JP3341871B2 - クロップバケット吊具外れ止め機構及びその方法 - Google Patents
クロップバケット吊具外れ止め機構及びその方法Info
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Description
へのフック掛け替え及び運搬においてクレーンフックが
吊具から離脱することを防止するための安全装置とその
方法に関するものである。
ット搬入搬出取替の運搬作業は、図4に示すようなワイ
ヤ吊り方式のものが使用されていた。すなわち、図4は
従来のワイヤ吊り方式のバケット運搬作業を示す説明図
である。図4(A)に示すように、ワイヤ吊り方式のバ
ケット運搬作業はバケット1に取り付けている4本の吊
りピン2に4本のワイヤ4を掛け、各ワイヤ他端部をク
レーンフック3に掛けてバケット1を吊る方式である。
また、保管については、バケット1を所定の場所に置い
てワイヤ4を外し、バケット1は単独で平坦場所等に保
管される。
ップバケット運搬を示すもので、バケット吊具5をクレ
ーンフック3に取り付ける。次に吊りフック7をバケッ
ト側の吊りピン2に掛けてバケット1を吊る方式であ
る。また、この方式でのバケット1及びバケット吊具5
の保管はバケット1を運搬して目的の所定場所に置く
と、吊りフック7を該吊りピン2から外して離脱させ、
各々を別々に保管する作業方法である。
搬作業や吊りフック方式のバケット運搬作業はいずれ
も、作業者が赤熱クロップ周辺に接近する作業で危険作
業範囲に立ち入ることになり危険作業が重なっている。
この危険作業を解消するには、下回りの作業者を必要と
しないクレーン運転者のみでバケット運搬作業を可能と
する必要から、クレーン運転者の作業を簡単なクレーン
フック3とバケット吊具5の装着作業に切り換える方法
が提案されている。その方法として専用吊具、専用バケ
ット、電動フック及び吊り作業確認用ITVが設置され
ている。これら装置が設置されることにより、吊具の着
脱作業が行われているのが実状である。
転者の作業を簡単なクレーンフックとバケット吊具の装
着作業によって、人手の介入無しのクレーン昇降、横行
操作のみでフック掛け替えを行う場合に、クレーン昇降
動作時にクレーンフックがバケット吊具から外れるとい
う問題が生じて来た。
を解消するため鋭意開発を進めたもので、その発明の要
旨とするところは、 (1)底板及び底板上に対向する一対の側板を設け、該
底板にほぼ平行に、かつ該底板からクレーンのフックの
高さより大きな距離で該一対の側板に棒状部材を貫通固
設せしめ、該棒状部材の一端部の厚み又は外径を縮小せ
しめ、該棒状部材の厚み又は外径を縮小せしめた領域に
フック外れ止め台を設け、厚み又は外径を縮小せしめた
領域の該棒状部材とフック外れ止め台の天板との距離が
クレーンのフックの高さより小さく、かつクレーンのフ
ックの厚みより大きいことを特徴とするクロップバケッ
ト吊具外れ止め機構。
外れ止め機構を用いて、クレーンのフックを棒状部材の
一端部の厚み又は外径を縮小させていない領域に移動
し、その後当接直前まで上昇させ、該棒状部材の一端部
の厚み又は外径の縮小領域の重心位置に移動させた後、
クロップバケット吊具外れ止め機構を吊り上げることを
特徴とするクロップバケット吊具外れ止め方法にある。
する。図1は本発明に係る吊具の着脱動作を説明する正
面図である。バケット吊具5とバケット1の装着作業を
図1の下降(A)、下降停止(B)、吊具装置(C)及
び吊り上げ(D)の順序によって行われる。バケット吊
具5は4個の脚6を吊りフックの下部に連結させて設け
られている。このバケット吊具5とバケット1の装着作
業は専用の置き台9上で行うもので、置き台9の高さを
吊りフック7の掛り寸法より大きい寸法に決めれば、下
降(A)及び下降停止(B)の順でバケット吊具5をバ
ケット1に装着できる。バケット1にバケット吊具5を
装着した後にクレーン(図示せず)を巻き上げて吊具装
置(C)及び吊り上げ(D)のようにバケット1を吊
り、バケット運搬作業に入る。また、バケット吊具5と
バケット1の切り放し作業についても、装置作業と同様
に逆の動作で切り放し作業が可能である。
るのであるが、バケット吊具5とバケット1の切り放し
作業において、バケットが平坦場所等に置いたときの衝
撃等で上部におけるクレーンフック3がバケット吊具5
から外れる場合が生ずることから、これらのクロップバ
ケット吊具外れ止め対策が必要とされて来た。
外れ止め機構を示す斜視図である。図2に示すように、
底板10及び底板10上に対向するように一対の側板1
1を設け、この側板11にほぼ平行に、棒状部材8をク
レーンのフックの高さH1 より大きな距離、すなわち、
底板10から棒状部材8の距離H2 の位置にこの一対の
側板11に対して貫通固設させる。また、この棒状部材
8の一端部については厚み又は内径を縮小させる。そし
て、この棒状部材8の一端部の厚み又は内径を縮小せし
めた領域12の棒状部材8とフック外れ止め台13の天
板との距離H3をクレーンのフックの厚みH4 より大き
く、かつクレーンフックの高さH1 より小さくなるよう
に構成したクロップバケット吊具外れ止め機構にある。
なお、図2に示すフック外れ止め台13は板状のもので
あるが、この板状のものに限定されるものではなく、箱
状やT状板等クレーンフック3が底板に落ちないように
押さえの出来るものであればいずれでも良い。
外れ止め方法による作動工程を示す斜視図である。図3
(A)はクレーンフック3を棒状部材8に掛ける状態を
示している。すなわち、クレーンフック3を棒状部材8
の厚み又は外径を縮小させていない領域に先ず移動さ
せ、その後クレーンフック3を図3(B)に示すように
上昇させ、棒状部材8に掛けると同時に、図3(C)に
示すように棒状部材8の一端部の厚み又は外径を縮小さ
せた領域12に移動させた後クロップバケット吊具外れ
止め機構を有するクロップバケット吊具及びバケットの
全体を吊り上げるように構成されている。
機構を有することにより、クロップバケット吊具へのフ
ック掛け替え及び運搬において、クロップバケットが地
上に付くときの衝撃等のクレーン昇降動作時にクレーン
フック3は底板まで落ちることなく、クレーンフック3
はフック外れ止め台13上で押さえられて棒状部材8か
ら離脱してクロップバケットが落下することなく、極め
て安全に運搬することが可能となるものである。
の介入無しのクレーン昇降、横行操作のみでフック掛け
替えが可能となり、また、クレーン昇降動作時にフック
が吊具から外れることを防止し、バケット専用吊具への
フック掛け替え及び運搬において極めて安全作業が可能
となった。
である。
法による作動工程を示す斜視図である。
構を示す斜視図である。
す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 底板及び底板上に対向する一対の側板を
設け、該底板にほぼ平行に、かつ該底板からクレーンの
フックの高さより大きな距離で該一対の側板に棒状部材
を貫通固設せしめ、該棒状部材の一端部の厚み又は外径
を縮小せしめ、該棒状部材の厚み又は外径を縮小せしめ
た領域にフック外れ止め台を設け、厚み又は内径を縮小
せしめた領域の該棒状部材とフック外れ止め台の天板と
の距離がクレーンのフックの高さより小さく、かつクレ
ーンのフックの厚みより大きいことを特徴とするクロッ
プバケット吊具外れ止め機構。 - 【請求項2】 請求項1記載のクロップバケット吊具外
れ止め機構を用いて、クレーンのフックを棒状部材の一
端部の厚み又は外径を縮小させていない領域の重心位置
に移動し、その後当接直前まで上昇させ、該棒状部材の
一端部の厚み又は外径の縮小領域の重心位置に移動させ
た後、クロップバケット吊具外れ止め機構を吊り上げる
ことを特徴とするクロップバケット吊具外れ止め方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08117195A JP3341871B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | クロップバケット吊具外れ止め機構及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08117195A JP3341871B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | クロップバケット吊具外れ止め機構及びその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277087A JPH08277087A (ja) | 1996-10-22 |
JP3341871B2 true JP3341871B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=13739019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08117195A Expired - Fee Related JP3341871B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | クロップバケット吊具外れ止め機構及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3341871B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104627859B (zh) * | 2014-12-22 | 2016-04-27 | 徐州重型机械有限公司 | 用于支撑的箱型结构、连接结构以及起重机 |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP08117195A patent/JP3341871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08277087A (ja) | 1996-10-22 |
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