JP3166390B2 - 自動車燃料配管用ホース - Google Patents
自動車燃料配管用ホースInfo
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- JP3166390B2 JP3166390B2 JP07401693A JP7401693A JP3166390B2 JP 3166390 B2 JP3166390 B2 JP 3166390B2 JP 07401693 A JP07401693 A JP 07401693A JP 7401693 A JP7401693 A JP 7401693A JP 3166390 B2 JP3166390 B2 JP 3166390B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のガソリンタ
ンクとエンジンを接続するエバポホース,ブリーザーホ
ース,フューエルホース等の低圧用ホースに用いられる
自動車燃料配管用ホースに関するものである。
ンクとエンジンを接続するエバポホース,ブリーザーホ
ース,フューエルホース等の低圧用ホースに用いられる
自動車燃料配管用ホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料配管は、おおむね金属パイ
プとそれら金属パイプを接続するホースから構成されて
いる。このようなホースとして、例えば、ガソリンタン
クからエンジンまでを接続するエバポホース,ガソリン
タンクのエアー抜き部分に用いられるブリーザーホー
ス,エンジンからガソリンタンクまでを接続する低圧用
フューエルホース等があげられる。上記ホースは、例え
ばアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)からな
る内管ゴム層と、上記内管ゴム層の外周のポリエステル
糸のブレード編みあるいはスパイラル編み等からなる補
強糸層と、上記補強糸層の外周のゴム弾性材からなる外
管ゴム層とから構成されている。上記ゴム弾性材として
は、低圧用フューエルホースの場合、クロロプレンゴム
(CR),エピクロルヒドリンゴム(CHC),クロロ
スルホン化ポリエチレンゴム(CSM)等が用いられて
いる。また、エバポホースおよびブリーザーホースとし
ては、CR,CHC,CSM,NBRとポリ塩化ビニル
(PVC)の混合物等が用いられている。
プとそれら金属パイプを接続するホースから構成されて
いる。このようなホースとして、例えば、ガソリンタン
クからエンジンまでを接続するエバポホース,ガソリン
タンクのエアー抜き部分に用いられるブリーザーホー
ス,エンジンからガソリンタンクまでを接続する低圧用
フューエルホース等があげられる。上記ホースは、例え
ばアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)からな
る内管ゴム層と、上記内管ゴム層の外周のポリエステル
糸のブレード編みあるいはスパイラル編み等からなる補
強糸層と、上記補強糸層の外周のゴム弾性材からなる外
管ゴム層とから構成されている。上記ゴム弾性材として
は、低圧用フューエルホースの場合、クロロプレンゴム
(CR),エピクロルヒドリンゴム(CHC),クロロ
スルホン化ポリエチレンゴム(CSM)等が用いられて
いる。また、エバポホースおよびブリーザーホースとし
ては、CR,CHC,CSM,NBRとポリ塩化ビニル
(PVC)の混合物等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらホースに関し
て、気化したガソリンがホースを透過して外部に漏洩す
るという現象が生じている。最近では、特に自動車の数
が増加しており、このようなホースから漏洩するガソリ
ンによる環境悪化が大きな問題となっている。そのた
め、このような自動車から漏洩する気化ガソリンの量を
規制することが法案化されており、特に1994年から
は、アメリカ合衆国カリフォルニア州においては、エバ
ポホースからの未燃焼蒸散ガソリンの透過量が厳しく規
制されることになり、従来のガソリン透過量の約1/1
0以下に規制される。また、1996年から燃費の基準
ラインが一層厳しく規制される予定になっており、燃費
向上の観点から軽量化が要望されている。これらの理由
から、上記内管ゴム層の形成材料であるNBRに代えて
フッ素樹脂(FKM)を用いたホースが提案されてい
る。このFKMからなるホースは、気化ガソリンの透過
量を抑制することはできるが、FKMが高価なためコス
トが高くついてしまう。したがって、上記FKMにかわ
る耐ガソリン透過性に優れたものが検討されている。し
かし、FKMにかわるものについては、耐ガソリン透過
性に優れていても、剛性が高いために、柔軟性に劣る、
耐キンク性(耐座屈性)に劣る、金属パイプに差し込み
難いという組付作業性に劣る、またシール性に劣るとい
う種々の問題を有している。
て、気化したガソリンがホースを透過して外部に漏洩す
るという現象が生じている。最近では、特に自動車の数
