JP3421899B2 - データ記録及び/又は再生装置並びに方法 - Google Patents
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Description
ランダムアクセス可能な記録媒体に音声データや映像デ
ータを記録し、記録したデータを再生するデータ記録及
び/又は再生装置並びに方法に関する。
数接続し、全体として数十〜数百ギガバイト(GB)の
記録容量を有し、ランダムアクセス可能なハードディス
クアレイ装置が実用化されている。
ータ及び映像データまたはこれらのいずれか(音声及び
/又は映像データ)等のデータ量が非常に大きいデータ
の記録に適しており、特に、任意の音声/映像データを
短いアクセスタイムで再生できる特性から、編集装置用
の記録及び/又は再生装置として優れている。
と音声データとは、まとめられて記録媒体に記録されて
おり、データをファイル単位で管理する場合にも、映像
データと音声データとが一まとまりで取り扱われるた
め、映像データと音声データとを独立して取り扱うこと
が困難である。
タのチャネル数を途中で変更することができない点、音
声データのチャネル数が異なるファイルを混在させるこ
とができず、音声チャネル数を最大のものに合わせるこ
とになり、記録媒体の無駄が生じる点、音声のみのデー
タや映像のみのデータの場合も、映像と最大数の音声チ
ャネルの記録領域を使用することになって、記録媒体の
無駄が生じる点、及び映像のみの変更や音声の任意のチ
ャネルのみの変更ができない点、のような欠点が生じる
ことになる。
編集された音声/映像データの全てを、編集の対象とな
った音声/映像データが記録されている記録媒体に再度
記録すると、編集後の音声/映像データと同じ内容の音
声/映像データの全てを重複して記録することになり、
記録媒体の容量が無駄になり、長時間の音声/映像デー
タの編集ができなくなる可能性がある。
てなされたものであり、ハードディスクや光磁気ディス
ク(MOディスク:Magnetic-Optical Disc) 等のラン
ダムアクセス可能な記録媒体に複数の編集対象となる音
声/映像データを記録し、編集装置等の外部装置の要求
に応じて任意の音声/映像データを再生する際に、映像
データと音声データとを独立のファイルとして取り扱う
ことができ、さらに、記録媒体に同内容の音声/映像デ
ータの全てを重複して記録することなく、編集結果の音
声/映像データ(編集結果データ)と全く同じ内容の音
声/映像データを再生することができるような音声及び
/又は映像データの記録及び/又は再生装置、およびデ
ータ記録及び/又は再生方法を提供することを目的とす
る。
及び/又は再生装置は、上述した課題を解決するため
に、映像データファイル及び音声データファイルを、そ
れぞれ1つ以上のレコードに割り当ててランダムアクセ
ス可能な記録媒体に記録すると共に該記録されたデータ
ファイルを再生する第1及び第2のデータ記録再生手段
と、上記1つ以上のレコードに記録されたデータファイ
ルを管理するデータ管理手段とを有し、このデータ管理
手段は、上記データファイルを、当該データファイルの
ファイル名と映像データの先頭レコードのレコードエン
トリ番号と音声データの先頭レコードのレコードエント
リ番号とを有するファイルエントリと、当該映像データ
ファイルの各レコードごとに設けられる、データが連続
する次レコードのレコードエントリ番号と当該レコード
の記録領域先頭位置を示す先頭位置データと当該レコー
ドの記録領域の大きさを示す記録長データと当該レコー
ドが削除可能かの情報を含む制御フラグとを有する映像
データレコードエントリと、当該音声データファイルの
各レコードごとに設けられる、データが連続する次レコ
ードのレコードエントリ番号と当該レコードの記録領域
先頭位置を示す先頭位置データと当該レコードの記録領
域の大きさを示す記録長データと当該レコードが削除可
能かの情報を含む制御フラグとを有する音声データレコ
ードエントリと、により管理することを特徴としてい
る。
続して記録されるデータの1まとまりのことである。
録媒体に分散して存在する空き領域を、次の空き領域へ
のリンク状態を示すリンクデータと空き領域の先頭位置
を示す先頭位置データと空き領域の大きさを示す領域長
データとを有する映像データの空き領域リストにより管
理する映像データの空き領域管理手段と、上記音声デー
タ記録再生手段の記録媒体に分散して存在する空き領域
を、次の空き領域へのリンク状態を示すリンクデータと
空き領域の先頭位置を示す先頭位置データと空き領域の
大きさを示す領域長データとを有する音声データの空き
領域リストにより管理する音声データの空き領域管理手
段とを設けることが望ましい。
は再生装置並びに方法は、映像データ及び音声データを
記録再生するためのランダムアクセス可能な映像用及び
音声用の各データ記録再生手段をそれぞれ個別に設け、
これらのデータ記録再生手段によりそれぞれ1つ以上の
レコードとして記録されたデータファイルを、データ管
理手段により、ファイルエントリと、映像データレコー
ドエントリと、音声データレコードエントリとを用いて
管理するものであり、映像データ及び音声データの各レ
コードエントリは、削除可能か否かの情報を含む制御フ
ラグを有している。
るに先立ち、本発明の説明に供するデータ記録再生装置
として、映像及び音声データを一まとめで記録再生する
ようなデータ記録再生装置の一例について説明する。
再生装置10のシステム構成を示すブロック図である。
0には編集装置20が接続されており、この編集装置2
0は、入出力制御信号を発生してデータ記録再生装置1
0を制御する。データ記録再生装置10は、複数の音声
データおよび映像データまたはこれらのいずれか(音声
/映像データ)を記録し、編集装置20からの要求に応
じて、編集装置20に対して編集処理の対象となる音声
/映像データを提供する。さらに、データ記録再生装置
10は、編集処理の結果として得られた音声/映像デー
タ(編集結果データ)において、素材データのいずれの
部分が用いられているかを示すデータ(編集データ)を
編集装置20から受け、この編集データに基づいて、編
集結果データと同じ内容の音声/映像データを再生す
る。
て、CPU(マイクロプロセッサユニット)11、CP
Uのプログラムが格納されているROM(Read Only Me
mory)12、CPUがプログラムを実行するための作業
領域となるRAM(Random Access Memory)13、上記
編集装置20からの入出力信号を取り込みCPUに伝え
るための制御信号インターフェース回路(制御信号I/
F回路)14、及び後述するファイル管理情報を記憶す
るハードディスク等のファイル管理情報記憶部15が、
バスライン16に接続されている。これらの構成部分に
より制御用のコンピュータを構成し、編集装置20から
入力された編集データに基づいてデータ記録再生装置1
0の各構成部分を制御するとともに、データ蓄積装置3
0に記録されている音声/映像データそれぞれの記録領
域を管理する。すなわち、CPU(マイクロプロセッサ
ユニット)11は、例えば汎用のマイクロプロセッサあ
るいはRISC(Reduced Instruction Set Computer)
マイクロプロセッサ、及びその周辺回路から構成され
る。CPU11は、RAM13を用いてROM12に記
憶されているプログラムを実行し、制御信号I/F回路
14を介して上記編集装置20との間で編集データおよ
び応答データを送受信する。
レイ装置等の大容量でランダムアクセス可能なデータ記
録再生手段であり、上記バスライン16に接続されてい
るいわゆるSCSI等のインターフェース回路(データ
蓄積I/F回路)31との間でデータの入出力が行われ
る。データ蓄積I/F回路31は、バスライン16に接
続されているバッファメモリ32との間でデータの入出
力が行われる。バッファメモリ32は、エンコーダ/デ
コーダ33との間でデータの入出力が行われ、一定速度
の連続データである映像/音声信号と、高速で断続的な
データ蓄積装置30のデータとの間のバッファリングを
行う。エンコーダ/デコーダ33は、必要に応じてデー
タの圧縮/伸張を行い、音声/映像信号のインターフェ
ース回路(音声映像信号I/F回路)34を介し、外部
端子35との間で音声/映像信号の入出力を行ってい
る。
放送局のリファレンス信号等の同期信号に同期して、デ
ータ蓄積I/F回路31を介してデータ蓄積装置30等
を制御し、編集装置20その他の外部機器からの要求に
応じてデータ蓄積装置30に音声/映像データを記録さ
せ、記録した音声/映像データを編集装置20その他の
外部機器に提供する。また、CPU11は、データ蓄積
装置30に記録されている音声/映像データそれぞれが
データ蓄積装置30の記録媒体(ハードディスク等)に
おいて占める記録領域を示す記録領域データあるいはフ
ァイル管理情報を生成する。また、CPU11は、編集
結果データに含まれる音声/映像データ(素材データ)
