JP2922377B2 - 圧着装置 - Google Patents
圧着装置Info
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- JP2922377B2 JP2922377B2 JP276493A JP276493A JP2922377B2 JP 2922377 B2 JP2922377 B2 JP 2922377B2 JP 276493 A JP276493 A JP 276493A JP 276493 A JP276493 A JP 276493A JP 2922377 B2 JP2922377 B2 JP 2922377B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crimping
- decorative sheet
- door trim
- main body
- trim
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアトリム
等の自動車用内装部品の製作に使用される圧着装置に関
するもので、特に、トリム本体に装飾シートを能率的に
圧着加工できる圧着装置に関する。
等の自動車用内装部品の製作に使用される圧着装置に関
するもので、特に、トリム本体に装飾シートを能率的に
圧着加工できる圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車室内の居住性を高めるため
に、自動車用ドアトリム等の内装部品の材質をグレード
アップさせるか、あるいは、クロス等の装飾シートをド
アトリム本体表面の所定箇所に装着する方法が試みられ
ている。
に、自動車用ドアトリム等の内装部品の材質をグレード
アップさせるか、あるいは、クロス等の装飾シートをド
アトリム本体表面の所定箇所に装着する方法が試みられ
ている。
【0003】図6は、自動車用ドアトリムの構成の概要
を示すもので、自動車用ドアトリム1は、所要形状に成
形された芯材2の表面に表皮材3を貼着一体化して形成
されるドアトリム本体4と、このドアトリム本体4の表
面所定箇所に装飾性をさらに付与するために装着される
装飾シート5とから構成されている。
を示すもので、自動車用ドアトリム1は、所要形状に成
形された芯材2の表面に表皮材3を貼着一体化して形成
されるドアトリム本体4と、このドアトリム本体4の表
面所定箇所に装飾性をさらに付与するために装着される
装飾シート5とから構成されている。
【0004】そして、装飾シート5の素材としては、表
面外観,表面感触の優れた合皮,クロス等が使用されて
おり、この装飾シート5の端末処理構造として、ドアト
リム本体4に木目込み用溝部4aを凹設しておき、装飾
シート5の周縁端末部5aを木目込み用溝部4a内に圧
入することにより、装飾シート5の端末処理を施してい
る。
面外観,表面感触の優れた合皮,クロス等が使用されて
おり、この装飾シート5の端末処理構造として、ドアト
リム本体4に木目込み用溝部4aを凹設しておき、装飾
シート5の周縁端末部5aを木目込み用溝部4a内に圧
入することにより、装飾シート5の端末処理を施してい
る。
【0005】上記装飾シート5の装着方法としては、図
7に示すように、圧着用下型6の型面上に周縁をクラン
プした状態で装飾シート5を載置した後、ドアトリム本
体4がセットされた圧着用上型7を下降させて、圧着用
上下型6,7によりドアトリム本体4に対して装飾シー
ト5を圧着する。
7に示すように、圧着用下型6の型面上に周縁をクラン
プした状態で装飾シート5を載置した後、ドアトリム本
体4がセットされた圧着用上型7を下降させて、圧着用
上下型6,7によりドアトリム本体4に対して装飾シー
ト5を圧着する。
【0006】さらに、図8に示すように、ドアトリム本
体4に対して装飾シート5を圧着した状態で、圧着用下
型6の外周に沿って周設されている熱溶断刃6aを上昇
させて、装飾シート5を外周トリムカット形状に沿って
切断した後、圧着用下型6と熱溶断刃6aとの間に設置
された木目込み用バー6bが上昇して、ドアトリム本体
4に形成されている木目込み用溝部4a内に装飾シート
5の切断された周縁端末部5aを圧入して、装飾シート
5の端末処理を行なっているのが実状である。
体4に対して装飾シート5を圧着した状態で、圧着用下
型6の外周に沿って周設されている熱溶断刃6aを上昇
させて、装飾シート5を外周トリムカット形状に沿って
切断した後、圧着用下型6と熱溶断刃6aとの間に設置
された木目込み用バー6bが上昇して、ドアトリム本体
4に形成されている木目込み用溝部4a内に装飾シート
5の切断された周縁端末部5aを圧入して、装飾シート
5の端末処理を行なっているのが実状である。
【0007】また、最近では、カット工程と木目込み工
程を同一工程で行なうために、図9に示すように、木目
込み用溝部4a内に硬質のプレート材8を予め接着して
おき、装飾シート5の熱溶断工程を木目込み用溝部4a
内で行なうようにしたものも提案されている。
程を同一工程で行なうために、図9に示すように、木目
込み用溝部4a内に硬質のプレート材8を予め接着して
おき、装飾シート5の熱溶断工程を木目込み用溝部4a
内で行なうようにしたものも提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、装
飾シート5をドアトリム本体4の表面所定箇所に圧着し
た後、装飾シート5の端末カットを行ない、木目込み処
理する方法では、熱溶断刃6aによって装飾シート5の
端末カットを行なうため、切断木口が炭化し、その炭化
部分が木目込み用溝部4a内で目立つため、見栄えの低
下を招くという欠点が指摘されている。
飾シート5をドアトリム本体4の表面所定箇所に圧着し
た後、装飾シート5の端末カットを行ない、木目込み処
理する方法では、熱溶断刃6aによって装飾シート5の
端末カットを行なうため、切断木口が炭化し、その炭化
部分が木目込み用溝部4a内で目立つため、見栄えの低
下を招くという欠点が指摘されている。
【0009】また、熱溶断刃6aによりカット加工を行
なう際、発生する煙により、熱溶断刃6aにバリが付着
しやすく、熱溶断刃6aの交換を頻繁に行なわなければ
ならず、メインテナンス上においても問題があった。
なう際、発生する煙により、熱溶断刃6aにバリが付着
しやすく、熱溶断刃6aの交換を頻繁に行なわなければ
ならず、メインテナンス上においても問題があった。
【0010】更に、図9に示す方法では、木目込み用溝
部4a内に予め硬質のプレート材8を接着しなければな
らず、作業がより面倒になるとともに、熱溶断刃6aが
木目込み用溝部4aの内側面に触れた場合、表皮材3に
コゲ等が生じるため、木目込み用溝部4aの溝巾を広く
設定する必要があり、見栄え上好ましいものではなかっ
た。
部4a内に予め硬質のプレート材8を接着しなければな
らず、作業がより面倒になるとともに、熱溶断刃6aが
木目込み用溝部4aの内側面に触れた場合、表皮材3に
コゲ等が生じるため、木目込み用溝部4aの溝巾を広く
設定する必要があり、見栄え上好ましいものではなかっ
た。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的とするところは、トリム本体
に装飾シートを装着する圧着装置において、装飾シート
の端末部の良好なカット加工性およびカット刃のメイン
テナンスの有利さ、装置の簡素化に大きく貢献できる圧
着装置を提供することにある。
れたもので、本発明の目的とするところは、トリム本体
に装飾シートを装着する圧着装置において、装飾シート
の端末部の良好なカット加工性およびカット刃のメイン
テナンスの有利さ、装置の簡素化に大きく貢献できる圧
着装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、トリム本体をセットする昇降可能な圧着
用上型と、下側テーブルに対してスプリングを介して取
付けられ装飾シートをセットする圧着用下型と、装飾シ
ートの端末を保持するクランプユニットとを備え、圧着
用上下型によりトリム本体表面に装飾シートを圧着一体
化するとともに、装飾シートの周縁端末部をトリム本体
の木目込み用溝部内に木目込み処理する圧着装置におい
て、前記圧着用下型の外周に、トリム本体の木目込み用
溝部のパターンに沿ってループ状に周設されたトリムカ
ット刃をその先端に取付けたカット・木目込み部材が設
置されていることを特徴とする。
に、本発明は、トリム本体をセットする昇降可能な圧着
用上型と、下側テーブルに対してスプリングを介して取
付けられ装飾シートをセットする圧着用下型と、装飾シ
ートの端末を保持するクランプユニットとを備え、圧着
用上下型によりトリム本体表面に装飾シートを圧着一体
化するとともに、装飾シートの周縁端末部をトリム本体
の木目込み用溝部内に木目込み処理する圧着装置におい
て、前記圧着用下型の外周に、トリム本体の木目込み用
溝部のパターンに沿ってループ状に周設されたトリムカ
ット刃をその先端に取付けたカット・木目込み部材が設
置されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】以上の構成から明らかなように、装飾シートの
端末部はトリムカット刃により木目込み用溝部内でカッ
トされるため、装飾シートの切り口が炭化することがな
く、また、トリムカット刃にバリ等が付着することがな
く、メインテナンス上有利である。
端末部はトリムカット刃により木目込み用溝部内でカッ
トされるため、装飾シートの切り口が炭化することがな
く、また、トリムカット刃にバリ等が付着することがな
く、メインテナンス上有利である。
【0014】さらに、ぜんまい刃による装飾シートのカ
ット加工は、熱溶断刃のようにトリム本体に悪影響を及
ぼすものでないから、硬質のプレート材等のプロテクタ
を廃止することができる。
ット加工は、熱溶断刃のようにトリム本体に悪影響を及
ぼすものでないから、硬質のプレート材等のプロテクタ
を廃止することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る圧着装置の実施例につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1は本発明に係る圧着装置を使用して装
飾シートをトリム本体に取付けた自動車用ドアトリムの
構成を示す断面図、図2は本発明に係る圧着装置の一実
施例の構成を示す断面図、図3ないし図5は本発明に係
る圧着装置を使用してドアトリム本体に装飾シートを圧
着加工する各工程を示す断面図である。
飾シートをトリム本体に取付けた自動車用ドアトリムの
構成を示す断面図、図2は本発明に係る圧着装置の一実
施例の構成を示す断面図、図3ないし図5は本発明に係
る圧着装置を使用してドアトリム本体に装飾シートを圧
着加工する各工程を示す断面図である。
【0017】図1において、自動車用ドアトリム10
は、所望の曲面形状に成形されているドアトリム本体2
0と、このドアトリム本体20の表面所定箇所に装着さ
れる装飾シート30とから大略構成されている。
は、所望の曲面形状に成形されているドアトリム本体2
0と、このドアトリム本体20の表面所定箇所に装着さ
れる装飾シート30とから大略構成されている。
【0018】さらに詳しくは、上記ドアトリム本体20
は、ポリプロピレン樹脂(所望ならばタルク等を混入し
たポリプロピレン複合樹脂)をスタンピングモールド工
法により所要形状に成形してなる芯材21と、この芯材
21の表面側に一体成形される表皮材22とからなり、
上記表皮材22は、ポリプロピレンフォーム,ポリエチ
レンフォーム等の発泡層をABS混入PVCシート等の
表皮シート裏面にラミネートした積層体が使用されてい
る。
は、ポリプロピレン樹脂(所望ならばタルク等を混入し
たポリプロピレン複合樹脂)をスタンピングモールド工
法により所要形状に成形してなる芯材21と、この芯材
21の表面側に一体成形される表皮材22とからなり、
上記表皮材22は、ポリプロピレンフォーム,ポリエチ
レンフォーム等の発泡層をABS混入PVCシート等の
表皮シート裏面にラミネートした積層体が使用されてい
る。
【0019】そして、上記ドアトリム本体20には、装
飾シート30の周縁形状に沿って木目込み用溝部23が
凹設されており、この木目込み用溝部23は芯材21の
モールドプレス成形時、同時に成形されている。
飾シート30の周縁形状に沿って木目込み用溝部23が
凹設されており、この木目込み用溝部23は芯材21の
モールドプレス成形時、同時に成形されている。
【0020】一方、装飾シート30は、ベルベット,ジ
ャージ,トリコット,モケット等、任意仕様のクロス3
1の裏面にポリウレタンフォーム等のクッション層32
がラミネートされている。
ャージ,トリコット,モケット等、任意仕様のクロス3
1の裏面にポリウレタンフォーム等のクッション層32
がラミネートされている。
【0021】また、この装飾シート30の周縁端末部3
3は、ドアトリム本体20に形成されている木目込み用
溝部23内に圧入されてその端末処理が行なわれてお
り、装飾シート30の周縁端末部33の見栄えを向上さ
せている。
3は、ドアトリム本体20に形成されている木目込み用
溝部23内に圧入されてその端末処理が行なわれてお
り、装飾シート30の周縁端末部33の見栄えを向上さ
せている。
【0022】次いで、図2ないし図5に基づいて、装飾
シート30をドアトリム本体20に装着する方法につい
て説明する。
シート30をドアトリム本体20に装着する方法につい
て説明する。
【0023】まず、装飾シート30の装着加工に際し、
図2に示す圧着装置を使用する。
図2に示す圧着装置を使用する。
【0024】図2において、この圧着装置は、ドアトリ
ム本体20側をセットする圧着用上型40と、装飾シー
ト30側をセットする圧着用下型50とから大略構成さ
れ、上記圧着用上型40は、昇降用シリンダ41により
上下動可能に構成されているとともに、真空吸引力を利
用した吸着パッド42によりドアトリム本体20を確実
に保持するように構成されている。
ム本体20側をセットする圧着用上型40と、装飾シー
ト30側をセットする圧着用下型50とから大略構成さ
れ、上記圧着用上型40は、昇降用シリンダ41により
上下動可能に構成されているとともに、真空吸引力を利
用した吸着パッド42によりドアトリム本体20を確実
に保持するように構成されている。
【0025】一方、圧着用下型50は、固定テーブル5
1にスプリング52を介して、所定値以上のプレス圧が
加わった場合、下方向に可動でき、プレス圧を解除した
ならば、スプリング52のバネ圧により元位置に復帰す
るように構成されているとともに、上記圧着用下型50
の外周にはカット・木目込み部材60が周設されてお
り、さらにその外側には装飾シート30の周縁部を保持
するクランプユニット70が設置されている。
1にスプリング52を介して、所定値以上のプレス圧が
加わった場合、下方向に可動でき、プレス圧を解除した
ならば、スプリング52のバネ圧により元位置に復帰す
るように構成されているとともに、上記圧着用下型50
の外周にはカット・木目込み部材60が周設されてお
り、さらにその外側には装飾シート30の周縁部を保持
するクランプユニット70が設置されている。
【0026】さらに詳しくは、上記カット・木目込み部
材60は、木目込み用溝部23のパターンに沿ってルー
プ状に周設されたトリムカット刃61と、固定テーブル
51に固定され上記トリムカット刃61を保持するブラ
ケット62とから構成されている。
材60は、木目込み用溝部23のパターンに沿ってルー
プ状に周設されたトリムカット刃61と、固定テーブル
51に固定され上記トリムカット刃61を保持するブラ
ケット62とから構成されている。
【0027】そして、クランプユニット70は、上下方
向ならびに前後方向に可動でき、装飾シート30の圧着
加工の際、ドアトリム本体20の形状に容易に追従する
ように構成されている。
向ならびに前後方向に可動でき、装飾シート30の圧着
加工の際、ドアトリム本体20の形状に容易に追従する
ように構成されている。
【0028】次に、図2に示す圧着装置を使用して、ド
アトリム本体20に装飾シート30を圧着する各工程に
ついて説明する。
アトリム本体20に装飾シート30を圧着する各工程に
ついて説明する。
【0029】まず、図3に示すように、圧着用上型40
の型面にドアトリム本体20をセットするが、このと
き、吸着パッド42に真空吸引力が作用して、ドアトリ
ム本体20は圧着用上型40の型面の所定位置に確実に
にサポートされる。
の型面にドアトリム本体20をセットするが、このと
き、吸着パッド42に真空吸引力が作用して、ドアトリ
ム本体20は圧着用上型40の型面の所定位置に確実に
にサポートされる。
【0030】一方、装飾シート30は、その表面側(ク
ロス31側)を下側に向けて、その周縁部がクランプユ
ニット70のクランプ部71によりサポートされてい
る。
ロス31側)を下側に向けて、その周縁部がクランプユ
ニット70のクランプ部71によりサポートされてい
る。
【0031】このように、圧着用上下型40,50にド
アトリム本体20および装飾シート30のセットが完了
すれば、昇降用シリンダ41が動作して、まず圧着用下
型40が下降を始め、図4に示すように、圧着用上下型
40,50が係合して、ドアトリム本体20の表面所定
箇所に装飾シート30が圧着一体化される。
アトリム本体20および装飾シート30のセットが完了
すれば、昇降用シリンダ41が動作して、まず圧着用下
型40が下降を始め、図4に示すように、圧着用上下型
40,50が係合して、ドアトリム本体20の表面所定
箇所に装飾シート30が圧着一体化される。
【0032】このとき、圧着用上型40からの加圧力は
低加圧であるため、圧着用下型50は上方位置にある。
低加圧であるため、圧着用下型50は上方位置にある。
【0033】そして、所定時間圧着された後、昇降用シ
リンダ41が動作して、圧着用上型40に高いプレス圧
が印加され、スプリング52のバネ圧に対して、このプ
レス圧が大きい圧力であるため、圧着用上型40の下降
に伴い圧着用下型50も下降し、図5に示す位置で停止
する。
リンダ41が動作して、圧着用上型40に高いプレス圧
が印加され、スプリング52のバネ圧に対して、このプ
レス圧が大きい圧力であるため、圧着用上型40の下降
に伴い圧着用下型50も下降し、図5に示す位置で停止
する。
【0034】このとき、カット・木目込み部材60は固
定テーブル51に固定されているため、圧着用下型50
の下降動作に伴い、相対的にカット・木目込み部材60
が上昇する形となり、トリムカット刃61がドアトリム
本体20の木目込み用溝部23内に装飾シート30の周
縁端末部33をこの木目込み用溝部23内で切断圧入す
ることになる。
定テーブル51に固定されているため、圧着用下型50
の下降動作に伴い、相対的にカット・木目込み部材60
が上昇する形となり、トリムカット刃61がドアトリム
本体20の木目込み用溝部23内に装飾シート30の周
縁端末部33をこの木目込み用溝部23内で切断圧入す
ることになる。
【0035】その後、圧着用上型40が元位置に上昇す
るとともに、スプリング52のバネ圧により圧着用下型
50も元位置に復帰する。
るとともに、スプリング52のバネ圧により圧着用下型
50も元位置に復帰する。
【0036】このように、本発明に係る圧着装置は、装
飾シート30の周縁端末部33を切断および木目込み処
理するカット・木目込み部材60として、トリムカット
刃61を使用することにより、従来の熱溶断刃に比べ、
切断部の見栄えが良く、かつバリ等の付着がないため、
メインテナンスも良好に維持できるとともに、硬質のプ
レート材も廃止できるなど、設備の簡素化,メインテナ
ンスの有利さ等をもたらすなど、極めて実用的価値が高
い。
飾シート30の周縁端末部33を切断および木目込み処
理するカット・木目込み部材60として、トリムカット
刃61を使用することにより、従来の熱溶断刃に比べ、
切断部の見栄えが良く、かつバリ等の付着がないため、
メインテナンスも良好に維持できるとともに、硬質のプ
レート材も廃止できるなど、設備の簡素化,メインテナ
ンスの有利さ等をもたらすなど、極めて実用的価値が高
い。
【0037】更に、ドアトリム本体20が芯材21と表
皮材22との一体化構造の場合、本願発明のように、ト
リムカット刃61を使用すれば、ドアトリム本体20の
特に表皮材22に熱の悪影響を及ぼさないため、表皮材
22の収縮等が発生せず、木目込み用溝部23付近に変
形等が生じることがないものであるから、本願発明は、
芯材21,表皮材22の一体構造のドアトリム本体20
に特に有効に適用できる。
皮材22との一体化構造の場合、本願発明のように、ト
リムカット刃61を使用すれば、ドアトリム本体20の
特に表皮材22に熱の悪影響を及ぼさないため、表皮材
22の収縮等が発生せず、木目込み用溝部23付近に変
形等が生じることがないものであるから、本願発明は、
芯材21,表皮材22の一体構造のドアトリム本体20
に特に有効に適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る圧着装
置は、以下に記載する格別の作用効果を有する。
置は、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【0039】(1)装飾シートの周縁端末部のカット・
木目込み処理に木目込み用バーと一体化したループ状の
トリムカット刃を使用することにより、従来のように熱
溶断刃による切断部分の炭化現象がないため、装飾シー
トの切断部分の体裁が良く、外観意匠性を向上させるこ
とができるという効果を有する。
木目込み処理に木目込み用バーと一体化したループ状の
トリムカット刃を使用することにより、従来のように熱
溶断刃による切断部分の炭化現象がないため、装飾シー
トの切断部分の体裁が良く、外観意匠性を向上させるこ
とができるという効果を有する。
【0040】(2)本発明に係る圧着装置は、装飾シー
トの端末部のカット・木目込み処理にループ状のトリム
カット刃を使用するという構成であるため、熱溶断刃の
ようにバリが付着することがないため、トリムカット刃
を頻繁に交換する必要がなく、装置のメインテナンス上
有利であるという効果を有する。
トの端末部のカット・木目込み処理にループ状のトリム
カット刃を使用するという構成であるため、熱溶断刃の
ようにバリが付着することがないため、トリムカット刃
を頻繁に交換する必要がなく、装置のメインテナンス上
有利であるという効果を有する。
【0041】(3)装飾シートのカット・木目込み処理
にループ状のトリムカット刃を使用することにより、従
来のように木目込み用溝部内に硬質のプレート材を予め
設定する必要がなく、カット作業を円滑に行なうことが
できるとともに、熱溶断刃使用の際に必要とした排気装
置も不要となるなど、生産性が向上するとともに、排気
装置等の付帯設備も省略できる等の効果を有する。
にループ状のトリムカット刃を使用することにより、従
来のように木目込み用溝部内に硬質のプレート材を予め
設定する必要がなく、カット作業を円滑に行なうことが
できるとともに、熱溶断刃使用の際に必要とした排気装
置も不要となるなど、生産性が向上するとともに、排気
装置等の付帯設備も省略できる等の効果を有する。
【図1】本発明に係る圧着装置を使用して装飾シートを
トリム本体に装着した自動車用ドアトリムの構成を示す
断面図。
トリム本体に装着した自動車用ドアトリムの構成を示す
断面図。
【図2】本発明に係る圧着装置の一実施例の構成を示す
断面図。
断面図。
【図3】図2に示す圧着装置にドアトリム本体と装飾シ
ートとをそれぞれセットした状態を示す断面図。
ートとをそれぞれセットした状態を示す断面図。
【図4】図2に示す圧着装置を使用したドアトリム本体
と装飾シートとの圧着工程を示す断面図。
と装飾シートとの圧着工程を示す断面図。
【図5】図2に示す圧着装置を使用した装飾シートの木
目込み工程を示す断面図。
目込み工程を示す断面図。
【図6】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
図。
【図7】従来の圧着装置の構成を示す断面図。
【図8】従来の圧着装置を使用したドアトリム本体と装
飾シートとの圧着工程を示す断面図。
飾シートとの圧着工程を示す断面図。
【図9】従来の熱溶断刃を使用した装飾シートのカット
・木目込み工程を示す断面図。
・木目込み工程を示す断面図。
10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリム本体 21 芯材 22 表皮材 23 木目込み用溝部 30 装飾シート 31 クロス 32 クッション層 33 周縁端末部 40 圧着用上型 41 昇降用シリンダ 42 吸着パッド 50 圧着用下型 51 固定テーブル 52 スプリング 60 カット・木目込み部材 61 トリムカット刃 62 ブラケット 70 クランプユニット 71 クランプ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 65/00 - 65/82 B60R 13/02
Claims (1)
- 【請求項1】 トリム本体(20)をセットする昇降可
能な圧着用上型(40)と、下側テーブル(51)に対
してスプリング(52)を介して取付けられ装飾シート
(30)をセットする圧着用下型(50)と、装飾シー
ト(30)の端末を保持するクランプユニット(70)
とを備え、圧着用上下型(40,50)によりトリム本
体(20)表面に装飾シート(30)を圧着一体化する
とともに、装飾シート(30)の周縁端末部(33)を
トリム本体(20)の木目込み用溝部(23)内に木目
込み処理する圧着装置において、前記圧着用下型(5
0)の外周に、トリム本体(20)の木目込み用溝部
(23)のパターンに沿ってループ状に周設されたトリ
ムカット刃(61)をその先端に取付けたカット・木目
込み部材(60)が設置されていることを特徴とする圧
着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP276493A JP2922377B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 圧着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP276493A JP2922377B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 圧着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206258A JPH06206258A (ja) | 1994-07-26 |
JP2922377B2 true JP2922377B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=11538410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP276493A Expired - Fee Related JP2922377B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 圧着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2922377B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110977485A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-10 | 京山亿捷电脑有限公司 | 一种电脑机箱散热槽成型加工设备 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2217902B1 (es) * | 2001-07-26 | 2005-12-16 | Joan M. Oller Valls | Procedimiento y una maquina para la construccion de componentes complejos para el revestimiento interno de vehiculos. |
JP2007160595A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Kasai Kogyo Co Ltd | 表皮のトリムカット用金型 |
JP5009525B2 (ja) | 2005-12-26 | 2012-08-22 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
KR20210006747A (ko) * | 2019-07-09 | 2021-01-19 | 현대자동차주식회사 | 자동차 내장재를 성형하는 성형 금형 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP276493A patent/JP2922377B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110977485A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-04-10 | 京山亿捷电脑有限公司 | 一种电脑机箱散热槽成型加工设备 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06206258A (ja) | 1994-07-26 |
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