JP2813993B2 - 殺ダニ剤組成物 - Google Patents
殺ダニ剤組成物Info
- Publication number
- JP2813993B2 JP2813993B2 JP1262710A JP26271089A JP2813993B2 JP 2813993 B2 JP2813993 B2 JP 2813993B2 JP 1262710 A JP1262710 A JP 1262710A JP 26271089 A JP26271089 A JP 26271089A JP 2813993 B2 JP2813993 B2 JP 2813993B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mites
- spider mite
- parts
- present
- spider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N57/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N57/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds
- A01N57/10—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having phosphorus-to-oxygen bonds or phosphorus-to-sulfur bonds
- A01N57/12—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having phosphorus-to-oxygen bonds or phosphorus-to-sulfur bonds containing acyclic or cycloaliphatic radicals
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Pest Control & Pesticides (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Dentistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はハダニ類を始めサビダニ類、ホコリダニ類等
のダニ類を有効に防除することの出来る新規な殺ダニ剤
組成物に関するものである。
のダニ類を有効に防除することの出来る新規な殺ダニ剤
組成物に関するものである。
<従来の技術> 有機リン殺虫剤の中には殺ダニ活性を有するものもい
くつかあるが、有機リン剤抵抗性ハダニ類の蔓延などに
より、現在では殺ダニ剤として十分な効果を発揮するも
のは少ない。合成ピレスロイド剤においても、殺ダニ活
性の最も高いグループでもハダニ類に対する防除効果は
十分ではない。
くつかあるが、有機リン剤抵抗性ハダニ類の蔓延などに
より、現在では殺ダニ剤として十分な効果を発揮するも
のは少ない。合成ピレスロイド剤においても、殺ダニ活
性の最も高いグループでもハダニ類に対する防除効果は
十分ではない。
以上の欠点を補うため、有機リン殺虫剤と合成ピレス
ロイド剤を混合した殺タニ剤組成物として、既に、フェ
ンプロパトリンとアセフェートを混合した剤(特開昭63
−145206号公報)、フェンフロパトリンとジメトエート
などを混合した剤(特開昭56−29509号公報)、エチオ
ンとシペルメトリンなどとを混合した剤(特開昭58−12
8309号公報)などが知られているが、効力などの点で必
ずしも十分であるとは言えない。
ロイド剤を混合した殺タニ剤組成物として、既に、フェ
ンプロパトリンとアセフェートを混合した剤(特開昭63
−145206号公報)、フェンフロパトリンとジメトエート
などを混合した剤(特開昭56−29509号公報)、エチオ
ンとシペルメトリンなどとを混合した剤(特開昭58−12
8309号公報)などが知られているが、効力などの点で必
ずしも十分であるとは言えない。
その他、ジコホル、酸化フェンブタスズ、ヘキシチア
ゾクス等の殺ダニ専用剤も知られているが、近年、これ
ら殺ダニ専用剤の効果も低下し、新しい殺タニ剤の開発
が望まれている。
ゾクス等の殺ダニ専用剤も知られているが、近年、これ
ら殺ダニ専用剤の効果も低下し、新しい殺タニ剤の開発
が望まれている。
<発明が解決しようとする課題> 多くの殺ダニ剤が長年にわたって使用された結果、こ
れらの殺ダニ剤に対して強い抵抗性を示すダニ類が各地
に出現してきた。そのなかでも、果樹、野菜、茶、花木
などに寄生するナミハダニ、ニセナミハダニ、カンザワ
ハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、チャノホコリダ
ニなどは特に薬剤抵抗性の発達が著しい。そのためこれ
らのダニ類に対しては、多くの殺ダニ剤が実用性を失い
つつある。
れらの殺ダニ剤に対して強い抵抗性を示すダニ類が各地
に出現してきた。そのなかでも、果樹、野菜、茶、花木
などに寄生するナミハダニ、ニセナミハダニ、カンザワ
ハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、チャノホコリダ
ニなどは特に薬剤抵抗性の発達が著しい。そのためこれ
らのダニ類に対しては、多くの殺ダニ剤が実用性を失い
つつある。
したがって、従来の殺ダニ剤の使用により抵抗性が発
達したダニに対しても低薬量で効果が高く、しかも毒性
面や環境への悪影響も少ない新規な殺ダニ剤の開発が強
く望まれている。
達したダニに対しても低薬量で効果が高く、しかも毒性
面や環境への悪影響も少ない新規な殺ダニ剤の開発が強
く望まれている。
本発明の目的はこのような要望に合致した新規な殺ダ
ニ剤を提供することにある。
ニ剤を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、このような現状に対処するため、鋭意
検討を重ね、以下に示す組成物が顕著な効果を示すこと
を見いだし、本発明を完成した。すなわち本発明は、活
性成分として (a)α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3
−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以
下、「フェンプロパトリン」という)またはα−シアノ
−3−フェキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,
α−トリフルオロ−p−トリル)バリネート(以下、
「フルバリネート」という) と、 (b)O,O,O,O−テトラエチル S,S−メチレン ビスフ
ォスフォロジチオエート(以下、「エチオン」という) とを含有することを特徴とする殺ダニ剤組成物(以下、
本発明組成物と称す)を提供するものである。
検討を重ね、以下に示す組成物が顕著な効果を示すこと
を見いだし、本発明を完成した。すなわち本発明は、活
性成分として (a)α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3
−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以
下、「フェンプロパトリン」という)またはα−シアノ
−3−フェキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,
α−トリフルオロ−p−トリル)バリネート(以下、
「フルバリネート」という) と、 (b)O,O,O,O−テトラエチル S,S−メチレン ビスフ
ォスフォロジチオエート(以下、「エチオン」という) とを含有することを特徴とする殺ダニ剤組成物(以下、
本発明組成物と称す)を提供するものである。
本発明組成物は、フェンプロパトリンまたはフルバリ
ネートとエチオンを併用することにより、果樹、野菜、
茶、花木などのナミハダニ、ニセナミハダニ、カンザワ
ハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、チャノホコリダ
ニなどのダニ類に対して単独使用には見られない優れた
殺ダニ効果を発揮するようになる。すなわち、 1. 農園芸作物に寄生するナミハダニ、ミカンハダニ、
カンザワハダニなどのダニ類に対して、各々の活性成分
の単独使用に比べて相乗的な防除効果が発揮される。し
かもその効果は速効的に現れるとともに、その効果が持
続して、高い相乗的殺ダニ効果が発現される。その結
果、単独使用では全く無効となってしまう場合でも、併
用によりこれらのダニ類を速効的かつ長期にわたって完
全に防除することができるようになる。
ネートとエチオンを併用することにより、果樹、野菜、
茶、花木などのナミハダニ、ニセナミハダニ、カンザワ
ハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、チャノホコリダ
ニなどのダニ類に対して単独使用には見られない優れた
殺ダニ効果を発揮するようになる。すなわち、 1. 農園芸作物に寄生するナミハダニ、ミカンハダニ、
カンザワハダニなどのダニ類に対して、各々の活性成分
の単独使用に比べて相乗的な防除効果が発揮される。し
かもその効果は速効的に現れるとともに、その効果が持
続して、高い相乗的殺ダニ効果が発現される。その結
果、単独使用では全く無効となってしまう場合でも、併
用によりこれらのダニ類を速効的かつ長期にわたって完
全に防除することができるようになる。
2. 多くの有機合成殺ダニ剤により抵抗性が発達したダ
ニ類に対しても、顕著な殺ダニ効果を発揮する。
ニ類に対しても、顕著な殺ダニ効果を発揮する。
3. 農園芸作物に対して問題となる薬害などを与えるこ
ともない。
ともない。
4. 本発明組成物は、既に殺ダニ剤組成物として出願さ
れているフェンプロパトリンとアセフェートを混合した
剤(特開昭63−145206号公報)、フェンプロパトリンと
ジメトエートなどを混合した剤(特開昭56−29509号公
報)およびエチオンとシペルメトリンなどを混合した剤
(特開昭58−128309号公報)に比較しても明らかに優れ
た殺ダニ活性を有する。
れているフェンプロパトリンとアセフェートを混合した
剤(特開昭63−145206号公報)、フェンプロパトリンと
ジメトエートなどを混合した剤(特開昭56−29509号公
報)およびエチオンとシペルメトリンなどを混合した剤
(特開昭58−128309号公報)に比較しても明らかに優れ
た殺ダニ活性を有する。
本発明組成物は、特にダニ類の成虫、幼若虫に対して
速効的に作用し、しかも効果の持続性にも優れている。
さらに、他の害虫に対して各々の成分が本来有する優れ
殺虫活性は、混用により何ら損なわれることはない。
速効的に作用し、しかも効果の持続性にも優れている。
さらに、他の害虫に対して各々の成分が本来有する優れ
殺虫活性は、混用により何ら損なわれることはない。
以下本発明組成物の製剤化方法および使用方法につい
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
本発明組成物を製造するには、本発明の活性成分と適
当な担体および補助剤、たとえば界面活性剤、結合剤、
安定剤などを配合し、常法によって水和剤、乳剤、フロ
アブル剤、粉剤、DL(ドリフトレス型)粉剤などに製剤
化すればよい。
当な担体および補助剤、たとえば界面活性剤、結合剤、
安定剤などを配合し、常法によって水和剤、乳剤、フロ
アブル剤、粉剤、DL(ドリフトレス型)粉剤などに製剤
化すればよい。
この場合、フェンプロパトリンまたはフルバリネート
とエチオンとの混合比は1対1〜1対100、好ましくは
1対1〜1対50であり、製剤中の活性成分含有量合計
(重量比)は1〜80%である。
とエチオンとの混合比は1対1〜1対100、好ましくは
1対1〜1対50であり、製剤中の活性成分含有量合計
(重量比)は1〜80%である。
本発明組成物において使用できる担体としては、農園
芸用薬剤に常用されるものであれば固体または液体のい
ずれでも使用でき、特定のものに限定されるものではな
い。
芸用薬剤に常用されるものであれば固体または液体のい
ずれでも使用でき、特定のものに限定されるものではな
い。
たとえば、固体担体としては、鉱物質粉末、植物質粉
末、アルミナ、珪酸塩、糖重合体、ワックスなどが挙げ
られる。
末、アルミナ、珪酸塩、糖重合体、ワックスなどが挙げ
られる。
また、液体担体としては、水、アルコール類、芳香族
炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、ケト
ン類、エステル類、ニトリル類、アルコールエーテル
類、脂肪族または脂環式炭化水素類、工業用ガソリンお
よび石油留分などが挙げられる。
炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、ケト
ン類、エステル類、ニトリル類、アルコールエーテル
類、脂肪族または脂環式炭化水素類、工業用ガソリンお
よび石油留分などが挙げられる。
また、乳剤、水和剤、フロアブル剤などの製剤化に際
しては、乳化、分散、可溶化、湿潤、発泡、潤滑、拡展
などの目的で界面活性剤または乳化剤などが使用され
る。さらに必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤な
どのような安定化剤を適量加えることもできる。
しては、乳化、分散、可溶化、湿潤、発泡、潤滑、拡展
などの目的で界面活性剤または乳化剤などが使用され
る。さらに必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤な
どのような安定化剤を適量加えることもできる。
また、本発明組成物は、他の殺ダニ剤、殺虫剤、誘引
剤、忌避剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥料などと混合
して用いることができ、かかる混用により適用性(適用
病害虫、使用方法、使用時期など)の拡大をはかること
ができる。
剤、忌避剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥料などと混合
して用いることができ、かかる混用により適用性(適用
病害虫、使用方法、使用時期など)の拡大をはかること
ができる。
本発明組成物の使用方法は次のとおりである。すなわ
ち、施用量は作物の大きさにより異なるが、一般に10ア
ール当たり活性成分量でフェンプロパトリンまたはフル
バリネートとエチオンの合計量が0.3〜550gであり、好
ましくは2〜150gである。これを散布するには水和剤ま
たは乳剤では水で希釈し、ダニ類の発生する時期に作物
に通常10アール当たり30〜2000、好ましくは50〜500
の適用量で処理する。
ち、施用量は作物の大きさにより異なるが、一般に10ア
ール当たり活性成分量でフェンプロパトリンまたはフル
バリネートとエチオンの合計量が0.3〜550gであり、好
ましくは2〜150gである。これを散布するには水和剤ま
たは乳剤では水で希釈し、ダニ類の発生する時期に作物
に通常10アール当たり30〜2000、好ましくは50〜500
の適用量で処理する。
本発明組成物は、カンキツ類ではミカンハダニ、ミカ
ンサビダニ、落葉果樹類ではリンゴハダニ、ナミハダ
ニ、オウトウハダニ、カンザワハダニ、ニセナシサビダ
ニ、茶ではカンザワハダニ、野菜、花木ではナミハダ
ニ、カンザワハダニ、ニセナミハダニ、チャノホコリダ
ニ等のダニ類に対して、各々の活性成分の単独施用に比
べて相乗的に防除効果が発揮され、これらのダニ類を極
めて効果的に防除することができる。
ンサビダニ、落葉果樹類ではリンゴハダニ、ナミハダ
ニ、オウトウハダニ、カンザワハダニ、ニセナシサビダ
ニ、茶ではカンザワハダニ、野菜、花木ではナミハダ
ニ、カンザワハダニ、ニセナミハダニ、チャノホコリダ
ニ等のダニ類に対して、各々の活性成分の単独施用に比
べて相乗的に防除効果が発揮され、これらのダニ類を極
めて効果的に防除することができる。
本発明組成物の活性成分であるフェンプロパトリン、
フルバリネートおよびエチオンの化学構造式を第1表に
示す。
フルバリネートおよびエチオンの化学構造式を第1表に
示す。
これらのうち、フェンプロパトリンおよびフルバリネ
ートには立体異性体が存在するが、本発明にはされらの
うち、殺ダニ活性上有効な異性体およびそれらの混合物
も含まれる。
ートには立体異性体が存在するが、本発明にはされらの
うち、殺ダニ活性上有効な異性体およびそれらの混合物
も含まれる。
<実施例> 以下に若干の実施例を挙げるが、活性成分の配合割
合、補助成分およびその添加量などは以下の実施例のみ
に限定されるものではない。なお、実施例において部と
あるのはすべて重量部を表わす。
合、補助成分およびその添加量などは以下の実施例のみ
に限定されるものではない。なお、実施例において部と
あるのはすべて重量部を表わす。
実施例1 フェンプロパトリンまたはフルバリネート10部、エチ
オン30部、ラウリル硫酸ナトリウム塩5部、ナフタレン
スルホン酸ソーダホルマリン縮合物2部、ホワイトカー
ボン20部、クレー33部を均一に混合粉砕して水和剤を得
る。
オン30部、ラウリル硫酸ナトリウム塩5部、ナフタレン
スルホン酸ソーダホルマリン縮合物2部、ホワイトカー
ボン20部、クレー33部を均一に混合粉砕して水和剤を得
る。
実施例2 フェンフロパトリンまたはフルバリネート10部、エチ
オン10部、ソルポール2564(東邦化学製、非イオン、陰
イオン混合配合乳化剤)15部、キシロール65部を混合溶
解して乳剤を得る。
オン10部、ソルポール2564(東邦化学製、非イオン、陰
イオン混合配合乳化剤)15部、キシロール65部を混合溶
解して乳剤を得る。
実施例3 フェンプロパトリンまたはフルバリネート5部、エチ
オン35部、ソルポール2564(東邦化学製、非イオン、陰
イオン混合配合乳化剤)15部、キシロール45部を混合溶
解して乳剤を得る。
オン35部、ソルポール2564(東邦化学製、非イオン、陰
イオン混合配合乳化剤)15部、キシロール45部を混合溶
解して乳剤を得る。
実施例4 フェンプロパトリンまたはフルバリネート5部、エチ
オン30部、ラウリル硫酸ナトリウム塩5部、ナフタレン
スルホン酸ソーダホルマリン縮合物2部、ホワイトカー
ボン20部、クレー38部を均一に混合粉砕して水和剤を得
る。
オン30部、ラウリル硫酸ナトリウム塩5部、ナフタレン
スルホン酸ソーダホルマリン縮合物2部、ホワイトカー
ボン20部、クレー38部を均一に混合粉砕して水和剤を得
る。
次に本発明組成物の作用効果と有用性を試験例を挙げ
て説明する。
て説明する。
試験例1 ガラス温室内に植えた夏みかん実生で累台飼育中の有
機リン剤や有機スズ剤およびヘキシチアゾクスに抵抗性
を示すミカンハダニ雌成虫および卵に対する殺ダニ活性
を室内試験で検討した。すなわち、寒天ゲル上に固定し
たみかん葉にミカンハダニ雌成虫を接種し、1日間産卵
させた後、定量散布装置により、実施例2および実施例
3に準じえ調整した本発明の乳剤の所定濃度水希釈液を
10アール当り30相当量ずつ散布し、2日後に殺成虫効
果、10日後に殺卵効果を調べた。本試験は1薬液処理に
つき成虫10個体2区制で行なった。その結果は第2表の
とおりである。なお以下の試験例において殺卵効果と
は、殺卵および殺ふ化幼虫を合わせた効果をさす。
機リン剤や有機スズ剤およびヘキシチアゾクスに抵抗性
を示すミカンハダニ雌成虫および卵に対する殺ダニ活性
を室内試験で検討した。すなわち、寒天ゲル上に固定し
たみかん葉にミカンハダニ雌成虫を接種し、1日間産卵
させた後、定量散布装置により、実施例2および実施例
3に準じえ調整した本発明の乳剤の所定濃度水希釈液を
10アール当り30相当量ずつ散布し、2日後に殺成虫効
果、10日後に殺卵効果を調べた。本試験は1薬液処理に
つき成虫10個体2区制で行なった。その結果は第2表の
とおりである。なお以下の試験例において殺卵効果と
は、殺卵および殺ふ化幼虫を合わせた効果をさす。
試験例2 25℃恒温条件の室内でインゲンの幼苗により累代飼育
中の有機リン剤や有機スズ剤に抵抗性を示すカンザワハ
ダニ雌成虫および卵に対する殺ダニ活性を室内試験で検
討した。すなわち、寒天ゲル上に固定したインゲン葉に
カンザワハダニ雌成虫を接種し、1日間産卵させた後、
定量散布装置により、本発明の組合せを含む合成ピレス
ロイド剤と有機リン剤の単用および混用の所定濃度水希
釈液を10アールに当り30相当量ずつ散布し、2日後に
殺成虫効果、9日後に殺卵効果を調べた。本試験は1薬
液処理につき成虫10個体2区制で行なった。その結果は
第3表のとおりである。
中の有機リン剤や有機スズ剤に抵抗性を示すカンザワハ
ダニ雌成虫および卵に対する殺ダニ活性を室内試験で検
討した。すなわち、寒天ゲル上に固定したインゲン葉に
カンザワハダニ雌成虫を接種し、1日間産卵させた後、
定量散布装置により、本発明の組合せを含む合成ピレス
ロイド剤と有機リン剤の単用および混用の所定濃度水希
釈液を10アールに当り30相当量ずつ散布し、2日後に
殺成虫効果、9日後に殺卵効果を調べた。本試験は1薬
液処理につき成虫10個体2区制で行なった。その結果は
第3表のとおりである。
試験例3 ガラス温室内に植えた5〜6葉期インゲンに累代飼育
中の有機リン剤や有機スズ剤に抵抗性を示すナミハダニ
雌成虫を1株当り20個体ずつ接種して定着産卵させた。
そして、定着、、産卵7日後に実施例1に準じて調整し
た本発明の水和剤の所定濃度水希釈液を手押し式噴霧器
にて10アール当り100相当量ずつ散布した。散布直
前、散布3日後、10日後、20日後、30日後に、寄生して
いるハダニ雌成虫数および薬害を調べ、防除価(%)を
算出した。
中の有機リン剤や有機スズ剤に抵抗性を示すナミハダニ
雌成虫を1株当り20個体ずつ接種して定着産卵させた。
そして、定着、、産卵7日後に実施例1に準じて調整し
た本発明の水和剤の所定濃度水希釈液を手押し式噴霧器
にて10アール当り100相当量ずつ散布した。散布直
前、散布3日後、10日後、20日後、30日後に、寄生して
いるハダニ雌成虫数および薬害を調べ、防除価(%)を
算出した。
本試験は1薬液処理につき1株、3区制で行なった。
その結果は第4表のとおりである。なお、試験例中の防
除価(%)は次式により算出した。(以下も同様) Ca:無散布区散布前虫数 Cb:無散布区散布後虫数 Ta:散布区散布前虫数 Tb:散布区散布後虫数 試験例4 ミカンハダニが多発生している10号素焼鉢植え輿津早
生温州みかんを用いて実施例3に準じて調整した本発明
の乳剤の所定濃度水希釈液を手押し式噴霧器にて10アー
ル当り300相当量ずつ散布した。散布直前、散布3日
後、10日後、20日後、30日後に、1樹当り任意の20葉に
つき寄生しているハダニ雌成虫数および薬害を調べ、防
除価(%)を算出した。
その結果は第4表のとおりである。なお、試験例中の防
除価(%)は次式により算出した。(以下も同様) Ca:無散布区散布前虫数 Cb:無散布区散布後虫数 Ta:散布区散布前虫数 Tb:散布区散布後虫数 試験例4 ミカンハダニが多発生している10号素焼鉢植え輿津早
生温州みかんを用いて実施例3に準じて調整した本発明
の乳剤の所定濃度水希釈液を手押し式噴霧器にて10アー
ル当り300相当量ずつ散布した。散布直前、散布3日
後、10日後、20日後、30日後に、1樹当り任意の20葉に
つき寄生しているハダニ雌成虫数および薬害を調べ、防
除価(%)を算出した。
本試験は1薬液処理につき1樹、3区制で行なった。
その結果は第5表のとおりである。
その結果は第5表のとおりである。
試験例5 累代飼育中の、有機リン剤に抵抗性を示すナミハダニ
雌成虫を、人工気象室内でホット(直径9cm)植えイン
ゲンに寄生させた。そのインゲン実施例4に準じて調整
した本発明の水和剤の所定濃度水希釈液を3ポットあた
り30ml散布した。ポットは25℃±1℃の室内にて保管し
た。散布前及び散布後の所定日にナミハダニ雌成虫数を
調査した。その結果は第6表のとおりである。
雌成虫を、人工気象室内でホット(直径9cm)植えイン
ゲンに寄生させた。そのインゲン実施例4に準じて調整
した本発明の水和剤の所定濃度水希釈液を3ポットあた
り30ml散布した。ポットは25℃±1℃の室内にて保管し
た。散布前及び散布後の所定日にナミハダニ雌成虫数を
調査した。その結果は第6表のとおりである。
<発明の効果> 本発明組成物は、果樹、茶、野菜、花木などの栽培地
におけるナミハダニ、ニセナミハダニ、カンザワハダ
ニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、チャノホコリハダニ
などのダニ類防除剤として極めて有効に利用することが
できる。
におけるナミハダニ、ニセナミハダニ、カンザワハダ
ニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、チャノホコリハダニ
などのダニ類防除剤として極めて有効に利用することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠松 紀美 兵庫県加西市岸呂町字塩ノ山636番2 住友化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−5406(JP,A) 特開 昭56−152451(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01N 57/12 A01N 37/44 A01N 53/00
Claims (2)
- 【請求項1】(a)α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシ
レートまたはα−シアノ−3−フェノキシベンジル N
−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリ
ル)バリネート と、 (b)O,O,O,O−テトラエチル S,S−メチレン ビスフ
ォスフォロジチオエート とを活性成分として含有することを特徴とする殺ダニ剤
組成物。 - 【請求項2】α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,
2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート
とO,O,O,O−テトラエチル S,S−メチレン ビスフォス
フォロジチオエートとを活性成分として含有することを
特徴とする殺ダニ剤組成物。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262710A JP2813993B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 殺ダニ剤組成物 |
US07/589,598 US5120721A (en) | 1989-10-06 | 1990-09-28 | Acaricidal composition |
IT04834190A IT1247726B (it) | 1989-10-06 | 1990-10-04 | Composizione acaricida e procedimento per la sua produzione. |
KR1019900015789A KR0168434B1 (ko) | 1989-10-06 | 1990-10-05 | 살비 조성물 |
FR909012283A FR2652716B1 (fr) | 1989-10-06 | 1990-10-05 | Composition acaricide a base d'ethion et de fenpropathrine ou de fluvalinate. |
CN90108223A CN1033356C (zh) | 1989-10-06 | 1990-10-05 | 杀螨组合物 |
ES9002527A ES2032255B1 (es) | 1989-10-06 | 1990-10-05 | Composicion acaricida. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262710A JP2813993B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 殺ダニ剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03123711A JPH03123711A (ja) | 1991-05-27 |
JP2813993B2 true JP2813993B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=17379518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1262710A Expired - Lifetime JP2813993B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | 殺ダニ剤組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5120721A (ja) |
JP (1) | JP2813993B2 (ja) |
KR (1) | KR0168434B1 (ja) |
CN (1) | CN1033356C (ja) |
ES (1) | ES2032255B1 (ja) |
FR (1) | FR2652716B1 (ja) |
IT (1) | IT1247726B (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3163461B2 (ja) * | 1992-10-19 | 2001-05-08 | 大塚化学株式会社 | 殺虫、殺ダニ剤組成物 |
ZA952100B (en) * | 1994-03-16 | 1995-12-11 | Sankyo Co | Pesticidal combinations |
CN101503855B (zh) * | 2008-02-04 | 2012-04-18 | 上海德桑精细化工有限公司 | 织物抗菌防螨整理剂 |
WO2011123943A1 (en) | 2010-04-09 | 2011-10-13 | Mount Sinai Hospital | Methods for treating disorders of the gastrointestinal tract using a glp-1 agonist |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2873228A (en) * | 1956-07-16 | 1959-02-10 | Fmc Corp | Pesticidal phosphorus esters |
JPS515450B1 (ja) * | 1971-06-29 | 1976-02-20 | ||
US4243819A (en) * | 1978-02-16 | 1981-01-06 | Zoecon Corporation | Substituted amino acids |
JPS5629509A (en) * | 1979-08-20 | 1981-03-24 | Sumitomo Chem Co Ltd | Acaricidal composition |
GB2063672B (en) * | 1979-11-14 | 1983-04-07 | Shell Int Research | Pesticidal compositions |
US4260633A (en) * | 1980-04-21 | 1981-04-07 | Zoecon Corporation | Pesticidal esters of amino acids |
FR2520197A1 (fr) * | 1982-01-25 | 1983-07-29 | Rhone Poulenc Agrochimie | Compositions insecticides et acaricides a base d'ethion et d'un pyrethroide et procede de traitement des vegetaux contre les arthropodes au moyen de ces compositions |
FR2581509B1 (fr) * | 1985-05-07 | 1988-09-09 | Sandoz Sa Produits | Association a base de fluvalinate et de thiometon, utilisable pour combattre les insectes |
JPH0618766B2 (ja) * | 1986-12-09 | 1994-03-16 | 北興化学工業株式会社 | 殺ダニ剤組成物 |
WO1988006842A1 (en) * | 1987-03-13 | 1988-09-22 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Stable solid pesticidal preparation |
HU205839B (en) * | 1987-11-18 | 1992-07-28 | Chinoin Gyogyszer Es Vegyeszet | Synergetic artropodicide composition containining pirethroides and phosphate-esters as active components |
-
1989
- 1989-10-06 JP JP1262710A patent/JP2813993B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-09-28 US US07/589,598 patent/US5120721A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-04 IT IT04834190A patent/IT1247726B/it active IP Right Grant
- 1990-10-05 FR FR909012283A patent/FR2652716B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-05 KR KR1019900015789A patent/KR0168434B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1990-10-05 ES ES9002527A patent/ES2032255B1/es not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-05 CN CN90108223A patent/CN1033356C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2652716B1 (fr) | 1993-01-22 |
US5120721A (en) | 1992-06-09 |
IT1247726B (it) | 1994-12-30 |
FR2652716A1 (fr) | 1991-04-12 |
KR910007423A (ko) | 1991-05-30 |
ES2032255A1 (es) | 1993-01-16 |
KR0168434B1 (ko) | 1999-01-15 |
JPH03123711A (ja) | 1991-05-27 |
IT9048341A1 (it) | 1992-04-04 |
IT9048341A0 (it) | 1990-10-04 |
ES2032255B1 (es) | 1994-01-16 |
CN1050665A (zh) | 1991-04-17 |
CN1033356C (zh) | 1996-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101343648B1 (ko) | 살충용 액체 비료의 제조에 사용하기 적합한 살충제 조성물 | |
JP4126621B2 (ja) | 殺虫・殺ダニ剤 | |
US5326560A (en) | Insecticide carriers and insecticides | |
JP4055021B2 (ja) | 殺虫・殺ダニ剤 | |
EP3157335B1 (en) | Synergistic effect of spinetoram and methoxyfenozide for control of stem borer on rice | |
JPH04235104A (ja) | 殺虫・殺ダニ剤組成物 | |
JPS6324483B2 (ja) | ||
NZ219597A (en) | The control of aphids and aphid-transmitted virus infections in plants with a synergistic mixture of 2-dimethylamino-5,6-dimethylpyrimidin-4-yl dimethyl carbamate and a pyrethroid | |
JP2813993B2 (ja) | 殺ダニ剤組成物 | |
JP4243727B2 (ja) | 殺虫・殺ダニ剤 | |
JP3115137B2 (ja) | 殺虫効力増強剤およびそれを含む液状殺虫製剤 | |
JP4069218B2 (ja) | 殺虫・殺ダニ剤 | |
CN113812411A (zh) | 一种含有氟啶虫酰胺的卫生杀虫组合物及其应用 | |
CN113826627A (zh) | 一种含氟啶虫酰胺和拟除虫菊酯类的杀虫组合物及应用 | |
JPS6368507A (ja) | 農業用殺虫殺菌組成物 | |
KR860000335B1 (ko) | 곤충 살충제 조성물 | |
Stock et al. | Foliar penetration of agrochemicals: limitations imposed by formulation type and some interactions with adjuvants | |
US4216213A (en) | Acaricidal and insecticidal compositions | |
JP4032375B2 (ja) | 屋内ダニ防除用殺ダニ剤 | |
JPH0618766B2 (ja) | 殺ダニ剤組成物 | |
JP2023531003A (ja) | 農業害虫、有害ダニを防除するためのトリフルエンフロネートの用途 | |
JPH07233013A (ja) | 混合除草剤 | |
JPS58144308A (ja) | 殺虫・殺ダニ組成物 | |
JPS5948807B2 (ja) | 殺ダニ、殺虫組成物 | |
JPS61229802A (ja) | 殺虫・殺ダニ剤組成物 |