JP3383557B2 - コンバインの穀粒タンク構造 - Google Patents
コンバインの穀粒タンク構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀粒貯留用の穀
粒タンクのタンク本体を合成樹脂で作成するとともに前
記穀粒タンクのタンク基部に着脱自在に連結してあるコ
ンバインの穀粒タンク構造に関する。 【0002】 【従来の技術】上記コンバインとして、従来、たとえば
特開平8‐140465号公報に示されるものがあっ
た。すなわち、タンク内部に残った穀粒を取り出すと
か、タンク基部の内部に位置する底スクリューを修理す
るなど、タンク内部を清掃したり点検したりする際、タ
ンク本体をタンク基部から取り外すことによって、タン
ク内部を清掃や点検作業がしやすい状態に開放できるよ
うになったものである。また、タンク本体を軽量化する
などのために合成樹脂で作成されたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種コンバインにあ
っては、タンク本体をタンク基部から取り外した際には
一般に地面上に置かれる。従来のものは、タンク本体に
手を直接当てることによってタンク本体を支持するもの
であった。このため、従来、タンク本体を着脱する際、
タンク本体の比較的下端側に両手をまわし、タンク本体
を抱きかかえながらタンク基部から取り外すとともにそ
の機体上レベルから地面上に降ろしたり、地面上から機
体上のタンク基部まで持ち上げたりしており、タンク本
体の上げ下げが行いにくいとともに、タンク本体のタン
ク基部からの取り外しやタンク基部に対する位置合わせ
が行いにくく、着脱作業の能率が悪くなっていた。本発
明の目的は、タンク本体を比較的楽にかつ容易に着脱で
きるタンク構造を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0005】 〔構成〕 脱穀粒貯留用の穀粒タンクのタンク本体を合
成樹脂で作成するとともに前記穀粒タンクのタンク基部
に着脱自在に連結してあるコンバインの穀粒タンク構造
において、前記穀粒タンクのタンク本体を、機体外方寄
りに位置する前側壁部と、機体内方寄りに位置する後側
壁部と、これらの前側壁部と後側壁部とに一体に連なる
左右の各横側壁部とで、縦長の筒状に構成し、前記タン
ク本体を支持するための把手を、前記タンク本体の前側
壁部の上端側と下端側とに備えさせるとともに、前記タ
ンク本体の連結部を前記タンク基部の支持部に差し込ん
で連結するように構成し、さらに、前記タンク本体の後
側壁部の一部に、脱穀装置の排ワラ搬送経路が入り込む
ことを許す凹入部を設け、かつ、この凹入部の上下幅
を、前記タンク基部に差し込み連結されているタンク本
体の上方側への抜き出しを許す空間が、前記排ワラ搬送
経路の下側に形成される程度に設定してある。 【0006】〔作用〕 タンク本体をタンク基部から地面上に降ろしたり、地面
上からタンク基部まで持ち上げたりするに当たり、タン
ク本体上端側の把手を一方の片手で持ち、下端側の把手
を他方の片手で持てば、タンク本体を傾斜姿勢あるいは
横倒れ姿勢にしながら支持して楽に上げ下げ操作でき
る。また、タンク本体の上端側が下端側を支点にして回
動するようにタンク本体を揺動操作し、タンク本体の下
端側をタンク基部から容易に取り外したり、タンク基部
に容易に位置合わせしたりできる。さらに、上下の把手
を利用することにより、タンク本体を容易に支持すると
ともに取り扱って連結部を支持部に容易に位置合わせし
て差し込み連結したり、支持部から容易に抜き外したり
できながら、タンク本体の連結部をタンク基部の支持部
に差し込み連結することにより、タンク本体のタンク基
部に対する位置決めとタンク基部からの外れ止めを確実
に行わせられるものである。また、タンク本体の下端側
をタンク基部に載せてタンク本体の重量をタンク基部に
受け止め支持させながら、その箇所を支点にしてタンク
本体上端側が回動するようにタンク本体を揺動させるこ
とにより、タンク本体の連結部をタンク基部に差し込ん
で連結したり、タンク基部から抜き出してタンク基部か
ら取り外したりする着脱方法を採用することができる。 【0007】 〔効果〕 タンク本体を取り外してタンク内を清掃するとか点検す
るとかに当たり、上下の把手を使用することにより、タ
ンク基部から容易に取り外すとともに地面上に楽に降ろ
したり、タンク基部まで楽に持ち上げるとともにタンク
基部に容易に位置合わせしたりしてタンク本体着脱の面
から能率よく楽に作業できる。さらに、上下の把手を使
用することによってタンク本体をタンク基部に能率よく
楽に連結したり、タンク基部から能率よく楽に取り外し
たりできるものが、タンク本体の連結部をタンク基部の
支持部に差し込み連結することによってタンク本体を精
度面でも強度面でも有利にタンク基部に連結できる状態
に得られる。また、タンク本体の重量をタンク基部に支
持させながらタンク本体を揺動させるだけで楽にタンク
本体をタンク基部に着脱することが可能になる。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、クロ
ーラ式走行装置1、この走行装置1などを駆動するエン
ジンEが備えられた原動部、エンジンEの上方に位置す
る運転座席2などが備えられた運転部を有する自走機体
の前部に前処理装置3を昇降操作自在に連結するととも
に、この前処理装置3により、稲、麦などの植立穀稈を
引き起こしながら刈取り、刈取り穀稈を機体後方側に搬
送するように構成してある。前処理装置3からの刈取り
穀稈を脱穀処理する脱穀装置4、この脱穀装置4の横側
で前記運転部の後側に配置した穀粒タンク30を有する
脱穀粒貯留部を前記自走機体に備えさせるとともに、脱
穀装置4の底部から送り出される脱穀粒を脱穀装置4と
穀粒タンク30との間に位置する揚穀装置5によって穀
粒タンク30の上部に揚送して供給するように、この穀
粒タンク30の機体後方側に接続する穀粒搬出装置10
によって脱穀粒を穀粒タンク30から取り出して運搬車
などに供給できるように構成し、もって、脱穀粒を穀粒
タンク30に回収して貯留しながら刈取り作業を行って
いくようにコンバインを構成してある。 【0013】図1及び図2に示すように、脱穀装置4の
後部に排ワラ細断装置6を連結してある。図3に示すよ
うに、この排ワラ細断装置6は、機体横方向に並ぶ複数
枚の円板カッターが一体回転自在に付いている駆動自在
なカッター軸を一対、平行に備えており、脱穀排ワラを
前記円板カッターによって稈身方向に細断して圃場に落
下排出するように構成してある。脱穀装置4の扱室4a
の排ワラ搬出部を前記排ワラ細断装置6に接続するとと
もに株元側挟持搬送装置7と穂先側係止搬送装置8を有
する排ワラ搬送経路Rを、脱穀装置4の機体内に形成し
てある。脱穀フィードチェーン4bが脱穀排ワラを扱室
4aから搬出するに伴い、前記株元側挟持搬送装置7と
