JP2966808B2 - 定位置停止制御装置 - Google Patents
定位置停止制御装置Info
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- JP2966808B2 JP2966808B2 JP9290897A JP9290897A JP2966808B2 JP 2966808 B2 JP2966808 B2 JP 2966808B2 JP 9290897 A JP9290897 A JP 9290897A JP 9290897 A JP9290897 A JP 9290897A JP 2966808 B2 JP2966808 B2 JP 2966808B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は列車を目標地点に
停止させる定位置停止制御装置、特に停止位置精度の向
上に関するものである。
停止させる定位置停止制御装置、特に停止位置精度の向
上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、列車の速度制御や停止等の運転操
作を自動的に制御する自動列車運転方法(以下、ATO
という)が採用されている。ATO運転は常に列車速
度,位置,運転時間と先行列車と線路状況を知り、基準
運転線図と比較しながら列車速度を制御して列車を運転
し、所定の位置に停止させる方法である。
作を自動的に制御する自動列車運転方法(以下、ATO
という)が採用されている。ATO運転は常に列車速
度,位置,運転時間と先行列車と線路状況を知り、基準
運転線図と比較しながら列車速度を制御して列車を運転
し、所定の位置に停止させる方法である。
【0003】この列車を自動的に定位置に停止させる方
法としては、図7に示すように、定位置停止制御区間の
定位置停止制御開始点と距離補正点に無電源地上子P
1,P2,P3を設置し、列車1が無電源地上子P1か
ら定位置停止制御開始点を示す信号を受信すると定位置
停止パタ−ンにより定位置停止制御を行い、無電源地上
子P2,P3で距離補正点を示す信号を受信するたびに
停止目標点Pからの残距離を補正して定位置停止を行う
ようにしている。
法としては、図7に示すように、定位置停止制御区間の
定位置停止制御開始点と距離補正点に無電源地上子P
1,P2,P3を設置し、列車1が無電源地上子P1か
ら定位置停止制御開始点を示す信号を受信すると定位置
停止パタ−ンにより定位置停止制御を行い、無電源地上
子P2,P3で距離補正点を示す信号を受信するたびに
停止目標点Pからの残距離を補正して定位置停止を行う
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の定
位置停止制御装置は、地上に設置した無電源地上子から
の信号により列車を定位置に停車させるようにしている
ため、停止位置を精度良く制御するためには、無電源地
上子を線路に沿って多く並べる必要があり、地上に設置
する機器が多くなるという短所があった。
位置停止制御装置は、地上に設置した無電源地上子から
の信号により列車を定位置に停車させるようにしている
ため、停止位置を精度良く制御するためには、無電源地
上子を線路に沿って多く並べる必要があり、地上に設置
する機器が多くなるという短所があった。
【0005】また、無電源地上子P2,P3から送信す
る距離補正点を示す信号により補正して定位置停止制御
を行っているから車軸とレ−ル間のスリップやスキッド
等の影響がなく、停止目標点の例えば±350mm以内に列
車を停止させることができるが、この停止位置をより高
精度に制御することが要望されている。
る距離補正点を示す信号により補正して定位置停止制御
を行っているから車軸とレ−ル間のスリップやスキッド
等の影響がなく、停止目標点の例えば±350mm以内に列
車を停止させることができるが、この停止位置をより高
精度に制御することが要望されている。
【0006】この発明はかかる要望に対してなされたも
のであり、列車の停止位置を簡単な構成でより精度良く
制御することができる定位置停止制御装置を得ることを
目的とするものである。
のであり、列車の停止位置を簡単な構成でより精度良く
制御することができる定位置停止制御装置を得ることを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る定位置停
止制御装置は、地上装置には閉そくル−プ線とATC地
上装置とを有し、閉そくル−プ線は各閉そく区間毎に設
けられた平行2線式の閉そくル−プからなり列車からの
列車検知信号波を受信するとともに列車にATC信号波
を送信し、ATC地上装置は変調波の周波数を定速運転
信号,定位置停止信号,停止制御信号毎に切り換えたA
TC信号波を発生し、定位置停止信号を示す周波数の変
調波のATC信号波を定位置停止制御区間の閉そくル−
プ線に送り、停止制御信号を示す周波数の変調波のAT
C信号波をホ−ム区間の閉そくル−プ線に送り、ATC
車上装置は定位置停止信号を示す周波数の変調波のAT
C信号波を検出したときに列車の定位置停止制御を行
い、停止制御信号を示す周波数の変調波のATC信号波
を検出したときに列車の停止制御を行うことを特徴とす
る。
止制御装置は、地上装置には閉そくル−プ線とATC地
上装置とを有し、閉そくル−プ線は各閉そく区間毎に設
けられた平行2線式の閉そくル−プからなり列車からの
列車検知信号波を受信するとともに列車にATC信号波
を送信し、ATC地上装置は変調波の周波数を定速運転
信号,定位置停止信号,停止制御信号毎に切り換えたA
TC信号波を発生し、定位置停止信号を示す周波数の変
調波のATC信号波を定位置停止制御区間の閉そくル−
プ線に送り、停止制御信号を示す周波数の変調波のAT
C信号波をホ−ム区間の閉そくル−プ線に送り、ATC
車上装置は定位置停止信号を示す周波数の変調波のAT
C信号波を検出したときに列車の定位置停止制御を行
い、停止制御信号を示す周波数の変調波のATC信号波
を検出したときに列車の停止制御を行うことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の列車運行制御装置は列
車が走行する各閉そく区間毎に平行2線式の閉そくル−
プ線を設け、列車には列車検知信号として異なる周波数
のチェックイン信号とチェックアウト信号を発生するT
D送信器とATC車上装置とATO制御装置と列車の前
頭部に設けられた車上アンテナ及び列車の後尾部に設け
られた車上アンテナとが設けられ、列車検知方法として
チェックイン・チェックアウト方式が採用されている。
各閉そく区間の閉そくル−プ線にはハイブリッドトラン
スを介してATC/TD送受信器が接続されている。A
TC/TD送受信器は列車からのチェックイン信号とチ
ェックアウト信号により各閉そく区間における列車の有
無を検知するとともに、列車に送信するATC信号波を
発生する。定位置停止制御区間に設けられたATC/T
D送受信器は定位置停止信号を示す周波数の変調波のA
TC信号波を発生し、ホ−ム区間に設けられたATC/
TD送受信器は停止制御信号を示す周波数のATC信号
波を発生する。
車が走行する各閉そく区間毎に平行2線式の閉そくル−
プ線を設け、列車には列車検知信号として異なる周波数
のチェックイン信号とチェックアウト信号を発生するT
D送信器とATC車上装置とATO制御装置と列車の前
頭部に設けられた車上アンテナ及び列車の後尾部に設け
られた車上アンテナとが設けられ、列車検知方法として
チェックイン・チェックアウト方式が採用されている。
各閉そく区間の閉そくル−プ線にはハイブリッドトラン
スを介してATC/TD送受信器が接続されている。A
TC/TD送受信器は列車からのチェックイン信号とチ
ェックアウト信号により各閉そく区間における列車の有
無を検知するとともに、列車に送信するATC信号波を
発生する。定位置停止制御区間に設けられたATC/T
D送受信器は定位置停止信号を示す周波数の変調波のA
TC信号波を発生し、ホ−ム区間に設けられたATC/
TD送受信器は停止制御信号を示す周波数のATC信号
波を発生する。
【0009】列車のATC車上装置はATC信号波に含
まれる定位置停止信号を検出したときに列車の定位置停
止制御を行い、ATC信号波に含まれる停止制御信号を
検出したときに列車の停止制御を行う。
まれる定位置停止信号を検出したときに列車の定位置停
止制御を行い、ATC信号波に含まれる停止制御信号を
検出したときに列車の停止制御を行う。
【0010】このようにATC信号に定位置停止信号や
停止制御信号を示す周波数の変調波のATC信号波を閉
そくル−プから列車に送信し、ATC信号波に含まれる
定位置停止信号や停止制御信号を利用して列車を停止目
標点に停止させ、定位置停止のための地上の設備を簡略
化する。
停止制御信号を示す周波数の変調波のATC信号波を閉
そくル−プから列車に送信し、ATC信号波に含まれる
定位置停止信号や停止制御信号を利用して列車を停止目
標点に停止させ、定位置停止のための地上の設備を簡略
化する。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例に係る列車運行制
御装置の構成を示すブロック図である。例えば遊園地内
の輸送システムにように、ゴムタイヤ車両を使用した
り、車両が軽量でレ−ル短絡の軸数が少ない新交通シス
テムにおいては、列車検知に一般鉄道のように車軸短絡
による軌道回路が使用できないため、図に示すように、
列車1が走行する各閉そく区間4T〜7T毎に平行2線
式の閉そくル−プ線2d〜2gが設けられ、列車1に
は、図2のブロック図に示すように、TD送信器3とA
TC車上装置4とATO制御装置5と列車1の前頭部に
設けられた車上アンテナ6及び列車1の後尾部に設けら
れた車上アンテナ7とが設けられ、列車検知方法として
チェックイン・チェックアウト方式が採用されている。
チェックイン・チェックアウト方式はTD送信器3で列
車検知信号として異なる周波数のチェックイン信号とチ
ェックアウト信号を発生し、列車1の前頭部に設けられ
た車上アンテナ6からチェックイン信号を地上の閉そく
ル−プ線2d〜2gに送信し、列車1の後尾部に設けら
れた車上アンテナ7からチェックアウト信号を閉そくル
−プ線2d〜2gに送信して各閉そく区間4T〜7T毎
に列車の有無を検知する。
御装置の構成を示すブロック図である。例えば遊園地内
の輸送システムにように、ゴムタイヤ車両を使用した
り、車両が軽量でレ−ル短絡の軸数が少ない新交通シス
テムにおいては、列車検知に一般鉄道のように車軸短絡
による軌道回路が使用できないため、図に示すように、
列車1が走行する各閉そく区間4T〜7T毎に平行2線
式の閉そくル−プ線2d〜2gが設けられ、列車1に
は、図2のブロック図に示すように、TD送信器3とA
TC車上装置4とATO制御装置5と列車1の前頭部に
設けられた車上アンテナ6及び列車1の後尾部に設けら
れた車上アンテナ7とが設けられ、列車検知方法として
チェックイン・チェックアウト方式が採用されている。
チェックイン・チェックアウト方式はTD送信器3で列
車検知信号として異なる周波数のチェックイン信号とチ
ェックアウト信号を発生し、列車1の前頭部に設けられ
た車上アンテナ6からチェックイン信号を地上の閉そく
ル−プ線2d〜2gに送信し、列車1の後尾部に設けら
れた車上アンテナ7からチェックアウト信号を閉そくル
−プ線2d〜2gに送信して各閉そく区間4T〜7T毎
に列車の有無を検知する。
【0012】各閉そく区間4T〜7Tの閉そくル−プ線
2d〜2gには、図1に示すように、ハイブリッドトラ
ンス8d〜8gを介してATC/TD送受信器9d〜9
gが接続されている。閉そくル−プ線2d〜2gは列車
1からの列車検知信号であるチェックイン信号とチェッ
クアウト信号を受信してハイブリッドトランス8d〜8
gを介してATC/TD送受信器9d〜9gに送り、A
TC/TD送受信器9d〜9gから出力されるATC信
号波を列車1に送信する。ATC/TD送受信器9は、
図3のブロック図に示すように、チェックイン受信部1
0とチェックアウト受信部11と閉そく論理部12とA
TC信号選択論理部13及びATC送信部14を有す
る。
2d〜2gには、図1に示すように、ハイブリッドトラ
ンス8d〜8gを介してATC/TD送受信器9d〜9
gが接続されている。閉そくル−プ線2d〜2gは列車
1からの列車検知信号であるチェックイン信号とチェッ
クアウト信号を受信してハイブリッドトランス8d〜8
gを介してATC/TD送受信器9d〜9gに送り、A
TC/TD送受信器9d〜9gから出力されるATC信
号波を列車1に送信する。ATC/TD送受信器9は、
図3のブロック図に示すように、チェックイン受信部1
0とチェックアウト受信部11と閉そく論理部12とA
TC信号選択論理部13及びATC送信部14を有す
る。
【0013】チェックイン受信部10は列車1から送信
されるチェックイン信号を受信する。チェックアウト受
信部11はチェックイン受信部10と並列に接続され、
列車1から送信されるチェックアウト信号を受信する。
閉そく論理部12はチェックイン受信部10で受信した
チェックイン信号とチェックアウト受信部11で受信し
たチェックアウト信号からソフトウエア論理で列車1を
検知して閉そくリレ−TRを制御する。すなわち、該当
する閉そく区間のチェックイン信号又はチェックアウト
信号のいずれかの受信条件でも列車1の存在を記憶し、
次に上記のいずれの条件がなくなっても前方閉そく区間
の列車存在を記憶し、前方区間のチェックアウト信号を
受信したときにはじめてその閉そく区間の列車存在を解
除する。ATC信号選択論理部13は前方信号情報と前
方列車位置情報を取り込み、必要に応じた制限速度信号
を判定し、判定した制限速度信号をATC送信部14に
送る。ATC送信部14は変調波の周波数を制限速度信
号と定位置停止信号や停止制御信号毎に切り換えたAT
C信号波を発生してハイブリッドトランス8を介して該
当する閉そくル−プ線2に送る。このATC送信部14
で発生するATC信号波は、例えば図4の構成図に示す
ように、変調波の周波数を切り換えて制限速度と定位置
停止信号や停止制御信号を含む情報を示す。図に示した
ATC信号波のATC15Aは制限速度が15km/h
の定速運転で次駅コ−ドA付きの情報を示し、ATC1
5Bは制限速度が15km/hの定速運転で次駅コ−ド
B付きの情報を示す。また、ATC15P1は制限速度
が15km/hで定位置停止信号を含む情報を示し、A
TC15P2は制限速度が15km/hで停止制御信号
を含む情報を示す。ATC01,ATC01TBは駅部
の停止情報を示し、ATC02は絶対停止情報を示す。
なお、ATC01TBには例えば運転台切換情報も含
む。
されるチェックイン信号を受信する。チェックアウト受
信部11はチェックイン受信部10と並列に接続され、
列車1から送信されるチェックアウト信号を受信する。
閉そく論理部12はチェックイン受信部10で受信した
チェックイン信号とチェックアウト受信部11で受信し
たチェックアウト信号からソフトウエア論理で列車1を
検知して閉そくリレ−TRを制御する。すなわち、該当
する閉そく区間のチェックイン信号又はチェックアウト
信号のいずれかの受信条件でも列車1の存在を記憶し、
次に上記のいずれの条件がなくなっても前方閉そく区間
の列車存在を記憶し、前方区間のチェックアウト信号を
受信したときにはじめてその閉そく区間の列車存在を解
除する。ATC信号選択論理部13は前方信号情報と前
方列車位置情報を取り込み、必要に応じた制限速度信号
を判定し、判定した制限速度信号をATC送信部14に
送る。ATC送信部14は変調波の周波数を制限速度信
号と定位置停止信号や停止制御信号毎に切り換えたAT
C信号波を発生してハイブリッドトランス8を介して該
当する閉そくル−プ線2に送る。このATC送信部14
で発生するATC信号波は、例えば図4の構成図に示す
ように、変調波の周波数を切り換えて制限速度と定位置
停止信号や停止制御信号を含む情報を示す。図に示した
ATC信号波のATC15Aは制限速度が15km/h
の定速運転で次駅コ−ドA付きの情報を示し、ATC1
5Bは制限速度が15km/hの定速運転で次駅コ−ド
B付きの情報を示す。また、ATC15P1は制限速度
が15km/hで定位置停止信号を含む情報を示し、A
TC15P2は制限速度が15km/hで停止制御信号
を含む情報を示す。ATC01,ATC01TBは駅部
の停止情報を示し、ATC02は絶対停止情報を示す。
なお、ATC01TBには例えば運転台切換情報も含
む。
【0014】上記のように構成された列車運行制御装置
で列車1の運行を制御するときの動作を図5のフロ−チ
ャ−トと図6の進行距離と速度の変化特性図を参照して
説明する。
で列車1の運行を制御するときの動作を図5のフロ−チ
ャ−トと図6の進行距離と速度の変化特性図を参照して
説明する。
【0015】ホ−ム21に停車している列車1の出発条
件が成立すると、ATC送信器14はATC15A又は
ATC15BのATC信号波を発生し閉そくル−プ線2
aを介して列車1に送る。列車1のATO制御装置5は
ATC車上装置4で検出したATC信号波に含まれる情
報により力行制御を行い列車1を出発させる(ステップ
S1)。列車1が出発して走行しているときに、ATC
車上装置4は受信したATC信号に基づき列車1の速度
を自動的に制限速度以下に制御している。ATO制御装
置5は列車1が出発して定速制御に移る直前に、乗り心
地を加味した加速度緩和制御を行う(ステップS2)。
その後、ATC送信器14から送られるATC15A又
はATC15Bに基づく定速制御を行う(ステップS
3)。列車1が定位置停止制御区間に入ると、ATC車
上装置4は閉そくル−プ線2eを介してATC/TD送
受信器9eのATC送信部14から送られるATC15
P1に含まれる定位置停止信号を判別して定位置停止制
御を行い列車1を減速させる(ステップS4)。この状
態で列車1がホ−ム22の閉そく区間6Tに入り、AT
C車上装置4でATC/TD送受信器9fのATC送信
部14から閉そくル−プ線2fを介して送られるATC
15P2を入力すると、ATC15P2に含まれる停止
制御信号を判別して列車1の停止制御を行う(ステップ
S5)。列車1がホ−ム22の閉そく区間6Tに進入し
て一定時間経過したら、ATC/TD送受信器9fのA
TC送信器14は閉そくル−プ線2fに送っているAT
C信号波をATC01に切り替え、列車1の誤出発防御
を行う(ステップS6)。そして列車1の進行方向を切
り換えるとき、ATC/TD送受信器9fのATC送信
器14はATC信号波をATC01に切り換えてから一
定時間経過したらATC01TBに切り換える(ステッ
プS7)。列車1のATO制御装置5はATC車上装置
4からATC01の情報を受けて列車1が停止すると車
両ドア開操作可能と判断する。そこで添乗員は車両ドア
の開閉操作を行う(ステップS8)。添乗員は車両ドア
を閉とホ−ム22の安全を確認してから出発許可を入力
して列車1を出発させる(ステップS9,S1)。
件が成立すると、ATC送信器14はATC15A又は
ATC15BのATC信号波を発生し閉そくル−プ線2
aを介して列車1に送る。列車1のATO制御装置5は
ATC車上装置4で検出したATC信号波に含まれる情
報により力行制御を行い列車1を出発させる(ステップ
S1)。列車1が出発して走行しているときに、ATC
車上装置4は受信したATC信号に基づき列車1の速度
を自動的に制限速度以下に制御している。ATO制御装
置5は列車1が出発して定速制御に移る直前に、乗り心
地を加味した加速度緩和制御を行う(ステップS2)。
その後、ATC送信器14から送られるATC15A又
はATC15Bに基づく定速制御を行う(ステップS
3)。列車1が定位置停止制御区間に入ると、ATC車
上装置4は閉そくル−プ線2eを介してATC/TD送
受信器9eのATC送信部14から送られるATC15
P1に含まれる定位置停止信号を判別して定位置停止制
御を行い列車1を減速させる(ステップS4)。この状
態で列車1がホ−ム22の閉そく区間6Tに入り、AT
C車上装置4でATC/TD送受信器9fのATC送信
部14から閉そくル−プ線2fを介して送られるATC
15P2を入力すると、ATC15P2に含まれる停止
制御信号を判別して列車1の停止制御を行う(ステップ
S5)。列車1がホ−ム22の閉そく区間6Tに進入し
て一定時間経過したら、ATC/TD送受信器9fのA
TC送信器14は閉そくル−プ線2fに送っているAT
C信号波をATC01に切り替え、列車1の誤出発防御
を行う(ステップS6)。そして列車1の進行方向を切
り換えるとき、ATC/TD送受信器9fのATC送信
器14はATC信号波をATC01に切り換えてから一
定時間経過したらATC01TBに切り換える(ステッ
プS7)。列車1のATO制御装置5はATC車上装置
4からATC01の情報を受けて列車1が停止すると車
両ドア開操作可能と判断する。そこで添乗員は車両ドア
の開閉操作を行う(ステップS8)。添乗員は車両ドア
を閉とホ−ム22の安全を確認してから出発許可を入力
して列車1を出発させる(ステップS9,S1)。
【0016】また、列車1のATO制御装置5はATC
車上装置4からATC01TBの情報を受けると、列車
1の進路制御をし(ステップS7,S10)、列車1が
停止すると運転台を切り換える(ステップS11)。列
車1の運転台が切り換えられると、列車1のTD送信器
3はチェックイン信号とチェックアウト信号を送り出す
車上アンテナ6,7を切り換える。地上のATC/TD
送信器の閉そく論理部12は列車1から送られるチェッ
クイン信号とチェックアウト信号の切り換えにより運転
台変更を確認する(ステップS12)。
車上装置4からATC01TBの情報を受けると、列車
1の進路制御をし(ステップS7,S10)、列車1が
停止すると運転台を切り換える(ステップS11)。列
車1の運転台が切り換えられると、列車1のTD送信器
3はチェックイン信号とチェックアウト信号を送り出す
車上アンテナ6,7を切り換える。地上のATC/TD
送信器の閉そく論理部12は列車1から送られるチェッ
クイン信号とチェックアウト信号の切り換えにより運転
台変更を確認する(ステップS12)。
【0017】このようにATC信号に定位置停止信号や
停止制御信号を加味したATC信号波を閉そくル−プ2
e,2fから列車1に送信するようにしたから、ATC
信号波に含まれる定位置停止信号や停止制御信号を利用
して列車1を正確に停止目標点Pに停止させることがで
きる。また、ATC信号波に運転台の切り換え情報を含
めて送信することにより、列車の進行方向も簡単に切り
換えることができる。
停止制御信号を加味したATC信号波を閉そくル−プ2
e,2fから列車1に送信するようにしたから、ATC
信号波に含まれる定位置停止信号や停止制御信号を利用
して列車1を正確に停止目標点Pに停止させることがで
きる。また、ATC信号波に運転台の切り換え情報を含
めて送信することにより、列車の進行方向も簡単に切り
換えることができる。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、変調波
でATC信号とともに定位置停止信号や停止制御信号を
示すATC信号波を閉そくル−プから列車に送信し、A
TC信号波に含まれる定位置停止信号や停止制御信号を
利用して列車を停止目標点に停止させるから、定位置停
止のための地上の設備を簡略化することができるととも
に列車を正確に停止目標点に停止させることができる。
でATC信号とともに定位置停止信号や停止制御信号を
示すATC信号波を閉そくル−プから列車に送信し、A
TC信号波に含まれる定位置停止信号や停止制御信号を
利用して列車を停止目標点に停止させるから、定位置停
止のための地上の設備を簡略化することができるととも
に列車を正確に停止目標点に停止させることができる。
【図1】この発明の実施例に係る列車運行制御装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】車上装置も構成を示すブロック図である。
【図3】ATC/TD送受信器の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】ATC送信部で発生するATC信号波の構成図
である。
である。
【図5】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
る。
【図6】列車の進行距離と速度の変化特性図である。
【図7】従来例の速度変化特性図である。
1 列車 2 閉そくル−プ線 3 TD送信器 4 ATC車上装置 5 ATO制御装置 6,7 車上アンテナ 8 ハイブリッドトランス 9 ATC/TD送受信器 10 チェックイン受信部 11 チェックアウト受信部 12 閉そく論理部 13 ATC信号選択論理部 14 ATC送信部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−13204(JP,A) 特開 昭50−98011(JP,A) 特開 昭52−75712(JP,A) 特開 昭54−47207(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 1/00 - 23/34
Claims (1)
- 【請求項1】 地上装置には閉そくル−プ線とATC地
上装置とを有し、閉そくル−プ線は各閉そく区間毎に設
けられた平行2線式の閉そくル−プからなり列車からの
列車検知信号波を受信するとともに列車にATC信号波
を送信し、ATC地上装置は変調波の周波数を定速運転
信号,定位置停止信号,停止制御信号毎に切り換えたA
TC信号波を発生し、定位置停止信号を示す周波数の変
調波のATC信号波を定位置停止制御区間の閉そくル−
プ線に送り、停止制御信号を示す周波数の変調波のAT
C信号波をホ−ム区間の閉そくル−プ線に送り、 ATC車上装置は定位置停止信号を示す周波数の変調波
のATC信号波を検出したときに列車の定位置停止制御
を行い、停止制御信号を示す周波数の変調波のATC信
号波を検出したときに列車の停止制御を行う ことを特徴
とする定位置停止制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9290897A JP2966808B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 定位置停止制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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