JP3411815B2 - 回転霧化頭型塗装装置 - Google Patents
回転霧化頭型塗装装置Info
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Description
ール家具等の被塗物を塗装するのに用いて好適な回転霧
化頭型塗装装置に関する。
する塗装装置としては、回転霧化頭型塗装装置が広く用
いられている。そして、従来技術による回転霧化頭型塗
装装置としては、筒状に形成されたカバー内に設けら
れ、回転軸を回転駆動するエアモータと、絶縁性樹脂材
料によって先端が塗料放出端縁となったベル形に形成さ
れ、前記エアモータの前側に位置して前記回転軸に取付
けられた回転霧化頭と、該回転霧化頭の塗料放出端縁の
近傍に位置して前記カバーに設けられ、高電圧発生手段
によって高電圧が印加される外部電極とから構成された
ものが知られている(例えば特開昭62−289254
号公報、特開平8−187453号公報)。
装置のうち、特開平8−187453号公報に示す塗装
装置について図11および図12に基づいて説明する。
すハウジングで、該ハウジング101は絶縁性樹脂材料
によって円筒状に形成されている。また、ハウジング1
01内には、エアモータ102が設けられ、該エアモー
タ102によって回転軸103が高速回転するものであ
る。また、回転軸103は中空の筒状に形成され、該回
転軸103内には塗料通路となるフィードチューブ10
4が挿通されている。
して回転軸103に取付けられた回転霧化頭で、該回転
霧化頭105は絶縁樹脂材料によって先端側に向けて拡
開して延びるカップ状に形成され、回転霧化頭105の
先端側は塗料を放出する塗料放出端縁105Aとなって
いる。
された半導電性材料からなる電極膜で、該電極膜106
は、図12に示すように回転霧化頭105の塗料放出端
縁105Aを取囲むようにリング状に形成されている。
けられたシェーピングエアリングで、シェーピングエア
リング107には複数のエア噴出口108,108,…
が設けられている。そして、各エア噴出口108から噴
出されるシェーピングエアによって、塗料噴霧パターン
が成形されるものである。
外周側に設けられたリング電極で、該リング電極109
は半導電性膜等によって形成されている。そして、リン
グ電極109は、高電圧発生器(図示せず)に接続され
ると共に、該高電圧発生器によって高電圧が供給されて
いる。
は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動に
ついて説明する。
は、エアモータ102にエアを供給し、エアタービン
(図示せず)によって回転軸103と一緒に回転霧化頭
105を高速回転させる。この状態で、フィードチュー
ブ104内に塗料を供給し、該フィードチューブ104
から回転霧化頭105に向けて塗料を供給する。これに
より、回転霧化頭105に供給された塗料は、塗料放出
端縁105Aから塗料粒子として放出される。
リング電極109に供給された高電圧は、回転霧化頭1
05の外周面に形成された電極膜106に供給されると
共に、該電極膜106に供給された高電圧は、塗料放出
端縁105Aから放出される塗料に供給されるから、こ
の塗料放出端縁105Aから噴霧される塗料粒子に高電
圧が印加される。
粒子となり、各エア噴出口108から噴出されるシェー
ピングエアによって微粒化されつつ、アース側に接続さ
れた被塗物と電極膜106との間に形成された電気力線
に沿って飛行し、該被塗物に塗着する。
来技術による回転霧化頭型塗装装置では、回転霧化頭1
05に設けた電極膜106と被塗物との間に形成された
静電界に沿って帯電した塗料粒子を飛行させ、塗料を被
塗物に塗着させている。
5Aを取囲むリング状に形成されているため、電気力線
の密度は、塗料放出端縁105Aの位置で全周に亘って
ほぼ一定で、かつ最大となり、塗料放出端縁105Aの
位置から離間するに従って減少していく。
れる帯電塗料粒子には、高速回転する回転霧化頭105
の遠心力が作用し、回転霧化頭105の径方向外側に向
けて放出される。このとき、電極膜106と被塗物との
間の電気力線によって帯電塗料粒子に作用する力は、電
気力線の密度が低いほど小さくなるから、帯電塗料粒子
が塗料放出端縁105Aから径方向外側に移動するほど
帯電塗料粒子に作用する電気力線の力は低下する。この
ため、回転霧化頭105を高速回転させるほど帯電塗料
粒子が被塗物側に向わず、回転霧化頭105の径方向外
側に飛散して塗着効率が低下するという問題がある。
の全周に亘って一定となっているため、塗料放出端縁1
05Aのいずれの位置で放出された帯電塗料粒子も一様
に径方向外側に飛散し易く、帯電塗料粒子を被塗物に向
けて飛行させる放電指向性が低下するという問題があ
る。
