。ここでは、最短距離L3>最短距離L1となるので、候補地点eを候補地点bと置換する。以上の処理により、図49(c)に示すように、候補地点a、候補地点c、および候補地点eが新たな選択ポイントとなる。同様の処理を繰り返し、所定回数の処理が終了した時点における選択ポイントが配置地点として選択される。
【0164】
以上の処理において、第一検査では、検査ポイントと既存の選択ポイント間の最短距離が選択ポイント間の最短距離よりも長い場合に選択ポイントの置換が行われるので、ポイント間の距離が短いポイントの組み合わせは排除されていく。また、置換対象の選択ポイントのうち、検査ポイントとの距離が短い方のポイントが置換されるので、新たに選択されたポイント間の距離をより一層長くすることができる。また、第一検査の条件を満たしていなくても、第二検査では、検査ポイントと既存の選択ポイントのいずれかとを置換した場合に、他の選択ポイントとの距離がより長くなる場合に選択ポイントの置換が行われる。したがって、ポイント間の距離がより長くなるようにポイントが置換されていく。また、このような処理を所定回数繰り返すため、ポイント間の距離が短いポイントの組み合わせが排除され、ポイント間の距離の平均値がより大きく、また距離の差がより小さくなるポイントが選択されることになる。本実施の形態における配置地点の選択方法によれば、この段階で選択されているポイントに対応する候補地点が基地局の配置地点として選択される。したがって、複数の候補地点の中から、候補地点間の距離の平均値が大きくまたそれぞれの距離の差が小さくなるような配置地点を選択することができる。
【0165】
以上の処理により、複数の候補地点の中から、効率よく営業区域全体に電波を発信することができる基地局の配置地点を選択することができる。
【0166】
次に、営業区域内において、地域特性が異なる場合の処理を説明する。ここでは、地域によって電波状態が異なる場合を例として説明する。
【0167】
図50は、営業区域内における地域特性に違いがある場合に、基地局の配置地点を選択する手順を示すフローチャートである。配置地点の選択に先立ち、配置地点選択部16は、エリア情報記憶部24からエリア情報を、候補地点情報記憶部22から候補地点情報を読み出す(S40)。配置地点選択部16は、エリア情報に基づき、エリア情報を候補地点情報に反映させて各候補地点への重み付け処理を行う(S42)。配置地点選択部16は、重み付けの結果を候補地点情報記憶部22に記憶させる。その後、配置地点選択部16は、図47を参照して説明したのと同様の手法で、複数の候補地点の中から基地局の配置地点を選択する(S44)。このとき、配置地点選択部16は、各候補地点への重み付け処理の結果を考慮してポイントを選択していく。
【0168】
図51は、図50に示した手順を具体的に説明する図である。
この営業区域は、電波状態が良好な地域1、電波状態が中程度の地域2、電波状態が悪い地域3を含むものとする。たとえば、電波状態が悪い地域では、各基地局から電波が届く範囲が狭くなるので、電波状態が良好な地域に比べて基地局の設置間隔を狭くする必要がある。また、無線通信の利用者が多い地域では、利用者が少ない地域に比べて基地局を多く設置する必要がある。ここで、例として、地域1における基地局の電波範囲が300m、地域2における基地局の電波範囲が200m、地域3における基地局の電波範囲が100mであるとする。これらの電波範囲に関する情報は、エリア情報記憶部24にパラメータとして記憶されている。この場合、地域3を基準とすると、地域2においては地域3の2倍の間隔で基地局を設置すればよく、地域1においては地域3の3倍の間隔で基地局を設置すればよい。
【0169】
上述したように、本実施の形態における配置地点の選択方法によれば、複数の候補地点の中から、互いの距離の平均値が大きくなるように複数の配置地点が選択される。したがって、互いの距離が短い候補地点がともに配置地点として選択される可能性は低く、互いの距離が長くなるほど、配置地点としてともに選択される可能性は高くなる。配置地点選択部16は、電波状態の悪い地域でより多くの配置地点が選択されるように各候補地点に重み付け処理を行う。ここで、配置地点選択部16は、候補地点情報記憶部22およびエリア情報記憶部24を参照して、地域1に含まれる候補地点には重み付け係数「1」を、地域2に含まれる候補地点には重み付け係数「2」を、地域3に含まれる候補地点には重み付け係数「3」を対応付ける。
【0170】
配置地点選択部16は、図47に示した配置地点の選択処理において、候補地点間の実距離にそれぞれの候補地点に対応付けられた重み付け係数を考慮した値を乗算して仮想距離を算出し、候補地点間の仮想距離の長さに応じて配置地点の選択を行っていく。
【0171】
ここでも、基地局の配置地点数を「3」とする。まず、図51(a)に示すように、初期ポイントとして候補地点a、候補地点b、および候補地点cが選択される。ここで、候補地点aと候補地点cとの間の実距離はL1である。候補地点aは地域3、候補地点cは地域1にそれぞれ含まれるので、候補地点aと候補地点cとの間の仮想距離L'1=(1+3)/2×L1=2L1となる。同様に、候補地点aと候補地点bとの間の実距離はL3である。候補地点aは地域3、候補地点bは地域1にそれぞれ含まれるので、候補地点aと候補地点bとの間の仮想距離L'3=(1+3)/2×L3=2L3となる。候補地点bと候補地点cとの間の実距離はL2である。候補地点bと候補地点cはともに地域1に含まれるので、候補地点bと候補地点cとの間の仮想距離L'2=L2となる。配置地点選択部16は、仮想距離L'1、L'2、およびL'3を比較し、最短距離を検出する。ここでは、候補地点bと候補地点cとの間の仮想距離L'2が最短距離となる。
【0172】
次に、検査ポイントとして候補地点dが選択される。図51(b)に示すように、配置地点選択部16は、候補地点dから最近隣の候補地点を検出し、候補地点dと最近隣の候補地点との間の最短距離を算出する。ここで、候補地点dと候補地点aとの間の実距離はL4である。候補地点dおよび候補地点aはともに地域3に含まれるので、候補地点dと候補地点aとの間の仮想距離L'4=(3+3)/2×L4=3L4となる。候補地点dと候補地点cとの間の実距離はL5である。候補地点dは地域3に、候補地点cは地域1に含まれるので、候補地点dと候補地点cとの間の仮想距離距離L'5=(1+3)/2×L5=2L5となる。同様に、候補地点dと候補地点bとの間の距離はL6である。候補地点dは地域3に、候補地点bは地域1に含まれるので、候補地点dと候補地点bとの間の仮想距離L'6=(1+3)/2×L6=2L6となる。配置地点選択部16は、仮想距離L'4、L'5、およびL'6を比較し、最短距離を検出する。ここでは、候補地点dと候補地点aとの間の仮想距離L'4が最短距離となる。
【0173】
配置地点選択部16は、最短距離L'2と最短距離L'4とを比較する。ここで、最短距離L'4>最短距離L'2となるので、配置地点選択部16は、候補地点dを初期ポイントのいずれかと置換し、新たな選択ポイントとする。ここで、候補地点dの置換対象となるのは、最短距離L'2を構成する候補地点bまたは候補地点cのいずれかである。初期設定部14は、候補地点dと置換する置換対象の候補地点を決定するために、候補地点dと置換対象の候補地点bとの間の仮想距離L'5と、候補地点dと置換対象の候補地点cとの間の仮想距離L'6を比較する。ここで、L'5>L'6となるため、候補地点bが置換対象となる。以上の処理により、図51(c)に示すように、候補地点a、候補地点c、および候補地点dが選択ポイントとなる。
【0174】
本実施の形態における配置地点選択方法によれば、複数の候補地点の中から、候補地点間の距離の平均値が大きくまたそれぞれの距離の差が小さくなるような配置地点が選択される。したがって、以上のように地域の電波状態に応じて重み付けを加えた仮想距離に基づき配置地点を選択すると、電波状態の悪い地域では、電波状態の良好な地域に比べて狭い間隔で配置地点を選択することができる。これにより、営業区域全体では、各地域の電波状態を反映させた適切な配置地点が選択される。
【0175】
図52は、営業区域内における地域特性に違いがある場合に、基地局の配置地点を選択する手順の他の例を示すフローチャートである。ここでは、各候補地点に対応付けられた重み付け係数を考慮して変形地図を作成し、変形地図を用いて配置地点の選択を行う。まず、配置地点の選択に先立ち、配置地点選択部16は、エリア情報記憶部24からエリア情報を、候補地点情報記憶部22から候補地点情報をそれぞれ読み出す(S50)。配置地点選択部16は、エリア情報および候補地点情報を参照して、各候補地点に対応付けられた重み付け係数を考慮して、それぞれの候補地点の位置を変形させた変形地図を作成する(S52)。配置地点選択部16は、変形地図上の候補地点の位置情報等を候補地点情報記憶部22に記憶させる。その後、配置地点選択部16は、図47を参照して説明したのと同様の手法で、複数の候補地点の中から基地局の配置地点を選択する(S54)。このとき、配置地点選択部16は、変形地図上の位置情報を用いてポイントを選択していく。
【0176】
図53は、図52のステップ52で説明した変形地図の作成方法を具体的に説明する図である。
この営業区域は、図51に示したのと同様、電波状態が良好な地域1、電波状態が中程度の地域2、電波状態が悪い地域3を含むものとする。ここで、たとえば地域1における基地局の電波範囲が300m、地域2における基地局の電波範囲が200m、地域3における基地局の電波範囲が100mであるとする。これらの電波範囲に関する情報は、エリア情報記憶部24にパラメータとして記憶されている。
【0177】
この方法では、まず基準点Gを設定する。以下、図53(a)を参照して、基準点Gの設定方法の一例を説明する。まず、営業区域内の候補地点をxy座標で表したときに、xの値が最小になる候補地点およびxの値が最大になる候補地点をそれぞれ通るようにy軸に平行な直線m1およびm2をひく。同様に、yの値が最小になる候補地点およびyの値が最大になる候補地点をそれぞれ通るようにx軸に平行な直線n1およびn2をひく。つづいて、直線m1および直線n2の交点と直線m2および直線n1の交点を通る直線g1をひく。また、直線m2および直線n2の交点と直線m1および直線n1の交点を通る直線g2をひく。次いで、直線g1と直線g2との交点を基準点Gとする。
【0178】
次に、配置地点選択部16は、基準点Gを中心として、各候補地点の位置座標にそれぞれに対応付けられた重み付け係数を乗算して候補地点の位置座標を変換する。ここで、配置地点選択部16は、候補地点情報記憶部22およびエリア情報記憶部24を参照して、地域1に含まれる候補地点には重み付け係数「1」を、地域2に含まれる候補地点には重み付け係数「2」を、地域3に含まれる候補地点には重み付け係数「3」を対応付ける。たとえば、図53(b)に示すように、候補地点aは地域3に含まれるので、重み付け係数「3」が対応付けられる。配置地点選択部16は、候補地点aを、基準点Gと候補地点aとを結ぶ直線上を基準点Gから遠ざかる方向に移動させ、基準点Gとの距離が候補地点aとの実距離L1の3倍となる位置a'を候補地点aの変換位置座標とする。同様に、候補地点bは地域2に含まれるので、重み付け係数「2」が対応付けられる。配置地点選択部16は、候補地点bを、基準点Gと候補地点bとを結ぶ直線上を基準点Gから遠ざかる方向に移動させ、基準点Gとの距離が候補地点bとの実距離L2の2倍となる位置b'を候補地点bの変換位置座標とする。
【0179】
図54は、配置地点選択部16により作成された変形地図を模式的に示す図である。図54(a)に示すように、各候補地点は、基準点Gと各候補地点をそれぞれ結ぶ放射線上で、基準点Gとの距離に重み付け係数を乗じた距離となる点に移動される。たとえば地域3に含まれる候補地点はそれぞれ基準点Gとの距離が実距離の3倍となるように変換され、地域2に含まれる候補地点はそれぞれ基準点Gとの距離が実距離の2倍となるように変換される。ここで、地域1に含まれる候補地点への重み付けは「1」であるので、地域1に含まれる候補地点の位置には変化がない。
【0180】
図54(b)は、以上の処理により作成された変形地図を示す。配置地点選択部16は、この変形地図を用いて図47に示したのと同様の処理を行い、配置地点を選択する。ここで配置地点として選択された候補地点の位置情報は、変換前の位置情報に対応づけられる。表示処理部12は、選択された配置地点の変換前の位置情報に基づき、配置地点のマークを地図情報とともに画面上(不図示)に表示する。
【0181】
図55は、図52から図54を参照して説明した変形処理を行う前のもとの図と変形処理を行った後の変形地図とを模式的に示す図である。図55(a)がもとの図を示し、図55(b)が変形地図を示す。たとえば、図55(a)において、地域1にはポイントP1、地域2にはポイントP2、地域3にはポイントP3が含まれる。これらのポイントは、図55(b)において、ポイントP1'、ポイントP2'、ポイントP3'に変換される。もとの図の地域1に含まれるポイントP1には、重み付け係数1が乗算されるので、ポイントP1と変形地図に含まれるポイントP1'の位置には変化がない。もとの図の地域2に含まれるポイントP2には、重み付け係数2が乗算されるので、変形地図におけるポイントP2は、もとの図のポイントP2に比べて、G−P2間の2倍の距離だけ基準点Gから遠ざかる方向に移動する。もとの図の地域3に含まれるポイントP3には、重み付け係数3が乗算されるので、変形地図におけるポイントP3は、もとの図のポイントP3に比べて、G−P3間の3倍の距離だけ基準点Gから遠ざかる方向に移動する。それぞれの地域に含まれるポイントについて同様に変形された結果、図55(b)に示すように、地域1ではポイント間の距離に変化がないが、地域2および地域3ではポイント間の距離がもとの図に比べて広くなる。
本実施の形態における配置地点選択方法によれば、複数の候補地点の中から、互いの距離が長くなるように配置地点が選択される。したがって、以上のように各候補地点の位置座標に地域の電波状態に応じた重み付け処理を行って作成した変形地図に基づき配置地点を選択すると、電波状態の悪い地域からより多くの配置地点を選択することができる。このようにして選択した配置地点をもとの地図に反映させると、電波状態の悪い地域では、電波状態の良好な地域に比べて狭い間隔で配置地点が選択されていることになる。これにより、営業区域全体では、各地域の電波状態を反映させた適切な配置地点が選択される。また、ここでは、所定の基準点を設定し、その基準点から各ポイントまでの距離に対して重み付け係数を乗算することにより、近似的に変形地図を作成することができる。このような処理により、より少ないデータ量で重み付け処理を行うことができ、迅速に代表ポイントを選択することができる。なお、ここで説明した基準点の設定方法は一例であって、種々の方法で設定することができる。
【0182】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、そのような変形例を説明する。
【0183】
第一の実施の形態において、図13〜図15を参照して説明したエリア分割処理は、種々の手順を用いて行うことができる。たとえば、図13のステップ104の候補選択処理において、各エリアで取得済みの店舗の位置の重心から最短の位置にある店舗が候補として検出されている(図14、S130およびS132)が、各エリアでシードとして設定された店舗の位置から最短の位置にある店舗を候補として検出するようにしてもよい。この場合も、検出された店舗を候補として決定するか否かの判断は、図14と同様の処理で行うことができる。
【0184】
また、MST(minimum spanning tree)と同様の原理を用いて、各エリアで取得済みの店舗のいずれかから最短の位置にある店舗を候補として検出するようにしてもよい。この場合も、検出された店舗を候補として決定するか否かの判断は、図14と同様の処理で行うことができる。
【0185】
さらに、第三の実施の形態において、コース数の入力を行うと、自動的にシードが設定されるとして説明したが、初期設定部114は、ユーザからコース数の入力を受け付けると、ロジック記憶部T7を参照して図31に示した処理によりエリア数を算出し、必要なエリア数をユーザに提示するようにすることもできる。この場合、ユーザは、シードの設定を手動で行うか自動で行うかを選択することができ、必要に応じてウェイトの設定等の微調整を行うことができる。
【0186】
また、以上の第一〜第六の実施の形態において、対象の営業地域内の拠点と店舗間の移動時間を考慮して統計量の算出を行ったが、たとえば作業員が自宅から出発して各店舗間を巡回する場合のように、拠点以外の地点からいずれかの店舗までの移動時間を考慮して統計量の算出を行うこともできる。
【0187】
また、以上の第一〜第六の実施の形態において、統計量として各エリアの合計コース数を例示して説明したが、各エリアにおいて、たとえば、各エリアに含まれる店舗の数、店舗あたりの平均作業時間、店舗あたりの平均月訪問回数、店舗あたりの拠点からの距離平均、店舗間距離平均、コースあたりの店舗数、総売上、店舗あたりの売上平均等、コース数以外の統計量が均等となるようにエリア分割を行うこともできる。たとえば、統計量として店舗あたりの売上平均を用いた場合、各エリアにおける売上を均等にすることができる。このような処理を第二の実施の形態および第三の実施の形態において説明したように、実際に必要なシード数より多くのシード候補を設定してグループ分割を行う処理と組み合わせることもできる。この場合、各エリアに含まれる店舗の数が均等になるようなシードを適切に設定することができるので、最終的に各エリアにおけるコース数もある程度均等にしつつ、各エリアにおける売上をも均等にすることもできる。これにより、作業員の公平感をより高めることもできる。
【0188】
第一の実施の形態および第六の実施の形態において、条件入力受付部154および店舗選出部156の機能について説明したが、それに加えて、エリア分割処理の対象となる店舗の選出は、店舗の業態、営業活動の手法、物流等種々の側面に配慮して適宜行うことができる。たとえば、ある特定のコンビニエンスストアやフランチャイズチェーンを対象として巡回作業が行われる場合、条件入力受付部154は、コンビニエンスストアやフランチャイズチェーンの特定を受け付け、店舗選出部156は、特定されたコンビニエンスストアやフランチャイズチェーンに属する店舗を選出することができる。店舗選出部156は、店舗が取り扱う商品に応じてエリア分割処理の対象となる店舗を選出することもできる。たとえば酒・タバコ・薬等、販売するのに許可が必要な商品の販売促進戦略を行う場合、条件入力受付部154は、商品の特定を受け付け、店舗選出部156は特定された商品を取り扱っている店舗を選出することができる。これにより、目的に応じて適切なエリア分割処理を行うことができる。
【0189】
また、本発明のエリア分割方法は、コンビニエンスストア等のチェーン店等各種店舗、訪問販売や聞き取り調査をする際の対象者、新聞や牛乳等の各種配達サービスの対象者、チラシの配布を行う際の対象設備等、種々のものに応用することができる。また、以上の実施の形態では、営業区域を複数のエリアに分割する例を説明したが、複数の営業区域を設定する際に、同様の手法を用いることもできる。この場合は、以上の実施の形態においてシードを設定したのと同様の手法で、各営業区域における拠点を設定することもできる。
【0190】
第七の実施の形態で説明した配置地点の選択方法は、ある地域に既に複数の設備が配置されている場合に、既存の設備からいくつかの設備を残して設備削減を行う場合に、残すべき設備を選択するのに用いることもできる。また、この配置地点の選択方法は、定点に固定して設置された設備に限られず、移動設備の配置地点を選択するのに用いることもできる。
【0191】
また、第七の実施の形態において、図50〜図54を参照して地域特性に違いがある場合の処理を説明したが、複数の候補地点それぞれの特性が異なる場合にも、同様の重み付け処理を行うことができる。たとえば、電波が届く範囲が異なるアンテナを用いた場合にも同様の重み付け処理を行うことができる。また、たとえば商圏の異なる店舗の配置位置を選択する場合にも、同様の重み付けをすることができる。
【0192】
また、本発明は以外の形態も含む。
従来の所望の地点を選択する方法では、複数の設置パターンを用意する必要があり、用意されたすべての設置パターンについて品質評価値およびコスト評価値を算出する必要があった。
【0193】
ここで、無線通信網の基地局にはそれぞれ電波の届く範囲があり、この範囲により各基地局が受け持つエリアが定められる。したがって、あるサービスエリアに経済的に基地局を設置するためには、各基地局が受け持つエリアがなるべく重ならないように基地局の設置位置を適切に選択することが重要である。こうした問題は、上述したように、地域全体にサービスが行き渡るように、地域内に複数のサービスポイントを設定する際にも考慮する必要がある。
【0194】
また、たとえばある地域にコンビニエンスストア等のチェーン店を展開させる際に、店舗どうしが競合しないように、各店舗の商圏が重ならないような適切な配置を考慮する必要がある。
【0195】
一方、複数の店舗を含む営業地域を、複数の作業員の担当エリアに分割するような場合に、巡回作業を効率よく行い、作業員の数を増やすことなく店舗の数を増やすことは重要な問題である。巡回作業を効率よく行うためには、各担当エリアにおける店舗間の移動距離が少なくなるように担当エリアを分割するのが好ましい。そのための一例として、複数の店舗を、互いの距離が短い店舗の組み合わせが同一のエリアに含まれるように複数のエリアに分類するという手法が挙げられる。しかし、このような処理を無秩序に行ったのでは、営業地域をきれいにエリア分割することはできず、全体としてはかえって効率が悪くなってしまうこともある。そのため、複数の店舗の中から、各エリアの起点となる店舗を適切に選択することが重要である。
【0196】
また、本発明は以下の点も目的とする。
本発明の別の目的は、対象地域内に配置された複数の候補地点から、複数の代表地点を適切な配置で選択する技術を提供することである。本発明の別の目的は、対象地域でサービスを提供する場合に、その地域全体にサービスが行き渡るように、地域内に複数のサービスポイントを効率よく配置する技術を提供することである。本発明の別の目的は、対象地域内に複数のサービスポイントを配置する場合に、他のサービスポイントの位置との関係で、各サービスポイントにおける効果が高くなるような配置を選択する技術を提供することである。本発明のまた別の目的は、複数の店舗を含む対象地域をエリア分割する際に、各エリアの起点となる店舗を適切に選択する技術を提供することである。
【0197】
本発明によれば、対象地域に含まれる複数のポイントから複数の代表ポイントを選択する方法であって、複数のポイントの中から複数の仮代表ポイントを選択した後、仮代表ポイント間の位置情報に基づいて定まる距離パラメータが大きくなるように、複数の仮代表ポイントを選択しなおす処理を繰り返して実行し、次いで仮代表ポイントを代表ポイントとして確定することを特徴とする代表ポイント選択方法が提供される。
【0198】
また、本発明によれば、コンピュータシステムにより、対象地域に含まれる複数のポイントから複数の代表ポイントを選択する方法であって、コンピュータシステムは、仮代表ポイント選択手段、および距離パラメータ比較手段を備え、仮代表ポイント選択手段が、複数のポイントの中から複数の仮代表ポイントを選択した後、距離パラメータ比較手段が、仮代表ポイント間の位置情報に基づいて定まる距離パラメータが大きくなるように、複数の仮代表ポイントを選択しなおす処理を繰り返して実行し、次いで仮代表ポイントを代表ポイントとして確定することを特徴とする代表ポイント選択方法が提供される。
【0199】
本発明に係る代表ポイントの選択方法は、距離パラメータが大きくなるように仮代表ポイントを選択しなおす処理を繰り返し実行するため、互いに適切に分散された配置の代表ポイントを選択することができる。仮代表ポイントは任意に選択していくことができる。距離パラメータは、たとえば仮代表ポイント間の最小値、仮代表ポイント間の平均値、またはこれらと仮代表ポイント間距離の差の逆数との組み合わせとすることができる。ここで、たとえば、仮代表ポイントを選択しなおす処理を所定回数行った時点において仮代表ポイントとして選択されているポイントを代表ポイントとして確定することができる。また、仮代表ポイントを選択しなおした場合における距離パラメータの変化量が所定の値以下になった時点で選択されているポイントを代表ポイントとして確定することもできる。
【0200】
本発明によれば、対象地域に含まれる複数のポイントから複数の代表ポイントを選択する方法であって、複数のポイントの中から複数の仮代表ポイントを選択した後、仮代表ポイント以外の他のポイントから置換候補ポイントを選択する第一のステップと、仮代表ポイントの位置情報に基づいて定まる第一の距離パラメータを算出し、仮代表ポイントを置換候補ポイントに置換したときの仮代表ポイントの位置情報に基づいて定まる第二の距離パラメータを算出し、第二の距離パラメータが第一の距離パラメータよりも大きくなる場合に、仮代表ポイントを置換候補ポイントに置換する第二のステップと、を順次繰り返して実行し、次いで仮代表ポイントを代表ポイントとして確定することを特徴とする代表ポイント選択方法が提供される。
【0201】
また、本発明によれば、コンピュータシステムにより、対象地域に含まれる複数のポイントから複数の代表ポイントを選択する方法であって、コンピュータシステムは、仮代表ポイント選択手段、置換候補ポイント選択手段、および距離パラメータ比較手段を備え、仮代表ポイント選択手段が、複数のポイントの中から複数の仮代表ポイントを選択した後、置換候補ポイント選択手段が、仮代表ポイント以外の他のポイントから置換候補ポイントを選択する第一のステップと、距離パラメータ比較手段が、仮代表ポイントの位置情報に基づいて定まる第一の距離パラメータを算出し、仮代表ポイントを置換候補ポイントに置換したときの仮代表ポイントの位置情報に基づいて定まる第二の距離パラメータを算出し、第二の距離パラメータが第一の距離パラメータよりも大きくなる場合に、仮代表ポイントを置換候補ポイントに置換する第二のステップと、を順次繰り返し行うことにより、複数の代表ポイントを選択することを特徴とする代表ポイント選択方法が提供される。
【0202】
本発明に係る代表ポイントの選択方法は、距離パラメータが大きくなる場合に、仮代表ポイントを置換候補ポイントに置換する処理を繰り返し実行するため、互いに適切に分散された配置の代表ポイントを選択することができる。また、置換候補ポイントと置換した場合の距離パラメータと既存の仮代表ポイントの距離パラメータとを比較するので、前回の処理で置換されなかった仮代表ポイントの距離パラメータを改めて算出する必要がなく、距離パラメータの比較を行う際の手順を簡略化することができる。これにより、迅速に代表ポイントを選択することができる。また、置換候補ポイントは、複数のポイントから順次選択していくことができる。これにより、すべてのポイントについて仮代表ポイントと置換するか否かを判断することができるので、好適に分散された配置の代表ポイントを選択することができる。また、このような処理を繰り返して実行することにより、代表ポイントの分散状態を最適化することができる。
【0203】
本発明の代表ポイント選択方法において、距離パラメータは、仮代表ポイント間距離の最小値とすることができる。
【0204】
また、本発明の代表ポイント選択方法において、距離パラメータ比較手段は、仮代表ポイント間距離の最小値を距離パラメータとして利用することができる。
【0205】
このようにすれば、ポイント間距離が小さくなるようなポイントの組み合わせが排除されていくので、最終的に、ポイント間の距離が互いに離れたポイントの組み合わせを代表ポイントとして選択することができる。
【0206】
本発明の代表ポイント選択方法において、距離パラメータは、仮代表ポイント間距離の平均値とすることができる。
【0207】
また、本発明の代表ポイント選択方法において、距離パラメータ比較手段は、仮代表ポイント間距離の平均値を距離パラメータとして利用することができる。
【0208】
このようにすれば、ポイント間距離が大きくなるようなポイントの組み合わせが仮代表ポイントとして選択されていくので、最終的に、ポイント間の距離が互いに離れたポイントの組み合わせを代表ポイントとして選択することができる。
【0209】
本発明の代表ポイント選択方法において、距離パラメータは、仮代表ポイント間距離の差の逆数とすることができる。また、本発明の代表ポイント選択方法において、距離パラメータ比較手段は、仮代表ポイント間距離の差の逆数を距離パラメータとして利用することができる。
【0210】
このようにすれば、ポイント間距離の差が小さくなるようなポイントの組み合わせが仮代表ポイントとして選択されていくので、最終的に、ポイント間の距離が均等に近づくポイントの組み合わせを代表ポイントとして選択することができる。これにより、代表ポイントの地域的な偏りを防ぐことができる。
【0211】
本発明の代表ポイント選択方法において、複数のポイントにそれぞれ属性情報を付与し、仮代表ポイントの属性情報を考慮して距離パラメータを算出することができる。
【0212】
また、本発明の代表ポイント選択方法において、距離パラメータ比較手段は、複数のポイントにそれぞれ属性情報を付与し、仮代表ポイントの属性情報を考慮して距離パラメータを算出することができる。
【0213】
このようにすれば、複数のポイント間でそれぞれ属性が異なる場合であっても、属性の違いを考慮して、適切に分散された代表ポイントを選択することができる。
【0214】
本発明の代表ポイント選択方法において、複数のポイントにそれぞれ属性情報を付与し、各仮代表ポイント間を結ぶ線分の距離を算出し、各線分の距離に対し、その線分の両端のポイントの属性情報に基づいて定められる重み付け係数を乗算することにより距離パラメータを算出することができる。
【0215】
また、本発明の代表ポイント選択方法において、距離パラメータ比較手段は、複数のポイントにそれぞれ属性情報を付与し、各仮代表ポイント間を結ぶ線分の距離を算出し、各線分の距離に対し、その線分の両端のポイントの属性情報に基づいて定められる重み付け係数を乗算することにより距離パラメータを算出することができる。
【0216】
本発明の代表ポイント選択方法において、属性情報は、ポイントの配置された地域の特性に基づくものとすることができる。
【0217】
この場合、複数のポイントが配置された場所によって地域特性に違いがあっても、そのような地域特性の違いを考慮して、適切に分散された代表ポイントを選択することができる。ここで、地域特性とは、代表ポイントを選択する目的に応じて適宜選択される。たとえば人口密度、ポイントの高度、障害物の有無等である。また、たとえばポイントが設備の配置位置である場合、属性情報は、その設備が周囲に及ぼす因子とすることができる。ここで、周囲に及ぼす因子は、代表ポイントを選択する目的に応じて適宜選択される。たとえばポイントが店舗の配置位置である場合の商圏、ポイントが無線通信の基地局等のアンテナである場合の電波の届く範囲等とすることができる。
【0218】
本発明によれば、対象地域に含まれる複数のポイントから複数の代表ポイントを選択する方法であって、複数のポイントから複数の仮代表ポイントを任意に選択した後、仮代表ポイント以外の他のポイントから任意に選択した一のポイントを仮代表ポイントに加える第一のステップと、仮代表ポイントをそれぞれ結ぶ線分のうち最短の線分の両端のポイントのいずれか一方を仮代表ポイントから外す第二のステップと、を順次繰り返して実行し、次いで仮代表ポイントを代表ポイントとして確定することを特徴とする代表ポイント選択方法が提供される。
【0219】
また、本発明によれば、コンピュータシステムにより、対象地域に含まれる複数のポイントから複数の代表ポイントを選択する方法であって、コンピュータシステムは、仮代表ポイント選択手段、および距離比較手段を備え、仮代表ポイント選択手段が、複数のポイントから複数の仮代表ポイントを任意に選択した後、仮代表ポイント選択手段が、仮代表ポイント以外の他のポイントから任意に選択した一のポイントを仮代表ポイントに加える第一のステップと、距離比較手段が、仮代表ポイントをそれぞれ結ぶ線分のうち最短の線分の両端のポイントのいずれか一方を仮代表ポイントから外す第二のステップと、を順次繰り返して実行し、次いで仮代表ポイントを代表ポイントとして確定することを特徴とする代表ポイント選択方法が提供される。
【0220】
この代表ポイント選択方法において、第二のステップにおいて、仮代表ポイントをそれぞれ結ぶ線分の中で最短の線分の両端のポイントのうち、他の仮代表ポイントとの最短距離が短い方のポイントを仮代表ポイントから外すことができる。また、この代表ポイント選択方法において、第二のステップにおいて、仮代表ポイントをそれぞれ結ぶ線分の中で最短の線分の両端のポイントのうち、第一のステップで加えられたポイントからの距離が短い方のポイントを仮代表ポイントから外すことができる。
【0221】
本発明の代表ポイント選択方法において、代表ポイント以外の他のポイントを代表ポイントのいずれかに帰属させるステップと、各代表ポイントに帰属するポイントの数またはポイントの配置状態を考慮して代表ポイントの中から一以上のポイントを削除し、代表ポイントを選別するステップと、をさらに含むことができる。
【0222】
また、本発明の代表ポイント選択方法において、コンピュータシステムは、代表ポイント選別手段をさらに備えることができ、代表ポイント選別手段が、代表ポイント以外の他のポイントを代表ポイントのいずれかに帰属させるステップと、各代表ポイントに帰属するポイントの数またはポイントの配置状態を考慮して代表ポイントの中から一以上のポイントを削除し、代表ポイントを選別するステップと、をさらに含むことができる。
【0223】
このようにすれば、適切に分散された代表ポイントの中から、他のポイントの配置に応じて目的に応じて好適な代表ポイントを選別することができ、所望の条件を満たす代表ポイントを選択することができる。
【0224】
本発明の代表ポイント選択方法において、対象地域を複数のエリアに分割し、複数のポイントを各エリアに帰属させる際の起点として代表ポイントを選択することができる。
【0225】
この方法は、適切に分散された代表ポイントを複数のエリアの起点として他のポイントを各エリアに帰属させるので、複数のポイントをブロック状に分割することができる。
【0226】
本発明の代表ポイント選択方法において、対象地域における設備の配置位置として代表ポイントを選択することができる。
【0227】
このようにすれば、複数の設備を適切に分散して配置することができる。これにより、各設備がカバーする領域が互いに重ならないように、複数の設備を適切に配置することができるので、効率よく対象領域全体をカバーすることができる。また、たとえば設備が店舗等のように互いに競合する関係にある場合、それぞれの設備が影響を及ぼす範囲が重ならないように配置することにより、互いに効果的に利益をあげることができる。
【0228】
本発明によれば、複数のポイントを含む対象地域の中から複数の代表ポイントを選択するステップと、選択された代表ポイントを含むエリアを初期値として複数設定するステップと、各エリアに追加するポイントを、各エリアの代表点からの距離を考慮して選択する処理を繰り返して各エリアを拡張し、複数のポイントをいずれかのエリアに帰属させるステップと、を含むエリア分割方法であって、上述した代表ポイント選択方法のいずれかにより複数の代表ポイントを選択することを特徴とするエリア分割方法が提供される。
【0229】
このようにすれば、適切に分散された代表ポイントの中から、他のポイントの配置に応じて適切に分散された代表ポイントを複数のエリアの起点として他のポイントを各エリアに帰属させるので、複数のポイントをブロック状に分割することができる。
【0230】
本発明によれば、対象地域に含まれる複数の候補地点から、複数の設備の配置地点を選択する方法であって、上述した代表ポイント選択方法のいずれかにより複数の代表ポイントを選択し、選択された代表ポイントを複数の設備の配置地点として選択することを特徴とする配置地点の選択方法が提供される。
【0231】
このようにすれば、複数の設備を適切に分散して配置することができる。これにより、各設備がカバーする領域が互いに重ならないように、複数の設備を適切に配置することができるので、効率よく対象領域全体をカバーすることができる。また、たとえば設備が店舗等のように互いに競合する関係にある場合、それぞれの設備が影響を及ぼす範囲が重ならないように配置することにより、互いに効果的に利益をあげることができる。
【0232】
本発明によれば、コンピュータシステムにより、複数のポイントを含む対象地域を複数のエリアに分割し、それぞれのエリアにポイントを帰属させるエリア分割方法であって、コンピュータシステムは、代表ポイント選択手段、およびエリア分割手段を備え、代表ポイント選択手段が、上述した代表ポイント選択方法のいずれかにより選択された代表ポイントを選択した後、エリア分割手段が、代表ポイントを含むエリアを初期値として複数設定した後、各エリアに追加するポイントを、エリアの代表点からの距離を考慮して選択する処理を繰り返して各エリアを拡張し、複数のポイントをいずれかのエリアに帰属させることを特徴とするエリア分割方法が提供される。
