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JP3965270B2 - 高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末及びその製造方法、及び水酸化マグネシウムスラリー - Google Patents

高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末及びその製造方法、及び水酸化マグネシウムスラリー Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水酸化マグネシム粉末に関し、さらに詳しくは、特に、電子材料あるいは触媒材料として有利に用いることができる高分散性高純度水酸化マグネシム粉末とその製造方法、及び電子材料あるいは触媒材料の製造に有利に用いることができる水酸化マグネシウムスラリーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水酸化マグネシウム[Mg(OH)2]は350℃以上に加熱されると、水1分子を放出して酸化マグネシウムとなる。このような水酸化マグネシウムの熱挙動を利用して、水酸化マグネシウム粉末は、電線被覆用樹脂など合成樹脂の難燃剤として使用されている。また、水酸化マグネシウム粉末は水に接触しても酸化マグネシウムのように水和しないことから、湿式混合の可能なマグネシアセラミックス原料にも利用されている。これらの難燃剤あるいはマグネシアセラミックス原料に使用する水酸化マグネシウム粉末は、水中での分散性が高いこと、及び高純度であることが必要とされている。
【0003】
特開昭60−176918号公報には、1000℃で1時間焼成後の酸化マグネシウム含有量が99.5%以上、平均結晶粒子径が1μm以下、μm以下の二次粒子の割合が70%以上の水酸化マグネシウム粉末、及び、塩化マグネシウム水溶液と水酸化カルシウム水溶液とを反応させる水酸化マグネシウム粉末の製造方法が提案されている。そして、この公報の実施例では、1000℃で1時間焼成後の酸化マグネシウム含有量が、99.9重量%、平均結晶粒子径が0.2μm、μm以下の二次粒子が割合が86%以上の水酸化マグネシウム粉末が示されている。
【0004】
また、酸化マグネシウムを水中に投入して、酸化マグネシウムを水和させる高分散性水酸化マグネシウム粉末を製造する方法も提案されている。
【0005】
特開昭63−277510号公報では、水酸化マグネシウム種粒子及びマグネシウム塩の存在するスラリー中にて、酸化マグネシウムを水和させる水酸化マグネシウムの製造方法が提案されている。そして、この公報の実施例では、X線回折による(001)面に垂直な方向の結晶子の大きさが78.4nm、平均粒径が2.3μm、比表面積6.1m2/gの水酸化マグネシウム粉末が示されている。
【0006】
特開平2−48414号公報では、50℃以上の温水中で、酸化マグネシウムの水和反応工程を3回以上繰り返す、比表面積が10m2/g以下で、かつ六角板状結晶の水酸化マグネシウムの製造方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、水酸化マグネシウム粉末は、電子材料、あるいは触媒などへの利用が検討されており、より高度な水中分散性と、より高純度(酸化マグネシウム換算の純度で99.95重量%以上)の水酸化マグネシウムの開発が望まれている。しかしながら、本発明者の研究によると、これまでに知られている水酸化マグネシウム粉末あるいは製造方法により得られる水酸化マグネシウム粉末では、酸化マグネシウム換算の純度が特に電子材料や触媒材料として用いるには低く、また水中分散性も不十分であるということが判明した。
【0008】
従って、本発明の目的は、特に、電子材料あるいは触媒材料として有利に使用することができる、水中分散性が高く、かつ高純度の水酸化マグネシウム粉末、及びその製造方法を提供することにある。さらに、本発明は、特に、電子材料あるいは触媒材料の製造に有利に使用することができる高分散性高純度水酸化マグネシウムスラリーを提供することもその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、比表面積が5〜200m 2 /gの範囲内にあって、純度が99.95重量%以上の単結晶からなる酸化マグネシウム微粉末を、水蒸気に接触させることにより、水和させて得られた、比表面積が5〜200m2/gの範囲内にあって、酸化マグネシウム換算の純度が99.95重量%以上であることを特徴とする高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末にある。
【0010】
また、本発明は、比表面積が5〜200m2/gの範囲内にあって、純度が99.95重量%以上の単結晶からなる酸化マグネシウム微粉末を、水蒸気に接触させることにより、水和させることを特徴とする上記本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末の製造方法にもある。
【0011】
さらに、本発明は、上記の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末が、平均粒子径が0.1〜1.0μmの範囲内にある高純度水酸化マグネシウム粒子凝集体を形成して分散していることを特徴とする水酸化マグネシウムスラリーにもある。
【0012】
ここで、本発明における酸化マグネシウム換算の純度とは、水酸化マグネシウム粉末を1000℃で焼成して得られた酸化マグネシウム粉末中の酸化マグネシウム量を意味する。水酸化マグネシウム、及び酸化マグネシウムの比表面積は、BET法により測定した値である。また、水酸化マグネシウム粒子凝集体の平均粒子径は、レーザ回折法により測定した値である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末は、比表面積が5〜200m2/gの範囲内、好ましくは5〜100m2/g、より好ましくは5〜50m2/gの範囲内にあること、及び酸化マグネシウム換算の純度が99.95重量%以上、特に99.98重量%以上であることに主な特徴がある。
【0014】
本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末は、独立した微細な水酸化マグネシウム粒子の集合体である。そして、本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末は、水などの溶媒に分散させた状態では、水中分散性の高い水酸化マグネシウム粒子の凝集体を形成する。この水酸化マグネシウム粒子凝集体のレーザ回折法により測定される体積基準の平均粒子径は、水中分散性の観点から0.1〜1.0μmの範囲内にあることが好ましく、0.1〜0.8μmの範囲内にあることがより好ましい。また、水酸化マグネシウム粒子凝集体は、その形状が球形に近いものであることが水中分散性の観点から好ましい。具体的には、粒子の表面形状を表す指標として知られている比表面積形状係数(「微粒子ハンドブック」 朝倉書店 1991年発行 60頁参照)が、6〜50の範囲内にあることが好ましく、6〜30の範囲内にあることがより好ましい。このような水酸化マグネシウム粒子凝集体が分散されている水酸化マグネシウムスラリーは、湿式混合に適しており電子材料あるいは触媒材料の製造に有利に使用することができる。
【0015】
本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末は、微細な一次粒子が独立した高純度の単結晶からなる酸化マグネシウム微粒子を水和させることにより製造することができる。本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末の製造に用いる酸化マグネシウム微粉末は、純度が99.95重量%以上であって、比表面積が5〜200m2/gの範囲内にあることが好ましい。
【0016】
本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末の製造に好適に用いることができる酸化マグネシウム微粒子の例としては、マグネシム蒸気と酸素との気相酸化反応により、結晶核を成長させる気相法により製造したものを挙げることができる。さらに、具体的には、宇部マテリアルズ(株)より販売されている気相法高純度超微粉マグネシアを挙げることができる。この気相法高純度超微粉マグネシアの化学分析値は下記表1の通りである。
【0017】
【表1】
Figure 0003965270
【0018】
酸化マグネシウム微粉末を水和させる方法としては、酸化マグネシウム微粉末を水蒸気に接触させる方法(以下、水蒸気接触水和法という)と、酸化マグネシウム微粉末を水中に投入する方法(以下、水中水和法という)とがある。本発明者の研究によれば、水蒸気接触水和法により酸化マグネシウム微粉末を水和させて得た水酸化マグネシウム粉末は、水中水和法により酸化マグネシウム微粉末を水和させて得た水酸化マグネシウム粉末よりも相対的に水中分散性に優れていることが判明している。これは、詳細は不明であるが、水中水和法では酸化マグネシウム微粒子の水和反応が速いために、水和により生成した水酸化マグネシウム粒子が凝集しやすくなるためと考えられる。また、水蒸気接触水和法は、通常の水中水和法で行われる、ろ過、脱水、乾燥、粉砕工程を必要としないので不純物が混入しにくく、また、工程が少なくなるので工業的観点からも有利である。
【0019】
水蒸気接触水和法により、酸化マグネシウム微粉末を水和させる場合は、酸化マグネシウム微粉末と水蒸気との接触は室温で行っても良いが、より速やかに水和を進行させるためには、50〜180℃の温度で行うことが好ましい。また、この時の湿度は60〜100%RHの範囲内に調整されていることが好ましい。
【0020】
一方、水中水和法により、酸化マグネシウム微粉末を水和させる場合は、酸化マグネシウム微粒子を投入する水の温度は50〜100℃の範囲内にあることが好ましい。また、酸化マグネシウム微粒子の水和により生成した水酸化マグネシウム粒子の凝集を起こりにくくするために、撹拌下で酸化マグネシウム微粉末を水和させることが好ましい。
【0021】
【実施例】
(1)水蒸気接触水和法により酸化マグネシウム微粉末を水和させた水酸化マグネシウムの製造例
[実施例1]
比表面積27m2/gの酸化マグネシウム微粉末[気相法高純度超微粉マグネシア(グレード500A)、宇部マテリアルズ(株)製]1.3kgを蓋付きステンレス容器(容量20リットル)に入れて、その容器ごと90℃、相対湿度70%RHに保持された恒温恒湿器内で5日間放置して酸化マグネシウム微粉末を水和させて、水酸化マグネシウム粉末を製造した。なお、恒温恒湿器の天井部に結露した水が容器内に侵入しないように、ステンレス容器の蓋を、容器との隙間を2cmあけた状態で、容器の上部(開口部)に固定した。
【0022】
[実施例2]
比表面積14m2/gの酸化マグネシウム微粉末[気相法高純度超微粉マグネシア(グレード1000A)、宇部マテリアルズ(株)製]1.3kgを蓋付きステンレス容器(容量20リットル)に入れて、その容器ごと90℃、相対湿度70%RHに保持された恒温恒湿器内で6日間放置した以外は、実施例1と同様の操作を行って、水酸化マグネシウム粉末を製造した。
【0023】
[実施例3]
比表面積7m2/gの酸化マグネシウム微粉末[気相法高純度超微粉マグネシア(グレード2000A)、宇部マテリアルズ(株)製]1.3kgを蓋付きステンレス容器(容量20リットル)に入れて、その容器ごと90℃、相対湿度70%RHに保持された恒温恒湿器内で7日間放置した以外は、実施例1と同様の操作を行って、水酸化マグネシウム粉末を製造した。
【0024】
(2)水中水和法により酸化マグネシウム微粉末を水和させた水酸化マグネシウムの製造例
比較例1
前記実施例1で使用した酸化マグネシウム微粉末と同一の酸化マグネシウム微粉末10gを、50℃に保持された温水300ミリリットルに投入し、5時間攪拌して酸化マグネシウム微粉末を水和させて、水酸化マグネシウムスラリーを得た。次いで、得られた水酸化マグネシウムスラリーをろ過、脱水、乾燥して水酸化マグネシウム固形物とした後、粉砕機で粉砕して、水酸化マグネシウム粉末を製造した。
【0025】
比較例2
前記実施例2で使用した酸化マグネシウム微粉末と同一の酸化マグネシウム微粉末を用いた以外は、比較例1と同様の操作を行って水酸化マグネシウム粉末を製造した。
【0026】
比較例3
前記実施例3で使用した酸化マグネシウム微粉末と同一の酸化マグネシウム微粉末を用いた以外は、比較例1と同様の操作を行って水酸化マグネシウム粉末を製造した。
【0027】
[評価]
上記実施例1〜6により製造した水酸化マグネシウム粉末について、酸化マグネシウム換算純度、比表面積を測定し、電子顕微鏡により表面状態を観察した。また、水酸化マグネシウム粉末を溶媒に分散させて水酸化マグネシウム粒子凝集体の平均粒子径を測定し、比表面積形状係数も算出した。
【0028】
(1)酸化マグネシウム換算純度の測定
水酸化マグネシウム粉末を1000℃で3時間焼成して得た酸化マグネシウム粉末中の不純物(Al23、SiO2、CaO、Fe23、ZnO、Na2O、MnO、NiO、Cr23、B23)について定量分析を行い、得られた不純物含有量の総和を100%から差し引いた値を酸化マグネシウム換算純度とした。その結果を下記の表2に示す。
【0029】
(2)比表面積(S)の測定
比表面積(S)は、BET法により測定した。その結果を下記の表2に併せて示す。
【0030】
(3)平均粒子径(dv)の測定
平均粒子径(dv)は、水酸化マグネシウム粉末0.45gを、0.2重量%のヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液50ミリリットルに投入し、次いで、超音波(出力300W)により15分間分散処理を行った後に、レーザ回折法(装置名9320−X100、マイクロトラック(株)製)を用いて測定した。その結果を下記の表2に併せて示す。
【0031】
(4)比表面積換算係数(φsv)の算出
比表面積換算係数(φsv)は、下記の式(1)により算出した。その結果を下記の表2に併せて示す。
【0032】
【数1】
式(1)
φsv=dv×S×ρ
[ただし、Sは上記(2)で測定した比表面積(m2/g)、dvは上記(3)で測定した平均粒子径(μm)、ρは水酸化マグネシウムの密度で2.39(g/cm3)である]
【0033】
【表2】
表2
────────────────────────────────────
ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液
中の水酸化マグネシウム粒子凝集体
MgO換算純度 比表面積 平均粒子径 比表面積形状係数
(重量%) (m2/g) (μm)
────────────────────────────────────
実施例1 99.98以上 41.4 0.29 29
比較例1 99.98以上 63.6 7.44 1131
────────────────────────────────────
実施例2 99.98以上 16.3 0.73 28
比較例2 99.98以上 73.5 11.43 2008
────────────────────────────────────
実施例3 99.98以上 8.0 0.93 18
比較例3 99.98以上 17.7 1.21 51
────────────────────────────────────
【0034】
水蒸気接触水和法により酸化マグネシウム微粉末を水和させて製造した水酸化マグネシウム粉末(実施例1〜3)は、水酸化マグネシウム粒子凝集体の平均粒子径が1μm以下、比表面積形状係数が10〜30の範囲内にあることから、水中水和法により酸化マグネシウム微粉末を水和させて製造した水酸化マグネシウム粉末(比較例1〜3)と比較して水中分散性が高いことがわかる。
【0035】
(5)電子顕微鏡による表面観察
電子顕微鏡により表面観察した結果、実施例1〜3及び比較例1〜3により得られた水酸化マグネシウムはいずれも独立した微細な水酸化マグネシウム粒子の集合体であることが確認できた。添付図面の図1に、実施例1で製造した水酸化マグネシウム粉末の電子顕微鏡写真を示す。図1から明らかに、実施例1で製造した水酸化マグネシウム粉末は、独立した微細な水酸化マグネシウム粒子の集合体であることがわかる。
【0036】
【発明の効果】
本発明の水酸化マグネシウム粉末は、水中分散性が高く、酸化マグネシウム換算の純度が高い。従って、本発明の水酸化マグネシウム粉末は、誘電体用原料などの電子材料や触媒材料として有利に用いることができる。
また、酸化マグネシウム微粒子を水蒸気に接触させることにより水和させる本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末の製造方法により得られる水酸化マグネシウムは、酸化マグネシウム微粒子を水中で水和させて得られる水酸化マグネシウムと比較して水中分散性に優れている。さらに、本発明の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末の製造方法は、酸化マグネシウム微粒子を水中で水和させる場合に必要となるろ過、脱水、乾燥、粉砕工程を必要としないので不純物が混入しにくく、また、工程が少なくなるので工業的にも有利である。
さらに、本発明の水酸化マグネシウムスラリーは、高純度の水酸化マグネシウム粒子凝集体が分散されているので、特に、誘電体用原料などの電子材料あるいは触媒材料の製造に有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1により製造した水酸化マグネシウム粉末の電子顕微鏡写真である。

Claims (8)

  1. 比表面積が5〜200m 2 /gの範囲内にあって、純度が99.95重量%以上の単結晶からなる酸化マグネシウム微粉末を、水蒸気に接触させることにより、水和させて得られた、比表面積が5〜200m2/gの範囲内にあって、酸化マグネシウム換算の純度が99.95重量%以上であることを特徴とする高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末。
  2. 酸化マグネシウム換算の純度が99.98重量%以上であることを特徴とする請求項1に記載の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末。
  3. 比表面積が5〜200m 2 /gの範囲内にあって、純度が99.95重量%以上の単結晶からなる酸化マグネシウム微粉末が、マグネシウム蒸気の酸素による気相酸化により得られた微粉末である請求項1に記載の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末
  4. 比表面積が5〜200m 2 /gの範囲内にあって、純度が99.95重量%以上の単結晶からなる酸化マグネシウム微粉末を、水蒸気に接触させることにより、水和させることを特徴とする請求項1に記載の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末の製造方法
  5. 上記酸化マグネシウム微粉末を、温度が50〜180℃の範囲内、相対湿度が60〜100%RHの範囲内の雰囲気中で、水蒸気と接触させることを特徴とする請求項4に記載の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末の製造方法
  6. 比表面積が5〜200m 2 /gの範囲内にあって、純度が99.95重量%以上の単結晶からなる酸化マグネシウム微粉末が、マグネシウム蒸気の酸素による気相酸化により得られた微粉末である請求項4に記載の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末の製造方法
  7. 請求項1に記載の高分散性高純度水酸化マグネシウム粉末が、平均粒子径が0.1〜1.0μmの範囲内にある高純度水酸化マグネシウム粒子凝集体を形成して分散していることを特徴とする水酸化マグネシウムスラリー
  8. 高純度水酸化マグネシウム粒子凝集体の比表面積形状係数が6〜50の範囲内にあることを特徴とする請求項7に記載の水酸化マグネシウムスラリー
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