JP3037547B2 - 導電性組成物、導電体及びその形成方法 - Google Patents
導電性組成物、導電体及びその形成方法Info
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Description
組成物から形成された導電体およびその製造法に関する
ものである。本発明の導電性組成物は、塗布、スプレ
ー、キャスト、ディップ等の簡便な手法によって各種帯
電防止用途に適応可能である。また、前記組成物より得
られる本発明の導電体は、半導体、電器電子部品などの
工業用包装材料、オーバーヘッドプロジェクタ用フィル
ム、スライドフィルムなどの電子写真記録材料等の帯電
防止フィルム、オーディオテープ、ビデオテープ、コン
ピュータ用テープ、フロッピィディスクなどの磁気記録
用テープの帯電防止、更に透明タッチパネル、エレクト
ロルミネッセンスディスプレイ、液晶ディスプレイなど
の入力及び表示デバイス表面の帯電防止や透明電極とし
て利用される透明導電性フィルムあるいは透明導電性ガ
ラスなどとして使用することができる。
として7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(T
CNQ)錯塩、ポリアニリンなどの導電性ポリマー、金
属系粉末やカーボン粉末、界面活性剤を用いたもの、お
よびこれらの成分と高分子化合物とを組み合わせたもの
が知られている。また、導電体としては、前記組成物か
らなる導電性塗料を用いて基材上に形成した導電体が知
られている。例えば、プラスチックフィルムまたはガラ
スなどの基材にイオンビームスッパタ装置や真空蒸着装
置を用いて、金、白金などの金属薄膜または酸化インジ
ウム・すず(ITO)などの金属酸化物薄膜を形成する
方法は、透明性及び導電性に優れている導電体が得られ
ることが知られている。しかし、その薄膜を形成させる
ために用いられる装置が高価であり、しかも材料として
用いられる金、白金などの貴金属やITOなども高価で
あるため、得られる導電体も高価になってしまうという
問題がある。TCNQを用いる電子電導性の高分子導電
体としては、第4級窒素カチオン性基を有する高分子化
合物とTCNQとからなる高分子電導体が知られている
が、溶剤に対する溶解性が非常に悪く、ジメチルホルム
アミド等の特殊な溶剤にのみ可溶なものが多く、ワニス
として適するとは言い難い。また、高分子化合物中にT
CNQの有機低分子錯塩を配合した導電性高分子組成物
を電気絶縁性高分子フィルム表面にこの配合物を形成さ
せることによって透明導電化する方法(特開昭63−2
76815号公報、特開平1−210470号公報)が
提案されている。この方法によって得られる導電体は、
高分子化合物中にTCNQ錯塩の結晶が成長し、それら
が重なり合うほど導電性が向上すると考えられている
が、この結晶成長の状態が溶剤の揮発速度や乾燥時の温
度分布に影響を受け易く、単位面積当たりの導電経路数
が不均一となることから表面抵抗のばらつきが大きく、
均一の表面抵抗が得られない。しかも、高温(例えば1
40℃加熱)または高温高湿(例えば60℃、95%R
H)の条件下において、結晶の結合点が少しでも劣化す
ると、その導電経路が著しく減少して導電性が大幅に減
少するという問題がある。
ー)は良く知られているがほとんどの全ての溶剤に不溶
であり成形、加工に難点がある。また、アニリンを電解
酸化重合する方法〔特開昭60−235831号公報、
J. Polymer Sci., Polymer
Chem. Ed., 26, 1531(198
8)〕は電極上にポリアニリンのフィルムを形成するこ
とが可能であるが、単離操作が煩雑になること及び大量
合成が困難であるという問題がある。一方、アニリンの
化学酸化重合によって得られた脱ドープ状態のポリアニ
リンと酸解離定数pKaが4.8以下であるプロトン酸
のアンモニウム塩からなる導電性組成物(特開平3−2
85983号公報)が報告されているが、脱ドープ状態
のポリアニリンはN−メチル−2−ピロリドンなどの特
殊な溶媒にのみ可溶であるためワニスとして適するとは
言い難い。また、近年ドープ剤を添加することなく導電
性を発現するアルカリ可溶性のスルホン化ポリアニリン
と高分子化合物からなる導電性組成物(US51097
0)が報告されている。しかし、用いられる高分子化合
物が有機溶剤への溶解性が極めて低いポリ(1,4−ベ
ンゾアミド)樹脂、ポリイミド樹脂などであり、溶剤と
して硫酸などを用いているためワニスとして大きな問題
が残る。
用いているが、これらが引火性、爆発性などの性質を有
する危険物の場合、作業環境の安全性などの問題があ
る。更に、毒性による人体に対する安全性や地球環境問
題の高まりとともに人体や環境に影響を及ぼす種々の有
機溶剤への規制が高まっており、導電性組成物の安全性
も重要な課題になっている。
合物からなる導電性組成物から形成した導電体は、塗膜
の耐久性に優れるが透明性に欠けるという問題がある。
さらにアニオン系、カチオン系、非イオン系、両性など
の半透明な界面活性剤などをプラスチックフィルム中に
練り込んだり、プラスチックフィルム表面にコーティン
グすることにより、親水性とイオン性を与えてフィルム
表面に導電性を付与したものが知られている。しかし、
この方法で得られる導電体はイオン導電性のため、その
導電性が大気中の湿度の影響を受け易く、なおかつ単位
面積当たりの表面抵抗値が108Ω/□以下の導電性を
得ることができないという問題がある。
技術の諸々の問題を解決するためになされたものであ
り、溶剤として水が使用可能であり、湿度依存性がなく
高い導電性を発現し成膜性、成形性、透明性に優れた導
電性組成物、および該組成物を利用して湿度依存性がな
く高い導電性を発現し、表面抵抗のばらつきが小さく、
成膜性、成形性、透明性に優れた導電性高分子膜を形成
させて得られる導電体及びその形成方法を提供すること
にある。
スルホン基を全芳香環に対して15〜80%の割合で含
有するアニリン系導電性ポリマー類(a)、水溶性高分
子化合物及び水系でエマルジョンを形成する高分子化合
物よりなる群から選ばれた少なくとも一種の高分子化合
物(b)、水(c)とアミン類及び第四級アンモニウム
塩類よりなる群から選ばれた少なくとも一種の含窒素化
合物(d)を含有することを特徴とする導電性エマルジ
ョン組成物にある。
ルキルアニリンおよびフェニレンジアミン類よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の化合物(A)と、アルコ
キシ基置換アミノベンゼンスルホン酸類(B)とを共重
合させたことにより得られたスルホン基を全芳香環に対
して15〜80%の割合で含有するアニリン系導電性ポ
リマー(f)、水溶性高分子化合物及び水系でエマルジ
ョンを形成する高分子化合物よりなる群から選ばれた少
なくとも一種の高分子化合物(b)、水(c)とアミン
類及び第四級アンモニウム塩類よりなる群から選ばれた
少なくとも一種の含窒素化合物(d)を含有することを
特徴とする導電性組成物にある。また本発明の第3の特
徴は、前記第1または第2の導電性組成物を成膜、ある
いは基材の少なくとも一つの面上に、塗布し該導電性高
分子組成物を成膜した後、常温で放置あるいは加熱処理
し、(c)および(d)成分を揮発除去させることによ
り得られる導電体、およびその製造法にある。
常温で放置することにより行うこともできるが、加熱処
理により残留する(c)および(d)成分の量をより低
下することができるため導電性がさらに良くなる(抵抗
値が小さくなる)ので好ましい。使用用途により異なる
が、導電体に残留する(d)成分の量は導電膜10重量
部に対して2重量部以下、好ましくは1重量部以下とす
るのがよい。また(c)成分も実質的に存在しない方が
良い。加熱処理としては、250℃以下、好ましくは4
0〜200℃の範囲の加熱が好ましい。250℃より高
いと、(a)成分の劣化により導電性が低下することが
ある。
組成物より形成した導電体ならびにその製造法について
詳細に説明する。本発明の前記導電性組成物および導電
体を構成する前記のスルホン基を含むアニリン系導電性
ポリマー類(a)または(f)の例としては、下式
(I)の構造式で示される化合物、もしくはこの繰り返
し単位を部分構造として有する化合物が挙げられる。
それぞれ水素、スルホン酸基およびアルコキシ基よりな
る群から選ばれ、R′は水素又は炭素数1〜4のアルキ
ル基、ベンゼンスルホン酸基およびベンゼンカルボン酸
基よりなる群から選ばれる。xは0〜1の任意の数を表
す。)
ては、具体的には例えば日本化学会誌、1985,11
24、特開昭61−197633号公報、特開平1−3
01714号公報、J.Am.Chem.Soc.,1
990,122,2800.、J.Am.Chem.S
oc.,1991,113,2665−2666.及び
WO.9106887に記載されている種々のスルホン
化ポリアニリン類を用いることができる。また、該ポリ
アニリン化合物は各種合成法によって得られるものを用
いることができるが例えばアニリン、N−アルキルアニ
リン及びフェニレンジアミン類よりなる群から選ばれた
少なくとも一種の化合物と、アミノアニソールスルホン
酸のようなアルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸
類とを共重合させて得られる共重合体(以下、前者の共
重合という)、あるいはアニリン、N−アルキルアニリ
ン及びフェニレンジアミン類よりなる群から選ばれた少
なくとも一種の化合物と、o−,m−,及び/又はp−
アミノベンゼンスルホン酸類とを共重合させ、更にスル
ホン化剤によりスルホン化してスルホン化度で調節して
得られる共重合体(以下、後者の共重合という)が好ま
しく用いられる。
メチルアニリン、N−エチルアニリン、N−nプロピル
アニリン、N−isoプロピルアニリン、N−ブチルア
ニリン等を挙げることができ、フェニレンジアミン類と
しては、フェニレンジアミン、N−フェニルフェニレン
ジアミン、N,N’−ジフェニルフェニレンジアミン、
N−アミノフェニル−N’−フェニルフェニレンジアミ
ン等を挙げることができる。アニリン、N−アルキルア
ニリン及びフェニレンジアミン類は、それぞれ単独ある
いは混合して用いられる。N−アルキルアニリンのアニ
リン及び/又はフェニレンジアミン類に対して用いられ
る割合(重量)は、アニリン及び/又はフェニレンジア
ミン類の合計量100に対してN−アルキルアニリン0
〜30が好都合である。N−アルキルアニリンの割合が
多すぎる場合は、水に対する溶解性が低下し、また導電
性が劣る傾向が認められる。アニリンとフェニレンジア
ミン類は、それぞれ単独で用いられるか、任意の割合で
混合して用いられる。
ポリマー類(a)は、スルホン基が芳香環に対して15
〜80%、好ましくは20〜75%の範囲で含まれ、し
かもスルホン基を含む芳香環と有さない芳香環が適当に
混在して結合しているものが好ましく、交互に並んだ構
造を持つものがより好ましい。ここで、スルホン基の含
有率が15%未満であると溶解性が不十分であるため得
られる膜の導電性が低下し、一方、80%を超える場合
も導電性が低下する傾向が認められる。
者の共重合において、アルコキシ基置換アミノベンゼン
スルホン酸類(B)としては、もっとも代表的なのがア
ミノアニソールスルホン酸類であり、アミノアニソール
スルホン酸類は、2−アミノアニソール−3−スルホン
酸、2−アミノアニソール−4−スルホン酸、2−アミ
ノアニソール−5−スルホン酸、2−アミノアニソール
−6−スルホン酸、3−アミノアニソール−2−スルホ
ン酸、3−アミノアニソール−4−スルホン酸、3−ア
ミノアニソール−5−スルホン酸、3−アミノアニソー
ル−6−スルホン酸、4−アミノアニソール−2−スル
ホン酸、4−アミノアニソール−3−スルホン酸などを
挙げることができる。また、アニソールのメトキシ基
が、エトキシ基、プロポキシ基などの他のアルコキシ基
に置換されたものも用いることができる。しかしなが
ら、2−アミノアニソール−3−スルホン酸、2−アミ
ノアニソール−4−スルホン酸、2−アミノアニソール
−6−スルホン酸、3−アミノアニソール−2−スルホ
ン酸、3−アミノアニソール−4−スルホン酸、3−ア
ミノアニソール−5−スルホン酸が特に好ましく用いら
れる。
リン及びフェニレンジアミン類よりなる(A)グループ
モノマーとアミノアニソールスルホン酸類で代表される
アルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸類よりなる
(B)グループモノマーとの重量比は、A:B=8:2
〜1:9、好ましくはA:B=7:3〜2:8が用いら
れる。アミノアニソールスルホン酸類で代表されるアル
コキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸類(B)はそれ
ぞれ単独で用いるか、異性体が任意の割合で混合したも
のを用いても良い。ここでアルコキシ基置換アミノベン
ゼンスルホン酸類(B)の割合が少ない場合は、アルコ
キシ基置換アミノベンゼンスルホン酸類の導入割合が低
くなり、溶剤に対する溶解性が低下する傾向があり、多
い場合は、アルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸
類の導入割合が高くなり導電性の低下する傾向がある。
することにより行うことができる。重合操作は、−5〜
70℃の温度範囲で行うのが好ましく、更に好ましくは
0〜60℃の範囲が適用される。ここで、−5℃以下で
は、共重合体の溶剤に対する溶解性が低下する傾向があ
り、70℃以上では、導電性が低下する傾向がある。
エタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、メチ
ルイソブチルケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミドなどが好ましく用いられる。
ニウム、過酸化水素等が用いられ、モノマー1モルに対
して0.1〜5モル、好ましくは0.5〜5モル用いら
れる。酸は、硫酸、塩酸及び、p−トルエンスルホン酸
等又はそれらの混合物が用いられ、酸の濃度は0.1〜
3mol/l、好ましくは0.2〜2mol/lの範囲
で用いられる。またこの際、触媒として鉄、銅などの遷
移金属を添加することも有効である。
アニリンとアルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸
類との共重合体は、スルホン酸基の導入割合が芳香環に
対して25〜40%であり、フェニレンジアミン、N−
フェニレンジアミン等のフェニレンジアミン類を用いた
場合に比較して、一般的にスルホン基の導入割合が低く
なるが導電性は良い傾向がある。一方、フェニレンジア
ミン、N−フェニレンジアミン等のフェニレンジアミン
類とアルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸類との
共重合体は、スルホン基の導入割合が芳香環に対して2
5〜50%と高く、溶解性が良い傾向がある。
基とスルホン酸基を有するアニリン系導電性ポリマーの
平均重量分子量は、300〜500,000である。ま
た、アルコキシ基及びスルホン酸基は全芳香環に対し2
5〜50%の含有量であり、更にスルホン化操作を施す
ことなくアンモニア及びアルキルアミン等の塩基を含む
水又は有機溶剤もしくはそれらの混合物に溶解すること
ができる。
者の共重合において、アミノベンゼンスルホン酸類
(C)は、o−、m−、p−いずれも用いることが可能
である。o−アミノベンゼンスルホン酸またはm−アミ
ノベンゼンスルホン酸とアニリンとの共重合体について
は、既にJ.Am.Chem.Soc.,1991,1
13,2667頁及び特開平1−301714号公報に
記載されているが、本発明者らは、p−アミノベンゼン
スルホン酸とアニリンも共重合することを見い出した。
なお、p−アミノベンゼンスルホン酸とアニリンとの共
重合体は、従来知られている直鎖状の重合体(p位での
結合の繰り返し)とは異なる重合体が得られる。
リンおよびフェニレンジアミン類よりなるAグループモ
ノマーとアミノベンゼンスルホン酸類よりなるCグルー
プモノマーとのモル比は、Aグループモノマーの合計量
100重量部に対してCグループモノマー10〜500
重量部が用いられる。アミノベンゼンスルホン酸類は、
o−、m−、p−それぞれ単独で用いられるか、任意の
割合で混合して用いられる。
合することにより得ることができる。溶媒は、水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、アセトニトリ
ル、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等が好まし
く用いられる。また、酸化剤は、過硫酸アンモニウム、
過酸化水素等が好ましく用いられ、モノマー1モルに対
して0.1〜10モル、好ましくは0.5〜5モル用い
られる。酸は、硫酸、塩酸及びp−トルエンスルホン酸
等またはそれらの混合物が好ましく用いられ、酸の濃度
は0.1〜5モル/リットル、好ましくは0.2〜3モ
ル/リットルの範囲で用いられる。反応温度は、70℃
以下で行うのが好ましく、−20℃〜50℃の範囲で行
うのがより好ましい。ここで、アニリンおよび/または
N−アルキルアニリンとアミノベンゼンスルホン酸類と
の共重合体は、一般的にスルホン基の導入割合が芳香環
に対して10〜25%と低く、導電性及び溶解性が不十
分である。しかし、フェニレンジアミン類とアミノベン
ゼンスルホン酸類との共重合体は、スルホン基の導入割
合が芳香環に対して25〜40%と高くなる傾向があ
り、導電性及び溶解性とも良好なスルホン化ポリアニリ
ンが得られる。
でスルホン化剤によりスルホン化される。フェニレンジ
アミン類とアミノベンゼンスルホン酸類との共重合体は
もちろんのこと、アニリンおよび/またはN−アルキル
アニリンとアミノベンゼンスルホン酸との共重合体は、
既に芳香環の一部にスルホン基を有しているため、ポリ
アニリンと比較してスルホン化剤及び溶媒に対する溶解
性が高く、操作性が向上し、反応がスムースに進行する
ためかスルホン基の導入割合が高くなるという利点があ
る。スルホン化剤は、濃硫酸、発煙硫酸、三酸化硫黄及
び三酸化硫黄錯体等が好ましく用いられる。濃硫酸及び
発煙硫酸を用いてスルホン化する場合は無溶媒中で、三
酸化硫黄及び三酸化硫黄錯体を用いる場合は溶媒中で反
応するのが好ましい。溶媒は、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メ
チルピロリドン、ピリジン等が好ましく用いられる。濃
硫酸及び発煙硫酸は、共重合体1gに対して10〜20
0g、好ましくは20〜100gの範囲で用いられる。
また、三酸化硫黄及び三酸化硫黄錯体は、共重合体1g
に対して1〜100g、好ましくは5〜50g用いられ
る。溶媒は、共重合体1gに対して10〜300g、好
ましくは20〜200g用いられる。反応温度は、20
0℃以下が好ましく、0〜100℃が更に好ましい。得
られたスルホン化物は、スルホン基の導入割合が芳香環
に対して40〜80%へと増加する。
は、300〜500,000の平均重量分子量を有し、
アンモニア及びアルキルアミン等の塩基又は酢酸アンモ
ニウム、シュウ酸アンモニウム等の前記塩基のカチオン
を含む水又はメチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等の溶媒又はそれらの混合物に溶
解することができる。
系導電性ポリマー類(a)または(f)と高分子化合物
(b)の比率は、(a)または(f)/(b)=0.0
25/100〜100/0.5 であり、好ましくは、
(a)または(f)/(b)=0.15 /100〜1
00/1 である。アニリン系導電性ポリマー類
(a)または(f)が、この比率以外の場合、導電性の
低下や平坦性及び透明性が悪化する。高分子化合物
(b)が、この比率以外の場合は、膜の硬度、耐摩耗
性、導電性などが低下したり、基板との接着性が悪化す
る。また、前記成分(a)と(c)の使用割合は、
(c)100重量部に対して0.1〜20重量部であ
り、好ましくは0.5〜15重量部である。成分(a)
の割合が0.1重量部未満では導電性が劣ることにな
り、一方20重量部を超えると溶解性、平坦性、及び透
明性が悪くなるとともに導電性はピークに達しており増
加しない。
(c)水は単独でも用いられるが、水と相溶性のある有
機溶媒の一種以上を任意の割合で混合して用いることも
できる。有機溶媒は、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノールなどのアルコール類、アセト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソルブ類、メチ
ルプロピレングリコール、エチルプロピレングリコール
などのプロピレングリコール類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類、N−メチル
ピロリドン、N−エチルピロリドンなどのピロリドン類
などを挙げることができる。用いられる割合は、水/有
機溶媒=1/100〜100/0が好ましい。
成分(b)はそれぞれ単独でも用いられるが、二種以上
の任意の割合で混合したものであってもよい。水溶性高
分子化合物は、ポリビニルアルコール、ポリビニルホル
マール、ポリビニルブチラールなどのポリビニルアルコ
ール類、ポリアクリルアマイド、ポリ(N−t−ブチル
アクリルアマイド)、ポリアクリルアマイドメチルプロ
パンスルホン酸などのポリアクリルアマイド類、ポリビ
ニルピロリドン類、水溶性アルキド樹脂、水溶性メラミ
ン樹脂、水溶性尿素樹脂、水溶性フェノール樹脂、水溶
性エポキシ樹脂、水溶性ポリブタジエン樹脂、水溶性ア
クリル樹脂、水溶性ウレタン樹脂、水溶性アクリル/ス
チレン共重合樹脂、水溶性酢酸ビニル/アクリル共重合
樹脂、水溶性ポリエステル樹脂、水溶性スチレン/マレ
イン酸共重合樹脂及びこれらの共重合体などが用いられ
る。水系でエマルジョンを形成する高分子化合物は、水
系アルキド樹脂、水系メラミン樹脂、水系尿素樹脂、水
系フェノール樹脂、水系エポキシ樹脂、水系ポリブタジ
エン樹脂、水系アクリル樹脂、水系ウレタン樹脂、水系
アクリル/スチレン共重合樹脂、水系酢酸ビニル/アク
リル共重合樹脂、水系ポリエステル樹脂、水系スチレン
/マレイン酸共重合樹脂、水系アクリル/シリカ樹脂及
びこれらの共重合体などが用いられる。
(c)水100重量部に対して0.1〜400重量部で
あり、好ましくは0.5〜300重量部である。0.1
重量部未満では成膜性、成形性、強度が劣ることにな
り、一方400重量部を超えると成分(a)または
(f)のスルホン基を含むアニリン系導電性ポリマー類
の溶解性が低下したり、導電性が劣ることになる。
(d)の含窒素化合物は、例えば式(II)、式(III)
で表される化合物が用いられる。用いられるアミン類の
構造式を式(II)に示す。
(C1〜C4)のアルキル基、CH2OH、CH2CH2O
H、CONH2又はNH2を表す。更に用いられる四級ア
ンモニウム塩類の構造式を式(III)に示す。
(C1〜C4)のアルキル基、CH2OH、CH2CH2O
H、CONH2又はNH2を表し;X-はOH-、1/2・
SO4 2-、NO3 -、1/2CO3 2-、HCO3 -、1/2・
(COO)2 2-、又はR′COO-〔式中、R′は炭素数
1〜3(C1〜C3)のアルキル基である〕を表す。
アミン類とアンモニウム塩類を混合して用いることによ
り更に導電性を向上させることができる。具体的には、
NH3/(NH4)2CO3、NH3/(NH4)HCO3、
NH3/(NH4)HCO3、NH3/CH3COONH4、
NH3/(NH4)2SO4、N(CH3)3/(NH4)H
CO3、N(CH3)3/CH3COONH4、N(CH3)
3/(NH4)2SO4などが挙げられる。また、これらの
混合比は任意の割合で用いることができるが、アミン類
/アンモニウム塩類=1/10〜10/0が好ましい。
(c)100重量部に対して0.01〜30重量部、好
ましくは0.5〜20重量部である。成分(d)の割合
が0.01重量部未満では成分(a)の溶解性が十分で
はなく、一方30重量部を超えると溶液が強塩基性を示
し、成分(a)の分解が促進されるため導電性が劣るこ
ととなる。なお、溶液のpHは、含窒素化合物の濃度、
種類及び混合比率で任意に調節することができ、pH5
〜12の範囲で用いることができる。
または(f)、(b)、(c)及び(d)の成分のみで
も性能の良い膜を形成することが可能であるが、界面活
性剤(e)を加えると更に平坦性、塗布性及び導電性な
どが向上する。界面活性剤(e)は、アルキルスルホン
酸、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルカルボン酸
などの陰イオン界面活性剤、アルキルアミン、アルキル
四級アミンなどの陽イオン界面活性剤、カルボキシベン
ダイン、アミノカルボン酸などの両性界面活性剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤及
びフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキル
カルボン酸、パーフルオロアルキルベンゼンスルホン
酸、パーフルオロアルキルポリオキシエチレンエタノー
ルなどのフッ素系界面活性剤が用いられる。なお、界面
活性剤は二種以上用いても何らさしつかえない。
水100重量部に対して0〜10重量部、好ましくは0
〜5重量部である。成分(e)の割合が10重量部を超
えると塗布性は向上するが、平坦性が低下したり、平坦
性は向上するが導電性が劣るなどの現象が生じる。さら
に本発明に用いられる導電性組成物には、必要に応じ
て、保存安定剤、接着助剤などを添加することができ
る。
スルホン基を全芳香環に対して15〜80%の割合で含
有するアニリン系導電性ポリマー類(a)または
(f)、水溶性高分子化合物及び水系でエマルジョンを
形成する高分子化合物から選ばれた少なくとも一種の高
分子化合物(b)およびアミン類及び第四級アンモニウ
ム塩類から選ばれた少なくとも一種の含窒素化合物
(d)を添加し、室温下で又は加熱撹拌して完全に溶解
するか、又は混和して調製する。室温で固形分が析出す
る場合はろ別して用いる。また、本発明の導電体は、前
記のようにして調製した導電性組成物を基材に塗布する
ことにより形成することが可能である。これらの成分を
混合する際、スパイラルミキサー、プラネタリーミキサ
ー、ディスパーサー、ハイブリットミキサーなどのブレ
ード型撹拌混練装置が好適に用いられる。なお、この後
更にボールミル、振動ミル、サンドミル、ロールミルな
どのボール型混練装置を用いて分散溶解を徹底化するこ
とが望ましい。
る導電性組成物は、一般の塗料に用いられる方法によっ
て基材の表面に加工される。例えばグラビアコーター、
ロールコーター、カーテンフローコーター、スピンコー
ター、バーコーター、リバースコーター、キスコータ
ー、ファンテンコーター、ロッドコーター、エアドクタ
ーコーター、ナイフコーター、ブレードコーター、キャ
ストコーティング、スクリーンコーティングなどの塗布
法、スプレーコーティングなどの噴霧法、ディップなど
の浸漬法などが用いられる。
性高分子膜は、膜厚0.01〜1000μmに成膜が可
能であるが、膜厚が大きいと透明導電性高分子膜の透明
性が低下するので、なるべく薄いことが要求され、好ま
しくは0.01〜500μmの範囲、更に好ましくは
0.02〜100μmの範囲とするのがよい。また、上
記の厚さの透明導電性高分子膜を得るためには、導電性
組成物の粘度を1000cp以下、好ましくは1〜50
0cpの範囲とし、固形分量0.1〜80重量%の範囲
とすることが好ましい。
分子化合物、木材、紙材、セラミックス及びそのフィル
ムまたはガラス板などが用いられる。例えば高分子化合
物及びフィルムとしては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、A
BS樹脂、AS樹脂、メタクリル樹脂、ポリブタジエ
ン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアラミド、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルニトリル、
ポリアミドイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリサル
フォン、ポリエーテルイミド、ポリブチレンテレフタレ
ート及びそのフィルムなどがある。これらの高分子フィ
ルムは、少なくともその一つの面に透明導電性高分子膜
を形成させるため、該高分子膜の密着性を向上させる目
的で上記フィルム表面をコロナ表面処理またはプラズマ
処理することが好ましい。また、基材に透明導電性高分
子膜を形成した後の加熱処理は、250℃以下、好まし
くは40〜200℃の範囲で処理することにより導電体
が形成される。
8重量部を塩酸酸性条件下ペルオキソ二硫酸アンモニウ
ムで重合し、共重合体を合成した。この共重合体を発煙
硫酸640重量部で更にスルホン化し、スルホン化ポリ
アニリンを合成した。この化合物はIRスペクトル(図
2、1500cm-1付近:スルホン化ポリアニリンの骨
格、1100cm-1付近:スルホン基の吸収)において
スルホン化ポリアニリン特有の吸収が認められた。な
お、得られたスルホン化ポリアニリンのスルホン基の含
有量は48%であった。上記スルホン化ポリアニリン2
重量部、水系でエマルジョンを形成するウレタン樹脂
「アデカボンタイター232」(旭電化工業(株)製)
50重量部、アンモニア0.3重量部を水100重量部
に室温で撹拌混和し導電性エマルジョン組成物を調製し
た。このようにして得られた溶液を厚さ1mmのガラス
基板上にディップ法により塗布し、100℃、2分間乾
燥させた。形成された膜に残留する(d)成分は、膜の
重量に対し、1%以下である。膜厚3μmの表面の平滑
な表面抵抗値1.5×106Ω/□のフィルムが得られ
た。
及びm−アミノベンゼンスルホン酸20重量部を硫酸酸
性条件下ペルオキソ二硫酸アンモニウムで重合し、共重
合体を合成した。この共重合体を濃硫酸1530重量部
で更にスルホン化し、スルホン化ポリアニリンを合成し
た。この化合物はIRスペクトル(図4、1500cm
-1付近:スルホン化ポリアニリンの骨格、1100cm
-1付近:スルホン基の吸収)においてスルホン化ポリア
ニリン特有の吸収が認められた。なお、得られたスルホ
ン化ポリアニリンのスルホン基の含有量は49%であっ
た。上記スルホン化ポリアニリン5重量部、水系でエマ
ルジョンを形成するアクリル/スチレン樹脂「ニカゾー
ルRX−832A」(日本カーバイド工業(株)製)7
0重量部、アンモニア1.0重量部を水/イソプロピル
アコール(1/1)100重量部に室温で撹拌混和し導
電性エマルジョン組成物を調製した。このようにして得
られた溶液を前記PETフィルム上にキャスト法により
塗布し、100℃、2分間乾燥させた。形成された膜に
残留する(d)成分は、膜の重量に対し、1%以下であ
る。膜厚3.5μmの表面の平滑な表面抵抗値2.5×
106Ω/□のフィルムが得られた。
ホン酸20重量部を硫酸酸性条件下ペルオキソ二硫酸ア
ンモニウムで共重合し、芳香環にスルホン基を有するポ
リアニリンを合成した。この化合物はIRスペクトル
(図5、1500cm-1付近:スルホン化ポリアニリン
の骨格、1100cm-1付近:スルホン基の吸収)にお
いてスルホン化ポリアニリン特有の吸収が認められた。
なお、得られた芳香環にスルホン基を有するポリアニリ
ンのスルホン基の含有量は48%であった。上記芳香環
にスルホン基を有するポリアニリン2重量部、水系でエ
マルジョンを形成するエポキシ樹脂「アデカレジン E
PE−0410」(旭電化工業(株)製)50重量部、
アンモニア0.5重量部を水100重量部に室温で撹拌
混和し導電性エマルジョン組成物を調製した。このよう
にして得られた溶液を厚さ1mmのガラス基板上にスピ
ンコート法により塗布し、100℃、2分間乾燥させ
た。形成された膜に残留する(d)成分は、膜の重量に
対し、1%以下である。膜厚2.0μmの表面の平滑な
表面抵抗値1.5×106Ω/□のフィルムが得られ
た。
ルホン化ポリアニリン2重量部、水系でエマルジョンを
形成するウレタン樹脂「アデカボンタイター232」
(旭電化工業(株)製)50重量部、トリエチルアミン
40重量部を水100重量部に室温で撹拌混和し導電性
エマルジョン組成物を調製した。このようにして得られ
た溶液をガラス基板上にスピンコート法により塗布し、
100℃で乾燥させた。膜厚3μmの表面の平滑な表面
抵抗値6.5×109Ω/□のフィルムが得られた。
ルホン化ポリアニリン3重量部、トリメチルアミン1.
3重量部、パーフルオロアルキルベンゼンスルホン酸
0.05重量部を水100重量部に室温で撹拌溶解し、
導電性組成物を調製した。このようにして得られた溶液
をガラス基板上にスピンコート法により塗布し、100
℃で乾燥させた。膜厚0.3μmの表面の円滑な表面抵
抗値1.5×106Ω/□のフイルムが得られたが、水
溶性高分子化合物を添加した組成物を使用して得られた
実施例3のフイルムに比較してガラス基板との接着性が
著しく悪化し、耐摩擦性が低下した。
ルホン化ポリアニリン2重量部、水系でエマルジョンを
形成するウレタン樹脂「アデカボンタイター232」
〔旭電化工業(株)製〕50重量部、水酸化ナトリウム
1.5重量部を水100重量部に室温で撹拌混和し導電
性エマルジョン組成物を調製した。このようにして得ら
れた溶液をガラス基板上にスピンコート法により塗布
し、100℃で乾燥させた。膜厚0.3μmの表面の円
滑なフイルムが得られたが、アンモニアを使用する実施
例2で得られたフイルムに比較して表面抵抗値が増大
し、1.0×1012Ω/□以上の表面抵抗値を有する。
で含有するアニリン系導電性ポリマー類(a)、水溶性
高分子化合物及び水系でエマルジヨンを形成する高分子
化合物よりなる群から選ばれた少なくとも一種の高分子
化合物(b)、水(c)とアンモニア、アミン類及び第
四級アンモニウム塩類よりなる群から選ばれた少なくと
も一種の含窒素化合物(d)を含有することを特徴とす
るエマルジョン導電性組成物。 2.前記アニリン系導電性ポリマー(a)が、アニリ
ン、N−アルキルアニリンおよびフェニレンジアミン類
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物(A)
と、アミノベンゼンスルホン酸(C)との共重合体のス
ルホン化物であることを特徴とするアニリン系共重合体
スルホン化物である前記1の導電性組成物。 3.(A)グループモノマーと(C)グループモノマー
との重量比が、(A)グループモノマー100重量部に
対してCグループモノマー10〜500重量部である前
記2の導電性組成物。 4.前記アニリン系導電性ポリマー(a)が、アニリ
ン、N−アルキルアニリンおよびフェニレンジアミン類
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物(A)
と、アミノベンゼンスルホン酸(C)との共重合体のス
ルホン化物であることを特徴とするアニリン系共重合体
スルホン化物である前記1〜3の導電性組成物。 5.アニリン、N−アルキルアニリンおよびフェニレン
ジアミン類よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化
合物(A)と、アルコキシ置換基アミノベンゼンスルホ
ン酸類(B)とを共重合させたことにより得られたスル
ホン基を全芳香環に対して15〜80%の割合で含有す
るアニリン系導電性ポリマー(f)、水溶性高分子化合
物及び水系でエマルジョンを形成する高分子化合物より
なる群から選ばれた少なくとも一種の高分子化合物
(b)、水(c)とアミン類及び第四級アンモニウム塩
類よりなる群から選ばれた少なくとも一種の含窒素化合
物(d)を含有することを特徴とする導電性組成物。 6.(A)グループモノマーと(B)グループモノマー
との重量比は、A:B=8:2〜1:9、好ましくは
A:B=7:3〜2:8である前記5の導電性組成物。 7.界面活性剤(e)を含有させた前記1〜5の導電性
組成物。
(b)の使用割合(重量割合)は、(a)または(f)
/(b)=0.025/100〜100/0.5、好ま
しくは(a)または(f)/(b)=0.15/100
〜100/1である前記1〜7の導電性組成物。 9.前記成分(a)または(f)と成分(c)の使用割
合は、(c)成分100重量部に対して0.1〜20重
量部、好ましくは0.5〜15重量部である前記1〜8
の導電性組成物。 10.成分(b)と成分(c)の使用割合は、成分
(b)が成分(c)100重量部に対して、0.1〜4
00重量部、好ましくは0.5〜300重量部である前
記1〜9の導電性組成物。 11.成分(d)と成分(c)の使用割合は、成分
(d)が成分(c)100重量部に対して、0.01〜
30重量部、好ましくは0.5〜20重量部である前記
1〜10の導電性組成物。 12.成分(e)と成分(c)の使用割合は、成分
(e)が成分(c)100重量部に対して0〜10重量
部、好ましくは0〜5重量部である前記1〜11の導電
性組成物。
形成されたものであることを特徴とする導電体あるいは
帯電防止体。 14.前記1〜12の導電性組成物を成膜してなる透明
導電性高分子膜を形成した後、常温で放置あるいは加熱
処理することによって作製された前記12の導電体ある
いは帯電防止体。 15.前記アニリン系導電性ポリマーが、アニリン、N
−アルキルアニリンおよびフェニレンジアミン類よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の化合物(A)と、ア
ルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸類(B)とを
共重合させたことにより得られたアニリン系導電性ポリ
マーである前記13〜14の導電体あるいは帯電防止
体。 16.(A)グループモノマーと(C)グループモノマ
ーとの重量比が、(A)グループモノマー100重量部
に対してCグループモノマー10〜500重量部である
前記15の導電体あるいは帯電防止体。 17.前記アニリン系導電性ポリマーが、アニリン、N
−アルキルアニリンおよびフェニレンジアミン類よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の化合物(A)と、ア
ルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸類(B)とを
共重合させたことにより得られたスルホン基を全芳香環
に対して15〜80%の割合で含有するアニリン系導電
性ポリマーである前記13〜14の導電体あるいは帯電
防止体。 18.(A)グループモノマーと(B)グループモノマ
ーとの重量比は、A:B=8:2〜1:9、好ましくは
A:B=7:3〜2:8である前記17の導電体あるい
は帯電防止体。 19.導電体あるいは帯電防止体が工業用包装材である
前記13〜18の導電体あるいは帯電防止体。 20.導電体が帯電防止フィルム、オーディオテープ、
ビデオテープ、コンピュータ用テープ、フロッピイディ
スクなどの帯電防止磁気記録用テープである前記13〜
18の導電体あるいは帯電防止体。
記1〜12の導電性組成物を成膜してなる導電性高分子
膜が形成されたものであることを特徴とする導電体ある
いは帯電防止体。 22.基材の少なくとも一つの面上に、前記1〜12の
導電性組成物を塗布して導電性高分子膜を形成した後、
常温で放置あるいは加熱処理することによって作製され
た前記21の導電体、あるいは帯電防止体。 23.加熱処理を40〜250℃の温度範囲で行い、成
分(c)および成分(d)を除去するものである前記2
1〜22の導電体あるいは帯電防止体。 24.前記アニリン系導電性ポリマー類が、アニリン、
N一アルキルアニリンおよびフェニレンンアミン類より
なる群から選ばれた少なくとも1種の化合物(A)と、
アミノベンゼンスルホン酸(C)との共重合体のスルホ
ン化物である前記21〜23の導電体あるいは帯電防止
体。 25.(A)グループモノマーと(C)グループモノマ
ーとの重量比が、(A)グループモノマー100重量部
に対してCグループモノマーが10〜500重量部であ
る前記24の導電体あるいは帯電防止体。 26.前記アニリン系導電性ポリマー類が、アニリン、
N−アルキルアニリンおよびフェニレンンアミンよりな
る群から選ばれた少なくとも1種の化合物(A)と、ア
ルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸類(B)とを
共重合させたことにより得られたアニリン系導電性ポリ
マーである前記21〜23の導電体あるいは帯電防止
体。 27.(A)グループモノマーと(B)グループモノマ
ーとの重量比は、A:B=8:2〜19、好ましくは
A:B=7:3〜2:8である前記26の導電体あるい
は帯電防止体。 28.基材がポリマーフィルムである前記21〜27の
導電体あるいは帯電防止体。 29.基材が工業用包装材である前記21〜28の導電
体あるいは帯電防止体。 30.基材がオーディオテープ、ヒデオテープ、コンピ
ュータ用テープ、フロッピイディスクなどの帯電防止磁
気記録用テープである前記21〜28の導電体あるいは
帯電防止体。 31.基材がオーバーヘッドプロジェクタ用フィルム、
スライドフィルム等の電子写真記録材料である前記21
〜28の導電体あるいは帯電防止体。 32.基材が透明タッチパネル、エレクトロルミネッセ
ンスディスプレイ、液晶ディスプレイなどの入力及び表
示デバイスである前記21〜28の導電体あるいは帯電
防止体。
導電体あるいは帯電防止体。 34.基材上に前記1〜12の導電性組成物の膜を形成
した後、常温で放置あるいは加熱処理することを特徴と
する帯電防止法。 35.加熱処理を40〜250℃の温度範囲で行い、
(c)および(d)成分を除去するものである前記34
の帯電防止法。 36.基材が工業用包装材である前記34〜35の帯電
防止法。 37.基材がオーディオテープ、ヒデオテープ、コンピ
ュータ用テープ、フロッピイディスクなどの磁気記録用
テープである前記34〜35の帯電防止法。 38.基材がオーバーヘッドプロジェクタ用フィルム、
スライドフィルム等の電子写真記録材料である前記34
〜35の帯電防止法。
が使用可能であり、該組成物を適当な基材に塗布、スプ
レー、キャスト、ディップ及び加熱処理のみで湿度依存
性がなく高い導電性を発現し成膜性、成形性、透明性に
優れた導電性薄膜を得ることができる。 2.本発明においては、スルホン基を含有するアニリン
系導電性ポリマー類及び高分子化合物を含んでなる成膜
性、成形性、透明性に優れた透明導電性高分子膜を、適
当な基材に塗布、スプレー、キャスト、ディップなどの
加工により形成後、常温で放置あるいは加熱処理のみで
湿度依存性がなく高い導電性を発現し、表面抵抗のばら
つきが小さい導電体を得ることができる。
Rスペクトル図である。
Rスペクトル図である。
Rスペクトル図である。
Rスペクトル図である。
Rスペクトル図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 スルホン酸基を全芳香環に対して15〜
80%の割合で含有するアニリン系導電性ポリマー
(a)、水溶性高分子化合物および水系でエマルジョン
を形成する高分子化合物よりなる群より選ばれた少なく
とも1種の高分子化合物(b)、水(c)と、前記
(a)の繰り返し単位の総モル数に対して1〜30倍モ
ルのアミン類及び第四級アンモニウム塩類よりなる群か
ら選ばれた少なくとも1種の含窒素化合物(d)を含有
させ、(a)が溶液中に均一に溶解していることを特徴
とする導電性エマルション組成物。 - 【請求項2】 前記アニリン系導電性ポリマー類(a)
が、アニリン、N−アルキルアニリンおよびフェニレン
ジアミン類よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化
合物(A)と、アミノベンゼンスルホン酸(C)との共
重合体のスルホン化物であることを特徴とするアニリン
系共重合体スルホン化物である請求項1記載の導電性エ
マルジョン組成物。 - 【請求項3】 アニリン、N−アルキルアニリン及びフ
ェニレンジアミン類よりなる群より選ばれた少なくとも
1種の化合物(A)と、アルコキシ基置換アミノベンゼ
ンスルホンン酸(B)とを共重合させたことにより得ら
れたスルホン基を全芳香環に対して15〜80%の割合
で含有するアニリン系導電性ポリマ一類(f)、水溶性
高分子化合物及び水系でエマルションを形成する高分子
化合物よりなる群より選ばれた少なくとも1種の高分子
化合物(b)、水(c)と、前記(f)の繰り返し単位
の総モル数に対して1〜30倍モルのアミン類及び第四
級アンモニウム塩類よりなる群から選ばれた少なくとも
1種の含窒素化合物(d)を含有させ、(f)が溶液中
に均一に溶解していることを特徴とする導電性組成物。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の導電性組成
物を成膜してなる透明導電性高分子膜から形成されたこ
とを特徴とする導電体。 - 【請求項5】 基材の少なくとも一つの面上に、請求項
1、2または3記載の導電性組成物を成膜してなる透明
導電性高分子膜が形成されたものであることを特徴とす
る導電体。 - 【請求項6】 基材の少なくとも一つの面上に、請求項
1,2または3記載の導電性組成物を塗布し透明導電性
高分子膜を形成した後、常温で放置あるいは加熱処理し
て溶剤と含窒素化合物を除去することを特徴とする請求
項5記載の導電体の製造法。 - 【請求項7】 加熱処理を40〜250℃の温度範囲で
行い、(c)および(d)成分を除去するものである請
求項6記載の導電体の製造法。
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