JP2748154B2 - ミシンの刺しゅう模様入力装置 - Google Patents
ミシンの刺しゅう模様入力装置Info
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Description
本発明は、ミシンの刺しゅう模様入力装置に係わり、
特に刺しゅう枠を駆動するアクチュエータを外部操作に
より制御して刺しゅう枠上の原画をトレースすると共に
アクチュエータの座標情報に基づき刺しゅうデータを作
成するようにしたミシンの刺しゅう模様入力装置に関す
る。
特に刺しゅう枠を駆動するアクチュエータを外部操作に
より制御して刺しゅう枠上の原画をトレースすると共に
アクチュエータの座標情報に基づき刺しゅうデータを作
成するようにしたミシンの刺しゅう模様入力装置に関す
る。
従来、刺しゅう模様の入力は、デジタイザ等の入力装
置を必要とし、また刺しゅう模様の入力に当たっては専
門的な知識、技術が必要であった。従って、これらの理
由から一般家庭等では刺しゅう模様の入力を簡単に行う
ことはできなかった。
置を必要とし、また刺しゅう模様の入力に当たっては専
門的な知識、技術が必要であった。従って、これらの理
由から一般家庭等では刺しゅう模様の入力を簡単に行う
ことはできなかった。
本発明は、駆動装置により上下運動させられる針棒の
下端に装着させられた針と該針と協働して前記針に形成
された糸輪を捕捉する糸輪捕捉器とを有する縫目形成部
と、加工布を保持可能で刺繍データにより駆動される駆
動部により前記縫目形成部の縫製作業面上をアクチュエ
ータによりX方向および該X方向と直行するY方向に駆
動制御させられる刺しゅう枠とを有するミシンにおい
て、外部操作によりアクチュエータを制御して刺しゅう
枠を移動させ、刺しゅう枠上の原画を針先でトレース
し、入力結果を輪郭線としてミシン機枠に設けた表示装
置に表示すると共にアクチュエータの座標情報をミシン
に内蔵された一時記憶装置に書き込み、データ変換した
後、外部記憶装置に書き込むようにしたことを特徴とす
るミシンの刺しゅう模様入力装置を提供するもので、 本発明は、刺しゅう模様の入力に従来のようにデジタ
イザ等の入力装置を必要とせず、また刺しゅう模様の入
力に当たっては専門的な知識、技術を必要とせずに、一
般家庭等でも刺しゅう模様の入力を簡単に行えるという
作用がある。
下端に装着させられた針と該針と協働して前記針に形成
された糸輪を捕捉する糸輪捕捉器とを有する縫目形成部
と、加工布を保持可能で刺繍データにより駆動される駆
動部により前記縫目形成部の縫製作業面上をアクチュエ
ータによりX方向および該X方向と直行するY方向に駆
動制御させられる刺しゅう枠とを有するミシンにおい
て、外部操作によりアクチュエータを制御して刺しゅう
枠を移動させ、刺しゅう枠上の原画を針先でトレース
し、入力結果を輪郭線としてミシン機枠に設けた表示装
置に表示すると共にアクチュエータの座標情報をミシン
に内蔵された一時記憶装置に書き込み、データ変換した
後、外部記憶装置に書き込むようにしたことを特徴とす
るミシンの刺しゅう模様入力装置を提供するもので、 本発明は、刺しゅう模様の入力に従来のようにデジタ
イザ等の入力装置を必要とせず、また刺しゅう模様の入
力に当たっては専門的な知識、技術を必要とせずに、一
般家庭等でも刺しゅう模様の入力を簡単に行えるという
作用がある。
以下、本発明を実施例により説明する。 1)第1の実施例 ○刺しゅうミシンの概略の構成 まず、第1の実施例の刺しゅうミシンの概略の構成に
ついて、主として第3図、第4図を参照しながら説明す
る。 第3図において、ミシン1の縫い目形成部10は、駆動
装置(図示せず)により上下運動させられる針棒11の下
端に装着させられた針12と該針と協働して前記針に形成
された糸輪を捕捉する糸輪捕捉器(図示せず)とを有し
ている。 刺しゅう枠13は、加工布を保持可能で、刺繍データに
より駆動される駆動部により前記縫目形成部10の縫製作
業面上をアクチュエータによりX方向および該X方向と
直行するY方向に駆動制御させられるようになってい
る。 ミシン1の全面に設けた制御パネル15には、表示装置
LCD、複数の各種キー、LED等が配設されている。 書き込み、読み取り装置42には、外部記憶媒体43が着
脱可能となっている。 書き込み、読み取り装置42は、本実施例では、外部記
憶媒体42はフロッピー・ディスクであり、書き込み、読
み取り装置は、フロッピー・ディスク・ドライブであ
る。 ○制御回路の概略の構成 次に、制御回路の概略の構成について主として第5
図、第6図を参照しながら説明する。縫いモードキー4
1、入力モードキー40はそれぞれの操作により「縫いモ
ード」、「入力モード」の選択が行われる。 縫いモードキー41を押すと、LED11が点灯すると共に
表示装置LCDの下部に「縫いモード」と表示され、縫い
作業が可能なモードとなる。 入力モードキー40を押すと、LED10が点灯すると共に
表示装置LCDの下部に「入力モード」と表示され、模様
入力が可能なモードとなる。 模様入力はX、Y設定キー35〜38によりアクチュエー
タとしてのXステッピングモータXM、Yステッピングモ
ータYMを駆動して、刺しゅう枠13に固定された線書きの
原画をミシン1の針先で相対的にトレースし、刺しゅう
枠13上に設定された原点O(第7図)に対する針先の座
標をミシンに内蔵されたランダム・アクセス・メモリ
(以後RAM)に書き込む。 X設定キー35、36は、その押圧操作によりXステッピ
ングモータXMをX方向に駆動し、駆動機構を介して刺し
ゅう枠を移動させる。 X設定キー35の操作により、刺しゅう枠13は、該刺し
ゅう枠の原点Oに対してミシンの針先が相対的に一定量
遠ざかる向きに移動させられる。X設定キー36の操作時
にはその逆となる。 針先の座標は、刺しゅう枠13上に設定された原点Oに