なされたもので、回転霧化頭から放出される塗料の放電
指向性を高め、塗着効率を高めることができる回転霧化
頭型塗装装置を提供することを目的としている。
ために請求項1に記載した発明の構成は、筒状に形成さ
れたカバー内に設けられ、回転軸を回転駆動するエアモ
ータと、絶縁性樹脂材料によって先端が塗料放出端縁と
なったベル形に形成され、前記エアモータの前側に位置
して前記回転軸に取付けられた回転霧化頭と、該回転霧
化頭の塗料放出端縁の近傍に位置して前記カバーに設け
られ、高電圧発生手段によって高電圧が印加される外部
電極と、前記回転霧化頭の塗料放出端縁側に位置して周
方向に間隔をもって配設された複数個の電極片からな
り、前記外部電極の高電圧がこれら各電極片に独立に印
加される独立電極群とからなる。
印加された外部電極を通じて、回転霧化頭の塗料放出端
縁側に設けられた独立電極群の各電極片に独立に高電圧
を供給することができる。そして、回転霧化頭の塗料放
出端縁から放出される塗料を独立電極群の各電極片を通
じて帯電させることができ、電極片を設けない場合に比
して塗料の帯電効率を高めることができる。
にそれぞれ電気力線を集中させ、電極片と被塗物との間
の電気力線の密度を高めることができる。そして、高速
回転する回転霧化頭の塗料放出端縁側から回転霧化頭の
径方向外側に向けて放出された帯電塗料粒子は、電極片
と被塗物との間の高密度の電気力線に引き寄せられつ
つ、高密度の電気力線に沿って被塗物に向けて飛行す
る。
れた帯電塗料粒子を各電極片と被塗物との間の高密度の
電気力線に沿って被塗物に向けて飛行させることがで
き、塗料が被塗物に向って飛行する放電指向性を向上さ
せることができ、塗装の塗着効率を高めることができ
る。
ータの外周を取囲むハウジングと、該ハウジングの前側
に設けられ前記回転霧化頭の塗料放出端縁近傍に向けて
シェーピングエアを噴出するシェーピングエアリングと
から構成し、前記外部電極を、該シェーピングエアリン
グに設けられた針状電極によって形成したことにある。
を通じて回転霧化頭の外周面に設けられた電極片に給電
を行うことができ、この電極片を通じて塗料を帯電させ
ることができる。
電極片を塗料放出端縁側を尖らせて尖端を針状電極部と
して形成したことにある。
部に電気力線を集中させることができ、電極片の針状電
極部と被塗物との間の電気力線の密度をより高めること
ができ、この高密度の電気力線に帯電塗料粒子をより強
く引き寄せることができる。これにより、帯電塗料粒子
を電極片と被塗物との間の高密度の電気力線に沿って被
塗物に向けて飛行させ、放電指向性をより向上させるこ
とができる。
電極片を半導電性樹脂材料を用いた半導電性体によって
形成したことにある。
体からなる電極片の静電容量を小さくすることができ、
電極片に帯電される電荷量を小さくすることができる。
これにより、電極片と被塗物とが接近、接触したとき
に、電極片に帯電された電荷が放電するのを抑制するこ
とができ、放電によって電極片に焼損が生じるのを防止
し、電極片および回転霧化頭の耐久性、信頼性を向上さ
せることができる。
電極片を導電性金属材料を用いた導電性体によって形成
したことにある。
からなる電極片を外部電極によって帯電させることがで
き、該電極片を通じて塗料を帯電させることができると
共に、電極片と被塗物との間に形成された電気力線に沿
って塗料を被塗物に向けて飛行させ、塗着することがで
きる。
電極片を導電性金属線によって形成したことにある。
を外部電極によって帯電させることができ、該電極片を
通じて塗料を帯電させることができると共に、電極片と
被塗物との間に形成された高密度の電気力線に沿って塗
料を被塗物に向けて飛行させ、塗着することができる。
電極片の静電容量を各電極片に帯電した電荷による熱量
が0.24mJよりも小さくなるように設定したことに
ある。
する電荷量を制限することができ、各電極片から被塗物
等のアース物体に向けて火花放電が発生するのを防止す
ることができる。
側を回転霧化頭の塗料放出端縁よりも径方向外側に位置
し、かつ外部電極の先端側は前記回転霧化頭の塗料放出
端縁よりも軸方向後側に位置したことにある。
の先端側と塗料放出端縁との間に空間を形成することが
でき、この空間によって被塗物が回転霧化頭に近接した
ときに外部電極の先端側から被塗物に向けて火花放電が
発生するのを防止することができる。
回転霧化頭型塗装装置を図1ないし図10に基づいて詳
細に説明する。
施の形態による回転霧化頭型塗装装置を示している。
なすカバーで、該カバー1は、ハウジング2とシェーピ
ングエアリング3とから構成されている。そして、ハウ
ジング2は絶縁性樹脂材料(例えば、ポリエチレンテレ
フタレート(PET),ポリアセタール(POM),ポ
リアミド(PA),ポリエチレン(PE),ポリプロピ
レン(PP)等)によって筒状に形成され、その内部に
は後述のエアモータ6が収容されている。
ーピングエアリングを示し、該シェーピングエアリング
3は、絶縁性樹脂材料によって筒状に形成された外側リ
ング3A、内側リング3Bから大略構成されている。そ
して、外側リング3A、内側リング3Bとの間にはエア
チャンバ4が画成されており、該エアチャンバ4には内
側リング3Bに設けられた連通孔3Cを通じてエアが供
給されている。
には、環状のエア噴出孔5が形成されており、該エア噴
出孔5は、エアチャンバ4に供給されたエアをシェーピ
ングエアとして後述する回転霧化頭9の塗料放出端縁1
0D近傍に向けて噴出し、該回転霧化頭9の塗料放出端
縁10Dから噴霧された塗料の噴霧パターンを円形状に
パターン成形するものである。
エアモータで、該エアモータ6は、導電性金属材料によ
って筒状に形成されたモータケース6Aを有し、該モー
タケース6A内に回転自在に支持された後述の回転軸7
を高速回転させるものである。また、モータケース6A
は、後述の高電圧発生器16に接続され、モータケース
6Aには高電圧が印加されている。
軸方向に挿通された中空筒状の回転軸を示し、該回転軸
7は、その基端側がエアタービン(図示せず)に固着さ
れ、先端側がモータケース6A外に突出すると共に、後
述する回転霧化頭9の回転軸取付穴10Fに固着されて
いる。そして、該回転軸7は、エアタービンに駆動エア
を供給しエアタービンを回転駆動することにより、例え
ば5000〜100000rpmの高速で回転駆動され
る。
ドチューブで、該フィードチューブ8の先端側は回転軸
7の先端側から突出している。そして、フィードチュー
ブ8は塗料、溶剤を後述の回転霧化頭9側に向けて吐出
するものである。
霧化頭を示し、該回転霧化頭9は、後述する霧化頭本体
10とハブ部材11とから構成されている。
体で、該回転霧化頭9は絶縁性樹脂材料(例えば、ポリ
エーテルスルホン(PES),ポリフェニレンサルファ
イド(PPS),ポリエーテルイミド(PEI),ポリ
エーテルエーテルケトン(PEEK)等)によって形成
され、前部側が漸次拡開することによって全体としてベ
ル状ないしカップ状に形成されている。
く、前方に向けて拡開して延びるベルカップ部10A
と、該ベルカップ部10Aから後方に延びた取付筒部1
0Bと、前記ベルカップ部10Aの前面側に形成された
塗料薄膜化面10Cと、前記ベルカップ部10Aの先端
側に位置して形成され、該塗料薄膜化面10Cによって
薄膜化された塗料を液糸として放出する塗料放出端縁1
0Dと、塗料薄膜化面10Cに開口したハブ取付段部1
0Eと、回転軸7に取付けるために後面側に開口した回
転軸取付穴10Fとから大略構成されている。
部11Aと該円板部11Aの外周側に立設された筒部1
1Bとから構成され、絶縁性樹脂材料を用いて形成され
ている。そして、筒部11Bはハブ取付段部10Eに固
着されている。
塗料、溶剤を霧化頭本体10の塗料薄膜化面10Cに導
く塗料流通孔としての第1のハブ孔11C,11C,…
が多数設けられ、中央部にはハブ部材11の前面に溶剤
を供給する第2のハブ孔11D,11D,…が複数個設
けられている。
独立電極群で、該独立電極群12は回転霧化頭9の塗料
放出端縁10D側に位置してベルカップ部10Aの外周
面側に設けられている。
に設けられた電極片で、該各電極片13は回転霧化頭9
の塗料放出端縁10D側に位置し、前記塗料薄膜化面1
0Cで薄膜化した塗料に接液する状態で設けられてい
る。ここで、電極片13は、図2に示す如く径方向の対
称位置に例えば36個配設され、回転霧化頭9の周方向
に亘りほぼ等間隔に離間している。そして、電極片13
は、例えば導電性材料を混練したポリエステル、エポキ
シ、フッ素樹脂等からなる半導電性樹脂材料を用いた半
導電性体を膜状に塗布することによって形成されてい
る。
に対向して配設され、各電極片13には針状電極14の
高電圧が別個かつ独立に印加されるものである。そし
て、各電極片13の静電容量Cは、各電極片13に帯電
した電荷の熱量Wが0.24mJ以下となるように設定
されている。
3の先端側に設けられ外部電極としての複数本の針状電
極で、該各針状電極14は例えばピアノ線等の弾性を有
する金属線からなり、針状電極14は図2に示すように
周方向に例えば等間隔となるように6本配設されてい
る。また、針状電極14は、図1に示す如く高抵抗素子
15と共に前記内側リング3Bに保持され、該高抵抗素
子15を介在させてエアモータ6のモータケース6Aに
電気的に接続されている。
ア噴出孔5から回転霧化頭9の塗料放出端縁10D近傍
に向けて突出し、回転軸7の軸方向にほぼ平行に延びて
いる。また、針状電極14の先端部14Aは回転霧化頭
9の塗料放出端縁10Dよりも径方向外側に位置し、先
