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JP3460227B2 - ラベル印字装置 - Google Patents

ラベル印字装置

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Publication number
JP3460227B2
JP3460227B2 JP50545399A JP50545399A JP3460227B2 JP 3460227 B2 JP3460227 B2 JP 3460227B2 JP 50545399 A JP50545399 A JP 50545399A JP 50545399 A JP50545399 A JP 50545399A JP 3460227 B2 JP3460227 B2 JP 3460227B2
Authority
JP
Japan
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label
disc
attribute information
name
main
Prior art date
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Application number
JP50545399A
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English (en)
Inventor
昌之 高山
正夫 赤岩
重一 柳沢
秀樹 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP3460227B2 publication Critical patent/JP3460227B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/38Visual features other than those contained in record tracks or represented by sprocket holes the visual signals being auxiliary signals
    • G11B23/40Identifying or analogous means applied to or incorporated in the record carrier and not intended for visual display simultaneously with the playing-back of the record carrier, e.g. label, leader, photograph
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J5/00Devices or arrangements for controlling character selection
    • B41J5/30Character or syllable selection controlled by recorded information
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/11Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information not detectable on the record carrier
    • GPHYSICS
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    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/34Indicating arrangements 

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、記録再生可能なディスクに記録されたデー
タを用いて印字をし、かつそのディスクカートリッジを
貼り付けて使用するラベルを作成するラベル印字装置に
関する。
背景技術 近年、記録再生可能なディスクで、記録された主情報
とその主情報に関する属性情報(テキストデータから成
り、主情報に対応した管理情報や、ユーザーが入力する
ディスク名と主情報に対応した主情報名などを含む)を
記録再生するディスクシステムの商品化が相継いでい
る。
この種のディスクシステムとしては、主情報として主
に音楽・音声信号を記録再生する光磁気(MO)ディスク
システム、書換可能なCD(CD−R等)システム、主情報
として主に動画データを記録再生するDVDシステム等が
あり、MOディスクの応用としてソニー株式会社から発売
されたミニディスク(以下MDと記す)システム等が注目
され商品化されている。
以下、このMDシステムを従来例として用いて、記録再
生可能なディスクシステムについて説明する。MDには主
情報として音楽情報である曲が記録される。また管理情
報としては、曲を記録するとき自動的に曲番・曲の開始
と終了アドレス・曲の記録日時が、またディスク名を記
録するとき自動的にディスク名の記録日時が記録され
る。またテキスト情報としては、ユーザーが入力するデ
ィスク名・曲名が記録される。MDシステムとしては特開
平6−325547、特開平8−36868に記載されている。
図18はミニディスク(MD)の外観である。901は直径6
4mm(2.5インチ)の記録再生可能な光磁気ミニディスク
が収納されたMDカートリッジであり、おもて面にメイン
ラベル903、側面にサイドラベル904を貼り付けることが
できる。902はMDカートリッジ901を収納するMDケースで
あり、ケースラベル905を貼り付けることができる。お
もて面に貼るメインラベル903は多種のサイズがあり、
一番大きいサイズで36mm×52mm、一番小さいサイズで36
mm×18mm程度である。サイドラベル904のサイズは4mm×
60mm程度である。また、ケースラベル905のサイズは52m
m×72mm程度である。またサイドラベル904はMDケースの
側面にも貼り付けて利用される。
これらのラベルは記録再生用MDの付属品として供給さ
れており、MDを再生装置で再生させたとき、再生装置の
表示部に表示されるディスク名・曲番・曲名・演奏時間
・記録日時等を参考にしてユーザーが各種ラベルに手書
きした後、MDカートリッジやMDケースの各部分に貼り付
けていた。
しかしながら、上記従来の記録再生可能なMDの例から
も明らかなように、記録再生可能なディスクシステムで
は、ディスク内容の確認は、再生時ディスク再生装置の
表示部に表示されるディスク名や主情報名などで確認す
ることを前提としたシステムになっていた。このためデ
ィスクカートリッジに貼り付けて使用するラベルを作成
するためには、再生装置の表示部に表示されたディスク
名・主情報名などをユーザーが各種ラベルにわざわざ手
書きした後、ディスクカートリッジの各部分に貼り分け
ていた。このようにラベルの作成手順は非常に煩雑であ
るとともに、サイズの小さいラベル内に多数の文字を手
書きで書き込むことは不可能に近い。しかも数種類のラ
ベルを作成しなければならないことは非常に根気のいる
ことであるという問題点を有していた。
そこで、本発明は記録再生可能なディスク内に書き込
まれたディスク名・主情報名などを用いてディスクカー
トリッジに貼り付けて使用するラベルを自動的に印字
し、しかも数種類のラベルを一度に作成してしまうラベ
ル印字装置の提供を目的とする。
発明の開示 クレーム1のラベル印字装置の発明は、外部操作手段
による主情報読出要求に応答して、ディスク内に記憶さ
れた主情報を読み出し、外部操作手段による属性情報読
出要求に応答して、ディスク内または装置本体内の所定
の領域に記憶されたテキストデータから成る主情報に関
する属性情報を読み出すディスク再生装置の制御部に対
して、外部操作手段の代わりにまたは外部操作手段と併
用されて属性情報読出要求を行う属性情報リクエスト手
段と、ディスクを収容したディスクカートリッジに貼付
けるラベルに印字するための印字手段と、この属性情報
リクエスト手段からの属性情報読出要求に応答して読み
出された属性情報を印字用のドットパターンデータに変
換して印字手段に印字させる印字制御手段と、を備え、
外部操作手段には、外部からディスク再生装置を操作す
るリモコンが含まれ、ディスク再生装置は、リモコンか
らの属性情報読出要求を受信してそれに応答した属性情
報をリモコンに対して出力するリモコン通信手段を有
し、属性情報リクエスト手段は、リモコン通信手段を介
してリモコンと同一の通信によって属性情報読出要求を
送信し、印字制御手段は、リモコン通信手段を介してリ
モコンと同一の通信によって受信した属性情報をドット
パターンデータに変換することを特徴とする。
この構成によれば、まず、外部操作手段による属性情
報読出要求に応答して属性情報を読み出すディスク再生
装置の制御部に対して、外部操作手段の代わりにまたは
外部操作手段と併用されて属性情報読出要求を行い、そ
れに応答して読み出された属性情報を印字用のドットパ
ターンデータに変換して印字する。この場合、もともと
ディスク再生装置が備えていた読出機能を使用するの
で、新たな機能を付加することなく、属性情報を読み出
すことができる。また、読み出した属性情報を変換して
ラベルに印刷できるので、ラベルに手書きで書き込む必
要がなくなる。したがって、このラベル印字装置では、
ディスクカートリッジに貼り付けて使用するラベルを簡
単にしかも美しく作成できる。
また、この構成によれば、ディスク再生装置がリモコ
ンからの属性情報読出要求に応答した属性情報を出力す
るリモコン通信手段を有し、そのリモコン通信手段を介
してリモコンと同一の通信によって属性情報読出要求の
送信とそれに応答した属性情報の受信を行う。すなわ
ち、もともとディスク再生装置が備えていたリモコン通
信手段を利用するので、新たな読出機能を付加すること
なく、属性情報を読み出してラベルに印刷でき、ディス
クカートリッジに貼り付けて使用するラベルを簡単にし
かも美しく作成できる。
好ましくは、リモコン通信手段は、リモコンと有線で
通信する手段であり、そのリモコン通信手段を介して有
線でディスク再生装置に接続されることを特徴とする。
この構成によれば、ディスク再生装置がリモコンと有線
で通信する手段を有するので、そのリモコン機能を利用
して属性情報を読み出してラベルに印刷でき、ラベルを
簡単にしかも美しく作成できる。
好ましくは、リモコン通信手段は、リモコンとの接続
を着脱自在に行うためのコネクタ端子を有することを特
徴とする。この構成によれば、ディスク再生装置がリモ
コンとの接続を着脱自在に行うためのコネクタ端子を有
するので、そのコネクタ端子にラベル印字装置を接続す
るだけで、ラベルを簡単にしかも美しく作成できる。す
なわち、例えばポータブル型のディスク再生装置などの
場合に適している。
好ましくは、リモコンは、自己の表示部に表示する表
示情報を属性情報として、その属性情報を要求する属性
情報読出要求を出力可能に構成され、属性情報リクエス
ト手段は、リモコンと同一の表示情報を要求する属性情
報読出要求を送信可能であることを特徴とする。この構
成によれば、リモコンが自己の表示部に表示する表示情
報を要求する属性情報読出要求を出力可能に構成されて
いるので、それに応答できるリモコン通信手段もその属
性情報読出要求に応答して表示情報を属性情報としてリ
モコンに出力できる。このラベル印字装置では、リモコ
ンと同一の属性情報読出要求を送信できるので、リモコ
ンを接続したときにその表示部に表示できる属性情報を
全て印字できる。すなわち、従来なら、その表示を確認
してラベルに手書きで書き込むことにより作製したラベ
ルを、簡単にしかも美しく作成できる。
好ましくは、リモコン通信手段は、リモコンと光通信
を行う手段であり、そのリモコン通信手段と介して光通
信によりディスク再生装置と送受信可能であることを特
徴とする。この構成によれば、ディスク再生装置と光通
信により送受信可能なので、その機能を利用して属性情
報を読み出してラベルに印刷でき、ラベルを簡単にしか
も美しく作成できる。
好ましくは、リモコンのディスク再生装置を操作する
機能と同一の機能を有するリモコン手段をさらに備えた
ことを特徴とする。この構成によれば、リモコンのディ
スク再生装置を操作する機能と同一の機能を有するリモ
コン手段を備えるので、属性情報を読み出してラベルを
簡単に美しく作成できるのに加え、リモコンとしての機
能も備えることになり、リモコンを別に所有する煩わし
さがない。すなわち、例えば据置型のディスク再生装置
などの場合に適している。
好ましくは、外部操作手段には、ディスク再生装置を
収容する装置本体の外面に配設されたディスク操作ボタ
ン群を有するディスク操作部が含まれ、ディスク再生装
置は、ディスク操作部からの属性情報読出要求に応答し
て読み出された属性情報の一部または全部を表示情報と
して表示する表示部を有することを特徴とする。この構
成によれば、ディスク再生装置の外部操作手段であるデ
ィスク操作部を利用して属性情報の一部または全部を表
示情報として表示部に表示できる。すなわち、もともと
ディスク再生装置が表示部への表示のための読出機能と
して備えていた機能を利用できる。
好ましくは、属性情報リクエスト手段は、ラベルへの
印字処理の開始を指示する印字開始指示手段を有し、印
字開始が指示された後に属性情報読出要求を行うことを
特徴とする。この構成によれば、印字開始が指示された
後に属性情報読出要求を行うので、ラベルへの印字が不
要なときにその印字のためだけの処理を行うなどの無駄
を防止できる。
好ましくは、ディスク再生装置は、ディスク内に記憶
された主情報に関してディスク内から読み出したまたは
新たに装置内で作成したテキストデータを属性情報とし
て記憶する記憶手段を有し、属性情報読出要求に応答し
て、記憶手段から属性情報を読み出すことを特徴とす
る。この構成によれば、ディスク再生装置が属性情報を
記憶する記憶手段を有するので、属性情報読出要求に応
答して即座に属性情報を読み出せる。したがって、この
場合、ラベル印字装置の属性情報リクエスト手段からの
属性記憶読出要求に対する応答も早くなる。
好ましくは、印字制御手段は、属性情報を、ラベルの
形状にハーフカットされた半抜きラベルが形成された印
字用テープ用のドットパターンに変換することを特徴と
する。この構成によれば、属性情報を、ラベルがハーフ
カット(いわゆる半抜き)で形成された印字用テープ用
のドットパターンに変換するので、これをその印字用テ
ープに印字するだけで、ラベルを容易に作成でき、ま
た、その半抜き部分を剥すだけで、容易に貼り付けられ
るラベルとすることができる。
好ましくは、印字用テープを着脱自在に装着可能なラ
ベル格納手段をさらに備えたことを特徴とする。この構
成によれば、ラベルが半抜きで形成された印字用テープ
を着脱自在に装着でき、その半抜きラベルに印字できる
ので、印字用テープを交換するだけで、次々と容易にラ
ベルが作成できる。
好ましくは、印字用テープは、半抜きラベルが連続し
て複数形成されたものであることを特徴とする。この構
成によれば、半抜きラベルが連続して複数形成された印
字用テープに印字できるので、複数のカセットを容易に
作成できる。
好ましくは、印字用テープは、カセットに収容され、
ラベル格納手段は、カセットを着脱自在に装着可能に構
成されていることを特徴とする。この構成によれば、カ
セットに収容された印字用テープを着脱自在に装着で
き、その印字用テープには、半抜きラベルが連続して複
数形成されているので、印字用テープに形成されている
数枚分のラベルを連続して作成できるばかりでなく、カ
セットを交換するだけで、容易にそれを繰り返せるの
で、多数のラベルを容易に作成できる。
好ましくは、印字用テープの半抜きラベルには、外形
サイズの互いに異なる複数種類の半抜きラベルが含まれ
ることを特徴とする。この構成によれば、属性情報を、
外形サイズが互いに異なる複数種類のラベルが半抜きで
形成された印字用テープ用ドットパターンに変換するの
で、これを印字することにより、外形サイズの異なる複
数種類のラベルが容易に作成できる。
好ましくは、複数種類の半抜きラベルには、ディスク
カートリッジのおもて面に貼るメインラベルと、ディス
クカートリッジの側面に貼るサイドラベルが含まれるこ
とを特徴とする。この構成によれば、属性情報を、ディ
スクカートリッジのおもて面に貼るメインラベルと、デ
ィスクカートリッジの側面に貼るサイドラベルを含む複
数種類の半抜きラベルが形成された印字用テープ用のド
ットパターンに変換するので、これを印字することによ
り、メインラベルとサイドラベルを同時にかつ容易に作
成できる。
好ましくは、印字用テープの半抜きラベルには、サイ
ドラベルが複数枚含まれることを特徴とする。この構成
によれば、メインラベルと複数枚のサイドラベルを同時
にかつ容易に作成できる。
好ましくは、ドットパターンデータを格納する印字バ
ッファをさらに備え、印字制御手段は、メインラベルに
印字するときには、メインラベル用のドットパターンデ
ータを印字バッファに格納し、サイドラベルを印字する
ときには、サイドラベル用のドットパターンデータを印
字バッファに格納することを特徴とする。この構成によ
れば、メインラベルの印字のための印字バッファとサイ
ドラベルの印字のための印字バッファとして、同じもの
を使用するので、印字バッファとして確保するメモリ容
量を小さくできる。
好ましくは、属性情報には、ディスクのディスク名、
主情報番号および主情報名が含まれ、印字制御手段は、
メインラベルの位置にディスク名、主情報番号および、
主情報名のドットパターンデータを作成するとともに、
サイドラベルの位置にディスク名のドットパターンデー
タを作成することを特徴とする。この構成によれば、比
較的面積の大きいメインラベルにディスク内容の詳細を
印字するとともに、サイドラベルにはディスク名を印字
するので、並べて保管する場合などにディスクの区別が
しやすい。
好ましくは、属性情報には、ディスクのディスク名、
主情報番号および主情報名が含まれ、印字用テープの半
抜きラベルには、ディスクカートリッジのおもて面に貼
るメインラベルが含まれ、印字制御手段は、ドットパタ
ーンとして、メインラベルの位置に属性情報のドットパ
ターンデータを作成することを特徴とする。この構成に
よれば、属性情報を、ディスクカートリッジのおもて面
に貼るメインラベル用の半抜きラベルが形成された印字
用テープ用のドットパターンに変換するので、これを印
字するだけで、メインラベルを容易に作成できる。ま
た、このメインラベルは、比較的面積を大きくできるの
で、ディスク名、主情報番号、主情報名など、ディスク
内容の詳細を印字できる。
好ましくは、印字制御手段は、メインラベルの一つの
行にディスク名のドットパターンデータを作成し、ディ
スク名のドットパターンデータの長さがメインラベルの
最大印字幅以上の場合、その残りのドットパターンデー
タを次の行に作成し、他の行には同一行に一つの主情報
番号およびそれに対応した主情報名のドットパターンデ
ータを続けて作成し、主情報番号およびそれに対応した
主情報名のドットパターンデータの合計の長さがメイン
ラベルの最大印字幅以上の場合、残りのドットパターン
データを次の行に作成することを特徴とする。この構成
によれば、メインラベルの一つの行にディスク名(もし
ディスク名が長い場合は次の行に続けて)を印字し、他
の行に主情報番号とその主情報名を(もし長い場合は次
の行に続けて)印字するので、ディスク内容の詳細が一
目で理解できる印字レイアウトのメインラベルが作成で
きる。
好ましくは、印字制御手段は、メインラベルの1行目
からディスク名のドットパターンデータを作成し、次の
行からは番号の若い順に主情報番号およびそれに対応す
る主情報名のドットパターデータを作成することを特徴
とする。この構成によれば、サイズの小さいメインラベ
ルであってもディスクの内容を最も的確に表すメインラ
ベルを作成することができる。
好ましくは、印字制御手段は、メインラベルの最大印
字行数により決定される最終行までに全ての主情報番号
およびそれに対応する主情報名が印字しきれない場合、
その旨を報告するドットパターンを、最終行のドットパ
ターンとして作成することを特徴とする。この構成によ
れば、メインラベルの最終行までに全ての主情報番号お
よびそれに対応する主情報名が印字しきれない場合、そ
の旨を報告するドットパターンを作成して印字するの
で、ユーザはそれを見ることにより、印字されていない
主情報番号および主情報名の存在を知ることができる。
好ましくは、その旨には、まだ印字されていない残り
の主情報数が含まれることを特徴とする。この構成によ
れば、全ての主情報番号およびそれに対応する主情報名
が印字しきれない場合、その旨を印字するが、それに
は、印字されていない残りの主情報数が含まれるので、
ユーザはそれを見ることにより、印字された主情報名ば
かりでなく、印字されていない残りの主情報数や、ディ
スクに記録されている主情報の総数を知ることができ
る。
好ましくは、属性情報には、主情報番号に対応した再
生時間および記録日時がさらに含まれ、属性情報リクエ
スト手段は、属性情報読出要求により要求する属性情報
の組合せを選択して指示するための印字選択手段を有
し、印字選択手段により指示可能な属性情報の組合せの
選択指示には、ディスク名、主情報番号および主情報名
の組合せを選択して指示する第1選択指示以外に、再生
時間および記録日時の組合せを選択して指示する第3選
択指示が含まれ、印字制御手段は、ドットパターンとし
て、メインラベルの位置に属性情報のうちの印字選択手
段により選択指示された組合せのドットパターンデータ
を作成することを特徴とする。この構成によれば、ディ
スク名、主情報番号および主情報名の組合せを選択指示
する(第1選択指示)以外に、再生時間および記録日時
の組合せを選択指示(第3選択指示)できるので、より
多様なメインラベルを作成できる。また、第1選択指示
および第3選択指示により個別に作成されたラベルを並
べて貼り付けることにより、一般的に主情報に関して必
要な情報の全てが把握できるラベルとなる。
好ましくは、属性情報の組合せの選択指示には、第1
選択指示を選択指示しても、メインラベルの最大印字行
数により決定される最終行までに全ての主情報番号およ
びそれに対応する主情報名が印字しきれない場合の、残
りの主情報番号および主情報名の組合せを選択して指示
する第2選択指示がさらに含まれることを特徴とする。
この構成によれば、第1選択指示においてディスク名、
主情報番号および主情報名の組合せを選択指示しても、
メインラベルの最終行までに印字しきれない場合の、残
りの主情報番号および主情報名の組合せを選択指示(第
2選択指示)できるので、さらに多様なメインラベルを
作成できるとともに、第1選択指示および第2選択指示
により個別に作成されたラベルを並べて貼り付けること
により、主情報番号およびそれに対応する主情報名の全
てが把握できるラベルとなる。
好ましくは、印字制御手段は、第3選択指示が選択指
示されたときに、第1選択指示が選択指示された場合の
各主情報番号の行に合わせて各主情報番号に対応する再
生時間と記録日時のドットパターンデータを作成するこ
とを特徴とする。この構成によれば、第3選択指示が選
択指示されたときに、第1選択指示(ディスク名、主情
報番号および主情報名の印字を行う)が選択指示された
場合の各主情報番号の行に合わせて、各主情報番号に対
応する再生時間と記録日時のドットパターンデータを作
成して印字するので、第1選択指示および第3選択指示
により個別に作成されたラベルを並べて貼り付けること
により、同一行に主情報番号、その主情報名、その再生
時間、その記録日時が並んで印字された、非常に見やす
いラベルとなる。
好ましくは、属性情報には、ディスクのディスク名が
含まれ、印字用テープの半抜きラベルには、ディスクカ
ートリッジの側面に貼るサイドラベルが含まれ、印字制
御手段は、ドットパターンとして、サイドラベルの位置
にディスク名のドットパターンデータを作成することを
特徴とする。この構成によれば、属性情報を、ディスク
カートリッジの側面に貼るサイドラベル用の半抜きラベ
ルが形成された印字用テープ用のドットパターンに変換
するので、これを印字するだけで、サイドラベルを容易
に作成できる。また、ディスク名は、通常、そのディス
クの特徴を最も良く表現したものであり、サイドラベル
によりディスクの区別がしやすくなる。
好ましくは、印字用テープの半抜きラベルには、サイ
ドラベルが複数枚含まれることを特徴とする。この構成
によれば、複数枚のサイドラベルを容易に作成できる。
好ましくは、印字制御手段は、ディスク名のドットパ
ターンデータ長さの中心を、サイドラベルの長さ方向の
中心線に一致させて作成することを特徴とする。この構
成によれば、ディスク名のドットパターンデータ長さの
中心を、サイドラベルの長さ方向の中心線に一致させて
作成するので、いわゆる中心割り振りでディスク名を印
字でき、見栄えの良いサイドラベルを作成できる。
好ましくは、印字制御手段は、サイドラベルの印字エ
リアの最初にディスク名であることを示す定型のタイト
ルコメントのドットパターンデータを作成し、続けてデ
ィスク名のドットパターンデータを作成することを特徴
とする。この構成によれば、サイドラベルの最初にディ
スク名であることを示す定型のタイトルコメントを印字
し、それに続けてディスク名を印字するので、サイドラ
ベルによる表示がディスク名であることを明示できると
ともに、印字されるディスク名の先頭を揃えられるの
で、ディスクカートリッジを多数枚重ねて置いたときに
印字の先頭がそろって見栄えの良いサイドラベルにな
る。
好ましくは、ディスク内の主情報には主情報番号が付
され、属性情報には、ディスクのディスク名、主情報番
号およびそれに対応する主情報名、並びに、主情報番号
が最小の主情報の記録日時が含まれ、印字用テープの半
抜きラベルには、ディスクカートリッジの側面に貼るサ
イドラベルが含まれ、印字制御手段は、属性情報リクエ
スト手段からの属性情報読出要求に応答して読み出され
た属性情報にディスク名があるときに、ドットパターン
として、サイドラベルの位置にディスク名のドットパタ
ーンデータを作成し、読み出された属性情報にディスク
名がなく主情報名があるときに、ディスク名の代わり
に、その主情報名のうちの主情報番号が最小のもののド
ットパターンデータを作成し、さらに読み出された属性
情報にディスク名も主情報名もないときに、記録日時の
ドットパターンデータを作成することを特徴とする。こ
の構成によれば、属性情報を、ディスクカートリッジの
側面に貼るサイドラベル用の半抜きラベルが形成された
印字用テープ用のドットパターンに変換するので、これ
を印字するだけで、サイドラベルを容易に作成できる。
また、ディスク名は、通常、そのディスクの特徴を最も
良く表現したものであり、そのディスク名を印字したサ
イドラベルによりディスクの区別がしやすくなる。ま
た、読み出した属性情報にディスク名がなく主情報名が
あるときには、ディスク名の代わりに、そのうちの主情
報番号が最小の主情報名のドットパターンデータを作成
して印字し、主情報名が全てなければ、最小の主情報番
号(例えば主情報番号1)の主情報の記録日時を印字す
るので、ディスク名がない場合でも、最もディスク内容
を表すサイドラベルを作成できる。
図面の簡単な説明 図1は、ラベル印字装置を組み込んだ一実施形態であ
る据置型MD記録再生装置の外観図である。
図2は本発明のラベル印字装置を構成するテープ印字
機構の斜視図である。
図3は、2種類の半抜きラベルが形成された印字用テ
ープの詳細図である。
図4は、印字選択ボタンで「ディスク名と曲名」を選
択したときのメインラベルの印字結果である。
図5は、印字選択ボタンで「残りの曲名」を選択した
ときのメインラベルの印字結果である。
図6は、印字選択ボタンで「演奏時間と記録日時」を
選択したときのメインラベルの印字結果である。
図7は、サイドラベルの印字結果である。
図8は、図1に示した本発明のラベル印字装置を内蔵
した、据置型のMD記録再生装置のブロック図である。
図9は、ディスク情報記憶部にシリアルに格納された
曲の各種データの構成図である。
図10は、本発明のラベル印字装置で行われるテープ印
字機構の印字制御プログラムのフローチャートである。
図11は、印字フォーマット設定処理のフローチャート
である。
図12は、メインラベル用印字ドットパターンデータ作
成処理−1のフローチャートである。
図13は、メインラベル用印字ドットパターンデータ作
成処理−2のフローチャートである。
図14は、メインラベル用印字ドットパターンデータ作
成処理−3のフローチャートである。
図15は、サイドラベル用印字ドットパターンデータ作
成処理のフローチャートである。
図16は、サイドラベルの他の印字例である。
図17は、図16の印字例を得るためのサイドラベル用印
字ドットパターンデータ作成処理のフローチャートであ
る。
図18は、ミニディスク(MD)の外観図である。
図19は、本発明の第2実施形態である、従来のポータ
ブル型のMD記録再生プレーヤに接続したラベル印字装置
のシステムの外観図である。
図20は、図19のシステムのブロック図である。
図21は、別の例で示す図9と同様の構成図である。
図22は、別の例で示す図10と同様のフローチャートで
ある。
図23は、図22のデータ読み込み処理の別の例を示すフ
ローチャートである。
図24は、リモコン操作時のラベル印字装置またはリモ
コンとMD記録再生プレーヤ間の送受信の態様の一例を示
す説明図である。
図25は、本発明の第3実施形態であるラベル印字装置
のブロック図である。
図26は、本発明の第4実施形態であるラベル印字装置
により、リモコンの複数の要求キーによる要求信号を組
み合わせて連続する属性情報要求を行う場合のMD記録再
生プレーヤとの間の送受信の態様の一例を示す説明図で
ある。
図27は、図26に続く説明図である。
図28は、図27に続く説明図である。
図29は、図26に相当するディスク名要求・格納処理、
図27に相当する曲名要求準備処理、図28に相当する曲名
要求・格納処理をそれぞれサブルーチン化してそれらを
順に起動する印刷用データ読込処理のフローチャートで
ある。
図30は、従来からのポータブル型のMD記録再生プレー
ヤのシステムの外観図である。
図31は、図30のシステムのブロックである。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
また記録再生可能なディスクシステムとしてMDシステム
を実施形態に用いて説明する。
図1は、本発明のラベル印字装置を組み込んだ一実施
形態である据置型のMD記録再生装置の外観を示す。据置
型のMD記録再生装置1は、MD記録再生装置(ディスク再
生装置)と、ラベル印字装置を備えている。印字用テー
プ4は、印字が終了して排出された状態が図示されてい
る。
印字用テープ4は、おもて面が被印字面で裏面が粘着
加工面であるテープ基材と、粘着加工面を覆う剥離紙か
ら成る2層構成になっている。さらに印字用テープ4の
テープ基材には、MDカートリッジに貼り付けるメインラ
ベル5、及びサイドラベル6、7、8がハーフカットで
形成されている(以下、このような状態のラベルを半抜
きラベルという)。このラベル印字装置では、属性情報
を、ラベルがハーフカット(いわゆる半抜き)で形成さ
れた印字用テープ4用のドットパターンに変換し印字す
ることにより、ラベルを容易に作成でき、また、その半
抜き部分を剥がすだけで、容易に貼り付けられるラベル
とすることができる。
9は印字スタートボタン(印字開始手段)であり、操
作すると後述のようにラベル作成が開始される。そし
て、このラベル印字装置では、印字開始が指示された後
に後述の属性情報読出要求を行うので、ラベルの印字が
不要なときにその印字のためだけの処理を行うなどの無
駄を防止できる。
10はメインラベル5の印字組合せを選ぶスライド式の
印字選択ボタン(印字選択手段)であり、11の位置にす
ること(第1選択指示)により「ディスク名と曲名」を
併せて印字したメインラベル5の作成、12の位置にする
こと(第2選択指示)により「残りの曲名」を印字した
メインラベル5の作成、13の位置にすること(第3選択
指示)により「演奏時間と記録日時」を併せて印字した
メインラベル5の作成、の3種類の印字組合せを選択し
て指示できる。14はMDの記録、再生操作をする記録再生
操作ボタン群(ディスク操作ボタン群)である。15、16
はスピーカーである。
図2は本発明のラベル印字装置を構成するテープ印字
機構であり、以下、簡単に説明する。このテープ印字機
構は、印字テープ収納カセット21とプリンター部91(図
8参照)を備えている。
印字テープ収納カセット(カセット)21は、ロール状
になった印字用テープ4、供給用ロールと使用済み巻き
取りロールとの間に巻き回されている熱転写用インクリ
ボン22、およびプラテンローラ23が収納されている。印
字テープ収納カセット21はプリンター部(ラベル格納手
段)91に着脱自在に装着される。また、印字テープ収納
カセット21は、収納された印字用テープ4に形成された
半抜きラベルの形状やその組合せの種類に応じて、数種
類用意されている。
プリンター部(印字手段)91は、256個の発熱素子が
印字用テープ4の幅方向に200ドット/インチのピッチ
で1列に配置されたサーマルヘッド24、プラテンローラ
23や熱転写用インクリボン22の使用済み巻き取りロール
を回転駆動させるテープ送りモータ25、印字テープ収納
カセット21の種類を検出するカセット検出スイッチ26な
どより成る。カセット検出スイッチ26はその2つの検出
レバーに対応した位置の、印字テープ収納カセット21に
形成された穴のあるなしを検出して、印字テープ収納カ
セット21の種類、即ち印字用テープ4に形成された半抜
きラベルの位置と形状の種類を検出する。
ラベル作成時、テープ印字制御機構は、プラテンロー
ラ23に印字用テープ4、熱転写用インクリボン22を介し
てサーマルヘッド24を押し圧する。さらにテープ送りモ
ータ25を回転駆動して印字用テープ4を送るとともに、
フォトインタラプタより成る印字基準検出スイッチ28で
印字テープ4に形成された印字基準位置を検出した後、
サーマルヘッド24の所定の発熱素子を印字テープ4の基
準送りピッチ(200ドット/インチ)ごとのタイミング
で発熱させることにより、熱転写用インクリボン22のイ
ンクを印字用テープ4上に複数のドット列転写して文字
を印字する。
図3は、数種類ある半抜きラベルの形状とその組合せ
の一実施形態である、印字用テープの詳細図である。4
は印字用テープ、5はメインラベル、6、7、8はサイ
ドラベルである。サイドラベルが3枚形成されている理
由は、MDカートリッジ(ディスクカートリッジ:例えば
図18で前述のMDカートリッジ901参照)やMDケース(例
えば同図のMDケース902参照)の必要な側面に貼るため
である。
35は印字基準穴であり、印字基準検出スイッチ28がこ
の穴を検出し、これを基準として所定の位置にディスク
名、曲名等を印字する。36は次の組合せラベルの印字基
準穴である。2点鎖線31の内部はメインラベル5の最大
印字エリア32であり、最大印字幅Hはサーマルヘッド24