【0233】
本発明によれば、コンピュータシステムにより、対象地域に含まれる複数の候補地点から、複数の設備の配置地点を選択する方法であって、コンピュータシステムは、代表ポイント選択手段を備え、代表ポイント選択手段が、上述した代表ポイント選択方法のいずれかにより複数の代表ポイントを選択し、選択された代表ポイントを複数の設備の配置地点として選択することを特徴とする配置地点の選択方法が提供される。
【0234】
従来、複数のポイントの中から複数の代表ポイントを選択する場合、手動で任意に行われていた。しかし、以上で説明した本発明においては、複数のポイントの中から複数の代表ポイントを一定の手順に従って自動的に選択することができる。これにより、複数のポイントの中から所望の条件を満たす複数の代表ポイントを勘や経験に頼ることなく客観的に選択することができる。
【0235】
こうしたことから、たとえばエリア分割を例として説明すると、従来、エリア分割をする際に起点となる各エリアの代表ポイントを複数のポイントの中から選択するということすら想定されておらず、ましてやこれらの代表ポイントを一定の手順に従って自動的に自動的に選択するという技術については何ら検討されたことがなかった。本発明によれば、対象地域をエリア分割する際に、各エリアの起点となる代表ポイントを適切に選択することができるので、所望の形状のエリア分割を行うことができる。
【0236】
本発明によれば、複数のポイントの中から代表ポイントを選択する方法であって、複数のポイントから、複数の仮代表ポイントを選択した後、複数のポイントのうち、仮代表ポイントと以外の他のポイントから、置換候補ポイントを任意に選択するステップと、仮代表ポイントをそれぞれ結ぶ線分の中で、最短である第一の線分の長さを算出するステップと、仮代表ポイントのうち、置換候補ポイントから一番目に近い位置にある第一の仮代表ポイントと置換候補ポイントとを結ぶ第二の線分の長さを算出するステップと、を含み、第一の線分および第二の線分の長さを比較する第一の検査を行うステップと、第一の検査において第二の線分が第一の線分よりも長い場合に、第一の線分の両端のポイントのいずれか一方を仮代表ポイントから外して、置換候補ポイントを新たな仮代表ポイントとして選択するステップと、第一の検査において、第二の線分が第一の線分よりも短い場合に、置換候補ポイントから二番目に近い位置にある第二の仮代表ポイントと置換候補ポイントとを結ぶ第三の線分の長さを算出するステップと、仮代表ポイントのうち、第一の仮代表ポイントから最も近い位置にある第三の仮代表ポイントと、第一の仮代表ポイントとを結ぶ第四の線分の長さを算出するステップと、を含み、第三の線分と第四の線分の長さとを比較する第二の検査を行うステップと、第二の検査において、第三の線分が第四の線分よりも長い場合に、第一の仮代表ポイントを仮代表ポイントから外して、置換候補ポイントを新たな仮代表ポイントとして選択するステップと、を順次繰り返して実行し、次いで仮代表ポイントを代表ポイントとして確定することを特徴とする代表ポイント選択方法が提供される。
【0237】
産業上の利用可能性
以上、本発明によれば、複数の店舗を含む地域を、各エリアにおける作業量等の統計量が均等になるように複数のエリアに分割する技術を提供することができる。また、本発明によれば、対象地域内に配置された複数の候補地点から、複数の代表地点を適切な配置で選択することができる。本発明によれば、対象地域でサービスを提供する場合に、その地域全体にサービスが行き渡るように、地域内に複数のサービスポイントを効率よく配置することができる。本発明によれば、対象地域内に複数のサービスポイントを配置する場合に、他のサービスポイントの位置との関係で、各サービスポイントにおける効果が高くなるような配置を選択することができる。本発明によれば、複数の店舗を含む対象地域をエリア分割する際に、各エリアの起点となる店舗を適切に選択することができる。【Technical field】
[0001]
The present invention provides a plurality ofstoreIs divided into multiple areas, and each area is divided intostoreThe area division system to whichThe
[Background]
[0002]
In a business area including a plurality of traveling points, the shortest route for traveling these traveling points can be obtained by a so-called traveling salesman problem method. The traveling salesman problem is a problem of searching for the shortest route when a salesman travels through n cities once. If the number of cities is n, (n-1)! When there are combinations of / 2, and the number of n increases, the number of all combinations increases exponentially, so it is difficult to obtain an exact solution. Therefore, various approximation algorithms are used to optimize the combination. Examples of such approximate algorithms include random search, hill climbing method, simulated annealing (SA), genetic algorithm (GA), and MST (Minimum Spanning Tree).
[0003]
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, there has been proposed a circuit support system that supports the generation of a circuit for a patrol vehicle such as a helper for home care and a delivery company that delivers articles to efficiently perform a circuit (see Patent Document 1). ). In this document, the target traveling area is, for example, 1 km.2Divide the blocks into blocks of a certain size, find the shortest circuit that passes through all the blocks in the circuit area, and the time required to move the circuit and contact with the object person in the circuit area A technique is disclosed in which it is determined whether or not the total time is within the actual activity time of the patrol person, and a block is added to or deleted from the patrol area according to the time. Thereby, it is possible to easily create an optimum circuit without requiring special knowledge and experience, and it is possible to quickly change the created circuit.
[0004]
In addition, it is necessary in various scenes of daily life to appropriately select a point that satisfies a desired condition from a plurality of candidate points distributed and arranged in one area. For example, when a service is provided in a certain area, an attempt is made to suitably arrange a plurality of service points so that the service is distributed throughout the area.
[0005]
As such an example, in the field of mobile communication, it is important to install a base station of a wireless communication network at an appropriate position. When creating a base station installation plan or a base station maintenance plan, it is necessary to consider where in the service area the base station can be installed to provide a high-quality service efficiently.
[0006]
For example, a method for preparing a plurality of different installation patterns of base stations for a predetermined service area, calculating a quality evaluation value and a cost evaluation value for each installation pattern, and determining an installation pattern based on these values is proposed. (See Patent Document 2). Here, the quality evaluation value is calculated as a ratio of the area of the callable area to the area of the service area based on the simulation result for each installation pattern by simulating the electric field intensity distribution for each installation pattern.
[0007]
[Prior art documents]
[Patent Literature]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-134389
SUMMARY OF THE INVENTION
[Problems to be solved by the invention]
[0008]
However, in the conventional route setting technology, only the consideration is made from the viewpoint of how quickly each visitor can visit a pre-assigned assigned area. For example, even in
[0009]
Considering the feature of sharing among multiple patrolmen, it is important to consider how the multiple patrol points included in the business area should be distributed to multiple patrolmen. Furthermore, conventionally, since the assigned tour points are not properly distributed to each visitor, it has been impossible to objectively grasp the visitor's effort. As a result, unfairness may occur among patrolmen.
[0010]
Conventionally, when a customer in a sales area is assigned to multiple salesmen to conduct sales activities, each salesman is evaluated not on the activity process but on the results such as sales and order volume. There were many things. However, sales, orders received, etc. depend heavily on the experience and ability of each salesman, and if the salesman is evaluated only from the results, each person runs on an individualistic basis and is organized and systematically. There was a problem that it was difficult to carry out various sales activities. However, in the past, it was difficult for an administrator to grasp the activity process, and it was only possible to evaluate from results such as sales and order volume.
[0011]
When conducting organized sales activities, it is important for each office worker to work efficiently and systematically in accordance with the standard manual, without relying on personal experience or ability. For this purpose, it is necessary to establish a method for appropriately evaluating the salesman's activity process.
[0012]
The object of the present invention is tostoreIs to provide a technique for dividing a region including a plurality of areas so that statistics such as the amount of work in each area are equal. Another object of the present invention is to provide a technique for dividing an area to be divided into a plurality of areas so that the total amount of work in the entire area can be reduced. Another object of the present invention is to provide a technique for dividing an area so that a person in charge in each area has a fair feeling. Another object of the present invention is to provide a technique for dividing an area into a plurality of areas on an objective basis while taking into consideration circumstances peculiar to the area to be divided. Another object of the present invention is to provide a technique for appropriately dividing an area according to the progress of a business plan in consideration of a series of business plans. Still another object of the present invention is included in the area to be divided.storeIt is an object of the present invention to provide a technique for quickly dividing an area even when the frequency fluctuates frequently.
