JP2597966Y2 - デセル装置 - Google Patents
デセル装置Info
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- JP2597966Y2 JP2597966Y2 JP1993069178U JP6917893U JP2597966Y2 JP 2597966 Y2 JP2597966 Y2 JP 2597966Y2 JP 1993069178 U JP1993069178 U JP 1993069178U JP 6917893 U JP6917893 U JP 6917893U JP 2597966 Y2 JP2597966 Y2 JP 2597966Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、デセル装置に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より油圧ショベル等の建設機械にお
いては、作業や走行を行っていない負荷低下時にエンジ
ン回転をアイドリング状態にし、作業や走行の開始時に
は元の設定回転に直ちにエンジン回転を復帰させるデセ
ル装置が備えられたものがあり、無駄な燃料消費や騒音
を抑制し得るようにしてある。
いては、作業や走行を行っていない負荷低下時にエンジ
ン回転をアイドリング状態にし、作業や走行の開始時に
は元の設定回転に直ちにエンジン回転を復帰させるデセ
ル装置が備えられたものがあり、無駄な燃料消費や騒音
を抑制し得るようにしてある。
【0003】図6は従来のデセル装置の一例を示すもの
で、図中1は建設機械の運転室に設けられたスロットル
レバー、2はエンジンの回転数を調整する為のコントロ
ールレバーを示し、前記スロットルレバー1とコントロ
ールレバー2とがデセル装置3を介して機械的に接続さ
れたプルケーブル4,5により接続されている。
で、図中1は建設機械の運転室に設けられたスロットル
レバー、2はエンジンの回転数を調整する為のコントロ
ールレバーを示し、前記スロットルレバー1とコントロ
ールレバー2とがデセル装置3を介して機械的に接続さ
れたプルケーブル4,5により接続されている。
【0004】前記デセル装置3は本体フレーム6に同一
の回動軸7を介して回動自在に枢着された主レバー8と
副レバー9とを有し、主レバー8の一端部8aと副レバ
ー9の一端部9aとが引張りバネ10により連結され、
且つ該引張りバネ10による付勢力で副レバー9の他端
部9bに突設したストッパ11が主レバー8の他端部8
bに係止されて両レバー8,9が常時一体に回動される
ようになっており、前記副レバー9の他端部9bにはス
ロットルレバー1に一端を接続した第一のプルケーブル
4の他端が接続されていると共に、前記主レバー8の他
端部8bにはエンジン12のコントロールレバー2に一
端を接続した第二のプルケーブル5の他端が接続されて
いる。
の回動軸7を介して回動自在に枢着された主レバー8と
副レバー9とを有し、主レバー8の一端部8aと副レバ
ー9の一端部9aとが引張りバネ10により連結され、
且つ該引張りバネ10による付勢力で副レバー9の他端
部9bに突設したストッパ11が主レバー8の他端部8
bに係止されて両レバー8,9が常時一体に回動される
ようになっており、前記副レバー9の他端部9bにはス
ロットルレバー1に一端を接続した第一のプルケーブル
4の他端が接続されていると共に、前記主レバー8の他
端部8bにはエンジン12のコントロールレバー2に一
端を接続した第二のプルケーブル5の他端が接続されて
いる。
【0005】更に、前記本体フレーム6の所要位置に
は、運転室に設置されたスイッチ又はつまみにより操作
可能な小型の油圧シリンダ13が設けられており、主レ
バー8の所要位置に突設された当接部14を前記油圧シ
リンダ13の押付ロッド15を伸長して押圧することに
より前記主レバー8を引張りバネ10の付勢力に抗して
回動し得るようにしてある。
は、運転室に設置されたスイッチ又はつまみにより操作
可能な小型の油圧シリンダ13が設けられており、主レ
バー8の所要位置に突設された当接部14を前記油圧シ
リンダ13の押付ロッド15を伸長して押圧することに
より前記主レバー8を引張りバネ10の付勢力に抗して
回動し得るようにしてある。
【0006】而して、油圧シリンダ13の押付ロッド1
5を引き込んで主レバー8と副レバー9とが一体に回動
するようにしておくと、スロットルレバー1の回動に追
従してコントロールレバー2が回動され、エンジン12
の回転数が作業や走行に必要な所要の値まで上昇され
る。
5を引き込んで主レバー8と副レバー9とが一体に回動
するようにしておくと、スロットルレバー1の回動に追
従してコントロールレバー2が回動され、エンジン12
の回転数が作業や走行に必要な所要の値まで上昇され
る。
【0007】また、油圧シリンダ13の押付ロッド15
を伸長して主レバー8の当接部14を押圧し、主レバー
8のみを引張りバネ10の付勢力に抗して回動すると、
コントロールレバー2がスロットルレバー1から独立し
てアイドリング位置に戻され、エンジン12の回転数が
アイドリング状態まで下げられる。この時副レバー9も
回動させる力が働くがスロットルレバー1に内蔵された
摩擦板によって保持される。
を伸長して主レバー8の当接部14を押圧し、主レバー
8のみを引張りバネ10の付勢力に抗して回動すると、
コントロールレバー2がスロットルレバー1から独立し
てアイドリング位置に戻され、エンジン12の回転数が
アイドリング状態まで下げられる。この時副レバー9も
回動させる力が働くがスロットルレバー1に内蔵された
摩擦板によって保持される。
【0008】斯かる状態から油圧シリンダ13の押付ロ
ッド15を再度引き込んで主レバー8を引張りバネ10
の付勢力により副レバー9と重合する位置に戻すと、コ
ントロールレバー2がスロットルレバー1により規定さ
れた元の位置に戻され、エンジン12の回転数が元の設
定回転に復帰される。
ッド15を再度引き込んで主レバー8を引張りバネ10
の付勢力により副レバー9と重合する位置に戻すと、コ
ントロールレバー2がスロットルレバー1により規定さ
れた元の位置に戻され、エンジン12の回転数が元の設
定回転に復帰される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデセル装置3においては、主レバー8と副レバー9
とをストッパ11により係止させて引張りバネ10の付
勢力により一体化するようにしていた為、両レバー8,
9の確実な一体化が図られるよう強力な引張りバネ10
が必要となり、しかも、このように強力な引張りバネ1
0の付勢力に抗して主レバー8を回動しなければならな
いことから油圧シリンダ13による押圧力も必然的に大
きくなる為、ストッパ11や当接部14に繰り返し大き
な負荷が作用することになり、これらストッパ11や当
接部14が短期間に損傷する虞れがあった。
来のデセル装置3においては、主レバー8と副レバー9
とをストッパ11により係止させて引張りバネ10の付
勢力により一体化するようにしていた為、両レバー8,
9の確実な一体化が図られるよう強力な引張りバネ10
が必要となり、しかも、このように強力な引張りバネ1
0の付勢力に抗して主レバー8を回動しなければならな
いことから油圧シリンダ13による押圧力も必然的に大
きくなる為、ストッパ11や当接部14に繰り返し大き
な負荷が作用することになり、これらストッパ11や当
接部14が短期間に損傷する虞れがあった。
【0010】本考案は、上述の実情に鑑みてなしたもの
で、短期間に損傷を生じることなく長期に亘って良好に
使用し得るデセル装置を提供することを目的としてい
る。
で、短期間に損傷を生じることなく長期に亘って良好に
使用し得るデセル装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1に記載
の考案は、主レバーの一端部を第一の回動軸を介して本
体フレームに回動自在に枢着すると共に、該主レバーの
長手方向中間部に副レバーの長手方向中間部を第二の回
動軸を介して回動自在に枢着し、前記副レバーの一端部
に主レバーと副レバーの他端部同士を重合させた際に前
記第一の回動軸を中心とする円弧形状が少くとも部分的
に形成されるようにしたスリットを形成し、スロットル
レバーに一端を接続した第一のプルケーブルの他端を前
記主レバーの他端部に接続すると共に、エンジンのコン
トロールレバーに一端を接続した第二のプルケーブルの
他端を前記副レバーの他端部に接続し、該副レバーのス
リットに摺動自在に係合する係合ピンを前記副レバーが
第二の回動軸を中心として回動されるよう複動するアク
チュエータを前記本体フレームに設けたことを特徴とす
るデセル装置、に係るものであり、本考案の請求項2に
記載の考案は、前記アクチュエータが、係合ピンを第一
の回動軸と同心の円弧軌道上の所要角度範囲で往復回動
する複動式電動モータであることを特徴とするデセル装
置、に係るものである。
の考案は、主レバーの一端部を第一の回動軸を介して本
体フレームに回動自在に枢着すると共に、該主レバーの
長手方向中間部に副レバーの長手方向中間部を第二の回
動軸を介して回動自在に枢着し、前記副レバーの一端部
に主レバーと副レバーの他端部同士を重合させた際に前
記第一の回動軸を中心とする円弧形状が少くとも部分的
に形成されるようにしたスリットを形成し、スロットル
レバーに一端を接続した第一のプルケーブルの他端を前
記主レバーの他端部に接続すると共に、エンジンのコン
トロールレバーに一端を接続した第二のプルケーブルの
他端を前記副レバーの他端部に接続し、該副レバーのス
リットに摺動自在に係合する係合ピンを前記副レバーが
第二の回動軸を中心として回動されるよう複動するアク
チュエータを前記本体フレームに設けたことを特徴とす
るデセル装置、に係るものであり、本考案の請求項2に
記載の考案は、前記アクチュエータが、係合ピンを第一
の回動軸と同心の円弧軌道上の所要角度範囲で往復回動
する複動式電動モータであることを特徴とするデセル装
置、に係るものである。
【0012】
【作用】従って本考案では、主レバーと副レバーの他端
部同士を重合させた状態で係合ピンの位置をアクチュエ
ータにより固定しておくと、副レバーの第二の回動軸を
支点とした主レバーに対する回動は前記係合ピンにより
阻止されるので、該係合ピンの固定位置が変更されない
限り前記両レバーの重合状態が解けることはなく、前記
副レバーはスリットにより許容される第一の回動軸を支
点とした主レバーと一体の回動だけが可能な状態とな
る。
部同士を重合させた状態で係合ピンの位置をアクチュエ
ータにより固定しておくと、副レバーの第二の回動軸を
支点とした主レバーに対する回動は前記係合ピンにより
阻止されるので、該係合ピンの固定位置が変更されない
限り前記両レバーの重合状態が解けることはなく、前記
副レバーはスリットにより許容される第一の回動軸を支
点とした主レバーと一体の回動だけが可能な状態とな
る。
【0013】斯かる状態でスロットルレバーを回動する
と、第一のプルケーブルを介して主レバーが回動され、
且つ該主レバーと一体に副レバーも追従して回動される
ので、第二のプルケーブルを介してコントロールレバー
が回動され、エンジンの回転数が作業や走行に必要な所
要の値に任意に調整できる。
と、第一のプルケーブルを介して主レバーが回動され、
且つ該主レバーと一体に副レバーも追従して回動される
ので、第二のプルケーブルを介してコントロールレバー
が回動され、エンジンの回転数が作業や走行に必要な所
要の値に任意に調整できる。
【0014】また、作業や走行が一時的に中断した負荷
低下時には、アクチュエータを駆動して係合ピンを移動
して副レバーを第二の回動軸を中心として回動すると、
副レバーは無理なく主レバーとの重合状態を解かれ、第
二のプルケーブルを介してコントロールレバーがスロッ
トルレバーから独立してアイドリング位置に戻され、エ
ンジンの回転数がアイドリング状態まで下げられる。
低下時には、アクチュエータを駆動して係合ピンを移動
して副レバーを第二の回動軸を中心として回動すると、
副レバーは無理なく主レバーとの重合状態を解かれ、第
二のプルケーブルを介してコントロールレバーがスロッ
トルレバーから独立してアイドリング位置に戻され、エ
ンジンの回転数がアイドリング状態まで下げられる。
【0015】更に、斯かる状態から作業や走行を開始す
る際には、アクチュエータを駆動して係合ピンを元の位
置に戻すと、副レバーは第二の回動軸を中心として主レ
バーと重合する位置まで回動され、第二のプルケーブル
を介してコントロールレバーがスロットルレバーにより
規定された元の位置に戻され、エンジンの回転数が元の
設定回転に復帰される。
る際には、アクチュエータを駆動して係合ピンを元の位
置に戻すと、副レバーは第二の回動軸を中心として主レ
バーと重合する位置まで回動され、第二のプルケーブル
を介してコントロールレバーがスロットルレバーにより
規定された元の位置に戻され、エンジンの回転数が元の
設定回転に復帰される。
【0016】尚、係合ピンを複動するアクチュエータと
して複動式電動モータを採用すれば、従来の油圧シリン
ダを採用した場合に必要となる油圧回路を不要とするこ
とが可能となる。
して複動式電動モータを採用すれば、従来の油圧シリン
ダを採用した場合に必要となる油圧回路を不要とするこ
とが可能となる。
【0017】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
する。
【0018】図1〜図5は本考案のデセル装置の一実施
例を示すものであり、以下の説明では図3を左方向から
見た側を表側、右方向から見た側を裏側として説明す
る。
例を示すものであり、以下の説明では図3を左方向から
見た側を表側、右方向から見た側を裏側として説明す
る。
【0019】図中16は油圧ショベル等の建設機械の所
要位置に固定されたデセル装置17の本体フレームを示
し、該本体フレーム16に形成したブラケット部16a
の表側面には、主レバー18の一端部18aが第一の回
動軸20を介して回動自在に枢着され、前記主レバー1
8の長手方向中間部の裏側には、副レバー19の長手方
向中間部が第二の回動軸21を介して回動自在に枢着さ
れており、前記副レバー19の一端部19aは図3に示
す如く折り曲げられ且つブラケット部16aに形成され
た切欠部22を通されて前記ブラケット部16a裏面に
配置されている。
要位置に固定されたデセル装置17の本体フレームを示
し、該本体フレーム16に形成したブラケット部16a
の表側面には、主レバー18の一端部18aが第一の回
動軸20を介して回動自在に枢着され、前記主レバー1
8の長手方向中間部の裏側には、副レバー19の長手方
向中間部が第二の回動軸21を介して回動自在に枢着さ
れており、前記副レバー19の一端部19aは図3に示
す如く折り曲げられ且つブラケット部16aに形成され
た切欠部22を通されて前記ブラケット部16a裏面に
配置されている。
【0020】更に、前記副レバー19の一端部19aに
は、主レバー18と副レバー19の他端部18b,19
b同士を重合させた際に前記第一の回動軸20を中心と
する円弧形状が少くとも部分的に形成されるようにした
スリット23(図4参照)が形成されている。
は、主レバー18と副レバー19の他端部18b,19
b同士を重合させた際に前記第一の回動軸20を中心と
する円弧形状が少くとも部分的に形成されるようにした
スリット23(図4参照)が形成されている。
【0021】また、前記主レバー18の他端部18bに
は、スロットルレバー1に一端を接続した第一のプルケ
ーブル4の他端が接続されていると共に、前記副レバー
19の他端部19bには、エンジン12のコントロール
レバー2に一端を接続した第二のプルケーブル5の他端
が接続されている。
は、スロットルレバー1に一端を接続した第一のプルケ
ーブル4の他端が接続されていると共に、前記副レバー
19の他端部19bには、エンジン12のコントロール
レバー2に一端を接続した第二のプルケーブル5の他端
が接続されている。
【0022】更に、前記本体フレーム16のブラケット
部16aの裏側面には、運転室の操作レバー24上端に
設けたスイッチ25により駆動される複動式電動モータ
26(アクチュエータ)が第一の回動軸20と同心状に
出力軸27を配置されて取り付けられており、該複動式
電動モータ26の出力軸27には、前記副レバー19の
スリット23に摺動自在に係合する係合ピン28がカム
部材29を介して備えられ、前記係合ピン28を所要角
度範囲で往復回動することにより前記副レバー19が第
二の回動軸21を中心として回動されるようにしてあ
る。
部16aの裏側面には、運転室の操作レバー24上端に
設けたスイッチ25により駆動される複動式電動モータ
26(アクチュエータ)が第一の回動軸20と同心状に
出力軸27を配置されて取り付けられており、該複動式
電動モータ26の出力軸27には、前記副レバー19の
スリット23に摺動自在に係合する係合ピン28がカム
部材29を介して備えられ、前記係合ピン28を所要角
度範囲で往復回動することにより前記副レバー19が第
二の回動軸21を中心として回動されるようにしてあ
る。
【0023】而して、主レバー18と副レバー19の他
端部18b,19b同士を重合させた状態で係合ピン2
8の位置を複動式電動モータ26により固定しておく
と、副レバー19の第二の回動軸21を支点とした主レ
バー18に対する回動は前記係合ピン28により阻止さ
れるので、該係合ピン28の固定位置が変更されない限
り前記両レバー18,19の重合状態が解けることはな
く、前記副レバー19はスリット23により許容される
第一の回動軸20を支点とした主レバー18と一体の回
動だけが可能な状態となる。
端部18b,19b同士を重合させた状態で係合ピン2
8の位置を複動式電動モータ26により固定しておく
と、副レバー19の第二の回動軸21を支点とした主レ
バー18に対する回動は前記係合ピン28により阻止さ
れるので、該係合ピン28の固定位置が変更されない限
り前記両レバー18,19の重合状態が解けることはな
く、前記副レバー19はスリット23により許容される
第一の回動軸20を支点とした主レバー18と一体の回
動だけが可能な状態となる。
【0024】斯かる状態でスロットルレバー1を回動す
ると、第一のプルケーブル4を介して主レバー18が回
動され、且つ該主レバー18と一体に副レバー19も追
従して回動されるので、第二のプルケーブル5を介して
コントロールレバー2が回動され、エンジン12の回転
数が作業や走行に必要な所要の値に任意に調整できる。
ると、第一のプルケーブル4を介して主レバー18が回
動され、且つ該主レバー18と一体に副レバー19も追
従して回動されるので、第二のプルケーブル5を介して
コントロールレバー2が回動され、エンジン12の回転
数が作業や走行に必要な所要の値に任意に調整できる。
【0025】また、作業や走行が一時的に中断した負荷
低下時には、運転室にて操作レバー24のスイッチ25
を操作して複動式電動モータ26を駆動し、係合ピン2
8を図5に示す如く時計回りに所定角度回動すると、副
レバー19は無理なく主レバー18との重合状態を解か
れて第二の回動軸21を中心として回動され、第二のプ
ルケーブル5を介してコントロールレバー2がスロット
ルレバー1から独立してアイドリング位置に戻され、エ
ンジン12の回転数がアイドリング状態まで下げられ
る。
低下時には、運転室にて操作レバー24のスイッチ25
を操作して複動式電動モータ26を駆動し、係合ピン2
8を図5に示す如く時計回りに所定角度回動すると、副
レバー19は無理なく主レバー18との重合状態を解か
れて第二の回動軸21を中心として回動され、第二のプ
ルケーブル5を介してコントロールレバー2がスロット
ルレバー1から独立してアイドリング位置に戻され、エ
ンジン12の回転数がアイドリング状態まで下げられ
る。
【0026】更に、斯かる状態から作業や走行を開始す
る際には、運転室にて操作レバー24のスイッチ25を
操作して複動式電動モータ26を駆動し、係合ピン28
を反時計回りに回動して元の位置に戻すと、副レバー1
9は第二の回動軸21を中心として主レバー18と重合
する位置まで回動され、第二のプルケーブル5を介して
コントロールレバー2がスロットルレバー1により規定
された元の位置に戻され、エンジン12の回転数が元の
設定回転に復帰される。
る際には、運転室にて操作レバー24のスイッチ25を
操作して複動式電動モータ26を駆動し、係合ピン28
を反時計回りに回動して元の位置に戻すと、副レバー1
9は第二の回動軸21を中心として主レバー18と重合
する位置まで回動され、第二のプルケーブル5を介して
コントロールレバー2がスロットルレバー1により規定
された元の位置に戻され、エンジン12の回転数が元の
設定回転に復帰される。
【0027】従って上記実施例によれば、主レバー18
と副レバー19との間に引張りバネ等により付勢力を加
えておく必要がなく、係合ピン28位置を固定しておく
だけで極めて容易に両レバー18,19を一体回動させ
ることができ、しかも主レバー18に対する副レバー1
9の独立した回動は係合ピン28位置を複動式電動モー
タ26により回動するだけで無理なく行うことができる
ので、主レバー18や副レバー19を短期間に損傷する
ことがなく、デセル装置17を長期に亘って良好に使用
することができる。
と副レバー19との間に引張りバネ等により付勢力を加
えておく必要がなく、係合ピン28位置を固定しておく
だけで極めて容易に両レバー18,19を一体回動させ
ることができ、しかも主レバー18に対する副レバー1
9の独立した回動は係合ピン28位置を複動式電動モー
タ26により回動するだけで無理なく行うことができる
ので、主レバー18や副レバー19を短期間に損傷する
ことがなく、デセル装置17を長期に亘って良好に使用
することができる。
【0028】また、本実施例の如く、係合ピン28を複
動するアクチュエータとして複動式電動モータ26を採
用すれば、従来の油圧シリンダを採用した場合に必要と
なる油圧回路を不要とすることができ、操作系を著しく
簡略化することができる。
動するアクチュエータとして複動式電動モータ26を採
用すれば、従来の油圧シリンダを採用した場合に必要と
なる油圧回路を不要とすることができ、操作系を著しく
簡略化することができる。
【0029】尚、本考案のデセル装置は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0030】
【考案の効果】上記した本考案のデセル装置によれば、
下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0031】(I)係合ピン位置を固定しておくだけで
極めて容易に主レバーと副レバーとを一体回動させるこ
とができ、しかも主レバーに対する副レバーの独立した
回動は係合ピン位置をアクチュエータにより移動するだ
けで無理なく行うことができるので、主レバーや副レバ
ーを短期間に損傷することがなく、デセル装置を長期に
亘って良好に使用することができる。
極めて容易に主レバーと副レバーとを一体回動させるこ
とができ、しかも主レバーに対する副レバーの独立した
回動は係合ピン位置をアクチュエータにより移動するだ
けで無理なく行うことができるので、主レバーや副レバ
ーを短期間に損傷することがなく、デセル装置を長期に
亘って良好に使用することができる。
【0032】(II)係合ピンを複動するアクチュエー
タとして複動式電動モータを採用すれば、従来の油圧シ
リンダを採用した場合に必要となる油圧回路を不要とす
ることができ、操作系を著しく簡略化することができ
る。
タとして複動式電動モータを採用すれば、従来の油圧シ
リンダを採用した場合に必要となる油圧回路を不要とす
ることができ、操作系を著しく簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略全体図である。
【図2】図1のデセル装置の詳細を示す正面図である。
【図3】図2のIII−III方向の矢視図である。
【図4】図3のIV−IV方向の本体フレームを図示し
ない矢視図である。
ない矢視図である。
【図5】図4の副レバーを第二の回動軸を中心として回
動した状態を示す図である。
動した状態を示す図である。
【図6】従来例を示す概略全体図である。
1 スロットルレバー 2 コントロールレバー 4 第一のプルケーブル 5 第二のプルケーブル 12 エンジン 16 本体フレーム 17 デセル装置 18 主レバー 18a 一端部 18b 他端部 19 副レバー 19a 一端部 19b 他端部 20 第一の回動軸 21 第二の回動軸 23 スリット 26 複動式電動モータ(アクチュエータ) 28 係合ピン
Claims (2)
- 【請求項1】 主レバーの一端部を第一の回動軸を介し
て本体フレームに回動自在に枢着すると共に、該主レバ
ーの長手方向中間部に副レバーの長手方向中間部を第二
の回動軸を介して回動自在に枢着し、前記副レバーの一
端部に主レバーと副レバーの他端部同士を重合させた際
に前記第一の回動軸を中心とする円弧形状が少くとも部
分的に形成されるようにしたスリットを形成し、スロッ
トルレバーに一端を接続した第一のプルケーブルの他端
を前記主レバーの他端部に接続すると共に、エンジンの
コントロールレバーに一端を接続した第二のプルケーブ
ルの他端を前記副レバーの他端部に接続し、該副レバー
のスリットに摺動自在に係合する係合ピンを前記副レバ
ーが第二の回動軸を中心として回動されるよう複動する
アクチュエータを前記本体フレームに設けたことを特徴
とするデセル装置。 - 【請求項2】 アクチュエータが、係合ピンを第一の回
動軸と同心の円弧軌道上の所要角度範囲で往復回動する
複動式電動モータであることを特徴とするデセル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993069178U JP2597966Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | デセル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1993069178U JP2597966Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | デセル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738633U JPH0738633U (ja) | 1995-07-14 |
JP2597966Y2 true JP2597966Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=13395213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993069178U Expired - Fee Related JP2597966Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | デセル装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2597966Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP1993069178U patent/JP2597966Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0738633U (ja) | 1995-07-14 |
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JPS6235869Y2 (ja) |
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