穂先側係止搬送装置8とが脱穀排ワラを脱穀フィードチ
ェーン4bから受け継ぐとともに横倒れ姿勢で前記排ワ
ラ搬送経路Rに沿わせて機体後方側に搬送し、排ワラ細
断装置6の排ワラ受入れ口が開放されている場合には搬
送して来た脱穀排ワラをその排ワラ受入れ口に落下供給
し、その排ワラ受入れ口が閉じられている場合には搬送
して来た脱穀排ワラを排ワラ細断装置6の排ワラ受入れ
口を閉じている蓋体の案内作用によって排ワラ細断装置
6の後側から圃場に落下させるように構成してある。株
元側挟持搬送装置7と穂先側係止搬送装置8とは、搬送
下手側ほど搬送排ワラの穂先側に位置する傾斜姿勢に配
置してあることにより、脱穀排ワラを搬送下手側に至る
ほど穂先側に移動するように穂先側に寄せながら機体後
方側に搬送する。 【0014】これにより、排ワラ細断装置6の排ワラ受
入れ口を開けておけば、脱穀排ワラを排ワラ細断装置6
によって細断して圃場に放出していく排ワラ処理を行い
ながら刈取り作業ができ、排ワラ細断装置6の排ワラ受
入れ口を閉じておけば、脱穀排ワラを長ワラ状態のまま
で圃場に放出していく排ワラ処理を行いながら刈取り作
業ができる。そして、脱穀排ワラは排ワラ搬送経路Rに
おいて穂先側に寄せながら搬送されることにより、自走
機体に対して穀粒タンク30が位置する方の横側に極力
寄せて放出される。すなわち、未刈り地に入り込みにく
いように放出できる。 【0015】図1に示すように、前記穀粒搬出装置10
は、穀粒タンク30の機体後方側に位置する機体上下向
きの縦スクリューコンベア11と、この縦スクリューコ
ンベア11の上端部に基端部が連結する横スクリューコ
ンベア12とによって構成してある。図1、図6及び図
13に示すように、縦スクリューコンベア11は、穀粒
タンク30の底部の機体後方側に備えてある穀粒取出し
部31を形成する伝動ケースの内部に下端側が回動自在
に支持される縦スクリュー11aと、この縦スクリュー
11aに外嵌する縦搬送筒11bとによって構成すると
ともに、穀粒タンク30の底部内に設けてある底スクリ
ュー32が駆動されてタンク内穀粒を穀粒取出し部31
に搬出すると、前記縦スクリュー11aが前記穀粒取出
し部31の内部で底スクリュー32にギヤ連動していて
この底スクリュー32によって駆動されて脱穀粒を穀粒
取出し部31から取り出すとともに縦搬送筒11bに沿
わせて搬送する。前記縦スクリューコンベア11の縦搬
送筒11bは、この縦搬送筒11bの下端側を形成する
パイプ材と、このパイプ材の上端部に位置するフランジ
にボルト連結して縦搬送筒11bの上端部を形成する伝
動ケース11cとによって形成してある。前記横スクリ
ューコンベア12は、縦搬送筒11bの前記伝動ケース
11cに連結する伝動ケース12cの内部に一端側が回
転自在に支持される横スクリュー12aと、この横スク
リュー12aに外嵌する横搬送筒12bとによって構成
してある。前記横スクリュー12aが前記伝動ケース1
1c,12cの内部で前記縦スクリュー11aにギヤ連
動していてこの縦スクリュー11aによって駆動されて
縦スクリュー11aからの穀粒を横搬送筒12bに沿わ
せてその先端側に搬送し、横搬送筒12bの先端側に備
えてある排出筒13から吐出する。横スクリューコンベ
ア12の横搬送筒12bは、この横搬送筒12bの基端
部を形成する前記伝動ケース12cと、この伝動ケース
12cのフランジにボルト連結するとともに横搬送筒1
2bの先端側を形成するパイプ材とによって形成してあ
る。 【0016】前記横スクリューコンベア12は、前記伝
動ケース12cを有する基端側コンベア部分と、前記排
出筒13を有するとともに前記基端側コンベア部分に基
端側が軸芯Yまわりで揺動自在に連結する先端側コンベ
ア部分との2つのコンベア部分で構成してある。先端側
コンベア部分を基端側コンベア部分に対して揺動操作
し、図2に実線で示す如く先端側コンベア部分が基端側
コンベア部分に対して一直線状に並んで連結する連結姿
勢にすると、横スクリューコンベア12が伸展使用状態
になり、図2に二点鎖線で示す如く先端側コンベア部分
を基端側コンベア部分に対して平行に並んで連結する連
結姿勢にすると、横スクリューコンベア12が折り畳み
格納状態になる。 【0017】図6に示すように、縦スクリューコンベア
11の縦搬送筒11aがこれの下端と、穀粒タンク30
の前記穀粒取出し部31との間で縦スクリュー11aの
軸芯まわりで旋回するように、縦搬送筒11aと穀粒取
出し部21とを分離させてある。図6及び図12に示す
ように、前記縦搬送筒11bの下端部の外周側に一体回
動するように取り付けたウォームホイールギヤ15と、
前記穀粒取出し部31に固定している支持部材16に回
動自在に支持されるとともに前記ウォームホイールギヤ
15に噛み合うウォームギヤ17と、このウォームギヤ
17の回転支軸17aに出力軸が一体回動するように連
結する状態で前記支持部材16に支持されている電動旋
回モータ18とにより、旋回駆動機構19を構成してあ
る。すなわち、この旋回駆動機構19は、これの重量が
縦スクリューコンベア11の下端側に掛かるように縦搬
送筒11bの下部に伝動作用して、かつ、横スクリュー
コンベア12を旋回停止位置に確実に保持するようにウ
ォームギヤ17とウォームホイールギヤ15とを介して
縦搬送筒11bを旋回操作して横スクリューコンベア1
2を旋回操作するように構成してある。すなわち、旋回
モータ18を正回転又は逆回転方向に駆動操作する。す
ると、ウォームギヤ17が旋回モータ18の駆動力によ
って正回転又は逆回転方向に回動してウォームホイール
ギヤ15を回転操作することにより、縦搬送筒11bが
縦スクリュー11aの軸芯まわりで旋回し、横スクリュ
ーコンベア12が縦スクリューコンベア11の軸芯まわ
りで自走機体の機体フレーム9に対して正回転又は逆回
転方向に旋回する。 【0018】図13に示すように、横スクリューコンベ
ア12の前記伝動ケース12cを縦スクリューコンベア
11の前記伝動ケース11cに軸芯Zまわりで回動自在
に連結することにより、横スクリューコンベア12を縦
スクリューコンベア11に軸芯Zまわりで起伏揺動する
ように支持させてある。縦スクリューコンベア11の縦
搬送筒11bに連結するブラケット21と、横スクリュ
ーコンベア12の横搬送筒12bに連結するブラケット
22とにわたって昇降駆動機構23と、2本のスプリン
グ24,24とを取り付けてある。昇降駆動機構23
は、シリンダロッド23aがシリンダチューブ23bに
ねじ機構によって出退自在に支持されるシリンダ本体
と、シリンダ本体を伸縮操作する電動モータ23cとを
備える電動シリンダで成り、電動モータ23cを正回転
又は逆回転方向に駆動操作することにより、この電動モ
ータ23cの駆動力によって横スクリューコンベア12
を縦スクリューコンベア11に対して起伏操作する。2
本のスプリング24,24のいずれもは、シリンダチュ
ーブに摺動自在に支持されるピストンロッドがシリンダ
チューブ内に封入されたガスの圧力によって突出付勢さ
れるガスシリンダで成り、ピストンロッドの突出力によ
って横スクリューコンベア12を起立側に揺動付勢して
横スクリューコンベア12の重量を支持し、横スクリュ
ーコンベア12を昇降操作する昇降駆動機構23に掛か
る負荷の軽減化を図っている。 【0019】図14に示すように、横スクリューコンベ
ア12の先端部に作業灯25を支持させるように付設し
た支持部材26の天板部により、操作具の一例としての
旋回スイッチ27a、昇降スイッチ27b、自動制御ス
イッチ28a,28bを備える操作盤26aを形成して
ある。旋回スイッチ27aは、旋回モータ18を正回転
や逆回転方向に入り操作して旋回駆動機構19を正回転
や逆回転方向の旋回側に駆動操作したり、旋回モータ1
8を切り操作して旋回駆動機構19を停止操作したりす
るように旋回モータ18の制御機構に連係させてある。
昇降スイッチ27bは、電動モータ23cを正回転や逆
回転方向に入り操作して昇降駆動機構23を上昇側や下
降側に駆動操作したり、電動モータ23cを切り操作し
て昇降駆動機構23を停止操作したりするように電動モ
ータ23の制御機構に連係させてある。自動制御スイッ
チ28aと28bは、旋回モータ23の自動制御機構に
始動信号を出力し、横スクリューコンベア12が図1に
示す受止め用支柱29の直上方に位置する格納用旋回位
置と、この格納用旋回位置から設定角度旋回した作業用
旋回位置の一方から他方に自動的に旋回操作されるよう
に旋回駆動機構19を始動操作したり、自動的に停止操
作させるように前記自動制御機構に連係してある。 【0020】つまり、横スクリューコンベア12を伸展
使用状態に切り換えるとともに底スクリュー32を駆動
することにより、穀粒タンク30に貯留されている脱穀
粒を穀粒搬出装置10によって運搬車荷台などの所望箇
所に取り出せる。すなわち、底スクリュー32が脱穀粒
を穀粒タンク30から穀粒取出し部31に搬出する。す
ると、その脱穀粒を縦スクリューコンベア11が横スク
リューコンベア12の始端部まで縦送りし、横スクリュ
ーコンベア12が縦スクリューコンベア11からの穀粒
を横送りして排出筒13から搬出箇所に吐出する。この
とき、旋回スイッチ27aによって旋回駆動機構19を
操作したり、昇降スイッチ27bによって昇降駆動機構
23を操作して横スクリューコンベア12を旋回操作し
たり昇降操作することにより、排出筒13を移動させた
り昇降調節して排出筒13の位置合わせをしたり、脱穀
粒の排出位置を変更したりできる。 【0021】前記穀粒タンク30は、図1及び図5に示
す如くこのタンク30の上部を形成するとともにタンク
容積の大部分を形成するようにポリカーボネイトや塩化
ビニルなどの合成樹脂で作成したタンク本体30aと、
穀粒タンク30の底部を形成するとともに前記穀粒取出
し部31や底スクリュー32を備えるように板金で作成
したタンク基部30bとの二つのタンク部分に分割でき
るように形成してある。 【0022】前記タンク本体30aは、図4及び図5に
示す如く水平部分と傾斜部分とを有する天板部33と、
前側壁部34と、後側壁部35と、一対の横側壁部3
6,36とによって底孔37を備える筒状に形成してあ
る。天板部33の水平部分に点検口33aを形成すると
ともに、この点検口33aのための合成樹脂製の蓋体3
8を天板部33の外面側に上下に揺動開閉できるように
取り付けてある。前側壁部34の外面側の上端側と下端
側とに折曲げ丸棒で成る把手39を取り付けてある。一
対の横側壁部36,36のうちの一方の上端側に、穀粒
の堆積レベルを表示する透明板で成る表示窓40を形成
してある。後側壁部35の上端側に、穀粒受入れ孔41
aを有する穀粒受入れ部41を備えさせ、後側壁部35
の下端側に、タンク本体30aの外側に膨らんでタンク
容積の増大を図る膨出部35aを形成してある。この膨
出部35aと、一対の横側壁部36,36のうちの前記
表示窓40を備えない方の横側壁部36とにわたってタ
ンク本体30aの内側に入り込む凹入部42を形成して
ある。 【0023】前記タンク基部30bは、図5及び図10
に示す如くタンク本体30aからの穀粒を前記底スクリ
ュー32に案内する左右一対の傾斜底面、及び底スクリ
ュー32による穀粒搬送を可能にする搬送ガイドを形成
するように前後方向視V字状に屈曲形成した板金で成る
底壁体50と、この底壁体50の前端側に連結する板金
でなる前側壁体51と、底壁体50の後端側に連結する
板金で成る後側壁体52とにより、機体上方向きに開口
する容器状に形成してある。前記前側壁体51と後側壁
体52とを機体フレーム9にボルト連結することによ
り、タンク基台30bを機体フレーム9に固定してあ
る。 【0024】図7に明示する如く前記底孔37の全周囲
にわたって存在する差込み連結部43aと載付け連結部
43bとを有する連結部43を、タンク本体30aの下
部に備えてある。図7に示すように、前記底壁体50、
前側壁体51及び後側壁体52それぞれの端部を水平又
はそれに近い姿勢になるように折り曲げ形成して各端部
で作成してある重量支持部53aと、前記底壁体50、
前側壁体51及び後側壁体52それぞれの内面部分で成
り、前記重量支持部53aとは各別に形成したストッパ
ー部53bとによってタンク基部30bの本体支持部5
3を構成し、タンク本体30aの下部を前記連結部43
と、タンク基部30bの前記本体支持部53とによって
タンク基部30bに連結するように構成してある。すな
わち、図9に示すように、タンク本体30aの前記差込
み連結部43aがタンク基部30bの開口に入り込むよ
うにしてタンク本体30aをタンク基部30bに載置す
る。すると、四辺の各差込み部43aがこれに対応する
ストッパー部53bの内側に入り込むとともに、四辺の
各載付け連結部43bがこれに対応する重量支持部53
aに載置してタンク本体30aの連結部43がタンク基
部30bの本体支持部53に連結し、本体支持部53の
重量支持部53aが連結部43の載付け連結部43bに
受け止め作用してタンク本体30aやこれに貯留される
穀粒の重量を支持し、本体支持部53のストッパー部5
3bが連結部43の差込み連結部43bに当接してタン
ク本体30aのタンク基部30bに対する水平方向での
ずれ動きを抑制するように位置決めする。 【0025】図11に示すようにタンク本体30aの前
記天板部33に取り付けた連結具55と、前記揚穀装置
5の穀粒排出筒5aを有する穀粒排出部5bに備えさせ
たフック56とにより、タンク本体30aを揚穀装置5
に固定するタンク締付け装置57を構成してある。この
タンク締め付け装置57は、タンク本体30aの穀粒受
入れ部41を揚穀装置5の穀粒排出部5bに、タンク本
体30aの連結部43をタンク基部30bの本体支持部
53にそれぞれ押し付け操作して揚穀装置5からの穀粒
がタンク外にこぼれ出たり、タンク本体30aがタンク
基部30bから外れたりすることを防止しながらタンク
本体30aを揚穀装置5に締め付け固定するものであ
り、詳しくは次の如く構成してある。すなわち、タンク
本体30aの連結部43をタンク基部30bの本体支持
部53に連結してタンク本体30aをタンク基部30b
に支持される状態にして連結具55の連結リング55a
を前記フック56に掛けて締め付けレバー55bをタン
ク側に倒伏した作用姿勢に揺動操作する。すると、タン
ク締め付け装置57は作用状態になり、連結リング55
aがフック56に対して斜めに引っ張り作用することに
より、タンク本体30aを機体内側に引き寄せ操作する
方向の分力と、機体下方に引き下げ操作する方向の分力
とを発揮する。そして、機体内側への引き寄せ分力によ
り、タンク本体30aの穀粒受入れ部41を揚穀装置5
の穀粒排出部5bに備えてあるタンク受止め体58のシ
ール兼クッション材の一例としてのスポンジ59でなる
受け止め面に押し付け操作することにより、タンク本体
30aの穀粒受入れ部41を揚穀装置5の穀粒排出部5
bに押し付け操作しながらタンク本体30aを揚穀装置
50に締め付け固定する。尚、この場合、揚穀装置5の
穀粒排出筒5aの先端側がタンク本体30aの穀粒受入
れ孔41aからタンク内に入り込んで穀粒供給するよう
に構成してある。そして、機体下方への引き下げ分力に
より、タンク本体30aの連結部43をタンク基部30
bの本体支持部53に押し付け操作する。 【0026】つまり、図3及び図5に示す如く膨出部3
5aを備える後側壁部35が機体内側に向き、把手39
を備える前側壁部34が機体横外側に向く取り付け姿勢
でタンク本体30aの連結部43をタンク基部30bの
本体支持部53に連結して前記タンク締付け装置57を
締め付け作用させることにより、タンク本体30aがタ
ンク基部30bと揚穀装置5とに固定され、穀粒タンク
30を形成できる。この時、前記排ワラ搬送経路Rの一
部が前記凹入部42に入り込み、穀粒タンク30が機体
横外側に突出しにくいようにしながら、かつ、タンク部
分が排ワラ搬送経路Rの上側や下側に位置する部分にま
で入り込んでタンク容積が極力大になるようにしながら
穀粒タンク30を形成できる。 【0027】そして、穀粒タンク30の内部を清掃する
とか点検するとかの際、タンク締付け装置57を解除側
に切り換え操作してタンク本体30aをタンク基部30
bから取り外すことにより、タンク本体30aの内部の
底側を容易に清掃したり点検したりできるように底側を
開放でき、タンク基部30bの内部を容易に清掃した
り、点検したりできるようにその上方を開放できる。こ
のとき、タンク基部30bの横外側を覆う図5に示す如
きカバー60が備える上下のフック60aを前記前側壁
体51及び後側壁体52が有する支持ピン61から外し
てカバー60をタンク基部30bから取り外すことによ
り、前記底壁体50の外面側にスライド操作自在に付設
してある蓋体54を開放操作し、底スクリュー32の点
検や清掃がしやすいように底壁体50に備えてある開口
を開けることができる。 【0028】タンク本体30aをタンク基部30bに連
結したり、タンク基部30bから外したりする際、図8
に示す如くタンク本体30aの連結部43の差込み連結
部43aと載付け連結部43bとで形成される段部でタ
ンク基部30bに係合させる。すると、タンク本体30
aを滑ってずれ動きにくいように係止させながら、タン
ク基部30bによって係止される箇所を支点にしてタン
ク本体上端側を機体横外側に回動させて連結部43をタ
ンク支持部53から操作容易に取り外したり、タンク本
体上端側を機体内側に回動させて連結部43をタンク支
持部53に操作容易に連結したりできる。このとき、上
下一対の把手39,39のうちの一方の把手39を一方
の片手で持ち、他方の把手39を他方の片手で持つこと
により、タンク本体30aの上下長さの割りにはタンク
本体30aを下端側が支点になって上端側が回動するよ
うに動かす操作が容易にでき、タンク本体30aのタン
ク基部30bに対する着脱が行いやすくなる。
粒タンクのタンク本体を合成樹脂で作成するとともに前
記穀粒タンクのタンク基部に着脱自在に連結してあるコ
ンバインの穀粒タンク構造に関する。 【0002】 【従来の技術】上記コンバインとして、従来、たとえば
特開平8‐140465号公報に示されるものがあっ
た。すなわち、タンク内部に残った穀粒を取り出すと
か、タンク基部の内部に位置する底スクリューを修理す
るなど、タンク内部を清掃したり点検したりする際、タ
ンク本体をタンク基部から取り外すことによって、タン
ク内部を清掃や点検作業がしやすい状態に開放できるよ
うになったものである。また、タンク本体を軽量化する
などのために合成樹脂で作成されたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種コンバインにあ
っては、タンク本体をタンク基部から取り外した際には
一般に地面上に置かれる。従来のものは、タンク本体に
手を直接当てることによってタンク本体を支持するもの
であった。このため、従来、タンク本体を着脱する際、
タンク本体の比較的下端側に両手をまわし、タンク本体
を抱きかかえながらタンク基部から取り外すとともにそ
の機体上レベルから地面上に降ろしたり、地面上から機
体上のタンク基部まで持ち上げたりしており、タンク本
体の上げ下げが行いにくいとともに、タンク本体のタン
ク基部からの取り外しやタンク基部に対する位置合わせ
が行いにくく、着脱作業の能率が悪くなっていた。本発
明の目的は、タンク本体を比較的楽にかつ容易に着脱で
きるタンク構造を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0005】 〔構成〕 脱穀粒貯留用の穀粒タンクのタンク本体を合
成樹脂で作成するとともに前記穀粒タンクのタンク基部
に着脱自在に連結してあるコンバインの穀粒タンク構造
において、前記穀粒タンクのタンク本体を、機体外方寄
りに位置する前側壁部と、機体内方寄りに位置する後側
壁部と、これらの前側壁部と後側壁部とに一体に連なる
左右の各横側壁部とで、縦長の筒状に構成し、前記タン
ク本体を支持するための把手を、前記タンク本体の前側
壁部の上端側と下端側とに備えさせるとともに、前記タ
ンク本体の連結部を前記タンク基部の支持部に差し込ん
で連結するように構成し、さらに、前記タンク本体の後
側壁部の一部に、脱穀装置の排ワラ搬送経路が入り込む
ことを許す凹入部を設け、かつ、この凹入部の上下幅
を、前記タンク基部に差し込み連結されているタンク本
体の上方側への抜き出しを許す空間が、前記排ワラ搬送
経路の下側に形成される程度に設定してある。 【0006】〔作用〕 タンク本体をタンク基部から地面上に降ろしたり、地面
上からタンク基部まで持ち上げたりするに当たり、タン
ク本体上端側の把手を一方の片手で持ち、下端側の把手
を他方の片手で持てば、タンク本体を傾斜姿勢あるいは
横倒れ姿勢にしながら支持して楽に上げ下げ操作でき
る。また、タンク本体の上端側が下端側を支点にして回
動するようにタンク本体を揺動操作し、タンク本体の下
端側をタンク基部から容易に取り外したり、タンク基部
に容易に位置合わせしたりできる。さらに、上下の把手
を利用することにより、タンク本体を容易に支持すると
ともに取り扱って連結部を支持部に容易に位置合わせし
て差し込み連結したり、支持部から容易に抜き外したり
できながら、タンク本体の連結部をタンク基部の支持部
に差し込み連結することにより、タンク本体のタンク基
部に対する位置決めとタンク基部からの外れ止めを確実
に行わせられるものである。また、タンク本体の下端側
をタンク基部に載せてタンク本体の重量をタンク基部に
受け止め支持させながら、その箇所を支点にしてタンク
本体上端側が回動するようにタンク本体を揺動させるこ
とにより、タンク本体の連結部をタンク基部に差し込ん
で連結したり、タンク基部から抜き出してタンク基部か
ら取り外したりする着脱方法を採用することができる。 【0007】 〔効果〕 タンク本体を取り外してタンク内を清掃するとか点検す
るとかに当たり、上下の把手を使用することにより、タ
ンク基部から容易に取り外すとともに地面上に楽に降ろ
したり、タンク基部まで楽に持ち上げるとともにタンク
基部に容易に位置合わせしたりしてタンク本体着脱の面
から能率よく楽に作業できる。さらに、上下の把手を使
用することによってタンク本体をタンク基部に能率よく
楽に連結したり、タンク基部から能率よく楽に取り外し
たりできるものが、タンク本体の連結部をタンク基部の
支持部に差し込み連結することによってタンク本体を精
度面でも強度面でも有利にタンク基部に連結できる状態
に得られる。また、タンク本体の重量をタンク基部に支
持させながらタンク本体を揺動させるだけで楽にタンク
本体をタンク基部に着脱することが可能になる。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、クロ
ーラ式走行装置1、この走行装置1などを駆動するエン
ジンEが備えられた原動部、エンジンEの上方に位置す
る運転座席2などが備えられた運転部を有する自走機体
の前部に前処理装置3を昇降操作自在に連結するととも
に、この前処理装置3により、稲、麦などの植立穀稈を
引き起こしながら刈取り、刈取り穀稈を機体後方側に搬
送するように構成してある。前処理装置3からの刈取り
穀稈を脱穀処理する脱穀装置4、この脱穀装置4の横側
で前記運転部の後側に配置した穀粒タンク30を有する
脱穀粒貯留部を前記自走機体に備えさせるとともに、脱
穀装置4の底部から送り出される脱穀粒を脱穀装置4と
穀粒タンク30との間に位置する揚穀装置5によって穀
粒タンク30の上部に揚送して供給するように、この穀
粒タンク30の機体後方側に接続する穀粒搬出装置10
によって脱穀粒を穀粒タンク30から取り出して運搬車
などに供給できるように構成し、もって、脱穀粒を穀粒
タンク30に回収して貯留しながら刈取り作業を行って
いくようにコンバインを構成してある。 【0013】図1及び図2に示すように、脱穀装置4の
後部に排ワラ細断装置6を連結してある。図3に示すよ
うに、この排ワラ細断装置6は、機体横方向に並ぶ複数
枚の円板カッターが一体回転自在に付いている駆動自在
なカッター軸を一対、平行に備えており、脱穀排ワラを
前記円板カッターによって稈身方向に細断して圃場に落
下排出するように構成してある。脱穀装置4の扱室4a
の排ワラ搬出部を前記排ワラ細断装置6に接続するとと
もに株元側挟持搬送装置7と穂先側係止搬送装置8を有
する排ワラ搬送経路Rを、脱穀装置4の機体内に形成し
てある。脱穀フィードチェーン4bが脱穀排ワラを扱室
4aから搬出するに伴い、前記株元側挟持搬送装置7と
穂先側係止搬送装置8とが脱穀排ワラを脱穀フィードチ
ェーン4bから受け継ぐとともに横倒れ姿勢で前記排ワ
ラ搬送経路Rに沿わせて機体後方側に搬送し、排ワラ細
断装置6の排ワラ受入れ口が開放されている場合には搬
送して来た脱穀排ワラをその排ワラ受入れ口に落下供給
し、その排ワラ受入れ口が閉じられている場合には搬送
して来た脱穀排ワラを排ワラ細断装置6の排ワラ受入れ
口を閉じている蓋体の案内作用によって排ワラ細断装置
6の後側から圃場に落下させるように構成してある。株
元側挟持搬送装置7と穂先側係止搬送装置8とは、搬送
下手側ほど搬送排ワラの穂先側に位置する傾斜姿勢に配
置してあることにより、脱穀排ワラを搬送下手側に至る
ほど穂先側に移動するように穂先側に寄せながら機体後
方側に搬送する。 【0014】これにより、排ワラ細断装置6の排ワラ受
入れ口を開けておけば、脱穀排ワラを排ワラ細断装置6
によって細断して圃場に放出していく排ワラ処理を行い
ながら刈取り作業ができ、排ワラ細断装置6の排ワラ受
入れ口を閉じておけば、脱穀排ワラを長ワラ状態のまま
で圃場に放出していく排ワラ処理を行いながら刈取り作
業ができる。そして、脱穀排ワラは排ワラ搬送経路Rに
おいて穂先側に寄せながら搬送されることにより、自走
機体に対して穀粒タンク30が位置する方の横側に極力
寄せて放出される。すなわち、未刈り地に入り込みにく
いように放出できる。 【0015】図1に示すように、前記穀粒搬出装置10
は、穀粒タンク30の機体後方側に位置する機体上下向
きの縦スクリューコンベア11と、この縦スクリューコ
ンベア11の上端部に基端部が連結する横スクリューコ
ンベア12とによって構成してある。図1、図6及び図
13に示すように、縦スクリューコンベア11は、穀粒
タンク30の底部の機体後方側に備えてある穀粒取出し
部31を形成する伝動ケースの内部に下端側が回動自在
に支持される縦スクリュー11aと、この縦スクリュー
11aに外嵌する縦搬送筒11bとによって構成すると
ともに、穀粒タンク30の底部内に設けてある底スクリ
ュー32が駆動されてタンク内穀粒を穀粒取出し部31
に搬出すると、前記縦スクリュー11aが前記穀粒取出
し部31の内部で底スクリュー32にギヤ連動していて
この底スクリュー32によって駆動されて脱穀粒を穀粒
取出し部31から取り出すとともに縦搬送筒11bに沿
わせて搬送する。前記縦スクリューコンベア11の縦搬
送筒11bは、この縦搬送筒11bの下端側を形成する
パイプ材と、このパイプ材の上端部に位置するフランジ
にボルト連結して縦搬送筒11bの上端部を形成する伝
動ケース11cとによって形成してある。前記横スクリ
ューコンベア12は、縦搬送筒11bの前記伝動ケース
11cに連結する伝動ケース12cの内部に一端側が回
転自在に支持される横スクリュー12aと、この横スク
リュー12aに外嵌する横搬送筒12bとによって構成
してある。前記横スクリュー12aが前記伝動ケース1
1c,12cの内部で前記縦スクリュー11aにギヤ連
動していてこの縦スクリュー11aによって駆動されて
縦スクリュー11aからの穀粒を横搬送筒12bに沿わ
せてその先端側に搬送し、横搬送筒12bの先端側に備
えてある排出筒13から吐出する。横スクリューコンベ
ア12の横搬送筒12bは、この横搬送筒12bの基端
