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JPH0730623Y2 - 高電圧機器の吊上げ運搬装置 - Google Patents

高電圧機器の吊上げ運搬装置

Info

Publication number
JPH0730623Y2
JPH0730623Y2 JP1987171229U JP17122987U JPH0730623Y2 JP H0730623 Y2 JPH0730623 Y2 JP H0730623Y2 JP 1987171229 U JP1987171229 U JP 1987171229U JP 17122987 U JP17122987 U JP 17122987U JP H0730623 Y2 JPH0730623 Y2 JP H0730623Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring body
voltage equipment
lifting
wire rope
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987171229U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0175082U (ja
Inventor
孝 金沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP1987171229U priority Critical patent/JPH0730623Y2/ja
Publication of JPH0175082U publication Critical patent/JPH0175082U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0730623Y2 publication Critical patent/JPH0730623Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主としてコンデンサ形計器用変圧器や変流
器のような高電圧機器の吊上げ運搬装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の高電圧機器は、一般的に細長くて高さが高く、
その重心点の位置が高いため、クレーンなどによって吊
上げて運搬する際には転倒してしまう恐れがある。その
ため、従来から、このような高電圧機器の吊上げ運搬に
あたっては、第4図に示すように、高電圧機器20を吊持
する複数本のワイヤーロープ21,…の上部を、例えば、
ナイロンなどのような強度の強いロープ22で緊縛するこ
とによって互いに固定したり、あるいは、第5図に示す
ように、高電圧機器20の頭部20aにボルト23,…によって
固定されたワイヤー滑止板24,…を配設し、この滑止板2
4,…を介してワイヤーロープ21,…を係止して固定的に
支持することにより、高電圧機器20の転倒防止を図りな
がら運搬するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、第4図に示すようなロープ22を用いる高電圧
機器20の転倒防止手段においては、ロープ22を緊縛する
作業が高所作業となるため、緊縛によるワイヤーロープ
21,…の固定が不安定となりやすく、運搬中にロープ22
が外れて高電圧機器20が転倒してしまう恐れがあった。
また、第5図の構成では、高電圧機器20の頭部20aの形
状、サイズに対応したワイヤー滑止板24,…を機種毎に
製作しなければならないので、これらの製作に要する手
間およびコストが増大してしまう不都合があった。さら
に、この滑止板24,…は、工場内における運搬時には必
要な治具であるが、これを取りつけたままにしておく
と、高電圧機器20の性能試験時や実際使用時において、
コロナ放電の発生要因となるので、最終的には取り外さ
なければならず、そのための余分な手間がかかることに
もなっていた。
この考案は、このような現状に鑑みて創案されたもので
あって、取り扱いが簡単で手間がかからず、しかも、機
種の異なる高電圧機器に対しても共用することができる
高電圧機器の吊上げ運搬装置の提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、このような目的を達成するために、重心点
の高い高電圧機器が載置されるとともに、周縁部の複数
箇所に吊金具が配設された運搬台と、吊上げフックに掛
止されるとともに、前記吊金具と係脱自在に連結され、
前記運搬台を水平状に支持する複数本の第1ワイヤーロ
ープと、前記高電圧機器の頭部径よりも若干大きな径の
内周を有し、外周部には前記第1ワイヤーロープの挿通
する滑止部材が配設されたものであり、かつ、前記高電
圧機器の頭部位置に遊嵌されるリング体と、該リング体
の直径方向に沿って貫通して形成された連結孔に挿通さ
れたうえで前記吊上げフックに掛止され、前記高電圧機
器の頭部位置に配置された前記リング体を水平状に支持
する複数本の第2ワイヤーロープとを備えたことを特徴
とする。
〔作用〕
上記構成によれば、第1ワイヤーロープを介して吊上げ
フックに掛止された運搬台に載置された高電圧機器の頭
部には、第2ワイヤーロープを介して同じ吊上げフック
に掛止されたリング体が頭部及び内周の径の相違に基づ
く隙間を介した状態で配置されて水平状に支持される。
そして、このときの第1ワイヤーロープには高電圧機器
の重量に見合う張力が作用することになり、このワイヤ
ーロープはリング体の外周部に配設された滑止部材によ
って係止されて固定的に位置決め支持されることにな
る。
したがって、この高電圧機器は底部と頭部とがそれぞれ
運搬台とリング体によって水平状に保持されたうえで、
吊上げフックの上昇・下降や横移動によって吊上げ運搬
されることになるので、その運搬中に転倒する恐れがな
い。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は高電圧機器の吊上げ運搬装置の側面図、第2図
はそのリング体の平面図である。これらの図における符
号10は重心点の高い高電圧機器であり、この高電圧機器
10は運搬台11に載置されている。そして、この運搬台11
の周縁4個所には、吊金具12,…が等間隔で設けられて
いる。また、符号13,…は4本1組とされた第1ワイヤ
ーロープであって、各ワイヤーロープ13はクレーンなど
の吊上げフック14に掛止されて吊持されており、その下
端には運搬台11の吊金具12,…と係脱自在に連結された
係止金具15が設けられている。したがって、この運搬台
11はその吊金具12,…と係止金具15,…を介し、吊上げフ
ック14によって上方から水平状に支持されている。
一方、図における符号16はリング体であって、このリン
グ体16は高電圧機器10の頭部10a径よりもやや径大の内
周を有する大きさに形成されており、この頭部10aの外
周に対して嵌脱自在に、つまり頭部及び内周両者の径の
相違に基づく隙間を介したうえでの遊嵌状態で配置され
ている。そして、このリング体16の直径方向の2個所に
は2本1組とされた第2ワイヤーロープ17,…が連結さ
れ、これらのワイヤーロープ17,…の上端が吊上げフッ
ク14に掛止されることによって高電圧機器10の頭部10a
を水平状に支持するようになっている。なお、第2図に
おける符号16aはリング体16をその直径方向に沿って貫
通して形成された連結孔であり、第2ワイヤーロープ17
はこれらの連結孔16aを挿通することによってリング体1
6を支持している。さらに、このリング体16の外周4個
所には、リング状に形成された滑止部材18,…が等間隔
で設けられており、第2ワイヤーロープ17,…とは別体
とされて運搬台11を吊下げ保持した第1ワイヤーロープ
13,…のそれぞれは滑止部材18,…を各別に通過すること
によって固定的に位置決め保持されている。
つぎに、上記構成の吊上げ運搬装置による高電圧機器の
吊上げ運搬動作について説明する。
まず、第1ワイヤーロープ13,…をリング体16の滑止部
材18,…にそれぞれ挿通させた状態で、第1ワイヤーロ
ープ13,…と第2ワイヤーロープ17,…との上端をそれぞ
れ吊上げフック14に掛止する。このことにより、リング
体16が水平状に吊持されるとともに、第1ワイヤーロー
プ13,…の係止金具15,…が各滑止部材18,…の下方に垂
下がった状態となる。
ついで、このリング体16を運搬台11に載置された高電圧
機器10の頭部10a上方から吊り降ろして嵌合し、運搬台1
1の各吊金具12に第1ワイヤーロープ13,…の係止金具15
をそれぞれ連結して係止する。そののち、吊上げフック
14の上昇・下降および横移動によって高電圧機器10の吊
上げ運搬が行われる。
したがって、この吊上げ運搬中は、高電圧機器10の底部
と頭部10aとがともに水平状に保持され、かつ、この頭
部10aを取り囲むリング体16の位置規制効果によって高
電圧機器10の転倒が有効に防止されることになる。そし
て、高電圧機器10を運搬したのちは、第1ワイヤーロー
プ13,…を運搬台11の吊金具12,…から離脱させて吊上げ
フック14を上昇させることにより、リング体16を高電圧
機器10の頭部10aから容易に取り外すことができる。
なお、第1ワイヤーロープ13,…をリング体16の滑止部
材18,…に対して容易に脱着させるための一手段とし
て、例えば、第3図に示すように、滑止部材18,…のそ
れぞれを上下一対の板材19,19で構成し、これらの板材1
9,19の双方に一端部同士が互いに水平逆方向に開放され
て重なり合う凹部19a,19a形成することによって第1ワ
イヤーロープ13,…それぞれの中途部を係止して固定的
に位置決め支持するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、運搬台に載置
された高電圧機器が第1ワイヤーロープを介して吊上げ
フックに掛止され、かつ、リング体が取りつけられた頭
部が第2ワイヤーロープを介して同じ吊上げフックに掛
止されるので、運搬台とリング体はともに水平状に支持
される。そして、このとき、第1ワイヤーロープには高
電圧機器の重量に見合う張力が作用することになり、こ
のワイヤーロープはリング体の外周部に配設された滑止
部材によって係止されて固定的に位置決め支持されるこ
とになる。したがって、この高電圧機器は底部と頭部と
がそれぞれ運搬台とリング体によって水平状に保持され
たうえで、吊上げフックの上昇・下降や横移動によって
吊上げ運搬されるので、その運搬中の転倒を未然に防止
することができる。
しかも、この際、高電圧機器の重量に見合う張力が作用
する第1ワイヤーロープはリング体の滑止部材を挿通し
ているのであるから、リング体に対しては第1ワイヤー
ロープに作用する張力の分力がリング体の圧縮方向に作
用するのみで、このリング体を高電圧機器の重量に対応
した強固な構造とする必要はない。
また、このリング体の内径に余裕をもたせることによっ
て異なる径を有する高電圧機器の頭部に対応することが
でき、例えば、1台のリング体を数機種の高電圧機器の
吊上げ運搬に用いることができる。さらに、このリング
体を高電圧機器の頭部位置に配置する際には、これを吊
上げフックで吊り降ろして高電圧機器の頭部に嵌合させ
るだけでよく、また、これを取り外す際には、第1ワイ
ヤーロープを運搬台の吊金具から離脱させて吊上げフッ
クを上昇させるだけでよいので、取り扱いが簡単で手間
がかからないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係り、第1図は
高電圧機器の吊上げ運搬装置の側面図、第2図はそのリ
ング体の平面図であり、かつ、第3図は滑止部材の他の
例を示す要部斜視図である。また、第4図および第5図
は、ともに従来例に係る吊上げ運搬装置の上半部を示す
斜視図である。 10…高電圧機器、10a…頭部、11…運搬台、12…吊金
具、13…第1ワイヤーロープ、14…吊上げフック、16…
リング体、17…第2ワイヤーロープ、18…滑止部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】重心点の高い高電圧機器が載置されるとと
    もに、周縁部の複数箇所に吊金具が配設された運搬台
    と、 吊上げフックに掛止されるとともに、前記吊金具と係脱
    自在に連結され、前記運搬台を水平状に支持する複数本
    の第1ワイヤーロープと、 前記高電圧機器の頭部径よりも若干大きな径の内周を有
    し、外周部には前記第1ワイヤーロープの挿通する滑止
    部材が配設されたものであり、かつ、前記高電圧機器の
    頭部位置に遊嵌されるリング体と、 該リング体の直径方向に沿って貫通して形成された連結
    孔に挿通されたうえで前記吊上げフックに掛止され、前
    記高電圧機器の頭部位置に配置された前記リング体を水
    平状に支持する複数本の第2ワイヤーロープと を備えたことを特徴とする高電圧機器の吊り上げ運搬装
    置。
JP1987171229U 1987-11-09 1987-11-09 高電圧機器の吊上げ運搬装置 Expired - Lifetime JPH0730623Y2 (ja)

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JP1987171229U JPH0730623Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09 高電圧機器の吊上げ運搬装置

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Publication Number Publication Date
JPH0175082U JPH0175082U (ja) 1989-05-22
JPH0730623Y2 true JPH0730623Y2 (ja) 1995-07-12

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JP1987171229U Expired - Lifetime JPH0730623Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09 高電圧機器の吊上げ運搬装置

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