対するXステッピングモータXM、Yステッピングモータ
YMの回動ステップ数をカウントすることにより求められ
る。 X拡大キー24、X縮小キー25は、X設定キーの操作に
より一定量移動させられる刺しゅう枠の移動量をこの順
に拡大、縮小する場合に操作され、その値はインジケー
タ23に表示される。 Y設定キー38の操作により、刺しゅう枠13は、該刺し
ゅう枠の原点(第7図)に対してミシンの針先が相対的
に遠ざかる向きに移動させられる。Y設定キー37の操作
時にはその逆となる。 RAMへの座標の書き込みは、後記するように座標入力
キー39の操作時に行われる。 リード・オンリー・メモリROMには、ミシン1に内蔵
された刺しゅうデータ、縫いモードにおける縫い制御用
のプログラム、入力モードにおける入力制御用のプログ
ラムとしての表示プログラム、複数のデータ変換プログ
ラム等が記憶されている。 RAMは、中央演算装置CPUの作動時に各種データ等を一
時蓄えるワークエリア、針先による原画のトレースによ
り刺しゅう枠13の原点Oに対する間欠的な座標情報を一
時記憶するデータエリア1、データエリア1の座標情報
に基づきデータ変換プログラムにより変換された刺しゅ
うデータを記憶するデータエリア2およびその他のエリ
アを備えている。 書き込み、読み取り装置42は、入力モード時にRAMの
データエリア2に記憶された刺しゅうデータを外部記憶
媒体43に書き込んだり、縫いモード時に外部記憶媒体43
に記憶された刺しゅうデータを読み取り、ミシンに内蔵
されたRAMのデータエリア2に記憶させる装置である。 次に、以上説明した残りの各種キーについて概略の説
明をする。 形状指定キーには、本実施例では円弧入力指定キー26
と直線入力指定キー27の2種ありトレースによる座標入
力時に輪郭線の形状を指定するもので、それぞれ指定座
標数を持つ。 円弧入力指定キー26の指定座標数は入力の最初におい
ては、このキーが押されてから3点であり、入力の途中
では現在の入力点を含めて3点である。直線入力指定キ
ー27については、それぞれ2点である。 座標入力キー39は、トレースによる入力時作業時にRA
Mのデータエリア1に座標を格納するためのキーであ
る。 ストップキー28は、縫糸の糸替えを指示するキーで、
刺しゅう作業時にミシンが停止し、表示装置LCD上に、
「上糸を替えてください」の旨の表示がなされる。 ステッチキー20〜22は、RAMのデータエリア2の変換
データの編集時に選択される。 本実施例では3種類のステッチキーを示したが、更に
その種類を増やすことも可能である。 入力終了キー29は、トレースによる座標入力が終了し
た時点で操作される。 編集解除キー30は、トレースによる座標データの編集
を解除するためのキーである。 登録キー31は、RAMのデータエリア2に格納された変
換または編集後の刺しゅうデータを外部記憶装置43に書
き込むためのキーである。 複数のキー45には、テンキーおよびその他のキーが含
まれており、テンキーは、縫いモードおよび入力モード
において各種数値入力およびコード入力等を行うための
キーである。 ○原画模様の入力処理手順 次に、主として第1図、第2図およびこれらと第7図
を参照しながら原画模様の入力処理手順について説明す
る。 第1図、第2図において、(Sn)(n=1、2、3
…)は、入力処理の各ステップを示す。 原画模様の入力処理手順は、入力モードキー40の押圧
操作によりLED10が点灯しスタートする。 (S1) X、Y設定キー35〜38の内必要なキーを操作して刺し
ゅう枠13を移動させ、針先に原画の始点を合わせる。 第7図において、OPは刺しゅう枠上に固定された原画
であり、線書きのハート形図形OP1と円形図形OP2とが描
かれている。 A点を始点に設定し、この点から原画OP1のトレース
を始めるものとする。 まず、X、Y設定キー36、37を操作して刺しゅう枠13
を針先の現在位置PPから移動させ、針先をA点に合わせ
る。 (S2)(S3) 形状指定キーの内、円弧入力指定キー26または直線入
力指定キー27を押すと、指定されたコードがRAMのデー
タエリア1に格納される。 第7図において、円弧入力指定キー26を押すと指定さ
れたコードがRAMのデータエリア1に格納される。 (S4) 形状指定キーの内、円弧入力指定キー26が押されたか
判別される。 円弧入力指定キー26が押された場合には、(S5)〜
(S8)のループが(S8)のステップで指定座標数入力済
みと判別されるまで繰り返される。同様に、直線入力指
定キー27が押された場合には、(S9)〜(S12)のルー
プが(S12)のステップで指定座標数入力済みと判別さ
れるまで繰り返される。 (S5)〜(S8) 円弧入力指定時の入力ループであり、第7図におい
て、A点において円弧入力指定キー26を押し、座標入力
キー39を押した後、X設定キー36を押すと、刺しゅう枠
13は定量X1だけ右側に移動し、B点が針先の下に位置す
る。 この座標入力キー39の押圧により、刺しゅう枠13上に
設定された原点Oに対するA点の座合がRAMのデータエ
リア1に書き込まれる。 次に、Y設定キー37を押して刺しゅう枠13を上方に移
動させ、C点を針先の下に位置させる。ここで座標入力
キー39を押圧し、C点の座標をRAMのデータエリア1に
格納した後、X、Y設定キー36、37の同様な操作によ
り、E点を針先の下に位置させ、座標入力キー39を押圧
すると、A点、C点およびE点の3点がデータエリア1
に格納され、指定座標数入力済みとなり、次の(S13)
に進む。 この場合に、C点を針先の下に位置させた後、X設定
キー36を押して、前記と同様に刺しゅう枠を定量X1だけ
右側に移動させると、原画の今回の書き込み点Cと次の
書き込み点との距離が大きくなり好ましくない。 このような場合は、予めX縮小キー25(24はX拡大キ
