JP4128914B2 - 自動列車停止システム - Google Patents
自動列車停止システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4128914B2 JP4128914B2 JP2003191313A JP2003191313A JP4128914B2 JP 4128914 B2 JP4128914 B2 JP 4128914B2 JP 2003191313 A JP2003191313 A JP 2003191313A JP 2003191313 A JP2003191313 A JP 2003191313A JP 4128914 B2 JP4128914 B2 JP 4128914B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track circuit
- train
- ats
- carrier
- track
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 29
- 230000006870 function Effects 0.000 description 27
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 206010027175 memory impairment Diseases 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000009993 protective function Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L3/00—Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
- B60L3/0007—Measures or means for preventing or attenuating collisions
- B60L3/0015—Prevention of collisions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L15/00—Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
- B60L15/32—Control or regulation of multiple-unit electrically-propelled vehicles
- B60L15/38—Control or regulation of multiple-unit electrically-propelled vehicles with automatic control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B61—RAILWAYS
- B61L—GUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
- B61L3/00—Devices along the route for controlling devices on the vehicle or train, e.g. to release brake or to operate a warning signal
- B61L3/16—Continuous control along the route
- B61L3/22—Continuous control along the route using magnetic or electrostatic induction; using electromagnetic radiation
- B61L3/221—Continuous control along the route using magnetic or electrostatic induction; using electromagnetic radiation using track circuits
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L2200/00—Type of vehicles
- B60L2200/26—Rail vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル化された列車制御情報電文がながれされている複数に分割された軌道回路と車上装置とからなる自動列車停止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
JR各社は国鉄時代に変周式ATS−S形システム(ATS:Automatic Train Stop:自動列車停止装置)を導入した。このシステムは、図2に示すように、信号機4から一定距離離れた軌道回路3の地点に設置された地上子6(通常、信号機手前約800m地点に設置されており、ロング地上子と呼ばれる)から、列車5に搭載されTATS車上装置7の車上子72が130kHz変周周波数信号を受信すると、ATS車上論理部71で105kHz常時発振周波数が変調されることにより、図示を省略した車内警報が鳴り、運転士に対して前方信号機4が停止現示であるという注意を促す仕組みとなっている。
【0003】
通常、運転士が、この警報に対して確認ボタンを押すことにより確認扱いをし、適切なブレーキ扱いを行うことで列車を安全に停止させることになる。しかし、運転士がこの警報に気が付かず、5秒以上確認扱いをしなかった場合にはATS−S形車上装置が非常ブレーキ指令を出力することにより、列車を自動的に信号機4の手前に停止させることになる。
【0004】
このATS−S形システムの導入により列車の信号冒進事故は大幅に減少したものの、いくつかの問題点は残された。そのため、それら問題点に対して国鉄から分割したJR各社は、それ以来それぞれ改良を加え、停止現示を受信したときには警報でなく無条件で停止したり、高減速性能の車両を識別して警報の仕方を変えたりする機能が追加されたりした。しかし、この改良された方式のものでも、絶対信号機に対しては運転士の確認扱いを伴わない即時非常停止機能が追加されたものの、その他の駅中間信号機においてはこの運転士の確認扱いを伴わない即時非常停止機能は採用されないことから、従来通り運転手の確認扱い後の失念による信号冒進をなくすことはできないという問題点があった。