の部分(部分データ)それぞれがデータ蓄積装置30の
記録媒体において占める記録領域を示す部分データの記
録領域データあるいはファイル管理情報を生成する。さ
らに、CPU11は、生成したこれらの記録領域データ
あるいはファイル管理情報をRAM13に記憶し、ハー
ドディスク等のファイル管理情報記憶部15に記憶す
る。
は記録領域データを用いたデータ蓄積装置30の記録デ
ータの管理について、具体例を挙げて説明する。
域データの一例を示すものであり、このファイル管理情
報は、CPU11によりRAM13やファイル管理情報
記憶部15に対して書込/読出制御される。このファイ
ル管理情報は、いわゆるリンクト・リスト(linked lis
t) の形式のリスト(レコードエントリ)として作成さ
れている。
て、(A)は「ファイルエントリ」を示し、この「ファ
イルエントリ」は、ファイルの名前を示す「ファイル
名」と、当該ファイルの最初に記録/再生すべきデータ
に対応するレコードエントリ番号を示す「最初のレコー
ドエントリのリンク」とを有している。レコードとは、
データ蓄積装置30の媒体上で連続記録されるデータの
一まとまりのことである。図2の(B)は、「レコード
エントリ」を示し、当該ファイルにおける次に記録/再
生すべきデータに対応するレコードエントリ番号を示す
「次のレコードエントリのリンク」と、データ蓄積装置
30の媒体上の連続記録されているデータ、すなわちレ
コードの先頭アドレスを示す「先頭位置データ」と、当
該レコードのデータのサイズを示す「記録長データ」
と、当該レコードのデータを削除してもよいか否かを示
す情報を含む「制御フラグ」とを有している。「次のレ
コードエントリのリンク」のリンクデータが終了値(EN
D) である場合には、次のレコードエントリが存在せ
ず、そのレコードエントリが示す記録領域には音声/映
像データの最後の部分が記録されている。「制御フラ
グ」は、削除可能フラグとして、ONのとき対応するデ
ータが削除可能であることを、OFFのとき対応するデ
ータが削除不可能であることをそれぞれ示し、また、再
生をしないMUTEを示すこともできる。図2の(C)
は、データ蓄積装置30の媒体上での空き領域を示すた
めの「フリースペースリスト」を示し、次の空き領域に
対応するフリースペース番号を示す「次のフリースペー
スのリンク」と、当該フリースペースの先頭アドレスを
示す「先頭位置データ」と、当該フリースペースのサイ
ズを示す「記録長データ」とを有している。なお、上記
先頭位置データのアドレスや記録長データのサイズは、
例えばブロックを単位として表すことが挙げられる。こ
のブロックのサイズとしては、例えばHDD(ハードデ
ィスク装置)の1セクタ(例えば512バイト)にいわ
ゆるRAIDとして用いるHDDの台数(例えば8台)
を乗算した大きさ(例えば4kB:4キロバイト)とす
ることが挙げられる。
いるときの、音声/映像データの記録例を示しており、
例えば2つの音声/映像データA,Bが、図1に示した
データ蓄積装置30の記録媒体において占める記録領域
およびファイル管理情報の具体例を示している。
録媒体上の記録データの具体例を示しており、例えば2
つのファイルの音声/映像データA,Bが記録されてい
る。音声/映像データAは記録媒体の先頭から170ブ
ロック〜229ブロック(1ブロックは例えば4kB)
に記録され、音声/映像データBは記録媒体の先頭から
80ブロック〜129ブロックおよび230ブロック〜
329ブロックに記録され、他の記録領域は空き記録領
域になっている。
数の記録領域に分割されて記録される場合があるので、
CPU11は、音声/映像データA,Bそれぞれのファ
イル管理情報を、図3(B),(C)に示すリンクト・
リスト(linked list) の形式のリスト(レコードエント
リ)として作成している。各レコードエントリには、当
該レコードが削除可能か否かを示す削除可能フラグ、よ
り一般的には制御フラグが付加されており、このフラグ
はONとされて、削除可能であることを示している。ま
たCPU11は、データ蓄積装置30の空き記録領域
(フリースペース)を示す空き記録領域データを、図3
(D)に示すように、リンクト・リストの形式のリスト
(フリースペースリスト)として生成している。
作を、レコードエントリおよび再生エントリの生成処理
を中心に説明する。
入力された音声/映像信号をデータ蓄積装置30に記録
する動作を、図3の(A)に示した音声/映像データA
を記録する場合を例に説明する。
CPU11が外部から入力された音声/映像データをデ
ータ蓄積装置30に記録する際の処理を示すフローチャ
ートである。また、図5は、外部から入力された音声/
映像データをデータ蓄積装置30に記録する際の編集装
置20とデータ記録再生装置10との間の制御信号のシ
ーケンスチャートである。
101において、編集装置20はデータ記録再生装置1
0のCPU11に対して、ファイル名(A)およびデー
タ長(60ブロック)等の所定のデータを含み、音声/
映像データのレコードエントリ等を作成させる命令(O
PEN_RECコマンド)をデータ記録再生装置10に
対して出力する。データ記録再生装置10のCPU11
は、このOPEN_RECコマンドを受信する。
再生装置10のCPU11は、ファイルエントリ(File
Entry)(図2(A)、図3(B))を生成し、RAM1
3に記憶し、さらにファイル管理情報記憶部15に記憶
する。
再生装置10のCPU11は、RAM13やファイル管
理情報記憶部15に記憶されているフリースペースリス
トを解析し、記録のための領域を確保する。
再生装置10のCPU11は、OPEN_RECコマン
ドに含まれるファイル名等のデータに基づいて、レコー
ドエントリ(図2(B)、図3(B))を生成し、RA
M13やファイル管理情報記憶部15に記録する。
再生装置10のCPU11は、オープンしたファイルを
編集装置20がアクセスするためのファイルハンドル
(図2(A);File Handle) を設定し、編集装置20
に送る。
0はデータ記録再生装置10に対して、音声/映像デー
タAの記録を開始させる命令(RECコマンド)を出力
する。データ記録再生装置10のCPU11は、このR
ECコマンドを受信する。
ンドを受けたデータ記録再生装置10のCPU11は、
外部機器から入力される音声/映像データを上記レコー
ドエントリで記述された順にデータ蓄積装置30に記録
させる。
0はデータ記録再生装置10に対して、音声/映像デー
タAの記録を終了させる命令(STOPコマンド)を出
力する。データ記録再生装置10は、このSTOPコマ
ンドを受信する。
マンドを受けたデータ記録再生装置10のCPU11
は、データ蓄積装置30の音声/映像データAの記録を
中止する。
0はデータ記録再生装置10に対して、レコードエント
リおよびフリースペースリストを修正(更新)させる命
令(CLOSEコマンド)を出力する。データ記録再生
装置10のCPU11は、このCLOSEコマンドを受
信する。
のサイズをレコードエントリの記録長データの項目に記
録しファイルをクローズする。
保していて使用しなかった領域を開放し、フリースペー
スリストに加える。
クローズする。
積装置30に記録されている音声/映像信号を再生して
出力する動作を説明する。
10のCPU11が音声/映像データを再生する際の処
理を示すフローチャートである。また、図7は、図1に
示したデータ記録再生装置10がデータ蓄積装置30に
記録された音声/映像データを再生する際の編集装置2
0とデータ記録再生装置10のCPU11との間の制御
信号のシーケンスチャートである。
0は、ファイル名(A)のデータ等を含む音声/映像デ
ータの再生の準備をさせる命令(OPEN_PLAYコ
マンド)をデータ記録再生装置10に対して出力する。
データ記録再生装置10のCPU11は、このOPEN
_PLAYコマンドを受信する。
装置10のCPU11は、上記OPEN_PLAYコマ
ンドのオプションデータのファイル名を、RAM13や
ファイル管理情報記憶部15に記憶されているファイル
エントリのファイル名項目から検索し、検索結果に基づ
いて音声/映像データAのレコードエントリを獲得す
る。
ルエントリの最初のレコードエントリの項目からレコー
ドエントリの内容を順次獲得する。
装置10は、オープンしたファイルを編集装置20がア
クセスするためのファイルハンドル(File Handle) を
設定し、編集装置20に送る。
データ記録再生装置10に対して音声/映像データAの
再生を開始させる命令(PLAYコマンド)を出力す
る。データ記録再生装置10のCPU11は、このPL
AYコマンドを受信する。
装置10のCPU11は、上記レコードエントリで記述
された領域からデータ蓄積装置30に記録されている音
声/映像データAを取り出し、順に再生して編集装置2
0に対して出力する。
は、音声/映像データAの再生を中止させる命令(ST
OPコマンド)をデータ記録再生装置10に対して出力
する。データ記録再生装置10は、このSTOPコマン
ドを受信する。
