JP3432856B2 - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置Info
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- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状の記録媒体にオ
ーディオ信号をデジタル信号で光磁気記録及び再生を行
う所謂MD(ミニディスク)システムに関するものであ
る。
ーディオ信号をデジタル信号で光磁気記録及び再生を行
う所謂MD(ミニディスク)システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】MDシステムは、例えば「エレクトロニ
クスライフ(日本放送出版協会発行)」の1992年1
2号の第11頁〜第68頁にも記載されているように、
書き換え可能型の光磁気ディスクに対し、オーディオ信
号をデジタル方式で記録するものであり、ディジタル化
されたオーディオ信号は、ATRAC(Adaptiv
e TRansform Acoustic Codi
ng)と呼ばれる高能率符号化処理によってデータ圧縮
され、前記光磁気ディスクに対して光磁気記録されるも
のである。
クスライフ(日本放送出版協会発行)」の1992年1
2号の第11頁〜第68頁にも記載されているように、
書き換え可能型の光磁気ディスクに対し、オーディオ信
号をデジタル方式で記録するものであり、ディジタル化
されたオーディオ信号は、ATRAC(Adaptiv
e TRansform Acoustic Codi
ng)と呼ばれる高能率符号化処理によってデータ圧縮
され、前記光磁気ディスクに対して光磁気記録されるも
のである。
【0003】前記MDシステムにおいては、アナログの
オーディオ信号をデジタル信号に変換して記録すると共
に、曲の開始部と終了部を、その曲のアドレス情報とし
て、その他のサブコード信号と共に一定の記録領域に記
録し、そのアドレス情報を基にして再生時の曲番アクセ
ス等に用いている。この記録エリアを「UTOCエリ
ア」と称し、曲のアドレス情報は音楽信号を記録した際
に必ず新しい情報を記録しなければならない。そして前
記UTOCエリアには、これ以外にもオプションとし
て、記録された日時、タイトルや曲名等を記録すること
が可能である。
オーディオ信号をデジタル信号に変換して記録すると共
に、曲の開始部と終了部を、その曲のアドレス情報とし
て、その他のサブコード信号と共に一定の記録領域に記
録し、そのアドレス情報を基にして再生時の曲番アクセ
ス等に用いている。この記録エリアを「UTOCエリ
ア」と称し、曲のアドレス情報は音楽信号を記録した際
に必ず新しい情報を記録しなければならない。そして前
記UTOCエリアには、これ以外にもオプションとし
て、記録された日時、タイトルや曲名等を記録すること
が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このアドレ
ス情報や記録された日時、タイトルや曲名等はUTOC
の中ではすべてポインタ方式で記録され、実際のデータ
記録エリアの情報は、サブコード情報を記録するエリア
が用意されているが、DAT(デジタル・オーディオ・
テープ)システムに見られるようなSKIP−ID(再
生において、ある特定部分を飛ばして再生するためにユ
ーザーが記録するID)を記録することはできない。
ス情報や記録された日時、タイトルや曲名等はUTOC
の中ではすべてポインタ方式で記録され、実際のデータ
記録エリアの情報は、サブコード情報を記録するエリア
が用意されているが、DAT(デジタル・オーディオ・
テープ)システムに見られるようなSKIP−ID(再
生において、ある特定部分を飛ばして再生するためにユ
ーザーが記録するID)を記録することはできない。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する為に本
発明では、音声信号等の情報信号をデジタル信号に変換
して記録媒体上に記録すると共に前記記録媒体上に記録
されたデジタル信号を再生する記録再生装置であって、
前記記録媒体は、記録されたデジタル信号の各トラック
の開始部と終了部を示すアドレス情報が記録される第1
の領域と、各トラックと関連付けて与えられる文字情報
等のサブコード情報が書き換え可能に記録される第2の
領域とを備え、任意のトラックを再生する際に、前記第
2の領域に前記任意のトラックと関連付けて所定の特殊
文字が記録されている場合には前記関連付けられた任意
