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JP2007194503A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法および基板処理装置 Download PDF

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JP2007194503A JP2006013061A JP2006013061A JP2007194503A JP 2007194503 A JP2007194503 A JP 2007194503A JP 2006013061 A JP2006013061 A JP 2006013061A JP 2006013061 A JP2006013061 A JP 2006013061A JP 2007194503 A JP2007194503 A JP 2007194503A
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英志 塩原
Kentaro Matsunaga
健太郎 松永
Daisuke Kawamura
大輔 河村
Tomoyuki Takeishi
知之 竹石
Kei Hayazaki
圭 早崎
Shinichi Ito
信一 伊藤
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Abstract

【課題】基板の表面側から基板の裏面側に液浸液が回り込んでも、基板の裏面が濡れたままの状態になるのを抑制することができる基板処理方法を提供することにある。
【解決手段】露光処理が施される被処理基板5と露光処理を行う露光装置1の投影光学系4との間に液体を介在させつつ露光処理を行う液浸露光に供される被処理基板5の露光処理が施される側の第1の主面5a上にレジスト膜32を設けるのに先立って、少なくとも第1の主面5aとは反対側の第2の主面5cのうち周縁部5bから所定の範囲内の領域に対して選択的に疎水化処理を施す。
【選択図】 図4

Description

本発明は、基板の処理方法および処理装置に係り、特に液浸露光工程に用いられる基板の処理方法および処理装置に関する。
最近、液浸露光方法と呼ばれる露光方法が注目されている。この液浸露光方法とは、露光装置の投影光学系(投影レンズ)と露光処理が施される被処理基板(被露光基板)上に設けられているレジスト膜との間を高屈折率の液体(液浸液)で満たしつつレジスト膜にパターニングする露光方法である。投影光学系とレジスト膜との間を液浸液で満たすことにより、より深い焦点深度を得ることができる。現在、液浸液としては純水が一般的に用いられている。液浸露光に関する技術は、例えば特許文献1に開示されている。ただし、レジスト膜上に純水が存在すると、レジスト膜内から純水内に光酸発生剤などが溶出するおそれがある。レジスト膜内から純水内に光酸発生剤が溶出すると、レジスト膜を適正にパターニングすることが困難になる。このような問題を回避するために、レジスト膜上にさらに保護膜を設ける技術が提案されている。
一般的な被露光基板(ウェーハ)は、その周縁部がウェーハの径方向内側から外側に向かうに連れて厚さが薄くなるように傾斜が付けられた形状に形成されている。ウェーハの周縁部のうち、このような傾斜が付けられた部分はベベル部と称される。当然のことながら、ウェーハ上の純水はこのベベル部からウェーハ外に漏れ易い。ウェーハ上から純水が流れ出すと、液浸露光を適正に行うことが困難になる。したがって、液浸露光時にベベル部から純水が漏れ出るのを防止するために、ウェーハの中央部のみならず、周縁部の外側面まで保護膜で覆うことが望ましい。
しかし、一般的な液浸型露光装置においては、ウェーハとウェーハが載置されるウェーハステージとの間に常に若干の隙間が存在する。このため、ベベル部からの液漏れを完全に抑制することは極めて困難である。また、ベベル部からの液漏れは、ウェーハの裏面側に純水が回り込むという問題を引き起こすおそれが高い。ウェーハの裏面側に純水が回り込んで濡れたままの状態となっていると、ウェーハの品質が劣化するおそれが非常に高くなる。ひいては、そのような品質が劣化したウェーハを用いて製造される半導体装置は、その性能、品質、あるいは信頼性などが低下するおそれが高くなる。
特開平10−303114号公報
本発明は、基板の表面側から基板の裏面側に液浸液が回り込んでも、基板の裏面が濡れたままの状態になるのを抑制することができる基板処理方法および基板処理装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の一態様に係る基板処理方法は、露光処理が施される被処理基板と前記露光処理を行う露光装置の投影光学系との間に液体を介在させつつ前記露光処理を行う液浸露光に供される前記被処理基板の前記露光処理が施される側の第1の主面上にレジスト膜を設けるのに先立って、少なくとも前記第1の主面とは反対側の第2の主面のうち周縁部から所定の範囲内の領域に対して選択的に疎水化処理を施すことを特徴とするものである。
また、前記課題を解決するために、本発明の他の態様に係る基板処理装置は、露光処理が施される被処理基板がその前記露光処理が施される側の第1の主面上にレジスト膜が設けられるのに先立って収納される基板収納室と、この基板収納室内において少なくとも前記第1の主面とは反対側の第2の主面のうち周縁部から所定の範囲内の領域を露出させて前記被処理基板を支持する基板支持具と、この基板支持具に支持された前記被処理基板の前記第2の主面と対向する位置に設けられているとともに、前記被処理基板をその前記第2の主面側から加熱する加熱装置と、前記基板収納室内に疎水化処理剤を供給する基板処理剤供給装置と、を具備することを特徴とするものである。
本発明に係る基板処理方法および基板処理装置によれば、基板の表面側から基板の裏面側に液浸液が回り込んでも、基板の裏面が濡れたままの状態になるのを抑制することができる。
以下、本発明に係る各実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、本発明に係る第1実施形態について図1〜図4および図6を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る液浸型露光装置の構成の概略を模式的に示す図である。図2は、本実施形態に係る基板処理装置の基板処理部の構成の概略を模式的に示す図である。図3は、本実施形態に係る基板処理装置の基板処理剤供給部の構成の概略を模式的に示す図である。図4は、本実施形態に係る基板処理方法をフローチャートにして示す図である。図5は、本実施形態に係る基板処理が施された基板を裏面から臨んで示す平面図および断面図である。
本実施形態においては、露光処理が施される被処理基板の露光処理が施される側の主面上にレジスト膜を設けるのに先立って、露光処理が施される側の主面とは反対側の主面に疎水化処理を施す。以下、具体的かつ詳細に説明する。
先ず、図1を参照しつつ、本実施形態に係る液浸型露光装置1について説明する。図1に示す液浸型露光装置1は、いわゆるスキャン型(走査型)と称される液浸型露光装置の一種である。
図1に示すように、液浸型露光装置1は、レチクル2を支持するためのレチクル支持具としてのレチクルステージ3を具備している。また、図示は省略するが、液浸型露光装置1は、露光光(照明光)を発生させる露光光源(照明光源)、およびこの照明光源が発生させた照明光をレチクル2に導くための照明レンズ系(照明光学系)を備えている。レチクルステージ3は、照明光源および照明レンズ系の光路の下方に配置されている。それとともに、レチクルステージ3は、液浸型露光装置1の光軸に直交する方向に沿って平行順方向または平行逆方向に移動可能に設定されている。レチクル2は、レチクルステージ3の照明光源および照明レンズ系と対向する側の主面(表面、上面)上に設けられている。また、図示は省略するが、レチクル2には、被露光基板5の表面5aに露光して形成する所定の形状からなるパターン(マスクパターン)が少なくとも1個形成されている。
また、液浸型露光装置1は、レチクル2を通過(透過)した露光光を被露光基板5の表面5aに導くための投影レンズ系(投影光学系)4を具備している。投影レンズ系4は、レチクルステージ3の光路の下方に配置されている。
また、液浸型露光装置1は、露光処理が施される被処理基板(ウェーハ、半導体基板)5を支持するための被処理基板支持具(ウェーハ支持具)としての被処理基板ステージ(ウェーハステージ)6を具備している。ウェーハステージ6は、投影レンズ系4の光路の下方に配置されている。また、ウェーハステージ6は、レチクルステージ3と同様に、液浸型露光装置1の光軸に直交する方向に沿ってウェーハ5とともに平行順方向または平行逆方向に移動可能に設定されている。これにより、ウェーハステージ6およびウェーハステージ6上に載置(搭載)されたウェーハ5は、投影レンズ系4に対して相対的に移動することができる。また、逆の視点から見ると、投影レンズ系4は、ウェーハステージ6およびウェーハステージ6上に載置されたウェーハ5に対して相対的に移動することができる。ウェーハ5は、ウェーハステージ6の投影レンズ系4と対向する側の主面(表面、上面)上に載置されている。
また、ウェーハステージ6の表面上には、ウェーハ5がウェーハステージ6とともに移動する際にウェーハ5がずれないように保持するための被処理基板保持具(ウェーハ保持具)としてのサポート板(サポート部材)7が設けられている。サポート板7は、ウェーハ5の周縁部(外縁部)5bを囲んで設けられている。
また、投影レンズ系4の先端部4aには、投影レンズ系4とウェーハ5との間に供給される露光処理用の液体(液浸液)を、ウェーハ5の表面5a上において所望の領域内に保持するための液体保持具(液浸液保持具)としてのフェンス8が設けられている。それととともに、投影レンズ系4の側方には、フェンス8内に液体を供給する液体供給装置9aと、液体をフェンス8内から排出する液体排出装置9bとからなる液体給排装置(液浸液給排装置)9が設けられている。本実施形態においては、図1中投影レンズ系4の右側に配置されている液体供給装置9aからフェンス8内に液体を供給する設定とする。それとともに、投影レンズ系4の左側に配置されている液体排出装置9bにより液体をフェンス8内から排出する設定とする。本実施形態においては、液浸液(第1の薬液)としては、一般的な液浸露光工程と同様に、純水を用いることとする。したがって、液体給排装置9は、単に水供給・排出器とも称される。同様に、液体供給装置9aおよび液体排出装置9bは、それぞれ単に給水器9aおよび排水器9bとも称される。
このような設定により、少なくとも液浸露光を行う際には、投影レンズ系4の先端部4aとウェーハ5の表面5aとの間のフェンス8で囲まれた空間は、純水からなる液膜(水膜)で満たされる。この投影レンズ系4とウェーハ5との間の水膜で満たされる領域は、液浸領域とも称される。これに伴って、投影レンズ系4の先端部4aを液浸ヘッドとも称することとする。なお、図1においては、図面を見易くするために液浸液の図示を省略した。
さらに、図示は省略するが、投影レンズ系4の脇には、アライメントマークの検出を行うためのアライメントマークの検出装置が設けられている。このアライメントマーク検出装置も、投影レンズ系4と同様に、ウェーハステージ6が投影レンズ系4に対して相対的に動くことにより、ウェーハステージ6およびウェーハ5に対して相対的に移動することができる。アライメントマークの検出は、露光精度を高めるためにウェーハ5に液浸露光処理を施すのに先立って行われる。
図示は省略するが、照明光源から発せられた照明光は照明レンズ系を経てレチクル2に到達する。レチクル2に到達した照明光は、レチクル2に形成されているマスクパターンを通過することにより所定のパターン形状に成形される。そして、所定のパターン形状に成形された照明光(露光光)は投影レンズ系4に入射する。投影レンズ系4に入射した露光光は、投影レンズ系4の先端部(液浸ヘッド)4aから射出された後、液浸領域を通過してウェーハ5の表面5a上に設定された所望の照射領域(露光領域)に到達する。より詳しくは、ウェーハ5の表面5a上に設けられている図示しないフォトレジストの表面にマスクパターンの像が露光および投影されて、マスクパターンの潜像が形成される。すなわち、ウェーハ5の表面5aに液浸露光処理が施される。
次に、図2および図3を参照しつつ、本実施形態に係る基板処理装置10について説明する。基板処理装置10は、基板処理部10aおよび基板処理剤供給部10bから構成されている。
先ず、図2を参照しつつ、基板処理部10aについて説明する。基板処理部10aは、具体的にはウェーハ5に疎水化処理を施す疎水化処理部である。
図2に示すように、疎水化処理部10aは、ウェーハ5が収納される基板収納室としてのチャンバー11を備えている。ウェーハ5は、その露光処理が施される側の第1の主面である表面5a上に後述するレジスト膜32が設けられるのに先立ってチャンバー11に収納される。チャンバー11内には、ウェーハ5の表面5aとは反対側の第2の主面である裏面5cのうち、少なくともウェーハ5の周縁部5bから所定の範囲内の領域を露出させて支持する基板支持具としてのピン12が複数本設けられている。本実施形態においては、3本のピン12を同心円上に設置することとする。ただし、図2においては、図面を見易くするために、3本のピン12のうち2本だけを図示する。ウェーハ5は、その裏面5cを下方に向けられて各ピン12上に載置される。
また、チャンバー11内において各ピン12上に載置されたウェーハ5の裏面5cと対向する位置には、ウェーハ5をその裏面5c側から加熱するためのホットプレート(加熱装置)13が設置されている。ホットプレート13は、ウェーハ5をその裏面5cの温度がおおよそ80℃以上200℃以下となるように加熱することができる。
なお、図2中破線で示すように、各ピン12上に載置されたウェーハ5の裏面5cと対向する側には、ウェーハ5の裏面5cの中央部を覆う位置に疎水化処理剤遮蔽機構14を設置する構成としても構わない。この疎水化処理剤遮蔽機構14を利用する技術ついては、後述第2の実施形態において説明する。
また、チャンバー11には、後述する基板処理剤供給部10bから送られて来る疎水化処理剤をチャンバー11内に導入する疎水化処理剤導入口15や、空気もしくは窒素などの不活性気体をチャンバー11内に導入する吸気口16が設けられている。また、チャンバー11には、チャンバー11内に導入された疎水化処理剤、空気、各種不活性気体をチャンバー11外に排出する排気口17が設けられている。さらに、チャンバー11の上部には、チャンバー11内に導入される雰囲気をチャンバー11内に略均一に拡散させるための拡散板18が設けられている。さらに、図示は省略するが、排気口17の2次側(外側、下流側)にポンプを設け、基板収納室内を真空引きし、排気効率を上げる設定としてもよい。
なお、図2においては、疎水化処理剤導入口15がチャンバー11の上部に設けられているとともに、疎水化処理剤などの雰囲気をウェーハ5の表面(上面)5a側および側面側から導入する設定となっている。しかし、疎水化処理剤導入口15の位置は図2に示す位置には限定されない。疎水化処理剤導入口15は、チャンバー11内への疎水化処理剤の充填効率が良好な位置に設ければよい。このような設定は、吸気口16および排気口17についても同様である。吸気口16は、不活性気体によるチャンバー11内の疎水化処理剤の置換効率が良好な位置に設ければよい。また、排気口17は、チャンバー11内からチャンバー11外への疎水化処理剤の排気効率が良好な位置に設ければよい。
次に、図3を参照しつつ、本実施形態に係る基板処理装置10の基板処理剤供給部10bについて説明する。
基板処理剤供給部10bは、具体的には前述した疎水化処理部10aのチャンバー11内に疎水化処理剤を供給する疎水化処理剤供給装置である。疎水化処理剤供給装置10bは、疎水化処理剤の薬液22が供給される薬液供給部21および疎水化処理剤を含む雰囲気を作成する疎水化雰囲気作成部23からなる。図3に示すように、薬液供給部21には、疎水化処理剤の薬液22が供給されて蓄えられる。このため、薬液供給部21は薬液ボトル(疎水化処理剤ボトル)とも称される。
薬液ボトル21内の疎水化処理剤22は、薬液ボトル21内に窒素を吹き込む窒素圧送などの方法により、一旦、疎水化雰囲気作成部23に送られる。疎水化処理剤22が送られた疎水化雰囲気作成部23内には、窒素が導入される。この際、窒素は疎水化処理剤22の内部に吹き込まれる。また、疎水化雰囲気作成部23内に導入される窒素は、高純度窒素が望ましい。このような設定により、疎水化雰囲気作成部23内でバブリングさせつつ、疎水化処理剤22を含む雰囲気を作成する。このため、疎水化雰囲気作成部23はバブリング部あるいはバブリング容器とも称される。
バブリング部23の底部(下部)には、バブリング容器23内の疎水化処理剤22の容量(重量)を検知する重量センサー24が設置されている。バブリング容器23内の疎水化処理剤22が所定量以下になった場合には、これを重量センサー24が検知して図示しない制御装置に知らせる。知らせを受けた制御装置は、図示しないポンプ等を作動させて、所定量に達するまで薬液ボトル(疎水化処理剤ボトル)21からバブリング容器23内に薬液22を自動的に供給する設定となっている。
バブリング部23において作成された疎水化雰囲気は、前述した疎水化処理部10aのチャンバー11に設けられている疎水化処理剤導入口(疎水化雰囲気導入口)15に向けて圧送される。圧送された疎水化雰囲気は、疎水化雰囲気導入口15を経てチャンバー11内に導入される。
このように、本実施形態の基板処理装置10は、具体的には疎水化処理部10aおよび疎水化処理剤供給装置10bからなる、ウェーハ5に疎水化処理を施す疎水化処装置である。
次に、図4を参照しつつ、本実施形態に係る基板処理方法について説明する。本実施形態の基板処理方法は、具体的にはウェーハ5の疎水化処理方法である。
先ず、図4に示すように、レジスト膜32等が設けられていない直径約300mmのウェーハ5を前述したチャンバー11内に収納する。この際、ウェーハ5は、図2に示すように、表面5aを上方に向けられるとともに裏面5cを下方に向けられて各ピン12上に載置される。ウェーハ5は、その周縁部5bがウェーハ5の径方向内側から外側に向かうに連れて厚さが薄くなるように傾斜が付けられた形状に形成されている。ウェーハ5の周縁部5bのうち、このような傾斜が付けられた部分はベベル部5dと称される。本実施形態においては、ウェーハ5は、その裏面5cおよびベベル部5dを露出されて各ピン12上に載置される。
次に、チャンバー11内に収納されたウェーハ5に対して疎水化処理を施す。具体的には、ウェーハ5の裏面5cおよびベベル部5dに対して選択的に疎水化処理を施す。先ず、チャンバー11内にウェーハ5を収納した後、チャンバー11内の雰囲気を排気口17より排気してチャンバー11の内部を負圧にする。それとともに、ウェーハ5の裏面5cの温度がおおよそ80℃以上200℃以下になるように、ホットプレート13の温度を調整する。なお、本実施形態においては、ウェーハ5の裏面5cとホットプレート13の表面(上面)との間隔を約3mmに設定する。
このような設定の下、前述した疎水化処理雰囲気を疎水化処理剤導入口15を介してチャンバー11内に導入して疎水化処理を開始する。疎水化処理剤22としては、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)などに代表されるシランカップリング剤を用いるのが望ましい。本実施形態においては、疎水化処理剤22として、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)を用いる。したがって、薬液ボトル21からバブリング容器23内に供給されたHMDS22に対してバブリングを行い、HMDS22を含む雰囲気を作成する。そして、このHMDS22を含む雰囲気を、疎水化処理剤導入口15を介してチャンバー11内に導入する。なお、疎水化処理剤としては、HMDS22以外にフロロカーボン系の処理剤を用いても構わない。
この後、疎水化処理は、所定の温度で所定の時間行われる。具体的には、疎水化処理剤(HMDS)22に接触させる際のウェーハ5の温度は、室温から約200℃までの温度に設定されていることが望ましい。ウェーハ5の温度は、疎水化処理剤22の反応温度およびウェーハ5上に設けられる各種塗布膜の耐熱性などを考慮して決定されればよい。また、疎水化処理に掛ける時間は、おおよそ10秒から300秒までの範囲が望ましい。このように、本実施形態の疎水化処理は、HMDS22を含む水蒸気をウェーハ5に接触させることにより実施される。
疎水化処理が終わった後、HMDS22を含む雰囲気を排気口17を介してチャンバー11の外部に排気する。続けて、高純度N2 を吸気口16を介してチャンバー11内に導入する。チャンバー11内の疎水化処理雰囲気の置換が十分行われたことを確認した後、図示しないチャンバー11のシャッターを開ける。そして、疎水化処理が終了したウェーハ5をチャンバー11内から取り出す。
本実施形態においては、疎水化処理後のウェーハ5に対する純水の接触角が約45°以上となるように疎水化処理を行うことが望ましい。特に、疎水化処理後のウェーハ5の裏面5cおよびベベル部5dに対する純水の接触角が約60°以上となるように疎水化処理を行うことが望ましい。
次に、図5(b)に示すように、疎水化処理が施されたウェーハ5の表面5a上に反射防止膜31を設ける。反射防止膜31は、例えば図示しない塗布装置を用いてスピンコート法により成膜される。すなわち、回転しているウェーハ5の表面5aの中心部に反射防止膜用の塗布材料を滴下して表面5a全体に広げた後、加熱処理を行う。これにより、ウェーハ5の表面5a上に反射防止膜31が形成される。本実施形態では、膜厚が約80nmの反射防止膜31をウェーハ5の表面5a上に設ける。
次に、図5(b)に示すように、反射防止膜31の表面上にレジスト膜32を設ける。本実施形態においては、レジスト膜32として、酸発生材を含むArF化学増幅型レジスト膜を採用する。このレジスト膜32は、反射防止膜31と同様の方法により成膜される。すなわち、スピンコート法により反射防止膜31上に化学増幅型レジスト膜32の塗布材料を広げる。続けて、この化学増幅型レジスト32の塗布材料が設けられたウェーハ5に加熱処理を施すことにより、塗布材料中に含まれる溶剤を気化させて除去する。これにより、反射防止膜31の表面上にArF化学増幅型レジスト膜32が形成される。本実施形態では、膜厚が約230nmのArF化学増幅型レジスト膜32をウェーハ5の表面5a上に設ける。
次に、図5(b)に示すように、ArF化学増幅型レジスト膜32の表面上に現像液に可溶な液浸露光用保護膜33を設ける。この保護膜33も、反射防止膜31およびArF化学増幅型レジスト膜32と同様、回転塗布および加熱処理により成膜される。
ここまでの工程を経たウェーハ5を、図5(a)、(b)に示す。図5(a)は、反射防止膜31、ArF化学増幅型レジスト膜32、および保護膜33が設けられたウェーハ5を、その裏面5c側から臨んで示す平面図である。また、図5(a)は、反射防止膜31、ArF化学増幅型レジスト膜32、および保護膜33が設けられたウェーハ5を示す断面図である。
図5(a)、(b)に示すように、ウェーハ5の裏面5cには全面的に疎水化処理が施されており、純水との接触角が約60°となる疎水化処理部34が形成されている。それとともに、図5(b)に示すように、ウェーハ5の周縁部(エッジ部)5bのうち、ベベル部5dの側部および下面部にも疎水化処理部34が形成されている。そして、反射防止膜31は、疎水化処理部34に重ならずに、ウェーハ5の表面5aおよびウェーハ5のベベル部5dの上面部を覆って成膜されている。同様に、レジスト膜32も、疎水化処理部34に重ならずに、反射防止膜31を覆って成膜されている。これら各膜31,32に対して、保護膜33は、疎水化処理部34の一部を覆って成膜されている。具体的には、保護膜33は、反射防止膜31、レジスト膜32、およびウェーハ5のベベル部5dの側面部に形成された疎水化処理部34を覆って成膜されている。
次に、反射防止膜31、ArF化学増幅型レジスト膜32、および保護膜33が設けられたウェーハ5に対して液浸露光処理を施す。先ず、各塗布膜31,32,33が設けられたウェーハ5を、塗布装置から前述した液浸型露光装置1まで搬送する。そして、ウェーハ5を、露光装置1のウェーハステージ6上に載置してサポート板7により保持する。続けて、ウェーハ5のアライメントおよび合わせ露光を行う。この後、液浸露光により、レチクル2に形成されている図示しない半導体素子パターン(レチクルパターン)をレジスト膜32に転写して潜像を形成する。
次に、半導体素子パターンの潜像が形成されたウェーハ5をステージ6上から取り外して、露光装置1から図示しないポストエクスポジャーベーク(PEB)用のチャンバー内に搬送する。そして、ウェーハ5に対して、約130℃で約60秒間の加熱処理(PEB)を施す。この加熱処理により、液浸露光工程(液浸露光段階)においてレジスト膜内に発生した酸の拡散反応および増幅反応を促進させる。
次に、PEBが施されたウェーハ5に現像処理を施す。先ず、PEBが施されたウェーハ5をPEB用チャンバー内から取り出して、液浸露光用保護膜33をレジスト膜32上から剥離させて除去する。続けて、保護膜33が除去されたウェーハ5を図示しない現像処理ユニットに搬送する。
ウェーハ5を保持する現像処理ユニットのカップの上方までウェーハ5が搬送されて来ると、先ずピンが上昇してウェーハ5を受け取る。この後、ウェーハ5はスピンチャック上に載置されて真空吸着される。続けて、ノズル待機位置に待機していたノズルが、ウェーハ5の上方を移動しつつウェーハ5に向けて現像液を吐出する。これにより、ウェーハ5上に現像液が盛られて現像が行われる。ここでは、ウェーハ5を約30秒間静止させて現像を行う。現像が終わった後、ウェーハ5上に純水を供給して現像液を洗い流す。続けて、ウェーハ5を回転させることにより振り切り乾燥処理を行う。これにより、レジスト膜32に図示しない半導体素子パターン(レジストパターン)が形成される。
この後、図示を伴う詳細かつ具体的な説明は省略するが、レジストパターンが形成されたウェーハ5を、所定の加工工程に流す。すなわち、レジストパターンが形成されたウェーハ5を、トランジスタ製造工程や配線形成工程などの他の前工程( Front End Of the Line:FEOL)に流す。続けて、前工程を経たウェーハ5を、さらにダイシング、チップマウンティング、ボンディング、およびモールディング等の後工程( Back End Of the Line:BEOL)に流す。BEOLを経ることにより、本実施形態に係る図示しない所望の半導体装置を得る。すなわち、レジスト膜32が設けられるのに先立って疎水化処理装置10により裏面5cおよびベベル部5dに疎水化処理が施されたウェーハ5を具備する半導体装置を得る。
また、図示を伴う詳細かつ具体的な説明は省略するが、本発明者らは、各工程を経たウェーハ5に対して配線を形成する試作実験を行った。すなわち、前記各工程を経て作製されたウェーハ5に対して、レジスト膜32をマスクとして配線パターンを形成した。この結果によれば、パターンショートなどの欠陥は発見されなかった。また、従来の疎水化処理を施さないウェーハを用いた場合に比べて寸法精度が高くパターン形状が良好な配線パターンを得ることができる。すなわち、本実施形態によれば、デバイスとしての信頼性、品質、および性能等が従来技術に係る半導体装置に比較して高い半導体装置を得ることができる。それとともに、そのような半導体装置を高い歩留まりで効率よく、かつ容易に製造することができる。
ここで、図6を参照しつつ、本実施形態に対する比較例について説明する。図6は、本実施形態に対する比較例に係るウェーハ101を示す断面図である。
このウェーハ101は、前述した本実施形態に係るウェーハ5と異なり、疎水化処理が施されていない。そして、ウェーハ101の表面101aおよびベベル部101dの上面部を覆って反射防止膜102が成膜されている。また、レジスト膜103は、反射防止膜102を覆って成膜されている。そして、保護膜104は、反射防止膜102、レジスト膜103、およびウェーハ101の周縁部(エッジ部)101bのうちベベル部101dの側面部を覆って成膜されている。
本発明者らは、このような構成からなるウェーハ101に対して、本実施形態と同様に液浸型露光装置1を用いて液浸露光処理を施した。そして、液浸露光処理が終了した後、液浸型露光装置1からウェーハ101を取り出して観察した。すると、図6に示すように、ウェーハ101の裏面101cおよびベベル部101dの下面部に液浸液(純水)105の水滴が付着して、濡れたままの状態となっていた。
背景技術において説明したように、ウェーハ101の裏面101c側に純水10が回り込んで濡れたままの状態となっていると、ウェーハ101の品質が劣化するおそれが非常に高くなる。ひいては、そのような品質が劣化したウェーハ101を用いて製造される半導体装置は、その性能、品質、あるいは信頼性などが低下するおそれが高くなる。
これに対して、本実施形態に係るウェーハ5は、前述したように、レジスト膜32が設けられるのに先立って疎水化処理装置10により裏面5cおよびベベル部5dに疎水化処理が施されている。このため、図5(b)に示すように、液浸露光が終了した後のウェーハ5には、その表面5a上はもちろんのこと、裏面5c上およびベベル部5d上にも水滴は殆ど付着していない。したがって、ウェーハ5は、液浸露光が施されても、その品質が劣化するおそれは殆どない。ひいては、ウェーハ5を用いて製造される本実施形態に係る半導体装置は、その性能、品質、あるいは信頼性などが低下するおそれは殆どない。なお、図示は省略するが、前述した疎水化処理によれば、ウェーハ5の表面5aにも疎水化処理が施されているのはもちろんである。
ここで、ウェーハ5に、レジスト膜32を設けるのに先立って疎水化処理を行う理由について説明する。
液浸露光が適用されるのは、一般にKrFエキシマレーザーリソグラフィー工程もしくはArFエキシマレーザーリソグラフィー工程などの、いわゆる Deep UVリソグラフィー工程以降の世代である。この世代のリソグラフィー工程には、化学増幅型レジスト膜と呼ばれるレジスト膜が用いられる。例えば、ポジ型の前記化学増幅型レジスト膜の露光工程における反応メカニズムは、次に述べる通りである。先ず、レジスト膜が露光されることにより、レジスト膜中に含まれる光酸発生剤が酸を発生させる。発生した酸は、レジスト膜中に存在する反応抑止基と呼ばれる官能基を触媒として、これに反応して分解する。これにより、被露光部のレジスト膜が現像液に可溶になる。
前述した疎水化処理工程においては、ヘキサメチルジシラザンなどの疎水化処理剤が用いられる。ところが、この場合、副生成物として、アンモニアなどの塩基性物質がレジスト膜内に発生する場合がある。レジスト膜内に塩基性物質からなる副生成物が発生すると、この副生成物が化学増幅型レジストの触媒反応を抑制する。ひいては、レジストパターンの形状異常を引き起こす。
したがって、前述したように、ウェーハ5の疎水化処理は、ウェーハ5にレジスト膜32を設けるのに先立って行わなければならない。また、加熱処理を付加するなどして、疎水化処理により生成される副生成物をレジスト膜32が設けられるウェーハ5の表面5aより除去することが必要となる。
以上説明したように、この第1実施形態によれば、ウェーハ5にレジスト膜32を設けるのに先立って、少なくともウェーハ5の裏面5cおよびベベル部5dに対して疎水化処理が施されている。これにより、液浸露光によりウェーハ5の表面5aから裏面5cに液浸液が回り込んでも、ウェーハ5の裏面5cおよびベベル部5dが濡れたままの状態になるのを抑制することができる。したがって、ウェーハ5は、液浸露光が施されても、その品質が劣化するおそれは殆どない。ひいては、ウェーハ5を用いて製造される半導体装置は、その性能、品質、あるいは信頼性などが低下するおそれは殆どない。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について図7を参照しつつ説明する。図7は、本実施形態に係る基板処理が施された基板を裏面から臨んで示す平面図および断面図である。なお、前述した第1実施形態と同一部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
本実施形態においては、前述した第1実施形態と異なり、ウェーハ5の裏面5c全体には疎水化処理を施さない。本実施形態においては、ウェーハ5の裏面5cのうち周縁部5bから所定の範囲内の領域に対して選択的に疎水化処理を施す。以下、具体的かつ詳細に説明する。
先ず、本実施系形態では、図2中破線で示すように、第1実施形態で用いた疎水化処理装置10のチャンバー11内のウェーハ5の裏面5cの中央部5eと対向する位置に、ウェーハ5の裏面5cの中央部5eを覆って疎水化処理剤遮蔽機構14を設置する。すなわち、ホットプレート13の周辺に疎水化処理剤遮蔽機構14を設置する。疎水化処理剤遮蔽機構14は、具体的には幅が約3mmに形成された遮蔽板である。それとともに、遮蔽板14のウェーハ5の裏面5cと対向する側の主面上に、約100μmの大きさの離間部材(ギャップスペーサー)41を複数個設ける。チャンバー11内に収納されたウェーハ5は、これら遮蔽板14とウェーハ5の裏面5cとの間に配置された各ギャップスペーサー41上に載置される。これにより、ウェーハ5の裏面5cの中央部5eに疎水化処理雰囲気が接触するのを抑制する。このような設定の下、第1実施形態と同様の方法により、ウェーハ5に疎水化処理を施す。本実施形態では、ウェーハ5に約100℃で約10秒間の疎水化処理を施した。その他の工程は、第1実施形態と同様である。
ここまでの工程を経たウェーハ5を、図7(a)、(b)に示す。図7(a)は、反射防止膜31、ArF化学増幅型レジスト膜32、および保護膜33が設けられたウェーハ5を、その裏面5c側から臨んで示す平面図である。また、図7(a)は、反射防止膜31、ArF化学増幅型レジスト膜32、および保護膜33が設けられたウェーハ5を示す断面図である。
図7(a)、(b)に示すように、ウェーハ5の裏面5cには、第1実施形態と異なり、その中央部5eを除く領域に疎水化処理が施されて疎水化処理部34が形成されている。ただし、図7(b)に示すように、ウェーハ5の周縁部(エッジ部)5bには、第1実施形態と同様に、そのベベル部5dの側部および下面部に疎水化処理部34が形成されている。そして、図7(b)に示すように、反射防止膜31、レジスト膜32、および保護膜33は、第1実施形態と同様の構成で成膜されている。
第1実施形態で用いた液浸型露光装置1も含めて、一般的な液浸型露光装置には、通常、そのウェーハステージのウェーハのエッジ部に隣接する箇所にウェーハステージ上から液浸液を除去する排水装置(吸水機構)が設けられている。このため、少なくとも液浸露光を行っている間は、ウェーハの裏面の中央部が液浸液に接触するおそれは殆どない。したがって、必ずしも第1実施形態のようにウェーハ5の裏面5cに全面的に疎水化処理を施す必要はない。疎水化処理は、ウェーハ5の裏面5cおよび周縁部5bのうち、吸水機構により液浸液の吸水が行われる領域およびその外側に施されれば十分である。すなわち、疎水化処理は、本実施形態のように、少なくともウェーハ5の裏面5cのうち中央部5eを除くウェーハ5の裏面5cの周縁部5bおよびウェーハ5のベベル部5dに施されれば十分である。
以上説明したように、この第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明に係る第3実施形態について図8を参照しつつ説明する。図8は、本実施形態に係る基板処理方法をフローチャートにして示す図である。なお、前述した第1および第2の各実施形態と同一部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
本実施形態においては、前述した第1および第2の各実施形態と異なり、ウェーハ5に疎水化処理を施すのに先立って、ウェーハ5の表面5a上に反射防止膜31を設ける。以下、簡潔に説明する。
図8に示すように、本実施形態においては、前述した第1および第2の各実施形態と異なり、ウェーハ5に疎水化処理を施すのに先立って、ウェーハ5の表面5a上に有機反射防止膜31を設ける。そして、有機反射防止膜31が設けられたウェーハ5に疎水化処理を施す。さらに、有機反射防止膜31上にレジスト膜32を設けるのに先立って、疎水化処理が施されたウェーハ5に加熱処理を施す。その他の工程は、第1実施形態と同様である。
第1実施形態において説明したように、ウェーハ5に疎水化処理を施す場合には、疎水化処理による副生成物の発生に注意しなければならない。すなわち、副生成物による有機反射防止膜31の汚染に配慮する必要がある。副生成物により有機反射防止膜31が汚染されると、有機反射防止膜31上に設けられるレジスト膜にレジストパターンを形成した際に、レジストパターンの形状に異常が生じるおそれが高くなる。このようなレジストパターンの形状異常を抑制するためには、有機反射防止膜31上にレジスト膜32を設けるのに先立って、有機反射防止膜31内から汚染物質を除去すればよい。本実施形態では、図8に示すように、有機反射防止膜31上にレジスト膜32を設けるのに先立って、疎水化処理が施されたウェーハ5に加熱処理を施す。これにより、有機反射防止膜31上にレジスト膜32を設けるのに先立って、反射防止膜31内からレジストパターンの形状異常の原因となる汚染物質(不純物)を予め除去する。
図示を伴う詳細かつ具体的な説明は省略するが、本発明者らが行った実験によれば、本実施形態により作製されたウェーハ5に対して配線を形成する試作実験を行った。すなわち、図8に示す各工程を経て作製されたウェーハ5に対して、レジスト膜32をマスクとして配線パターンを形成した。この結果によれば、パターンショートなどの欠陥は発見されなかった。また、従来の疎水化処理を施さないウェーハを用いた場合に比べて寸法精度が高くパターン形状が良好な配線パターンを得ることができた。
以上説明したように、この第3実施形態によれば、前述した第1および第2の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明に係る基板処理方法および基板処理装置は、前述した第1〜第3の各実施形態には制約されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、それらの構成、あるいは製造工程などの一部を種々様々な設定に変更したり、あるいは各種設定を適宜、適当に組み合わせて用いたりして実施することができる。
例えば、ウェーハ5に対する疎水化処理は、必ずしも疎水化処理剤22を含む気体状の疎水化処理雰囲気(疎水化処理蒸気)には限定されない。気体状の疎水化処理雰囲気の代わりに、疎水化処理剤22を含む液体をウェーハ5の疎水化処理を必要とする部分に直接供給しても構わない。
また、疎水化処理剤22は、必ずしもヘキサメチルジシラザン(HMDS)などに代表されるシランカップリング剤には限定されない。疎水化処理剤22として、例えば有機シリコン化合物やフルオロカーボン系化合物を用いても構わない。
また、疎水化処理を施した後のウェーハ5に対する加熱処理(PEB)は、必ずしも約130℃で行う必要はない。疎水化処理後のウェーハ5に対する加熱処理は、約100℃以上で行えば十分である。
また、第2実施形態における遮蔽板14とウェーハ5の裏面5cとの間隔(近接距離)は、必ずしも約100μmには限定されない。遮蔽板14とウェーハ5の裏面5cとの間隔は、約500μm以下であればよい。すなわち、遮蔽板14とウェーハ5の裏面5cとの間隔は、ウェーハ5の裏面5cの中央部5eに疎水化処理剤が接触できない大きさに設定されていればよい。遮蔽板14とウェーハ5の裏面5cとの間隔が約500μm以下となる範囲であれば適宜、適正な間隔で遮蔽板14にウェーハ5の裏面5cを近接させればよい。あるいは、遮蔽板14にウェーハ5の裏面5cを接触させても構わない。すなわち、遮蔽板14とウェーハ5の裏面5cとの間隔を0μmとしても構わない。また、遮蔽板14とウェーハ5の裏面5cとの間隔の調整は、必ずしも前述したように予め所望の大きさに形成されたギャップスペーサー41を遮蔽板14の上部に設ける方法には限定されない。遮蔽板14とウェーハ5の裏面5cとの間隔の調整は、例えば各ピン12を上下方向(垂直方向)に移動可能な設定として、これらを上下させることにより調整する設定としても構わない。
また、疎水化処理を施す箇所は、前述した箇所には限られない。疎水化処理は、少なくともウェーハ5の外周部のうち最も外側を覆う膜(塗布膜)よりも外側のベベル部5dおよび裏面5cの少なくとも一方に施されれば十分である。具体的には、半導体素子が形成される側の主面であるウェーハ5の表面5aが反射防止膜31、レジスト膜32、および液浸保護膜33などの各種塗布膜により概ね覆われているウェーハ5のレジスト膜32に対して、液浸型露光装置1を用いて配線パターン等を液浸露光する際に、塗布膜により覆われていないウェーハ5の裏面5cが予め疎水化されていれば良い。また、液浸露光工程など、疎水化処理工程以降の工程においてウェーハ5を保持するに際しては、ウェーハ5を保持する保持機構がウェーハ5の疎水化処理が施された領域に接触しないことが望ましい。
また、ウェーハ5上の膜構造は、前述した構造には限定されない。例えば、先ずウェーハ5を加工するための無機膜からなるハードマスクをウェーハ5上に形成した後、その上に有機反射防止膜31を形成しても構わない。この場合には、ハードマスクの形成後に疎水化処理を実施してもよい。
また、レジスト膜32の構造は、前述した単層構造には限定されない。例えば、ウェーハ5上に下層レジスト膜および中間レジスト膜を適宜形成した後、上層レジスト膜を形成する多層レジストプロセスにより、多層構造のレジスト膜をウェーハ5上に設けても構わない。この場合には、疎水化処理を、下層レジスト膜形成工程、中間レジスト膜形成工程、および上層レジスト膜形成工程のいずれかの工程の前に行うことが望ましい。また、必要であれば、疎水化処理前に有機反射防止膜31をウェーハ5上に設けた第3実施形態と同様に、それら各工程のいずれかの工程の前に付加処理として加熱処理を追加することが望ましい。
さらに、反射防止膜31は、有機膜および無機膜のいずれの膜を用いても構わない。それとともに、反射防止膜31は、同種あるいは異種の反射防止膜を複数層に積層した多層構造に形成しても構わない。
なお、反射防止膜31として、CVD( Chemical Vapor Deposition )法などにより成膜されるSiON膜などの無機反射防止膜を用いた場合には、この無機反射防止膜がウェーハ5の裏面5cに形成されることがある。この場合、ウェーハ5の裏面5cが無機反射防止膜で覆われた状態で液浸露光が行われることになる。このような場合には、ウェーハ5の疎水化処理は、無機反射防止膜の形成後で、かつ、レジスト膜の形成前に実施される必要がある。
第1実施形態に係る液浸型露光装置の構成の概略を模式的に示す図。 第1実施形態に係る基板処理装置の基板処理部の構成の概略を模式的に示す図。 第1実施形態に係る基板処理装置の基板処理剤供給部の構成の概略を模式的に示す図。 第1実施形態に係る基板処理方法をフローチャートにして示す図。 第1実施形態に係る基板処理が施された基板を裏面から臨んで示す平面図および断面図。 第1実施形態に対する比較例に係る基板を示す断面図。 第2実施形態に係る基板処理が施された基板を裏面から臨んで示す平面図および断面図。 第3実施形態に係る基板処理方法をフローチャートにして示す図。
符号の説明
1…スキャン型液浸露光装置、4…投影レンズ系(投影光学系)、5…ウェーハ(半導体基板、被露光基板)、5a…ウェーハの表面(半導体基板の表面、被露光基板の第1の主面)、5b…ウェーハのエッジ部(半導体基板の外縁部、被露光基板の周縁部)、5c…ウェーハの裏面(半導体基板の裏面、被露光基板の第2の主面)、5e…ウェーハの裏面の中央部(半導体基板の裏面の中央部、被露光基板の第2の主面の中央部)、10…疎水化処理装置(基板処理装置)、10b…疎水化処理剤供給装置(基板処理剤供給部、基板処理剤供給装置)、11…チャンバー(基板収納室)、12…ピン(基板支持具)、14…遮蔽板(疎水化処理剤遮蔽部、疎水化処理剤遮蔽機構)、22…HMDS(ヘキサメチルジシラザン、疎水化処理剤)、32…ArF化学増幅型レジスト膜

Claims (5)

  1. 露光処理が施される被処理基板と前記露光処理を行う露光装置の投影光学系との間に液体を介在させつつ前記露光処理を行う液浸露光に供される前記被処理基板の前記露光処理が施される側の第1の主面上にレジスト膜を設けるのに先立って、少なくとも前記第1の主面とは反対側の第2の主面のうち周縁部から所定の範囲内の領域に対して選択的に疎水化処理を施すことを特徴とする基板処理方法。
  2. 前記疎水化処理を、前記第2の主面の中央部を除く領域に施すことを特徴とする請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記被処理基板に80℃以上200℃以下の温度で加熱処理を施しつつ前記疎水化処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理方法。
  4. 露光処理が施される被処理基板がその前記露光処理が施される側の第1の主面上にレジスト膜が設けられるのに先立って収納される基板収納室と、
    この基板収納室内において少なくとも前記第1の主面とは反対側の第2の主面のうち周縁部から所定の範囲内の領域を露出させて前記被処理基板を支持する基板支持具と、
    前記基板収納室内に疎水化処理剤を供給する基板処理剤供給装置と、
    を具備することを特徴とする基板処理装置。
  5. 前記基板収納室内に前記第2の主面の中央部を覆う疎水化処理剤遮蔽機構が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
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