JP3214658B2 - 電磁連結装置 - Google Patents
電磁連結装置Info
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- JP3214658B2 JP3214658B2 JP16279495A JP16279495A JP3214658B2 JP 3214658 B2 JP3214658 B2 JP 3214658B2 JP 16279495 A JP16279495 A JP 16279495A JP 16279495 A JP16279495 A JP 16279495A JP 3214658 B2 JP3214658 B2 JP 3214658B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/108—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
- F16D27/112—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D2027/001—Means for electric connection of the coils of the electromagnetic clutches
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- Electromagnetism (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁クラッチや電磁
ブレーキなどの電磁連結装置に組込まれた励磁装置に関
するものである。
ブレーキなどの電磁連結装置に組込まれた励磁装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁連結装置の励磁装置は、コイルボビ
ンの端子収納部内に形成された一対の引出し口から巻始
め端部と巻終わり端部を引出しながら、あらかじめ巻か
れた電磁コイルをコイルボビンのコイル収納部に挿入し
ている。また、コイル収納部より突出した部分の電磁コ
イルには、コイルカバーが被せられている。そして、こ
れら電磁コイルやコイルボビンは、コイルボビンの端子
収納部をヨークの側板に形成した貫通孔内に挿入しなが
らヨークの環状溝内に挿入され、ヨークの開口端のかし
め片により抜け止めされて固定されている。また、コイ
ルカバーのテーパ状の開口端が前記かしめ片の加工に際
して、同様にテーパ状としたコイルボビンの開口端に食
い込むので、電磁コイルはコイルボビンとコイルカバー
で密閉されて外部と絶縁されている。
ンの端子収納部内に形成された一対の引出し口から巻始
め端部と巻終わり端部を引出しながら、あらかじめ巻か
れた電磁コイルをコイルボビンのコイル収納部に挿入し
ている。また、コイル収納部より突出した部分の電磁コ
イルには、コイルカバーが被せられている。そして、こ
れら電磁コイルやコイルボビンは、コイルボビンの端子
収納部をヨークの側板に形成した貫通孔内に挿入しなが
らヨークの環状溝内に挿入され、ヨークの開口端のかし
め片により抜け止めされて固定されている。また、コイ
ルカバーのテーパ状の開口端が前記かしめ片の加工に際
して、同様にテーパ状としたコイルボビンの開口端に食
い込むので、電磁コイルはコイルボビンとコイルカバー
で密閉されて外部と絶縁されている。
【0003】コイルボビンの端子収納部内に引出された
電磁コイルの両端部は、端子収納部内のコイル支持部の
上面に折り曲げられ、そのコイル支持部の回りに形成さ
れた溝に圧入された弾性片を有する端子により個々に保
持されている。そして、リード線の端部に固定された支
持金具の突出片を弾性片を弾性変形させて端子に挿入す
ることにより、支持金具と端子を電気的に接続してい
る。支持金具は、ヨークの側板より外側へ突出したコイ
ルボビンの端子収納部に嵌合されて固着された金具収納
部材に支持され、この金具収納部材に嵌合された端子カ
バーにより、電磁コイルの両端部と端子の電気的な接続
部分と端子と支持金具の電気的な接続部分が密閉されて
絶縁されている。
電磁コイルの両端部は、端子収納部内のコイル支持部の
上面に折り曲げられ、そのコイル支持部の回りに形成さ
れた溝に圧入された弾性片を有する端子により個々に保
持されている。そして、リード線の端部に固定された支
持金具の突出片を弾性片を弾性変形させて端子に挿入す
ることにより、支持金具と端子を電気的に接続してい
る。支持金具は、ヨークの側板より外側へ突出したコイ
ルボビンの端子収納部に嵌合されて固着された金具収納
部材に支持され、この金具収納部材に嵌合された端子カ
バーにより、電磁コイルの両端部と端子の電気的な接続
部分と端子と支持金具の電気的な接続部分が密閉されて
絶縁されている。
【0004】一方、このような構造の励磁装置は、サー
ジ電圧吸収素子としてのダイオードが組込まれるが、コ
イルボビンの端子収納部に嵌合された金具収納部材の隔
壁部(ダイオード台)の上面にダイオードのケース部を
支持して、そのダイオードの一対のリード線を、電源側
に接続される一対のリード線の端部とともに支持金具に
個々に固定している(特開平4−125321号公報、
特開平4−125322号公報参照)。
ジ電圧吸収素子としてのダイオードが組込まれるが、コ
イルボビンの端子収納部に嵌合された金具収納部材の隔
壁部(ダイオード台)の上面にダイオードのケース部を
支持して、そのダイオードの一対のリード線を、電源側
に接続される一対のリード線の端部とともに支持金具に
個々に固定している(特開平4−125321号公報、
特開平4−125322号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁連結装置に
組込まれた励磁装置は、コイルボビンのコイル収納部か
ら引出し口を通り端子収納部内に引出された電磁コイル
の各端部を、ヨークの円周方向に折り曲げることにより
端子収納部内の各コイル支持部の上面に保持していた。
また、電磁コイルの各端部の切断部とヨークの貫通孔の
内面との間にはコイルボビンの端子収納部の壁部が介在
され、前記壁部により電磁コイルの切断部の絶縁対策を
図っていた(特開平4−125321号公報参照)。こ
のような構造であると、コイルボビンの端子収納部の形
状が大きくなり、またこの端子収納部に嵌合される金具
収納部材やこの金具収納部材に嵌合される端子カバーの
形状も大きくなってしまうという問題があった。
組込まれた励磁装置は、コイルボビンのコイル収納部か
ら引出し口を通り端子収納部内に引出された電磁コイル
の各端部を、ヨークの円周方向に折り曲げることにより
端子収納部内の各コイル支持部の上面に保持していた。
また、電磁コイルの各端部の切断部とヨークの貫通孔の
内面との間にはコイルボビンの端子収納部の壁部が介在
され、前記壁部により電磁コイルの切断部の絶縁対策を
図っていた(特開平4−125321号公報参照)。こ
のような構造であると、コイルボビンの端子収納部の形
状が大きくなり、またこの端子収納部に嵌合される金具
収納部材やこの金具収納部材に嵌合される端子カバーの
形状も大きくなってしまうという問題があった。
【0006】また従来の電磁連結装置は、金具収納部材
から引出されたリード線を、その金具収納部材から折り
曲げて励磁装置が装着されるハウジング(例えば、カー
エアコン用コンプレッサのハウジング)に保持すること
により、励磁装置が挿入されるロータに形成されたベル
ト掛け部のフランジ部とリード線が接触しないように組
立てられている。しかしながら、ヨークの側板より前記
ベルト掛け部のフランジ部が突出した構造の電磁連結装
置では、ヨークの側板と金具収納部材のリード線の保持
部との間の間隔を大きく設けなければならず、コイルボ
ビンの端子収納部のヨークからの突出量が大きくなって
しまうという問題があった。この発明は、電磁コイルの
両端部とリード線の電気的な接続部分の構造を改良し
て、電磁連結装置の小形化を図ることを目的とする。
から引出されたリード線を、その金具収納部材から折り
曲げて励磁装置が装着されるハウジング(例えば、カー
エアコン用コンプレッサのハウジング)に保持すること
により、励磁装置が挿入されるロータに形成されたベル
ト掛け部のフランジ部とリード線が接触しないように組
立てられている。しかしながら、ヨークの側板より前記
ベルト掛け部のフランジ部が突出した構造の電磁連結装
置では、ヨークの側板と金具収納部材のリード線の保持
部との間の間隔を大きく設けなければならず、コイルボ
ビンの端子収納部のヨークからの突出量が大きくなって
しまうという問題があった。この発明は、電磁コイルの
両端部とリード線の電気的な接続部分の構造を改良し
て、電磁連結装置の小形化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明では、請求項1として、励磁装置を備えた電
磁連結装置において、励磁装置は、ヨークの環状溝内に
挿入されたコイル収納部に端子収納部が一体に形成され
その端子収納部がヨークの側板に形成された貫通孔に挿
入されたコイルボビンと、このコイルボビンのコイル収
納部に収納され前記端子収納部内の一対の引出し口から
端部が個々に引出された電磁コイルと、この電磁コイル
の端部が保持される前記端子収納部内の各コイル支持部
に個々に固定され前記端部と接続された一対の端子と、
金具収納部の側板より突出して前記端子収納部の先端に
嵌合された開口部と、この開口部から前記端子収納部内
のコイル支持部の外側までさらに突出して前記ヨークの
貫通孔と前記端子収納部との間に圧入され、前記ヨーク
の貫通孔と前記電磁コイルの両端部の切断部との間に設
けられた突起部が一体に形成された金具収納部材と、リ
ード線の端部に固定されるとともに、前記金具収納部材
に収納され前記開口部内に挿入された突出片が前記端子
と接続された一対の支持金具と、前記金具収納部材に嵌
合され前記金具収納部を密閉した端子カバーとからなる
ことを特徴とする。
にこの発明では、請求項1として、励磁装置を備えた電
磁連結装置において、励磁装置は、ヨークの環状溝内に
挿入されたコイル収納部に端子収納部が一体に形成され
その端子収納部がヨークの側板に形成された貫通孔に挿
入されたコイルボビンと、このコイルボビンのコイル収
納部に収納され前記端子収納部内の一対の引出し口から
端部が個々に引出された電磁コイルと、この電磁コイル
の端部が保持される前記端子収納部内の各コイル支持部
に個々に固定され前記端部と接続された一対の端子と、
金具収納部の側板より突出して前記端子収納部の先端に
嵌合された開口部と、この開口部から前記端子収納部内
のコイル支持部の外側までさらに突出して前記ヨークの
貫通孔と前記端子収納部との間に圧入され、前記ヨーク
の貫通孔と前記電磁コイルの両端部の切断部との間に設
けられた突起部が一体に形成された金具収納部材と、リ
ード線の端部に固定されるとともに、前記金具収納部材
に収納され前記開口部内に挿入された突出片が前記端子
と接続された一対の支持金具と、前記金具収納部材に嵌
合され前記金具収納部を密閉した端子カバーとからなる
ことを特徴とする。
【0008】また請求項2として、励磁装置と、この励
磁装置が挿入される環状溝が形成されベルト掛け部の一
方のフランジ部が前記励磁装置のヨークの側板より突出
したロータと、このロータに磁気吸着されるアーマチュ
アとを備えた電磁連結装置において、励磁装置は、前記
ヨークの環状溝内に挿入されたコイル収納部に端子収納
部が一体に形成されその端子収納部が前記ヨークの側板
に形成された貫通孔に挿入されたコイルボビンと、この
コイルボビンのコイル収納部に収納され前記端子収納部
内の一対の引出し口から端部が個々に引出された電磁コ
イルと、この電磁コイルの端部が保持される前記端子収
