JP3008073U - ダイナミック・アソート・システム - Google Patents
ダイナミック・アソート・システムInfo
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- JP3008073U JP3008073U JP1994007261U JP726194U JP3008073U JP 3008073 U JP3008073 U JP 3008073U JP 1994007261 U JP1994007261 U JP 1994007261U JP 726194 U JP726194 U JP 726194U JP 3008073 U JP3008073 U JP 3008073U
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- shelves
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 物品を分類格納する回転棚において、大きな
動力を必要とせず、またデッドスペースを大幅に削減し
てスペース効率を高め、ランニングコストを安くするこ
とである。 【構成】 隣接平行し互いに交差して緩傾斜する2列の
レール3等の直行軌道と、該両軌道の端部において一軌
道端側から隣接する他の軌道端側へ設けた横行レール
と、該直行軌道上を可動する棚部分21を積載した複数
の台車2と、横行レール上を可動し台車2を低位置軌道
から高位置軌道へ上昇載置するヘッダー1とからなるこ
とを特徴とする回転棚であるダイナミック・アソート・
システム。
動力を必要とせず、またデッドスペースを大幅に削減し
てスペース効率を高め、ランニングコストを安くするこ
とである。 【構成】 隣接平行し互いに交差して緩傾斜する2列の
レール3等の直行軌道と、該両軌道の端部において一軌
道端側から隣接する他の軌道端側へ設けた横行レール
と、該直行軌道上を可動する棚部分21を積載した複数
の台車2と、横行レール上を可動し台車2を低位置軌道
から高位置軌道へ上昇載置するヘッダー1とからなるこ
とを特徴とする回転棚であるダイナミック・アソート・
システム。
Description
【0001】
本考案は、物品を分類整理して格納する多数の棚すなわち店を配設し、該棚を 回転移動させて所定位置で目的の物品を所定の棚に格納あるいは所定の棚から取 出しする回転棚に関するものである。
【0002】
物品を分類して所定棚に格納し、必要に応じて取り出す従来の装置は、図7の (a)に示す回転棚、(b)に示す自動倉庫、あるいは(c)に示すデジタルピ ッキングがある。
【0003】 しかし、(a)の回転棚は棚部分21を回転移動させて特定位置で、物品を格 納或いは取り出しを行うもので、棚部分21を回転移動させる駆動機構がスプロ ケット、チェーンを利用するため、往復走行する棚部分が反転するための回転半 径が大きく、従って、往復走行する2列の棚部分21の間に幅の広いデッドエリ ア22を生じ、大きな床面積を必要とするので、スペース効率が極めて悪い。ま た、全ての棚部分の移動を動力で行うため、多量のエネルギーを必要とし、ラン ニングコストが高い。
【0004】 (b)の自動倉庫は、棚部分21を所定位置に配列、積み上げて設定するもの で、スタッカークレーン23で所定位置への棚の格納あるいは取り出しを行うも のである。この場合、図に示すように物品を格納した棚を移動し、所定の棚部分 21に格納あるいは取り出すためのスタッカークレーン23の走行レール24を 棚部分21の列の間に設ける必要がある。このためスタッカークレーン23の走 行する場所がデッドエリア22となり、スペース効率が悪い。また、スタッカー クレーン23の移動全てを動力で行うため、ランニングコストが高い。
【0005】 (c)のデジタルピッキングは、図に示すように、例えば棚部分21が4列平 行に配置された間に通路25を設け、該通路25を作業者26が台車を押して行 き、棚部分21への物品の格納あるいは棚部分21からの物品の取り出しを行う もので、この場合、全ての棚部分21を動かす必要はないが、デッドエリア22 が大幅に必要でスペース効率が極めて悪い。
【0006】
上記の従来技術の装置における問題点を解消するもので、大きな動力を必要と せず、またデッドスペースを大幅に削減してスペース効率を高め、ランニングコ ストを安くすることである。
【0007】
上記の課題を解決するための本考案の請求項1の手段は、隣接平行し互いに交 差して緩傾斜する2列の直行軌道と、該両軌道の端部において一軌道端側から隣 接する他の軌道端側へ連なる横行レールと、該直行軌道上を可動する棚部分を積 載した複数の台車と、横行レール上を移動し台車を低位置軌道から高位置軌道へ 上昇載置するヘッダー部とからなることを特徴とするダイナミック・アソート・ システムである。
【0008】 請求項2の手段は、請求項1の手段において、直行軌道がレールからなり台車 が車輪を有することを特徴とするダイナミック・アソート・システムである。
【0009】 請求項3の手段は、請求項1の手段において、直行軌道がローラコンベアから なることを特徴とするダイナミック・アソート・システムである。
【0010】
本考案におけるダイナミック・アソート・システムである回転棚は、棚部分を 載置した台車が移動する2列の直行軌道が隣接平行して配設されているので、2 列の直行軌道間にデッドスペースがない。また、直行軌道は緩傾斜しているので 、棚部分を載置した直行軌道上の複数の台車は自重で低位置に全て移動する。従 って、低位置側のヘッダーの台車1台分手前には台車の自走を停止するストッパ ーを直行軌道下部に設け、台車をヘッダーの1台手前でストッパーにより停止さ せることにより、ヘッダー手前位置に進入した台車に後続の台車の荷重がかかる ことを防止する。このようにすると後続台車の荷重は進入台車にかからないので 、進入台車をリフトにより低位置の直行軌道側から隣接する高位置の直行軌道側 へ容易に移動できる。すなわち、高位置の直行軌道上に台車を載置するために、 直行軌道の低位置側で台車をリフト上に受け横行レールで移動して隣接する高位 置の直行軌道上に載せることができ、かくて、台車は再び直行軌道の高位置から 低位置へ自重で移動する。
【0011】 直行軌道をレールとし、台車を車輪を有するものとすると、特に自走性は良好 である。直行軌道をローラコンベアとするときは台車に車輪は不要であるが、自 走性を良好にするため局部的にモーターローラを設置するのが良い。
【0012】 台車の棚部分への目的の物品を格納あるいは取り出しは、ヘッダー手前位置に 進入した台車において実施する。
【0013】
図面を参照して、本考案の装置の実施例を説明する。図1に示す実施例におい て、(b)は本実施例の装置の側面を示すもので、作業用プラットフォーム8、 8を両端に設け、その間に2列の直行軌道を設ける。図1の(b)では、直行軌 道はレール3である。これらのレール3はその下で受ける脚部4により緩やかに 傾斜して設ける。レール3と作業用プラットフォーム8の間には、台車2が1台 進入しうる空間を設けて、台車を隣接のレール3に横行して載置するリフトを有 するヘッダー1が配設されている。
【0014】 上記において、両端の作業用プラットフォーム8、8間の大きさは23.5m で、作業用プラットフォーム8の高さは90cmである。また、レールの長さは1 4.3m である。緩やかに傾斜して設けられた直行軌道すなわちレール3は凡そ 水平面から1.5度傾いている。図1の(a)の平面図に見られるように、これ らの直行軌道は隣接して平行に2列設けられており、各列の直行軌道の間にはデ ッドエリアは存在しない。図1の(b)に示す通り、手前のレール3は右側が高 く左側が低く、奥側のレール3は左側が高く右側が低くなっている。
【0015】 各直行軌道の低い側のレール3の下には、ヘッダー1上の台車2の手前の台車 の位置に、台車の移動を一時的に停止させるストッパー5が設けられており、ス トッパー上の台車の移動を停止させる。
【0016】 図2は図1の中央部を一部省略して拡大して示す図である。図2における台車 2は、図4の(c)および(d)に示す背高の台車2である。背高の台車2は図 4の(c)に見られるように棚部分21の長手方向を台車の進行方向を示す矢印 9と平行にして積載されており、図4の(d)に見られるように台車には2列に 積載されている。この場合台車の枠は棚部分21の高さよりも高い。背高の台車 の高さは2m である。台車2には車輪7が設けられている。
【0017】 図3は図2と同様に中央部を一部省略して拡大して示す図である。図3におけ る台車2は背低の台車2である。背低の台車2は図4の(b)に見られるように 棚部分21の長手方向を台車の進行方向を示す矢印9{(a)参照}と直角方向 に積載されており、図4の(a)に見られるように台車には1列に積載されてい る。この場合、台車の枠は上段の棚部分21の高さよりも に低い。背低の台車 の高さは1m である。棚分の棚1個の大きさは、全て共通で、幅45.0cm、長 さ66.5cm、高さ16.0cmである。従って、背低の台車の棚部分21の高さ は1.8m である。台車2には同じく車輪7が設けられている。
【0018】 以上のとおり、背高の台車も背低の台車も共に上下2段に棚部分を積載してい るが、図4の(c)、(d)の背高の台車のものよりも図4の背低の台車のもの は棚部分の積載量が少ない。
【0019】 図5は、ヘッダー部を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。同図に おいて、11はリフト部、12は横行用モーター、13は横行用レール、14は 上昇用モーター、15はカムフロー、16はボールネジであり、慣用のヘッダー 部である。
【0020】 図6は、直行軌道が慣用のローラコンベア6からなる他の本考案の実施例であ る。この場合は台車2は車輪は不要であり、適宜のパレットその他の台に棚部分 を載置したものでよい。図6の(a)は平面図、(b)は側面図を示し、8は作 業用のプラットフォーム、4は直行軌道のローラコンベア6を指示する脚部であ る。台車2はローラコンベア6の高所側から低所側へ自重により移動する。しか し、ローラコンベア6の転がりが充分出ない場合には、慣用により適宜位置にモ ーターローラを配置するのが良い。低所側のヘッダー1上の台車1台分置いた手 前の台車の位置のローラコンベア6の下には、この上に移動してきた台車を一時 的に停止するストッパー5を設ける。このことは、上記の直行軌道がレールの場 合と同様である。また、ヘッダー部の機構も同様である。
【0021】 以上の本考案の実施例の作動を説明すると、プラットフォーム8に店毎のラッ クを設置し、該ラックに店毎の物品を本装置の棚部分21すなわち店からピッキ ングして取り入れる場合は、ヘッダー1上に目的の棚部分21すなわち店を載置 した台車2がある時に行う。また、逆にプラットフォーム8に置かれた店毎のラ ックから本装置の棚部分21すなわち店に分類して格納する場合も、ヘッダー1 上に目的の棚部分21すなわち店を載置した台車2がある時に行う。
【0022】 目的の棚部分21すなわち店がない場合は、ストッパー5で一台手前の台車を 停止させ、その間に目的の店を載置していない台車をヘッダー部の横行用モータ ー12を作用させてボールネジ16で押して、横行用レール13で隣接の高所側 の直行軌道側に送り、ヘッダー部の上昇用モーター14とカムフロー15で高所 の直行軌道に台車を載せ、自重で低所側へ移動させる。次いで、ストッパー5を 解除して次の台車をヘッダー部に入れて、目的の店を得る。この操作を繰り返し て、目的の全ての店を得る。すなわちヘッダー部の横行−上昇−逆横行−下降の 単純な回転運動と棚部分の自重による移動により、目的とする店を得ることがで きる。
【0023】
以上説明したとおり、本願考案は隣接平行し互いに交差して緩傾斜する2列の 直行軌道と該直行軌道の端部で横行するヘッダー部とで回転棚を構成しているの で、従来のようなデッドエリアが装置内に生じないので、スペース効率が高く格 納効率を飛躍的に高めている。また、棚部分が直行軌道の緩傾斜を自重で移行し 、ヘッダー部のみ動力を必要とするので、エネルギー効率がよくランニングコス トが従来の装置に比して安価である。
【図1】本考案の1実施例の全体を示す図で、(a)は
平面図、(b)は側面図である。
平面図、(b)は側面図である。
【図2】図1の実施例の中央部を一部省略した拡大図
で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】本考案の他の実施例の中央部を一部省略して示
した拡大図で、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
した拡大図で、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図4】図2、図3に使用する台車を示す図で、(a)
および(b)は背低の台車で、(a)は側面図、(b)
は正面図であり、(c)および(d)は背低の台車で、
(c)は側面図、(d)は正面図である。
および(b)は背低の台車で、(a)は側面図、(b)
は正面図であり、(c)および(d)は背低の台車で、
(c)は側面図、(d)は正面図である。
【図5】ヘッダー部を示す図で、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
(b)は側面図である。
【図6】本考案のさらに他の実施例を示す図で、(a)
は平面図、(b)は側面図である。
は平面図、(b)は側面図である。
【図7】従来の装置を平面図で説明する図である。
1 ヘッダー 2 台車 3 レール 4 脚部 5 ストッパー 6 ローラコンベア 7 車輪 8 プラットフォーム 9 台車の移動方向を示す矢印 11 リフト 12 横行用モーター 13 横行用レール 14 上昇用モーター 15 カムフロー 16 ボールネジ 21 棚部分 22 デッドエリア 23 スタッカークレーン 24 走行レール 25 通路 26 作業者
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (3)
- 【請求項1】 隣接平行し互いに交差して緩傾斜する2
列の直行軌道と、該両軌道の端部において一軌道端側か
ら隣接する他の軌道端側へ連なる横行レールと、該直行
軌道上を可動する棚部分を積載した複数の台車と、横行
レール上を移動し台車を低位置軌道から高位置軌道へ上
昇載置するヘッダー部とからなることを特徴とするダイ
ナミック・アソート・システム。 - 【請求項2】 直行軌道がレールからなり台車が車輪を
有することを特徴とする請求項1記載のダイナミック・
アソート・システム。 - 【請求項3】 直行軌道がローラコンベアからなること
を特徴とする請求項1記載の回転棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007261U JP3008073U (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | ダイナミック・アソート・システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007261U JP3008073U (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | ダイナミック・アソート・システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3008073U true JP3008073U (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=43143911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007261U Expired - Lifetime JP3008073U (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | ダイナミック・アソート・システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008073U (ja) |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP1994007261U patent/JP3008073U/ja not_active Expired - Lifetime
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