[Means for Solving the Problems]
[0013]
According to the present invention,
pluralstoreIs divided into multiple areas, and each area isstoreIs an area division system to which
The plurality of store information data including at least location information of the store, and store information data including information about the store, which is data necessary for calculating the amount of work when performing work via the store. Store information storage unit for storing each store of
In order to store, for each of the areas, a statistic that is a work amount when work is performed via a store belonging to the area, a candidate store to be a candidate to be attributed to the area, and a store included in the area. An area division information storage unit,
A process of selecting a seed which is a store serving as a starting point of each area, causing the store to belong to the area, and storing the store in the area division information storage unit as a store belonging to the area is performed for each area. An initial setting section to perform,
With reference to the area division information storage unit and the store information storage unit, a representative point of the area is calculated based on the position information of the store that has already belonged to each area. Based on the distance, a candidate store that is a candidate to be added and attributed to the area is selected, and the process of storing the candidate store in the area division information storage unit as a candidate to be attributed to the area is performed for each area. A candidate selection processing unit;
With reference to the area division information storage unit and the store information storage unit, the store already belonging to the area based on the store information data of the store and the candidate store already belonging to the area And the amount of work when working through the candidate storeCalculate statisticsAnd the process which matches the said statistic with the said area and memorize | stores in the said area division | segmentation information storage part is performed for every said areaA statistic calculator,
With reference to the area division information storage unit, the area with the smallest statistical amount is selected as a specific area from the plurality of areas, the candidate store in the specific area is attributed to the specific area, A candidate attribution processing unit for storing the store in the area division information storage unit as a store belonging to the area;
An end condition setting accepting unit for accepting setting of an end condition for ending selection of the candidate store by the candidate selection processing unit and attribution of the candidate store by the candidate attribution processing unit;
The candidate store selection by the candidate selection processing unit and the attribution of the candidate store by the candidate attribution processing unit are sequentially executed until the end condition is satisfied.An area division system is provided.
[0014]
here,storeThe term “operator” refers to a point where a worker stops when carrying out patrol work. for exampleQuotientVarious stores such as convenience stores when delivering goods, target customers for door-to-door sales and interviews, target customers for various delivery services such as newspapers and milk, target facilities for distributing leaflets, etc. It can be. The fact that the difference in statistics in each area is small means that, for example, when area division processing is performed, the average value of the difference in statistics between each area is the smallest, and the maximum difference in statistics between areas is Is the smallest, or it is determined that the statistics in each area are equal in consideration of these and individual circumstances.
[0015]
According to the area division system of the present invention, a plurality of areas are reduced so that a difference in statistics in a plurality of areas is reduced.storeAre assigned to a plurality of areas, so that each area can be divided fairly by setting a statistic considering the purpose of area division.
[0016]
Here, the end condition is, for example, all in this area.storeIs attributed to any area, the candidate selection process has been performed a predetermined number of times, the difference in statistics between the areas is within a predetermined range, or a combination of these conditions has been met. It can be when.
[0017]
In this way, if candidate selection and candidate attribution are repeated and end conditions are set as appropriate, the target area can be objectively divided into areas according to predetermined criteria.
[0018]
In the area division system of the present invention, the division processing unit includes all of the areas belonging to each area.storeThe representative point can be determined based on the position information.
[0019]
In the area division system of the present invention, the division processing unit belongs to each area.storeCan be determined as a representative point. If it does in this way, the area used as object can be suitably divided into an area of a predetermined shape in the shape of a block.
[0020]
In the area division system of the present invention,Candidate selection processing sectionBelongs to each areastoreSo that the distance between them is within the predetermined distancestoreCan be attributed to any of the areas. In this way, points at relatively close positions that are within a predetermined range of each other are classified into the same area, so that the target area can be divided into areas. Also for examplestoreWhen performing the work of patroling the space, the work time in each area can be shortened.
[0021]
here,storeFor example, information aboutstoreLocation information,storeWorking hours atstoreThe type ofstoreThe purpose of patrol and the time required to achieve the purpose, etc.storeThis is data necessary for calculating the amount of work when work is performed via.
[0022]
storeThe purpose of patrolstoreIs a store, such as strengthening relationships with stores, collecting information, sales proposals, contracts, verifications, and maintenance work such as product replenishment and delivery.
[0023]
ReturnMaintaining the genus state is already attributed to any areastoreHowever, in the next area division processing, it is to belong to the area. In this way, if the difference in statistics in each area varies and re-area division processing must be performed, it is not desired to change the area.storeSince the belonging state can be maintained, re-area division processing can be performed according to the actual situation.
[0024]
The area division system of the present invention can further include a weight setting unit that adds weights to the statistics in a plurality of areas, and the statistics calculation unit can calculate the statistics in consideration of the weights.
[0025]
The area division system of the present invention includes a plurality of areas.storeShould be divided into the same areastoreA combination designation accepting unit that accepts the designation of the combination, and the division processing unit has designated the combinationstoreCan belong to the same area.
[0026]
In the area division system of the present invention, the initial setting unit may include an area number setting reception unit that receives the number of areas to be set in the area, and the number of areas corresponding to the number of areasstoreCan be selected as the initial value of each area.
[0027]
In order for the store selection department to select the store for processing to belong to the areaThe predetermined condition can be appropriately set according to the purpose of circulating the processing target points. For example, if the point being processed is a store in that region,storeDepending on the type of store, products handled, transaction years, past transaction information, sales strategy, etc.storeCan be elected.
[Brief description of the drawings]
[0028]
The above-described object and other objects, features, and advantages will become more apparent from the preferred embodiments described below and the accompanying drawings.
FIG. 1 is a flowchart showing a procedure of area division processing in a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram schematically showing the procedure shown in FIG.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of an area simulator device that performs area division processing in the first embodiment of the present invention;
4 is a diagram showing a part of the data structure of the store information storage unit shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a block diagram showing in detail an initial setting unit shown in FIG. 3;
6 is a diagram showing a part of the data structure of the initial setting storage unit shown in FIG. 3;
7 is a block diagram showing in detail the division control unit shown in FIG. 3; FIG.
FIG. 8 is a block diagram showing in detail the logic storage unit shown in FIG. 3;
FIG. 9 is a diagram showing a part of the data structure of the area division information storage unit shown in FIG. 3;
FIG. 10 is a flowchart showing a procedure for seed setting processing in the first embodiment of the present invention;
FIG. 11 is a diagram for explaining an example of seed setting processing shown in FIG. 10;
12 is a diagram illustrating another example of the seed setting process illustrated in FIG.
FIG. 13 is a flowchart showing a procedure of area division processing in the present embodiment;
14 is a flowchart showing a procedure for selecting store candidates in
15 is a diagram for explaining an example of area division processing shown in FIGS. 13 and 14. FIG.
FIG. 16 is a flowchart showing a procedure for calculating the total number of courses in each divided area.
FIG. 17 is a diagram illustrating a part of the data structure of an area division information storage unit;
FIG. 18 is a diagram showing a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 19 is a diagram showing a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 20 is a diagram illustrating a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 21 is a diagram showing a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 22 is a diagram showing a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 23 is a diagram showing a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 24 is a flowchart illustrating a processing procedure when an adjustment receiving unit receives a replacement process from a user.
FIG. 25 is a flowchart showing a procedure for seed setting processing and area division processing according to the second embodiment of the present invention;
FIG. 26 is a diagram showing a setting screen for the number of seed candidates and selection conditions in the second embodiment of the present invention.
FIG. 27 is a block diagram illustrating a configuration of an area simulator apparatus according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 28 is a block diagram showing in detail the initial setting unit shown in FIG. 27;
29 is a block diagram showing in detail the logic storage unit shown in FIG. 27. FIG.
FIG. 30 is a flowchart showing a procedure for seed setting processing and area division processing according to the third embodiment of the present invention;
31 is a flowchart showing a procedure of area number calculation processing in
FIG. 32 is a diagram showing a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 33 is a diagram showing a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 34 is a diagram showing a screen for performing parameter setting and initial setting.
FIG. 35 is a diagram showing an area simulator system including an area simulator device according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 36 is a diagram showing another example of part of the data structure of the store information storage unit;
FIG. 37 is a diagram showing another example of a part of the data structure of the store information storage unit;
FIG. 38 is a block diagram showing a configuration when the area simulator apparatus in the first embodiment has a data registration accepting unit.
FIG. 39 shows a screen for registering store information data.
FIG. 40 shows a screen for registering store information data.
FIG. 41 is a diagram showing an area simulator system including an area simulator device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 42 is a diagram showing a part of the data structure of a store information storage unit in the sixth embodiment.
FIG. 43 is a diagram showing part of the data structure of a parameter storage unit in the sixth embodiment;
FIG. 44 is a flowchart illustrating a procedure of processing in which a division state determination unit determines whether or not a division state of each area is appropriate.
FIG. 45 is a flowchart showing a procedure for selecting an arrangement point of a base station according to the seventh embodiment of the present invention.
FIG. 46 is a block diagram showing a configuration of an arrangement point selection device according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 47 is a flowchart illustrating a procedure by which an arrangement point selection unit selects an arrangement point of a base station in the seventh embodiment.
FIG. 48 is a diagram specifically explaining the arrangement point selection processing described with reference to FIG. 47;
FIG. 49 is a diagram for explaining another example of the arrangement point selection process described with reference to FIG. 47;
FIG. 50 is a flowchart showing a procedure for selecting an arrangement point of a base station when there is a difference in regional characteristics within a business area.
51 is a diagram for specifically explaining the procedure shown in FIG. 50; FIG.
FIG. 52 is a flowchart showing another example of a procedure for selecting an arrangement point of a base station when there is a difference in regional characteristics within a business area.
FIG. 53 is a diagram for specifically explaining the modified map creation method described in step 52 of FIG. 52;
FIG. 54 is a diagram schematically showing a modified map created by an arrangement point selection unit.
FIG. 55 is a diagram schematically showing an original diagram before the deformation process described with reference to FIGS. 52 to 54 and a deformation map after the deformation process is performed.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[0029]
In the embodiment of the present invention, an example will be described in which a business area including a plurality of stores is divided into areas in charge of persons in charge of the store patrol work. Here, when the stores included in the business area to be divided are shared by a plurality of persons in charge to perform patrol work, the area is divided so that the overall work efficiency increases and the labor of each person in charge is equalized. I do. In addition, each person in charge goes around the store in his / her area starting from a base such as a sales office every day, strengthens the relationship with the store, collects information, proposes sales, contracts, verifications, replenishment / delivery of products, etc. The maintenance work is performed, and the patrol work of returning to the base again at the end of the day is performed. Therefore, in order to increase the overall work efficiency, it is preferable to divide the area so that the distance between the base where the person in charge moves and the distance between the shop and the shop are as short as possible. Further, in order to equalize the labor of each person in charge, it is preferable to divide the area while adjusting the labor of the patrol work in a plurality of areas.
[0030]
(First embodiment)
In this embodiment, when each person in charge carries out patrol work such as replenishment / delivery of goods to the store, the overall work efficiency is increased and the area of each person in charge is equalized. An example of performing division will be described.
[0031]
FIG. 1 is a flowchart showing a procedure of area division processing according to the first embodiment of the present invention. First, various data necessary for area division processing is registered (S1). Next, a store to be subjected to area division processing is selected (S2). Subsequently, parameters necessary for area division are set (S3). Next, initial settings such as setting of the number of areas provided in the business area (S4) and setting of seeds as starting points in each area (S5) are performed. Subsequently, area division is performed starting from the seed (S6). Thereafter, the result of area division is displayed, and evaluation and adjustment are performed (S7).
[0032]
FIG. 2 is a diagram schematically showing the procedure shown in FIG.
Prior to area division processing, various data such as map information data, base information data, and store information data are registered. Subsequently, based on the various registered data, the base information and the store are mapped on the screen as map points and corresponding positions on the map information. Here, the area division can be performed for all stores in which the store information data is registered, but can also be performed for only stores that meet a predetermined condition. When area division is performed only for stores that match a predetermined condition, the predetermined condition is input, and stores that match the condition are mapped as points at corresponding positions on the map information. In addition, parameters necessary for area division and initial settings are performed. Based on the parameters and initial settings, the business area is divided into areas by the area division engine. Subsequently, map information and area division states are mapped on the screen. At the same time, the statistics for each area are listed. Here, the statistics are, for example, the number of courses in each area (the amount of work per day), the number of stores included in each area, the average work time per store, the average number of monthly visits per store, and the bases per store Information indicating the characteristics of stores included in each area, such as average distance from store, average distance between stores, number of stores per course, total sales, average sales per store, and the like. The user can view the displayed divided areas and statistics on a screen (not shown), and can confirm the divided state of the areas. Based on the statistics for each area, parameter resetting is performed manually or automatically as necessary, and area division is performed again. In addition, the user can manually perform a point reassignment operation for a store to be attributed to each area based on the displayed information. Through the above processing, area division data is created, and this data is stored.
[0033]
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of an area simulator device that performs area division processing in the present embodiment. The
[0034]
The map information storage unit T1 stores map information data of business areas to be divided. The base information storage unit T2 stores base information data. The base information data includes a base identification code, a base name, a base position (latitude and longitude, or X coordinate and Y coordinate), and the like. Here, the base is, for example, a sales office or an inventory center in the business area.
[0035]
The store information storage unit T3 stores store information data. The store information data includes the base identification code, the store identification code, the store name, the store location (latitude, longitude and height, or X coordinate, Y coordinate and Z coordinate), monthly sales (yen), and each product. To calculate statistics such as monthly sales volume (pieces), working time per minute (minutes), number of monthly visits, travel speed from the base (km / hour), travel speed between stores (km / hour), etc. Contains necessary information. The store information storage unit T3 may further include information necessary for selecting stores subject to area division processing, such as store types, group classifications such as chain stores and franchise chains, products handled, and transaction years. it can. The handling products can include information on products that require permission for sale, such as alcohol, tobacco, and medicine. FIG. 4 is a diagram showing a part of the data structure of the store information storage unit T3 in the present embodiment. Here, for example, the store with the store code “a” belongs to the base with the base code “1000”, the name is “super”, and the position is “(X1, Y1) ”, The height is“ above ground ”, the working time at this store is“ 25 minutes ”, the group belongs to“ A chain ”, and the handling product is“ alcohol / cigarette ”.
[0036]
Returning to FIG. 3, the condition
[0037]
Returning to FIG. 3, the
[0038]
The
[0039]
Here, the seed is a store that is a starting point in each area when the area is divided. In the present embodiment, for example, when the business area to be divided is divided into four, four seeds are set. The
[0040]
The combination
[0041]
The weight
[0042]
The end condition setting accepting
[0043]
Returning to FIG. 3, the initial setting storage unit T5 stores these initial settings. FIG. 6 is a diagram illustrating a part of the data structure of the initial setting storage unit T5. Here, for example, stores with store codes “a” to “z” are included in the business area to be divided. Here, the store with the store code “a” is selected as the seed for
[0044]
Returning to FIG. 3, the
[0045]
As shown in FIG. 8, the logic storage unit T7 includes a seed selection logic storage unit T7a, a candidate selection logic storage unit T7b, and a statistic calculation logic storage unit T7c. The seed selection logic storage unit T7a stores logic necessary for automatic seed setting in the
[0046]
When the automatic area division processing by the
[0047]
The
[0048]
FIG. 10 is a flowchart showing the logic necessary for the
[0049]
The area number setting
[0050]
In
[0051]
In step 32, the shortest distance I3Is the shortest distance I between the nearest initial point and other initial points I4If it is the following (No in S32), the point is not replaced.
[0052]
The above processing is performed a predetermined number of times, for example, 100 times here, for all points in the business area. In
[0053]
FIG. 11 is a diagram for specifically explaining the seed setting process described with reference to FIG. 10. Hereinafter, the store will be described as a point. Here, the number of areas is “3”. First, as shown in FIG. 11A, point a, point b, and point c are selected as initial points. The
FIG. 12 is a diagram illustrating another example of seed setting processing. Again, the number of areas is “3”. First, as shown in FIG. 11A, point a, point b, and point c are selected as initial points. The
[0054]
As shown in FIG. 11B, the
[0055]
In the above processing, in the first inspection, since the selection point is replaced when the shortest distance between the inspection point and the existing selection point is longer than the shortest distance between the existing selection points, the distance between the points is short. Such combinations of points will be eliminated. Moreover, since the selection point with the shorter distance from the inspection point among the selection points to be replaced is replaced, the distance between the new selection points can be further increased. Even if the conditions of the first inspection are not satisfied, in the second inspection, when the inspection point and the existing selection point are replaced, the point is replaced when the distance from the other selection point becomes longer. Done. Therefore, the selected points are replaced so that the distance between the points becomes longer. Through the above processing, a store where the distance between the stores is equally long can be set as a seed.
[0056]
FIG. 13 is a flowchart showing a procedure of area division processing by the
[0057]
Here, with reference to FIG. 14, the procedure in which the candidate
[0058]
Next, the candidate
[0059]
In
[0060]
Returning to FIG. 13, it is determined whether or not a candidate has been selected in step 104 (S106). The
[0061]
Subsequently, the candidate
[0062]
When it is detected in
[0063]
In
[0064]
On the other hand, if no candidate has been selected in step 104 (No in S106), the process proceeds to step 120, and the candidate
[0065]
On the other hand, in
[0066]
In the candidate selection process in
[0067]
FIG. 15 is a diagram illustrating an example of the area division process illustrated in FIGS. 13 and 14. Here, the area division is performed so that the total number of courses in each area is equal. As shown in FIG. 15A, stores and bases corresponding to points a to z are installed in this business area. Hereinafter, a case where the number of areas is set to 4 by the
[0068]
As shown in FIG. 15B, the
[0069]
As illustrated in FIG. 15C, the candidate
[0070]
When points are sequentially selected for each area in this manner, a plurality of points gradually belong to each area as shown in FIG.
[0071]
Hereinafter, a process of selecting the next candidate point in the
[0072]
The candidate
[0073]
It should be noted that points taken from other areas in the immediately preceding process are prevented from being taken, for example, by setting a flag. In this way, for example, if the point x was originally acquired in the
[0074]
According to the area division processing in the present embodiment, a store near the representative point such as the center of gravity of the area is selected as the next candidate, so that each area can be formed in a block shape. Accordingly, when a plurality of stores included in the business area are divided into a plurality of groups in consideration of the statistics of the stores, these stores can be divided into areas without crossing between the regions. Therefore, it is easy to grasp the state of grouping, and the person in charge can have a sense of fairness.
[0075]
FIG. 16 is a flowchart showing the logic stored in the statistic calculation logic storage unit T7c and used by the
[0076]
First, the
[0077]
Subsequently, the
[0078]
Subsequently, the
Tz = 2 × M1+ M2× (N1-1) + T × N1
(T is the average work time per store)
So, transform this equation
N1= (Tz-2 × M1+ M2) / (M2+ T)
Is calculated.
[0079]
On the other hand, the
[0080]
Thereafter, the
[0081]
According to the above processing, the number of stores that can be worked in one day N1Since the travel time from the base to the store in each area is also taken into consideration when calculating the value, each area can be divided so that the distances from the base are substantially equal. In addition, since the number of courses is calculated in consideration of the distance between stores in each area, it is possible to divide the business area so that the moving distance in each area is equal.
[0082]
FIG. 17 is a diagram illustrating a part of the data structure of the area division information storage unit T6. The area division information storage unit T6 selects the area column, the belonging store code column, the candidate store code column, the immediately preceding take-off column indicating a store taken immediately from another area, and a new candidate, and recalculates statistics. Includes a recalculation column that shows the areas that need to be. Further, the area division information storage unit T6, as shown in FIG.1Column, average travel time between stores M2Column, number of stores required for processing N2Column and statistics (total number of courses) column. FIG. 17A will be described on the assumption that a plurality of points are classified into areas as shown in FIG. At this time, since the point a is classified into the
[0083]
If the point w is originally acquired in the
[0084]
According to
[0085]
18 to 23 show screens for performing parameter setting and initial setting. FIG. 18 shows a division method selection screen. Here, “
[0086]
FIG. 19 shows a basic condition setting screen for division. In this business area, set the daily work time (operating time) of each person in charge, work time for each store, travel speed between bases and stores, travel speed between stores and stores, distance magnification, store acquisition limit distance To do. Here, the daily work time of each person in charge is “7
[0087]
At that time, for example, if the distance magnification is set to “2”, the total distance from the base to each store and the total distance from each store to the nearest n stores in the processing of
[0088]
If the store acquisition limit distance is set to “10 km”, in
[0089]
When “seed manual setting” is selected on the division method selection screen shown in FIG. 18, a seed setting screen is displayed as shown in FIG. As shown in FIG. 20A, the user can set a seed from a list of stores, and can also set a seed from the map as shown in FIG.
[0090]
When the seed is set, the set seed is displayed on the map as shown in FIG. Here, points indicating the stores are indicated by ● on the map. The stores set as initial seeds are marked with a circle around ●. The setting screen includes a “store information” display screen and a “statistical information” display screen. When the user moves the pointer to one of the stores on the map, information related to the store is displayed on the “store information” display screen.
[0091]
Also, when “seed automatic selection” is selected on the division method selection screen shown in FIG. 18, an area number input screen is displayed as shown in FIG. Here, the user inputs the number of areas (number of seeds) under the division target base. Here, the number of areas is set to be “6”.
[0092]
Next, as shown in FIG. 22, a weight setting screen is displayed. For example, when there are 1 to 6 areas, the number of courses in any area can be weighted. The weight set here is used when calculating a statistic in each area. For example, the weight “2” is set in the area “4” here. Accordingly, the
[0093]
Subsequently, as shown in FIG. 23, a combination designation screen is displayed. Here, among a plurality of stores, a combination of stores to be divided into the same area can be designated. For example, if a user is a store in the same building, a store attached to the same site, or a store where the delivery vehicle is stopped, the store is more efficient if divided into the same area. Combinations can be specified. For example, the point c and the point d are designated in combination here. In this case, when either one of the points c and d is selected as a candidate in any area, the candidate
[0094]
As shown in FIG. 37, the store information storage unit T3 can store information related to a preset combination of stores in addition to the data structure shown in FIG. Here, for example, stores with store codes “b”, “c”, and “d” are installed in the same building and are named “shopping mall 1 (store A)”, “shopping mall 1 (store B)”. And “Shopping Mall 1 (Store C)”. These are installed in the
[0095]
Further, for example, stores with store codes “e”, “f”, and “g” are all installed in the railway A station, and the names are “railway A station (
[0096]
When the area division processing is performed as described above, the result is stored in the area division information storage unit T6. The user can appropriately read the area division state from the area division information storage unit T6 and display it on the screen by the display processing unit. The
[0097]
FIG. 24 is a flowchart illustrating a processing procedure when the
[0098]
As described above, according to the area division processing in the present embodiment, in each area, stores are sequentially taken in such a way that the distance between stores is shortened. Are classified into each area. Therefore, one business area can be divided into areas in units of blocks so that the movement distance between stores in each area can be reduced. As described above, according to the area division processing in the present embodiment, it is possible to divide the business area so as to increase the efficiency of the store patrol work in each area. In addition, since the stores are taken into each area so that the statistics of a plurality of stores included in each area are equal, the person in charge can have a sense of fairness. Further, since these results are mapped together with the map information, the person in charge can objectively recognize the fairness.
[0099]
(Second embodiment)
Also in the present embodiment, the area division processing is performed by the
[0100]
FIG. 25 is a flowchart illustrating a procedure of seed setting processing in the present embodiment. The area number setting accepting
[0101]
The
[0102]
As the group division, the stores in the business area can be attributed to the seed candidates located closest to each of the seed candidates set in step 200. As another example of group division, the
[0103]
Thereafter, the
[0104]
Through the above processing, a seed for actually performing area division is set, and area division is performed in the same procedure as shown in FIGS. 13 and 14 (S208).
[0105]
FIG. 26 is a diagram illustrating a setting screen for the number of seed candidates and selection conditions in the present embodiment. Here, “6” is input as a seed candidate. In addition, as a selection condition, "How many seeds can be selected as a seed candidate from a group with a large number of stores from the segmentation result?" "Do you want to select?" Here, “3” is input for the condition “How many seeds are selected as seed candidates from the group with a small number of stores from the division result”.
[0106]
When input is made in this way, first, six stores are selected as seed candidates, and the other stores are assigned to any of these six stores and group division is performed. Subsequently, the number of stores in each group is detected, and among the six groups, three groups are selected in order from the smallest number of stores, and seed candidates in the groups are selected as final seeds.
[0107]
According to the area division processing in the present embodiment, area division is performed starting from the seeds so that the number of courses in a plurality of areas becomes equal. Therefore, if seeds are provided in an area where stores are densely populated, the seeds travel less to neighboring stores. Therefore, the area including the seed may include more stores than other areas even if the number of courses is the same. If the number of stores in a plurality of areas is extremely different, even if the number of courses is set to be the same, an unfair feeling may occur between the persons in charge.
[0108]
Moreover, if only one store installed at a position extremely away from other stores is used as a seed, the moving distance from the seed to a nearby store becomes long. Therefore, in the area including the seed, even if the area is divided so that the number of courses is the same as the other areas in the course number calculation process during the area division process, the result may be an inefficient area division result. There is also sex.
[0109]
According to the area division processing in the present embodiment, it is possible to avoid setting seeds in an area where stores are densely populated or setting seeds at positions extremely away from other stores. The areas can be divided so that the number of courses in each area is equal and the number of stores included in each area is also close. Thereby, the unfair feeling of the person in charge in charge of each area can be reduced.
[0110]
(Third embodiment)
This embodiment is different from the first embodiment and the second embodiment in that the number of seeds is automatically set.
[0111]
FIG. 27 is a block diagram showing a configuration of the
[0112]
The division
[0113]
FIG. 28 is a block diagram showing in detail the
[0114]
FIG. 29 is a block diagram showing in detail the logic storage unit T7 in the present embodiment. In addition to the configuration shown in FIG. 8 in the first embodiment, the logic storage unit T7 further includes an area number calculation logic storage unit T7d. The logic storage unit T7d stores logic necessary for the area
[0115]
FIG. 30 is a flowchart showing the logic used by the area
[0116]
The course number setting reception unit 142 receives an input of the number of courses in each area from the user (S220). Here, the number of courses is the amount of work that each person in charge can perform per day, so “1” is set as the initial value of the number of courses in each area. However, in the busy busy season, for example, the number of courses can be set to 1 or more, or the number of courses can be set to 1 or less in consideration of business hours other than the patrol work. Subsequently, the area
[0117]
FIG. 31 is a flowchart showing the logic used by the area
[0118]
First, the area
[0119]
Subsequently, the area
[0120]
Subsequently, the area
Tz = M3× 2 + M4(N3-1) + T × N3
(T is the average work time per store)
So, transform this equation
N3= (Tz-M3× 2 + M4) / (M4+ T)
Is calculated.
[0121]
On the other hand, the number-of-
[0122]
Thereafter, the area
[0123]
Referring back to FIG. 30, the
Subsequently, the
[0124]
Through the above processing, a seed for actual area division is set, and area division is performed in the same procedure as shown in FIGS. 13 and 14 (S230).
[0125]
Subsequently, the division
[0126]
32 to 34 show screens for performing parameter setting and initial setting in the present embodiment. FIG. 32 shows a division method selection screen. In the present embodiment, in addition to the content described with reference to FIG. 18 for the first embodiment, “setting the number of courses” is included as an option for the division method. Here, “set number of courses” is selected as the division method.
[0127]
FIG. 33 shows a basic condition setting screen for division. In the present embodiment, the number of working days per week is included as an item in addition to the contents described in the first embodiment with reference to FIG. Here, “5” days are set as the number of working days per week.
[0128]
When “Course number setting” is selected on the division method selection screen shown in FIG. 32, a course number input screen is displayed as shown in FIG. Here, the user inputs the number of courses in each area. Here, “1” is input as the number of courses. Subsequently, the user inputs an allowable error range. Here, it is set to + 10% and −10%. Therefore, area division is performed so that the number of courses in each area is 0.9 to 1.1.
[0129]
According to the area division processing in the present embodiment, the business area to be divided can be divided into a plurality of areas simply by setting the number of courses in each area. The business area is automatically divided by the
[0130]
(Fourth embodiment)
Also in the present embodiment, the area division processing is performed by the
[0131]
Processing of the
[0132]
Subsequently, the
Tz = 2 × M1+ M2× (N1-1) + To
So, transform this equation
N1= {(Tz-2M1-To) / M2} +1
Is calculated.
[0133]
On the other hand, the
[0134]
FIG. 36 is a diagram illustrating another example of part of the data structure of the store information storage unit T3. Here, the store information data includes “store classification”, “parking status”, and the like for each store. Here, the store type can be determined according to the amount of work in the store. For example, “A” for stores that only deliver products, “B” for stores that need to deliver products and collect unnecessary items, deliver products, collect unnecessary items, collect sales, etc. Can be classified as “C”. The parking situation can be determined according to the ease of parking of the delivery vehicle. For example, “1” when the vehicle can be parked immediately, “2” when the distance between the store and the parking position is within 20 m, for example, and “3” when the distance between the store and the parking position is more than 20 m. Can be set. The
[0135]
By doing so, the
[0136]
(Fifth embodiment)
FIG. 35 is a diagram showing an
[0137]
In this way, the user can transmit the instruction necessary for the area division processing to the
[0138]
In addition to the configuration described in each embodiment, the
[0139]
FIG. 38 is a block diagram illustrating a configuration when the
[0140]
39 and 40 show screens for registering store information data. FIG. 39A shows a screen for inputting a store code of a store in which data is registered. FIG. 39B shows an input screen for store information data corresponding to the store code input in FIG. Here, “b” is input as the store code in FIG. When the store code is designated by the user, the data
[0141]
When the input of the screen of FIG. 39B is finished, as shown in FIG. 40A, the data
[0142]
In the present embodiment, since information necessary for the
[0143]
(Sixth embodiment)
In the first to fifth embodiments, an example has been described in which each person in charge performs a patrol work such as replenishment / delivery of goods to the store. In this embodiment, the person in charge is a store in the area. As an example, an area division in the case of developing a new customer with the target as a target will be described. When developing a new customer, sales activities are carried out in accordance with predetermined approach steps such as relationship strengthening, information collection, proposal, countermeasure implementation, follow-up verification and maintenance. The visit time spent when visiting each store differs depending on the stage of this approach step. In addition, when a new customer is developed, processing such as adding a new target or removing it from the target due to unsuccessful sales activities is frequently performed, and changes in visit destinations are drastic. In the present embodiment, the
[0144]
FIG. 41 is a diagram showing the
[0145]
FIG. 42 is a diagram showing a part of the data structure of the store information storage unit T3 in the present embodiment. The store information storage unit T3 includes a store code column, a name column, a position column, a height column, an individual coefficient column, an approach step plan column, a current state column, and a change prohibition column. Approach steps include relationship strengthening, information gathering, suggestions, action implementation, follow-up verification, and maintenance. Each person in charge conducts sales activities according to this approach step when developing a new customer. Here, store information storage part T3 memorizes a plan of an approach step, and its achievement state. For example, for the store with the store code “a”, follow-up verification has been achieved, and the current state is the “maintenance” stage. The store with the store code “b” is a store newly added to the store information storage unit T3 and is currently in a “reinforcement” stage. The store with the store code “d” was planned to strengthen relationships, collect information, make proposals, implement countermeasures, and follow-up verification. As a result, the current status is “Cancel”.
[0146]
Here, the individual coefficient is an individual coefficient that is integrated with the time required for a visit to each store. When developing a new customer, it is necessary to negotiate with the store owner, but the time spent for such negotiation varies depending on the store owner. For example, the individual coefficient of the store with the store code “e” is “1”, and the individual coefficient of the store with the store code “a” is “2”. This means that a store with a store code “a” takes twice as long as a visit for the same purpose as a store with a store code “e”.
[0147]
The change prohibition column can be marked when the person in charge is prohibited from changing. For example, it is necessary to strengthen the personal relationship between the person in charge and the store owner at the stage before the implementation of contracts and countermeasures such as strengthening the relationship → collecting information → proposing etc. If the person in charge changes at this stage, even if the relationship with the store owner becomes good and the contract is about to be concluded, it may be wasted. Therefore, the change of the person in charge can be prohibited at this stage. The
[0148]
FIG. 43 is a diagram illustrating a part of the data structure of the parameter storage unit T4 in the present embodiment. In the present embodiment, the parameter storage unit T4 stores a standard time such as a negotiation time at each stage of the approach step. For example, the standard time for negotiation required in the “reinforcement” stage is 20 minutes. Returning to FIG. 42, for example, in the store with the store code “a”, since the individual coefficient is “2”, the individual coefficient is added to the standard time, and the negotiation at the “reinforcement” stage for the store with the store code “a” is performed. The time is calculated as 40 minutes.
[0149]
FIG. 44 is a flowchart illustrating a processing procedure in which the division
[0150]
In the present embodiment, the
[0151]
Next, in the present embodiment, a process in which the
[0152]
In the above embodiment, although the form which selects the shop used as a seed at the time of area division as a representative point was demonstrated, the following facilities can also be selected as a representative point.
[0153]
(Seventh embodiment)
In this embodiment, an example will be described in which a base station placement point is selected from a business area including a plurality of base station candidate points in a wireless communication network.
[0154]
FIG. 45 is a flowchart showing a procedure for selecting an arrangement point of a base station according to the seventh embodiment of the present invention. First, various data necessary for selecting a base station arrangement point is registered (S1). Here, for example, map information data of the business area, candidate point information data of the base station, area information data and the like are registered. Subsequently, as an initial setting, the number of base station arrangement points set in the business area is set (S2). Thereafter, the arrangement points of the base stations having the number of arrangement points set in
[0155]
FIG. 46 is a block diagram showing a configuration of the arrangement point selection device according to the present embodiment. The arrangement
[0156]
The map
[0157]
The
The arrangement
[0158]
FIG. 47 is a flowchart illustrating a procedure in which the arrangement
[0159]
In
[0160]
In step 32, the shortest distance I3Is the shortest distance I between the nearest initial point and other initial points I4If it is the following (No in S32), the initial point is not replaced.
[0161]
The above processing is performed for all points in order a predetermined number of times, for example, 100 times here. In
[0162]
FIG. 48 is a diagram for specifically explaining the arrangement point selection processing described with reference to FIG. 47. Here, the number of base station arrangement points is “3”. First, as shown in FIG. 48A, candidate point a, candidate point b, and candidate point c are selected as initial points. The arrangement
[0163]
FIG. 49 is a diagram for explaining another example of arrangement point selection processing. Again, the number of arrangement points is “3”. First, as shown in FIG. 49A, candidate point a, candidate point b, and candidate point c are selected as initial points. The arrangement
[0164]
In the above processing, in the first inspection, the selection point is replaced when the shortest distance between the inspection point and the existing selection point is longer than the shortest distance between the selection points. Combinations will be eliminated. Moreover, since the point with the shorter distance from the inspection point among the selection points to be replaced is replaced, the distance between the newly selected points can be further increased. Even if the conditions for the first inspection are not satisfied, the selection point for the second inspection is when the distance between the inspection point and one of the existing selection points is longer and the distance to the other selection point is longer. Is replaced. Therefore, the points are replaced so that the distance between the points becomes longer. In addition, since such a process is repeated a predetermined number of times, combinations of points with a short distance between points are eliminated, and a point with a larger average distance between points and a smaller distance difference is selected. become. According to the arrangement point selection method in the present embodiment, a candidate point corresponding to the point selected at this stage is selected as the arrangement point of the base station. Therefore, it is possible to select an arrangement point that has a large average distance between candidate points and a small difference between the distances from among a plurality of candidate points.
[0165]
With the above processing, it is possible to select an arrangement point of a base station that can efficiently transmit radio waves to the entire business area from among a plurality of candidate points.
[0166]
Next, processing when regional characteristics are different in a business area will be described. Here, a case will be described as an example where the radio wave state varies depending on the region.
[0167]
FIG. 50 is a flowchart illustrating a procedure for selecting a base station arrangement point when there is a difference in regional characteristics within a business area. Prior to selection of an arrangement point, the arrangement
[0168]
FIG. 51 is a diagram for specifically explaining the procedure shown in FIG.
This business area includes an
[0169]
As described above, according to the selection method of arrangement points in the present embodiment, a plurality of arrangement points are selected from among a plurality of candidate points so that the average value of the distances between them is large. Therefore, there is a low possibility that candidate points having a short distance from each other are selected as arrangement points, and the longer the mutual distance is, the higher the possibility of being selected as an arrangement point. The arrangement
[0170]
The placement
[0171]
Again, the number of base station arrangement points is “3”. First, as shown in FIG. 51A, candidate point a, candidate point b, and candidate point c are selected as initial points. Here, the actual distance between candidate point a and candidate point c is L1It is. Since candidate point a is included in
[0172]
Next, candidate point d is selected as an inspection point. As shown in FIG. 51B, the arrangement
[0173]
The arrangement
[0174]
According to the arrangement point selection method in the present embodiment, an arrangement point is selected from among a plurality of candidate points so that the average value of the distances between candidate points is large and the difference between the distances is small. Therefore, if you select a placement point based on a virtual distance weighted according to the radio wave condition of the area as described above, the placement point is selected at a narrower interval in an area where the radio wave condition is poor compared to an area where the radio wave condition is good can do. Thereby, in the entire business area, an appropriate arrangement point reflecting the radio wave condition of each area is selected.
[0175]
FIG. 52 is a flowchart illustrating another example of a procedure for selecting a base station arrangement point when there is a difference in regional characteristics within a business area. Here, a modified map is created in consideration of the weighting coefficient associated with each candidate point, and an arrangement point is selected using the modified map. First, prior to selection of an arrangement point, the arrangement
[0176]
FIG. 53 is a diagram for specifically explaining the modified map creation method described in step 52 of FIG. 52.
As shown in FIG. 51, this business area includes a
[0177]
In this method, first, a reference point G is set. Hereinafter, an example of a method for setting the reference point G will be described with reference to FIG. First, when a candidate point in the business area is expressed in xy coordinates, a straight line m parallel to the y-axis passes through the candidate point where the value of x is the smallest and the candidate point where the value of x is the largest.1And m2. Similarly, a straight line n parallel to the x axis so as to pass through a candidate point where the value of y is minimum and a candidate point where the value of y is maximum1And n2. Next, straight line m1And straight line n2Intersection point and straight line m2And straight line n1A straight line g passing through the intersection of1. Straight line m2And straight line n2Intersection point and straight line m1And straight line n1A straight line g passing through the intersection of2. Then straight line g1And straight line g2Let the intersection point with be the reference point G.
[0178]
Next, the arrangement
[0179]
FIG. 54 is a diagram schematically showing a modified map created by the arrangement
[0180]
FIG. 54B shows a modified map created by the above processing. The placement
[0181]
FIG. 55 is a diagram schematically illustrating an original diagram before the deformation process described with reference to FIGS. 52 to 54 and a deformation map after the deformation process is performed. FIG. 55A shows the original diagram, and FIG. 55B shows a modified map. For example, in FIG.1,
According to the arrangement point selection method in the present embodiment, an arrangement point is selected from among a plurality of candidate points so that the distance between them becomes longer. Therefore, if you select placement points based on the modified map created by weighting the position coordinates of each candidate point according to the radio wave condition of the area as described above, you can select more arrangement points from areas with poor radio wave conditions can do. When the arrangement points selected in this way are reflected on the original map, the arrangement points are selected at a narrower interval in an area where the radio wave condition is poor than in an area where the radio wave condition is good. Thereby, in the entire business area, an appropriate arrangement point reflecting the radio wave condition of each area is selected. Also, here, by setting a predetermined reference point and multiplying the distance from the reference point to each point by a weighting coefficient, a modified map can be created approximately. By such processing, weighting processing can be performed with a smaller amount of data, and representative points can be selected quickly. Note that the reference point setting method described here is an example, and can be set by various methods.
[0182]
The present invention has been described based on the embodiments. The embodiments are exemplifications, and it will be understood by those skilled in the art that various modifications can be made to combinations of the respective constituent elements and processing processes, and such modifications are within the scope of the present invention. . Hereinafter, such modifications will be described.
[0183]
In the first embodiment, the area division processing described with reference to FIGS. 13 to 15 can be performed using various procedures. For example, in the candidate selection process in
[0184]
Further, using the same principle as MST (minimum spanning tree), a store in the shortest position may be detected as a candidate from any of the stores acquired in each area. Also in this case, it is possible to determine whether or not to determine the detected store as a candidate by the same process as in FIG.
[0185]
Further, in the third embodiment, it has been described that when the number of courses is input, the seed is automatically set. However, when the
[0186]
In the first to sixth embodiments described above, the statistics are calculated in consideration of the travel time between the base in the target business area and the store. For example, the worker leaves the home. As in the case of patrol between stores, the statistics can be calculated in consideration of the travel time from a point other than the base to any one of the stores.
[0187]
In the first to sixth embodiments described above, the total number of courses in each area is exemplified and described as a statistic. In each area, for example, the number of stores included in each area, per store Statistics other than the number of courses, such as average work hours, average number of monthly visits per store, average distance from bases per store, average distance between stores, number of stores per course, total sales, average sales per store, etc. The area can be divided so that For example, when the average sales per store is used as a statistic, sales in each area can be made uniform. As described in the second embodiment and the third embodiment, such a process can be combined with a process of performing group division by setting more seed candidates than the number of seeds actually required. In this case, it is possible to appropriately set seeds so that the number of stores included in each area is equal, so that the number of courses in each area is finally equalized to some extent, and sales in each area are also equalized. You can also Thereby, a worker's fairness can also be raised more.
[0188]
In the first embodiment and the sixth embodiment, the functions of the condition
[0189]
Also, the area dividing method of the present inventionIsApplicable to various stores such as chain stores such as convenience stores, target customers for door-to-door sales and interview surveys, targets for various delivery services such as newspapers and milk, target facilities for distributing leaflets, etc. can do. Moreover, although the above embodiment demonstrated the example which divides | segments a business area into a some area, when setting a some business area, the same method can also be used. In this case, the base in each business area can be set by the same method as that for setting the seed in the above embodiment.
[0190]
The arrangement point selection method described in the seventh embodiment is left when a plurality of facilities are already arranged in a certain area and some facilities are left out of the existing facilities to reduce the facilities. It can also be used to select a facility to power. Moreover, this arrangement point selection method is not limited to equipment installed fixedly at a fixed point, and can also be used to select an arrangement point of mobile equipment.
[0191]
Further, in the seventh embodiment, the processing in the case where there is a difference in regional characteristics has been described with reference to FIGS. 50 to 54, but the same weighting processing is also performed in the case where the characteristics of each of the plurality of candidate points are different. It can be performed. For example, the same weighting process can be performed when an antenna having a different range in which radio waves reach is used. In addition, for example, when selecting an arrangement position of a store with a different trade area, the same weighting can be performed.
[0192]
The present invention also includes other forms.
In the conventional method of selecting a desired point, it is necessary to prepare a plurality of installation patterns, and it is necessary to calculate quality evaluation values and cost evaluation values for all of the prepared installation patterns.
[0193]
Here, each base station of the wireless communication network has a range where radio waves reach, and an area that each base station is responsible for is determined by this range. Therefore, in order to economically install a base station in a certain service area, it is important to appropriately select the installation position of the base station so that the areas handled by the base stations do not overlap as much as possible. As described above, such a problem needs to be considered when setting a plurality of service points in an area so that the service is distributed throughout the area.
[0194]
For example, when a chain store such as a convenience store is developed in a certain area, it is necessary to consider an appropriate arrangement so that the commercial areas of the stores do not overlap so that the stores do not compete with each other.
[0195]
On the other hand, multiplestoreIf the sales area including the system is divided into areas in charge of multiple workers, the patrol work can be performed efficiently without increasing the number of workers.storeIncreasing the number of is an important issue. In order to perform the patrol work efficiently,storeIt is preferable to divide the assigned area so that the movement distance between them is reduced. As an example for that, multiplestoreThe distance between each other is shortstoreA method of classifying the combinations into a plurality of areas so that the combinations are included in the same area. However, if such processing is performed in a disorderly manner, the business area cannot be divided into clean areas, and the efficiency may deteriorate as a whole. Therefore, multiplestoreThe starting point for each areastoreIt is important to select appropriately.
[0196]
The present invention also has the following points.
Another object of the present invention is to provide a technique for selecting a plurality of representative points in an appropriate arrangement from a plurality of candidate points arranged in a target area. Another object of the present invention is to provide a technique for efficiently arranging a plurality of service points in an area so that when the service is provided in a target area, the service is distributed throughout the area. Another object of the present invention is to provide a technique for selecting an arrangement in which a plurality of service points are arranged in a target area so that the effect at each service point is enhanced in relation to the position of other service points. It is to be. Another object of the invention is to provide a plurality ofstoreWhen the target area including the area is divided into areas, it becomes the starting point of each areastoreIt is to provide a technique for selecting the appropriate.
[0197]
According to the present invention, a method for selecting a plurality of representative points from a plurality of points included in a target area, wherein after selecting a plurality of temporary representative points from a plurality of points, positional information between the temporary representative points The representative point selection method is characterized by repeatedly executing a process of re-selecting a plurality of temporary representative points so that the distance parameter determined based on The
[0198]
According to the present invention, there is provided a method for selecting a plurality of representative points from a plurality of points included in a target area by a computer system, the computer system comprising provisional representative point selection means and distance parameter comparison means. After the temporary representative point selection means selects a plurality of temporary representative points from the plurality of points, the distance parameter comparison means has a plurality of distance parameters determined based on the positional information between the temporary representative points. There is provided a representative point selection method characterized by repeatedly executing the process of reselecting the temporary representative point and then determining the temporary representative point as the representative point.
[0199]
Since the representative point selection method according to the present invention repeatedly executes the process of reselecting the temporary representative point so that the distance parameter becomes large, it is possible to select representative points that are appropriately distributed. Temporary representative points can be selected arbitrarily. The distance parameter can be, for example, a minimum value between the temporary representative points, an average value between the temporary representative points, or a combination of these and the reciprocal of the difference between the temporary representative points. Here, for example, the point selected as the temporary representative point when the process of reselecting the temporary representative point is performed a predetermined number of times can be determined as the representative point. It is also possible to determine the selected point as the representative point when the change amount of the distance parameter when the temporary representative point is selected again becomes a predetermined value or less.
[0200]
According to the present invention, a method for selecting a plurality of representative points from a plurality of points included in a target area, wherein after selecting a plurality of temporary representative points from a plurality of points, other than the temporary representative points The first step of selecting a replacement candidate point from the points and the first distance parameter determined based on the position information of the temporary representative point, and the position of the temporary representative point when the temporary representative point is replaced with the replacement candidate point Calculating a second distance parameter determined based on the information, and sequentially replacing a temporary representative point with a replacement candidate point when the second distance parameter is larger than the first distance parameter. A representative point selection method is provided which is repeatedly executed and then determines a temporary representative point as a representative point.
[0201]
According to the present invention, there is also provided a method for selecting a plurality of representative points from a plurality of points included in a target area by a computer system, wherein the computer system includes temporary representative point selection means, replacement candidate point selection means, and Distance parameter comparing means, and after the temporary representative point selecting means selects a plurality of temporary representative points from a plurality of points, the replacement candidate point selecting means selects replacement candidate points from other points than the temporary representative points. The first step to be selected and the position of the temporary representative point when the distance parameter comparison means calculates the first distance parameter determined based on the position information of the temporary representative point and replaces the temporary representative point with the replacement candidate point. A second distance parameter determined based on the information is calculated, and the second distance parameter is A representative point selection method characterized by selecting a plurality of representative points by sequentially repeating the second step of replacing a temporary representative point with a replacement candidate point when the distance parameter is larger than Provided.
[0202]
In the representative point selection method according to the present invention, when the distance parameter becomes large, the process of replacing the temporary representative point with the replacement candidate point is repeatedly performed, and therefore, the representative points with appropriately distributed positions are selected. Can do. In addition, since the distance parameter when replaced with the replacement candidate point is compared with the distance parameter of the existing temporary representative point, it is not necessary to calculate the distance parameter of the temporary representative point that was not replaced in the previous process, and the distance The procedure for performing parameter comparison can be simplified. Thereby, a representative point can be selected quickly. Further, the replacement candidate points can be sequentially selected from a plurality of points. This makes it possible to determine whether or not to replace all the points with temporary representative points, so that representative points with suitably distributed arrangements can be selected. In addition, by repeatedly executing such processing, it is possible to optimize the distribution state of the representative points.
[0203]
In the representative point selection method of the present invention, the distance parameter can be the minimum value of the temporary representative point distance.
[0204]
In the representative point selection method of the present invention, the distance parameter comparison unit can use the minimum value of the temporary representative point distance as the distance parameter.
[0205]
In this way, combinations of points that reduce the distance between the points are eliminated, and finally, a combination of points whose distances between the points are separated from each other can be selected as the representative point.
[0206]
In the representative point selection method of the present invention, the distance parameter can be an average value of the temporary representative point distances.
[0207]
In the representative point selection method of the present invention, the distance parameter comparison means can use an average value of the distances between temporary representative points as a distance parameter.
[0208]
In this way, a combination of points that increases the distance between points is selected as a temporary representative point, so finally, a combination of points whose distances between points are separated from each other is selected as a representative point. Can do.
[0209]
In the representative point selection method of the present invention, the distance parameter can be the reciprocal of the difference between the temporary representative point distances. In the representative point selection method of the present invention, the distance parameter comparison means can use the reciprocal of the difference between the temporary representative point distances as the distance parameter.
[0210]
In this way, a combination of points that reduces the difference in distance between points is selected as a temporary representative point. Finally, a combination of points that approach the distance between points is selected as a representative point. can do. Thereby, the regional bias of the representative points can be prevented.
[0211]
In the representative point selection method of the present invention, attribute information can be assigned to each of a plurality of points, and the distance parameter can be calculated in consideration of the attribute information of the temporary representative points.
[0212]
In the representative point selection method of the present invention, the distance parameter comparison unit can assign attribute information to each of a plurality of points, and calculate the distance parameter in consideration of the attribute information of the temporary representative points.
[0213]
In this way, even when the attributes are different among a plurality of points, it is possible to select appropriately distributed representative points in consideration of the difference in attributes.
[0214]
In the representative point selection method of the present invention, attribute information is given to each of a plurality of points, the distance between the line segments connecting the temporary representative points is calculated, and the distance between the line segments is calculated for each line segment distance. The distance parameter can be calculated by multiplying the weighting coefficient determined based on the attribute information.
[0215]
Further, in the representative point selection method of the present invention, the distance parameter comparison unit gives attribute information to each of the plurality of points, calculates the distance between the line segments connecting the temporary representative points, and for each line segment distance, The distance parameter can be calculated by multiplying the weighting coefficient determined based on the attribute information of the points at both ends of the line segment.
[0216]
In the representative point selection method of the present invention, the attribute information can be based on the characteristics of the area where the points are arranged.
[0217]
In this case, even if there are differences in regional characteristics depending on where a plurality of points are arranged, representative points that are appropriately distributed can be selected in consideration of such differences in regional characteristics. Here, the regional characteristics are appropriately selected according to the purpose of selecting the representative points. For example, population density, altitude of points, presence or absence of obstacles, etc. For example, when the point is an arrangement position of equipment, the attribute information can be a factor that the equipment exerts on the surroundings. Here, factors affecting the surroundings are appropriately selected according to the purpose of selecting the representative points. For example, it may be a trade area when the point is an arrangement position of a store, a range where radio waves reach when the point is an antenna such as a base station for wireless communication, and the like.
[0218]
According to the present invention, a method for selecting a plurality of representative points from a plurality of points included in a target area, wherein a plurality of temporary representative points are arbitrarily selected from a plurality of points, and then other than the temporary representative points. The first step of adding one point arbitrarily selected from the points to the temporary representative point, and the step of removing either one of the points at both ends of the shortest line segment from the temporary representative points. The representative point selection method is characterized in that the two steps are sequentially repeated and then the temporary representative point is determined as the representative point.
[0219]
Further, according to the present invention, the computer system is a method for selecting a plurality of representative points from a plurality of points included in the target area, and the computer system includes provisional representative point selection means and distance comparison means, After the temporary representative point selecting means arbitrarily selects a plurality of temporary representative points from a plurality of points, the temporary representative point selecting means selects one point arbitrarily selected from points other than the temporary representative points. And a second step in which the distance comparison means sequentially removes one of the points at both ends of the shortest line segment from the temporary representative point, among the line segments connecting the temporary representative points. The representative point selection method is characterized in that the temporary representative point is determined as the representative point. It is.
[0220]
In this representative point selection method, in the second step, among the points at both ends of the shortest line segment among the line segments connecting the temporary representative points, the point with the shorter shortest distance from the other temporary representative points is selected. It can be removed from the temporary representative points. In this representative point selection method, in the second step, the distance from the point added in the first step among the points at both ends of the shortest line segment among the line segments respectively connecting the temporary representative points is The shorter point can be removed from the temporary representative point.
[0221]
In the representative point selection method of the present invention, the step of assigning a point other than the representative point to any one of the representative points and the number of points belonging to each representative point or the arrangement state of the points are considered. Deleting one or more points from and selecting representative points.
[0222]
In the representative point selection method of the present invention, the computer system may further include a representative point selecting unit, and the representative point selecting unit assigns another point other than the representative point to any one of the representative points; The method may further include the step of selecting one or more points from the representative points in consideration of the number of points belonging to each representative point or the arrangement state of the points, and selecting the representative points.
[0223]
In this way, it is possible to select a suitable representative point according to the purpose according to the arrangement of other points from the appropriately distributed representative points, and select a representative point that satisfies a desired condition. be able to.
[0224]
In the representative point selection method of the present invention, the target area can be divided into a plurality of areas, and a representative point can be selected as a starting point when the plurality of points belong to each area.
[0225]
In this method, representative points that are appropriately distributed are used as starting points of a plurality of areas, and other points belong to each area. Therefore, the plurality of points can be divided into blocks.
[0226]
In the representative point selection method of the present invention, a representative point can be selected as an arrangement position of equipment in the target area.
[0227]
If it does in this way, a plurality of facilities can be distributed appropriately. Thereby, since a plurality of facilities can be appropriately arranged so that areas covered by the facilities do not overlap each other, the entire target region can be efficiently covered. In addition, for example, when facilities are competing with each other as in a store or the like, it is possible to effectively make a profit by arranging the facilities so that the ranges affected by the facilities do not overlap.
[0228]
According to the present invention, a step of selecting a plurality of representative points from a target area including a plurality of points, a step of setting a plurality of areas including the selected representative points as initial values, and a point to be added to each area A process of selecting each area in consideration of the distance from the representative point, expanding each area, and assigning a plurality of points to any area. An area dividing method is provided, wherein a plurality of representative points are selected by any of the representative point selection methods described above.
[0229]
In this way, among the representative points that are appropriately distributed, the representative points that are appropriately distributed according to the arrangement of the other points are used as starting points of a plurality of areas, and other points belong to each area. A plurality of points can be divided into blocks.
[0230]
According to the present invention, a method for selecting a plurality of facility arrangement points from a plurality of candidate points included in a target area, wherein a plurality of representative points are selected and selected by any one of the above-described representative point selection methods. An arrangement point selection method is provided, wherein the representative point selected is selected as an arrangement point for a plurality of facilities.
[0231]
If it does in this way, a plurality of facilities can be distributed appropriately. Thereby, since a plurality of facilities can be appropriately arranged so that areas covered by the facilities do not overlap each other, the entire target region can be efficiently covered. In addition, for example, when facilities are competing with each other as in a store or the like, it is possible to effectively make a profit by arranging the facilities so that the ranges affected by the facilities do not overlap.
[0232]
According to the present invention, an area dividing method for dividing a target area including a plurality of points into a plurality of areas by using a computer system and assigning the points to each area, the computer system includes representative point selection means, and After the area dividing means is selected and the representative point selecting means selects a representative point selected by any of the above-described representative point selecting methods, the area dividing means sets a plurality of areas including the representative points as initial values. The area division is characterized in that each area is expanded by repeating the process of selecting points to be added to each area in consideration of the distance from the representative point of the area, and multiple points are attributed to any area. A method is provided.
[0233]
According to the present invention, there is provided a method for selecting a plurality of facility arrangement points from a plurality of candidate points included in a target area by a computer system, the computer system comprising representative point selection means, and representative point selection means. However, there is provided an arrangement point selection method, wherein a plurality of representative points are selected by any one of the above-described representative point selection methods, and the selected representative points are selected as arrangement points of a plurality of facilities.
[0234]
Conventionally, when selecting a plurality of representative points from a plurality of points, it has been manually performed arbitrarily. However, in the present invention described above, a plurality of representative points can be automatically selected from a plurality of points according to a certain procedure. Thereby, a plurality of representative points satisfying a desired condition can be objectively selected from a plurality of points without depending on intuition or experience.
[0235]
For this reason, for example, area division will be described as an example. Conventionally, it is not assumed that representative points of each area that is the starting point when dividing an area are selected from among a plurality of points. The technique of automatically selecting representative points according to a certain procedure has never been studied. According to the present invention, when the target area is divided into areas, the representative point that is the starting point of each area can be appropriately selected, so that the area can be divided into a desired shape.
[0236]
According to the present invention, there is provided a method for selecting a representative point from a plurality of points, and after selecting a plurality of temporary representative points from a plurality of points, a plurality of points other than the temporary representative points are selected. Of these, the step of arbitrarily selecting a replacement candidate point, the step of calculating the length of the first line segment that is the shortest among the line segments connecting the temporary representative points, and the temporary representative points, Calculating the length of the second line segment connecting the first temporary representative point closest to the replacement candidate point and the replacement candidate point, and including the first line segment and the second line segment A step of performing a first inspection for comparing the lengths of the line segments, and, if the second line segment is longer than the first line segment in the first inspection, any of the points at both ends of the first line segment. Either one from the temporary representative point In the step of selecting a replacement candidate point as a new temporary representative point and the first inspection, if the second line segment is shorter than the first line segment, the second closest position from the replacement candidate point A step of calculating a length of a third line segment connecting the second temporary representative point and the replacement candidate point, and a third of the temporary representative points closest to the first temporary representative point. Calculating a length of the fourth line segment connecting the temporary representative point and the first temporary representative point, and comparing the length of the third line segment with the length of the fourth line segment. In the second inspection, and in the second inspection, when the third line segment is longer than the fourth line segment, the first temporary representative point is removed from the temporary representative point, and the replacement candidate point is newly set. Selecting steps as temporary representative points in sequence Ri return run, then the representative point selection method characterized by determining the provisional representative points as representative points are provided.
[0237]
Industrial applicability
As described above, according to the present invention, a plurality ofstoreIt is possible to provide a technology that divides a region including the number of areas into a plurality of areas so that statistics such as the amount of work in each area are equal. Further, according to the present invention, it is possible to select a plurality of representative points in an appropriate arrangement from a plurality of candidate points arranged in the target area. According to the present invention, when a service is provided in a target area, a plurality of service points can be efficiently arranged in the area so that the service is distributed throughout the area. According to the present invention, when a plurality of service points are arranged in a target area, it is possible to select an arrangement that enhances the effect at each service point in relation to the position of other service points. According to the present invention, a plurality ofstoreWhen the target area including is divided into areas, it becomes the starting point of each areastoreCan be selected appropriately.
Claims (18)
少なくとも前記店舗の位置情報を含み、当該店舗を経由して作業を行う場合の作業量を算出するために必要なデータである店舗に関する情報を含む店舗情報データを、前記地域内に含まれる前記複数の店舗についてそれぞれ記憶する店舗情報記憶部と、
各前記エリア毎に、当該エリアに帰属する店舗、当該エリアに帰属させる候補となる候補店舗および当該エリアに含まれる店舗を経由して作業を行う場合の作業量である統計量をそれぞれ記憶するためのエリア分割情報記憶部と、
各前記エリアの起点となる店舗であるシードを選択して当該店舗を当該エリアに帰属させ、当該店舗を当該エリアに帰属する店舗として前記エリア分割情報記憶部に記憶する処理を、前記エリア毎に行う初期設定部と、
前記エリア分割情報記憶部および前記店舗情報記憶部を参照して、各前記エリアに既に帰属している前記店舗の前記位置情報に基づき、当該エリアの代表点を算出して、当該代表点からの距離に基づき、当該エリアに追加して帰属させる候補となる候補店舗を選択して、当該候補店舗を当該エリアに帰属させる候補として前記エリア分割情報記憶部に記憶する処理を、前記エリア毎に行う候補選択処理部と、
前記エリア分割情報記憶部および前記店舗情報記憶部を参照して、各前記エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗の前記店舗情報データに基づき、当該エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗を経由して作業を行う場合の作業量である統計量を算出して、当該統計量を当該エリアに対応づけて前記エリア分割情報記憶部に記憶する処理を、各前記エリア毎に行う統計量算出部と、
前記エリア分割情報記憶部を参照して、前記複数のエリアの中から、前記統計量が最も小さい前記エリアを特定エリアとして選択し、当該特定エリアにおける前記候補店舗を当該特定エリアに帰属させ、当該店舗を当該エリアに帰属する店舗として前記エリア分割情報記憶部に記憶する候補帰属処理部と、
前記候補選択処理部による前記候補店舗の選択と前記候補帰属処理部による前記候補店舗の帰属とを終了するための終了条件の設定を受け付ける終了条件設定受付部と、
を含み、前記終了条件を満たすまで、前記候補選択処理部による前記候補店舗の選択と前記候補帰属処理部による前記候補店舗の帰属とを順次繰り返し実行するエリア分割システム。An area division system that divides a region including a plurality of stores into a plurality of areas and assigns the stores to each area,
The plurality of store information data including at least location information of the store, and store information data including information about the store, which is data necessary for calculating the amount of work when performing work via the store. Store information storage unit for storing each store of
In order to store, for each of the areas, a statistic that is a work amount when work is performed via a store belonging to the area, a candidate store to be a candidate to be attributed to the area, and a store included in the area. An area division information storage unit,
A process of selecting a seed which is a store serving as a starting point of each area, causing the store to belong to the area, and storing the store in the area division information storage unit as a store belonging to the area is performed for each area. An initial setting section to perform,
With reference to the area division information storage unit and the store information storage unit, a representative point of the area is calculated based on the position information of the store that has already belonged to each area. Based on the distance, a candidate store that is a candidate to be added and attributed to the area is selected, and the process of storing the candidate store in the area division information storage unit as a candidate to be attributed to the area is performed for each area. A candidate selection processing unit;
With reference to the area division information storage unit and the store information storage unit, the store already belonging to the area based on the store information data of the store and the candidate store already belonging to the area And calculating a statistic that is a work amount in the case of performing work via the candidate store, and storing the statistic in association with the area in the area division information storage unit for each area. A statistic calculation unit
With reference to the area division information storage unit, the area with the smallest statistical amount is selected as a specific area from the plurality of areas, the candidate store in the specific area is attributed to the specific area, A candidate attribution processing unit for storing the store in the area division information storage unit as a store belonging to the area;
An end condition setting accepting unit for accepting setting of an end condition for ending selection of the candidate store by the candidate selection processing unit and attribution of the candidate store by the candidate attribution processing unit;
An area division system that sequentially and repeatedly executes the selection of the candidate store by the candidate selection processing unit and the attribution of the candidate store by the candidate attribution processing unit until the end condition is satisfied .
前記候補選択処理部は、各前記エリアに既に帰属しているすべての前記店舗の前記位置情報に基づき、当該エリアの前記代表点を算出するエリア分割システム。 The said candidate selection process part is an area division | segmentation system which calculates the said representative point of the said area based on the said positional information of all the said shops already belonging to each said area.
前記候補選択処理部は、各前記エリアに既に帰属しているすべての前記店舗の前記位置情報に基づき、前記すべての前記店舗の重心を前記代表点として算出するエリア分割システム。 The said candidate selection process part is an area division | segmentation system which calculates the gravity center of all the said stores as said representative point based on the said positional information of all the said stores already belonging to each said area.
前記候補選択処理部は、各前記エリア毎に、各前記複数の店舗の前記位置情報に基づき、前記代表点から近い位置にある前記店舗を、前記候補店舗として選択するエリア分割システム。 The said candidate selection process part is an area division | segmentation system which selects the said store in the position close | similar to the said representative point as said candidate store based on the said positional information of each said several store for every said area.
前記候補選択処理部は、各前記エリアに帰属する前記店舗間の距離が所定の制限距離内となるように、前記候補店舗を選択するエリア分割システム。 In the area division | segmentation system in any one of Claim 1 to 4 ,
The said candidate selection process part is an area division | segmentation system which selects the said candidate store so that the distance between the said stores which belongs to each said area may be in a predetermined | prescribed limit distance.
前記候補選択処理部は、各前記エリア毎に、前記店舗情報記憶部を参照して、各前記複数の店舗の前記位置情報に基づき、
いずれの前記エリアにも帰属していない前記店舗の中から、前記代表点から近い位置にある前記店舗を前記候補店舗として選択し、当該候補店舗と、当該エリアに既に帰属している他の前記店舗のうち、当該候補店舗と最も近い店舗との距離が所定の制限距離内であるか否かを判断し、当該距離が前記所定の制限距離内である場合に、当該候補店舗を当該エリアの候補店舗として決定し、
前記距離が前記所定の制限距離内でない場合、前記候補店舗を当該エリアの候補店舗として決定せず、いずれの前記エリアにも帰属していない前記店舗の中から、前記代表点から次に近い位置にある前記店舗を、新たに前記候補店舗として選択し、前記距離が前記所定の制限距離内となるまで同様の処理を繰り返すエリア分割システム。 In the area division | segmentation system of Claim 5 ,
The candidate selection processing unit refers to the store information storage unit for each area, and based on the position information of each of the plurality of stores,
From the stores that do not belong to any of the areas, select the store that is close to the representative point as the candidate store, and the candidate store and the other already belonging to the area Among the stores, it is determined whether or not the distance between the candidate store and the nearest store is within a predetermined limit distance, and when the distance is within the predetermined limit distance, the candidate store is As a candidate store,
If the distance is not within the predetermined limit distance, the candidate store is not determined as a candidate store of the area, and the next closest position from the representative point among the stores not belonging to any of the areas The area division system which selects the said store in a new candidate store, and repeats the same process until the said distance becomes in the said predetermined limit distance.
前記候補選択処理部は、各前記エリア毎に、前記店舗情報記憶部を参照して、各前記複数の店舗の前記位置情報に基づき、いずれの前記エリアにも帰属していない前記店舗がなくなっても、前記距離が前記所定の制限距離内となる前記候補店舗が決定されない場合、他の前記エリアに既に帰属している前記店舗も含めた全ての店舗の中から、前記代表点から次に近い位置にある前記店舗を、新たに前記候補店舗として選択し、同様の処理を繰り返すエリア分割システム。 The candidate selection processing unit refers to the store information storage unit for each area, and based on the position information of each of the plurality of stores, there is no store that does not belong to any of the areas. If the candidate store whose distance is within the predetermined limit distance is not determined, the store is next closest to the representative point among all stores including the store already belonging to the other area. An area division system in which the store at the position is newly selected as the candidate store and the same processing is repeated.
前記店舗情報データは、各前記複数の店舗における作業時間も含み、
前記統計量算出部は、前記店舗情報記憶部を参照して、前記作業量として、各前記エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗の位置情報に基づく前記店舗間の移動時間および当該エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗の前記作業時間を含めて前記統計量を算出するエリア分割システム。 In the area division | segmentation system in any one of Claim 1 to 7,
The store information data includes work hours in each of the plurality of stores,
The statistic calculation unit refers to the store information storage unit, as the work amount, the travel time between the stores based on the location information of the store and the candidate store that already belong to each area, and the The area division system which calculates the said statistic including the said working time of the said store and said candidate store which have already belonged to an area.
前記店舗情報データは、各前記複数の店舗を巡回する目的も含み、
前記店舗を巡回する目的とその目的を達成するのに要する標準時間とを対応づけて記憶した標準時間記憶部をさらに備え、
前記統計量算出部は、前記店舗情報記憶部と前記標準時間記憶部とを参照して、前記作業量として、各前記エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗の位置情報に基づく前記店舗間の移動時間および当該エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗における前記標準時間を含めて前記統計量を算出するエリア分割システム。 In the area division | segmentation system in any one of Claim 1 to 7,
The store information data includes the purpose of visiting each of the plurality of stores,
A standard time storage unit that stores the purpose of visiting the store and the standard time required to achieve the purpose,
The statistic calculation unit refers to the store information storage unit and the standard time storage unit, and based on the location information of the store and the candidate store that have already belonged to each area as the work amount The area division system which calculates the said statistic including the travel time between stores, and the said standard time in the said store which has already belonged to the said area, and the said candidate store .
前記拠点の位置情報を含む拠点情報データを記憶する拠点情報記憶部をさらに含み、
前記統計量算出部は、前記拠点情報記憶部を参照して、前記拠点の前記位置情報に基づき、前記作業量として、当該拠点と当該エリアに既に帰属している前記店舗および前記候補店舗との間の移動時間も含めて前記統計量を算出するエリア分割システム。The area division system according to claim 8 or 9, wherein the area includes a base.
A base information storage unit that stores base information data including position information of the base;
The statistic calculation unit, by referring to the base information storage unit, based on the position information of the base, as the amount of work between the store and the candidate store already belong to the site and the area An area division system that calculates the statistics including the travel time between them.
前記エリア分割情報記憶部を参照して、前記終了条件を満たした後の各前記エリアにおける前記統計量に基づき、エリア分割状態が適切か否かを判断し、エリア分割状態が適切でない場合に再エリア分割の指示を行う分割状態判断部をさらに含むエリア分割システム。 In the area division | segmentation system in any one of Claim 1 to 10,
With reference to the area division information storage section, based on the statistics of each of said areas after having satisfied the terminating condition, the area division state determines whether it is appropriate, again if area division state is not appropriate An area division system further including a division state determination unit that instructs area division.
前記分割状態判断部は、各前記複数のエリア間の統計量の差が所定範囲内か否かにより、エリア分割状態が適切か否かを判断するエリア分割システム。 The division state determination unit determines whether or not an area division state is appropriate based on whether or not a difference in statistics between the plurality of areas is within a predetermined range.
既にエリア分割処理が行われた後に、再エリア分割処理を行う場合に、いずれかのエリアに帰属された前記店舗の当該エリアへの帰属状態の維持の指定を受け付ける指定受付部をさらに備え、
前記候補帰属処理部は、前記帰属状態の維持が指定された店舗が対応するエリアに帰属するように、前記複数の店舗を前記エリアのいずれかに帰属させることを特徴とするエリア分割システム。The area division system according to any one of claims 1 to 12,
When the area division processing is already performed after the area division processing has already been performed, the image processing apparatus further includes a designation receiving unit that accepts designation of maintaining the belonging state of the store belonging to any area to the area,
The candidate attribution processing unit assigns the plurality of stores to any one of the areas so that the stores designated to maintain the belonging state belong to the corresponding area.
前記複数の店舗がいずれかのエリアに帰属された後に、前記店舗を他のエリアに帰属させる変更指示を受け付け、当該変更指示により店舗を他のエリアに帰属させたときの各前記エリアにおける統計量に基づき、各前記複数のエリア間の統計量の差が所定範囲内か否かにより、当該変更指示を許可または不許可とする調整受付部をさらに含むエリア分割システム。The area division system according to any one of claims 1 to 13,
After the plurality of stores are attributed to any area, a change instruction to attribute the store to another area is received, and the statistics in each area when the store is attributed to another area by the change instruction The area division system further includes an adjustment accepting unit that permits or disallows the change instruction based on whether or not the difference in statistics between the plurality of areas is within a predetermined range .
ネットワークを介して前記地域が複数のエリアに分割された状態を他の端末に表示させる表示処理部をさらに備えたことを特徴とするエリア分割システム。The area division system according to any one of claims 1 to 14,
An area division system, further comprising: a display processing unit that causes another terminal to display a state where the area is divided into a plurality of areas via a network.
ネットワークを介して前記地域を複数のエリアに分割するための指示を受け付ける通信処理部をさらに備えたことを特徴とするエリア分割システム。In the area division | segmentation system in any one of Claim 1 to 15,
An area division system further comprising a communication processing unit that receives an instruction to divide the region into a plurality of areas via a network.
前記地域は複数の処理対象店舗を含み、
前記複数の処理対象店舗の中から所定の条件に合致する処理対象店舗を前記エリアに帰属させるための店舗として選出する店舗選出部をさらに備え、
前記店舗選出部により選出された店舗を対象として各前記エリアのいずれかに帰属させる処理を行うエリア分割システム。In the area division | segmentation system in any one of Claim 1 to 16,
The region includes a plurality of stores to be processed,
Further example Bei store selection unit for selecting a processing target store which meets a predetermined condition as a store for assigning to the area out of the plurality of processing target store,
Area division system that performs processing be assigned to any of the said areas the previous SL store elected by the shop selection unit as a target.
前記所定の条件の入力を受け付ける条件入力受付部と、
各前記処理対象店舗に関する情報を記憶した処理対象店舗情報記憶部と、をさらに備え、
前記店舗選出部は、前記処理対象店舗情報記憶部を参照して前記エリアに帰属させるための店舗を選出するエリア分割システム。The area division system according to claim 17,
A condition input receiving unit that receives an input of the predetermined condition;
A processing target store information storage unit that stores information on each of the processing target stores ,
The shop selection unit area division system to elect a store for assigning to the area with reference to the processing object store information storage unit.
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