JP3207216B2 - ポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリウレタン組成物、同組成物を含有してなる防水材、床材、シーリング材、壁材、及び塗料 - Google Patents
ポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリウレタン組成物、同組成物を含有してなる防水材、床材、シーリング材、壁材、及び塗料Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加水分解してポリアミ
ンを生成するポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリ
ウレタン組成物、及び同組成物を含有してなる防水材、
床材、シーリング材、壁材、及び塗料に関する。
ンを生成するポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリ
ウレタン組成物、及び同組成物を含有してなる防水材、
床材、シーリング材、壁材、及び塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン樹脂はゴム弾性、耐摩耗
性、耐久性等の諸特性に優れていることから、塗料、床
材、防水材、接着剤、壁材、シーリング材として、近年
特に利用されている。
性、耐久性等の諸特性に優れていることから、塗料、床
材、防水材、接着剤、壁材、シーリング材として、近年
特に利用されている。
【0003】これらのポリウレタン樹脂は、目的物に施
工後、ポリウレタンプレポリマーの末端イソシアネート
基と大気中の水分とを反応させる事により硬化させる一
液型と、ポリウレタンプレポリマーを含む主剤とポリオ
ールを含む硬化剤とを、施工時混合して硬化させる二液
型とに大別される。
工後、ポリウレタンプレポリマーの末端イソシアネート
基と大気中の水分とを反応させる事により硬化させる一
液型と、ポリウレタンプレポリマーを含む主剤とポリオ
ールを含む硬化剤とを、施工時混合して硬化させる二液
型とに大別される。
【0004】一液型ポリウレタンは施工方法の簡単さか
ら、誰でも使用でき、最近特に注目されるようになって
いる。
ら、誰でも使用でき、最近特に注目されるようになって
いる。
【0005】この一液型ポリウレタンは湿気硬化性と称
され、下記の組成物が知られている。 (1)ポリイソシアネートと湿気(水分)との反応、即
ち、イソシアネートと水との反応物の脱炭酸により、ポ
リイソシアネートの一部がアミンとなり、生成したアミ
ンが残りのポリイソシアネートと反応し、硬化する反応
を利用した湿気硬化性ポリウレタン組成物。 (2)ポリアルジミンあるいはポリケチミンとポリイソ
シアネートとからなる湿気硬化性組成物(英国特許10
64841、ドイツ特許3607996A) (3)ポリエナミンとポリイソシアネートとからなる湿
気硬化性ポリウレタン組成物(英国特許157566
6、ドイツ特許2125247)。
され、下記の組成物が知られている。 (1)ポリイソシアネートと湿気(水分)との反応、即
ち、イソシアネートと水との反応物の脱炭酸により、ポ
リイソシアネートの一部がアミンとなり、生成したアミ
ンが残りのポリイソシアネートと反応し、硬化する反応
を利用した湿気硬化性ポリウレタン組成物。 (2)ポリアルジミンあるいはポリケチミンとポリイソ
シアネートとからなる湿気硬化性組成物(英国特許10
64841、ドイツ特許3607996A) (3)ポリエナミンとポリイソシアネートとからなる湿
気硬化性ポリウレタン組成物(英国特許157566
6、ドイツ特許2125247)。
【0006】しかし、(1)の組成物は密閉容器内での
貯蔵安定性は比較的良好であるが、施工に際し硬化性が
著しく劣り、発泡するという欠点がある。硬化性を改良
する為に、アミン触媒あるいは錫触媒を使用することが
できるが、この場合には貯蔵安定性が悪化したり、発泡
が激しくなり、実用に適さない。
貯蔵安定性は比較的良好であるが、施工に際し硬化性が
著しく劣り、発泡するという欠点がある。硬化性を改良
する為に、アミン触媒あるいは錫触媒を使用することが
できるが、この場合には貯蔵安定性が悪化したり、発泡
が激しくなり、実用に適さない。
【0007】(2)の組成物は保存中にポリアルジミン
あるいはポリケチミンがポリイソシアネートと反応する
ために、湿気硬化性ポリウレタン組成物として使用する
場合は、ポリアルジミンあるいはポリケチミンに立体障
害性を付与したり、イソシアネート基をブロックして上
記反応を防止する必要がある。
あるいはポリケチミンがポリイソシアネートと反応する
ために、湿気硬化性ポリウレタン組成物として使用する
場合は、ポリアルジミンあるいはポリケチミンに立体障
害性を付与したり、イソシアネート基をブロックして上
記反応を防止する必要がある。
【0008】英国特許1064841あるいはドイツ特
許3607996Aで開示されている立体障害性の付与
されたポリアルジミンはいづれも、脂肪族アルデヒドを
原料としており、硬化性が遅い、あるいは貯蔵安定性が
悪い等の理由により、実用に適さない。特にドイツ特許
3607996Aで開示されているポリアルジミンは、
芳香族アミンを原料としており、機械強度等の諸物性は
優れているが、硬化が遅く、高温時での貯蔵安定性に欠
けるという欠点をもっている。
許3607996Aで開示されている立体障害性の付与
されたポリアルジミンはいづれも、脂肪族アルデヒドを
原料としており、硬化性が遅い、あるいは貯蔵安定性が
悪い等の理由により、実用に適さない。特にドイツ特許
3607996Aで開示されているポリアルジミンは、
芳香族アミンを原料としており、機械強度等の諸物性は
優れているが、硬化が遅く、高温時での貯蔵安定性に欠
けるという欠点をもっている。
【0009】(3)の組成物においてもポリエナミンが
ポリイソシアネートと反応するため、ポリイソシアネー
トとして芳香族イソシアネートを使用する場合は、ポリ
ケチミンと同様イソシアネート基をブロックする必要が
ある。従って、この組成物は、ポリケチミンと同様、実
用に適するものではない。一方、比較的反応性の低いポ
リイソシアネート、例えば脂肪族系ポリイソシアネー
ト、あるいは脂環族系ポリイソシアネートを使用する場
合は、シーリング材等に応用できることが知られてお
り、このものは無発泡性でかつ速硬化という特徴をもっ
ている。しかしポリエナミンは、極めて徐々にではある
が、脂肪族系ポリイソシアネートあるいは脂環族系ポリ
イソシアネートと反応するために、長期あるいは常温よ
り若干高い温度では密閉容器内においても貯蔵安定性が
悪い。また初期物性が保持されないか、あるいは増粘が
激しく、このため作業性が著しく悪化する等の欠点を持
つ。従って従来の公知技術は、いづれも満足できるもの
ではなかった。即ち密閉容器内における貯蔵安定性が良
好で、初期機械強度が優れており、かつ高温貯蔵におけ
る初期特性の保持率が高く、ゲル化等が起こらない事、
更に、粘度安定性が良好であり、かつ大気中の湿気によ
る硬化が早く、発泡を伴わない事等は、この種のポリウ
レタンにおいてきわめて重要な性能であり、その良否は
市場における商品価値を決定する。また、密閉容器内に
おける貯蔵安定性が高く、言い換えると、一定粘度のま
ま長期間貯蔵する事ができ、かつ湿気下においては硬化
が早く、発泡しない、機械強度の優れた、湿気硬化性ポ
リウレタン組成物が強く望まれている。
ポリイソシアネートと反応するため、ポリイソシアネー
トとして芳香族イソシアネートを使用する場合は、ポリ
ケチミンと同様イソシアネート基をブロックする必要が
ある。従って、この組成物は、ポリケチミンと同様、実
用に適するものではない。一方、比較的反応性の低いポ
リイソシアネート、例えば脂肪族系ポリイソシアネー
ト、あるいは脂環族系ポリイソシアネートを使用する場
合は、シーリング材等に応用できることが知られてお
り、このものは無発泡性でかつ速硬化という特徴をもっ
ている。しかしポリエナミンは、極めて徐々にではある
が、脂肪族系ポリイソシアネートあるいは脂環族系ポリ
イソシアネートと反応するために、長期あるいは常温よ
り若干高い温度では密閉容器内においても貯蔵安定性が
悪い。また初期物性が保持されないか、あるいは増粘が
激しく、このため作業性が著しく悪化する等の欠点を持
つ。従って従来の公知技術は、いづれも満足できるもの
ではなかった。即ち密閉容器内における貯蔵安定性が良
好で、初期機械強度が優れており、かつ高温貯蔵におけ
る初期特性の保持率が高く、ゲル化等が起こらない事、
更に、粘度安定性が良好であり、かつ大気中の湿気によ
る硬化が早く、発泡を伴わない事等は、この種のポリウ
レタンにおいてきわめて重要な性能であり、その良否は
市場における商品価値を決定する。また、密閉容器内に
おける貯蔵安定性が高く、言い換えると、一定粘度のま
ま長期間貯蔵する事ができ、かつ湿気下においては硬化
が早く、発泡しない、機械強度の優れた、湿気硬化性ポ
リウレタン組成物が強く望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決するためになされたもので、その目的とする所は、貯
蔵安定性に優れると共に、硬化性も良好で各種用途に使
用できる湿気硬化性ポリウレタン組成物及び同組成物を
含有してなる防水材、床材、シーリング材、壁材、及び
塗料を提供する事にある。
決するためになされたもので、その目的とする所は、貯
蔵安定性に優れると共に、硬化性も良好で各種用途に使
用できる湿気硬化性ポリウレタン組成物及び同組成物を
含有してなる防水材、床材、シーリング材、壁材、及び
塗料を提供する事にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の問
題点について鋭意研究した結果、芳香族アルデヒドから
誘導されたポリアルジミンを用い、これを空気中の湿気
により加水分解する方法に想到して本発明を完成するに
至ったものである。本発明においては、芳香族アツデヒ
ドから誘導されるポリアルジミンを使用することによ
り、湿気硬化性ポリウレタン組成物の硬化性と機械強度
を向上させ、貯蔵安定性を高めることができた。これに
より、各種の用途に展開することが可能となった。即
ち、本発明は(1)一般式(1)(化3)
題点について鋭意研究した結果、芳香族アルデヒドから
誘導されたポリアルジミンを用い、これを空気中の湿気
により加水分解する方法に想到して本発明を完成するに
至ったものである。本発明においては、芳香族アツデヒ
ドから誘導されるポリアルジミンを使用することによ
り、湿気硬化性ポリウレタン組成物の硬化性と機械強度
を向上させ、貯蔵安定性を高めることができた。これに
より、各種の用途に展開することが可能となった。即
ち、本発明は(1)一般式(1)(化3)
【0012】
【化3】 (但し、Xは炭素数6〜15のアリール基であり、Yは
イソホロンジアミンのアミノ残基または下記一般式(I
I)(化4)で表されるアミンのアミノ残基であり、
イソホロンジアミンのアミノ残基または下記一般式(I
I)(化4)で表されるアミンのアミノ残基であり、
【0013】
【化4】 (但し、Zは炭素数6〜13で、かつ2価もしくは3価
のビシクロ環、またはトリシクロ環からなる炭化水素基
を示す)、nは2または3を示す)で表されるポリアル
ジミンと、ポリイソシアネート及び/または複数のイソ
シアネート基を有するポリウレタンプレポリマーとを含
有する湿気硬化性ポリウレタン組成物。
のビシクロ環、またはトリシクロ環からなる炭化水素基
を示す)、nは2または3を示す)で表されるポリアル
ジミンと、ポリイソシアネート及び/または複数のイソ
シアネート基を有するポリウレタンプレポリマーとを含
有する湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【0014】(2) Yが融点50℃以下のジアミンま
たはトリアミンのアミノ残基である(1)に記載の湿気
硬化性ポリウレタン組成物。 (3) Yがイソホロンジアミン、2,5−または2,
6−ビス(アミノメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ンのアミノ残基である(1)記載の湿気硬化性ポリウレ
タン組成物。 (4) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物と充填剤とを含有してなる湿気硬
化性ポリウレタン防水材。 (5) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物と充填剤とを含有してなる湿気硬
化性ポリウレタン床材。 (6) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物とチクソ性付与剤とを含有してな
る湿気硬化性ポリウレタンシーリング材。 (7) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物とチクソ性付与剤とを含有してな
る湿気硬化性ポリウレタン壁材。 (8) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物を含有してなる湿気硬化性ポリウ
レタン塗料。
たはトリアミンのアミノ残基である(1)に記載の湿気
硬化性ポリウレタン組成物。 (3) Yがイソホロンジアミン、2,5−または2,
6−ビス(アミノメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ンのアミノ残基である(1)記載の湿気硬化性ポリウレ
タン組成物。 (4) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物と充填剤とを含有してなる湿気硬
化性ポリウレタン防水材。 (5) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物と充填剤とを含有してなる湿気硬
化性ポリウレタン床材。 (6) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物とチクソ性付与剤とを含有してな
る湿気硬化性ポリウレタンシーリング材。 (7) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物とチクソ性付与剤とを含有してな
る湿気硬化性ポリウレタン壁材。 (8) (1)乃至(3)のいずれかに記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物を含有してなる湿気硬化性ポリウ
レタン塗料。
【0015】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいては、湿気硬化性ポリウレタン組成物はポリアルジ
ミンと、ポリイソシアネート及び/又は複数のイソシア
ネート基を有するポリウレタンプレポリマーとを含有す
るものである。
おいては、湿気硬化性ポリウレタン組成物はポリアルジ
ミンと、ポリイソシアネート及び/又は複数のイソシア
ネート基を有するポリウレタンプレポリマーとを含有す
るものである。
【0016】本発明に用いるポリアルジミンは下記一般
式(I)(化5)
式(I)(化5)
【0017】
【化5】 で表される化合物である。ここで、Xは炭素数6〜15
のアリール基を示す。Xで示すアリール基としては、フ
ェニル基及び1以上の置換基で置換された置換フェニル
基がある。置換基としては炭素数が1〜9のアルキル
基、炭素数が1〜9のアルコキシ基等が好ましい。上記
アリール基の置換基数としては1〜3のものが好まし
い。
のアリール基を示す。Xで示すアリール基としては、フ
ェニル基及び1以上の置換基で置換された置換フェニル
基がある。置換基としては炭素数が1〜9のアルキル
基、炭素数が1〜9のアルコキシ基等が好ましい。上記
アリール基の置換基数としては1〜3のものが好まし
い。
【0018】Xで示すアリール基の具体例としては例え
ばフェニル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基、
プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、ジメチルフェ
ニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、プ
ロポキシフェニル基等が好ましい。また、Xは1分子中
で異なっても、同一でも良い。
ばフェニル基、メチルフェニル基、エチルフェニル基、
プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、ジメチルフェ
ニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル基、プ
ロポキシフェニル基等が好ましい。また、Xは1分子中
で異なっても、同一でも良い。
【0019】Yはイソホロンジアミンのアミノ残基また
は下記一般式(II)(化6)で表されるアミンのアミ
ノ残基であり、
は下記一般式(II)(化6)で表されるアミンのアミ
ノ残基であり、
【0020】
【化6】 (但し、Zは炭素数6〜13で、かつ2価もしくは3価
のビシクロ環、またはトリシクロ環からなる炭化水素基
を示す)、nは2または3を示す)また、ビシクロ環、
トリシクロ環のシクロ環の炭素数は5〜12のものが好
ましい。更にシクロ環は置換基を有するものでも良い。
置換基としては、メチル、エチル、プロピル等のアルキ
ル基等が好ましい。
のビシクロ環、またはトリシクロ環からなる炭化水素基
を示す)、nは2または3を示す)また、ビシクロ環、
トリシクロ環のシクロ環の炭素数は5〜12のものが好
ましい。更にシクロ環は置換基を有するものでも良い。
置換基としては、メチル、エチル、プロピル等のアルキ
ル基等が好ましい。
【0021】上記一般式(I)で示されるポリアルジミ
ンは、ポリアミンとアルデヒドとを反応させる等の方法
で簡単に製造できる。ポリアミンとしては、上記ポリア
ルジミンが製造できるアミンであれば特に制限はない
が、例えばイソホロンジアミン、2,5−又は2,6−
ジアミノメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3
(4),8(9)−ビス(アミノメチル)−トリシクロ
[5.2.1.02.6 ]デカン等の脂環族ジアミン等が
例示できる。
ンは、ポリアミンとアルデヒドとを反応させる等の方法
で簡単に製造できる。ポリアミンとしては、上記ポリア
ルジミンが製造できるアミンであれば特に制限はない
が、例えばイソホロンジアミン、2,5−又は2,6−
ジアミノメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3
(4),8(9)−ビス(アミノメチル)−トリシクロ
[5.2.1.02.6 ]デカン等の脂環族ジアミン等が
例示できる。
【0022】この中でも特に融点50℃以下の低融点ポ
リアミンが好ましい。高融点のポリアミンで製造したポ
リアルジミンは固体となり、取り扱いが不便となる場合
がある。低融点ポリアミンとしてはイソホロンジアミ
ン、2,5−又は2,6−ジアミノメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプタン、3(4),8(9)−ビス
(アミノメチル)−トリシクロ[5.2.1.02.6 ]
デカン等が好ましい。
リアミンが好ましい。高融点のポリアミンで製造したポ
リアルジミンは固体となり、取り扱いが不便となる場合
がある。低融点ポリアミンとしてはイソホロンジアミ
ン、2,5−又は2,6−ジアミノメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプタン、3(4),8(9)−ビス
(アミノメチル)−トリシクロ[5.2.1.02.6 ]
デカン等が好ましい。
【0023】また、上記ポリアミンと反応させるアルデ
ヒドとしては、例えば、ベンズアルデヒド、o−トルア
ルデヒド、m−トルアルデヒド、p−トルアルデヒド、
4−エチルベンズアルデヒド、4−プロピルベンズアル
デヒド、4−ブチルベンズアルデヒド、2,4−ジメチ
ルベンズアルデヒド、2,4,5−トリメチルベンズア
ルデヒド、p−アニスアルデヒド、p−エトキシベンズ
アルデヒド等が好ましい。
ヒドとしては、例えば、ベンズアルデヒド、o−トルア
ルデヒド、m−トルアルデヒド、p−トルアルデヒド、
4−エチルベンズアルデヒド、4−プロピルベンズアル
デヒド、4−ブチルベンズアルデヒド、2,4−ジメチ
ルベンズアルデヒド、2,4,5−トリメチルベンズア
ルデヒド、p−アニスアルデヒド、p−エトキシベンズ
アルデヒド等が好ましい。
【0024】ポリアルジミンの製造方法としては、次の
様なものが好ましい。例えば上記のポリアミンと上記の
アルデヒドとをトルエンまたはキシレン等の溶剤中で、
酸触媒下にて加熱して共沸による脱水反応を行なう。水
滴分離器内において水分の留出が停止するまで反応を続
行することにより、ポリアルジミンが得られる。上記の
ポリアミンと上記のアルデヒドとの混合割合はアミン1
当量に対してアルデヒド1〜2当量が適当である。反応
は通常数時間で終了する。反応終了後、反応混合物を減
圧にする等の方法でアルデヒド、溶媒等を留去して、ポ
リアルジミンを得ることができる。
様なものが好ましい。例えば上記のポリアミンと上記の
アルデヒドとをトルエンまたはキシレン等の溶剤中で、
酸触媒下にて加熱して共沸による脱水反応を行なう。水
滴分離器内において水分の留出が停止するまで反応を続
行することにより、ポリアルジミンが得られる。上記の
ポリアミンと上記のアルデヒドとの混合割合はアミン1
当量に対してアルデヒド1〜2当量が適当である。反応
は通常数時間で終了する。反応終了後、反応混合物を減
圧にする等の方法でアルデヒド、溶媒等を留去して、ポ
リアルジミンを得ることができる。
【0025】本発明においては、上記のポリアルジミン
とポリイソシアネート及び/又は複数のイソシアネート
基を有するポリウレタンプレポリマーとを混合して湿気
硬化性ポリウレタン組成物を構成するものである。ポリ
イソシアネートとは、1分子中に2以上のイソシアネー
ト基を有する化合物で、一般的には1分子中にイソシア
ネート基を2〜5個含む化合物が好ましい。
とポリイソシアネート及び/又は複数のイソシアネート
基を有するポリウレタンプレポリマーとを混合して湿気
硬化性ポリウレタン組成物を構成するものである。ポリ
イソシアネートとは、1分子中に2以上のイソシアネー
ト基を有する化合物で、一般的には1分子中にイソシア
ネート基を2〜5個含む化合物が好ましい。
【0026】このような化合物としては、アルキレン
基、シクロアルキレン基、フェニレン基等にイソシアネ
ートを2以上結合しているものが好ましい。これらの化
合物を例示すると、 1)トリレンジイソシアネート(異性体の各種混合物を
含む)、ジフェニルメタンジイソシアネート(異性体の
各種混合物を含む)、3・3’−ジメチル−4・4’−
ビフェニレンジイソシアネート、1・4−フェニレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート、ナフチレンジイソ
シアネート、ジシクロヘキシルメタン−4・4’−ジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシア
ネート、1・4−シクロヘキシルジイソシアネート、1
−メチル−2・4−ジイソシアナト−シクロヘキサン、
2・4・4−トリメチル−1・6−ジイソシアナト−ヘ
キサン等のジイソシアネート、 2)4・4’・4”−トリフェニルメタントリイソシア
ネート、トリス(4−フェニルイソシアナト)チオフォ
スフェート等のトリイソシアネート、 3)前記イソシアネート類のウレタン化変性品、イソシ
アヌレート化変性品、カルボジイミド化変性品、ビュー
レット化変性品、粗製トリレンイソシアネート、ポリメ
チレン・ポリフェニルイソシアネート等の多官能性イソ
シアネートである。
基、シクロアルキレン基、フェニレン基等にイソシアネ
ートを2以上結合しているものが好ましい。これらの化
合物を例示すると、 1)トリレンジイソシアネート(異性体の各種混合物を
含む)、ジフェニルメタンジイソシアネート(異性体の
各種混合物を含む)、3・3’−ジメチル−4・4’−
ビフェニレンジイソシアネート、1・4−フェニレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート、ナフチレンジイソ
シアネート、ジシクロヘキシルメタン−4・4’−ジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシア
ネート、1・4−シクロヘキシルジイソシアネート、1
−メチル−2・4−ジイソシアナト−シクロヘキサン、
2・4・4−トリメチル−1・6−ジイソシアナト−ヘ
キサン等のジイソシアネート、 2)4・4’・4”−トリフェニルメタントリイソシア
ネート、トリス(4−フェニルイソシアナト)チオフォ
スフェート等のトリイソシアネート、 3)前記イソシアネート類のウレタン化変性品、イソシ
アヌレート化変性品、カルボジイミド化変性品、ビュー
レット化変性品、粗製トリレンイソシアネート、ポリメ
チレン・ポリフェニルイソシアネート等の多官能性イソ
シアネートである。
【0027】本発明にて使用される複数のイソシアネー
ト基を有するポリウレタンプレポリマーは、上記各種有
機ポリイソシアネート化合物と、公知のポリオール、公
知のポリアミン等の一分子中に二個以上の活性水素を持
つ公知の化合物とを公知の方法で反応させて得たもの
で、ポリウレタンプレポリマー中には遊離イソシアネー
ト基が残存している。
ト基を有するポリウレタンプレポリマーは、上記各種有
機ポリイソシアネート化合物と、公知のポリオール、公
知のポリアミン等の一分子中に二個以上の活性水素を持
つ公知の化合物とを公知の方法で反応させて得たもの
で、ポリウレタンプレポリマー中には遊離イソシアネー
ト基が残存している。
【0028】一分子中に二個以上の活性水素を持つ公知
の化合物とは、ヒドロキシル基を二個以上、あるいはア
ミノ基を一個以上、あるいはメルカプト基を二個以上、
あるいはヒドロキシル基とアミノ基を有する化合物、あ
るいはヒドロキシル基とメルカプト基を有する化合物で
ある。例えば、水、エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、ソルビトール、しょ糖等の多価アル
コール、あるいはアニリン、トリレンジアミン、p,
p’−ジアミノ−ジフェニルメタン等の芳香族アミン、
エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールア
ミン等の脂肪族アミン、あるいはアルカノールアミンで
ある。
の化合物とは、ヒドロキシル基を二個以上、あるいはア
ミノ基を一個以上、あるいはメルカプト基を二個以上、
あるいはヒドロキシル基とアミノ基を有する化合物、あ
るいはヒドロキシル基とメルカプト基を有する化合物で
ある。例えば、水、エチレングリコール、プロピレング
リコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、ソルビトール、しょ糖等の多価アル
コール、あるいはアニリン、トリレンジアミン、p,
p’−ジアミノ−ジフェニルメタン等の芳香族アミン、
エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールア
ミン等の脂肪族アミン、あるいはアルカノールアミンで
ある。
【0029】更に、これら化合物あるいはこれら化合物
の混合物にプロピレンオキサイドまたはプロピレンオキ
サイドとエチレンオキサイドを付加重合して得たポリエ
ーテルポリオール類、前記ポリエーテルポリオール類の
ヒドロキシル基をアミノ基に変換して得られるポリエー
テルポリアミン類である。
の混合物にプロピレンオキサイドまたはプロピレンオキ
サイドとエチレンオキサイドを付加重合して得たポリエ
ーテルポリオール類、前記ポリエーテルポリオール類の
ヒドロキシル基をアミノ基に変換して得られるポリエー
テルポリアミン類である。
【0030】また更に、ポリテトラメチレンエーテルポ
リオール類、ポリカーボネートポリオール類、ポリカプ
ロラクトンポリオール類、ポリエチレンアジペートのよ
うなポリエステルポリオール類、ポリブタンエンポリオ
ール類、ヒマシ油のような高級脂肪酸のエステル類、ポ
リエーテルポリオール又はポリエステルポリオールにビ
ニルモノマーをグラフトして得たポリマーポリオール
類、一分子中に一個以上の活性水素を持つ公知のエチレ
ン性不飽和単量体を共重合して得られる化合物、メルカ
プト基を有するエーテル類である。
リオール類、ポリカーボネートポリオール類、ポリカプ
ロラクトンポリオール類、ポリエチレンアジペートのよ
うなポリエステルポリオール類、ポリブタンエンポリオ
ール類、ヒマシ油のような高級脂肪酸のエステル類、ポ
リエーテルポリオール又はポリエステルポリオールにビ
ニルモノマーをグラフトして得たポリマーポリオール
類、一分子中に一個以上の活性水素を持つ公知のエチレ
ン性不飽和単量体を共重合して得られる化合物、メルカ
プト基を有するエーテル類である。
【0031】反応は、例えばポリイソシアネートと活性
水素を持つ公知の化合物とを100℃にて数時間反応さ
せて製造する。そのイソシアネート基含有量は0.5−
20重量%が好ましい。
水素を持つ公知の化合物とを100℃にて数時間反応さ
せて製造する。そのイソシアネート基含有量は0.5−
20重量%が好ましい。
【0032】本発明の湿気硬化性ポリウレタン組成物
は、上記ポリアルジミンと上記ポリイソシアネート及び
/又は上記イソシアネート基を有するポリウレタンプレ
ポリマーとを混合することにより製造できる。混合比
は、ポリアルジミンが加水分解して生ずるポリアミンの
アミノ基の数とポリイソシアネート及び/又はイソシア
ネート基を有するポリウレタンプレポリマーに含まれる
イソシアネート基の数との比が、0.5から2.0、好
ましくは0.7から1.5とする事が望ましい。
は、上記ポリアルジミンと上記ポリイソシアネート及び
/又は上記イソシアネート基を有するポリウレタンプレ
ポリマーとを混合することにより製造できる。混合比
は、ポリアルジミンが加水分解して生ずるポリアミンの
アミノ基の数とポリイソシアネート及び/又はイソシア
ネート基を有するポリウレタンプレポリマーに含まれる
イソシアネート基の数との比が、0.5から2.0、好
ましくは0.7から1.5とする事が望ましい。
【0033】上記のようにして製造した、本発明に係る
湿気硬化性ポリウレタン組成物はそのままでも種々の用
途に用いることができ、例えばシーリング材、防水材、
床材、壁材、塗料、接着剤として有用に用いられる。
湿気硬化性ポリウレタン組成物はそのままでも種々の用
途に用いることができ、例えばシーリング材、防水材、
床材、壁材、塗料、接着剤として有用に用いられる。
【0034】更に、本発明の湿気硬化性ポリウレタン組
成物は、用途に応じて、粘度、樹脂物性、耐性を調節す
るために、下記の充填剤、チクソ性付与剤、可塑剤、溶
剤、接着付与剤、着色剤、安定剤、硬化促進用触媒等を
混合して使用することもできる。例えば防水材、床材を
製造する場合には上記ジアルジミンと上記のポリイソシ
アネート及び/又はイソシアネート基を有するポリウレ
タンプレポリマーからなる湿気硬化性ポリウレタン組成
物に、更に充填剤を加えることが好ましい。
成物は、用途に応じて、粘度、樹脂物性、耐性を調節す
るために、下記の充填剤、チクソ性付与剤、可塑剤、溶
剤、接着付与剤、着色剤、安定剤、硬化促進用触媒等を
混合して使用することもできる。例えば防水材、床材を
製造する場合には上記ジアルジミンと上記のポリイソシ
アネート及び/又はイソシアネート基を有するポリウレ
タンプレポリマーからなる湿気硬化性ポリウレタン組成
物に、更に充填剤を加えることが好ましい。
【0035】充填剤としては例えば炭酸カルシウム、タ
ルク、カオリン、硫酸アルミニウム、ゼオライト、硅藻
土、塩化ビニルペーストレジン、ガラスバルーン、塩化
ビニリデン樹脂バルーン等があり、組成物中に最大60
重量%、好ましくは20〜60重量%の範囲で使用す
る。又、例えばシーリング材、壁材を製造する場合に上
記ジアルジミンと、上記のポリイソシアネート及び/又
はイソシアネート基を有するポリウレタンプレポリマー
からなる湿気硬化性ポリウレタン組成物に、更にチクソ
性付与剤を加えることが好ましい。
ルク、カオリン、硫酸アルミニウム、ゼオライト、硅藻
土、塩化ビニルペーストレジン、ガラスバルーン、塩化
ビニリデン樹脂バルーン等があり、組成物中に最大60
重量%、好ましくは20〜60重量%の範囲で使用す
る。又、例えばシーリング材、壁材を製造する場合に上
記ジアルジミンと、上記のポリイソシアネート及び/又
はイソシアネート基を有するポリウレタンプレポリマー
からなる湿気硬化性ポリウレタン組成物に、更にチクソ
性付与剤を加えることが好ましい。
【0036】本発明に使用されるチクソ性付与剤として
は例えばコロイダルシリカ、脂肪酸アミドワックス、ス
テアリン酸アルミ、表面処理ベントナイト、ポリエチレ
ン短繊維、フェノール樹脂短繊維等があり、組成物中に
0.2〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%の
範囲で配合する。
は例えばコロイダルシリカ、脂肪酸アミドワックス、ス
テアリン酸アルミ、表面処理ベントナイト、ポリエチレ
ン短繊維、フェノール樹脂短繊維等があり、組成物中に
0.2〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%の
範囲で配合する。
【0037】また、本発明にて使用される可塑剤として
は、例えばジオクチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフタレー
ト、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、
ジイソデシルフタレート、トリオクチルホスヘート等が
あり、組成物中に最大50重量%、好ましくは0〜40
重量%の範囲で配合することができる。
は、例えばジオクチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジラウリルフタレート、ブチルベンジルフタレー
ト、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、
ジイソデシルフタレート、トリオクチルホスヘート等が
あり、組成物中に最大50重量%、好ましくは0〜40
重量%の範囲で配合することができる。
【0038】本発明にて使用される溶剤としては例えば
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン等の脂肪族炭化水素の他、ガソリンか
ら灯油留分にいたる石油系溶剤類、酢酸エチル、酢酸ブ
チル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類、セロソルブアセ
テート、ブチルセロソルブアセテート等のエーテルエス
テル類等があり、組成物中に最大重量50%、好ましく
は0〜40重量%の範囲で使用することができる。
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン等の脂肪族炭化水素の他、ガソリンか
ら灯油留分にいたる石油系溶剤類、酢酸エチル、酢酸ブ
チル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類、セロソルブアセ
テート、ブチルセロソルブアセテート等のエーテルエス
テル類等があり、組成物中に最大重量50%、好ましく
は0〜40重量%の範囲で使用することができる。
【0039】接着付与剤としては、公知のシランカップ
リング剤等が好ましい。組成物中に最大5重量%、好ま
しくは0.05〜2重量%の範囲で使用できる。着色剤
としては、カーボンブラック、チタンホワイト、酸化ク
ロム、ベンガラ等が使用できる。配合量は0.1〜5重
量%とすることが好ましい。安定剤としては、ヒンダー
ドフェノール系化合物、トリアゾール系化合物等が使用
できる。配合量は0.1〜2重量%程度とするものであ
る。更に、本発明においては硬化促進触媒を配合するこ
ともできる。硬化促進触媒としてはカルボン酸、スルホ
ン酸、リン酸、リン酸エステル等が好ましい。配合量は
0.05〜5重量%程度が好ましい。
リング剤等が好ましい。組成物中に最大5重量%、好ま
しくは0.05〜2重量%の範囲で使用できる。着色剤
としては、カーボンブラック、チタンホワイト、酸化ク
ロム、ベンガラ等が使用できる。配合量は0.1〜5重
量%とすることが好ましい。安定剤としては、ヒンダー
ドフェノール系化合物、トリアゾール系化合物等が使用
できる。配合量は0.1〜2重量%程度とするものであ
る。更に、本発明においては硬化促進触媒を配合するこ
ともできる。硬化促進触媒としてはカルボン酸、スルホ
ン酸、リン酸、リン酸エステル等が好ましい。配合量は
0.05〜5重量%程度が好ましい。
【0040】これらを配合する方法は特に制限はなく、
単に混合したり、その他の公知の方法で、例えば充填
剤、可塑剤、チクソ性付与剤、その他の助剤等、必要な
添加物をプラネタリーミキサー又はディゾルバー等の混
合機を用いて攪拌混合した後、ポリイソシアネート及び
/又はイソシアネート基を有するポリウレタンプレポリ
マー及びジアルジミンを加えて充分混合することもでき
る。各種添加剤の水分含有率が高い時は、予め脱水を施
すか、又はゼオライト等の脱水剤を添加する必要があ
る。得られた湿気硬化性ポリウレタン組成物は直ちに使
用することもできるが、窒素気流中にて密閉缶に詰めて
貯蔵することもできる。この場合には、密閉容器内で空
気中の水分と遮断された状態での貯蔵安定性は極めて良
好であり、常温より高い温度において保存しても物性保
持率は高く、粘度安定性も良好である。また、一旦開封
されると空気中の湿気にさらされて、直ちに硬化し、従
来の湿気硬化性ポリウレタンとは異なり、無発泡で、機
械的物性の優れた各種ポリウレタン製品を得ることがで
きる。
単に混合したり、その他の公知の方法で、例えば充填
剤、可塑剤、チクソ性付与剤、その他の助剤等、必要な
添加物をプラネタリーミキサー又はディゾルバー等の混
合機を用いて攪拌混合した後、ポリイソシアネート及び
/又はイソシアネート基を有するポリウレタンプレポリ
マー及びジアルジミンを加えて充分混合することもでき
る。各種添加剤の水分含有率が高い時は、予め脱水を施
すか、又はゼオライト等の脱水剤を添加する必要があ
る。得られた湿気硬化性ポリウレタン組成物は直ちに使
用することもできるが、窒素気流中にて密閉缶に詰めて
貯蔵することもできる。この場合には、密閉容器内で空
気中の水分と遮断された状態での貯蔵安定性は極めて良
好であり、常温より高い温度において保存しても物性保
持率は高く、粘度安定性も良好である。また、一旦開封
されると空気中の湿気にさらされて、直ちに硬化し、従
来の湿気硬化性ポリウレタンとは異なり、無発泡で、機
械的物性の優れた各種ポリウレタン製品を得ることがで
きる。
【0041】本発明による湿気硬化性ポリウレタン組成
物は、硬化性のみならず長期貯蔵性にも優れている。こ
の組成物に目的に応じて、充填剤、チクソ性付与剤その
他を混合して作ったシーリング材、壁材、防水材、床
材、塗料も又、貯蔵安定性、作業性に優れており、しか
も施工した場合には、空気中の湿気により急速に硬化さ
せることができる。更に、硬化物はモジュラスが高く、
優れた機械強度を有する。
物は、硬化性のみならず長期貯蔵性にも優れている。こ
の組成物に目的に応じて、充填剤、チクソ性付与剤その
他を混合して作ったシーリング材、壁材、防水材、床
材、塗料も又、貯蔵安定性、作業性に優れており、しか
も施工した場合には、空気中の湿気により急速に硬化さ
せることができる。更に、硬化物はモジュラスが高く、
優れた機械強度を有する。
【0042】
【実験例】以下、実験例により本発明を更に具体的に説
明する。なお実験例中、部は重量部を示す。
明する。なお実験例中、部は重量部を示す。
【0043】ジアルジミン(ALD−1)の合成例1
(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、テトラメチレンジアミン88部(2.0当
量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素
気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロートよ
りp−トルアルデヒド300部(2.5当量)を約30
分間滴下した。次いで昇温すると、約90℃で還流が開
始し、水分分離器内に水の分離留出が認められた。続い
て、還流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応
を続けた。留去した水は36部であった。次に、外温を
150℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで
減圧し、トルエン及び未反応p−トルアルデヒドを留去
した。留去後得られた反応物(ALD−1)は290部
であった。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを
測定した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収
スペクトルを認めた。ジアルジミンALD−1はアミン
価381mgKOH/gであり、室温にて黄色液体であっ
た。
(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、テトラメチレンジアミン88部(2.0当
量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素
気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロートよ
りp−トルアルデヒド300部(2.5当量)を約30
分間滴下した。次いで昇温すると、約90℃で還流が開
始し、水分分離器内に水の分離留出が認められた。続い
て、還流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応
を続けた。留去した水は36部であった。次に、外温を
150℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで
減圧し、トルエン及び未反応p−トルアルデヒドを留去
した。留去後得られた反応物(ALD−1)は290部
であった。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを
測定した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収
スペクトルを認めた。ジアルジミンALD−1はアミン
価381mgKOH/gであり、室温にて黄色液体であっ
た。
【0044】ジアルジミン(ALD−2)の合成例2
(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ヘキサメチレンジアミン116部(2.0
当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒
素気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロート
よりベンズアルデヒド265部(2.5当量)を約30
分間で滴下した。更に昇温すると、約90℃で還流が開
始し、水分分離器内に水の分離留出が認められた。続い
て、還流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応
を続けた。留去した水は36部であった。次に、外温を
150℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで
減圧し、トルエン及び未反応ベンズアルデヒドを留去し
た。留去後得られた反応物(ALD−2)は290部で
あった。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測
定した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収ス
ペクトルを認めた。ジアルジミンALD−2はアミン価
381mgKOH/gであり、室温にて黄色液体であっ
た。
(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ヘキサメチレンジアミン116部(2.0
当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒
素気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロート
よりベンズアルデヒド265部(2.5当量)を約30
分間で滴下した。更に昇温すると、約90℃で還流が開
始し、水分分離器内に水の分離留出が認められた。続い
て、還流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応
を続けた。留去した水は36部であった。次に、外温を
150℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで
減圧し、トルエン及び未反応ベンズアルデヒドを留去し
た。留去後得られた反応物(ALD−2)は290部で
あった。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測
定した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収ス
ペクトルを認めた。ジアルジミンALD−2はアミン価
381mgKOH/gであり、室温にて黄色液体であっ
た。
【0045】ジアルジミン(ALD−3)の合成例3 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体
約40%の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1
部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて
混合した。約10分後、滴下ロートよりベンズアルデヒ
ド265部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更
に昇温すると、約90℃で還流が開始し、水分分離器内
に水の分離留出が認められた。続いて、還流しながら水
分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留去した
水は36部であった。次に、外温を150℃に設定し
た。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン
及び未反応ベンズアルデヒドを留去した。留去後得られ
た反応物(ALD−3)は328部であった。また得ら
れた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、16
40cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認め
た。ジアルジミンALD−3はアミン価337mgKOH
/gであり、室温にて淡黄色液体であった。
反応容器に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体
約40%の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1
部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて
混合した。約10分後、滴下ロートよりベンズアルデヒ
ド265部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更
に昇温すると、約90℃で還流が開始し、水分分離器内
に水の分離留出が認められた。続いて、還流しながら水
分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留去した
水は36部であった。次に、外温を150℃に設定し
た。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン
及び未反応ベンズアルデヒドを留去した。留去後得られ
た反応物(ALD−3)は328部であった。また得ら
れた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、16
40cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認め
た。ジアルジミンALD−3はアミン価337mgKOH
/gであり、室温にて淡黄色液体であった。
【0046】ジアルジミン(ALD−4)の合成例4 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体
約40%の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1
部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて
混合した。約10分後、滴下ロートよりp−トルアルデ
ヒド300部(2.5当量)を約30分間で滴下した。
更に昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に
水の分離留出が認められた。続いて、還流しながら水分
留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留去した水
は36部であった。次に、外温を150℃に設定した。
続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び
未反応p−トルアルデヒドを留去した。留去後得られた
反応物(ALD−4)は354部であった。また得られ
た反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、164
0cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。
ジアルジミンALD−4はアミン価310mgKOH/g
であり、室温にて淡黄色液体であった。
反応容器に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体
約40%の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1
部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて
混合した。約10分後、滴下ロートよりp−トルアルデ
ヒド300部(2.5当量)を約30分間で滴下した。
更に昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に
水の分離留出が認められた。続いて、還流しながら水分
留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留去した水
は36部であった。次に、外温を150℃に設定した。
続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び
未反応p−トルアルデヒドを留去した。留去後得られた
反応物(ALD−4)は354部であった。また得られ
た反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、164
0cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。
ジアルジミンALD−4はアミン価310mgKOH/g
であり、室温にて淡黄色液体であった。
【0047】ジアルジミン(ALD−5)の合成例5 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体
約40%の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1
部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて
混合した。約10分後、滴下ロートより4−エチルベン
ズアルデヒド335部(2.5当量)を約30分間で滴
下した。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分
離器内に水の分離留出が認められた。続いて、還流しな
がら水分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留
去した水は36部であった。次に、外温を150℃に設
定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トル
エン及び未反応4−エチルベンズアルデヒドを留去し
た。留去後得られた反応物(ALD−5)は382部で
あった。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測
定した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収ス
ペクトルを認めた。ジアルジミンALD−5はアミン価
285mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であっ
た。
反応容器に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体
約40%の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1
部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて
混合した。約10分後、滴下ロートより4−エチルベン
ズアルデヒド335部(2.5当量)を約30分間で滴
下した。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分
離器内に水の分離留出が認められた。続いて、還流しな
がら水分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留
去した水は36部であった。次に、外温を150℃に設
定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トル
エン及び未反応4−エチルベンズアルデヒドを留去し
た。留去後得られた反応物(ALD−5)は382部で
あった。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測
定した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収ス
ペクトルを認めた。ジアルジミンALD−5はアミン価
285mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であっ
た。
【0048】ジアルジミン(ALD−6)の合成例6 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体
約40%の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1
部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて
混合した。約10分後、滴下ロートよりp−アニスアル
デヒド340部(2.5当量)を約30分間で滴下し
た。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分離器
内に水の分離留出が認められた。続いて、還流しながら
水分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留去し
た水は36部であった。次に、外温を150℃に設定し
た。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン
及び未反応p−アニスアルデヒドを留去した。留去後得
られた反応物(ALD−6)は383部であった。また
得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、
1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認
めた。ジアルジミンALD−6はアミン価286mgKO
H/gであり、室温にて淡黄色液体であった。
反応容器に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体
約40%の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1
部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて
混合した。約10分後、滴下ロートよりp−アニスアル
デヒド340部(2.5当量)を約30分間で滴下し
た。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分離器
内に水の分離留出が認められた。続いて、還流しながら
水分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留去し
た水は36部であった。次に、外温を150℃に設定し
た。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン
及び未反応p−アニスアルデヒドを留去した。留去後得
られた反応物(ALD−6)は383部であった。また
得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、
1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認
めた。ジアルジミンALD−6はアミン価286mgKO
H/gであり、室温にて淡黄色液体であった。
【0049】ジアルジミン(ALD−7)の合成例7 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、イソホロンジアミン170部(2.0当
量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素
気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロートよ
りベンズアルデヒド265部(2.5当量)を約30分
間で滴下した。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、
水分分離器内に水の分離留出が認められた。続いて、還
流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応を続け
た。留去した水は36部であった。次に、外温を150
℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧
し、トルエン及び未反応ベンズアルデヒドを留去した。
留去後得られた反応物(ALD−7)は343部であっ
た。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定し
た結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペク
トルを認めた。ジアルジミンALD−7はアミン価32
0mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であった。
反応容器に、イソホロンジアミン170部(2.0当
量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素
気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロートよ
りベンズアルデヒド265部(2.5当量)を約30分
間で滴下した。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、
水分分離器内に水の分離留出が認められた。続いて、還
流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応を続け
た。留去した水は36部であった。次に、外温を150
℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧
し、トルエン及び未反応ベンズアルデヒドを留去した。
留去後得られた反応物(ALD−7)は343部であっ
た。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定し
た結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペク
トルを認めた。ジアルジミンALD−7はアミン価32
0mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であった。
【0050】ジアルジミン(ALD−8)の合成例8 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、イソホロンジアミン170部(2.0当
量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素
気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロートよ
りm−トルアルデヒド300部(2.5当量)を約30
分間で滴下した。更に昇温し、約90℃で還流が開始
し、水分分離器内に水の分離留出が認められた。続い
て、還流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応
を続けた。留去した水は36部であった。次に、外温を
150℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで
減圧し、トルエン及び未反応m−トルアルデヒドを留去
した。留去後得られた反応物(ALD−8)は372部
であった。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを
測定した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収
スペクトルを認めた。ジアルジミンALD−8はアミン
価297mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であ
った。
反応容器に、イソホロンジアミン170部(2.0当
量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素
気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロートよ
りm−トルアルデヒド300部(2.5当量)を約30
分間で滴下した。更に昇温し、約90℃で還流が開始
し、水分分離器内に水の分離留出が認められた。続い
て、還流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応
を続けた。留去した水は36部であった。次に、外温を
150℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで
減圧し、トルエン及び未反応m−トルアルデヒドを留去
した。留去後得られた反応物(ALD−8)は372部
であった。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを
測定した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収
スペクトルを認めた。ジアルジミンALD−8はアミン
価297mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であ
った。
【0051】ジアルジミン(ALD−9)の合成例9
(参考製造例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ビスアミノメチルシクロヘキサン142部
(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を
入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約10分後、滴
下ロートより4−エチルベンズアルデヒド335部
(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温し、
約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出
が認められた。続いて、還流しながら水分留出が停止す
るまで約6時間反応を続けた。留去した水は36部であ
った。次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空
ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反応4−エ
チルベンズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応
物(ALD−9)は371部であった。また得られた反
応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm
-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。ジア
ルジミンALD−9はアミン価297mgKOH/gであ
り、室温にて淡黄色液体であった。
(参考製造例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ビスアミノメチルシクロヘキサン142部
(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を
入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約10分後、滴
下ロートより4−エチルベンズアルデヒド335部
(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温し、
約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出
が認められた。続いて、還流しながら水分留出が停止す
るまで約6時間反応を続けた。留去した水は36部であ
った。次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空
ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反応4−エ
チルベンズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応
物(ALD−9)は371部であった。また得られた反
応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm
-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。ジア
ルジミンALD−9はアミン価297mgKOH/gであ
り、室温にて淡黄色液体であった。
【0052】ジアルジミン(ALD−10)の合成例1
0(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン210部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン
500部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約1
0分後、滴下ロートよりp−トルアルデヒド300部
(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温し、
約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出
が認められた。続いて、還流しながら水分留出が停止す
るまで約6時間反応を続けた。留去した水は36部であ
った。次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空
ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反応p−ト
ルアルデヒドを留去した。留去後得られた反応物(AL
D−10)は410部であった。また得られた反応物の
赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に−
N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。ジアルジミ
ンALD−10はアミン価268mgKOH/gであり、
室温にて淡黄色固体であった。
0(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン210部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン
500部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約1
0分後、滴下ロートよりp−トルアルデヒド300部
(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温し、
約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出
が認められた。続いて、還流しながら水分留出が停止す
るまで約6時間反応を続けた。留去した水は36部であ
った。次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空
ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反応p−ト
ルアルデヒドを留去した。留去後得られた反応物(AL
D−10)は410部であった。また得られた反応物の
赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に−
N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。ジアルジミ
ンALD−10はアミン価268mgKOH/gであり、
室温にて淡黄色固体であった。
【0053】ジアルジミン(ALD−11)の合成例1
1(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、2,4−異性体約80%と2,6−異性体
約20%の混合物である3,5−ジエチルトルエン−
2,4−及び2,6−ジアミン178部(2.0当
量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素
気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロートよ
りベンズアルデヒド265部(2.5当量)を約30分
間で滴下した。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、
水分分離器内に水の分離留出が認められた。続いて、還
流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応を続け
た。留去した水は36部であった。次に、外温を150
℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧
し、トルエン及び未反応ベンズアルデヒドを留去した。
留去後得られた反応物(ALD−11)は351部であ
った。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定
した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペ
クトルを認めた。ジアルジミンALD−11はアミン価
315mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であっ
た。
1(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、2,4−異性体約80%と2,6−異性体
約20%の混合物である3,5−ジエチルトルエン−
2,4−及び2,6−ジアミン178部(2.0当
量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素
気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロートよ
りベンズアルデヒド265部(2.5当量)を約30分
間で滴下した。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、
水分分離器内に水の分離留出が認められた。続いて、還
流しながら水分留出が停止するまで約6時間反応を続け
た。留去した水は36部であった。次に、外温を150
℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧
し、トルエン及び未反応ベンズアルデヒドを留去した。
留去後得られた反応物(ALD−11)は351部であ
った。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定
した結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペ
クトルを認めた。ジアルジミンALD−11はアミン価
315mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であっ
た。
【0054】トリアルジミン(ALD−12)の合成例
12(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、1,3,5−トリス(アミノメチル)シク
ロヘキサン114部(2.0当量)、蟻酸0.1部及び
トルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて混合し
た。約10分後、滴下ロートよりベンズアルデヒド26
5部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温
し、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離
留出が認められた。続いて、還流しながら水分留出が停
止するまで約6時間反応を続けた。留去した水は36部
であった。次に、外温を150℃に設定した。続いて、
真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反応ベ
ンズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応物(A
LD−12)は299部であった。また得られた反応物
の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に
−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。トリアル
ジミンALD−12はアミン価386mgKOH/gであ
り、室温にて淡黄色液体であった。
12(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、1,3,5−トリス(アミノメチル)シク
ロヘキサン114部(2.0当量)、蟻酸0.1部及び
トルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて混合し
た。約10分後、滴下ロートよりベンズアルデヒド26
5部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温
し、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離
留出が認められた。続いて、還流しながら水分留出が停
止するまで約6時間反応を続けた。留去した水は36部
であった。次に、外温を150℃に設定した。続いて、
真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反応ベ
ンズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応物(A
LD−12)は299部であった。また得られた反応物
の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に
−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。トリアル
ジミンALD−12はアミン価386mgKOH/gであ
り、室温にて淡黄色液体であった。
【0055】ジアルジミン(ALD−13)の合成例1
3(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ポリオキシエチレンジアミン(Texac
o Chemical Company製、商標:JE
FFAMINE EDR−148、分子量148)14
8部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500
部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約10分
後、滴下ロートよりp−イソブチルベンズアルデヒド4
05部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇
温し、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分
離留出が認められた。続いて、還流しながら水分留出が
停止するまで約6時間反応を続けた。留去した水は36
部であった。次に、外温を150℃に設定した。続い
て、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反
応p−イソブチルベンズアルデヒドを留去した。留去後
得られた反応物(ALD−13)は435部であった。
また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結
果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトル
を認めた。ジアルジミンALD−13はアミン価257
mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であった。
3(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ポリオキシエチレンジアミン(Texac
o Chemical Company製、商標:JE
FFAMINE EDR−148、分子量148)14
8部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500
部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約10分
後、滴下ロートよりp−イソブチルベンズアルデヒド4
05部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇
温し、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分
離留出が認められた。続いて、還流しながら水分留出が
停止するまで約6時間反応を続けた。留去した水は36
部であった。次に、外温を150℃に設定した。続い
て、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反
応p−イソブチルベンズアルデヒドを留去した。留去後
得られた反応物(ALD−13)は435部であった。
また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結
果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトル
を認めた。ジアルジミンALD−13はアミン価257
mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であった。
【0056】ジアルジミン(ALD−14)の合成例1
4(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ポリオキシプロピレンジアミン(Texa
co Chemical Company製、商標:J
EFFAMINE D−230、分子量230)230
部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部
を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約10分後、
滴下ロートよりp−アニスアルデヒド340部(2.5
当量)を約30分間で滴下した。更に昇温し、約90℃
で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出が認めら
れた。続いて、還流しながら水分留出が停止するまで約
6時間反応を続けた。留去した水は36部であった。次
に、外温を150℃に設定した。続いて、真空ポンプで
1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反応p−アニスアル
デヒドを留去した。留去後得られた反応物(ALD−1
4)は464部であった。また得られた反応物の赤外吸
収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に−N=C
H−の特性吸収スペクトルを認めた。ジアルジミンAL
D−14はアミン価241mgKOH/gであり、室温に
て淡黄色液体であった。
4(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ポリオキシプロピレンジアミン(Texa
co Chemical Company製、商標:J
EFFAMINE D−230、分子量230)230
部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部
を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約10分後、
滴下ロートよりp−アニスアルデヒド340部(2.5
当量)を約30分間で滴下した。更に昇温し、約90℃
で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出が認めら
れた。続いて、還流しながら水分留出が停止するまで約
6時間反応を続けた。留去した水は36部であった。次
に、外温を150℃に設定した。続いて、真空ポンプで
1mmHgまで減圧し、トルエン及び未反応p−アニスアル
デヒドを留去した。留去後得られた反応物(ALD−1
4)は464部であった。また得られた反応物の赤外吸
収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に−N=C
H−の特性吸収スペクトルを認めた。ジアルジミンAL
D−14はアミン価241mgKOH/gであり、室温に
て淡黄色液体であった。
【0057】トリアルジミン(ALD−15)の合成例
15(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ポリオキシプロピレントリアミン(Tex
aco Chemical Company製、商標:
JEFFAMINE T−403、分子量440)29
4部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500
部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約10分
後、滴下ロートよりp−イソプロピルベンズアルデヒド
370部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に
昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の
分離留出が認められた。続いて、還流しながら水分留出
が停止するまで約6時間反応を続けた。留去した水は3
6部であった。次に、外温を150℃に設定した。続い
て、真空ポンプで1mmHgまで減圧にし、トルエン及び未
反応p−イソプロピルベンズアルデヒドを留去した。留
去後得られた反応物(ALD−15)は552部であっ
た。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定し
た結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペク
トルを認めた。トリアルジミンALD−15はアミン価
304mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であっ
た。
15(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ポリオキシプロピレントリアミン(Tex
aco Chemical Company製、商標:
JEFFAMINE T−403、分子量440)29
4部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500
部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約10分
後、滴下ロートよりp−イソプロピルベンズアルデヒド
370部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に
昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の
分離留出が認められた。続いて、還流しながら水分留出
が停止するまで約6時間反応を続けた。留去した水は3
6部であった。次に、外温を150℃に設定した。続い
て、真空ポンプで1mmHgまで減圧にし、トルエン及び未
反応p−イソプロピルベンズアルデヒドを留去した。留
去後得られた反応物(ALD−15)は552部であっ
た。また得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定し
た結果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペク
トルを認めた。トリアルジミンALD−15はアミン価
304mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であっ
た。
【0058】トリアルジミン(ALD−16)の合成例
16(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ポリオキシプロピレントリアミン(Tex
aco Chemical Company製、商標:
JEFFAMINE T−5000、分子量5000)
2000部(1.2当量)、蟻酸0.5部及びトルエン
2000部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約
10分後、滴下ロートよりベンズアルデヒド159部
(1.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温し、
約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出
が認められた。続いて、還流しながら水分留出が停止す
るまで約6時間反応を続けた。留去した水は21部であ
った。次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空
ポンプで1mmHgまで減圧にし、トルエン及び未反応ベン
ズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応物(AL
D−16)は2103部であった。また得られた反応物
の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に
−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。トリアル
ジミンALD−16はアミン価32mgKOH/gであ
り、室温にて淡黄色液体であった。
16(参考合成例) 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を備えた
反応容器に、ポリオキシプロピレントリアミン(Tex
aco Chemical Company製、商標:
JEFFAMINE T−5000、分子量5000)
2000部(1.2当量)、蟻酸0.5部及びトルエン
2000部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約
10分後、滴下ロートよりベンズアルデヒド159部
(1.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温し、
約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出
が認められた。続いて、還流しながら水分留出が停止す
るまで約6時間反応を続けた。留去した水は21部であ
った。次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空
ポンプで1mmHgまで減圧にし、トルエン及び未反応ベン
ズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応物(AL
D−16)は2103部であった。また得られた反応物
の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に
−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。トリアル
ジミンALD−16はアミン価32mgKOH/gであ
り、室温にて淡黄色液体であった。
【0059】実験例1(参考例) ALD−2を54部、ビューレット変性ヘキサメチレン
ポリイソシアネート(三井東圧化学株式会社製、商標:
オレスターNP−1000、NCO含有量 17重量
%)100部を混合し、密栓して50℃にて30日間貯
蔵したが性状にほとんど変化は認められなかった。貯蔵
後ガラス板上に、0.5mmの厚みで塗布し、相対湿度5
0%、25℃の雰囲気にて放置したところ、1.5時間
で表面が硬化した。オレスターNP−1000のみを同
様に処理した処、24時間後でも表面は硬化しなかっ
た。
ポリイソシアネート(三井東圧化学株式会社製、商標:
オレスターNP−1000、NCO含有量 17重量
%)100部を混合し、密栓して50℃にて30日間貯
蔵したが性状にほとんど変化は認められなかった。貯蔵
後ガラス板上に、0.5mmの厚みで塗布し、相対湿度5
0%、25℃の雰囲気にて放置したところ、1.5時間
で表面が硬化した。オレスターNP−1000のみを同
様に処理した処、24時間後でも表面は硬化しなかっ
た。
【0060】実験例2(実施例) ALD−3を20部、ジオクチルフタレート70部、ポ
リオキシプロピレングリコール(PPG)/トリレンジ
イソシアネート(TDI)系プレポリマー(三井東圧化
学株式会社製、商標:ハイプレンP−305、NCO含
有量、2.8重量%)200部を混合し、密栓して50
℃にて30日間貯蔵したが性状にほとんど変化は認めら
れなかった。貯蔵後ガラス板上に、0.5mmの厚みで塗
布し、相対湿度50%、25℃の雰囲気にて放置したと
ころ、1.5時間で表面が硬化した。ハイプレンP−3
05のみを同様に処理した処、10時間後でも表面は硬
化しなかった。
リオキシプロピレングリコール(PPG)/トリレンジ
イソシアネート(TDI)系プレポリマー(三井東圧化
学株式会社製、商標:ハイプレンP−305、NCO含
有量、2.8重量%)200部を混合し、密栓して50
℃にて30日間貯蔵したが性状にほとんど変化は認めら
れなかった。貯蔵後ガラス板上に、0.5mmの厚みで塗
布し、相対湿度50%、25℃の雰囲気にて放置したと
ころ、1.5時間で表面が硬化した。ハイプレンP−3
05のみを同様に処理した処、10時間後でも表面は硬
化しなかった。
【0061】実験例3(参考例) ALD−11を89部、TDIのトリメチロールプロパ
ン付加物(三井東圧化学株式会社製、商標:オレスター
P45−75S、NCO含有量 11.6重量%)20
0部を混合し、密栓して50℃にて30日間貯蔵したが
性状にほとんど変化は認められなかった。貯蔵後ガラス
板上に、0.5mmの厚みで塗布し、相対湿度50%、2
5℃の雰囲気にて放置したところ、3時間で表面が硬化
した。オレスターP45−75Sのみを同様に処理した
処、10時間後でも表面は硬化しなかった。
ン付加物(三井東圧化学株式会社製、商標:オレスター
P45−75S、NCO含有量 11.6重量%)20
0部を混合し、密栓して50℃にて30日間貯蔵したが
性状にほとんど変化は認められなかった。貯蔵後ガラス
板上に、0.5mmの厚みで塗布し、相対湿度50%、2
5℃の雰囲気にて放置したところ、3時間で表面が硬化
した。オレスターP45−75Sのみを同様に処理した
処、10時間後でも表面は硬化しなかった。
【0062】実験例4(参考例) ALD−16を220部、TDIのトリメチロールプロ
パン付加物(三井東圧化学株式会社製、商標:オレスタ
ーP45−75S、NCO含有量 11.6重量%)5
0部を混合し、密栓して50℃にて30日間貯蔵したが
変化は認められなかった。貯蔵後ガラス板上に、0.5
mmの厚みで塗布し、相対湿度50%、25℃の雰囲気に
て放置したところ、3時間で表面が硬化した。オレスタ
ーP45−75Sのみを同様に処理した処、10時間後
でも表面は硬化しなかった。(湿気硬化性ポリウレタン
防水材の実験例及び比較例)
パン付加物(三井東圧化学株式会社製、商標:オレスタ
ーP45−75S、NCO含有量 11.6重量%)5
0部を混合し、密栓して50℃にて30日間貯蔵したが
変化は認められなかった。貯蔵後ガラス板上に、0.5
mmの厚みで塗布し、相対湿度50%、25℃の雰囲気に
て放置したところ、3時間で表面が硬化した。オレスタ
ーP45−75Sのみを同様に処理した処、10時間後
でも表面は硬化しなかった。(湿気硬化性ポリウレタン
防水材の実験例及び比較例)
【0063】以下、実験例5〜10において、湿気硬化
性ポリウレタン防水材を製造して、その評価を行った。
硬化性はJIS−A5758(1986)の6−10項
によりタックフリーになるまでの時間を測定した。貯蔵
安定性は、湿気硬化性ポリウレタン防水材を一定時間密
封貯蔵した後、B型回転粘度計により粘度変化を測定し
た。施工後硬化した防水材の機械物性はJIS−K63
01により測定した。即ち、施工後23℃、相対湿度5
0%中に7日間放置し、この試料を更に50℃中に7日
間放置した時の100%伸長モジュラス、引張り強さ及
び伸びを測定した。配合及び評価を表1に示した。また
比較のため、比較例1,2の配合及び評価も同表に示し
た。
性ポリウレタン防水材を製造して、その評価を行った。
硬化性はJIS−A5758(1986)の6−10項
によりタックフリーになるまでの時間を測定した。貯蔵
安定性は、湿気硬化性ポリウレタン防水材を一定時間密
封貯蔵した後、B型回転粘度計により粘度変化を測定し
た。施工後硬化した防水材の機械物性はJIS−K63
01により測定した。即ち、施工後23℃、相対湿度5
0%中に7日間放置し、この試料を更に50℃中に7日
間放置した時の100%伸長モジュラス、引張り強さ及
び伸びを測定した。配合及び評価を表1に示した。また
比較のため、比較例1,2の配合及び評価も同表に示し
た。
【0064】実験例5(参考例) 実験例には次の原料を使用した。 ジアルジミン:合成例1で合成したALD−1 イソシアネート基を末端とするポリウレタンプレポリマ
ー:2,4−トリレンジイソシアネート598部と、ポ
リオキシプロピレングリコール(分子量2000)26
00部と、ポリオキシプロピレントリオール(分子量3
000)1802部とを100℃にて10時間反応させ
た。末端NCO基は1.89重量%、粘度は41,00
0cps /25℃であった。
ー:2,4−トリレンジイソシアネート598部と、ポ
リオキシプロピレングリコール(分子量2000)26
00部と、ポリオキシプロピレントリオール(分子量3
000)1802部とを100℃にて10時間反応させ
た。末端NCO基は1.89重量%、粘度は41,00
0cps /25℃であった。
【0065】3リットルのプラネタリーミキサーにジオ
クチルフタレート200部、炭酸カルシウム600部、
酸化チタン50部、耐候安定剤(チバガイギー社製、イ
ルガノックス1010)10部を入れ、常温にて15分
混練し、続いて100℃にて混練しつつ真空にて脱水操
作を一時間行った。次に、プレポリマー700部、ジア
ルジミン(ALD−1)42部を加え、常温にて15分
混練した。さらに沈降防止剤(日本アエロジル社製疎水
性シリカ#R−972)10部、トルエン150部を加
え、真空中にて常温で10分混練し本発明の湿気硬化性
ポリウレタン防水材を得た。この防水材は、表−1に示
す如くタックフリータイムが短く、硬化性が優れてい
た。又、50℃で14日間密封貯蔵後の粘度は実用上良
好に保たれており、湿気硬化後の硬化物は発泡も無く、
物性は優れていた。
クチルフタレート200部、炭酸カルシウム600部、
酸化チタン50部、耐候安定剤(チバガイギー社製、イ
ルガノックス1010)10部を入れ、常温にて15分
混練し、続いて100℃にて混練しつつ真空にて脱水操
作を一時間行った。次に、プレポリマー700部、ジア
ルジミン(ALD−1)42部を加え、常温にて15分
混練した。さらに沈降防止剤(日本アエロジル社製疎水
性シリカ#R−972)10部、トルエン150部を加
え、真空中にて常温で10分混練し本発明の湿気硬化性
ポリウレタン防水材を得た。この防水材は、表−1に示
す如くタックフリータイムが短く、硬化性が優れてい
た。又、50℃で14日間密封貯蔵後の粘度は実用上良
好に保たれており、湿気硬化後の硬化物は発泡も無く、
物性は優れていた。
【0066】実験例6(実施例) 実験例5において、合成例3で合成したジアルジミン
(ALD−3)48部を使用した以外は実験例5と全く
同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリー
タイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で14
日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化後
の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
(ALD−3)48部を使用した以外は実験例5と全く
同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリー
タイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で14
日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化後
の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0067】実験例7(実施例) 実験例5において、合成例4で合成したジアルジミン
(ALD−4)52部を使用した以外は実験例5と全く
同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリー
タイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で14
日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化後
の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
(ALD−4)52部を使用した以外は実験例5と全く
同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリー
タイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で14
日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化後
の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0068】実験例8(実施例) 実験例5において、合成例5で合成したジアルジミン
(ALD−5)56部を使用した以外は実験例5と全く
同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリー
タイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で14
日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化後
の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
(ALD−5)56部を使用した以外は実験例5と全く
同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリー
タイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で14
日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化後
の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0069】実験例9(実施例) 実験例5において、合成例7で合成したジアルジミン
(ALD−7)50部を使用した以外は実験例5と全く
同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリー
タイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で14
日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化後
の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
(ALD−7)50部を使用した以外は実験例5と全く
同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリー
タイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で14
日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化後
の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0070】実験例10(参考例) 実験例5において、合成例14で合成したジアルジミン
(ALD−14)67部を使用した以外は実験例5と全
く同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリ
ータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で1
4日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化
後の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。又、実験
例5〜10で製造した組成物は、貯蔵後も湿気硬化性ポ
リウレタン床材としての性能を保持していた。
(ALD−14)67部を使用した以外は実験例5と全
く同様に処理した。結果は表−1に示す如くタックフリ
ータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で1
4日間密封貯蔵後の粘度は実用上良好であり、湿気硬化
後の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。又、実験
例5〜10で製造した組成物は、貯蔵後も湿気硬化性ポ
リウレタン床材としての性能を保持していた。
【0071】比較例1(参考比較例) 合成例1において、アミンとして芳香族ポリアミンMD
A−150(三井東圧化学株式会社製ポリメリックメチ
レンジアニリン)を、アルデヒドとしてトリメチルアセ
トアルデヒドを使用した以外は合成例1と同様に処理し
てポリアルジミン(ALD−17:アミン価299mgK
OH/g)を得た。次に、実験例5において、上記のポ
リアルジミン(ALD−17)54部を使用した以外は
実験例5と全く同様に処理した。結果は表−1に示す如
くタックフリータイムが長く、硬化性が劣っていた。
A−150(三井東圧化学株式会社製ポリメリックメチ
レンジアニリン)を、アルデヒドとしてトリメチルアセ
トアルデヒドを使用した以外は合成例1と同様に処理し
てポリアルジミン(ALD−17:アミン価299mgK
OH/g)を得た。次に、実験例5において、上記のポ
リアルジミン(ALD−17)54部を使用した以外は
実験例5と全く同様に処理した。結果は表−1に示す如
くタックフリータイムが長く、硬化性が劣っていた。
【0072】比較例2(参考比較例) 実験例5において、ジアルジミンを使用しなかった以外
は実験例5と全く同様に処理した。結果は表−1に示す
如くタックフリータイムが非常に長く、硬化性が著しく
悪かった。又、湿気硬化後の硬化物は発泡が生じ機械的
物性も劣り、防水材としての商品価値を損ねていた。
は実験例5と全く同様に処理した。結果は表−1に示す
如くタックフリータイムが非常に長く、硬化性が著しく
悪かった。又、湿気硬化後の硬化物は発泡が生じ機械的
物性も劣り、防水材としての商品価値を損ねていた。
【0073】
【表1】 (湿気硬化性ポリウレタンシーリング材の実験例及び比
較例) 以下、実験例11〜16において、湿気硬化性ポリウレ
タンシーリング材を製造して、その評価を行った。
較例) 以下、実験例11〜16において、湿気硬化性ポリウレ
タンシーリング材を製造して、その評価を行った。
【0074】硬化性はJIS−A5758(1986)
の6−10項によりタックフリーになるまでの時間を測
定した。貯蔵安定性は、湿気硬化性ポリウレタンシーリ
ング材を一定時間密封貯蔵した後、JIS−K2808
(1961)により針入度の1秒値及び5秒値[10-1
mm]を測定した。
の6−10項によりタックフリーになるまでの時間を測
定した。貯蔵安定性は、湿気硬化性ポリウレタンシーリ
ング材を一定時間密封貯蔵した後、JIS−K2808
(1961)により針入度の1秒値及び5秒値[10-1
mm]を測定した。
【0075】施工後硬化したシーリング材の機械物性は
JIS−K6301により測定した。即ち、施工後23
℃、相対湿度50%中に7日間放置し、この試料を更に
50℃中に7日間放置した後の100%伸長モジュラ
ス、引張り強さ及び伸びを測定した。配合及び評価を表
2に示した。また比較のため、比較例3,4の配合及び
評価も同表に示した。
JIS−K6301により測定した。即ち、施工後23
℃、相対湿度50%中に7日間放置し、この試料を更に
50℃中に7日間放置した後の100%伸長モジュラ
ス、引張り強さ及び伸びを測定した。配合及び評価を表
2に示した。また比較のため、比較例3,4の配合及び
評価も同表に示した。
【0076】実験例11(実施例) 実験例には次の原料を使用した。 ジアルジミン:合成例3で合成したALD−3 イソシアネート基を末端とするポリウレタンプレポリマ
ー:実験例5において使用したプレポリマー。
ー:実験例5において使用したプレポリマー。
【0077】3リットルのプラネタリーミキサーにジオ
クチルフタレート390部、炭酸カルシウム450部、
酸化チタン50部、耐候安定剤(チバガイギー社製、イ
ルガノックス1010)10部を入れ、常温にて15分
混練し、続いて100℃にて混練しつつ真空にて脱水操
作を一時間行った。次に、プレポリマー800部、ジア
ルジミン(ALD−3)54部を投入し、常温にて15
分混練した。さらにチクソ性付与剤(日本アエロジル社
製造疎水性シリカ#R−972)100部、トルエン1
70部を加え、真空中にて常温で10分混練し本発明の
湿気硬化性ポリウレタンシーリング材を得た。このシー
リング材は、表−2に示す如くアルジミンを使用しない
シーリング材と比較してタックフリータイムが短く、硬
化性が優れていた。又、50℃で14日間密封貯蔵後の
作業性は良好であり、施工した後の硬化物は発泡も無
く、物性は優れていた。
クチルフタレート390部、炭酸カルシウム450部、
酸化チタン50部、耐候安定剤(チバガイギー社製、イ
ルガノックス1010)10部を入れ、常温にて15分
混練し、続いて100℃にて混練しつつ真空にて脱水操
作を一時間行った。次に、プレポリマー800部、ジア
ルジミン(ALD−3)54部を投入し、常温にて15
分混練した。さらにチクソ性付与剤(日本アエロジル社
製造疎水性シリカ#R−972)100部、トルエン1
70部を加え、真空中にて常温で10分混練し本発明の
湿気硬化性ポリウレタンシーリング材を得た。このシー
リング材は、表−2に示す如くアルジミンを使用しない
シーリング材と比較してタックフリータイムが短く、硬
化性が優れていた。又、50℃で14日間密封貯蔵後の
作業性は良好であり、施工した後の硬化物は発泡も無
く、物性は優れていた。
【0078】実験例12(実施例) 実験例11において、合成例6で合成したジアルジミン
(ALD−6)64部を使用した以外は実験例11と全
く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタックフリ
ータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で1
4日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した後の
硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
(ALD−6)64部を使用した以外は実験例11と全
く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタックフリ
ータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で1
4日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した後の
硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0079】実験例13(実施例) 実験例11において、合成例8で合成したジアルジミン
(ALD−8)62部を使用した以外は実験例11と全
く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタックフリ
ータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で1
4日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した後の
硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
(ALD−8)62部を使用した以外は実験例11と全
く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタックフリ
ータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で1
4日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した後の
硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0080】実験例14(参考例) 実験例11において、合成例9で合成したジアルジミン
(ALD−9)62部を使用した以外は実験例11と全
く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタックフリ
ータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で1
4日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した後の
硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
(ALD−9)62部を使用した以外は実験例11と全
く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタックフリ
ータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃で1
4日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した後の
硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0081】実験例15(参考例) 実験例11において、合成例10で合成したジアルジミ
ン(ALD−10)68部を使用した以外は実験例11
と全く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタック
フリータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃
で14日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した
後の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
ン(ALD−10)68部を使用した以外は実験例11
と全く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタック
フリータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃
で14日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した
後の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0082】実験例16(参考例) 実験例11において、合成例13で合成したジアルジミ
ン(ALD−13)71部を使用した以外は実験例11
と全く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタック
フリータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃
で14日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した
後の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。又、実験
例11〜16で製造した組成物は、湿気硬化性ポリウレ
タン壁材としての性能を保持していた。
ン(ALD−13)71部を使用した以外は実験例11
と全く同様に処理した。結果は表−2に示す如くタック
フリータイムが短く、硬化性が優れていた。又、50℃
で14日間密封貯蔵後の作業性は良好であり、施工した
後の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。又、実験
例11〜16で製造した組成物は、湿気硬化性ポリウレ
タン壁材としての性能を保持していた。
【0083】比較例3(参考比較例) 合成例1において、アミンとしてヘキサメチレンジアミ
ンを、アルデヒドとしてトリメチルアセトアルデヒドを
使用した以外は合成例1と同様に処理してジアルジミン
(ALD−18:アミン価441mgKOH/g)を得
た。次に、実験例11において、上記のジアルジミン
(ALD−18)42部を使用した以外は実験例11と
全く同様に処理した。結果は表−2に示す如く貯蔵安定
性が非常に劣っていた。
ンを、アルデヒドとしてトリメチルアセトアルデヒドを
使用した以外は合成例1と同様に処理してジアルジミン
(ALD−18:アミン価441mgKOH/g)を得
た。次に、実験例11において、上記のジアルジミン
(ALD−18)42部を使用した以外は実験例11と
全く同様に処理した。結果は表−2に示す如く貯蔵安定
性が非常に劣っていた。
【0084】比較例4(比較例) 実験例11において、ジアルジミンを使用しなかった以
外は実験例11と全く同様に処理した。結果は表−2に
示す如くタックフリータイムが非常に長く、硬化性が著
しく悪かった。又、湿気硬化後の硬化物は発泡が生じた
ため、機械的物性は劣っていた。尚、本実験例において
は、防水材及びシーリング材を製造したが、これらと同
一組成でそれぞれそのまま床材及び壁材として使用でき
るもので、また硬化も同様のものであるので、実験例と
しての記載を省略する。
外は実験例11と全く同様に処理した。結果は表−2に
示す如くタックフリータイムが非常に長く、硬化性が著
しく悪かった。又、湿気硬化後の硬化物は発泡が生じた
ため、機械的物性は劣っていた。尚、本実験例において
は、防水材及びシーリング材を製造したが、これらと同
一組成でそれぞれそのまま床材及び壁材として使用でき
るもので、また硬化も同様のものであるので、実験例と
しての記載を省略する。
【0085】
【表2】
【0086】(湿気硬化性ポリウレタン塗料の実験例及
び比較例) 以下、実験例17〜18において、湿気硬化性ポリウレ
タン塗料を製造して、その評価を行った。硬化性はJI
S−A5758(1986)の6−10項によりタック
フリーになるまでの時間を測定した。貯蔵安定性は、湿
気硬化性ポリウレタン塗料を一定期間密封貯蔵した後、
B型回転粘度計により粘度変化を測定した。塗布後硬化
した塗料の機械物性はJIS−K6301により測定し
た。即ち、塗布後23℃、相対湿度50%中に7日間放
置し、この試料を更に50℃中に7日間放置した時の1
00%伸長モジュラス、引張り強さ及び伸びを測定し
た。配合及び評価を表3に示した。また比較のため、比
較例5の配合及び評価も同表に示した。
び比較例) 以下、実験例17〜18において、湿気硬化性ポリウレ
タン塗料を製造して、その評価を行った。硬化性はJI
S−A5758(1986)の6−10項によりタック
フリーになるまでの時間を測定した。貯蔵安定性は、湿
気硬化性ポリウレタン塗料を一定期間密封貯蔵した後、
B型回転粘度計により粘度変化を測定した。塗布後硬化
した塗料の機械物性はJIS−K6301により測定し
た。即ち、塗布後23℃、相対湿度50%中に7日間放
置し、この試料を更に50℃中に7日間放置した時の1
00%伸長モジュラス、引張り強さ及び伸びを測定し
た。配合及び評価を表3に示した。また比較のため、比
較例5の配合及び評価も同表に示した。
【0087】
【表3】
【0088】実験例17 実験例には次の原料を使用した。 トリアルジミン:合成例12で合成したALD−12 イソシアネート基を末端とするポリウレタンプレポリマ
ー:トルエンジイソシアネートとポリオキシテトラメチ
レングリコールとの付加物(三井東圧化学株式会社製、
ハイプレンL167、NCO%含有量6.4%)3リッ
トルのフラスコにプレポリマー1000部、トリアルジ
ミン(ALD−12)201部、キシレン600部、チ
クソ性付与剤(日本アエロジル社製造疎水性シリカ#R
−972)20部を入れ、常温にて1時間攪拌し、本発
明の湿気硬化性ポリウレタン塗料を得た。この塗料は、
表−3に示す如くタックフリータイムが短く、硬化性が
優れていた。又、50℃で14日間密封貯蔵後の粘度は
実用上良好であり、湿気硬化後の硬化物は発泡も無く、
物性は優れていた。
ー:トルエンジイソシアネートとポリオキシテトラメチ
レングリコールとの付加物(三井東圧化学株式会社製、
ハイプレンL167、NCO%含有量6.4%)3リッ
トルのフラスコにプレポリマー1000部、トリアルジ
ミン(ALD−12)201部、キシレン600部、チ
クソ性付与剤(日本アエロジル社製造疎水性シリカ#R
−972)20部を入れ、常温にて1時間攪拌し、本発
明の湿気硬化性ポリウレタン塗料を得た。この塗料は、
表−3に示す如くタックフリータイムが短く、硬化性が
優れていた。又、50℃で14日間密封貯蔵後の粘度は
実用上良好であり、湿気硬化後の硬化物は発泡も無く、
物性は優れていた。
【0089】実験例18(参考例) 実験例17において、合成例15で合成したトリアルジ
ミン(ALD−15)256部を使用した以外は実験例
17と全く同様に処理した。結果は表−3に示す如くタ
ックフリータイムが短く、硬化性が優れていた。又、5
0℃で14日間密封貯蔵後の粘度は良好であり、湿気硬
化後の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
ミン(ALD−15)256部を使用した以外は実験例
17と全く同様に処理した。結果は表−3に示す如くタ
ックフリータイムが短く、硬化性が優れていた。又、5
0℃で14日間密封貯蔵後の粘度は良好であり、湿気硬
化後の硬化物は発泡も無く、物性は優れていた。
【0090】比較例5(参考比較例) 合成例1において、アミンとして1,3,5−トリス
(アミノメチル)シクロヘキサンを、アルデヒドとして
トリメチルアセトアルデヒドを使用した以外は合成例1
と同様に処理してトリアルジミン(ALD−19:アミ
ン価447mgKOH/g)を得た。次に、実験例17に
おいて、上記のトリアルジミン(ALD−19)174
部を使用した以外は実験例17と全く同様に処理した。
結果は表−3に示す如く貯蔵安定性が非常に劣ってい
た。
(アミノメチル)シクロヘキサンを、アルデヒドとして
トリメチルアセトアルデヒドを使用した以外は合成例1
と同様に処理してトリアルジミン(ALD−19:アミ
ン価447mgKOH/g)を得た。次に、実験例17に
おいて、上記のトリアルジミン(ALD−19)174
部を使用した以外は実験例17と全く同様に処理した。
結果は表−3に示す如く貯蔵安定性が非常に劣ってい
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04B 1/682 E04B 1/68 L (56)参考文献 特開 昭63−105018(JP,A) 特開 昭61−31418(JP,A) 英国特許1064841(GB,B) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87
Claims (8)
- 【請求項1】 下記一般式(1)(化1) 【化1】 (但し、Xは炭素数6〜15のアリール基であり、Yは
イソホロンジアミンのアミノ残基または下記一般式(I
I)(化2)で表されるアミンのアミノ残基であり、 【化2】 (但し、Zは炭素数6〜13で、かつ2価もしくは3価
のビシクロ環、またはトリシクロ環からなる炭化水素基
を示す)、nは2または3を示す)で表されるポリアル
ジミンと、ポリイソシアネート及び/または複数のイソ
シアネート基を有するポリウレタンプレポリマーとを含
有する湿気硬化性ポリウレタン組成物。 - 【請求項2】 Yが融点50℃以下のジアミンまたはト
リアミンのアミノ残基である請求項1に記載の湿気硬化
性ポリウレタン組成物。 - 【請求項3】 Yがイソホロンジアミン、2,5−また
は2,6−ビス(アミノメチル)ビシクロ[2.2.1]
ヘプタンのアミノ残基である請求項1記載の湿気硬化性
ポリウレタン組成物。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の湿気
硬化性ポリウレタン組成物と充填剤とを含有してなる湿
気硬化性ポリウレタン防水材。 - 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の湿気
硬化性ポリウレタン組成物と充填剤とを含有してなる湿
気硬化性ポリウレタン床材。 - 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかに記載の湿気
硬化性ポリウレタン組成物とチクソ性付与剤とを含有し
てなる湿気硬化性ポリウレタンシーリング材。 - 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかに記載の湿気
硬化性ポリウレタン組成物とチクソ性付与剤とを含有し
てなる湿気硬化性ポリウレタン壁材。 - 【請求項8】 請求項1乃至3のいずれかに記載の湿気
硬化性ポリウレタン組成物を含有してなる湿気硬化性ポ
リウレタン塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14885391A JP3207216B2 (ja) | 1990-07-20 | 1991-06-20 | ポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリウレタン組成物、同組成物を含有してなる防水材、床材、シーリング材、壁材、及び塗料 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19073090 | 1990-07-20 | ||
JP2-190730 | 1990-07-20 | ||
JP21812090 | 1990-08-21 | ||
JP2-218120 | 1990-08-21 | ||
JP33608190 | 1990-11-30 | ||
JP2-336081 | 1990-11-30 | ||
JP14885391A JP3207216B2 (ja) | 1990-07-20 | 1991-06-20 | ポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリウレタン組成物、同組成物を含有してなる防水材、床材、シーリング材、壁材、及び塗料 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04279620A JPH04279620A (ja) | 1992-10-05 |
JP3207216B2 true JP3207216B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=27472892
Family Applications (1)
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JP14885391A Expired - Lifetime JP3207216B2 (ja) | 1990-07-20 | 1991-06-20 | ポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリウレタン組成物、同組成物を含有してなる防水材、床材、シーリング材、壁材、及び塗料 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3207216B2 (ja) |
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JPH0718051A (ja) * | 1993-07-02 | 1995-01-20 | Mitsui Toatsu Chem Inc | ポリアルジミンを含有する湿気硬化性ポリウレタン表面仕上げ材 |
JPH0725976A (ja) * | 1993-07-09 | 1995-01-27 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 潜在性硬化剤を含有するイソシアネート組成物の硬化方法 |
JPH0748430A (ja) * | 1993-08-04 | 1995-02-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 注入補修工法 |
JPH07216044A (ja) * | 1994-01-26 | 1995-08-15 | Mitsui Toatsu Chem Inc | アルジミンを含有するイソシアネート組成物の硬化方法 |
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JP3351157B2 (ja) * | 1995-02-27 | 2002-11-25 | 荒川化学工業株式会社 | ポリウレタンの製法 |
JPH1036658A (ja) * | 1996-07-25 | 1998-02-10 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 難燃性ウレタン組成物を用いるコンクリート構造物の 防水工法 |
JP3717282B2 (ja) * | 1997-08-19 | 2005-11-16 | 三井化学株式会社 | 一液湿気硬化性ウレタン組成物 |
JP2000297136A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-10-24 | Mitsui Chemicals Inc | 一液湿気硬化性ポリウレタン組成物およびその製造方法 |
IL129583A (en) * | 1999-04-25 | 2005-05-17 | Kenneth I Sawyer | Diesters of oligobutyleneglycol and amidine benzoic acid and their use for preparation of moisture-curable, storage-stable, one-part polyurethane/urea compositions |
JP3904349B2 (ja) * | 1999-08-05 | 2007-04-11 | 三井化学株式会社 | 揺変性付与剤およびその製造方法 |
EP1834971A1 (de) * | 2006-03-13 | 2007-09-19 | Sika Technology AG | Feuchtigkeitshärtende Polyurethanzusammensetzung mit gutem Tieftemperaturverhalten |
DE502006004082D1 (de) * | 2006-11-17 | 2009-08-06 | Sika Technology Ag | Polyaldimin enthaltende feuchtigkeitshärtende Heissschmelzklebstoff-Zusammensetzung |
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JP5445153B2 (ja) * | 2010-01-14 | 2014-03-19 | Dic株式会社 | 揺変性湿気硬化型ウレタン組成物、それを用いたコーティング材及びそれを用いた施工方法 |
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PL2948492T3 (pl) * | 2013-01-22 | 2020-09-21 | Sika Technology Ag | Nanoszona w postaci płynnej membrana hydroizolacyjna do dachów zawierająca trialdyminę |
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EP3394136B1 (de) * | 2015-12-21 | 2021-08-25 | Sika Technology AG | Polyaldimin und härtbare polyurethanzusammensetzung |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP14885391A patent/JP3207216B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
JPH04279620A (ja) | 1992-10-05 |
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