納部内の各コイル支持部に個々に固定され前記端部と接
続された一対の端子と、金具収納部の側板より突出して
前記端子収納部の先端が嵌合された開口部が設けられ、
その開口部から前記端子収納部内のコイル支持部の外側
までさらに突出して前記ヨークの貫通孔に挿入された突
起部が一体に形成されるとともに、前記金具収納部から
外側に延び前記ベルト掛け部のフランジ部と対向するリ
ード線の保持部が一体に形成された金具収納部材と、前
記リード線の端部に固定されるとともに、前記金具収納
部材に収納され前記開口部内に挿入された突出片が前記
端子と接続された一対の支持金具と、前記金具収納部材
に嵌合され前記金具収納部を密閉した蓋部と前記保持部
に前記リード線を介在して重ね合わされた保持部とが一
体に形成された端子カバーとからなることを特徴とす
る。
磁装置が挿入される環状溝が形成されベルト掛け部の一
方のフランジ部が前記励磁装置のヨークの側板より突出
したロータと、このロータに磁気吸着されるアーマチュ
アとを備えた電磁連結装置において、励磁装置は、前記
ヨークの環状溝内に挿入されたコイル収納部に端子収納
部が一体に形成されその端子収納部が前記ヨークの側板
に形成された貫通孔に挿入されたコイルボビンと、この
コイルボビンのコイル収納部に収納され前記端子収納部
内の一対の引出し口から端部が個々に引出された電磁コ
イルと、この電磁コイルの端部が保持される前記端子収
納部内の各コイル支持部に個々に固定され前記端部と接
続された一対の端子と、金具収納部の側板より突出して
前記端子収納部の先端が嵌合された開口部が設けられ、
その開口部から前記端子収納部内のコイル支持部の外側
までさらに突出して前記ヨークの貫通孔に挿入された突
起部が一体に形成されるとともに、前記金具収納部から
外側に延び前記ベルト掛け部のフランジ部と対向するリ
ード線の保持部が一体に形成された金具収納部材と、前
記リード線の端部に固定されるとともに、前記金具収納
部材に収納され前記開口部内に挿入された突出片が前記
端子と接続された一対の支持金具と、前記金具収納部材
に嵌合され前記金具収納部を密閉した蓋部と前記保持部
に前記リード線を介在して重ね合わされた保持部とが一
体に形成された端子カバーとからなることを特徴とす
る。
【0009】また更には請求項3として、請求項1、2
の電磁連結装置において、前記コイルボビンの端子収納
部に形成された一対の前記コイル支持部の間には溝が形
成され、前記金具収納部材には、この金具収納部材の前
記開口部を2つに区分する隔壁部が形成されており、前
記隔壁部が前記溝内に挿入されていることを特徴とす
る。
の電磁連結装置において、前記コイルボビンの端子収納
部に形成された一対の前記コイル支持部の間には溝が形
成され、前記金具収納部材には、この金具収納部材の前
記開口部を2つに区分する隔壁部が形成されており、前
記隔壁部が前記溝内に挿入されていることを特徴とす
る。
【0010】また請求項4として、請求項3の電磁連結
装置において、前記端子カバーには、前記金具収納部材
の隔壁部端面と対向する保持片が一体に形成され、これ
ら隔壁部の端面と保持片の端面との間にケース部が介在
されたサージ吸収素子の一対のリード線が一対の前記支
持金具に個々に固定されていることを特徴とする。
装置において、前記端子カバーには、前記金具収納部材
の隔壁部端面と対向する保持片が一体に形成され、これ
ら隔壁部の端面と保持片の端面との間にケース部が介在
されたサージ吸収素子の一対のリード線が一対の前記支
持金具に個々に固定されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】電磁連結装置のうちカーエアコン用コンプレッ
サに装着される電磁クラッチは、エンジン側のプーリに
掛けられるベルトがロータのベルト掛け部に掛けられる
ので、エンジンの駆動によりロータは回転する。励磁装
置の電磁コイルに通電して励磁すれば、コンプレッサの
回転軸に装着されたアーマチュアがロータに磁気吸着さ
れるので、コンプレッサは駆動する。電磁コイルへの通
電を断つとアーマチュアはロータから離間するので、コ
ンプレッサは停止する。
サに装着される電磁クラッチは、エンジン側のプーリに
掛けられるベルトがロータのベルト掛け部に掛けられる
ので、エンジンの駆動によりロータは回転する。励磁装
置の電磁コイルに通電して励磁すれば、コンプレッサの
回転軸に装着されたアーマチュアがロータに磁気吸着さ
れるので、コンプレッサは駆動する。電磁コイルへの通
電を断つとアーマチュアはロータから離間するので、コ
ンプレッサは停止する。
【0012】
【実施例】図1から図16はこの発明に係る電磁連結装
置の一実施例であり、図1は電磁連結装置の背面図、図
2は一部断面とした側面図、図3は端子カバーを取りは
ずした状態で拡大した励磁装置の要部のみの背面図、図
4は図3のAA線断面図、図5は端子収納部の周辺を拡
大したコイルボビンの要部のみの背面図、図6は図5の
BB線断面図、図7は図5のCC線断面図、図8は図5
のDD線断面図、図9はコイル引出し口の周辺を拡大し
たコイルボビンの要部のみの正面図、図10は金具収納
部材の背面図、図11は金具収納部材の正面図、図12
は金具収納部材の側面図、図13は端子カバーの正面
図、図14は図13のEE線断面図、図15はリード線
組立体の平面図、図16は図15の側面図である。以
下、これら図面により実施例の説明をする。
置の一実施例であり、図1は電磁連結装置の背面図、図
2は一部断面とした側面図、図3は端子カバーを取りは
ずした状態で拡大した励磁装置の要部のみの背面図、図
4は図3のAA線断面図、図5は端子収納部の周辺を拡
大したコイルボビンの要部のみの背面図、図6は図5の
BB線断面図、図7は図5のCC線断面図、図8は図5
のDD線断面図、図9はコイル引出し口の周辺を拡大し
たコイルボビンの要部のみの正面図、図10は金具収納
