JP2013055567A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイナミックレンジの拡大率を変更することなく、ダイナミックレンジの拡大率に応じた階調つぶれの発生の有無を確認する。
【解決手段】撮像装置は、アンダー露光での撮像によって得られた画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成し、所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する。そして、検出した警告領域に対応する警告パターンを、表示用の画像信号と合成し、合成した画像をライブビュー画像として表示する。
【選択図】図8
【解決手段】撮像装置は、アンダー露光での撮像によって得られた画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成し、所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する。そして、検出した警告領域に対応する警告パターンを、表示用の画像信号と合成し、合成した画像をライブビュー画像として表示する。
【選択図】図8
Description
本発明は、ライブビュー画像で、ダイナミックレンジ拡大の効果を確認するための技術に関する。
従来、ユーザが設定したダイナミックレンジの拡大率に応じて、露光条件を切り替えて、スルー画に、ダイナミックレンジ拡大時の輝度ヒストグラムを重畳させて表示する技術が知られている(特許文献1参照)。これにより、ユーザは、ダイナミックレンジ拡大の効果をリアルタイムに確認することができる。
しかしながら、従来の技術では、単にユーザが設定したダイナミックレンジの拡大率に応じてダイナミックレンジを拡大した際の輝度ヒストグラムを表示するだけなので、ダイナミックレンジの拡大率を変えた時に階調つぶれが発生するか否かを確認するためには、その都度、ダイナミックレンジの拡大率を変更する必要があった。
本発明は、ダイナミックレンジの拡大率を変更することなく、ダイナミックレンジの拡大率に応じた階調つぶれの発生の有無を確認することができる技術を提供することを目的とする。
本発明のある態様に係る撮像装置は、撮影レンズを介して受光した被写体の光学像を画像信号に変換する撮像部と、適正露光に対してアンダー露光になるように前記撮像部の露光時間を制御可能な露光制御部と、アンダー露光での撮像によって得られた画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する画像処理部と、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する警告領域検出部と、前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する警告パターンを、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号と合成する合成部と、前記合成部によって合成された画像をライブビュー画像として表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の別の態様に係る撮像装置は、撮影レンズを介して受光した被写体の光学像を画像信号に変換する撮像部と、適正露光に対してアンダー露光となるように前記撮像部の露光時間を制御可能であり、かつ、適正露光に対してオーバー露光となるように前記撮像部の露光時間を制御可能な露光制御部と、アンダー露光での撮像によって得られた画像信号と、オーバー露光での撮像によって得られた画像信号とを合成して、合成画像信号を生成する合成画像生成部と、前記合成画像生成部によって生成された合成画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する画像処理部と、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する警告領域検出部と、前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する警告パターンを、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号と合成する合成部と、前記合成部によって合成された画像をライブビュー画像として表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明のさらに別の態様に係る撮像装置は、撮影レンズを介して受光した被写体の光学像を画像信号に変換する撮像部と、適正露光に対してアンダー露光になるように前記撮像部の露光時間を制御する露光制御部と、アンダー露光での撮像によって得られた画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する画像処理部と、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する警告領域検出部と、前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する輝度ヒストグラムと、前記画像処理部で生成された表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムとを作成する輝度ヒストグラム作成部と、前記輝度ヒストグラム作成部で作成された警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムを、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号と合成する合成部と、前記合成部によって合成された画像をライブビュー画像として表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明のさらに別の態様に係る撮像装置は、撮影レンズを介して受光した被写体の光学像を画像信号に変換する撮像部と、適正露光に対してアンダー露光となるように前記撮像部の露光時間を制御可能であり、かつ、適正露光に対してオーバー露光となるように前記撮像部の露光時間を制御可能な露光制御部と、アンダー露光での撮像によって得られた画像信号と、オーバー露光での撮像によって得られた画像信号とを合成して、合成画像信号を生成する合成画像生成部と、前記合成画像生成部によって生成された合成画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する画像処理部と、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する警告領域検出部と、前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する輝度ヒストグラムと、前記画像処理部で生成された表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムとを作成する輝度ヒストグラム作成部と、前記輝度ヒストグラム作成部で作成された警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムを、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号と合成する合成部と、前記合成部によって合成された画像をライブビュー画像として表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ダイナミックレンジの拡大率を変更することなく、ダイナミックレンジの拡大率に応じた階調つぶれの発生の有無を確認することができる。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態における撮像装置であるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。第1の実施形態におけるデジタルカメラは、レンズ101と、絞り102と、メカシャッター103と、撮像素子104と、アナログ処理部105と、A/D変換部106と、画像処理部107と、画像拡大/縮小部108と、画像合成部109と、ドライバ110と、マイクロコンピュータ111と、操作部112と、Flashメモリ113と、SDRAM114と、メモリI/F115と、記録媒体116と、OSD重畳部117と、モニタドライブ118と、モニタ119と、JPEG処理部120と、バス121とを備える。
図1は、第1の実施形態における撮像装置であるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。第1の実施形態におけるデジタルカメラは、レンズ101と、絞り102と、メカシャッター103と、撮像素子104と、アナログ処理部105と、A/D変換部106と、画像処理部107と、画像拡大/縮小部108と、画像合成部109と、ドライバ110と、マイクロコンピュータ111と、操作部112と、Flashメモリ113と、SDRAM114と、メモリI/F115と、記録媒体116と、OSD重畳部117と、モニタドライブ118と、モニタ119と、JPEG処理部120と、バス121とを備える。
レンズ101は、被写体の光学像を撮像素子104に集光させる。レンズ101は、単焦点レンズであってもよいし、ズームレンズであってもよい。
ドライバ110は、マイクロコンピュータ111の指示を受けて、レンズ101を駆動させて、焦点距離やフォーカス位置の変更を行うとともに、絞り102を駆動する。絞り102は、レンズ101の近傍に設けられ、被写体の光量を調節する。
メカシャッター103は、マイクロコンピュータ111の指示を受けて駆動し、撮像素子104に被写体を露光する時間を制御する。
撮像素子104は、各画素を構成するフォトダイオードの前面に、ベイヤ配列のカラーフィルタが配置された撮像素子である。ベイヤ配列は、水平方向に赤色フィルタと緑色フィルタが交互に配置されたラインと、緑色フィルタと青色フィルタが交互に配置されたラインとを有し、さらにその2つのラインを垂直方向にも交互に配置することで構成されている。本明細書では、赤色(Red)フィルタの画素をR画素、緑色(Green)フィルタの画素のうち、水平方向にR画素と隣り合う画素をGr画素、青色(Blue)フィルタの画素をB画素、緑色フィルタの画素のうち、水平方向にB画素と隣り合う画素をGb画素と呼ぶ。この撮像素子104は、レンズ101により集光された光を、画素を構成するフォトダイオードで受光して光電変換することで、光の量を電荷量としてアナログ処理部105へ出力する。なお、撮像素子104は、CMOS方式のものでもCCD方式のものでも良い。
アナログ処理部105は、撮像素子104から読み出された電気信号(アナログ画像信号)に対し、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるように、ゲインアップを行う。A/D変換部106は、アナログ処理部105から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号(以後、画像データという)に変換する。
バス121は、デジタルカメラ内部で発生した各種データをデジタルカメラ内の各部に転送するための転送路である。バス121は、A/D変換部106と、画像処理部107と、画像拡大/縮小部108と、画像合成部109と、マイクロコンピュータ111と、SDRAM114と、メモリI/F115と、OSD重畳部117と、モニタドライバ118と、JPEG処理部120に接続されている。
A/D変換部106から出力される画像データは、バス121を介して一旦SDRAM114に記憶される。SDRAM114は、A/D変換部106において得られた画像データや、画像処理部107、画像拡大/縮小部108、画像合成部109において処理された画像データ等の各種データが一時的に記憶される記憶部である。
画像処理部107は、ホワイトバランス補正部1071(以下、WB補正部1071と呼ぶ)と、同時化処理部1072と、ダイナミックレンジ拡大用階調処理部1073(以下、DR拡大用階調処理部1073と呼ぶ)とを備え、SDRAM114から読み出した画像データに対して様々な画像処理を施す。画像処理部107によって各処理が行われた後の画像データは、SDRAM114に記憶される。
WB補正部1071は、画像データのホワイトバランスを補正する処理を行う。同時化処理部1072は、ベイヤ配列による画像データから、1画素あたりR、G、Bの情報からなる画像データへ同時化する処理を行う。DR拡大用階調処理部1073は、ダイナミックレンジを拡大するための階調変換処理を行う。特に、本実施形態では、適正露光よりアンダー露光での撮像によって得られた画像信号に対して、ダイナミックレンジを拡大するための階調変換処理を行う。ダイナミックレンジを拡大するための階調変換処理としては、既知の処理を用いることができる。
画像拡大/縮小部108は、マイクロコンピュータ111からの指示に基づいて、画像データの拡大/縮小を行う。
画像合成部109は、ダイナミックレンジを拡大した画像の撮影・記録時に、露光量の異なる複数の画像を合成する。画像合成部109は、また、ライブビュー表示時に、モニタ119に表示するための画像と、後述する警告パターンとを合成する。
JPEG処理部120は、画像データの記録時には、SDRAM114から画像データを読み出し、読み出した画像データをJPEG圧縮方式に従って圧縮して、圧縮したJPEG画像データを、SDRAM114に一旦記憶する。マイクロコンピュータ111は、SDRAM114に記憶されたJPEG画像データに対して、JPEGファイルを構成するために必要なJPEGヘッダを付加してJPEGファイルを作成し、作成したJPEGファイルを、メモリI/F115を介して記録媒体116に記録する。記録媒体116は、例えばカメラ本体に着脱可能なメモリカードからなる記録媒体であるが、これに限定されるものではない。
OSD重畳部117は、撮影時の各種情報やデータ記録時の情報、画像の輝度ヒストグラム等を表示するためのオンスクリーンディスプレイ(OSD)データを生成して、画像データに重畳させる。
モニタドライバ118は、モニタ119に画像を表示させる。画像の表示には、撮影直後の画像データを短時間だけ表示するレックビュー表示、記録媒体116に記録されたJPEGファイルの再生表示、および、ライブビュー画像(スルー画像とも呼ばれる)等の動画の表示が含まれる。また、記録媒体116に記録されたJPEGファイルを再生する場合、JPEG処理部120は、記録媒体116に記録されているJPEGファイルを読み出して伸張処理を施した上で、伸張した画像データを一旦SDRAM114に記憶させる。モニタドライバ118は、伸張された画像データをSDRAM114から読み出し、読み出した画像データを映像信号へ変換した後でモニタ119へ出力して、画像の表示を行う。
制御部としての機能を有するマイクロコンピュータ111は、デジタルカメラ本体の各種シーケンスを統括的に制御する。マイクロコンピュータ111には、ドライバ110、操作部112およびFlashメモリ113が接続されている。
図2は、マイクロコンピュータ111が実行する機能を示すブロック構成図である。マイクロコンピュータ111は、自身が実行する機能として、階調つぶれ領域マップ算出部1111と、ヒストグラム算出部1112とを備える。階調つぶれ領域マップ算出部1111は、後述する階調つぶれ領域マップを作成する。ヒストグラム算出部1112は、表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラム、および、後述する階調つぶれ領域に対応する輝度ヒストグラムを作成する。
操作部112は、電源ボタン、レリーズボタン、各種入力キー等の操作部材である。ユーザによって、操作部112の何れかの操作部材が操作されることにより、マイクロコンピュータ111は、ユーザの操作に応じた各種シーケンスを実行する。電源ボタンは、当該デジタルカメラの電源のオン/オフ指示を行うための操作部材である。電源ボタンが押されると、当該デジタルカメラの電源がオンとなる。再度、電源ボタンが押されると当該デジタルカメラの電源はオフとなる。レリーズボタンは、ファーストレリーズスイッチとセカンドレリーズスイッチの2段スイッチを有して構成されている。レリーズボタンが半押しされて、ファーストレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ111は、AE処理やAF処理等の撮影準備シーケンスを行う。また、レリーズボタンが全押しされて、セカンドレリーズスイッチがオンされた場合に、マイクロコンピュータ111は、撮影シーケンスを実行して撮影を行う。
Flashメモリ113は、ホワイトバランスモードに応じたホワイトバランスゲインやカラーマトリクス係数、ローパスフィルタ係数等のデジタルカメラの動作に必要な各種パラメータ、後述する階調判定テーブル、および、デジタルスチルカメラを特定するための製造番号などを記憶している。また、Flashメモリ113は、マイクロコンピュータ111にて実行する各種プログラムも記憶している。マイクロコンピュータ111は、Flashメモリ113に記憶されているプログラムに従い、またFlashメモリ113から各種シーケンスに必要なパラメータを読み込み、各処理を実行する。
第1の実施形態における撮像装置では、ユーザによって設定されたダイナミックレンジ拡大率に応じて、合成に用いる画像の露出差および枚数を決定して、撮影・合成処理を行い、ダイナミックレンジを拡大した画像を記録する。例えば、明部側のダイナミックレンジ拡大率が200%の場合には、適正露出の画像と、適正露出に対して1段アンダーの画像とを合成する。
また、第1の実施形態における撮像装置では、ライブビュー表示(スルー画表示)時に、設定されたダイナミックレンジ拡大率にかかわらず、明部側のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のアンダー露出条件で撮像し、得られた画像データに対して、ダイナミックレンジ拡大用の階調変換処理を行って、モニタ119に表示する。
図3は、第1の実施形態における撮像装置において、ライブビュー表示時の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS310では、オーバー側(明部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のアンダー露出条件で撮像を行う。アンダー露出とは、被写体輝度に応じた適正露出に対して光量が少ない露出のことである。ここでは、オーバー側の最大のダイナミックレンジ拡大率を400%とする。従って、ステップS310では、適正露出よりも2段アンダー露出で撮像を行う。
ステップS320では、ステップS310で行った撮像により得られた画像データをSDRAM114に格納する。
ステップS330の処理と、ステップS340〜S350の処理は、並行して行われる。ただし、どちらから一方の処理を先に行い、他方の処理を後に行うようにしてもよい。
ステップS330において、DR拡大用階調処理部1073は、ステップS320で格納した画像データをSDRAM114から読み出して、ダイナミックレンジを拡大するための階調変換処理を行い、モニタ119に表示するための表示用画像を生成する。ここでは、画像データの画素ごとに異なる階調変換処理を行う。
ステップS340において、階調つぶれ領域マップ算出部1111は、Flashメモリ113から階調判定テーブルを読み出す。
図4は、Flashメモリ113に格納されている階調判定テーブルの一例を示す図である。階調判定テーブルには、各ダイナミックレンジ拡大率の露出条件で撮像された場合に、階調つぶれが発生する階調範囲の条件が定義されている。階調つぶれとは、明るい部分の白つぶれ(白とび)や暗い部分の黒つぶれなど、階調がなくなってしまうことである。
図4に示すように、画素値の下限がTH_O_1、上限がTH_O_1の階調範囲は、オーバー側のダイナミックレンジ拡大率を400%(最大)としたときの白つぶれ領域である。ここでは、この領域を「警告領域1」と呼ぶ。
画素値の下限がTH_O_2(TH_O_2<TH_O_1)、上限がTH_O_1の階調範囲は、オーバー側のダイナミックレンジ拡大率を300%としたときの白つぶれ領域である。ここでは、この領域を「警告領域2」と呼ぶ。
画素値の下限がTH_O_3(TH_O_3<TH_O_2)、上限がTH_O_1の階調範囲は、オーバー側のダイナミックレンジ拡大率を200%としたときの白つぶれ領域である。ここでは、この領域を「警告領域3」と呼ぶ。
画素値の下限がTH_O_4(TH_O_4<TH_O_3)、上限がTH_O_1の階調範囲は、オーバー側のダイナミックレンジ拡大率を100%としたとき、すなわち、ダイナミックレンジを拡大しない場合の白つぶれ領域である。ここでは、この領域を「警告領域4」と呼ぶ。
また、画素値の下限が0、上限がTH_A_1の階調範囲は、アンダー側のダイナミックレンジ拡大率を400%としたときの黒つぶれ領域である。ここでは、この領域を「警告領域5」と呼ぶ。
画素値の下限が0、上限がTH_A_2(TH_A_2>TH_A_1)の階調範囲は、アンダー側のダイナミックレンジ拡大率を300%としたときの黒つぶれ領域である。ここでは、この領域を「警告領域6」と呼ぶ。
画素値の下限が0、上限がTH_A_3(TH_A_3>TH_A_2)の階調範囲は、アンダー側のダイナミックレンジ拡大率を200%としたときの黒つぶれ領域である。ここでは、この領域を「警告領域7」と呼ぶ。
画素値の下限が0、上限がTH_A_4(TH_A_4>TH_A_3)の階調範囲は、アンダー側のダイナミックレンジ拡大率を100%としたとき、すなわち、ダイナミックレンジを拡大しない場合の黒つぶれ領域である。ここでは、この領域を「警告領域8」と呼ぶ。
ここで、ダイナミックレンジの拡大率を400%、Flashメモリ113に記憶されるアンダー露出画像の階調ビット幅を12ビットとすると、各ダイナミックレンジ拡大率の白つぶれ領域を規定する下限値TH_O_1〜TH_O_4は、それぞれ次式(1)〜(4)で表される。ただし、式中の^は、べき乗を表す。
TH_O_1=2^16 …(1)
TH_O_2=2^16×300/400 …(2)
TH_O_3=2^16×200/400 …(3)
TH_O_4=2^16×100/400 …(4)
一方、アンダー側(暗部側)の階調範囲については、暗部の階調つぶれが主に暗時ノイズによる階調の埋もれに起因することから、暗時ノイズの分散に応じた値を設定しておく。例えば、明部・暗部ともにダイナミックレンジ拡大率を最大(400%)にした場合に得られる12ビット画像の暗時ノイズの分散値をσとすると、各ダイナミックレンジ拡大率における黒つぶれ領域を規定する上限値TH_A_1〜TH_A_4は、それぞれ次式(5)〜(8)で表される。
TH_O_2=2^16×300/400 …(2)
TH_O_3=2^16×200/400 …(3)
TH_O_4=2^16×100/400 …(4)
一方、アンダー側(暗部側)の階調範囲については、暗部の階調つぶれが主に暗時ノイズによる階調の埋もれに起因することから、暗時ノイズの分散に応じた値を設定しておく。例えば、明部・暗部ともにダイナミックレンジ拡大率を最大(400%)にした場合に得られる12ビット画像の暗時ノイズの分散値をσとすると、各ダイナミックレンジ拡大率における黒つぶれ領域を規定する上限値TH_A_1〜TH_A_4は、それぞれ次式(5)〜(8)で表される。
TH_A_1=σ …(5)
TH_A_2=σ×400/300 …(6)
TH_A_3=σ×400/200 …(7)
TH_A_4=σ×400/100 …(8)
なお、暗部側の階調つぶれの範囲については、ノイズの量に起因するため、ISO感度に応じて、値を変更するようにしてもよい。
TH_A_2=σ×400/300 …(6)
TH_A_3=σ×400/200 …(7)
TH_A_4=σ×400/100 …(8)
なお、暗部側の階調つぶれの範囲については、ノイズの量に起因するため、ISO感度に応じて、値を変更するようにしてもよい。
ステップS350において、階調つぶれ領域マップ算出部1111は、階調つぶれ領域マップを作成する。具体的には、ステップS320でSDRAM114に格納したアンダー露出の画像(ダイナミックレンジ拡大処理前の画像)を読み出し、読み出した画像の各画素の画素値と、ステップS340で読み出した階調判定テーブルの階調範囲とを比較して、アンダー露出画像のどの画像領域が警告領域1〜警告領域8に該当するかを示す階調つぶれ領域マップを作成する。
図5(a)は、オーバー側のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のアンダー露出条件で撮像して得られる画像の一例を示す図であり、図5(b)は、図5(a)に示す画像に基づいて作成された階調つぶれ領域マップの一例を示す図である。図5(a)は、花を撮影した画像を示している。なお、実際の撮像で得られる画像は、カラー画像であるが、図5(a)では、白黒画像として表示している。
なお、画素値は、多チャンネル(ベイヤ画像の場合には、R、Gr、Gb、B)で入力されるので、明部側の階調判定を行う場合には、全チャンネルの最大値を用い、暗部側の階調判定を行う場合には、全チャンネルの最小値を用いて、階調判定テーブルの階調範囲と比較すればよい。
ここで、ダイナミックレンジ拡大処理として、DR拡大用階調処理部1073は、画像データの全ての画素に同一の階調変換処理を行うこともできる。この場合、階調つぶれ領域マップ算出部1111は、ダイナミックレンジ拡大処理後の画像の各画素の画素値と、階調判定テーブルの階調範囲とを比較することによって、階調つぶれ領域マップを作成する。
図3のステップS360では、カメラの設定が警告表示モードに設定されているか否かを判定する。警告表示モードとは、ダイナミックレンジを拡大した画像とともに、ダイナミックレンジの拡大率に応じた、画像中の階調つぶれ領域、すなわち、白つぶれ領域や黒つぶれ領域を表示するモードである。ユーザによって、警告表示モードに設定されている場合には、ステップS370に進み、警告表示モードに設定されていない場合には、ステップS380に進む。
ステップS370において、画像合成部109は、ステップS330で作成した表示用画像に、警告パターンを合成する。警告パターンとは、ダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる領域を示すものであり、後述する警告パターン1と警告パターン2がある。
図6は、画像合成部109の詳細な構成を示すブロック図である。画像合成部109は、合成率設定部1091と、合成処理部1092とを備える。
合成率設定部1091は、階調つぶれ領域マップ算出部1111によって作成された階調つぶれ領域マップに基づいて、予め用意した「警告パターン1」、「警告パターン2」と、図3のステップS330で生成した表示用画像のそれぞれの合成率を設定する。警告パターン1は赤色の画像、警告パターン2は青色の画像とする。
図7は、階調つぶれ領域マップの各警告領域1〜8に応じた、警告パターン1、警告パターン2、および、表示用画像の合成率の一例を示す図である。例えば、警告領域1については、警告パターン1の合成率を100%とし、警告パターン2および表示用画像の合成率を0%とする。また、警告領域6については、警告パターン1の合成率を0%、警告パターン2の合成率を50%、表示用画像の合成率を50%とする。
合成処理部1092は、合成率設定部1091によって設定された合成率に基づいて、表示用画像と、警告パターン1に対応する赤色の画像または警告パターン2に対応する青色の画像とを合成して、合成画像を生成する。具体的には、各警告領域1〜8ごとに、警告領域内の各画素の画素値と、警告パターン1に対応する赤色の画像の画素値((R,G,B)=(255,0,0))、または、警告パターン2に対応する青色画像の画素値((R,G,B)=(0,0,255))とを、設定された合成率に基づいて合成する。表示用画像の警告領域以外の領域については、そのままとする。ただし、警告領域以外の領域については、表示用画像の合成率を100%、警告パターン1および警告パターン2の画像の合成率を0%として、合成するようにしてもよい。
図8は、表示用画像と警告パターンとの合成結果の一例を示す図である。図8(a)は、表示用画像を示し、図8(b)は、図8(a)に示す表示用画像と、警告パターン1および警告パターン2とを合成した結果を示す図である。なお、図8(b)では、警告領域1〜8をそれぞれ識別容易にするために、各警告領域内を斜線やドットで表示しているが、実際には斜線やドットは表示されず、警告パターン1または警告パターン2と合成した表示用画像が表示される。
表示用画像と警告パターンとを合成した合成図では、暗部および明部ともにダイナミックレンジの拡大率を上げていくと、階調つぶれの領域が色の薄い領域(薄い青色の領域または薄い赤色の領域)から、色の濃い領域(濃い青色の領域または濃い赤色の領域)に向かって、どのように狭まっていくかを確認することができる。すなわち、ユーザは、ダイナミックレンジの拡大率を変更しなくても、ダイナミックレンジの拡大率を変更した場合の階調つぶれの領域を容易に把握することができる。
なお、上述した説明では、オーバー側のダイナミックレンジを100%、200%、300%、400%に設定した場合、また、アンダー側のダイナミックレンジを100%、200%、300%、400%に設定した場合の階調つぶれ領域を示すものとした。しかし、ユーザによって設定されているダイナミックレンジ拡大率に基づいて、現在設定されている拡大率より低い拡大率の階調つぶれ領域の警告パターンは表示しないようにしてもよい。このような表示にすれば、不要と考えられる、現在の拡大率より低い拡大率の階調つぶれ領域の情報を表示しないので、必要と考えられる情報のみを表示して、視認性を向上させることができる。
図3のステップS380では、カメラの設定がヒストグラム表示モードに設定されているか否かを判定する。ヒストグラム表示モードとは、表示用画像とともに、表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムおよび警告領域に対応する輝度ヒストグラムをモニタ119に表示するためのモードである。ユーザによって、ヒストグラム表示モードに設定されている場合には、ステップS390に進み、ヒストグラム表示モードに設定されていない場合には、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
ステップS390では、多重ヒストグラムを作成する処理を行う。この処理は、マイクロコンピュータ111によって行われる。多重ヒストグラム作成処理の詳細については、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
図9は、図3に示すフローチャートのステップS390の処理、すなわち、多重ヒストグラム作成処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS910では、全てのヒストグラムを初期化する。全てのヒストグラムとは、後述する第1警告ヒストグラム〜第8警告ヒストグラム、および、表示用画像ヒストグラムである。
ステップS920では、表示用画像データについて、処理対象の画素位置をスタート位置に初期化する。スタート位置とは、例えば、画像の左下隅の位置である。
ステップS930では、表示用画像データから、処理対象の画素値を読み込む。
ステップS940では、階調つぶれ領域マップ算出部1111によって作成された階調つぶれ領域マップから、領域判定結果を読み込む。
ステップS950では、処理対象の画素が警告領域1に該当するか否かを判定する。処理対象の画素が警告領域1に該当すると判定すると、ステップS950に進み、処理対象の画素が警告領域1に該当しないと判定すると、ステップS960に進む。
ステップS950では、処理対象画素の画素値に基づいて、第1警告ヒストグラムにデータを格納する。第1警告ヒストグラムとは、警告領域1に該当する画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。従って、ここでは、第1警告ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。ステップS950の処理を行うと、ステップS970に進む。
ステップS960では、処理対象の画素が警告領域2に該当するか否かを判定する。処理対象の画素が警告領域2に該当すると判定すると、ステップS970に進み、処理対象の画素が警告領域2に該当しないと判定すると、ステップS980に進む。
ステップS970では、処理対象画素の画素値に基づいて、第2警告ヒストグラムにデータを格納する。第2警告ヒストグラムとは、警告領域2に該当する画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。従って、ここでは、第2警告ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。ステップS970の処理を行うと、ステップS990に進む。
ステップS980では、処理対象の画素が警告領域3に該当するか否かを判定する。処理対象の画素が警告領域3に該当すると判定すると、ステップS990に進み、処理対象の画素が警告領域3に該当しないと判定すると、ステップS1000に進む。
ステップS990では、処理対象画素の画素値に基づいて、第3警告ヒストグラムにデータを格納する。第3警告ヒストグラムとは、警告領域3に該当する画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。従って、ここでは、第3警告ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。ステップS990の処理を行うと、ステップS1010に進む。
ステップS1000では、処理対象の画素が警告領域4に該当するか否かを判定する。処理対象の画素が警告領域4に該当すると判定すると、ステップS1010に進み、処理対象の画素が警告領域4に該当しないと判定すると、ステップS1020に進む。
ステップS1010では、処理対象画素の画素値に基づいて、第4警告ヒストグラムにデータを格納する。第4警告ヒストグラムとは、警告領域4に該当する画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。従って、ここでは、第4警告ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。ステップS1010の処理を行うと、ステップS1030に進む。
ステップS1020では、処理対象の画素が警告領域5に該当するか否かを判定する。処理対象の画素が警告領域5に該当すると判定すると、ステップS1030に進み、処理対象の画素が警告領域5に該当しないと判定すると、ステップS1040に進む。
ステップS1030では、処理対象画素の画素値に基づいて、第5警告ヒストグラムにデータを格納する。第5警告ヒストグラムとは、警告領域5に該当する画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。従って、ここでは、第5警告ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。ステップS1030の処理を行うと、ステップS1050に進む。
ステップS1040では、処理対象の画素が警告領域6に該当するか否かを判定する。処理対象の画素が警告領域6に該当すると判定すると、ステップS1050に進み、処理対象の画素が警告領域6に該当しないと判定すると、ステップS1060に進む。
ステップS1050では、処理対象画素の画素値に基づいて、第6警告ヒストグラムにデータを格納する。第6警告ヒストグラムとは、警告領域6に該当する画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。従って、ここでは、第6警告ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。ステップS1050の処理を行うと、ステップS1070に進む。
ステップS1060では、処理対象の画素が警告領域7に該当するか否かを判定する。処理対象の画素が警告領域7に該当すると判定すると、ステップS1070に進み、処理対象の画素が警告領域7に該当しないと判定すると、ステップS1080に進む。
ステップS1070では、処理対象画素の画素値に基づいて、第7警告ヒストグラムにデータを格納する。第7警告ヒストグラムとは、警告領域7に該当する画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。従って、ここでは、第7警告ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。ステップS1070の処理を行うと、ステップS1090に進む。
ステップS1080では、処理対象の画素が警告領域8に該当するか否かを判定する。処理対象の画素が警告領域8に該当すると判定すると、ステップS1090に進み、処理対象の画素が警告領域8に該当しないと判定すると、ステップS1100に進む。
ステップS1090では、処理対象画素の画素値に基づいて、第8警告ヒストグラムにデータを格納する。第8警告ヒストグラムとは、警告領域8に該当する画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。従って、ここでは、第8警告ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。ステップS1090の処理を行うと、ステップS1100に進む。
ステップS1100では、表示用画像ヒストグラムにデータを格納する。表示用画像ヒストグラムとは、表示用画像の全画素の被写体輝度分布を示すヒストグラムである。ここでは、表示用画像ヒストグラムにおいて、処理対象画素の画素値(輝度値)に応じた頻度(画素数)を1つ増やす処理を行う。
ステップS1110では、表示用画像の全ての画素を対象として、ヒストグラムにデータを格納する処理を行ったか否かを判定する。全ての画素を対象として処理を行っていないと判定すると、処理対象画素を変更して、ステップS930に戻り、全ての画素を対象として処理を行ったと判定すると、ステップS1120に進む。
ステップS1120では、第1警告ヒストグラム、第2警告ヒストグラム、第3警告ヒストグラム、第4警告ヒストグラム、第5警告ヒストグラム、第6警告ヒストグラム、第7警告ヒストグラム、第8警告ヒストグラム、および、表示用画像ヒストグラムを合成することによって、多重ヒストグラムを作成する。多重ヒストグラムの作成時には、第1警告ヒストグラム、第2警告ヒストグラム、第3警告ヒストグラム、第4警告ヒストグラム、第5警告ヒストグラム、第6警告ヒストグラム、第7警告ヒストグラム、第8警告ヒストグラム、表示用画像ヒストグラムの順に上から重ねるように合成する。
図10は、表示用画像ヒストグラム151、第1〜第8警告ヒストグラム152〜159、および、多重ヒストグラム160の一例を示す図である。多重ヒストグラム160では、表示用画像ヒストグラム151、および、第1〜第8警告ヒストグラム152〜159をそれぞれ識別できるように、異なる色で表示することが好ましい。特に、各警告領域1〜8の警告パターンの色と、対応する警告ヒストグラムの色とを同一色とすれば、警告領域と警告ヒストグラムとの対応を容易に把握することができる。
図3に示すフローチャートのステップS400において、OSD重畳部117は、表示用画像に、ステップS390で作成した多重ヒストグラムを重畳して、モニタ119に表示する。このとき、ステップS370の処理を行っている場合には、警告パターンを合成した表示用画像に、多重ヒストグラムを重畳して、モニタ119に表示する。
図11は、警告パターンを合成した表示用画像170に、多重ヒストグラム180を重畳した例を示す図である。多重ヒストグラムを重畳する位置は、図11に示す位置に限定されず、任意の位置とすることができる。
なお、ヒストグラム表示モードに設定されている場合には、警告パターンを合成していない表示用画像に、多重ヒストグラムを重畳して、モニタ119に表示するようにしてもよい。
以上、第1の実施形態における撮像装置は、アンダー露光での撮像によって得られた画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成し、所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する。そして、検出した警告領域に対応する警告パターンを、表示用の画像信号と合成し、合成された画像をライブビュー画像として表示する。これにより、ユーザは、ダイナミックレンジの拡大率を変更することなく、ダイナミックレンジの拡大率に応じた階調つぶれの発生の有無を確認することができる。
また、画像の画素ごとに異なる階調変換処理を行うことによって、所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う場合には、所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前の画像信号に対して、ダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる領域を警告領域として検出する。これにより、ダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号に対して階調判定を行うことによって、階調つぶれの領域を正確に検出することができなくなることを防ぐことができる。
特に、第1の実施形態における撮像装置では、複数のダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる複数の領域を警告領域として複数検出し、複数の警告領域に対応する警告パターンと表示用の画像信号とを、複数の警告領域に応じた合成比率で合成する。これにより、ユーザは、ダイナミックレンジの拡大率を変更することなく、複数のダイナミックレンジ拡大率に応じた階調つぶれの発生の有無、および、階調つぶれの範囲を確認することができる。
また、警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムを作成し、表示用の画像信号に、警告領域に対応する警告パターンと、警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムとを合成する。これにより、警告パターンだけでなく、輝度ヒストグラムも用いて、階調つぶれの範囲を表示することができる。
特に、第1の実施形態における撮像装置では、複数のダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる複数の領域を警告領域として複数検出し、複数の警告領域に対応する複数の輝度ヒストグラムを作成するので、ユーザは、ダイナミックレンジの拡大率を変更することなく、複数のダイナミックレンジ拡大率に応じた階調つぶれの発生の有無、および、階調つぶれの範囲を輝度ヒストグラムにて確認することができる。この時、複数の警告領域をそれぞれ異なる色で表示するとともに、複数の警告領域に対応する複数の輝度ヒストグラムを、それぞれの警告領域の表示色と同一の色で表示することにより、警告領域と輝度ヒストグラムとの対応関係を容易に把握することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態における撮像装置では、オーバー側(明部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のアンダー露出条件で撮像して得られる画像データに対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施した後、警告パターンと合成した。第2の実施形態における撮像装置では、オーバー側(明部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のアンダー露出条件で撮像して得られる画像データと、アンダー側(暗部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のオーバー露出条件で撮像して得られる画像データとを合成して得られる画像データに対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施した後、警告パターンと合成する。
第1の実施形態における撮像装置では、オーバー側(明部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のアンダー露出条件で撮像して得られる画像データに対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施した後、警告パターンと合成した。第2の実施形態における撮像装置では、オーバー側(明部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のアンダー露出条件で撮像して得られる画像データと、アンダー側(暗部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のオーバー露出条件で撮像して得られる画像データとを合成して得られる画像データに対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施した後、警告パターンと合成する。
第2の実施形態における撮像装置の構成は、図1に示す第1の実施形態における撮像装置の構成と同じである。ただし、画像合成部109は、オーバー側(明部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のアンダー露出条件で撮像して得られる画像データと、アンダー側(暗部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のオーバー露出条件で撮像して得られる画像データとを合成することによって、合成画像を生成する。
図12は、第2の実施形態における撮像装置において、ダイナミックレンジを拡大したライブビュー画像をモニタ119に表示する処理の流れを示すフローチャートである。図3に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
ステップS1200では、アンダー側(暗部側)のダイナミックレンジ拡大率を最大とした場合のオーバー露出条件で撮像を行う。オーバー露出とは、被写体輝度に応じた適正露出に対して光量が多い露出のことである。ここでは、アンダー側の最大のダイナミックレンジ拡大率を400%とする。従って、ステップS1200では、適正露出よりも2段オーバー露出で撮像を行う。
ステップS310に続くステップS1210において、画像合成部109は、ステップS1200で行った撮像により得られたアンダー露出画像と、ステップS310で行った撮像により得られたオーバー露出画像にゲイン値GAを乗じたものとを加算することによって、合成画像を生成する。ゲイン値GAは、次式(9)により表される。ただし、式(9)において、EV_overは、オーバー露出条件の露出値、EV_underは、アンダー露出条件の露出値、「^」は、べき乗(累乗)をそれぞれ表す。
GA=(1/2)^(EV_over−EV_under) (9)
ステップS1220では、ステップS1210の合成処理によって得られた合成画像をSDRAM114に格納する。
ステップS1220では、ステップS1210の合成処理によって得られた合成画像をSDRAM114に格納する。
ステップS1220より後の処理は、図3に示すフローチャートの処理と同じである。
以上、第2の実施形態における撮像装置は、アンダー露光での撮像によって得られた画像信号と、オーバー露光での撮像によって得られた画像信号とを合成して、合成画像信号を生成し、生成した合成画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する。そして、この表示用の画像信号と、警告領域に対応する警告パターンとを合成した画像をライブビュー画像として表示する。これにより、第1の実施形態と同様に、ユーザは、ダイナミックレンジの拡大率を変更することなく、ダイナミックレンジの拡大率に応じた階調つぶれの発生の有無を確認することができる。また、アンダー露出画像とオーバー露出画像とを合成して得られる画像にダイナミックレンジ拡大処理を施して表示用画像とするので、暗部のノイズを抑制して、暗部のダイナミックレンジも最大まで拡大した画像をライブビュー表示することができる。
なお、第1の実施形態と同様に、ヒストグラム表示モードに設定されている場合には、警告パターンを合成していない表示用画像に、多重ヒストグラムを重畳して、モニタ119に表示するようにしてもよい。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。
上述した一実施の形態では、撮像装置としてデジタルカメラを例に挙げて説明したが、ライブビュー表示機能を有するカメラであれば、ビデオカメラやムービーカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでもよい。
104…撮像素子
107…画像処理部
109…画像合成部
111…マイクロコンピュータ
119…モニタ
1073…DR拡大用階調処理部
1111…階調つぶれ領域マップ算出部
1112…ヒストグラム算出部
107…画像処理部
109…画像合成部
111…マイクロコンピュータ
119…モニタ
1073…DR拡大用階調処理部
1111…階調つぶれ領域マップ算出部
1112…ヒストグラム算出部
Claims (13)
- 撮影レンズを介して受光した被写体の光学像を画像信号に変換する撮像部と、
適正露光に対してアンダー露光になるように前記撮像部の露光時間を制御可能な露光制御部と、
アンダー露光での撮像によって得られた画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する画像処理部と、
前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する警告領域検出部と、
前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する警告パターンを、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号と合成する合成部と、
前記合成部によって合成された画像をライブビュー画像として表示する表示部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 撮影レンズを介して受光した被写体の光学像を画像信号に変換する撮像部と、
適正露光に対してアンダー露光となるように前記撮像部の露光時間を制御可能であり、かつ、適正露光に対してオーバー露光となるように前記撮像部の露光時間を制御可能な露光制御部と、
アンダー露光での撮像によって得られた画像信号と、オーバー露光での撮像によって得られた画像信号とを合成して、合成画像信号を生成する合成画像生成部と、
前記合成画像生成部によって生成された合成画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する画像処理部と、
前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する警告領域検出部と、
前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する警告パターンを、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号と合成する合成部と、
前記合成部によって合成された画像をライブビュー画像として表示する表示部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記画像処理部は、画像の画素ごとに異なる階調変換処理を行うことによって、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行い、
前記警告領域検出部は、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前の画像信号に対して、ダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる領域を前記警告領域として検出する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。 - 前記画像処理部は、画像の全画素に同一の階調変換処理を行うことによって、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行い、
前記警告領域検出部は、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号に対して、ダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる領域を前記警告領域として検出する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。 - 前記警告領域検出部は、複数のダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる複数の領域を前記警告領域として複数検出し、
前記合成部は、前記複数の警告領域に対応する警告パターンと、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号とを、前記複数の警告領域に応じた合成比率で合成する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する輝度ヒストグラムと、前記画像処理部で生成された表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムとを作成する輝度ヒストグラム作成部をさらに備え、
前記表示部は、前記合成部によって合成された画像に、前記輝度ヒストグラム作成部で作成された警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムを重畳させた画像をライブビュー画像として表示する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 前記警告領域検出部は、複数のダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる複数の領域を前記警告領域として複数検出し、
前記輝度ヒストグラム作成部は、前記警告領域に対応する輝度ヒストグラムとして、前記複数の警告領域に対応する複数の輝度ヒストグラムを作成する、
ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記表示部は、前記表示用画像における前記複数の警告領域をそれぞれ異なる色で表示するとともに、前記複数の警告領域に対応する複数の輝度ヒストグラムを、それぞれの警告領域の表示色と同一の色で表示する、
ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。 - 撮影レンズを介して受光した被写体の光学像を画像信号に変換する撮像部と、
適正露光に対してアンダー露光になるように前記撮像部の露光時間を制御する露光制御部と、
アンダー露光での撮像によって得られた画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する画像処理部と、
前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する警告領域検出部と、
前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する輝度ヒストグラムと、前記画像処理部で生成された表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムとを作成する輝度ヒストグラム作成部と、
前記輝度ヒストグラム作成部で作成された警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムを、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号に重畳する重畳部と、
前記重畳部によって、前記警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムを重畳された画像をライブビュー画像として表示する表示部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 撮影レンズを介して受光した被写体の光学像を画像信号に変換する撮像部と、
適正露光に対してアンダー露光となるように前記撮像部の露光時間を制御可能であり、かつ、適正露光に対してオーバー露光となるように前記撮像部の露光時間を制御可能な露光制御部と、
アンダー露光での撮像によって得られた画像信号と、オーバー露光での撮像によって得られた画像信号とを合成して、合成画像信号を生成する合成画像生成部と、
前記合成画像生成部によって生成された合成画像信号に対して、所定のダイナミックレンジ拡大処理を施すことによって、表示用の画像信号を生成する画像処理部と、
前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前、または、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号から、所定の階調範囲内の画素が存在する画像領域を警告領域として検出する警告領域検出部と、
前記警告領域検出部によって検出された警告領域に対応する輝度ヒストグラムと、前記画像処理部で生成された表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムとを作成する輝度ヒストグラム作成部と、
前記輝度ヒストグラム作成部で作成された警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムを、前記画像処理部で生成された表示用の画像信号に重畳する重畳部と、
前記重畳部によって、前記警告領域に対応する輝度ヒストグラムおよび表示用画像の全領域に対応する輝度ヒストグラムを重畳された画像をライブビュー画像として表示する表示部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記画像処理部は、画像の画素ごとに異なる階調変換処理を行うことによって、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行い、
前記警告領域検出部は、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行う前の画像信号に対して、ダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる領域を前記警告領域として検出する、
ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の撮像装置。 - 前記画像処理部は、画像の全画素に同一の階調変換処理を行うことによって、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行い、
前記警告領域検出部は、前記所定のダイナミックレンジ拡大処理を行った後の画像信号に対して、ダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる領域を前記警告領域として検出する、
ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の撮像装置。 - 前記警告領域検出部は、複数のダイナミックレンジ拡大率に応じて階調つぶれが生じる複数の領域を前記警告領域として複数検出し、
前記輝度ヒストグラム作成部は、前記警告領域に対応する輝度ヒストグラムとして、前記複数の警告領域に対応する複数の輝度ヒストグラムを作成する、
ことを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか一項に記載の撮像装置。
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