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JP3558321B2 - サイドライト型面光源装置及び導光板 - Google Patents

サイドライト型面光源装置及び導光板 Download PDF

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JP3558321B2
JP3558321B2 JP13432997A JP13432997A JP3558321B2 JP 3558321 B2 JP3558321 B2 JP 3558321B2 JP 13432997 A JP13432997 A JP 13432997A JP 13432997 A JP13432997 A JP 13432997A JP 3558321 B2 JP3558321 B2 JP 3558321B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイドライト型面光源装置及び導光板に関し、例えば入射面より遠ざかるに従って板状部材の板厚が薄くなるように形成されたサイドライト型面光源装置に適用するものである。本発明は、板状部材の裏面を略平面及び曲面により形成し、この曲面により、出射光量の少ない部分を局所的に薄く形成することにより、入射面近傍等の輝度ムラを低減する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば液晶表示装置においては、サイドライト型面光源装置により液晶表示パネルを照明し、これにより全体形状を薄型化するようになされている。
【0003】
すなわちサイドライト型面光源装置は、棒状光源でなる一次光源を板状部材(すなわち導光板でなる)の側方に配置し、この一次光源より出射される照明光を導光板の端面より導光板に入射する。さらにサイドライト型面光源装置は、この照明光を屈曲して、導光板の平面より液晶表示パネルに向けて出射し、これにより全体形状を薄型化できるようになされている。
【0004】
このようなサイドライト型面光源装置は、ほぼ均一な板厚により導光板を形成した方式のものと、一次光源より遠ざかるに従って導光板の板厚を徐々に薄く形成した形式のものとがあり、後者は、前者に比して効率良く照明光を出射することができる。
【0005】
図12は、この後者のサイドライト型面光源装置1の一例を示す分解斜視図であり、図13は、図12をA−A線で切り取って示す断面図である。このサイドライト型面光源装置1は、導光板でなる光散乱導光板2の側方に一次光源3を配置し、反射シート4、光散乱導光板2、光制御部材でなるプリズムシート5を順次積層して形成される。
【0006】
一次光源3は、冷陰極管でなる蛍光ランプ8の周囲を、リフレクタ9で囲って形成され、リフレクタ9の開口側より光散乱導光板2の端面(以下入射面と呼ぶ)2Aに照明光を入射する。ここでリフレクタ9は、入射光を正反射又は乱反射する例えばシート材により形成される。
【0007】
反射シート4は、金属箔等でなるシート状の正反射部材、又は白色PETフィルム等でなるシート状の乱反射部材により形成され、光散乱導光板2より漏れ出す照明光を反射して光散乱導光板2内に戻し、これにより照明光の利用効率を向上させる。
【0008】
光散乱導光板2は、断面楔型形状の導光板で、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)からなるマトリックス中に、これと屈折率の異なる透光性の微粒子が一様に分散混入されて形成される。これにより光散乱導光板2は、一次光源3側端面でなる入射面2Aより照明光Lを入射し、透光性の微粒子により照明光Lを散乱させながら、また乱反射部材による反射シート4を適用した場合は、この反射シート4により一部乱反射させながら、反射シート4側平面(以下裏面と呼ぶ)2Bとプリズムシート5側平面(以下出射面と呼ぶ)2Cとの間を繰り返し反射させながら照明光Lを伝播する。
【0009】
この伝播の際に、照明光Lは、裏面2Bで反射する毎に出射面2Cに対する入射角が小さくなり、出射面2Cに対して臨界角以下の成分が出射面2Cより出射される。この出射面2Cより出射される照明光Lは、光散乱導光板2の内部において透光性の微粒子により散乱され、また反射シート4により乱反射して伝播すること等により、散乱光により出射される。しかしながらこの照明光Lは、出射面2Cに対して伝播方向に傾いて形成された裏面2Bを反射して伝播し、臨界角以下の成分が射出されることにより、主たる出射方向が楔型形状の先端方向に傾いて形成される。すなわち光散乱導光板2からの出射光Lが指向性を有するようになり、これによりサイドライト型面光源装置1は、指向出射性を有するようになる。
【0010】
プリズムシート5は、この光散乱導光板2の指向性を補正するために配置される。すなわちプリズムシート5は、ポリカーボネート等の透光性のシート材で形成され、両面にプリズム面が形成される。このプリズム面は、一方向にほぼ平行に延長する断面三角形形状の突起が繰り返されて形成され、プリズムシート5の両面で、この繰り返し方向が直交するように形成される。
【0011】
