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JP3488170B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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Publication number
JP3488170B2
JP3488170B2 JP2000078728A JP2000078728A JP3488170B2 JP 3488170 B2 JP3488170 B2 JP 3488170B2 JP 2000078728 A JP2000078728 A JP 2000078728A JP 2000078728 A JP2000078728 A JP 2000078728A JP 3488170 B2 JP3488170 B2 JP 3488170B2
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tube
endoscope
water
pipe
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観 内藤
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Olympus Corp
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00131Accessories for endoscopes
    • A61B1/00137End pieces at either end of the endoscope, e.g. caps, seals or forceps plugs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00131Accessories for endoscopes
    • A61B1/0014Fastening element for attaching accessories to the outside of an endoscope, e.g. clips, clamps or bands
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/012Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor characterised by internal passages or accessories therefor
    • A61B1/015Control of fluid supply or evacuation

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  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前方送水管路,
送気送水管路,吸引管路及び送気管路等の管路を備えた
内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に送気送水機能を備えた内視鏡は,
例えば特開平4‐307022号公報に示すように,内
視鏡の挿入部先端には観察窓に向けた送水ノズルが設け
られており、観察窓の表面が汚れたとき、光源装置に内
蔵されたポンプの圧力によって送水ノズルから観察窓の
表面に水を噴き付け、観察窓の表面の汚れを洗い落とす
ようにしている。
【0003】また,体腔内の観察時に,体腔内に観察の
妨げになる汚物,粘液等が存在する場合,これらを体腔
外に吸引排除する吸引機能を備えた内視鏡は,例えば,
特開平3‐99627号公報で知られている。
【0004】さらに,例えば大腸内のように観察目標に
汚物等が付着している場合,これを排除することができ
る前方送水機能を備えた内視鏡は,例えば,特願平11
−245663号として既に出願されている。この内視
鏡には,挿入部先端に前方に向けて開口した前方送水口
を有する前方送水管路を有しており,前方送水口から洗
浄水を強力に噴射させて強く付着している汚物等を洗い
落とすようにしている。この場合の送水は、ポンプから
前方送水口に通じる送水管路を介して送水したり,送水
管路の入口に注射器のような手動の送水器具を接続して
送水を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで,前述したよ
うに、送気送水機能,前方送水機能及び吸引機能を備え
た内視鏡は,挿入部の先端部から操作部を経てユニバー
サルコードの先端部まで連通した管路を備えている。こ
の管路は,テフロン等の1本のチューブによって形成さ
れている。
【0006】このチューブは,内視鏡の種類によって異
なるが,2000mm〜5000mmの長さを有し、内
視鏡の組立て時に,チューブを挿入部の先端構成部に接
続した後,挿入部の先端部側から順次挿入部に内装し,
操作部を経てユニバーサルコードに内装している。内視
鏡の組立ては組立てライン上で行なわれるが,組立て途
中においては,前述のように長いチューブが露出した状
態であり,チューブが絡んで組立て作業に支障を来たし
たり,他の部材と干渉してチューブに損傷を与える虞が
ある。
【0007】また,内視鏡の使用中あるいは洗浄中にチ
ューブが破損した場合には,チューブを新しいものと交
換する必要があるが,その場合,1本のチューブによっ
て管路が形成されているため,内視鏡全体を分解してチ
ューブを交換する必要があり,修理に多くの労力を費や
している。
【0008】この発明は,前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、内視鏡の組立て作業
性の向上と修理が簡単に行うことができる内視鏡を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、挿入部の先端部から操作
部を経て連通し、前記挿入部の先端部と前記操作部より
コネクタ側に開口部を有し、内装されるチューブによっ
て構成される管路を設けた内視鏡において、前記管路
構成するチューブを途中で分割可能に接続したことを特
徴とする。
【0010】請求項2は、請求項1の前記管路を構成す
るチューブは,抜取り可能なように内視鏡に内装されて
いることを特徴とする。
【0011】請求項3は、請求項1または2の前記管路
を構成するチューブを、操作部内の接続部で分割可能に
接続したことを特徴とする。請求項4は、請求項1〜3
のいずれかに記載の前記管路は,前方送水管路,送気送
水管路,吸引管路,送気管路のいずれかであることを特
徴とする。
【0012】前記構成によれば,管路を挿入部及び操作
部よりコネクタ側にそれぞれ内装した後,その管路を例
えば操作部で接続することにより、前方送水管路,送気
送水管路,吸引管路,送気管路等を構成することがで
き,また管路が損傷した場合には,その損傷した管路の
みを交換することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0014】図1〜図8は第1の実施形態を示し,図1
は内視鏡システムの全体構成図である。図1に示すよう
に,内視鏡1は、操作部2、挿入部3及びユニバーサル
コード(ライトガイドケーブル)4とから構成されてい
る。挿入部3は可撓管6と湾曲管7と先端構成部8を順
次連結して構成されている。
【0015】先端構成部8には,図2で示すように、観
察窓9、照明窓10、後述する送気送水管路に通じる送
気送水ノズル11、処置具挿通用チャンネルに通じる先
端開口12、後述する前方送水管路に通じて前方に向け
て開口する開口部としての前方送水口13が形成されて
いる。
【0016】図1に示すように,操作部2には挿入部3
の湾曲管7を上下/左右方向に湾曲させるための湾曲操
作ノブ部14、送気送水管路を通じて送気送水ノズル1
1から観察窓9の外表面に水や空気等の流体を噴き付け
てその外表面の清掃を行うことを選択的する操作を行う
送気送水ボタン15、処置具挿通用チャンネルを通じて
体腔内の粘液等を吸引して回収するための吸引操作ボタ
ン16、処置具挿通用チャンネルに通じる挿入口部1
7、スイッチ操作部18等が配設されている。
【0017】前記ユニバーサルコード4の延出先端部に
は開口部としてのコネクタ19が設けられている。この
コネクタ19は外部装置の一つである光源装置20に接
続される。外部装置としては、この他に、画像処理装置
(ビデオプロセッサー)21、モニター22、入力用キ
ーボード23、ローラポンプからなる送水ポンプ装置2
4、水タンク25(または色素タンク)、VTR26、
図示しない吸引ポンプ装置等の機器があり、これらの機
器はキャリア付きの棚(トロリー)27に設置されてい
る。
【0018】前記コネクタ19には光源装置20に接続
するためのライトガイド管や電気接点部、画像処理装置
(ビデオプロセッサー)21に接続するコード28の電
気コネクタ29を接続する接続部30や図示しない送気
口金及び送水口金等の多数の機能が設けられている。
【0019】図3で示すように,内視鏡1の挿入部3,
操作部2及びユニバーサルコード4には前方送水管路を
形成する送水チューブ31a,31bが内装されてい
る。送水チューブ31a,31bは,例えば内径φ1.
5mm前後の可撓性を有するテフロンチューブであり、
操作部2内の後述する接続部材32で接続されて全長が
4000mm前後に形成されている。
【0020】前記挿入部3に内装されている送水チュー
ブ31aの先端部は,図4に示すように前方送水口13
に接続されている。すなわち,先端構成部8の硬質部3
3には前方送水口13と同心的にパイプ34の先端部が
接続されており,このパイプ34の後端部には送水チュ
ーブ31aの先端部が嵌合接続されている。
【0021】ここで,パイプ34の内径φ=a,送水チ
ューブ31aの内径φ=bとすると,a<bの関係にあ
り,送水チューブ31aを介して送水された水がパイプ
34によって勢いを増し,前方送水口13から送水され
るようになっている。なお,35は前方送水口13及び
パイプ34の内部を清掃するための洗浄ブラシであり,
取手36を有するブラシ棒37の先端部にはブラシ毛3
8が設けられている。このブラシ棒37の長さL
先端構成部8の湾曲しない硬質部の長さLよりやや短
く形成され,前方送水口13の先端から挿入して前方送
水口13及びパイプ34の内部を清掃できるようになっ
ている。
【0022】また,湾曲管7を構成する湾曲駒39の外
周はブレード40を介してゴム層41によって被覆され
ており,硬質部33の外周は絶縁カバー42によって被
覆されている。
【0023】前記ユニバーサルコード4に内装された送
水チューブ31bの端部は,図3に示すように,コネク
タ19に接続されている。すなわち,図6に示すよう
に,送水チューブ31bは,硬質のパイプ46を介して
接続された送水口47が設けられている。この送水口4
7はコネクタ19の外装部材48を貫通してその外装部
材48に取り付けられた口金49を有してなり、口金4
9は外装部材48に対して気密・液密的に取り付けられ
ている。口金49の露出先端部外周には後述するアダプ
ター用チューブ50の第1コネクタ50aをねじ込んで
接続するための雄ねじ部51が設けられている。
【0024】口金49にはその口部を閉止するキャップ
52が設けられている。キャップ52は舌片53を介し
て口金49に接続されている。キャップ52と舌片53
は弾性部材によって一体に成形されている。そして、内
視鏡1の口金49にアダプター用チューブ50を接続し
ないときには、その口金49にキャップ52を被嵌して
その口金49の口部を封止するようになっている。
【0025】また,図1に示すように,内視鏡1の前方
送水管路に流体を送り込むときには、口金49にはアダ
プター用チューブ50を介して流体の供給源が接続され
る。ここで、流体の供給源としては手動の送水器具とし
て、例えば、シリンジ55があり、また、自動の送水器
具としては送水ポンプ装置24が用意されている。送水
ポンプ装置24には可撓性の供給チューブ56が接続さ
れ、この供給チューブ56の先端には差込みコネクタ5
7が設けられ、この差込みコネクタ57をアダプター用
チューブ50の第2コネクタ50bに接続するようにな
っている。
【0026】さらに,図7に示すように,コネクタ19
の外壁に設けられた口金49は吸引口金59と突出方向
が同一で、略並列に並んで設けられる。口金49と吸引
口金59の間には突起からなるガード部60が設けられ
ている。ガード部60の高さh1は口金49の高さh2
とh1>h2なる関係に設定されている。このため、図
示しない吸引源からのチューブを吸引口金59に着脱す
る際にはガード部60により口金49の雄ねじ部51に
手指が触れることがない。
【0027】また,図8に示すように,アダプター用チ
ューブ50の第1コネクタ50aは,高さh3を有し,
この第1コネクタ50aの高さh3とガード部60の高
さh1は,h3>h1なる関係に設定されている。従っ
て,第1コネクタ50aを口金49に対して着脱する際
に,ガード部60が邪魔になることはない。
【0028】次に,前記挿入部3に内装された送水チュ
ーブ31aとユニバーサルコード4に内装された送水チ
ューブ31bとを操作部2内の接続する接続部材32に
ついて説明すると,図5に示すように構成されている。
【0029】金属等によって形成された接続口金61の
内部には送水通路61aが設けられ,外周部には雄ねじ
部61bが設けられている。この接続口金61の一端部
にはテーパ部62が設けられ,他端部には接続管部63
が設けられている。テーパ部62には内周面にテーパを
有するテーパ管64が嵌合され,接続口金61にはテー
パ管64と係合し,かつ雄ねじ部61bと螺合する締付
けナット65が嵌合されている。
【0030】従って,前述のように構成された接続部材
32を用いて送水チューブ31aと31bとを接続する
場合には,接続口金61のテーパ部62に一方の送水チ
ューブ31aの基端部を嵌合し、その送水チューブ31
aの外周にテーパ管64を嵌合する。そして、締付けナ
ット65を雄ねじ部61bに締付けると,締付けナット
65によってテーパ管64がテーパ部62の外径部側に
引き寄せられ,送水チューブ31aが締付けられて固定
される。また,接続口金61の接続管部63に他方の送
水チューブ31bの基端部を嵌合し,必要に応じて接着
剤等によって固定することにより,送水チューブ31a
と31bとを接続することができる。
【0031】従って,内視鏡1の組立て時に挿入部3に
送水チューブ31aを内装し,ユニバーサルコード4に
送水チューブ31bを内装した状態で,これら送水チュ
ーブ31a,31bを操作部2内で接続部材32を介し
て分割可能に接続することができる。さらに,内視鏡1
の組立て時に長尺の送水チューブ31a、31bが内視
鏡1から長く導出して絡み合ったり,他の部材と干渉す
ることはなく,組立て作業性の向上が図れる。
【0032】また,内視鏡1を長期間使用し,送水チュ
ーブ31aが損傷して交換する必要が生じた場合には,
操作部2のケーシングを開放し,接続部材32の締付け
ナット65を緩めることにより、接続部材32の送水チ
ューブ31aをテーパ部62から抜き取ることができ
。従って,損傷した送水チューブ31aを挿入部3か
ら抜き取って新しい送水チューブ31aに交換する作業
送水チューブ31bを交換する必要がなく短時間に簡
単に行えるという効果がある。
【0033】また、送水チューブ31bが損傷した場合
も同様に、送水チューブ31bを接続口金61を接続し
た部組のみ交換することで、送水チューブ31aを交換
する必要が無い。
【0034】また,操作部2の内部のフレーム66には
ユニバーサルコード4を接続する接続環67がビス68
によって固定され,送水チューブ31bは操作部2の内
部で湾曲されて接続環67を介してユニバーサルコード
4に挿通されている。そして,送水チューブ31bの操
作部2内における湾曲の曲率半径Rは17mm以上に設
定され,送水チューブ31bの潰れを防止している。
【0035】本実施形態における送水チューブ31a、
31bは,内径φ1.5mm,全長4000mmであ
り,シリンジ55で送水する時は,シリコンチューブか
らなるアダプター用チューブ50を内径φ1.2mm,
長さ300mmとすると,送水チューブ31a、31b
の管路容積は約7.1ccとなる。例えば,10ccの
シリンジ55を使用しても,1回の送水で確実に送水で
きる。また,送水し始めてから水が出るまでのタイムラ
グが少ないという効果がある。
【0036】送水ポンプ装置24で送水するときは,送
水ポンプ装置24の送水量を上げると,圧力が高くな
り,シリコンチューブからなるアダプター用チューブ5
0や供給チューブ56が膨らんでしまうため,スイッチ
をオフにしても膨らんだチューブがしぼむまで時間がか
かり、スイッチをオフにしてから送水が終わるまでのタ
イムラグが生じる。送水ポンプ装置24はローラーポン
プであるため供給チューブ56はある程度の弾性を有す
る必要がある。
【0037】そこで,本実施形態においては,アダプタ
ー用チューブ50は,内径φ2.5mm,肉厚3mm,
長さ1200mm,ゴム硬度(JIS A硬度)70度
の硬く肉厚のものを使用している。従って,アダプター
用チューブ50は,硬く肉厚のため,送水圧力が高くな
っても膨らまないため,前述のようなタイムラグが生じ
ることはないという効果がある。
【0038】また,内視鏡1の挿入部3の有効長や外径
の仕様を考えると,送水チューブ31a、31bの長さ
や内径も変わってくる。使用する内視鏡1や送水方法
(シリンジ55か送水ポンプ装置24)によってアダプ
ター用チューブ50を適切に選択することで良好な操作
性を得ることができる。
【0039】図9は第2の実施形態を示し,第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は,操作部2の内部における送水チュー
ブ31bの補強構造を示すものである。送水チューブ3
1aと接続部材32によって接続された送水チューブ3
1bの湾曲部31cにはコイル74が巻装されている。
従って,送水チューブ31bの湾曲部31cおける潰れ
を防止できると共に,他の部材との干渉によるチューブ
の損傷を防止できる。なお,送水チューブ31aに接続
した接続部材32を操作部2内の接続環67の内部付近
に設けた場合,送水チューブ31aに湾曲部ができるた
め,この場合には送水チューブ31aにコイル74を巻
装すればよい。コイル74は隣接した素線が密着した密
着バネでもよい。図10は第3の実施形態を示し,第1
の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省
略する。本実施形態は,操作部2内に湾曲部75aを有
する剛性パイプ75を設け,この剛性パイプ75の一端
部を接続部材32を介して送水チューブ31aに接続す
るとともに、他端部を接続部材32を介して送水チュー
ブ31bと接続したものである。従って,送水チューブ
31bを屈曲する必要がないので,潰れを防止できると
共に,他の部材との干渉によるチューブの損傷を防止で
きる。剛性パイプ75は金属パイプまたは合成樹脂パイ
プであり,送水チューブ31a、31bと略同一の内径
を有している。
【0040】図11は開示例1を示し,内視鏡1の操作
部2には挿入部3の硬度を可変できる硬度可変ノブ70
を備えている。また,送水ポンプ装置24は,送水量可
変機能を備えており,この送水ポンプ装置24には長尺
の供給チューブ56が接続されている。供給チューブ5
6の先端部の差込みコネクタ57は内視鏡1の挿入口部
17に接続でき,処置具挿通用チャンネルを介して先端
開口12から送水できるようになっている。処置具挿通
用チャンネルは口径が送水チューブ31a、31bより
大きいので,送水ポンプ装置24の送水量を増加させる
ことができる。
【0041】図12は開示例2を示し,送水ポンプ装置
24に接続する水タンク25に代わって市販の滅菌水パ
ック71を接続し,送水ポンプ装置24によって滅菌水
を送水チューブ31a、31bを介して前方送水口13
から送水できるようにしたものである。
【0042】図13は開示例3を示し,送水ポンプ装置
24に接続する管路24aと水タンク25もしくは滅菌
水パック71と接続する管路25a及び色素タンク72
と接続する管路72aを三方切換弁73を介して接続
し,水(滅菌水)もしくは色素の切替えができるように
したものである。
【0043】図14は開示例4で,先端構成部8の内部
構造を示す。送水チューブ31aの先端部とパイプ34
を介して接続する前方送水口13は観察窓9の光軸方向
に向って屈曲されている。このように構成すると,前方
送水口13から送水される水は観察光学系の視野の中央
部に向って送水されるため,患部を観察しながら送水状
態が確認できるという効果がある。
【0044】図15は開示例5で,送水ポンプ装置24
口金49とを接続するアダプター用チューブ50を示
す。内チューブ76a外チューブ76bとの間にはブレ
ード77が介在されて3重構造に形成されている。この
ように構成すると,前方送水ポンプ24による送水圧力
が高くてもアダプター用チューブ50が膨らむことはな
く,前述のようなタイムラグが生じることはないという
効果がある。
【0045】図16は開示例6で,同図(a)は操作部
2を示し,操作部2には挿入部3の硬度を可変するため
の硬度可変ノブ70が回転自在に設けられている。硬度
可変ノブ70には「1」「2」……の番号78が周方向
に付されており,硬度可変ノブ70を回転し,番号78
を操作部2の外壁に設けられた指標79に合わせて挿入
部3の硬度を設定できる。指標79にあわせた数字が大
きくなると挿入部3の硬さも硬くなる。この指標は数字
でなくとも位置を示すものであるなら何でも良い。この
回転方向は人間工学に基づいて決められており、操作者
はラジオのボリュームを大きくする時の回転方向と同じ
方向の回転操作で挿入部3の硬度を増すことができる。
【0046】また、この番号78の間隔は均等に付され
ており、回転途中の位置が容易に認識できるようになっ
ている。また、この番号78の間隔は均等に付されてお
り、回転途中の位置が容易に認識できるようになってい
る。なお、この間隔は挿入部3の硬さの変化量を一定と
してその変化量にあわせて指標を付しても良い。この場
合は指標79の位置が挿入部3の硬さを示すことになる
ため操作者は挿入部3の硬さの範囲の中でどの位の硬さ
の挿入部になっているかが分かるというメリットがあ
る。したがって、操作者は直感的に硬さの増大する方向
が認識でき操作中に誤って逆に回転させることが無く、
非常に操作性が良くなっている。また、誤った操作が少
なくなるため検査時間の浪費を防ぐことができ、効率的
な検査ができる。さらに、誤って操作することが少なく
なるので操作者が挿入部3を軟らかくするつもりで硬く
することが減るので患者に苦痛を与える可能性が減少す
る。
【0047】番号78は同図(b)に示すように,手指
の感触で番号78が判別できるように円形状の凹部80
の底面に凸部で表示してもよく,同図(c)に示すよう
に,円形状の凹部80の底面に凹部で表示してもよい。
また,凹部80の底面あるいは番号78を表示する凸
部,凹部に蛍光塗料を塗ることにより,暗所において
も,番号78の位置を容易に確認でき、操作性の向上を
図ることができる。
【0048】図17及び図18は開示例7を示し,図1
7は内視鏡システムの構成図である。アダプター用チュ
ーブ50は内視鏡1のユニバーサルコード4に束ねるた
め、ワンタッチ式の結束用クリップ91が設けられてい
る。この結束用クリップ91は、図18(a)〜(d)
で示すように、アダプター用チューブ50に嵌合する円
筒状の第1の保持部92とユニバーサルコード4を嵌め
込んで弾性的に挟み込む第2の保持部93とを有し、第
1の保持部92は第2の保持部93の背部に一体に連結
されている。
【0049】さらに,第2の保持部93の両脚部94の
先端部には外側には屈曲する屈曲部94aが設けられて
いると共に,両脚部94の外周縁部には外側に湾曲する
湾曲部94bが設けられている。従って,第2の保持部
93をユニバーサルコード4に嵌め込む際に,屈曲部9
4aが嵌め込みガイドとなり,また嵌め込み後において
は,湾曲部94bによってユニバーサルコード4の表皮
と離れるため,ユニバーサルコード4が振られても傷が
付き難いという効果がある。
【0050】さらに,結束用クリップ91を用いて、ア
ダプター用チューブ50を内視鏡1のユニバーサルコー
ド4に結束するようにすれば、検査中の操作や検査室か
ら洗浄室への内視鏡1の持ち運び等の際、アダプター用
チューブ50がぶらぶらせず、アダプター用チューブ5
0が邪魔にならないため、操作性が向上する。
【0051】図19は第4の実施形態を示し、内視鏡吸
引装置の概略的構成を示す。内視鏡1には挿入部3から
操作部2を経てユニバーサルコード4に連通する吸引管
路100が設けられている。吸引管路100は挿入部3
に内装れた吸引チューブ101aとユニバーサルコー
ド101bとを操作部2内の接続部102によって接続
することにより構成されている。そして,吸引チューブ
101aの先端部は先端構成部8の吸引口103と接続
され,吸引チューブ101bの他端部はコネクタ19の
吸引コネクタ104に接続されている。
【0052】コネクタ19は制御ユニット105に接続
され,この制御ユニット105は吸引装置106と接続
されている。吸引装置106は操作部2の吸引操作ボタ
ン16によってオン・オフされる吸引ポンプ107と,
この吸引ポンプ107と吸引パイプ108を介して連通
する吸引タンク109とから構成されている。そして,
吸引タンク109は吸引管110を介して吸引チューブ
101bと接続されている。
【0053】前記構成によれば,吸引操作ボタン16の
オンによって吸引ポンプ107が駆動すると,吸引パイ
プ108を介して吸引タンク109が負圧となり,吸引
チューブ101a、101b内が負圧となるため,体腔
内の粘液等を吸引口103から吸引し,吸引チューブ1
01a、101bを介して吸引タンク109に吸引して
貯留することができる。
【0054】また,内視鏡1の組立て時に挿入部3に吸
引チューブ101aを内装し,ユニバーサルコード4に
吸引チューブ101bを内装した状態で,これら吸引チ
ューブ101a,101bを操作部2内で接続部102
を介して分割可能に接続することができる。内視鏡1の
組立て時に長尺の吸引チューブ101a,101bが内
視鏡1から長く導出して絡み合ったり,他の部材と干渉
することはなく,組立て作業性の向上が図れる。
【0055】また,内視鏡1を長期間使用し,吸引チュ
ーブ101a,101bの一方または両方が損傷して交
換する必要が生じた場合には,操作部2の接続部102
で吸引チューブ101aと101bとを分割することに
より、損傷した吸引チューブ101a、または101b
のみを挿入部3及びユニバーサルコード4から抜き取っ
て新しい吸引チューブ101a、101bに交換する作
業が短時間に簡単に行えるという効果がある。
【0056】図20は第5の実施形態を示し、内視鏡及
び送気送水装置の概略的構成を示す。内視鏡1の先端構
成部8に設けられたノズル11は挿入部3に内装された
送気・送水管120に接続されている。送気・送水管1
20は挿入部3の途中から送気管121と送水管12
とに分離した管路が二つになっており,送気管12
1と送水管122は操作部2の内部の接続部123を介
して送気管121b及び送水管122bにそれぞれ接続
されユニバーサルコード4に内装されている。
【0057】ユニバーサルコード4のコネクタ19は送
気送水装置125に接続され,送気管121は送気送
水装置125の内部の送気管路126を介して送気ポン
プ127に接続され,送水管122は送気送水装置1
25の内部の送水管路128を介して送水タンク129
に接続されている。
【0058】送気管路126には送水用加圧管路130
が分離接続され,この送水用加圧管路130は送水タン
ク129内の貯水液面上方空間に連通接続されている。
さらに,送気管路126には第1の電磁弁131が設け
られ,送水管路128には第2の電磁弁132が設けら
れている。第1の電磁弁131と第2の電磁弁132は
制御回路133を介して操作部2に設けられた送気・送
水スイッチ134に接続されている。
【0059】前記構成によれば,送気・送水スイッチ1
34の操作によって第1及び第2の電磁弁131,13
2をオン・オフし,送水管122a,122b及び送気
・送水管120を介してノズル11から観察窓9に向っ
て送水することができる。また,送水後,送気管121
a,121b及び送気・送水管120を介してノズル1
1から観察窓9に向って送気することにより観察窓9に
付着している水分を吹き飛ばすことができる。
【0060】また,内視鏡1の組立て時に挿入部3に送
気管121及び送水管122を内装し,ユニバーサ
ルコード4に送気管121及び送水管122及び送
水管122を内装した状態で,これら送気管121a,
121b及び送水管122a,122bを操作部2内で
接続部123を介して分割可能に接続することができ
る。内視鏡1の組立て時に長尺の送気管及び送水管12
が長く導出して絡み合ったり,他の部材と干渉するこ
とはなく,組立て作業性の向上が図れる。
【0061】また,内視鏡1を長期間使用し,送気管1
21a,121b及び送水管122a,122bが損傷
して交換する必要が生じた場合には,操作部2を開放
し,接続部123で分割して送気管121a,121b
及び送水管122a,122bを挿入部3及びユニバー
サルコード4から抜き取ることができる。従って,損傷
した送気管121aまたは121b及び送水管122a
または122bのみを挿入部3及びユニバーサルコード
4から抜き取って新しい送気管121及び送水管122
に交換する作業が短時間に簡単に行えるという効果があ
る。
【0062】図21は開示例を示し,内視鏡送水シス
テムのブロック図である。141は内視鏡,142はビ
デオプロセッサー,143は送水チューブ,144は送水
ポンプである。内視鏡141にはスコープスイッチ14
5が設けられ,ビデオプロセッサー142にはフットス
イッチ146が設けられている。
【0063】スコープスイッチ145の電気接点はビデ
オプロセッサー142の第1の切替えスイッチ147の
一方の電気接点147aに接続され,フットスイッチ1
46の電気接点は第1の切替えスイッチ147の他方の
電気接点147bに接続されている。第1の切替えスイ
ッチ147はAND回路148の一方の入力端子に接続
され,AND回路148の他方の入力端子には送水チュ
ーブ143の信号線が内視鏡141を介して接続されて
いる。
【0064】AND回路148は制御回路149を介し
て第2の切替えスイッチ150に接続されている。第2
の切替えスイッチ150の一方の電気接点150aは,
直接送水ポンプ144のポンプスイッチ151に接続さ
れ,他方の電気接点150bは遅延回路152を介して
ポンプスイッチ151に接続されている。また,ポンプ
スイッチ151にはスイッチオンのときにポンプ駆動回
路(図示しない)を介して送水ポンプ144が駆動する
とともに,音を発生するブザー等の音源153が接続さ
れている。送水ポンプ144には送水チューブ143が
送水ポンプ144に確実に接続されているか否かを検知
するセンサ154が設けられている。
【0065】従って,第1の切替えスイッチ147によ
ってスコープスイッチ145を使用するか,フットスイ
ッチ146を使用するか切換できる。そして,送水チュ
ーブ143が送水ポンプ144に確実に接続され,かつ
スコープスイッチ145またはフットスイッチ146が
オンとなった時に,送水ポンプ144が駆動するため,送
水チューブ143が送水ポンプ144に対して確実に接
続されないまま,送水ポンプ144が駆動して水漏れを
発生することを未然に防止できる。
【0066】また,第2の切替えスイッチ150によっ
てスイッチオンの時に同時に送水ポンプ144を駆動さ
せるか,スイッチオンから一定時間(数秒)遅延させて
送水ポンプ144を駆動するか,切替えることができ
る。さらに,ポンプスイッチ151がスイッチオンにな
ると,音源153から音を発生するため,送水ポンプ14
4が駆動していることを音で感知できる。
【0067】なお,スコープスイッチ145及びフット
スイッチ146は押し続けるとポンプスイッチ151が
スイッチオン状態となり,離すとポンプスイッチ151
がスイッチオフになるようにしてもよい。また,送水ポ
ンプ144の送水量を可変とすることにより、送水チュ
ーブ143及び内視鏡141の管路の内径に応じて適切
な送水量に調節することができる。
【0068】図22は、開示例を示し,基本的構成は
図21に示す開示例10と同一であり,スコープスイッ
チ145のみによってポンプスイッチ151をオン・オ
フするようにしたものである。本開示例においても, 送
水チューブ143が送水ポンプ144に確実に接続さ
れ,かつスコープスイッチ145またはフットスイッチ
146がオンとなった時に,送水ポンプ144が駆動す
るため,送水チューブ143が送水ポンプ144に対し
て確実に接続されないまま,送水ポンプ144が駆動し
て水漏れを発生することを未然に防止できる。
【0069】図23及び24は第の実施形態を示し、
第1の実施形態と同一構成部品は同一番号を付して説明
を省略する。ユニバーサルコード4には金属もしくは樹
脂でできているコネクタ部材156が設置され、コネク
タ部材156には後述する止め環157がねじ込まれる
雌ねじ部158と、後述する口金159が突き当たる突
き当て部160と穴161が設けられていて、この穴1
61の内径はφ8mmである。
【0070】コネクタ部材156はユニバーサルコード
4に設けられた内径φ8mmの穴155とコネクタ部材
156にある穴161が略同軸になるように気密、液密
的に接着されている。コネクタ部材156の口金159
との突き当て面は平らな面になっており、口金159は
コネクタ部材156に突き当て、止め環157を雌ねじ
部158にねじ込むことでコネクタ部材156と締着さ
れる。止め環157は止め環157とコネクタ部材15
6、止め環157と口金159の気密、液密も保ってい
る。口金159は金属でできており、その露出先端部に
は送水口162が設けられ、その外周はアダプター用チ
ューブ50の第1コネクタ50aをねじ込んで接続する
ための雄ねじ部163が設けられている。また、口金1
59はコネクタ部材156とユニバーサルコード4の穴
155を貫通しており、硬質のパイプ164が接合さ
れ、硬質のパイプ164には操作部内で送水チューブ3
1aと接続されている送水チューブ31bが接続されて
いる。
【0071】ユニバーサルコード4に設けられた穴15
5とコネクタ部材156の穴161の半径aは硬質のパ
イプ164と送水チューブ31bの接合部の直径bより
も大きいものになっていて、送水チューブ31bが破損
して交換する時には、操作部内で接続されている送水チ
ューブ31aと送水チューブ31bを分離し、コネクタ
部材156から口金159と一体になった硬質のパイプ
164、送水チューブ31bを引き抜いて送水チューブ
31bの交換作業をすることができる。コネクタ部15
6と送水チューブ31bの口金部が独立しているため、
修理の時には送水チューブ31aの交換とコネクタ部1
56の分解をする必要が無く修理性が良い。また、この
実施形態ではコネクタ部19に口金159がある時に比
べて、ユニバーサルコード4上に口金159があるため
専用に長いアダプターチューブ50を用意しなくても使
用者がシリンジ55を用いて一人で送水を行うことがで
き、使い勝手が良い。
【0072】図25、図26及び図27は第の実施形
態を示し、第1の実施形態と同一構成部品は同一番号を
付して説明を省略する。操作部2と接続されているユニ
バーサルコード4aの他端には金属もしくは樹脂ででき
ているY分岐165が接続されており、Y分岐165に
はコネクタ部19と接続されているユニバーサルコード
4b、アダプター用チューブ50を接続するための口金
174を他端に有するユニバーサルコード4cが接続さ
れている。ユニバーサルコード4c内には前方送水チュ
ーブ167だけ内装されており、その他の送気チューブ
168、送水チューブ169、吸引チャンネル170、
ライトガイド171といった内蔵物はユニバーサルコー
ド4bに内装されている。
【0073】それぞれのユニバーサルコード4a,4
b,4cのY分岐165の側端部には口金166が設け
られており、その外周にはY分岐165にねじ込むため
に雄ねじ部172が設けられている。ユニバーサルコー
ド4a,4b,4cはY分岐165の雌ねじ部172に
螺着されている。Y分岐165とユニバーサルコード4
a,4b,4c接続部外周には折れ止めゴム173が被
着しており、折れ止めゴム173は折れ止めの役目を果
たすため、座屈などの故障を防いでいる。
【0074】ユニバーサルコード4cの他端には口金1
74が取り付けられている。口金174は金属でできて
おり、ユニバーサルコード4cの端部を覆う蓋部材17
5と固定されている。蓋部材175の径の中央部には口
金174を突き当てるための突き当て176と穴18
1、後述する止め環177をねじ止めする雌ねじ部17
8が設けられている。蓋部材175の突き当て176に
口金174を突き当てて、止め環177を締め付けるこ
とにより、蓋部材175と口金174を固定する構造と
なっている。口金174の露出先端部には送水口179
があり、その外周はアダプター用チューブ50の第1コ
ネクタ50aをねじ込んで接続するための雄ねじ部18
0が設けられており、口金174の他端はユニバーサル
コード4c内部で送水チューブ31bと接続しており、
送水チューブ31bは操作部内で送水チューブ31aと
接続している。蓋部材175に設けられた穴181の直
径aは口金と送水チューブ31bの接合部の直径bより
も大きいため、送水チューブ31bが破損して交換修理
を行う時には、操作部内で送水チューブ31aと31b
を外し、蓋部材175から口金174を外して送水チュ
ーブ31bの交換作業をすることができる。
【0075】コネクタ部19と送水チューブ31bの口
金174が別体となっており、送水チューブ31bの交
換修理の時には送水チューブ31aの交換と、コネクタ
部19の分解作業が必要ないため修理性が良い。
【0076】また、この実施形態ではコネクタ部19に
口金174がある時に比べて、専用に長いアダプター用
チューブ50を用意しなくても使用者がシリンジ55を
用いて一人で送水を行うことができ、使い勝手が良い。
【0077】図28は第の実施形態を示し、第1及び
の実施形態と同一構成部品は同一番号を付して説明
を省略する。アダプター用チューブ50を接続するため
の送水口を端部に有するユニバーサルコード4と独立し
て操作部に接続している。ユニバーサルコード182は
送水チューブ31bのみを内装しており、その端部の構
成は第7の実施形態に示したものと同一である。送水チ
ューブ31aと送水チューブ31bは操作部内で接続さ
れており、送水チューブ31bを内装しているユニバー
サルコード182がその他の内蔵物を内装しているユニ
バーサルコード4と別体になっている。送水チューブ3
1bが破損し交換修理を行う時には送水チューブ31b
と送水チューブ31aを分離し、ユニバーサルコード1
82の端部から口金174を外す作業で修理を行うこと
ができる。送水チューブ31bの交換作業の時に送水チ
ューブ31aの交換作業とコネクタ部19の分解作業が
必要無いため、修理性が良い。また、この実施形態では
コネクタ部19に口金174がある時に比べて、専用に
長いアダプター用チューブ50を用意しなくても使用者
がシリンジ55を用いて一人で送水を行うことができ、
使い勝手が良い。
【0078】前記各実施の形態によれば,次のような構
成が得られる。
【0079】(付記1)挿入部の先端部から操作部を経
て連通し、前記挿入部の先端部と前記操作部よりコネク
タ側に開口部を有する管路を設けた内視鏡において、前
記管路を途中で分割可能に接続したことを特徴とする内
視鏡。
【0080】(付記2)前記管路は,操作部内で分割可
能に接続したことを特徴とする付記1記載の内視鏡。
【0081】(付記3)前記管路は,前方送水管路,送
気送水管路,吸引管路,送気管路のいずれかであること
を特徴とする付記1または2記載の内視鏡。
【0082】(付記4)前記管路は,挿入部に内装され
た可撓性を有するチューブとユニバーサルコードに内装
された可撓性を有するチューブを通路を有する接続部材
で接続されていることを特徴とする付記1または2記載
の内視鏡。
【0083】(付記5)前記ユニバーサルコードに内装
された可撓性を有するチューブは,操作部内で湾曲され
ており,この湾曲部にはコイルが巻装されていることを
特徴とする付記1または2記載の内視鏡。
【0084】(付記6)前記挿入部に内装された可撓性
を有するチューブとユニバーサルコードに内装された可
撓性を有するチューブは操作部内で湾曲した剛性を有す
るパイプで接続されていることを特徴とする付記1また
は2記載の内視鏡。
【0085】(付記7)前記管路は、前記先端部と、ユ
ニバーサルコード部から分岐しているユニバーサルコー
ドの端部に開口部を持つことを特徴とする付記1、2も
しくは3記載の内視鏡。
【0086】(付記8)前記開口部を前記挿入部先端
と、コネクタに設けたことを特徴とする付記1、2もし
くは3記載の内視鏡。
【0087】(付記9)前記開口部を前記挿入部先端
と、ユニバーサルコードに設けたことを特徴とする付記
1、2もしくは3記載の内視鏡。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように,この発明によれば,
挿入部の先端部から操作部へ経てユニバーサルコードの
先端部まで連通する管路を途中で分割可能に接続したこ
とにより,内視鏡の組立て作業性の向上と修理が簡単に
行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る内視鏡システ
ムの全体構成を概略的に示す説明図。
【図2】同実施形態に係る内視鏡の先端部の斜視図。
【図3】同実施形態に係る内視鏡システムの前方送水管
路を示す概略的構成図。
【図4】同実施形態の内視鏡の先端構成部の縦断側面図
及び洗浄ブラシの側面図。
【図5】同実施形態に係る内視鏡の操作部の一部切欠し
た側面図。
【図6】同実施形態の内視鏡のコネクタの一部を示す断
面図。
【図7】同実施形態の内視鏡のコネクタの側面図。
【図8】同実施形態の内視鏡のコネクタの側面図。
【図9】この発明の第2の実施形態に係る内視鏡の操作
部の一部切欠した側面図。
【図10】この発明の第3の実施形態に係る内視鏡の操
作部の一部切欠した側面図。
【図11】開示例1を示し,内視鏡システムの全体構成
を概略的に示す説明図。
【図12】開示例2を示し, 内視鏡システムの前方送水
管路を示す概略的構成図。
【図13】開示例3を示し, 内視鏡システムの前方送水
管路を示す概略的構成図。
【図14】開示例4を示し, 内視鏡の先端構成部の縦断
側面図。
【図15】開示例5を示し,アダプター用チューブの縦
断側面図。
【図16】開示例6を示し,(a)は操作部の斜視図,
(b)(c)は番号を拡大して示す斜視図。
【図17】開示例7を示し,内視鏡システムの全体構成
を概略的に示す説明図。
【図18】開示例7を示し,(a)は結束用クリップの
斜視図,(b)はA−A線に沿う断面図,(c)は結束用
クリップの使用状態の斜視図,(d)はB−B線に沿う
断面図。
【図19】この発明の第4の実施形態を示し、内視鏡の
吸引システムの概略的構成図。
【図20】この発明の第5の実施形態を示し、内視鏡送
気送水システムの全体構成図。
【図21】開示例を示し,内視鏡送水システムのブロ
ック図。
【図22】開示例を示し,内視鏡送水システムのブロ
ック図。
【図23】この発明の第の実施形態に係る内視鏡シス
テムの全体構成を概略的に示す説明図。
【図24】同実施形態の内視鏡のユニバーサルコードの
一部の断面図。
【図25】この発明の第の実施形態に係る内視鏡シス
テム全体構成を概略的に示す説明図。
【図26】同実施形態の内視鏡のY分岐部の断面図。
【図27】同実施形態の内視鏡のユニバーサルコードの
一部の断面図。
【図28】この発明の第の実施形態に係る内視鏡シス
テムの全体構成を概略的に示す説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡 2…操作部 3…挿入部 4…ユニバーサルコード 31a,31b…送水チューブ(管路) 32…接続部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端部から操作部を経て連通
    し、前記挿入部の先端部と前記操作部よりコネクタ側に
    開口部を有し、内装されるチューブによって構成される
    管路を設けた内視鏡において、 前記管路を構成するチューブを途中で分割可能に接続し
    たことを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記管路を構成するチューブは,抜取り
    可能なように内視鏡に内装されていることを特徴とする
    請求項1記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記管路を構成するチューブを、操作部
    内の接続部で分割可能に接続したことを特徴とする請求
    項1または2記載の内視鏡。
  4. 【請求項4】 前記管路は,前方送水管路,送気送水管
    路,吸引管路,送気管路のいずれかであることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の内視鏡。
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