JP2829909B2 - レジスト処理方法及びレジスト処理装置 - Google Patents
レジスト処理方法及びレジスト処理装置Info
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- JP2829909B2 JP2829909B2 JP5290494A JP29049493A JP2829909B2 JP 2829909 B2 JP2829909 B2 JP 2829909B2 JP 5290494 A JP5290494 A JP 5290494A JP 29049493 A JP29049493 A JP 29049493A JP 2829909 B2 JP2829909 B2 JP 2829909B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/708—Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
- G03F7/70858—Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Description
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置のレジスト
塗布/現像装置の温度制御及びプロセス時間制御を通じ
てレジスト・パターンの線幅安定性を向上させるレジス
ト処理のための方法及び装置に関する。
塗布/現像装置の温度制御及びプロセス時間制御を通じ
てレジスト・パターンの線幅安定性を向上させるレジス
ト処理のための方法及び装置に関する。
【従来の技術】半導体装置の製造分野では、デザイン・
ルールの縮小が加速度的に進行しており、次世代の64
MDRAMでは0.35μm前後、次々世代の256M
DRAMでは0.25μm前後の最小加工寸法を達成し
得る微細加工技術が要求され、このような微細加工を実
現するため、フォトリソグラフィの技術が重要となる。
そして、このフォトリソグラフィとして、KrFエキシ
マ・レーザ光(λ=248nm)等の遠紫外光源を用い
た遠紫外線リソグラフィ等が用いられている。上述のよ
うな高度な微細加工において、レジスト・パターンに要
求される精度は、一般にデザイン・ルールの±10%程
度とされている。例えば、0.35μmのデザイン・ル
ールでは、要求精度は±0.035μmとされている。
ところで、上述の要求精度の劣化要因は、露光、レジス
ト塗布、現像等、フォトリソグラフィのあらゆる領域に
及んでいる。この中で、レジスト塗布/現像装置(コー
タ/デベロッパ)に関連して解決すべき問題としては、
レジスト膜厚やレジスト現像速度の均一化、及びレジス
ト膜厚やレジスト現像速度の均一化を達成するためのウ
ェハ環境制御を挙げることができる。このような問題
は、エキシマ・レーザ・リソグラフィ用のレジスト材料
として化学増幅系レジスト材料を用いる際に、特に重要
となる。これは、化学増幅系レジスト材料のレジスト反
応に関与する酸触媒が極めて微量であるために、ウェハ
雰囲気のわずかな変動がパターン精度に大きな影響を与
え易いためである。そのため、レジスト塗布/現像装置
においては、ウェハ環境を制御するための様々な対策が
講じられている。例えば図6に示すレジスト塗布/現像
装置は、多数のウェハを収納したカセットからウェハの
搬出入を行うキャリア・ステーション(C/S)と、連
続した個々の工程を実行するための複数の処理ユニット
と、各処理ユニットや露光装置にウェハを搬出入するた
めの搬送系(H)と、他行程ユニットにウェハを搬出入
するためのインターフェース(I/F)とを有する。上
記処理ユニットには、ウェハとレジスト材料層との密着
性を高めるためのヘキサメチルジシラザン処理を行う疎
水化処理ユニット(HMDS)、レジスト塗布ユニット
(Coat)、加熱ユニット(HP)、現像ユニット
(Dev)、及び冷却/温調ユニット(C)が含まれ
る。また、上記搬送系(H)はウェハを取り扱う搬送ア
ーム(A)を備えている。この搬送アーム(A)は、加
熱ユニット(HP)とは熱的に遮断されて、クリーン・
ルーム内の温度とほぼ等しく維持されており、±0.2
℃程度の熱的安定性が保持されている。上記加熱ユニッ
ト(HP)は、一般に80〜120℃に加熱されるホッ
ト・プレートを内蔵し、レジスト塗膜の溶剤を揮発させ
てレジスト感度や残膜率を安定化させるためのプリベー
ク、露光後にレジスト反応を進行させるためのPEB
(露光後熱処理)又は形成されたレジスト・パターンの
耐熱性やドライエッチング耐性を向上させるためのポス
トベーク等の加熱処理に用いられる。また、上記冷却/
温調ユニット(C)は、内部に温調水を循環させること
により一般に20〜25℃に維持される金属製のクーリ
ング・プレートを内蔵し、レジスト塗布前や現像前のウ
ェハの温調又は上述の各加熱処理や疎水化処理を終了し
た後のウェハの冷却等に用いられる。このようなレジス
ト塗布/現像装置は、各ユニットのプロセス・パラメー
タの管理が厳密に行われる。例えば、0.35μmのデ
ザイン・ルールにもとづく半導体装置では、レジスト膜
厚±2.3nm、線幅±0.035μm程度の均一性が
要求されるため、レジスト塗布ユニット及び現像ユニッ
トにおけるウェハ温度は、±0.1℃の精度で制御さ
れ、プロセス時間は、0.1秒以下の精度で制御されて
いる。また、プリベークやPEB等の加熱処理は、レジ
ストの感度を左右するパラメータであるため、これらを
行う加熱ユニット内におけるプロセス時間も、厳密に管
理されている。
ルールの縮小が加速度的に進行しており、次世代の64
MDRAMでは0.35μm前後、次々世代の256M
DRAMでは0.25μm前後の最小加工寸法を達成し
得る微細加工技術が要求され、このような微細加工を実
現するため、フォトリソグラフィの技術が重要となる。
そして、このフォトリソグラフィとして、KrFエキシ
マ・レーザ光(λ=248nm)等の遠紫外光源を用い
た遠紫外線リソグラフィ等が用いられている。上述のよ
うな高度な微細加工において、レジスト・パターンに要
求される精度は、一般にデザイン・ルールの±10%程
度とされている。例えば、0.35μmのデザイン・ル
ールでは、要求精度は±0.035μmとされている。
ところで、上述の要求精度の劣化要因は、露光、レジス
ト塗布、現像等、フォトリソグラフィのあらゆる領域に
及んでいる。この中で、レジスト塗布/現像装置(コー
タ/デベロッパ)に関連して解決すべき問題としては、
レジスト膜厚やレジスト現像速度の均一化、及びレジス
ト膜厚やレジスト現像速度の均一化を達成するためのウ
ェハ環境制御を挙げることができる。このような問題
は、エキシマ・レーザ・リソグラフィ用のレジスト材料
として化学増幅系レジスト材料を用いる際に、特に重要
となる。これは、化学増幅系レジスト材料のレジスト反
応に関与する酸触媒が極めて微量であるために、ウェハ
雰囲気のわずかな変動がパターン精度に大きな影響を与
え易いためである。そのため、レジスト塗布/現像装置
においては、ウェハ環境を制御するための様々な対策が
講じられている。例えば図6に示すレジスト塗布/現像
装置は、多数のウェハを収納したカセットからウェハの
搬出入を行うキャリア・ステーション(C/S)と、連
続した個々の工程を実行するための複数の処理ユニット
と、各処理ユニットや露光装置にウェハを搬出入するた
めの搬送系(H)と、他行程ユニットにウェハを搬出入
するためのインターフェース(I/F)とを有する。上
記処理ユニットには、ウェハとレジスト材料層との密着
性を高めるためのヘキサメチルジシラザン処理を行う疎
水化処理ユニット(HMDS)、レジスト塗布ユニット
(Coat)、加熱ユニット(HP)、現像ユニット
(Dev)、及び冷却/温調ユニット(C)が含まれ
る。また、上記搬送系(H)はウェハを取り扱う搬送ア
ーム(A)を備えている。この搬送アーム(A)は、加
熱ユニット(HP)とは熱的に遮断されて、クリーン・
ルーム内の温度とほぼ等しく維持されており、±0.2
℃程度の熱的安定性が保持されている。上記加熱ユニッ
ト(HP)は、一般に80〜120℃に加熱されるホッ
ト・プレートを内蔵し、レジスト塗膜の溶剤を揮発させ
てレジスト感度や残膜率を安定化させるためのプリベー
ク、露光後にレジスト反応を進行させるためのPEB
(露光後熱処理)又は形成されたレジスト・パターンの
耐熱性やドライエッチング耐性を向上させるためのポス
トベーク等の加熱処理に用いられる。また、上記冷却/
温調ユニット(C)は、内部に温調水を循環させること
により一般に20〜25℃に維持される金属製のクーリ
ング・プレートを内蔵し、レジスト塗布前や現像前のウ
ェハの温調又は上述の各加熱処理や疎水化処理を終了し
た後のウェハの冷却等に用いられる。このようなレジス
ト塗布/現像装置は、各ユニットのプロセス・パラメー
タの管理が厳密に行われる。例えば、0.35μmのデ
ザイン・ルールにもとづく半導体装置では、レジスト膜
厚±2.3nm、線幅±0.035μm程度の均一性が
要求されるため、レジスト塗布ユニット及び現像ユニッ
トにおけるウェハ温度は、±0.1℃の精度で制御さ
れ、プロセス時間は、0.1秒以下の精度で制御されて
いる。また、プリベークやPEB等の加熱処理は、レジ
ストの感度を左右するパラメータであるため、これらを
行う加熱ユニット内におけるプロセス時間も、厳密に管
理されている。
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
レジスト塗布/現像装置では、各ユニット内のプロセス
・パラメータは厳密に管理されている。しかしながら、
レジスト塗布ユニット及び現像ユニットに搬入されるウ
ェハの温度制御、並びにトータルな意味での加熱時間の
制御の更なる向上を図るには、次のような問題がある。
例えば、図6に示した搬送系(H)の搬送アーム(A)
は、加熱ユニット(HP)からプリベークやPEBを終
了したウェハを繰り返し搬出するうちに、蓄熱作用によ
り次第に昇温する。したがって、同じ搬送アーム(A)
を用いて冷却/温調ユニット(C)から温調されたウェ
ハを搬出し、レジスト塗布ユニットや現像ユニットへウ
ェハを搬入すると、ウェハを保持する数十秒間に該ウェ
ハの温度がおおよそ0.5〜1.5℃も上昇してしま
う。レジスト膜厚は、一般に5〜10nm/℃の割合で
変動することが知られているが、かかる温度上昇は0.
35μmのデザイン・ルールにおいて許容される±2.
3nmの変動範囲を大きく超えてレジスト膜厚を変動さ
せることになる。また、トータルな加熱時間は、次のよ
うな場合に変動する。すなわち、他の律速工程における
ウェハの搬出入に搬送アーム(A)が従事していると、
加熱処理を終了したウェハを加熱ユニット(HP)から
取り出すことができなかったり、あるいは取り出されて
も直ちに次の冷却/温調ユニット(C)へ送ることがで
きない事態が生ずる。これは、実質的な加熱時間が延長
したことと同じである。特にウェハ雰囲気の影響を受け
易い化学増幅系レジストを用いている場合には、高温状
態のままウェハを長時間外気に曝すことは酸触媒の失活
等を招き、線幅安定性を大きく損なう原因となる。そこ
で、本発明は、これらの問題点を克服し、線幅安定性に
優れるレジスト・パターンを形成することが可能なレジ
スト処理方法及びレジスト処理装置を提供することを目
的とする。
レジスト塗布/現像装置では、各ユニット内のプロセス
・パラメータは厳密に管理されている。しかしながら、
レジスト塗布ユニット及び現像ユニットに搬入されるウ
ェハの温度制御、並びにトータルな意味での加熱時間の
制御の更なる向上を図るには、次のような問題がある。
例えば、図6に示した搬送系(H)の搬送アーム(A)
は、加熱ユニット(HP)からプリベークやPEBを終
了したウェハを繰り返し搬出するうちに、蓄熱作用によ
り次第に昇温する。したがって、同じ搬送アーム(A)
を用いて冷却/温調ユニット(C)から温調されたウェ
ハを搬出し、レジスト塗布ユニットや現像ユニットへウ
ェハを搬入すると、ウェハを保持する数十秒間に該ウェ
ハの温度がおおよそ0.5〜1.5℃も上昇してしま
う。レジスト膜厚は、一般に5〜10nm/℃の割合で
変動することが知られているが、かかる温度上昇は0.
35μmのデザイン・ルールにおいて許容される±2.
3nmの変動範囲を大きく超えてレジスト膜厚を変動さ
せることになる。また、トータルな加熱時間は、次のよ
うな場合に変動する。すなわち、他の律速工程における
ウェハの搬出入に搬送アーム(A)が従事していると、
加熱処理を終了したウェハを加熱ユニット(HP)から
取り出すことができなかったり、あるいは取り出されて
も直ちに次の冷却/温調ユニット(C)へ送ることがで
きない事態が生ずる。これは、実質的な加熱時間が延長
したことと同じである。特にウェハ雰囲気の影響を受け
易い化学増幅系レジストを用いている場合には、高温状
態のままウェハを長時間外気に曝すことは酸触媒の失活
等を招き、線幅安定性を大きく損なう原因となる。そこ
で、本発明は、これらの問題点を克服し、線幅安定性に
優れるレジスト・パターンを形成することが可能なレジ
スト処理方法及びレジスト処理装置を提供することを目
的とする。
【課題を解決するための手段】上述のような従来の温度
制御に係わる問題は、冷却/温調ユニットと加熱ユニッ
トに対するウェハの搬出入に共通の搬送系が使用されて
おり、しかもこの搬送系の動作が他の律速工程により制
限を受けていることに起因している。本発明者は、他の
工程の温度や時間の影響を受け易い部分のウェハの搬送
を独立した専用搬送系に担当させることによりこの問題
を解決できるものと考え、本発明を提案するに至った。
すなわち、本発明のレジスト処理方法は、少なくとも1
回の加熱工程と、少なくとも1回の冷却/温調工程と、
少なくとも1回の他の工程とを含む3種類以上の工程間
で搬送系を用いて基板を順次搬送しながら該基板上で所
定のレジスト処理を行う際に、前記加熱工程と前記冷却
/温調工程との間では、これ以外の工程間で用いられる
主搬送系とは独立した専用搬送系を用いるものである。
ここで上記加熱工程とは、典型的には、レジスト塗膜の
溶剤を揮発させてレジスト感度や残膜率を安定化させる
ためのプリベーク工程、露光後にレジスト反応を進行さ
せるためのPEB(露光後熱処理、露光後ベーク工
程)、及び形成されたレジスト・パターンの耐熱性やド
ライエッチング耐性を向上させるためのポストベーク工
程の少なくともいずれかである。また、上記他の工程の
具体例としてはレジスト塗布工程や現像工程を挙げるこ
とができ、いずれの工程についても冷却/温調工程との
間で専用搬送系を用いることができ、これらの行程と前
記冷却/温調行程との間に前記主搬送系から独立した専
用搬送系を設けることができる。る。この専用搬送系に
より接続される各工程におけるプロセス時間は、該専用
搬送系の動作にもとづいて一定に維持することが好適で
ある。以上の方法は、前記レジスト材料層が従来から用
いられているg線用又はi線用のフォトレジスト材料層
である場合にも勿論有効であるが、特にウェハ環境に敏
感な化学増幅系レジスト材料層である場合に有効であ
る。上述のレジスト処理方法は、実際には次のようなレ
ジスト処理装置を用いて行うことができる。すなわち、
レジスト処理装置は、基板の加熱を行う少なくとも1基
の加熱ユニットと、基板の冷却/温調を行う少なくとも
1基の冷却/温調ユニットと、他の処理を行う少なくと
も1基の処理ユニットと、装置内外への基板の搬出入を
行う主搬送系とを有し、前記加熱ユニットと前記冷却/
温調ユニットとの間に前記主搬送系から独立した専用搬
送系が設けられてなる。ここで、前記加熱ユニットは、
典型的には前記基板の疎水化処理、プリベーク、露光後
ベーク、及びポストベークの少なくともいずれかを行う
ユニットである。また、前記他の処理を行う処理ユニッ
トの具体例としてはレジスト塗布ユニット又は現像ユニ
ットを挙げることができ、これらのユニットと前記冷却
/温調ユニットとの間に前記主搬送系から独立した専用
搬送系を設けることができる。さらに、上記専用搬送系
により接続される各ユニット内におけるプロセス時間
を、該専用搬送系の動作にもとづいて一定に維持する動
作制御手段が具備されていることが、極めて有効であ
る。
制御に係わる問題は、冷却/温調ユニットと加熱ユニッ
トに対するウェハの搬出入に共通の搬送系が使用されて
おり、しかもこの搬送系の動作が他の律速工程により制
限を受けていることに起因している。本発明者は、他の
工程の温度や時間の影響を受け易い部分のウェハの搬送
を独立した専用搬送系に担当させることによりこの問題
を解決できるものと考え、本発明を提案するに至った。
すなわち、本発明のレジスト処理方法は、少なくとも1
回の加熱工程と、少なくとも1回の冷却/温調工程と、
少なくとも1回の他の工程とを含む3種類以上の工程間
で搬送系を用いて基板を順次搬送しながら該基板上で所
定のレジスト処理を行う際に、前記加熱工程と前記冷却
/温調工程との間では、これ以外の工程間で用いられる
主搬送系とは独立した専用搬送系を用いるものである。
ここで上記加熱工程とは、典型的には、レジスト塗膜の
溶剤を揮発させてレジスト感度や残膜率を安定化させる
ためのプリベーク工程、露光後にレジスト反応を進行さ
せるためのPEB(露光後熱処理、露光後ベーク工
程)、及び形成されたレジスト・パターンの耐熱性やド
ライエッチング耐性を向上させるためのポストベーク工
程の少なくともいずれかである。また、上記他の工程の
具体例としてはレジスト塗布工程や現像工程を挙げるこ
とができ、いずれの工程についても冷却/温調工程との
間で専用搬送系を用いることができ、これらの行程と前
記冷却/温調行程との間に前記主搬送系から独立した専
用搬送系を設けることができる。る。この専用搬送系に
より接続される各工程におけるプロセス時間は、該専用
搬送系の動作にもとづいて一定に維持することが好適で
ある。以上の方法は、前記レジスト材料層が従来から用
いられているg線用又はi線用のフォトレジスト材料層
である場合にも勿論有効であるが、特にウェハ環境に敏
感な化学増幅系レジスト材料層である場合に有効であ
る。上述のレジスト処理方法は、実際には次のようなレ
ジスト処理装置を用いて行うことができる。すなわち、
レジスト処理装置は、基板の加熱を行う少なくとも1基
の加熱ユニットと、基板の冷却/温調を行う少なくとも
1基の冷却/温調ユニットと、他の処理を行う少なくと
も1基の処理ユニットと、装置内外への基板の搬出入を
行う主搬送系とを有し、前記加熱ユニットと前記冷却/
温調ユニットとの間に前記主搬送系から独立した専用搬
送系が設けられてなる。ここで、前記加熱ユニットは、
典型的には前記基板の疎水化処理、プリベーク、露光後
ベーク、及びポストベークの少なくともいずれかを行う
ユニットである。また、前記他の処理を行う処理ユニッ
トの具体例としてはレジスト塗布ユニット又は現像ユニ
ットを挙げることができ、これらのユニットと前記冷却
/温調ユニットとの間に前記主搬送系から独立した専用
搬送系を設けることができる。さらに、上記専用搬送系
により接続される各ユニット内におけるプロセス時間
を、該専用搬送系の動作にもとづいて一定に維持する動
作制御手段が具備されていることが、極めて有効であ
る。
【作用】本発明のレジスト処理方法及びレジスト処理装
置によれば、処理温度の大きく異なる工程またはユニッ
トへウェハを送るための搬送が他から独立した専用搬送
系を用いて行われるので、昇温した搬送アームが温調さ
れたウェハに接触してこれを昇温させるといった様な従
来の不都合が回避される。具体的には、(疎水化処理ユ
ニットにおけるウェハの疎水化処理)→(冷却/温調ユ
ニットにおけるウェハ温調)→(レジスト塗布ユニット
におけるレジスト塗布)といったプロセス・フロー、又
は(加熱ユニットにおけるPEB)→(冷却/温調ユニ
ットにおけるウェハ温調)→(現像ユニットにおけるレ
ジスト現像)といったプロセス・フローにおいて、各ユ
ニット間の搬送が個別の専用搬送系により行われること
になり、各プロセス間、あるいは各ユニット間の熱的分
離がより明確になる。また、このように専用搬送系が用
いられることにより、これにより連結された工程は他の
律速工程の影響を受けなくなる。したがって、たとえば
加熱ユニットにおいて各種ベーキングを終了したウェハ
がそのまま該加熱ユニット内に放置されたり、また高温
のウェハが冷却/温調ユニットに搬入されないまま外気
に長時間曝されること等がなくなる。これにより、正確
なレジスト膜厚管理、線幅管理、残膜厚管理が可能とな
る。
置によれば、処理温度の大きく異なる工程またはユニッ
トへウェハを送るための搬送が他から独立した専用搬送
系を用いて行われるので、昇温した搬送アームが温調さ
れたウェハに接触してこれを昇温させるといった様な従
来の不都合が回避される。具体的には、(疎水化処理ユ
ニットにおけるウェハの疎水化処理)→(冷却/温調ユ
ニットにおけるウェハ温調)→(レジスト塗布ユニット
におけるレジスト塗布)といったプロセス・フロー、又
は(加熱ユニットにおけるPEB)→(冷却/温調ユニ
ットにおけるウェハ温調)→(現像ユニットにおけるレ
ジスト現像)といったプロセス・フローにおいて、各ユ
ニット間の搬送が個別の専用搬送系により行われること
になり、各プロセス間、あるいは各ユニット間の熱的分
離がより明確になる。また、このように専用搬送系が用
いられることにより、これにより連結された工程は他の
律速工程の影響を受けなくなる。したがって、たとえば
加熱ユニットにおいて各種ベーキングを終了したウェハ
がそのまま該加熱ユニット内に放置されたり、また高温
のウェハが冷却/温調ユニットに搬入されないまま外気
に長時間曝されること等がなくなる。これにより、正確
なレジスト膜厚管理、線幅管理、残膜厚管理が可能とな
る。
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。実施例1 本実施例では、PEBを行う加熱ユニット(HP)と、
ウェハの冷却または温調を行う冷却/温調ユニット
(C)とが専用搬送系により接続されたレジスト処理装
置とこれを用いたレジスト処理方法について、図1を参
照しながら説明する。この装置は、主搬送系2の長辺方
向の両側にウェハ上で所定のレジスト処理を行う複数の
処理ユニットが配列され、さらに短辺方向の一端に他工
程ユニットあるいは露光装置に対してウェハを搬出入す
るためのインターフェース(I/F)1,4が配されて
なるものである。上記複数の処理ユニットの一つは、ク
ーリング・プレートを内蔵する冷却/温調ユニット
(C)5である。このクーリング・プレートは、ウェハ
の受け渡しを行うウェハ・ステージの機能も兼ねてい
る。他のユニット9の種類及び数は所望のプロセスに応
じて適宜選択することができるので、この図では特に詳
細は特定せず、ハーフトーンに着色して総括的に示して
ある。また、上記主搬送系2は、360°方向の方向転
換と前進後退が可能な搬送アーム3を備えており、冷却
/温調ユニット(C)5をはじめとする各ユニットに対
してウェハの搬出入を行う。上記装置は、上記冷却/温
調ユニット(C)5とPEBを行う加熱ユニット(H
P)8とが、上記主搬送系2とは独立した専用搬送系6
により連結されていることを特徴とする。上記専用搬送
系6は、180°方向の方向転換と前進後退が可能な搬
送アーム7を備えている。なお、図1では加熱ユニット
(HP)8が他の処理ユニットが並ぶ処理ラインから分
離され、冷却/温調ユニット(C)5の部分から分岐さ
れた処理ラインに置かれているが、これは装置の構成を
便宜的に描いたものであり、必ずしも装置の平面構成を
このように限定するものではない。例えば、加熱ユニッ
ト(HP)8を他の処理ユニットと同じ平面処理ライン
内に配列し、該加熱ユニット(HP)8と冷却/温調ユ
ニット(C)5との間のみ、先の主搬送系2とは別の専
用搬送系を用いても良い。また、冷却/温調ユニット
(C)5と加熱ユニット(HP)8を紙面に垂直方向に
2段積みとし、両ユニット間に専用搬送系を設けること
もできる。上記装置の使用時の動作は、次の通りであ
る。まず、露光を終了したウェハが主搬送系2の搬送ア
ーム3により例えばインターフェース(I/F)4を介
して搬入され、冷却/温調ユニット(C)5のクーリン
グ・プレート上に載置される。この段階では、次に行わ
れる操作がPEBであるため精密な温調は不要であり、
ウェハは直ちに専用搬送系6の搬送アーム7により加熱
ユニット(HP)8へ搬入される。この加熱ユニット
(HP)8で所定時間のPEBを終了したら、ウェハは
再び専用搬送系6により冷却/温調ユニット(C)5へ
搬送され、冷却される。この搬送は、主搬送系2の搬送
アーム3の占有状態とは無関係に行われる。ウェハがク
リーン・ルームの室温と同程度に温調されたところで、
主搬送系2によりこれらが現像ユニットへ搬送される。
この場合、現像ユニットが図中ハーフトーンで示した他
のユニット9のいずれかであればウェハはそこへ搬送さ
れ、上記装置の外部にあればたとえばインターフェース
(I/F)1を介して搬出される。このような装置及び
使用方法によれば、主搬送系2は温調されたウェハのみ
を取り扱うため、現像ユニットへ搬入する前のウェハを
昇温させる虞れがない。また、仮に主搬送系2が他のウ
ェハの搬送に使用されていても、加熱ユニット(HP)
8におけるPEBを終了したウェハは所定時間後に速や
かに専用搬送系6により取り出され、直ちに冷却/温調
ユニット(C)5へ搬入されるので、加熱ユニット(H
P)8内における加熱時間は正確に遵守され、しかもウ
ェハが高温のまま外気中に放置されることが防止され
る。この装置を用いて実際にエキシマ・レーザ・リソグ
ラフィ用のノボラック系ポジ型フォトレジスト材料層
(富士ハント社製;商品名FH−EX1)のPEBお1
び現像を行ったところ、0.35μm幅のライン・パタ
ーンにおいて±0.015μmの線幅均一性を達成する
ことができた。実施例2 本実施例では、複数のPEBを行う加熱ユニット(H
P)と、これと同数のウェハ温調を行う冷却/温調ユニ
ット(C)との間で共通の専用搬送系を使用することに
より並列処理を可能とした装置及びその使用方法につい
て、図2を参照しながら説明する。この装置は、搬送ア
ーム33を有する主搬送系32、この主搬送系32の長
辺方向の片側に配列されウェハ上のレジスト材料層に対
して加熱/冷却の関与しない処理を行う複数の処理ユニ
ット39、その対面側に配列される複数の冷却/温調ユ
ニット(C)35(1) , 35(2) , 35(3) , ・・・,
35(n) 、その背面側に上記主搬送系32と平行に配さ
れる専用搬送系36、及びこの専用搬送系36を挟んで
前記冷却/温調ユニット(C)35(1) , 35(2) , 3
5(3) , ・・・,35(n) に対面して配列される加熱ユ
ニット(HP)38(1) , 38(2) ,38(3) , ・・
・,38(n) 、上記主搬送系32の短辺方向の一端にお
いて他工程ユニット若しくは露光装置に対してウェハを
搬出入するためのインターフェース(I/F)31,3
4を主な構成要素とする。なお、加熱ユニット(HP)
38(1) , 38(2) , 38(3) , ・・・,38(n) は、
上記冷却/温調ユニット(C)35(1) , 35(2) , 3
5(3) , ・・・,35(n) と2段積み構成とし、両者間
に垂直方向の専用搬送系を設けても良い。上記装置の使
用時の動作は、次の通りである。まず、露光を終了した
ウェハが1枚ずつ主搬送系32の搬送アーム33により
例えばインターフェース(I/F)34を介して搬入さ
れ、冷却/温調ユニット(C)35(1) , 35(2) , 3
5(3) , ・・・,35(n) のクーリング・プレート上に
時系列的に載置される。続いて、載置されたウェハから
順に専用搬送系36の搬送アーム37により対応する加
熱ユニット(HP)38(1) , 38(2) ,38(3) , ・
・・,38(n) へ搬入される。この加熱ユニット(H
P)38(1) , 38(2) , 38(3) , ・・・,38(n)
内で所定時間のPEBを終了したら、終了したウェハか
ら順次、専用搬送系36により冷却/温調ユニット
(C)35(1) , 35(2) , 35(3) , ・・・,35
(n) へ搬送され、冷却される。ウェハがクリーン・ルー
ムの室温と同程度に温調されたところで、これらが主搬
送系32を用いて現像ユニットへ順次搬送される。この
ような装置及び使用方法によれば、実施例1で上述した
ようなウェハの温度制御性の改善効果に加え、並列処理
によるスループットの大幅な向上を図ることができる。
この装置を用いて実際にエキシマ・レーザ・リソグラフ
ィ用のノボラック系ポジ型フォトレジスト材料層(富士
ハント社製;商品名FH−EX1)のPEBおよび現像
を行ったところ、0.35μm幅のライン・パターンに
おいて±0.015μmの線幅均一性を達成することが
できた。実施例3 本実施例では、レジスト塗布ユニット(Coat)と冷
却/温調ユニット(C)とが専用搬送系により接続され
たレジスト処理装置とその使用方法について、図3を参
照しながら説明する。なお、図3の参照符号は図1と一
部共通である。この装置において、主搬送系2の周囲に
配列される複数の処理ユニットの一つは、クーリング・
プレートを内蔵する冷却/温調ユニット(C)10であ
る。さらに、この装置は、上記冷却/温調ユニット
(C)10は、上記主搬送系2とは独立した専用搬送系
11によりレジスト塗布ユニット(Coat)13に連
結されていることを特徴とする。この専用搬送系11
は、クリーン・ルームの温度と等しい搬送アーム12を
内蔵している。上記装置の使用時の動作は、次の通りで
ある。まず、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)処理
及び冷却を終了したウェハが主搬送系2の搬送アーム3
により疎水化処理ユニットから搬出される。この疎水化
処理ユニットは、上記他のユニット9の中のいずれかで
あっても、又は、インターフェース(I/F)1,4の
外部のユニットであっても良い。次に、このウェハが上
記搬送アーム3により冷却/温調ユニット(C)10の
クーリング・プレート上に載置され、温調される。温調
されたウェハは専用搬送系11によりレジスト塗布ユニ
ット(Coat)13へ搬入される。レジスト塗布を終
了したウェハは、再び専用搬送系11により冷却/温調
ユニット(C)10に搬入された後、主搬送系2により
プリベークを行うための加熱ユニット(HP)へ搬送さ
れる。この加熱処理ユニットは、上記他のユニット9の
中のいずれかであっても、又はインターフェース(I/
F)1,4の外部のユニットであっても良い。このよう
な装置及び使用方法によれば、冷却/温調ユニット
(C)10からレジスト塗布ユニット(Coat)13
へ温調されたウェハを搬送する専用搬送系11の搬送ア
ーム12の温度は常にクリーン・ルームの室温と等し
い。したがって、レジスト塗布時のウェハ温度が常に一
定し、レジスト膜厚を精密に制御することができる。こ
の装置を用いて実際に化学増幅系フォトレジスト材料層
(シプレー社製;商品名XP8843)のパターンを形
成したところ、0.25μmルールで要求される±2.
0nmの膜厚均一性を達成することができた。実施例4 本実施例では、レジスト現像ユニット(Dev)と冷却
/温調ユニット(C)とが専用搬送系により接続された
レジスト処理装置とその使用方法について、図4を参照
しながら説明する。なお、図4の参照符号は図1と一部
共通である。この装置において、主搬送系2の周囲に配
列される複数の処理ユニットの一つは、クーリング・プ
レートを内蔵する冷却/温調ユニット(C)14であ
る。さらに、この装置は、上記冷却/温調ユニット
(C)14は、上記主搬送系2とは独立した専用搬送系
15により現像ユニット(Dev)17に連結されてい
ることを特徴とする。この専用搬送系15は、クリーン
・ルームの温度と等しい搬送アーム16を内蔵してい
る。上記装置の使用時の動作は、次の通りである。ま
ず、PEB及び冷却を終了したウェハが主搬送系2の搬
送アーム3により加熱ユニット(HP)から搬出され
る。この加熱ユニット(HP)は、上記他のユニット9
の中のいずれかであっても、あるいはインターフェース
(I/F)1,4の外部のユニットであっても良い。次
に、このウェハが上記搬送アーム3により冷却/温調ユ
ニット(C)14のクーリング・プレート上に載置さ
れ、温調される。温調されたウェハは専用搬送系15に
より現像ユニット(Dev)17へ搬入される。現像を
終了したウェハは、再び専用搬送系15により冷却/温
調ユニット(C)14に搬入された後、主搬送系2によ
りポストベークを行うための加熱ユニット(HP)へ搬
送される。この加熱処理ユニットは、上記他のユニット
9の中のいずれかであっても、あるいはインターフェー
ス(I/F)1,4の外部のユニットであっても良い。
このような装置及び使用方法によれば、冷却/温調ユニ
ット(C)14から現像ユニット(Dev)17へ温調
されたウェハを搬送する専用搬送系15の搬送アーム1
6の温度は常にクリーン・ルームの室温と等しい。した
がって、現像時のウェハ温度が常に一定し、レジスト現
像速度を精密に制御することができる。この装置を用い
て実際に化学増幅系フォトレジスト材料層(シプレー社
製;商品名XP8843)のパターンを形成したとこ
ろ、0.25μm幅のライン・パターンにおいて±0.
010μmの線幅均一性を達成することができた。実施例5 本実施例では、疎水化処理ユニット(HMDS)と冷却
/温調ユニット(C)とが専用搬送系により接続された
レジスト処理装置とその使用方法について、図5を参照
しながら説明する。なお、図5の参照符号は図1と一部
共通である。この装置において、主搬送系2の周囲に配
列される複数の処理ユニットの一つは、クーリング・プ
レートを内蔵した冷却/温調ユニット(C)18であ
る。さらに、上記装置は、上記冷却/温調ユニット
(C)18は、上記主搬送系2とは独立した専用搬送系
19によりヘキサメチルジシラザン蒸気の供給系統とホ
ット・プレートを内蔵する疎水化処理ユニット(HMD
S)21に連結されていることを特徴とする。この専用
搬送系19は、搬送アーム20を内蔵している。上記装
置の使用時の動作は、次の通りである。まず、主搬送系
2の搬送アーム3によりキャリア・ステーションから例
えばインターフェース(I/F)1を介してウェハが搬
入される。次に、このウェハが上記搬送アーム3により
冷却/温調ユニット(C)18のクーリング・プレート
上に載置される。この段階では、温調は必要ない。次
に、このウェハは、専用搬送系19により疎水化処理ユ
ニット(HMDS)21へ搬入される。疎水化処理を終
了したウェハは、再び専用搬送系19により冷却/温調
ユニット(C)18に搬入され、温調される。温調され
たウェハは、搬送系2によりレジスト塗布ユニットへ搬
送される。このレジスト塗布ユニットは、上記他のユニ
ット9の中のいずれかであっても、あるいはインターフ
ェース(I/F)1,4の外部のユニットであっても良
い。このような装置及び使用方法によれば、主搬送系2
は温調されたウェハのみを取り扱うため、レジスト塗布
ユニットへ搬入する前のウェハを昇温させる虞れがな
い。したがって、レジスト塗布時のウェハ温度が常に一
定し、レジスト膜厚を精密に制御することができる。こ
の装置を用いて実際に化学増幅系フォトレジスト材料層
(シプレー社製;商品名XP8843)のパターンを形
成したところ、0.25μm幅のライン・パターンにお
いて±0.010μmの線幅均一性を達成することがで
きた。以上、本発明を5例の実施例にもとづいて説明し
たが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。例えば、上述の実施例はいずれも特定の2種類
のユニット間においてのみ専用搬送系を設けたものであ
るが、これらの実施例を組み合わせた構成も可能であ
る。すなわち、冷却/温調ユニット(C)とレジスト塗
布ユニット(Coat)との間、および加熱ユニット
(HP)と冷却/温調ユニット(C)との間の双方に各
々専用搬送系を有するレジスト処理装置等を構成するこ
とができる。
する。実施例1 本実施例では、PEBを行う加熱ユニット(HP)と、
ウェハの冷却または温調を行う冷却/温調ユニット
(C)とが専用搬送系により接続されたレジスト処理装
置とこれを用いたレジスト処理方法について、図1を参
照しながら説明する。この装置は、主搬送系2の長辺方
向の両側にウェハ上で所定のレジスト処理を行う複数の
処理ユニットが配列され、さらに短辺方向の一端に他工
程ユニットあるいは露光装置に対してウェハを搬出入す
るためのインターフェース(I/F)1,4が配されて
なるものである。上記複数の処理ユニットの一つは、ク
ーリング・プレートを内蔵する冷却/温調ユニット
(C)5である。このクーリング・プレートは、ウェハ
の受け渡しを行うウェハ・ステージの機能も兼ねてい
る。他のユニット9の種類及び数は所望のプロセスに応
じて適宜選択することができるので、この図では特に詳
細は特定せず、ハーフトーンに着色して総括的に示して
ある。また、上記主搬送系2は、360°方向の方向転
換と前進後退が可能な搬送アーム3を備えており、冷却
/温調ユニット(C)5をはじめとする各ユニットに対
してウェハの搬出入を行う。上記装置は、上記冷却/温
調ユニット(C)5とPEBを行う加熱ユニット(H
P)8とが、上記主搬送系2とは独立した専用搬送系6
により連結されていることを特徴とする。上記専用搬送
系6は、180°方向の方向転換と前進後退が可能な搬
送アーム7を備えている。なお、図1では加熱ユニット
(HP)8が他の処理ユニットが並ぶ処理ラインから分
離され、冷却/温調ユニット(C)5の部分から分岐さ
れた処理ラインに置かれているが、これは装置の構成を
便宜的に描いたものであり、必ずしも装置の平面構成を
このように限定するものではない。例えば、加熱ユニッ
ト(HP)8を他の処理ユニットと同じ平面処理ライン
内に配列し、該加熱ユニット(HP)8と冷却/温調ユ
ニット(C)5との間のみ、先の主搬送系2とは別の専
用搬送系を用いても良い。また、冷却/温調ユニット
(C)5と加熱ユニット(HP)8を紙面に垂直方向に
2段積みとし、両ユニット間に専用搬送系を設けること
もできる。上記装置の使用時の動作は、次の通りであ
る。まず、露光を終了したウェハが主搬送系2の搬送ア
ーム3により例えばインターフェース(I/F)4を介
して搬入され、冷却/温調ユニット(C)5のクーリン
グ・プレート上に載置される。この段階では、次に行わ
れる操作がPEBであるため精密な温調は不要であり、
ウェハは直ちに専用搬送系6の搬送アーム7により加熱
ユニット(HP)8へ搬入される。この加熱ユニット
(HP)8で所定時間のPEBを終了したら、ウェハは
再び専用搬送系6により冷却/温調ユニット(C)5へ
搬送され、冷却される。この搬送は、主搬送系2の搬送
アーム3の占有状態とは無関係に行われる。ウェハがク
リーン・ルームの室温と同程度に温調されたところで、
主搬送系2によりこれらが現像ユニットへ搬送される。
この場合、現像ユニットが図中ハーフトーンで示した他
のユニット9のいずれかであればウェハはそこへ搬送さ
れ、上記装置の外部にあればたとえばインターフェース
(I/F)1を介して搬出される。このような装置及び
使用方法によれば、主搬送系2は温調されたウェハのみ
を取り扱うため、現像ユニットへ搬入する前のウェハを
昇温させる虞れがない。また、仮に主搬送系2が他のウ
ェハの搬送に使用されていても、加熱ユニット(HP)
8におけるPEBを終了したウェハは所定時間後に速や
かに専用搬送系6により取り出され、直ちに冷却/温調
ユニット(C)5へ搬入されるので、加熱ユニット(H
P)8内における加熱時間は正確に遵守され、しかもウ
ェハが高温のまま外気中に放置されることが防止され
る。この装置を用いて実際にエキシマ・レーザ・リソグ
ラフィ用のノボラック系ポジ型フォトレジスト材料層
(富士ハント社製;商品名FH−EX1)のPEBお1
び現像を行ったところ、0.35μm幅のライン・パタ
ーンにおいて±0.015μmの線幅均一性を達成する
ことができた。実施例2 本実施例では、複数のPEBを行う加熱ユニット(H
P)と、これと同数のウェハ温調を行う冷却/温調ユニ
ット(C)との間で共通の専用搬送系を使用することに
より並列処理を可能とした装置及びその使用方法につい
て、図2を参照しながら説明する。この装置は、搬送ア
ーム33を有する主搬送系32、この主搬送系32の長
辺方向の片側に配列されウェハ上のレジスト材料層に対
して加熱/冷却の関与しない処理を行う複数の処理ユニ
ット39、その対面側に配列される複数の冷却/温調ユ
ニット(C)35(1) , 35(2) , 35(3) , ・・・,
35(n) 、その背面側に上記主搬送系32と平行に配さ
れる専用搬送系36、及びこの専用搬送系36を挟んで
前記冷却/温調ユニット(C)35(1) , 35(2) , 3
5(3) , ・・・,35(n) に対面して配列される加熱ユ
ニット(HP)38(1) , 38(2) ,38(3) , ・・
・,38(n) 、上記主搬送系32の短辺方向の一端にお
いて他工程ユニット若しくは露光装置に対してウェハを
搬出入するためのインターフェース(I/F)31,3
4を主な構成要素とする。なお、加熱ユニット(HP)
38(1) , 38(2) , 38(3) , ・・・,38(n) は、
上記冷却/温調ユニット(C)35(1) , 35(2) , 3
5(3) , ・・・,35(n) と2段積み構成とし、両者間
に垂直方向の専用搬送系を設けても良い。上記装置の使
用時の動作は、次の通りである。まず、露光を終了した
ウェハが1枚ずつ主搬送系32の搬送アーム33により
例えばインターフェース(I/F)34を介して搬入さ
れ、冷却/温調ユニット(C)35(1) , 35(2) , 3
5(3) , ・・・,35(n) のクーリング・プレート上に
時系列的に載置される。続いて、載置されたウェハから
順に専用搬送系36の搬送アーム37により対応する加
熱ユニット(HP)38(1) , 38(2) ,38(3) , ・
・・,38(n) へ搬入される。この加熱ユニット(H
P)38(1) , 38(2) , 38(3) , ・・・,38(n)
内で所定時間のPEBを終了したら、終了したウェハか
ら順次、専用搬送系36により冷却/温調ユニット
(C)35(1) , 35(2) , 35(3) , ・・・,35
(n) へ搬送され、冷却される。ウェハがクリーン・ルー
ムの室温と同程度に温調されたところで、これらが主搬
送系32を用いて現像ユニットへ順次搬送される。この
ような装置及び使用方法によれば、実施例1で上述した
ようなウェハの温度制御性の改善効果に加え、並列処理
によるスループットの大幅な向上を図ることができる。
この装置を用いて実際にエキシマ・レーザ・リソグラフ
ィ用のノボラック系ポジ型フォトレジスト材料層(富士
ハント社製;商品名FH−EX1)のPEBおよび現像
を行ったところ、0.35μm幅のライン・パターンに
おいて±0.015μmの線幅均一性を達成することが
できた。実施例3 本実施例では、レジスト塗布ユニット(Coat)と冷
却/温調ユニット(C)とが専用搬送系により接続され
たレジスト処理装置とその使用方法について、図3を参
照しながら説明する。なお、図3の参照符号は図1と一
部共通である。この装置において、主搬送系2の周囲に
配列される複数の処理ユニットの一つは、クーリング・
プレートを内蔵する冷却/温調ユニット(C)10であ
る。さらに、この装置は、上記冷却/温調ユニット
(C)10は、上記主搬送系2とは独立した専用搬送系
11によりレジスト塗布ユニット(Coat)13に連
結されていることを特徴とする。この専用搬送系11
は、クリーン・ルームの温度と等しい搬送アーム12を
内蔵している。上記装置の使用時の動作は、次の通りで
ある。まず、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)処理
及び冷却を終了したウェハが主搬送系2の搬送アーム3
により疎水化処理ユニットから搬出される。この疎水化
処理ユニットは、上記他のユニット9の中のいずれかで
あっても、又は、インターフェース(I/F)1,4の
外部のユニットであっても良い。次に、このウェハが上
記搬送アーム3により冷却/温調ユニット(C)10の
クーリング・プレート上に載置され、温調される。温調
されたウェハは専用搬送系11によりレジスト塗布ユニ
ット(Coat)13へ搬入される。レジスト塗布を終
了したウェハは、再び専用搬送系11により冷却/温調
ユニット(C)10に搬入された後、主搬送系2により
プリベークを行うための加熱ユニット(HP)へ搬送さ
れる。この加熱処理ユニットは、上記他のユニット9の
中のいずれかであっても、又はインターフェース(I/
F)1,4の外部のユニットであっても良い。このよう
な装置及び使用方法によれば、冷却/温調ユニット
(C)10からレジスト塗布ユニット(Coat)13
へ温調されたウェハを搬送する専用搬送系11の搬送ア
ーム12の温度は常にクリーン・ルームの室温と等し
い。したがって、レジスト塗布時のウェハ温度が常に一
定し、レジスト膜厚を精密に制御することができる。こ
の装置を用いて実際に化学増幅系フォトレジスト材料層
(シプレー社製;商品名XP8843)のパターンを形
成したところ、0.25μmルールで要求される±2.
0nmの膜厚均一性を達成することができた。実施例4 本実施例では、レジスト現像ユニット(Dev)と冷却
/温調ユニット(C)とが専用搬送系により接続された
レジスト処理装置とその使用方法について、図4を参照
しながら説明する。なお、図4の参照符号は図1と一部
共通である。この装置において、主搬送系2の周囲に配
列される複数の処理ユニットの一つは、クーリング・プ
レートを内蔵する冷却/温調ユニット(C)14であ
る。さらに、この装置は、上記冷却/温調ユニット
(C)14は、上記主搬送系2とは独立した専用搬送系
15により現像ユニット(Dev)17に連結されてい
ることを特徴とする。この専用搬送系15は、クリーン
・ルームの温度と等しい搬送アーム16を内蔵してい
る。上記装置の使用時の動作は、次の通りである。ま
ず、PEB及び冷却を終了したウェハが主搬送系2の搬
送アーム3により加熱ユニット(HP)から搬出され
る。この加熱ユニット(HP)は、上記他のユニット9
の中のいずれかであっても、あるいはインターフェース
(I/F)1,4の外部のユニットであっても良い。次
に、このウェハが上記搬送アーム3により冷却/温調ユ
ニット(C)14のクーリング・プレート上に載置さ
れ、温調される。温調されたウェハは専用搬送系15に
より現像ユニット(Dev)17へ搬入される。現像を
終了したウェハは、再び専用搬送系15により冷却/温
調ユニット(C)14に搬入された後、主搬送系2によ
りポストベークを行うための加熱ユニット(HP)へ搬
送される。この加熱処理ユニットは、上記他のユニット
9の中のいずれかであっても、あるいはインターフェー
ス(I/F)1,4の外部のユニットであっても良い。
このような装置及び使用方法によれば、冷却/温調ユニ
ット(C)14から現像ユニット(Dev)17へ温調
されたウェハを搬送する専用搬送系15の搬送アーム1
6の温度は常にクリーン・ルームの室温と等しい。した
がって、現像時のウェハ温度が常に一定し、レジスト現
像速度を精密に制御することができる。この装置を用い
て実際に化学増幅系フォトレジスト材料層(シプレー社
製;商品名XP8843)のパターンを形成したとこ
ろ、0.25μm幅のライン・パターンにおいて±0.
010μmの線幅均一性を達成することができた。実施例5 本実施例では、疎水化処理ユニット(HMDS)と冷却
/温調ユニット(C)とが専用搬送系により接続された
レジスト処理装置とその使用方法について、図5を参照
しながら説明する。なお、図5の参照符号は図1と一部
共通である。この装置において、主搬送系2の周囲に配
列される複数の処理ユニットの一つは、クーリング・プ
レートを内蔵した冷却/温調ユニット(C)18であ
る。さらに、上記装置は、上記冷却/温調ユニット
(C)18は、上記主搬送系2とは独立した専用搬送系
19によりヘキサメチルジシラザン蒸気の供給系統とホ
ット・プレートを内蔵する疎水化処理ユニット(HMD
S)21に連結されていることを特徴とする。この専用
搬送系19は、搬送アーム20を内蔵している。上記装
置の使用時の動作は、次の通りである。まず、主搬送系
2の搬送アーム3によりキャリア・ステーションから例
えばインターフェース(I/F)1を介してウェハが搬
入される。次に、このウェハが上記搬送アーム3により
冷却/温調ユニット(C)18のクーリング・プレート
上に載置される。この段階では、温調は必要ない。次
に、このウェハは、専用搬送系19により疎水化処理ユ
ニット(HMDS)21へ搬入される。疎水化処理を終
了したウェハは、再び専用搬送系19により冷却/温調
ユニット(C)18に搬入され、温調される。温調され
たウェハは、搬送系2によりレジスト塗布ユニットへ搬
送される。このレジスト塗布ユニットは、上記他のユニ
ット9の中のいずれかであっても、あるいはインターフ
ェース(I/F)1,4の外部のユニットであっても良
い。このような装置及び使用方法によれば、主搬送系2
は温調されたウェハのみを取り扱うため、レジスト塗布
ユニットへ搬入する前のウェハを昇温させる虞れがな
い。したがって、レジスト塗布時のウェハ温度が常に一
定し、レジスト膜厚を精密に制御することができる。こ
の装置を用いて実際に化学増幅系フォトレジスト材料層
(シプレー社製;商品名XP8843)のパターンを形
成したところ、0.25μm幅のライン・パターンにお
いて±0.010μmの線幅均一性を達成することがで
きた。以上、本発明を5例の実施例にもとづいて説明し
たが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。例えば、上述の実施例はいずれも特定の2種類
のユニット間においてのみ専用搬送系を設けたものであ
るが、これらの実施例を組み合わせた構成も可能であ
る。すなわち、冷却/温調ユニット(C)とレジスト塗
布ユニット(Coat)との間、および加熱ユニット
(HP)と冷却/温調ユニット(C)との間の双方に各
々専用搬送系を有するレジスト処理装置等を構成するこ
とができる。
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、レジスト処理に関連する各工程において、
従来よりも格段に精密な温度制御及びプロセス時間制御
を行うことができる。したがって、レジスト・パターン
の膜厚、線幅、残膜厚の管理を正確にしかも再現性良く
行うことが可能となり、ウェハ環境の影響を大きく受け
やすい化学増幅系レジスト材料を使用した場合にもパタ
ーン形成の信頼性が大幅に改善される。本発明は、半導
体装置の高集積化、高性能化に大きく貢献するものであ
る。
明によれば、レジスト処理に関連する各工程において、
従来よりも格段に精密な温度制御及びプロセス時間制御
を行うことができる。したがって、レジスト・パターン
の膜厚、線幅、残膜厚の管理を正確にしかも再現性良く
行うことが可能となり、ウェハ環境の影響を大きく受け
やすい化学増幅系レジスト材料を使用した場合にもパタ
ーン形成の信頼性が大幅に改善される。本発明は、半導
体装置の高集積化、高性能化に大きく貢献するものであ
る。
【図1】冷却/温調ユニット(C)と加熱ユニット(H
P)との間に専用搬送系を有するレジスト処理装置の構
成例を示す模式的平面図である。
P)との間に専用搬送系を有するレジスト処理装置の構
成例を示す模式的平面図である。
【図2】複数系統の冷却/温調ユニット(C)と加熱ユ
ニット(HP)との間に共通の専用搬送系を有する本レ
ジスト処理装置の構成例を示す模式的平面図である。
ニット(HP)との間に共通の専用搬送系を有する本レ
ジスト処理装置の構成例を示す模式的平面図である。
【図3】冷却/温調ユニット(C)とレジスト塗布ユニ
ット(Coat)との間に専用搬送系を有するレジスト
処理装置の構成例を示す模式的平面図である。
ット(Coat)との間に専用搬送系を有するレジスト
処理装置の構成例を示す模式的平面図である。
【図4】冷却/温調ユニット(C)と現像ユニット(D
ev)との間に専用搬送系を有するレジスト処理装置の
構成例を示す模式的平面図である。
ev)との間に専用搬送系を有するレジスト処理装置の
構成例を示す模式的平面図である。
【図5】冷却/温調ユニット(C)と疎水化処理ユニッ
ト(HMDS)との間に専用搬送系を有するレジスト処
理装置の構成例を示す模式的平面図である。
ト(HMDS)との間に専用搬送系を有するレジスト処
理装置の構成例を示す模式的平面図である。
【図6】従来の一般的なレジスト塗布/現像装置の構成
例を示す模式的平面図である。
例を示す模式的平面図である。
1,4 ・・・インターフェ
ース(I/F) 2,32 ・・・主搬送系 3,33 ・・・(主搬送系
の)搬送アーム 5,10,14,18,35(1) 〜35(n) ・・・冷却
/温調ユニット(C) 6,11,15,19,36 ・・・専用搬送系 7,12,16,20,37 ・・・(専用搬送系
の)搬送アーム 8,38(1) 〜38(n) ・・・加熱ユニット
(HP) 13 ・・・レジスト塗布
ユニット(Coat) 17 ・・・現像ユニット
(Dev) 21 ・・・疎水化処理ユ
ニット(HMDS)
ース(I/F) 2,32 ・・・主搬送系 3,33 ・・・(主搬送系
の)搬送アーム 5,10,14,18,35(1) 〜35(n) ・・・冷却
/温調ユニット(C) 6,11,15,19,36 ・・・専用搬送系 7,12,16,20,37 ・・・(専用搬送系
の)搬送アーム 8,38(1) 〜38(n) ・・・加熱ユニット
(HP) 13 ・・・レジスト塗布
ユニット(Coat) 17 ・・・現像ユニット
(Dev) 21 ・・・疎水化処理ユ
ニット(HMDS)
Claims (14)
- 【請求項1】 少なくとも1回の加熱工程と、少なくと
も1回の冷却/温調工程と、少なくとも1回の他の工程
とを含む3種類以上の工程間で搬送系を用いて基板を順
次搬送しながら該基板上で所定のレジスト処理を行うレ
ジスト処理方法において、 前記加熱工程と前記冷却/温調工程との間では、これ以
外の工程間で用いられる主搬送系とは独立した専用搬送
系を用いて前記基板を搬送することを特徴とするレジス
ト処理方法。 - 【請求項2】 基板上に塗布されたレジストを露光装置
により露光する行程と、該露光装置から冷却/温調装置
まで移送し冷却温調を行う行程と、該冷却温調を行った
基板を加熱装置に搬送する行程と、該基板を加熱しPE
B(露光後熱処理)を行う行程と、該加熱後の基板を冷
却/温調装置に搬送する行程と、該PEB後のレジスト
を現像装置により現像を行う行程とを有し、 前記冷却/温調装置とPEBを行う加熱装置の間の搬送
をこれ以外の装置間の主搬送系とは独立した専用搬送系
を用いて搬送することを特徴とする請求項1記載のレジ
スト処理法法。 - 【請求項3】 基板上に塗布されたレジストを露光装置
により露光する行程と、加熱装置において基板を加熱す
る行程と、該加熱装置から冷却/温調装置に搬送し冷却
/温調装置において冷却温調を行う行程と、該冷却/温
調装置から現像装置に基板を搬送する行程と、該現像装
置において現像を行った後該現像装置から冷却/温調装
置に基板を搬送する行程とを有し、 前記冷却/温調装置と現像装置間の搬送をこれ以外の装
置間の主搬送系とは独立した専用搬送系を用いて搬送す
ることを特徴とする請求項1記載のレジスト処理方法。 - 【請求項4】 基板上に塗布されたレジストを露光装置
により露光を行う行程と、該露光装置から冷却/温調装
置に搬送し冷却温調を行う行程と、該冷却/温調装置か
ら加熱装置に基板を搬送し該加熱装置において加熱する
行程と、該加熱 装置から冷却/温調装置に基板を搬送す
る行程と、該基板を現像装置により現像を行う行程とを
有し、 前記冷却/温調装置と加熱装置間の搬送をこれ以外の装
置間の主搬送系とは独立した専用搬送系を用いて搬送す
ることを特徴とする請求項1記載のレジスト処理方法。 - 【請求項5】 基板を冷却/温調装置に搬送し冷却温調
を行う行程と、該冷却/温調装置より該基板をレジスト
塗布装置に搬送する行程と、該レジスト塗布装置におい
てレジストを塗布する行程と、該レジスト塗布装置から
冷却/温調装置に該基板を搬送する行程とを有し、 前記冷却/温調装置とレジスト塗布装置間の搬送をこれ
以外の装置間の主搬送系とは独立した専用搬送系を用い
て搬送することを特徴とする請求項1記載のレジスト処
理方法。 - 【請求項6】 基板上に塗布されたレジストを冷却/温
調装置に搬送して冷却温調を行う行程と、該冷却/温調
装置から加熱装置に該基板を搬送する行程と、該加熱装
置においてプリベーグを行う行程と、該加熱装置から冷
却/温調装置に該基板を搬送する行程と、露光装置によ
り露光を行い現像装置により現像を行う行程とを有し、 前記冷却/温調装置と加熱装置間の搬送をこれ以外の装
置間の主搬送系とは独立した専用搬送系を用いて搬送す
ることを特徴とする請求項1記載のレジスト処理方法。 - 【請求項7】 基板を冷却/温調装置に搬送し冷却温調
を行う行程と、該基板を疎水化処理装置に搬送し該疎水
化処理装置において該基板を疎水化処理する工程と、該
疎水化処理装置から該冷却/温調装置に搬送し冷却温調
を行う行程と、レジスト塗布装置においてレジストを基
板に塗布する塗布する行程と、露光装置により露光を行
い現像装置により現像を行う行程とを有し、 前記冷却/温調装置とレジスト塗布装置間の搬送をこれ
以外の装置間の主搬送系とは独立した専用搬送系を用い
て搬送することを特徴とする請求項1記載のレジスト処
理方法。 - 【請求項8】 基板の加熱を行う少なくとも1基の加熱
ユニットと、基板の冷却又は温調を行う少なくとも1基
の冷却/温調ユニットと、他の処理を行う少なくとも1
基の処理ユニットと、装置内外への基板の搬出入を行う
主搬送系とを有するレジスト処理装置において、 前記加熱ユニットと前記冷却/温調ユニットとの間に
は、前記主搬送系から独立した専用搬送系が設けられて
いることを特徴とするレジスト処理装置。 - 【請求項9】 基板にレジストを塗布するためのレジス
ト塗布ユニットと、該基板上に塗布されたレジストを露
光する露光ユニットと、レジストを現像する現像ユニッ
トと、該基板を冷却温調する冷却/温調ユニットと、該
基板を加熱しPEBを行う加熱ユニットとを有し、 前記冷却/温調ユニットと加熱ユニットとの間の搬送を
これ以外のユニット間の主搬送系とは独立した専用搬送
系を用いて搬送することを特徴とする請求項8記載のレ
ジスト処理装置。 - 【請求項10】 基板上にレジストを塗布するレジスト
塗布ユニットと、該基板上に塗布されたレジストを露光
する露光ユニットと、レジストを現像する現像ユニット
と、該基板を冷却温調する冷却/温調ユニットと、該基
板を加熱する加熱ユニットとを有し、 前記冷却/温調ユニットと現像ユニットとの間の搬送を
これ以外のユニット間の主搬送系とは独立した専用搬送
系を用いて搬送することを特徴とする請求項8記載のレ
ジスト処理装置。 - 【請求項11】 基板の冷却温調を行う冷却温調ユニッ
トと、該基板を疎水化処理する疎水処理ユニットと、該
基板上レジストを塗布するレジスト塗布ユニットとを有
し、 前記冷却/温調ユニットと疎水化処理ユニットとの間の
搬送をこれ以外のユニット間の主搬送系とは独立した専
用搬送系を用いて搬送することを特徴とする請求項8記
載のレジスト処理装置。 - 【請求項12】 基板上にレジストを塗布するレジスト
塗布ユニットと、該基板上に塗布されたレジストを露光
する露光ユニットと、該基板の冷却温調を行う冷却温調
ユニットと、該基板を加熱しPEBを行う加熱ユニット
と、レジストを現像する現像ユニットとを有し、 前記冷却/温調ユニットとレジスト塗布ユニットとの間
の搬送をこれ以外のユニット間の主搬送系とは独立した
専用搬送系を用いて搬送することを特徴とする請求項8
記載のレジスト処理装置。 - 【請求項13】 基板上にレジストを塗布するレジスト
塗布ユニットと、プリベーグを行うための加熱ユニット
と、該基板の冷却温調を行う冷却温調ユニットと、該基
板上に塗布されたレジストを露光する露光ユニットと、
レジストを現像する現像ユニットとを有し、 前記冷却/温調ユニットと加熱ユニットとの間の搬送を
これ以外のユニット間の主搬送系とは独立した専用搬送
系を用いて搬送することを特徴とする請求項8記載のレ
ジスト処理装置。 - 【請求項14】 基板上にレジストを塗布するレジスト
塗布ユニットと、該基板上に塗布されたレジストを露光
する露光ユニットと、ポストベーグを行うための加熱ユ
ニットと、該基板の冷却温調を行う冷却温調ユニットと
を有し、 前記冷却/温調ユニットと加熱ユニットとの間の搬送を
これ以外のユニット間の主搬送系とは独立した専用搬送
系を用いて搬送することを特徴とする請求項8記載のレ
ジスト処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5290494A JP2829909B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | レジスト処理方法及びレジスト処理装置 |
TW083110407A TW301037B (ja) | 1993-11-19 | 1994-11-10 | |
KR1019940030349A KR100274081B1 (ko) | 1993-11-19 | 1994-11-18 | 레지스트패턴 형성방법 및 레지스트패턴 형성장치 |
US08/621,332 US6022672A (en) | 1993-11-19 | 1996-03-25 | Method of manufacturing semiconductors having improved temperature control |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5290494A JP2829909B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | レジスト処理方法及びレジスト処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07142355A JPH07142355A (ja) | 1995-06-02 |
JP2829909B2 true JP2829909B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17756755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5290494A Expired - Lifetime JP2829909B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | レジスト処理方法及びレジスト処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829909B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JPH1126541A (ja) * | 1997-07-02 | 1999-01-29 | Tokyo Electron Ltd | 処理装置 |
KR100704749B1 (ko) * | 1999-07-19 | 2007-04-09 | 동경 엘렉트론 주식회사 | 기판처리장치 및 기판처리방법 |
JP4651851B2 (ja) * | 2000-05-12 | 2011-03-16 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置の作製方法 |
JP3725051B2 (ja) | 2001-07-27 | 2005-12-07 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 基板処理装置 |
KR100695231B1 (ko) * | 2005-11-18 | 2007-03-14 | 세메스 주식회사 | 기판을 처리하는 장치 및 방법 |
JP2007194503A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Toshiba Corp | 基板処理方法および基板処理装置 |
JP4505005B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2010-07-14 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 基板処理装置 |
JP4505006B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2010-07-14 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 基板処理装置 |
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---|---|---|---|---|
JPS60238134A (ja) * | 1984-04-16 | 1985-11-27 | Tokuda Seisakusho Ltd | 真空処理装置 |
JP2660285B2 (ja) * | 1988-02-17 | 1997-10-08 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP5290494A patent/JP2829909B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07142355A (ja) | 1995-06-02 |
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