[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3283862B2 - チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置 - Google Patents

チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置

Info

Publication number
JP3283862B2
JP3283862B2 JP2000068857A JP2000068857A JP3283862B2 JP 3283862 B2 JP3283862 B2 JP 3283862B2 JP 2000068857 A JP2000068857 A JP 2000068857A JP 2000068857 A JP2000068857 A JP 2000068857A JP 3283862 B2 JP3283862 B2 JP 3283862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
chip
storage tank
carrier
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000068857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001310235A (ja
Inventor
行雄 榎本
Original Assignee
榎本工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000068857A priority Critical patent/JP3283862B2/ja
Application filed by 榎本工業株式会社 filed Critical 榎本工業株式会社
Priority to EP00917286A priority patent/EP1177854A4/en
Priority to KR10-2001-7013014A priority patent/KR100434585B1/ko
Priority to PCT/JP2000/002370 priority patent/WO2000061331A1/ja
Priority to BR0010226-1A priority patent/BR0010226A/pt
Priority to CA002367568A priority patent/CA2367568A1/en
Priority to CN00806223A priority patent/CN1347360A/zh
Priority to AU38363/00A priority patent/AU766158B2/en
Priority to US09/958,629 priority patent/US6601691B1/en
Publication of JP2001310235A publication Critical patent/JP2001310235A/ja
Priority to HK02102176.0A priority patent/HK1040661A1/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3283862B2 publication Critical patent/JP3283862B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips
    • B23Q11/0057Devices for removing chips outside the working area
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、旋盤等
の工作機械の作業中に発生する切削油の付着したチップ
(切削屑)を受取位置から排出位置へ搬送するチップコ
ンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のチップコンベアとして、実開昭5
9−55645号公報に示すものが提案されている。こ
のチップコンベアは、切削油を含むチップを乗せて周回
移動する搬送体が排出位置を折り返した直後に同搬送体
の下方に付着チップを受けとめ、かつ切削油のみを濾し
得るように底部に多数の小孔が設けられたバケットを着
脱自在に配設している。
【0003】又、空気吹き付けノズルの空気吹き出し孔
から空気を前記搬送体の下面に向かって吹き付けて、搬
送体下面に付着したチップをバケット内に落下させ、チ
ップに付着した切削油はバケットに設けた多数の小孔か
ら油回収管を通して外部に回収されるようになってい
る。
【0004】一方、本願出願人は特開昭63−1236
56号公報に示すチップコンベアを提案している。この
チップコンベアは、水平フレームと傾斜フレームとの内
部にエンドレス状のメッシュベルトを設け、このベルト
の周回によりチップの受取位置に配置したクーラント液
を貯留するチップ受取液槽中のチップを搬送除去するよ
うになっている。又、前記傾斜フレーム内のメッシュベ
ルトの表側走行部と裏側走行部との間に、メッシュベル
トの裏側走行部に向けて洗浄液を噴射するための噴射部
材を配置し、メッシュベルトの裏側走行部を洗浄するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の従来
のチップコンベアにおいては、空気吹き付けノズルから
噴射された空気によっては、搬送体の下面に油により付
着したチップを確実に分離・回収することができないと
いう問題があった。前記吹き付けノズルからの空気の圧
力を高めることによりチップを搬送体から分離すること
もできるが、エアやチップの飛散を防止するための構造
を考慮する必要があるばかりでなく、圧力流体の供給源
が必要になるという問題もある。
【0006】又、後者のチップコンベアにおいても、前
者のチップコンベアと同様に、メッシュベルトに洗浄液
を噴射しただけでは、確実にチップを除去することがで
きない上に、洗浄液やチップの飛散を防止するための構
造を考慮する必要があるばかりでなく、圧力流体の供給
源が必要になるという問題がある。
【0007】ところで、搬送体が排出位置を過ぎてもチ
ップの一部が搬送体に付着していると、この残留チップ
が搬送体を構成する部品の摺動部に侵入して部品を摩耗
させたり、搬送体を駆動する機構の摺動部に侵入して駆
動機構の耐久性を低下させたり、残留チップが受取位置
において、下方に落下して堆積し、これを手作業により
除去する作業の回数が多くなったりするという問題があ
る。
【0008】さらに、従来の技術として、実願昭60ー
78003号(実開昭61ー191849号)のマイク
ロフィルムに記録された切削水の分離装置が提案されて
いる。この分離装置は、工作機械の切屑をタンク内に受
け取り、このタンク内の切屑を排出するチップコンベア
と、このチップコンベアのヘッドプーリ下側に切屑の落
下を妨げないで、滴下する切削水を受け止めるように設
けた受板を備えている。又、この分離装置は、前記受板
の低所側において流下切削水を回収するためのパイプを
備えている。
【0009】ところが、上記従来の分離装置は、チップ
コンベアの無端搬送体が前記ヘッドプーリの折り返し点
から傾斜板を経てタンクに進入を開始する帰還点までの
復行経路において切削水のごく一部をタンクに還元する
ようにしているが、搬送体に付着した切屑を受板に回収
することは殆ど不可能である。
【0010】前記受板及びパイプは少量の滴下される切
削水のみを流下させるものであって、受板の内部には切
削水がパイプに集束されるので、少量の切削水が貯留さ
れる。しかし、この切削水は搬送体に付着した残留チッ
プの分離に用いられることはない。
【0011】上記従来の分離装置には、本願発明の要旨
である復行経路と対応して搬送体にオイル成分による液
架橋付着力により付着しているチップに対し、前記液架
橋付着力を低減あるいは解除するように液体を作用させ
て、搬送体に付着しているチップを液体中に分離すると
いう技術思想は開示されていないばかりか示唆されても
いない。
【0012】なお、従来の分離装置は、搬送体から滴下
した切削水を受板により集めた後、パイプによりタンク
に還元する構成のため、前記受板の内部に前記搬送体の
復行経路の一部を設計変更して進入させる動機付けはな
い。もし搬送体の一部を進入させたとしても、切削水が
少量であるためチップは殆ど分離されないことになる。
【0013】ところで、工作機械と対応して設けたチッ
プ受取位置の受取液槽の下方にスクリューコンベア等の
排出機構を設けるのは、地下ピットを深く掘削しなけれ
ばならない等、施工が極めて大変であり、据え付け時の
コストも非常に高くなる。一方、チップ受取位置の受取
液槽を地上まで上げて地下ピツトを無くす場合には、工
作機械を持ち上げる必要があり、この嵩上げ作業も簡単
にはできず、費用が高騰するという問題がある。又、こ
の場合ワークの加工位置が高くなりワークの操作も不便
になるという問題も起きる。
【0014】一旦、チップコンベアに載ったチップは、
排出位置で回収箱へ落ちないで、液架橋付着力によりコ
ンベアに付着したまま受取位置へ戻ってしまうものが可
成りある。これが受取位置の受取液槽に堆積する。この
帰還チップの量はアルミニウム加工の場合に50%を越
える戻りが発生する程大量となるので、受取液槽がすぐ
に一杯になり工作機械の運転を停止し、切削水を抜いて
残留チップを回収しなければならなかった。一例では2
〜3日に一回この回収作業が必要であった。
【0015】この発明は、上記の問題点を解消するため
になされたものであって、その目的は復行経路の搬送体
に残留するチップを分離回収して、搬送体や駆動機構の
耐久性を向上することができるとともに、残留チップの
分離手段の設置上の自由度を向上して施工を容易に行う
ことができるチップコンベアを提供することにある。
【0016】又、この発明の別の目的は、上記の目的に
加えて、構成を簡素化し、チップコンベアの排出部への
脱着作業を容易に行うことができるチップ分離・回収装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、工作機械等から排出さ
れるチップを受取位置において受け取り、同受取位置か
ら所定距離離れた排出位置へチップを搬送して排出する
ように無端状をなす搬送体を所定の方向に周回可能に装
設したチップコンベアにおいて、前記受取位置は、前記
工作機械等と対応して水平方向成分をもって所定長さに
設定され、前記搬送体のうち前記受取位置にある搬送体
の上側及び下側を受取経路とし、前記受取位置の終端、
つまりチップの排出を開始する排出開始点から排出位置
の折り返し点までの搬送体の上側を往行経路とし、前記
折り返し点から前記受取位置に帰還する帰還点までの搬
送体の下側を復行経路とし、同復行経路と対応している
前記搬送体を液体内に浸漬して、液架橋付着力を解除し
て、前記搬送体にオイル成分によって液架橋付着力によ
り付着しているチップを液体中に分離するチップ分離手
段を設け、前記チップ分離手段は、前記復行経路と対応
して貯液槽を設け、該貯液槽に復行経路の前記搬送体を
進入させて同搬送体に付着しているチップを貯液槽の液
体中に分離するように構成されていることを要旨とす
る。
【0018】
【0019】
【0020】請求項に記載の発明は、請求項におい
て、復行経路の前記搬送体は、通常の復行経路から下方
に迂回して貯液槽の液体に進入するように構成されてい
ることを要旨とする。
【0021】請求項に記載の発明は、請求項1又は
において、前記貯液槽には液体内に分離・回収されたチ
ップを同貯液槽の外部に排出するチップ自動排出手段が
設けられていることを要旨とする。
【0022】請求項に記載の発明は、請求項におい
て、前記貯液槽には液体を補給する液体補給手段が設け
られていることを要旨とする。請求項に記載の発明
は、請求項において、前記貯液槽には余剰液体を排出
する排出手段が設けられていることを要旨とする。
【0023】請求項に記載の発明は、請求項におい
て、前記余剰液体の排出手段は余剰液体を前記受取位置
に設けたチップ受取液槽へ流下する手段を備えているこ
とを要旨とする。
【0024】請求項に記載の発明は、請求項又は
において、前記余剰液体の排出手段は、その途中に沈降
エリアを備え、貯液槽内に分離された比較的微細なチッ
プを沈降回収させるように構成したことを要旨とする。
【0025】請求項に記載の発明は、請求項におい
て、微細なチップの沈降回収手段は、余剰液体を緩慢な
速度でほぼ水平に流して排出する扁平状の樋であること
を要旨とする。
【0026】請求項に記載の発明は、請求項又は
において、前記微細なチップを沈降させる手段は、微細
なチップを外部へ排出する微細チップ自動排出手段を備
えていることを要旨とする。
【0027】請求項1に記載の発明は、請求項にお
いて、前記往行経路及び復行経路の搬送体はトラフによ
り被覆され、同トラフの排出位置側の先端部にはチップ
を落下させ得るように開口部が設けられ、前記貯液槽は
前記トラフの底板を開口して装着され、同貯液槽には搬
送体が迂回して進入するように構成されていることを要
旨とする。
【0028】請求項1に記載の発明は、請求項にお
いて、前記往行経路及び復行経路の搬送体はトラフによ
り被覆され、同トラフの排出位置側の先端部は閉鎖さ
れ、前記貯液槽は前記トラフの底板を開口して装着さ
れ、同貯液槽には搬送体の一部が迂回して進入するよう
に構成されていることを要旨とする。
【0029】請求項1に記載の発明は、請求項1
おいて、前記搬送体の排出位置側の先端部と貯液槽との
間には、搬送体に付着した切削油、クーラント液、チッ
プ等を貯液槽へ回収するシュータが設けられていること
を要旨とする。
【0030】請求項1に記載の発明は、請求項1
おいて、前記トラフの先端部には開口部を開閉可能なカ
バーが設けられていることを要旨とする。
【0031】請求項1に記載の発明は、請求項にお
いて、チップ自動排出手段は前記搬送体の周回運動に連
動して駆動されるものであることを要旨とする。請求項
に記載の発明は、請求項において、前記搬送体の
受取経路は、ほぼ水平にかつ互いに平行に装設され、搬
送体の往行経路は受け取ったチップを斜め上方に持ち上
げるように傾斜して装設された上昇部と、持ち上げられ
たチップを水平方向に移送してチップを排出位置へ移送
する上側水平排出部とにより構成され、搬送体の復行経
路は、前記往行経路とほぼ平行に装設され、貯液槽は前
記搬送体の上側水平排出部と対応する復行経路の下方に
配設され、該搬送体の復行経路の一部が下方に迂回して
貯液槽に進入するように構成されていることを要旨とす
る。
【0032】請求項1に記載の発明は、請求項又は
において、前記貯液槽は液体を攪拌する手段を備えて
いることを要旨とする。請求項1に記載の発明は、請
求項1において、前記攪拌手段は液体の供給ノズルを
搬送体の周りの液体に旋回流が生じるように配設して構
成されていることを要旨とする。
【0033】請求項18に記載の発明は、請求項1〜
のいずれか一項において、前記液架橋付着力を低減又は
解除する液体は、クーラント液であることを要旨とす
る。請求項19に記載の発明は、請求項1において、
前記貯液槽の側壁には補助貯液槽が設けられ、同補助貯
液槽内には前記チップ自動排出手段の駆動機構の一部が
収容されていることを要旨とする。
【0034】請求項2に記載の発明は、請求項1
おいて、前記搬送体は単一のモータにより周回動作さ
れ、チップ自動排出手段は前記モータの駆動力により作
動されるものであることを要旨とする。
【0035】請求項2に記載の発明は、請求項2
おいて、前記チップ自動排出手段は前記モータの駆動力
により直接又は搬送体を介さないで作動されるものであ
ることを要旨とする。
【0036】請求項2に記載の発明は、請求項1
おいて、前記チップ自動排出手段はスクリューコンベ
ア、ベルトコンベア又はバケットコンベアであって、チ
ップを排出する排出筒は、搬送体の往行経路と復行経路
の折り返し点から排出されるチップの回収箱にチップを
落出できるように偏向形成されていることを要旨とす
る。
【0037】請求項2に記載の発明は、請求項
のいずれか一項において、前記復行経路の搬送体
に対し前記貯液槽の液体に進入しない上流側及び下流側
の非進入部のいずれか一方の非進入部に対し液体を滴下
あるいは噴射して貯液槽へ流動させるための液体供給手
段が設けられていることを要旨とする。
【0038】請求項2に記載の発明は、請求項2
おいて、前記液体供給手段は、貯液槽への液体を補給す
る液体補給手段を兼用するものであることを要旨とす
る。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチッ
プコンベアに用いられるチップ分離・回収装置であっ
て、復行経路の搬送体を浸漬して通過させる液体を収容
する貯液槽と、同貯液槽内に設けられ、かつ搬送体を迂
回して反転移動させる巻掛機構とからなることを要旨と
する。
【0039】請求項2に記載の発明は、請求項2
おいて、前記貯液槽はチップ自動排出手段を備えている
ことを要旨とする。請求項2に記載の発明は、請求項
において、前記チップ自動排出手段は貯液槽の底部
に設けられたスクリューコンベアであって、貯液槽の外
壁に取り付けたチップの排出筒の先端開口部の高さは、
貯液槽の液体の液面よりも上方になるように設定されて
いることを要旨とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明を工作機械に使用さ
れるチップコンベアに具体化した一実施形態を図1〜図
4に基づいて説明する。
【0041】図4はチップコンベアK全体を示す。この
チップコンベアKの側方には工作機械MCが配置され、
製品の切削作業が行われると、チップ(切削屑)が生ず
る。このチップを受け取って別の位置に搬送できるよう
にチップコンベアKが床面に装着されている。
【0042】チップの受取位置に配設されたチップ受取
液槽11内には水溶性又は油性のクーラント液Cが貯留
され、同チップ受取液槽11内にはコンベア本体12の
下側水平部が配設されている。コンベア本体12のトラ
フ13は、チップ受取液槽11内において水平に延びる
下側水平受取部14と、その水平受取部14の下流端か
ら上方へ斜めに延びる上昇部15と、その上昇部15の
