JP3707847B2 - 操作弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つの可変ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに供給する油圧回路に用いる操作弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
1つの可変ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに供給するには、可変ポンプの吐出路に複数の操作弁を設けるように油圧回路を形成し、これらの操作弁を切換えることで各アクチュエータに圧油を供給するようにしている。
このように1つの可変ポンプの吐出圧油を複数のアクチュエータに供給するため、従来技術における油圧回路に用いられる操作弁としては、特開平4−136508号公報のものがある。この種の操作弁は、弁本体のスプール孔に入力ポートと出力ポートを連通・遮断するスプールを嵌挿し、このスプールが移動することにより可変ポンプの吐出側と連通すると共に、アクチュエータとの間に配置された方向切換弁と、この方向切換弁の下流側に位置する弁本体の2か所に形成された嵌入孔のそれぞれに嵌め込まれた圧力補償弁とで構成されると共に、スプールに弁本体に設けたロードセンシング入口回路に出力圧を供給する油路及びその油路をタンクポートに連通・遮断する油路を形成してスプールの摺動によってロードセンシング入口回路をタンク側に連通・遮断できるようにしたものである。そして、従来技術の操作弁は、複数のアクチュエータの負荷圧油のうち最高の負荷圧をもって可変ポンプの吐出圧を変化させて、各アクチュエータを最適な条件で作動させるために、方向切換弁を通過した圧油を圧力補償弁の上流側でロードセンシング入口回路に導き、各アクチュエータの負荷圧油のうち最大となる負荷圧をこのロードセンシング回路中のシャトル弁で選択して、可変ポンプのレギュレータに供給して吐出圧油を変化させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術の操作弁では、各アクチュエータの負荷圧を検出する際に、圧力補償弁の上流側から圧油をロードセンシング入口回路に導くことにより検出しているので、圧力補償弁で補償された圧油が負荷される各アクチュエータとは異なる負荷圧を検出することになる。よって、負荷圧検出の精度が悪く、実際の可変ポンプの吐出圧と必要とする可変ポンプの吐出圧とに差が生じるという問題がある。
また、方向切換弁の下流側に位置する弁本体の2か所に形成された嵌入孔に
嵌め込むことで圧力補償弁を設けているので、適所に嵌入孔を加工する必要がある。よって、この弁本体に2つの嵌入孔を加工する際、弁本体の両側から加工するので、加工工数が多くなるという問題がある。
【0004】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、アクチュエータの負荷圧検出精度を向上すると共に、圧力補償弁を設けるための加工工数の低減、及び加工性を向上することのできる操作弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明の操作弁では、その第1の発明においては、メインスプールが嵌入され、このメインスプールが移動することにより可変ポンプの吐出側と連通すると共に、アクチュエータとの間に配置された方向切換弁と、この方向切換弁の下流側に配置され、前記方向切換弁の操作により作動する圧力補償弁とを備えた操作弁において、前記圧力補償弁は、前記方向切換弁を介して前記可変ポンプの吐出圧油が供給される供給ポートと、前記アクチュエータと連絡するアクチュエータポートとを備えると共に、前記供給ポートとアクチュエータポートとの間を連絡する切欠き部を有する1本のスプールが嵌入されていることを特徴とするものである。これにより、圧力補償弁を1本のスプールで構成したので、このスプールを摺動させるスプール穴も1つで済み、従来の様に圧力補償弁を2か所に備える必要もなくなるので、従来に比して加工工数が低減し、且つ加工性も向上させることができる。
【0006】
第2の発明は、第1の発明において、前記圧力補償弁の略中央には、前記アクチュエータの負荷圧を検出する負荷圧検出ポートを備えていると共に、前記1本のスプールには、当該スプールが所定量移動した時に、前記負荷圧検出ポートと前記アクチュエータポートとの間を連絡する絞り通路を備えたことを特徴とするものである。これにより、供給ポートから切欠き部を介して圧力補償弁からアクチュエータポートに流出したアクチュエータの負荷圧力を、絞り通路を介して負荷圧検出ポートに導入して検出することができる。
【0007】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記方向切換弁と前記圧力補償弁との間には、前記供給ポートに連絡する連絡通路を備え、前記メインスプールのメインスプール穴の所定の位置には、複数のアクチュエータの負荷圧の内、最も高い負荷圧が導入される最高負荷圧ポートが形成されると共に、このメインスプールには、当該スプールの移動により前記最高負荷圧ポートと前記連絡通路との間を連絡する液通路と、前記可変ポンプの吐出圧油を前記連絡通路に供給するノッチが形成されていると共に、前記圧力補償弁の1本のスプールの両端側には、前記連絡通路に当該スプール内に形成された絞りと内孔とを介して連通する圧力室が形成され、この圧力室の一方側には、前記液通路を介して最高負荷圧力が流入し、他方側の圧力室には、前記ノッチを介して可変ポンプの吐出圧油が流入していることを特徴とするものである。これにより、圧力補償弁の各圧力室のそれぞれに可変ポンプの吐出圧油と、最高負荷圧力を導入することにより、この両圧力のバランスにより供給ポートとアクチュエータポートとを連通する切欠き部の開口度を調整することができる。
【0008】
第4の発明は、前記方向切換弁のメインスプールには、内部通路が形成されると共に、この内部通路と連通し、当該スプールの移動量によりタンクと連通する連絡孔と、前記負荷圧検出ポートと連絡している内孔通路を備えており、前記メインスプールが所定移動量だけ移動した時に前記絞り通路を通過した圧油の一部を前記内孔通路と内部通路と連絡孔を介して前記タンクと連通させることを特徴とするものである。これにより、方向切換弁のメインスプールの移動初期に、負荷圧検出ポートに導入された負荷圧の一部をタンクに排出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における操作弁について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態における操作弁が使用される油圧回路の構成を示す回路図、図2及び図3は本発明の実施の形態における操作弁の具体的な構成を示す断面図である。
【0010】
先ず、本発明の実施の形態における操作弁が使用される油圧回路の構成について、図1に基づいて説明する。
図1において、1は油圧回路であって、アクチュエータとなる走行用モータ2,3、アーム用シリンダ4、ブーム用シリンダ5等からなる駆動系統Aと、駆動系統Aの各アクチュエータ2〜5等の作動制御を行う複数の操作弁8、負荷圧検出回路9,減圧弁10,流量制御弁11等からなる弁系統Bと、可変ポンプ12と、前記可変ポンプ12の吐出圧と前記弁系統Bからの圧力信号とが入力され、これらに基づき、前記可変ポンプ12の斜板傾転角を制御する傾転用シリンダ13Aを含むレギュレータ13とからなる駆動系統Cとで構成されている。
【0011】
可変ポンプ12は、タンク14から作動流体(油)を吸引して吐出管路15に吐出する可変吐出型油圧ポンプであって、その吐出圧油はレギュレータ13の作動に応じて制御されている。この吐出管路15は複数の分岐吐出管路16〜18に分岐しており、各分岐吐出管路16〜18には各操作弁8を構成する方向切換弁20が並列に設けられ、その下流側には圧力補償弁21が配置されている。各方向切換弁20は、この入力側ポート20aに吐出管路15、分岐管路16〜19がそれぞれ接続されていると共に、2つの出力側ポート20bには各給排管路22,23を介して各アクチュエータ2〜5の両圧力室の各々に接続されている。また、各方向切換弁20は排出管路24を介してタンク14に接続されている。そして、各方向切換弁20と各圧力補償弁21とは連絡通路25A,25Bと、負荷圧通路26とを介して3点で接続されており、各連絡通路25A,25Bは各圧力補償弁21−管路27を介して各給排管路22,23の各々に接続可能にされ、負荷圧通路26は各圧力補償弁21を介して負荷圧検出回路9に接続可能にされている。また、各連絡通路25A,25Bと各圧力補償弁21の各圧力室80,81とはパイロット通路32,33とで連通している。
【0012】
負荷圧検出回路9は、負荷圧通路26に接続可能にされ各圧力補償弁21に形成された負荷圧検出ポート34に逆止弁35を介して接続されていると共に、各方向切換弁20の最高圧ポート36A,36Bに接続されている。また、負荷圧検出回路9は、分岐する信号管路37を介して減圧弁10に接続されていると共に、リリーフ弁38を介して排出管路24(タンク14)に接続されている。更に、負荷圧検出回路9は絞り39を介して流量制御弁11に接続されており、この流量制御弁11は管路40を介して排出管路24(タンク14)に接続されており、各操作弁8における逆止弁35を介して負荷圧検出回路9に導入された最高負荷圧力が低下する場合に、この負荷圧検出回路9の圧油をタンク14に排出させるようにしている。
【0013】
減圧弁10は、吐出管路15とレギュレータ13とを連通する調整管路41中に配置されている。そして、減圧弁10は、信号管路37により各アクチュエータ2〜5の負荷圧力のうち最高の負荷圧力が作用され、この最高負荷圧力により、この減圧弁10は切換位置10aに切換られて、吐出管路15と調整管路41を介して供給される可変ポンプ12の圧油がレギュレータ13に伝達される。そして、この調整管路41内の圧力が減圧弁10に作用する最高負荷圧力と、バネ11Aのバネ力に相当する圧力との和より大きくなると、減圧信号42により減圧弁10を切換位置10bに切り換える。よって、この減圧弁10の出力側の圧力は、当該減圧弁10に作用する最高負荷圧力とバネ11Aのバネ力に相当する圧力と、同圧の圧油を発生させている。尚、各方向切換弁20の最高圧ポート36A,36Bにも負荷圧検出回路9を介して各アクチュエータ2〜5の負荷圧力のうち最高の負荷圧力が作用している。
また、前記レギュレータ13は、前記減圧弁10からの吐出圧とばね13Bのばね力に相当する圧力とが作用すると共に、この圧力と対向するように、可変ポンプ2の吐出圧が作用しており、これらの力関係で、前記傾転用シリンダ13Aを制御している。
更に、前記傾転用シリンダ13Aの一方側の室には、前記レギュレータ13からの制御信号(圧力)が導入されていると共に、他方の圧力室には、前記可変ポンプ2の吐出圧油が導入されている。
【0014】
44は吐出管路15と排出管路24との間を連通する管路45に配置されたリリーフ弁であって、可変ポンプ12の吐出圧油が所定以上の圧力に達した時に、開弁して可変ポンプ12からの吐出圧油を吐出管路15−管路45−リリーフ弁44及び排出管路24を介してタンク14に排出するものである。また、46は管路45の上流側の吐出管路15と排出管路24との間を連通する管路47に配置されたアンロード弁であって、可変ポンプ12の吐出圧油が減圧弁10の出力側の圧力と、予め設定したロードセンシング差圧の和よりいくらか高い圧力より大きくなると開弁して、可変ポンプ12からの吐出圧油を吐出管路15−管路47−アンロード弁46及び排出管路24を介してタンク14に排出するものである。また、走行用モータ2,3以外のアクチュエータ4,5が自重で降下しないようにロードチェック弁48A,48Bがそれぞれ配置されている。
【0015】
次に、図1の油圧回路1に使用される操作弁8の具体的な構造について、図2及び図3を参照して説明する。
【0016】
図2は図1に示す油圧回路1のブーム用シリンダ5を操作する操作弁8の断面図であって、この操作弁8は、ブロック体50と、このブロック体50に方向切換弁20と圧力補償弁21とを配置して構成されている。51は方向切換弁20を構成するメインスプールであって、ブロック体50に設けられたメインスプール穴52に摺動自在に嵌合され、この端部51Bがブロック体50の端部50bに取り付けられたカバー体53Bの圧力室54B内に、端部51Aがブロック体50の端部50aに取り付けられたカバー体53Aの圧力室54A内に突出し、圧力室54A内に配置された主ばね55A,副ばね55Bにより付勢され、常時は図2に示すような中立位置にセットされている。ばね55A,55Bは、圧力室54A内に突出するようにメインスプール51の端部51Aに螺着されたボルト部材56に嵌合されたばね受57と、圧力室54A内に突出するメインスプール51に外嵌されたばね受58との間に張設されている。そして、各カバー体53A,53B内には、それぞれパイロット管路6A,6Bが接続されており、各圧力室54A,54Bに導入されるパイロット圧力と両ばね55A,55Bのばね力との関係で、メインスプール51がメインスプール穴52内を摺動するようになっている。
【0017】
ブロック体50には、メインスプール51のメインスプール穴52の両端側に開口してタンク14に連通する排出管路24,24に接続される排出孔64A,64Bと、中央に負荷圧検出ポート34に連通する負荷圧通路26と、この排出孔64A,64Bと負荷圧通路26との間のそれぞれの位置でメインスプール穴52に開口する連絡通路25A,25Bとが、メインスプール穴52の延在方向(軸方向)に平行的に分断形成されている。そして、負荷圧通路26は負荷圧検出ポート34−逆止弁35を介して図1に示す負荷圧回路9に接続され、各連絡通路25A,25Bは各供給ポート65A,65Bを介して圧力補償弁21のパイロット通路32,33のそれぞれに接続されている。
また、ブロック体50には、シリンダ5の各圧力室に接続された給排管路22,23にそれぞれ接続される出力側ポート20b,20bとが形成されている。各出力側ポート20b,20bは、給排通路66A,66Bを介してメインスプール穴52に連通している。
更に、ブロック体50には、最高圧ポート36A,36Bが各連絡通路25A,25Bと給排通路66A,66Bとの間にメインスプール穴52に開口して形成されており、図1に示す負荷圧検出回路9からシリンダ5の負荷圧力のうち最高の負荷圧力が導入されるようになっている。
【0018】
メインスプール51には、上記中立位置で各最高圧ポート36A,36Bに対向する位置に、この最高圧ポート36A,36Bと各連絡通路25A,25Bとを連通可能とする液通路67A,67Bが形成されていると共に、各連絡通路25A,25Bと負荷圧通路26間に位置して、可変ポンプ12と連通している吐出管路17,18が接続される入力側ポート20aと各連絡通路25A,25Bとを連通可能とするノッチ部68A,68Bが形成されている。そして、メインスプール51の内部には、この延在方向(軸方向)に延びる内部通路69が形成されていると共に、この内部通路69は、上記中立位置でメインスプール51の延在方向に直交する方向に延びる内孔通路70を介して負荷圧通路26に、メインスプール51の延在方向(軸方向)に直交する方向に延びる連絡孔71と、排出切欠部を介して排出孔64A(タンク14)に連通している。
【0019】
そして、ブロック体50には、逆止弁35と方向切換弁20のメインスプール51との間の位置にメインスプール穴52と略平行して、各連絡通路25A,25B、各供給ポート65A,65B及び負荷圧検出ポート34のそれぞれを横切って貫通するスプール穴75が形成されており、このスプール穴75内に圧力補償弁21が配置されている。この圧力補償弁21は、スプール穴75内に摺動自在に嵌入された1本のスプール76を有している。
このスプール76は、各連絡通路25A,25B、各供給ポート65A,65B及び負荷圧検出ポート34を横切ってブロック体50の両端50a,50bに開口するスプール穴75の段付孔部75A,75Bに突出している。各段付孔部75A,75B内には断面凹形状の蓋部材77A,77Bがシールリング78A,78Bを介して気密に螺着されており、この各蓋部材77A,77B、スプール76の各端に外嵌されたバネ受79A,79B及び各段付孔部75A,75Bとで圧力室80,81を区画している。また、各圧力室80,81には戻しばね82A,82Bが配置されており、この各戻しばね82A,82Bは各蓋部材77A,77Bの底とバネ受79A,79Bとの間に張設されていると共に、スプール76の各端から縮径して各圧力室80,81内に突出する小径部76A,76Bに外嵌されている。これによって、圧力補償弁21のスプール76は、各圧力室80,81の戻しばね82A,82Bのばね力で図2に示すような中立位置に位置決めされている。なお、ブロック体50には、各供給ポート65A,65Bと負荷圧検出ポート34との間に位置して、スプール穴75に開口するアクチュエータポート83A,83Bが形成されており、各アクチュエータポート83A,83Bはロードチェック弁48A,48Bを介して各給排出通路66A,66Bに連通している。
【0020】
また、スプール76には、各供給ポート65A,65Bに開口して各供給ポート65A,65Bと各アクチュエータポート83A,83Bとを連通可能とする切欠き部84A,84Bがそれぞれ形成されていると共に、各アクチュエータポート83A,83Bに対向するように開口して各アクチュエータポート83A,83Bと負荷圧検出ポート34とを連通可能とする絞り通路85A,85Bがそれぞれ形成されている。各切欠き部84A,84Bと各絞り通路85A,85Bとは、スプール76が摺動した時にほぼ同時に各供給ポート65A,65Bと各アクチュエータポート83A,83B、及び各アクチュエータポート83A,83Bと負荷圧検出ポート34とを連通する関係となるようにスプール76の延在方向の長さが決定されている。また、スプール76の内部には、各供給ポート65A,65Bと各圧力室80,81とを連通するパイロット通路32,33がそれぞれ形成されており、このパイロット通路32,33は各圧力室80,81に開口してスプール76の延在方向で各供給ポート65A,65Bの直下まで延びる有底の内孔86A,86Bと、この内孔86A,86Bに直交する方向に延びて当該内孔86A,86Bの底側と各供給ポート65A,65Bとを連通する絞り87A,87Bとで構成されている。
【0021】
このように、シリンダ5の操作弁8は、以上のように構成されるが、次ぎに、この操作弁8の作動について、図1及び図2に基づいて説明する。尚、説明の便宜上、可変ポンプ12はアイドリング運転を行っている状態であり、この状態で操作弁8の方向切換弁20と圧力補償弁21は、図2に示すような中立位置にあるものとする。
【0022】
この状態においては、負荷圧検出回路9の圧力は、各操作弁8の各負荷圧検出ポート34において遮断されている為、絞り39を介して流量制御弁11から通路40を通じてタンク14に開放されている。そして、可変ポンプ12の吐出圧油が吐出管路15−各分岐吐出管路16〜19を介して各操作弁8の方向切換弁20の入力側ポート20aに導入されている。
【0023】
次に、シリンダ5を作動するため、例えば、方向切換弁20にパイロット管路6Aを介してパイロット圧力を圧力室54Aに供給して、メインスプール51を左方向(図2中の矢印方向)に、移動させる(ブーム上げ移動させる)と、入力側ポート20aがノッチ部68Bを介して連絡通路25Bに、最高圧ポート36Aが液通路67Aを介して連絡通路25Aにそれぞれ連通する。そして、可変ポンプ12の吐出圧油が吐出管路17(18)−入力側ポート20a−ノッチ部68B及び連絡通路25Bを介して供給ポート65Bに導入されると共に、パイロット通路32の絞り87B−内孔86Bを通って圧力補償弁21の一方の圧力室80に供給される。
このとき、最高圧ポート36Aと連絡通路25Aとの連通により、負荷圧検出回路9の最高負荷圧力がパイロット通路33の絞り87A−内孔86Aを通って圧力補償弁21の圧力室81に供給され、圧力補償弁21の両圧力室80,81の圧力と、各戻しばね82A,82Bのばね力とがバランスする位置まで圧力補償弁21のスプール76が移動(メインスプール51の移動方向と逆移動)していき、遂には、切欠き部84Bを介して供給ポート65Bとアクチュエータポート83Bとが、絞り通路85Bにより連通すると共に、アクチュエータポート83Bと負荷圧検出ポート34がほぼ同時に連通する。
【0024】
アクチュエータポート83Bと供給ポート65B、及びアクチュエータポート83Bと負荷圧検出ポート34とが連通状態にされると、供給ポート65Bに導入された可変ポンプ12の吐出圧油が切欠き部84Bを介してアクチュエータポート83Bに流入する。そして、アクチュエータポート83Bに流入した吐出圧油は所定圧力以上でロードチェック弁48Bを開弁し、出力側ポート20b−給排管路22を通してブーム用シリンダ5の一方の圧力室に導入されて、このブーム用シリンダ5を作動させようとする。
一方、負荷圧検出ポート34に流入した吐出圧油は、メインスプール51の所定移動範囲内(ブーム用シリンダ5の初期作動状態)において、負荷圧検出ポート34が負荷圧通路26を介して内孔通路70と連通状態にあるので、この内孔通路70−内部通路69−連絡孔71及び排出孔64Aを通じて各ロードチェック弁48を通して排出管路24からタンク14に排出することにより、方向切換弁20の切換移動量(ブーム用シリンダ5の初期作動状態)に応じて可変ポンプ12の吐出圧を高める構成であり、極度な吐出圧の増加を防止して、急激にシリンダ5が作動することをなくしている。そして、方向切換弁20のメインスプール51の移動量が増加していくと、内孔通路70が負荷圧通路26から遮断されるので、負荷圧検出ポート34の吐出圧油は、ロードチェック弁48Bが開弁した時の下流側力圧力(実際のブーム用シリンダ5の負荷圧力)を逆止弁35を介して負荷圧検出回路9に導入されて、走行用モータ2,3を含む各シリンダ4,5の各操作弁8から導入された負荷圧力のうち最高の負荷圧力を、再び、最高圧ポート36A−連絡通路25A−パイロット通路32を介して圧力室81に導入する。なお、この時、最高圧ポート36Bにも、前記最高の負荷圧力が導入されているが、メインスプール51により、遮断されている。
このように、各圧力室80,81に導入される可変ポンプ12の吐出圧油と、負荷圧検出回路9により循環される最高負荷圧力との圧力関係で、圧力補償弁21のスプール76をスプール穴75に往復移動させることにより、圧力補償弁21の開弁度を調整して、方向切換弁20の上流側と下流側の圧力差を補償して、シリンダ5に適正な油量及び供給圧力を作用させている。
【0025】
また、負荷圧検出回路9に導入されて、選択される最高負荷圧力は、信号回路37を介して減圧弁10に作用することにより、減圧弁10の切換位置10aに切換られる。そして、吐出管路15を介して可変ポンプ12の吐出圧油が導入され、調整管路41を通してレギュレータ13に伝達される。そして、このレギュレータ13に作用する吐出圧油が最高負荷圧力より大きくなると、減圧信号42により減圧弁10を切換位置10bに切り換える。よって、この減圧弁10の出力側の圧力は、当該減圧弁10に作用する最高負荷圧力と前記バネ11Aのバネ力に相当する圧力との和と、同圧の圧油を発生させながら、レギュレータ13に導入されている。
このレギュレータ13は、前記減圧弁10の出力を導入すると共に、前記可変ポンプ12の吐出圧を導入し、これらの導入圧に基づいて傾転用シリンダ13Aに出力し、前記可変ポンプ12の吐出圧油を制御している。
尚、図2においては、操作弁8の圧力室54Aに作動圧力を導入してメインスプール51を左方向(図2中の矢印方向)に、ブーム上げ移動させる場合について説明したが、操作弁8の圧力室54Bに作動圧力を導入してメインスプール51を右方向(図2中の矢印方向と反対方向)に、ブーム下げ移動させても、上述の如く、操作弁8を構成する方向切換弁20と圧力補償弁21との作動は同様にして行われる。
【0026】
次に、図3において、走行用モータ2,3の各操作弁8の具体的な構成について説明する。尚、走行用モータ2,3の各操作弁8は、上記図2で示した各シリンダ4,5とほぼ同一の構成を有するので、異なる点のみ説明し、図2と同一の符号は同一の構成を有するので、その説明を省略する。
【0027】
図3は図1に示す油圧回路1の走行用モータ2及び3を操作する操作弁8の断面図であって、この操作弁8は、その各方向切換弁20のメインスプール51の端部51Aが、ブロック体50の端部50aに取り付けられたカバー体153のばね室154内に、端部51Bがブロック体50の端部50bから外部にそれぞれ突出し、ばね室154内に配置された主ばね155により付勢され、常時は図3に示すような中立位置にセットされている。主ばね155は、ばね室154内に突出するメインスプール51の端部51Aに螺着されたボルト156に嵌合されたばね受157と、ばね室154内に突出するメインスプール51に外嵌されたばね受158との間に張設されている。そして、メインスプール51の端部51Bには、スプール端43が取り付けられており、このスプール端43の操作によりメインスプール51がメインスプール穴52内を摺動するようになっている。
また、メインスプール51内に形成される内部通路69は、この延在方向に貫通していると共に、この内部通路69は、内孔通路70を介して負荷圧通路26に、連絡孔71を介して各排出孔64A,64B(タンク14)に連通している。そして、メインスプール51には、この内部通路69の両端側を閉塞するシールリング付き閉塞部材172が嵌入されている。
一方、各給排通路66A,66Bと各アクチュエータポート83A,83Bとは、上記図2の如く、ロードチェック弁48A,48Bを介在させることなく、直接連通している。
【0028】
そして、走行用モータ2,3を作動するため、各方向切換弁20のスプール端43を操作して、例えば、図3に示すように、メインスプール51を左方向(図3中の矢印方向)に移動させると、上記シリンダ5の操作弁8と同様に、入力側ポート20aがノッチ部68Bを介して連絡通路25Bに、また、最高圧ポート36Aが液通路68Bを介して連絡通路25Aに連通する。そして、可変ポンプ12の吐出圧油がパイロット通路32を通って圧力補償弁21の圧力室80に供給され、負荷圧検出回路9の最高負荷圧力がパイロット通路33を通って圧力補償弁21の圧力室81に供給される。
これにより、圧力補償弁21のスプール76が、移動(メインスプール51の移動方向と逆移動)して供給ポート65Bとアクチュエータポート83Bが、また、アクチュエータポート83Bと負荷圧検出ポート34とがほぼ同時に連通する。
そして、アクチュエータポート83Bに流入した前記可変ポンプ12の吐出圧油は、出力側ポート20b−給排管路22を通して走行用モータ2,3の一方の圧力室に導入されて、この走行用モータ2,3を作動させる。
一方、負荷圧検出ポート34に流入した吐出圧油は、メインスプール51の所定移動範囲内(走行用モータ2,3の初期作動状態)において、供給ポート34が負荷圧通路26を介して内孔通路70と連通状態にあるので、この内孔通路70−内部通路69−連絡孔71及び排出孔64A,64Bを通して排出管路24からタンク14に排出することにより、各方向切換弁20の切換移動量(走行用モータ2,3の初期作動状態)における可変モータ12からの極度な吐出圧力の増加を防止して、急激に走行用モータ2,3が作動することをなくしている。
尚、図3においては、各方向切換弁20のスプール端43を操作して、メインスプール51を左方向(図3中の矢印方向)に移動させる場合について説明したが、メインスプール51を右方向(図3中の矢印方向と反対方向)に移動させても、上述の如く、操作弁8を構成する方向切換弁20と圧力補償弁21との作動は同様にして行われる。
また、図3における操作弁8を構成する方向切換弁20や圧力補償弁21による圧力補償を行う作用は、前述の図2の時と同様に行われるものである。
【0029】
【発明の効果】
このように本発明の操作弁によれば、第1の発明では、圧力補償弁を1本のスプールで構成したので、このスプールを摺動させるスプール穴も1つで済み、従来の様に圧力補償弁を2か所に備える必要もなくなるので、従来に比して加工工数が低減し、且つ加工性も向上させることができる。
【0030】
第2の発明では、第1の発明の効果に加えて、供給ポートから切欠き部を介して圧力補償弁からアクチュエータポートに流出したアクチュエータの負荷圧力を、絞り通路を介して負荷圧検出ポートに導入して検出することができる。この結果、圧力補償弁の下流側でアクチュエータの負荷圧力を直接検出できるので、負荷圧検出の精度、及びレギュレータに作用させる圧力の精度が向上し、可変ポンプの吐出油量を正確に制御できる。
【0031】
第3の発明では、第1の発明及び第2の発明の効果に加えて、圧力補償弁の各圧力室のそれぞれに可変ポンプの吐出圧油と、最高負荷圧力を導入することにより、この両圧力のバランスにより供給ポートとアクチュエータポートとを連通する切欠き部の開口度を調整することができるので、圧力補償弁による方向切換弁の上流と下流との圧力差を補償して、アクチュエータに適正な負荷圧を作用することが可能となる。
【0032】
第4の発明では、第1乃至第3の発明の効果に加えて、方向切換弁のメインスプールの移動初期に、負荷圧検出ポートに導入された負荷圧の一部をタンクに排出することができる。この結果、方向切換弁の切換初期において、急激にアクチュエータが作動することがなく、アクチュエータの飛出しが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における操作弁が使用される油圧回路の構成を示す回路図である。
【図2】図1における各シリンダに接続された操作弁の具体的な構成を示す断面図である。
【図3】図1における各走行用モータに接続された操作弁の具体的な構成を示す断面図である。
【符号の説明】
2,3 走行用モータ(アクチュエータ)
4 アーム用シリンダ(アクチュエータ)
5 ブーム用シリンダ(アクチュエータ)
8 操作弁
12 可変ポンプ
20 方向切換弁
21 圧力補償弁
51 メインスプール
65 供給ポート
83 アクチュエータポート
84 切欠き部
Claims (3)
- メインスプールが嵌入され、このメインスプールが移動することにより可変ポンプの吐出側と連通すると共に、アクチュエータとの間に配置された方向切換弁と、この方向切換弁の下流側に配置され、前記方向切換弁の操作により作動する圧力補償弁とを備えた操作弁において、前記圧力補償弁は、前記方向切換弁を介して前記可変ポンプの吐出圧油が供給される供給ポートと、前記アクチュエータと連絡するアクチュエータポートとを備えると共に、前記供給ポートとアクチュエータポートとの間を連絡する切欠き部を有する1本のスプールが嵌入され、
前記圧力補償弁の略中央には、前記アクチュエータの負荷圧を検出する負荷圧検出ポートを備えていると共に、前記1本のスプールには、当該スプールが所定量移動した時に、前記負荷圧検出ポートと前記アクチュエータポートとの間を連絡する絞り通路を備えたことを特徴とする操作弁。 - メインスプールが嵌入され、このメインスプールが移動することにより可変ポンプの吐出側と連通すると共に、アクチュエータとの間に配置された方向切換弁と、この方向切換弁の下流側に配置され、前記方向切換弁の操作により作動する圧力補償弁とを備えた操作弁において、前記圧力補償弁は、前記方向切換弁を介して前記可変ポンプの吐出圧油が供給される供給ポートと、前記アクチュエータと連絡するアクチュエータポートとを備えると共に、前記供給ポートとアクチュエータポートとの間を連絡する切欠き部を有する1本のスプールが嵌入され、
前記方向切換弁と前記圧力補償弁との間には、前記供給ポートに連絡する連絡通路を備え、前記メインスプールのメインスプール穴の所定の位置には、複数のアクチュエータの負荷圧の内、最も高い負荷圧が導入される最高負荷圧ポートが形成されると共に、このメインスプールには、当該スプールの移動により前記最高負荷圧ポートと前記連絡通路との間を連絡する液通路と、前記可変ポンプの吐出圧油を前記連絡通路に供給するノッチが形成されていると共に、前記圧力補償弁の1本のスプールの両端側には、前記連絡通路に当該スプール内に形成された絞りと内孔とを介して連通する圧力室が形成され、この圧力室の一方側には、前記液通路を介して最高負荷圧力が流入し、他方側の圧力室には、前記ノッチを介して可変ポンプの吐出圧油が流入していることを特徴とする操作弁。 - 前記方向切換弁のメインスプールには、内部通路が形成されると共に、この内部通路と連通し、当該スプールの移動量によりタンクと連通する連絡孔と、前記負荷圧検出ポートと連絡している内孔通路を備えており、前記メインスプールが所定移動量だけ移動した時に前記絞り通路を通過した圧油の一部を前記内孔通路と内部通路と連絡孔を介して前記タンクと連通させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の操作弁。
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