JP3334991B2 - 硬質表面用洗浄剤組成物 - Google Patents
硬質表面用洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JP3334991B2 JP3334991B2 JP2080194A JP2080194A JP3334991B2 JP 3334991 B2 JP3334991 B2 JP 3334991B2 JP 2080194 A JP2080194 A JP 2080194A JP 2080194 A JP2080194 A JP 2080194A JP 3334991 B2 JP3334991 B2 JP 3334991B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- composition
- component
- group
- cleaning composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は硬質表面用洗浄剤組成物
に関し、更に詳しくは特定の茶葉抽出物及び特定の界面
活性剤を特定の比率で配合することにより、硬質表面、
特にプラスチック表面の洗浄性に優れ、また酸化を受け
やすい茶葉抽出物を含有するにもかかわらず性能及び匂
いの安定性の良好な硬質表面用洗浄剤組成物に関する。
に関し、更に詳しくは特定の茶葉抽出物及び特定の界面
活性剤を特定の比率で配合することにより、硬質表面、
特にプラスチック表面の洗浄性に優れ、また酸化を受け
やすい茶葉抽出物を含有するにもかかわらず性能及び匂
いの安定性の良好な硬質表面用洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
家庭用、業務用の洗浄剤、例えば食器用洗浄剤、台所用
洗浄剤、住居用洗浄剤などとして種々の洗浄剤組成物が
提案されている。これらのうち、茶葉からの抽出物を含
有する洗浄剤が、低い手荒れ性（特開昭６３−１９６６
９３号公報）、消臭性（特開昭６２−１６７４００号公
報、特開平２−１０２２９９号公報、特開平２−２８４
９９７号公報）などの特性を有するものとして注目され
ている。
家庭用、業務用の洗浄剤、例えば食器用洗浄剤、台所用
洗浄剤、住居用洗浄剤などとして種々の洗浄剤組成物が
提案されている。これらのうち、茶葉からの抽出物を含
有する洗浄剤が、低い手荒れ性（特開昭６３−１９６６
９３号公報）、消臭性（特開昭６２−１６７４００号公
報、特開平２−１０２２９９号公報、特開平２−２８４
９９７号公報）などの特性を有するものとして注目され
ている。
【０００３】しかしながら、これらの洗浄剤は手荒れの
軽減、消臭効果の点では優れるものの、洗浄剤本来の機
能である洗浄性、長期保存後の性能安定性といった点で
は未だ満足のいくものではなかった。特に洗浄性能は十
分なものではなく、メラミン、ポリエチレン及びポリプ
ロピレン等の高分子からなるプラスチック製食器などに
付着した、使用者が最も落としにくい汚れの１つである
油汚れの洗浄は特に困難であり、念入りにこすり洗いを
行うことが必要であった。
軽減、消臭効果の点では優れるものの、洗浄剤本来の機
能である洗浄性、長期保存後の性能安定性といった点で
は未だ満足のいくものではなかった。特に洗浄性能は十
分なものではなく、メラミン、ポリエチレン及びポリプ
ロピレン等の高分子からなるプラスチック製食器などに
付着した、使用者が最も落としにくい汚れの１つである
油汚れの洗浄は特に困難であり、念入りにこすり洗いを
行うことが必要であった。
【０００４】また、洗浄性を向上させた洗浄剤として
は、特開昭５９−４７３００号公報において緑茶又はそ
の熱加工茶の抽出物を含有する洗浄剤が提案されている
が、長期保存後の性能安定性の点、更には長期保存後に
匂いの劣化が起こるという点で未だに満足のいくもので
はない。なお、この洗浄剤における洗浄性及び匂いの長
期安定性に関しては茶葉抽出物中のタンニン画分の存在
するポリフェノールの酸化重合又は熱重合に起因する組
成物の化学的劣化が原因と考えられる。
は、特開昭５９−４７３００号公報において緑茶又はそ
の熱加工茶の抽出物を含有する洗浄剤が提案されている
が、長期保存後の性能安定性の点、更には長期保存後に
匂いの劣化が起こるという点で未だに満足のいくもので
はない。なお、この洗浄剤における洗浄性及び匂いの長
期安定性に関しては茶葉抽出物中のタンニン画分の存在
するポリフェノールの酸化重合又は熱重合に起因する組
成物の化学的劣化が原因と考えられる。
【０００５】従って、茶葉抽出物を含有すると共に、長
期間保存した後でも安定した性能を有し、且つ匂いが劣
化することのない洗浄剤組成物が望まれていた。