これによりプリズムシート5は、この三角形形状の突起の斜面で、出射光の主たる出射方向を出射面2Cの正面方向に補正する。なおプリズムシートとしては、片面にプリズム面を形成した構造のプリズムシートを積層して使用する場合もある。これによりこのサイドライト型面光源装置1では、ほぼ均一な板厚により光散乱導光板を形成した方式のサイドライト型面光源装置に比して、出射光を正面方向に効率良く出射できるようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのようなサイドライト型面光源装置1において、蛍光ランプ8は、両端に電極8A及び8Bが形成され、またこれら電極8A及び8Bの近傍においては、管内に蛍光体が塗布されていない領域が形成される。従って蛍光ランプ8においては、両端近傍に照明光Lが出射されない領域が形成され、これらの領域を除く中央部分(すなわち有効発光領域でなる)からのみ照明光が出射される。
【0013】
これによりこの種のサイドライト型面光源装置では、入射面の長さとほぼ等しい程度に蛍光ランプ8の長さを短くすると、またはこれ以下に短くすると、符号B(図12)で示すように、入射面側の隅部で、出射光の光量が部分的に低下し、入射面近傍に輝度ムラが発生する問題があった。
【0014】
このような場合に、これらの隅部Bの出射光量を他の部分と同程度に増大することができれば、光散乱導光板2の出射面を有効に使用することができ、その分サイドライト型面光源装置を小型化することができる。
【0015】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、入射面近傍の輝度ムラを低減することができるサイドライト型面光源装置を提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、所定の光源から射出された照明光を板状部材の端面から入射し、この照明光を屈曲して板状部材の出射面より出射するサイドライト型面光源装置に適用する。このサイドライト型面光源装置において、前記板状部材は、前記出射面が、略平面に形成され、前記出射面と対向する裏面が、略平面と、前記略平面と滑らかに接続される曲面とにより形成されて、前記端面側の前記端面に沿った方向では、前記光源の有効発光領域より遠ざかるに従って前記板状部材の厚みが薄くなるような形状に形成され、前記端面側で厚みが薄くなった部位より側面に沿った方向では、前記端面と対向する面に向かうに従って徐々に前記板状部材の厚みが厚くなった後、徐々に薄くなる形状により形成されてなるようにする。
【0017】
また請求項2の発明においては、請求項1の構成において、この光源を、蛍光ランプにより形成する。
【0018】
また請求項3の発明においては、請求項1の構成において、光源を、点状光源により形成する。
【0019】
また請求項4の発明においては、請求項1、請求項2又は請求項3の構成において、板状部材の裏面側に、裏面と平行に、平坦な反射部材を配置する。
【0020】
また請求項5の発明においては、請求項1、請求項2又は請求項3の構成において、板状部材の裏面側に、この裏面に沿った形状の反射部材を配置する。
【0021】
また請求項6の発明においては、請求項1、請求項2又は請求項3の構成において、前記板状部材は、前記端面側で厚みが薄くなった部位の前記端面に、切り欠きが形成されてなるようにする。
【0022】
また請求項7の発明においては、さらに同様のサイドライト型面光源装置に適用して、前記板状部材は、前記出射面と対向する裏面に、フレームへの固定用の貫通孔及び又は凹部が形成され、前記出射面が略平面に形成され、前記出射面と対向する裏面が、前記端面より前記端面と対向する面に向かうに従って、前記出射面との間隔が徐々に狭くなるように形成された略平面と、前記略平面と滑らかに接続されると共に、前記貫通孔及び又は凹部より前記端面と対向する面に向かって徐々に前記板状部材の板厚が薄くなるように形成された曲面とにより形成されているようにする。また請求項8の発明においては、入射端面から入射した照明光を出射面より出射するように構成してなるサイドライト型面光源装置に用いる導光板であって、前記入射端面側における前記入射端面の長手方向に沿った両端に位置する領域の一部を、前記入射端面側の肉厚が、前記入射端面の長手方向端部に向かう方向に沿って薄くなるように、前記出射面に平行な面と前記入射端面に平行な面の両方に対して斜めに交差する面によって切り欠く。また請求項9の発明においては、入射端面から入射した照明光を出射面より出射するように構成してなる複数の点状光源を光源とするサイドライト型面光源装置に用いる導光板であって、前記入射端面側における前記入射端面の長手方向に沿った両端の間に位置する領域の一部を、前記入射端面側の肉厚が、前記領域の前記入射端面の長手方向に沿う中間部に向かう方向に沿って薄くなるように、前記出射面に平行な面と前記入射端面に平行な面の両方に対して斜めに交差し、且つ傾斜方向が逆向きの2つの面によって切り欠くと共に、かかる切り欠かれた部分を間に挟んで前記複数の点状光源が振り分けられるように、前記複数の点状光源の配置位置が決定される
【0023】
請求項1の構成により、この種のサイドライト型面光源装置において、前記端面側の前記端面に沿った方向では、前記光源の有効発光領域より遠ざかるに従って前記板状部材の厚みが薄くなるような形状に形成され、前記端面側で厚みが薄くなった部位より側面に沿った方向では、前記端面と対向する面に向かうに従って徐々に前記板状部材の厚みが厚くなった後、徐々に薄くなる形状により形成されてなるようにすれば、板状部材の内部を伝搬する照明光のうち、この曲面の部分に至った照明光の出射が促され、この部分の輝度レベルが増大される。