部を形成する前記伝動ケース12cと、この伝動ケース
12cのフランジにボルト連結するとともに横搬送筒1
2bの先端側を形成するパイプ材とによって形成してあ
る。 【0016】前記横スクリューコンベア12は、前記伝
動ケース12cを有する基端側コンベア部分と、前記排
出筒13を有するとともに前記基端側コンベア部分に基
端側が軸芯Yまわりで揺動自在に連結する先端側コンベ
ア部分との2つのコンベア部分で構成してある。先端側
コンベア部分を基端側コンベア部分に対して揺動操作
し、図2に実線で示す如く先端側コンベア部分が基端側
コンベア部分に対して一直線状に並んで連結する連結姿
勢にすると、横スクリューコンベア12が伸展使用状態
になり、図2に二点鎖線で示す如く先端側コンベア部分
を基端側コンベア部分に対して平行に並んで連結する連
結姿勢にすると、横スクリューコンベア12が折り畳み
格納状態になる。 【0017】図6に示すように、縦スクリューコンベア
11の縦搬送筒11aがこれの下端と、穀粒タンク30
の前記穀粒取出し部31との間で縦スクリュー11aの
軸芯まわりで旋回するように、縦搬送筒11aと穀粒取
出し部21とを分離させてある。図6及び図12に示す
ように、前記縦搬送筒11bの下端部の外周側に一体回
動するように取り付けたウォームホイールギヤ15と、
前記穀粒取出し部31に固定している支持部材16に回
動自在に支持されるとともに前記ウォームホイールギヤ
15に噛み合うウォームギヤ17と、このウォームギヤ
17の回転支軸17aに出力軸が一体回動するように連
結する状態で前記支持部材16に支持されている電動旋
回モータ18とにより、旋回駆動機構19を構成してあ
る。すなわち、この旋回駆動機構19は、これの重量が
縦スクリューコンベア11の下端側に掛かるように縦搬
送筒11bの下部に伝動作用して、かつ、横スクリュー
コンベア12を旋回停止位置に確実に保持するようにウ
ォームギヤ17とウォームホイールギヤ15とを介して
縦搬送筒11bを旋回操作して横スクリューコンベア1
2を旋回操作するように構成してある。すなわち、旋回
モータ18を正回転又は逆回転方向に駆動操作する。す
ると、ウォームギヤ17が旋回モータ18の駆動力によ
って正回転又は逆回転方向に回動してウォームホイール
ギヤ15を回転操作することにより、縦搬送筒11bが
縦スクリュー11aの軸芯まわりで旋回し、横スクリュ
ーコンベア12が縦スクリューコンベア11の軸芯まわ
りで自走機体の機体フレーム9に対して正回転又は逆回
転方向に旋回する。 【0018】図13に示すように、横スクリューコンベ
ア12の前記伝動ケース12cを縦スクリューコンベア
11の前記伝動ケース11cに軸芯Zまわりで回動自在
に連結することにより、横スクリューコンベア12を縦
スクリューコンベア11に軸芯Zまわりで起伏揺動する
ように支持させてある。縦スクリューコンベア11の縦
搬送筒11bに連結するブラケット21と、横スクリュ
ーコンベア12の横搬送筒12bに連結するブラケット
22とにわたって昇降駆動機構23と、2本のスプリン
グ24,24とを取り付けてある。昇降駆動機構23
は、シリンダロッド23aがシリンダチューブ23bに
ねじ機構によって出退自在に支持されるシリンダ本体
と、シリンダ本体を伸縮操作する電動モータ23cとを
備える電動シリンダで成り、電動モータ23cを正回転
又は逆回転方向に駆動操作することにより、この電動モ
ータ23cの駆動力によって横スクリューコンベア12
を縦スクリューコンベア11に対して起伏操作する。2
本のスプリング24,24のいずれもは、シリンダチュ
ーブに摺動自在に支持されるピストンロッドがシリンダ
チューブ内に封入されたガスの圧力によって突出付勢さ
れるガスシリンダで成り、ピストンロッドの突出力によ
って横スクリューコンベア12を起立側に揺動付勢して
横スクリューコンベア12の重量を支持し、横スクリュ
ーコンベア12を昇降操作する昇降駆動機構23に掛か
る負荷の軽減化を図っている。 【0019】図14に示すように、横スクリューコンベ
ア12の先端部に作業灯25を支持させるように付設し
た支持部材26の天板部により、操作具の一例としての
旋回スイッチ27a、昇降スイッチ27b、自動制御ス
イッチ28a,28bを備える操作盤26aを形成して
ある。旋回スイッチ27aは、旋回モータ18を正回転
や逆回転方向に入り操作して旋回駆動機構19を正回転
や逆回転方向の旋回側に駆動操作したり、旋回モータ1
8を切り操作して旋回駆動機構19を停止操作したりす
るように旋回モータ18の制御機構に連係させてある。
昇降スイッチ27bは、電動モータ23cを正回転や逆
回転方向に入り操作して昇降駆動機構23を上昇側や下
降側に駆動操作したり、電動モータ23cを切り操作し
て昇降駆動機構23を停止操作したりするように電動モ
ータ23の制御機構に連係させてある。自動制御スイッ
チ28aと28bは、旋回モータ23の自動制御機構に
始動信号を出力し、横スクリューコンベア12が図1に
示す受止め用支柱29の直上方に位置する格納用旋回位
置と、この格納用旋回位置から設定角度旋回した作業用
旋回位置の一方から他方に自動的に旋回操作されるよう
に旋回駆動機構19を始動操作したり、自動的に停止操
作させるように前記自動制御機構に連係してある。 【0020】つまり、横スクリューコンベア12を伸展
使用状態に切り換えるとともに底スクリュー32を駆動
することにより、穀粒タンク30に貯留されている脱穀
粒を穀粒搬出装置10によって運搬車荷台などの所望箇
所に取り出せる。すなわち、底スクリュー32が脱穀粒
を穀粒タンク30から穀粒取出し部31に搬出する。す
ると、その脱穀粒を縦スクリューコンベア11が横スク
リューコンベア12の始端部まで縦送りし、横スクリュ
ーコンベア12が縦スクリューコンベア11からの穀粒
を横送りして排出筒13から搬出箇所に吐出する。この
とき、旋回スイッチ27aによって旋回駆動機構19を
操作したり、昇降スイッチ27bによって昇降駆動機構
23を操作して横スクリューコンベア12を旋回操作し
たり昇降操作することにより、排出筒13を移動させた
り昇降調節して排出筒13の位置合わせをしたり、脱穀
粒の排出位置を変更したりできる。 【0021】前記穀粒タンク30は、図1及び図5に示
す如くこのタンク30の上部を形成するとともにタンク
容積の大部分を形成するようにポリカーボネイトや塩化
ビニルなどの合成樹脂で作成したタンク本体30aと、
穀粒タンク30の底部を形成するとともに前記穀粒取出
し部31や底スクリュー32を備えるように板金で作成
したタンク基部30bとの二つのタンク部分に分割でき
るように形成してある。 【0022】前記タンク本体30aは、図4及び図5に
示す如く水平部分と傾斜部分とを有する天板部33と、
前側壁部34と、後側壁部35と、一対の横側壁部3
6,36とによって底孔37を備える筒状に形成してあ
る。天板部33の水平部分に点検口33aを形成すると
ともに、この点検口33aのための合成樹脂製の蓋体3
8を天板部33の外面側に上下に揺動開閉できるように
取り付けてある。前側壁部34の外面側の上端側と下端
側とに折曲げ丸棒で成る把手39を取り付けてある。一
対の横側壁部36,36のうちの一方の上端側に、穀粒
の堆積レベルを表示する透明板で成る表示窓40を形成
してある。後側壁部35の上端側に、穀粒受入れ孔41
aを有する穀粒受入れ部41を備えさせ、後側壁部35
の下端側に、タンク本体30aの外側に膨らんでタンク
容積の増大を図る膨出部35aを形成してある。この膨
出部35aと、一対の横側壁部36,36のうちの前記
表示窓40を備えない方の横側壁部36とにわたってタ
ンク本体30aの内側に入り込む凹入部42を形成して
ある。 【0023】前記タンク基部30bは、図5及び図10
に示す如くタンク本体30aからの穀粒を前記底スクリ
ュー32に案内する左右一対の傾斜底面、及び底スクリ
ュー32による穀粒搬送を可能にする搬送ガイドを形成
するように前後方向視V字状に屈曲形成した板金で成る
底壁体50と、この底壁体50の前端側に連結する板金
でなる前側壁体51と、底壁体50の後端側に連結する
板金で成る後側壁体52とにより、機体上方向きに開口
する容器状に形成してある。前記前側壁体51と後側壁
体52とを機体フレーム9にボルト連結することによ
り、タンク基台30bを機体フレーム9に固定してあ
る。 【0024】図7に明示する如く前記底孔37の全周囲
にわたって存在する差込み連結部43aと載付け連結部
43bとを有する連結部43を、タンク本体30aの下
部に備えてある。図7に示すように、前記底壁体50、
前側壁体51及び後側壁体52それぞれの端部を水平又
はそれに近い姿勢になるように折り曲げ形成して各端部
で作成してある重量支持部53aと、前記底壁体50、
前側壁体51及び後側壁体52それぞれの内面部分で成
り、前記重量支持部53aとは各別に形成したストッパ
ー部53bとによってタンク基部30bの本体支持部5
3を構成し、タンク本体30aの下部を前記連結部43
と、タンク基部30bの前記本体支持部53とによって
タンク基部30bに連結するように構成してある。すな
わち、図9に示すように、タンク本体30aの前記差込
み連結部43aがタンク基部30bの開口に入り込むよ
うにしてタンク本体30aをタンク基部30bに載置す
る。すると、四辺の各差込み部43aがこれに対応する
ストッパー部53bの内側に入り込むとともに、四辺の
各載付け連結部43bがこれに対応する重量支持部53
aに載置してタンク本体30aの連結部43がタンク基
部30bの本体支持部53に連結し、本体支持部53の
重量支持部53aが連結部43の載付け連結部43bに
受け止め作用してタンク本体30aやこれに貯留される
穀粒の重量を支持し、本体支持部53のストッパー部5
3bが連結部43の差込み連結部43bに当接してタン
ク本体30aのタンク基部30bに対する水平方向での
ずれ動きを抑制するように位置決めする。 【0025】図11に示すようにタンク本体30aの前
記天板部33に取り付けた連結具55と、前記揚穀装置
5の穀粒排出筒5aを有する穀粒排出部5bに備えさせ
たフック56とにより、タンク本体30aを揚穀装置5
に固定するタンク締付け装置57を構成してある。この
タンク締め付け装置57は、タンク本体30aの穀粒受
入れ部41を揚穀装置5の穀粒排出部5bに、タンク本
体30aの連結部43をタンク基部30bの本体支持部
53にそれぞれ押し付け操作して揚穀装置5からの穀粒
がタンク外にこぼれ出たり、タンク本体30aがタンク
基部30bから外れたりすることを防止しながらタンク
本体30aを揚穀装置5に締め付け固定するものであ
り、詳しくは次の如く構成してある。すなわち、タンク
本体30aの連結部43をタンク基部30bの本体支持
部53に連結してタンク本体30aをタンク基部30b
に支持される状態にして連結具55の連結リング55a
を前記フック56に掛けて締め付けレバー55bをタン
ク側に倒伏した作用姿勢に揺動操作する。すると、タン
ク締め付け装置57は作用状態になり、連結リング55
aがフック56に対して斜めに引っ張り作用することに
より、タンク本体30aを機体内側に引き寄せ操作する
方向の分力と、機体下方に引き下げ操作する方向の分力
とを発揮する。そして、機体内側への引き寄せ分力によ
り、タンク本体30aの穀粒受入れ部41を揚穀装置5
の穀粒排出部5bに備えてあるタンク受止め体58のシ
ール兼クッション材の一例としてのスポンジ59でなる
受け止め面に押し付け操作することにより、タンク本体
30aの穀粒受入れ部41を揚穀装置5の穀粒排出部5
bに押し付け操作しながらタンク本体30aを揚穀装置
50に締め付け固定する。尚、この場合、揚穀装置5の
穀粒排出筒5aの先端側がタンク本体30aの穀粒受入
れ孔41aからタンク内に入り込んで穀粒供給するよう
に構成してある。そして、機体下方への引き下げ分力に
より、タンク本体30aの連結部43をタンク基部30
bの本体支持部53に押し付け操作する。 【0026】つまり、図3及び図5に示す如く膨出部3
5aを備える後側壁部35が機体内側に向き、把手39
を備える前側壁部34が機体横外側に向く取り付け姿勢
でタンク本体30aの連結部43をタンク基部30bの
本体支持部53に連結して前記タンク締付け装置57を
締め付け作用させることにより、タンク本体30aがタ
ンク基部30bと揚穀装置5とに固定され、穀粒タンク
30を形成できる。この時、前記排ワラ搬送経路Rの一
部が前記凹入部42に入り込み、穀粒タンク30が機体
横外側に突出しにくいようにしながら、かつ、タンク部
分が排ワラ搬送経路Rの上側や下側に位置する部分にま
で入り込んでタンク容積が極力大になるようにしながら
穀粒タンク30を形成できる。 【0027】そして、穀粒タンク30の内部を清掃する
とか点検するとかの際、タンク締付け装置57を解除側
に切り換え操作してタンク本体30aをタンク基部30
bから取り外すことにより、タンク本体30aの内部の
底側を容易に清掃したり点検したりできるように底側を
開放でき、タンク基部30bの内部を容易に清掃した
り、点検したりできるようにその上方を開放できる。こ
のとき、タンク基部30bの横外側を覆う図5に示す如
きカバー60が備える上下のフック60aを前記前側壁
体51及び後側壁体52が有する支持ピン61から外し
てカバー60をタンク基部30bから取り外すことによ
り、前記底壁体50の外面側にスライド操作自在に付設
してある蓋体54を開放操作し、底スクリュー32の点
検や清掃がしやすいように底壁体50に備えてある開口
を開けることができる。 【0028】タンク本体30aをタンク基部30bに連
結したり、タンク基部30bから外したりする際、図8
に示す如くタンク本体30aの連結部43の差込み連結
部43aと載付け連結部43bとで形成される段部でタ
ンク基部30bに係合させる。すると、タンク本体30
aを滑ってずれ動きにくいように係止させながら、タン
ク基部30bによって係止される箇所を支点にしてタン
ク本体上端側を機体横外側に回動させて連結部43をタ
ンク支持部53から操作容易に取り外したり、タンク本
体上端側を機体内側に回動させて連結部43をタンク支
持部53に操作容易に連結したりできる。このとき、上
下一対の把手39,39のうちの一方の把手39を一方
の片手で持ち、他方の把手39を他方の片手で持つこと
により、タンク本体30aの上下長さの割りにはタンク
本体30aを下端側が支点になって上端側が回動するよ
うに動かす操作が容易にでき、タンク本体30aのタン
ク基部30bに対する着脱が行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】コンバイン全体の平面図
【図3】脱穀排ワラ搬送経路の説明図
【図4】タンク本体の斜視図
【図5】タンク本体の取付け状態での断面図
【図6】タンク基部及び縦スクリューコンベアの断面図
【図7】タンク本体の連結部と、タンク基部のタンク支
持部との説明図 【図8】タンク本体着脱要領の説明図 【図9】タンク本体の連結部の断面図 【図10】タンク基部の斜視図 【図11】タンク締付け装置配設部の断面図 【図12】旋回駆動機構の平面図 【図13】昇降駆動機構の側面図 【図14】操作盤の斜視図 【符号の説明】 30 穀粒タンク 30a タンク本体 30b タンク基部 39 把手 43 連結部 53 支持部
持部との説明図 【図8】タンク本体着脱要領の説明図 【図9】タンク本体の連結部の断面図 【図10】タンク基部の斜視図 【図11】タンク締付け装置配設部の断面図 【図12】旋回駆動機構の平面図 【図13】昇降駆動機構の側面図 【図14】操作盤の斜視図 【符号の説明】 30 穀粒タンク 30a タンク本体 30b タンク基部 39 把手 43 連結部 53 支持部
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フロントページの続き
(72)発明者 本村 峰義
大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク
ボタ 堺製造所内
(56)参考文献 特開 平8−140465(JP,A)
特開 昭62−215321(JP,A)
特開 平9−205864(JP,A)
実開 昭63−31752(JP,U)
実開 昭60−179158(JP,U)
実開 昭63−114169(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01F 12/60
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 脱穀粒貯留用の穀粒タンクのタンク本体
を合成樹脂で作成するとともに前記穀粒タンクのタンク
基部に着脱自在に連結してあるコンバインの穀粒タンク
構造であって、前記穀粒タンクのタンク本体を、機体外方寄りに位置す
る前側壁部と、機体内方寄りに位置する後側壁部と、こ
れらの前側壁部と後側壁部とに一体に連なる左右の各横
側壁部とで、縦長の筒状に構成し、 前記タンク本体を支持するための把手を、前記タンク本
体の前側壁部の上端側と下端側とに備えさせるととも
に、前記タンク本体の連結部を前記タンク基部の支持部
に差し込んで連結するように構成し、さらに、前記タンク本体の後側壁部の一部に、脱穀装置
の排ワラ搬送経路が入り込むことを許す凹入部を設け、
かつ、この凹入部の上下幅を、前記タンク基部に差し込
み連結されているタンク本体の上方側への抜き出しを許
す空間が、前記排ワラ搬送経路の下側に形成される程度
に設定してある コンバインの穀粒タンク構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25444697A JP3383557B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | コンバインの穀粒タンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25444697A JP3383557B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | コンバインの穀粒タンク構造 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189416A JPH1189416A (ja) | 1999-04-06 |
JP3383557B2 true JP3383557B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=17265128
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25444697A Expired - Fee Related JP3383557B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | コンバインの穀粒タンク構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3383557B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101785546B1 (ko) * | 2007-09-26 | 2017-10-16 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 콤바인 |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP5395735B2 (ja) * | 2010-05-07 | 2014-01-22 | 株式会社クボタ | コンバインのカバー取り付け構造 |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP25444697A patent/JP3383557B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101785546B1 (ko) * | 2007-09-26 | 2017-10-16 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 콤바인 |
KR101913966B1 (ko) | 2007-09-26 | 2018-10-31 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 콤바인 |
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JPH1189416A (ja) | 1999-04-06 |
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