JP4249656B2 - ドア開閉装置 - Google Patents
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Description
ところが、このようなバックドアは、悪天候時でも車外から開閉操作を行わなければならず、また、小柄な人には、高く跳ね上げられた全開状態のバックドアに手が届かないので不便であった。
しかし、上記従来のドア開閉機構は、巻取モータと巻取ドラムとの間に、その断続を切り換える電磁クラッチ機構を介在し、巻取モータが作動している時は、巻取モータと巻取ドラムとを接続し、常態では、巻取モータと巻取ドラムとを分離して、手動開閉時に自由に巻取ドラムが回転できるようにしてあるので、構造が複雑で重くなり、コストが高く付くばかりか、装置の殆どを車体側に搭載せざるを得なかった。
さらに、開放状態の前記ドアが所定角度まで閉じた後、全閉させる閉アシスト手段、及び、前記駆動ギヤで駆動されて、ドアロック装置をハーフラッチ状態からフルラッチ状態に移行させるクロージャを設け、前記駆動ギヤにより前記ドラムを回動させて閉扉する際、前記閉アシスト手段が機能する角度まで閉扉した時、前記モータ及び駆動ギヤを停止させ、前記ドアロック装置がハーフラッチ状態になった時、前記駆動ギヤを再始動させて前記クロージャを作動させ、該クロージャの作動後に、前記駆動ギヤを初期位置へ戻しても良い。
この場合、前記駆動ギヤのギヤ突起が、前記オペレーションレバーの側縁に互いに逆側の向きから当接することにより、前記駆動ギヤの回転力を前記オペレーションレバーに伝達して正逆回転させ、前記オペレーションレバーが正逆回転することにより、前記初期開扉装置又はクロージャを作動させ、該初期開扉装置又はクロージャが作動した後、前記オペレーションレバーを初期位置に戻すこともできる。
請求項2に係る発明によれば、ドアの初期開扉を同じモータで自動的に行うことが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、ドアの電動開閉に加えて施錠をも一個のモータによって行うことができる。
請求項4及び5に係る発明によれば、駆動ギヤで駆動される1個のオペレーションレバーを介して、初期開扉装置及びクロージャーを作動させるので、装置全体の構造がいっそう簡単になって軽量化され、このため、装置のほとんどの部材をドアに搭載することが可能であり、容易に既成車両へ装着することができる。
ドア開閉装置は、図1及び図2に示すように、中心軸30を共有すると共に、回転面どうしが相対向するよう回動可能に配置されたドラム1、駆動ギヤ2及びオペレーションレバー3と、図3乃至図5に示すように、ドラム1で巻き取ることによりドアAを閉鎖方向に牽引するケーブル4と、駆動ギヤ2を正逆両方向に回動させるモータ5と、全閉状態のドアAを所定角度まで開放する初期開扉装置であるオープナ6と、ハーフラッチ状態のドアロック装置22をフルラッチ状態に移行させるクロージャ7とを備える。
そして、閉鎖状態のドアAが所定角度まで開いて開中立位置に達すると、開アシスト手段が機能して全開状態まで自動開扉すると共に、開放状態のドアAが所定角度まで閉じて閉中立位置に達すると、閉アシスト手段が機能して全閉状態まで自動閉扉するようになっている。
図5に示すように、ケーブル4の先端はドアAに装着されたプーリー19を介して車体Bに結合されており、ドラム1がケーブル4を巻き取ると、ドアAが閉じるようになっている。
また、ドラム1には、手動でドアAを閉じる場合にケーブル4が弛まないよう巻き取るため、ドラム1を逆転方向へ付勢するバネが設けられる。
さらに、ドラム1の駆動ギヤ2と対向する面にはドラム突起8が突出されている。
また、減速ギヤ2のドラム1と対向する面には、その回動に伴ってドラム突起8の側面に接離すると共に、オペレーションレバー3の軌道に突出するギヤ突起11が設けられている。
そして、ギヤ突起11がドラム突起8の側面に当接した状態で駆動ギヤ2が逆転すると、ドラム1が押されて逆転し、ケーブル4を巻き取るようになっている。
さらに、図示しないが、回動中の駆動ギヤ2が初期位置に達すると、これを検知してモータ5を停止させる初期位置スイッチが設置される。
第1の長孔12には第1のスライダ14が摺動自在に係合され、第1のスライダ14にはオープナ操作ケーブル15の一端が結合されている。
第2の長孔13には第2のスライダ16が摺動自在に係合され、第2のスライダ16にクロージャ操作ケーブル17の一端が結合されている。
クロージャ操作ケーブル17の他端はクロージャ7に連結され、オペレーションレバー3が初期位置から逆転してクロージャ操作ケーブル17を引っ張ると、クロージャ7が作動してドアロック装置22がフルラッチ状態に移行し、ドアAは施錠される。
ドアロック装置22は、車内からの操作、或いは、ドアAに設置された手動ハンドル21を操作することにより開錠することができる。
また、オープナ操作ケーブル15の他端部が回動部20の外周に係合されると共に、その先端が回動部20に固定されている。
オペレーションレバー3が初期位置から正転してオープナ操作ケーブル15を引っ張ると、回動部20が図6の時計回りに回転してオープナ6が起立し、オープナ2の先端が車体Bを押してドアAが開中立位置まで開く。
また、オペレーションレバー3が初期位置に復帰すると、回動部20が反時計回りに回動して、オープナ6は倒れるようになっている。
従って、オペレーションレバー3を正転させた時に、クロージャ操作ケーブル17が作用を受けることはなく、逆転させたときに、オープナ操作ケーブル15が作用を受けることはない。
さらに、駆動ギヤ2が逆転して、開放状態のドアAが閉中立位置まで閉じた時、これを検知してモータ5を停止させる閉中立検知スイッチと、さらにドアAが閉じてハーフラッチ状態となったことを検知し、モータ5及び駆動ギヤ2を再始動して逆転させるハーフラッチスイッチと、クロージャ7が作動してフルラッチ状態となった時、これを検知してモータ5及び駆動ギヤ2を正転させるフルラッチスイッチとが設置されている。
そして、この状態で、ドラム1にケーブル4が巻き取られている場合(ドアAが閉鎖している場合)は、図1の破線で示すように、ドラム突起8がギヤ突起11の正転方向に向いた側面に当接し、ドラム1からケーブル4が巻き戻されている場合(ドアAが開いている場合)は、ドラム突起8がギヤ突起11の逆転方向に向いた側面に当接している。
また、オペレーションレバー3が逆転規制位置から初期位置に復帰すると、クロージャ7も元の位置に復帰し、正転規制位置から初期位置に復帰すると、オープナ6は倒れるようになっている。
一方、閉鎖しているドアAを電動で開放する場合は、無線或いは車内からの開放操作によってモータ5を正転させる。すると、モータ5で駆動させる駆動ギヤ2が正転し、ギヤ突起11がこれに当接しているオペレーションレバー3及びドラム突起8を押し、この結果、オペレーションレバー3及びドラム1が正転する。
また、オペレーションレバー3は正転が規制された後、付勢力により初期位置に復帰し、同時に、開中立スイッチが作動してモータ5及び駆動ギヤ2が逆転し、駆動ギヤ2は初期位置に復帰する。
駆動ギヤ2が初期位置に復帰すると、初期位置スイッチが作動してモータ5は停止する。
ドアAを電動で閉鎖する場合は、無線或いは車内からの閉鎖操作によってモータを逆転させ、モータ5で駆動される駆動ギヤ2を逆転させる。すると、ギヤ突起11がドラム突起8を押すので、ドラム1が逆転してケーブル4を巻き取る。
ドアAが閉中立位置に達すると、閉中立スイッチが作動してモータ5及び駆動ギヤ2がいったん停止し、閉アシスト手段によってドアAは自動閉扉する。
すると、クロージャー操作ケーブル17が引っ張られてクロージャ7が作動し、ドアロック装置22がフルラッチ状態に移行して、ドアAは施錠される。
その後、オペレーションレバー3は付勢されて初期位置へ戻り、クロージャ7も元の位置へ復帰する。
また、ドアロック装置22がフルラッチ状態になると、フルラッチスイッチが作動してモータ5及び駆動ギヤ2が正転し、駆動ギヤ2は初期位置へ戻る。
例えば、図示のものではオペレーションレバー3、駆動ギヤ2及びドラム1がこの順に重なっているが、ドラム1と駆動ギヤ2の対向面間にオペレーションレバー3を配置しても良い。
また、オープナ6の形状、オープナ6を起倒させる構造等も適宜変更することが可能である。
B 車体
1 ドラム
2 駆動ギヤ
3 オペレーションレバー
4 ケーブル
5 モータ
6 オープナ
7 クロージャ
8 ドラム突起
9 ウォームギヤ
10 減速ギヤ群
11 ギヤ突起
12 第1の長孔
13 第2の長孔
14 第1のスライダ
15 オープナ操作ケーブル
16 第2のスライダ
17 クロージャ操作ケーブル
18 ヒンジ
19 プーリー
20 回動部
21 手動ハンドル
22 ドアロック装置
30 中心軸
Claims (5)
- ドアの開閉角度に相当する長さ以上のドア牽引用ケーブルと、該ドア牽引用ケーブルの巻き戻し・巻き取りを行うことにより前記ドアを開閉するドラムと、モータの出力軸に連絡された駆動ギヤとを備え、前記ドラムと駆動ギアとをその回転面が相対向するよう配置し、これら対向した回転面において、前記ドラムにドラム突起を設けると共に、前記駆動ギヤにギヤ突起を設け、前記ドラム突起に対して互いに逆側の向きから前記ギヤ突起が当接することにより、前記駆動ギヤの回転力を前記ドラムに伝達して正逆回転させ、前記駆動ギヤが停止している時、前記ドラム突起とギヤ突起とが当接することなく前記ドラムが自由に回転できる領域を利用して、前記ドア牽引用ケーブルのドア開閉角度に応じた長さを巻き取り・巻き戻すことにより、手動にてドア開閉を可能としたことを特徴とするドア開閉装置。
- 前記駆動ギヤで駆動されて、閉鎖状態のドアを所定角度まで開ける初期開扉装置、及び、該初期開扉装置で開けた前記ドアを全開させる開アシスト手段を設け、該開アシスト手段によりドアが全開状態まで自動開扉する間に、前記モータを逆転して前記駆動ギヤを初期位置に戻す請求項1に記載のドア開閉装置。
- 開放状態の前記ドアが所定角度まで閉じた後、全閉させる閉アシスト手段、及び、前記駆動ギヤで駆動されて、ドアロック装置をハーフラッチ状態からフルラッチ状態に移行させるクロージャを設け、前記駆動ギヤにより前記ドラムを回動させて閉扉する際、前記閉アシスト手段が機能する角度まで閉扉した時、前記モータ及び駆動ギヤを停止させ、前記ドアロック装置がハーフラッチ状態になった時、前記駆動ギヤを再始動させて前記クロージャを作動させ、該クロージャの作動後に、前記駆動ギヤを初期位置へ戻す請求項2に記載のドア開閉装置。
- 前記駆動ギヤによって駆動されるオペレーションレバーに前記初期開扉装置及びクロージャを連結した請求項3に記載のドア開閉装置。
- 前記駆動ギヤのギヤ突起が、前記オペレーションレバーの側縁に互いに逆側の向きから当接することにより、前記駆動ギヤの回転力を前記オペレーションレバーに伝達して正逆回転させ、前記オペレーションレバーが正逆回転することにより、前記初期開扉装置又はクロージャが作動し、該初期開扉装置又はクロージャが作動した後、前記オペレーションレバーは初期位置に戻る前記請求項4に記載のドア開閉装置。
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