ー)を刺しゅう枠13のX方向の移動量をX2、X3のように
小さくして行うようにしている。 移動量はインジケータ23に表示される。 以上は、原画OP1を始点Aから左側にトレースする場
合の説明であるが、原画OP1を始点から右側にトレース
する場合はX設定キー35およびY設定キー38により同様
な作業を繰り返し行う。 (S9)〜(S12) 直線入力指定時の入力ループであり、(S5)〜(S8)
の入力ループと同様に入力が行われ、(S12)により指
定座標数入力済みと判断されると、次の(S13)に進
む。 第7図においては、円弧入力指定であるから、指定座
標数はA、C、E点の3点となる。 (S13) 表示装置LCD上には、円弧または直線が表示される。 第7図においては、A点、C点およびE点の3点を結
ぶ円弧が表示装置LCD上に表示される。 (S14) 入力点が始点Aに戻ったかを判別するステップで、
(S2)〜(S14)の入力操作を繰り返し、第7図におい
て、ハート形図形OP1を1周し、始点Aに戻り、座標入
力キー39を押すと、始点Aに戻ったと判断され、次の
(S15)に進む。 (S15) 入力終了キー29が操作されたかを判別するステップ
で、第7図においては円形図形OP2の座標入力が終了し
た時点で操作されると、(S19)に進み、操作されない
場合は次の(S16)に進む。 (S16) 上糸の色替え用のストップキー28が操作されたが判別
するステップで、本実施例では、第7図において、色替
えは原画OP1、OP2の単位で考えており、原画のOP1に対
しては、始点A点から始まった座標入力が原画OP1を1
周して再び始点Aに戻った時点で、次の原画OP2の入力
に移行する場合にその操作を選択する。 ストップキー28が操作されると、(S17)に進む。 (S17) ストップキー28が操作されると、第8図に示すように
A点に星形マークが点灯した後、(S1)に戻る。 ストップキー28が操作されないと、星形が点灯するこ
となく(S1)に戻る。 ストップキー28が操作されると、刺しゅう時にミシン
がこの位置で停止し、表示装置上に「上糸を交換して下
さい」の表示がなされる。 このミシンの表示等の状態は、上糸を交換しミシンを
再駆動することによりクリアされる。 以上の動作を繰り返し、原画OP1およびOP2の入力が総
て終了し、(S15)で入力終了キー29を操作すると、こ
の操作により(S19)に進む。 (S19) 編集解除キー30が操作されたかを判別するステップ
で、編集解除キー30が操作されると(S20)に進み、操
作されないと(S21)以下のステップに進む。 (S20) データ変換のステップであり、編集解除キー30を操作
すると、データエリア1の座標データが座標変換プログ
ラムによりステッチデータに変換され、(S25)に進
み、RAMのデータエリア2に格納される。 このステッチデータは、原画の輪郭線に沿った直線縫
いのデータであり、その縫目ピッチは、テンキーにより
予め設定することができる。 (S21)〜(S24) 編集モードの処理手順であり、編集解除キー30を操作
せず針先を原画の輪郭線上の任意の位置に位置させる
と、第1の編集モードとなり、針先を輪郭線内の任意の
位置に位置させると、第2の編集モードとなる。 これらの各編集モードは、原画に対する針先の位置の
移動により、ステッチキーが操作されるまで自由に選択
することができる。 第1の編集モードにおいて、(S23)で、ステッチキ
ー20〜22の内、所望のキー例えばステッチキー21を押す
と、第1の編集モード用の変換プログラムによりRAMの
データエリア1に格納された座標データが変換され、表
示プログラムにより表示装置LCDに第10図に示すように
輪郭線の内側に幅をもったステッチの表示がなされ、該
データによる刺しゅう時には同図に示すような刺しゅう
模様が形成される。 同様に、第2の編集モードにおいて、(S23)で、ス
テッチキー20〜22の内、所望のキー例えばステッチキー
21を押すと、第2の編集モード用の変換プログラムによ
りRAMのデータエリア1に格納された座標データが変換
され、表示プログラムにより表示装置に第11図に示すよ
うに輪郭線内がステッチで埋め尽くされた表示がなさ
れ、該データによる刺しゅう時には同図に示すような刺
しゅう模様が形成される。 第12図、第13図はそれぞれ第1の編集モード、第2の
編集モードでステッチキー22を操作した場合の表示例で
ある。 (S25)(S26) (S25)では、(S20)でデータ変換された原画の輪郭
線に沿った直線縫いのステッチデータ、(S24)で変換
された第1の編集データまたは第2の編集データのうち
のいずれか1種類の変換データがRAMのデータエリア2
に格納され、(S26)で表示装置LCDに表示される。 (S27)〜(S29) (S27)は登録キー31が操作されたかを判別するステ
ップであり、登録キー31が操作されると、(S29)に進
み、RAMのデータエリア2のステッチデータが外部記憶
媒体43に書き込まれる。登録キー31が操作されなで、縫
いモードキー41が操作されると、(S28)の判別により
模様入力処理のプログラムが終了し、縫いモードとな
り、刺しゅう縫いが可能となる。 2)第2の実施例 ○刺しゅうミシンの概略の構成 第2の実施例の刺しゅうミシンの概略の構成について
主として第15図、第16図を参照しながら説明する。 これらの図において、第1の実施例(第3図、第4
図)と同様な部品、部位には同一の符号を付して詳細な
説明は省略する。 第15図、第16図において、15′はミシンの制御パネル
であり、第1の実施例と異なる点は、第1の実施例の
X、Y設定キー35〜38に代えてX設定ダイアル50、Y設
定ダイアル51を使用している点と、表示装置を備えてい
ない点である。 即ち、本実施例は表示装置を備えていないミシンを対
象としている。 本実施例は、X設定ダイアル50およびY設定ダイアル
51により原画をトレースし、座標入力キー39を操作する
と、ミシンの上軸が1回転し、線書きの原画に針穴を残
すと共にその点の座標がRAMのデータエリア1に格納さ
れる。 この針穴により入力印状態が確認され、入力を続ける
ことにより、入力図形の輪郭が原画に複数の針穴として
残り入力状態が確認できる。 なお、本実施例では、座標の入力に座標入力キー39を
使用してミシンの上軸を1回転させ、線書きの原画に針
穴を残すと共にその点の座標をRAMのデータエリア1に
格納しているが、ミシンの上軸を手動で約1回転させ、
その点の座標をRAMのデータエリア1に格納するように
構成するようにすることも可能である。 ○制御回路の概略の構成 次に、第17図を参照しながら制御回路の概略の構成に
ついて説明する。 図において、第1の実施例(第6図)と同様な部品、
部位には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 第1の実施例と異なる点は、前記したように第1の実
施例のX、Y設定キー35〜38に代えてX設定ダイアル5
0、Y設定ダイアル51を使用している点と、表示装置を
備えていない点である。 また、リード・オンリー・メモリROMは、入力モード
における入力制御用プログラムのうち表示プログラム
(LCD用)を記憶していない点が第1の実施例と異な
る。その他は、第1の実施例と同様である。 ○原画模様の入力処理手順 次に、第14図および第2図を参照しながら原画模様の
入力処理手順について説明する。 まず、第14図において、第1の実施例(第1図)と同
様なステップには、同一の符号を付し詳細な説明は省略
する。 同図において、第1の実施例と異なる点は3つのステ
ップであり、それらは(S6′)(S10′)のステップの
相違と、第1の実施例における(S13)のLCDに入力結果
を表示するステップがないことである。 (S6′)(S10′)のステップは、座標入力キー39の
操作によりミシンの上端が1回転し、原画に針穴を残す
と共にそれぞれ次の(S7)(S11)に移行するステップ
である。 第14図において、原画模様の入力が終了し、入力終了
キー29を操作すると、(S15)でページ結合子“2"で示
される第2図のフローチャートのステップ(S19)に進
む。 但し、該第2の実施例では、第2図のステップ(S2
6)で示される入力結果を表示装置LCDに表示するステッ
プはない。 その他は、総て同様である。 3)第3の実施例 次に、第3の実施例について第18図を参照しながら説
明する。 該第3の実施例は、第2の実施例のX設定ダイアル5
0、Y設定ダイアル51および各種キー等のうち入力モー
ドで使用するX設定ダイアル50、Y設定ダイアル51およ
び各種キー等を1つの框体53にまとめ接続ケーブル54に
よりミシンに着脱自在な入力装置55として構成し、原画
模様入力時のみ使用するようにしたもので、機能的には
第2の実施例とおなじである。 このように構成することにより、入力装置55をオプシ
ョン化することが可能となり、また縫いモードにおいて
は、制御パネル15″に主として入力モードで使用される
余分なキー等の操作部がなくなるのでデザイン的にもす
っきりし、縫いモードにおける操作が容易になる等の利
点がある。
ついて、主として第3図、第4図を参照しながら説明す
る。 第3図において、ミシン1の縫い目形成部10は、駆動
装置(図示せず)により上下運動させられる針棒11の下
端に装着させられた針12と該針と協働して前記針に形成
された糸輪を捕捉する糸輪捕捉器(図示せず)とを有し
ている。 刺しゅう枠13は、加工布を保持可能で、刺繍データに
より駆動される駆動部により前記縫目形成部10の縫製作
業面上をアクチュエータによりX方向および該X方向と
直行するY方向に駆動制御させられるようになってい
る。 ミシン1の全面に設けた制御パネル15には、表示装置
LCD、複数の各種キー、LED等が配設されている。 書き込み、読み取り装置42には、外部記憶媒体43が着
脱可能となっている。 書き込み、読み取り装置42は、本実施例では、外部記
憶媒体42はフロッピー・ディスクであり、書き込み、読
み取り装置は、フロッピー・ディスク・ドライブであ
る。 ○制御回路の概略の構成 次に、制御回路の概略の構成について主として第5
図、第6図を参照しながら説明する。縫いモードキー4
1、入力モードキー40はそれぞれの操作により「縫いモ
ード」、「入力モード」の選択が行われる。 縫いモードキー41を押すと、LED11が点灯すると共に
表示装置LCDの下部に「縫いモード」と表示され、縫い
作業が可能なモードとなる。 入力モードキー40を押すと、LED10が点灯すると共に
表示装置LCDの下部に「入力モード」と表示され、模様
入力が可能なモードとなる。 模様入力はX、Y設定キー35〜38によりアクチュエー
タとしてのXステッピングモータXM、Yステッピングモ
ータYMを駆動して、刺しゅう枠13に固定された線書きの
原画をミシン1の針先で相対的にトレースし、刺しゅう
枠13上に設定された原点O(第7図)に対する針先の座
標をミシンに内蔵されたランダム・アクセス・メモリ
(以後RAM)に書き込む。 X設定キー35、36は、その押圧操作によりXステッピ
ングモータXMをX方向に駆動し、駆動機構を介して刺し
ゅう枠を移動させる。 X設定キー35の操作により、刺しゅう枠13は、該刺し
ゅう枠の原点Oに対してミシンの針先が相対的に一定量
遠ざかる向きに移動させられる。X設定キー36の操作時
にはその逆となる。 針先の座標は、刺しゅう枠13上に設定された原点Oに
対するXステッピングモータXM、Yステッピングモータ
YMの回動ステップ数をカウントすることにより求められ
る。 X拡大キー24、X縮小キー25は、X設定キーの操作に
より一定量移動させられる刺しゅう枠の移動量をこの順
に拡大、縮小する場合に操作され、その値はインジケー
タ23に表示される。 Y設定キー38の操作により、刺しゅう枠13は、該刺し
ゅう枠の原点(第7図)に対してミシンの針先が相対的
に遠ざかる向きに移動させられる。Y設定キー37の操作
時にはその逆となる。 RAMへの座標の書き込みは、後記するように座標入力
キー39の操作時に行われる。 リード・オンリー・メモリROMには、ミシン1に内蔵
された刺しゅうデータ、縫いモードにおける縫い制御用
のプログラム、入力モードにおける入力制御用のプログ
ラムとしての表示プログラム、複数のデータ変換プログ
ラム等が記憶されている。 RAMは、中央演算装置CPUの作動時に各種データ等を一
時蓄えるワークエリア、針先による原画のトレースによ
り刺しゅう枠13の原点Oに対する間欠的な座標情報を一
時記憶するデータエリア1、データエリア1の座標情報
に基づきデータ変換プログラムにより変換された刺しゅ
うデータを記憶するデータエリア2およびその他のエリ
アを備えている。 書き込み、読み取り装置42は、入力モード時にRAMの
データエリア2に記憶された刺しゅうデータを外部記憶
媒体43に書き込んだり、縫いモード時に外部記憶媒体43
に記憶された刺しゅうデータを読み取り、ミシンに内蔵
されたRAMのデータエリア2に記憶させる装置である。 次に、以上説明した残りの各種キーについて概略の説
明をする。 形状指定キーには、本実施例では円弧入力指定キー26
と直線入力指定キー27の2種ありトレースによる座標入
力時に輪郭線の形状を指定するもので、それぞれ指定座
標数を持つ。 円弧入力指定キー26の指定座標数は入力の最初におい
ては、このキーが押されてから3点であり、入力の途中
では現在の入力点を含めて3点である。直線入力指定キ
ー27については、それぞれ2点である。 座標入力キー39は、トレースによる入力時作業時にRA
Mのデータエリア1に座標を格納するためのキーであ
る。 ストップキー28は、縫糸の糸替えを指示するキーで、
刺しゅう作業時にミシンが停止し、表示装置LCD上に、
「上糸を替えてください」の旨の表示がなされる。 ステッチキー20〜22は、RAMのデータエリア2の変換
データの編集時に選択される。 本実施例では3種類のステッチキーを示したが、更に
その種類を増やすことも可能である。 入力終了キー29は、トレースによる座標入力が終了し
た時点で操作される。 編集解除キー30は、トレースによる座標データの編集
を解除するためのキーである。 登録キー31は、RAMのデータエリア2に格納された変
換または編集後の刺しゅうデータを外部記憶装置43に書
き込むためのキーである。 複数のキー45には、テンキーおよびその他のキーが含
まれており、テンキーは、縫いモードおよび入力モード
において各種数値入力およびコード入力等を行うための
キーである。 ○原画模様の入力処理手順 次に、主として第1図、第2図およびこれらと第7図
を参照しながら原画模様の入力処理手順について説明す
る。 第1図、第2図において、(Sn)(n=1、2、3
…)は、入力処理の各ステップを示す。 原画模様の入力処理手順は、入力モードキー40の押圧
操作によりLED10が点灯しスタートする。 (S1) X、Y設定キー35〜38の内必要なキーを操作して刺し
ゅう枠13を移動させ、針先に原画の始点を合わせる。 第7図において、OPは刺しゅう枠上に固定された原画
であり、線書きのハート形図形OP1と円形図形OP2とが描
かれている。 A点を始点に設定し、この点から原画OP1のトレース
を始めるものとする。 まず、X、Y設定キー36、37を操作して刺しゅう枠13
を針先の現在位置PPから移動させ、針先をA点に合わせ
る。 (S2)(S3) 形状指定キーの内、円弧入力指定キー26または直線入
力指定キー27を押すと、指定されたコードがRAMのデー
タエリア1に格納される。 第7図において、円弧入力指定キー26を押すと指定さ
れたコードがRAMのデータエリア1に格納される。 (S4) 形状指定キーの内、円弧入力指定キー26が押されたか
判別される。 円弧入力指定キー26が押された場合には、(S5)〜
(S8)のループが(S8)のステップで指定座標数入力済
みと判別されるまで繰り返される。同様に、直線入力指
定キー27が押された場合には、(S9)〜(S12)のルー
プが(S12)のステップで指定座標数入力済みと判別さ
れるまで繰り返される。 (S5)〜(S8) 円弧入力指定時の入力ループであり、第7図におい
て、A点において円弧入力指定キー26を押し、座標入力
キー39を押した後、X設定キー36を押すと、刺しゅう枠
13は定量X1だけ右側に移動し、B点が針先の下に位置す
る。 この座標入力キー39の押圧により、刺しゅう枠13上に
設定された原点Oに対するA点の座合がRAMのデータエ
リア1に書き込まれる。 次に、Y設定キー37を押して刺しゅう枠13を上方に移
動させ、C点を針先の下に位置させる。ここで座標入力
キー39を押圧し、C点の座標をRAMのデータエリア1に
格納した後、X、Y設定キー36、37の同様な操作によ
り、E点を針先の下に位置させ、座標入力キー39を押圧
すると、A点、C点およびE点の3点がデータエリア1
に格納され、指定座標数入力済みとなり、次の(S13)
に進む。 この場合に、C点を針先の下に位置させた後、X設定
キー36を押して、前記と同様に刺しゅう枠を定量X1だけ
右側に移動させると、原画の今回の書き込み点Cと次の
書き込み点との距離が大きくなり好ましくない。 このような場合は、予めX縮小キー25(24はX拡大キ
ー)を刺しゅう枠13のX方向の移動量をX2、X3のように
小さくして行うようにしている。 移動量はインジケータ23に表示される。 以上は、原画OP1を始点Aから左側にトレースする場
合の説明であるが、原画OP1を始点から右側にトレース
する場合はX設定キー35およびY設定キー38により同様
な作業を繰り返し行う。 (S9)〜(S12) 直線入力指定時の入力ループであり、(S5)〜(S8)
の入力ループと同様に入力が行われ、(S12)により指
定座標数入力済みと判断されると、次の(S13)に進
む。 第7図においては、円弧入力指定であるから、指定座
標数はA、C、E点の3点となる。 (S13) 表示装置LCD上には、円弧または直線が表示される。 第7図においては、A点、C点およびE点の3点を結
ぶ円弧が表示装置LCD上に表示される。 (S14) 入力点が始点Aに戻ったかを判別するステップで、
(S2)〜(S14)の入力操作を繰り返し、第7図におい
て、ハート形図形OP1を1周し、始点Aに戻り、座標入
力キー39を押すと、始点Aに戻ったと判断され、次の
(S15)に進む。 (S15) 入力終了キー29が操作されたかを判別するステップ
で、第7図においては円形図形OP2の座標入力が終了し
た時点で操作されると、(S19)に進み、操作されない
場合は次の(S16)に進む。 (S16) 上糸の色替え用のストップキー28が操作されたが判別
するステップで、本実施例では、第7図において、色替
えは原画OP1、OP2の単位で考えており、原画のOP1に対
しては、始点A点から始まった座標入力が原画OP1を1
周して再び始点Aに戻った時点で、次の原画OP2の入力
に移行する場合にその操作を選択する。 ストップキー28が操作されると、(S17)に進む。 (S17) ストップキー28が操作されると、第8図に示すように
A点に星形マークが点灯した後、(S1)に戻る。 ストップキー28が操作されないと、星形が点灯するこ
となく(S1)に戻る。 ストップキー28が操作されると、刺しゅう時にミシン
がこの位置で停止し、表示装置上に「上糸を交換して下
さい」の表示がなされる。 このミシンの表示等の状態は、上糸を交換しミシンを
再駆動することによりクリアされる。 以上の動作を繰り返し、原画OP1およびOP2の入力が総
て終了し、(S15)で入力終了キー29を操作すると、こ
の操作により(S19)に進む。 (S19) 編集解除キー30が操作されたかを判別するステップ
で、編集解除キー30が操作されると(S20)に進み、操
作されないと(S21)以下のステップに進む。 (S20) データ変換のステップであり、編集解除キー30を操作
すると、データエリア1の座標データが座標変換プログ
ラムによりステッチデータに変換され、(S25)に進
み、RAMのデータエリア2に格納される。 このステッチデータは、原画の輪郭線に沿った直線縫
いのデータであり、その縫目ピッチは、テンキーにより
予め設定することができる。 (S21)〜(S24) 編集モードの処理手順であり、編集解除キー30を操作
せず針先を原画の輪郭線上の任意の位置に位置させる
と、第1の編集モードとなり、針先を輪郭線内の任意の
位置に位置させると、第2の編集モードとなる。 これらの各編集モードは、原画に対する針先の位置の
移動により、ステッチキーが操作されるまで自由に選択
することができる。 第1の編集モードにおいて、(S23)で、ステッチキ
ー20〜22の内、所望のキー例えばステッチキー21を押す
と、第1の編集モード用の変換プログラムによりRAMの
データエリア1に格納された座標データが変換され、表
示プログラムにより表示装置LCDに第10図に示すように
輪郭線の内側に幅をもったステッチの表示がなされ、該
データによる刺しゅう時には同図に示すような刺しゅう
模様が形成される。 同様に、第2の編集モードにおいて、(S23)で、ス
テッチキー20〜22の内、所望のキー例えばステッチキー
21を押すと、第2の編集モード用の変換プログラムによ
りRAMのデータエリア1に格納された座標データが変換
され、表示プログラムにより表示装置に第11図に示すよ
うに輪郭線内がステッチで埋め尽くされた表示がなさ
れ、該データによる刺しゅう時には同図に示すような刺
しゅう模様が形成される。 第12図、第13図はそれぞれ第1の編集モード、第2の
編集モードでステッチキー22を操作した場合の表示例で
ある。 (S25)(S26) (S25)では、(S20)でデータ変換された原画の輪郭
線に沿った直線縫いのステッチデータ、(S24)で変換
された第1の編集データまたは第2の編集データのうち
のいずれか1種類の変換データがRAMのデータエリア2
に格納され、(S26)で表示装置LCDに表示される。 (S27)〜(S29) (S27)は登録キー31が操作されたかを判別するステ
ップであり、登録キー31が操作されると、(S29)に進
み、RAMのデータエリア2のステッチデータが外部記憶
媒体43に書き込まれる。登録キー31が操作されなで、縫
いモードキー41が操作されると、(S28)の判別により
模様入力処理のプログラムが終了し、縫いモードとな
り、刺しゅう縫いが可能となる。 2)第2の実施例 ○刺しゅうミシンの概略の構成 第2の実施例の刺しゅうミシンの概略の構成について
主として第15図、第16図を参照しながら説明する。 これらの図において、第1の実施例(第3図、第4
図)と同様な部品、部位には同一の符号を付して詳細な
説明は省略する。 第15図、第16図において、15′はミシンの制御パネル
であり、第1の実施例と異なる点は、第1の実施例の
X、Y設定キー35〜38に代えてX設定ダイアル50、Y設
定ダイアル51を使用している点と、表示装置を備えてい
ない点である。 即ち、本実施例は表示装置を備えていないミシンを対
象としている。 本実施例は、X設定ダイアル50およびY設定ダイアル
51により原画をトレースし、座標入力キー39を操作する
と、ミシンの上軸が1回転し、線書きの原画に針穴を残
すと共にその点の座標がRAMのデータエリア1に格納さ
れる。 この針穴により入力印状態が確認され、入力を続ける
ことにより、入力図形の輪郭が原画に複数の針穴として
残り入力状態が確認できる。 なお、本実施例では、座標の入力に座標入力キー39を
使用してミシンの上軸を1回転させ、線書きの原画に針
穴を残すと共にその点の座標をRAMのデータエリア1に
格納しているが、ミシンの上軸を手動で約1回転させ、
その点の座標をRAMのデータエリア1に格納するように
構成するようにすることも可能である。 ○制御回路の概略の構成 次に、第17図を参照しながら制御回路の概略の構成に
ついて説明する。 図において、第1の実施例(第6図)と同様な部品、
部位には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 第1の実施例と異なる点は、前記したように第1の実
施例のX、Y設定キー35〜38に代えてX設定ダイアル5
0、Y設定ダイアル51を使用している点と、表示装置を
備えていない点である。 また、リード・オンリー・メモリROMは、入力モード
における入力制御用プログラムのうち表示プログラム
(LCD用)を記憶していない点が第1の実施例と異な
る。その他は、第1の実施例と同様である。 ○原画模様の入力処理手順 次に、第14図および第2図を参照しながら原画模様の
入力処理手順について説明する。 まず、第14図において、第1の実施例(第1図)と同
様なステップには、同一の符号を付し詳細な説明は省略
する。 同図において、第1の実施例と異なる点は3つのステ
ップであり、それらは(S6′)(S10′)のステップの
相違と、第1の実施例における(S13)のLCDに入力結果
を表示するステップがないことである。 (S6′)(S10′)のステップは、座標入力キー39の
操作によりミシンの上端が1回転し、原画に針穴を残す
と共にそれぞれ次の(S7)(S11)に移行するステップ
である。 第14図において、原画模様の入力が終了し、入力終了
キー29を操作すると、(S15)でページ結合子“2"で示
される第2図のフローチャートのステップ(S19)に進
む。 但し、該第2の実施例では、第2図のステップ(S2
6)で示される入力結果を表示装置LCDに表示するステッ
プはない。 その他は、総て同様である。 3)第3の実施例 次に、第3の実施例について第18図を参照しながら説
明する。 該第3の実施例は、第2の実施例のX設定ダイアル5
0、Y設定ダイアル51および各種キー等のうち入力モー
ドで使用するX設定ダイアル50、Y設定ダイアル51およ
び各種キー等を1つの框体53にまとめ接続ケーブル54に
よりミシンに着脱自在な入力装置55として構成し、原画
模様入力時のみ使用するようにしたもので、機能的には
第2の実施例とおなじである。 このように構成することにより、入力装置55をオプシ
ョン化することが可能となり、また縫いモードにおいて
は、制御パネル15″に主として入力モードで使用される
余分なキー等の操作部がなくなるのでデザイン的にもす
っきりし、縫いモードにおける操作が容易になる等の利
点がある。
以上のように本発明によれば、刺しゅう模様の入力に
従来のようにデジタイザ等の入力装置を必要とせず、ま
た刺しゅう模様の入力に当たっては専門的な知識、技術
を必要とせずに、一般家庭等でも刺しゅう模様の入力を
簡単に行えるという効果が得られる。
従来のようにデジタイザ等の入力装置を必要とせず、ま
た刺しゅう模様の入力に当たっては専門的な知識、技術
を必要とせずに、一般家庭等でも刺しゅう模様の入力を
簡単に行えるという効果が得られる。
第1図〜第13図は本発明の第1の実施例に係り、第1図
は原画模様入力処理手順を示すフローチャートの前半
部、第2図は原画模様入力処理手順を示すフローチャー
トの後半部で、図中(S26)を除いた部分は第2の実施
例および第3の実施例の原画模様入力処理手順を示すフ
ローチャートの後半部と共通である。 第3図は全面から見たミシンの外観斜視図、第4図は後
面から見たミシンの外観斜視図、第5図は制御パネル要
部の拡大図、第6図は制御回路のブロック図、第7図は
原画の入力を説明するための図、第8図は、第9図は、
第10図は第1の編集モードにおける表示例、第11図は第
2の編集モードにおける表示例、第12図は第1の編集モ
ードにおける第10図とは別のステッチキー操作時の表示
例、第13図は第2の編集モードにおける第11図とは別の
ステッチキー操作時の表示例である。 第14図〜第17図は、本発明の第2の実施例に係り、第14
図は原画模様入力処理手順を示すフローチャートの前半
部、第15図は全面から見たミシンの外観斜視図、第16図
は制御パネル要部の拡大図、第17図は制御回路のブロッ
ク図である。 第18図は第3の実施例に係る全面から見たミシンの外観
斜視図である。 1はミシン、10は縫い目形成部、11は針棒、12は針、13
は刺しゅう枠、43は外部記憶装置、LCDは表示装置、OP
は原画、RAMはミシンに内蔵された一時記憶装置、XMは
アクチュエータとしてのXステッピングモータ、YMはア
クチュエータとしてのYステッピングモータである。
は原画模様入力処理手順を示すフローチャートの前半
部、第2図は原画模様入力処理手順を示すフローチャー
トの後半部で、図中(S26)を除いた部分は第2の実施
例および第3の実施例の原画模様入力処理手順を示すフ
ローチャートの後半部と共通である。 第3図は全面から見たミシンの外観斜視図、第4図は後
面から見たミシンの外観斜視図、第5図は制御パネル要
部の拡大図、第6図は制御回路のブロック図、第7図は
原画の入力を説明するための図、第8図は、第9図は、
第10図は第1の編集モードにおける表示例、第11図は第
2の編集モードにおける表示例、第12図は第1の編集モ
ードにおける第10図とは別のステッチキー操作時の表示
例、第13図は第2の編集モードにおける第11図とは別の
ステッチキー操作時の表示例である。 第14図〜第17図は、本発明の第2の実施例に係り、第14
図は原画模様入力処理手順を示すフローチャートの前半
部、第15図は全面から見たミシンの外観斜視図、第16図
は制御パネル要部の拡大図、第17図は制御回路のブロッ
ク図である。 第18図は第3の実施例に係る全面から見たミシンの外観
斜視図である。 1はミシン、10は縫い目形成部、11は針棒、12は針、13
は刺しゅう枠、43は外部記憶装置、LCDは表示装置、OP
は原画、RAMはミシンに内蔵された一時記憶装置、XMは
アクチュエータとしてのXステッピングモータ、YMはア
クチュエータとしてのYステッピングモータである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平1−16786(JP,B2) 特公 平6−102113(JP,B2)
Claims (4)
- 【請求項1】駆動装置により上下動する針棒の下端に装
着した針と該針と協働して前記針により形成された糸輪
を補足する糸輪補足器とを有する縫目形成部と、加工布
を保持可能で刺繍データにより駆動される駆動部により
前記縫目形成部の縫製作業面上をアクチュエータにより
X方向および該X方向と直交するY方向に駆動される刺
しゅう枠とを有するミシンにおいて、原画から輪郭線と
しての座標情報と形状情報とを生成する手段と、該輪郭
線を表示する表示装置と、前記情報を一時記憶する第1
の記憶手段と、該記憶手段に記憶の情報から変換して生
成した縫目データを記憶する第2の記憶手段とを備え、
前記第2の記憶手段に記憶された縫目データが少なくと
も前記輪郭線上を与えられたピッチの直線縫い、前記輪
郭線の内側に一定幅のステッチ縫い、前記輪郭線の内側
全体をおおうステッチとして変換し生成したデータのう
ちいずれか1つであることを特徴とするミシンの刺しゅ
う模様入力装置。 - 【請求項2】前記原画から輪郭線としての座標情報と形
状情報とを生成する手段が、操作により前記アクチュエ
ータを制御して刺しゅう枠を移動させ、前記刺しゅう枠
上の原画を針先でトレースして座標情報と形状情報とに
より輪郭線として認識するものであることを特徴とする
請求項1に記載のミシンの刺しゅう模様入力装置。 - 【請求項3】前記変換するステッチタイプを選択するス
テッチ選択手段を備えたことを特徴とする請求項1又は
2に記載のミシンの刺しゅう模様入力装置。 - 【請求項4】前記輪郭線の入力はX,Y2方向のうちいずれ
か一方向の刺しゅう枠の移動を操作毎に一定量行なうと
共に、他方向の刺しゅう枠の移動を操作により原画上を
トレースするために所望量だけ行なって、刺しゅう枠上
の原画の輪郭を間欠的にトレースすることを特徴とする
請求項2に記載のミシンの刺しゅう模様入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17397789A JP2748154B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | ミシンの刺しゅう模様入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17397789A JP2748154B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | ミシンの刺しゅう模様入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0339188A JPH0339188A (ja) | 1991-02-20 |
JP2748154B2 true JP2748154B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=15970523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17397789A Expired - Fee Related JP2748154B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | ミシンの刺しゅう模様入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2748154B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006075505A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Juki Corp | ミシン |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5702091B2 (ja) * | 2010-09-07 | 2015-04-15 | Juki株式会社 | ミシン |
-
1989
- 1989-07-07 JP JP17397789A patent/JP2748154B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006075505A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Juki Corp | ミシン |
JP4564311B2 (ja) * | 2004-09-13 | 2010-10-20 | Juki株式会社 | ミシン |
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---|---|
JPH0339188A (ja) | 1991-02-20 |
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