装置10はデータ蓄積装置30を制御して音声/映像デ
ータAの再生を中止させる。
データ記録再生装置10に対して、再生ファイルをクロ
ーズさせる命令(CLOSEコマンド)を出力する。デ
ータ記録再生装置10は、このCLOSEコマンドを受
信する。
再生していた音声/映像データAのファイルを閉じる。
タ蓄積装置30としては、いわゆるRAIDのようなハ
ードディスクアレイ等を用いたランダムアクセス可能な
ものが用いられていることから、複数の編集素材データ
となる音声/映像データファイルを用いて編集を行った
結果の編集結果データを新たに記録媒体に記録しなくと
も、元の複数の音声/映像データファイルの内の編集結
果データの内容となる部分データの開始位置や終了位置
のリストを用い、このリストに従って各部分データを順
次リアルタイムで再生することにより編集結果の音声/
映像データを得ることができる。このような編集を非破
壊(Non-destructive) 編集といい、このような部分デ
ータのリストにより構成される編集結果の音声/映像デ
ータファイルを仮想データファイルという。
再生装置10に対して出力する編集データあるいは上記
仮想データファイルの内容のリスト(VFL:Virtual
FileList )を例示する図である。すなわち、編集装置
20がデータ記録再生装置10のCPU11に対して出
力する編集データは、例えば図8に示すように、編集結
果データに用いる部分を有する音声/映像データ(素材
データ)のファイル名、素材データの内、編集結果デー
タに含まれることになる部分(部分データ)の素材デー
タにおける先頭位置を示す再生開始位置データ、およ
び、部分データの素材データにおける最後の位置を示す
再生終了位置データから構成される。
タあるいは仮想データファイルの内容であるVFLを用
いて編集される仮想データファイルの記録例及びファイ
ル管理情報の具体例を示している。
記録媒体上の記録データ及び仮想データファイルの具体
例を示しており、図10は、(A)が媒体上の記録デー
タファイルの管理情報の例、(B)が仮想データファイ
ル“X”を得るための編集データの例、(C)が仮想デ
ータファイル“X”のファイル管理情報の例をそれぞれ
示している。
いて、記録媒体上には、媒体の先頭から100ブロック
〜189ブロックにファイル“A”が、200ブロック
〜269ブロックにファイル“B”が、また300ブロ
ック〜379ブロックにファイル“C”がそれぞれ編集
素材データとして記録されており、編集により、これら
の素材データのファイル“A”の10ブロック目から5
0ブロック目の範囲に含まれる部分データ、ファイル
“B”の20ブロック目から60ブロック目の範囲に含
まれる部分データ、及びファイル“C”の30ブロック
目から60ブロック目の範囲に含まれる部分データが、
この順番に編集結果データである仮想データファイル
“X”に含まれることを示している。
示すような編集データをデータ記録再生装置10の制御
信号I/F回路14に対して出力する。データ記録再生
装置10のCPU11は、編集装置20から受けた編集
データ(図10(B))と記録媒体上のレコードエント
リ(図10(A))とに基づいて、図10(C)に示す
ファイル名“X”と、最初の再生エントリを示すリンク
データ(ファイルエントリ)をRAM13やファイル管
理情報記憶部15に記憶する。さらに、CPU11は、
データ蓄積装置30の記録媒体の記録領域の先頭から1
10ブロック目から40ブロック、220ブロック目か
ら20ブロック、及び330ブロック目から30ブロッ
クに、素材データである各ファイル“A”,“B”,及
び“C”に含まれる部分データが記録されていることを
示す記録領域データ(再生エントリ)を生成し、削除可
能フラグ(一般的には制御フラグ)の値をOFFにして
付加してRAM13やファイル管理情報記憶部15に記
憶する。
データをそのままRAM13やファイル管理情報記憶部
15に記憶しておき、再生時に部分データの記録領域を
算出することも可能であるが、上述のように、予め図1
0の(C)に示したリンクト・リストの形式で再生エン
トリを生成し、RAM13やファイル管理情報記憶部1
5に記憶しておくと、再生時の部分データの記録領域の
算出が不要になり、迅速に編集結果データと同じ内容の
音声/映像データを再生することができる。部分データ
が少数のブロックに分かれる程度の場合には、再生時の
部分データの記録領域の算出処理時間は特に再生の妨げ
にはならないが、部分データの分割数が多くなればなる
ほど算出処理時間は増大し、再生の妨げとなる可能性が
大きくなる。従って、多くの部分データを含む編集結果
データの編集データが編集装置20からデータ記録再生
装置10に入力された場合に、予め再生エントリを生成
しておくメリットが大きくなる。
編集データを用いた編集装置20による編集処理につい
て説明する。
音声/映像を示すデータを入力する。編集装置20は、
データ記録再生装置10から受けたレコードエントリ、
および編集者が入力したデータに従って、番組用の音声
/映像データ(編集結果データ)に用いられる部分デー
タおよびその順番を示す編集データ(図8、図10の
(B))を生成し、データ記録再生装置10に対して出
力する。
受信した編集データをRAM12やファイル管理情報記
憶部15に記憶し、記憶した編集データ(図8、図10
の(B))に基づいて、編集結果データと同じ内容の音
声/映像データを再生する。ここで、予め図10の
(C)に示したリンクト・リストの形式で再生エントリ
を生成し、RAM13やファイル管理情報記憶部15に
記憶しておくことが好ましいのは上述した通りである。
(B)のような編集データ(VFL;Virtual File Lis
t )に基づいて、音声/映像データを再生する際の処理
を示すフローチャートである。
301では、編集装置20は、編集データVFLを含
み、編集データをデータ記録再生装置10に受信させる
命令(VFL_DOWNLOADコマンド)をデータ記
録再生装置10に対して出力する。データ記録再生装置
10は、このVFL_DOWNLOADコマンドを受信
する。
03において、データ記録再生装置10は受信した編集
データVFL(図10の(B))および音声/映像デー
タのレコードエントリ(図10の(A))を解析し、編
集結果データXの再生エントリおよびそのファイルエン
トリ(図10の(C))を生成し、RAM13やファイ
ル管理情報記憶部15に記憶する。
0は、再生エントリに基づいて部分データを組み合わせ
編集結果データと同内容の音声/映像データを再生する
準備を行わせる命令(VFL_OPENコマンド)をデ
ータ記録再生装置10に対して出力する。データ記録再
生装置10は、このVFL_OPENコマンドを受信す
る。
再生装置10のCPU11は、RAM13やファイル管
理情報記憶部15に記憶されている編集結果データXの
再生エントリを検索する。なお、この際、編集結果デー
タである仮想ファイル“X”の再生エントリは、音声/
映像データのファイル“A”,“B”,“C”と全く同
等に取り扱われる。
再生装置10のCPU11は、ファイルハンドルを生成
する。
0はデータ記録再生装置10に対して上述したPLAY
コマンドを出力する。データ記録再生装置10は、この
PLAYコマンドを受信する。
再生装置10のCPU11は、データ蓄積装置30を制
御し、再生エントリに基づいて部分データをデータ蓄積
装置30から再生させる。
0はデータ記録再生装置10に対して上述したSTOP
コマンドを出力する。データ記録再生装置10は、この
STOPコマンドを受信する。
再生装置10のCPU11は、データ記録再生装置30
を制御して部分データの再生を中止させる。
0はデータ記録再生装置10に対して上述したCLOS
Eコマンドを出力する。データ記録再生装置10は、こ
のCLOSEコマンドを受信する。
再生装置10のCPU11は、編集データVFLのファ
イルをクローズする。
1が編集データから再生エントリを生成する処理(図1
1中のST302)をさらに詳細に説明する。
U11が、仮想データファイルを作成するための編集デ
ータから再生エントリを生成する処理を示すフローチャ
ートである。
ための編集データを一般化して示す図であり、図14
は、記録媒体上のレコードエントリおよび仮想データフ
ァイルの再生エントリを例示する図である。
において、CPU11は仮想データファイルを作成する
ための編集データVFLからファイルエントリFEを作
成する。
は変数n,jの値を1にする。なお、変数nは素材デー
タのレコードエントリのファイル名データ(図14の
(A))の検索に用いられ、変数jは再生エントリ(図
14の(B))に含まれる部分データの検索に用いられ
る。
3)のファイル名データ(FILE(n))、再生開始位置デー
タ(START(n))および再生終了位置データ(END(n))から、
再生エントリを生成する。詳細は、ステップST411
からステップST417に示す通りである。
再生装置10のCPU11は、再生開始位置データ(STA
RT(n))が存在する素材データのレコードエントリ(RE
(n)) を検索して求める。
再生装置10のCPU11は、再生終了位置データ(END
(n))が存在する素材データのレコードエントリ(RE(n))
を検索して求める。
再生装置10のCPU11は、変数iを数値isとす
る。なお、変数iは、レコードエントリに含まれるデー
タの検索に用いられる。
再生装置10のCPU11は、編集結果データXの再生
エントリ(RE(j)) を生成する。
再生装置10のCPU11は、変数iの値が数値ieで
あるか否かを判断する。なお、数値ieは再生エントリ
(RE(j)) の数を示す。変数iの値が数値ieでない場合
にはステップST416の処理に進み、数値ieである
場合にはステップST417の処理に進む。
装置10のCPU11は、変数i,jをインクリメント
し、ステップST414に戻る。
生装置10のCPU11は、変数jに数値1を加算し
(インクリメントし)、ステップST403の処理に進
む。
再生装置10のCPU11は、変数nの値が数値end
であるか否かを判断する。なお、数値endは素材デー
タの数を示す。変数nが数値endである場合には処理
を終了し、数値endでない場合にはステップST40
4の処理に進む。
再生装置10のCPU11は、変数nをインクリメント
してステップST410、すなわちステップST411
の処理に進む。
レコードエントリおよび編集結果データの再生エントリ
の削除、および、フリースペーリストの更新の際のデー
タ記録再生装置10の処理を説明する。
をさせる命令を受けたデータ記録再生装置10のCPU
11は、レコードエントリを検索し、削除可能フラグの
値がONのもののみを削除し、削除したレコードエント
リが示すデータ蓄積装置30の記録領域をフリースペー
スリストに加える。
Fであるレコードエントリを削除しない。
除をさせる命令を受けたデータ記録再生装置10のCP
U11は、再生エントリを検索し、削除可能フラグの値
がONであることを確認して削除する。
述のようにONであるため、再生エントリが参照する素
材データ(部分データ)は通常、編集装置20からの削
除命令により削除されない。
の処理内容を変更することにより、編集結果データをデ
ータ蓄積装置30に記録する必要なく、編集結果データ
と同じ内容の音声/映像データを再生することができ
る。しかも、予め再生エントリを生成し、この再生エン
トリに基づい上記再生を行うため、部分データの記録領
域算出のための処理時間が不要となる。従って、この記
録領域算出のための処理時間が再生の妨げとなることは
ない。
M13やファイル管理情報記憶部15の記憶内容を書き
換えるだけで済む。また、記録領域データの削除処理
に、削除可能フラグによる制限を加えているので、再生
エントリにより参照されている素材データを不用意に削
除してしまう不具合が発生しない。
ば仮想データファイルにおいてファイル単位で音声デー
タのチャネル数を途中で変更することができない点、仮
想データファイルにおいて音声データのチャネル数が異
なるファイルを混在させることができず、音声チャネル
数を最大のものに合わせることになり、記録媒体の無駄
が生じる点、仮想データファイルにおいて音声のみのデ
ータや映像のみのデータの場合も、映像と最大数の音声
チャネルの記録領域を使用することになって、記録媒体
の無駄が生じる点、及び仮想データファイルにおいて映
像のみの変更や音声の任意のチャネルのみの変更ができ
ない点、が改善すべき点としてある。
イルで記述できる場合には、例えばある時間で音声は再
生するが映像は消すとか、ある時間だけ音声のあるチャ
ネルだけを消す、といった処理が必要となるため、仮想
データファイルにおいて再生をミュートするような処理
が行ええることが必要となる。
は再生装置においては、映像データ及び音声データを記
録再生するためのランダムアクセス可能な映像用及び音
声用の各データ記録再生手段となるデータ蓄積装置をそ
れぞれ個別に設け、これらのデータ記録再生手段により
それぞれ1つ以上のレコードとして記録されたデータフ
ァイルを、データ管理手段により、ファイルエントリ
と、映像データレコードエントリと、音声データレコー
ドエントリとを用いて管理するものであり、映像データ
及び音声データの各レコードエントリは、削除可能か否
かの情報及びMUTE情報を含む制御フラグを有してい
る。
再生装置の実施の形態について、図面を参照しながら説
明する。図15は、本発明の実施の形態となる音声及び
映像データの記録再生装置40のシステム構成を示すブ
ロック図である。
40内に、映像データファイルを複数のブロックに分割
してランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、該記録
されたデータファイルを再生するための映像データ蓄積
装置60Vと、音声データファイルを複数のブロックに
分割してランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、該
記録されたデータファイルを再生するための音声データ
記録再生装置60Aとが設けられている。
40には編集装置50が接続されており、この編集装置
50は、入出力制御信号を発生してデータ記録再生装置
40を制御する。データ記録再生装置40は、複数の音
声データおよび映像データまたはこれらのいずれか(音
声/映像データ)を記録し、編集装置50からの要求に
応じて、編集装置50に対して編集処理の対象となる音
声/映像データを提供する。さらに、データ記録再生装
置40は、編集処理の結果として得られた音声/映像デ
ータ(編集結果データ)において、素材データのいずれ
の部分が用いられているかを示すデータ(編集データ)
を編集装置50から受け、この編集データに基づいて、
編集結果データと同じ内容の音声/映像データを再生す
る。
て、CPU(マイクロプロセッサユニット)41、CP
Uのプログラムが格納されているROM(Read Only Me
mory)42、CPUがプログラムを実行するための作業
領域となるRAM(Random Access Memory)43、上記
編集装置50からの入出力信号を取り込みCPUに伝え
るための制御信号インターフェース回路(制御信号I/
F回路)44、及び後述するファイル管理情報を記憶す
るハードディスク等のファイル管理情報記憶部45が、
バスライン46に接続されている。これらの構成部分に
より制御用のコンピュータを構成し、編集装置50から
入力された編集データに基づいてデータ記録再生装置4
0の各構成部分を制御するとともに、データ蓄積装置6
0Vに記録されている映像データ及びデータ蓄積装置6
0Aに記録されている音声データのそれぞれの記録領域
を管理する。すなわち、CPU(マイクロプロセッサユ
ニット)11は、例えば汎用のマイクロプロセッサある
いはRISC(Reduced Instruction Set Computer)マ
イクロプロセッサ、及びその周辺回路から構成される。
CPU41は、RAM43を用いてROM42に記憶さ
れているプログラムを実行し、制御信号I/F回路44
を介して上記編集装置50との間で編集データおよび応
答データを送受信する。
蓄積装置60Aは、ハードディスクアレイ装置等の大容
量でランダムアクセス可能なデータ記録再生手段であ
り、映像データ蓄積装置60Vは、上記バスライン46
に接続されているいわゆるSCSI等のインターフェー
ス回路(映像データ蓄積I/F回路)61Vとの間で映
像データの入出力が行われる。また、音声データ蓄積装
置60Aは、上記バスライン46に接続されているイン
ターフェース回路(音声データ蓄積I/F回路)61A
との間で音声データの入出力が行われる。映像データ蓄
積I/F回路61V及び音声データ蓄積I/F回路61
Aは、それぞれバスライン46に接続されている映像バ
ッファメモリ62V及び音声バッファメモリ62Aとの
間でデータの入出力が行われる。映像バッファメモリ6
2Vは、映像信号エンコーダ/デコーダ63Vとの間で
データの入出力が行われ、音声バッファメモリ62A
は、音声信号エンコーダ/デコーダ63Aとの間でデー
タの入出力が行われ、それぞれ一定速度の連続データで
ある映像又は音声信号と、高速で断続的な映像データ蓄
積装置60Vの映像データ又は音声データ蓄積手段60
Aの音声データとの間のバッファリングを行う。映像信
号エンコーダ/デコーダ63Vや音声信号エンコーダ/
デコーダ63Aは、必要に応じてデータの圧縮/伸張を
行い、音声や映像信号のインターフェース回路(音声映
像信号I/F回路)64を介し、外部端子65との間で
音声、映像信号の入出力を行っている。
放送局のリファレンス信号等の同期信号に同期して、映
像及び音声の各データ蓄積I/F回路61V及び61A
を介して映像及び音声の各データ蓄積装置60V及び6
0A等を制御し、編集装置50その他の外部機器からの
要求に応じて、映像データ蓄積装置60Vに映像データ
を記録させ、音声データ蓄積装置60Aに音声データを
記録させ、記録した音声/映像データを編集装置50そ
の他の外部機器に提供する。また、CPU41は、映像
データ蓄積装置60Vに記録されている映像データ及び
音声データ蓄積装置60Aに記録されている音声データ
それぞれが各データ蓄積装置60V,60Aの記録媒体
(ハードディスク等)において占める記録領域を示す記
録領域データあるいはファイル管理情報を生成する。ま
た、CPU41は、編集結果データに含まれる音声/映
像データ(素材データ)の部分(部分データ)それぞれ
が各データ蓄積装置60V,60Aの各記録媒体におい
て占める記録領域を示す部分データの記録領域データあ
るいはファイル管理情報を生成する。さらに、CPU4
1は、生成したこれらの記録領域データあるいはファイ
ル管理情報をRAM43に記憶し、ハードディスク等の
ファイル管理情報記憶部45に記憶する。
は記録領域データを用いた映像及び音声の各データ蓄積
装置60V及び60Aの記録データの管理について、具
体例を挙げて説明する。
領域データの一例を示すものであり、このファイル管理
情報は、CPU41によりRAM43やファイル管理情
報記憶部45に対して書込/読出制御される。このファ
イル管理情報は、いわゆるリンクト・リスト(linked li
st) の形式のリスト(レコードエントリ)として作成さ
れている。
て、(A)は「ファイルエントリ」を示し、この「ファ
イルエントリ」は、ファイルの名前を示す「ファイル
名」と、当該ファイルの最初に記録/再生すべきデータ
に対応するレコードエントリ番号を示す「最初のレコー
ドエントリのリンク」とを有している。この場合のレコ
ードとは、各データ蓄積装置60V,60Aの各記録媒
体上で連続記録されるデータの一まとまりのことであ
り、映像データの映像レコードと音声データの音声レコ
ードとを個別に管理している。図16の(A)の例で
は、最初に記録/再生すべき映像データに対応する映像
レコードエントリ番号を示す「最初の映像レコードエン
トリのリンク」と、例えば4チャネル分の音声データの
それぞれの最初の音声レコードエントリ番号を示す4つ
の「最初の音声レコードエントリのリンク」とを有して
いる。図16の(B)は、「映像レコードエントリ」を
示し、当該ファイルにおける次に記録/再生すべき映像
データに対応する映像レコードエントリ番号を示す「次
の映像レコードエントリのリンク」と、映像データ蓄積
装置60Vの媒体上の連続記録されている映像データ、
すなわち映像レコードの先頭アドレスを示す「先頭位置
データ」と、当該映像レコードの映像データのサイズを
示す「記録長データ」と、当該レコードのデータを削除
してもよいか否かを示す情報を含む「制御フラグ」とを
有している。「次のレコードエントリのリンク」のリン
クデータが終了値(END) である場合には、次のレコード
エントリが存在せず、そのレコードエントリが示す記録
領域には音声/映像データの最後の部分が記録されてい
る。「制御フラグ」は、削除可能フラグとして、ONの
とき対応するデータが削除可能であることを、OFFの
とき対応するデータが削除不可能であることをそれぞれ
示し、また再生をしないMUTEを示すこともできる。
図16の(C)は、「音声レコードエントリ」を示し、
当該ファイルにおける次に記録/再生すべき音声データ
に対応する音声レコードエントリ番号を示す「次の音声
レコードエントリのリンク」と、音声データ蓄積装置6
0Aの媒体上の連続記録されている音声データ、すなわ
ち音声レコードの先頭アドレスを示す「先頭位置デー
タ」と、当該音声レコードの音声データのサイズを示す
「記録長データ」と、当該レコードのデータを削除して
もよいか否かを示す情報を含む「制御フラグ」とを有し
ている。図16の(D)は、映像データ蓄積装置60V
の媒体上での空き領域を示すための「映像用フリースペ
ースリスト」を示し、次の空き領域に対応する映像用の
フリースペース番号を示す「次の映像用フリースペース
のリンク」と、当該映像用フリースペースの先頭アドレ
スを示す「先頭位置データ」と、当該映像用フリースペ
ースのサイズを示す「記録長データ」とを有している。
図16の(E)は、音声データ蓄積装置60Aの媒体上
での空き領域を示すための「音声用フリースペースリス
ト」を示し、次の空き領域に対応する音声用のフリース
ペース番号を示す「次の音声用フリースペースのリン
ク」と、当該音声用フリースペースの先頭アドレスを示
す「先頭位置データ」と、当該音声用フリースペースの
サイズを示す「記録長データ」とを有している。なお、
上記先頭位置データのアドレスや記録長データのサイズ
は、例えばブロックを単位として表すことが挙げられ
る。
「制御フラグ」は、前述したような非破壊(Non-destru
ctive) 編集を行った際の仮想データファイルのとき、
削除不可能を示すOFFとするものである。この非破壊
編集について、再度説明すると、複数の編集素材データ
となる音声/映像データファイルを用いて編集を行った
結果の編集結果データを新たに記録媒体に記録しなくと
も、元の複数の音声/映像データファイルの内の編集結
果データの内容となる部分データの開始位置や終了位置
のリストを用い、このリストに従って、ランダムアクセ
ス可能なデータ蓄積装置60V,60Aの各記録媒体の
それぞれの各部分データを順次リアルタイムで再生する
ことにより編集結果の音声/映像データを得るものであ
る。上記仮想データファイルとは、上記部分データのリ
ストにより構成される編集結果の音声/映像データファ
イルのことである。
イルを作成するための編集データ(VFL:Virtual Fi
le List )に基づいて、映像及び音声の各データを再生
する際の処理を示すフローチャートである。
501では、編集装置50は、編集データVFLを含
み、編集データをデータ記録再生装置40に受信させる
命令(VFL_DOWNLOADコマンド)をデータ記
録再生装置40に対して出力する。データ記録再生装置
40は、このVFL_DOWNLOADコマンドを受信
する。
03において、データ記録再生装置40は受信した編集
データVFLと、映像及び音声データの各レコードエン
トリを解析し、編集結果データの再生エントリおよびそ
のファイルエントリを映像及び音声データのそれぞれに
ついて生成し、RAM13やファイル管理情報記憶部1
5に記憶する。
0は、再生エントリに基づいて部分データを組み合わせ
編集結果データと同内容の映像及び音声データを再生す
る準備を行わせる命令(VFL_OPENコマンド)を
データ記録再生装置40に対して出力する。データ記録
再生装置40は、このVFL_OPENコマンドを受信
する。
再生装置40のCPU41は、RAM13やファイル管
理情報記憶部15に記憶されている編集結果データの再
生エントリを検索する。
再生装置40のCPU41は、ファイルハンドルを生成
する。
0はデータ記録再生装置40に対して上述したPLAY
コマンドを出力する。データ記録再生装置40は、この
PLAYコマンドを受信する。
再生装置40のCPU41は、映像及び音声データの各
データ蓄積装置60V,60Aを制御し、再生エントリ
に基づいて部分データをデータ蓄積装置60V,60A
から再生させる。
0はデータ記録再生装置40に対して上述したSTOP
コマンドを出力する。データ記録再生装置40は、この
STOPコマンドを受信する。
再生装置40のCPU41は、データ記録再生装置60
V,60Aを制御して部分データの再生を中止させる。
0はデータ記録再生装置40に対して上述したCLOS
Eコマンドを出力する。データ記録再生装置40は、こ
のCLOSEコマンドを受信する。
再生装置40のCPU41は、編集データVFLのファ
イルをクローズする。
41が編集データから再生エントリを生成する処理(図
17中のST502)については、前述した図12のフ
ローチャートに示すような処理と同様であるが、映像デ
ータ及び音声の各チャネルのデータについての処理が必
要となる。これについては、図32及び図33を参照し
ながら後述する。
報を用いるときの、映像及び音声データの記録例を図1
8に示し、このときのファイル管理情報を図19に示
す。これらの図18及び図19においては、例えば2つ
のファイル“A”,“B”についてのそれぞれの映像及
び音声データが、図15に示した映像及び音声の各デー
タ蓄積装置60V及び60Aの各記録媒体において占め
る記録領域及びファイル管理情報の具体例を示してい
る。
0Vの映像用記録媒体上の記録データの具体例を示して
おり、例えば2つのファイル“A”,“B”の映像デー
タが記録されている。ファイル“A”の映像データは記
録媒体の先頭から170ブロック〜229ブロックに記
録され、ファイル“B”の映像データは記録媒体の先頭
から80ブロック〜129ブロックおよび230ブロッ
ク〜329ブロックに記録され、他の記録領域は空き記
録領域になっている。
0Aの音声用記録媒体上の記録データの具体例を示して
おり、例えば2つのファイル“A”,“B”の音声デー
タが記録されている。ファイル“A”の音声データは4
チャネル分あり、これらの音声データをそれぞれA1,
A2,A3,A4とするとき、音声データA1は記録媒
体の先頭から180ブロック〜199ブロックに、音声
データA2は記録媒体の先頭から200ブロック〜21
9ブロックに、音声データA3は記録媒体の先頭から2
20ブロック〜239ブロックに、音声データA4は記
録媒体の先頭から240ブロック〜259ブロックにそ
れぞれ記録されている。ファイル“B”の音声データは
2チャネル分あり、これらをB1,B2とするとき、音
声データB1は記録媒体の先頭から40ブロック〜69
ブロックに、音声データB2は記録媒体の先頭から70
ブロック〜99ブロックにそれぞれ記録され、他の記録
領域は空き記録領域になっている。
数の記録領域に分割されて記録される場合があるので、
CPU41は、上述した各ファイル“A”,“B”の映
像及び音声の各データのそれぞれのファイル管理情報
を、図19の(A),(B)に示すリンクト・リスト(l
inked list) の形式のリスト(レコードエントリ)とし
て作成している。またCPU41は、各データ蓄積装置
60V,60Aの空き記録領域(フリースペース)を示
す空き記録領域データを、図19の(C)に示すよう
に、リンクト・リストの形式のリスト(フリースペース
リスト)として生成している。ここで、レコードエント
リの「次のレコードエントリのリンク」のリンクデータ
が終了値(END) である場合には、次のレコードエントリ
やフリースペースが存在せず、そのレコードエントリが
示す記録領域には音声/映像データの最後の部分が記録
されている。これは、フリースペースリストの「次のフ
リースペースのリンク」のリンクデータが終了値(END)
である場合も同様である。なお、図19の(A),
(B)の各レコードエントリの制御フラグについては、
図示しないがいずれもONである。
作を、レコードエントリおよび再生エントリの生成処理
を中心に説明する。
入力された映像及び音声信号を各データ蓄積装置60V
及び60Aに記録する動作について、例えば図18の
(A)、(B)に示したようなファイル“A”の映像及
び音声データを記録する場合を例として説明する。
0のCPU41が外部から入力された映像データを映像
データ蓄積装置60Vに記録し、音声データを音声デー
タ蓄積装置60Aに記録する際の処理を示すフローチャ
ートである。また、図21は、外部から入力された映像
及び音声データを各データ蓄積装置60V及び60Aに
記録する際の編集装置50とデータ記録再生装置40と
の間の制御信号のシーケンスチャートである。
ST601において、編集装置50はデータ記録再生装
置40のCPU41に対して、ファイル名(例えばファ
イルA)およびデータ長(映像60ブロック、音声4チ
ャネルでそれぞれ20ブロックずつ)等の所定のデータ
を含み、映像及び音声データのレコードエントリ等を作
成させる命令(OPEN_RECコマンド)をデータ記
録再生装置40に対して出力する。データ記録再生装置
40のCPU41は、このOPEN_RECコマンドを
受信する。
再生装置40のCPU41は、ファイルエントリ(File
Entry)(図9(A)、図11(A))を生成し、RAM
43に記憶し、さらにファイル管理情報記憶部45に記
憶する。
再生装置40のCPU41は、RAM43やファイル管
理情報記憶部45に記憶されているフリースペースリス
トを解析し、記録のための領域を確保する。
再生装置40のCPU41は、OPEN_RECコマン
ドに含まれるファイル名等のデータに基づいて、映像レ
コードエントリ(図9(B)、図11(A))を生成
し、RAM43やファイル管理情報記憶部45に記録す
る。
再生装置40のCPU41は、RAM43やファイル管
理情報記憶部45に記憶されている音声用フリースペー
スリストを解析し、音声データ記録のための領域を確保
する。
再生装置40のCPU41は、OPEN_RECコマン
ドに含まれるファイル名等のデータに基づいて、音声レ
コードエントリ(図9(C)、図11(A))を生成
し、RAM43やファイル管理情報記憶部45に記録す
る。
再生装置40のCPU41は、オープンしたファイルを
編集装置50がアクセスするためのファイルハンドル
(図9(A):File Handle) を設定し、編集装置50
に送る。
0はデータ記録再生装置40に対して、ファイルAの映
像データ及び音声データの記録を開始させる命令(RE
Cコマンド)を出力する。データ記録再生装置40のC
PU41は、このRECコマンドを受信する。
ンドを受けたデータ記録再生装置40のCPU41は、
外部機器から入力される映像データを上記映像レコード
エントリで記述された順に映像データ蓄積装置60Vに
記憶させ、入力される音声データを上記音声レコードエ
ントリで記述された順に音声データ蓄積装置60Aに記
録させる。
0はデータ記録再生装置40に対して、ファイルAの映
像データ及び音声データの記録を終了させる命令(ST
OPコマンド)を出力する。データ記録再生装置40
は、このSTOPコマンドを受信する。
マンドを受けたデータ記録再生装置40のCPU41
は、各データ蓄積装置60V及び60Aに対する上記フ
ァイルAの映像及び音声データの記録を中止する。
0はデータ記録再生装置40に対して、レコードエント
リおよびフリースペースリストを修正(更新)させる命
令(CLOSEコマンド)を出力する。データ記録再生
装置40のCPU41は、このCLOSEコマンドを受
信する。
ータのサイズを映像レコードエントリの記録長データの
項目に記録しファイルをクローズする。
ータのサイズを音声レコードエントリの記録長データの
項目に記録しファイルをクローズする。
保していて使用しなかった映像データ蓄積装置60Vの
記録媒体上の領域を開放し、映像用フリースペースリス
トに加える。
保していて使用しなかった音声データ蓄積装置60Aの
記録媒体上の領域を開放し、音声用フリースペースリス
トに加える。
クローズする。
蓄積装置60V及び60Aに記録されている映像及び音
声信号を再生して出力する動作を説明する。
装置40のCPU41が音声/映像データを再生する際
の処理を示すフローチャートである。また、図23は、
図15に示したデータ記録再生装置40が各データ蓄積
装置60V及び60Aに記録された映像,音声データを
再生する際の編集装置50とデータ記録再生装置40の
CPU41との間の制御信号のシーケンスチャートであ
る。
のステップST701では、編集装置50は、ファイル
名(例えばファイルA)のデータ等を含む映像及び音声
データの再生の準備をさせる命令(OPEN_PLAY
コマンド)をデータ記録再生装置40に対して出力す
る。データ記録再生装置40のCPU41は、このOP
EN_PLAYコマンドを受信する。
装置40のCPU41は、上記OPEN_PLAYコマ
ンドのオプションデータのファイル名を、RAM43や
ファイル管理情報記憶部45に記憶されているファイル
エントリのファイル名項目から検索し、検索結果に基づ
いて例えばファイル“A”の映像データ及び音声データ
のレコードエントリを獲得する。
ルエントリの映像データについての最初の映像レコード
エントリの項目から映像レコードエントリの内容を順次
獲得する。
ルエントリの音声データについての最初の音声レコード
エントリの項目から音声レコードエントリの内容を順次
獲得する。
装置40は、オープンしたファイルを編集装置50がア
クセスするためのファイルハンドル(File Handle) を
設定し、編集装置50に送る。
データ記録再生装置40に対して音声/映像データAの
再生を開始させる命令(PLAYコマンド)を出力す
る。データ記録再生装置40のCPU41は、このPL
AYコマンドを受信する。
装置40のCPU41は、上記レコードエントリで記述
された領域からデータ蓄積装置30に記録されているフ
ァイル“A”の映像データ及び音声データを取り出し、
順に再生して編集装置50に対して出力する。
は、当該ファイル“A”の映像及び音声データの再生を
中止させる命令(STOPコマンド)をデータ記録再生
装置40に対して出力する。データ記録再生装置40
は、このSTOPコマンドを受信する。
装置40は各データ蓄積装置60V及び60Aを制御し
て映像及び音声データの再生を中止させる。
データ記録再生装置40に対して、再生ファイル“A”
をクローズさせる命令(CLOSEコマンド)を出力す
る。データ記録再生装置40は、このCLOSEコマン
ドを受信する。
再生していた映像及び音声データのファイル“A”を閉
じる。
の内容のリスト(VFL)の一例を示し、この仮想デー
タファイルは、映像出力が1チャネル、音声出力が4チ
ャネルの例を示している。
2], [AUDIO3], [AUDIO4] は、それぞれの出力チャネル
を示すキーワードである。その後に、ファイル名、再生
開始位置、再生終了位置が記述される。ファイル名の後
の ".V" はそのファイルの映像データのみを示す。音声
チャネルのファイル名の後の ".ch()" は ".1", ".
2",".3", ".4", のいずれかの値をとる。それぞれその
ファイルの音声チャネルを示す。例えば [AUDIO1] FILE_X.3 00:00:00:00 00:00:00:10 このような仮想データファイルでは音声1チャネルの出
力に対して "FILE_X" の音声3チャネルを再生すること
を示す。
いるときの、映像及び音声データの記録例を図25に示
し、このときのファイル管理情報を図26に示す。これ
らの図25及び図26においては、例えば2つのファイ
ル“File_1”,“File_2”についてのそれぞれの映像及
び音声データが、図15に示した映像及び音声の各デー
タ蓄積装置60V及び60Aの各記録媒体において占め
る記録領域及びファイル管理情報の具体例を示してい
る。
0Vの映像用記録媒体上の記録データの具体例を示して
おり、例えば2つのファイル“File_1”,“File_2”の
映像データが記録されている。ファイル名の後の ".V"
はそのファイルの映像データを示している。ファイル
“File_1”の映像データは記録媒体の先頭から100ブ
ロック〜199ブロックに記録され、ファイル“File_
2”の映像データは記録媒体の先頭から250ブロック
〜369ブロックに記録され、他の記録領域は空き記録
領域になっている。
0Aの音声用記録媒体上の記録データの具体例を示して
おり、例えば4つのファイル“File_1”,“File_2”,
“File_3”,“File_4”の音声データが記録されてい
る。ファイル“File_1”の音声データは2チャネル分あ
り、これらの音声データのファイル名をそれぞれ“File
_1.1”,“File_1.2”とするとき、音声データ“File_
1.1”は記録媒体の先頭から100ブロック〜199ブ
ロックに、音声データ“File_1.2”は記録媒体の先頭か
ら200ブロック〜299ブロックにそれぞれ記録され
ている。ファイル“File_2”の音声データも2チャネル
分あり、これらの音声データのファイル名をそれぞれ
“File_2.1”,“File_2.2”とするとき、音声データ
“File_2.1”は記録媒体の先頭から400ブロック〜5
19ブロックに、音声データ“File_2.2”は記録媒体の
先頭から520ブロック〜639ブロックにそれぞれ記
録されている。ファイル“File_3”,“File_4”は、い
ずれも映像データ無しの音声データのみから成るファイ
ルであり、ファイル“File_3”は2チャネル分の音声デ
ータファイル“File_3.3”,“File_2.4”から成り、
“File_4”は1チャネル分の音声データファイル“File
_4.1”から成っている。記録媒体上では、音声データ
“File_3.3”は700ブロック〜849ブロックに、音
声データ“File_3.4”は850ブロック〜999ブロッ
クにそれぞれ記録され、音声データ“File_4.1”は11
00ブロック〜1249ブロックに記録されている。他
の記録領域は空き記録領域になっている。
2”,“File_3”及び“File_4”のファイル管理情報
(ファイルエントリ及びレコードエントリ)は、図26
の(A),(B),(C)及び(D)のようなリンクト
・リスト(linked list) の形式のリスト(レコードエン
トリ)としてそれぞれ作成されている。これらのファイ
ルは記録媒体上に現実に記録されたファイルであるか
ら、それぞれのレコードエントリに付加された当該レコ
ードが削除可能か否かを示す削除可能フラグ、より一般
的には制御フラグは、ONとされて、削除可能であるこ
とを示している。
タ量は異なるが、説明を簡単にするために、これらの図
25、図26においては、映像と音声のデータの単位を
それぞれ正規化されたもので例を示している。従って、
例えばファイル“File_1”の映像と音声の記録長データ
はどちらも100として表される。
2”,“File_3”,“File_4”の映像/音声データを素
材データとして編集を行って、例えば図27に示すよう
な編集結果データである仮想データファイルを作成する
場合について説明する。
り、この時間の進行に従って、映像信号「Video」 ,及
び4チャネルの音声信号「Audio1」〜「Audio4」を出力
するようなタイムチャートあるいは時間割当表を示して
いる。
音声信号を順次出力するための編集データのリスト、す
なわち仮想データファイルの内容のリスト(VFL)の
具体例を図28に示す。仮想データファイル内の再生開
始位置と再生終了位置は本来タイムコードで記述される
が、ここでは説明を簡単にするために、図25の記録媒
体上での単位(ブロック)をタイムコードの代わりに使
用している。
ァイル名“MUTE”のファイルは特別な意味をもつキ
ーワードである。映像チャネルではブラック(黒画面)
の出力をすることを意味する。音声チャネルでは無音に
することを意味する。従って記録媒体上にはデータは存
在しない。
に示している。この図29に示すように、一つの“MU
TE”に対してレコードエントリを一つ作成する。削除
可能フラッグには「MUTE」を記述する。記録長データに
は「MUTE」する時間を例えばブロック単位で記述する。
ファイルVFLから作成されたファイルエントリFE及
びレコードエントリREを示している。このファイル管
理情報のレコードエントリの制御フラグについては、仮
想データであることから、元の記録データを消去しない
ようにOFFとされ、また“MUTE”ファイルについ
てはMUTEとされている。
イル“FILE(n)” のファイルエントリFE及びレコード
エントリREの例を示している。これは、仮想データフ
ァイル内で記述されるファイルの例で、図32、図33
のフローチャートの説明で使用するものである。本来は
映像、音声の各チャネルごとにレコードエントリのリン
クが存在するが、ここでは説明を簡単にするために、一
つのレコードエントリのリンクで代表させて記述してい
る。
仮想データファイルから作成されるのファイルエントリ
FE及びレコードエントリREの例で、図32、図33
のフローチャートの説明で使用するものを示している。
本来は映像、音声の各チャネルごとにレコードエントリ
のリンクが存在するが、ここでは説明を簡単にするため
に、一つのレコードエントリのリンクで代表させて記述
している。
タファイルのVFLの解析及びファイルエントリFE及
びレコードエントリREの作成を説明するためのフロー
チャートである。
801では、仮想データファイルのVFLからファイル
エントリFEを作成し、以下のステップST802〜S
T806では、仮想データファイルのVFLから、映像
データのレコードエントリRE_V,音声1チャネルの
データのレコードエントリRE_A1,音声2チャネル
のデータのレコードエントリRE_A2,音声3チャネ
ルのデータのレコードエントリRE_A3,音声4チャ
ネルのデータのレコードエントリRE_A4をそれぞれ
作成している。
ら、映像や音声データのレコードエントリREを作成す
るときのアルゴリズムの一例を、図33に示す。
は、変数n,jの値を1にする。なお、変数nは素材デ
ータのレコードエントリのファイル名データ(図31の
(A))の検索に用いられ、変数jは再生エントリ(図
31の(B))に含まれる部分データの検索に用いられ
る。
“FILE(n)” がMUTEファイルか否かを判別する。M
UTEファイルでないときにはステップST812に進
み、MUTEファイルのときにはステップST820に
進む。
ータ(START(n))が存在するレコードエントリ(RE(n),is)
を、素材データのレコードエントリRE(n,1)〜RE(n,I)を
検索して求める。
ータ(END(n))が存在するレコードエントリ(RE(n,ie))
を、素材データのレコードエントリRE(n,1)〜RE(n,I)を
検索して求める。
sとする。なお、変数iは、レコードエントリに含まれ
るデータの検索に用いられる。
Xの再生エントリ(RE(j)) を生成する。
値ieであるか否かを判断する。なお、数値ieは再生
エントリ(RE(j)) の数を示す。変数iの値が数値ieで
ない場合にはステップST817の処理に進み、数値i
eである場合にはステップST818の処理に進む。
ンクリメントし、ステップST815に戻る。
を加算し(インクリメントし)、ステップST821の
処理に進む。
LE(n)” がMUTEファイルであると判別されたときに
は、ステップST820に進み、再生開始位置データ(S
TART(n))及び再生終了位置データ(END(n))からMUTE
ファイルのレコードエントリRE(j) を作成し、ステップ
S821に進む。
値endであるか否かを判断する。なお、数値endは
素材データの数を示す。変数nが数値endである場合
には処理を終了し、数値endでない場合にはステップ
ST822の処理に進む。
リメントしてステップST811の処理に戻る。
/音声データのデータ記録再生装置によれば、映像デー
タ及び音声データをそれぞれ別のデータ蓄積装置60V
及び60Aに記録するようにし、それぞれ映像用と音声
用とのファイル管理情報を用いて管理しているため、音
声データのチャネル数をいつでも変更することができ、
音声データのチャネル数が異なるものを混在させること
ができ、音声のみのデータや映像のみのデータも取り扱
うことができ、映像のみの変更や音声の任意のチャネル
のみの変更が行える。
集が行え、仮想データファイルについては、制御フラグ
の削除可能情報を削除不可能(削除可能フラグをOF
F)とすることで、元の素材データが消去されることを
防止できる。これによって、仮想データファイルにおい
て音声データのチャネル数をいつでも変更することがで
き、仮想データファイルにおいて音声データのチャネル
数が異なるものを混在させることができ、仮想データフ
ァイルにおいて音声のみのデータや映像のみのデータも
扱うことができ、 仮想データファイルにおいて映像の
みの変更や音声の任意のチャネルのみの変更ができる。
とで、仮想データファイルにおいて映像や音声をミュー
トさせることができる。
限定されるものではなく、例えば、音声信号のチャネル
数は4に限定されず、1、2、3あるいは5以上として
もよい。
明に係るデータ記録及び/又は再生装置並びにその方法
によれば、映像データ及び音声データを記録再生するた
めのランダムアクセス可能な映像データ記録再生手段及
び音声データ記録再生手段をそれぞれ個別に設け、これ
らのデータ記録再生手段により複数のブロックに分割し
て記録された映像及び音声の各データファイルを、デー
タ管理手段により、ファイルエントリと、映像データレ
コードエントリと、音声データレコードエントリとを用
いて管理しており、映像データ及び音声データの各レコ
ードエントリは、削除可能か否かの情報を含む制御フラ
グを有しているため、少なくとも1つ以上の映像及び/
又は音声データファイルの一部分を指定して仮想的に1
つの映像及び/又は音声データファイルとなる仮想デー
タファイルを作成することができ、このような仮想デー
タファイルにおいて、音声データのチャネル数をいつで
も変更することができ、音声データのチャネル数が異な
るものを混在させることができ、音声のみのデータや映
像のみのデータも取り扱うことができ、映像のみの変更
や音声の任意のチャネルのみの変更を行うことができ
る。
で映像や音声の再生時のレベルを0とするための仮想的
なファイルMUTEを定義し、制御フラグにMUTEを
記述することにより、仮想データファイルにおいて、映
像や音声を任意に消すようなミュート処理が容易に実現
できる。
成を示すブロック図である。
イル管理に用いられるファイル管理情報の一例を示す図
である。
/音声データの記録例及びファイル管理に用いられるフ
ァイル管理情報の具体例を示す図である。
から入力された映像/音声データを記録する際の処理を
示すフローチャートである。
から入力された映像/音声データを記録する際の外部の
編集装置との間の制御信号の送受信のシーケンスを示す
図である。
された映像/音声データを再生する際の処理を示すフロ
ーチャートである。
/音声データを再生する際の外部の編集装置との間の制
御信号の送受信のシーケンスを示す図である。
タとしての仮想データファイルを示す図である。
タ蓄積装置の記録媒体上の記録データ及びこれらの記録
データを用いて編集されて得られる仮想データファイル
の一具体例を示す図である。
具体例を示す図である。
ータを用いて映像/音声データを再生する際の処理を示
すフローチャートである。
リ、レコードエントリを作成する処理を示すフローチャ
ートである。
ータの一般化した例を示す図である。
トリ及び仮想データファイルのレコードエントリを示す
図である。
置のシステム構成の一例を示すブロック図である。
ァイル管理に用いられるファイル管理情報の一例を示す
図である。
ータを用いて映像/音声データを再生する際の処理を示
すフローチャートである。
像/音声データの記録例を示す図である。
像/音声データのファイル管理に用いられるファイル管
理情報の具体例を示す図である。
部から入力された映像/音声データを記録する際の処理
を示すフローチャートである。
部から入力された映像/音声データを記録する際の外部
の編集装置との間の制御信号の送受信のシーケンスを示
す図である。
録された映像/音声データを再生する際の処理を示すフ
ローチャートである。
像/音声データを再生する際の外部の編集装置との間の
制御信号の送受信のシーケンスを示す図である。
例を示す図である。
像/音声データの記録例を示す図である。
像/音声データのファイル管理に用いられるファイル管
理情報の具体例を示す図である。
生タイムチャートの具体例を示す図である。
ァイルの具体例を示す図である。
ァイルの取り扱いを説明するための図である。
ファイル管理情報であるファイルエントリ及びレコード
エントリの具体例を示す図である。
イルのレコードエントリ及び仮想データファイルのレコ
ードエントリを示す図である。
析及びファイル管理情報の作成を説明するためのフロー
チャートである。
イルの解析及びレコードエントリの作成を説明するため
のフローチャートである。
制御信号I/F回路、45 ファイル管理情報記憶部、
50 編集装置、 60V 映像データ蓄積装置、
60A 音声データ蓄積装置、 61V 映像データ蓄
積I/F回路、 61A 音声データ蓄積I/F回路、
62V 映像バッファメモリ、 62A 音声バッフ
ァメモリ、 63V 映像信号エンコーダ/デコーダ、
63A 音声信号エンコーダ/デコーダ、 64 映
像音声信号I/F回路
Claims (8)
- 【請求項1】映像データファイルをランダムアクセス可
能な記録媒体上で連続するデータのまとまりであるレコ
ードの1つ以上に記録し、該記録されたデータファイル
を再生する第1のデータ記録再生手段と、 音声データファイルをランダムアクセス可能な記録媒体
の1つ以上のレコードとして記録し、該記録されたデー
タファイルを再生する第2のデータ記録再生手段と、 上記記録媒体上に1つ以上のレコードとして記録された
データファイルを、当該データファイルのファイル名と
映像データの先頭レコードのレコードエントリ番号と音
声データの先頭レコードのレコードエントリ番号とを有
するファイルエントリと、当該映像データファイルの各
レコードごとに設けられる、データが連続する次レコー
ドのレコードエントリ番号と当該レコードの記録領域先
頭位置を示す先頭位置データと当該レコードの記録領域
の大きさを示す記録長データと当該レコードが削除可能
かの情報を含む制御フラグとを有する映像データレコー
ドエントリと、当該音声データファイルの各レコードご
とに設けられる、データが連続する次レコードのレコー
ドエントリ番号と当該レコードの記録領域先頭位置を示
す先頭位置データと当該レコードの記録領域の大きさを
示す記録長データと当該レコードが削除可能かの情報を
含む制御フラグとを有する音声データレコードエントリ
と、により管理するデータ管理手段とを有することを特
徴とするデータ記録及び/又は再生装置。 - 【請求項2】上記映像データ記録再生手段の記録媒体に
分散して存在する空き領域を、次の空き領域へのリンク
状態を示すリンクデータと空き領域の先頭位置を示す先
頭位置データと空き領域の大きさを示す領域長データと
を有する映像データの空き領域リストにより管理する映
像データの空き領域管理手段と、 上記音声データ記録再生手段の記録媒体に分散して存在
する空き領域を、次の空き領域へのリンク状態を示すリ
ンクデータと空き領域の先頭位置を示す先頭位置データ
と空き領域の大きさを示す領域長データとを有する音声
データの空き領域リストにより管理する音声データの空
き領域管理手段とを有することを特徴とする請求項1記
載のデータ記録及び/又は再生装置。 - 【請求項3】上記データ管理手段は、少なくとも1つ以
上の上記映像及び/又は音声データファイルの一部分を
指定して仮想的に1つの映像及び/又は音声データファ
イルとなる仮想データファイルを管理することを特徴と
する請求項1記載のデータ記録及び/又は再生装置。 - 【請求項4】上記仮想データファイルは、映像及び/又
は音声データのファイル名と、映像データファイル及び
/又は音声データファイルのそれぞれのファイル内にお
ける再生開始位置及び再生終了位置を有することを特徴
とする請求項3記載のデータ記録及び/又は再生装置。 - 【請求項5】上記データ管理手段は、上記仮想データフ
ァイルを上記ファイルエントリ及び上記レコードエント
リに変換して管理し、上記制御フラグは、上記記録媒体
上に記録されて生成されたデータファイルについては削
除可能とし、上記仮想データファイルについては削除不
可能とすることを特徴とする請求項3記載のデータ記録
及び/又は再生装置。 - 【請求項6】上記仮想データファイルの中で映像や音声
の再生時のレベルを0とするための仮想的なファイルM
UTEを定義し、上記仮想データファイルを上記ファイ
ルエントリ及び上記レコードエントリに変換する際に、
上記ファイルMUTEに対応するレコードエントリを一
つ作成し、上記記録長データの項目に再生レベルを0と
する時間を記述し、上記制御フラグにはMUTEを記述
することを特徴とする請求項5記載のデータ記録及び/
又は再生装置。 - 【請求項7】第1のデータ記録再生手段に対して、映像
データファイルをランダムアクセス可能な記録媒体上で
連続するデータのまとまりであるレコードの1つ以上に
記録し、該記録されたデータファイルを再生し、 第2のデータ記録再生手段に対して、音声データファイ
ルを1つ以上のレコードとしてランダムアクセス可能な
記録媒体に記録し、該記録されたデータファイルを再生
し、 データ管理手段により、上記1つ以上のレコードとして
記録されたデータファイルを、当該データファイルのフ
ァイル名と映像データの先頭レコードのレコードエント
リ番号と音声データの先頭レコードのレコードエントリ
番号とを有するファイルエントリと、当該映像データフ
ァイルの各レコードごとに設けられる、データが連続す
る次レコードのレコードエントリ番号と当該レコードの
記録領域先頭位置を示す先頭位置データと当該レコード
の記録領域の大きさを示す記録長データと当該レコード
が削除可能かの情報を含む制御フラグとを有する映像デ
ータレコードエントリと、当該音声データファイルの各
レコードごとに設けられる、データが連続する次レコー
ドのレコードエントリ番号と当該レコードの記録領域先
頭位置を示す先頭位置データと当該レコードの記録領域
の大きさを示す記録長データと当該レコードが削除可能
かの情報を含む制御フラグとを有する音声データレコー
ドエントリと、により管理することを特徴とするデータ
記録及び/又は再生方法。 - 【請求項8】上記映像データ記録再生手段の記録媒体に
分散して存在する空き領域を、映像データの空き領域管
理手段により、次の空き領域へのリンク状態を示すリン
クデータと空き領域の先頭位置を示す先頭位置データと
空き領域の大きさを示す領域長データとを有する映像デ
ータの空き領域リストにより管理し、 上記音声データ記録再生手段の記録媒体に分散して存在
する空き領域を、音声データの空き領域管理手段によ
り、次の空き領域へのリンク状態を示すリンクデータと
空き領域の先頭位置を示す先頭位置データと空き領域の
大きさを示す領域長データとを有する音声データの空き
領域リストにより管理することを特徴とする請求項7記
載のデータ記録及び/又は再生方法。
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