JP3300583B2 - 抗原又は抗体の検出シート、検出キット及び検出方法 - Google Patents
抗原又は抗体の検出シート、検出キット及び検出方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、唾液、血液、リン
パ液、糞尿などの生物学的液体中の抗原又は抗体を検出
する検出シート、検出キット及び検出方法に関する。
パ液、糞尿などの生物学的液体中の抗原又は抗体を検出
する検出シート、検出キット及び検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、抗原抗体反応を利用した様々な臨
床検査が行われているが、特別の施設や臨床検査技師が
必要である。そのため、特別の施設がなく、臨床検査技
師がいない小病院でも容易に簡単な操作で検査を行うこ
とができ、病気診断の一助にしうる高感度な検査シート
が求められている。ハイドロキシアパタイト等のリン酸
カルシウム系化合物が蛋白質、核酸などに対して優れた
吸着能を有することから、本発明者らは紙や不織布に担
持させたリン酸カルシウム系化合物粒子に抗原又は抗体
を吸着させ、抗原抗体反応を行わせる検出シートを既に
提案している(特願平6−214706号明細書参照) しかしながら、リン酸カルシウム系化合物は酸性蛋白質
に対しては吸着能が不充分であり、また、抗体の吸着に
際して吸着部位が必ずしも一定せず、例えば、Fabフラ
グメント部分を吸着することがあるなど、配向性に問題
があることが分かった。したがって、リン酸カルシウム
系化合物自体では吸着されにくい抗原又は抗体の固定法
あるいはリン酸カルシウム系化合物と抗体の有効な結合
方法になお改善の余地が残されていた。
床検査が行われているが、特別の施設や臨床検査技師が
必要である。そのため、特別の施設がなく、臨床検査技
師がいない小病院でも容易に簡単な操作で検査を行うこ
とができ、病気診断の一助にしうる高感度な検査シート
が求められている。ハイドロキシアパタイト等のリン酸
カルシウム系化合物が蛋白質、核酸などに対して優れた
吸着能を有することから、本発明者らは紙や不織布に担
持させたリン酸カルシウム系化合物粒子に抗原又は抗体
を吸着させ、抗原抗体反応を行わせる検出シートを既に
提案している(特願平6−214706号明細書参照) しかしながら、リン酸カルシウム系化合物は酸性蛋白質
に対しては吸着能が不充分であり、また、抗体の吸着に
際して吸着部位が必ずしも一定せず、例えば、Fabフラ
グメント部分を吸着することがあるなど、配向性に問題
があることが分かった。したがって、リン酸カルシウム
系化合物自体では吸着されにくい抗原又は抗体の固定法
あるいはリン酸カルシウム系化合物と抗体の有効な結合
方法になお改善の余地が残されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題点を解消し、簡単な操作で高感度で生物学的
液体中の抗原又は抗体を検出しうる検出シート、検出キ
ット及び検出方法を提供することを目的とする。
技術の問題点を解消し、簡単な操作で高感度で生物学的
液体中の抗原又は抗体を検出しうる検出シート、検出キ
ット及び検出方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維集合体に
担持したリン酸カルシウム系化合物にアビジン又はスト
レプトアビジンを吸着固定しておくことによって上記目
的を達成しうるとの知見に基づいて完成したものであ
る。すなわち、本発明による抗原又は抗体の検出シート
は、平均粒径が0.01μm〜200μmでCa/P比
が1.0〜2.0のリン酸カルシウム系化合物粒子を担
持した繊維集合体にアビジン若しくはストレプトアビジ
ン又はこれらの誘導体が固定されていることを特徴とす
る。
担持したリン酸カルシウム系化合物にアビジン又はスト
レプトアビジンを吸着固定しておくことによって上記目
的を達成しうるとの知見に基づいて完成したものであ
る。すなわち、本発明による抗原又は抗体の検出シート
は、平均粒径が0.01μm〜200μmでCa/P比
が1.0〜2.0のリン酸カルシウム系化合物粒子を担
持した繊維集合体にアビジン若しくはストレプトアビジ
ン又はこれらの誘導体が固定されていることを特徴とす
る。
【0005】本発明の検出シートは、上記のように固定
されたアビジン若しくはストレプトアビジン又はこれら
の誘導体に、ビオチン化された抗原又は抗体を結合させ
た状態で提供することもできる。また、本発明による抗
原又は抗体の検出方法は、本発明による抗原又は抗体の
検出シートを試料溶液と接触させることにより試料中の
抗体又は抗原を結合させ、その後、該抗体又は抗原と特
異的に結合する標識化合物の溶液と接触させ、標識され
た抗原−抗体複合体を検出することを特徴とする。
されたアビジン若しくはストレプトアビジン又はこれら
の誘導体に、ビオチン化された抗原又は抗体を結合させ
た状態で提供することもできる。また、本発明による抗
原又は抗体の検出方法は、本発明による抗原又は抗体の
検出シートを試料溶液と接触させることにより試料中の
抗体又は抗原を結合させ、その後、該抗体又は抗原と特
異的に結合する標識化合物の溶液と接触させ、標識され
た抗原−抗体複合体を検出することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、リン酸カルシ
ウム系化合物にアビジン若しくはストレプトアビジン又
はこれらの誘導体を吸着させる。ここで、誘導体として
は、アビジンより糖鎖部分を除いたもの、例えばニュー
トラアビジン(NeutrAvidin )、ウルトラアビジンなど
が挙げられる。
ウム系化合物にアビジン若しくはストレプトアビジン又
はこれらの誘導体を吸着させる。ここで、誘導体として
は、アビジンより糖鎖部分を除いたもの、例えばニュー
トラアビジン(NeutrAvidin )、ウルトラアビジンなど
が挙げられる。
【0007】本発明においては、アビジン若しくはスト
レプトアビジン又はこれらの誘導体の吸着固定剤として
リン酸カルシウム系化合物粒子を使用する。ここで、リ
ン酸カルシウム系化合物としては、Ca/P比が1.0
〜2.0であれば各種のリン酸カルシウム系化合物を使
用することができ、例えば、Ca10(PO4)6(OH)2、
Ca10(PO4)6 F2 、Ca10(PO4)6 Cl2、Ca
3(PO4)2 、Ca2 P2O7 、Ca4 O(PO4)2 及び
CaHPO4 のうちから選ばれた1種又は2種以上を使
用することができる。これらのうちハイドロキシアパタ
イト及びリン酸三カルシウムが好ましく、特にハイドロ
キシアパタイトを主成分とするものが最も好ましい。フ
ッ素アパタイトを用いる場合、全リン酸カルシウム系化
合物中のフッ素含有率が5重量%以下であるのが好まし
い。フッ素含有率が5重量%を超えると、フッ素の溶出
が起こり好ましくない。これらのリン酸カルシウム系化
合物は、公知の湿式合成法、乾式合成法などによって合
成することができる。
レプトアビジン又はこれらの誘導体の吸着固定剤として
リン酸カルシウム系化合物粒子を使用する。ここで、リ
ン酸カルシウム系化合物としては、Ca/P比が1.0
〜2.0であれば各種のリン酸カルシウム系化合物を使
用することができ、例えば、Ca10(PO4)6(OH)2、
Ca10(PO4)6 F2 、Ca10(PO4)6 Cl2、Ca
3(PO4)2 、Ca2 P2O7 、Ca4 O(PO4)2 及び
CaHPO4 のうちから選ばれた1種又は2種以上を使
用することができる。これらのうちハイドロキシアパタ
イト及びリン酸三カルシウムが好ましく、特にハイドロ
キシアパタイトを主成分とするものが最も好ましい。フ
ッ素アパタイトを用いる場合、全リン酸カルシウム系化
合物中のフッ素含有率が5重量%以下であるのが好まし
い。フッ素含有率が5重量%を超えると、フッ素の溶出
が起こり好ましくない。これらのリン酸カルシウム系化
合物は、公知の湿式合成法、乾式合成法などによって合
成することができる。
【0008】リン酸カルシウム系化合物の粒子は、例え
ばリン酸カルシウム系化合物のスラリーを噴霧乾燥する
ことによって造粒し、これを焼成することによって調製
することができるが、この方法に限らず他の造粒法によ
って調製することも可能である。なお、ふるい分けなど
の手段により、粒子の粒度を目的に応じて所定の範囲に
選定して用いることがより好ましい。使用するリン酸カ
ルシウム系化合物粒子は、平均粒径が0.01〜200
μmであるのが好ましい。平均粒径が0.01μm未満
であると、粒子が凝集しやすくなり均一に担持されな
い。また、200μmを超えると、不織布に担持しにく
くなり、担持率が著しく低下する。
ばリン酸カルシウム系化合物のスラリーを噴霧乾燥する
ことによって造粒し、これを焼成することによって調製
することができるが、この方法に限らず他の造粒法によ
って調製することも可能である。なお、ふるい分けなど
の手段により、粒子の粒度を目的に応じて所定の範囲に
選定して用いることがより好ましい。使用するリン酸カ
ルシウム系化合物粒子は、平均粒径が0.01〜200
μmであるのが好ましい。平均粒径が0.01μm未満
であると、粒子が凝集しやすくなり均一に担持されな
い。また、200μmを超えると、不織布に担持しにく
くなり、担持率が著しく低下する。
【0009】さらに、リン酸カルシウム系化合物粒子
は、リン酸カルシウム系化合物粒子が比表面積10m2
/g以上で、細孔径500〜1000Åの、一次粒子が
凝集結合した多孔質粒子であるのが好ましい。比表面積
が10m2 /g未満では充分な吸着能が望めない。ま
た、蛋白質などが吸着されて気孔内へ入り込むために
は、細孔径500〜1000Å程度の気孔を有するのが
好ましい。このような多孔質粒子は、任意の公知方法で
製造することができる。
は、リン酸カルシウム系化合物粒子が比表面積10m2
/g以上で、細孔径500〜1000Åの、一次粒子が
凝集結合した多孔質粒子であるのが好ましい。比表面積
が10m2 /g未満では充分な吸着能が望めない。ま
た、蛋白質などが吸着されて気孔内へ入り込むために
は、細孔径500〜1000Å程度の気孔を有するのが
好ましい。このような多孔質粒子は、任意の公知方法で
製造することができる。
【0010】本発明においては、上記のようなリン酸カ
ルシウム系化合物粒子の担体として繊維集合体を用い
る。ここで、使用しうる繊維集合体としては、紙又は不
織布が挙げられる。紙にリン酸カルシウム系化合物粒子
を担持させる方法としては、リン酸カルシウム系化合物
粒子を填料として用い、これを内添方式又は塗工方式に
より添加して紙を製造する方法がある。内添方式の場合
には、リン酸カルシウム系化合物粒子及び他の添加剤を
添加し、充分混合した後、通常の抄紙機を用いて製造す
ることができる。また、塗工方式を採用する場合には、
結合剤と組み合わせて原紙上に塗布すればよい。結合剤
としては、特に制限はなく、例えば、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ポリビニルアルコール、ラテックス、ポリア
クリル酸、ポリエチレンオキシド、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリエステルなどを使用することができる。
ルシウム系化合物粒子の担体として繊維集合体を用い
る。ここで、使用しうる繊維集合体としては、紙又は不
織布が挙げられる。紙にリン酸カルシウム系化合物粒子
を担持させる方法としては、リン酸カルシウム系化合物
粒子を填料として用い、これを内添方式又は塗工方式に
より添加して紙を製造する方法がある。内添方式の場合
には、リン酸カルシウム系化合物粒子及び他の添加剤を
添加し、充分混合した後、通常の抄紙機を用いて製造す
ることができる。また、塗工方式を採用する場合には、
結合剤と組み合わせて原紙上に塗布すればよい。結合剤
としては、特に制限はなく、例えば、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ポリビニルアルコール、ラテックス、ポリア
クリル酸、ポリエチレンオキシド、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリエステルなどを使用することができる。
【0011】不織布にリン酸カルシウム系化合物粒子を
担持させる場合にも、紙の場合と同様の方法を採用する
ことができるが、さらに、原料繊維の少なくとも1部分
が熱可塑性高分子繊維から成る不織布の少なくとも表面
上にリン酸カルシウム系化合物粒子を乾式法又は湿式法
で担持させ、次いで、熱処理により不織布中の熱可塑性
高分子繊維の少なくとも表面を軟化させて該繊維表面に
リン酸カルシウム系化合物粒子を固着させる方法を採用
するのが好ましい。
担持させる場合にも、紙の場合と同様の方法を採用する
ことができるが、さらに、原料繊維の少なくとも1部分
が熱可塑性高分子繊維から成る不織布の少なくとも表面
上にリン酸カルシウム系化合物粒子を乾式法又は湿式法
で担持させ、次いで、熱処理により不織布中の熱可塑性
高分子繊維の少なくとも表面を軟化させて該繊維表面に
リン酸カルシウム系化合物粒子を固着させる方法を採用
するのが好ましい。
【0012】繊維集合体へのリン酸カルシウム系化合物
の担持量は、通常、1〜65重量%、好ましくは5〜5
0重量%とするのが好ましい。リン酸カルシウム系化合
物の担持量が1重量%未満では、アビジン若しくはスト
レプトアビジン又はこれらの誘導体を吸着しにくくな
り、また、65重量%を超えるとアビジン若しくはスト
レプトアビジン又はこれらの誘導体の使用量が高くなる
ため経済的ではない。
の担持量は、通常、1〜65重量%、好ましくは5〜5
0重量%とするのが好ましい。リン酸カルシウム系化合
物の担持量が1重量%未満では、アビジン若しくはスト
レプトアビジン又はこれらの誘導体を吸着しにくくな
り、また、65重量%を超えるとアビジン若しくはスト
レプトアビジン又はこれらの誘導体の使用量が高くなる
ため経済的ではない。
【0013】こうして製造した繊維集合体の少なくとも
表面には、上記のように、リン酸カルシウム系化合物層
を有し、リン酸カルシウム系化合物は蛋白質の一種であ
るアビジン、ストレプトアビジン及びこれらの誘導体に
対して高い吸着作用を有し、これらを吸着固定すること
ができる。リン酸カルシウム系化合物を担持した繊維集
合体にアビジン若しくはストレプトアビジン又はこれら
の誘導体を固定するには、アビジン若しくはストレプト
アビジン又はこれらの誘導体の水溶液を用いて浸漬、刷
毛塗り、スプレー塗布などの方法で行うことができる。
また、アビジン若しくはストレプトアビジン又はこれら
の誘導体の固定量は、繊維集合体に担持されているリン
酸カルシウム系化合物の種類及び量によって変動し、例
えば、ハイドロキシアパタイト3.0g/m2 担持不織
布においては、5〜20mg/m2 が好ましく、10m
g/m2 前後がより好ましい。5mg/m2 未満では、
ハイドロキシアパタイトの未吸着部位が多く、20mg
/m2 を超えると、アビジン若しくはストレプトアビジ
ン又はこれらの誘導体量は不経済である。
表面には、上記のように、リン酸カルシウム系化合物層
を有し、リン酸カルシウム系化合物は蛋白質の一種であ
るアビジン、ストレプトアビジン及びこれらの誘導体に
対して高い吸着作用を有し、これらを吸着固定すること
ができる。リン酸カルシウム系化合物を担持した繊維集
合体にアビジン若しくはストレプトアビジン又はこれら
の誘導体を固定するには、アビジン若しくはストレプト
アビジン又はこれらの誘導体の水溶液を用いて浸漬、刷
毛塗り、スプレー塗布などの方法で行うことができる。
また、アビジン若しくはストレプトアビジン又はこれら
の誘導体の固定量は、繊維集合体に担持されているリン
酸カルシウム系化合物の種類及び量によって変動し、例
えば、ハイドロキシアパタイト3.0g/m2 担持不織
布においては、5〜20mg/m2 が好ましく、10m
g/m2 前後がより好ましい。5mg/m2 未満では、
ハイドロキシアパタイトの未吸着部位が多く、20mg
/m2 を超えると、アビジン若しくはストレプトアビジ
ン又はこれらの誘導体量は不経済である。
【0014】アビジン、ストレプトアビジン及びこれら
の誘導体は、ビオチンに対して極めて高い親和性を有
し、他方、ビオチンは抗体や多くの酵素に容易に結合さ
せることができるので、上記のように固定されたアビジ
ン若しくはストレプトアビジン又はこれらの誘導体と、
ビオチン化した抗原又は抗体とを反応させることによ
り、繊維集合体上に正しい配向性を以て固定化された抗
原又は抗体を有する検査シートが得られ、これを試料溶
液と接触させた後、標識化合物溶液と接触させることに
より、容易に抗体又は抗原を高感度で検出することがで
きる。
の誘導体は、ビオチンに対して極めて高い親和性を有
し、他方、ビオチンは抗体や多くの酵素に容易に結合さ
せることができるので、上記のように固定されたアビジ
ン若しくはストレプトアビジン又はこれらの誘導体と、
ビオチン化した抗原又は抗体とを反応させることによ
り、繊維集合体上に正しい配向性を以て固定化された抗
原又は抗体を有する検査シートが得られ、これを試料溶
液と接触させた後、標識化合物溶液と接触させることに
より、容易に抗体又は抗原を高感度で検出することがで
きる。
【0015】本発明においては、必要に応じて、ビオチ
ン化した抗原又は抗体と反応させる前又は反応させた後
に、繊維集合体に担持したリン酸カルシウム系化合物粒
子の未吸着部位をブロッキング剤でマスキングすること
もできるが、この工程は必ずしも必要ではない。また、
本発明の検出シートの取扱性の向上のため、検出シート
の不織布の裏面に補強用フィルム又はシートを付着させ
ることもできる。補強用フィルム又はシートは、紙又は
プラスチックから成るものであってよい。
ン化した抗原又は抗体と反応させる前又は反応させた後
に、繊維集合体に担持したリン酸カルシウム系化合物粒
子の未吸着部位をブロッキング剤でマスキングすること
もできるが、この工程は必ずしも必要ではない。また、
本発明の検出シートの取扱性の向上のため、検出シート
の不織布の裏面に補強用フィルム又はシートを付着させ
ることもできる。補強用フィルム又はシートは、紙又は
プラスチックから成るものであってよい。
【0016】したがって、本発明により、上記のような
抗原又は抗体の検出シートと標識化合物溶液とからなる
抗原又は抗体の検出キットを提供することができる。標
識化合物としては、試料中の抗原又は抗体と特異的に結
合する酵素標識抗体又は抗原、同位元素標識抗体又は抗
原などを使用することができるが、特別の設備を必要と
することなく、簡単に検出操作を行ないうることから酵
素標識が好ましい。酵素標識抗体若しくは抗原を用い、
その酵素の可視光又は紫外領域において呈色する基質を
用いて目視観察あるいは吸光度測定などの簡単な方法で
検出することができる。
抗原又は抗体の検出シートと標識化合物溶液とからなる
抗原又は抗体の検出キットを提供することができる。標
識化合物としては、試料中の抗原又は抗体と特異的に結
合する酵素標識抗体又は抗原、同位元素標識抗体又は抗
原などを使用することができるが、特別の設備を必要と
することなく、簡単に検出操作を行ないうることから酵
素標識が好ましい。酵素標識抗体若しくは抗原を用い、
その酵素の可視光又は紫外領域において呈色する基質を
用いて目視観察あるいは吸光度測定などの簡単な方法で
検出することができる。
【0017】標識化合物として用いられる酵素と基質と
しては、例えば、酵素アルカリフォスファターゼに対し
ては基質BCIP及びNBT、又はDNPが用いられ、
酵素西洋わさびペルオキシダーゼに対しては基質OP
D、DAB又は4CNが用いられ、β−ガラクトシダー
ゼに対しては基質pNPG、X−gal又はBluo−
galが用いられる。
しては、例えば、酵素アルカリフォスファターゼに対し
ては基質BCIP及びNBT、又はDNPが用いられ、
酵素西洋わさびペルオキシダーゼに対しては基質OP
D、DAB又は4CNが用いられ、β−ガラクトシダー
ゼに対しては基質pNPG、X−gal又はBluo−
galが用いられる。
【0018】本発明による検出シート及び検査方法は、
主として抗原又は抗体の存否を検出するものであるが、
呈色の濃度の比較や吸光度の測定によって抗原又は抗体
のある程度の定量も可能である。
主として抗原又は抗体の存否を検出するものであるが、
呈色の濃度の比較や吸光度の測定によって抗原又は抗体
のある程度の定量も可能である。
【0019】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明をさらに詳述
するが、本発明はこれによって制限されるものではな
い。
するが、本発明はこれによって制限されるものではな
い。
【0020】実施例1 ポリエチレン50重量%とポリエチレンテレフタレート
50重量%から成る厚さ0.2mmの不織布にほぼ一様
に平均粒径3.5μm、Ca/P比1.67の多孔質ハ
イドロキシアパタイト顆粒を加熱処理により24重量%
担持させたアパタイト担持不織布(大きさ5mm×5m
m)をアビジン5μg/mlの水溶液中に浸漬してアビ
ジン10mg/m2 が吸着された不織布を作成し、これ
にウサギのビオチン化抗ロタ(Rota)IgGの充分量を
結合させ、ロタウイルス検出用検査シートを作成した。
得られた検査シートを用いてサンドイッチEIA法を用
いてロタウイルスを検出した。すなわち、ロタウイルス
溶液中のロタウイルス抗原を上記検出シートで捕捉す
る。その後モルモットの抗ロタウイルス・アルカリフォ
スファターゼ標識抗体を検出シート上のロタウイルス抗
原と結合させたのち、EIA用基質DNPの発色により
測定した。測定波長は405nmであった。ロタウイル
ス抗原の希釈度を変え、検出シートの感度を検討したと
ころ、0.062μg/mlのウイルス量まで感知可能
であった。上記の測定によるウイルス濃度と吸光度との
関係図として図1に示す。
50重量%から成る厚さ0.2mmの不織布にほぼ一様
に平均粒径3.5μm、Ca/P比1.67の多孔質ハ
イドロキシアパタイト顆粒を加熱処理により24重量%
担持させたアパタイト担持不織布(大きさ5mm×5m
m)をアビジン5μg/mlの水溶液中に浸漬してアビ
ジン10mg/m2 が吸着された不織布を作成し、これ
にウサギのビオチン化抗ロタ(Rota)IgGの充分量を
結合させ、ロタウイルス検出用検査シートを作成した。
得られた検査シートを用いてサンドイッチEIA法を用
いてロタウイルスを検出した。すなわち、ロタウイルス
溶液中のロタウイルス抗原を上記検出シートで捕捉す
る。その後モルモットの抗ロタウイルス・アルカリフォ
スファターゼ標識抗体を検出シート上のロタウイルス抗
原と結合させたのち、EIA用基質DNPの発色により
測定した。測定波長は405nmであった。ロタウイル
ス抗原の希釈度を変え、検出シートの感度を検討したと
ころ、0.062μg/mlのウイルス量まで感知可能
であった。上記の測定によるウイルス濃度と吸光度との
関係図として図1に示す。
【0021】比較例1 ポリエチレン50重量%とポリエチレンテレフタレート
50重量%から成る厚さ0.2mmの不織布にほぼ一様
に平均粒径3.5μm、Ca/P比1.67の多孔質ハ
イドロキシアパタイト顆粒を加熱処理により24重量%
担持させたアパタイト担持不織布(大きさ5mm×5m
m)にウサギの抗ロタ(Rota)IgG抗体の充分量を吸
着させた後、グルタルアルデヒド0.05%溶液に浸漬
処理を行い、上記繊維集合体の抗ロタ抗体未吸着部位を
マスキングするためにブロックエース4倍希釈に浸漬し
て、ロタウイルス検出シートを作成した。得られたロタ
ウイルス検出シートを用いて、実施例1と同様の検出条
件で、ロタウイルス0.25μg/mlの検出を試みた
が、吸光度は0.01であり、検出できなかった。一
方、実施例1によって作成された検出シートを用いてロ
タウイルス0.25μg/mlの検出を行なったとこ
ろ、吸光度は0.95であり、充分に検出を行なうこと
ができた。
50重量%から成る厚さ0.2mmの不織布にほぼ一様
に平均粒径3.5μm、Ca/P比1.67の多孔質ハ
イドロキシアパタイト顆粒を加熱処理により24重量%
担持させたアパタイト担持不織布(大きさ5mm×5m
m)にウサギの抗ロタ(Rota)IgG抗体の充分量を吸
着させた後、グルタルアルデヒド0.05%溶液に浸漬
処理を行い、上記繊維集合体の抗ロタ抗体未吸着部位を
マスキングするためにブロックエース4倍希釈に浸漬し
て、ロタウイルス検出シートを作成した。得られたロタ
ウイルス検出シートを用いて、実施例1と同様の検出条
件で、ロタウイルス0.25μg/mlの検出を試みた
が、吸光度は0.01であり、検出できなかった。一
方、実施例1によって作成された検出シートを用いてロ
タウイルス0.25μg/mlの検出を行なったとこ
ろ、吸光度は0.95であり、充分に検出を行なうこと
ができた。
【0022】
【発明の効果】本発明の検出シートを用いれば、固定化
すべき抗原や抗体の種類に制限がなく、また、配向性の
問題もなく、簡単な操作で、迅速に高感度で生物学的液
体中の抗原又は抗体を検出することができ、検査技師な
どの熟練者のいない小規模病院でも抗原又は抗体の検出
を容易に行ないうる安価で高感度な検出キットを提供す
ることができる。
すべき抗原や抗体の種類に制限がなく、また、配向性の
問題もなく、簡単な操作で、迅速に高感度で生物学的液
体中の抗原又は抗体を検出することができ、検査技師な
どの熟練者のいない小規模病院でも抗原又は抗体の検出
を容易に行ないうる安価で高感度な検出キットを提供す
ることができる。
【図1】実施例1におけるロタウイルスの検出結果を示
すグラフ図である。
すグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 見藤 歩 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (72)発明者 小川 哲朗 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (72)発明者 平出 恒男 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−273416(JP,A) 特開 平3−48766(JP,A) 特開 平8−75747(JP,A) 特開 昭64−38658(JP,A) 特開 平4−236353(JP,A) 特開 平8−248031(JP,A) 特開 平8−196294(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/53 - 33/579
Claims (5)
- 【請求項1】 平均粒径が0.01μm〜200μmで
Ca/P比が1.0〜2.0のリン酸カルシウム系化合
物粒子を担持した繊維集合体にアビジン若しくはストレ
プトアビジン又はこれらの誘導体が固定されていること
を特徴とする抗原又は抗体の検出シート。 - 【請求項2】 固定されたアビジン若しくはストレプト
アビジン又はこれらの誘導体に、ビオチン化された抗原
又は抗体を結合させた請求項1記載の抗原又は抗体の検
出シート。 - 【請求項3】 繊維集合体の裏面に補強用フィルム又は
シートを有する請求項1又は2記載の抗原又は抗体の検
出シート。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載の抗原又は抗体の検
出シートと標識化合物溶液とからなる抗原又は抗体の検
出キット。 - 【請求項5】 請求項2又は3記載の抗原又は抗体の検
出シートを試料溶液と接触させることにより試料中の抗
体又は抗原を結合させ、その後、該抗体又は抗原と特異
的に結合する標識化合物の溶液と接触させ、標識された
抗原−抗体複合体を検出することを特徴とする抗原又は
抗体の検出方法。
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US20030162287A1 (en) * | 2002-02-25 | 2003-08-28 | Pentax Corporation | Carrier for cell culture and method for culturing cells |
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US7300631B2 (en) * | 2005-05-02 | 2007-11-27 | Bioscale, Inc. | Method and apparatus for detection of analyte using a flexural plate wave device and magnetic particles |
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US7611908B2 (en) * | 2005-05-02 | 2009-11-03 | Bioscale, Inc. | Method and apparatus for therapeutic drug monitoring using an acoustic device |
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JPH0788205B2 (ja) * | 1985-09-23 | 1995-09-27 | 東燃株式会社 | クロマトグラフイ−分離用リン酸カルシウム系ヒドロキシアパタイト及びその製造方法 |
JPH0814582B2 (ja) * | 1986-02-20 | 1996-02-14 | 富士写真フイルム株式会社 | 免疫反応物定量用多層分析要素 |
US4865733A (en) * | 1986-03-22 | 1989-09-12 | Toa Nenryo Kogyo K.K. | Cell separator device |
JPH0653170B2 (ja) * | 1986-07-07 | 1994-07-20 | 旭光学工業株式会社 | β2ミクログロブリン吸着剤 |
ES2184734T3 (es) * | 1987-04-27 | 2003-04-16 | Inverness Medical Switzerland | Dispositivo de prueba analitica para realizar ensayos de union especifica. |
US5171440A (en) * | 1987-09-17 | 1992-12-15 | Asahi Kogaku Kogyo K.K. | Column for liquid chromatography |
DE3888079T2 (de) * | 1987-10-22 | 1994-07-14 | Asahi Optical Co Ltd | Poröses keramisches Material. |
CA1312277C (en) * | 1987-12-18 | 1993-01-05 | Richard C. Sutton | Avidin- and biotin-immobilized reagents, analytical elements and methods of use |
JP2657403B2 (ja) * | 1988-09-13 | 1997-09-24 | 旭光学工業株式会社 | 細胞の観察・培養器具 |
SE9000650L (sv) * | 1989-02-28 | 1990-08-29 | Asahi Optical Co Ltd | Separation av celler eller virus |
JPH0832551B2 (ja) * | 1989-06-24 | 1996-03-29 | 旭光学工業株式会社 | 多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子及びその製造方法 |
CA2003942A1 (en) * | 1989-09-26 | 1991-03-26 | Julie Lia Rudolph | Solid assay support systems |
CH686518A5 (de) * | 1993-10-05 | 1996-04-15 | Asahi Optical Co Ltd | Granulares Polymerkomposit, Herstellungsverfahren fur dieses und diagnostische Mittel. |
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1995
- 1995-11-10 JP JP29301195A patent/JP3300583B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-11-08 DE DE19646177A patent/DE19646177C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-11 GB GB9623531A patent/GB2307041B/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-12 US US08/746,485 patent/US5827669A/en not_active Expired - Fee Related
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GB2307041A (en) | 1997-05-14 |
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