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JPH0832551B2 - 多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子及びその製造方法 - Google Patents

多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子及びその製造方法

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Publication number
JPH0832551B2
JPH0832551B2 JP2166346A JP16634690A JPH0832551B2 JP H0832551 B2 JPH0832551 B2 JP H0832551B2 JP 2166346 A JP2166346 A JP 2166346A JP 16634690 A JP16634690 A JP 16634690A JP H0832551 B2 JPH0832551 B2 JP H0832551B2
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compound
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JP2166346A
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哲朗 小川
明彦 横尾
和弘 長沼
哲 藤沼
克己 河村
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0832551B2 publication Critical patent/JPH0832551B2/ja
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    • B01J20/04Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material comprising compounds of alkali metals, alkaline earth metals or magnesium
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Description

【発明の詳細な説明】 「利用分野」 本発明は、液体クロマトグラフィー用充填剤やファイ
ンセラミックスに有用な多孔質リン酸カルシウム系化合
物粒子及びその製造方法に関する。
「従来技術及びその問題点」 リン酸カルシウム系化合物は、その優れた生体親和性
により生体材料として利用される他、蛋白質などに対す
る吸着能に着目して液体クロマトグラフィー用充填剤と
してもしばしば使用されている。
特開昭62-91410号公報には、ゲル状ハイドロキシアパ
タイトを造粒し、得られた造粒体を400〜700℃の温度で
焼成することによって特定の単位格子定数を有する六方
晶系のクロマトグラフィー分離用粒子を製造する方法が
開示されている。しかしながら、この方法では、焼成温
度が700℃以下であるため、粒子強度が充分でなく、高
速液体クロマトグラフィー用充填剤として使用するには
更に改善が望まれる。そこで、焼成温度を上げると、強
度は高くなるが、粒子は緻密質となり、試料負荷量が減
少してしまう。
一方、ファインセラミックスの分野では、できるだけ
微細であって、高い強度を有する粒子が求められてい
る。
「発明の目的」 本発明は、微細構造が著しく均一で、強度の高い球形
多孔質粒子であり、クロマトグラフィー用充填剤として
使用したときには高い分離能、強度及び保水性を有し、
高い試料負荷量が可能なリン酸カルシウム系化合物粒子
及びその製造方法を提供することを目的とする。
「発明の構成」 本発明の多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子は、平
均孔径が100〜4000Åの連続気孔を有し、全細孔容積の7
0%以上、このましくは80%以上、より好ましくは90%
以上が、平均孔径の0.5〜2倍の範囲の孔径を有する細
孔で占められており、粒子1g当たりの細孔容積が0.05ml
以上であり、Ca/P比1.5〜1.80のリン酸カルシウム系化
合物から成る平均粒径1〜40μmの球状粒子であること
を特徴とする。
本発明において、リン酸カルシウム系化合物として
は、Ca/P比1.5〜1.80の任意のリン酸カルシウムを使用
することができ、例えばリン酸三カルシウム、ハイドロ
キシアパタイト、フッ素アパタイトなどが該当する。
本発明の多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子は、上
記のとおり、平均孔径が100〜4000Å、好ましくは500〜
2000Åの連続気孔を有することを必要とする。平均孔径
が100Å未満であると、多孔体としての機能が不充分と
なり、吸着能が低下する。また、平均孔径が4000Åを超
えると、強度が低下する傾向がある。
さらに、本発明の多孔質粒子は、全細孔容積の70%以
上、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上が、
平均孔径の0.5〜2倍の範囲の孔径を有する細孔で占め
