JP4023857B2 - 単語記憶装置及び単語記憶制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単語帳に相当するデータの収集機能を有する単語記憶装置及び単語記憶制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子手帳等の電子機器においては、単語帳機能を有したものが知られている。この単語帳機能を有する電子機器においては、登録させたい英単語をキー操作によりアルファベット入力すると、この入力された英単語が所定の単語帳メモリにされる。そして、学習時に所定の操作を行うとこの単語帳メモリに記憶された英単語が読み出され、その意味とともに表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の単語帳機能を有する電子機器にあっては、単語帳メモリに単語を登録させる際には、その都度キー操作を行って単語を構成するアルファベットを入力しなければならない。したがって、その作業が煩雑であり、単語帳として機能し得る多数の単語の登録を完了するまでには、長大な時間を要してしまう。
【0004】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、煩雑性を伴うことなく短時間で入力された単語に対応する単語に関する事項に含まれている多数の単語を記憶させることのできる単語記憶装置及び単語記憶制御方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の単語記憶装置にあっては、各単語ごとに意味、例文を含む単語に関する事項が記憶されている辞書記憶手段と、ユーザの操作により入力された単語を前記辞書記憶手段の中から検索する検索手段と、この検索手段により検索された単語に対応する単語に関する事項中に例文があるか否かを判別する例文判別手段と、この例文判別手段により例文があると判別された場合に、この判別された例文を構成している各単語のうち、表示されている当該例文の先頭単語を指定するためのカーソルを表示させる表示中例文先頭カーソル表示制御手段と、この表示中例文先頭カーソル表示制御手段の制御によりカーソル表示された先頭単語から、ユーザの操作に応答して、前記表示されている例文のその後の単語に向けてカーソルを移動させるカーソル移動表示制御手段と、このカーソル移動表示制御手段の制御により移動されたカーソルにより指定された単語を記憶させる単語記憶制御手段と、前記単語記憶制御手段の制御により記憶された単語を表示させ、その後、ユーザにより特定のキー操作がなされると、前記表示されている単語に関する事項に含まれる例文を表示させる記憶単語例文表示制御手段と、を備えている。本発明によれば、ユーザの操作により入力された単語を前記辞書記憶手段の中から検索して、さらに検索された単語に関する事項中に例文があるか否かを判別し、例文があると判別された場合にこの判別された例文を構成している各単語のうちの、表示されている当該例文の先頭単語を指定するためのカーソルを表示させて、ユーザの操作に応答して、指定された例文中の単語を記憶させることができる。従って、ユーザの操作により一つの単語を入力すれば、その単語に関する例文があるか否か判別して、例文があると判別されれば、その例文中の所望の単語を容易に記憶手段に記憶させることができ、その後、ユーザにより特定のキー操作がなされると、前記表示されている単語に関する事項に含まれる例文を表示させことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。この実施の形態は、本発明を電子手帳に適用したものであって、図1に示すように、この電子手帳のキー入力部1には、メニューキー2、選択キー3、実行キー4、入力キー5、左右上下各矢印キー6L,6R,6U,6D、上カーソルキー7Uと下カーソルキー7D、及び数字キー及びアルファベットキー等で構成される複数の文字キー8が設けられており、これらキー2〜8の操作情報は、CPU9に入力される。CPU9は、これら入力情報とRAM10に記憶される情報、及びROM11に記憶に記憶されているプログラム等に基づいて動作することにより、本実施の形態において、コンピュータ、検索手段、抽出手段、読出手段等を構成するものであって、この電子手帳において必要となる全ての処理を実行する。また、表示駆動回路13は、CPU9からの指示に従って動作し表示部13を駆動する。辞書手段としての辞書ROM14は、英和辞書部と和英辞書部とが設けられている。英和辞書部においてはアルファベット順に英単語が記憶されているともに、各英単語毎にその意味、例文等の当該単語に関する事項が記憶され、各単語にはその品種を示す識別データが付加されている。さらに、これら各単語と当該単語に関する事項とは、シリアルなアドレス毎に記憶されており、よって、各単語と当該単語に関する事項とは、アルファベット順であってアドレス順に記憶されている。
【0018】
記憶手段としてのRAM10には、表示部13に表示させるデータを一時的に格納する表示レジスタ15、モードの状態を示すフラグM、及び単語帳レジスタ16等が設けられている。この単語帳レジスタ16には、アドレスデータ記憶エリア16aが設けられており、このアドレスデータ記憶エリア16aには単語帳レジスタ16に記憶すべき単語の、前記辞書ROM14におけるアドレスが記憶される。つまり、単語帳レジスタ16には、単語そのものが記憶されるのではなく、当該単語の辞書ROM14におけるアドレスのみが記憶される。また、品詞識別データ記憶エリア17には、後述する第3の実施の形態において選択された品詞を示す品詞識別データが記憶される。
【0019】
また、記憶媒体読み取り部18は、例えばROMカードやRAMカードあるいはROMディスクやRAMディスク等の各種の入れ替え可能な記録媒体19の読み取りを行うものであり、この記録媒体読み取り部18により読み取られる各種の記録媒体19に記録されているデータとしては、例えば前記ROM11に記録されているプログラムと同様のプログラムであり、CPU9は、この記録媒体読み取り部18により読み取られたプログラムデータによっても各種の辞書モード処理を実行可能に構成される。
【0020】
次に、以上の構成にかかる本実施例の動作について、ROM11に格納されているプログラムの概要を示したフローチャートに従って説明する。すなわち、CPU9は、電源の投入に伴って図2に示すメインフローに従って動作を開始して、メニューキー2が操作されているか否かを判別し(ステップA1)、操作されているならばメニュー表示を行う(ステップA2)。このステップA2の処理により、表示部13には、図6(a)に示すように、「英和」「和英」「単語帳」の各アイコンからなるメニューが表示される。
【0021】
また、メニューキー2が操作されていない場合にはメニュー表示中か否か、つまり表示部13が図6(a)の状態になっているか否かを判別し(ステップA3)、メニュー表示中であるならば、メニュー選択処理を実行する(ステップA4)。このメニュー選択処理は、左右矢印キー6L,6Rの操作に応じて次のメニューの位置に、図6(a)に示した反転表示30を移動させる処理である。なお、この反転表示30は、同図に示すように、メニューキー2を操作した直後においては「英和」上に表示される。
【0022】
そして、このステップA4の処理を行ったならば、実行キー4が操作されたか否かを判別し(ステップA5)、実行キー4が操作されたならば、その時点で反転表示30がなされているメニューを選択モードとして設定する(ステップA6)。したがって、図示のように、「英和」に反転表示30を合致させた状態で、実行キー4が操作された場合には、英和モードが設定されることとなり、他のメニューに反転表示30を合致させた状態で、実行キー4が操作された場合には、当該他のメニューのモードが設定されることとなる。
【0023】
このステップA6の処理が行われることにより、メニュー表示中の状態からモードが設定済みの状態に移行すると、リターン後再度処理が実行された際、ステップA1→A3→A7と進んで、設定されているモードが和英モードであるか否かを判別し(ステップA7)、和英モードである場合には、所定の和英処理を開始する(ステップA8)。また、設定されているモードが英和モードである場合には(ステップA9がYES)、後述する和英処理を開始し(ステップA10)、よって、図6(a)に示すように、反転表示部30を「英和」に合致させた状態で、同図(b)に示すように実行キー4を操作すると、英和処理が開始されて、「単語入力」の文字とともにカーソルCが表示部13に表示される。また、設定されたモードが単語帳モードである場合には(ステップA11がYES)、後述する単語帳処理を実行し(ステップA12)、設定されたモードが、和英、英和、単語帳のいずれのモードでもなかった場合には(ステップA7,A9,A11が全てNO)、その他の処理を実行する。
【0024】
英和処理(ステップA10)は、図3に示すフローに従って行われ、文字入力があったか否かを判別する(ステップB1)。そして、ユーザーが日本語の意味を調べるべく、文字キー8を操作して任意のアルファベットを入力すると、入力された英文字を表示部13に表示させる(ステップB2)。したがって、図6(c)に示すように、文字キー8にて「G」「O」と入力すると、表示部13には「GO」の単語が表示されることとなる。この単語を入力した後、実行キー4を操作すると、ステップB1→B3→B4と進んで、入力文字に対応した単語を辞書ROM14にてサーチする(ステップB4)。この辞書ROM14でのサーチに基づき、対応する単語が辞書ROM14の英和辞典内に存在するか否かを判別し(ステップB5)、存在する場合には、単語に対応したデータを辞書ROM14から読み出して表示部13に表示する。したがって、図6(c)(d)に示すように、文字キー8にて「G」「O」と入力した後、実行キー4を操作すると、ステップB6の処理により、「GO」に対応したデータである「動 行く I went for a walk with me.」が表示部13に表示される。次に、この辞書ROM14から読み出したデータに例文があるか否かを判別する(ステップB7)。そして、この図6(d)に示した場合のように、例文「I went for a walk with me.」がある場合には、後述する単語帳作成処理(ステップB8)を行い、例文がない場合にはこの単語帳作成処理を行うことなく、英和処理を終了する。
【0025】
また、ステップB5での判別の結果、入力された英文字に対応する単語が辞書ROM14の英和辞書内に存在しない場合には、該英和辞書内から類似後を読み出してこれを表示する(ステップB9)。さらに、文字キー8と実行キー4との操作を行うことなく、上下カーソルキー7U,7Dを操作した場合には、ステップB1→B3→B10→B11と進んで、操作された上下カーソルキー7U,7Dに応じて次又は前のアドレスを指定し(ステップB11)、この指定したアドレスに対応した単語を表示する。すなわち、前述したように、辞書ROM14の英和辞書部においては各英単語がアルファベット順であってアドレス順に記憶されていることから、上下カーソルキー7U,7Dの操作に伴ってアドレスが指定されることにより(ステップB11)、順方向又は逆方向にアルファベット順でアドレスに対応した単語が表示されることとなる(ステップB12)。無論、このようにステップB12の処理により単語が表示された状態、若しくはステップB9の処理により類似後が表示された状態において、実行キー4を操作すれば、この英和処理が再度なされた際、ステップB3〜B8の処理が行われることとなり、単語に対応したデータが表示されるとともに、このデータ内に例文がある場合には、ステップB8の単語帳作成処理が実行されることとなる。
【0026】
この単語帳作成処理(ステップB8)は、図4に示すフローに従って行われ、先ず例文から1単語を読み出す(ステップC1)。したがって、前述した例文の場合、図6(e)にカーソルCで示すように、当該例文から先ず「I」が抽出されることとなる。次に、辞書ROM14のデータをサーチして(ステップC2)、「I」を検出した後、この「I」のデータが有している品詞識別データに基づき、その品詞が前置詞であるか否かを判別する(ステップC3)。この判別の結果、前置詞でない場合には、当該単語が変形か否かを判別し(ステップC4)、変形である場合には、原形に変更する(ステップC5)。したがって、前記例文において「went」が読み出されている場合には、このステップC5の処理により、「went」は「GO」に変更されることとなる。
【0027】
次に、この原形の単語が単語帳レジスタ16に無いか否かを判別する(ステップC6)。このとき、単語帳レジスタ16には前述のように各単語のアドレスデータのみが記憶されていることから、このアドレスデータを比較することにより、当該単語が単語帳レジスタ16に既に記憶されているか否かを判別することができる。そして、このステップC6での判別の結果、単語帳レジスタ16に当該単語が未だ記憶されていない場合、より詳しくは当該単語の辞書ROM14におけるアドレスが記憶されていない場合にのみ、単語帳レジスタ16のアドレスデータ記憶エリア16aに、当該単語の辞書ROM14におけるアドレスを記憶する(ステップC7)。したがって、同一単語のアドレスが単語帳レジスタ16に記憶されてしまうことがなく、重複記憶によるレジスタの無駄な使用を未然に防止することができる。
【0028】
そして、このようにして単語帳レジスタ16への記憶処理を行ったならば、全データについて以上の処理が終了したか否か、つまり例文「I went for a walk with me.」を構成する各単語について、以上の処理が終了したか否かを判別し(ステップC8)、終了するまでステップC1からの処理を繰り返す。これにより、例文を構成する各単語であって原形における辞書ROM14のアドレスが、その値の小さい順つまりはアルファベット順に、単語帳レジスタ16に記憶されて行く。このとき、例文から読み出した単語の品詞が「前置詞」であった場合、この例文において「for」が読み出された場合には、ステップC4〜C7の処理を行うことなく、ステップC3からステップC8に進む。したがって、記憶させて学習するまでもない簡単な単語である前置詞が単語帳レジスタ16に記憶されてしまうことがなく、例文に用いられる簡単な単語により単語帳レジスタ16が占有されてしまう不都合を防止することができる。無論、この実施の形態においては、前置詞を単語帳レジスタ16への記憶から排除するようにしたが、他の品詞を排除するようにしてもよい。
【0029】
他方、図7(a)に示すように、メニューキー2を操作した後、左矢印キー6Rを2回押して、図6(a)に示した反転表示部30を「単語帳」に合わせた後、実行キー4を操作すると単語帳モードが設定されて、前述のように図2のステップA12で単語帳処理が実行されることとなる。この単語帳処理は、図5に示すフローに従って行われ、単語帳レジスタ16に記憶されている先頭の単語を表示する(ステップD1)。すなわち、現時点で前記例文「I went for a walk with me.」に対してのみ、前述した図4の単語帳作成処理が行われていると仮定すると、「I」と「me」は原形が同一であるから「I」のみが記憶され、「for」は前置詞であるから記憶されないことにより、単語帳レジスタ16には、7個の単語で構成される例文において5個の単語が記憶されている。また、これら単語は前述のようにアルファベット順に記憶されていることから、単語帳レジスタ16には、「a」「GO」「I」「WALK」「WITH」の順で5個の単語がアドレスデータで記憶されている。したがって、ステップD1の処理が実行されることにより、図7(a)に示すように、表示部13には「a」が表示される。
【0030】
次に、上下カーソルキー7U,7Dが操作されたか否かを判別し(ステップD2)、操作されたならば操作されたカーソルキー7U,7Dの方向に応じて次又は前の単語を単語帳レジスタ16から読み出し(ステップD3)、これを表示部13に表示した後(ステップD4)、ステップD2からの処理を繰り返す。したがって、図7(b)に示すように、下カーソルキー7Dを1回操作すると、単語帳レジスタ16にいおいて「a」の次に記憶されている「GO」が表示される。なお、このように単語帳レジスタ16に記憶されている単語が読み出され表示された際には、図示のように表示部13の右上に分数値(1/5、2/5)が表示されるが、この分数値は分母が単語帳レジスタ16に記憶されている単語の数、分子が表示されている単語の単語帳レジスタ16におけるアルファベット順位を示している。
【0031】
そして、このようにして単語帳レジスタ16のうち任意の単語を表示部13に表示させた後、上下カーソルキー7U,7Dを操作することなく、実行キー4を操作すると、ステップD2からの処理が繰り返された際、ステップD2→D5→D6と進んで、対応した単語の訳を表示する。すなわち、今表示部13に表示させている単語のアドレスデータに基づき、辞書ROM14の英和辞書部において、対応するアドレスから当該単語に関する事項を読み出して、表示部13に表示する。このステップD6の処理により、図7(c)に示すように、「GO」の意味とその例文が表示部13に表示されることとなる。したがって、ユーザーが単語帳モードにおいて、単語帳レジスタ16に記憶させてある単語を表示させた後、この表示させた単語の意味や例文を考え、その後実行キー4を操作して正解である当該単語の意味等を表示させることにより、通常の単語帳を用いた場合と同様の学習を行うことができる。
【0032】
図8は、本発明の他の実施の形態における単語帳作成処理(ステップB8)の処理手順を示すものである。すなわち、先ず表示されている例文の先頭単語にカーソルを表示し(ステップE1)、このステップE1の処理により図6(e)に示すように、この例文において「I」の下にカーソルCが表示されることとなる。次に、左右矢印キー6L,6Rが操作されたか否かを判別し(ステップE2)、操作されたならば操作された矢印キー6L,6Rの方向に応じて、次又は前の単語にカーソルCを移動させた後(ステップE3)、ステップE2からの処理を繰り返す。したがって、左右矢印キー6L,6Rを操作することにより、例文において所望の単語の下にカーソルCを移動させることができる。
【0033】
そして、例文において所望の単語の下にカーソルCを移動させた後、入力キー5を操作すると、ステップE2→E4→E5と進むこととなり、カーソル位置の単語を読み出し(ステップE5)、この単語を辞書ROM14のデータにてサーチする(ステップE6)。次に、前述した第1の実施の形態と同様に、このサーチした単語が変形か否かを判別し(ステップE7)、変形である場合には、原形に変更する(ステップE8)。次に、この原形の単語が単語帳レジスタ16に無いか否かを判別し(ステップE9)、単語帳レジスタ16に当該単語が未だ記憶されていない場合にのみ、単語帳レジスタ16のアドレスデータ記憶エリア16aに、当該単語の辞書ROM14におけるアドレスを記憶し(ステップE10)、ステップE2からの処理を繰り返す。
【0034】
そして、左右矢印キー6L,6Rと入力キー5の何れも操作されず、他のキーが操作された場合には、この単語帳作成処理を終了してステップE11から、他の処理に移行する。したがって、この実施の形態においては、表示された例文を構成する単語のうち、指定した任意の数の単語を単語帳レジスタ16に登録させることができる。また、例文が表示されても、1度も入力キー5を操作せずに、他のキーを操作すれば、例文中の何れの単語も単語帳レジスタ16には記憶されない。したがって、ユーザーは自分の語学力との関係で学習に必要ならば単語のみを選択して単語帳レジスタ16に登録することができ、これにより単語帳レジスタ16の記憶内容を当該ユーザーにあったものにすることができる。
【0035】
図9は、本発明の第3の実施の形態におけるメインフローを示すものであり、このフローにおいてステップF1〜F12は、前述した実施の形態における図2のステップA1〜A12の処理と同一である。そして、ステップA1〜A12の処理とは異なるステップF13においては、選択キー3が操作されたか否かを判別する。そして、選択キー3が操作された場合には、後述する品詞選択処理(ステップF14)を開始し、操作されない場合には他の処理に移行する。
【0036】
この品詞選択処理が開始されると、CPU9は、図10(a)に示すように、表示部13に「名詞、代名詞、動詞、・・・」を表示し、且つ所定の品詞を取り囲む枠31を表示させるとともに、下部に選択された品詞の頭文字を表示するための「選択」の欄を表示させる。これと同時に、CPU9は、図11に示すフローに従って処理を開始し、選択処理(ステップG1)を実行する。この選択処理は、1又は2以上の所望の品詞を選択する処理であって、図10(b)(c)に示すように、何れかの矢印キー6L,6R,6U,6Dの操作により枠31を所望の品詞に移動させた後入力キー5を操作し、これにより、1又は2以上の所望の品詞が選択される。すなわち、図10(b)(c)の場合、「代名詞」と「助動詞」が選択され、これにより、「選択」の欄には「代」と「助」が表示される。そして、かかる選択操作を行った後、実行キー4を操作すると、図11のフローにおいて、ステップG1→G2→G3と進み、選択された品詞の識別データをRAM10の品詞識別データ記憶エリア17に記憶させる。
【0037】
また、この第3の実施の形態において、単語帳作成処理(ステップB8)は、図12に示すフローに従って行われる。この図12に示すフローのステップH1〜H8において、ステップH3を除く他のステップは、図4に示したフローのステップC3を除く他のステップと同一の処理である。そして、唯一異なるステップH3においては、例文から読み出した単語の品詞が選択された品詞であるか否か、つまり品詞識別データに記憶エリアに記憶された品詞識別データと同一の品詞識別データを有しているか否かを判別する。この判別の結果、両品詞識別データが一致するならば、ステップH4〜H7の処理を行い、不一致であるならば、これらの処理は行わない。したがって、この第3の実施の形態においては、例文を構成する単語において、予めユーザーが指定した1又は2以上の品詞の単語のみが単語帳レジスタ16に記憶されることとなり、これにより単語帳レジスタ16に記憶させる単語を所望の品詞のみに限定することができる。
【0038】
なお、この実施の形態においては、選択された1又は2以上の品詞に該当する単語を同一の単語帳レジスタ16に記憶させるようにしたが、品詞毎の単語帳レジスタを設け、対応する品詞の単語を各単語帳レジスタに記憶させるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザの操作により入力された単語を前記辞書記憶手段の中から検索して、さらに検索された単語に対応する単語に関する事項中に例文があるか否かを判別し、例文があると判別された場合にこの判別された例文を構成している各単語のうちの、表示されている当該例文の先頭単語を指定するためのカーソルを表示させて、ユーザの操作に応答して、指定された例文中の単語を記憶させることができる。従って、ユーザの操作により一つの単語を入力すれば、その単語に関する例文があるか否か判別して、例文があると判別されれば、その例文中の所望の単語を容易に記憶手段に記憶させることができ、その後、ユーザにより特定のキー操作がなされると、前記表示されている単語に関する事項に含まれる例文を表示させことができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を適用した電子手帳の構成を示すブロック図である。
【図2】メインフローを示すフローチャートである。
【図3】英和処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】単語帳作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】単語帳処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】単語帳作成処理における操作と表示部の変化との関係を示す図である。
【図7】単語帳処理における操作と表示部の変化との関係を示す図である。
【図8】本発明の他の実施の形態における単語帳作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施の形態におけるメインフローを示すフローチャートである。
【図10】選択処理における操作と表示部の変化との関係を示す図である。
【図11】品詞選択処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の他の実施の形態における単語帳作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 選択キー
5 入力キー
9 CPU
13 表示部
14 辞書ROM
16 単語帳レジスタ
Claims (2)
- 各単語ごとに意味、例文を含む単語に関する事項が記憶されている辞書記憶手段と、
ユーザの操作により入力された単語を前記辞書記憶手段の中から検索する検索手段と、
この検索手段により検索された単語に対応する単語に関する事項中に例文があるか否かを判別する例文判別手段と、
この例文判別手段により例文があると判別された場合に、この判別された例文を構成している各単語のうち、表示されている当該例文の先頭単語を指定するためのカーソルを表示させる表示中例文先頭カーソル表示制御手段と、
この表示中例文先頭カーソル表示制御手段の制御によりカーソル表示された先頭単語から、ユーザの操作に応答して、前記表示されている例文のその後の単語に向けてカーソルを移動させるカーソル移動表示制御手段と、
このカーソル移動表示制御手段の制御により移動されたカーソルにより指定された単語を記憶させる単語記憶制御手段と、
前記単語記憶制御手段の制御により記憶された単語を表示させ、その後、ユーザにより特定のキー操作がなされると、前記表示されている単語に関する事項に含まれる例文を表示させる記憶単語例文表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする単語記憶装置。 - 各単語ごとに意味、例文を含む単語に関する事項が記憶されている辞書記憶部と表示部とを備えた単語記憶装置に用いられる単語記憶制御方法において、
ユーザの操作により入力された単語を前記辞書記憶部の中から検索する検索ステップと、
この検索ステップにより検索された単語に対応する単語に関する事項中に例文があるか否かを判別する例文判別ステップと、
この例文判別ステップにより例文があると判別された場合に、この判別された例文を構成している各単語のうち、表示されている当該例文の先頭単語を指定するためのカーソルを前記表示部に表示させる表示中例文先頭カーソル表示制御ステップと、
この表示中例文先頭カーソル表示制御ステップにより前記表示部にカーソル表示された先頭単語から、ユーザの操作に応答して、前記表示されている例文のその後の単語に向けてカーソルを移動させるカーソル移動表示制御ステップと、
このカーソル移動表示制御ステップの制御により移動されたカーソルにより指定された単語を前記記憶部に記憶させる単語記憶制御ステップと、
前記単語記憶制御ステップの制御により記憶された単語を表示させ、その後、ユーザにより特定のキー操作がなされると、前記表示されている単語に関する事項に含まれる例文を表示させる記憶単語例文表示制御ステップと、
を含むことを特徴とする単語記憶制御方法。
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