部材の背面図、図11は金具収納部材の正面図、図12
は金具収納部材の側面図、図13は端子カバーの正面
図、図14は図13のEE線断面図、図15はリード線
組立体の平面図、図16は図15の側面図である。以
下、これら図面により実施例の説明をする。
【0013】実施例の電磁連結装置は、カーエアコン用
コンプレッサ1に装着された電磁クラッチ2である。コ
ンプレッサ1の回転軸3は、図示せぬ軸受でハウジング
1aの軸孔に支持されオイルシール4の中心孔から突出
されており、この回転軸3の軸端にアーマチュア組立体
5が装着されている。アーマチュア組立体5は、回転軸
3の軸端にスプライン嵌合され当て板6とボルト7で抜
け止めされたハブ8と、このハブ8に図示せぬリベット
で一体に固定されたストッパプレート9と、このストッ
パプレート9に形成された複数の貫通孔9aと中心が一
致する中心とした複数の貫通孔10aが形成され、スト
ッパプレート9に溶着されたダンパカバー10と、この
ダンパカバー10内に個々に圧入され、各中心にはトル
ク伝達ピン11が焼付けられて固着されたダンパゴム1
2と、貫通孔9a・10aに挿入された各トルク伝達ピ
ン11の先端がかしめ加工により一体に固定されたアー
マチュア13とからなる構造である。なお符号13a
は、アーマチュア13に形成された円弧状のスリットで
ある。
コンプレッサ1に装着された電磁クラッチ2である。コ
ンプレッサ1の回転軸3は、図示せぬ軸受でハウジング
1aの軸孔に支持されオイルシール4の中心孔から突出
されており、この回転軸3の軸端にアーマチュア組立体
5が装着されている。アーマチュア組立体5は、回転軸
3の軸端にスプライン嵌合され当て板6とボルト7で抜
け止めされたハブ8と、このハブ8に図示せぬリベット
で一体に固定されたストッパプレート9と、このストッ
パプレート9に形成された複数の貫通孔9aと中心が一
致する中心とした複数の貫通孔10aが形成され、スト
ッパプレート9に溶着されたダンパカバー10と、この
ダンパカバー10内に個々に圧入され、各中心にはトル
ク伝達ピン11が焼付けられて固着されたダンパゴム1
2と、貫通孔9a・10aに挿入された各トルク伝達ピ
ン11の先端がかしめ加工により一体に固定されたアー
マチュア13とからなる構造である。なお符号13a
は、アーマチュア13に形成された円弧状のスリットで
ある。
【0014】アーマチュア組立体5のアーマチュア13
は、後述するヨーク19が無励磁のとき所定のエアギャ
ップGを形成してロータ14と対向している。ロータ1
4は、後述するヨーク19が挿入される環状溝15aが
形成された断面コ字状で環状な磁路部材15と、この磁
路部材15の外周面に圧入され一体に溶着されたプーリ
16とからなる。またプーリ16は、複数のV溝からな
るベルト掛け部16aと、このベルト掛け部16aの両
端部に形成されたフランジ部16bとからなる。そし
て、このような構造のロータ14は、コンプレッサ1の
円筒部1bに圧入された軸受17に回転自在に支持され
ている。なお符号15bは、磁路部材15の平板部分に
形成された円弧状のスリットである。
は、後述するヨーク19が無励磁のとき所定のエアギャ
ップGを形成してロータ14と対向している。ロータ1
4は、後述するヨーク19が挿入される環状溝15aが
形成された断面コ字状で環状な磁路部材15と、この磁
路部材15の外周面に圧入され一体に溶着されたプーリ
16とからなる。またプーリ16は、複数のV溝からな
るベルト掛け部16aと、このベルト掛け部16aの両
端部に形成されたフランジ部16bとからなる。そし
て、このような構造のロータ14は、コンプレッサ1の
円筒部1bに圧入された軸受17に回転自在に支持され
ている。なお符号15bは、磁路部材15の平板部分に
形成された円弧状のスリットである。
【0015】ロータ14の環状溝15a内には、コンプ
レッサ1の円筒部1cに圧入されて固定された支持板1
8が側板に溶着されたヨーク19が挿入されている。ヨ
ーク19の環状溝19a内には、あらかじめ円筒形状に
巻かれて固着された電磁コイル20と、この電磁コイル
20の略半分が挿入されたコイル収納部22と、背面側
へ突出されヨーク19の側板に形成された貫通孔19b
内に挿入された端子収納部23とが一体に形成されたコ
イルボビン21と、このコイルボビン21の端子収納部
23内に圧入された一対の端子24と、前記端子収納部
23に嵌合された金具収納部材25と、一対のリード線
26の端部(絶縁被覆部)に個々に固定され金具収納部
材25内に収納された一対の支持金具27と、前記金具
収納部材25に嵌合されて固着された端子カバー28な
どからなる構造である。
レッサ1の円筒部1cに圧入されて固定された支持板1
8が側板に溶着されたヨーク19が挿入されている。ヨ
ーク19の環状溝19a内には、あらかじめ円筒形状に
巻かれて固着された電磁コイル20と、この電磁コイル
20の略半分が挿入されたコイル収納部22と、背面側
へ突出されヨーク19の側板に形成された貫通孔19b
内に挿入された端子収納部23とが一体に形成されたコ
イルボビン21と、このコイルボビン21の端子収納部
23内に圧入された一対の端子24と、前記端子収納部
23に嵌合された金具収納部材25と、一対のリード線
26の端部(絶縁被覆部)に個々に固定され金具収納部
材25内に収納された一対の支持金具27と、前記金具
収納部材25に嵌合されて固着された端子カバー28な
どからなる構造である。
【0016】コイルボビン21は、図5から図9に示し
たような形状であり、環状溝22aが形成され開口端部
をテーパ面22bとしたコイル収納部22と、このコイ
ル収納部22の底部に形成された一対の凹状部22cか
ら端子収納部23に貫通した引出し口23a(電磁コイ
ル20の巻始め端部の引出し口23a−1と巻終わり端
部の引出し口23a−2)とを有する。
たような形状であり、環状溝22aが形成され開口端部
をテーパ面22bとしたコイル収納部22と、このコイ
ル収納部22の底部に形成された一対の凹状部22cか
ら端子収納部23に貫通した引出し口23a(電磁コイ
ル20の巻始め端部の引出し口23a−1と巻終わり端
部の引出し口23a−2)とを有する。
【0017】またコイルボビン21の端子収納部23
は、後述する金具収納部材25の開口部25bに先端が
嵌合される長方形状の支持台部23bと、この支持台部
23bの長辺を2等分する位置に形成された溝23c
と、前記支持台部23bの上方の左右角部に一体に形成
された一対の角柱部23dと、この角柱部23d内の底
部から突出した角柱状のコイル支持部23eと、前記角
柱部23dに形成され電磁コイル20の各端部が圧入さ
れる係合溝23fとからなる形状である。なお、角柱部
23d内のコイル支持部23eの回りには空間23gが
形成されており、符号23hで示すガイド溝に係合され
て圧入される端子24が空間23g内に保持されるよう
になっている。
は、後述する金具収納部材25の開口部25bに先端が
嵌合される長方形状の支持台部23bと、この支持台部
23bの長辺を2等分する位置に形成された溝23c
と、前記支持台部23bの上方の左右角部に一体に形成
された一対の角柱部23dと、この角柱部23d内の底
部から突出した角柱状のコイル支持部23eと、前記角
柱部23dに形成され電磁コイル20の各端部が圧入さ
れる係合溝23fとからなる形状である。なお、角柱部
23d内のコイル支持部23eの回りには空間23gが
形成されており、符号23hで示すガイド溝に係合され
て圧入される端子24が空間23g内に保持されるよう
になっている。
【0018】次に金具収納部材25を、図10から図1
2により説明する。金具収納部材25は、箱形の金具収
納部25aと、この金具収納部25aの下方の背面側で
突出した長方形状の開口部25bと、この開口部25b
の上部壁面から突出した突起部25cと、前記金具収納
部25aの平面に対して所定の角度で突出した長方形で
平板状の保持部25dとからなる形状である。また金具
収納部25a内には、間隔をおいて形成された支持金具
27の一対のガイド片25eと、開口部25b側に貫通
した挿入口25fとが形成されている。なお挿入口25
fは、開口部25b内に一体に形成された隔壁部25g
で2つに区分されている。また保持部25dの正面に
は、リード線26が挾み込まれる一対の保持溝25hが
半円弧状に形成されている。また更に突起部25cに
は、電磁コイル20の両端部の切断部に対する逃げ溝2
5iが間隔をおいて形成されている。
2により説明する。金具収納部材25は、箱形の金具収
納部25aと、この金具収納部25aの下方の背面側で
突出した長方形状の開口部25bと、この開口部25b
の上部壁面から突出した突起部25cと、前記金具収納
部25aの平面に対して所定の角度で突出した長方形で
平板状の保持部25dとからなる形状である。また金具
収納部25a内には、間隔をおいて形成された支持金具
27の一対のガイド片25eと、開口部25b側に貫通
した挿入口25fとが形成されている。なお挿入口25
fは、開口部25b内に一体に形成された隔壁部25g
で2つに区分されている。また保持部25dの正面に
は、リード線26が挾み込まれる一対の保持溝25hが
半円弧状に形成されている。また更に突起部25cに
は、電磁コイル20の両端部の切断部に対する逃げ溝2
5iが間隔をおいて形成されている。
【0019】次に端子カバー28を、図13と図14に
より説明する。端子カバー28は、金具収納部材25の
金具収納部25aに重ね合わされる偏平箱形の蓋部28
aと、同様に金具収納部材25の保持部25dに重ね合
わされる長方形で平板状の保持部28bとを有する。ま
た蓋部28a内には、金具収納部25aのガイド片25
e間に嵌合される突起部28cと、金具収納部材25の
開口部25b内の隔壁部25gと所定の間隔をおいて対
向する保持片28dが一体に形成されている。また更に
保持部28bの正面には、金具収納部材25の保持部2
5dに形成された一対の保持溝25hと面合わせされる
半円弧状の一対の保持溝28eが形成されている。
より説明する。端子カバー28は、金具収納部材25の
金具収納部25aに重ね合わされる偏平箱形の蓋部28
aと、同様に金具収納部材25の保持部25dに重ね合
わされる長方形で平板状の保持部28bとを有する。ま
た蓋部28a内には、金具収納部25aのガイド片25
e間に嵌合される突起部28cと、金具収納部材25の
開口部25b内の隔壁部25gと所定の間隔をおいて対
向する保持片28dが一体に形成されている。また更に
保持部28bの正面には、金具収納部材25の保持部2
5dに形成された一対の保持溝25hと面合わせされる
半円弧状の一対の保持溝28eが形成されている。
【0020】次に、金具支持部材25と端子カバー28
とで形成される空間内に収納された支持金具27につい
て説明する。図15と図16に示されたリード線組立体
のように、一対の支持金具27は、リード線26の端部
(絶縁被覆部)に固定されるとともに、このリード線2
6の裸線部とサージ電圧吸収素子であるダイオード29
のリード線とに接続されている。また、これら支持金具
27には突出片27aが一体に形成されており、端子2
4内に挿入されるようになっている。なお端子24は、
コイルボビン21の端子収納部23内に形成された角柱
状のコイル支持部23eが挿入される貫通孔と電磁コイ
ル20の端部が嵌合される一対の溝が形成され、コ字状
に折り曲げられた形状である。また端子24には、弾性
片24aが一体に形成されており、この弾性片24aを
弾性変形させながら、支持金具27の突出片27aが端
子24内に挿入され接続されている(図4参照)。
とで形成される空間内に収納された支持金具27につい
て説明する。図15と図16に示されたリード線組立体
のように、一対の支持金具27は、リード線26の端部
(絶縁被覆部)に固定されるとともに、このリード線2
6の裸線部とサージ電圧吸収素子であるダイオード29
のリード線とに接続されている。また、これら支持金具
27には突出片27aが一体に形成されており、端子2
4内に挿入されるようになっている。なお端子24は、
コイルボビン21の端子収納部23内に形成された角柱
状のコイル支持部23eが挿入される貫通孔と電磁コイ
ル20の端部が嵌合される一対の溝が形成され、コ字状
に折り曲げられた形状である。また端子24には、弾性
片24aが一体に形成されており、この弾性片24aを
弾性変形させながら、支持金具27の突出片27aが端
子24内に挿入され接続されている(図4参照)。
【0021】以上のような部品からなる励磁装置Mの組
立ては、あらかじめ巻かれて固着された電磁コイル20
を、この電磁コイル20の両端部を引出し口23aから
引出しながらコイルボビン21の環状溝22a内に挿入
する。また、コイルボビン21のコイル収納部22から
突出した電磁コイル20に、開口端部をテーパ面30a
としたコイルカバー30を嵌合する。そして、端子収納
部23をヨーク19の側板に形成した貫通孔19bに挿
入しながら、コイルボビン21のコイル収納部22とコ
イルカバー30をヨーク19の環状溝19a内に圧入す
る。また圧入後は、ヨーク19の開口端にかしめ加工に
よるかしめ片19cを形成して、コイルボビン21のテ
ーパ面22bにコイルカバー30のテーパ面30aを食
い込ませる。そして、外部と絶縁された電磁コイル20
をヨーク19内に固定する。
立ては、あらかじめ巻かれて固着された電磁コイル20
を、この電磁コイル20の両端部を引出し口23aから
引出しながらコイルボビン21の環状溝22a内に挿入
する。また、コイルボビン21のコイル収納部22から
突出した電磁コイル20に、開口端部をテーパ面30a
としたコイルカバー30を嵌合する。そして、端子収納
部23をヨーク19の側板に形成した貫通孔19bに挿
入しながら、コイルボビン21のコイル収納部22とコ
イルカバー30をヨーク19の環状溝19a内に圧入す
る。また圧入後は、ヨーク19の開口端にかしめ加工に
よるかしめ片19cを形成して、コイルボビン21のテ
ーパ面22bにコイルカバー30のテーパ面30aを食
い込ませる。そして、外部と絶縁された電磁コイル20
をヨーク19内に固定する。
【0022】コイルボビン21の端子収納部23内に引
込まれた電磁コイル20の両端部は、端子収納部23の
コイル支持部23eの上面に折り曲げて係合溝23fに
係合させてから、コイル支持部23eの回りに圧入され
る端子24によりコイル支持部23eに保持する。次
に、突起部25cをヨーク19の貫通孔19bとコイル
ボビン21の端子収納部23との間に圧入しながら、金
具収納部材25の開口部25bをコイルボビン21の端
子収納部23に嵌合する。このとき、金具収納部材25
の隔壁部25gが端子収納部23の溝23cに圧入され
るとともに、電磁コイル20の両端部の各切断部が、図
4のように、突起部25cに形成した逃げ溝25iに接
近する。
込まれた電磁コイル20の両端部は、端子収納部23の
コイル支持部23eの上面に折り曲げて係合溝23fに
係合させてから、コイル支持部23eの回りに圧入され
る端子24によりコイル支持部23eに保持する。次
に、突起部25cをヨーク19の貫通孔19bとコイル
ボビン21の端子収納部23との間に圧入しながら、金
具収納部材25の開口部25bをコイルボビン21の端
子収納部23に嵌合する。このとき、金具収納部材25
の隔壁部25gが端子収納部23の溝23cに圧入され
るとともに、電磁コイル20の両端部の各切断部が、図
4のように、突起部25cに形成した逃げ溝25iに接
近する。
【0023】次に、リード線26の端部に固定され、か
つダイオード29のリード線が固定された支持金具27
を金具収納部材25内に収納して、その支持金具27の
突出片27aを端子24に圧入する。支持金具27と端
子24を接続した後は、金具収納部材25に端子カバー
28を嵌合して、リード線26を各保持部25d・28
bの間に挾み込んで固定するとともに、ダイオード29
のケース部を、金具収納部材25の隔壁部25gと端子
カバー28の保持片28dとの間に挾み込む。そして、
コイルボビン21の端子収納部23と金具収納部材25
・端子カバー28を、超音波溶着などで一体に固着する
ことにより、励磁装置Mの組立てが完了する。
つダイオード29のリード線が固定された支持金具27
を金具収納部材25内に収納して、その支持金具27の
突出片27aを端子24に圧入する。支持金具27と端
子24を接続した後は、金具収納部材25に端子カバー
28を嵌合して、リード線26を各保持部25d・28
bの間に挾み込んで固定するとともに、ダイオード29
のケース部を、金具収納部材25の隔壁部25gと端子
カバー28の保持片28dとの間に挾み込む。そして、
コイルボビン21の端子収納部23と金具収納部材25
・端子カバー28を、超音波溶着などで一体に固着する
ことにより、励磁装置Mの組立てが完了する。
【0024】以上のような構造とした電磁クラッチ2
は、エンジン側のプーリに掛けられるベルトがプーリ1
6のベルト掛け部16aに掛けられ、エンジンの駆動に
よりロータ14は回転するので、電磁コイル20に通電
してヨーク19を励磁すれば、アーマチュア13がダン
パゴム12の弾性力に抗してロータ14に磁気吸着さ
れ、コンプレッサ1が駆動する。また、電磁コイル20
への通電を断つと、アーマチュア13はダンパゴム12
の弾性復帰力でロータ14から離間するので、コンプレ
ッサ1は停止する。
は、エンジン側のプーリに掛けられるベルトがプーリ1
6のベルト掛け部16aに掛けられ、エンジンの駆動に
よりロータ14は回転するので、電磁コイル20に通電
してヨーク19を励磁すれば、アーマチュア13がダン
パゴム12の弾性力に抗してロータ14に磁気吸着さ
れ、コンプレッサ1が駆動する。また、電磁コイル20
への通電を断つと、アーマチュア13はダンパゴム12
の弾性復帰力でロータ14から離間するので、コンプレ
ッサ1は停止する。
【0025】なお以上の説明において、コイルカバー3
0を嵌合することにより電磁コイル20を外部と絶縁し
たが、ヨーク19の環状溝19a内に樹脂を流し込んで
電磁コイル20を外部と絶縁してもよい。またロータ1
4は、プーリ16を磁路部材15に圧入嵌合して溶着し
た構造であるが、磁路部材15の外周面を転造加工によ
りベルト掛け部とすることもある。また更には、端子収
納部23にダイオード29を組込んだが、リード線26
が接続される電源側にダイオード29を配設してもよ
い。また、電磁連結装置として電磁クラッチを説明した
が、請求項1の電磁連結装置は電磁ブレーキとしてもよ
い。
0を嵌合することにより電磁コイル20を外部と絶縁し
たが、ヨーク19の環状溝19a内に樹脂を流し込んで
電磁コイル20を外部と絶縁してもよい。またロータ1
4は、プーリ16を磁路部材15に圧入嵌合して溶着し
た構造であるが、磁路部材15の外周面を転造加工によ
りベルト掛け部とすることもある。また更には、端子収
納部23にダイオード29を組込んだが、リード線26
が接続される電源側にダイオード29を配設してもよ
い。また、電磁連結装置として電磁クラッチを説明した
が、請求項1の電磁連結装置は電磁ブレーキとしてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】このようにこの発明の電磁連結装置は、
金具収納部の側板より突出して端子収納部の先端に嵌合
された開口部と、この開口部から端子収納部内のコイル
支持部の外側までさらに突出してヨークの貫通孔と端子
収納部との間に圧入され、ヨークの貫通孔と電磁コイル
の両端部の切断部との間に設けられた突起部が一体に形
成された金具収納部材を設けたので、電磁コイルの両端
部の各切断部を金具収納部材の突起部で外部と絶縁する
ことができる。したがって、従来のような端子収納部の
壁部による電磁コイルの切断部の絶縁対策と相異して、
コイルボビンの端子収納部の形状を小さくすることがで
きるので、電磁連結装置の小形化が達成される。
金具収納部の側板より突出して端子収納部の先端に嵌合
された開口部と、この開口部から端子収納部内のコイル
支持部の外側までさらに突出してヨークの貫通孔と端子
収納部との間に圧入され、ヨークの貫通孔と電磁コイル
の両端部の切断部との間に設けられた突起部が一体に形
成された金具収納部材を設けたので、電磁コイルの両端
部の各切断部を金具収納部材の突起部で外部と絶縁する
ことができる。したがって、従来のような端子収納部の
壁部による電磁コイルの切断部の絶縁対策と相異して、
コイルボビンの端子収納部の形状を小さくすることがで
きるので、電磁連結装置の小形化が達成される。
【0027】また、金具収納部材と端子カバーに保持部
を設けてリード線を挾み込んだ構造としたので、コイル
ボビンの端子収納部のヨークからの突出量を大きくする
ことなく、ロータのベルト掛け部に形成されたフランジ
部と前記保持部とを接近させることができる。したがっ
て、電磁コイルの両端部とリード線の電気的な接続部分
の構造が小形化され、電磁連結装置の小形化が達成され
る。
を設けてリード線を挾み込んだ構造としたので、コイル
ボビンの端子収納部のヨークからの突出量を大きくする
ことなく、ロータのベルト掛け部に形成されたフランジ
部と前記保持部とを接近させることができる。したがっ
て、電磁コイルの両端部とリード線の電気的な接続部分
の構造が小形化され、電磁連結装置の小形化が達成され
る。
【0028】また更には、コイルボビンの端子収納部に
形成された溝に金具収納部材の隔壁部を圧入する構造と
したので、これらコイルボビンと金具収納部材は強固に
一体化され品質上の信頼性を向上することができる。ま
た、金具収納部材の隔壁部の端面と端子カバーの保持片
の端面との間にサージ吸収素子のケース部を介在したの
で、振動によるサージ吸収素子の振れが抑制され品質上
の信頼性を向上することができる。
形成された溝に金具収納部材の隔壁部を圧入する構造と
したので、これらコイルボビンと金具収納部材は強固に
一体化され品質上の信頼性を向上することができる。ま
た、金具収納部材の隔壁部の端面と端子カバーの保持片
の端面との間にサージ吸収素子のケース部を介在したの
で、振動によるサージ吸収素子の振れが抑制され品質上
の信頼性を向上することができる。
【図1】この発明の一実施例である電磁連結装置の背面
図である。
図である。
【図2】図1の電磁連結装置の一部を断面とした側面図
である。
である。
【図3】図1の端子カバーを取りはずした状態で拡大し
た励磁装置の要部のみの背面図である。
た励磁装置の要部のみの背面図である。
【図4】図3のAA線断面図である。
【図5】端子収納部の周辺を拡大したコイルボビンの要
部のみの背面図である。
部のみの背面図である。
【図6】図5のBB線断面図である。
【図7】図5のCC線断面図である。
【図8】図5のDD線断面図である。
【図9】コイル引出し口の周辺を拡大したコイルボビン
の要部のみの正面図である。
の要部のみの正面図である。
【図10】金具収納部材の背面図である。
【図11】金具収納部材の正面図である。
【図12】金具収納部材の側面図である。
【図13】端子カバーの正面図である。
【図14】図13のEE線断面図である。
【図15】リード線組立体の平面図である。
【図16】図15のリード線組立体の側面図である。
19…ヨーク、20…電磁コイル、21…コイルボビ
ン、23…端子収納部、24…端子、25…金具収納部
材、26…リード線、27…支持金具、28…端子カバ
ー、29…ダイオード。
ン、23…端子収納部、24…端子、25…金具収納部
材、26…リード線、27…支持金具、28…端子カバ
ー、29…ダイオード。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 27/10 H01F 5/02 H01F 7/06
Claims (4)
- 【請求項1】 励磁装置を備えた電磁連結装置におい
て、励磁装置は、ヨークの環状溝内に挿入されたコイル
収納部に端子収納部が一体に形成されその端子収納部が
ヨークの側板に形成された貫通孔に挿入されたコイルボ
ビンと、このコイルボビンのコイル収納部に収納され前
記端子収納部内の一対の引出し口から端部が個々に引出
された電磁コイルと、この電磁コイルの端部が保持され
る前記端子収納部内の各コイル支持部に個々に固定され
前記端部と接続された一対の端子と、金具収納部の側板
より突出して前記端子収納部の先端に嵌合された開口部
と、この開口部から前記端子収納部内のコイル支持部の
外側までさらに突出して前記ヨークの貫通孔と前記端子
収納部との間に圧入され、前記ヨークの貫通孔と前記電
磁コイルの両端部の切断部との間に設けられた突起部が
一体に形成された金具収納部材と、リード線の端部に固
定されるとともに、前記金具収納部材に収納され前記開
口部内に挿入された突出片が前記端子と接続された一対
の支持金具と、前記金具収納部材に嵌合され前記金具収
納部を密閉した端子カバーとからなることを特徴とする
電磁連結装置。 - 【請求項2】 励磁装置と、この励磁装置が挿入される
環状溝が形成されベルト掛け部の一方のフランジ部が前
記励磁装置のヨークの側板より突出したロータと、この
ロータに磁気吸着されるアーマチュアとを備えた電磁連
結装置において、励磁装置は、前記ヨークの環状溝内に
挿入されたコイル収納部に端子収納部が一体に形成され
その端子収納部が前記ヨークの側板に形成された貫通孔
に挿入されたコイルボビンと、このコイルボビンのコイ
ル収納部に収納され前記端子収納部内の一対の引出し口
から端部が個々に引出された電磁コイルと、この電磁コ
イルの端部が保持される前記端子収納部内の各コイル支
持部に個々に固定され前記端部と接続された一対の端子
と、金具収納部の側板より突出して前記端子収納部の先
端が嵌合された開口部が設けられ、その開口部から前記
端子収納部内のコイル支持部の外側までさらに突出して
前記ヨークの貫通孔に挿入された突起部が一体に形成さ
れるとともに、前記金具収納部から外側に延び前記ベル
ト掛け部のフランジ部と対向するリード線の保持部が一
体に形成された金具収納部材と、前記リード線の端部に
固定されるとともに、前記金具収納部材に収納され前記
開口部に挿入された突出片が前記端子と接続された一対
の支持金具と、前記金具収納部材に嵌合され前記金具収
納部を密閉した蓋部と前記保持部に前記リード線を介在
して重ね合わされた保持部とが一体に形成された端子カ
バーとからなることを特徴とする電磁連結装置。 - 【請求項3】 前記コイルボビンの端子収納部に形成さ
れた一対の前記コイル支持部の間には溝が形成され、前
記金具収納部材には、この金具収納部材の前記開口部内
を2つに区分する隔壁部が形成されており、前記隔壁部
が前記溝内に挿入されていることを特徴とする請求項
1、2に記載された電磁連結装置。 - 【請求項4】 前記端子カバーには、前記金具収納部材
の隔壁部端面と対向する保持片が一体に形成され、これ
ら隔壁部の端面と保持片の端面との間にケース部が介在
されたサージ吸収素子の一対のリード線が一対の前記支
持金具に個々に固定されていることを特徴とする請求項
3に記載された電磁連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16279495A JP3214658B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 電磁連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16279495A JP3214658B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 電磁連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08334131A JPH08334131A (ja) | 1996-12-17 |
JP3214658B2 true JP3214658B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=15761341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16279495A Expired - Fee Related JP3214658B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 電磁連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3214658B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100788343B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2007-12-27 | 한라공조주식회사 | 필드코일 어셈블리의 리드선 연결구조 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP16279495A patent/JP3214658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08334131A (ja) | 1996-12-17 |
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