【0005】
また、減速停止性能が列車により異なるので、地上子の設定位置を、停止性能の最も悪い列車に合わせなければならず、高減速停止性能のある列車を導入しても、高密度運転を実現できないという問題点もあり、抜本的な解決には至っていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のATSシステムでは、地上子の変周周波数信号を元に車上装置が列車制御を行っていることから、絶対信号機に対しては運転士の確認扱いを行わない即時非常停止機能があるものの、その他の駅中間信号機に関しては、従来通り運転士の確認扱いを必要としており、さらに確認扱い後はATSとしての防護機能が解除され、そのために運転士の失念による信号冒進事故を完全になくすることができないという問題がある。
【0007】
また、ATS−S形システムでは、停止信号機または速度制限であることの警報を促すための地上子の設置位置を、その線区を走行するもっともブレーキ性能の悪い列車に合わせているので、多種多様な減速性能を有している列車が混在して走行する場合には個々の列車性能に合わせた制御ができないという問題もある。
【0008】
さらに、地上子から制御情報を受信する点制御情報伝送では、一旦情報を受信すると、次の情報地点(地上子)に行くまでは情報を更新することができない。つまり、前方信号機が停止現示の地上子からその情報を受信してしまうと、その信号機が現示アップした場合でも、次の地上子から新しい情報を受け取るまでは情報を更新できないという問題もある。
【0009】
本発明は、上記問題を解決することを目的とする。すなわち、本発明は、絶対信号機以外の信号機に対して、運転士の確認扱い後における運転士の失念による信号冒進事故を完全になくすことができる自動列車停止システムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、同一線路上を多種多様な減速性能を有している列車が混在して走行する場合に、個々の列車性能に合わせた制御を行う自動列車停止システムを提供することを目的とする。
【0011】
さらに、本発明は、前方信号機から停止現示情報を受信した後に、その信号機が現示アップした場合に現示情報の更新を受けることができる自動列車停止システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、複数に分割された軌道回路の隣接する軌道回路に、互いに異なる周波数の搬送波を用いてディジタル化された列車制御情報電文を流し、車上で軌道回路に流れる搬送波の周波数の変化により自位置を把握し、ディジタル電文の列車制御情報に基づいて1段ブレーキパターンを生成し、常時速度照査を行うようにした自動列車停止システムにより解決される。
【0013】
すなわち、上記課題を解決する本発明の第1の手段は、複数に分割された軌道回路の隣接する軌道回路に互いに異なる周波数の搬送波を用いたディジタル化された列車制御情報電文がながれている自動列車停止システムにおいて、車上に搭載されたキャリアセンサーが軌道回路に流れる搬送波の周波数を受信し、その搬送波の周波数の変化により軌道回路境界を検知することで、車上が自位置を把握することを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決する本発明の第2の手段は、前記第1の解決手段において、ディジタル化された列車制御情報電文を受信した車上システムが、その電文情報確定後に、列車速度とシステム応答時間を用いて軌道回路境界からの位置補正を行うことを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決する本発明の第3の手段は、第1又は第2の解決手段において、ディジタル化された列車制御情報電文を受信した車上システムが、その電文情報内のパターン終端種別、閉塞内方長、閉塞終端現示速度、平均勾配等により、閉塞終端現示速度に対して一段ブレーキパターンを生成し、常時車上で速度照査を行うことを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決する本発明の第4の手段は、第1ないし第3の解決手段において、ディジタル化された列車制御情報電文が、有絶縁軌道回路では列車先頭在線時又は進路設定時又は常時に軌道回路に送信され、無絶縁軌道回路では列車先頭在線時に軌道回路に送信されることを特徴とする。
【0017】
上記課題を解決する本発明の第5の手段は、第1ないし第4の解決手段において、ディジタル化された列車検知電文が、常時軌道回路に送信されることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる自動列車停止システムの一実施形態を、図1を用いて説明する。図1において、自動列車停止システムは、列車5に搭載されたATS車上装置1、ATS地上装置2、軌道回路3、信号機4を有して構成される。軌道回路3は、軌道回路境界31によって複数の軌道回路1T,2T.3T…に分割され、各軌道回路1T,2T,3T…には、隣接する軌道回路で互いに異なる周波数の搬送波によって搬送されるATS電文(列車制御情報電文)8、TD電文(列車検知電文)9が流される。
【0019】
ATS車上装置1は、ATS車上論理部11、キャリアセンサー12を有して構成される。また、ATS地上装置2は、ATS地上論理部21、複数個の送受信器22を有して構成される。
【0020】
ATS地上装置2のATS地上論理部21は、他装置からの入力情報を取得する機能、列車検知機能、進路状態設定機能、軌道回路追跡機能、ATS電文作成機能、ATS電文送信機能を持つ。
【0021】
他装置からの入力情報の取得機能は、ATS電文作成に必要な信号機の現示情報を取得する機能である。
【0022】
列車検知機能は、TD電文を制御範囲内の全ての軌道回路に送受信器を介して流し、TD電文を受信した時の搬送波のレベルが判定レベルに比べ下か上かにより軌道回路状態の落下(occupied)もしくは扛上(not occupied)を判定する機能である。
【0023】
進路状態設定機能は、入力情報により取得した現示情報を基に軌道回路単位に進路設定状態を作成する。
【0024】
軌道回路追跡機能は、列車検知の結果、落下もしくは扛上と判定された軌道回路に対してその落下もしくは扛上が列車による正当な落下もしくは扛上であるかをその連続性により判定し、正当な落下であると判定した場合にその軌道回路に列車が在線していると認識する。さらに、列車であると認識した後に落下もしくは扛上の連続性により進行方向を認識し、列車先頭を認識する。
【0025】
ATS電文作成機能は、以下の条件が成立した場合に各軌道回路単位に作成する。作成対象の軌道回路が有絶縁軌道回路の場合は、進路設定が有り且つ列車先頭と認識されている場合、または、常にATS電文を作成する。また、作成対象の軌道回路が無絶縁軌道回路の場合には、列車先頭と認識されている場合にATS電文を作成する。
【0026】
ATS電文送信機能は、送信する軌道回路に対応した送受信器にATS電文を送信する。
【0027】
送受信器22は、TD電文またはATS電文をATS地上論理部21から受信し、このディジタル電文をMSK変調し軌道回路に送信する。また、軌道回路3から受信したTD電文とTD電文の搬送波のレベルを、ATS地上論理部21に送信する。
【0028】
ATS車上装置1のATS車上論理部11は、位置検知機能、位置補正機能、パターン生成機能を持つ。
【0029】
位置検知機能は、キャリアセンサー12から受信したATS電文8の搬送波の周波数の変化を検知した時点で軌道回路境界であると認識する。
【0030】
位置補正機能は、列車が進入した軌道回路と進行方向に対して外方軌道回路の境界が有絶縁の場合は、軌道回路境界と認識した直後に受信したATS車上論理部が正当なATS電文を受信したと認識した時のATS電文内の軌道回路種別が有絶縁軌道回路であることを受け、搬送波の周波数の変化検知をした時間からATS車上論理部が正当なATS電文を受信したと認識するまでの時間と境界進入時の列車速度を用いて軌道回路境界31からの走行距離を補正する。
【0031】
また、位置検出機能は、列車が進入した軌道回路と進行方向に対して外方軌道回路の境界が無絶縁の場合は、軌道回路境界と認識した直後に受信したATS車上論理部が正当なATS電文を受信したと認識した時のATS電文内の軌道回路種別が無絶縁軌道回路であることを受け、境界検知がかなり曖昧であるため、速度発電機による軌道回路境界と比べ、搬送波の周波数の変化により認識した軌道回路境界が進行方向に対して前方である場合は、補正を行わない。すなわち、速度発電機による軌道回路境界と走行距離をATS車上論理部は軌道回路境界、走行距離と認識する。
【0032】
パターン生成機能は、列車の減速性能、ATS電文内の閉塞内方長、閉塞終端現示速度、平均勾配、パターン終端種別の各情報に基づいて閉塞終端現示速度への一段ブレーキパターンを生成する。そして、生成したパターンに対して現在の速度と照査を行い必要により最適なブレーキ制御を行う。
【0033】
キャリアセンサー12は、軌道回路に流れている搬送波に搬送されるATS電文を受信し、その搬送波の周波数(ATS周波数)のレベルや復調したATS電文をATS車上論理部へ送信する。
【0034】
ATS搬送波の周波数の変化検知について、図6を用いて説明する。図6(A)は、軌道回路2Tと軌道回路1Tの境界31が有絶縁の場合に、列車5が軌道回路2Tから軌道回路1Tへ進入するときの、軌道回路2TのATS搬送波周波数(ATS周波数)f1のレベルLf1と軌道回路1TのATS搬送波周波数(ATS周波数)f2のレベルLf2との関係が表されている。軌道回路境界31が有絶縁である場合は、ATS電文8は常時軌道回路に流れている。
【0035】
列車5が実際の軌道回路境界31を通過すると、軌道回路2TのATS周波数f1の検出レベルLf1は低下する。同時に軌道回路1TのATS周波数f2の検出レベルLf2が上昇し始める。
【0036】
そこで、ATS車上装置1のATS車上論理部11にATS周波数f2の検出レベルLf2の判定レベル(f2判定レベル)を設けることにより、ATS周波数f2の検出レベルLf2がこの判定レベル以上になった時、ATS周波数が軌道回路2TのATS周波数f1から軌道回路1TのATS周波数f2へ変化したと、ATS車上装置1が判断する。また、この搬送波検出判定レベルは軌道回路2TのATS周波数f1にも設け、軌道回路2TのATS周波数f1の検出レベルLf1がf1判定レベル以下となり、且つ軌道回路1TのATS周波数f2の検出レベルLf2がf2判定レベル以上になった時に、搬送波が周波数f1から周波数f2へ変化したと判断させても良い。
【0037】
これら場合、若干ではあるが実際の軌道回路境界31とATS車上装置1が検知する境界とに誤差があるが、この誤差は、列車の軌道回路境界31への進入速度に対応して決定するか、安全性を考慮し余裕を持たせて誤差を決定し、軌道回路境界検出誤差の補正を行う。この補正は、その後ATS電文正常受信と判断した時点で行う。
【0038】
図6(B)は、軌道回路2Tと軌道回路1Tの境界が無絶縁の場合に、列車5が軌道回路2Tから軌道回路1Tへ進入するときの、軌道回路2TのATS周波数f1のレベルLf1と軌道回路1TのATS周波数f2のレベルLf2の関係が表されている。
【0039】
軌道回路境界31が無絶縁である場合は、ATS地上装置がTD電文9のレベル低下が判定レベル以下となることで落下と検知し、軌道回路追跡機能で列車先頭であると認識した後に、ATS電文8が軌道回路1Tに送信される。ATS車上装置1が軌道回路1TのATS周波数f2を検知できるのは、さらに軌道に送信されたATS周波数をキャリアセンサー11が受信する時であるため、システムサイクルやTD電文9の判定レベルの選定等のシステム応答時間により軌道回路1TのATS周波数f2の検出レベルLf2の立ち上がりが大きく前後する。
【0040】
そのため、無絶縁軌道回路の場合は、境界検知方法は有絶縁軌道回路の場合と同じように、ATS周波数f2の検出レベルLf2の判定レベル(f2判定レベル)を設け、ATS周波数f2の検出レベルLf2がこのf2判定レベル以上になった時、ATS周波数f1からATS周波数f2へ変化したとATS車上装置1が判断する。また、この判定レベルはATS周波数f1にも設け、ATS周波数f1の検出レベルLf1がf1判定レベル以下となり、且つATSキャリア周波数f2の検出レベルLf2がf2判定レベル以上になった時に、ATS周波数f1からATS周波数f2へ変化したと判断させても良いこととする。
【0041】
しかし、実際の軌道回路境界31と、ATS車上装置が検知する境界とはかなりの誤差があるため、速度発電機による境界距離認識と比べて搬送波の周波数のレベル変化による境界認識が進行方向に対して前方である場合は、距離補正を行わない。
【0042】
ATS電文8の内容について、図3を用いて説明する。ATS電文は、スタートフラグ(A情報)と、通番(B情報)と、パターン終端種別(C情報)と、閉塞内方長(D情報)と、閉塞終端現示速度(E情報)と、平均勾配(f情報)と、軌道回路種別(G情報)と、CRC(H情報)と、エンドフラグ(I情報)とが記述される。
【0043】
通番は、ATS地上論理部がATS電文を作成する際に、システムサイクル毎に更新する情報であり、ATS車上論理部がATS電文の健全性を確認するための情報である。
【0044】
パターン終端種別は、ATS車上論理部が生成する一段ブレーキパターンの終端位置を指定する情報である。
【0045】
閉塞内方長は、信号機から信号機までの閉塞区間の距離を指定する情報である。
【0046】
閉塞終端現示速度は、信号機の現示に対応した速度を指定する情報である。
【0047】
平均勾配は、閉塞内の平均勾配を指定する情報であり、1‰単位で指定することができる。
【0048】
軌道回路種別は、進行方向に対して外方の軌道回路との軌道回路境界における有絶縁もしくは無絶縁を指定する情報である。
【0049】
TD電文9の内容について、図4を用いて説明する。TD電文は、スタートフラグ(A情報)と、通番(B情報)とが記述される。
【0050】
通番は、ATS地上論理部がTD電文を作成する際に、システムサイクル毎に更新する情報であり、ATS地上論理部がTD電文の健全性を確認するための情報である。
【0051】
以下、軌道回路への列車の進入状況とブレーキバターンの関係を示した図5を用いて、信号機の現示アップ時の動きについて説明する。図5(A)は初期の状況を示し、ATS地上論理部は、各軌道回路1T〜4TにおけるTD電文9A,9Bの受信レベル低下を検出することにより、列車5Aおよび列車5Bがそれぞれ、進行方向右で列車先頭位置が列車5Aについては軌道回路4T、列車5Bについては軌道回路2Tであると認識している。また、軌道回路境界31は全て有絶縁であるとする。この状況では、軌道回路1Tの信号機4−1はG現示、軌道回路2Tの信号機4−2はR現示、軌道回路3Tの信号機4−3はY現示である。
【0052】
この状況では、軌道回路4Tに対してATS電文8Aが、軌道回路2Tに対してATS電文8Bが送信され、列車5AはブレーキパターンBP4で、列車5BはブレーキパターンBP1で運転される。
【0053】
このような状況から、図5(B)に示す状況に推移して、列車5Aが軌道回路3Tに進入すると、ATS地上論理部が軌道回路3TのTD電文9Aの受信レベルが基準値より低下したことを検知し、列車追跡機能により正当な落下であると判断し、進行方向右で先頭軌道回路3Tにあると認識する。そして、軌道回路2Tの信号機4−2の現示情報(R)等によりATS電文8Aを作成する。
【0054】
ATS地上論理部は、ATS電文8Aを先頭軌道回路である軌道回路3Tに対応する送受信器へ送信し、送受信器がATS地上論理部より受信したATS電文8AをMSK変調し、軌道回路3Tに送信する。
【0055】
列車5AのATS車上装置のキャリアセンサーが、軌道回路3Tに流れるATS電文8Aの搬送波を受信し、ATS車上論理部へ送信する。ATS車上論理部は、受信した搬送波の周波数が変化していることにより軌道回路境界31であると認識する。そして、キャリアセンサーが、ATS電文8Aを受信し、復調を行いATS車上論理部へ送信する。ATS車上論理部は、受信したATS電文8Aの正当性を通番及びCRC情報により確認し、正当なATS電文であった場合には、ATS地上論理部が列車検知して軌道回路3Tに送信したATS電文8Aを、キャリアセンサーが受信してATS車上論理部が正当なATS電文8Aを受信したと認識するまでの時間と、進入時の列車速度を用いて走行距離を演算し、進入時から境界検知までの誤差と演算した走行距離をATS電文8Aの閉塞内方長から減算処理する。
【0056】
また、列車5Aの列車の減速性能と、ATS電文8内の閉塞内方長,閉塞終端現示速度(R現示),平均勾配,パターン終端種別に基づいて、閉塞終端現示速度への一段ブレーキパターンBP5を生成する。そして、生成したブレーキパターンBP5に対して現在の速度と照査を行い、必要により最適なブレーキ制御を行う。軌道回路3TへのATS電文8Aは、毎システムサイクル送信している。
【0057】
その後、図5(C)に示す状態に推移し、前方列車5Bが軌道回路1Tに完全進入したことで、信号機4−2の現示がR現示からY現示になると、ATS地上論理部が、他装置からの入力情報として、現示変化を認識する。ATS地上論理部は、最新の信号機4−2の現示情報(Y)により作成したATS電文8Aを、先頭軌道回路である軌道回路3Tに対応する送受信器へ送信し、送受信器はATS地上論理部より受信したATS電文8AをMSK変調し軌道回路3Tに送信する。
【0058】
列車5AのATS車上装置のキャリアセンサーがATS電文8Aを受信し、復調を行いATS車上論理部へ送信する。ATS車上論理部は、受信したATS電文8Aの正当性を通番及びCRC情報により確認し、正当なATS電文であった場合には、列車5Aの列車の減速性能とATS電文8A内の閉塞内方長,閉塞終端現示速度(Y現示),平均勾配,パターン終端種別に基づいて閉塞終端現示速度への一段ブレーキパターンBP6を生成する。そして、生成したブレーキパターンBP6に対して現在の速度と照査を行い必要により最適なブレーキ制御を行う。この場合は、信号機4−2の現示が、R現示からY現示となったため、R現示パターンに当らなくなり列車は速度を上げることが可能となる。
【0059】
【発明の効果】
従来のATSシステムでは、地上子の変周周波数信号を元に車上装置が列車制御を行っていたことから、絶対信号機に対しては運転士の確認扱いを行わない即時非常停止機能があるものの、その他の駅中間信号機に関しては、従来通り運転士の確認扱いを必要としており、さらに確認扱い後はATSとしての防護機能がなくなり、そのために運転士の失念による信号冒進事故を完全になくすることができない問題があったが、本発明の自動列車停止システムでは、列車先頭が在線する軌道回路にはATS電文(列車制御情報電文)がシステムサイクル毎に送信されており、車上装置はATS電文を常時受信するので、信号冒進事故を完全になくすることができる。
【0060】
また、ATS−S形システムでは停止信号機又は速度制限であることの警報を促すための地上子の設置位置はその線区を走行するもっともブレーキ性能の悪い列車に合わせているため、多種多様な減速性能を有している列車が混在して走行する場合には個々の列車性能に合わせた制御が行えない問題もあったが、本発明の自動列車停止システムでは、列車制御用の情報をディジタル化したことにより多くの情報を列車に渡すことができるようになり、ATS車上装置は列車の減速性能とATS電文の閉塞内方長、閉塞終端現示速度、平均勾配、パターン終端種別を基に閉塞終端現示速度への一段ブレーキパターンを生成し、この生成されたパターンに対して随時現在の速度と照査を行い必要により最適なブレーキ制御を行うため、列車の性能に合わせた制御が可能である。
【0061】
さらに、点制御情報伝送では、一旦情報を受信すると、次の情報地点までに行くまでは情報の更新はできない。つまり、前方信号機が停止現示の地上子からその情報を受信してしまうと、その信号機が現示アップした場合でも、次の地上子から新しい情報を受け取るまでは情報の更新ができないという問題もあったが、本発明の自動列車停止システムでは、毎システムサイクルに最新の情報を用いてATS電文を作成しており、且つ列車先頭が在線する軌道回路にはATS電文がシステムサイクル毎に送信されているため、現示アップに即座に対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動列車停止システムの構成図。
【図2】従来のATS−Sシステムの構成図。
【図3】本発明が適用される自動列車停止システムのATS地上論理部が作成するATS電文の詳細情報。
【図4】本発明が適用される自動列車停止システムのATS地上論理部が作成するTD電文の詳細情報。
【図5】本発明が適用される自動列車停止システムの現示アップ時の動作説明図。
【図6】本発明が適用される自動列車停止システムのキャリア周波数の変化検知を説明した図。(A)は軌道回路境界が有絶縁の場合であり、(B)は軌道回路境界が無絶縁の場合である。
【符号の説明】
1 ATS車上装置
11 ATS車上論理部
12 キャリアセンサ
2 ATS地上装置
21 ATS地上論理部
22 送受信機
3 軌道回路
31 軌道回路境界
4 信号機
5 列車
8 ATS電文
9 TD電文
7 従来のATS車上装置
71 従来のATS車上論理部
72 車上子
6 地上子
BP4〜BP6 列車5Aの常用最大ブレーキパターン
BP1〜BP3 列車5Bの常用最大ブレーキパターン
Lf1 車上が受信する軌道回路2Tに流れる周波数f1の搬送波レベル(有絶縁/無絶縁)
Lf2 車上が受信する軌道回路1Tに流れる周波数f2の搬送波レベル(有絶縁/無絶縁)
Claims (3)
- 車上にキャリアセンサーおよび自動列車停止車上論理部を有する自動列車停止システムを搭載し、複数に分割された軌道回路の隣接する軌道回路には互いに異なる周波数の搬送波によってディジタル化された列車制御情報電文がながれている自動列車停止システムにおいて、
車上に搭載された自動列車停止システムが、位置検出機能および位置補正機能ならびにパターン生成機能を備え、
前記キャリアセンサーが軌道回路に流れる搬送波と該搬送波のディジタル化された列車制御情報電文を受信し、
前記自動列車停止システムの自動列車停止車上論理部の位置検出機能が、前記受信した搬送波の周波数の変化により軌道回路境界を検知し、
前記位置補正機能が、軌道回路境界を検出した直後に前記キャリアセンサが受信した列車制御情報電文を確定した後に、前記列車制御情報電文の軌道回路種別が有絶縁軌道回路であること受け前記位置検出機能が搬送波の周波数の変化を検知した時点から前記列車制御情報電文を確定する時点までの時間と境界進入時の列車速度を用いて軌道回路境界からの距離を補正するか、前記列車制御情報電文の軌道回路種別が無絶縁軌道回路であること受け搬送波の周波数の変化により検知した軌道回路境界と境界進入時からの速度発電機による走行距離とを比べ前記検知した軌道回路境界が進行方向に対して前方である場合には補正を行なわず列車速度とシステム応答時間を用いて軌道回路境界からの位置補正を行なって車上が自位置を把握し、
前記パターン生成機能が、前記受信した列車制御情報電文内のパターン終端種別、閉塞内方長又は軌道回路長、閉塞終端現示速度、平均勾配等により、閉塞終端現示速度に対して一段ブレーキパターンを生成し、以後列車制御情報電文の受信を継続し、常時車上で前記生成した一段ブレーキパターンに対して現在の速度と速度照査を行う
ことを特徴とする連続制御方式の自動列車停止システム。 - ディジタル化された列車制御情報電文は、有絶縁軌道回路では列車先頭在線時且つ進路設定時、又は常時に軌道回路に送信され、無絶縁軌道回路では列車先頭在線時に軌道回路に送信される請求項1に記載の連続制御方式の自動列車停止システム。
- ディジタル化された列車検知電文が、常時軌道回路に送信される請求項1または請求項2に記載の連続制御方式の自動列車停止システム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003191313A JP4128914B2 (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 自動列車停止システム |
EP03019643.0A EP1493610B1 (en) | 2003-07-03 | 2003-09-05 | Automatic train stop system |
US10/664,905 US7006012B2 (en) | 2003-07-03 | 2003-09-22 | Automatic train stop system |
CNB031587887A CN1331701C (zh) | 2003-07-03 | 2003-09-24 | 自动列车停止系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003191313A JP4128914B2 (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 自動列車停止システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005022558A JP2005022558A (ja) | 2005-01-27 |
JP4128914B2 true JP4128914B2 (ja) | 2008-07-30 |
Family
ID=33432346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003191313A Expired - Fee Related JP4128914B2 (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 自動列車停止システム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7006012B2 (ja) |
EP (1) | EP1493610B1 (ja) |
JP (1) | JP4128914B2 (ja) |
CN (1) | CN1331701C (ja) |
Families Citing this family (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4227078B2 (ja) * | 2004-06-16 | 2009-02-18 | 株式会社日立製作所 | 列車位置検知システム |
JP4610950B2 (ja) * | 2004-07-06 | 2011-01-12 | 株式会社日立製作所 | 列車の制御方法および鉄道車両用制御装置 |
JP4375253B2 (ja) * | 2005-02-25 | 2009-12-02 | 株式会社日立製作所 | 信号保安システム |
JP2007104777A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Toshiba Corp | 電気車駆動制御装置 |
CN1986314B (zh) * | 2005-12-22 | 2012-07-25 | 株式会社日立制作所 | 信号保安系统 |
JP4607777B2 (ja) * | 2006-01-26 | 2011-01-05 | 株式会社日立製作所 | スキャニング式列車検知装置及びスキャニング式列車検知方法 |
US9379775B2 (en) | 2009-03-17 | 2016-06-28 | General Electric Company | Data communication system and method |
US8655517B2 (en) | 2010-05-19 | 2014-02-18 | General Electric Company | Communication system and method for a rail vehicle consist |
US8798821B2 (en) | 2009-03-17 | 2014-08-05 | General Electric Company | System and method for communicating data in a locomotive consist or other vehicle consist |
US8935022B2 (en) | 2009-03-17 | 2015-01-13 | General Electric Company | Data communication system and method |
US9637147B2 (en) | 2009-03-17 | 2017-05-02 | General Electronic Company | Data communication system and method |
US8825239B2 (en) | 2010-05-19 | 2014-09-02 | General Electric Company | Communication system and method for a rail vehicle consist |
US8702043B2 (en) * | 2010-09-28 | 2014-04-22 | General Electric Company | Rail vehicle control communication system and method for communicating with a rail vehicle |
US8532850B2 (en) * | 2009-03-17 | 2013-09-10 | General Electric Company | System and method for communicating data in locomotive consist or other vehicle consist |
JP5329751B2 (ja) * | 2006-10-24 | 2013-10-30 | 日本信号株式会社 | 地上−車上間情報伝送装置 |
JP4909868B2 (ja) * | 2007-10-16 | 2012-04-04 | 株式会社日立製作所 | ループ式atc/td地上装置 |
US8214092B2 (en) * | 2007-11-30 | 2012-07-03 | Siemens Industry, Inc. | Method and apparatus for an interlocking control device |
US9290190B2 (en) | 2008-07-31 | 2016-03-22 | Jeffrey Koval | Systems and methods for determining whether a transportation track is occupied |
US8583299B2 (en) * | 2009-03-17 | 2013-11-12 | General Electric Company | System and method for communicating data in a train having one or more locomotive consists |
JP4948616B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2012-06-06 | 株式会社京三製作所 | 自動列車停止装置 |
JP5683203B2 (ja) * | 2010-10-14 | 2015-03-11 | 株式会社京三製作所 | 自動列車制御装置 |
US10144440B2 (en) | 2010-11-17 | 2018-12-04 | General Electric Company | Methods and systems for data communications |
US9513630B2 (en) | 2010-11-17 | 2016-12-06 | General Electric Company | Methods and systems for data communications |
CN102167065A (zh) * | 2011-03-31 | 2011-08-31 | 北京全路通信信号研究设计院有限公司 | 一种列车停车控制方法及系统 |
JP5225430B2 (ja) * | 2011-05-24 | 2013-07-03 | 株式会社京三製作所 | 自動列車制御装置 |
DE102011083122A1 (de) * | 2011-09-21 | 2013-03-21 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Betreiben einer fahrzeugseitigen Empfangseinrichtung eines Zugbeeinflussungssystems sowie fahrzeugseitige Empfangseinrichtung |
US8914170B2 (en) | 2011-12-07 | 2014-12-16 | General Electric Company | System and method for communicating data in a vehicle system |
DE102012217426A1 (de) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zur fahrzeugseitigen Positionsdatenerfassung bei einem Schienenfahrzeug |
JP5613804B1 (ja) * | 2013-08-21 | 2014-10-29 | 東京地下鉄株式会社 | 車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法 |
JP6635827B2 (ja) * | 2016-02-29 | 2020-01-29 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌道短絡装置 |
US10279823B2 (en) * | 2016-08-08 | 2019-05-07 | General Electric Company | System for controlling or monitoring a vehicle system along a route |
JP6712645B2 (ja) * | 2016-10-03 | 2020-06-24 | 株式会社京三製作所 | 終端防護装置及び終端防護方法 |
CN106525467A (zh) * | 2016-10-19 | 2017-03-22 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 轨道车辆测试场地用紧急停车控制方法 |
CN108791312B (zh) * | 2018-06-08 | 2024-03-15 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种智轨列车侧边智能停车系统及方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2076219A5 (ja) * | 1970-01-07 | 1971-10-15 | Signaux Entr Electriques | |
US3666217A (en) * | 1970-05-04 | 1972-05-30 | Gen Signal Corp | Track communication system for continuous rail |
US3840737A (en) * | 1973-07-06 | 1974-10-08 | Westinghouse Electric Corp | Method and apparatus for determining direction of operation in a vehicle control system |
US4074879A (en) * | 1976-11-29 | 1978-02-21 | General Signal Corporation | Track signalling system |
US4304377A (en) * | 1977-06-08 | 1981-12-08 | Compagnie De Signaux Et D'entreprises Electriques | Electrical block separating joints for railway signaling systems |
US4352475A (en) * | 1980-05-23 | 1982-10-05 | General Signal Corp. | Audio frequency track circuit for rapid transit applications with signal modulation security |
GB8402359D0 (en) * | 1984-01-30 | 1984-02-29 | Westinghouse Brake & Signal | Track circuit |
US4723739A (en) * | 1985-07-16 | 1988-02-09 | American Standard Inc. | Synchronous rectification track circuit |
GB9202830D0 (en) * | 1992-02-11 | 1992-03-25 | Westinghouse Brake & Signal | A railway signalling system |
US5340062A (en) * | 1992-08-13 | 1994-08-23 | Harmon Industries, Inc. | Train control system integrating dynamic and fixed data |
JP3200595B2 (ja) * | 1999-04-23 | 2001-08-20 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 変周式車上パターン列車制御装置 |
JP3065313B1 (ja) * | 1999-04-23 | 2000-07-17 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 変周式車上パタ―ン列車制御装置 |
CN2424079Y (zh) * | 2000-04-19 | 2001-03-21 | 黎若沙 | 便携式列车限速地面控制装置 |
-
2003
- 2003-07-03 JP JP2003191313A patent/JP4128914B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2003-09-05 EP EP03019643.0A patent/EP1493610B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-09-22 US US10/664,905 patent/US7006012B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-09-24 CN CNB031587887A patent/CN1331701C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1493610A3 (en) | 2006-01-11 |
EP1493610B1 (en) | 2013-05-15 |
EP1493610A8 (en) | 2005-03-30 |
US20050001741A1 (en) | 2005-01-06 |
CN1331701C (zh) | 2007-08-15 |
JP2005022558A (ja) | 2005-01-27 |
CN1576131A (zh) | 2005-02-09 |
US7006012B2 (en) | 2006-02-28 |
EP1493610A2 (en) | 2005-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4128914B2 (ja) | 自動列車停止システム | |
EP0433768B1 (en) | Highway crossing control system for railroads utilizing a communications link between the train locomotive and the crossing protection equipment | |
JP2005178614A (ja) | 列車位置検知方法 | |
JP2003174706A (ja) | 列車制御方法および装置 | |
US5098044A (en) | Highway crossing control system for railroads utilizing a communications link between the train locomotive and the crossing protection equipment | |
JPH1120702A (ja) | 踏切制御装置 | |
JP4993823B2 (ja) | 軌道車両自動制御システム | |
JP3519042B2 (ja) | 鉄道用警報発生方法 | |
JP4172007B2 (ja) | 車上主体型自動列車制御装置 | |
JPH09263243A (ja) | 車載用車輛接近警報装置および車輛接近警報携帯機 | |
JP6431103B2 (ja) | 踏切制御装置及び踏切制御方法 | |
JP7463228B2 (ja) | 列車制御システム及び列車制御方法 | |
JP3392916B2 (ja) | ディジタル伝送式自動列車制御装置 | |
JP4025955B2 (ja) | 車上主体型自動列車制御装置 | |
JP3270305B2 (ja) | 鉄道保安システムにおける信号保安装置 | |
JP2003226240A (ja) | 自動列車制御装置 | |
JPH08130807A (ja) | 車上装置、地上装置及び車両制御装置 | |
JP4076425B2 (ja) | 連続制御式ats−p装置 | |
JP3968628B2 (ja) | 車上主体型自動列車制御装置 | |
JP4695294B2 (ja) | 車両運行補助装置 | |
JP4132924B2 (ja) | 列車制御システム | |
JP2966808B2 (ja) | 定位置停止制御装置 | |
JP2000025615A (ja) | 進路の正当性の確認機能を有した無線列車制御システム | |
JP2511567Y2 (ja) | 過走防護装置 | |
JP2001080516A (ja) | 踏切制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070710 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080324 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080513 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080515 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |