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JP2003033320A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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Publication number
JP2003033320A
JP2003033320A JP2001222637A JP2001222637A JP2003033320A JP 2003033320 A JP2003033320 A JP 2003033320A JP 2001222637 A JP2001222637 A JP 2001222637A JP 2001222637 A JP2001222637 A JP 2001222637A JP 2003033320 A JP2003033320 A JP 2003033320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
conduit
sub
endoscope
relay
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001222637A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ogino
隆之 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Pentax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 副送水機能を有し、操作性に優れた内視鏡を
得る。 【構成】 体内挿入部11に開口する副送水注出口20
と、把持操作部12から延設されたユニバーサルチュー
ブ13の先端に設けたコネクタ部14に開口する副送水
注入口26と、この副送水注入口26と副送水注出口2
0とを結ぶ副送水管路40とを備えた内視鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、副送水機能を有する内視
鏡に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】内視鏡では、例えば臨床
検査において、挿入部の先端から洗浄液を噴出させて視
野内にある汚物を除去したり、染色液を噴出させて所望
位置を染色したりすることが可能なタイプがある。この
ような洗浄液や染色液は、挿入部先端の対物窓や照明窓
などを洗浄するために送られる液体と区別するために、
一般に副送水と呼ばれている。副送水流通用管路の入口
部には、内視鏡の操作部から突設した副送水注入口が形
成され、この副送水注入口に接続された連絡チューブを
介して、内視鏡外部の送水手段と内視鏡内部の副送水流
通用管路が接続される。
【0003】しかしながら、内視鏡の操作部と内視鏡外
部の送水手段とが連絡チューブで結ばれていると、この
連絡チューブが内視鏡操作者の手技操作の邪魔となり、
好ましくなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記問題点に鑑み、操作性に
優れた内視鏡を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明は、体内挿入部に開口する副送水
注出口と、把持操作部からユニバーサルチューブを介し
て延設されたコネクタ部に開口する副送水注入口と、こ
の副送水注出口と副送水注入口とを結ぶ副送水管路とを
備えたことを特徴としている。
【0006】この構成によれば、内視鏡のコネクタ部と
内視鏡外部の送水手段とが連絡チューブを介して接続さ
れるので、この連絡チューブが内視鏡操作者の手技操作
を妨げることがなく、操作性が良くなる。
【0007】副送水管路は、副送水注出口から把持操作
部までほぼ直線状に延び、把持操作部にて曲げられてコ
ネクタ部の副送水注入口に達する。そのため、副送水管
路は、副送水注入口に接続する第1管路と、副送水注出
口に接続する第2管路と、この第1管路と第2管路を接
続する中継管路からなることが好ましい。このように副
送水管路が分離していると、組立作業及び修理作業が容
易となる。
【0008】第1管路と第2管路は軟質チューブから構
成し、中継管路は、第1、第2管路より硬質の硬質パイ
プから構成することが好ましい。第1管路及び第2管路
に圧力が加わったとしても、中継管路の変形ひいては不
通を防ぐことができる。
【0009】中継管路は、把持操作部に固定されている
ことが好ましい。副送水管路の略直角カーブ部を中継管
路にて形成して把持操作部に固定すれば、体内挿入部や
把持操作部とコネクタ部を接続するコードが捻れても中
継管路のカーブ部において座屈するおそれがない。この
場合には、中継管路の内径を、第1管路及び第2管路の
内径よりも大径とすることで、中継管路内(カーブ部)
のブラッシング洗浄が容易となる。
【0010】中継管路は、把持操作部に対して着脱可能
であることが好ましい。この場合には、副送水機能の有
無に関係なく、内視鏡の把持操作部を共通設計すること
ができ、低コスト化を図れる。さらに、把持操作部に
は、中継管路を着脱するための開口と、この開口を覆う
操作部カバーとを設けることができる。この場合は、操
作部カバーを外した状態で中継管路の着脱作業を行うこ
とができ、内視鏡を分解する必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】図5は、本発明を適用した内視鏡
を備えた電子内視鏡システムの概略模式図である。本電
子内視鏡システムは、被検者の体腔内を撮像する内視鏡
1、内視鏡1が撮像した画像を処理するビデオプロセッ
サ2、ビデオプロセッサ2が処理した内視鏡画像を表示
するモニタ3及び内視鏡1に洗浄液や染色液を供給する
副送水ポンプ4から構成される。
【0012】内視鏡1は、図2に示すように、可撓性を
有する体内挿入部11と、操作者が把持する把持操作部
12と、把持操作部12から延設されたユニバーサルチ
ューブ13と、ユニバーサルチューブ13の先端に設け
た、ビデオプロセッサ2に着脱可能なコネクタ部14と
を有しており、体内挿入部11と把持操作部12は連結
部21によって接続されている。
【0013】体内挿入部11は、先端側(図2の左方)
から順に、先端部11a、湾曲部11b及び挿入部可撓
管11cを備え、先端部11aには、図3に示すよう
に、観察窓15、照明窓16、送気ノズル17、送水ノ
ズル18、処置具挿通チャンネル出口19及び副送水注
出口20が配置されている。観察窓15の後方に配置さ
れた不図示の対物レンズによって結像された画像は、不
図示の撮像手段(CCD)によって電子画像化され、ビ
デオプロセッサ2を介してモニタ3上で観察することが
できる。照明窓16の後方には、不図示の照明用レンズ
が配置されていて、この照明用レンズに、コネクタ部1
4からユニバーサルチューブ13、把持操作部12及び
体内挿入部11内を通るライトガイドを介して、ビデオ
プロセッサ2が備えた光源(不図示)からの照明光が与
えられる。湾曲部11bは、把持操作部12に設けた湾
曲操作ノブ(不図示)によって湾曲操作される。把持操
作部12にはこの湾曲操作ノブが設けられた側面とは反
対側の側面に、把持操作部12内部を露出させる開口
と、この開口を覆い把持操作部12に対して着脱可能な
操作部カバー23とが設けられている。連結部21に
は、処置具挿通チャンネル出口19に通ずる処置具挿入
口突起24が設けられている。なお、連結部21の体内
挿入部11に隣接する部分、ユニバーサルチューブ13
の把持操作部12に隣接する部分及びユニバーサルチュ
ーブ13のコネクタ部14に隣接する部分は、折れ止め
ゴム管25によって覆われている。
【0014】以上の内視鏡1には、コネクタ部14に、
副送水注出口20に連通する副送水注入口26が設けら
れている。図1は、内視鏡1の模式断面図であって、コ
ネクタ部14の副送水注入口26と、体内挿入部11の
副送水注出口20とは、体内挿入部11、把持操作部1
2及びユニバーサルチューブ13内を通る一連の副送水
管路40によって接続されている。この副送水管路40
は、第1管路(軟質チューブ)29、中継管路(硬質パ
イプ)30及び第2管路(軟質チューブ)31によって
構成されている。
【0015】すなわち、副送水注入口26は、注入口容
器(副送水シリンダ)27や接続用コイル28等を介し
て、軟質チューブ(第1管路)29の一端部に接続され
ている。第1管路29は、ユニバーサルチューブ13内
を通って把持操作部12内に達し、その他端部が把持操
作部12内に固定された中継管路30の一端部に、接続
用コイル32を介して接続されている。中継管路30の
他端部には、軟質チューブ(第2管路)31の一端部が
接続用コイル32を介して接続されており、この軟質チ
ューブ31の他端部が体内挿入部11及び把持操作部1
2内を通って副送水注出口20に接続されている。副送
水注入口26は、連絡チューブ5(図5)を介して副送
水ポンプ4の注出口4aに着脱可能である。
【0016】図4は、把持操作部12内に配設した中継
管路30部分の拡大断面図である。中継管路30は、軟
質チューブ29、31より硬質の金属製の硬質パイプか
らなり、固定部材33と吸引シリンダ34の間に挟み込
まれた状態でビス35により固定されている。この中継
管路30には、互いに略直交する位置関係にある体内挿
入部11とユニバーサルチューブ13とを滑らかに接続
するカーブ部30aが形成されている。またこの中継管
路30の内径φ1は、カーブ部30aのブラッシング洗
浄を容易にするため、第1管路29及び第2管路31の
内径φ2よりも大径としてある。但し、中継管路の内壁
に洗浄用ブラシが接触する必要があるので、中継管路3
0の内径φ1は第1管路29及び第2管路31の内径φ
2の1.2〜1.5倍程度であるとよい。この中継管路
30は、操作部カバー23を外すことにより、把持操作
部12に対して着脱可能である。なお図4の符号36
は、送気ノズル17につながる送気管路と送水ノズル1
8につながる送水管路を有する送気送水シリンダを示し
ている。
【0017】上記構成の内視鏡システムは、次のように
使用する。先ず、コネクタ部14を介して内視鏡1とビ
デオプロセッサ2とを接続し、コネクタ部14の副送水
注入口26と副送水ポンプ4の注出口4aとを連絡チュ
ーブ5で接続する。本実施形態のように副送水注入口2
6がコネクタ部14に設けられていると、副送水注入口
26に接続された連絡チューブ5が内視鏡操作者の手元
操作の邪魔になることがなく、優れた操作性が得られ
る。
【0018】次に、被検者の体内に体内挿入部11を導
入する。すると、観察窓15の後方に位置する対物レン
ズ(不図示)の結像した像が撮像手段(不図示)によっ
て電子画像化され、ビデオプロセッサ2を介してモニタ
3に映し出される。そして、モニタ3に映し出された映
像を観察しながら、体内挿入部11を所望方向に向けて
体腔内の撮像及び検査をすすめる。この検査中に、副送
水注入口26から副送水注出口20に向けて各種液体を
送給する副送水作業する場合には、副送水ポンプ4のフ
ットスイッチ4bを足元操作する。すると、副送水注入
口26から第1管路29、中継管路30及び第2管路3
1(副送水管路40)を介して副送水注出口20に洗浄
液や染色液等の液体が供給される。臨床検査において
は、このように、副送水注出口20から供給する洗浄液
によって視野内にある汚物を除去したり、染色液を所望
位置に供給したりすることができる。
【0019】以上の検査時には、内視鏡1(体内挿入部
11)を操作している間に、体内挿入部11またはユニ
バーサルチューブ13が捻れてしまう場合がある。この
場合には、その捻れた方向に第2管路31または第1管
路29が引っ張られるが、この第1管路29と第2管路
31は中継管路30を介して接続されており、また、中
継管路30は金属製の硬性管であるから、中継管路30
のカーブ部30aにおいて座屈するおそれがない。従っ
て、副送水管路40が不通となったり、副送水注入口2
6から供給された液体が逆流することがない。
【0020】臨床検査が終了したら、副送水注入口26
及び副送水ポンプ4の注出口4aから連絡チューブ5を
取り外し、さらに、内視鏡1をビデオプロセッサ2から
取り外して、内視鏡1を洗浄する。このとき、副送水管
路40はブラッシング洗浄される。このブラッシング洗
浄では、洗浄用ブラシを、副送水注入口26または副送
水注出口20の一方から他方に挿入して管路内壁を洗浄
する。副送水管路40では、中継管路30のカーブ部3
0aにおいて洗浄用ブラシの挿通抵抗が最も大きいが、
中継管路30の内径φ1を第1管路29及び第2管路3
1の内径φ2よりも大径としてあるので、洗浄用ブラシ
の挿通性が良くなり、洗浄が容易となる。
【0021】また、修理のため体内挿入部11と把持操
作部12を分離する場合には、中継管路30に第2管路
31を接続している接続用コイル32を緩め、第2管路
31を中継管路30から取り外してから体内挿入部11
と把持操作部12を分離する。このように副送水管路4
0を分離することができると、修理の必要がないコネク
タ部14を分解しなくて済み、余計な手間が省ける。ま
た、把持操作部12とコネクタ部14を分離する場合に
は、同様に、中継管路30に第1管路29を接続してい
る接続用コイル32を緩め、第1管路29を中継管路3
0から取り外してから把持操作部12とコネクタ部14
を分離する。これら副送水管路40の分離作業及び接続
作業は、把持操作部12の操作部カバー23を外した状
態で行うことができ、容易である。また、中継管路30
を操作部12から分離すれば、副送水管路40を、第1
管路29、中継管路30及び第2管路31に分離して洗
浄することもできる。このように副送水管路40を分離
して洗浄する場合には、洗浄用ブラシの挿通距離が短く
なるので、洗浄が容易であり、汚物が滞留するおそれが
少ない。なお、本実施形態の操作部カバー23は、内視
鏡操作者が取り外しできないようになっており、修理等
の場合にのみ製造工場内で取り外し可能としてある。
【0022】以上の実施形態では、中継管路30を把持
操作部12に対して着脱可能であるから、副送水機能を
有するタイプの内視鏡には中継管路30を装着し、副送
水機能を有さないタイプの内視鏡には中継管路30を取
り付けないという対応が可能である。そのため、内視鏡
1の把持操作部12を、副送水機能の有無に関係なく共
通設計することができ、コストダウンに貢献することが
できる。
【0023】以上、図示実施形態を参照して本発明を説
明したが、本発明の内視鏡は図示実施形態に限定される
ものではない。例えば、本発明は、撮像手段(CCD)
の代わりに光学ファイバや接眼レンズを用いた光学内視
鏡にも適用可能である。この場合には、光学内視鏡に照
明光を供給する光源装置を接続するための光源差込部
に、副送水注入口を設ける。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、副送水機能を有し、操
作性に優れた内視鏡を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した内視鏡の模式断面図である。
【図2】図1の内視鏡の外観図である。
【図3】図2の矢印I方向から見た、体内挿入部の正面
図である。
【図4】把持操作部に着設した中継管路部分を示す拡大
断面図である。
【図5】図1の内視鏡を備えた電子内視鏡システムの概
略構成図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 ビデオプロセッサ 3 モニタ 4 副送水ポンプ 4a 注出口 4b フットスイッチ 5 連絡チューブ 11 体内挿入部 12 把持操作部 13 ユニバーサルチューブ 14 コネクタ部 15 観察窓 16 照明窓 17 送気ノズル 18 送水ノズル 19 処置具挿通チャンネル出口 20 副送水注出口 21 連結部 23 操作部カバー 24 処置具挿入口突起 25 折れ止めゴム管 26 副送水注入口 27 注入口容器(副送水シリンダ) 28 接続用コイル 29 第1管路(軟質チューブ) 30 中継管路(硬質パイプ) 30a カーブ部 31 第2管路(軟質チューブ) 32 接続用コイル 33 固定部材 34 吸引シリンダ 35 ビス 36 送気送水シリンダ 40 副送水管路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内挿入部に開口する副送水注出口と、
    把持操作部からユニバーサルチューブを介して延設され
    たコネクタ部に開口する副送水注入口と、この副送水注
    出口と副送水注入口とを結ぶ副送水管路とを備えたこと
    を特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡において、副送水
    管路は、副送水注入口に接続する第1管路と、副送水注
    出口に接続する第2管路と、この第1管路と第2管路を
    接続する中継管路からなる内視鏡。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の内視鏡において、第1管
    路と第2管路は軟質チューブからなり、中継管路は、第
    1、第2管路より硬質の硬質パイプからなる内視鏡。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の内視鏡におい
    て、中継管路の内径は、第1管路及び第2管路の内径よ
    りも大径である内視鏡。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか一項記載の
    内視鏡において、中継管路は、把持操作部に固定されて
    いる内視鏡。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれか一項記載の
    内視鏡において、中継管路は、把持操作部に対して着脱
    可能である内視鏡。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の内視鏡において、把持操
    作部に、中継管路を着脱するための開口と、この開口を
    覆う操作部カバーを設けた内視鏡。
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