のトラックの再生を禁止し、また前記第2の領域に前記
所定の特殊文字が記録されていなければ、前記任意のト
ラックの再生を許可するように制御する制御手段を有し
ていることを特徴とする記録再生装置を提供せんとする
ものである。
発明では、音声信号等の情報信号をデジタル信号に変換
して記録媒体上に記録すると共に前記記録媒体上に記録
されたデジタル信号を再生する記録再生装置であって、
前記記録媒体は、記録されたデジタル信号の各トラック
の開始部と終了部を示すアドレス情報が記録される第1
の領域と、各トラックと関連付けて与えられる文字情報
等のサブコード情報が書き換え可能に記録される第2の
領域とを備え、任意のトラックを再生する際に、前記第
2の領域に前記任意のトラックと関連付けて所定の特殊
文字が記録されている場合には前記関連付けられた任意
のトラックの再生を禁止し、また前記第2の領域に前記
所定の特殊文字が記録されていなければ、前記任意のト
ラックの再生を許可するように制御する制御手段を有し
ていることを特徴とする記録再生装置を提供せんとする
ものである。
【0006】また本発明では、前記所定の特殊文字は、
ミニディスクシステムにおける光磁気ディスクのUTO
Cセクタ01Hに記録する。
ミニディスクシステムにおける光磁気ディスクのUTO
Cセクタ01Hに記録する。
【0007】
【作用】上記の如く構成したので、記録媒体上に記録さ
れたトラックを再生する際に、制御情報が存在する場合
には、該制御情報に従って特定のトラックを再生せずに
次のトラックへスキップする。
れたトラックを再生する際に、制御情報が存在する場合
には、該制御情報に従って特定のトラックを再生せずに
次のトラックへスキップする。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例に
つき詳述する。
つき詳述する。
【0009】1はオーディオ信号等のアナログの情報信
号が入力される入力端子、2は入力された情報信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換回路、3は前記A/D
変換回路2が出力する情報信号を圧縮し高能率符号化し
たデジタル信号に変換するATRAC処理回路、4は前
記ATRAC処理回路3が出力するデジタル信号をイン
タリーブし、誤り訂正符号を付し、さらにサブコード信
号を付加したデジタル信号に変換するデジタル信号処理
回路、5は記録用RFアンプであり、前記デジタル信号
処理回路4からの出力信号を記録用の磁気ヘッド7によ
って光磁気ディスク9に記録するための信号に変換す
る。
号が入力される入力端子、2は入力された情報信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換回路、3は前記A/D
変換回路2が出力する情報信号を圧縮し高能率符号化し
たデジタル信号に変換するATRAC処理回路、4は前
記ATRAC処理回路3が出力するデジタル信号をイン
タリーブし、誤り訂正符号を付し、さらにサブコード信
号を付加したデジタル信号に変換するデジタル信号処理
回路、5は記録用RFアンプであり、前記デジタル信号
処理回路4からの出力信号を記録用の磁気ヘッド7によ
って光磁気ディスク9に記録するための信号に変換す
る。
【0010】6は圧縮されたデジタル信号を一時蓄える
ショックプルーフ用(振動などによる音飛び防止用)の
メモリ回路、8は記録時にディスク表面をキュリー温度
まで加熱し、再生時にピット信号を読みとるMD用レー
ザーピックアップである。10は再生時において前記レ
ーザーピックアップ8から読み出した信号を増幅する再
生RFアンプを内蔵したADIP復調回路、11は前記
ADIP復調回路10における再生RFアンプからの信
号に基づいて誤り訂正等の処理を行うデジタル信号処理
回路、12は前記デジタル信号処理回路11で処理され
た信号を伸長し、元のデジタル信号に戻すATRAC処
理回路、13はこのデジタル信号を元のアナログ信号に
変換するD/A変換回路、14は復調されたアナログ信
号の出力端子である。
ショックプルーフ用(振動などによる音飛び防止用)の
メモリ回路、8は記録時にディスク表面をキュリー温度
まで加熱し、再生時にピット信号を読みとるMD用レー
ザーピックアップである。10は再生時において前記レ
ーザーピックアップ8から読み出した信号を増幅する再
生RFアンプを内蔵したADIP復調回路、11は前記
ADIP復調回路10における再生RFアンプからの信
号に基づいて誤り訂正等の処理を行うデジタル信号処理
回路、12は前記デジタル信号処理回路11で処理され