端部14Aは塗料放出端縁10Dよりも例えば1〜30
mm程度の寸法Aだけ径方向外側に配設されている。さ
らに、針状電極14の先端部14Aは回転霧化頭9の塗
料放出端縁10Dよりも軸方向後側に位置し、先端部1
4Aは塗料放出端縁10Dよりも例えば1〜20mm程
度の寸法Bだけ軸方向後側に配設されている。
6A等を通じて例えば−30〜−120kV程度の高電
圧が印加されている。このため、針状電極14は、その
先端部14Aから回転霧化頭9の前側に配設される被塗
物17に向けて強い静電界を形成する。また、針状電極
14が回転霧化頭9の外周側に設けた独立電極群12の
各電極片13に近接することにより、針状電極14は電
極片13を例えば−30〜−120kV程度の高電圧の
状態に帯電させる。
して各針状電極14にそれぞれ接続された高抵抗素子
で、該各高抵抗素子15の抵抗値Rは、前記各針状電極
14が被塗物17と短絡しても、エアモータ6等に浮遊
容量として蓄えられた電荷が一気に放電するのを抑制す
るのに適した値、例えば106 〜109 Ωの範囲のもの
が用いられる。ここで、高電圧が−30〜−60kV程
度のときには1×106〜1×107 Ωとなるように設
定し、−60〜−120kV程度のときには1×107
〜2×108 Ωとなるように設定することが好ましい。
器で、該高電圧発生器16は図4に示すように商用電源
に接続され、商用電源による電圧を例えば−30〜−1
20kV程度の高電圧に昇圧する。
は、以上の如き構成を有するもので、次に、その作動に
ついて説明する。
合には、エアモータ6にエアを供給し、エアタービン
(図示せず)によって回転軸7と一緒に回転霧化頭9を
高速回転させる。この状態で、フィードチューブ8内に
塗料を供給し、該フィードチューブ8から回転霧化頭9
に向けて塗料を供給する。このとき、塗料は第1のハブ
孔11Cから回転霧化頭9の塗料薄膜化面10Cに供給
され、該塗料は塗料薄膜化面10Cで薄膜化される。そ
して、塗料薄膜化面10Cで薄膜化された塗料は、塗料
放出端縁10Dから液糸として放出され、この液糸は塗
料粒子として噴霧される。
電極14は、高電圧発生器16によって高電圧が印加さ
れている。このため、針状電極14は、その先端部14
Aから回転霧化頭9の前側に配設される被塗物17に向
けて強い静電界を形成する。そして、回転霧化頭9の塗
料放出端縁10Dから放出された塗料粒子は、この強い
静電界を通過することによって、間接的に帯電する。
ェーピングエアリング3の針状電極14に近接すること
により、これら各電極片13は高電圧の状態に帯電す
る。そして、塗料放出端縁10Dから放出される塗料に
は、これらの電極片13を通じて高電圧が印加される。
これにより、塗料粒子は独立電極群12の各電極片13
によって直接的に帯電し、帯電塗料粒子として噴霧され
る。
塗物17との間には静電界が形成されると共に、独立電
極群12の各電極片13と被塗物17との間には静電界
が形成される。
ピングエアリング3のエア噴出孔5から噴出されるシェ
ーピングエアによって微粒化されつつ、アース側に接続
された被塗物17と各針状電極14との間に形成された
電気力線に沿って飛行すると共に、独立電極群12の各
電極片13との間に形成された電気力線に沿って飛行
し、該被塗物17に塗着する。
の塗料放出端縁10D側に複数の電極片13からなる独
立電極群12を配設したから、高電圧が印加された針状
電極14の先端部14Aを通じて、各電極片13にそれ
ぞれ独立して高電圧が供給される。これにより、塗料放
出端縁10D側の塗料は電極片13を通じて帯電し、帯
電塗料粒子として回転霧化頭9の塗料放出端縁10Dか
ら放出する。
の電極片13がそれぞれ針状電極として作用し、高電圧
が印加された電極片13に電気力線が集中するから、電
極片13と被塗物17との間の電気力線の密度を高める
ことができる。そして、高速回転する回転霧化頭9の塗
料放出端縁10D側から回転霧化頭9の径方向外側に向
けて放出された帯電塗料粒子は、電極片13と被塗物1
7との間の高密度の電気力線に引き寄せられつつ、高密
度の電気力線に沿って被塗物17に向けて飛行する。
被塗物17との間の電気力線に沿って被塗物17に向け
て飛行させるとき、該帯電塗料粒子が被塗物17に向っ
て飛行する放電指向性を向上させることができ、塗装の
塗着効率を高めることができる。
霧化頭9に異常接近すると、これら被塗物17と回転霧
化頭9とが短絡現象を起こし、針状電極14から独立電
極群12の電極片13を通じて被塗物17に向けて電流
iが流れる。この短絡現象が生じたとき、各針状電極1
4の先端部14Aの電圧Vt は、高電圧発生器16によ
る電圧Vs よりも高抵抗素子15によって電圧降下す
る。このため、針状電極14の先端部14Aの電圧Vt
には、以下の数1の関係が成り立つ。
電圧は、各針状電極14の先端部14Aの電圧Vt とほ
ぼ同じ値となっている。このため、各電極片13が電圧
Vtの状態に帯電したときには、各電極片13の着火エ
ネルギ(熱量W)は、各電極片13の静電容量Cを用い
て以下の数2のように表わすことができる。
ンナは、その着火エネルギが0.24mJを越えたとき
に着火することが知られている。しかし、被塗物17と
回転霧化頭9との距離Lが通常の塗装距離、例えば30
0mm前後離間しているときには、被塗物17と回転霧
化頭9との間の空間によって、被塗物17と回転霧化頭
9との間に短絡現象(火花放電)が発生することはな
く、シンナ等の溶剤が着火することはない。
絡現象が発生するときの電極片13の電圧を基準に設定
される。例えば、高電圧発生器16による電圧Vs が−
90kV、高抵抗素子15の抵抗値Rが200MΩ、電
流iが200μAとしたときには、各電極片13の電圧
となる各針状電極14の先端部14Aの電圧Vt は−5
0kVとなるから、各電極片13の静電容量Cは例えば
0.19pF程度以下に設定されるものである。なお、
各電極片13を電線と仮定すると、各電極片13の静電
容量Cの値は、例えば直径0.2mm×長さ10mm程
度の電線が持つ静電容量と同じ値に相当する。
によって被塗物17等のアース物体に向けて火花放電が
生じるを確実に防止でき、各電極片13の焼損を防ぎ、
当該回転霧化頭塗装装置の信頼性を向上させることがで
きる。
化頭9の塗料放出端縁10D側に多数の電極片13から
なる独立電極群12を設けたから、針状電極14の高電
圧を各電極片13に独立に印加することができ、各電極
片13を針状電極として作用させることができる。この
ため、電極片13を通じて塗料を帯電させて、帯電塗料
粒子として塗料放出端縁10Dから放出することができ
ると共に、この帯電塗料粒子を電極片13と被塗物17
との間に形成される高密度の電気力線に引き寄せつつ、
この高密度の電気力線に沿って被塗物17に向けて飛行
させることができる。
の径方向外側に飛散するのを防止でき、放電指向性を向
上させることができると共に、塗料が被塗物17に塗着
する塗着効率を高めることができる。
成したから、半導電性体からなる電極片13の静電容量
をより小さくすることができ、電極片13に帯電される
電荷量を小さくすることができる。これにより、電極片
13と被塗物17とが異常接近したときに、電極片13
に帯電された電荷が放電するのを抑制することができ、
放電によって電極片13に焼損が生じるのを防止し、電
極片13および回転霧化頭9の耐久性、信頼性を向上さ
せることができる。
状電極14を設けたから、針状電極14を通じて回転霧
化頭9の塗料放出端縁10D側に設けた独立電極群12
の各電極片13にそれぞれ独立に高電圧を印加すること
できる。また、針状電極14によって塗料放出端縁10
Dから放出される塗料粒子を間接的に帯電させることが
できると共に、この帯電塗料粒子を針状電極14と被塗
物17との間に形成された電気力線に沿って飛行させる
ことができる。これにより、放電指向性をより向上させ
ることができる。
極片13に帯電した電荷の熱量Wが0.24mJ以下と
なるように設定したから、各電極片13に帯電した電荷
によって被塗物17に向けて火花放電が生じるを確実に
防止でき、各電極片13の焼損を防ぎ、当該回転霧化頭
塗装装置の信頼性を向上させることができる。
霧化頭9の塗料放出端縁10Dよりも径方向外側に位置
し、かつ先端部14Aは塗料放出端縁10Dよりも軸方
向後側に配設したから、先端部14Aと塗料放出端縁1
0Dとの間に空間が形成することができる。このため、
この空間によって、被塗物17が回転霧化頭9に近接し
たときに針状電極14から被塗物17に向けて火花放電
が発生するのを防止でき、回転霧化頭塗装装置の信頼性
を向上させることができる。
示すに、本実施の形態の特徴は、回転霧化頭9の塗料放
出端縁10D側に設けた独立電極群21の各電極片22
を導電性金属材料からなる導電性体によって形成したこ
とにある。なお、本実施の形態では前記第1の実施の形
態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
独立電極群で、該独立電極群21は回転霧化頭9の塗料
放出端縁10D側に位置してベルカップ部10Aの外周
面側に設けられている。
よる電極片13と同様に、回転霧化頭9に固着された電
極片で、該電極片22は回転霧化頭9の周方向に間隔を
もって例えば36個配設されている。そして、電極片2
2は、例えばアルミニウム等の導電性金属材料からなる
導電性体を蒸着等することによってベルカップ部10A
の外周面側に形成され、塗料薄膜化面10Cで薄膜化し
た塗料に接液可能となっている。
の形態による電極片13のように半導電性体で形成した
場合に比べて大きくなる傾向があるため、電極片22の
面積は比較的小さくなっており、電極片22の静電容量
は第1の実施の形態による電極片13の静電容量と同程
度になっている。
形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様
の作用効果を得ることができる。また、電極片22の面
積を比較的小さくすることによって、電極片22に帯電
する電荷量を第1の実施の形態による電極片13の電荷
量と同程度としたから、被塗物が回転霧化頭9に異常接
近したとき等に電極片22から火花放電が生じるのを防
止することができる。
施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、回転霧化頭
9の塗料放出端縁10D側に設けた独立電極群31の電
極片32を塗料放出端縁10D側を尖らせて形成したこ
とにある。なお、本実施の形態では前記第1の実施の形
態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
独立電極群で、該独立電極群31は回転霧化頭9の塗料
放出端縁10D側に位置してベルカップ部10Aの外周
面側に設けられている。
よる電極片13と同様に、回転霧化頭9のベルカップ部
10Aに固着された電極片で、該電極片32は回転霧化
頭9の周方向に間隔をもって例えば36個配設されてい
る。そして、電極片32は回転霧化頭9の外周面に半導
電性体を塗着することによって形成され、塗料薄膜化面
10Cで薄膜化した塗料に接液可能となっている。
を尖らせた略三角形状に形成され、その尖端は針状電極
部32Aとなっている。
形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様
の作用効果を得ることができる。しかし、本実施の形態
による電極片32は塗料放出端縁10D側に針状電極部
32Aが形成されているから、電極片32のうち針状電
極部32Aに電気力線をより集中させることができる。
間の電気力線の密度をより高めることができ、帯電塗料
粒子を針状電極部32Aと被塗物との間に形成される高
密度の電気力線に沿って飛行させて、放電指向性を向上
させることができる。
施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、回転霧化頭
の塗料放出端縁側に設けた独立電極群の電極片を導電性
金属線によって形成したことにある。なお、本実施の形
態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
該回転霧化頭41は第1の実施の形態の回転霧化頭9と
同様に、霧化頭本体42とハブ部材43とから構成され
ている。
形態の霧化頭本体10と同様にベルカップ部42Aと取
付筒部42Bとからなり、その前面側が塗料薄膜化面4
2Cとなると共に、ベルカップ部42Aの先端側が塗料
放出端縁42Dとなっている。また、霧化頭本体42に
はハブ取付段部42Eおよび回転軸取付穴42Fが設け
られている。
態によるハブ部材11と同様に、円板部43Aと筒部4
3Bとから構成され、該ハブ部材43はハブ取付段部4
2Eに固着されている。また、ハブ部材43の円板部4
3Aには第1,第2のハブ孔43C,43D,…が複数
個設けられている。
独立電極群で、該独立電極群44は回転霧化頭41の塗
料放出端縁42D側に設けられている。
出端縁42D側に配設された電極片で、該電極片45は
回転霧化頭41の周方向に間隔をもって例えば36個配
設されている。そして、電極片42は、例えばピアノ線
等に導電性金属線からなり、回転霧化頭41のベルカッ
プ部42Aの外周面側に位置して塗料放出端縁42D側
に埋設されると共に、塗料薄膜化面42Cで薄膜化した
塗料に接液可能となっている。
形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様
の作用効果を得ることができる。しかし、本実施の形態
による電極片45をピアノ線等によって形成したから、
電極片45の先端を細くすることができ、電極片45の
うち塗料放出端縁42D側の先端に電気力線を集中させ
ることができる。これにより、電極片45と被塗物との
間に形成される高密度の電気力線に帯電塗料粒子をより
強く引き寄せつつ塗料粒子を被塗物に向けて飛行させる
ことができる。
したから、回転霧化頭41を樹脂成形するときに、電極
片45を固定することができ、回転霧化頭41の成形後
に半導電性体等を塗布する場合に比べて、製造工程を簡
略化し、製造コストを低減することができる。
を示すに、本実施の形態の特徴は、外部電極をリング電
極によって構成したことにある。なお、本実施の形態で
は前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
バー51はエアモータ6を収容するハウジング52とシ
ェーピングエアリング53によって構成されている。そ
して、シェーピングエアリング53には複数のエア噴出
孔53A,53A,…が設けられ、各エア噴出孔53A
からはシェーピングエアが噴出されるものである。
側に設けられたリング電極で、該リング電極54は半導
電性体を膜状に塗布膜することによって形成されてい
る。そして、リング電極54は、高電圧発生器(図示せ
ず)に接続されると共に、該高電圧発生器によって高電
圧が供給されている。
で、該回転霧化頭55は絶縁樹脂材料によって先端側に
向けて拡開して延びるカップ状のベル形に形成されてい
る。該回転霧化頭55は霧化頭本体56、リム部材57
およびハブ部材58により構成されている。
拡開して延びるベルカップ部56Aと、該ベルカップ部
56Aから後方に延びた取付筒部56Bと、前記ベルカ
ップ部56Aの前面側に形成された塗料薄膜化面56C
と、前記ベルカップ部56Aの先端側に位置して形成さ
れ、該塗料薄膜化面56Cによって薄膜化された塗料を
液糸として放出する塗料放出端縁56Dと、塗料薄膜化
面56Cに開口したハブ取付段部56Eと、回転軸7に
取付けるために、該ハブ取付段部56Eと同軸に形成さ
れ後面側に開口した回転軸取付穴56Fと、リム部材5
7を取付けるために、該回転軸取付穴56Fとハブ取付
段部56Eとの軸方向中間に形成されたリム取付部56
Gとから大略構成されている。
性樹脂材料を用いて筒状に形成され、該リム部材57の
内周側にはフィードチューブ8を挿通するための挿通穴
57Aが設けられている。そして、リム部材57はリム
取付部56Gに固着されている。
の実施の形態によるハブ部材11と同様に、円板部58
Aと筒部58Bとから構成され、該ハブ部材58はハブ
取付段部56Eに固着されている。また、ハブ部材58
の円板部58Aには第1,第2のハブ孔58C,58
D,…が複数個設けられている。
独立電極群で、該独立電極群59は回転霧化頭55の塗
料放出端縁56D側に位置してベルカップ部56Aの外
周面側に設けられている。
よる電極片13と同様に、回転霧化頭55に固着された
電極片で、該電極片60は回転霧化頭55の周方向に間
隔をもって例えば36個配設されている。そして、電極
片60は、第1の実施の形態による電極片13と同様に
半導電性体を塗布することによってベルカップ部56A
の外周面側に形成されると共に、塗料薄膜化面56Cで
薄膜化した塗料に接液可能となっている。
形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様
の作用効果を得ることができる。
9(41,55)の塗料放出端縁10D(42D,56
D)側に36個の電極片13(22,32,45,6
0)を設けるものとしたが、本発明はこれに限らず、例
えば電極片を2個以上15個以下または37個以上設け
る構成としてもよい。
4を6本設ける構成としたが、例えば針状電極を1本以
上5本以下または7本以上設ける構成としてもよい。
は、各針状電極14をシェーピングエアリング3のエア
噴出孔5を利用して突出する構成としたが、本発明はこ
の配置に限定されるものではなく、エア噴出孔5を利用
せず、該エア噴出孔5と別個の位置で外側リング3Aか
ら突出させてもよい。
は、各針状電極14にそれぞれ高抵抗素子15を接続し
て設けたが、1個の高抵抗素子15から複数本の針状電
極を分岐して設けるようにしてもよい。
れば、回転霧化頭の塗料放出端縁側に複数の電極片から
なる独立電極群を設けたから、針状電極の高電圧を各電
極片に独立に印加することができ、各電極片を針状電極
として作用させることができる。このため、電極片を通
じて塗料を帯電させて、帯電塗料粒子として塗料放出端
縁から放出することができると共に、この帯電塗料粒子
を電極片と被塗物との間に形成される高密度の電気力線
に引き寄せつつ、この高密度の電気力線に沿って被塗物
に向けて飛行させることができる。このため、帯電塗料
粒子の放電指向性を向上させることができると共に、塗
料が被塗物に塗着する塗着効率を高めることができる。
側でそれぞれ間隔をもって複数個設けたから、複数個の
電極片にそれぞれ独立して外部電極の高電圧を印加する
ことができると共に、各電極片に電気力線を集中させる
ことができる。
ングエアリングに針状電極を設けたから、針状電極を通
じて回転霧化頭の塗料放出端縁側に設けた各電極片にそ
れぞれ独立して高電圧を印加することできる。また、針
状電極によって塗料放出端縁から放出される塗料粒子を
間接的に帯電させることができると共に、この帯電塗料
粒子を針状電極と被塗物との間に形成された電気力線に
沿って飛行させることができる。これにより、放電指向
性をより向上させることができる。
塗料放出端縁側を尖らせて形成し、その尖端を針状電極
部としたから、電極片のうち針状電極部に電気力線を集
中させることができる。このため、電極片の針状電極部
と被塗物との間に高密度の電気力線を形成することがで
き、この高密度の電気力線に帯電塗料粒子をより強く引
き寄せつつ、帯電塗料粒子を被塗物に向けて飛行させる
ことができる。
半導電性体によって形成したから、半導電性体からなる
電極片の静電容量をより小さくすることができ、電極片
に帯電される電荷量を小さくすることができる。このた
め、電極片と被塗物とが異常接近したときに、電極片に
帯電された電荷が放電するのを抑制することができ、放
電によって電極片に焼損が生じるのを防止し、電極片お
よび回転霧化頭の耐久性、信頼性を向上させることがで
きる。
導電性体によって形成したから、導電性体からなる電極
片を帯電させることができ、該電極片を通じて塗料を帯
電させることができると共に、電極片と被塗物との間に
形成された電気力線に沿って塗料を被塗物に向けて飛行
させ、塗着することができる。
導電性金属線によって形成したから、電極片の先端を細
くすることができ、電極片の先端に電気力線を集中させ
ることができる。これにより、電極片の先端と被塗物と
の間に高密度の電気力線に帯電塗料粒子をより強く引き
寄せつつ、帯電塗料粒子を被塗物に向けて飛行させるこ
とができる。
の静電容量を各電極片に帯電した電荷の熱量が0.24
mJ以下となるように設定したから、各電極片に帯電し
た電荷によって被塗物等のアース物体に向けて火花放電
が生じるを確実に防止でき、各電極片の焼損を防ぎ、当
該回転霧化頭塗装装置の信頼性を向上させることができ
る。
の先端側は回転霧化頭の塗料放出端縁よりも径方向外側
に位置し、かつ塗料放出端縁よりも軸方向後側に配設し
たから、外部電極の先端側と塗料放出端縁との間に空間
が形成することができる。このため、この空間によっ
て、被塗物が回転霧化頭に近接したときに外部電極から
被塗物に向けて火花放電が発生するのを防止でき、回転
霧化頭塗装装置の信頼性を向上させることができる。
塗装装置を示す縦断面図である。
ング等を示す正面図である。
の電気系統を示す説明図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
面図である。
置を示す縦断面図である。
縦断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 筒状に形成されたカバー内に設けられ、
回転軸を回転駆動するエアモータと、絶縁性樹脂材料に
よって先端が塗料放出端縁となったベル形に形成され、
前記エアモータの前側に位置して前記回転軸に取付けら
れた回転霧化頭と、該回転霧化頭の塗料放出端縁の近傍
に位置して前記カバーに設けられ、高電圧発生手段によ
って高電圧が印加される外部電極と、前記回転霧化頭の
塗料放出端縁側に位置して周方向に間隔をもって配設さ
れた複数個の電極片からなり、前記外部電極の高電圧が
これら各電極片に独立に印加される独立電極群とから構
成してなる回転霧化頭型塗装装置。 - 【請求項2】 前記カバーは前記モータの外周を取囲む
ハウジングと、該ハウジングの前側に設けられ前記回転
霧化頭の塗料放出端縁近傍に向けてシェーピングエアを
噴出するシェーピングエアリングとから構成し、 前記外部電極は、該シェーピングエアリングに設けられ
た針状電極によって形成してなる請求項1に記載の回転
霧化頭型塗装装置。 - 【請求項3】 前記独立電極群の各電極片は、塗料放出
端縁側を尖らせて尖端を針状電極部として形成してなる
請求項1または2に記載の回転霧化頭型塗装装置。 - 【請求項4】 前記独立電極群の各電極片は、半導電性
樹脂材料を用いた半導電性体によって形成してなる請求
項1,2または3に記載の回転霧化頭型塗装装置。 - 【請求項5】 前記独立電極群の各電極片は、導電性金
属材料を用いた導電性体によって形成してなる請求項
1,2または3に記載の回転霧化頭型塗装装置。 - 【請求項6】 前記独立電極群の各電極片は、導電性金
属線によって形成してなる請求項1,2または3に記載
の回転霧化頭型塗装装置。 - 【請求項7】 前記独立電極群の各電極片の静電容量
は、各電極片に帯電した電荷による熱量が0.24mJ
よりも小さくなるように設定してなる請求項1,2,
3,4,5または6に記載の回転霧化頭型塗装装置。 - 【請求項8】 前記外部電極の先端側は前記回転霧化頭
の塗料放出端縁よりも径方向外側に位置し、かつ前記外
部電極の先端側は前記回転霧化頭の塗料放出端縁よりも
軸方向後側に位置してなる請求項1,2,3,4,5,
6または7に記載の回転霧化頭型塗装装置。
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