が増加しており、このようなホースから漏洩するガソリ
ンによる環境悪化が大きな問題となっている。そのた
め、このような自動車から漏洩する気化ガソリンの量を
規制することが法案化されており、特に1994年から
は、アメリカ合衆国カリフォルニア州においては、エバ
ポホースからの未燃焼蒸散ガソリンの透過量が厳しく規
制されることになり、従来のガソリン透過量の約1/1
0以下に規制される。また、1996年から燃費の基準
ラインが一層厳しく規制される予定になっており、燃費
向上の観点から軽量化が要望されている。これらの理由
から、上記内管ゴム層の形成材料であるNBRに代えて
フッ素樹脂(FKM)を用いたホースが提案されてい
る。このFKMからなるホースは、気化ガソリンの透過
量を抑制することはできるが、FKMが高価なためコス
トが高くついてしまう。したがって、上記FKMにかわ
る耐ガソリン透過性に優れたものが検討されている。し
かし、FKMにかわるものについては、耐ガソリン透過
性に優れていても、剛性が高いために、柔軟性に劣る、
耐キンク性(耐座屈性)に劣る、金属パイプに差し込み
難いという組付作業性に劣る、またシール性に劣るとい
う種々の問題を有している。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、耐ガソリン透過性,柔軟性,耐キンク性,組
付作業性およびシール性の全てに優れた低コストの自動
車燃料配管用ホースの提供をその目的とする。
たもので、耐ガソリン透過性,柔軟性,耐キンク性,組
付作業性およびシール性の全てに優れた低コストの自動
車燃料配管用ホースの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の自動車燃料配管用ホースは、内層と、上
記内層の外周に形成された中間層と、上記中間層の外周
に形成された外層とを備えた自動車燃料配管用ホースで
あって、上記内層がポリアミド樹脂によって形成され、
上記中間層が下記の(A)および(B)を主成分とする
ポリアミド樹脂エラストマーによって形成され、上記外
層がゴム弾性材によって形成されているという構成をと
る。(A)水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム。 (B)ポリアミド樹脂。
め、この発明の自動車燃料配管用ホースは、内層と、上
記内層の外周に形成された中間層と、上記中間層の外周
に形成された外層とを備えた自動車燃料配管用ホースで
あって、上記内層がポリアミド樹脂によって形成され、
上記中間層が下記の(A)および(B)を主成分とする
ポリアミド樹脂エラストマーによって形成され、上記外
層がゴム弾性材によって形成されているという構成をと
る。(A)水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム。 (B)ポリアミド樹脂。
【0006】
【作用】すなわち、本発明者らは、耐ガソリン透過性は
もちろん、耐キンク性,組付作業性および柔軟性に優れ
た自動車燃料配管用ホースを得るために一連の研究を重
ねた。その結果、内層の形成材料に耐ガソリン透過性に
優れたポリアミド樹脂を用い、外層に耐キンク性に富ん
だゴム弾性材を用い、さらに上記両層間に形成する中間
層の形成材料として高い耐ガソリン透過性および柔軟性
を有する特定のポリアミド樹脂エラストマーを用いる
と、所期の目的が達成されることを見出しこの発明に到
達した。
もちろん、耐キンク性,組付作業性および柔軟性に優れ
た自動車燃料配管用ホースを得るために一連の研究を重
ねた。その結果、内層の形成材料に耐ガソリン透過性に
優れたポリアミド樹脂を用い、外層に耐キンク性に富ん
だゴム弾性材を用い、さらに上記両層間に形成する中間
層の形成材料として高い耐ガソリン透過性および柔軟性
を有する特定のポリアミド樹脂エラストマーを用いる
と、所期の目的が達成されることを見出しこの発明に到
達した。
【0007】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0008】この発明の自動車燃料配管用ホースは、ポ
リアミド樹脂からなる内層と、上記内層の外周に特定の
ポリアミド樹脂エラストマーからなる中間層と、上記中
間層の外周にゴム弾性材からなる外層の三層構造により
構成されている。
リアミド樹脂からなる内層と、上記内層の外周に特定の
ポリアミド樹脂エラストマーからなる中間層と、上記中
間層の外周にゴム弾性材からなる外層の三層構造により
構成されている。
【0009】上記内層の形成材料としては、耐ガソリン
透過性に優れたポリアミド樹脂が用いられる。上記ポリ
アミド樹脂としては、例えばナイロン6,ナイロン1
1,ナイロン12,ナイロン66等があげられる。
透過性に優れたポリアミド樹脂が用いられる。上記ポリ
アミド樹脂としては、例えばナイロン6,ナイロン1
1,ナイロン12,ナイロン66等があげられる。
【0010】上記中間層形成材料としては、特定のポリ
アミド樹脂エラストマーが用いられる。この特定のポリ
アミド樹脂エラストマーを用いることにより柔軟性が付
与される。しかも、上記特定のポリアミド樹脂エラスト
マーは、導電機能の特性を有しているため、帯電防止が
図れる。上記特定のポリアミド樹脂エラストマーは、水
素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム(以下「水添
NBR」と称す)(A)とポリアミド樹脂(B)とを主
成分とするものである。上記ポリアミド樹脂としては、
ナイロン6,ナイロン11,ナイロン12等があげられ
る。これらは単独でもしくは併せて用いられる。また、
上記水添NBRと併せて、エチレン−プロピレン−ジエ
ンゴム(EPDM)等のゴム成分を用いてもよい。上記
水添NBRは、アクリロニトリル−ブタジエンゴムの分
子中の二重結合部分に水素原子が付加されたものであっ
て、この水添NBRを用いることにより上記ポリアミド
樹脂の柔軟性を向上させることができる。この水添NB
Rとしては、一般的に使用されているものを用いること
ができるが、通常、結合アクリロニトリル量が25〜5
5重量%(以下「%」と略す)程度のものであって、ま
た二重結合部分の90%以上が水素添加されているもの
を用いるのが好ましい。そして、上記ゴム成分(A)と
ポリアミド樹脂(B)の配合割合は、重量比で、A/B
=10/90〜70/30の割合に設定することが好ま
しい。すなわち、ゴム成分の配合割合が10未満(ポリ
アミド樹脂が90を超える)では、耐ガソリン透過性は
良好となるが柔軟性が劣り、ゴム成分の配合割合が70
を超える(ポリアミド樹脂が30未満)と、柔軟性は良
好となるが耐ガソリン透過性が劣る傾向がみられるから
である。
アミド樹脂エラストマーが用いられる。この特定のポリ
アミド樹脂エラストマーを用いることにより柔軟性が付
与される。しかも、上記特定のポリアミド樹脂エラスト
マーは、導電機能の特性を有しているため、帯電防止が
図れる。上記特定のポリアミド樹脂エラストマーは、水
素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム(以下「水添
NBR」と称す)(A)とポリアミド樹脂(B)とを主
成分とするものである。上記ポリアミド樹脂としては、
ナイロン6,ナイロン11,ナイロン12等があげられ
る。これらは単独でもしくは併せて用いられる。また、
上記水添NBRと併せて、エチレン−プロピレン−ジエ
ンゴム(EPDM)等のゴム成分を用いてもよい。上記
水添NBRは、アクリロニトリル−ブタジエンゴムの分
子中の二重結合部分に水素原子が付加されたものであっ
て、この水添NBRを用いることにより上記ポリアミド
樹脂の柔軟性を向上させることができる。この水添NB
Rとしては、一般的に使用されているものを用いること
ができるが、通常、結合アクリロニトリル量が25〜5
5重量%(以下「%」と略す)程度のものであって、ま
た二重結合部分の90%以上が水素添加されているもの
を用いるのが好ましい。そして、上記ゴム成分(A)と
ポリアミド樹脂(B)の配合割合は、重量比で、A/B
=10/90〜70/30の割合に設定することが好ま
しい。すなわち、ゴム成分の配合割合が10未満(ポリ
アミド樹脂が90を超える)では、耐ガソリン透過性は
良好となるが柔軟性が劣り、ゴム成分の配合割合が70
を超える(ポリアミド樹脂が30未満)と、柔軟性は良
好となるが耐ガソリン透過性が劣る傾向がみられるから
である。
【0011】なお、上記ポリアミド樹脂エラストマーに
おいて、ポリアミド樹脂(B)と上記水添NBR(A)
の相溶性が悪い場合には、上記水添NBRとして、10
%を超えない割合でマレイン酸が付加されたもの(マレ
イン酸変性されたもの)を用いることにより、両者の相
溶性を効果的に向上させることができる。このように、
10%以下の割合でマレイン酸が付加されたゴム材料を
用いることが好ましく、水添NBRに含有されるマレイ
ン酸が10%を超えると押出成形時にゲルが発生してし
まい、成形できなくなる場合が生じ好ましくない。
おいて、ポリアミド樹脂(B)と上記水添NBR(A)
の相溶性が悪い場合には、上記水添NBRとして、10
%を超えない割合でマレイン酸が付加されたもの(マレ
イン酸変性されたもの)を用いることにより、両者の相
溶性を効果的に向上させることができる。このように、
10%以下の割合でマレイン酸が付加されたゴム材料を
用いることが好ましく、水添NBRに含有されるマレイ
ン酸が10%を超えると押出成形時にゲルが発生してし
まい、成形できなくなる場合が生じ好ましくない。
【0012】さらに、上記水添NBR(A)およびポリ
アミド樹脂(B)以外に、上記水添NBR(A)を加硫
させるために、加硫剤を配合することもできる。上記加
硫剤としては、イオウ,過酸化物,フェノール樹脂,キ
ノイド等があげられる。また、可塑剤を配合することも
できる。上記可塑剤としては、ベンゼンスルホン酸アミ
ド等があげられる。そして、上記加硫剤を配合する場
