JP3729729B2 - 生体高分子検出装置及びカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、試料中のDNA、RNA及びタンパク質等の生体高分子の有無、存在量、又は濃度の測定を行うことができる生体高分子検出装置及びその検出に用いるカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のDNA検出技術としては、RI(放射性同位元素)や蛍光等の技術を用い、DNAを放射性物質や蛍光色素等で修飾し、外部からの刺激によって励起させ、発光による応答を見る方法が一般的である。また、電気化学的に、DNA二本鎖に特異的に結合する挿入剤を用いて、その酸化還元電位により判定する電荷検出法が考案されている。さらに、修飾等を必要としない方法として、表面プラズモン共鳴現象を用いた方法がある。電極にDNAを固定化させる技術には、チオール修飾DNAプローブを用い、DNA末端のフリーなチオール基の単分子膜が、金表面上に自己形成する作用を利用したものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
今までのDNA検出技術において、RIや蛍光を用いた方法は、DNAを修飾する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る生体高分子検出装置は、2つの電極間に生体高分子を収容するカートリッジの各電極間に電圧を印加する電圧供給手段と、前記カートリッジを保持する保持手段と、該保持手段によって保持されているカートリッジに光を照射する照射手段と、前記保持手段によって保持されているカートリッジからの前記照射手段によって照射した光を受光する受光手段とを備える。
【0005】
また、前記電圧供給手段は、交流電圧又は直流電圧を選択的に供給することで、生体高分子を一方の電極に引き寄せたり両方の電極に引き寄せたりすることができる。
また、前記保持手段は、前記照射手段によって照射される光の光軸に対して直角な平面内で前記カートリッジを2次元に移動可能であることで、カートリッジ内各位置における生体高分子の存在を検出することができる。
【0006】
また、前記照射手段は、所定の単一波長の光を照射することで、検出感度を向上することができる。
また、前記受光手段によって受光した光量から、生体高分子の存在量、塩基長、濃度、ハイブリダイゼーション率又はハイブリダイゼーション量を算出する演算手段をさらに備えることで、生体高分子の各種特徴量を測定することができる。
【0007】
また、前記カートリッジ内でハイブリダイズされた生体高分子を一本鎖に解離する熱を前記電極に加える加熱手段をさらに備えることで、相補鎖生体高分子及び非相補鎖生体高分子のそれぞれの存在を検出することができる。
また、本発明に係るカートリッジは、下底面内側に第1電極を有し側面の少なくとも一部が透明で上底面が開放されていて生体高分子溶液を収容し得る柱状のベース部と、下底面外側に第2電極を有し前記ベース部の上側から内部にその途中まで挿入されて係止されるキャップ部とを備える。
【0008】
また、前記第1又は第2電極には生体高分子プローブが固定されていることで、相補鎖生体高分子と非相補鎖生体高分子とを別々に存在検出することができる。
また、前記ベース部の柱状断面が正方形で、前記キャップ部の柱状断面が円形であることで、光の入射面が平面であるので、光の散乱を抑制し、キャップ部をベース部に簡単に挿入することができる。
また、前記ベース部の上部には生体高分子溶液が柱状の部分からあふれても外にあふれないように溶液溜を有することで、溶液をあふれないようにすることができる。
【0009】
本検出装置では、サンプルDNAを対面する電極間に注入するだけでよい。またこの技術では、DNAの存在量を物理的に測定することができるため、濃度等を測定することも可能である。さらに、本装置は電場による外力を対面する電極間にかけることにより、電極表面に固定化された一本鎖プローブDNAとハイブリダイズしなかったサンプルDNAを、前記プローブDNAを固定化していない電極にひきつけることで、洗浄を必要としない遺伝子検出が可能となる。
また、この方法を用いることにより、反応したものと反応していないものを共に計測対象にしているため、より明確な結果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による生体高分子検出装置の構成を示す概略図である。装置は、吸光度、透過率、反射率等の光エネルギー等の測定を行うための光学系と、蛍光や放射性物質等の有機物、又は無機物でDNAを修飾した場合の修飾部を検出するための光学系からなる。
【0011】
吸光度、透過率、反射率等の光エネルギー等の測定を行うための光学系は、レーザー及び光源、スリット、フィルタ、回折格子、受光部等からなる。ディスプレイ2を有するコンピュータ1に制御部3を接続し、さらに制御部3によって制御されるレーザー及び光源4から発生した光は、フィルタ5で波長選択された後、光源スリット6を通過する。この光は、入射スリット7を通過し、回折格子8において260nm及び280nmに波長変換される。さらに、カートリッジ11(図2で詳述する)直前に置かれた出射フィルタ10を通過させる。カートリッジ11内では、DNAが吸光するため、DNAの存在量に応じて光エネルギーが減少する。つまり、受光部12では減少後の光エネルギーが得られる。結果の解析はコンピュータ1で行い、ある位置における入射光に対する受光部で得られた光エネルギーの減少分から、DNA存在量の分布を求める。透過率はカートリッジ11内に溶液を満たしてDNAが全く存在しない場合に対する受光量の比として得られる。反射率は同様にDNAが全く存在しない場合に対する反射光の光量の比として得られる。この反射率を測定するには反射光を受光する光学系が必要になる。吸光度は(反射率−透過率)として得られる。
【0012】
蛍光や放射性物質等の有機物、又は無機物でDNAを修飾した場合の修飾部を検出するための光学系は、レーザー及び光源、ピンホール、レンズ等からなる。レーザー及び光源16から発生した光は、フィルタ21を通り波長選択された後、レンズ22によって集光され、焦点においてピンホール23を通過する。ピンホール23を通過した光は、測定部を焦点とするレンズ24によって再度集光される。これによって励起された物質の示す光は、レンズ24へと向かい、偏光ビームスプリッタ17において、受光部18側へ向かう。フィルタ20を通り波長選択された光は、焦点においてピンホール19を通り、受光部18へ達する。受光部18からの信号により、修飾部位の分布を解析する。
【0013】
図2は、本発明の一実施の形態によるカートリッジの構成を示す図である。カートリッジ11は、キャップ部25とベース部27からなる。キャップ部25は、底面が開放されていて断面が大きな外円柱25aの中に同心円状に断面が小さな内円柱25bが上底面で接合されている。内円柱25bの底面全面には外側に電極26を有する。ベース部27は、断面が正方形の中空四角柱27aの底面内側に円形の電極28を有し、上底面はDNA溶液を注入し、さらにキャップ部25を挿入するために開放されていて、さらにその四角柱27aの上部にはDNA溶液が多少あふれても外部にあふれないように円柱形の溶液溜27bを有する。カートリッジ11には、両方の電極にDNAプローブを固定化させたもの、片方の電極にDNAプローブを固定化させたもの、どちらの電極にもDNAプローブを固定化していないものがある。カートリッジ11は、装置のカートリッジ挿入部に挿入する。装置には、カートリッジ11内に電界を作り出すための電極が存在し、電源部から送られる直流電圧及び/又は交流電圧をカートリッジ11内の電極間にかけることができる。
【0014】
検出は、260nmの波長における吸光度、透過率、反射率等の光エネルギーを計測することによって行われる。測定方法は、複数の範囲による比較、又は、ごく微小な範囲をスキャニングすることによって行われる。これによって得られた、吸光度、透過率、反射率等の光エネルギーの分布を基に、電極間に存在するDNAの分布を得ることができ、DNAの存在量及び濃度、ハイブリダイゼーション率、ハイブリダイゼーション効率等を測定することができる。
【0015】
図7は、直流電圧を用いた場合のDNAの挙動を示す図である。電極71、72間に直流電圧をかけた場合、DNAは電界方向に引っ張られ、一方の電極(この場合は電極72)側に引き寄せられる。このため、電極71にプローブDNA73を固定してハイブリダイゼーション反応後に直流電圧をかけると、ハイブリダイズした相補鎖サンプルDNA75は電極71側に固定されて引き延ばされるが、ハイブリダイズしなかった非相補鎖サンプルDNA76は電極72側に引き寄せられて縮まった状態になる。この状態で各位置におけるDNAの量を測定することでハイブリダイズした相補鎖サンプルDNA75の量とその塩基長(DNAの先端がどこまで延びて存在しているかを測定する)、及びハイブリダイズしなかった非相補鎖サンプルDNA76の量を測定することができる。
【0016】
図8は、交流電圧を用いた場合のDNAの挙動を示す図である。電極77、78間に交流電圧をかけた場合、ある範囲の周波数及び電圧により(本装置では106V/m、1MHz)、DNAは伸長した状態で、電圧をかける直前における位置から、より近くにある電極側に伸長した状態で引き寄せられる。カートリッジ11にかける電圧を直流電圧と交流電圧とを繰り返し使い分けることにより、DNAの位置を制御することができる。本装置では、サンプル注入時にDNAを電極間に引き寄せる段階、ハイブリダイゼーション反応前においてプローブ側にサンプルを引き寄せる段階、ハイブリダイゼーション反応後にプローブと二本鎖を形成しているサンプルと未反応サンプルを分離する段階のそれぞれにおいて電極間に直流電圧を印加している。また、塩基長等を測定時等のDNAを分離させたまま伸長させるときに、交流電圧を印加している。
【0017】
図3は、本発明の一実施の形態による生体高分子検出装置の概観を示す図である。装置本体29の中に回転式カートリッジ挿入部30を設けて複数のカートリッジ11を装填して装置カバー部31を閉める。これにより、測定対象となるカートリッジ11を自動的に交換して次々にDNA検出を行うことができるようにしている。
【0018】
図4は、板状カートリッジを用いた生体高分子検出装置の構成を示す概略図である。板状カートリッジの詳細は図5に示す。吸光度、透過率、反射率等の光エネルギー等の測定を行うための光学系は、レーザー及び光源、スリット、フィルタ、回折格子、受光部等からなる。レーザー及び光源35から発生した光は、フィルタ36で波長選択された後、光源スリット37を通過する。この光は、入射スリット38を通過し、回折格子39において260nm及び280nmに波長変換される。さらに、カートリッジ直前に置かれた出射スリット41を通過させる。板状カートリッジ42内では、DNAが吸光するため、DNAの存在量に応じて光エネルギーが減少する。つまり、受光部45では減少後の光エネルギーが得られる。結果の解析はコンピュータ32で行い、ある位置における入射光に対する受光部45で得られた光エネルギーの減少分から、DNA存在量の分布を求める。
【0019】
蛍光や放射性物質等の有機物、又は無機物でDNAを修飾した場合の修飾部を検出するための光学系は、レーザー及び光源、ピンホール、レンズ等からなる。レーザー及び光源47から発生した光は、フィルタ48を通り波長選択された後レンズ49によって集光され、焦点においてピンホール50を通過する。反射鏡51により板状カートリッジ42方向に向けられ、測定部を焦点とするレンズ53によって再度集光される。これによって励起された物質の示す光は、レンズ53へと向かい、偏光ビームスプリッタ52において、受光部56側へ向かう。フィルタ54を通り波長選択された光は、焦点においてピンホール55を通り、受光部56へ達する。受光部56からの信号により、修飾部位の分布の解析をコンピュータ32により行う。
【0020】
図5は、板状カートリッジの詳細を示す図である。図5(a) に示す板状カートリッジ42は、板材に微小幅、微小深さの貯留溝59を設けて、貯留溝59の両端に電極57、58を有する構造である。吸光度、透過率等を測定する場合、底面は透明である必要がある。測定は、吸光度、透過率、反射率等の光エネルギーを計測する。また、従来の蛍光による検出も可能である。
【0021】
図5(b) は、ゲルを入れた板状カートリッジを示す図である。貯留溝の中間部にゲル65を入れ、電極61、62を加熱可能にすることにより、時間差測定を行うことができる。これは、片方の電極61に一本鎖DNAプローブをあらかじめ固定化させておき、プローブを固定化した電極61側のウェル63にサンプルDNA溶液を注入する。これらをハイブリダイゼーション反応させ、未反応サンプルを従来の方法で電気泳動を行い測定する。ゲル部65のDNA及び修飾物質が対面する電極62側のウェル64に完全に流れ出たら、電極61を加熱し電極61付近のDNAを一本鎖に解離し、再度、従来の方法で電気泳動を行い測定する。こうすることで、サンプルDNAの相補鎖DNAの塩基長分布及び存在量と、非相補鎖DNAの塩基長分布及び存在量を測定することが可能となる。
測定及び検出において、サンプルDNAは何も修飾されていない状態でも可能だが、感度を上げるために、蛍光色素等の有機物又は無機物で修飾することで、外部的刺激等により、感度を上げることも可能である。
【0022】
図6は、板状カートリッジを用いた生体高分子検出装置の概観を示す図である。装置本体66の中に、複数の板状カートリッジ42を電極(1)67及び電極(2)68にその電極が接触接続するようにして装填してスキャン部69によって一括して光学的にスキャンする。通常は、ふた70を閉めた状態でハイブリダイゼーションや電気泳動を行う。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
【0023】
上述の実施の形態ではカートリッジの断面形状を正方形としたが、正六角柱など他の形状でもよい。中を通過する光が散乱しないようにするためには透明で平行な平面を有することが望ましい。
また、電極にかける温度を種々に変化させてそれぞれにおけるハイブリダイズしたDNAの量やハイブリダイズしなかったDNAの量を測定することにより、DNAの一本鎖解離温度を計測することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明により、試料中のDNA、RNA及びタンパク質等の生体高分子の有無、存在量、又は濃度などを簡易に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による生体高分子検出装置の構成を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるカートリッジの構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による生体高分子検出装置の概観を示す図である。
【図4】板状カートリッジを用いた生体高分子検出装置の構成を示す概略図である。
【図5】板状カートリッジの詳細を示す図である。
【図6】板状カートリッジを用いた生体高分子検出装置の概観を示す図である。
【図7】直流電圧を用いた場合のDNAの挙動を示す図である。
【図8】交流電圧を用いた場合のDNAの挙動を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ
2 ディスプレイ
3 制御部
4 測定用光源及びレーザー
5 光源スリット
6 フィルタ
7 入射スリット
8 回折格子角度調整部
9 レンズ
10 出射スリット
11 カートリッジ
12 測定用受光部
13 XYステージ
14 電熱器付きカートリッジ固定部
15 電源装置
16 検出用レーザー及び光源
17 偏光ビームスプリッタ
18 検出用受光部
19 ピンホール
20 フィルタ
21 フィルタ
22 レンズ
23 ピンホール
24 レンズ
25 カートリッジキャップ部
26 キャップ側電極
27 カートリッジベース部
28 ベース側電極
29 装置本体
30 回転式カートリッジ挿入部
31 装置カバー部
32 コンピュータ
33 ディスプレイ
34 制御部
35 測定用レーザー及び光源
36 フィルタ
37 光源スリット
38 入射スリット
39 回折格子
40 回折格子角度調整部
41 出射スリット
42 カートリッジ
43 XYステージ
44 電熱器付きカートリッジ固定部
45 測定用受光部
46 電源装置
47 検出用レーザー及び光源
48 レンズ
49 フィルタ
50 ピンホール
51 反射板
52 偏光ビームスプリッタ
53 レンズ
54 フィルタ
55 ピンホール
56 検出用受光部
57 電極1
58 電極2
59 貯留溝
60 ゲル入り板状カートリッジ
61 電極1
62 電極2
63 注入口1
64 注入口2
65 ゲル
66 装置本体
67 電極1
68 電極2
69 スキャン部
70 ふた
71 電極1
72 電極2
73 DNAプローブ
74 バッファー
75 相補鎖サンプルDNA
76 非相補鎖サンプルDNA
77 電極1
78 電極2
79 電極1寄りのサンプルDNA
80 電極2寄りのサンプルDNA
Claims (7)
- 2つの電極間に生体高分子を収容するカートリッジの各電極間に交流電圧又は直流電圧を選択的に印加する電圧供給手段と、
前記カートリッジを保持する保持手段と、
生体高分子をその反応性の違いに応じて分離して、該電極間に分布させる手段と、
該保持手段によって保持されているカートリッジに光を照射する照射手段と、
前記保持手段によって保持されているカートリッジからの前記照射手段によって照射した光を受光する受光手段とを備えることを特徴とする生体高分子検出装置。 - 前記受光した光のエネルギーの2次元的分布を取得する光エネルギー分布取得手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の生体高分子検出装置。
- 前記保持手段は、前記照射手段によって照射される光の光軸に対して直角な平面内で前記カートリッジを2次元に移動可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の生体高分子検出装置。
- 前記照射手段は、所定の単一波長の光を照射することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の生体高分子検出装置。
- 前記受光手段によって受光した光量から、生体高分子の存在量、塩基長、濃度、ハイブリダイゼーション率又はハイブリダイゼーション量を算出する演算手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の生体高分子検出装置。
- 前記カートリッジ内でハイブリダイズされた生体高分子を一本鎖に解離する熱を前記電極に加える加熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の生体高分子検出装置。
- 光エネルギー分布取得手段は、前記受光した光の吸光度、透過率及び反射率のうちいずれかの分布を取得することを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の生体高分子検出装置。
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