の発熱素子256ドット列の幅に等しく約32.5mmである。
最大印字長さLは、左右に等しい余白長さを確保したう
えで、378の基準送りピッチで構成されており、約48mm
となる。印字文字1字の高さを16基準送りピッチ、行間
隙間を2基準送りピッチで構成すると、最大印字長さL
の中に最大21行の印字が可能となる。2点鎖線33の内部
はサイドラベルの最大印字エリア34であり、メインラベ
ルの最大印字エリア32と同一サイズである。また、サイ
ドラベルの最大印字エリア34の最大印字長さLの方向の
中心線は、サイドラベルの長さ方向の中心線に一致して
いる。サイドラベルに印字する場合は、サイドラベル
6、7、8とサイドラベルの最大印字エリア34の重なっ
た位置に文字を配置することになる。
上述のように、このラベル印字装置では、ラベルが半
抜きで形成された印字用テープ4を着脱自在に装着で
き、その半抜きラベルに印字できるので、印字用テープ
4を交換するだけで、次々と容易にラベルが作成でき
る。さらにいえば、印字用テープ4は印字テープ収納カ
セット(カセット)21に収容され、印字テープ収納カセ
ット21に収容された印字用テープ4を着脱自在に装着で
き、その印字用テープ4には、半抜きラベルが連続して
複数形成されているので、印字用テープ4に形成されて
いる枚数分のラベルを連続して作成できるばかりでな
く、印字テープ収納カセット21を交換するだけで、容易
にそれを繰り返せるので、多数のラベルを容易に作成で
きる。
また、このラベル印字装置では、印字用テープ4の半
抜きラベルには、外形サイズの互いに異なる複数種類の
半抜きラベルが含まれている。すなわち、後述する種々
の属性情報を、外形サイズが互いに異なる複数種類のラ
ベルが半抜きで形成された印字用テープ4用のドットパ
ターンに変換し印字することにより、外形サイズの異な
る複数種類のラベルが容易に作成できる。
この場合の複数種類の半抜きラベルには、MDカートリ
ッジ(ディスクカートリッジ:図18参照)901のおもて
面に貼るメインラベル5(図18のメインラベル903参
照)と、MDカートリッジ(ディスクカートリッジ)の側
面に貼るサイドラベル(図18のサイドラベル904参照)
が含まれるので、属性情報を、メインラベル5とサイド
ラベル6等を含む複数種類の半抜きラベルが形成された
印字用テープ4用のドットパターンに変換し印字するこ
とにより、メインラベル5とサイドラベル6等を同時に
かつ容易に作成できる。
また、図3の例の場合、印字用テープ4には、半抜き
ラベルとしてサイドラベル6〜8の3枚(複数枚)が形
成されている(含まれている)ので、このラベル印字装
置では、メインラベル5以外に3枚のサイドラベル6等
を同時にかつ容易に作成できる。
このラベル印字装置では、印字対象となる属性情報に
は、MD(ディスク)のディスク名、曲番(主情報番
号)、並びに、曲番に対応した曲名(主情報名)、再生
時間および記録日時が含まれている。また、比較的面積
の大きいメインラベル5にディスク内容の詳細を印字す
るとともに、サイドラベル6等にはディスク名等を印字
するので、並べて保管する場合などにディスクの区別が
しやすいものとなっている。
以下、まず、メインラベル5の印字フォーマット(印
字ドットパターン)について説明する。
図4は印字選択ボタン(印字選択手段)10により図1
で前述の第1選択指示(11)の「ディスク名と曲名」を
選択したときのメインラベル5の印字結果である。
41はディスク名であり、1行の1列目から印字が開始
されている。42は曲番(主情報番号)であり、曲番1か
らの追い番になっている。また1列目から印字されてい
る。43は曲番1の曲名(主情報名)である。曲名は全て
同一の曲名開始列から印字開始されるため、曲名の頭位
置はそろっている。44は曲番2の曲名であり、曲名が長
いため次の行に自動的に改行されて印字されている。45
は曲番3の曲名が入力されていないため空白になってい
る。46は21行目である一番下の行であり、印字しきれな
い曲番が残っているため、あらかじめ決められた残りを
表すコメント「その他」と残り曲数が1列目から印字さ
れている。
以上で説明したように、メインラベル5に曲番(主情
報番号)42とそれに対応する曲名(主情報名)43等を同
一行に並べて印字するようにすると、曲番は必ず印字さ
れるため、曲名が記録されているかいないかが一目で明
らかとなる。
なお、図4で上述の例では、曲番の後(曲名の前)に
区切りマークの「:」が付されているので、仮に曲番を
省略しても、区切りマークにより曲名の記録の有無を判
断できる(曲名の前のマークという意味で、プレ曲名
(主情報名)マーク)。すなわち曲番(主情報番号)お
よび/またはプレ曲名マークにより、曲名の記録の有無
を判別できる。また、これにより、長い曲名を次の行に
続けて印字しても、どの曲の曲名であるかわからなくな
ると言うことはない。
さらに、上述の例のように、たくさんの曲が記録され
ている場合、最後の行にまだ曲名が印字されていない曲
数を印字するため、ユーザーはまだどのくらい曲がある
かを知ることができる。またディスク名も併せて印字す
るため、ユーザーはメインラベル5を見ればMDの内容が
全て理解できるのである。またコメント「その他」はま
だ印字されていない曲があることを連想させるコメント
ならば何でもよく「残り曲数」や「全・・曲」などでも
良い。またプレ曲名マークとしてならば、「:」ではな
く他のマーク(例えば「・」や「.」等)でも良く、単
に曲番と曲名の区切りの意味であれば、スペースでも良
い。
図5は印字選択ボタン10により図1で前述の第2選択
指示(12)の「残りの曲名」を選択したときのメインラ
ベル5の印字結果である。51は残りの曲名の最初の曲番
13の曲名である。52は一番最後の曲名であり、このMDに
は17曲記録されていることを示している。
以上で説明した「残りの曲名」を選択したときのメイ
ンラベル5と、図4で説明した「ディスク名と曲名」を
選択したときのメインラベル5を、例えば図18で前述の
ケースラベル905のかわりにMDケース902に並べて貼り付
けると、全ての曲名がわかるラベルとすることができ
る。
図6は印字選択ボタン10により図1で前述の第3選択
指示(13)の「演奏時間と記録日時」を選択したときの
メインラベル5の印字結果である。61は曲番1の演奏時
間、62は曲番1の録音日時を表示しており、2行目に印
字されている。63は曲番2の演奏時間、64は曲番2の録
音日時を表示している。65は曲番3の演奏時間、66は曲
番3の録音日時を表示している。上の行が1行空白とな
っているのは、曲番2の曲名44が2行にわたって印字さ
れているためである。このように各曲番の演奏時間・録
音日時の印字行は、図4で表示された「ディスク名と曲
名」を選択したときのメインラベル5の曲番表示の印字
行と同じになっている。
以上で説明した「演奏時間と記録日時」を選択したと
きのメインラベル5と、図4で説明した「ディスク名と
曲名」を選択したときのメインラベル5を、例えば図18
で前述のケースラベル905のかわりにMDケース902に並べ
て貼り付けると、各曲の全ての情報即ち曲番、曲名、演
奏時間、記録日時が同一行に印字されたラベルとするこ
とができる。また、ディスク名と同じ行にはなにも印字
されていないが、ディスクの全演奏時間とディスク名の
記録日時を並べて印字しても良い。
上述のように、このラベル印字装置では、属性情報
を、MDカートリッジ(ディスクカートリッジ:図18参
照)901のおもて面に貼るメインラベル5用の半抜きラ
ベルが形成された印字用テープ4用のドットパターンに
変換し印字することにより、メインラベル5を容易に作
成できる。また、このメインラベル5は、比較的面積を
大きくできるので、ディスク名、曲番(主情報番号)、
曲名(主情報名)など、ディスク内容の詳細を印字でき
る。
また、印字選択ボタン(印字選択手段)10により第1
選択指示の「ディスク名と曲名」を選択指示することに
よって、メインラベル5の一つの行にディスク名(もし
ディスク名が長い場合は次の行に続けて)を印字し、他
の行に曲番(主情報番号)とその曲名(主情報名)を
(もし長い場合は次の行に続けて)印字するので、ディ
スク内容の詳細が一目で理解できる印字レイアウトのメ
インラベル5が作成できる。
また、メインラベル5の最終行までに全ての曲番(主
情報番号)およびそれに対応する曲名(主情報名)が印
字しきれない場合、その旨を報告するドットパターンを
作成して印字するので、ユーザはそれを見ることによ
り、印字されていない曲番(主情報番号)および曲名
(主情報名)の存在を知ることができる。そして、それ
には、印字されていない残りの曲数(主情報数)が含ま
れるので、ユーザはそれを見ることにより、印字された
曲名(主情報名)ばかりでなく、印字されていない残り
の曲数(主情報数)や、MD(ディスク)に記録されてい
る曲(主情報)の総数を知ることができる。
また、このラベル印字装置では、ディスク名、曲番
(主情報番号)および曲名(主情報名)の組合せを選択
指示する(第1選択指示)以外に、再生時間および記録
日時の組合せを選択指示(第3選択指示)できるので、
より多様なメインラベル5を作成できる。また、第1選
択指示および第3選択指示により個別に作成されたラベ
ルを並べて貼り付けることにより、一般的に曲(主情
報)に関して必要な情報の全てが把握できるラベルとな
る。
また、第3選択指示が選択指示されたときに、第1選
択指示(ディスク名、主情報番号および主情報名の印字
を行う)が選択指示された場合の各曲番(各主情報番
号)の行に合わせて、各曲番(各主情報番号)に対応す
る再生時間と記録日時のドットパターンデータを作成し
て印字するので、第1選択指示および第3選択指示によ
り個別に作成されたラベルを並べて貼り付けることによ
り、同一行に曲番(主情報番号)、その曲名(主情報
名)、その再生時間、その記録日時が並んで印字され
た、非常に見やすいラベルとなる。
また、このラベル印字装置では、第1選択指示におい
てディスク名、曲番(主情報番号)および曲名(主情報
名)の組合せを選択指示しても、メインラベル5の最終
行までに印字しきれない場合の、残りの曲番(主情報番
号)および曲名(主情報名)の組合せを選択指示(第2
選択指示)できるので、さらに多様なメインラベル5を
作成できるとともに、第1選択指示および第2選択指示
により個別に作成されたラベルを並んで貼り付けること
により、曲番(主情報番号)およびそれに対応する曲名
(主情報名)の全てが把握できるラベルとなる。
次に、サイドラベル6、7、8(サイドラベル6等)
の印字フォーマット(印字ドットパターン)について説
明する。
図7はサイドラベル6等の印字例である。71はサイド
ラベル6等に印字されたディスク名である。本実施形態
では、サイドラベル6等には、ディスク名が印字される
ようになっている。またMD内にディスク名が記録されて
いない場合は、記録された曲名のうち、一番曲番が若い
曲名が印字される。さらに曲名も記録されていない場合
は曲番1の記録日時が印字される。また印字はサイドラ
ベルの中央に自動的に割り振り印字される。
以上で説明したように、ディスク名が印字されたサイ
ドラベル6等を図18で前述のMDカートリッジ901の側面
や、MDケース902の側面に貼り付けることにより、多数
のMDを重ねて置いても、一度で所望のMDを探し出すこと
ができる。また、一般に最初の曲から印象の強い順番に
曲を記録するため、もしディスク名が記録されていなけ
れば曲名の記録されている曲のうち、一番曲番の早い曲
の曲名を印字する。さらに曲名も全く記録されていなけ
れば、先の理由から必ずMD内に記録されている曲番1の
記録日時を記録する。
上述のように、このラベル印字装置では、属性情報
を、MDカートリッジ(ディスクカートリッジ)901やMD
ケース902(MDカートリッジ等)の側面に貼るサイドラ
ベル6等用の半抜きラベルが形成された印字用テープ4
用のドットパターンに変換し印字することにより、サイ
ドラベル6等を容易に作成できる。また、ディスク名
は、通常、そのMD(ディスク)の特徴を最も良く表現し
たものであり、サイドラベル6等によりディスクの区別
がしやすくなる。
また、読み出した属性情報にディスク名がなく曲名
(主情報名)があるときには、ディスク名の代わりに、
そのうちの曲番(主情報番号)が最小の曲名(主情報
名)のドットパターンデータを作成して印字し、曲名
(主情報名)が全てなければ、最小の曲番(最小の主情
報番号:例えば主情報番号1)の曲(主情報)の記録日
時を印字するので、ディスク名がない場合でも、最もデ
ィスク内容を表すサイドラベル6等を作成できる。
また、印字対象の属性情報(例えばディスク名、一番
曲番の早い曲の曲名または曲番1の記録日時)のドット
パターンデータ長さの中心を、サイドラベル6等の長さ
方向の中心線に一致させて作成するので、いわゆる中心
割り振りでディスク名を印字でき、見栄えの良いサイド
ラベル6等を作成できる。
次に、図8は図1で前述の据置型のMD記録再生装置1
のブロック図であり、本発明のラベル印字装置を内蔵し
たブロック図である。
このMD記録再生装置1は、MDの記録再生に係わる部分
(MD記録再生部:ディスク再生装置)とラベルの印字に
係わる部分(テープ印字機構:ラベル印字装置)から成
る。最初にMD記録再生に係わる部分(ディスク再生装
置)を説明する。
81はMDドライブ部であり、再生時はMD上にデジタル記
録された主情報(音楽情報データ)やテキストデータ
(テキストコードデータ)から成る属性情報(管理情報
データやテキスト情報データ)を読み出す。記録時はMD
上に音楽情報や管理情報をデジタルデータとして記録す
る。82は信号処理部であり、再生時にはMDドライブ部81
から読み出される管理情報データやテキスト情報データ
を一時記憶したり、圧縮されたデジタル音楽データをス
ピーカー15、16を駆動するアナログ音楽信号に変換した
りする。記録時には外部の音源84からのアナログ音楽信
号を圧縮されたデジタル音楽データに変換して、管理情
報データとともにMDドライブ部81に転送する。
85はRAMで構成されたディスク情報記憶部(記憶手
段)であり、ディスク情報(属性情報)としてのディス
ク名・曲番・曲名・曲の演奏時間・曲の記録日時・曲の
総数・ディスク名の記録日時・ディスクの全演奏時間の
各データが格納される。このディスク情報は、再生が開
始(主情報読出要求)したとき信号処理部82に一時記憶
された管理情報データやテキスト情報データを基にし
て、システムコントローラ(ディスク再生装置の制御
部、印字制御手段、属性情報リクエスト手段)86の処理
動作により格納される。
これらのディスク情報(属性情報)のうち、ディスク
名、曲名、曲の記録日時、ディスク名の記録日時の各デ
ータはそのまま格納され、曲番、曲の演奏時間、曲の総
数、ディスクの全演奏時間の各データは管理情報中の曲
の開始と終了アドレス等から演算して格納される。
87は記録再生操作ボタン群(ディスク操作ボタン群)
14よりなる記録・再生操作部(外部操作手段、ディスク
操作部)であり、再生(主情報読出要求、属性情報読出
要求)時に使用する再生ボタン・停止ボタン・選曲ボタ
ン・表示切換ボタン・ディスク名表示ボタン、及びテキ
スト情報入力時使用するタイトルボタン・文字選択ボタ
ン・文字確定ボタン等より成る。
88は表示ドライバーであり、ディスク情報記録部85の
各データを構成している文字コード(属性情報、表示情
報)を受け取って表示用ドットパターンに展開し、表示
部3である液晶パネルに表示文字を表示させる。表示部
3の液晶パネルには、曲番選択時及び再生時は曲番が表
示される曲番表示エリアと曲名が表示される曲名表示エ
リアより成る。記録・再生操作部87の表示切換ボタンが
操作(属性情報読出要求)されるごとに曲名表示部が、
曲名表示から演奏時間、記録日時、再度また曲名表示の
順番にサイクリック表示切換される。
また再生時、タイトルボタンが操作されるとテキスト
入力状態になり、ユーザーは表示部3を見ながら文字選
択ボタンで一文字選択しては文字確定ボタンで確定する
ことを繰り返してディスク名または曲名を作成すること
ができる。テキスト情報の入力を終了し、タイトルボタ
ンを再び入れるとMD内にテキスト情報が記録される。
次にラベル印字装置に関係する部分を説明する。90は
プリンター操作部(属性情報リクエスト手段、印字操作
ボタン群)であり、印字スタートボタン(印字開始手
段)9と印字選択ボタン(印字選択手段)10より成る。
92はプリンタードライバーであり、印字バッファ94な
どより成る。印字バッファ94は、メインラベル5(また
はサイドラベル6等)の最大印字エリア32(または34)
に対応した容量、即ち256×378個のメモリセルから成る
RAMで構成され、後述のように、メインラベル5の作成
時にもサイドラベル6等の作成時にも、共用の印字バッ
ファとして使用される。
91は図2で説明したプリンター部(印字手段)であ
り、サーマルヘッド24(図2参照)、カセット検出スイ
ッチ26、印字基準検出スイッチ28などよりなる。サーマ
ルヘッド24の発熱素子のうち、印字バッファ94内に記憶
された印字ドットパターンの1が記憶されたセルに対応
した位置の発熱素子が通電され、印字が行われる。
93はROMであり、MD記録再生部の制御プログラム、テ
ープ印字機構の印字制御プログラム、文字コードに対応
した印字ドットパターンデータ、印字テープ収納カセッ
ト21の種類に応じたラベルの形状情報や図3で前述の最
大印字エリア32(または34)の位置情報(図3参照)な
どが格納されている。
図9はディスク情報記憶部85にシリアルに格納された
曲の各種データ(属性情報)の構成図である。101はデ
ィスクに記録されている全曲の数を表す曲の総数、102
はディスク名、103は全曲の演奏時間を表すディスクの
全演奏時間、104はディスク名の記録日時である。105は
最初の曲の曲番1、106は曲番1の曲名1、107は曲番1
の演奏時間1、108は曲番1の記録日時1である。さら
に続けて109は曲番2、110は曲番2の曲名2、111は曲
番2の演奏時間2、112は曲番2の記録日時2である。
このように、表示部3で表示される各曲の各種データ
(属性情報、表示情報)が順次全ての曲にわたってシリ
アルに格納されている。
そして、ラベル印字時、プリンター操作部(属性情報
リクエスト手段)90の印字操作ボタン群のうち、印字ス
タートボタン(印字開始手段)9を操作すると、後述の
ラベル作成処理(図10参照)が起動され、システムコン
トローラ(ディスク再生装置の制御部、印字制御手段)
86は、テープ印字機構の(ラベル作成処理用の)制御プ
ログラムに従って、ディスク情報記憶部85から文字コー
ド(属性情報、表示情報)を読み出し、文字コードに対
応した印字ドットパターンデータを、印字バッファ94内
の所定の位置に格納し、プリンター部(印字手段)91に
より印字ドットパターンを印字して、所望のラベル(メ
インラベル5、サイドラベル6等)を作成する。
上述のように、ここでのラベル印字装置は、MDの記録
再生に係わる部分(ディスク再生装置)の外部操作手段
である記録・再生操作部(ディスク操作部)87と併用さ
れるプリンター操作部(属性情報リクエスト手段)90に
より、表示情報を要求する属性情報読出要求を行い、そ
れに応答して読み出されたディスク情報(属性情報)で
ある表示情報を、システムコントローラ(印字制御手
段)86により印字用のドットパターンデータに変換し
て、プリンター部(印字手段)91により印字する。
この場合、もともとMDの記録再生に係わる部分(ディ
スク再生装置)が表示部3への表示のための読出機能と
して備えていた機能を使用するので、新たな機能を付加
することなく、表示部3に表示できるディスク情報(属
性情報)を全て印字できる。すなわち、従来なら、その
表示を確認してラベルに手書きで書き込むことにより作
製したラベルを、簡単にしかも美しく作成できる。
また、この場合、プリンター操作部(属性情報リクエ
スト手段)90、プリンター部(印字手段)91、システム
コントローラ(印字制御手段)86は、MDの記録再生に係
わる部分(ディスク再生装置)とともに装置本体内に収
容されるので、本例のように例えば据置型のディスク再
生装置の装置本体内にラベル印字装置を一体として内蔵
させるような場合に適している。
また、本例の場合、もともとのMD記録再生装置1のMD
の記録再生に係わる部分(ディスク再生装置)の制御部
が、制御プログラムに従って一般的なデータ処理等がで
きるシステムコントローラ86なので、もとのディスク再
生装置としての機能ばかりでなく、ラベル印字装置とし
ての制御プログラムを内蔵することにより、印字制御の
ための機能を果たせ、印字制御手段を備えたことにな
る。したがって、この場合、機能の兼用により、あまり
装置全体を大型化せずにラベル印字装置内蔵のMD記録再
生装置(ディスク再生装置)1とすることができる。
また、本例の場合、ディスク再生装置がディスク情報
(属性情報)を記憶するディスク情報記憶部(記憶手
段)85を有するので、記憶・再生操作部(外部操作手
段、ディスク操作部)87の表示切換ボタンの操作(属性
情報読出要求)に応答して即座に表示情報(属性情報)
を読み出せる。したがって、この場合、ラベル印字装置
側のプリンター操作部(属性情報リクエスト手段)90か
らの属性記憶読出要求に対する応答も早くなる。
なお、このMD記録再生装置1では、基本的に、システ
ムコントローラ86が割込待機状態となるメイン(制御)
プログラムルーチンに対して、記録・再生操作部(外部
操作手段、ディスク操作部)87の操作により(主情報読
出要求または属性情報読出要求の)割込が発生して、MD
の記録再生に係わる各種割込処理用の制御プログラムル
ーチンが起動され、その割込処理が実行される。
また、各割込処理ルーチンでは、その主情報読出要求
や属性情報読出要求に応答してディスク情報記憶部85か
ら文字コード(属性情報、表示情報)を読み出す処理用
の各種制御サブルーチン(以下、属性情報読出サブルー
チン)を起動して、その主情報読出要求や属性情報読出
要求に応答する属性情報を取得する。
この場合の属性情報読出サブルーチンは、例えば要求
する属性情報の名やその格納アドレス等をパラメータ
(引き数)として、ディスク情報記憶部85内の所望のデ
ータ(属性情報)を検索して読み出すプログラムなど、
割込処理(サブ)ルーチン(あるいは組み込み関数ルー
チン等)で実現できる。
ここで、メイン制御プログラムルーチン実行時、MD記
録再生用の制御プログラムルーチン実行時および属性情
報読出サブルーチン実行時のシステムコントローラ86
は、もともとのディスク再生装置として備えられた機能
を果たすので、この状態のシステムコントローラ86を、
ディスク再生装置の制御部としてのシステムコントロー
ラ86のように表現する。
一方、割込待機状態のときに、プリンター操作部(属
性情報リクエスト手段)90の操作によりラベル作成処理
用の割込が発生して、図10等で後述するラベルの印字に
係わる割込処理(ラベル作成処理)用の印字制御プログ
ラムルーチンが起動され、その割込処理が実行される。
すなわち、この状態のシステムコントローラ86は、ラベ
ル印字装置としての機能を果たすので、印字制御手段と
してのシステムコントローラ86のように表現する。
また、この印字制御手段としてのシステムコントロー
ラ86は、後述の印字制御プログラムルーチン内で上記の
属性情報読出サブルーチン(図12のステップ402、403、
図14のステップ604、図15のステップ702、708、711等)
を起動するので、属性情報読出要求を行う機能、すなわ
ち属性情報リクエスト手段としての機能も備えることに
なる。
したがって、この場合、このMD記録再生装置1におけ
るラベル印字装置では、ラベル印字時、プリンター操作
部(属性情報リクエスト手段)90の印字操作ボタン群の
うち、印字スタートボタン(印字開始手段)9を操作す
ると、ディスク再生装置の制御部としてのシステムコン
トローラ86が後述のラベル作成処理用の印字制御プログ
ラムルーチンを起動して(図10参照)、印字制御手段と
してのシステムコントローラ86に制御を渡す。
印字制御手段としてのシステムコントローラ86は、RO
M93に格納されたテープ印字機構のラベル作成処理用の
制御プログラム(印字制御プログラムルーチン)に従っ
て、属性情報が必要になった時点で属性情報読出サブル
ーチンを起動して、ディスク再生装置の制御部としての
システムコントローラ86に制御を渡す。
ディスク再生装置の制御部としてのシステムコントロ
ーラ86は、属性情報読出サブルーチンを実行して、ディ
スク情報記憶部85から文字コード(属性情報、表示情
報)を読み出し、元の印字制御プログラムルーチンにリ
ターン(復帰)し、印字制御手段としてのシステムコン
トローラ86に制御を渡す。
印字制御手段としてのシステムコントローラ86は、上
記と同様のことを繰り返して必要な属性情報を得ること
により、印字制御プログラムルーチンに従ってラベル作
成処理を実行し、文字コードに対応した印字ドットパタ
ーンデータを印字バッファ94内の所定の位置に格納し、
プリンター部(印字手段)91により印字ドットパターン
を印字して、所望のラベル(メインラベル5、サイドラ
ベル6等)を作成する。
なお、上記の処理では割込処理を基本としたが、マル
チタスク処理等によっても同様のことが行えるのは言う
までもない。
また、上記のディスク再生装置の制御部としてのシス
テムコントローラ86と、印字制御手段としてのシステム
コントローラ86とを別のコントローラによって構成して
も良い。
また、そのような場合、プリンター操作部(属性情報
リクエスト手段)90の印字スタートボタン(印字開始手
段)9を操作して印字制御プログラムルーチンが起動さ
れた時点で、ラベル作成のために必要な属性情報を、デ
ィスク情報記憶部(記憶手段)85から一度に読み出して
記憶するための記憶手段を設ければ、それぞれ個別のコ
ントローラによって構成されたディスク再生装置の制御
部および印字制御手段の相互間の情報伝達(インタフェ
ース)の頻度が低くなり、その情報伝達期間以外では、
それぞれ独立かつ平行して各処理を実行可能となるの
で、処理の高速化等が図れるなど、より好ましい。
また、そのような場合、各コントローラを作動させる
ための制御プログラムも個別の記憶手段に記憶しておけ
ば、制御プログラムの読み出しの競合もなくなるので、
さらに好ましい。
また、上記のラベル印字装置では、MDの記録再生に係
わる部分(ディスク再生装置)の外部操作手段である記
録・再生操作部(ディスク操作部)87と併用されるプリ
ンター操作部(属性情報リクエスト手段)90により、表
示情報を要求する属性情報読出要求を行ったが、例えば
リモコン等の外部操作手段がある場合に、そのリモコン
(外部操作手段)の代わりに、属性情報読出要求を行う
ように構成することもできる。
そして、上記のいずれの場合も、本発明を適用したラ
ベル印字装置では、外部操作手段による属性情報読出要
求に応答して属性情報を読み出すディスク再生装置の制
御部に対して、外部操作手段の代わりにまたは外部操作
手段と併用されて属性情報読出要求を行い、それに応答
して読み出された属性情報を印字用のドットパターンデ
ータに変換して印字する。
この場合、もともとディスク再生装置が備えていた読
出機能を使用するので、新たな機能を付加することな
く、属性情報を読み出すことができる。また、読み出し
た属性情報を変換してラベルに印刷できるので、ラベル
に手書きで書き込む必要がなくなる。したがって、この
ラベル印字装置では、ディスクカートリッジに貼り付け
て使用するラベルを簡単にしかも美しく作成できる。
なお、上述した種々のバリエーションについては、そ
の一部を第2実施形態(図20)等で紹介するものとし、
次に、本発明を適用したラベル印字装置で行われるテー
プ印字機構の(ラベル作成処理用の)印字制御プログラ
ムルーチンについて、図10のフローチャートに基づい
て、具体的に説明する。
まず、印字スタートボタン9を操作すると、テープ印
字機構の制御プログラムルーチンが起動され開始され
る。
図10に示すように、最初に、印字テープ収納カセット
検出処理が行われ、システムコントローラ86は、プリン
ター部91のカセット検出スイッチ26のデータを読み込
む。この結果、あらかじめROM93に格納されている印字
テープ収納カセット21の種類に対応した半抜きラベルの
形状情報と最大印字エリアの位置情報が確定される(ス
テップ201)。
次に図11で詳細に示される印字フォーマット設定処理
が行われる。ここではシステムコントローラ86は、印字
選択ボタン10の状態(第1〜第3選択指示のいずれかが
選択指示されているか)を読み込むことにより、3種類
のメインラベル5の印字フォーマット(図4、5、6参
照)に対応した印字ドットパターンデータ作成処理プロ
グラムが選択される(ステップ202)。
次に図12〜図14で詳細に示されるメインラベル用印字
ドットパターンデータ作成処理により、システムコント
ローラ86は、ディスク情報記憶部85に格納された文字コ
ードに対応した印字ドットパターンデータ(ROM93に格
納されている)を印字バッファ94の所定の位置に格納す
る(ステップ203)。
次に印字制御処理が開始され、システムコントローラ
86は、テープ送りモータ25を回転駆動して印字用テープ
4を送るとともに(図2参照)、印字基準検出スイッチ
28で印字テープ4(図3参照)に形成された印字基準穴
35、36等を検出し、これを基準位置として印字バッファ
94に格納されたメインラベル用印字ドットパターンデー
タに従い、プリンター部91のサーマルヘッド24の発熱素
子のON、OFFを制御し、熱転写用インクリボン22のイン
クを印字テープ4に転写して、メインラベル5の印字を
作成する(ステップ204)。
次に、サイドラベル用印字ドットパターンデータ作成
処理により、システムコントローラ86は、ディスク情報
記憶部85に格納されたディスク名の文字コードに対応し
た印字ドットパターンデータ(ROM93に格納されてい
る)を印字バッファ94の所定の位置に格納する(ステッ
プ205)。
次に、メインラベル印字で説明した印字制御処理が開
始されサイドラベル6、7、8の印字を作成する(ステ
ップ206)。
この結果、印字用テープ4に形成された複数の半抜き
ラベル上に曲名、ディスク名等が印字され、テープ印字
機構の制御プログラムルーチンが終了する。
次に印字フォーマット設定処理(ステップ202)につ
いて、図11の印字フォーマット設定処理フローチャート
により詳細に述べる。
図11に示すように、印字フォーマット設定処理がスタ
ートすると、システムコントローラ86は印字選択ボタン
10の状態(第1〜第3選択指示のいずれかが選択指示さ
れているか)を読み込む(ステップ301)。
次に読み込んだ印字選択ボタン10が第1選択指示の
「ディスク名と曲名」の印字を選択指示する状態である
かを判断する。もし「ディスク名と曲名」の印字をする
(Yes)ならば、図12で詳細に述べるステップ303のメイ
ンラベル用印字ドットパターンデータ作成処理−1に進
む。一方、もし第1選択指示の「ディスク名と曲名」で
なければ(No)、ステップ304の「残り曲名」の印字を
選択した状態であるかの判断に進む(ステップ302)。
第1選択指示の「残り曲名」の印字を選択指示した状
態であるかの判断が「残り曲名」を印字する(Yes)で
あるならば、図13で詳細に述べるステップ305のメイン
ラベル用印字ドットパターンデータ作成処理−2に進
む。もし「残り曲名」を印字しない(No)であるなら
ば、図14で詳細に述べるステップ306のメインラベル用
印字ドットパターンデータ作成処理−3に進む(ステッ
プ304)。
次にメインラベル用印字ドットパターンデータ作成処
理について、図12〜図14のフローチャートにより詳細に
述べる。
図12は第1選択指示時のメインラベル用印字ドットパ
ターンデータ作成処理−1のフローチャートである。
同図に示すように、スタートすると、システムコント
ローラ86は、初期設定として、メインラベル5の1行1
列目からディスク名を印字するために、印字ドットパタ
ーンデータの最初の格納位置を、印字バッファー94中の
1行1列に設定する(ステップ401)。
次に、システムコントローラ86は、ディスク情報記憶
部85から読み取る最初のデータ(属性情報)として曲の
総数を(例えば「曲の総数」というラベル(名)やそれ
を示すポインタ(格納アドレス)などによるパラメータ
として)設定し、(例えばそのパラメータにより検索す
る)属性情報読出サブルーチンを起動すること(属性情
報読出要求)により、ディスク情報記録部85からMDに記
録されている曲の総数(図9参照:属性情報、表示情
報)を取得する。すなわち、システムコントローラ86
は、要求する属性情報として曲の総数を設定し、属性情
報読出要求により、曲の総数(属性情報、表示情報)を
読み取る(ステップ402)。
次に、システムコントローラ86は、同様にして(属性
情報読出要求により)、設定された読み取りデータ(デ
ィスク名および曲番・曲名)の最初の1文字から1文字
づつ(以下、ステップ403〜408または409のループ処
理)文字コード(図4〜図5および図9参照)を読み込
む(ステップ403)。
次に、設定された読み取りデータ(ディスク名および
曲番・曲名)の文字を全て読み込んだかを判断する(ス
テップ404)。
もしデータの読み込みが終了していなければ(No)、
ステップ403で読み込んだ文字コードに対応するROM93に
格納された印字ドットパターンデータを確定する(ステ
ップ405)。
次に、確定された印字ドットパターンデータのドット
長さを基にして、同一行内に展開された印字ドットパタ
ーンデータの累積ドット長さを計算する(ステップ40
6)。
次に、前ステップで計算された累積ドット長さがメイ
ンラベルの最大印字幅Hに入るか否かを判断する。即ち
ディスク名または曲番+曲名が1行でラベルの幅に入り
きれるかどうか等を判断する(ステップ407)。
もし、ディスク名または曲番+曲名の1組を読み込み
途中で、かつステップ403で読み込んだ文字までの累積
ドット長さがまだ最大印字幅H内ならば(Yes)、シス
テムコントローラ86は、ステップ405で確定した印字ド
ットパターンデータを、印字バッファ94中の同一行に続
けて格納する(ステップ408)。
もし、ディスク名または曲番+曲名の1組が終了して
次の曲番+曲名の最初の文字を読み込んだとき(前の文
字の最大印字幅内に次の文字を印字しない)か、ディス
ク名または曲番+曲名の1組を読み込み途中でかつ累積
ドット長さが最大印字幅Hを超えていれば(No)、ステ
ップ405で確定した印字ドットパターンデータを、印字
バッファ94中の次の行に格納する(ステップ409)。
このように、印字バッファ94中へ1文字の印字ドット
パターンデータの格納が終了するとステップ403に戻っ
て読み取りデータ中の次の1文字コードを読み込む。
一方、ステップ404において、設定された読み取りデ
ータ(ディスク名および曲番・曲名)の文字を全て読み
込んだと判断すると(Yes)、それまで印字バッファ94
中に格納された印字ドットパターンデータの累積行数を
計算する(ステップ410)。
次に、ステップ402で読み取った曲の総数と比較する
ことにより、ディスク情報記憶部85内の必要とする全て
のデータ(ディスク名および曲番・曲名)を読み取った
かを判断するステップに進む(ステップ411)。
もし全てのデータの読み取りを終了したならば(Ye
s)、メインラベル用印字ドットパターンデータ作成処
理−1を終了して、次の処理に進む。
もしまだ読み取りをしていないデータがあれば(N
o)、ステップ410で計算した累積行数を用いて、印字バ
ッファ94内の最終印字行の前まで印字ドットパターンデ
ータを展開格納したかの判断に進む(ステップ412)。
ステップ412において、もしまだ格納の余地があるな
らば(No)、次の読み取りデータとして次の曲番の曲番
・曲名を設定する(ステップ413)。この後、ステップ4
03に戻ってステップ413で設定した読み取りデータの文
字コードを最初から読み込む。
もし最後の1行分を残して印字バッファ94中に印字ド
ットパターンデータを格納してしまっていれば(Ye
s)、ステップ402で読み込んだ曲の総数を基にして、印
字ドットパターンデータの格納がまだなされていない残
り曲数を計算する(ステップ414)。
次に、最終行に印字するコメント「その他」を表すRO
M93に格納されている印字ドットパターンデータと、残
り曲数に対応する印字ドットパターンデータを印字バッ
ファ94中の最終行に格納する(ステップ415)。
このステップ415の後、メインラベル用印字ドットパ
ターンデータ作成処理−1を終了して次の処理に進む。
この結果、曲の曲番・曲名に対応した印字ドットパター
ンデータが印字バッファ94中に展開格納される(図3お
よび図4参照)。
また、このフローチャートに従えばメインラベルサイ
ズが小さくても、メインラベルサイズに応じた最大限の
ディスク名と曲番・曲名の印字ドットパターンデータの
格納が可能となる。
図13は第2選択指示時のメインラベル用印字ドットパ
ターンデータ作成処理−2のフローチャートである。
同図に示すように、スタートすると、システムコント
ローラ86は、初期設定として、メインラベルの1行1列
目から曲番・曲名を印字するために、印字ドットパター
ンデータの最初の格納位置を印字バッファー中の1行1
列に設定する(ステップ501)。
次に、ここでは詳述しないが、ほぼ図12のメインラベ
ル用印字ドットパターンデータ作成処理−1と同様のフ
ローチャートにより、印字済み曲数を計算する(ステッ
プ502)。この場合、先に第1選択指示により図12のメ
インラベル用印字ドットパターンデータ作成処理−1が
実行されていれば、その印字済み曲数を記憶しておいて
も良い。
次に、ステップ502で計算した(または記憶しておい
た)印字済み曲数の、次の曲番の曲を読み取り開始デー
タ(曲番・曲名)として設定する(ステップ503)。
これらの設定が終わると、図12で前述のメインラベル
用印字ドットパターンデータ作成処理−1のA以降と全
く同じフローチャートにより、残り曲の曲番・曲名に対
応した印字ドットパターンデータが印字バッファ94中に
展開格納される(図3および図5参照)。
図14は第3選択指示時のメインラベル用印字ドットパ
ターンデータ作成処理−3のフローチャートである。
同図に示すように、スタートすると、システムコント
ローラ86は、初期設定として、ディスク情報記憶部85か
ら読み取る最初のデータ(属性情報)として曲番1の演
奏時間と記録日時(図6および図9参照:属性情報、表
示情報)を設定する(ステップ601)。
次に、曲番・曲名と同じ行に演奏時間と記録日時を印
字するために、ここでは詳述しないがメインラベル用印
字ドットパターンデータ作成処理−1とほぼ同様のフロ
ーチャートにより、設定された読み取りデータ(演奏時
間と記録日時)に対応した曲番・曲名の印字行を計算し
て、印字バッファ94中の印字ドットパターンデータの格
納行を設定する(ステップ602)。
なお、ここでは、下記のように、ループ処理(ステッ
プ602〜607)の1回行う毎に、曲番・曲名の印字行を計
算して、印字バッファ94中の印字ドットパターンデータ
の格納行を設定するが、先に第1選択指示により図12で
前述ののメインラベル用印字ドットパターンデータ作成
処理−1が実行され、また、第2選択指示により図13で
前述のメインラベル用印字ドットパターンデータ作成処
理−2が実行されていれば、そのときの曲番・曲名の印
字行(またはその印字ドットパターンデータの格納行)
を記憶しておいて、各曲番・曲名に対応する演奏時間・
記録日時の印字ドットパターンデータの格納行を設定す
るようにしても良い。
次に、ディスク情報記憶部85内の全曲のデータ(演奏
時間および記録日時)の読み取りが終了したか、または
印字行が印字バッファ94内の最終印字行の前までとなっ
たかを判断する(ステップ603)。
全曲のデータの読み取りが終了したか、または印字行
が印字バッファ94の最終印字行の前までになってしまえ
ば(Yes)、メインラベル用印字ドットパターンデータ
作成処理−3を終了して次の処理に進む。
もしそうでなければ(No)、システムコントローラ86
は、設定された読み取りデータ(属性情報)である演奏
時間・記録日時を、前述の図13と同様に、属性情報読出
要求により読み込む(ステップ604)。
次に、ステップ604で読み込んだデータコードに対応
するROM93に格納された印字ドットパターンデータを確
定する(ステップ605)。
次に、確定した印字ドットパターンデータを、ステッ
プ602で設定された印字バッファ94中の格納行に格納す
る(ステップ606)。
次に、読み取りデータとして次の曲番の曲の演奏時間
・記録日時を設定する(ステップ607)。
その後ステップ602に戻って以上説明したステップを
繰り返し、演奏時間・記録日時に対応した印字ドットパ
ターンデータを印字バッファ94に展開格納する(図3お
よび図6参照)。
次にサイドラベル用印字ドットパターンデータ作成処
理について、図15のフローチャートにより詳細に述べ
る。
サイドラベル用印字ドットパターンデータ作成処理が
スタートすると、同図に示すように、システムコントロ
ーラ86は、初期設定として、印字バッファ94中のメイン
ラベル用に展開格納された印字ドットパターンデータを
クリアーする(ステップ701)。
次に、ディスク情報記憶部85から(要求する属性情報
としてディスク名を設定した属性情報読出要求により)
ディスク名を読み取る(ステップ702)。
次に、ディスク名を読み取った結果、ディスク名があ
るか否かを判断する(ステップ703)。
ディスク名があった場合(Yes)、ディスク名に対応
するROM93中の印字ドットパターンデータ列を確定する
(ステップ704)。
次に、確定した印字ドットパターンデータ列の長さを
計算する(ステップ705)。
次に、印字ドットパターンデータをサイドラベル6等
の中心に配置させるために、図10で前述の印字テープ収
納カセット検出処理201で確定されたサイドラベルの位
置情報と、ステップ705で計算された印字ドットパター
ンデータの長さより印字バッファ94内の格納位置を計算
して、そこにステップ704で確定した印字ドットパター
ンデータを3つのサイドラベル6等(図3および図7参
照)に対応した3カ所に展開格納する(ステップ70
6)。この結果、ディスク名に対応した印字ドットパタ
ーンデータが、印字バッファ94中の所定の位置に展開格
納される。
ステップ703において、もしディスク名がなかった場
合(No)、(要求する属性情報として曲番の小さい順に
曲番・曲名を設定した属性情報読出要求により)曲番の
小さい曲から曲名を読み取る(ステップ708)。
次に、ステップ708で読み取った曲名があるか否かを
判断する(ステップ709)。もし曲名があれば(Yes)、
ステップ704に戻り、上記で説明したステップに従い、
曲名に対応した印字ドットパターンデータが印字バッフ
ァ94中の所定の位置に展開格納される。
ステップ709において、もし曲名がなければ(No)、
全曲の曲名を読み取ったかの判断に進む(ステップ71
0)。もし全曲読み取っていなければ(No)、ステップ7
08に戻って次の曲番の曲名を(属性情報読出要求によ
り)読み取る。
もし全曲読み取ってしまっていれば(Yes)、(要求
する属性情報として曲番1の記録日時を設定した属性情
報読出要求により)曲番1の記録日時を読み込む(ステ
ップ711)。この後、ステップ704に戻り、上記で説明し
たステップに従い、曲番1の記録日時に対応した印字ド
ットパターンデータが印字バッファ94内の所定の位置に
展開格納される。
以上のように、印字ドットパターンデータが印字バッ
ファ94内に展開格納されると、サイドラベル用印字ドッ
トパターンデータ作成処理は終了して次の処理に進む。
以上、メインラベル5およびサイドラベル6等用の印
字ドットパターンデータ作成処理で説明したように、印
字バッファ94をメインラベル作成時とサイドラベル作成
時に共用させることにより、印字バッファ94のメモリー
容量を小さくすることができる。
なお、図16はサイドラベルの他の印字例である。75は
あらかじめ決められたコメント「ディスク名:」であ
り、このコメントに続く印字がディスク名であることを
表す。そしてサイドラベルの先頭位置に印字される。76
はディスク名でありコメント75に続いて印字される。ま
たコメントはディスク名を連想させる名称で有ればどん
なものでもよく、例えば「タイトル名」などでも良い。
図17は図16の印字を得るためのサイドラベル用印字ド
ットパターンデータ作成処理フローチャートであり、図
15で説明した第1実施形態のサイドラベル用印字ドット
パターン作成処理フローチャートとステップ番号を付け
た部分のみ異なる。
この場合、システムコントローラ86は、ステップ801
で「ディスク名:」を表す印字ドットパターンデータを
ROM93から読み出し、サイドラベル6等の先頭位置に対
応した印字バッファ94内に格納する。次のステップ802
では読み取ったディスク情報記憶部85のデータに対応す
る印字ドットパターンデータを印字バッファ94内の「デ
ィスク名:」を表す印字ドットパターンデータに続けて
格納する。
上述の場合、ラベル印字装置では、サイドラベル6等
の最初にディスク名であることを示す定型のタイトルコ
メントを印字し、それに続けてディスク名を印字するの
で、サイドラベル6等による表示がディスク名であるこ
とを明示できるとともに、印字されるディスク名の先頭
を揃えられるので、MDカートリッジ(ディスクカートリ
ッジ)901やMDケース902(MDカートリッジ等)を多数枚
重ねて置いたときに印字の先頭がそろって見栄えの良い
サイドラベル6等になる。
以上第1実施形態で説明したように、印字テープ4に
形成した形状のことなる半抜きラベル上に、それぞれ異
なった内容の情報を印字することにより、貼る場所にふ
さわしい内容が印字されたラベルを一度に数種類作成で
きる。
次に、本発明の第2実施形態に係るラベル印字装置に
ついて説明する。図19は、本発明の第2実施形態である
従来のポータブル型のMD記録再生プレーヤに接続したラ
ベル印字装置のシステム外観を示し、図20は、図19に対
応するブロック図である。
両図に示すMD記録再生プレーヤ911とラベル印字装置1
21は、基本的な構成としては、図8で前述のMD記録再生
装置1のそれぞれディスク再生装置とラベル印字装置に
相当するものであり、該当部分には、図8で図示の符号
を()内に示してある。
一方、本実施形態では、図8で前述のディスク再生装
置の制御部としてのシステムコントローラ86と、印字制
御手段としてのシステムコントローラ86とを、個別のコ
ントローラ、すなわちそれぞれシステムコントローラ93
7、プリンタコントローラ140によって構成する。
また、ラベル作成のために必要な属性情報を、ディス
ク情報記憶部(記憶手段)936(85)から一度に読み出
して記憶するための印字情報記憶部(記憶手段)138(8
5)を設け、それぞれ個別のコントローラ相互間のデー
タの送受信(インタフェース)の頻度を低くし、各コン
トローラを作動させるための制御プログラムも個別の記
憶手段(ただし、ラベル印字装置121側のROM139のみ図
示)に記憶して制御プログラムの読み出しの競合もなく
すことにより、インタフェース期間以外では、それぞれ
独立かつ平行して各処理を実行することにより、総合的
に処理の高速化を図っている。
また、リモコンによる外部操作手段がある場合の、そ
のリモコン(外部操作手段)の代わりに属性情報読出要
求を行うラベル印字装置として、ラベル印字装置121を
構成している。
そして、本実施形態は、ラベル印字装置121を上述の
ように構成することにより、ポータブル型のMD記録再生
プレーヤ911をディスク再生装置として、属性情報を要
求できる構成となっている。
まず、従来からの構成を有するポータブル型のMD記録
再生プレーヤ911について説明しておく。
図30および図31は、ポータブル型のMD記録再生プレー
ヤ911とそれに接続可能な従来のリモコン921の外観図と
ブロック図である。
両図に示すように、MD記録再生プレーヤ911は、本体
表示部912(3)、本体操作部914(87:外部操作手段、
ディスク操作部)、MDドライブ部932(81)、信号処理
部933(82)、音源935(84)、ディスク情報記憶部936
(85:記憶手段)、本体表示ドライバー939(88)などを
備え、これらは図8で前述のMD記録再生装置1のディス
ク再生装置の各部に相当する。
ただし、リモコン接続ケーブル925によりリモコン921
と接続されるリモコン用コネクタ端子を有するリモコン
接続部913を備えている。また、信号処理部933で変換し
たアナログ音楽信号で駆動する対象は、図8の信号処理
部82がスピーカ15、16だったのに対して、リモコン接続
部913を介してイヤホーン924となっている。
一方、リモコン921は、再生中の曲番・曲名などを表
示するリモコン表示部922、MD再生のための再生用ボタ
ン群より成るリモコン操作部923、イヤホーン924、リモ
コン接続ケーブル925、リモコン表示ドライバー926、リ
モコンコントローラ927により構成される。MD再生時、
リモコン用コネクタ端子913にリモコン接続ケーブル925
を接続させて再生をコントロールする。
リモコン操作部923は、本体操作部914の再生時使用す
るボタンと同じ構成をしている。リモコン表示ドライバ
ー926は、ディスク情報記憶部936(85)の各データを構
成している文字コード(属性情報、表示情報)を受け取
って表示用ドットパターンに展開し、液晶パネル等のリ
モコン表示部922に表示文字を表示させる。
リモコン表示部922は本体表示部912と同様に、曲番表
示エリアと曲名表示エリアより成る。リモコン操作部92
3の表示切換ボタンが操作(属性情報読出要求)される
ごとに曲名表示エリアが、曲名表示から演奏時間、記録
日時、再度また曲名表示の順番にサイクリック表示切換
される。
リモコンコントローラ927は、リモコン操作部923から
の信号によりポータブル型のMD記録再生プレーヤ911の
システムコントローラ937を動作させてMDを再生させた
り、ディスク情報記憶部936の各文字コードを受け取っ
てリモコン表示ドライバー926に格納したりする。再生
時、信号処理部933で変換されたアナログ音楽信号はリ
モコン接続部913を介し、リモコン921をスルーに経由し
てイヤホーン924を駆動する。
次に、リモコン921の動作について詳述する。曲番n
を選択するために、リモコン操作部923の選曲ボタンを
操作(属性情報読出要求)すると、リモコンコントロー
ラ927は、ディスク情報記憶部936から前回再生した曲の
次の曲番mと曲番mの曲名mのデータを構成する文字コ
ード(属性情報、表示情報)を読み出し、リモコン表示
ドライバー926に格納する。この結果、リモコン表示部9
22の曲番表示エリアに数mと曲名表示エリアに曲名mが
表示される。
さらに選曲ボタンを操作すると、リモコンコントロー
ラ927はディスク情報記憶部936から曲番m+1と曲名m
+1のデータを構成する文字コードを読み出し、リモコ
ン表示ドライバー926に格納する。この結果、リモコン
表示部922には曲番m+1と曲名m+1が表示される。
ユーザーは希望の曲番nが表示されるまで上記の動作
を繰り返す。曲番nと曲名nが表示された状態で再生ボ
タンを操作(主情報読出要求)すると、リモコンコント
ローラ927は、システムコントローラ937を動作させて、
曲番nが再生される。尚、最後尾の曲番と曲名が表示さ
れた状態で選曲ボタンをさらに操作すると、曲番1とそ
の曲名が表示される。このように、リモコン操作部923
の選曲ボタンを操作するごとに、サイクリックに曲番が
順次選択される。
また、曲番nと曲名nが表示された状態でリモコン操
作部923の表示切換ボタンを操作すると、リモコンコン
トローラ927はディスク情報記憶部936から曲番nの演奏
時間nのデータの情報(文字)コードを読み出し、リモ
コン表示ドライバー926に格納する。この結果、リモコ
ン表示部922の曲名表示エリアに演奏時間nが表示され
る。
さらに表示切換ボタンを操作すると、リモコンコント
ローラ927はディスク情報記憶部936から曲番nの記録日
時nのデータの文字コードを読み出し、リモコン表示ド
ライバー926に格納する。この結果、リモコン表示部922
の曲名表示エリアに記録日時nが表示される。
さらにリモコン操作部923の表示切換ボタンを操作
(属性情報読出要求)すると、リモコンコントローラ92
7はディスク情報記録部936から曲名nのデータの文字コ
ード(属性情報、表示情報)を読み出し、リモコン表示
ドライバー926に格納する。この結果、リモコン表示部9
22の曲名表示エリアに曲名nが再び表示される。このよ
うに、リモコン操作部923の表示切換ボタンが操作され
るごとにこれらの動作がサイクリックに繰り返される。
またリモコン表示部922がどんな表示状態であって
も、リモコン操作部923のディスク名表示ボタンを操作
(属性情報読出要求)すると、リモコンコントローラ92
7はディスク情報記憶部936から記録された曲の総数とデ
ィスク名データを構成する文字コード(図9参照:属性
情報、表示情報)を読み出し、リモコン表示ドライバー
926に格納する。この結果、リモコン表示部922の曲番表
示エリアに曲の総数と曲名表示エリアにディスク名が表
示される。
この状態で表示切換ボタンを操作すると、リモコンコ
ントローラ927はディスク情報記憶部936からディスクの
全演奏時間のデータを構成する文字コードを読み出し、
リモコン表示ドライバー926に格納する。この結果、リ
モコン表示部922の曲名表示エリアにディスクの全演奏
時間が表示される。
さらに表示切換ボタンを操作すると、リモコンコント
ローラ927はディスク情報記憶部936からディスク名記録
日時のデータを構成する文字コードを読み出し、リモコ
ン表示ドライバー926に格納する。この結果、リモコン
表示部922の曲名表示エリアにディスク名の記録日時が
表示される。
演奏を停止させたい場合はリモコン操作部923の停止
ボタンを操作すると、リモコンコントローラ927はシス
テムコントローラ937を動作させて曲nの演奏を停止さ
せる。
前述のように、図19および図20は、上記のリモコン92
1の代わりにラベル印字装置121を接続した場合のシステ
ムの外観図およびそのブロック図である。
両図に示すように、MD記録再生プレーヤ911は、図30
および図31で上述のものと同一なので、説明は省略す
る。
ラベル印字装置121は、以下の構成より成る。128は発
光ダイオードであり、電源が入っている状態、データを
読み込んでいる状態、印刷中の状態、の3種類の状態に
応じた周波数により点滅する。さらに印刷中の点滅は印
字の残り時間に応じて連続的に変化する。129はプリン
ター接続ケーブルであり、ポータブル型のMD記録再生プ
レーヤ911のリモコン接続部913のリモコン用コネクター
端子に接続させてデータの入出力(送受信)を行う。
133はプリンター表示部であり発光ダイオード128より
成る。134は発光ダイオード128を駆動するトランジスタ
等より成る表示ドライバーである。
139はROMであり、図8で前述のROM93と同様に、デー
タ読み込み制御プログラム、テープ印字機構の印字制御
プログラム、文字コードに対応した印字ドットパターン
データ、印字テープ収納カセット21の種類に応じたラベ
ルの形状情報や最大印字エリアの位置情報が格納されて
いる。
138はRAMより成る印字情報記憶部であり、ROM139に格
納されたデータ読み込み制御プログラムにより、所定の
フォーマットに変換されたディスク情報記憶部936のデ
ータが格納されている。プリンターコントローラ140
は、プリンター接続ケーブル128によりリモコン接続部9
13のリモコン用コネクタ端子を介してシステムコントロ
ーラ937とつながっており、データの送受信を行ってい
る。その他は、第1実施形態の図8で前述のラベル印刷
装置と同じ構成をしている。
以上のような構成にすれば、従来のポータブル型のMD
記録再生プレーヤ911に接続し、記録再生可能なMD(デ
ィスク)に記録されたデータを用いて、MDカートリッジ
に貼り付けて使用するラベルを簡単にしかも美しく作成
できるという効果を有する。
すなわち、印字スタートボタン9を操作すると、図10
で前述のテープ印字機構の制御プログラムルーチンが起
動され開始されて、図10〜図17等で前述のように、メイ
ンラベル5やサイドラベル6等が作成される。
ただし、本実施形態では、プリンターコントローラ14
0は、ROM139に格納されたテープ印字機構の制御プログ
ラムに従って、図12〜図14で前述の初期設定のステップ
401、501、601において、要求する属性情報として、ラ
ベル作成に必要な属性情報の全て(図9参照)を設定
し、属性情報読出要求により、リモコン接続部913を介
してディスク情報記憶部(記憶手段)936(85)から一
度に読み出し、印字情報記憶部(記憶手段)138(85)
に記憶する。
このため、前述の第1実施形態では属性情報読出サブ
ルーチン(属性情報読出要求)により行った他の処理
(図12のステップ402、403、図14のステップ604、図15
のステップ702、708、711等)は、単に印字情報記憶部1
38からの読み出し処理となる。
上述のように、属性情報を要求する相手のディスク再
生装置がポータブル型のMD記録再生プレーヤ911であ
り、リモコン921からの属性情報読出要求に応答した属
性情報を出力するリモコン接続部(リモコン通信手段)
913を有しているので、ラベル印字装置121では、そのリ
モコン接続部(リモコン通信手段)913を介して属性情
報読出要求の送信とそれに応答した属性情報の受信を行
う。
すなわち、もともとMD記録再生プレーヤ(ディスク再
生装置)911が備えていたリモコン接続部(リモコン通
信手段)913を利用するので、新たな読出機能を付加す
ることなく、属性情報を読み出してラベルに印刷でき、
MDカートリッジ(ディスクカートリッジ)901やMDケー
ス902(MDカートリッジ等)に貼り付けて使用するラベ
ルを簡単にしかも美しく作成できる。
また、この場合のリモコン通信は有線であり、MD記録
再生プレーヤ(ディスク再生装置)911のリモコン接続
部(リモコン通信手段)913がリモコン921との接続を着
脱自在に行うためのリモコン用コネクタ端子を有するの
で、そのリモコン用コネクタ端子にプリンター接続ケー
ブル128により接続するだけで、そのリモコン機能を利
用して属性情報を読み出してラベルに印刷でき、ラベル
を簡単にしかも美しく作成できる。
すなわち、このラベル印字装置121は、例えばポータ
ブル型のディスク再生装置に対して属性情報を要求する
のに適している。
また、上記の場合、リモコン921が自己のリモコン表
示部922に表示する表示情報を要求する属性情報読出要
求を出力可能に構成されているので、それに応答できる
リモコン接続部(リモコン通信手段)913もその属性情
報読出要求に応答して表示情報を属性情報としてリモコ
ン921に出力できる。
このラベル印字装置121では、リモコン921と同一の属
性情報読出要求を送信できるので、リモコン921を接続
したときにそのリモコン表示部922に表示できる属性情
報を全て印字できる。すなわち、従来なら、その表示を
確認してラベルに手書きで書き込むことにより作製した
ラベルを、簡単にしかも美しく作成できる。
また、このラベル印字装置121では、内部の処理状態
等を報知するプリンター表示部133を備えているので、
ユーザーに確実な操作等を促せるとともに、印字中等の
状態においてもその印字結果を確認するまでもなく状況
(例えばもう少しで印字が終了するなど)を把握するこ
とができるので、安心して待つことができる、などの利
点がある。
なお、前述の図10〜図17では、曲の各種データ(属性
情報)がディスク情報記憶部85(本実施形態のディスク
情報記憶部936に相当)内に図9で前述のように格納さ
れていること、すなわち曲番1からシリアルに格納され
ているこを前提として説明したが、(例えばリモコン92
1の説明で使用した前回再生した曲の次の曲番等の)任
意の曲番mから並べて格納することもできる。また、各
データの区切りを判別し易いように、区切りコードを付
すこともできる。
例えば曲番mを図9の曲番1に対応させて、すなわち
m=1として同符号を付し、かつ、区切りコード100を
付加して図示(格納)すると、図21に示すようになる
が、この場合、図9の構成と同様の構成であり、実質的
な処理は同等となる(単に曲番mを曲番1のように扱
い、同様に、曲番m+1、m+2、……を曲番2、3、
……のように扱えば良い)ので、前述の図10〜図17と同
様の処理により、容易にラベルを作成できる。
また、上述の説明では、属性情報読出サブルーチンの
起動(属性情報読出要求)を第1実施形態で前述の該当
処理(図12のステップ402、403、図14のステップ604、
図15のステップ702、708、711等)から前述の初期設定
のステップ401、501、601に移して一括で行うこととし
たが、一括して行うのであれば、図10のメインラベル用
印字ドットパターンデータ作成処理(ステップ203)の
前やさらにその前の印字フォーマット設定処理(ステッ
プ202)の前で行うようにしても良い。この場合、該当
処理が1つになるので、プログラム効率等が向上する。
また、本実施形態のラベル印字装置121は、装置とし
てはディスク再生装置と分離されているので、(例えば
単体でまたはリモコン921とともに再生のために動作し
ている場合など)ディスク再生装置のMD記録再生プレー
ヤ911が動作していても、ラベル印字をしないときには
電源をオンにしておく必要がない。そこで、前述の印字
スタートボタン9を電源ボタンと兼用しても良い。ま
た、同様に、ラベル印字が終了すれば電源をオンにして
おく必要もなくなるので、印字終了と共に、電源をオフ
にするようにしても良い。
以下、念のために、上述の内容を盛り込んだ場合のラ
ベル作成処理用の印字制御プログラムルーチンについ
て、図22のフローチャートに基づいて、具体的に説明し
ておく。
印字スタートボタン9を操作すると、ラベル印字装置
121に電源が入り、以下の印字制御プログラムルーチン
が起動されて処理が開始(スタート)される(ステップ
211)。
次に、図10で前述の印字テープ収納カセット検出処理
や、印字情報記憶部138であるRAMのクリア、最初のデー
タが格納されるアドレス設定などの、初期設定が実行さ
れる(ステップ212)。
次に、データ読み込み処理が開始され、MD記録再生プ
レーヤ911の表示情報記憶部936に格納されたMDの表示情
報(属性情報)が読み出され、印字情報記憶部138に格
納される(ステップ213)。
すなわち、要求する属性情報として、ラベル作成に必
要な属性情報の全て(図9または図21参照)を設定し、
属性情報読出要求により、リモコン接続部913を介して
ディスク情報記憶部936から属性情報を一度に読み出
し、印字情報記憶部138に記憶する。
次に、図10で前述の印字フォーマット設定処理(ステ
ップ202)〜印字制御処理(ステップ206)が実行され
て、メインラベル5やサイドラベル6等が作成される。
ラベル印字が終了すると印字制御プログラムルーチン
を終了して電源を切る終了処理が行われる(ステップ21
4)。
またスタート処理が開始されると印字関係の処理と平
行して表示制御処理が開始され、印字関係の各処理状態
に合わせてプリンター表示ドライバー84を制御する(ス
テップ210)。
なお、上述してきた説明では、前述の初期設定(ステ
ップ401)等やディスク読み込み処理(ステップ213)に
おいて、属性情報読出要求により、MD記録再生プレーヤ
911のディスク情報記憶部936から、属性情報を一度に読
み出すものとしたが、ディスク情報記憶部936内の各デ
ータ(各属性情報)の構成(並び順、フォーマット)が
図9や図21の構成になっていなかったり、各データが分
割して格納されていたり、データ形式が各データごとに
異なっていたり、などの理由により、属性情報を一度に
読み出せない場合も想定し得る。
そこで、そのような場合に、各データ(属性情報)を
個別に要求(属性情報読出要求)して、図9や図21の構
成(並び順、フォーマット)に整えながら、印字情報記
憶部138に格納するためのデータ読み込み処理の一例に
ついて、図23のフローチャートを参照して説明する。
同図に示すように、データ読み込み処理がスタートす
ると、プリンターコントローラ140は、リモコンのディ
スク名表示ボタンを操作したとき発生する信号と同一の
信号を発生させて、リモコン接続部913を介してシステ
ムコントローラ937に送信(属性情報読出要求)する
(ステップ1001)。
その結果、システムコントローラ937は、ディスク情
報記憶部936内に格納されている曲の総数とディスク名
の文字コード(例えば図21参照:属性情報、表示情報)
を、プリンターコントローラ140に送信して来るので、
プリンターコントローラ140は、このデータ(属性情
報、表示情報)を印字情報記憶部138の所定のアドレス
に格納する(ステップ1002)。
さらに区切りコード100を曲の総数の後およびディス
ク名の後に付加して再格納し直す(ステップ1003)。
次にディスクの全演奏時間とディスク名の記録日時の
格納が終了したかの判断をする(ステップ1004)。
もしディスクの全演奏時間とディスク名の記録日時の
格納が終了していなければ(No)、まずプリンターコン
トローラ140は、リモコンの表示切換ボタンを操作した
とき発生する信号と同一の信号を発生させ、システムコ
ントローラ937に送信(属性情報読出要求)する(ステ
ップ1005)。
その結果、システムコントローラ937はディスク情報
記憶部936内に格納されているディスクの全演奏時間の
文字コード(属性情報、表示情報)をプリンターコント
ローラ140に送信してくるので、このデータを印字情報
記憶部138内の続きのアドレスに格納する(ステップ100
6)。
さらにデータの区切りコード100を続けて格納する
(ステップ1007)。
次にまた、ディスクの全演奏時間とディスク名の記録
日時の格納が終了したかの判断に戻る(ステップ100
4)。
もしディスクの全演奏時間とディスク名の記録日時の
格納が終了していなければ(No)、さらに同じ動作を繰
り返してディスク名の記録日時とその区切りコード100
を印字情報記憶部138の続きのアドレスに格納する(ス
テップ1005、1006、1007)。
ディスクの全演奏時間とディスク名の記録日時の格納
が終了すると(Yes)、全曲の各種データの格納が終了
したかの判断に移る(ステップ1008)。
もし格納が終了していなければ(No)、プリンターコ
ントローラ140は、リモコンの選曲ボタンを操作したと
き発生する信号と同一の信号を発生させて、リモコン接
続部913を介してシステムコントローラ937に送信(属性
情報読出要求)する(ステップ1009)。
その結果、システムコントローラ937は、ディスク情
報記憶部936内に格納され且つ、直前に再生されていた
曲の次の曲の曲番m(例えば曲番1:m=1)と曲名mの
文字コード(属性情報、表示情報)をプリンターコント
ローラ140に送信して来るので、プリンターコントロー
ラ140は、このデータを印字情報記憶部138の続きのアド
レスから格納する(ステップ1010)。
さらに区切りコード100を曲番mの後および曲名mの
後に付加して再記憶し直す(ステップ1011)。
次の曲番mの演奏時間mと記録日時mの格納が終了し
たかの判断に入る(ステップ1012)。
もし演奏時間mと記録日時mが格納されていなければ
(No)、まずプリンターコントローラ140はリモコンの
表示切換ボタンを表示したとき発生する信号と同一の信
号を発生させ、システムコントローラ937に送信(属性
情報読出要求)する(ステップ1013)。
この結果、システムコントローラ937は、ディスク情
報記憶部936内に格納されている曲番mの演奏時間mの
文字コード(属性情報、表示時間)をプリンターコント
ローラ140に送信して来るので、このデータを印字情報
記憶部138内の続きのアドレスから格納する(ステップ1
014)。
さらにデータの区切りコード100を続けて格納する
(ステップ1015)。
次にまた、曲番mの演奏時間mと記録日時mの格納が
終了したかの判断に戻る(ステップ1012)。
曲番mの演奏時間mと記録日時mの格納が終了してい
なければ(No)、さらに同じ動作を繰り返して曲番mの
記録日時mとデータの区切りコード100を印字情報記憶
部138に格納する(ステップ1013、1014、1015)。
もし曲番mの演奏時間mと記録日時mの格納が終了し
てしまえば(Yes)、再度全曲の各種データの格納が終
了したかの判断にもどる(ステップ1008)。
もし全曲の各種データの格納が終了していなければ
(No)、この同じ動作を繰り返す(ステップ1009から10
15)。
もし全曲の各種データの格納が終了していれば(Ye
s)、データ読み込み処理は終了する。この結果、印字
情報記憶部138内には図21に示すシリアルのデータが格
納される。
以上説明したように、リモコンの操作手順に従ってプ
リンターコントローラ140がMD記録再生プレーヤ(ディ
スク再生装置)911内のシステムコントローラ937を制御
することにより、ディスク再生装置内の表示用データを
読み出すことができる。
なお、念のために、以下、リモコン操作時のリモコン
(例えば前述のリモコン921)とMD記録再生プレーヤ911
の間の送受信の態様について一例を示しておく。
例えば、図24に示すように、ユーザにより任意の属性
情報を要求する操作がされると(以下、これに仮に「要
求キー」を押す操作とする)、リモコン921では、割込
処理としての要求処理(Q10)を起動してスタートし、
まず、要求信号RQ1を生成して送信する(Q101)。
この要求信号RQ1を受信すると、MD記録再生プレーヤ9
11では、その要求に対する応答処理を起動してスタート
し、応答処理を実行し(P10、P101:以下の説明や図示で
は簡略化してスタート(例えば上記P10等)は省略)、
要求RQ1に対する応答データ(応答する制御用の信号の
みの場合もあるが、ここではこれらも含めて応答データ
という)RP1を送信する(P102)。
この応答データRP1を受信すると(Q102)、リモコン9
21では、要求したデータか否か、すなわち、要求信号RQ
1に対する所望の応答データか否かを判別する(Q10
3)。この場合、応答データの1つの送受信単位(例え
ばパケット)の先頭には(例えば1バイトの)識別デー
タがあり、この識別データによりそのデータを識別する
ことにより、要求したデータか否かを判別する。
そして、応答データRP1が要求したものと異なるとき
には(Q103:No)、再要求する(Q101)。一方、要求通
りのときには(Q103:Yes)、要求処理を終了して(Q10
6)、受信したデータを所定の領域に格納したり表示す
るなどの次の処理に移行することになる。もちろん、処
理終了(Q106)前にそれらの処理(格納手段や表示処理
など)を含めても良い。
ただし、上記の場合、MD記録再生プレーヤ911では、
連続して送信される応答データがある場合、例えば応答
データRP1を第1応答データRP1とすると、第2応答デー
タRP2、第3応答データRP3、……、第k(k=1、2、
……)応答データRPkを送信する(P104〜P105)。
例えば前述の例の場合、ユーザが、ディスク名表示ボ
タン(ディスク名要求キー)を押すと、上述の処理によ
り、曲の総数およびディスク名の文字コード(属性情
報、表示情報)を、それぞれ第1応答データRP1および
第2応答データRP2として送信する。
これに対し、リモコン921では、第1応答データRP1が
要求したものと異なるときには(Q103:No)、第1応答
データRP1を無視して、同要求する(Q101)ので、第2
応答データRP2も無視される。一方、要求通りのときに
は(Q103:Yes)、次に、第2応答データRP2、第3応答
データRP3、……、第k応答データRPkを受信してから要
求処理を処理する(Q104〜Q106)。
上述のように、リモコン921では、操作された要求キ
ーに応じた要求信号を生成して送信し、MD記録再生プレ
ーヤ911は、その要求信号に応じた応答データを送信
(返信)できるように構成されているので、ラベル印字
装置121でも、リモコン921と同じ要求キーを備えて同様
に処理すれば、リモコン921と同じ機能を果たすことが
できる。
また、例えば前述の例のMD記録再生プレーヤ911等の
仕様と異なる仕様でも適用できる。また、リモコンの複
数の要求キーによる要求信号を組み合わせて連続する属
性情報要求を行うこともできる。前述の図10全体の処
理、図22全体の処理、図23の処理もこれに該当する。リ
モコン通信可能なMDプレーヤとして異なる仕様のものに
対して連続的に属性情報要求を行う具体例については、
第4実施形態等でさらに後述する。
また、ディスク再生装置からラベル印字装置へは文字
コードでデータが送信されるシステム例で説明してきた
が、ドットパターンデータで表示用データが送信される
システムの場合でも同様にリモコンの操作手順に従って
表示用データを読み出すことができる。
なお、システムコントローラ937は、前述のように、
基本的には、プリンターコントローラ138と独立かつ平
行してラベル印字と関係のない処理を実行することもで
きるが、ラベル印字中に印字状態の情報を相互間でやり
取りして、本体表示部912にその印字状態を(メッセー
ジ等により)表示させるようにもできる。この場合、ユ
ーザーは状況把握がさらにしやすくなる。
次に本発明の第3実施形態について説明する。図25は
本発明の第3実施形態であるラベル印字装置のブロック
図である。本実施形態ではMD記録再生装置とラベル印字
装置とのデータの入出力に赤外線(光)通信を使用して
いる。
据置型のMD記録再生装置951はリモコン入出力端子と
しての赤外線送受信部952とスピーカー953を備えてお
り、その他は第2実施形態で説明したポータブル型のMD
記録再生装置911と同じ構成となっている。
ラベル印字装置141は以下の構成より成る。142はプリ
ンター操作部であり、印字スタートボタン・印字選択ボ
タンより成るプリンターボタン143と、再生ボタン・停
止ボタン・選曲ボタン・表示切換ボタン・ディスク名表
示ボタンから成るリモコン再生ボタン144より成る。145
は液晶パネルより成るリモコン表示部であり、リモコン
表示ドライバー146により駆動される。
147は赤外線送受信部であり、MD記録再生装置951の赤
外線送受信部952との間で信号の入出力を行う。その他
は第2実施形態で説明したラベル印字装置121と同じ構
成をしている。
すなわち、図20で前述のラベル印字装置121と図31で
前述のリモコン921の機能を併せ持ち、かつリモコン通
信手段として赤外線(光)通信を使用した構成となって
いる。
この結果、第2実施形態のラベル印字装置1の機能に
加えてリモコン機能が搭載した構成となっているため、
ラベル作成が可能であると同時に、離れた場所からMD記
録再生装置951の再生動作が可能となる。
以上のような構成にすれば、従来の据置型のMD再生装
置951をディスク再生装置として、属性情報を要求で
き、かつMDカートリッジに貼り付けて使用するラベルを
簡単にしかも美しく作成できるという効果を有する。
上述のように、このラベル印字装置141では、ディス
ク再生装置と光通信により送受信可能なので、その機能
を利用して属性情報を読み出してラベルに印刷でき、ラ
ベルを簡単にしかも美しく作成できる。また、リモコン
のディスク再生装置を操作する機能と同一の機能を備え
ることにより、リモコンを別に所有する煩わしさがな
い。すなわち、例えば据置型のディスク再生装置に対し
て属性情報を要求するのに適している。
なお、以上の第1〜3実施形態の説明では、本発明の
ラベル印字装置が属性情報を要求するディスク再生装置
としてMDに記録再生できる装置を用いたが、再生専用の
装置でも良い。
また、例えば前述の例のMD記録再生装置1、MD記録再
生プレーヤ911、MD記録再生装置951等の仕様では、再生
ボタン・停止ボタン・選曲ボタン・表示切換ボタン・デ
ィスク名表示ボタン等を有し、ディスク名表示ボタン
(ディスク名要求キー)を押すと、曲の総数とディスク
名が読み出され、表示切換ボタンを押すと、曲名表示→
演奏(再生)時間→記録日時→曲名表示のように切り換
えられ、選曲ボタンを押すと、前回再生した曲の次の曲
名(曲番mと曲名m)から順に表示できたが、これらの
仕様と異なる仕様でも適用できる。
そこで、以下、リモコン通信可能なMDプレーヤとして
異なる仕様のものに対して連続的に属性情報要求を行う
本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態において想定するMDプレーヤは、リモコン
で操作可能な機械やその(要求)キーの種類が第2実施
形態のMD記録再生プレーヤ911と異なり、また、よりコ
ンパクトな構成にするため、前述の本体操作部(外部操
作手段)914に相当する本体操作部には、リモコン側の
キー(と同等の機能のキー)の一部しか持たないタイプ
であり、それ以外の構成は、第2実施形態のMD記録再生
プレーヤ911と同様なので、ブロック図の図示およびそ
の説明は省略する。
また、下記では、説明の都合上、一応、有線のリモコ
ン通信によるものを想定するが、これを赤外線による送
受信に変えるだけで、第3実施形態のMD記録再生装置95
1をベースとして想定しても良い。
さて、ここでのMDプレーヤは、市販のMDプレーヤに類
したものであり、上記の要求キーの種類として、再生キ
ー(PLAYキー)、巻戻し(曲戻し)キー(REWINDキー:
以下、REWキーと略す)、停止キー(STOPキー)、一時
停止キー(PAUSEキー)、再生モードキー(PLAY−MODE
キー:以下、P−MODキーと略す)、および表示キー(D
ISPLAYキー:以下、DISPキーと略す)を有している。す
なわち、リモコン側でこれらの要求キーを有すること
で、各機能を作動させることができるように、構成され
ている。
また、このMDプレーヤに装着されたMDには、1トラッ
クに1曲の情報が記憶されていて、トラック番号と曲番
が一致している。ここで、PLAYキーは、再生の他、所定
時間押し続けることによって、早送りキーとしての機能
を起動する役目を果たす(早送り信号を要求信号として
送出する)。MDプレーヤは、再生要求に対しては、再生
処理を開始して、再生中にその曲番と曲名の表示情報を
リモコン側に送出するが、早送りの要求に対しては、要
求される度に、トラック番号(曲番)とそれに対応する
曲名を、順次出力する。すなわち、リモコンからの操作
により、音楽情報としての再生を待つまでもなく、早送
りによって、次の曲の再生に移れる。
REWキーは、押されたときのMDプレーヤの状態によっ
て、現在再生中の曲に関する文字データ(属性情報:ト
ラック番号(曲番)と曲名の文字データ)、またはその
前の曲に関する文字データを要求する要求キーであり、
連続して操作すると、MDプレーヤは、PLAYキーの場合と
同様に、ただし逆方向(曲番の小さくなる方向)に、ト
ラック番号(曲番)とそれに対応する曲名を、順次出力
する。STOPキーは再生の停止を要求する要求キー、PAUS
Eキーは一時停止を要求する要求キーである。
P−MODキーは、再生時のモード(再生モード)を、
通常の再生モード、全曲繰り返しの再生モード、1曲繰
り返しの再生モード、および、ランダムに再生する再生
モード、に順次切り換える要求キーである。また、DISP
キーは、リモコンの表示部の表示モードを切り換えて選
択するための要求キーであり、曲名(曲番+曲名)を表
示する曲番表示モード、ディスク名(曲の総数+ディス
ク名の場合もある。以下では、この場合を想定して説明
する。)を表示するディスク名表示モード、時刻を表示
する時刻表示モード、再生時間(演奏時間)を表示する
再生時間表示モード、に順次切り換えられる。
MDプレーヤは、上記の各要求キーの操作により生成さ
れる各要求信号に応じて、応答データを送信(返信)で
きるように構成されているので、ラベル印字装置でも、
リモコンと同じ要求キーを備えて同様に処理すれば、リ
モコンと同じ機能を果たすことができる。
また、リモコンの複数の要求キーによる要求信号を組
み合わせて連続する属性情報要求を行うこともできる。
すなわち、例えば「読込キー」のような要求キーを設け
て、ディスク名と所望の任意の曲番からの任意の曲数の
曲名を要求するなど、キーの新設や既存のキーによる処
理プログラムの変更等により、任意の組み合わせの要求
もできる。
例えば上記の例の場合、図26に示すように、ユーザが
読込キー(新設、あるいは既存のプログラムを変更して
単にそのキーの呼び名を「読込キー」と改称しても良
い)を押すと、前述の図24と同様に、ラベル印字装置で
は、割込処理としての印刷用データ読込処理(Q20)を
起動してスタートし、まず、DISPキー信号を要求信号RQ
21として生成して送信する(Q201)。
この要求信号RQ21を受信すると、MDプレーヤでは、そ
の要求に対する応答処理として表示モードを切り換え
(P201)、表示モードに対応する文字データ(属性情
報、表示情報)を、応答データRP21として送信する(P2
02)。
この応答データRP21である文字データを受信すると
(Q202)、ラベル印字装置では、所望のデータ、すなわ
ちディスク名表示データか否かを判別する(Q203)。
例えば、要求信号RQ21を送信したときに(Q201)、MD
プレーヤの表示モードがディスク名表示モードだった場
合、表示モードの切り換え(P201)によって、時刻表示
モードとなるので、このときの応答データRP21は、時刻
表示のための文字データとなる。また、要求信号RQ21を
送信したときに(Q201)、時刻表示モードだった場合、
応答データRP21は、再生時間の表示のための文字データ
となる。同様に、再生時間表示モードだった場合、応答
データRP21は、曲名(曲番+曲名)を表示するための文
字データとなる。
これらの場合、所望のディスク名表示データ(曲の総
数+ディスク名の文字データ)ではないので(Q203:N
o)、再要求することになる(Q201)。なお、前述のよ
うに、この場合の判別も、応答データRP21の先頭の識別
データの識別により行われる。
一方、要求信号RQ21を送信したときに(Q201)、MDプ
レーヤの表示モードが曲名表示モードだった場合、表示
モードの切り換え(P201)によって、ディスク名表示モ
ードとなるので、このときの応答データRP21は、ディス
ク名表示のための(曲の総数+ディスク名の)文字デー
タとなる。この場合、所望のディスク名表示データなの
で(Q203:Yes)、受信した文字データをディスク名(曲
の総数+ディスク名の)文字データとして所定の領域に
格納し(Q204)、次の処理に移行する(Q205)。
ディスク名(曲の総数+ディスク名の)格納が終了す
ると(Q204、Q205)、ラベル印字装置では、図27に示す
ように、次に、DISPキー信号を要求信号RQ26として生成
して送信し(Q206)、図26で前述と同様の送受信および
判別を行い(Q206、P206、P207、Q207、Q208)、所望の
曲名表示データを受信したときに(Q208:Yes)、次に、
所定の曲番(トラック番号)を設定し(Q209)、所定の
曲数を設定する(Q210)。
この場合の所定の曲番としては、例えば曲番1、前回
再生した曲の曲番、その次の曲番など、自動的に検出し
設定できる曲番でも良いし、キー操作等による何らかの
設定手段を設けて、ユーザが任意に指定できるようにし
ても良い。また、所定の曲数としても、例えば図26で前
述のディスク名と共に得られる曲の総数などのように自
動的に設定できる値でも良いし、ユーザが任意に設定で
きるようにしても良い。以下では、曲番1から全曲(例
えば20曲)、すなわち、所定の曲番I=1、所定の曲数
J=20を例に説明する。
所定の曲番I=1と所定の曲数J=20を、最初の曲番
i=1(=I)と残りの曲数j=20として設定すると
(Q209、Q210)、ラベル印字装置では、次の処理に移行
し(Q211)、図28に示すように、次に、PLAYキー連続
(すなわち早送り)信号を要求信号RQ2Cとして生成して
送信する(Q212)。
この要求信号RQ2Cを受信すると、MDプレーヤでは、そ
の要求に対する応答処理として再生トラック番号(すな
わち曲番)をインクリメント(+1)し(P212)、その
トラック番号(曲番)の文字データ(属性情報、表示情
報)を、第1応答データRP2C1として送信し(P213)、
続いて、そのトラックに記憶された曲名の文字データを
第2応答データRP2C2として送信する(P215)。
第1応答データRP2C1として第1文字データ(曲番)
を受信すると(Q213)、ラベル印字装置では、所望の曲
番i(最初はi=1)か否かを判別し(Q214)、所望の
曲番iでないときには(Q214:No)、再要求し(Q21
2)、所望の曲番iのときには(Q214:Yes)、次に、第
2応答データRP2C2として第2文字データ(曲名)を受
信して(Q215)、それらのデータを曲名(曲番+曲名)
のデータとして所定の領域に格納する(Q216)。
最初の曲名(曲番1およびそれに対応する曲名)の文
字データの格納が終了すると(Q216)、次に、所定曲数
の格納が終了したか否かを判別する(Q217)。すなわ
ち、残りの曲数j≦1となっているか否かを判別する。
ここでは、まだ最初の(曲番i=1の)曲名の格納しか
終了していない(j=20)ので(Q217:No)、次に、曲
番iをインクリメント(+1)して所望の曲番i=2
(=1+1)とし、また曲数jをディクリメント(−
1)して残りの曲数j=19(=20−1)とする(Q21
8)。
続いて、所望の曲番i=2、残りの曲数j=19につい
て、上述と同様の処理(Q212、P212、P213、Q213、Q21
4、P215、Q215、Q=216)が行われ、次の曲名(曲番2
およびそれに対応する曲名の)文字データの格納が終了
すると(Q216)、次に、所定曲数の格納が終了したか否
か(残りの曲数j≦1か否か)を判別し、同様に、次
に、曲番iをインクリメント(+1)して所望の曲番i
=3(=2+1)とし、また曲数jをディクリメント
(−1)して残りの曲数j=18(=19−1)とする(Q2
18)。
以下、同様に、所望の曲番i=3、4、……(残りの
曲数j=18、17、……)について処理され、所望の曲番
i=20(残りの曲数j=1)の曲名(曲番20およびそれ
に対応する曲名の)文字データの格納が終了すると(Q2
16)、次に、所定曲数の格納が終了したか否か(残りの
曲数j≦1か否か)を判別し、この場合、残りの曲数j
=1なので(Q217:Yes)、全処理を終了する(Q219)。
そして、この時点では、目的としたディスク名(曲の
総数+ディスク名)および曲番1から全曲(20曲)の曲
名(曲番+曲名)の文字データ(属性情報、表示情報)
の読み込みおよびそれらの文字データの所定領域への格
納が終了する。
なお、上述の所望の曲番(のデータ)を得るための処
理では、トラック番号を変化させればよいので、図示
(Q212の[]内に記載)のように、REWキー連続(すな
わち巻戻し)信号を用いても同様のことができる。ま
た、この場合、次の曲番の設定「i←i+1」(Q218)
を「i←i−1」のように変えることにより、次の順番
(前述の昇順に対して降順)に曲名(曲番+曲名)のデ
ータを格納することもできる。
また、図29に示すように、図26に相当する処理をディ
スク名要求・格納処理(S201)、図27に相当する処理を
曲名要求準備処理(S202)、図28に相当する処理を曲名
要求・格納処理(S203)としてサブルーチン化(モジュ
ール化)して、それらを順に起動することにより、印刷
用データ読込処理(S20)として、同様の処理を行うこ
ともできる。また、ここでは、読込キーの押下(読込キ
ー割込)により起動する割込処理としたが、この処理
(S20)全体をさらにサブルーチン化して、さらに上位
の処理ルーチンから起動できるようにしても良い。
上述のように、第4実施形態のMDプレーヤ(ディスク
再生装置)は、リモコンからそのキー操作により生成さ
れる要求信号を受信し、リモコンの表示部に表示する文
字データのうち、要求信号に応答する文字データをリモ
コンに送信するように構成されているので、リモコンと
同じ要求信号を生成するための(要求)キーを備えて同
様に処理すれば、ラベル印字信号でも、リモコンと同じ
文字データを得ることができる。
これに対し、上述の第4実施形態のラベル印字装置で
は、読込(要求)キーを押すだけで(外部操作手段の単
一操作に基づいて)複数の要求信号を生成し、それらを
組み合わせた連続する複数の要求信号を、MDプレーヤ
(ディスク再生装置)に対して送信するので、その連続
する複数の要求信号に応答する複数の文字データを単一
操作で得ることができる。
例えば図26〜図29で上述の例では、ディスク名(曲の
総数+ディスク名)と曲番1から全曲(20曲)の曲名
(曲番+曲名)の文字データを得た(受信した、読み込
んだ)が、リモコンのキー操作によりこれだけの文字デ
ータ(表示データ)を得るためには、最低でも22回(Q2
01×1回、Q206×1回、Q212×20回)のキー操作が必要
となるが、上述のように、本発明の第4実施形態のラベ
ル印字装置では、読込キーの単一操作で得ることができ
る。
そして、この結果、取得した文字データの一部または
全部をそのまままたは編集してラベルに印字できるの
で、MD(ディスク)カートリッジ901やMD(ディスク)
ケース902(図18参照)に貼り付けて使用するラベルを
簡単に作成できる。
また、この場合、連続する複数の要求信号には、ラベ
ルに印字する全ての文字データを要求する要求信号が含
まれることが好ましい。
例えば図26〜図29で上述の例では、ディスク名(曲の
総数+ディスク名)と曲番1から全曲(20曲)の曲名
(曲番+曲名)の文字データを得たが、これにより、例
えば図4で前述のメインラベルと図7で前述のサイドラ
ベルに印字するための全ての文字データを読込キーの1
回の操作により得ている。
すなわち、読込キーの単一操作により生成される連続
する複数の要求信号に、例えば図4および図7のラベル
に印字する全ての文字データを要求する要求信号が含ま
れることにより、その単一操作を行うだけで、印字に必
要な全ての文字データを得ることができ、例えば図4お
よび図7のラベルがさらに簡単に作成できる。
なお、前述の第1〜第3実施形態における印字スター
トボタン9は、図10で前述の処理を起動して連続する複
数の属性情報読出要求を行なうための外部操作手段なの
で、ここでいう読込(要求)キー(の機能をさらに向上
させたもの)に相当する。
以上の第1〜第4実施形態では、ディスク再生装置の
対象としてMDを使用したディスクシステムの例で説明し
たが、MDシステムに限らず、記録再生可能なディスクで
記録された主情報とそれに対応した属性情報(管理情報
およびテキスト情報等)を読み出すものであれば、他の
ディスクシステムに対しても適用できる。
産業上の利用可能性 以上述べたように、本発明のラベル印字装置によれば
記録再生可能なディスクに記録されたデータを用いて印
字をし、そのディスクの色々な場所に貼り付けて使用す
るラベルを簡単な操作でしかも一度に作成するのに適し
ている。さらにディスクの内容の多少に関わらず、一目
でディスクの内容がわかるラベルを作成するのに適して
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂野 秀樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−48059(JP,A) 特開 平8−50780(JP,A) 特開 平5−166290(JP,A) 特開 平4−117654(JP,A) 特開 平5−58081(JP,A) 特開 平8−328473(JP,A) 特開 昭60−253080(JP,A) 特開 平4−27568(JP,A) 特開 平5−92649(JP,A) 特開 昭63−91273(JP,A) 特開 平7−125376(JP,A) 実開 昭62−178160(JP,U) 実開 平5−86177(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/38 B41J 5/30 G11B 27/00

Claims (31)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部操作手段による主情報読出要求に応答
    して、ディスク内に記憶された主情報を読み出し、前記
    外部操作手段による属性情報読出要求に応答して、前記
    ディスク内または装置本体内の所定の領域に記憶された
    テキストデータから成る前記主情報に関する属性情報を
    読み出すディスク再生装置の制御部に対して、前記外部
    操作手段の代わりにまたは外部操作手段と併用されて前
    記属性情報読出要求を行う属性情報リクエスト手段と、 前記ディスクを収容したディスクカートリッジに貼付け
    るラベルに印字するための印字手段と、 この属性情報リクエスト手段からの前記属性情報読出要
    求に応答して読み出された前記属性情報を印字用のドッ
    トパターンデータに変換して前記印字手段に印字させる
    印字制御手段と、 を備え、 前記外部操作手段には、外部から前記ディスク再生装置
    を操作するリモコンが含まれ、 前記ディスク再生装置は、前記リモコンからの属性情報
    読出要求を受信してそれに応答した属性情報を前記リモ
    コンに対して出力するリモコン通信手段を有し、 前記属性情報リクエスト手段は、前記リモコン通信手段
    を介して前記リモコンと同一の通信によって前記属性情
    報読出要求を送信し、 前記印字制御手段は、前記リモコン通信手段を介して前
    記リモコンと同一の通信によって受信した属性情報を前
    記ドットパターンデータに変換することを特徴とするラ
    ベル印字装置。
  2. 【請求項2】前記リモコン通信手段は、前記リモコンと
    有線で通信する手段であり、 そのリモコン通信手段を介して有線で前記ディスク再生
    装置に接続されることを特徴とする、クレーム1に記載
    のラベル印字装置。
  3. 【請求項3】前記リモコン通信手段は、前記リモコンと
    の接続を着脱自在に行うためのコネクタ端子を有するこ
    とを特徴とする、クレーム2に記載のラベル印字装置。
  4. 【請求項4】前記リモコン通信手段は、前記リモコンと
    光通信を行う手段であり、 そのリモコン通信手段を介して光通信により前記ディス
    ク再生装置と送受信可能であることを特徴とする、クレ
    ーム1に記載のラベル印字装置。
  5. 【請求項5】前記リモコンは、自己の表示部に表示する
    表示情報を前記属性情報として、その属性情報を要求す
    る属性情報読出要求を出力可能に構成され、 前記属性情報リクエスト手段は、前記リモコンと同一の
    前記表示情報を要求する属性情報読出要求を送信可能で
    あることを特徴とする、クレーム1ないし4のいずれか
    に記載のラベル印字装置。
  6. 【請求項6】前記リモコンの前記ディスク再生装置を操
    作する機能と同一の機能を有するリモコン手段をさらに
    備えたことを特徴とする、クレーム1ないし5のいずれ
    かに記載のラベル印字装置。
  7. 【請求項7】前記外部操作手段には、前記ディスク再生
    装置を収容する装置本体の外面に配設されたディスク操
    作ボタン群を有するディスク操作部が含まれ、 前記ディスク再生装置は、前記ディスク操作部からの前
    記属性情報読出要求に応答して読み出された前記属性情
    報の一部または全部を表示情報として表示する表示部を
    有することを特徴とする、クレーム1ないし6のいずれ
    かに記載のラベル印字装置。
  8. 【請求項8】前記属性情報リクエスト手段は、前記ラベ
    ルへの印字処理の開始を指示する印字開始指示手段を有
    し、印字開始が指示された後に前記属性情報読出要求を
    行うことを特徴とする、クレーム1ないし7のいずれか
    に記載のラベル印字装置。
  9. 【請求項9】前記ディスク再生装置は、前記ディスク内
    に記憶された主情報に関して前記ディスク内から読み出
    したまたは新たに装置内で作成したテキストデータを前
    記属性情報として記憶する記憶手段を有し、前記属性情
    報読出要求に応答して、前記記憶手段から前記属性情報
    を読み出すことを特徴とする、クレーム1ないし8のい
    ずれかに記載のラベル印字装置。
  10. 【請求項10】前記印字制御手段は、前記属性情報を、
    ラベルの形状にハーフカットされた半抜きラベルが形成
    された印字用テープ用のドットパターンに変換すること
    を特徴とする、クレーム1ないし9のいずれかに記載の
    ラベル印字装置。
  11. 【請求項11】前記印字用テープを着脱自在に装着可能
    なラベル格納手段をさらに備えたことを特徴とする、ク
    レーム10に記載のラベル印字装置。
  12. 【請求項12】前記印字用テープは、前記半抜きラベル
    が連続して複数形成されたものであることを特徴とす
    る、クレーム11に記載のラベル印字装置。
  13. 【請求項13】前記印字用テープは、カセットに収容さ
    れ、前記ラベル格納手段は、前記カセットを着脱自在に
    装着可能に構成されていることを特徴とする、クレーム
    11または12に記載のラベル印字装置。
  14. 【請求項14】前記印字用テープの半抜きラベルには、
    外形サイズの互いに異なる複数種類の半抜きラベルが含
    まれることを特徴とする、クレーム10ないし13のいずれ
    かに記載のラベル印字装置。
  15. 【請求項15】前記複数種類の半抜きラベルには、前記
    ディスクカートリッジのおもて面に貼るメインラベル
    と、前記ディスクカートリッジの側面に貼るサイドラベ
    ルが含まれることを特徴とする、クレー14に記載のラベ
    ル印字装置。
  16. 【請求項16】前記印字用テープの半抜きラベルには、
    前記サイドラベルが複数枚含まれることを特徴とする、
    クレーム15に記載のラベル印字装置。
  17. 【請求項17】前記ドットパターンデータを格納する印
    字バッファをさらに備え、 前記印字制御手段は、前記メインラベルに印字するとき
    には、メインラベル用のドットパターンデータを前記印
    字バッファに格納し、前記サイドラベルを印字するとき
    には、サイドラベル用のドットパターンデータを前記印
    字バッファに格納することを特徴とする、クレーム15ま
    たは16に記載のラベル印字装置。
  18. 【請求項18】前記属性情報には、前記ディスクのディ
    スク名、主情報番号および主情報名が含まれ、 前記印字制御手段は、前記メインラベルの位置にディス
    ク名、主情報番号および、主情報名のドットパターンデ
    ータを作成するとともに、前記サイドラベルの位置にデ
    ィスク名のドットパターンデータを作成することを特徴
    とする、クレーム15ないし17のいずれかに記載のラベル
    印字装置。
  19. 【請求項19】前記属性情報には、前記ディスクのディ
    スク名、主情報番号および主情報名が含まれ、 前記印字用テープの半抜きラベルには、前記ディスクカ
    ートリッジのおもて面に貼るメインラベルが含まれ、 前記印字制御手段は、前記ドットパターンとして、前記
    メインラベルの位置に前記属性情報のドットパターンデ
    ータを作成することを特徴とする、クレーム10ないし14
    のいずれかに記載のラベル印字装置。
  20. 【請求項20】前記印字制御手段は、 前記メインラベルの一つの行にディスク名のドットパタ
    ーンデータを作成し、前記ディスク名のドットパターン
    データの長さが前記メインラベルの最大印字幅以上の場
    合、その残りのドットパターンデータを次の行に作成
    し、 他の行には同一行に一つの主情報番号およびそれに対応
    した主情報名のドットパターンデータを続けて作成し、
    前記主情報番号およびそれに対応した主情報名のドット
    パターンデータの合計の長さが前記メインラベルの最大
    印字幅以上の場合、残りのドットパターンデータを次の
    行に作成することを特徴とする、クレーム19に記載のラ
    ベル印字装置。
  21. 【請求項21】前記印字制御手段は、 前記メインラベルの1行目から前記ディスク名のドット
    パターンデータを作成し、次の行からは番号の若い順に
    前記主情報番号およびそれに対応する主情報名のドット
    パターンデータを作成することを特徴とする、クレーム
    19に記載のラベル印字装置。
  22. 【請求項22】前記印字制御手段は、 前記メインラベルの最大印字行数により決定される最終
    行までに全ての主情報番号およびそれに対応する主情報
    名が印字しきれない場合、その旨を報告するドットパタ
    ーンを、前記最終行のドットパターンとして作成するこ
    とを特徴とする、クレーム20または21に記載のラベル印
    字装置。
  23. 【請求項23】前記その旨には、まだ印字されていない
    残りの主情報数が含まれることを特徴とする、クレーム
    22に記載のラベル印字装置。
  24. 【請求項24】前記属性情報には、前記主情報番号に対
    応した再生時間および記録日時がさらに含まれ、 前記属性情報リクエスト手段は、前記属性情報読出要求
    により要求する属性情報の組合せを選択して指示するた
    めの印字選択手段を有し、 前記印字選択手段により指示可能な前記属性情報の組合
    せの選択指示には、前記ディスク名、主情報番号および
    主情報名の組合せを選択して指示する第1選択指示以外
    に、前記再生時間および記録日時の組合せを選択して指
    示する第3選択指示が含まれ、 前記印字制御手段は、前記ドットパターンとして、前記
    メインラベルの位置に前記属性情報のうちの前記印字選
    択手段により選択指示された組合せのドットパターンデ
    ータを作成することを特徴とする、クレーム19に記載の
    ラベル印字装置。
  25. 【請求項25】前記属性情報の組合せの選択指示には、
    前記第1選択指示を選択指示しても、前記メインラベル
    の最大印字行数により決定される最終行までに全ての主
    情報番号およびそれに対応する主情報名が印字しきれな
    い場合の、残りの主情報番号および主情報名の組合せを
    選択して指示する第2選択指示がさらに含まれることを
    特徴とする、クレーム24に記載のラベル印字装置。
  26. 【請求項26】前記印字制御手段は、前記第3選択指示
    が選択指示されたときに、前記第1選択指示が選択指示
    された場合の各主情報番号の行に合わせて各主情報番号
    に対応する再生時間と記録日時のドットパターンデータ
    を作成することを特徴とする、クレーム24または25に記
    載のラベル印字装置。
  27. 【請求項27】前記属性情報には、前記ディスクのディ
    スク名が含まれ、 前記印字用テープの半抜きラベルには、前記ディスクカ
    ートリッジの側面に貼るサイドラベルが含まれ、 前記印字制御手段は、前記ドットパターンとして、前記
    サイドラベルの位置に前記ディスク名のドットパターン
    データを作成することを特徴とする、クレーム10ないし
    14のいずれかに記載のラベル印字装置。
  28. 【請求項28】前記印字用テープの半抜きラベルには、
    前記サイドラベルが複数枚含まれることを特徴とする、
    クレーム27に記載のラベル印字装置。
  29. 【請求項29】前記印字制御手段は、前記ディスク名の
    ドットパターンデータ長さの中心を、前記サイドラベル
    の長さ方向の中心線に一致させて作成することを特徴と
    する、クレーム27または28に記載のラベル印字装置。
  30. 【請求項30】前記印字制御手段は、前記サイドラベル
    の印字エリアの最初にディスク名であることを示す定型
    のタイトルコメントのドットパターンデータを作成し、
    続けて前記ディスク名のドットパターンデータを作成す
    ることを特徴とする、クレーム27ないし29のいずれかに
    記載のラベル印字装置。
  31. 【請求項31】前記ディスク内の主情報には主情報番号
    が付され、 前記属性情報には、前記ディスクのディスク名、前記主
    情報番号およびそれに対応する主情報名、並びに、前記
    主情報番号が最小の主情報の記録日時が含まれ、 前記印字用テープの半抜きラベルには、前記ディスクカ
    ートリッジの側面に貼るサイドラベルが含まれ、 前記印字制御手段は、 前記属性情報リクエスト手段からの前記属性情報読出要
    求に応答して読み出された属性情報に前記ディスク名が
    あるときに、前記ドットパターンとして、前記サイドラ
    ベルの位置に前記ディスク名のドットパターンデータを
    作成し、 前記読み出された属性情報に前記ディスク名がなく前記
    主情報名があるときに、前記ディスク名の代わりに、そ
    の主情報名のうちの主情報番号が最小のもののドットパ
    ターンデータを作成し、 さらに前記読み出された属性情報に前記ディスク名も前
    記主情報名もないときに、前記記録日時のドットパター
    ンデータを作成することを特徴とする、クレーム10ない
    し14のいずれかに記載のラベル印字装置。
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