合、その配合割合は、水添NBR(A)100重量部
(以下「部」と略す)に対して0〜5部の割合に設定す
ることが好ましい。また、上記可塑剤の配合割合は、ポ
リアミド樹脂(B)中0〜20%の割合に設定すること
が好ましい。すなわち、可塑剤の含有量が20%を超え
ると、管内を流れるガソリンにより可塑剤が抽出され、
この抽出物が配管系中のインジェクター等を詰まられる
傾向がみられるからである。
アミド樹脂(B)以外に、上記水添NBR(A)を加硫
させるために、加硫剤を配合することもできる。上記加
硫剤としては、イオウ,過酸化物,フェノール樹脂,キ
ノイド等があげられる。また、可塑剤を配合することも
できる。上記可塑剤としては、ベンゼンスルホン酸アミ
ド等があげられる。そして、上記加硫剤を配合する場
合、その配合割合は、水添NBR(A)100重量部
(以下「部」と略す)に対して0〜5部の割合に設定す
ることが好ましい。また、上記可塑剤の配合割合は、ポ
リアミド樹脂(B)中0〜20%の割合に設定すること
が好ましい。すなわち、可塑剤の含有量が20%を超え
ると、管内を流れるガソリンにより可塑剤が抽出され、
この抽出物が配管系中のインジェクター等を詰まられる
傾向がみられるからである。
【0013】また、上記加硫剤,可塑剤以外に、必要に
応じて加硫促進剤,老化防止剤,加工助剤等の各種添加
剤を適宜に配合することができる。
応じて加硫促進剤,老化防止剤,加工助剤等の各種添加
剤を適宜に配合することができる。
【0014】上記中間層の外周に形成される外層の形成
材料であるゴム弾性材としては、NBR系ゴム,エピク
ロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジル
エーテルの三元共重合体(ECO),クロロスルホン化
ポリエチレンゴム(CSM),ゴム状塩素化ポリエチレ
ン(CPE),アクリルゴム(ACM),クロロプレン
ゴム(CR),EPDM,イソブチレン−イソプレンゴ
ム(IIR),ハロゲン化ブチルゴム等があげられる。
材料であるゴム弾性材としては、NBR系ゴム,エピク
ロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジル
エーテルの三元共重合体(ECO),クロロスルホン化
ポリエチレンゴム(CSM),ゴム状塩素化ポリエチレ
ン(CPE),アクリルゴム(ACM),クロロプレン
ゴム(CR),EPDM,イソブチレン−イソプレンゴ
ム(IIR),ハロゲン化ブチルゴム等があげられる。
【0015】この発明の自動車燃料配管用ホースは、例
えばつぎのようにして製造される。すなわち、まずポリ
アミド樹脂を原料として押出成形機によりマンドレル上
に押し出し内層管状体を作製する。つぎに、水添NBR
およびポリアミド樹脂,その他の添加剤を所定の割合で
配合し特定のポリアミド樹脂エラストマーを作製する。
この特定のポリアミド樹脂エラストマーを用い、上記内
層管状体の外周面に、特定のポリアミド樹脂エラストマ
ーを押し出して中間層を形成する。そして、上記中間層
の外周に、ゴム弾性材を押し出すことにより外層を形成
し、ついで加熱加硫によって一体化してマンドレルを抜
き取ることにより三層構造の自動車燃料配管用ホースが
製造される。この場合の加硫条件は、通常、温度150
〜160℃,時間30〜60分間に設定される。また、
押出成形機により三層構造のホースを同時に押出成形し
てもよい。
えばつぎのようにして製造される。すなわち、まずポリ
アミド樹脂を原料として押出成形機によりマンドレル上
に押し出し内層管状体を作製する。つぎに、水添NBR
およびポリアミド樹脂,その他の添加剤を所定の割合で
配合し特定のポリアミド樹脂エラストマーを作製する。
この特定のポリアミド樹脂エラストマーを用い、上記内
層管状体の外周面に、特定のポリアミド樹脂エラストマ
ーを押し出して中間層を形成する。そして、上記中間層
の外周に、ゴム弾性材を押し出すことにより外層を形成
し、ついで加熱加硫によって一体化してマンドレルを抜
き取ることにより三層構造の自動車燃料配管用ホースが
製造される。この場合の加硫条件は、通常、温度150
〜160℃,時間30〜60分間に設定される。また、
押出成形機により三層構造のホースを同時に押出成形し
てもよい。
【0016】図1は上記のようにして得られる自動車燃
料配管用ホースの一部切り欠き図で、図2はその断面図
である。図において、1はポリアミド樹脂からなる内
層、2は特定のポリアミド樹脂エラストマーからなる中
間層、3はゴム弾性材からなる外層を示している。そし
て、この発明の自動車燃料配管用ホースでは、各層の厚
みは、内層1の厚みを基準とし、上記中間層2の厚みを
内層1の厚みを1として1〜10の範囲内に設定し、上
記外層の厚みを内層1の厚みを1として1〜35の範囲
内に設定することが好ましい。このように、柔軟性に劣
る内層1の厚みを他の層(中間層2および外層3)より
も薄肉に形成することにより優れた柔軟性の向上が図れ
るようになる。具体的には、内層1が厚み0.1〜0.
5mmの範囲内、中間層2が0.1〜1.5mmの範囲
内、そして外層3が1.0〜3.8mmの範囲内に設定
することが好ましい。特に好ましくは、内層1は0.1
mm、中間層2は0.3mm、外層3は2.8mmであ
る。
料配管用ホースの一部切り欠き図で、図2はその断面図
である。図において、1はポリアミド樹脂からなる内
層、2は特定のポリアミド樹脂エラストマーからなる中
間層、3はゴム弾性材からなる外層を示している。そし
て、この発明の自動車燃料配管用ホースでは、各層の厚
みは、内層1の厚みを基準とし、上記中間層2の厚みを
内層1の厚みを1として1〜10の範囲内に設定し、上
記外層の厚みを内層1の厚みを1として1〜35の範囲
内に設定することが好ましい。このように、柔軟性に劣
る内層1の厚みを他の層(中間層2および外層3)より
も薄肉に形成することにより優れた柔軟性の向上が図れ
るようになる。具体的には、内層1が厚み0.1〜0.
5mmの範囲内、中間層2が0.1〜1.5mmの範囲
内、そして外層3が1.0〜3.8mmの範囲内に設定
することが好ましい。特に好ましくは、内層1は0.1
mm、中間層2は0.3mm、外層3は2.8mmであ
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明の自動車燃料配
管用ホースは、ポリアミド樹脂からなる内層の外周に、
特定のポリアミド樹脂エラストマーからなる中間層が形
成され、さらに上記中間層の外周にゴム弾性材からなる
外層が形成された三層構造を有するものである。そし
て、上記特定のポリアミド樹脂エラストマーが、水添N
BRの作用により柔軟性を備えているため、ホース全体
の柔軟性が向上し、しかも内層のポリアミド樹脂の薄肉
化を実現でき、従来の耐ガソリン透過性と同等以上の性
能を有しながら、同時に耐キンク性の向上を実現するこ
とができる。さらに、上記特定のポリアミド樹脂エラス
トマーが導電機能を有するため、ガソリン等の燃料とホ
ース内壁との摩擦により発生する静電気の帯電防止を実
現できる。その結果、スパークの発生が防止される。し
たがって、スパークにもとづく漏洩ガソリンの発火等を
回避することができ、安全性を大幅に向上させることが
できるようになる。
管用ホースは、ポリアミド樹脂からなる内層の外周に、
特定のポリアミド樹脂エラストマーからなる中間層が形
成され、さらに上記中間層の外周にゴム弾性材からなる
外層が形成された三層構造を有するものである。そし
て、上記特定のポリアミド樹脂エラストマーが、水添N
BRの作用により柔軟性を備えているため、ホース全体
の柔軟性が向上し、しかも内層のポリアミド樹脂の薄肉
化を実現でき、従来の耐ガソリン透過性と同等以上の性
能を有しながら、同時に耐キンク性の向上を実現するこ
とができる。さらに、上記特定のポリアミド樹脂エラス
トマーが導電機能を有するため、ガソリン等の燃料とホ
ース内壁との摩擦により発生する静電気の帯電防止を実
現できる。その結果、スパークの発生が防止される。し
たがって、スパークにもとづく漏洩ガソリンの発火等を
回避することができ、安全性を大幅に向上させることが
できるようになる。
【0018】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【0019】まず、実施例に先立ってポリアミド樹脂エ
ラストマーを作製した。
ラストマーを作製した。
【0020】〔ポリアミド樹脂エラストマーの作製〕 下記の表1に示すポリアミド樹脂(PA),水添NB
R、さらに各種添加剤を用い、同表に示す割合で配合し
て加熱溶融しポリアミド樹脂エラストマーを作製した。
なお、下記の表1中において、PA6はナイロン6、P
A11はナイロン11である。
R、さらに各種添加剤を用い、同表に示す割合で配合し
て加熱溶融しポリアミド樹脂エラストマーを作製した。
なお、下記の表1中において、PA6はナイロン6、P
A11はナイロン11である。
【0021】
【表1】
【0022】
【実施例1〜4】上記表1に示す各ポリアミド樹脂エラ
ストマーと下記の表2に示す各原料を用い、前記の製法
に従って図1に示す三層構造の自動車燃料配管用ホース
を得た。なお、内層および中間層の曲げ弾性率と、外層
の硬度をそれぞれ測定し同表に示した。上記曲げ弾性率
はプラスチックの曲げ試験方法における3点曲げ試験方
法に基づいて測定した。また、上記硬度はJIS規格に
従って測定した。
ストマーと下記の表2に示す各原料を用い、前記の製法
に従って図1に示す三層構造の自動車燃料配管用ホース
を得た。なお、内層および中間層の曲げ弾性率と、外層
の硬度をそれぞれ測定し同表に示した。上記曲げ弾性率
はプラスチックの曲げ試験方法における3点曲げ試験方
法に基づいて測定した。また、上記硬度はJIS規格に
従って測定した。
【0023】
【表2】
【0024】
【比較例1】NBRとPVCの混合物〔混合割合(重量
比):NBR/PVC=70/30〕を用いて、押出成
形機により単層構造の自動車燃料配管用ホースを作製し
た。
比):NBR/PVC=70/30〕を用いて、押出成
形機により単層構造の自動車燃料配管用ホースを作製し
た。
【0025】
【比較例2】押出成形機によりポリアミド系樹脂からな
る管状内層を形成し、ついで上記管状内層上にゴム弾性
材からなる外層を形成して二層構造の自動車燃料配管用
ホースを作製した。
る管状内層を形成し、ついで上記管状内層上にゴム弾性
材からなる外層を形成して二層構造の自動車燃料配管用
ホースを作製した。
【0026】このようにして得られた実施例1〜4およ
び比較例1〜2の自動車燃料配管用ホースについて、耐
ガソリン透過性,耐キンク性,柔軟性,気密性,組付作
業性,耐圧性を測定評価した。そして、上記測定結果か
ら、各ホースを総合的に三段階で評価した。すなわち、
○は優れている、△は普通、×は劣るとして表した。こ
れらの結果を下記の表3に示す。なお、上記各特性の評
価は、下記の方法に従って測定した。
び比較例1〜2の自動車燃料配管用ホースについて、耐
ガソリン透過性,耐キンク性,柔軟性,気密性,組付作
業性,耐圧性を測定評価した。そして、上記測定結果か
ら、各ホースを総合的に三段階で評価した。すなわち、
○は優れている、△は普通、×は劣るとして表した。こ
れらの結果を下記の表3に示す。なお、上記各特性の評
価は、下記の方法に従って測定した。
【0027】〔耐ガソリン透過性〕 図3に示すように、規定長さ(自由長500mm)に切
断した試料(ホース)10を、燃料タンク12の2個所
のパイプ13,14に嵌め込みクランプ15で固定し
た。ついで、上記燃料タンク12内に、タンク容量の8
5%まで試料用燃料(規定ガソリン)11を充填し、試
料10内全面に燃料11が接触している状態にして40
℃の恒温槽中に168時間放置した。ついで、放置した
後、上記試料10を燃料タンク12から取り外し、図4
に示す燃料タンク16の上面に形成された2個所のパイ
プ17,18に試料10の両端部を嵌め込みクランプ1
5で固定した。ついで、燃料タンク16内に、新品の規
定ガソリン11を約100cc充填し、試料10内をガ
ソリンベーパー状にした。そして、この状態で40℃の
恒温槽中に24時間毎,3日間全体の重量を測定した。
そして、下記の式によりガソリン透過量を算出した。
断した試料(ホース)10を、燃料タンク12の2個所
のパイプ13,14に嵌め込みクランプ15で固定し
た。ついで、上記燃料タンク12内に、タンク容量の8
5%まで試料用燃料(規定ガソリン)11を充填し、試
料10内全面に燃料11が接触している状態にして40
℃の恒温槽中に168時間放置した。ついで、放置した
後、上記試料10を燃料タンク12から取り外し、図4
に示す燃料タンク16の上面に形成された2個所のパイ
プ17,18に試料10の両端部を嵌め込みクランプ1
5で固定した。ついで、燃料タンク16内に、新品の規
定ガソリン11を約100cc充填し、試料10内をガ
ソリンベーパー状にした。そして、この状態で40℃の
恒温槽中に24時間毎,3日間全体の重量を測定した。
そして、下記の式によりガソリン透過量を算出した。
【0028】Θ=〔Wn−W(n−1)〕/S 上記式において、Θは一日毎の透過量(g/m2 /da
y)、Sは試料500mmの外表面の面積(m2 )、W
nはn日後の試料セット状態の質量(g)であり、nは
0〜3の整数である。
y)、Sは試料500mmの外表面の面積(m2 )、W
nはn日後の試料セット状態の質量(g)であり、nは
0〜3の整数である。
【0029】そして、100g/m2 /day未満のも
のは○、100〜300g/m2 /dayのものは△、
300g/m2 /dayを超えるものは×として表示し
た。
のは○、100〜300g/m2 /dayのものは△、
300g/m2 /dayを超えるものは×として表示し
た。
【0030】〔耐キンク性〕 図5に示すように、長さ1mの試料(ホース)19を用
いて輪を作ってその交叉部を手で持って、矢印の方向に
試料19を引っ張り1分間保持した。保持した後、R部
の試料19の外径D1 (mm)を測定し、保持率を求め
た。ついで、さらに輪の径を小さくしていきキンクした
R部の輪の径を求めた。なお、上記保持率は、下記の式
により算出した。
いて輪を作ってその交叉部を手で持って、矢印の方向に
試料19を引っ張り1分間保持した。保持した後、R部
の試料19の外径D1 (mm)を測定し、保持率を求め
た。ついで、さらに輪の径を小さくしていきキンクした
R部の輪の径を求めた。なお、上記保持率は、下記の式
により算出した。
【0031】保持率(%)=(D1 /D)×100 上記式において、Dは初期の試料(ホース)の外径(m
m)である。ただし、D1 およびDとも試料(ホース)
外径の短径である。
m)である。ただし、D1 およびDとも試料(ホース)
外径の短径である。
【0032】そして、70R未満のRでキンクしたもの
は○、70R〜100Rの範囲のRでキンクしたものは
△、100Rより大きいRでキンクしたものは×として
表示した。
は○、70R〜100Rの範囲のRでキンクしたものは
△、100Rより大きいRでキンクしたものは×として
表示した。
【0033】〔柔軟性〕 長さ150mmの試料(ホース)を準備し、プラスチッ
クの曲げ試験方法における3点曲げ試験方法に基づいて
測定した。すなわち、図6に示すように、2個支持台2
0にホース21を架け渡しホース21の中心部から加圧
くさび22を30mm/minの速度で下降させ、この
ときの変位と荷重の関係を測定した。
クの曲げ試験方法における3点曲げ試験方法に基づいて
測定した。すなわち、図6に示すように、2個支持台2
0にホース21を架け渡しホース21の中心部から加圧
くさび22を30mm/minの速度で下降させ、この
ときの変位と荷重の関係を測定した。
【0034】そして、変位10mmのときの荷重が15
kgf/cm2 未満のものは○、15〜35kgf/c
m2 のものは△、35kgf/cm2 を超えるものは×
として表示した。
kgf/cm2 未満のものは○、15〜35kgf/c
m2 のものは△、35kgf/cm2 を超えるものは×
として表示した。
【0035】〔気密性〕 図7に示すように、長さ300mmの試料(ホース)2
3の両端を、固定治具24のパイプ部25に取り付け固
定した。ついで、矢印方向から固定治具24の端部の孔
に空気(または不活性ガス)を送り、ホース23内を規
定の圧力で充填させて水槽に浸漬した。そして、規定時
間経過した後、加圧気体の漏れの有無を調べた。
3の両端を、固定治具24のパイプ部25に取り付け固
定した。ついで、矢印方向から固定治具24の端部の孔
に空気(または不活性ガス)を送り、ホース23内を規
定の圧力で充填させて水槽に浸漬した。そして、規定時
間経過した後、加圧気体の漏れの有無を調べた。
【0036】そして、規定の圧力が10kgf/cm2
より高いものは○、2〜10kgf/cm2 のものは
△、2kgf/cm2 未満のものは×として表示した。
より高いものは○、2〜10kgf/cm2 のものは
△、2kgf/cm2 未満のものは×として表示した。
【0037】〔組付作業性〕 図8に示すように、長さ50mmの試料(ホース)26
を直立させて設置し、圧縮試験機27に取り付けたパイ
プ28を矢印方向に速度30mm/minでホース26
内に挿入した。その挿入する間の最大荷重を測定した。
を直立させて設置し、圧縮試験機27に取り付けたパイ
プ28を矢印方向に速度30mm/minでホース26
内に挿入した。その挿入する間の最大荷重を測定した。
【0038】そして、15kgf未満のものは○、15
〜30kgfのものは△、30kgfを超えるものは×
として表示した。
〜30kgfのものは△、30kgfを超えるものは×
として表示した。
【0039】〔耐圧性〕 長さ300mmのホースを破裂試験機に取り付け、試料
(ホース)の中に加圧液(水またはオイル)を充満させ
た。ついで、毎分70kgf/cm2 の昇圧速度で加圧
し破裂するときの圧力を測定した。
(ホース)の中に加圧液(水またはオイル)を充満させ
た。ついで、毎分70kgf/cm2 の昇圧速度で加圧
し破裂するときの圧力を測定した。
【0040】そして、50kgf/cm2 を超えるもの
は○、10〜50kgf/cm2 のものは△、10kg
f/cm2 未満のものは×として表示した。
は○、10〜50kgf/cm2 のものは△、10kg
f/cm2 未満のものは×として表示した。
【0041】〔耐発火性〕 各ホースに30〜50kVの電荷を与え、金属針を近づ
け、スパーク現象を確認した。全くスパークの生じなか
ったものを○、スパークが生じたものを×として評価し
た。
け、スパーク現象を確認した。全くスパークの生じなか
ったものを○、スパークが生じたものを×として評価し
た。
【0042】
【表3】
【0043】上記表3の結果から、比較例品は耐ガソリ
ン透過性,耐キンク性のいずれかの測定結果が悪い。こ
れに対して、実施例品は耐ガソリン透過性を有しなが
ら、耐キンク性,柔軟性,気密性,組付作業性,耐圧性
および耐発火性にも優れていることがわかる。
ン透過性,耐キンク性のいずれかの測定結果が悪い。こ
れに対して、実施例品は耐ガソリン透過性を有しなが
ら、耐キンク性,柔軟性,気密性,組付作業性,耐圧性
および耐発火性にも優れていることがわかる。
【図1】この発明の自動車燃料配管用ホースの一実施例
の構成を示す切り欠き図である。
の構成を示す切り欠き図である。
【図2】上記ホースの縦断面図である。
【図3】自動車燃料配管用ホースの耐ガソリン透過性の
測定評価方法を示す説明図である。
測定評価方法を示す説明図である。
【図4】自動車燃料配管用ホースの耐ガソリン透過性の
測定評価方法を示す説明図である。
測定評価方法を示す説明図である。
【図5】自動車燃料配管用ホースの耐キンク性の測定評
価方法を示す説明図である。
価方法を示す説明図である。
【図6】自動車燃料配管用ホースの柔軟性の測定評価方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
【図7】自動車燃料配管用ホースの気密性の測定評価方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
【図8】自動車燃料配管用ホースの組付作業性の測定評
価方法を示す説明図である。
価方法を示す説明図である。
1 内層 2 中間層 3 外層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−192189(JP,A) 特開 平4−145284(JP,A) 特開 平6−238827(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 F16L 9/00 - 9/22 F16L 11/00 - 11/24 WPI/L(QUESTEL) EPAT(QUESTEL)
Claims (2)
- 【請求項1】 内層と、上記内層の外周に形成された中
間層と、上記中間層の外周に形成された外層とを備えた
自動車燃料配管用ホースであって、上記内層がポリアミ
ド樹脂によって形成され、上記中間層が下記の(A)お
よび(B)を主成分とするポリアミド樹脂エラストマー
によって形成され、上記外層がゴム弾性材によって形成
されていることを特徴とする自動車燃料配管用ホース。(A)水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム。 (B)ポリアミド樹脂。 - 【請求項2】 各層の厚みが、内層を基準とし、中間層
の厚みが内層の厚みを1として1〜10の範囲内に設定
され、外層の厚みが内層の厚みを1として1〜35の範
囲内に設定されている請求項1記載の自動車燃料配管用
ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07401693A JP3166390B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車燃料配管用ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07401693A JP3166390B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車燃料配管用ホース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286061A JPH06286061A (ja) | 1994-10-11 |
JP3166390B2 true JP3166390B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=13534890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07401693A Expired - Fee Related JP3166390B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車燃料配管用ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3166390B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP5626097B2 (ja) | 2010-05-07 | 2014-11-19 | 信越化学工業株式会社 | 剥離紙又は剥離フィルム用シリコーン組成物、並びに剥離紙又は剥離フィルムとその製造方法 |
JP5434954B2 (ja) | 2010-05-07 | 2014-03-05 | 信越化学工業株式会社 | 剥離紙又は剥離フィルム用下塗りシリコーン組成物、並びに処理紙又は処理フィルム |
JP5533552B2 (ja) | 2010-10-25 | 2014-06-25 | 信越化学工業株式会社 | 剥離紙又は剥離フィルム用シリコーンエマルジョン組成物、並びに剥離紙又は剥離フィルムとその製造方法 |
EP2957424B1 (de) * | 2014-06-20 | 2017-03-08 | LANXESS Deutschland GmbH | Verbundteil |
CN104653898A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-05-27 | 柳州市同进汽车零部件制造有限公司 | 一种汽车密封圈专用的胶管 |
CN104653900A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-05-27 | 柳州市同进汽车零部件制造有限公司 | 一种低压胶管 |
JP2023150340A (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-16 | 横浜ゴム株式会社 | 燃料輸送用ホース |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07401693A patent/JP3166390B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06286061A (ja) | 1994-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |