JP4147665B2 - プラグイン端子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路遮断器と分電盤などの導電バーとの接続に用いられるプラグイン端子に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のプラグイン端子を回路遮断器本体に取り付けた状態を示す破断側面図であり、図4(a)は左側面図、図4(b)は右側面図である。図5は従来の他のプラグイン端子を回路遮断器本体に取り付けた状態を示す破断側面図であり、図5(a)は左側面図、図5(b)は右側面図である。
【0003】
図4に示す従来のプラグイン端子は、絶縁性合成樹脂製の本体1と、絶縁性合成樹脂製のカバー2と、選択端子3と、接圧ばね4とを備える。選択端子3は、誘い部3aと、バー接続部3b,3cと、機器接続部3dとを備え、薄い銅板などで構成される。機器接続部3dは、回路遮断器本体Aの電源端子A1 の接続部位または電源端子A2 の接続部位に、接続される。バー接続部3b,3cは、接圧ばね4によって押圧力を受けることによって、例えば導電バーB2 と適切な接圧で接続されるようになっている。
【0004】
ところで、このようなプラグイン端子にあっては、回路遮断器本体Aの第1の電源端子A1 から第1の導電バーB1 に接続される場合と第2の導電バーB2 に接続される場合との、2種類のものを構成しなければならないとともに、回路遮断器本体Aの第2の電源端子A2 から第2の導電バーB2 に接続される場合と第3の導電バーB3 に接続される場合との、2種類のものを構成しなければならない。そして、第1の電源端子A1 と第2の電源端子A2 とは、回路遮断器本体Aの底面からの端子高さがそれぞれ異なるので、プラグイン端子の種類は合計で4種類になり、品種の削減ができなかった。また、選択端子3に対する接圧ばね4の取り付け方向が2方向となり異なるため、組み立て性の悪いものであった。
【0005】
また、図5に示す従来のプラグイン端子は、選択端子3と接続板30とを編組線31にて接続した例であり、このプラグイン端子にあっては、編組線31を少し長めにしておくことで部品品種の削減が可能であるものの、本体1に組み込む場合、組み立て性の悪いものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、従来のプラグイン端子にあっては、接続される導電バーに対応させた位置に予め設けられるため、接続される導電バーの組み合わせに応じた種類を揃える必要があり、プラグイン端子の種類が数種にも及ぶので部品間違いなどが発生し易いとともに、組み立て性の悪いものであるという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、部品品種の削減が可能で且つ組み立て性の良い、優れるプラグイン端子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、複数の導電バーの中の必要な導電バーを選択して接続する選択端子を備えるプラグイン端子において、前記選択端子は、ある導電バーの接続位置から他の導電バーの接続位置へ、ガイド部に沿って摺動して移動させるものであり、前記ガイド部は導電部材にスリット状に設けられており、前記ガイド部を貫通するガイド突起が前記選択端子に設けられており、前記選択端子は、前記ガイド突起を前記ガイド部に貫通させた状態で、摺動できるような適切な圧力で保持されているものであることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明にあっては、前記選択端子は、ばね部材によって前記導電部材に摺動可能に接続されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明にあっては、前記ガイド部は、前記選択端子を接続する導電バーの位置を選択した状態で前記選択端子の位置決めをする、位置決め部を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプラグイン端子の一実施の形態を図1乃至図3に基づいて詳細に説明する。図1はプラグイン端子を回路遮断器本体に取り付けた状態を示す破断側面図であり、図1(a)は選択端子を第2の導電バーの接続位置に合わせた場合を示し、図1(b)は選択端子を第3の導電バーの接続位置に合わせた場合を示している。図2はプラグイン端子を第1の導電バーと第2の導電バーとに接続した状態を示す説明図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は斜視図である。図3はプラグイン端子を第1の導電バーと第3の導電バーとに接続した状態を示す説明図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は斜視図である。
【0012】
このプラグイン端子は、絶縁性合成樹脂製の本体1と、絶縁性合成樹脂製のカバー2と、選択端子3と、ばね部材5と、導電部材6と、絶縁部材7とを備える。選択端子3は良導電体で且つばね性を有するリン青銅板などを板金加工した一体形状の側面視略嘴形状のものであり、誘い部3aと、バー接続部3b,3cと、繋ぎ部30とを備える。
【0013】
バー接続部3b,3cは基端部よりばね性を有して略コ字形に形成され、適切な圧力によって導電バーB1,B2,B3 のいずれか一つに接続するようにされている。繋ぎ部30の腹部からはガイド突起30aがダボ出し加工によって突出形成されており、ガイド突起30aには導電部材6を挟み込むようにばね部材5が加締められる。
【0014】
ばね部材5は、皿ばね形状のもので、選択端子3が導電部材6のスリット状のガイド部61を摺動できるような適切な圧力で、選択端子3の繋ぎ部30と導電部材6とを接触保持する。導電部材6は、銅板を板金加工したもので、接続部60と、スリット状のガイド部61と、ガイド部61を切り欠いて形成した第1の位置決め部61aと第2の位置決め部61bと第3の位置決め部61cとを含んで構成される。
【0015】
絶縁部材7は、第1の導電バーB3 に接続される位置に配設した選択端子3と第2の導電バーB2 との間、第2の導電バーB2 に接続される位置に配設した選択端子3と第1の導電バーB1 との間、第2の導電バーB2 に接続される位置に配設した選択端子3と第3の導電バーB3 との間、第3の導電バーB3 に接続される位置に配設した選択端子3と第2の導電バーB2 との間の絶縁を確保するために、カバー2内に保持配設される。
【0016】
上述のように構成されるプラグイン端子にあっては、例えば、第2の導電バーB2 の接続位置に配設された選択端子3は、次のような手順にて、第3の導電バーB3 の接続位置に移動することができる。すなわち、第2の位置決め部61bに位置する選択端子3のガイド突起30aを、第2の位置決め部61bの位置から解除する方向、つまりガイド部61へ移動する方向へ、選択端子3を手などで摘んで引き出す。そして、ガイド部61の下端まで選択端子3を摺動させ、選択端子3のガイド突起30aを第3の位置決め部61cに押し込む。すると、選択端子3は、第2の導電バーB2 の接続位置から第3の導電バーB3 の接続位置に移動したことになる。
【0017】
プラグイン端子は本体1に差し込まれ、カバー2が被せられ、絶縁部材7が挿入される。そして、プラグイン端子は、回路遮断器本体Aの電源端子に接続され、分電盤内に配置される各導電バーB1,B2,B3 にプラグイン接続される。
【0018】
この接続時に、選択端子3と例えば導電バーB1 との間に位置ずれが生じていると、選択端子3に過大な応力が負担されることになる。そこで、この位置ずれを緩和するために、各位置決め部61a,61b,61cには、選択端子3の若干の摺動が行なえるような余裕を設けることが好ましい。また、選択端子3はガイド突起30aを軸としての回動も可能で、導電バーの若干の傾きに対しても対応できるようにされている。
【0019】
従って、上述のように構成されるプラグイン端子の選択端子3にあっては、接続する導電バーB1,B2,B3 の位置に合わせて移動することができるので、接続する導電バーが多くあってもプラグイン端子の種類は1種類で対応できる。また、選択端子3と導電部材6とが一体のユニットにできるので、本体1への組み立て性を良くすることが可能である。
【0020】
なお、上述の実施の形態のプラグイン端子にあっては、回路遮断器に後付けされる接続変換アダプターのような構成のものにて例示したが、本発明のプラグイン端子は回路遮断器に初めから内蔵されるものについても応用できることは言うまでもない。
【0021】
請求項1記載の発明によれば、接続する導電バーが多くあっても、選択端子は導電バーの位置に合わせて移動させることができるから、部品品種の削減が可能で、組み立て性の良い、優れるプラグイン端子を提供できるという効果を奏する。
【0022】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて更に、組み立て性の良い、優れるプラグイン端子を提供できるという効果を奏する。
【0023】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて更に、選択端子の摺動後の位置決めを簡単且つ正確に行なうことのできる、優れるプラグイン端子を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態のプラグイン端子を回路遮断器本体に取り付けた状態を示す破断側面図である。
【図2】上記プラグイン端子を第1の導電バーと第2の導電バーとに接続した状態を示す説明図である。
【図3】上記プラグイン端子を第1の導電バーと第3の導電バーとに接続した状態を示す説明図である。
【図4】従来のプラグイン端子を回路遮断器本体に取り付けた状態を示す破断側面図である。
【図5】従来の他のプラグイン端子を回路遮断器本体に取り付けた状態を示す破断側面図である。
【符号の説明】
3 選択端子
30a ガイド突起
5 ばね部材
6 導電部材
61 ガイド部
61a 位置決め部
61b 位置決め部
61c 位置決め部
B1 導電バー
B2 導電バー
B3 導電バー
Claims (3)
- 複数の導電バーの中の必要な導電バーを選択して接続する選択端子を備えるプラグイン端子において、前記選択端子は、ある導電バーの接続位置から他の導電バーの接続位置へ、ガイド部に沿って摺動して移動させるものであり、前記ガイド部は導電部材にスリット状に設けられており、前記ガイド部を貫通するガイド突起が前記選択端子に設けられており、前記選択端子は、前記ガイド突起を前記ガイド部に貫通させた状態で、摺動できるような適切な圧力で保持されているものであることを特徴とするプラグイン端子。
- 前記選択端子は、ばね部材によって前記導電部材に摺動可能に接続されていることを特徴とする請求項1記載のプラグイン端子。
- 前記ガイド部は、前記選択端子を接続する導電バーの位置を選択した状態で前記選択端子の位置決めをする、位置決め部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のプラグイン端子。
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