上端から排出位置までほぼ水平に延びる上側水平排出部
16とから構成されている。
【0043】トラフ13の下側水平受取部14及び上側
水平排出部16内にはスプロケット17a,17bが回
転可能に支持され、それらのスプロケット17a,17
b間には無端状の搬送体18が掛装されている。搬送体
18の外側には複数個の搬送スクレーパー19が所定間
隔おきで配設されている。図4に示すように、前記上側
水平排出部16の上面にはモータ39が固定され、その
出力軸39aに嵌合した駆動スプロケットホイール45
aと、前記スプロケット17bを支持する支持軸24に
嵌合した被動スプロケットホイール45bとの間にはチ
ェーン45cが掛装されている。そして、モータ39の
駆動により、搬送体18は下側水平受取部14、上昇部
15及び上側水平排出部16に沿って図4に示す反時計
回り方向へ周回するようになっている。
【0044】前記搬送体18の上方において、トラフ1
3の下側水平受取部14上には濾過装置20が設けられ
ている。濾過装置20を構成するケーシング21の下部
開口部21aと、下側水平受取部14の上部開口部14
aとは連通されている。ケーシング21の上流側側壁に
は投入口21bが形成され、この投入口21bにはケー
シング21内に延びる樋22の下流端が挿入されてい
る。そして、工作機械MCから排出されたチップ23を
含むクーラント液Cは、樋22を介してケーシング21
内に流し込まれるようになっている。このチップ23
は、ケーシング21内におけるクーラント液面Wの下方
に沈む沈降チップ23aと、クーラント液面Wに浮く浮
遊チップ23bとが混合されている。このクーラント液
面Wと、コンベア本体12の上昇部15における搬送体
18との交差位置は浮遊チップ受取位置αとなってい
る。又、樋22の下方に対向する搬送体18の上面が沈
降チップ受取位置βとなっている。
【0045】次に、前記上側水平排出部16の下側に装
着されたチップ分離・回収装置25について説明する。
この実施形態では、図4に示すように、工作機械MCと
対応して設けたチップ受取液槽11が工作機械MCから
樋22を通して排出されるチップ23の受取位置とな
る。この受取位置は、工作機械MCと対応して水平方向
成分をもって所定長さに設定されている。この受取位置
における搬送体18の上側及び下側を受取経路R1とし
ている。又、受取位置(搬送体18の受取経路R1)の
終端、つまりチップの排出を開始する排出開始点E1か
ら排出位置にあるスプロケット17bで折り返す折り返
し点E2までの搬送体18の上側を往行経路R2として
いる。さらに、前記折り返し点E2から前記受取位置
(受取経路R1)に帰還する帰還点E3までの搬送体1
8の下側を復行経路R3としている。前記往行経路R2
と復行経路R3はほぼ平行になっている。
【0046】前記上側水平排出部16は搬送体18を掛
装する前記スプロケットホイール17bの支持軸24を
支持する左右の側板26,26を備え、この両側板2
6,26の先端部間及び下側部間が開放されている。前
記搬送体18により搬送されたチップ23の一部は、上
側水平排出部16の先端開口部において折り返される搬
送体18から図1の矢印で示すように落下され、図4に
示す回収箱B1に回収される。
【0047】前記側板26,26の下端部には、前記搬
送体18の折り返し点E2から落下されずに付着したチ
ップ23を同搬送体18から分離して回収するためのチ
ップ分離・回収装置25が装着されている。前記側板2
6,26外側にはフランジ金具27,27が溶接等によ
り固着され、同フランジ金具27,27には貯液槽28
に溶着したフランジ金具29,29がボルト30及びナ
ット31により締付固定されている。
【0048】なお、貯液槽28は上面を前記水平排出部
16の下面へと開放した横長四角筒状に形成されるとと
もに、下部を断面三角形(テーパ)状に収束させ、下端
を断面円弧状に形成している。
【0049】前記貯液槽28には支軸33が軸受34,
34を介して回転可能に支持され、この支軸33には前
記搬送体18を貯液槽28内へ迂回反転させるための一
対のスプロケットホイール35,35が取り付けられて
いる。前記側板26,26の内側面には前記搬送体18
の両側縁の周回を案内する案内フランジ36,37が設
けられている。
【0050】この実施形態では、前記支軸33、軸受3
4,34及びスプロケットホイール35,35により搬
送体18の巻掛機構が構成されている。前記貯液槽28
の内部空間38には、クーラント液Cが貯留され、この
クーラント液C中に搬送体18が迂回反転しつつ浸漬さ
れることにより搬送体18に付着していたチップ23が
分離される。この分離されたチップ23は貯液槽28の
底部へ沈降する。これを排出するためのチップ自動排出
手段として貯液槽28の下端円弧状部にはスクリューコ
ンベア40が装着されている。
【0051】このスクリューコンベア40について説明
すると、前記貯液槽28の下部には前記支軸33と平行
に排出樋28aが形成され、この排出樋28aと対応し
て前記貯液槽28の一方の側壁28bには、軸受41を
介して回転軸42が支持され、同回転軸42に嵌合した
取付軸筒43の外周にはスクリュー羽根44が溶接によ
り固着されている。なお、45は回転軸42と取付軸筒
43を連結するピンである。前記支軸33の一側外端に
は駆動スプロケットホイール46が取り付けられ、前記
回転軸42の外端部には被動スプロケットホイール47
が嵌合固定されている。前記両スプロケットホイール4
6,47にはチェーン48が掛装されている。
【0052】前記スクリューコンベア40のスクリュー
羽根44の先端部外周縁は、排出筒50の入口部内周面
により位置規制されている。前記貯液槽28の外側壁に
は前記両スプロケットホイール46,47、チェーン4
8等を覆うための補助貯液槽49が設けられている。前
記貯液槽28の他側壁には、前記排出樋28aと接続さ
れる排出筒50が斜め上向きに取り付けられている。こ
の排出筒50の先端開口部の高さは、貯液槽28のクー
ラント液Cの液面よりも上方に設定されている。
【0053】図2に示すように、前記貯液槽28の内部
空間38は、側壁28bに形成した開口28cにより補
助貯液槽49の内部空間51と連通され、この内部空間
51にはクーラント液を供給するための液体補給手段と
してのポンプ52と配管53からクーラント液が供給さ
れるようになっている。前記チップ受取液槽11にはク
ーラント液のクリーナー54が設けられ、このクリーナ
ー54により浄化されたクーラント液が前記ポンプ52
及び配管53により補助貯液槽49に供給される。
【0054】図1に示すように前記上昇部15を構成す
るシュータ55と前記貯液槽28との間には貯液槽28
内のクーラント液Cをシュータ55側へ排出するための
排出樋56がほぼ水平に掛渡されている。この排出樋5
6は、クーラント液Cをチップ受取液槽11側に戻すと
き、クーラント液に含まれる微細なチップ23を排出樋
56の底面に沈降させて回収する沈降回収手段を兼用し
ている。
【0055】前記排出樋56のシュータ55側端部に
は、堰板56aが設けられ、前記微細なチップ23がシ
ュータ55側に移動しないようにしている。前記排出樋
56の底部を図1の鎖線で示すように、皿状の凹部56
bを設けることにより、チップ23の沈降量を増やすこ
とができる。
【0056】図1に示すように、貯液槽28のスプロケ
ットホイール17b側の開口端縁には、同スプロケット
ホイール17bから折り返された搬送体18の下面を同
折り返し点E2から所定間隔をおいて覆うためのシュー
タ57が配置され、該シュータ57の両側縁は前記側板
26,26に溶接等により固定されている。このシュー
タ57により反転された搬送体18から落下するチップ
23やクーラント液Cを貯液槽28内に導くようにして
いる。
【0057】前記シュータ57の先端縁の位置は図1の
実線で示す位置でもよいが、鎖線で示すように搬送体1
8の折り返し点E2を通る垂線の直近に位置することに
より、回収箱B1に滴下されるクーラント液の量を低減
することができる。
【0058】次に、前記のように構成したチップコンベ
アについて、その動作を説明する。工作機械MCからの
チップ23を含んだクーラント液Cが樋22を通ってケ
ーシング21内に流下されると、沈降チップ23aは沈
降チップ受取位置β付近に沈降し、各搬送スクレーパー
19間に受け取られる。又、浮遊チップ23bはクーラ
ント液面Wに浮遊する。そして、搬送体18により沈降
チップ23aと浮遊チップ23bが搬送され、上昇部1
5内を上方に移動し上側水平排出部16の開口部へと移
動する。この時、主として比較的大きい沈降チップ23
aが落下され、回収箱B1に回収される。
【0059】又、一部のチップ23a及び浮遊チップ2
3bは搬送体18のスプロケットホイール17bによる
反転後も同搬送体18に付着したまま、チップ分離・回
収装置25の貯液槽28内へと移動してクーラント液C
中に浸される。ここで、クーラント液Cによりチップ2
3が分離されて排出樋28aへと降下する。
【0060】一方、前記搬送体18の周回により支軸3
3が回転されるので、駆動スプロケットホイール46、
チェーン48、被動スプロケットホイール47及び回転
軸42を介してスクリュー羽根44が回転され、このス
クリュー羽根44により排出樋28aへ下降したチップ
23が排出筒50に向かって移送される。この排出筒5
0から落下したチップ23は図4に示す回収箱B2に回
収される。
【0061】次に、前記のように構成したチップ分離・
回収装置25の効果を構成とともに列記する。 (1)前記実施形態では、搬送体18の復行経路R3と
対応して上側水平排出部16の下部に貯液槽28を取り
付け、同貯液槽28内にクーラント液C等の液体を貯留
し、同液体内に搬送体18を迂回させるようにした。こ
のため、搬送体にオイル成分による液架橋付着力により
付着しているチップに対し、前記液架橋付着力を低減あ
るいは解除するように液体が作用し、搬送体18に付着
しているチップ23を貯液槽28内で搬送体18の表面
から効率よく分離させることができる。
【0062】又、復行経路R3の搬送体18と対応して
該搬送体18に付着している残留チップの分離手段とし
ての貯液槽28及びチップ自動排出手段としてのスクリ
ューコンベア40を設けたので、それらをチップ受取液
槽11の下方に設置するのと比較して、地下ピットを深
く掘削しなくても済み、設置上の自由度を向上し、施工
作業を容易に行うことができる。
【0063】チップ23が搬送体18の表面から離れる
原理について説明する。ここでは、チップ23をアルミ
ニウムの粒子と仮定し、空気中においてアルミ粒子が搬
送体18の表面にクーラント液に含まれるオイル成分に
より付着しているものとする。この状態では搬送体18
とアルミ粒子はオイルによる液架橋付着力と、アルミ粒
子と搬送体18間のヴアン・ジル・ワールス(van・
der・Waals)力により付着している。前者の液
架橋付着力は後者のヴアン・ジル・ワールス力よりも全
ての粒子径に対し、格段に大きい。従って、クーラント
液でアルミ粒子全体を曝すことにより、液架橋付着力を
取り除くことができ、ヴアン・ジル・ワールス力による
付着作用のみとすることができる。このヴアン・ジル・
ワールス力は周りが空気の場合と比較し、液体の方が付
着力が格段に小さくなる。このように付着力が低減する
ことによりアルミ粒子はクーラント液に曝すことにより
搬送体18から効果的に分離される。
【0064】(2)前記実施形態では、貯液槽28の下
部に沈殿されたチップ23を貯液槽28の外部に排出す
るチップ自動排出手段としてスクリューコンベア40を
設けたので、チップ23を自動的に排出することができ
る。
【0065】(3)前記実施形態では、スクリューコン
ベア40の駆動力として、搬送体18の周回運動を利用
するようにしたので、専用の駆動源を別途設ける必要が
なく、構成を簡素化することができる。
【0066】(4)前記実施形態では、貯液槽28とシ
ュータ55との間に排出樋56を設けたので、貯液槽2
8から排出樋56を通ってシュータ55へクーラント液
が排出される過程において液の流速を毎分0.1〜1m
程度(流速は遅いほど微細なチップの沈降がより確実と
なる)にすることによりクーラント液中に含まれる微細
なチップ23が排出樋56の底面に沈殿する。このた
め、微細なチップ23の回収を行うことができるととも
に、前記チップ受取液槽11内のクーラント液を濾過す
るクリーナー54の目詰まりがなくなり、その保守点検
を容易に行うことができる。
【0067】(5)前記実施形態では、上側水平排出部
16の先端部を開放し、チップ23を自然落下させると
ともに、落下しなかったチップ23をチップ分離・回収
装置25により分離するようにしたので、貯液槽28内
に供給するクーラント液Cの供給量を必要最小限にする
ことができる。
【0068】(6)前記実施形態では、貯液槽28の側
部にさらに前記スプロケットホイール46,47等を覆
う補助貯液槽49を装着し、同補助貯液槽49内に前記
貯液槽28内のクーラント液Cが貯留されるように構成
したので、軸受34,41のシール構造を不要とするこ
とができ、このため構成を簡素化することができる。
【0069】(7)前記実施形態では、前記補助貯液槽
49内にクーラント液Cを供給するようにしたので、補
助貯液槽49内に清浄なクーラント液が供給され、この
ためスクリューコンベア40の駆動機構へのチップの噛
み込みを無くして、耐久性を向上することができる。
【0070】(8)前記実施形態では、排出筒50の先
端開口部の高さを、貯液槽28のクーラント液Cの液面
よりも上方に設定したので、排出筒50から排出される
チップ23に付着するクーラント液の量を少なくするこ
とができる。
【0071】(9)前記実施形態では、復行経路R3の
搬送体18を浸漬して通過させる液体を収容する貯液槽
28と、同貯液槽28内に設けられ、かつ搬送体18を
迂回して反転移動させる巻掛機構としてのスプロケット
ホイール35,35とによりチップ分離・回収装置25
を構成し、これを上側水平排出部16の下部に取り外し
可能に形成した。このため、チップ分離・回収装置25
の構成を簡素化し、脱着作業を容易に行うことができ
る。
【0072】なお、前記実施形態は次のように変更して
具体化することもできる。以下の実施形態において、前
記実施形態と同様の機能を有する部材については、同一
の符号を付して詳しい説明は省略する。
【0073】・図5に示すように搬送体18をほぼ水平
に設置し、該搬送体18の受取経路R1の下方にチップ
受取液槽11を設置し、チップ23の受取経路R1から
離隔した排出部付近にチップ23の分離・回収装置25
を装着することもできる。
【0074】この別の実施形態も前述した実施形態の
(1)(3)(5)(6)(7)の効果と同様の効果が
ある。上記の実施形態において、クーラント液を貯留す
るチップ受取液槽11を省略して、搬送体18の上面に
切削油の付着したチップを落下し、これを排出位置側へ
搬送するようにしてもよい。この実施形態においても搬
送体18の受取経路R1の下方にチップ分離・回収装置
25を設けなくてもよいので、その設置上の自由度が高
くなる。
【0075】・図6に示すように水平排出部16側の搬
送体18の先端部をチップ分離・回収装置25の貯液槽
28内に収容することもできる。この実施形態では、搬
送体18の全てのチップ23を貯液槽28内に回収する
ことができ、分離して排出する構成と比較して、構造を
簡素化することができる。その他の効果は、前記実施形
態の効果(1)(3)(5)(6)(7)の効果と同様
である。
【0076】・図7に示すように水平排出部16の先端
部に開口部を開閉可能なカバー61を軸62により回動
位置調節可能に設け、必要に応じて例えば手動又は自動
によりカバー61の開閉を行うようにすることもでき
る。
【0077】この実施形態では、搬送体18から自然落
下し難いチップの分離・排出を行うときにカバーを閉鎖
し、自然落下し易いチップを排出する場合又はメンテナ
ンスの場合には、カバー61を開放することができる。
その他の効果は、前記実施形態の効果(1)(3)
(5)(6)(7)の効果と同様である。
【0078】・図8に示すように水平排出部16を密閉
し、チップ分離・回収装置25のみを設けた構成とする
こともできる。この実施形態では、搬送体18の全ての
チップ23を貯液槽28内に回収することができ、分離
して排出する構成と比較して、構造を簡素化することが
できる。その他の効果は、前記実施形態の効果(1)
(3)(5)(6)(7)の効果と同様である。
【0079】・図9に示すように上昇部15の途中にチ
ップ分離・回収装置25を装着してもよい。この実施形
態では、上昇部15の下方の空間を有効に利用すること
ができる。その他の効果は、前記実施形態の効果(1)
(3)(5)(6)(7)の効果と同様である。
【0080】・図10に示すようにクーラント液Cの供
給ノズル71を貯液槽28内において搬送体18の移動
方向と直交する方向から同搬送体18に指向するよう
に、あるいは貯液槽28内で旋回流が生じるように配設
し、貯液槽28内のクーラント液Cを攪拌するようにし
てもよい。
【0081】この攪拌手段として図示しないが貯液槽内
でスクリューを回転する方式をとってもよい。この別例
では貯液槽内のクーラント液Cを攪拌させて運動量を与
えることができ、このため搬送体とチップ(アルミ粒
子)を接着するオイル成分に剪断力を与えることがで
き、搬送体18の表面からのチップ(アルミ粒子)の除
去率を向上することができる。
【0082】・図11に示すように、前記支持軸24の
外端部に被動スプロケットホイール45bと異なるスプ
ロケットホイール72を嵌合し、該スプロケットホイー
ル72と前記被動スプロケットホイール47にチェーン
48を掛装してもよい。又、駆動スプロケットホイール
45aをダブルホイールにして、このホイールと被動ス
プロケットホイール47との間に図11に鎖線で示すよ
うにチェーン48を掛装してもよい。
【0083】この別例では本実施形態の動力伝達機構と
比較してスクリューコンベア40の回転をモータ39の
回転運動と同期して適正に行い、チップの排出動作を円
滑に行うことができる。又、共通のモータ39を用いて
いるので、搬送体18やスクリューコンベア40に過負
荷が作用した場合の安全機構を一つにすることができる
とともに、モータ39の制御回路の構成も独立したモー
タにより駆動する方式と比較して簡素化でき、製造を容
易に行うことができる。
【0084】・スクリューコンベア40を独立した専用
のモータにより駆動するようにしてもよい。この場合に
は、制御装置の動作信号によりチップの排出量に応じて
チップ23の排出動作を適正に行うことができる。
【0085】・図12及び図13に示すように排出筒5
0の構造を水平に延びて斜め上方に湾曲するエルボ状部
50aと、その先端部に一体的に接続され、かつ先端部
へ行くほど通路面積が大きくなるように形成されたラッ
パ状部50bとにより構成してもよい。前記ラッパ状部
50bの先端縁にはチップ案内板50cが取り付けられ
ている。
【0086】この別例では、排出筒50から排出される
チップ23を一つの回収箱B1により回収することがで
き、回収箱B2を省略することができる。 ・図13に示す排出筒50の構成に代えて、図14に示
すようにエルボ状部50aの上端部に樋部50dを形成
した排出筒50を用いてもよい。又、図15に示すよう
に複数の帯板を溶接して全体として角筒状に構成したエ
ルボ状の排出筒50を用いてもよい。
【0087】・図16に実線で示すように、搬送体18
の内側にクーラント液Cの噴射ノズル81(液体供給手
段)を配設し、噴射されたクーラント液Cを搬送体18
の裏面に噴射し、その後にクーラント液Cを貯液槽28
に供給するようにしてもよい。図16に鎖線で示すよう
に、噴射ノズル81を搬送体18の外側に配設してもよ
い。前記噴射ノズル81は復行経路R3の搬送体18に
対し前記貯液槽18のクーラント液Cに進入しない上流
側及び下流側の非進入部のいずれか一方の非進入部に対
しクーラント液Cを噴射して貯液槽28へ流動させるも
のである。この噴射ノズル81に代えて滴下ノズルを用
いてもよい。
【0088】この別例では、貯液槽28に入る前の搬送
体18に付着しているチップ23の一部を除去したり、
貯液槽28内で除去されなかったチップ23を除去した
りして貯液槽28へ移動することができ、チップの回収
効率を向上することができるとともに、クーラント液C
の補給を行うことができる。
【0089】・図17に示すようにチップ受取液槽11
の近傍に貯液槽28を設けてもよい。この別例ではチッ
プ受取液槽11内のクーラント液Cを利用する上で配管
が短くなるので、施工を容易に行うことができる。
【0090】
【0091】
【0092】 ・図示しないが、前記排出樋56の底部を
深く構成し、この底部に前述したスクリューコンベア4
0及び排出筒50と同様の小型の微細チップ自動排出手
段を設けることもできる。この微細チップ自動排出手段
は搬送体18の周回運動に連動して駆動される。
【0093】この別の実施形態では、排出樋56に沈殿
する微細なチップを自動的に排出することができる。 ・前記クーラント液Cに代えて、例えば水、洗浄液等を
用いることもできる。
【0094】・前記スクリューコンベア40に代えて、
図示しないがスクレーパーによる掻き出し機構、ベルト
コンベア、バケットコンベア、あるいは流体移送機構を
用いてもよい。
【0095】・前記排出筒50をフレキシブル筒体とし
て、チップ23の排出方向を変更することができるよう
に構成してもよい。 ・図示しないが、貯液槽28内にスプロケットホイール
35とスクリュー羽根44を前後して複数箇所に設けて
もよい。
【0096】前記実施形態から把握できる請求項以外の
技術思想について、以下に列記する。(技術思想1)請
求項のいずれか一項において、液体補給手段はチ
ップ受取液槽11内の液体を濾過するクリーナーを通し
てポンプにより汲み上げられた液体を貯液槽28又は補
助貯液槽49に供給するように構成されているチップコ
ンベア。
【0097】このチップコンベアにおいては、チップ受
取液槽11内の液体を利用することができるとともに、
クリーナー及びポンプを兼用することができる。(技術
思想2)請求項1において、前記シュータの先端縁の
位置は、搬送体18の折り返し点E2を通る垂線上に近
接して配置されているチップコンベア。
【0098】このチップコンベアでは、チップとともに
回収箱B1に滴下されるクーラント液の量を低減するこ
とができる。(技術思想3)請求項1において、前記
攪拌手段は、液体の供給ノズルを搬送体18に指向する
ように配置して構成されているチップコンベア。
【0099】このチップコンベアでは、搬送体18から
チップを効率良く分離することができる。(技術思想
4)請求項において、前記樋には出口側に堰板が設け
られているチップコンベア。
【0100】このチップコンベアでは、堰板により微細
なチップが受取液槽へ流出するのを阻止することができ
る。 (技術思想5)上記の(技術思想4)において、前記樋
には微細なチップを沈降して堆積する凹部が設けられて
いるチップコンベア。
【0101】このチップコンベアでは、微細なチップを
効率よく堆積することができる。(技術思想6)請求項
において、前記搬送体はモータにより周回動作さ
れ、チップ自動排出手段は前記モータとは別のモータに
より作動されるものであるチップコンベア。
【0102】この(技術思想6)では、チップ自動排出
手段の排出量を制御装置からの動作信号により独自に制
御してチップの排出動作を適正に行うことができる。 (技術思想7)請求項1において、前記受取位置には搬
送体の受取経路を収容して工作機械からチップとともに
排出されるクーラント液を受け取って貯留する受取液槽
が設けられているチップコンベア。
【0103】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、次のような効果を奏する。請求項1〜2に記載の
チップコンベアの発明によれば、前記復行経路の搬送体
を貯液槽に進入させることにより該搬送体にオイル成分
による液架橋付着力により付着している残留チップに対
し、前記液架橋付着力を解除するという特異な構成によ
り効率よく除去して、搬送体や駆動機構の耐久性を向上
することができる。又、復行経路の搬送体に付着した残
留チップの分離手段の設置上の自由度を向上して施工を
容易に行うことができる。
【0104】
【0105】
【0106】請求項記載の発明は、復行経路の搬送体
が通常の復行経路から下方に迂回して貯液槽の液体に進
入されるので、貯液槽の設置スペースを小さくすること
ができる。
【0107】請求項記載の発明は、貯液槽には液体内
に分離・回収されたチップを同貯液槽の外部に排出する
チップ自動排出手段が設けられているので、チップの排
出を容易に行うことができる。
【0108】請求項記載の発明は、貯液槽への液体の
補給を液体補給手段により容易に行うことができる。請
求項記載の発明は、貯液槽の余剰液体を排出手段によ
り容易に排出することができる。
【0109】請求項記載の発明は、貯液槽の余剰液体
を受取位置に設けたチップ受取液槽へ流下して有効に利
用することができる。請求項記載の発明は、余剰液体
の排出手段の途中に設けた沈降エリアに比較的微細なチ
ップを沈降して回収することができる。
【0110】請求項記載の発明は、微細なチップの沈
降回収手段を簡素な扁平状の樋により安価に形成するこ
とができる。請求項記載の発明は、微細チップ自動排
出手段により回収されたチップを外部へ容易に排出する
ことができる。
【0111】請求項1記載の発明は、トラフの底板に
設けた開口を利用して貯液槽を装着でき、貯液槽の取付
構造を簡素化することができる。請求項1記載の発明
は、搬送体から離れたチップを一括して貯液槽に回収し
て排出することができるので、部品点数を少なくして構
造を簡素化することができる。
【0112】請求項1記載の発明は、搬送体に付着し
た切削油、クーラント液、チップ等をシュータにより貯
液槽へ容易に回収することができる。請求項1記載の
発明は、搬送体から自然落下し難いチップの分離・排出
を行うときにカバーを閉鎖し、自然落下し易いチップを
排出する場合又はメンテナンスの場合には、カバーを開
放することができる。
【0113】請求項1記載の発明は、チップの排出動
作を搬送体の周回運動に連動して適正に行うことができ
る。請求項1記載の発明は、搬送体の上側水平排出部
と対応する復行経路の下方に貯液槽を配設したので、貯
液槽の設置スペースを小さくすることができる。
【0114】請求項1記載の発明は、貯液槽内の液体
が攪拌されるので、搬送体からチップを効率良く分離す
ることができる。請求項1記載の発明は、貯液槽内で
搬送体の周りの液体に旋回流を生じさせてチップをさら
に効率良く分離することができる。
【0115】請求項18記載の発明は、貯液槽の液体が
工作機械等に用いるクーラント液であるため、専用の液
体を使用しなくても良く、このため運転コストを低減す
ることができる。
【0116】請求項1記載の発明は、補助貯液槽内に
設けたチップ自動排出手段の駆動機構の軸シールを不要
にしてシール構造を簡素化することができる。請求項2
記載の発明は、搬送体とチップ自動排出手段を単一の
モータにより駆動するので、過負荷時の安全装置を一つ
にできるとともに、モータの制御回路を簡素化すること
ができる。
【0117】請求項2記載の発明は、チップ自動排出
手段の駆動を適正に行い、チップの排出動作を円滑に行
うことができる。請求項2記載の発明は、搬送体から
排出されるチップと、チップ自動排出手段側の排出筒か