【0024】
これにより請求項2の構成により、光源を蛍光ランプにより形成すれば、板状部材の全幅と等しい長さ又は短い長さの蛍光ランプによ光源を形成する場合でも、蛍光ランプの電極近傍における輝度レベルの低下を有効に回避することができる。
【0025】
また請求項3の構成により、例えば発光ダイオード等の点状光源により光源を形成する場合には、発光ダイオード間等における輝度レベルの低下を有効に回避することができる。
【0026】
また請求項4の構成により、請求項1、請求項2又は請求項3の構成において、板状部材の裏面側に、平坦な反射部材を配置すれば、端面より入射する照明光に加えて、この裏面と反射部材とで形成される空間を伝搬する照明光が、板状部材を透過して出射され、これにより隅部の出射光量が増大される。
【0027】
また請求項5の構成により、請求項1、請求項2又は請求項3の構成において、板状部材の裏面側に、この裏面に沿った形状の反射部材を配置すれば、他の部分と同一の経路により伝搬する照明光だけが隅部より出射される。
【0028】
また請求項6の構成によれば、また同様のサイドライト型面光源装置に適用して、切り欠きによる影の部分で、照明光の出射を促すことができる。
【0029】
また請求項7の構成によれば、貫通孔又は凹部による影の部分で、照明光の出射を促すことができる。また請求項8、請求項9の構成によれば、板状部材の全幅と等しい長さ又は短い長さの蛍光ランプにより光源を形成する場合でも、さらには点状光源を用いる場合でも、蛍光ランプの電極近傍等における輝度レベルの低下を有効に回避することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0031】
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置を反射シート側より見て示す分解斜視図である。このサイドライト型面光源装置10は、光散乱導光板12の側方に一次光源3を配置し、反射シート4、光散乱導光板12、光制御部材でなるプリズムシート5を順次積層して形成される。なおこのサイドライト型面光源装置10において、図12のサイドライト型面光源装置1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0032】
ここでこのサイドライト型面光源装置10において、反射シート4は、照明光に対して高い反射率を示すように、銀を蒸着した正反射部材でなるシート材が適用され、これにより光散乱導光板12の裏面12Bより漏れ出す照明光を効率良く光散乱導光板12の内部に戻し、照明光の利用効率を向上する。
【0033】
光散乱導光板12は、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)からなるマトリックス中に、これと屈折率の異なる透光性の微粒子を一様に分散混入して形成され、入射面12Aと直交する方向については、全体として断面楔型形状に形成される。これにより光散乱導光板12は、入射面12Aより入射した照明光Lを透光性の微粒子により散乱させながら、裏面12Bと出射面12Cとの間を繰り返し反射して伝播し、このとき一部を出射面12Cより出射する。
【0034】
さらに光散乱導光板12は、出射面が平坦な面により形成されるのに対し、裏面12Bが平面と、この平面と滑らかに接続される曲面との組み合わせにより形成され、これにより蛍光ランプ8の有効発光領域より遠ざかるに従って入射面12Aの幅が狭くなり、光散乱導光板12の板厚が局所的に狭くなるように形成される。かくするにつき光散乱導光板12においては、出射面と裏面を構成する平面との間隔が順次狭くなるように断面楔型形状に形成される。
【0035】
すなわち光散乱導光板12の入射面12Aは、蛍光ランプ8の有効発光領域に対応する部分が一定の板厚により形成される。さらに光散乱導光板12の入射面は、裏面の曲面形状により、蛍光ランプ8の電極8A、8Bに対応する部分で、蛍光ランプ8の有効発光領域より遠ざかって両側面12E、12Fに近づくに従って徐々に板厚が薄くなるように形成される。
【0036】
これに対して側面より見て、光散乱導光板12は、裏面を形成する平面及び曲面により、裏面12B側において、入射面側隅部を局所的に角取りされたような形状に形成される。すなわち光散乱導光板12は、側面12E、12Fの直近で、入射面側が薄肉に形成され、楔型先端に向かって徐々に厚肉に形成され、その後徐々に薄肉に形成される。光散乱導光板12は、このように楔型先端に向かって板厚が厚くなって、その後板厚が薄くなり始める変曲点が、側面12E、12Fより内側(図1におけるX方向)に向かうに従って入射面側に近接するように形成される
【0037】
このようにして形成される光散乱導光板12は、例えば裏面12Bを構成する曲面を自由曲面に形成して、この曲面の曲率が徐々に変化するように形成され、これにより裏面12Bを構成する平面とこれら曲面とが滑らかに接続される。これにより光散乱導光板12は、出射面より見て、平面及び曲面の境界が検出困難に形成される。
【0038】
以上の構成において、蛍光ランプ8から射出された照明光は(図1)、直接に、又はリフレクタ9で反射した後、入射面12Aより光散乱導光板12の内部に入射し、透光性の微粒子により散乱を受けながら、裏面12Bと出射面12Cとの間で反射を繰り返して光散乱導光板12の内部を伝搬して出射面12Cより出射される。
【0039】
このとき蛍光ランプ8のほぼ有効発光領域に対応する領域においては、出射面12Cに対して所定の角度分布で入射面12Aより照明光が入射し、この照明光が透光性の微粒子により散乱を受けながら、裏面12Bと出射面12Cとの間で反射を繰り返して、臨界角以下の成分が出射面12Cより出射される。
【0040】
これに対して図2に示すように、蛍光ランプ8の電極8A、8Bに対応する両側面側においては、有効発光領域より出射された照明光が到来することにより、照明光の多くの成分が出射面12Cに対して大きな入射角を有することになる。またこの部分は全体的に見ても中央部分に比して光量が低下することになる。すなわち入射面近傍の両隅部では、照明光の光量自体少なく、かつこれらの照明光の多くが出射面12Cに対して大きな入射角を有していることになる。これにより従来と同様な光散乱導光板2(図12)では、入射面近傍の隅部で出射光量が低下することになる。
【0041】
これに対してこの実施の形態では、この入射面近傍の隅部で板厚が薄くなっていることにより、その分出射面12Cに対して大きな入射角成分が裏面12Bと出射面12Cとの間を繰り返し反射し、裏面12Bで反射する毎に、出射面12Cに対する入射角が低下することになる。これにより光散乱導光板12は、隅部において、出射面12Bに対する照明光の入射角を急激に低減させ、その分隅部において照明光の出射を促し、隅部の出射光量を増大する。
【0042】
さらにこのように照明光を出射して不足する光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光については、光散乱導光板12の中央側を伝搬する照明光が散乱により振り分けられ、楔型先端側における輝度レベルの低下が回避される。
【0043】
さらにこの実施の形態では、図3に示すように、光散乱導光板12の入射面側隅部において、リフレクター9で反射された照明光が反射シート4と光散乱導光板12の間の空間を伝搬し、この照明光が裏面12Bより光散乱導光板12を透過して出射される。これによってもこの実施の形態では、入射面近傍の隅部における輝度レベルの低下が低減される。
【0044】
かくするにつき実験した結果によれば、従来構成のサイドライト型面光源装置では、入射面側の隅部において、中央部分に比して7割程度の光量しか得られ無い場合でも、この実施の形態によれば、中央部分とほぼ等しい光量を得ることができた。
【0045】
以上の構成によれば、全体として入射面より遠ざかるに従って徐々に板厚が薄くなるように形成された光散乱導光板12において、裏面12Bを平面及び曲面により構成し、この曲面により、蛍光ランプ8の有効発光領域より遠ざかるに従って入射面12Aの幅が狭くなるように形成したことにより、入射面近傍の隅部において出射面12Bに対する照明光の入射角度を急激に小さくして、これら照明光の出射を促すことができる。これにより入射面側隅部における出射光量を増大することができ、その分入射面近傍の輝度ムラを低減することができる。
【0046】
(2)第2の実施の形態
図4は、図1との対比により本発明の第2の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置を示す分解斜視図である。この図4において、図1のサイドライト型面光源装置1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0047】
このサイドライト型面光源装置20は、光散乱導光板12の裏面12B側に、この裏面12Bの面形状に沿って反射シート24が配置される。ここで反射シート24は、照明光に対して高い反射率を示すように、銀を蒸着した正反射部材でなるシート材が適用され、これにより光散乱導光板12の裏面12Bより漏れ出す照明光を効率良く光散乱導光板12の内部に戻し、照明光の利用効率を向上する。
【0048】
すなわち図1について上述したサイドライト型面光源装置10は、入射面12A側隅部において、光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光(図2)と、光散乱導光板12及び反射シート4間の空間を伝搬して光散乱導光板12を透過する照明光とが、出射面12Bより出射される。これに対して他の部分では、光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光だけが出射される。これにより上述のサイドライト型面光源装置10では、隅部と他の部分とで出射面12Bの色合いが微妙に異なり、液晶表示パネルに適用して観察者に違和感を与えることも考えられる。
【0049】
ところがこの実施の形態では、この隅部においても、光散乱導光板12の内部を伝搬する照明光だけが出射されることにより、この種の色合いの微妙な変化を有効に回避することができ、観察者の違和感を有効に回避することができる。
【0050】
図4に示す構成によれば、第1の実施の形態の構成に加えて、裏面12Bの面形状に沿って反射シート24を配置したことにより、出射面隅部の色合いの変化を有効に回避して、入射面近傍の輝度ムラを低減することができる。
【0051】
(3)第3の実施の形態
図5は、光散乱導光板の入射面隅部を拡大して示す正面図であり、第3の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置においては、この光散乱導光板22が適用される。
【0052】
ここでこの光散乱導光板22は、図1のサイドライト型面光源装置に適用した光散乱導光板12と同様に、出射面が平面により、裏面が平面とこの平面と滑らかに接続される曲面とにより構成され、この曲面の形状により、電極8A、8Bに対応する部分が、有効発光領域より遠ざかるに従って、入射面22Aの幅が順次狭くなるように形成される。このとき光散乱導光板22は、両側面側に向かって、入射面の幅が緩やかに狭くなった後、その狭くなってゆく割合が増大し、その後再び狭くなる割合が緩やかに低下するように設定される。
【0053】
さらに光散乱導光板22は、このように入射面の幅が緩やかに狭くなり始める位置が、上述の第1及び第2の実施の形態に係る光散乱導光板12、22より有効発光領域側に形成され、これにより入射面12Aにおいて幅の狭くなる領域が、有効発光領域側に飛び出すように形成される。
【0054】
なおこの実施の形態において、反射シートは、第1又は第2の実施の形態に適用したものと同一のものが適用される。
【0055】
図5に示す構成によれば、有効発光領域側に飛び出すように幅の狭くなる領域を形成して、有効発光領域より遠ざかるに従って、入射面22Aの幅が順次狭くなるように光散乱導光板を形成しても、第1又は第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらにこのとき入射面において、有効発光領域側に飛び出すように幅の狭くなる領域を形成したことにより、その分入射面側隅部における出射光量を増大することができる。
【0056】
(4)第4の実施の形態
図6は、光散乱導光板の入射面の隅部を拡大して示す正面図であり、第4の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置においては、この光散乱導光板32が適用される。
【0057】
ここでこの光散乱導光板32は、図1のサイドライト型面光源装置に適用した光散乱導光板12と同様に、出射面が平面により、裏面が平面と、この平面と滑らかに接続される曲面とにより構成され、この裏面の曲面により、電極8A、8Bに対応する部分で、有効発光領域より遠ざかるに従って、入射面32Aの幅が順次狭くなるように形成される。このとき光散乱導光板32は、両側面側に向かって、入射面の幅が狭くなり始める位置が、上述の第1及び第2の実施の形態に係る光散乱導光板12、22より両側面側に形成され、これにより入射面32Aにおいて幅の狭くなる領域が有効発光領域より両側面側の小さな領域に割り当てられるようになされている。
【0058】
なおこの実施の形態において、反射シートは、第1又は第2の実施の形態に適用したものと同一のものが適用される。
【0059】
図6に示す構成によれば、幅の狭くなる領域を有効発光領域より両側面側の小さな領域に割り当てて、有効発光領域より遠ざかるに従って、入射面32Aの幅が順次狭くなるように光散乱導光板を形成しても、第1又は第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらにこのとき入射面において、幅を狭くする領域を、有効発光領域より外側の両側面側の小さな領域に割り当てたことにより、隅部に求められる光量増大の程度が小さい場合に、入射面近傍に発生する輝度ムラを低減することができる。
【0060】
(5)第5の実施の形態
図7は、光散乱導光板を裏面側より見て示す斜視図である。この実施の形態に係るサイドライト型面光源装置においては、図1のサイドライト型面光源装置に適用した光散乱導光板12に代えて、この光散乱導光板42が適用される。
【0061】
ここで光散乱導光板42は、図1について上述した光散乱導光板12と同様に、出射面が平面により、裏面が平面と、この平面と滑らかに接続される曲面とにより構成され、この曲面により、電極8A、8Bに対応する部分で、有効発光領域より遠ざかるに従って、入射面42Aの幅が順次狭くなるように形成される。
【0062】
これに対して側面より見て、光散乱導光板42は、裏面42B側において、入射面側隅部から楔型先端までを細長く角取りするように、裏面42Bを形成する平面及び曲面が形成される。これにより光散乱導光板42は、従来構成のサイドライト型面光源装置の構成を適用して、隅部に求められる光量増大の範囲が楔型先端まで及ぶ場合に、これらの領域の出射光量を増大して、入射面近傍だけでなく、入射面近傍から楔型先端にまで及ぶ輝度ムラを低減することができるようになされている。
【0063】
図7に示す構成によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、入射面側隅部から楔型先端までを細長く角取りするように、裏面42Bを形成する平面及び曲面を形成したことにより、入射面近傍だけでなく、入射面近傍から楔型先端にまで及ぶ輝度ムラを低減することができる。
【0064】
(6)第6の実施の形態
図8は、一次光源及び光散乱導光板を裏面側より見て示す分解斜視図である。この実施の形態に係るサイドライト型面光源装置においては、この光散乱導光板52及び一次光源53が適用される。
【0065】
ここで一次光源53は、点状光源でなる3個の発光ダイオード54をプリント配線基板55に所定間隔で配置し、これら発光ダイオード54及びプリント配線基板55を図示しないリフレクタにより囲って形成される。
【0066】
光散乱導光板52は、図1について上述した光散乱導光板12と同様に、出射面が平面により、裏面52Bが平面と、この平面と滑らかに接続される曲面とにより構成され、この曲面により、発光ダイオード54の発光部(有効発光領域)に対応より遠ざかるに従って、入射面52Aの幅が順次狭くなるように形成される。
【0067】
すなわち光散乱導光板52において、入射面52Aは、発光ダイオード54の発光部に対応する部分では一定の板厚により形成され、発光ダイオード54の発光部に対応する部分より遠ざかると、徐々に幅が狭くなるように形成される。
【0068】
また光散乱導光板52の板厚は、両側面52E、52F近傍の、両側面52E、52Fに沿った方向では、入射面52A側より板厚が徐々に厚くなった後、楔型先端に向かって徐々に薄くなるように形成される。また同様に、発光ダイオード54間の中間位置、両側面52E、52Fに沿った方向では、入射面52A側より板厚が徐々に厚くなった後、楔型先端に向かって徐々に薄くなるように形成される。これにより光散乱導光板52は、発光ダイオード54の正面方向に鋭い指向性により照明光が出射される場合でも、この正面方向よりずれた領域において照明光の出射を促すようになされている。
【0069】
さらに光散乱導光板52は、裏面52Bを構成する曲面の曲率が徐々に変化するように形成され、これにより裏面52Bを構成する平面とこれら曲面が滑らかに接続され、出射面より見て、平面及び曲面の境界が検出困難に形成される。
【0070】
図8に示す構成によれば、鋭い指向性により照明光を出射する発光ダイオードにより一次光源を形成する場合でも、入射面近傍の輝度ムラを低減することができる。
【0071】
(7)第7の実施の形態
図9は、光散乱導光板を裏面側より見て示す斜視図である。この実施の形態に係るサイドライト型面光源装置においては、この光散乱導光板62が適用される。
【0072】
このサイドライト型面光源装置では、プリズムシート、光散乱導光板62、反射シート、一次光源3を、図示しない所定のフレームに保持する。このフレームは、光散乱導光板62の入射面62A側、両隅部に、ほぼ円柱形状の突起が形成され、この突起により光散乱導光板62が一次光源側に変位しないように保持する。
【0073】
光散乱導光板62は、このフレームの突起に対応して、入射面62A側隅部に、円弧形状の切り欠き62G、62Hが形成される。すなわち光散乱導光板62は、例えばポリメチルメタクリレートからなるマトリックス中に、これと屈折率の異なる透光性の微粒子が一様に分散混入されて、全体的に断面楔型形状に形成される。さらに光散乱導光板62は、出射面62Cより見て、入射面62A側両隅部が円弧形状に切り欠かれる。
【0074】
さらに光散乱導光板62は、裏面62Bが平面と、この平面と滑らかに接続される曲面とにより形成され、入射面62Aより見てこの切り欠き62G、62Hの影の部分が、入射面側より楔型先端側のほぼ中央部分までの範囲で、滑らかに角取りされる。すなわち光散乱導光板62の切り欠き62G、62Hの部分は、入射面62Aと平行方向の断面において、板厚が他の部分より薄く形成されており、この板厚の薄く形成された領域は、入射面62Aから楔型先端方向に向かうに従ってその幅が徐々に狭くなりながら延びるように形成されている。
【0075】
光散乱導光板62に切り欠き62G、62Hを形成した場合、切り欠き62G、62Hより楔型先端側の部分で、出射光量が低下するが、図9のように、裏面62Bの一部を曲面にして、局所的に板厚の薄い領域を形成すると、この領域では照明光の出射が促される。従って光散乱導光板62に切り欠き62G、62Hを形成しても、出射光の輝度分布を均一にすることができる。
【0076】
図9に示す構成によれば、切り欠きの近傍、楔型先端側において、板厚を局所的に薄くすることにより、これらの部分で照明光の出射を促すことができる。従って切り欠きの楔型先端側における輝度レベルの低下を回避して、輝度ムラを有効に回避することができる。またこの切り欠き62G、62Hを円弧形状の曲面により形成したことにより、この切り欠きによる輝線等の発生を有効に回避することができる。
【0077】
(8)第8の実施の形態
図10は、光散乱導光板を裏面側より見て示す斜視図である。この実施の形態に係るサイドライト型面光源装置においては、この光散乱導光板72が適用される。
【0078】
このサイドライト型面光源装置では、プリズムシート、光散乱導光板72、反射シート、一次光源を所定のフレームに積層した後、光散乱導光板72の隅部に形成された貫通孔74を用いてこれらプリズムシート、光散乱導光板72、反射シートがフレームに固定される。
【0079】
ここで光散乱導光板72は、入射面側の隅部に貫通孔74が形成される。光散乱導光板72は、この貫通孔74の周辺形状が異なる以外、従来構成の光散乱導光板と同一に形成される。すなわち光散乱導光板72は、裏面72Bが平面と、この平面と滑らかに接続される曲面とにより形成され、この裏面の曲面により、貫通孔74の影の部分が局所的に板厚が薄くなるように形成される。
【0080】
すなわち光散乱導光板72は、貫通孔74の中心を横切るC−C線により切り取って図11に断面を示すように、貫通孔74に対し入射面72Aと略反対側に、貫通孔74の直近で最も板厚が薄く、楔型先端側に向って徐々に板厚が厚くなるようような領域が形成される。またこの領域は、側面72Eに沿った方向に見たときには、貫通孔74の近傍において、貫通孔74の中心に対応する部分で最も板厚が薄くなった後、両側面に向かうに従って徐々に厚くなるように形成される。
【0081】
これにより光散乱導光板72は、貫通孔を形成して発生する影の部分について、照明光の出射を促し、その分輝度ムラを有効に回避するようになされている。
【0082】
図10及び図11に示す構成によれば、光散乱導光板に貫通孔を形成する場合でも、この貫通孔の楔型先端側において、板厚を局所的に薄くなることにより、輝度ムラを有効に回避することができる。さらにこのとき裏面を構成する平面と滑らかに曲面を接続して板厚を局所的に薄くすることにより、局所的に板厚を薄くしたことによる輝線等の発生を有効に回避することができる。
【0083】
(9)他の実施の形態
なお上述の第7の実施の形態においては、入射面の隅部に切り欠きを形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば入射面の中央部分に切り欠きを形成する場合等、入射面の種々の箇所に切り欠きを形成する場合に広く適用することができる。
【0084】
また上述の第8の実施の形態においては、入射面の隅部に貫通孔を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光散乱導光板の裏面に凹部を形成し、この凹部により光散乱導光板を位置決めする場合等にも広く適用することができる。
【0085】
さらに上述の実施の形態においては、出射面に両面プリズムシートを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、片面にプリズム面を形成したいわゆる片面プリズムシートをそのプリズム面を出射面側或いはこれと逆側に向けて積層して配置する場合、さらには光散乱導光板の出射面、裏面にプリズム面を形成する場合等にも広く適用することができる。
【0086】
また上述の実施の形態においては、銀を蒸着したシート材でなる正反射部材により反射シートを形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の正反射部材、さらには白色PET等の乱反射部材により形成する場合にも広く適用することができる。
【0087】
さらに上述の実施の形態においては、透光性の微粒子を混入して光散乱導光板を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の微粒子を混入して光散乱導光板を形成する場合にも広く適用することができる。
【0088】
また上述の実施の形態においては、照明光を内部にて散乱する光散乱導光板を用いたサイドライト型面光源装置に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、断面楔型形状の透明部材により導光板を形成する方式のサイドライト型面光源装置にも広く適用することができる。なおこのような透明部材による場合は、出射面又は出射面と対向する面にマット処理、印刷等により拡散パターンを形成することになるが、何れの場合にも広く適用することができる。
【0089】
さらに上述の実施の形態では、一端面より照明光を入射する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、併せて他の端面から照明光を入射する構成のサイドライト型面光源装置にも広く適用することができる。
【0090】
また上述の実施の形態では、棒状光源でなる蛍光ランプにより一次光源を構成する場合又は点状光源でなる発光ダイオードにより一次光源を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の光源により一次光源を形成する場合にも広く適用することができる。
【0091】
さらに上述の実施の形態では、液晶表示装置の面光源装置に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の照明機器、表示装置等のサイドライト型面光源装置に広く適用することができる。
【0092】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、板状部材の裏面を略平面及び曲面により形成し、この曲面により、出射光量の少ない部分を局所的に薄く形成することにより、入射面近傍等の輝度ムラを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置を示す分解斜視図である。
【図2】図1の光散乱導光板において、入射面近傍の隅部における照明光の伝搬の説明に供する断面図である。
【図3】図1の光散乱導光板において、入射面近傍の隅部における照明光の透過の説明に供する断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置に適用される光散乱導光板を拡大して示す正面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置に適用される光散乱導光板を拡大して示す正面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置に適用される光散乱導光板を示す斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置に適用される光散乱導光板を、一次光源と共に示す分解斜視図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置に適用される光散乱導光板を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第8の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置に適用される光散乱導光板を示す斜視図である。
【図11】図10をC−C線により切り取って示す断面図である。
【図12】従来のサイドライト型面光源装置を示す分解斜視図である。
【図13】図11をA−A線により切り取って示す断面図である。
【符号の説明】
1、10、20 サイドライト型面光源装置
2、12、32、42、52、62、72 光散乱導光板
2A、12A、32A、42A、52A、62A、72A 入射面
2B、12B、32B、42B、52B、62B、72B 裏面

Claims (9)

  1. 所定の光源から射出された照明光を板状部材の端面から入射し、前記照明光を屈曲して前記板状部材の出射面より出射するサイドライト型面光源装置において、
    前記板状部材は、
    前記出射面が、略平面に形成され、
    前記出射面と対向する裏面が
    略平面と、前記略平面と滑らかに接続される曲面とにより形成され
    前記端面側の前記端面に沿った方向では、前記光源の有効発光領域より遠ざかるに従って前記板状部材の厚みが薄くなるような形状に形成され、
    前記端面側で厚みが薄くなった部位より側面に沿った方向では、前記端面と対向する面に向かうに従って徐々に前記板状部材の厚みが厚くなった後、徐々に薄くなる形状により形成された
    ことを特徴とするサイドライト型面光源装置。
  2. 前記光源は、蛍光ランプである
    ことを特徴とする請求項1に記載のサイドライト型面光源装置。
  3. 前記光源は、点状光源である
    ことを特徴とする請求項1に記載のサイドライト型面光源装置。
  4. 前記板状部材の裏面側に、前記略平面と平行に、平坦な反射部材を配置した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のサイドライト型面光源装置。
  5. 前記板状部材の裏面側に、前記裏面に沿った形状の反射部材を配置した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のサイドライト型面光源装置。
  6. 前記板状部材は、
    前記端面側で厚みが薄くなった部位の前記端面に、切り欠きが形成された
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載のサイドライト型面光源装置。
  7. 所定の光源から射出された照明光を板状部材の端面から入射し、前記照明光を屈曲して前記板状部材の出射面より出射するサイドライト型面光源装置において、
    前記板状部材は、
    前記出射面と対向する裏面に、フレームへの固定用の貫通孔及び又は凹部が形成され、
    前記出射面が略平面に形成され、
    前記出射面と対向する裏面が、
    前記端面より前記端面と対向する面に向かうに従って、前記出射面との間隔が徐々に狭くなるように形成された略平面と、
    前記略平面と滑らかに接続されると共に、前記貫通孔及び又は凹部より前記端面と対向する面に向かって徐々に前記板状部材の板厚が薄くなるように形成された曲面とにより形成されている
    ことを特徴とするサイドライト型面光源装置。
  8. 入射端面から入射した照明光を出射面より出射するように構成してなるサイドライト型面光源装置に用いる導光板であって、
    前記入射端面側における前記入射端面の長手方向に沿った両端に位置する領域の一部を
    前記入射端面側の肉厚が、前記入射端面の長手方向端部に向かう方向に沿って薄くなるように、
    前記出射面に平行な面と前記入射端面に平行な面の両方に対して斜めに交差する面によって切り欠いた
    ことを特徴とする導光板。
  9. 入射端面から入射した照明光を出射面より出射するように構成してなる複数の点状光源を光源とするサイドライト型面光源装置に用いる導光板であって、
    前記入射端面側における前記入射端面の長手方向に沿った両端の間に位置する領域の一部を、
    前記入射端面側の肉厚が、前記領域の前記入射端面の長手方向に沿う中間部に向かう方向に沿って薄くなるように、
    前記出射面に平行な面と前記入射端面に平行な面の両方に対して斜めに交差し、且つ傾斜方向が逆向きの2つの面によって切り欠くと共に、
    かかる切り欠かれた部分を間に挟んで前記複数の点状光源が振り分けられるように、前記複数の点状光源の配置位置が決定される
    ことを特徴とする導光板。
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