期間保存した後でも安定した性能を有し、且つ匂いが劣
化することのない洗浄剤組成物が望まれていた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者は鋭意検討を行った結果、後述する特定の
茶葉抽出物に特定の界面活性剤を特定の比率で配合した
組成物は、硬質表面、特にプラスチック表面の洗浄性に
優れると共に、茶葉抽出物を含有するにもかかわらず性
能及び匂いの安定性が良好であることを見出し、本発明
を完成した。
て、本発明者は鋭意検討を行った結果、後述する特定の
茶葉抽出物に特定の界面活性剤を特定の比率で配合した
組成物は、硬質表面、特にプラスチック表面の洗浄性に
優れると共に、茶葉抽出物を含有するにもかかわらず性
能及び匂いの安定性が良好であることを見出し、本発明
を完成した。
【０００７】すなわち、本発明は、次の成分（ａ）、
（ｂ）、（ｃ）及び（ｄ）； （ａ）ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸 塩及びアルカンスルホン酸塩からなる群より選ばれる１種又は２種以上 １〜３０重量％、 （ｂ）両性界面活性剤 １〜１０重量％、 （ｃ）炭素鎖長４以下のアルキル基を有していてもよい芳香族カルボン酸又はそ の塩、及び炭素鎖長４以下のアルキル基を有していてもよい芳香族スルホン酸又 はその塩からなる群より選ばれる１種又は２種以上 ０．１〜７重量％、 （ｄ）緑茶抽出物、ウーロン茶抽出物及び紅茶抽出物からなる群より選ばれる１ 種又は２種以上の茶葉抽出物 固形分として０．１〜７重量％ を含有し、且つ成分（ａ）と成分（ｂ）の比率が重量比
でａ／ｂ＝４／６〜１０／１であり、成分（ｃ）と成分
（ｂ）の比率が重量比でｃ／ｂ＝１／５０〜２０／１及
び成分（ｂ）と成分（ｄ）の比率が重量比でｄ／ｂ＝１
／５０〜３／１であることを特徴とする硬質表面用洗浄
剤組成物を提供するものである。
（ｂ）、（ｃ）及び（ｄ）； （ａ）ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸 塩及びアルカンスルホン酸塩からなる群より選ばれる１種又は２種以上 １〜３０重量％、 （ｂ）両性界面活性剤 １〜１０重量％、 （ｃ）炭素鎖長４以下のアルキル基を有していてもよい芳香族カルボン酸又はそ の塩、及び炭素鎖長４以下のアルキル基を有していてもよい芳香族スルホン酸又 はその塩からなる群より選ばれる１種又は２種以上 ０．１〜７重量％、 （ｄ）緑茶抽出物、ウーロン茶抽出物及び紅茶抽出物からなる群より選ばれる１ 種又は２種以上の茶葉抽出物 固形分として０．１〜７重量％ を含有し、且つ成分（ａ）と成分（ｂ）の比率が重量比
でａ／ｂ＝４／６〜１０／１であり、成分（ｃ）と成分
（ｂ）の比率が重量比でｃ／ｂ＝１／５０〜２０／１及
び成分（ｂ）と成分（ｄ）の比率が重量比でｄ／ｂ＝１
／５０〜３／１であることを特徴とする硬質表面用洗浄
剤組成物を提供するものである。
【０００８】本発明で用いる成分（ａ）としては、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩及びア
ルカンスルホン酸塩などが挙げられ、これらは１種を単
独で又は２種以上を混合して使用することができる。
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩及びア
ルカンスルホン酸塩などが挙げられ、これらは１種を単
独で又は２種以上を混合して使用することができる。
【０００９】これらのうちポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩としては、例えば下記式（１）；
エーテル硫酸塩としては、例えば下記式（１）；
【００１０】
【化１】R1O(CH2CH2O)nSO3M （１）
【００１１】（式中、Ｒ1 は平均炭素数１０〜１６の直
鎖又は分岐のアルキル基を、Ｍはアルカリ金属、アンモ
ニウム又はアルカノールアミンを示し、ｎは平均値が
１．５〜５．０の数である。）で表わされるものを使用
することが好ましい。
鎖又は分岐のアルキル基を、Ｍはアルカリ金属、アンモ
ニウム又はアルカノールアミンを示し、ｎは平均値が
１．５〜５．０の数である。）で表わされるものを使用
することが好ましい。
【００１２】また、アルキルベンゼンスルホン酸塩とし
ては、例えば下記式（２）；
ては、例えば下記式（２）；
【００１３】
【化２】
【００１４】（式中、Ｒ2 は平均炭素数１０〜１６のア
ルキル基を示し、Ｍは前記と同様の意味を示す）で表わ
されるものを使用することが好ましい。
ルキル基を示し、Ｍは前記と同様の意味を示す）で表わ
されるものを使用することが好ましい。
【００１５】更に、α−オレフィンスルホン酸塩及びア
ルカンスルホン酸塩としては、疎水基が平均炭素数１０
〜１６の飽和直鎖又は飽和分岐のアルキル基であるもの
を使用することが好ましい。
ルカンスルホン酸塩としては、疎水基が平均炭素数１０
〜１６の飽和直鎖又は飽和分岐のアルキル基であるもの
を使用することが好ましい。
【００１６】更にα−オレフィンスルホン酸塩としては
疎水基が平均炭素数１０〜１６の直鎖又は分岐のアルケ
ニル基であるものを使用することが好ましい。
疎水基が平均炭素数１０〜１６の直鎖又は分岐のアルケ
ニル基であるものを使用することが好ましい。
【００１７】成分（ａ）の含有量は、組成物全量中に１
〜３０重量％（以下、単に％で示す）、好ましくは２．
５〜２０％、特に好ましくは４〜１５％である。成分
（ａ）の含有量が１％未満では洗浄力が不十分であり、
また３０％を超えると組成物の粘性が高くなり過ぎるた
め、容器から組成物（洗浄液）を射出させることが困難
であるなどの支障をきたす。
〜３０重量％（以下、単に％で示す）、好ましくは２．
５〜２０％、特に好ましくは４〜１５％である。成分
（ａ）の含有量が１％未満では洗浄力が不十分であり、
また３０％を超えると組成物の粘性が高くなり過ぎるた
め、容器から組成物（洗浄液）を射出させることが困難
であるなどの支障をきたす。
【００１８】本発明で用いる成分（ｂ）の両性界面活性
剤は、特に制限されるものではないがアルキルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルスルホベタイ
ン、アルキルジメチルヒドロキシスルホベタイン、アル
キルアミノプロピオン酸塩及びアルキルイミダゾリニウ
ムベタインなどが挙げられる。これらの両性界面活性剤
としては、疎水基の平均炭素数が１０〜１６の直鎖又は
分岐のアルキル基であるものが好ましい。
剤は、特に制限されるものではないがアルキルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルスルホベタイ
ン、アルキルジメチルヒドロキシスルホベタイン、アル
キルアミノプロピオン酸塩及びアルキルイミダゾリニウ
ムベタインなどが挙げられる。これらの両性界面活性剤
としては、疎水基の平均炭素数が１０〜１６の直鎖又は
分岐のアルキル基であるものが好ましい。
【００１９】成分（ｂ）の含有量は、組成物全量中に１
〜１０％、好ましくは１．５〜１０％、特に好ましくは
２〜８％である。成分（ｂ）の含有量が１％未満では組
成物の洗浄力が不十分であり、また１０％を超えると皮
膚に対する組成物の刺激性が強くなり過ぎるため、この
組成物を用いて手で洗浄する際に手荒れしやすいなどの
支障をきたす。
〜１０％、好ましくは１．５〜１０％、特に好ましくは
２〜８％である。成分（ｂ）の含有量が１％未満では組
成物の洗浄力が不十分であり、また１０％を超えると皮
膚に対する組成物の刺激性が強くなり過ぎるため、この
組成物を用いて手で洗浄する際に手荒れしやすいなどの
支障をきたす。
【００２０】本発明で用いる成分（ｃ）の炭素鎖長４以
下のアルキル基を有していてもよい芳香族カルボン酸又
はその塩、炭素鎖長４以下のアルキル基を有していても
よい芳香族スルホン酸又はその塩としては、炭素数４以
下のアルキル基が置換していてもよい安息香酸、炭素数
４以下のアルキル基が置換していてもよいベンゼンスル
ホン酸又はこれらの塩が挙げられる。より具体的には安
息香酸、そのアルカリ金属塩、パラトルエンスルホン
酸、メタキシレンスルホン酸及びその塩などが挙げら
れ、これらは１種を単独で用いても２種以上を混合して
用いてもよい。
下のアルキル基を有していてもよい芳香族カルボン酸又
はその塩、炭素鎖長４以下のアルキル基を有していても
よい芳香族スルホン酸又はその塩としては、炭素数４以
下のアルキル基が置換していてもよい安息香酸、炭素数
４以下のアルキル基が置換していてもよいベンゼンスル
ホン酸又はこれらの塩が挙げられる。より具体的には安
息香酸、そのアルカリ金属塩、パラトルエンスルホン
酸、メタキシレンスルホン酸及びその塩などが挙げら
れ、これらは１種を単独で用いても２種以上を混合して
用いてもよい。
【００２１】成分（ｃ）の含有量は、組成物全量中に
０．１〜７％であるが、特に０．３〜４％、更に１〜３
％とすることが好ましい。
０．１〜７％であるが、特に０．３〜４％、更に１〜３
％とすることが好ましい。
【００２２】本発明で用いる成分（ｄ）の茶葉抽出物は
緑茶、ウーロン茶及び紅茶の抽出物から選ばれる１種又
は２種以上の茶葉抽出物である。本発明においては、こ
れらの茶葉抽出物のうちプラスチック表面の洗浄性の点
で特に紅茶抽出物を用いることが好ましい。
緑茶、ウーロン茶及び紅茶の抽出物から選ばれる１種又
は２種以上の茶葉抽出物である。本発明においては、こ
れらの茶葉抽出物のうちプラスチック表面の洗浄性の点
で特に紅茶抽出物を用いることが好ましい。
【００２３】これら茶葉抽出物の抽出方法としては、抽
出物中における酸化カテキン類の含有量が高くなるよう
な抽出方法を採用することが好ましい。詳細には抽出溶
媒として、メタノール、エタノール、アセトン、イソプ
ロパノール、エチルエーテル、酢酸エチル、メチルイソ
ブチルケトン等の極性有機溶剤又は水などの酸化カテキ
ン類の抽出率の高い溶媒を用いることが好ましい。この
とき、上記溶媒は単独でも混合して用いてもよく、更に
抽出操作は常温でも加熱した状態で行ってもよい。
出物中における酸化カテキン類の含有量が高くなるよう
な抽出方法を採用することが好ましい。詳細には抽出溶
媒として、メタノール、エタノール、アセトン、イソプ
ロパノール、エチルエーテル、酢酸エチル、メチルイソ
ブチルケトン等の極性有機溶剤又は水などの酸化カテキ
ン類の抽出率の高い溶媒を用いることが好ましい。この
とき、上記溶媒は単独でも混合して用いてもよく、更に
抽出操作は常温でも加熱した状態で行ってもよい。
【００２４】成分（ｄ）の含有量は、組成物全量中に固
形分として０．１〜７％であるが、特に０．５〜５％、
更に１〜３％とすることが好ましい。成分（ｄ）の含有
量が０．１％未満では組成物の洗浄力が不十分であり、
また７％を超えると経日で組成物に茶葉成分の沈殿が生
じやすくなる。
形分として０．１〜７％であるが、特に０．５〜５％、
更に１〜３％とすることが好ましい。成分（ｄ）の含有
量が０．１％未満では組成物の洗浄力が不十分であり、
また７％を超えると経日で組成物に茶葉成分の沈殿が生
じやすくなる。
【００２５】本発明の組成物において、成分（ａ）と成
分（ｂ）の比率は重量比でａ／ｂ＝４／６〜１０／１で
あることを必要とするが、特にａ／ｂ＝５／３〜９／１
であることが好ましい。ａ／ｂ＝４／６〜１０／１が満
たされない場合には、この組成物を高温下で保存した後
の洗浄性能の劣化が顕著になる。また、成分（ｃ）と成
分（ｂ）との比率は重量比でｃ／ｂ＝１／５０〜２０／
１であるが、特に１／１０〜１０／１であることが好ま
しい。ｃ／ｂが１／５０よりも低い場合には十分な匂い
の安定性を得ることができず、またｃ／ｂが２０／１よ
りも高い場合には経日で組成物に沈殿が生じやすくな
る。更に成分（ｂ）と成分（ｄ）の比率は重量比でｄ／
ｂ＝１／５０〜３／１であるが、特にｄ／ｂ＝１／１０
〜２／１であることが好ましい。ｄ／ｂが１／５０より
も低い場合には十分な水切れ効果を得ることができず、
またｄ／ｂが３／１よりも高い場合には経日で組成物に
沈殿が生じやすくなる。
分（ｂ）の比率は重量比でａ／ｂ＝４／６〜１０／１で
あることを必要とするが、特にａ／ｂ＝５／３〜９／１
であることが好ましい。ａ／ｂ＝４／６〜１０／１が満
たされない場合には、この組成物を高温下で保存した後
の洗浄性能の劣化が顕著になる。また、成分（ｃ）と成
分（ｂ）との比率は重量比でｃ／ｂ＝１／５０〜２０／
１であるが、特に１／１０〜１０／１であることが好ま
しい。ｃ／ｂが１／５０よりも低い場合には十分な匂い
の安定性を得ることができず、またｃ／ｂが２０／１よ
りも高い場合には経日で組成物に沈殿が生じやすくな
る。更に成分（ｂ）と成分（ｄ）の比率は重量比でｄ／
ｂ＝１／５０〜３／１であるが、特にｄ／ｂ＝１／１０
〜２／１であることが好ましい。ｄ／ｂが１／５０より
も低い場合には十分な水切れ効果を得ることができず、
またｄ／ｂが３／１よりも高い場合には経日で組成物に
沈殿が生じやすくなる。
【００２６】本発明の組成物には、目的とする性能を損
なわない範囲で、通常の洗浄剤組成物に用いられる他の
任意成分、例えば水、硫酸、塩酸、水酸化ナトリウム等
のpH調整剤、香料、色素、防腐・防かび剤等を所望に応
じて添加することができる。
なわない範囲で、通常の洗浄剤組成物に用いられる他の
任意成分、例えば水、硫酸、塩酸、水酸化ナトリウム等
のpH調整剤、香料、色素、防腐・防かび剤等を所望に応
じて添加することができる。
【００２７】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、常法
に従い、必須成分（ａ）〜（ｄ）、更に必要に応じ、上
記任意成分を配合することにより例えば水溶液として調
製することができる。
に従い、必須成分（ａ）〜（ｄ）、更に必要に応じ、上
記任意成分を配合することにより例えば水溶液として調
製することができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、洗
浄性、特にプラスチック表面に付着した油汚れの洗浄性
が従来の洗浄剤と比較して著しく向上したものであり、
また従来の茶葉抽出物を含有する洗浄剤における高温保
存時の不安定性が改良されると共に、優れた洗浄力及び
組成物調製初期の匂いを持続し得るものであり、実用的
価値が高く、特に食器用洗浄剤としての使用に適してい
る。
浄性、特にプラスチック表面に付着した油汚れの洗浄性
が従来の洗浄剤と比較して著しく向上したものであり、
また従来の茶葉抽出物を含有する洗浄剤における高温保
存時の不安定性が改良されると共に、優れた洗浄力及び
組成物調製初期の匂いを持続し得るものであり、実用的
価値が高く、特に食器用洗浄剤としての使用に適してい
る。
【００２９】
【実施例】次に実施例によって本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。まず、実施例で採用した洗浄力の評価、保存安定性
の評価及び匂いの安定性の評価について説明する。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。まず、実施例で採用した洗浄力の評価、保存安定性
の評価及び匂いの安定性の評価について説明する。
【００３０】（１）洗浄力の評価 なたね油に指示薬としてスダンIII（赤色色素）を０．
１％添加し、この２ｇをポリプロピレン製の容器（縦１
２cm、横１０cm、深さ４cm）に添加し、６時間放置した
もの１個を洗浄対象とした。これを組成物０．１５％を
含有する水１．５リットル中にてスポンジを用いて５回
こすり洗いし、流水にて１０秒間すすいだ後に１時間風
乾した。風乾後、洗浄後の容器の汚れ落ち具合を目視及
び指の触感にて下記の評価基準に従って判定した。 ◎；外観上油の残留がなく、触ったときもべたつきがな
くすっきり落ちている。 ○；外観上油の残留はないが、触ると油由来のべたつき
がわずかに感じられる。 △；外観上油の残留がないが、触ると油由来のべたつき
が分かる。 ×；外観上油の残留があり、触ってもかなりべたつく。
１％添加し、この２ｇをポリプロピレン製の容器（縦１
２cm、横１０cm、深さ４cm）に添加し、６時間放置した
もの１個を洗浄対象とした。これを組成物０．１５％を
含有する水１．５リットル中にてスポンジを用いて５回
こすり洗いし、流水にて１０秒間すすいだ後に１時間風
乾した。風乾後、洗浄後の容器の汚れ落ち具合を目視及
び指の触感にて下記の評価基準に従って判定した。 ◎；外観上油の残留がなく、触ったときもべたつきがな
くすっきり落ちている。 ○；外観上油の残留はないが、触ると油由来のべたつき
がわずかに感じられる。 △；外観上油の残留がないが、触ると油由来のべたつき
が分かる。 ×；外観上油の残留があり、触ってもかなりべたつく。
【００３１】（２）保存安定性の評価 各組成物１００mlを内径４cm、高さ７cmの１００mlガラ
ス瓶に採取し、密栓後、４０℃で１ケ月保存し、洗浄性
は保存後に前記の洗浄力試験法に従って、匂いは下記の
評価方法に従って評価した。
ス瓶に採取し、密栓後、４０℃で１ケ月保存し、洗浄性
は保存後に前記の洗浄力試験法に従って、匂いは下記の
評価方法に従って評価した。
【００３２】（３）匂いの安定性の評価 上記試験終了後に、内容物の匂いを−５℃で匂いの変化
の無きよう保存したサンプルと比較して官能的に下記基
準に従って評価した。 ○；匂いの変化が殆ど無い。 △；やや匂いが変化している。 ×；著しい匂いの変化が認められる。
の無きよう保存したサンプルと比較して官能的に下記基
準に従って評価した。 ○；匂いの変化が殆ど無い。 △；やや匂いが変化している。 ×；著しい匂いの変化が認められる。
【００３３】実施例１〜６及び比較例１〜６ 表１及び表２に示す組成物を調製し、洗浄力、保存安定
性及び匂いの安定性について評価した。結果を表１及び
表２に示す。
性及び匂いの安定性について評価した。結果を表１及び
表２に示す。
【００３４】
【表１】
【００３５】
【表２】
【００３６】*1：式（１）において、（Ｒ1 の平均炭素
数）＝１２、Ｍ＝Ｎａ、ｎ＝３．０ *2：茶葉２ｇを２００mlの水（８０℃）に３分間浸漬
し、水相を凍結乾燥して得られた固形分
数）＝１２、Ｍ＝Ｎａ、ｎ＝３．０ *2：茶葉２ｇを２００mlの水（８０℃）に３分間浸漬
し、水相を凍結乾燥して得られた固形分
【００３７】表１及び表２の結果から、成分（ａ）〜
（ｄ）を前記の割合で配合した本発明組成物は油汚れに
対する洗浄力に優れ、長期間保存した後でも性能が安定
し、かつ匂いの安定性も良好であることがわかる。
（ｄ）を前記の割合で配合した本発明組成物は油汚れに
対する洗浄力に優れ、長期間保存した後でも性能が安定
し、かつ匂いの安定性も良好であることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｃ１１Ｄ 1:22 Ｃ１１Ｄ 3:382 3:382） (56)参考文献 特開 昭63−196693（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−187097（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−102299（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−166895（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−31398（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−297500（ＪＰ，Ａ) 特表 平６−505032（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) C11D 1/00 - 3/60
Claims (4)
- 【請求項１】 次の成分（ａ）、（ｂ）、（ｃ）及び
（ｄ）； （ａ）ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸 塩及びアルカンスルホン酸塩からなる群より選ばれる１種又は２種以上 １〜３０重量％、 （ｂ）両性界面活性剤 １〜１０重量％、 （ｃ）炭素鎖長４以下のアルキル基を有していてもよい芳香族カルボン酸又はそ の塩、及び炭素鎖長４以下のアルキル基を有していてもよい芳香族スルホン酸又 はその塩からなる群より選ばれる１種又は２種以上 ０．１〜７重量％、 （ｄ）緑茶抽出物、ウーロン茶抽出物及び紅茶抽出物からなる群より選ばれる１ 種又は２種以上の茶葉抽出物 固形分として０．１〜７重量％ を含有し、且つ成分（ａ）と成分（ｂ）の比率が重量比
でａ／ｂ＝４／６〜１０／１であり、成分（ｃ）と成分
（ｂ）の比率が重量比でｃ／ｂ＝１／５０〜２０／１及
び成分（ｂ）と成分（ｄ）の比率が重量比でｄ／ｂ＝１
／５０〜３／１であることを特徴とする硬質表面用洗浄
剤組成物。 - 【請求項２】 上記両性界面活性剤がアルキルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルスルホベタイ
ン、アルキルジメチルヒドロキシスルホベタイン、アル
キルアミノプロピオン酸塩及びアルキルイミダゾリニウ
ムベタインからなる群より選ばれる１種又は２種以上で
ある請求項１記載の硬質表面用洗浄剤組成物。 - 【請求項３】 上記組成物がプラスチック表面用洗浄剤
組成物である請求項１又は２記載の硬質表面用洗浄剤組
成物。 - 【請求項４】 上記組成物が食器用洗浄剤組成物である
請求項１又は２記載の硬質表面用洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2080194A JP3334991B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 硬質表面用洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2080194A JP3334991B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 硬質表面用洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07228891A JPH07228891A (ja) | 1995-08-29 |
| JP3334991B2 true JP3334991B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=12037166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2080194A Expired - Fee Related JP3334991B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 硬質表面用洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3334991B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2799844B2 (ja) * | 1995-11-16 | 1998-09-21 | 花王株式会社 | 消臭洗浄剤組成物 |
| JP2000073085A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Lion Corp | 洗浄剤組成物 |
| DE10003567A1 (de) * | 2000-01-27 | 2001-08-09 | Henkel Kgaa | Tensidkombination |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP2080194A patent/JP3334991B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07228891A (ja) | 1995-08-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2557989C2 (ru) | Состав для очистки твердых поверхностей с компонентом для контроля неприятного запаха и способы очистки твердых поверхностей | |
| US4689168A (en) | Hard surface cleaning composition | |
| US5013485A (en) | Liquid detergent composition containing terpene and calcium or magnesium salts | |
| JP3617838B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JP2005179438A (ja) | 台所用液体洗浄剤組成物 | |
| JP2829887B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
| JP3334991B2 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
| JP4198530B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JPH1025494A (ja) | 食器用液体洗浄剤組成物 | |
| JP3701498B2 (ja) | 消臭洗浄剤 | |
| JP3334990B2 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
| JPH07228892A (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 | |
| JP3782221B2 (ja) | 洗浄剤組成物及び洗浄方法 | |
| JP3776312B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JP4278769B2 (ja) | 消臭洗浄剤 | |
| JP2006002091A (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JP3597404B2 (ja) | 消臭洗浄剤 | |
| MXPA97008503A (es) | Composiciones para limpiar vidrio que tienen agentes tensioactivos de alquil sulfato lineal | |
| JP3920047B2 (ja) | 水性洗浄剤組成物 | |
| JP2000282089A (ja) | 消臭洗浄剤 | |
| JP3299039B2 (ja) | 硬質表面洗浄剤組成物 | |
| JP5519369B2 (ja) | 靴用洗浄剤組成物 | |
| JP4083715B2 (ja) | 液体洗浄剤組成物 | |
| JP4086996B2 (ja) | 消臭洗浄剤 | |
| JP3980447B2 (ja) | 硬質表面用洗浄剤組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080802 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090802 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100802 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110802 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |