JP3258164B2 - プリント装置およびプリント方法 - Google Patents
プリント装置およびプリント方法Info
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
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- B41J2/17566—Ink level or ink residue control
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J3/00—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
- B41J3/407—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
- B41J3/4078—Printing on textile
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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-
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- B41J2002/17576—Ink level or ink residue control using a floater for ink level indication
-
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- B41J2/17566—Ink level or ink residue control
- B41J2002/17579—Measuring electrical impedance for ink level indication
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Coloring (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント装置に関し、
特に布帛にインクを吐出してこれを捺染するためのイン
クジェットプリント装置に関するものである。
特に布帛にインクを吐出してこれを捺染するためのイン
クジェットプリント装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】プリント剤としてインクを用いるプリン
ト装置においては、一般にこのインクが無くなるか残り
少なくなった時点でインク補給が行われる。この補給
は、インクを貯留したインクカートリッジを新たなもの
に交換したり、インクタンクにインクを補給すること等
によって行われる。通常のプリント装置において行われ
るこのようなインク補給操作は、例えばインク無しを検
知しあるいはインク交換が指令された場合でも、その時
点で行っているプリント動作は続行しその動作が終了し
てからプリント動作を停止してインク補給操作を行うの
が、一般的であり、このような処理を行ってもそれ程重
要な問題を生じることはなかった。
ト装置においては、一般にこのインクが無くなるか残り
少なくなった時点でインク補給が行われる。この補給
は、インクを貯留したインクカートリッジを新たなもの
に交換したり、インクタンクにインクを補給すること等
によって行われる。通常のプリント装置において行われ
るこのようなインク補給操作は、例えばインク無しを検
知しあるいはインク交換が指令された場合でも、その時
点で行っているプリント動作は続行しその動作が終了し
てからプリント動作を停止してインク補給操作を行うの
が、一般的であり、このような処理を行ってもそれ程重
要な問題を生じることはなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
ト媒体として長尺のロール紙や布帛を使用する場合に
は、連続的にプリントすべき画像の量が比較的多くプリ
ント動作が終了するまでにさらに大量の画像をプリント
しなければならず、インクが無い状態でのプリント動作
が長時間続くことになる。このような場合、プリントヘ
ッド等に不具合が生じるものであり、特にインクジェッ
トヘッドが熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じ
させ、この気泡の生成に伴なってインクを吐出するよう
な方式のヘッドの場合にはインクが枯渇している状態で
プリントを継続した場合にヘッドの破壊につながる危険
性もある。
ト媒体として長尺のロール紙や布帛を使用する場合に
は、連続的にプリントすべき画像の量が比較的多くプリ
ント動作が終了するまでにさらに大量の画像をプリント
しなければならず、インクが無い状態でのプリント動作
が長時間続くことになる。このような場合、プリントヘ
ッド等に不具合が生じるものであり、特にインクジェッ
トヘッドが熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じ
させ、この気泡の生成に伴なってインクを吐出するよう
な方式のヘッドの場合にはインクが枯渇している状態で
プリントを継続した場合にヘッドの破壊につながる危険
性もある。
【０００４】これに対し、インクが無くなった時点でイ
ンク補給操作のためにプリント動作を停止することが考
えられるが、それまでプリントしたものが中途半端なも
のとなり被プリント媒体が無駄となり、またそこまでの
プリント時間も無駄となり生産効率を損ねるという問題
を生じる。
ンク補給操作のためにプリント動作を停止することが考
えられるが、それまでプリントしたものが中途半端なも
のとなり被プリント媒体が無駄となり、またそこまでの
プリント時間も無駄となり生産効率を損ねるという問題
を生じる。
【０００５】以上のような問題を解決する構成として、
例えばインク貯留容器を、プリントヘッド等のプリント
時の可動部から離れた固定位置に置き、プリントヘッド
とは可動式のチューブ等で接続し、インク残量検知セン
サーがインク不足を検出したときに貯留容器に外部から
オペレータが新たなインクを補給することによりプリン
ト動作を中断することなく、またヘッド破壊の危険性を
生じることなくインク補給を可能とするものが考えられ
る。
例えばインク貯留容器を、プリントヘッド等のプリント
時の可動部から離れた固定位置に置き、プリントヘッド
とは可動式のチューブ等で接続し、インク残量検知セン
サーがインク不足を検出したときに貯留容器に外部から
オペレータが新たなインクを補給することによりプリン
ト動作を中断することなく、またヘッド破壊の危険性を
生じることなくインク補給を可能とするものが考えられ
る。
【０００６】しかしながら、この場合においてもインク
が不足した場合（例えば、インク残量検知センサーがイ
ンク不足を検知して警告を出した場合）に、インク補給
という操作そのものは必要であり、仮に長時間の連続プ
リントを行なおうとした場合に必ずインク不足を監視
し、必要に応じてこれを補給するオペレータを必要とす
る。
が不足した場合（例えば、インク残量検知センサーがイ
ンク不足を検知して警告を出した場合）に、インク補給
という操作そのものは必要であり、仮に長時間の連続プ
リントを行なおうとした場合に必ずインク不足を監視
し、必要に応じてこれを補給するオペレータを必要とす
る。
【０００７】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、インク補給を考慮
したプリントシーケンスを有することにより、多量の連
続プリントが可能なプリント装置を提供することにあ
る。
のであり、その目的とするところは、インク補給を考慮
したプリントシーケンスを有することにより、多量の連
続プリントが可能なプリント装置を提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
インクを吐出するプリントヘッドを用い、被プリント媒
体にインクを吐出してプリントを行なうプリント装置に
おいて、前記プリントヘッドに供給するインクを保持す
る容器と、該容器内のインクの残量状態を検知する検知
手段と、前記検知手段により前記容器内のインク量が一
定量以下になったことが検知されたとき、その旨を警告
する警告手段と、前記検知手段により前記容器内のイン
ク量が一定量以下になったことが検知されてから、所定
量のプリント動作を続行して行うモードへ移行してプリ
ントを行う残量プリント手段と、前記残量プリント手段
により前記モードへ移行して所定量のプリント動作を行
った後にプリント動作を一時停止する停止手段と、前記
残量プリント手段により前記モードへ移行してプリント
を行っている間に前記検知手段により前記容器内のイン
ク量が前記一定量より多い状態となったことを検知した
とき、前記警告を停止するとともに、前記モードを終了
してプリントを続行させる手段と、を具えたことを特徴
とする。また、インクを吐出するプリントヘッドを用
い、インクを保持する容器から供給されるインクを被プ
リント媒体に吐出してプリントを行うプリント方法にお
いて、前記プリントヘッドを用いてプリントを行ってい
る間に前記容器内のインク量が一定量以下となったこと
が検知されたとき、インク量が低下した旨の警告を行う
とともに、所定量のプリント動作を続行して行うモード
へ移行してプリントを続行し、前記モードへ移行してプ
リントを行っている間に前記容器内のインク量が前記一
定量よりも多い状態となったことを検知したとき、前記
警告を停止するとともに、前記モードを終了してプリン
トを続行させ、前記モードへ移行してプリントを行って
いる間に前記容器内のインク量が前記一定量よりも多い
状態となったことが検知されないとき、プリント動作を
一時停止し、前記一時停止の状態で前記容器内のインク
量が前記一定量よりも多い状態となったことを検知した
とき、前記警告を停止するとともに、プリント動作を再
開する、各ステップを有したことを特徴とする。
インクを吐出するプリントヘッドを用い、被プリント媒
体にインクを吐出してプリントを行なうプリント装置に
おいて、前記プリントヘッドに供給するインクを保持す
る容器と、該容器内のインクの残量状態を検知する検知
手段と、前記検知手段により前記容器内のインク量が一
定量以下になったことが検知されたとき、その旨を警告
する警告手段と、前記検知手段により前記容器内のイン
ク量が一定量以下になったことが検知されてから、所定
量のプリント動作を続行して行うモードへ移行してプリ
ントを行う残量プリント手段と、前記残量プリント手段
により前記モードへ移行して所定量のプリント動作を行
った後にプリント動作を一時停止する停止手段と、前記
残量プリント手段により前記モードへ移行してプリント
を行っている間に前記検知手段により前記容器内のイン
ク量が前記一定量より多い状態となったことを検知した
とき、前記警告を停止するとともに、前記モードを終了
してプリントを続行させる手段と、を具えたことを特徴
とする。また、インクを吐出するプリントヘッドを用
い、インクを保持する容器から供給されるインクを被プ
リント媒体に吐出してプリントを行うプリント方法にお
いて、前記プリントヘッドを用いてプリントを行ってい
る間に前記容器内のインク量が一定量以下となったこと
が検知されたとき、インク量が低下した旨の警告を行う
とともに、所定量のプリント動作を続行して行うモード
へ移行してプリントを続行し、前記モードへ移行してプ
リントを行っている間に前記容器内のインク量が前記一
定量よりも多い状態となったことを検知したとき、前記
警告を停止するとともに、前記モードを終了してプリン
トを続行させ、前記モードへ移行してプリントを行って
いる間に前記容器内のインク量が前記一定量よりも多い
状態となったことが検知されないとき、プリント動作を
一時停止し、前記一時停止の状態で前記容器内のインク
量が前記一定量よりも多い状態となったことを検知した
とき、前記警告を停止するとともに、プリント動作を再
開する、各ステップを有したことを特徴とする。
【０００９】
【作用】以上の構成によれば、容器内のインク量が一定
量以下となった場合に、警告を発するとともに所定量の
プリント動作を続行して行ってからプリント動作を一時
停止するようにし、この所定量のプリント動作の間にイ
ンクが補給されてインク量が一定量より多い状態となっ
た場合には、警告を停止して通常のプリント動作が続行
される。また、一時停止している間にインクの補給が行
われた場合には、プリント動作が再開される。
量以下となった場合に、警告を発するとともに所定量の
プリント動作を続行して行ってからプリント動作を一時
停止するようにし、この所定量のプリント動作の間にイ
ンクが補給されてインク量が一定量より多い状態となっ
た場合には、警告を停止して通常のプリント動作が続行
される。また、一時停止している間にインクの補給が行
われた場合には、プリント動作が再開される。
【００１０】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【００１１】図１は、本発明の実施例にかかわる捺染シ
ステムを表わすブロック図である。また、図２は、上記
システムにおけるプリント動作等を説明するためのプリ
ント部の詳細を示す上面図である。
ステムを表わすブロック図である。また、図２は、上記
システムにおけるプリント動作等を説明するためのプリ
ント部の詳細を示す上面図である。
【００１２】これら図において、キャリッジ１０１ａは
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの４色に対応す
るカラー用のプリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄを搭載
しており、２本のガイドシャフト１０３ａはキャリッジ
１０１ａを移動可能に案内支持している。また、キャリ
ッジ１０１ｂはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の４色のインクをそれぞれ貯留するインクサブタンク１
０４ａ〜１０４ｄを搭載しており、同様に２本のガイド
シャフト１０３ｂはキャリッジ１０１ｂを移動可能に案
内支持している。プリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄに
対するインク供給は、それぞれ対応するインクサブタン
ク１０４ａ〜１０４ｄからそれぞれの供給チューブ１１
７ａ〜１１７ｄを介して行われる。
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの４色に対応す
るカラー用のプリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄを搭載
しており、２本のガイドシャフト１０３ａはキャリッジ
１０１ａを移動可能に案内支持している。また、キャリ
ッジ１０１ｂはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の４色のインクをそれぞれ貯留するインクサブタンク１
０４ａ〜１０４ｄを搭載しており、同様に２本のガイド
シャフト１０３ｂはキャリッジ１０１ｂを移動可能に案
内支持している。プリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄに
対するインク供給は、それぞれ対応するインクサブタン
ク１０４ａ〜１０４ｄからそれぞれの供給チューブ１１
７ａ〜１１７ｄを介して行われる。
【００１３】また、各プリントヘッド１０２ａ〜１０２
ｄにおいてインクを吐出するために利用されるエネルギ
ーを発生する手段（図示せず）に対しては、各プリント
ヘッドドライバ１１８ａ〜１１８ｄよりフレキシブルケ
ーブル１１９ａ〜１１９ｄを介してインク吐出信号が選
択的に供給される。
ｄにおいてインクを吐出するために利用されるエネルギ
ーを発生する手段（図示せず）に対しては、各プリント
ヘッドドライバ１１８ａ〜１１８ｄよりフレキシブルケ
ーブル１１９ａ〜１１９ｄを介してインク吐出信号が選
択的に供給される。
【００１４】インクサブタンク１０４ａ〜１０４ｄはプ
リンタ本体の外部に固定されたインクメインタンク１０
５ａ〜１０５ｄとフレキシブルチューブ１０６ａ〜１０
６ｄにより接続されている。
リンタ本体の外部に固定されたインクメインタンク１０
５ａ〜１０５ｄとフレキシブルチューブ１０６ａ〜１０
６ｄにより接続されている。
【００１５】インクメインタンク１０５ａ、１０５ｂ、
１０５ｃ、１０５ｄ内にはそれぞれのインクの残量を監
視するセンサー（図示せず）が内蔵され、そのセンサー
出力は適当な増幅／波形整形回路１０７を経て論理レベ
ルに変換された後に制御回路１０８に与えられる。
１０５ｃ、１０５ｄ内にはそれぞれのインクの残量を監
視するセンサー（図示せず）が内蔵され、そのセンサー
出力は適当な増幅／波形整形回路１０７を経て論理レベ
ルに変換された後に制御回路１０８に与えられる。
【００１６】エンドレスベルトであるベルト１１０ａお
よび１１０ｂは、その一部がそれぞれヘッドキャリッジ
１０１ａおよびインクキャリッジ１０１ｂに接続されて
おり、これにより、キャリッジ１０１ａおよびキャリッ
ジ１０１ｂには、モータドライバ１１１ａおよび１１１
ｂを介してその駆動が制御される、パルスモータとして
の駆動モータ１１２ａおよび１１２ｂの駆動力がベルト
１１０ａおよび１１０ｂを介して伝達され、キャリッジ
１０１ａ，１０１ｂはガイドシャフト１０３ａおよび１
０３ｂ上を紙、ＯＨＰフィルム、布その他のプリント媒
体１１３の被プリント面に沿って移動することが可能と
なる。さらに、図に示す捺染システムは、プリント媒体
１１３を搬送する搬送ローラ１１４、プリント媒体を案
内する案内ローラ１１５ａ、１１５ｂおよびプリント媒
体搬送モータ１１６を備えている。
よび１１０ｂは、その一部がそれぞれヘッドキャリッジ
１０１ａおよびインクキャリッジ１０１ｂに接続されて
おり、これにより、キャリッジ１０１ａおよびキャリッ
ジ１０１ｂには、モータドライバ１１１ａおよび１１１
ｂを介してその駆動が制御される、パルスモータとして
の駆動モータ１１２ａおよび１１２ｂの駆動力がベルト
１１０ａおよび１１０ｂを介して伝達され、キャリッジ
１０１ａ，１０１ｂはガイドシャフト１０３ａおよび１
０３ｂ上を紙、ＯＨＰフィルム、布その他のプリント媒
体１１３の被プリント面に沿って移動することが可能と
なる。さらに、図に示す捺染システムは、プリント媒体
１１３を搬送する搬送ローラ１１４、プリント媒体を案
内する案内ローラ１１５ａ、１１５ｂおよびプリント媒
体搬送モータ１１６を備えている。
【００１７】キャッピングユニット１２０は、非プリン
ト時に各プリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄの吐出口面
に当接されるものである。すなわち、非プリント時に
は、プリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄが、キャッピン
グユニット１２０と対向する位置へ移動する。そのとき
キャッピングユニット１２０は、キャップドライバ１２
１によって前進駆動され、弾性部材を吐出口面に圧接さ
せてキャッピングを行う。
ト時に各プリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄの吐出口面
に当接されるものである。すなわち、非プリント時に
は、プリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄが、キャッピン
グユニット１２０と対向する位置へ移動する。そのとき
キャッピングユニット１２０は、キャップドライバ１２
１によって前進駆動され、弾性部材を吐出口面に圧接さ
せてキャッピングを行う。
【００１８】キャッピングユニット１２０は、主に、プ
リントヘッドを空気中に長時間放置する場合には吐出口
内のインクが蒸発して増粘し、吐出が不安定になるのを
防止するため、非印字中は吐出部を外気と遮断して密閉
（キャッピング）するために設けられる。キャップの内
部にはインクで湿潤状態に保たれた吸液材が設けられ、
キャップ内部を高湿度に維持してインクの増粘を最小限
に抑えている。
リントヘッドを空気中に長時間放置する場合には吐出口
内のインクが蒸発して増粘し、吐出が不安定になるのを
防止するため、非印字中は吐出部を外気と遮断して密閉
（キャッピング）するために設けられる。キャップの内
部にはインクで湿潤状態に保たれた吸液材が設けられ、
キャップ内部を高湿度に維持してインクの増粘を最小限
に抑えている。
【００１９】また、キャッピング状態で長期放置された
後はインク加圧による回復が行われる。すなわち、長時
間放置の場合には、キャッピングをしていても吐出口内
部のインクは、緩慢ではあるが蒸発して増粘する。ま
た、吐出口内部に気泡が残留して安定した吐出を妨げる
事もある。このため、プリント開始時にインクタンクに
設けたポンプを駆動してインク加圧を行い、吐出口内部
の増粘インクや残留気泡を吐出口外に排出することを行
う。これは、吐出面にゴミ等が付着したり、吐出口内部
にゴミ等が侵入していても、それらを洗い流して安定し
た吐出を保つ効果がある。
後はインク加圧による回復が行われる。すなわち、長時
間放置の場合には、キャッピングをしていても吐出口内
部のインクは、緩慢ではあるが蒸発して増粘する。ま
た、吐出口内部に気泡が残留して安定した吐出を妨げる
事もある。このため、プリント開始時にインクタンクに
設けたポンプを駆動してインク加圧を行い、吐出口内部
の増粘インクや残留気泡を吐出口外に排出することを行
う。これは、吐出面にゴミ等が付着したり、吐出口内部
にゴミ等が侵入していても、それらを洗い流して安定し
た吐出を保つ効果がある。
【００２０】目詰まり防止ユニット１２２は、プリント
ヘッド１０２ａ〜１０２ｄが予備吐出動作をするときに
吐出インクを受けるものである。この目詰まり防止ユニ
ット１２２はプリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄがその
移動によって対向することができ、プリントヘッドから
予備吐出されたインクを吸収する受液部としての液受け
部材を備えており、キャッピングユニット１２０とプリ
ント開始位置との間に配置されている。なお、液受け部
材および液体保持部材の材質としては、スポンジ状多孔
質部材、あるいはプラスチック焼結体等が有効である。
ヘッド１０２ａ〜１０２ｄが予備吐出動作をするときに
吐出インクを受けるものである。この目詰まり防止ユニ
ット１２２はプリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄがその
移動によって対向することができ、プリントヘッドから
予備吐出されたインクを吸収する受液部としての液受け
部材を備えており、キャッピングユニット１２０とプリ
ント開始位置との間に配置されている。なお、液受け部
材および液体保持部材の材質としては、スポンジ状多孔
質部材、あるいはプラスチック焼結体等が有効である。
【００２１】なお予備吐出は、プリントを目的としない
でインクを吐出させるものであり、液状態吐出流、気体
吐出流によって温度低下した領域の温度補償と、吐出口
内の不用物を排除する等のために行う。また、これ以外
にプリント開始前に所定の駆動パルスを与え、全吐出口
からキャップ部等に向かってインク吐出を行わせる（エ
ージング動作）。また、吐出口の周辺雰囲気の湿潤状態
を高める場合にはキャッピングした状態で予備吐出を行
う事もある。
でインクを吐出させるものであり、液状態吐出流、気体
吐出流によって温度低下した領域の温度補償と、吐出口
内の不用物を排除する等のために行う。また、これ以外
にプリント開始前に所定の駆動パルスを与え、全吐出口
からキャップ部等に向かってインク吐出を行わせる（エ
ージング動作）。また、吐出口の周辺雰囲気の湿潤状態
を高める場合にはキャッピングした状態で予備吐出を行
う事もある。
【００２２】清掃ユニット１２４には洗浄用電磁弁５５
１と吸引ポンプドライバ５５２が連結され、それぞれ制
御回路１０８による制御の下にワイピング洗浄手段１２
３からの洗浄液の噴出、ならびに清掃手段１２４からの
洗浄液の吸引を行う。
１と吸引ポンプドライバ５５２が連結され、それぞれ制
御回路１０８による制御の下にワイピング洗浄手段１２
３からの洗浄液の噴出、ならびに清掃手段１２４からの
洗浄液の吸引を行う。
【００２３】図３は、上述の構成を用い本発明の前提と
なるプリント動作シーケンスを示すフローチャートであ
る。
なるプリント動作シーケンスを示すフローチャートであ
る。
【００２４】まず、待機中には、プリントヘッド１０２
ａ〜１０２ｄの各吐出面２０１ａ〜２０１ｄ（図２参
照）はキャッピングユニット１２０により、キャッピン
グされた状態にある。
ａ〜１０２ｄの各吐出面２０１ａ〜２０１ｄ（図２参
照）はキャッピングユニット１２０により、キャッピン
グされた状態にある。
【００２５】ステップＳ３０１にてホストコンピュータ
１よりプリントすべき画像が、ハード拡大率、プリント
長等の属性を指示するコマンドとともに転送されるとと
もに、表示操作部１０９上の入力手段より入力されうプ
リント開始信号が入るのを待機する（ステップＳ３０
２）。
１よりプリントすべき画像が、ハード拡大率、プリント
長等の属性を指示するコマンドとともに転送されるとと
もに、表示操作部１０９上の入力手段より入力されうプ
リント開始信号が入るのを待機する（ステップＳ３０
２）。
【００２６】プリント開始指令が入力されると、インク
加圧循環を行い（ステップＳ３０３）、次にヘッドキャ
ップを開放する（ステップＳ３０４）。また、これと同
時に清掃部材１２５（図２参照）による洗浄も行われる
（ステップＳ３０５）、清掃部材１２５に付着した増粘
インクや異物等が洗浄液と共に洗い流される。また、ス
テップＳ３０６において洗浄液が吸引される。これによ
り、清掃部材１２５に残留する洗浄液の量が適度に減少
されるので、インクや異物等の補集能力が向上し、清掃
部材１２５の清掃効果を高める事ができる。また、洗浄
液が吸引されることで、清掃部材１２５である多孔質体
内部に毛細管現象による負圧が発生する。この負圧をプ
リントヘッドの吐出口における負圧よりも大とすること
で、清掃時に吐出口からインクを引き出すことができ、
また、洗浄液の液室内への混入を防止できる。さらに、
吐出口内部のインクを吸収できる程の能力も発生するの
で、同時に吐出口内の増粘したインクの除去を行うこと
もできる。
加圧循環を行い（ステップＳ３０３）、次にヘッドキャ
ップを開放する（ステップＳ３０４）。また、これと同
時に清掃部材１２５（図２参照）による洗浄も行われる
（ステップＳ３０５）、清掃部材１２５に付着した増粘
インクや異物等が洗浄液と共に洗い流される。また、ス
テップＳ３０６において洗浄液が吸引される。これによ
り、清掃部材１２５に残留する洗浄液の量が適度に減少
されるので、インクや異物等の補集能力が向上し、清掃
部材１２５の清掃効果を高める事ができる。また、洗浄
液が吸引されることで、清掃部材１２５である多孔質体
内部に毛細管現象による負圧が発生する。この負圧をプ
リントヘッドの吐出口における負圧よりも大とすること
で、清掃時に吐出口からインクを引き出すことができ、
また、洗浄液の液室内への混入を防止できる。さらに、
吐出口内部のインクを吸収できる程の能力も発生するの
で、同時に吐出口内の増粘したインクの除去を行うこと
もできる。
【００２７】次に、モータドライバ１１１ａ、１１１ｂ
を介して駆動信号が発せられることにより、ヘッド１０
２ａ〜１０２ｄおよびインクサブタンク１０４ａ〜１０
４ｄが往復運動する。この際、ヘッドキャリッジ１０１
ａが清掃ユニット１２４を通過する際に清掃部材１２５
が吐出面２０１ａ〜２０１ｄを順次払拭しクリーニング
を行う（ステップＳ３０７）。なお、本実施例において
払拭とは吐出面上の洗浄液やインクや異物等を拭うこと
をいう。
を介して駆動信号が発せられることにより、ヘッド１０
２ａ〜１０２ｄおよびインクサブタンク１０４ａ〜１０
４ｄが往復運動する。この際、ヘッドキャリッジ１０１
ａが清掃ユニット１２４を通過する際に清掃部材１２５
が吐出面２０１ａ〜２０１ｄを順次払拭しクリーニング
を行う（ステップＳ３０７）。なお、本実施例において
払拭とは吐出面上の洗浄液やインクや異物等を拭うこと
をいう。
【００２８】プリント開始検知センサ１２６で、検知さ
れるプリント開始検知位置Ｐ０から、矢印Ｄ方向（図２
参照）に走行しながらプリントヘッドからインク滴が吐
出され、プリント媒体１１３のプリント幅部分Ｐに画像
のプリントが行われる（ステップＳ３０８）。これと同
時に清掃部材の洗浄が行われ（ステップＳ３０９）、次
に洗浄液の吸引が行われ（ステップＳ３１０）、清掃部
材の清掃能力の回復が行われる。
れるプリント開始検知位置Ｐ０から、矢印Ｄ方向（図２
参照）に走行しながらプリントヘッドからインク滴が吐
出され、プリント媒体１１３のプリント幅部分Ｐに画像
のプリントが行われる（ステップＳ３０８）。これと同
時に清掃部材の洗浄が行われ（ステップＳ３０９）、次
に洗浄液の吸引が行われ（ステップＳ３１０）、清掃部
材の清掃能力の回復が行われる。
【００２９】その後、キャリッジ１０１ａ、１０１ｂは
反転し、矢印Ｅ方向（図２参照）に駆動されて目詰まり
防止ユニット１２２に対向する予備吐出位置を通過する
ときに予備吐出動作を行う（ステップＳ３１１）。ここ
で予備吐出は上記ユニット１２２内の液受け部材１２７
（図２参照）に対して行われる。そしてプリント媒体１
１３はプリント幅部材Ｐの幅だけ図２の紙面に垂直な方
向に搬送される。
反転し、矢印Ｅ方向（図２参照）に駆動されて目詰まり
防止ユニット１２２に対向する予備吐出位置を通過する
ときに予備吐出動作を行う（ステップＳ３１１）。ここ
で予備吐出は上記ユニット１２２内の液受け部材１２７
（図２参照）に対して行われる。そしてプリント媒体１
１３はプリント幅部材Ｐの幅だけ図２の紙面に垂直な方
向に搬送される。
【００３０】次に、画像プリントが続行される場合であ
って（ステップＳ３１２で否定判定される場合）、１０
０ラインプリントが終了していない場合（ステップＳ３
１３で否定判定される場合）は、ステップＳ３０７へ戻
り、上述のプリント動作が繰り返される。
って（ステップＳ３１２で否定判定される場合）、１０
０ラインプリントが終了していない場合（ステップＳ３
１３で否定判定される場合）は、ステップＳ３０７へ戻
り、上述のプリント動作が繰り返される。
【００３１】一方、画像プリントが１００ライン終了し
た場合（ステップＳ３１３で肯定判定される場合）は、
プリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄの吐出面２０１ａ〜
２０１ｄはキャッピングユニット１２０によりキャッピ
ングされた後（ステップＳ３１４）、ステップＳ３０３
／ステップＳ３０５へもどりインク加圧循環動作を行っ
た後にプリント動作が続行される。
た場合（ステップＳ３１３で肯定判定される場合）は、
プリントヘッド１０２ａ〜１０２ｄの吐出面２０１ａ〜
２０１ｄはキャッピングユニット１２０によりキャッピ
ングされた後（ステップＳ３１４）、ステップＳ３０３
／ステップＳ３０５へもどりインク加圧循環動作を行っ
た後にプリント動作が続行される。
【００３２】また、画像プリントが終了した際（ステッ
プＳ３１２で肯定判定される場合）は、プリントヘッド
１０２ａ〜１０２ｄの吐出面２０１ａ〜２０１ｄはキャ
ッピングユニット１２０によりキャッピングされた後
（ステップＳ３１５）、プリント動作を終了する。
プＳ３１２で肯定判定される場合）は、プリントヘッド
１０２ａ〜１０２ｄの吐出面２０１ａ〜２０１ｄはキャ
ッピングユニット１２０によりキャッピングされた後
（ステップＳ３１５）、プリント動作を終了する。
【００３３】次に図４〜図７を参照し、上記プリントシ
ーケンスに本発明を適用した場合のいくつかの実施例に
ついて説明する。
ーケンスに本発明を適用した場合のいくつかの実施例に
ついて説明する。
【００３４】（実施例１）図４は、本発明の一実施例に
係わるプリント動作シーケンスを示すフローチャートで
ある。同図において、図３に示すステップと同様の処理
を行うステップには同一のステップ番号を付してその説
明は省略する。
係わるプリント動作シーケンスを示すフローチャートで
ある。同図において、図３に示すステップと同様の処理
を行うステップには同一のステップ番号を付してその説
明は省略する。
【００３５】すなわち、ステップＳ３１３で否定判定さ
れた場合（まだプリントが続行される場合）、インク残
量チェック用のサブルーチンをコールする（ステップＳ
４００）。なお、このサブルーチンコールは、図４に示
す例ではステップＳ３１３の直後に行なっているが、図
３に示すプリントシーケンスループ（ステップＳ３０３
〜Ｓ３１１）の任意の場所におくことができる。また、
タイマー割り込み等により上記サブルーチンの処理に移
行してもよい。
れた場合（まだプリントが続行される場合）、インク残
量チェック用のサブルーチンをコールする（ステップＳ
４００）。なお、このサブルーチンコールは、図４に示
す例ではステップＳ３１３の直後に行なっているが、図
３に示すプリントシーケンスループ（ステップＳ３０３
〜Ｓ３１１）の任意の場所におくことができる。また、
タイマー割り込み等により上記サブルーチンの処理に移
行してもよい。
【００３６】図５は上記残量チェック用サブルーチンの
詳細な動作シーケンスを示すフローチャートである。
詳細な動作シーケンスを示すフローチャートである。
【００３７】同図において、ステップＳ４０１にて、プ
リントラインカウントモードフラグ（後述）をチェック
する。このフラグがリセットされている場合にはステッ
プＳ４０２に進み、ステップＳ４０２において、インク
メインタンク１０５ａ〜１０５ｄ内の残量検知センサー
より出力された信号の判定を行なう。すべてのセンサー
信号がインク在りを示している場合（ステップＳ４０２
にて否定判定される場合）にはサブルーチンを終了する
（図４に示すシーケンスへリターン）。通常、インク在
りの場合にはこのような進み方をする。
リントラインカウントモードフラグ（後述）をチェック
する。このフラグがリセットされている場合にはステッ
プＳ４０２に進み、ステップＳ４０２において、インク
メインタンク１０５ａ〜１０５ｄ内の残量検知センサー
より出力された信号の判定を行なう。すべてのセンサー
信号がインク在りを示している場合（ステップＳ４０２
にて否定判定される場合）にはサブルーチンを終了する
（図４に示すシーケンスへリターン）。通常、インク在
りの場合にはこのような進み方をする。
【００３８】ステップＳ４０２で肯定判定された場合に
は表示操作部（図１の符号１０９に示す）にインク色に
対応したインク残量不足警告を出力し（ステップＳ４０
３）、同時にプリントラインカウンターを初期化してプ
リントライン数のカウントに備える（ステップＳ４０
４）。そして、インクの残量が少なくなりかつ警告を出
力しながらプリントを続行しているモードであることを
示すフラグ（プリントラインカウントモードフラグ）を
セットし（ステップＳ４０５）、サブルーチンを終了す
る。
は表示操作部（図１の符号１０９に示す）にインク色に
対応したインク残量不足警告を出力し（ステップＳ４０
３）、同時にプリントラインカウンターを初期化してプ
リントライン数のカウントに備える（ステップＳ４０
４）。そして、インクの残量が少なくなりかつ警告を出
力しながらプリントを続行しているモードであることを
示すフラグ（プリントラインカウントモードフラグ）を
セットし（ステップＳ４０５）、サブルーチンを終了す
る。
【００３９】ステップＳ４０１でプリントラインカウン
トモードフラグがセットされていた場合には、インクが
補給されたか否かをチェックするためにステップＳ４０
６にてインクメインタンク１０５ａ〜１０５ｄ内のイン
クの残量センサーからの出力の判定を行なう。ステップ
Ｓ４０６にて否定判定された場合は、すなわちインク残
量が少なくない場合はインクが補給されたとみなせるた
めインク残量不足警告の出力を中止し（ステップＳ４０
７）、インクの残量が少なくなり警告出力しながらプリ
ントを続行しているモードであることを示すフラグ（プ
リントラインカウントモードフラグ）をリセットし（ス
テップＳ４０８）、サブルーチンを終了する。
トモードフラグがセットされていた場合には、インクが
補給されたか否かをチェックするためにステップＳ４０
６にてインクメインタンク１０５ａ〜１０５ｄ内のイン
クの残量センサーからの出力の判定を行なう。ステップ
Ｓ４０６にて否定判定された場合は、すなわちインク残
量が少なくない場合はインクが補給されたとみなせるた
めインク残量不足警告の出力を中止し（ステップＳ４０
７）、インクの残量が少なくなり警告出力しながらプリ
ントを続行しているモードであることを示すフラグ（プ
リントラインカウントモードフラグ）をリセットし（ス
テップＳ４０８）、サブルーチンを終了する。
【００４０】ステップＳ４０６で肯定判定された場合に
おいては、インクがまだ補給されていない状態でプリン
トが続行されていると認識し、警告を出力するとともに
インク警告が発生してから何ラインプリントが継続して
いるかを表わすプリントラインカウンタを＋１する（ス
テップＳ４０９）。そしてそのカウント数があらかじめ
定められた指定ライン数に達したか否かのチェックを行
なう（ステップＳ４１０）。この指定ライン数は、例え
ばインクの残量不足センサーが検知してからヘッドがプ
リントライン毎に１００％吐出を行なった場合にインク
メインタンクからインクがなくなるまでのライン数（マ
ージンを含んで）というふうに定めればよい。
おいては、インクがまだ補給されていない状態でプリン
トが続行されていると認識し、警告を出力するとともに
インク警告が発生してから何ラインプリントが継続して
いるかを表わすプリントラインカウンタを＋１する（ス
テップＳ４０９）。そしてそのカウント数があらかじめ
定められた指定ライン数に達したか否かのチェックを行
なう（ステップＳ４１０）。この指定ライン数は、例え
ばインクの残量不足センサーが検知してからヘッドがプ
リントライン毎に１００％吐出を行なった場合にインク
メインタンクからインクがなくなるまでのライン数（マ
ージンを含んで）というふうに定めればよい。
【００４１】ステップＳ４１０にて否定判定された場合
には、まだプリント可能なインクがあると判定しサブル
ーチンを終了しプリント動作を続行する。
には、まだプリント可能なインクがあると判定しサブル
ーチンを終了しプリント動作を続行する。
【００４２】ステップＳ４１０で肯定判定された場合に
はインクが不足し、不吐出あるいはヘッド破壊の危険性
があるためプリント動作を一時停止し、ヘッドキャッピ
ングを行なう（ステップＳ４１１）。次に、ステップＳ
４１２にてインクメインタンク１０５ａ〜１０５ｄ内の
インクの残量検知センサーより出力された信号の判定を
行ない、インクの補給を待機を行う。
はインクが不足し、不吐出あるいはヘッド破壊の危険性
があるためプリント動作を一時停止し、ヘッドキャッピ
ングを行なう（ステップＳ４１１）。次に、ステップＳ
４１２にてインクメインタンク１０５ａ〜１０５ｄ内の
インクの残量検知センサーより出力された信号の判定を
行ない、インクの補給を待機を行う。
【００４３】インクが補給されると、ステップＳ４１９
に進み、インク残量不足警告の出力を停止する。
に進み、インク残量不足警告の出力を停止する。
【００４４】その後インクの残量が少なくなり警告出力
しながらプリントを続行しているモードであることを示
すフラグ（プリントラインカウントモードフラグ）をリ
セットし（ステップＳ４０８）、ヘッドキャップを開放
して（ステップＳ４２２）、サブルーチンを終了しプリ
ント動作を再開する。
しながらプリントを続行しているモードであることを示
すフラグ（プリントラインカウントモードフラグ）をリ
セットし（ステップＳ４０８）、ヘッドキャップを開放
して（ステップＳ４２２）、サブルーチンを終了しプリ
ント動作を再開する。
【００４５】（実施例２）上記実施例１においては、プ
リンタが一時停止モードにある場合にインク補給がなさ
れると、プリントシーケンスに復帰する（図５のステッ
プＳ４１２〜Ｓ４２２）。しかし、この場合、キャリッ
ジがどの時点で動き出すかが明確ではないため、例えば
プリンタが動作していないため一時停止モードとは気づ
かずに何らかの作業を行ない、その途中で急にプリンタ
が動作することにより事故となる等の支障を生じること
がある。
リンタが一時停止モードにある場合にインク補給がなさ
れると、プリントシーケンスに復帰する（図５のステッ
プＳ４１２〜Ｓ４２２）。しかし、この場合、キャリッ
ジがどの時点で動き出すかが明確ではないため、例えば
プリンタが動作していないため一時停止モードとは気づ
かずに何らかの作業を行ない、その途中で急にプリンタ
が動作することにより事故となる等の支障を生じること
がある。
【００４６】そこで、本実施例ではこの問題を解決する
ために、図５に示す手順に対して以下で説明する処理を
付加した図６の如き手順を採用する。
ために、図５に示す手順に対して以下で説明する処理を
付加した図６の如き手順を採用する。
【００４７】図６に示す手順において、ステップＳ４１
２の判定で、インクが補給がなされたことを検知した場
合（ステップＳ４１２で否定判定となった場合）、ステ
ップＳ４１８に進む。
２の判定で、インクが補給がなされたことを検知した場
合（ステップＳ４１２で否定判定となった場合）、ステ
ップＳ４１８に進む。
【００４８】ステップＳ４１８ではあらかじめ定められ
た表示操作部１０９より入力されるキー入力を監視し、
所定のキー入力があった場合にステップＳ４１９に進む
こととする。
た表示操作部１０９より入力されるキー入力を監視し、
所定のキー入力があった場合にステップＳ４１９に進む
こととする。
【００４９】上記ステップを追加することにより、オペ
レータの確認のキー入力があったときのみ動作シーケン
スに戻ることができ、上記問題点を解決することが可能
となる。
レータの確認のキー入力があったときのみ動作シーケン
スに戻ることができ、上記問題点を解決することが可能
となる。
【００５０】（実施例３）上記実施例１または２におい
て、プリント装置がキャッピングされた一時停止状態に
ある場合、一時停止状態が解除されたキャッピング状態
で放置されている時間が長い場合があり、この場合には
前述したように安定した吐出が保たれない恐れがある。
て、プリント装置がキャッピングされた一時停止状態に
ある場合、一時停止状態が解除されたキャッピング状態
で放置されている時間が長い場合があり、この場合には
前述したように安定した吐出が保たれない恐れがある。
【００５１】このため図７に示すように、プリントシー
ケンスに復帰する直前に、インク加圧循環（ステップＳ
４２１）、ヘッドキャップ開放（ステップＳ４２２）、
ブレード洗浄（ステップＳ４２３）、洗浄液吸引（ステ
ップＳ４２４）ワイピング（ステップＳ４２５）を行っ
た後にプリントシーケンスに復帰することにより、より
安定した吐出を行うことが可能となる。
ケンスに復帰する直前に、インク加圧循環（ステップＳ
４２１）、ヘッドキャップ開放（ステップＳ４２２）、
ブレード洗浄（ステップＳ４２３）、洗浄液吸引（ステ
ップＳ４２４）ワイピング（ステップＳ４２５）を行っ
た後にプリントシーケンスに復帰することにより、より
安定した吐出を行うことが可能となる。
【００５２】なお、上記各実施例で示した残量検知セン
サーとしては、フロートをインクタンク内に配置しこの
位置を光学的に検知して残量を知るものや電極間の抵抗
値を検出してインク残量が所定値以上か否かを検知する
ものを用いることができる。
サーとしては、フロートをインクタンク内に配置しこの
位置を光学的に検知して残量を知るものや電極間の抵抗
値を検出してインク残量が所定値以上か否かを検知する
ものを用いることができる。
【００５３】（その他）なお、本発明は、上述したイン
クジェットプリント方式に限らず種々のプリント方式を
採用できるが、インクジェットプリント方式を採用する
場合には、その中でも、インク吐出を行わせるために利
用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段を備
え、前記熱エネルギによりインクの状態変化を生起させ
る方式、すなわちキヤノン株式会社が提唱するバブルジ
ェット方式のプリントヘッド、プリント装置を用いるこ
とで優れた効果をもたらすものである。かかる方式によ
ればプリントの高密度化，高精細化が達成できるからで
ある。
クジェットプリント方式に限らず種々のプリント方式を
採用できるが、インクジェットプリント方式を採用する
場合には、その中でも、インク吐出を行わせるために利
用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段を備
え、前記熱エネルギによりインクの状態変化を生起させ
る方式、すなわちキヤノン株式会社が提唱するバブルジ
ェット方式のプリントヘッド、プリント装置を用いるこ
とで優れた効果をもたらすものである。かかる方式によ
ればプリントの高密度化，高精細化が達成できるからで
ある。
【００５４】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第４７２３１２９号明細書，同第４７４０
７９６号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型，
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体（インク）が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも１つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
（インク）内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長，収縮により吐出用開口を介して液体（イン
ク）を吐出させて、少なくとも１つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体（イン
ク）の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第４４６３３５９号明細
書，同第４３４５２６２号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第４３１３１２４号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
ば、米国特許第４７２３１２９号明細書，同第４７４０
７９６号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型，
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体（インク）が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも１つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
（インク）内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長，収縮により吐出用開口を介して液体（イン
ク）を吐出させて、少なくとも１つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体（イン
ク）の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第４４６３３５９号明細
書，同第４３４５２６２号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第４３１３１２４号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
【００５５】プリントヘッドの構成としては、上述の各
明細書に開示されているような吐出口，液路，電気熱変
換体の組合せ構成（直線状液流路または直角液流路）の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第４５５８３３３号明細書，米国特許第
４４５９６００号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭５９−１２３６７０号公報や熱エネルギ
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭５９−１３８４６１号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。すなわち、プリント
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
ればプリントを確実に効率よく行うことができるように
なるからである。
明細書に開示されているような吐出口，液路，電気熱変
換体の組合せ構成（直線状液流路または直角液流路）の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第４５５８３３３号明細書，米国特許第
４４５９６００号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭５９−１２３６７０号公報や熱エネルギ
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭５９−１３８４６１号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。すなわち、プリント
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
ればプリントを確実に効率よく行うことができるように
なるからである。
【００５６】加えて、プリントヘッドは、プリント装置
の形態に対応して構成できるのは勿論であり、所謂ライ
ンプリンタ形態のものに対してはプリント媒体の幅に対
応した範囲にわたって吐出口を配列したものとすればよ
い。また、上例のようなシリアルタイプのプリントヘッ
ドとしては、装置本体に固定されたプリントヘッド、あ
るいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的
な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換
自在のチップタイプのプリントヘッド、あるいはプリン
トヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカー
トリッジタイプのプリントヘッドを用いた場合にも本発
明は有効である。
の形態に対応して構成できるのは勿論であり、所謂ライ
ンプリンタ形態のものに対してはプリント媒体の幅に対
応した範囲にわたって吐出口を配列したものとすればよ
い。また、上例のようなシリアルタイプのプリントヘッ
ドとしては、装置本体に固定されたプリントヘッド、あ
るいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的
な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換
自在のチップタイプのプリントヘッド、あるいはプリン
トヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカー
トリッジタイプのプリントヘッドを用いた場合にも本発
明は有効である。
【００５７】また、本発明のプリント装置の構成とし
て、プリントヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
プリントヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を
行う予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
て、プリントヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
プリントヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を
行う予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
【００５８】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を３０℃以上７０℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用プ
リント信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
のプリント信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、プリント用媒体に到達
する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エ
ネルギの付与によって初めて液化する性質のインクを使
用する場合も本発明は適用可能である。このような場合
のインクは、特開昭５４−５６８４７号公報あるいは特
開昭６０−７１２６０号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持
された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形
態としてもよい。本発明においては、上述した各インク
に対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行
するものである。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を３０℃以上７０℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用プ
リント信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
のプリント信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、プリント用媒体に到達
する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エ
ネルギの付与によって初めて液化する性質のインクを使
用する場合も本発明は適用可能である。このような場合
のインクは、特開昭５４−５６８４７号公報あるいは特
開昭６０−７１２６０号公報に記載されるような、多孔
質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持
された状態で、電気熱変換体に対して対向するような形
態としてもよい。本発明においては、上述した各インク
に対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行
するものである。
【００５９】さらに加えて、本発明の形態としては、コ
ンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用い
られるものの他、リーダ等と組合せた複写装置の形態を
採るもの等であってもよい。
ンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用い
られるものの他、リーダ等と組合せた複写装置の形態を
採るもの等であってもよい。
【００６０】また、本発明は種々のプリント媒体にプリ
ントを行う画像形成装置に適用できるが、上例のような
捺染装置に適用する場合、特に布帛にインクジェット捺
染を行う場合には、そのインクジェット捺染用布帛とし
ては、（１）インクを十分な濃度に発色させ得ること、
（２）インクの染着率が高いこと、（３）インクが布帛
上で速やかに乾燥すること、（４）布帛上での不規則な
インクの滲みの発生が少ないこと、（５）装置内での搬
送性に優れていること、等の性能が要求される。これら
の要求性能を満足させるために、本発明において、必要
に応じて布帛に対し、あらかじめ前処理を施しておくこ
とができる。例えば、特開昭６２−５３４９２号公報に
おいてはインク受容層を有する布帛類が開示され、ま
た、特公平３−４６５８９号公報においては還元防止剤
やアルカリ性物質を含有させた布帛の提案がなされてい
る。このような前処理の例としては、布帛に、アルカリ
性物質、水溶性高分子、合成高分子、水溶性金属塩、尿
素およびチオ尿素から選ばれる物質を含有させる処理を
挙げることができる。
ントを行う画像形成装置に適用できるが、上例のような
捺染装置に適用する場合、特に布帛にインクジェット捺
染を行う場合には、そのインクジェット捺染用布帛とし
ては、（１）インクを十分な濃度に発色させ得ること、
（２）インクの染着率が高いこと、（３）インクが布帛
上で速やかに乾燥すること、（４）布帛上での不規則な
インクの滲みの発生が少ないこと、（５）装置内での搬
送性に優れていること、等の性能が要求される。これら
の要求性能を満足させるために、本発明において、必要
に応じて布帛に対し、あらかじめ前処理を施しておくこ
とができる。例えば、特開昭６２−５３４９２号公報に
おいてはインク受容層を有する布帛類が開示され、ま
た、特公平３−４６５８９号公報においては還元防止剤
やアルカリ性物質を含有させた布帛の提案がなされてい
る。このような前処理の例としては、布帛に、アルカリ
性物質、水溶性高分子、合成高分子、水溶性金属塩、尿
素およびチオ尿素から選ばれる物質を含有させる処理を
挙げることができる。
【００６１】アルカリ性物質としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、
モノ，ジ，トリエタノールアミン等のアミン類、炭酸ナ
トリウム，炭酸カリウム，重炭酸ナトリウム等の炭酸も
しくは重炭酸アルカリ金属塩等が挙げられる。さらに酢
酸カルシウム、酢酸バリウム等の有機酸金属塩やアンモ
ニアおよびアンモニア化合物等がある。また、スチーミ
ングおよび乾熱下でアルカリ物質となるトリクロロ酢酸
ナトリウム等も用い得る。特に好ましいアルカリ性物質
としては、反応性染料の染色に用いられる炭酸ナトリウ
ムおよび重炭酸ナトリウムがある。
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、
モノ，ジ，トリエタノールアミン等のアミン類、炭酸ナ
トリウム，炭酸カリウム，重炭酸ナトリウム等の炭酸も
しくは重炭酸アルカリ金属塩等が挙げられる。さらに酢
酸カルシウム、酢酸バリウム等の有機酸金属塩やアンモ
ニアおよびアンモニア化合物等がある。また、スチーミ
ングおよび乾熱下でアルカリ物質となるトリクロロ酢酸
ナトリウム等も用い得る。特に好ましいアルカリ性物質
としては、反応性染料の染色に用いられる炭酸ナトリウ
ムおよび重炭酸ナトリウムがある。
【００６２】水溶性高分子としては、トウモロコシ，小
麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロース，メ
チルセルロース，ヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース系物質、アルギン酸ナトリウム，アラビアゴム，
ローカスイトビーンガム，トラガントガム，グアガム，
タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン，カゼイン等の蛋
白質物質、タンニン系物質，リグニン系物質等の天然水
溶性高分子が挙げられる。
麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロース，メ
チルセルロース，ヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース系物質、アルギン酸ナトリウム，アラビアゴム，
ローカスイトビーンガム，トラガントガム，グアガム，
タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン，カゼイン等の蛋
白質物質、タンニン系物質，リグニン系物質等の天然水
溶性高分子が挙げられる。
【００６３】また、合成高分子としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール系化合物，ポリエチレンオキサイド系
化合物，アクリル酸系水溶性高分子，無水マレイン酸系
水溶性高分子等が挙げられる。これらの中でも多糖類系
高分子やセルロース系高分子が好ましい。
ビニルアルコール系化合物，ポリエチレンオキサイド系
化合物，アクリル酸系水溶性高分子，無水マレイン酸系
水溶性高分子等が挙げられる。これらの中でも多糖類系
高分子やセルロース系高分子が好ましい。
【００６４】水溶性金属塩としては、例えば、アルカリ
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型
的なイオン結晶を作るものであって、ｐＨ４〜１０であ
る化合物が挙げられる。かかる化合物の代表的な例とし
ては、例えば、アルカリ金属では、ＮａＣｌ，Ｎａ2 Ｓ
Ｏ4 ，ＫＣｌおよびＣＨ3 ＣＯＯＮａ等が挙げられ、ま
た、アルカリ土類金属としては、ＣａＣｌ2 およびＭｇ
Ｃｌ2 等が挙げられる。中でもＮａ，ＫおよびＣａの塩
類が好ましい。
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型
的なイオン結晶を作るものであって、ｐＨ４〜１０であ
る化合物が挙げられる。かかる化合物の代表的な例とし
ては、例えば、アルカリ金属では、ＮａＣｌ，Ｎａ2 Ｓ
Ｏ4 ，ＫＣｌおよびＣＨ3 ＣＯＯＮａ等が挙げられ、ま
た、アルカリ土類金属としては、ＣａＣｌ2 およびＭｇ
Ｃｌ2 等が挙げられる。中でもＮａ，ＫおよびＣａの塩
類が好ましい。
【００６５】前処理において上記物質等を布帛に含有さ
せる方法は、特に制限されないが、通常行われる浸漬
法、パッド法、コーティング法、スプレー法などを挙げ
ることができる。
せる方法は、特に制限されないが、通常行われる浸漬
法、パッド法、コーティング法、スプレー法などを挙げ
ることができる。
【００６６】さらに、インクジェット捺染用布帛に付与
される捺染インクは、布帛上に付与した状態では単に付
着しているに過ぎないので、引き続き繊維への染料等イ
ンク中の色素の定着工程を施すのが好ましい。このよう
な定着工程は、従来公知の方法でよく、例えば、スチー
ミング法、ＨＴスチーミング法、サーモフィックス法、
あらかじめアルカリ処理した布帛を用いない場合は、ア
ルカリパッドスチーム法、アルカリブロッチスチーム
法、アルカリショック法、アルカリコールドフィックス
法等が挙げられる。また、定着工程は、染料によって反
応過程を含むものと含まないものとがあり、後者の例と
しては繊維に含浸させて物理的に離脱しないようなもの
がある。また、インクとしては所要の色素を有するもの
であれば適宜のものを用いることができ、染料に限られ
ず顔料を含むものでもよい。
される捺染インクは、布帛上に付与した状態では単に付
着しているに過ぎないので、引き続き繊維への染料等イ
ンク中の色素の定着工程を施すのが好ましい。このよう
な定着工程は、従来公知の方法でよく、例えば、スチー
ミング法、ＨＴスチーミング法、サーモフィックス法、
あらかじめアルカリ処理した布帛を用いない場合は、ア
ルカリパッドスチーム法、アルカリブロッチスチーム
法、アルカリショック法、アルカリコールドフィックス
法等が挙げられる。また、定着工程は、染料によって反
応過程を含むものと含まないものとがあり、後者の例と
しては繊維に含浸させて物理的に離脱しないようなもの
がある。また、インクとしては所要の色素を有するもの
であれば適宜のものを用いることができ、染料に限られ
ず顔料を含むものでもよい。
【００６７】さらに未反応の染料の除去および前処理に
用いた物質の除去は、上記反応定着工程の後に従来公知
の方法に準じ、洗浄により行うことができる。なお、こ
の洗浄の際に従来のフィックス処理を併用することが好
ましい。
用いた物質の除去は、上記反応定着工程の後に従来公知
の方法に準じ、洗浄により行うことができる。なお、こ
の洗浄の際に従来のフィックス処理を併用することが好
ましい。
【００６８】以上述べた後処理工程が施されたプリント
物は、その後所望の大きさに切り離され、切り離された
片は、縫着，接着，溶着等、最終的な加工品を得るため
の工程が施され、ワンピース，ドレス，ネクタイ，水着
等の衣類や布団カバー，ソファカバー，ハンカチ，カー
テン等が得られる。布帛を縫製等により加工して衣類や
その他の日用品とする方法は、例えば「最新ニット縫製
マニュアル」（センイジャーナル社発行）や月刊誌「装
苑」（文化出版局発行）等、公知の書籍に多数記載され
ている。
物は、その後所望の大きさに切り離され、切り離された
片は、縫着，接着，溶着等、最終的な加工品を得るため
の工程が施され、ワンピース，ドレス，ネクタイ，水着
等の衣類や布団カバー，ソファカバー，ハンカチ，カー
テン等が得られる。布帛を縫製等により加工して衣類や
その他の日用品とする方法は、例えば「最新ニット縫製
マニュアル」（センイジャーナル社発行）や月刊誌「装
苑」（文化出版局発行）等、公知の書籍に多数記載され
ている。
【００６９】なお、プリント用媒体としては、布帛，壁
布，刺しゅうに用いられる糸、壁紙、紙、ＯＨＰ用フィ
ルム、アルマイト等の板状物その他インクジェット技術
を用いて所定の液体を付与可能な種々のものが挙げら
れ、布帛とは、素材，織り方，編み方を問わず、あらゆ
る織物，不織布およびその他の布地を含む。
布，刺しゅうに用いられる糸、壁紙、紙、ＯＨＰ用フィ
ルム、アルマイト等の板状物その他インクジェット技術
を用いて所定の液体を付与可能な種々のものが挙げら
れ、布帛とは、素材，織り方，編み方を問わず、あらゆ
る織物，不織布およびその他の布地を含む。
【００７０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、容器内のインク量が一定量以下となった場合
に、警告を発するとともに所定量のプリント動作を続行
して行ってからプリント動作を一時停止するようにし、
この所定量のプリント動作の間にインクが補給されてイ
ンク量が一定量より多い状態となった場合には、警告を
停止して通常のプリント動作が続行される。また、一時
停止している間にインクの補給が行われた場合には、プ
リント動作が再開される。
によれば、容器内のインク量が一定量以下となった場合
に、警告を発するとともに所定量のプリント動作を続行
して行ってからプリント動作を一時停止するようにし、
この所定量のプリント動作の間にインクが補給されてイ
ンク量が一定量より多い状態となった場合には、警告を
停止して通常のプリント動作が続行される。また、一時
停止している間にインクの補給が行われた場合には、プ
リント動作が再開される。
【００７１】この結果、オペレータは余裕をもってイン
ク補給を行うことができるとともに多量の連続プリント
が可能となる。
ク補給を行うことができるとともに多量の連続プリント
が可能となる。
【図１】本発明を適用した装置の一実施例として、イン
クジェット捺染システムの構成を示す模式的斜視図であ
る。
クジェット捺染システムの構成を示す模式的斜視図であ
る。
【図２】図１のホームポジション付近の構成を示す模式
的上面図である。
的上面図である。
【図３】本発明を適用した実施例の前提となるプリント
シーケンスの一例を示すフローチャートである。
シーケンスの一例を示すフローチャートである。
【図４】本発明の実施例に係るプリントシーケンスを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図５】本発明の第１実施例によるインク残量チェック
サブルーチンのシーケンスを示すフローチャートであ
る。
サブルーチンのシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図６】本発明の第２実施例によるインク残量チェック
サブルーチンのシーケンスを示すフローチャートであ
る。
サブルーチンのシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図７】本発明の第３実施例によるインク残量チェック
サブルーチンのシーケンスを示すフローチャートであ
る。
サブルーチンのシーケンスを示すフローチャートであ
る。
１０１ａ，１０１ｂ キャリッジ １０２ａ〜１０２ｄ プリントヘッド １０４ａ〜１０４ｄ サブインクタンク １０５ａ〜１０５ｄ メインインクタンク １０７ 増幅／波形整形回路 １０８ 制御回路 １０９ 表示操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/175 B41J 2/125 B41J 29/46 D06P 5/00
Claims (10)
- 【請求項１】 インクを吐出するプリントヘッドを用
い、被プリント媒体にインクを吐出してプリントを行な
うプリント装置において、 前記プリントヘッドに供給するインクを保持する容器
と、 該容器内のインクの残量状態を検知する検知手段と、前記 検知手段により前記容器内のインク量が一定量以下
になったことが検知されたとき、その旨を警告する警告
手段と、前記検知手段により前記容器内のインク量が一定量以下
になったことが検知されてから、所定量のプリント動作
を続行して行うモードへ移行してプリントを行う 残量プ
リント手段と、前記 残量プリント手段により前記モードへ移行して所定
量のプリント動作を行った後にプリント動作を一時停止
する停止手段と、前記残量プリント手段により前記モードへ移行してプリ
ントを行っている間に前記検知手段により前記容器内の
インク量が前記一定量より多い状態となったことを検知
したとき、前記警告を停止するとともに、前記モードを
終了してプリントを続行させる手段と、 を具えたことを特徴とするプリント装置。 - 【請求項２】 前記停止手段によりプリント動作を一時
停止している間に前記検知手段により前記容器内のイン
クの量が前記一定量より多い状態となったことを検知し
たとき、前記警告を停止するとともに、プリント動作を
再開することを特徴とする請求項１に記載のプリント装
置。 - 【請求項３】 前記停止手段によりプリント動作を一時
停止している間に前記検知手段により前記容器内のイン
クの量が前記一定量より多い状態となったことを検知し
たあと、所定のキー入力があったか否かを監視し、前記
所定のキー入力があったときに前記警告の出力を停止す
るとともにし、プリント動作を再開することを特徴とす
る請求項１に記載のプリント装置。 - 【請求項４】 前記停止手段によりプリント動作を一時
停止している状態において、前記プリントヘッドの被プ
リント媒体に対向する面を保護する為の保護手段を有す
ることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の
プリント装置。 - 【請求項５】 前記保護手段は前記プリントヘッドの前
記面を覆うためのキャッピング手段であることを特徴と
する請求項４に記載のプリント装置。 - 【請求項６】 前記停止手段によりプリント動作を一時
停止している状態からプリント動作を再開する場合に、
前記プリントヘッドの吐出安定を図るためのヘッド回復
動作を行う手段をさらに具えたことを特徴とする請求項
２または３に記載のプリント装置。 - 【請求項７】 前記ヘッド回復動作を行う手段は、前記
プリントヘッド内のインクを加圧するインク加圧手段で
あることを特徴とする請求項６に記載のプリント装置。 - 【請求項８】 前記被プリント媒体はロール紙または布
帛からなる長尺な媒体であることを特徴とする請求項１
乃至７のいずれかに記載のプリント装置。 - 【請求項９】 前記プリントヘッドは、熱エネルギーを
利用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に伴っ
てインクを吐出することを特徴とする請求項１乃至８の
いずれかに記載のプリント装置。 - 【請求項１０】 インクを吐出するプリントヘッドを用
い、インクを保持する容器から供給されるインクを被プ
リント媒体に吐出してプリントを行うプリント方法にお
いて、 前記プリントヘッドを用いてプリントを行っている間に
前記容器内のインク量が一定量以下となったことが検知
されたとき、インク量が低下した旨の警告を行うととも
に、所定量のプリント動作を続行して行うモードへ移行
してプリントを続行し、 前記モードへ移行してプリントを行っている間に前記容
器内のインク量が前記一定量よりも多い状態となったこ
とを検知したとき、前記警告を停止するとともに、前記
モードを終了してプリントを続行させ、前記モードへ移行してプリントを行っている間に前記容
器内のインク量が前記一定量よりも多い状態となったこ
とが検知されないとき、 プリント動作を一時停止し、 前記一時停止の状態で前記容器内のインク量が前記一定
量よりも多い状態とな ったことを検知したとき、前記警
告を停止するとともに、 プリント動作を再開する、各ス
テップを有したことを特徴とするプリント方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03816294A JP3258164B2 (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | プリント装置およびプリント方法 |
| US08/400,364 US5894313A (en) | 1994-03-09 | 1995-03-08 | Ink-jet printing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03816294A JP3258164B2 (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | プリント装置およびプリント方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07246712A JPH07246712A (ja) | 1995-09-26 |
| JP3258164B2 true JP3258164B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=12517717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03816294A Expired - Fee Related JP3258164B2 (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | プリント装置およびプリント方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP3258164B2 (ja) |
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| JP3288954B2 (ja) * | 1997-06-19 | 2002-06-04 | キヤノン株式会社 | 記録装置及び該記録装置の制御方法 |
| US6024429A (en) * | 1997-10-30 | 2000-02-15 | Pitney Bowes Inc. | Mailing machine including ink jet printing having ink availability checking |
| JPH11334104A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Toshiba Tec Corp | インクジェットプリンタ |
| US20020105668A1 (en) * | 1999-01-20 | 2002-08-08 | Lilland Kevin R. | Print consumables monitoring |
| GB0001977D0 (en) * | 2000-01-29 | 2000-03-22 | Neopost Ltd | Control of use of ink cartridge |
| ITTO20020428A1 (it) * | 2002-05-20 | 2003-11-20 | Tecnost Sistemi S P A | Stampante a getto di inchiostro con serbatoio ad alta capacita' e relativo sistema di rifornimento dell'inchiostro. |
| EP1475237B1 (en) * | 2003-05-08 | 2008-09-17 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus and liquid ejecting apparatus |
| US7118189B2 (en) * | 2004-05-28 | 2006-10-10 | Videojet Technologies Inc. | Autopurge printing system |
| US7490757B1 (en) * | 2004-07-29 | 2009-02-17 | Diebold Self-Service Systems Division Of Diebold, Incorporated | Cash dispensing automated banking machine deposit printing system and method |
| JP2006305941A (ja) | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Seiko Epson Corp | 液体供給回収装置 |
| DE102009013180B3 (de) * | 2009-03-14 | 2010-07-01 | Fette Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Abreinigung eines Absaugsystems für eine Rundläuferpresse |
| JP5029752B2 (ja) * | 2010-10-15 | 2012-09-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体供給装置 |
| JP5146518B2 (ja) * | 2010-11-15 | 2013-02-20 | セイコーエプソン株式会社 | 液体供給装置 |
| JP5839175B2 (ja) * | 2011-09-26 | 2016-01-06 | セイコーエプソン株式会社 | 捺染装置及び捺染方法 |
| JP6620533B2 (ja) * | 2015-03-23 | 2019-12-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体消費装置 |
| JP6828454B2 (ja) * | 2017-01-20 | 2021-02-10 | ブラザー工業株式会社 | インクジェット記録装置 |
| JP6562978B2 (ja) | 2017-07-07 | 2019-08-21 | キヤノン株式会社 | 記録装置、制御方法、およびプログラム |
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|---|---|---|---|---|
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| CA1127227A (en) * | 1977-10-03 | 1982-07-06 | Ichiro Endo | Liquid jet recording process and apparatus therefor |
| JPS588352B2 (ja) * | 1977-11-04 | 1983-02-15 | 株式会社リコー | インクジエツト記録装置 |
| US4330787A (en) * | 1978-10-31 | 1982-05-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording device |
| US4345262A (en) * | 1979-02-19 | 1982-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording method |
| US4463359A (en) * | 1979-04-02 | 1984-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Droplet generating method and apparatus thereof |
| US4313124A (en) * | 1979-05-18 | 1982-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording process and liquid jet recording head |
| US4558333A (en) * | 1981-07-09 | 1985-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording head |
| DE3428434C2 (de) * | 1983-08-02 | 1995-09-14 | Canon Kk | Druckvorrichtung |
| JPS6253492A (ja) * | 1985-08-29 | 1987-03-09 | キヤノン株式会社 | 捺染方法 |
| US5136309A (en) * | 1986-03-19 | 1992-08-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid injection apparatus with residual ink quantity detecting means |
| EP0287098B1 (en) * | 1987-04-15 | 1996-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Residual-ink detector and a liquid injection recording apparatus comprising the detector |
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-
1994
- 1994-03-09 JP JP03816294A patent/JP3258164B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-03-08 US US08/400,364 patent/US5894313A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5894313A (en) | 1999-04-13 |
| JPH07246712A (ja) | 1995-09-26 |
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