ら排出されるチップを一つの回収箱により回収すること
ができる。
【0118】請求項2記載の発明は、貯液槽に進入さ
れた搬送体の非進入部に対し液体を滴下あるいは噴射し
て貯液槽へ流動するので、チップの分離をより効果的に
行うことができる。
【0119】請求項2記載の発明は、液体供給手段が
貯液槽への液体を補給する液体補給手段を兼用するの
で、部品点数を低減して構造を簡素化できる。請求項2
〜2に記載のチップ分離・回収装置の発明では、構
成を簡素化し、チップコンベアの排出部への脱着作業を
容易に行うことができる。
【0120】請求項2記載の発明は、貯液槽はチップ
自動排出手段を備えているので、チップを容易に排出す
ることができる。請求項2記載の発明は、スクリュー
コンベアにより排出されるチップの排出動作を液体から
チップを分離しつつ円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化したチップ分離・排出装置
を示す断面図。
【図2】 図1の1−1線断面図。
【図3】 図1の2−2線断面図。
【図4】 チップコンベア全体を示す断面図。
【図5】 この発明の別の実施形態を示す略体正面図。
【図6】 この発明の別の実施形態を示す略体正面図。
【図7】 この発明の別の実施形態を示す要部断面図。
【図8】 この発明の別の実施形態を示す要部断面図。
【図9】 この発明の別の実施形態を示す要部断面図。
【図10】 この発明の別の実施形態を示す要部断面
図。
【図11】 この発明の別の実施形態を示す要部正面
図。
【図12】 この発明の別の実施形態を示す要部正断面
図。
【図13】 図12の実施形態に用いた排出筒の斜視
図。
【図14】 排出筒の変形例を示す斜視図。
【図15】 排出筒の変形例を示す斜視図。
【図16】 この発明の別の実施形態を示す要部断面
図。
【図17】 この発明の別の実施形態を示す略体正面
図。
【符号の説明】
11…チップ受取液槽、12…コンベア本体、13…ト
ラフ、14…下側水平受取部、15…上昇部、16…上
側水平排出部、17a,17b…スプロケットホイー
ル、18…搬送体、23…チップ、25…チップ分離・
排出装置、26…側壁、28…貯液槽、35…スプロケ
ットホイール、40…スクリューコンベア、42…回転
軸、44…スクリュー羽根、50…排出筒、56…沈降
回収手段を兼用する排出樋、52…液体補給手段として
のポンプ、R1…受取経路、R2…往行経路、R3…復
行経路。

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械等から排出されるチップを受取
    位置において受け取り、同受取位置から所定距離離れた
    排出位置へチップを搬送して排出するように無端状をな
    す搬送体を所定の方向に周回可能に装設したチップコン
    ベアにおいて、 前記受取位置は、前記工作機械等と対応して水平方向成
    分をもって所定長さに設定され、前記搬送体のうち前記
    受取位置にある搬送体の上側及び下側を受取経路とし、
    前記受取位置の終端、つまりチップの排出を開始する排
    出開始点から排出位置の折り返し点までの搬送体の上側
    を往行経路とし、前記折り返し点から前記受取位置に帰
    還する帰還点までの搬送体の下側を復行経路とし、同復
    行経路と対応している前記搬送体を液体内に浸漬して、
    液架橋付着力を解除して、前記搬送体にオイル成分によ
    って液架橋付着力により付着しているチップを液体中に
    分離するチップ分離手段を設け、前記チップ分離手段
    は、前記復行経路と対応して貯液槽を設け、該貯液槽に
    復行経路の前記搬送体を進入させて同搬送体に付着して
    いるチップを貯液槽の液体中に分離するように構成され
    ていることを特徴とするチップコンベア
  2. 【請求項2】 請求項1において、復行経路の前記搬送
    体は、通常の復行経路から下方に迂回して貯液槽の液体
    に進入するように構成されているチップコンベア。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記貯液槽に
    は液体内に分離・回収されたチップを同貯液槽の外部に
    排出するチップ自動排出手段が設けられているチップコ
    ンベア。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記貯液槽には液体
    を補給する液体補給手段が設けられているチップコンベ
    ア。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記貯液槽には余剰
    液体を排出する排出手段が設けられているチップコンベ
    ア。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記余剰液体の排出
    手段は余剰液体を前記受取位置に設けたチップ受取液槽
    へ流下する手段を備えているチップコンベア。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、前記余剰液体
    の排出手段は、その途中に沈降エリアを備え、貯液槽内
    に分離された比較的微細なチップを沈降回収させるよう
    に構成したチップコンベア。
  8. 【請求項8】 請求項7において、微細なチップの沈降
    回収手段は、余剰液体を緩慢な速度でほぼ水平に流して
    排出する扁平状の樋であるチップコンベア。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8において、前記微細なチ
    ップを沈降させる手段は、微細なチップを外部へ排出す
    る微細チップ自動排出手段を備えているチップコンベ
    ア。
  10. 【請求項10】 請求項2において、前記往行経路及び
    復行経路の搬送体はトラフにより被覆され、同トラフの
    排出位置側の先端部にはチップを落下させ得るように開
    口部が設けられ、前記貯液槽は前記トラフの底板を開口
    して装着され、同貯液槽には搬送体が迂回して進入する
    ように構成されているチップコンベア。
  11. 【請求項11】 請求項2において、前記往行経路及び
    復行経路の搬送体はトラフにより被覆され、同トラフの
    排出位置側の先端部は閉鎖され、前記貯液槽は前記トラ
    フの底板を開口して装着され、同貯液槽には搬送体の一
    部が迂回して進入するように構成されているチップコン
    ベア。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記搬送体の排
    出位置側の先端部と貯液槽との間には、搬送体に付着し
    た切削油、クーラント液、チップ等を貯液槽へ回収する
    シュータが設けられているチップコンベア。
  13. 【請求項13】 請求項10において、前記トラフの先
    端部には開口部を開閉可能なカバーが設けられているチ
    ップコンベア。
  14. 【請求項14】 請求項3において、チップ自動排出手
    段は前記搬送体の周回運動に連動して駆動されるもので
    あるチップコンベア。
  15. 【請求項15】 請求項2において、前記搬送体の受取
    経路は、ほぼ水平にかつ互いに平行に装設され、搬送体
    の往行経路は受け取ったチップを斜め上方に持ち上げる
    ように傾斜して装設された上昇部と、持ち上げられたチ
    ップを水平方向に移送してチップを排出位置へ移送する
    上側水平排出部とにより構成され、搬送体の復行経路
    は、前記往行経路とほぼ平行に装設され、貯液槽は前記
    搬送体の 上側水平排出部と対応する復行経路の下方に配
    設され、該搬送体の復行経路の一部が下方に迂回して貯
    液槽に進入するように構成されているチップコンベア。
  16. 【請求項16】 請求項1又は2において、前記貯液槽
    は液体を攪拌する手段を備えているチップコンベア。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記攪拌手段は
    液体の供給ノズルを搬送体の周りの液体に旋回流が生じ
    るように配設して構成されているチップコンベア。
  18. 【請求項18】 請求項1〜3のいずれか一項におい
    て、前記液架橋付着力を低減又は解除する液体は、クー
    ラント液であるチップコンベア。
  19. 【請求項19】 請求項14において、前記貯液槽の側
    壁には補助貯液槽が設けられ、同補助貯液槽内には前記
    チップ自動排出手段の駆動機構の一部が収容されている
    チップコンベア。
  20. 【請求項20】 請求項14において、前記搬送体は単
    一のモータにより周回動作され、チップ自動排出手段は
    前記モータの駆動力により作動されるものであるチップ
    コンベア。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記チップ自動
    排出手段は前記モータの駆動力により直接又は搬送体を
    介さないで作動されるものであるチップコンベア。
  22. 【請求項22】 請求項14において、前記チップ自動
    排出手段はスクリューコンベア、ベルトコンベア又はバ
    ケットコンベアであって、チップを排出する排出筒は、
    搬送体の往行経路と復行経路の折り返し点から排出され
    るチップの回収箱にチップを落出できるように偏向形成
    されているチップコンベア。
  23. 【請求項23】 請求項1、2、3のいずれか一項にお
    いて、前記復行経路の搬送体に対し前記貯液槽の液体に
    進入しない上流側及び下流側の非進入部のいずれか一方
    の非進入部に対し液体を滴下あるいは噴射して貯液槽へ
    流動させるための液体供給手段が設けられているチップ
    コンベア。
  24. 【請求項24】 請求項23において、前記液体供給手
    段は、貯液槽への液体を補給する液体補給手段を兼用す
    るものであるチップコンベア。
  25. 【請求項25】 請求項1に記載のチップコンベアに用
    いられるチップ分離 ・回収装置であって、復行経路の搬
    送体を浸漬して通過させる液体を収容する貯液槽と、同
    貯液槽内に設けられ、かつ搬送体を迂回して反転移動さ
    せる巻掛機構とからなるチップ分離・回収装置。
  26. 【請求項26】 請求項25において、前記貯液槽はチ
    ップ自動排出手段を備えているチップ分離・回収装置。
  27. 【請求項27】 請求項26において、前記チップ自動
    排出手段は貯液槽の底部に設けられたスクリューコンベ
    アであって、貯液槽の外壁に取り付けたチップの排出筒
    の先端開口部の高さは、貯液槽の液体の液面よりも上方
    になるように設定されているチップ分離・回収装置。
JP2000068857A 1999-04-14 2000-03-13 チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置 Expired - Fee Related JP3283862B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000068857A JP3283862B2 (ja) 1999-04-14 2000-03-13 チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置
US09/958,629 US6601691B1 (en) 1999-04-14 2000-04-12 Chip conveyor and chip-separation/recovery apparatus
PCT/JP2000/002370 WO2000061331A1 (fr) 1999-04-14 2000-04-12 Bande transporteuse de copeaux et dispositif de separation et de collecte de copeaux utilise avec la bande transporteuse
BR0010226-1A BR0010226A (pt) 1999-04-14 2000-04-12 Correia transportadora de aparas e dispositivo de separação e recuperação de aparas
CA002367568A CA2367568A1 (en) 1999-04-14 2000-04-12 Chip conveyor and chip-separation/recovery apparatus
CN00806223A CN1347360A (zh) 1999-04-14 2000-04-12 切削屑输送机和切削屑-分离/回收装置
EP00917286A EP1177854A4 (en) 1999-04-14 2000-04-12 CHIP CONVEYOR AND DEVICE FOR SEPARATING AND COLLECTING CHIPS FOR USE IN THE CHIP CONVEYOR
KR10-2001-7013014A KR100434585B1 (ko) 1999-04-14 2000-04-12 칩 컨베이어 및 그것에 이용되는 칩 분리/회수장치
AU38363/00A AU766158B2 (en) 1999-04-14 2000-04-12 Chip conveyor and chip separating and collecting device used for the conveyor
HK02102176.0A HK1040661A1 (zh) 1999-04-14 2002-03-21 切削屑輸送機和用於輸送機的切削屑-分離/回收裝置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10722699 1999-04-14
JP2000-48151 2000-02-24
JP2000048151 2000-02-24
JP11-107226 2000-02-24
JP2000068857A JP3283862B2 (ja) 1999-04-14 2000-03-13 チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001377177A Division JP3689365B2 (ja) 1999-04-14 2001-12-11 チップコンベア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001310235A JP2001310235A (ja) 2001-11-06
JP3283862B2 true JP3283862B2 (ja) 2002-05-20

Family

ID=27310927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000068857A Expired - Fee Related JP3283862B2 (ja) 1999-04-14 2000-03-13 チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6601691B1 (ja)
EP (1) EP1177854A4 (ja)
JP (1) JP3283862B2 (ja)
KR (1) KR100434585B1 (ja)
CN (1) CN1347360A (ja)
AU (1) AU766158B2 (ja)
BR (1) BR0010226A (ja)
CA (1) CA2367568A1 (ja)
HK (1) HK1040661A1 (ja)
WO (1) WO2000061331A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6222883B1 (ja) * 2017-05-30 2017-11-01 モスニック株式会社 濾過装置
JP7503835B2 (ja) 2020-09-17 2024-06-21 東京精密発條株式会社 スパイラルコンベアおよびフィルターユニット

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU739830B2 (en) * 1999-04-14 2001-10-18 Enomoto Industry Co., Ltd. Chip conveyor and apparatus for separating and collecting chips
JP3579329B2 (ja) * 2000-07-19 2004-10-20 榎本ビーエー株式会社 チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置
DE10223291A1 (de) 2002-05-24 2003-12-11 Mayfran Int Bv Vorrichtung zur Aufnahme und Trennung von an Werkzeugmaschinen anfallenden Spänen und Kühlflüssigkeit (Überlauf)
JP4928736B2 (ja) * 2005-03-25 2012-05-09 株式会社ヨシダ鉄工 チップ搬送コンベヤ
CN102886911B (zh) * 2012-10-16 2015-04-22 朱文彬 切屑再利用工作站
KR101431218B1 (ko) 2013-04-26 2014-08-18 강삼동 칩 수거를 위한 컨베이어
CN103350365A (zh) * 2013-05-14 2013-10-16 江荧 一种数控机床排屑机
JP6062325B2 (ja) * 2013-06-26 2017-01-18 Dmg森精機株式会社 工作機械の切屑処理装置
CN103551909A (zh) * 2013-11-04 2014-02-05 宁夏共享集团有限责任公司 一种机床排屑及切削液净化装置
KR101556967B1 (ko) * 2014-07-18 2015-10-05 (주)오성기전 칩 배출용 컨베이어장치
CN104209803A (zh) * 2014-08-20 2014-12-17 平湖市斯迈克机械制造有限公司 用于机床的卷屑装置
JP6358925B2 (ja) * 2014-10-28 2018-07-18 Dmg森精機株式会社 チップコンベア
JP6586296B2 (ja) * 2015-06-04 2019-10-02 Dmg森精機株式会社 工作機械の切屑排出装置
CN108136557B (zh) * 2015-09-30 2020-10-09 株式会社富士 螺旋输送机
JP6306617B2 (ja) * 2016-01-05 2018-04-04 ファナック株式会社 切粉排出装置を備えた工作機械
JP6653677B2 (ja) * 2017-03-24 2020-02-26 Dmg森精機株式会社 チップコンベアおよび工作機械
DE102017008420A1 (de) * 2017-09-07 2019-03-07 Gleason-Pfauter Maschinenfabrik Gmbh Verfahren zur spanabhebenden Erzeugung oder Bearbeitung eines Werkstücks mit anschließender Spanabfuhr
JP6375424B1 (ja) * 2017-09-13 2018-08-15 株式会社ブンリ 濾過装置
CN108942372B (zh) * 2018-05-05 2020-10-30 芜湖杰诺科技有限公司 一种用于阀门加工废屑的除尘装置
WO2020162822A1 (en) * 2019-02-07 2020-08-13 Flexlink Ab Chain cleaning module, conveyor comprising such a chain cleaning module and method for cleaning a conveyor chain
JP7432888B2 (ja) * 2019-10-11 2024-02-19 株式会社industria 微細物除去システム及び微細物除去装置
CN111673532B (zh) * 2020-06-24 2021-07-13 惠安县崇武镇兴钗茶具商行 一种机床废料分类清洁回收设备
CN114951222B (zh) * 2022-05-30 2024-08-30 梅州市华鑫二厂环保科技有限公司 一种切削屑回收预处理装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2525348A (en) * 1946-09-20 1950-10-10 Earl M Glass Belt conveyer cleaner
US3270860A (en) * 1963-10-09 1966-09-06 Western Electric Co Methods of and apparatus for processing articles
US3998321A (en) 1975-09-15 1976-12-21 Schultz Edward D Conveyor wash device
JPS5955645A (ja) 1982-09-24 1984-03-30 Nec Corp 基地局選択方式
JPS61191849U (ja) 1985-05-23 1986-11-29
JPS6299048A (ja) * 1985-10-22 1987-05-08 Enomoto Kogyo Kk チツプコンベヤ
JPS62208855A (ja) * 1986-03-11 1987-09-14 Nippon Shisutomeeshiyon Eng Kk 濾過装置
JPS63123656A (ja) * 1986-11-10 1988-05-27 Enomoto Kogyo Kk チツプコンベヤ
JPH01176412A (ja) * 1987-12-29 1989-07-12 Daido Kikai Seisakusho:Kk ろ過装置におけるろ過ケーキ払落し・排出装置
JPH0344540U (ja) 1989-09-08 1991-04-25
JPH0717450U (ja) 1993-08-27 1995-03-28 村田機械株式会社 チップ回収装置
JPH0720234U (ja) 1993-09-28 1995-04-11 豊田工機株式会社 チップコンベアの補助装置
JP3009783U (ja) 1994-09-30 1995-04-11 株式会社シイエヌケイ 渦流式クーラント液の清浄装置
JPH0975620A (ja) 1995-09-06 1997-03-25 Enomoto Kogyo Kk チップコンベアにおける濾過装置
JPH09174376A (ja) 1995-12-26 1997-07-08 Suzuki Motor Corp 切削屑搬送装置
JPH1055421A (ja) 1996-08-08 1998-02-24 Seiko Epson Corp Icカード
JPH1058273A (ja) 1996-08-12 1998-03-03 Amada Co Ltd 切粉処理装置
JP3055421U (ja) * 1998-06-29 1999-01-12 株式会社シイエヌケイ クーラント内の微細スラッジ除去装置
AU739830B2 (en) * 1999-04-14 2001-10-18 Enomoto Industry Co., Ltd. Chip conveyor and apparatus for separating and collecting chips

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6222883B1 (ja) * 2017-05-30 2017-11-01 モスニック株式会社 濾過装置
JP2018202492A (ja) * 2017-05-30 2018-12-27 モスニック株式会社 濾過装置
JP7503835B2 (ja) 2020-09-17 2024-06-21 東京精密発條株式会社 スパイラルコンベアおよびフィルターユニット

Also Published As

Publication number Publication date
HK1040661A1 (zh) 2002-06-21
KR100434585B1 (ko) 2004-06-04
JP2001310235A (ja) 2001-11-06
AU766158B2 (en) 2003-10-09
KR20020001824A (ko) 2002-01-09
EP1177854A1 (en) 2002-02-06
AU3836300A (en) 2000-11-14
WO2000061331A1 (fr) 2000-10-19
US6601691B1 (en) 2003-08-05
CA2367568A1 (en) 2000-10-19
CN1347360A (zh) 2002-05-01
EP1177854A4 (en) 2002-08-14
BR0010226A (pt) 2002-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3283862B2 (ja) チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置
JP3579329B2 (ja) チップコンベア及びそれに用いるチップ分離・回収装置
US6571959B1 (en) Coolant fluid cleaning method and apparatus
WO2000061330A1 (fr) Transporteur de copeaux, et dispositif de separation et de collecte utilise avec ledit transporteur
US7638061B2 (en) Coolant fluid cleaning method, system, and apparatus
JP4274497B2 (ja) 切粉搬送式濾過装置
JP2002233927A (ja) チップコンベア
JP3487802B2 (ja) チップコンベア
EP1122025A1 (en) Chip conveyor and chip separating and collecting device used for the conveyor
JPH02218535A (ja) 切削油回収装置
JP3571688B2 (ja) 濾過装置を備えた切粉搬出コンベヤ装置
JP3467022B2 (ja) 切粉搬出コンベヤ装置
JPH09174376A (ja) 切削屑搬送装置
JPH09290106A (ja) チップコンベアにおける濾過装置
JPH09174377A (ja) 切削屑搬送装置
JP3285851B2 (ja) チップコンベア及び固液分離装置
JPH08197372A (ja) 切削油の分離回収装置
JPH0985198A (ja) 加工部品の洗浄装置
JPH09201740A (ja) 切削屑搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140301

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees