JP3948229B2 - 画像撮像装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる露光量で同一の被写体を複数回撮像し、撮像して得られた複数の画像を合成して、ダイナミックレンジの広い画像を生成する画像撮像装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルスチルカメラでは、撮像素子として、一般にCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサが用いられている。しかしながら、CCDイメージセンサは、銀塩写真フィルムに比べて、撮影可能な輝度領域のダイナミックレンジが非常に狭い。このCCDイメージセンサのダイナミックレンジの狭さを補填するため、従来より、異なる露光量で同一の被写体を複数回撮像し、撮像して得られた露光量の異なる複数の画像を加算合成して、ダイナミックレンジの広い画像を生成するといった機能を有したデジタルスチルカメラが提案されている。
【0003】
ところで、このようにダイナミックレンジを確保するために複数画像を加算合成した場合、合成後の画像の階調数が大きくなる。例えば、CCDイメージセンサから得られる通常の画像データの階調数が8ビットであるとするならば、露光量が異なる4枚の画像を加算合成すれば、加算合成後の画像の階調数は10ビットとなる。しかしながら、デジタルスチルカメラで得られた撮像画像を記録するメディアのフォーマット、撮像画像を表示するディスプレイのフォーマット或いは撮像画像を出力するインターフェースのフォーマットの階調数は、予め決まっている。そのため、このようなデジタルスチルカメラでは、合成後の画像の階調数を圧縮して、これらのフォーマットに適合する階調数に変換する必要があった。
【0004】
階調数を圧縮する場合、単純に線形的に行うのであれば、例えば、合成画像の各画素の下位ビットを切り捨てるといった処理を行えばよい。例えば、10ビットの階調数の画像を8ビットの階調数に圧縮したい場合には、10ビットのうち下2ビットを切り捨てればよい。しかしながら、複数の画像を合成したものをこのように線形的に階調圧縮したのでは、コントラストが曖昧となり表示したときに見づらい画像となる場合がある。そのため、このような画像合成をしてダイナミックレンジを広くした画像に対して階調圧縮をする場合、コントラストがはっきりした見やすい画像とするように、輝度レベルの補正も同時に行われるのが一般的である。
【0005】
階調圧縮とともに輝度レベルの補正を行う技術として、従来より、ヒストグラム平均化法を利用した階調圧縮手法が知られている。
【0006】
以下、このヒストグラム平均化法を利用した階調圧縮の基本的なアルゴリズムについて説明をする。
【0007】
まず、入力画像(変換前の画像)に対して全ての輝度値に対する頻度分布を示すヒストグラムを検出する。
【0008】
続いて、検出したヒストグラムに基づき、低い輝度値から高い輝度値へ、順番にその頻度を累積していき、累積ヒストグラムを生成する。この累積ヒストグラムは、横軸を入力画像(変換前の画像)の輝度レベル、縦軸を頻度としたグラフに表すことができる。
【0009】
続いて、累積ヒストグラムの縦軸を、出力画像の輝度値に置き換えて、補正曲線を生成する。このとき、累積ヒストグラムの最大累積頻度(つまり、入力画像の画素数に対応した値)を、出力画像(変換後の画像)の階調数の最大値(Ymax)に対応させ、さらに、累積ヒストグラムの最小累積頻度(つまり、0)を、出力画像の階調数の最小値(Ymin)に対応させるようにする。例えば、出力画像の階調数が8ビットであれば、累積ヒストグラムの最大累積頻度を“255”という輝度値に対応させ、累積ヒストグラムの最小累積頻度を“0”という輝度値に対応させた補正曲線を生成する。
【0010】
さらに、このように作成した補正曲線を、変換テーブルとしてメモリに格納する。
【0011】
そして、実際の階調圧縮処理を行う際に、この変換テーブルを参照しながら入力された画像の輝度値に対する出力画像の輝度値を検出し、階調数の変換をする。
【0012】
このようにヒストグラムを作成して輝度値の変換を行うことによって、出力画像の画像全体における輝度の分布が均一化され、コントラストが強調された画像となる。そのため、以上のヒストグラム平均化法を利用した階調圧縮手法では、コントラスト等の画像特性を補正しながら、高い階調数の入力画像を低い階調数に変換することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなヒストグラム平均化法を利用した階調圧縮手法を用いた場合であっても、最適に輝度値の補正が行われず、変換後の画像が見づらい画像となってしまう場合がある。
【0014】
例えば、輝度の頻度にピーク特性を有する画像が入力された場合、ヒストグラム平均化法を利用した方法では、ピーク付近にある同一レベルの輝度が、広い範囲に分散されてしまう。そのため、このような場合は、近い輝度レベルの画素同士が、大きな輝度差を持った画素に変換されてしまい、出力画像が非常に見づらくなってしまう。また、例えば、輝度差が少ない画像が入力された場合、ヒストグラム平均化法を利用した方法では、その輝度差を全階調領域に分散するように補正してしまう。そのため、このような場合は、出力画像が全体的に明るくなり過ぎて、見た目に不自然な画像となってしまう。
【0015】
本発明は、このような実状を鑑みてなされたものであり、異なる露光量で同一の被写体を撮像して、その画像を合成することによりダイナミックレンジの広い合成画像を生成し、生成した合成画像の階調数を圧縮して、通常の階調数に変換する。本発明は、その階調変換の際に、輝度値の過度な補正によって見づらい画像とすることなく、自然な出力画像を得られるように補正を行うことができる画像撮像装置及び方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明にかかる画像撮像装置は、異なる露出条件で同一の被写体を複数回撮像し、露出量が異なった複数画面分の画像を生成する撮像手段と、上記複数画面分の画像を合成して、各画素の輝度値が第1の階調数で表現された1つの合成画像を生成する画像合成手段と、上記合成画像の輝度値の頻度分布を示すヒストグラムを検出するヒストグラム検出手段と、上記合成画像の階調数を、第2の階調数に変換して、各画素の輝度値が第2の階調数で表現された出力画像を生成する階調数変換手段とを備え、上記階調数変換手段は、第1の階調数と第2の階調数との比に基づき定まる直線関数と、上記ヒストグラムに対応した特性を有するヒストグラム関数とを所定の合成比を乗じて、加算合成した合成関数に基づき設定される変換規則によって、第1の階調数で表現された各画素の輝度値を、第2の階調数で表現された輝度値に変換する。
【0017】
本発明にかかる画像撮像方法は、異なる露出条件で同一の被写体を複数回撮像し、露出量が異なった複数画面分の画像を生成し、上記複数画面分の画像を合成して、各画素の輝度値が第1の階調数で表現された1つの合成画像を生成し、上記合成画像の輝度値の頻度分布を示すヒストグラムを検出し、第1の階調数と第2の階調数との比に基づき定まる直線関数と、上記ヒストグラムに対応した特性を有するヒストグラム関数とを所定の合成比を乗じて、加算合成した合成関数に基づき設定される変換規則によって、第1の階調数で表現された各画素の輝度値を、第2の階調数で表現された輝度値に変換して、各画素の輝度値が第2の階調数で表現された出力画像を生成する。
【0018】
本発明にかかる画像撮像装置及び方法では、第1の階調数と第2の階調数との比に基づき定まる直線関数と、入力画像の輝度分布を示すヒストグラムに対応した特性を有するヒストグラム関数とを所定の合成比を乗じて、加算合成した合成関数に基づき設定される変換規則によって、第1の階調数で表現された各画素の輝度値を、第2の階調数で表現された輝度値に変換する。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として、本発明を適用したデジタルスチルカメラについて説明をする。なお、ここで説明をするデジタルスチルカメラは、異なる露光量で同一の被写体を複数回撮像し、撮像して得られた露光量の異なる複数の画像を加算合成して、ダイナミックレンジの広い画像を生成し、さらに、そのダイナミックレンジの広い画像の階調数を通常の出力フォーマットに適合した階調数に落として画像を出力するカメラである。
【0020】
図1に、本発明の実施の形態のデジタルスチルカメラのブロック構成図を示す。
【0021】
デジタルスチルカメラ1は、図1に示すように、レンズ10と、絞りシャッタ機構11と、CCD12と、タイミングジェネレータ(TG)13と、S/H回路14と、アナログ信号処理回路15と、アナログ/デジタル(A/D)コンバータ16と、画像データ加算回路17と、画像メモリ18と、ホワイトバランス回路19と、ガンマ補正回路20と、補間回路21と、Yマトリクス回路22と、Cマトリクス回路23と、Y階調補正回路24と、Yヒストグラム検波回路25と、乗算回路26と、C階調ゲイン設定回路27と、記録回路28と、コントローラ29とを備えて構成される。
【0022】
レンズ10は、被写体からの光をCCD12上に結像させる光学素子である。絞りシャッタ機構11は、CCD12へ照射される光の露光量や照射時間を制御するための機構である。CCD12は、照射された被写体像を光電変換して、電気信号を出力する。タイミングジェネレータ13は、CCD12の電荷転送タイミング,読み出しタイミング,シャッタータイミング等を生成する。CCD12から出力された信号は、S/H回路14に供給される。
【0023】
S/H回路14は、入力信号に対して相関二重サンプリング処理を施し、アナログ画像信号を生成する。S/H回路14から出力されたアナログ画像信号は、アナログ信号処理回路15に供給される。アナログ信号処理回路15は、アナログ画像信号を所定のレベルに増幅し、白/黒バランス調整等の各種アナログ信号処理を行う。アナログ信号処理回路15から出力されたアナログ画像信号は、A/Dコンバータ16に供給される。A/Dコンバータ16は、アナログ画像信号をデジタルの画像信号に変換する。A/Dコンバータ16から出力されたデジタル画像信号は、画像データ加算回路17に供給される。
【0024】
画像データ加算回路17は、異なる露光量で撮像された複数の同一の被写体の画像をメモリ18に格納しておき、これらを加算合成して合成画像データを生成する。ここで、合成画像データの階調数は、合成前の元画像の階調数に、合成した枚数を乗じた階調数となる。例えば、階調数が8ビット(256階調)の4枚の元画像を加算合成するのであれば、合成画像データの階調数は、10ビット(256×4階調)となる。画像データ加算回路17により生成された合成画像データは、ホワイトバランス回路19に供給される。
【0025】
ホワイトバランス回路19は、合成画像データに対して、ホワイトバランス処理を行う。ホワイトバランス回路19から出力された合成画像データは、ガンマ補正回路20に供給される。ガンマ補正回路20は、合成画像データに対してガンマ補正を行う。ガンマ補正回路20から出力された合成画像データは、補間回路21に供給される。補間回路21は、補色で構成される合成画像データに対して色補間処理を行い、R,G,B成分から構成される画像データに変換する。R,G,B成分から構成される合成画像データは、Yマトリクス回路22及びCマトリクス回路23に供給される。
【0026】
Yマトリクス回路22は、R,G,B成分から構成される合成画像データに対してマトリクス演算を行い、合成画像の輝度(Y)成分を抽出する。抽出された輝度データは、Y階調補正回路24、Yヒストグラム検波回路25及びC階調ゲイン設定回路27に供給される。Cマトリクス回路23は、R,G,B成分から構成される合成画像データに対してマトリクス演算を行い、合成画像の色差(Cr/Cb)成分を抽出する。抽出された色差データは、乗算回路26に供給される。
【0027】
Y階調補正回路24は、内部にY階調補正テーブルを有し、このY階調補正テーブルを参照して、入力された輝度データ(Yin)の値を、所定の値に変換する。Y階調補正テーブルには、入力輝度データ(Yin)のビット数単位で表された輝度値に対応して、出力輝度データ(Yout)のビット単位で表された輝度値が示されている。Y階調補正回路24は、このY階調補正テーブルに記述された対応関係に従い、入力された輝度値の階調数を変換する。Y階調補正回路24は、例えば、10ビットの階調数の入力輝度データ(Yin)を、8ビットの階調数の出力輝度データ(Yout)に圧縮する。従って、Y階調補正回路24により、輝度データの階調数が所定の階調数に圧縮され、それとともに、Y階調補正テーブルに記述された特性に応じて、輝度レベルの補正が行われる。なお、Y階調補正テーブルは、コントローラ29により設定されるが、その設定内容については詳細を後述する。Y階調補正回路24により階調数が圧縮された輝度データ(Yout)は、記録回路28に供給される。
【0028】
Yヒストグラム検波回路25は、Yマトリクス回路22から合成画像1画面分の輝度データが入力され、入力された輝度データに基づき合成画像1画面内の各輝度値の発生頻度を示すヒストグラムを検出する。例えば、このヒストグラムは、例えば、入力された1画面分の合成画像内の全輝度データを検索し、検索して得られた全輝度データを同一の輝度(或いは所定の範囲の輝度)毎に分類して、その分類毎に画素数を算出する。そして、算出した画素数を低い輝度値から順番に羅列したデータ群を作成する。これがヒストグラムとなる。従って、ヒストグラムは、横軸を輝度値(或いはある一定の輝度範囲)とし、縦軸をその画面内における発生頻度としたグラフとして表すことができる。Yヒストグラム検波回路25により生成されたヒストグラムは、コントローラ29に供給され、Y階調補正テーブルの生成、並びに、C補正ゲインテーブルの生成のために利用される。
【0029】
乗算回路26は、Cマトリクス回路23から供給された色差データ(Cin)に、C階調ゲイン設定回路27から供給される補正ゲイン(Cg)を乗算して、入力された色差データの階調数を変換するとともに、入力される補正ゲインの特性に応じた色差レベルの補正が行われる。例えば、乗算回路26は、10ビットの階調数の入力色差データ(Cin)を、8ビットの階調数の出力色差データ(Cout)に変換する。乗算回路26により階調数が圧縮された色差データ(Cout)は、記録回路28に供給される。
【0030】
C階調ゲイン設定回路27は、内部にC補正ゲインテーブルを有し、このC補正ゲインテーブルを参照して、入力された輝度データ(Yin)の値に対応した補正ゲイン(Cg)を出力する。C補正ゲインテーブルには、入力輝度データ(Yin)のビット数単位で表された輝度値に対応して、補正ゲイン(Cg)が示されている。C階調ゲイン設定回路27は、このC補正ゲインテーブルに記述された対応関係に従い、補正ゲイン(Cg)を出力する。本デジタルスチルカメラ1では、輝度値の階調圧縮とともにレベル補正を行っているが、輝度値を補正した場合、同様に色差値も補正しなければ、出力される色がくるってしまう。そのため、本デジタルスチルカメラ1では、入力された輝度値に対応させた色差データの補正量(補正ゲイン(Cg))を生成し、この補正量をCマトリクス回路23から出力された色差データ(Cin)に乗じることとしている。またさらに、この補正ゲイン(Cg)を乗じることによって、色差データの階調数も、圧縮している。なお、C補正ゲインテーブルは、コントローラ29により設定されるが、その設定内容については詳細を後述する。
【0031】
記録回路28は、階調圧縮がされた輝度データ及び色差データが入力され、これらのデータを内部の記録媒体に記録する。
【0032】
コントローラ29は、異なる露光量で同一の被写体を複数回撮像するための絞り量やシャッタ速度の制御,画像データの取り込み等の制御、合成画像データの生成制御、Y階調補正回路24に格納するY階調補正テーブルの生成、C階調ゲイン設定回路27に格納されるC補正ゲインテーブルの生成等の各種制御を行う。
【0033】
以上のような構成のデジタルスチルカメラ1では、異なる露光量で同一の被写体を複数回撮像する高ダイナミックレンジの撮影モードを有している。デジタルスチルカメラ1は、この高ダイナミックレンジモードに入ると以下のような動作を行う。
【0034】
まず、コントローラ29は、絞りシャッタ機構11を制御して、段階的に絞りを変化させながら、同一被写体の画像を複数枚撮像する。この結果、同一の被写体に対して露光量が異なる複数枚の画像データが生成される。また、例えば、コントローラ29は、タイミングジェネレータ13を制御して、段階的に電子シャッタスピードを変化させながら同一の被写体の画像を複数枚撮像しても良いし、また、アナログ信号処理回路15を制御して段階的にゲインを変化させながら同一の被写体の画像を複数枚撮像してもよい。このようにシャッタスピードやゲインを変化させても、同一の被写体に対して露光量が異なる複数枚の画像データを生成することができる。撮像された複数枚の画像は、一旦画像メモリ18に格納される。
【0035】
画像データ加算回路17は、複数枚の画像の撮像を終了した後、画像メモリ18に格納されている複数枚の画像データを加算合成して、合成画像データを生成する。例えば、8ビットの階調数の画像データを4枚合成して、10ビットの階調数の合成画像データを生成する。
【0036】
合成画像データを生成すると、続いて、Yヒストグラム検波回路25によって、この合成画像データの輝度値のヒストグラムを検出する。検出したヒストグラムは、コントローラ29に供給される。コントローラ29は、検出したヒストグラムに基づき、Y階調補正テーブル及びC補正ゲインテーブルを作成する。コントローラ29により作成されたY階調補正テーブルはY階調補正回路24に格納される。また、コントローラ29により作成されたC補正ゲインテーブルは、C階調ゲイン設定回路27に格納される。
【0037】
各テーブルが格納されると、続いて、合成画像データの階調圧縮処理が開始される。すなわち、輝度データの階調数がY階調補正回路24で圧縮され、色差データの階調数が乗算回路26によって圧縮される。例えば10ビット階調の輝度データ及び色差データが、8ビット階調のデータに変換される。このことにより、合成画像データは、記録フォーマットに対応した階調数のデータに変換される。そして、記録回路28が、階調圧縮された輝度データ及び色差データを記録媒体に記録する。
【0038】
以上のように本デジタルスチルカメラ1では、ダイナミックレンジが広い画像を撮像することができる。
【0039】
つぎに、輝度データの階調圧縮をするためのY階調補正テーブルの作成アルゴリズムについて説明をする。
【0040】
図2に、Y階調補正テーブルの作成アルゴリズムを実現するための機能ブロックを示す。
【0041】
Y階調補正テーブルの作成アルゴリズムは、図2に示すように、累積ヒストグラム生成部31と、ヒストグラム補正カーブ生成部32と、単純補正直線生成部33と、合成部34とから構成される。
【0042】
累積ヒストグラム生成部31には、Yヒストグラム検波回路25から、合成画像の輝度のヒストグラムが入力される。ヒストグラムは、横軸が合成画像の輝度値Xn(n=1,2,3,…,max)、縦軸が輝度の頻度H(Xn)としたグラフ上に表した場合、図3(A)に示すようになる。
【0043】
累積ヒストグラム生成部31は、Yヒストグラム検波25から供給される以上のようなヒストグラムを、低い輝度値(X1)からもっとも高い輝度値(Xmax)まで累積加算していき、図3(B)に示すような、累積ヒストグラムを生成する。例えば、輝度Xnの頻度をH(Xn)とするならば累積頻度ΣH(Xn)は以下のようになる。
ΣH(X1)=H(X1)
ΣH(X2)=H(X1)+H(X2)
ΣH(X3)=H(X01)+H(X2)+H(X3)
…
ΣH(Xmax)=H(X1)+H(X2)+H(X3)+ … +H(Xmax)。
【0044】
ヒストグラム補正カーブ生成部32には、累積ヒストグラム生成部31により生成された累積ヒストグラムが入力される。ヒストグラム補正カーブ生成部32は、図3(C)に示すように、累積ヒストグラムの縦軸ΣH(xn)を、出力画像の輝度値(Yn)に置き換えて、ヒストグラム補正曲線を生成する。このとき、ヒストグラム補正曲線は、累積ヒストグラムの最大累積頻度(ΣH(Xmax))を、出力画像の階調数の最大値(Ymax)に対応させ、さらに、累積ヒストグラムの最小累積頻度(つまり、0)を、出力画像の階調数の最小値(Ymi n)に対応させるように設定する。例えば、出力画像の階調数が8ビットであれば、累積ヒストグラムの最大累積頻度を“255”という輝度値に対応させ、累積ヒストグラムの最小累積頻度を“0”という輝度値に対応させたヒストグラム補正曲線を生成する。
【0045】
なお、ヒストグラム補正曲線を生成する場合、Xmaxの値は、合成画像の階調数の最大値としてもよいし、或いは、実際に得られる輝度データの最大値としてもよい。Xmaxの値を実際に得られる輝度データの最大値とすると、高輝度領域に信号成分がない画像の場合に、出力画像の階調範囲を最大限利用したダイナミックレンジの広い画像を生成することができる。
【0046】
単純補正直線生成部33は、単純補正直線を生成する。この単純補正直線は、図4(A)に示すように、Yn=(Ymax/Xmax)Xnで表される直線である。Ymaxは、出力画像の階調数の最大値であり、Xmaxは合成画像(変換前の画像)の階調数の最大値である。例えば、出力画像が8ビット階調であればYmaxは256となり、合成画像が10ビット階調であればXmaxは1024となり、Yn=(1/4)Xnといった直線となる。
【0047】
なお、単純補正直線を生成する場合、Xmaxの値は、合成画像の階調数の最大値とせずに、実際に得られる輝度データの最大値としてもよい。Xmaxの値を実際に得られる輝度データの最大値とすることにより、高輝度領域に信号成分がない画像の場合に、出力画像の階調範囲を最大限利用したダイナミックレンジの広い画像を生成することができる。
【0048】
合成部34は、ヒストグラム補正曲線と単純補正直線とを所定の合成比を乗じて、加算合成をする。例えば、合成比Gを0〜1の範囲で設定し、ヒストグラム補正曲線には“G”を乗算し、単純補正直線には、このGの補数(1−G)を乗算し、その後両者を加算合成する。このように加算合成すると、図4(B)に示すような、合成補正曲線を生成することができる。合成部34は、生成した合成補正曲線を、Y階調補正テーブルとして、Y階調補正回路24内のメモリに格納する。
【0049】
なお、ヒストグラム補正曲線と単純補正直線との合成比Gを適宜最適に変更することによって、輝度レベルの補正割合を変更することができる。例えば、ヒストグラムの分布の様子などを観察して、あまり輝度補正を行いたくない場合には単純補正直線の比率を多くし、強めに輝度補正をしたい場合にはヒストグラム補正曲線の比率を多くすればよい。
【0050】
つぎに、C階調ゲイン補正テーブルの作成アルゴリズムについて説明をする。
【0051】
図5に、C階調ゲイン補正テーブルの作成アルゴリズムを実現するための機能ブロックを示す。
【0052】
C階調ゲイン補正テーブルの作成アルゴリズムは、図5に示すように、ヒストグラムゲイン補正カーブ生成部41と、単純補正ゲイン直線生成部42と、合成部43とから構成される。
【0053】
ヒストグラムゲイン補正カーブ生成部41には、Yヒストグラム検波回路25から、合成画像の輝度のヒストグラムが入力され、このヒストグラムに基づきヒストグラム補正ゲイン曲線を生成する。このヒストグラム補正ゲイン曲線は、図6(A)に示すように、入力される合成画像の輝度値に対する、補正ゲインCgの値を示した曲線である。すなわち、このヒストグラム補正ゲイン曲線は、ヒストグラムに基づき輝度値を補正した場合における色差データの補正割合を示した曲線である。
【0054】
単純補正ゲイン直線生成部42は、単純補正ゲイン直線を生成する。この単純補正ゲイン直線は、輝度値を補正しない場合における色差データの補正量を示している。すなわち、輝度値を補正しなければ、輝度値も補正しなくて良いため、図6(B)に示すように、この単純補正ゲイン直線生成部42により生成される補正ゲインCgは、合成画像の輝度値に関わらず常に“1”という値となる。
【0055】
合成部43は、ヒストグラム補正ゲイン曲線と単純補正ゲイン直線とを所定の合成比を乗じて、加算合成をする。例えば、合成比Gを0〜1の範囲で設定し、ヒストグラム補正ゲイン曲線には“G”を乗算し、単純補正ゲイン直線には、このGの補数(1−G)を乗算し、その後両者を加算合成する。このように加算合成すると、図6(C)に示すような、合成補正ゲイン曲線を生成することができる。合成部43は、生成した合成補正ゲイン曲線を、C補正ゲインテーブルとして、C階調ゲイン設定回路27内のメモリに格納する。
【0056】
本デジタルスチルカメラ1では、以上のような合成補正ゲイン曲線に基づき得られる補正ゲインCgが、色差データに乗算されることによって、色差値の補正が行われる。さらに、例えば、この補正された色差データの下位ビットを切り捨てることによって、階調変換が行われる。
【0057】
以上のように本発明の実施の形態の本デジタルスチルカメラ1では、階調数を単純に直線変換する単純補正直線と、ヒストグラムに基づき輝度値が平均化されるように補正するヒストグラム補正曲線とを所定の合成比を乗じて、加算合成した補正曲線により、階調変換が行われる。
【0058】
このような補正曲線により階調変換がされると、輝度の頻度にピーク特性を有する画像や、輝度差が少ない画像が入力された場合であっても、見た目に不自然な画像となることを抑制することができる。
【0059】
なお、本実施の形態では、ヒストグラム補正曲線と単純補正直線との合成比Gを、全ての輝度レベルに対して均一にした例を示したが、図7に示すように低輝度領域又は高輝度領域或いはその両者に、リミット値(lim1,lim2)を設定し、低輝度領域、中間領域、高輝度領域で、それぞれで合成比Gを変えるようにしてもよい。例えば、低輝度領域と高域度領域をともに直線比率を“1”に設定すれば(つまり、ヒストグラム補正曲線の割合が0)、これらの領域にはヒストグラムによる平均化処理が行われず、例えば、全体的に黒が浮いてしまってしまりのない画像になることを抑制することができる。
【0060】
また、例えば、図8に示すように、低輝度領域については、出力画像の輝度値を全て0とし、高輝度領域については出力画像の輝度値を全て最大値とするような、補正曲線としてもよい。この場合、リミット値は、入力値の最小値と最大値に設定したり、或いは、上下所定の割合(例えば、上下3パーセント)といったように設定してもよい。このように設定することにより、高輝度領域及び低輝度領域に多く含まれているノイズを除去することができる。なお、この際の単純補正直線は、以下のように設定される。
Xn<lim1 :Yn=0
lim1≦Xn≦lim2 :Yn={Ymax/(lim2−lim1)}Xn
Xn>lim2 :Yn=Ymax 。
【0061】
また、本実施の形態では、Yヒストグラム検波回路25でヒストグラムを検波する際に、合成画像の全画素の輝度レベルを検波する例を示したが、全画素の輝度レベルではなく、部分的に抽出する画素を間引いて輝度レベルを検波してもよい。画像のある程度の輝度分布特性を得られれば、補正曲線を生成することができるためである。また、同一条件で再度撮影を行う場合には、過去に撮影したヒストグラム又は階調補正テーブル等を保存しておき、再度それらのデータを利用すれば、処理時間の短縮化を図ることができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明にかかる画像撮像装置及び方法では、第1の階調数と第2の階調数との比に基づき定まる直線関数と、入力画像の輝度分布を示すヒストグラムに対応した特性を有するヒストグラム関数とを所定の合成比を乗じて、加算合成した合成関数に基づき設定される変換規則によって、第1の階調数で表現された各画素の輝度値を、第2の階調数で表現された輝度値に変換する。
【0063】
これにより、本発明では、異なる露光量で同一の被写体を撮像して、その画像を合成することによりダイナミックレンジの広い合成画像を生成し、生成した合成画像の階調数を圧縮して、通常の階調数に変換することができる。その際に、本発明では、輝度値の過度な補正によって見づらい画像とすることなく、自然な出力画像を得られるように補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルスチルカメラのブロック図である。
【図2】Y階調補正テーブルの作成アルゴリズムを説明するためのブロック図である。
【図3】ヒストグラム、累積ヒストグラム並びにコントラスト補正曲線を説明するための図である。
【図4】単純補正直線、合成補正曲線を説明するための図である。
【図5】Cゲイン補正テーブルの作成アルゴリズムを説明するためのブロック図である。
【図6】コントラスト補正ゲイン曲線、単純補正ゲイン直線、合成補正ゲイン曲線を説明するための図である。
【図7】Y階調補正テーブルの変形例を説明するための図である。
【図8】Y階調補正テーブルの他の変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ、10 レンズ、11 絞りシャッタ機構、12 CCD、13 タイミングジェネレータ、14 S/H回路、15 アナログ信号処理回路、16 アナログ/デジタルコンバータ、17 画像データ加算回路、18 画像メモリ、19 ホワイトバランス回路、20 ガンマ補正回路、21 補間回路、22 Yマトリクス回路、23 Cマトリクス回路、24 Y階調補正回路、25 Yヒストグラム検波回路、26 乗算回路、27 C階調ゲイン設定回路、28 記録回路、29 コントローラ
Claims (6)
- 異なる露出条件で同一の被写体を複数回撮像し、露出量が異なった複数画面分の画像を生成する撮像手段と、
上記複数画面分の画像を合成して、各画素の輝度値が第1の階調数で表現された1つの合成画像を生成する画像合成手段と、
上記合成画像の輝度値の頻度分布を示すヒストグラムを検出するヒストグラム検出手段と、
上記合成画像の階調数を、第2の階調数に変換して、各画素の輝度値が第2の階調数で表現された出力画像を生成する階調数変換手段とを備え、
上記階調数変換手段は、第1の階調数と第2の階調数との比に基づき定まる直線関数と、上記ヒストグラムに対応した特性を有するヒストグラム関数とを所定の合成比を乗じて、加算合成した合成関数に基づき設定される変換規則によって、第1の階調数で表現された各画素の輝度値を、第2の階調数で表現された輝度値に変換する画像撮像装置。 - 上記階調数変換手段は、合成画像の輝度値に下限リミット値と、この下限リミット値より高い上限リミット値とを設定し、
上記合成関数は、下限リミット値以下の部分及び/又は上限リミット値以上の部分が、上記直線関数となっていることを特徴とする請求項1記載の画像撮像装置。 - 上記階調数変換手段は、
合成画像の輝度値に下限リミット値と、この下限リミット値より高い上限リミット値とを設定し、
合成画像の輝度値が下限リミット値以下の値のときには、出力値が0となり、
合成画像の輝度値が上限リミット値以上の値のときには、出力値が最大値となり、
合成画像の輝度値が下限リミット値から上限リミット値までの値のときには、
上限リミット値と下限リミット値との差分値と、第2の階調数との比に基づき定まる直線関数と、上記ヒストグラム関数とを所定の合成比を乗じて、加算合成した合成関数に基づき設定される変換規則によって、第1の階調数で表現された各画素の輝度値を、第2の階調数で表現された輝度値に変換することを特徴とする請求項1記載の画像撮像装置。 - 異なる露出条件で同一の被写体を複数回撮像し、露出量が異なった複数画面分の画像を生成し、
上記複数画面分の画像を合成して、各画素の輝度値が第1の階調数で表現された1つの合成画像を生成し、
上記合成画像の輝度値の頻度分布を示すヒストグラムを検出し、
第1の階調数と第2の階調数との比に基づき定まる直線関数と、上記ヒストグラムに対応した特性を有するヒストグラム関数とを所定の合成比を乗じて、加算合成した合成関数に基づき設定される変換規則によって、第1の階調数で表現された各画素の輝度値を、第2の階調数で表現された輝度値に変換して、各画素の輝度値が第2の階調数で表現された出力画像を生成する画像撮像方法。 - 合成画像の輝度値に下限リミット値と、この下限リミット値より高い上限リミット値とを設定し、
上記合成関数は、下限リミット値以下の部分及び/又は上限リミット値以上の部分が、上記直線関数となっていることを特徴とする請求項4記載の画像撮像方法。 - 合成画像の輝度値に下限リミット値と、この下限リミット値より高い上限リミット値とを設定し、
合成画像の輝度値が下限リミット値以下の値のときには、出力値が0となり、
合成画像の輝度値が上限リミット値以上の値のときには、出力値が最大値となり、
合成画像の輝度値が下限リミット値から上限リミット値までの値のときには、上限リミット値と下限リミット値との差分値と、第2の階調数との比に基づき定まる直線関数と、上記ヒストグラム関数とを所定の合成比を乗じて、加算合成した合成関数に基づき設定される変換規則によって、第1の階調数で表現された各画素の輝度値を、第2の階調数で表現された輝度値に変換することを特徴とする請求項4記載の画像撮像方法。
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