られるものである。本発明の多孔質粒子は、このように
孔径分布の狭いものであるため、粒子の微細構造が著し
く均一になり、強度の向上とともに、クロマトグラフィ
ーにおける分離精度が改善される。この範囲を外れる
と、強度や分離精度は向上しない。
本発明の多孔質粒子においては、上記のような細孔
が、粒子1g当たりの細孔容積が0.05ml以上となるように
存在することが必要である。細孔容積が0.05ml未満であ
ると、吸着能が不充分となる。
さらに、本発明の多孔質粒子は、平均粒径1〜40μm
の球状粒子であることを必要とする。このように微細な
球状粒子であることにより高品質のファインセラミック
スとしてあるいは高性能の液体クロマトグラフィー用充
填剤として機能し、上記の範囲を外れると、強度、分離
精度などが改善されない。本発明の多孔質粒子を液体ク
ロマトグラフィー用充填剤として使用して、例えば蛋白
質やアミノ酸を分離する場合には、平均粒径が1〜20μ
mのものが好ましく、1〜20μmのものが最も好まし
い。なお、平均粒径が1μm未満でも、場合によっては
使用することができる。
上記のような多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子
は、本発明によれば、高純度のカルシウム化合物と高純
度のリン酸化合物を水中で反応させてCa/P比が1.5〜1.8
0のリン酸カルシウム系化合物の0.1〜10重量%水性懸濁
液を製造し、該水性懸濁液の粘度が10cP〜100cPに達す
るまで攪拌を続け、その後、噴霧乾燥により粒径1〜40
μmの粒子に造粒し、700〜1200℃の温度で焼成するこ
とによって製造することができる。
本発明の製造方法においては、原料として純度の高い
ものを用いることが必要である。例えば、カルシウム化
合物として水酸化カルシウムを用いる場合には、超高純
度水酸化カルシウム((株)日本石灰工業所製CSH)やJ
IS特級の炭酸カルシウムを1000℃で焼成し、純水で水和
したものなどを用いる。また、リン酸化合物としてリン
酸を用いる場合には、JIS規格の特級のものを用いるの
が好ましい。
本発明においては、上記のように高純度の原料を用い
てまず、Ca/P比が1.5〜1.80のリン酸カルシウム系化合
物の0.1〜10重量%水性懸濁液を製造する。この濃度が
0.1重量%未満であると、著しく生産性が低下し、10重
量%を超えると、反応液の粘度が上昇し、反応が不均一
になるおそれがある。得られた水性懸濁液を攪拌し続け
ると、始めは粘度の上昇が起こるが、再び粘度が低下す
る。本発明方法においては、粘度が低下して10〜100cP
に達したら、攪拌を止めて、噴霧乾燥する。粘度が100c
P以下まで低下しないと、熟成が不充分であり、上記の
ような特性を有する粒子が得られないが、10cPより低下
させる必要はない。このような範囲の粘度に達するに
は、通常、24時間前後攪拌を続けることが必要である。
噴霧乾燥は、様々な方法で行うことができ、ノズルか
ら噴霧する方式でも、アトマイザーを用いる方式でもよ
い。
本発明の方法では、噴霧乾燥によって粒径1〜40μm
の球状粒子に造粒する。粒径の調節は、噴霧乾燥の際の
様々な条件を適切に設定することにより行うことができ
る。
こうして造粒した球状粒子をさらに700℃〜1200℃の
温度で焼成することによって本発明の多孔質粒子が得ら
れる。焼成温度は、その都度のリン酸カルシウム化合物
の種類などによって上記の範囲内で適宜選択することが
できる。しかしながら、焼成温度が700℃未満である
と、強度が不充分であり、1200℃を超えると、緻密質と
なってしまう。
上記のようにして得られる本発明の多孔質粒子は、15
0kg/m2以上の高い強度を有する。
「発明の実施例」 次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳しく説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 水酸化カルシウム懸濁液(JIS特級の炭酸カルシウム
を1000℃で焼成し、純水で水和して得たもの)及びリン
酸水溶液(JIS特級試薬)を公知の湿式合成法によりCa/
P比が1.67になるように配合し、ハイドロキシアパタイ
トの8重量%水性懸濁液を得た。この懸濁液を更に、粘
度が20cPに達するまで攪拌し、その後、攪拌を停止し、
噴霧乾燥する。さらに下記の第1表に示す温度で焼成
し、粒径2μm、10μm、20μm及び40μmの多孔質球
状粒子(以下、それぞれHP-02、HP-10、HP-20及びHP-40
と記す)を得た。各粒子の比表面積、平均孔径及び細孔
容積を測定し、結果を第1表に示す。
なお、比表面積はBET法により測定し、平均孔径は水
銀圧入式細孔分布計により測定したものである。
さらに、得られた粒子のX線回折図(CuKa、40KV、10
0mA)を第1図に、赤外線吸収スペクトルを第2図に示
す。第1図及び第2図において、AはHP-10、BはHP-0
2、Cは上記の噴霧乾燥後の粒子(未焼成粒子)を示
す。
第1図及び第2図から、得られた粒子がハイドロキシ
アパタイトであることが証明された。
さらに、水銀圧入式細孔分布計で測定した上記実施例
で製造したハイドロキシアパタイト粒子の孔径と細孔容
積との関係を第3図に示す。第3図から、得られたハイ
ドロキシアパタイト粒子が、全細孔容積の70%、好まし
くは80%以上、より好ましくは90%以上が平均孔径の0.
5倍〜2倍の範囲の孔径を有する細孔で占められている
ことが証明された。
実施例2 焼成温度を950℃に変えた以外は、実施例1と全く同
様にして、比表面積4.5m2/g、平均孔径1800Å、細孔容
積0.30ml/gで、粒径が10μmの多孔質球状ハイドロキシ
アパタイト粒子を得た。
応用例1 上記の実施例1で製造したハイドロキシアパタイト粒
子を内径7.5mm、高さ100mmのカラムに充填し、ウシ血清
アルブミン、リゾチーム及びチトクロームcを含む試料
のクロマトグラフィー分離を行った。溶離液としてリン
酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)を用いて1ml/分の流速で3
0分間で1mMから400mMまでリニアグラジエント法で分離
を行った。
HP-02を用いて得られたクロマトグラムを第4図、HP-
10を用いて得られたクロマトグラムを第5図、HP-20を
用いて得られたクロマトグラムを第6図、HP-40を用い
て得られたクロマトグラムを第7図に示す。なお、第4
図〜第7図において、aはウシ血清アルブミンのピー
ク、bはリゾチームのピーク、cはチトクロームcのピ
ークを示す。
第4図〜第7図から、粒径が小さい程、ピークがシャ
ープになり、分離性能が高くなることが判る。
なお、実施例1で製造したハイドロキシアパタイト粒
子を充填した内径7.5mm、高さ100mmのカラムに移動相と
して10mMのリン酸ナトリウム(pH6.8)を流して移動相
の流速とカラムの圧力との関係を測定し、結果を第8図
に示した。この結果から明らかとなり、殊に、粒径10〜
40μmの粒子を充填したカラムでは、流速を著しく高く
しても圧力はあまり急激に上昇しないので、高い流速で
分離を行うことができる。また、粒径2μmの粒子を充
填したカラムにおいても、3ml/分の流速でも95kg/cm2
度であり、従来の同じ粒径のものに比べて高い流速を適
用することができる。
応用例2 実施例1で製造したハイドロキシアパタイト粒子を充
填した内径7.5mm、高さ100mmのカラムを用い、リゾチー
ムを含む試料を1mMから400mMまでリン酸ナトリウム緩衝
液(pH6.8)で30分リニアグラジエント法でクロマトグ
ラフィー分離し、粒径と理論段数との関係を調べた。結
果を第9図に示す。
さらに、同じカラムを用いて、シチジンを含む試料を
400mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.8)を移動相として
アイソクラティック法でクロマトグラフィー分離し、粒
径と理論段数との関係を調べた。結果を第9図に示す。
第9図から、粒径が小さい程、グラジエント法でもア
イソクラティック法でも、理論段数が高くなり、分離性
能が極めて高くなることが判る。
応用例3 HP-02を充填した内径7.5mm、高さ100mmのカラム、HP-
10を充填した内径7.5mm、高さ100mmのカラム、HP-10を
充填した内径10.7mm、高さ100mmのカラム、HP-20を充填
した内径21.5mm、高さ100mmのカラムの4種類のカラム
(それぞれ、カラムA、カラムB、カラムC及びカラム
Dとして示す)を用い、溶離液としてリン酸ナトリウム
緩衝液(pH6.8)を用いて1ml/分の流速で30分間で1mMか
ら400mMまでリニアグラジエント法でリゾチーム及びチ
トクロームcの混合物の分離を行った。試料の量と分離
度を測定し、結果を第10図に示す。これらの結果からい
ずれも高い試料負荷量が可能であることが証明された。
応用例4 実施例1で製造したハイドロキシアパタイト粒子のう
ちHP-10を内径7.5mm、高さ100mmのカラムに充填し、移
動相として種々の濃度のアセトニトリルと水との混合溶
液を用いて、1.5ml/分の流速で通液して、糖類を分離
し、流出時間とアセトニトリルの濃度との関係を第11図
に示す。第11図において、1はキシロースのピーク、2
はアラビノースのピーク、3はリボースのピーク、4は
グルコーースのピーク、5はガラクトースのピーク、6
はマンノースのピーク、7は蔗糖のピーク、8は麦芽糖
のピーク、9は乳糖のピークを示す。
第11図から、糖類はペントース、ヘキソース及び二糖
類の順序で流出し、分子中の水酸基の数が増加するにし
たがって保持時間が長くなることが判る。この所見は、
アミノシリカカラムにおける溶出挙動と一致し、分離が
順相で行われることを示す。また、水の割合が多くなる
程、溶出時間は短くなる。
応用例5 実施例1で製造したハイドロキシアパタイト粒子のう
ちHP-10を内径7.5mm、高さ100mmのカラムに充填し、移
動相としてアセトニトリルと水との(容量比で80:20)
混合溶媒を用いて、2.0ml/分の流速で下記の構造式で表
わされるジンセノシド(サポニン)を分離した。得られ
たクロマトグラムを第12図に示す。
式中、R1及びR2は下記のものを示す。
なお、glcはD−グルコピラノシルを示し、rhaはL−
ラムノピラノシルを示し、arafはL−アラビノフラノシ
ル、arapはL−アラビノピラノシルを示す。
第12図において、dはジンセノシド−Rg1のピーク、
eはジンセノシド−Re、fはジンセノシド−Rdのピー
ク、gはジンセノシド−Rcのピーク、hはジンセノシド
−Rb2のピーク、iはジンセノシド−Rb1のピークを示
す。
第12図から、極めて構造の類似した配糖体を高い精度
で分離することができたことが判る。
応用例6 実施例1で製造したハイドロキシアパタイト粒子のう
ちHP-02を内径7.5mm、高さ100mmのカラムに充填し、移
動相としてアセトニトリルと水との(容量比で80:20)
混合溶媒を用いて、1.0ml/分流速で下記の構造式で表わ
されるステビオシドとレバウディオシドAを分離した。
得られたクロマトグラムを第13図に示す。
式中、R3及びR4は下記のものを表す。
応用例7 実施例1で製造したハイドロキシアパタイト粒子のう
ちHP-02を内径7.5mm、高さ100mmのカラムに充填し、移
動相としてアセトニトリルと水との(容量比で80:20)
混合溶媒を用いて、1.0ml/分の流速でステビオシドを分
離した。試料の注入と溶出を反復したところ第14図及び
第2表に示すようにほぼ同一のクロマトグラムが反復
し、再現性の高いことが証明された。
「発明の効果」 本発明の多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子は、微
細構造が著しく均一で、強度の高い球形多孔質粒子であ
り、液体クロマトグラフィー用充填剤あるいはファイン
セラミックスとして有用である。液体クロマトグラフィ
ー用充填剤として使用する場合、蛋白質、ペプチド、ア
ミノ酸、糖類、配糖体などに対して高い分離能を示し、
高い強度を有し、高い試料負荷量が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で製造した粒子のX線回折図、第2図
は赤外線吸収スペクトル、第3図は孔径と細孔容積との
関係図、第4図はHP-02を用いて得られたクロマトグラ
ム、第5図はHP-10を用いて得られたクロマトグラム、
第6図はHP-20を用いて得られたクロマトグラム、第7
図はHP-40を用いて得られたクロマトグラム、第8図は
応用例1で測定した移動相の流速とカラムの圧力との関
係図、第9図は応用例2で測定した平均粒径と理論段数
との関係図、第10図は応用例3で測定した試料負荷量と
分離度との関係図である。第11図は応用例4で得られた
ダイヤグラム、第12図は応用例5で得られたクロマトグ
ラム、第13図は応用例6で得られたクロマトグラム、第
14図は応用例7で得られたクロマトグラムである。 符号の説明 A……HP-10、B……HP-02、C……未焼成粒子、a……
ウシ血清アルブミンのピーク、b……リゾチームのピー
ク、c……チトクロームcのピーク、d……ジンセノシ
ド−Rg1のピーク、e……ジンセノシド−Re、f……ジ
ンセノシド−Rdのピーク、g……ジンセノシド−Rcのピ
ーク、h……ジンセノシド−Rb2のピーク、i……ジン
セノシド−Rb1のピーク、1……キシロースのピーク、
2……アラビノースのピーク、3……リボースのピー
ク、4……グリコースのピーク、5……ガラクトースの
ピーク、6……マンノースのピーク、7……蔗糖のピー
ク、8……麦芽糖のピーク、9……乳糖のピーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沼 哲 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 河村 克己 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−230607(JP,A) 特開 昭64−42311(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均孔径が100〜4000Åの連続気孔を有
    し、全細孔容積の70%以上が、平均孔径の0.5〜2倍の
    範囲の孔径を有する細孔で占められており、粒子1g当た
    りの細孔容積が0.05ml以上であり、Ca/P比1.5〜1.80の
    リン酸カルシウム系化合物から成る平均粒径1〜40μm
    の球状粒子であることを特徴とする多孔質リン酸カルシ
    ウム系化合物粒子。
  2. 【請求項2】150kg/cm2以上の強度を有する請求項1記
    載の多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子。
  3. 【請求項3】高純度のカルシウム化合物と高純度のリン
    酸化合物を水中で反応させてCa/P比が1.5〜1.80のリン
    酸カルシウム系化合物の0.1〜10重量%水性懸濁液を製
    造し、該水性懸濁液の粘度が10〜100cpに達するまで攪
    拌を続け、その後、噴霧乾燥により粒径1〜40μmの粒
    子に造粒し、700〜1200℃の温度で焼成することを特徴
    とする請求項1記載の多孔質リン酸カルシウム系化合物
    粒子の製造方法。
JP2166346A 1989-06-24 1990-06-25 多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0832551B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-161352 1989-06-24
JP16135289 1989-06-24

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JPH0397610A JPH0397610A (ja) 1991-04-23
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JP2166346A Expired - Lifetime JPH0832551B2 (ja) 1989-06-24 1990-06-25 多孔質リン酸カルシウム系化合物粒子及びその製造方法

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