た信号を伸長し、元のデジタル信号に戻すATRAC処
理回路、13はこのデジタル信号を元のアナログ信号に
変換するD/A変換回路、14は復調されたアナログ信
号の出力端子である。
【0011】さらに15はスピンドルモータ、16はス
レッドモータ、17は前記スピンドルモータ15及びス
レッドモータ16を制御するモータコントロール回路、
18は装置全体を制御する制御回路で、該制御回路18
はスピンドルモータ15及びスレッドモータ16のモー
タコントロール回路17を制御すると共に、キー入力端
子19やメカスイッチ入力端子20等からの情報により
メカニズム等の制御及びサブコードデータの処理を行
い、前記ATRAC回路3、デジタル信号処理回路4、
メモリ回路6、デジタル信号処理回路11、ATRAC
回路12を制御する。
レッドモータ、17は前記スピンドルモータ15及びス
レッドモータ16を制御するモータコントロール回路、
18は装置全体を制御する制御回路で、該制御回路18
はスピンドルモータ15及びスレッドモータ16のモー
タコントロール回路17を制御すると共に、キー入力端
子19やメカスイッチ入力端子20等からの情報により
メカニズム等の制御及びサブコードデータの処理を行
い、前記ATRAC回路3、デジタル信号処理回路4、
メモリ回路6、デジタル信号処理回路11、ATRAC
回路12を制御する。
【0012】続いて上記図1に示したMDシステムの動
作について説明する。前記制御回路18は、マイクロコ
ンピュータを用いたシステムコントローラにて構成され
ており、キー入力端子19及びメカスイッチ入力端子2
0の操作キー信号及び機構検出信号によって光磁気ディ
スク9が記録モードに設定されると、制御回路18の制
御に基づきレーザーピックアップ8を発光し、光磁気デ
ィスク9の反射面にて焦点を結び、ディスク面にてフォ
ーカスがかかる。
作について説明する。前記制御回路18は、マイクロコ
ンピュータを用いたシステムコントローラにて構成され
ており、キー入力端子19及びメカスイッチ入力端子2
0の操作キー信号及び機構検出信号によって光磁気ディ
スク9が記録モードに設定されると、制御回路18の制
御に基づきレーザーピックアップ8を発光し、光磁気デ
ィスク9の反射面にて焦点を結び、ディスク面にてフォ
ーカスがかかる。
【0013】そして記録される光磁気ディスク9におい
て、記録エリアには、螺旋形状の溝になってサンプリン
グ周波数(Fs=44.1kHz)によるうねり状のウ
エヴィリングがかけられているので、これによってAD
IP(ADress InPregroove)信号が
復調される。この時、スピンドルモータ15を回転さ
せ、EFM(Eight to Fourteen M
odulation)信号もしくはADIP信号により
スピンドルサーボをかける。そしてレーザーピックアッ
プ8のサブビームによってトラッキングサーボ及びスレ
ッドサーボもかける。さらにADIPアドレスを基にし
て、レーザーピックアップ8によりキュリー温度にまで
ディスク面を加熱し、磁気ヘッド7にて記録する。
て、記録エリアには、螺旋形状の溝になってサンプリン
グ周波数(Fs=44.1kHz)によるうねり状のウ
エヴィリングがかけられているので、これによってAD
IP(ADress InPregroove)信号が
復調される。この時、スピンドルモータ15を回転さ
せ、EFM(Eight to Fourteen M
odulation)信号もしくはADIP信号により
スピンドルサーボをかける。そしてレーザーピックアッ
プ8のサブビームによってトラッキングサーボ及びスレ
ッドサーボもかける。さらにADIPアドレスを基にし
て、レーザーピックアップ8によりキュリー温度にまで
ディスク面を加熱し、磁気ヘッド7にて記録する。
【0014】記録される信号は、入力端子1より入力さ
れた信号が、A/D変換回路2で、デジタル信号に変換
され、さらにATRAC処理回路3で、このデジタル信
号を圧縮し、デジタル信号処理回路4でインタリーブ
し、誤り訂正符号を付加し、メモリ回路6にて、時間制
御を行い、制御回路18で生成した記録するアドレス情
報などのサブコード情報を加味し、RF記録アンプ5へ
送られて録音される。
れた信号が、A/D変換回路2で、デジタル信号に変換
され、さらにATRAC処理回路3で、このデジタル信
号を圧縮し、デジタル信号処理回路4でインタリーブ
し、誤り訂正符号を付加し、メモリ回路6にて、時間制
御を行い、制御回路18で生成した記録するアドレス情
報などのサブコード情報を加味し、RF記録アンプ5へ
送られて録音される。
【0015】またシステムが再生モードに設定される
と、同じく制御回路18の制御に基づきレーザーピック
アップ8を発光し、光磁気ディスク9の反射面にて焦点
を結び、ディスク面にてフォーカスをかける。さらにス
ピンドルモータ15を回転させ、EFM信号もしくはA
DIP信号によりスピンドルサーボをかける。この時、
レーザーピックアップ8のサブビームにより、トラッキ
ングサーボ及びスレッドサーボもかける。そしてレーザ
ーピックアップ8により記録された信号を読みとり、A
DIP復調回路10へ送られ、デジタル信号処理回路1
1へ送られ誤り訂正、デインターリーブ等の処理を行
い、メモリ回路6を用いて時間制御を行い、ATRAC
処理回路12で元のデジタル信号に伸長し、D/A変換
回路13で元のアナログ信号に変換し、出力端子14よ
り出力する。
と、同じく制御回路18の制御に基づきレーザーピック
アップ8を発光し、光磁気ディスク9の反射面にて焦点
を結び、ディスク面にてフォーカスをかける。さらにス
ピンドルモータ15を回転させ、EFM信号もしくはA
DIP信号によりスピンドルサーボをかける。この時、
レーザーピックアップ8のサブビームにより、トラッキ
ングサーボ及びスレッドサーボもかける。そしてレーザ
ーピックアップ8により記録された信号を読みとり、A
DIP復調回路10へ送られ、デジタル信号処理回路1
1へ送られ誤り訂正、デインターリーブ等の処理を行
い、メモリ回路6を用いて時間制御を行い、ATRAC
処理回路12で元のデジタル信号に伸長し、D/A変換
回路13で元のアナログ信号に変換し、出力端子14よ
り出力する。
【0016】光磁気ディスク9は、図2に示すように、
CD−DAと同じピットでデータが記録されているリー
ドインエリア21と、記録可能で螺旋形状に溝があり、
ウエヴィリングされた形状となっているUTOCエリア
22、レコーダブルエリア23、リードアウトエリア2
4からなり、クラスタ、セクタ及びサウンドグループに
よってデータのアドレス管理が行われる。
CD−DAと同じピットでデータが記録されているリー
ドインエリア21と、記録可能で螺旋形状に溝があり、
ウエヴィリングされた形状となっているUTOCエリア
22、レコーダブルエリア23、リードアウトエリア2
4からなり、クラスタ、セクタ及びサウンドグループに
よってデータのアドレス管理が行われる。
【0017】アドレスは、図3に示すように36セクタ
を1クラスタとし、セクタ00H〜1FHをメインデー
タとし、セクタFCH〜FFHの部分で、ピット部では
全てサブデータとし、グルーブではFFHのみサブデー
タとし、残りのFCH〜FEHはリンキングとしてい
る。また、UTOCエリアの先頭部でのアドレスを00
00H:FCH(クラスタ:セクタ)と規定している。
このためリードインエリアでは最終のアドレスがFFF
FH:1FH(クラスタ:セクタ)となり、内周に行く
ほどクラスタが減少する。リードインエリアにはTOC
情報が繰り返し記録されており、UTOCエリアのクラ
スタ0003H〜0005HにはUTOC情報を記録終
了後に必ずセクタ00H(主にアドレス情報が記録され
る)を記録するように義務づけられている。
を1クラスタとし、セクタ00H〜1FHをメインデー
タとし、セクタFCH〜FFHの部分で、ピット部では
全てサブデータとし、グルーブではFFHのみサブデー
タとし、残りのFCH〜FEHはリンキングとしてい
る。また、UTOCエリアの先頭部でのアドレスを00
00H:FCH(クラスタ:セクタ)と規定している。
このためリードインエリアでは最終のアドレスがFFF
FH:1FH(クラスタ:セクタ)となり、内周に行く
ほどクラスタが減少する。リードインエリアにはTOC
情報が繰り返し記録されており、UTOCエリアのクラ
スタ0003H〜0005HにはUTOC情報を記録終
了後に必ずセクタ00H(主にアドレス情報が記録され
る)を記録するように義務づけられている。
【0018】さらに、オプションとしてセクタ01Hに
はディスクタイトルや曲名が記録され、セクタ02Hに
はディスク記録日時や曲記録日時が記録され、セクタ0
4Hには漢字などのディスクタイトルや曲名が記録され
る。
はディスクタイトルや曲名が記録され、セクタ02Hに
はディスク記録日時や曲記録日時が記録され、セクタ0
4Hには漢字などのディスクタイトルや曲名が記録され
る。
【0019】図4にUTOCのセクタ00Hの概略図を
示す。このUTOCのセクタ00Hは音声信号の記録後
必ず記録、更新を行わなければならないデータであり、
トラック(=ディスクに記録されている曲を指す)の開
始アドレスと終了アドレスもここに記録される。このト
ラックの開始アドレスと終了アドレスはすべてポインタ
形式で表記される。同図において、左端の番号について
補足すると、1セクタは2352バイトで、これを4バ
イトずつの列に分けているので、2352/4=588
となり、よって0から587の行になる。
示す。このUTOCのセクタ00Hは音声信号の記録後
必ず記録、更新を行わなければならないデータであり、
トラック(=ディスクに記録されている曲を指す)の開
始アドレスと終了アドレスもここに記録される。このト
ラックの開始アドレスと終了アドレスはすべてポインタ
形式で表記される。同図において、左端の番号について
補足すると、1セクタは2352バイトで、これを4バ
イトずつの列に分けているので、2352/4=588
となり、よって0から587の行になる。
【0020】同図に示すように、トラックナンバー1か
らトラックナンバー255までのポインタとしてP−T
NO1からP−TNO255までが与えられ、次式で示
す8バイト分のデータにそのアドレスを与える。
らトラックナンバー255までのポインタとしてP−T
NO1からP−TNO255までが与えられ、次式で示
す8バイト分のデータにそのアドレスを与える。
【0021】
【数1】
【0022】例えばP−TNO1が01Hの場合、78
×4バイト目(行78の4バイト目)から80×4−1
バイト目(行80の3バイト目)の8バイトにその開始
アドレスと終了アドレス、トラックモード、LINK−
Pが記録される。
×4バイト目(行78の4バイト目)から80×4−1
バイト目(行80の3バイト目)の8バイトにその開始
アドレスと終了アドレス、トラックモード、LINK−
Pが記録される。
【0023】トラックモードは、コピー情報、エンファ
シス等の情報が記録され、LINK−Pはそのトラック
が2カ所以上の記録部分を持つ場合(1つの曲でありな
がら2つ以上の記録部分に分かれて記録されている場
合)の連結のための情報として用い、そのポインタでト
ラックが終了する場合は00Hを記録し、次の場所(曲
の続き部分のデータ)がある場合は前記式(1)で示す
のと同じポインタで次の部分のアドレスを示す。アドレ
ス3バイト、24ビットの内訳は、上位14ビットがク
ラスタを示し、次の6ビットがセクタを示し、下位4ビ
ットがサウンドグループを示す。サウンドグループは、
再生時の最小単位で、11サウンドグループが2セクタ
を構成する。
シス等の情報が記録され、LINK−Pはそのトラック
が2カ所以上の記録部分を持つ場合(1つの曲でありな
がら2つ以上の記録部分に分かれて記録されている場
合)の連結のための情報として用い、そのポインタでト
ラックが終了する場合は00Hを記録し、次の場所(曲
の続き部分のデータ)がある場合は前記式(1)で示す
のと同じポインタで次の部分のアドレスを示す。アドレ
ス3バイト、24ビットの内訳は、上位14ビットがク
ラスタを示し、次の6ビットがセクタを示し、下位4ビ
ットがサウンドグループを示す。サウンドグループは、
再生時の最小単位で、11サウンドグループが2セクタ
を構成する。
【0024】図5にUTOCのセクタ01Hの概略図を
示す。このUTOCセクタ01Hでは、前記式(1)の
ポインタ形式でディスクのタイトルや曲名がASCII
コードにより記録される。このセクタデータはオプショ
ンであり、記録できない機器も存在する。
示す。このUTOCセクタ01Hでは、前記式(1)の
ポインタ形式でディスクのタイトルや曲名がASCII
コードにより記録される。このセクタデータはオプショ
ンであり、記録できない機器も存在する。
【0025】また、MDでは録再ディスクのアドレス管
理をUTOCのセクタ00Hで行い、記録エリアに記録
された音声情報に対して、ある曲を2つに分割したり、
またある部分の曲だけを消去すると言った操作がこのU
TOCのセクタ00Hを書き換えるだけで簡単に行え
る。しかしこのアドレス管理では、必要な部分だけが管
理され、必要でない部分は全て未記録部分として扱われ
るので、必要である部分と不必要な部分に分けて再生
し、また不必要な部分を聞くという操作が不可能であ
る。
理をUTOCのセクタ00Hで行い、記録エリアに記録
された音声情報に対して、ある曲を2つに分割したり、
またある部分の曲だけを消去すると言った操作がこのU
TOCのセクタ00Hを書き換えるだけで簡単に行え
る。しかしこのアドレス管理では、必要な部分だけが管
理され、必要でない部分は全て未記録部分として扱われ
るので、必要である部分と不必要な部分に分けて再生
し、また不必要な部分を聞くという操作が不可能であ
る。
【0026】本発明では、UTOCセクタ00Hによる
アドレス管理とUTOCセクタのディスク名、トラック
名を利用し、あたかもDATで用いるSKIP−IDの
ように、ある曲のある位置から後の部分を不必要部分と
する時、キー入力によりこの曲をその位置から2つの曲
に分割し、後の曲のトラック名にある決まった曲名、例
えば「##SKIP」を記録する。そして再生する際に
は、この「##SKIP」のトラック名を認識し再生し
なければ、不必要な部分を聞かなくて済む。DATと同
じように「SKIP ON/OFF」キーを設ければ、
この「##SKIP」のトラックを聞くこともできる
し、飛ばすことも可能となる。また曲を分割したり、曲
名を記録できる編集機能を備えた機器では、自ら曲を分
割し、予め決められた曲名、例えば上記と同じく「##
SKIP」を記録すれば、その曲を飛ばして聞くことが
可能となる。
アドレス管理とUTOCセクタのディスク名、トラック
名を利用し、あたかもDATで用いるSKIP−IDの
ように、ある曲のある位置から後の部分を不必要部分と
する時、キー入力によりこの曲をその位置から2つの曲
に分割し、後の曲のトラック名にある決まった曲名、例
えば「##SKIP」を記録する。そして再生する際に
は、この「##SKIP」のトラック名を認識し再生し
なければ、不必要な部分を聞かなくて済む。DATと同
じように「SKIP ON/OFF」キーを設ければ、
この「##SKIP」のトラックを聞くこともできる
し、飛ばすことも可能となる。また曲を分割したり、曲
名を記録できる編集機能を備えた機器では、自ら曲を分
割し、予め決められた曲名、例えば上記と同じく「##
SKIP」を記録すれば、その曲を飛ばして聞くことが
可能となる。
【0027】故に、図6に示すディスク上の記録例のよ
うに、例えば2曲目のある位置より後を不必要部分とす
る場合、図7に示すようなUTOCセクタ00Hに1ト
ラック目から4トラック目までの開始アドレスと終了ア
ドレスを記録し(行76から行85に記録されてい
る)、そして図8に示すUTOCセクタ01Hにおい
て、3トラック目に相当する場所(行78の1バイト目
から行79の2バイト目)に「##SKIP」、即ちA
SCIIコードで23H(#、”0010001
1”)、23H(#、”00100011”)、53H
(S、”01010011”)、4BH(K、”010
01011”)、49H(I、”0100100
1”)、50H(P、”01010000”)を記録
し、再生時にこの「##SKIP」のトラック名を認識
し、そのトラックを飛ばして再生する。
うに、例えば2曲目のある位置より後を不必要部分とす
る場合、図7に示すようなUTOCセクタ00Hに1ト
ラック目から4トラック目までの開始アドレスと終了ア
ドレスを記録し(行76から行85に記録されてい
る)、そして図8に示すUTOCセクタ01Hにおい
て、3トラック目に相当する場所(行78の1バイト目
から行79の2バイト目)に「##SKIP」、即ちA
SCIIコードで23H(#、”0010001
1”)、23H(#、”00100011”)、53H
(S、”01010011”)、4BH(K、”010
01011”)、49H(I、”0100100
1”)、50H(P、”01010000”)を記録
し、再生時にこの「##SKIP」のトラック名を認識
し、そのトラックを飛ばして再生する。
【0028】
【発明の効果】以上、詳述した如く本発明に依れば、音
声信号等の情報信号をデジタル信号に変換して記録媒体
上に記録すると共に前記記録媒体上に記録されたデジタ
ル信号を再生する記録再生装置であって、前記記録媒体
上に記録されたデジタル信号の各トラックの開始部と終
了部を示すアドレス情報及び各トラックと関連付けて与
えられる文字情報等のサブコード情報とを夫々前記記録
媒体上の特定の領域に記録する記録再生装置において、
前記トラックと関連付けて与えられる文字情報を記録す
る領域に制御情報を記録することにより、前記記録媒体
上に記録されたトラックを再生する際に、前記制御情報
に従って特定のトラックを再生しないようにしたので、
再生したくないトラックを消去することなく、該トラッ
クをスキップして次のトラックを再生することができる
ので、DATシステムに見られるのうな”SKIP−I
D”と同等の機能を持たせることができる。
声信号等の情報信号をデジタル信号に変換して記録媒体
上に記録すると共に前記記録媒体上に記録されたデジタ
ル信号を再生する記録再生装置であって、前記記録媒体
上に記録されたデジタル信号の各トラックの開始部と終
了部を示すアドレス情報及び各トラックと関連付けて与
えられる文字情報等のサブコード情報とを夫々前記記録
媒体上の特定の領域に記録する記録再生装置において、
前記トラックと関連付けて与えられる文字情報を記録す
る領域に制御情報を記録することにより、前記記録媒体
上に記録されたトラックを再生する際に、前記制御情報
に従って特定のトラックを再生しないようにしたので、
再生したくないトラックを消去することなく、該トラッ
クをスキップして次のトラックを再生することができる
ので、DATシステムに見られるのうな”SKIP−I
D”と同等の機能を持たせることができる。
【図1】本発明が適用されるMDシステムの構成を示す
回路ブロック図。
回路ブロック図。
【図2】光磁気ディスクの要部断面図。
【図3】光磁気ディスクに記録されるデータのフォーマ
ットを示す図。
ットを示す図。
【図4】UTOCセクタ00H構造を示す図。
【図5】UTOCセクタ01H構造を示す図。
【図6】ディスク上の記録例を示す模式図。
【図7】UTOCセクタ00Hの記録例を示す図。
【図8】UTOCセクタ01Hの記録例を示す図。
1 入力端子
2 A/D変換回路
3 ATRAC処理回路
4 デジタル信号処理回路
5 記録用RFアンプ
6 メモリ回路
7 磁気ヘッド7
8 MD用レーザーピックアップ
9 光磁気ディスク
10 ADIP復調回路
11 デジタル信号処理回路
12 ATRAC処理回路
13 D/A変換回路
14 出力端子
15 スピンドルモータ
16 スレッドモータ
17 モータコントロール回路
18 制御回路
19 キー入力端子
20 メカスイッチ入力端子
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 27/10
G11B 20/12
Claims (2)
- 【請求項1】 音声信号等の情報信号をデジタル信号に
変換して記録媒体上に記録すると共に前記記録媒体上に
記録されたデジタル信号を再生する記録再生装置であっ
て、 前記記録媒体は、記録されたデジタル信号の各トラック
の開始部と終了部を示すアドレス情報が記録される第1
の領域と、各トラックと関連付けて与えられる文字情報
等のサブコード情報が書き換え可能に記録される第2の
領域とを備え、 任意のトラックを再生する際に、前記第2の領域に前記
任意のトラックと関連付けて所定の特殊文字が記録され
ている場合には前記関連付けられた任意のトラックの再
生を禁止し、また前記第2の領域に前記所定の特殊文字
が記録されていなければ、前記任意のトラックの再生を
許可するように制御する制御手段を有していることを特
徴とする記録再生装置。 - 【請求項2】 前記所定の特殊文字は、ミニディスクシ
ステムにおける光磁気ディスクのUTOCセクタ01H
に記録されていることを特徴とする請求項1記載の記録
再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09938593A JP3432856B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09938593A JP3432856B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06309846A JPH06309846A (ja) | 1994-11-04 |
JP3432856B2 true JP3432856B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=14246048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09938593A Expired - Fee Related JP3432856B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3432856B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3460227B2 (ja) | 1997-07-08 | 2003-10-27 | セイコーエプソン株式会社 | ラベル印字装置 |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP09938593A patent/JP3432856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06309846A (ja) | 1994-11-04 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |