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JP2592956B2 - トンネルの内壁面の塗装方法 - Google Patents

トンネルの内壁面の塗装方法

Info

Publication number
JP2592956B2
JP2592956B2 JP1157237A JP15723789A JP2592956B2 JP 2592956 B2 JP2592956 B2 JP 2592956B2 JP 1157237 A JP1157237 A JP 1157237A JP 15723789 A JP15723789 A JP 15723789A JP 2592956 B2 JP2592956 B2 JP 2592956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
paint
coating
layer
mortar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1157237A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0325190A (ja
Inventor
恭吾 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIZAWA SOGO BOSUI KK
Original Assignee
YOSHIZAWA SOGO BOSUI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by YOSHIZAWA SOGO BOSUI KK filed Critical YOSHIZAWA SOGO BOSUI KK
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Publication of JPH0325190A publication Critical patent/JPH0325190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592956B2 publication Critical patent/JP2592956B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D11/00Lining tunnels, galleries or other underground cavities, e.g. large underground chambers; Linings therefor; Making such linings in situ, e.g. by assembling
    • E21D11/003Linings or provisions thereon, specially adapted for traffic tunnels, e.g. with built-in cleaning devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はトンネルの内壁面の塗装方法に関する。
(従来の技術) 従来、トンネルの内壁面の塗装には無機塗料、アクリ
ル系、エポキシ系の塗料で塗装する塗装方法が行われて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の従来のトンネルの内壁面の塗装
方法には次のような課題が有る。
無機塗料で塗装処理を行った場合、洗浄性が低く、例
えば3次ブラシ洗浄後の内壁面の光の拡散反射率は10%
以下とかなり低い。加えてゴミが付着し易く、塗装面の
表面硬度がHB(鉛筆硬度換算)程度と低いため傷がつき
易く、その傷によって光の拡散反射率がまた低下すると
共に塗装面の寿命が短くなるという課題が有る。一方、
アクリル系、エポキシ系の塗料を用いた場合はやはり洗
浄性が低く前述の拡散反射率は15%程度でしかない。ま
た、ゴミの付着も多いし、塗装面の表面硬度もHB〜H程
度と低くなっている。それに加え、アクリル系、エポキ
シ系の塗料の場合、可燃性を有すると共に燃焼時に有毒
ガスを発生するためトンネル火災の際には危険度が高い
という別の課題も有る。
従って、本発明は洗浄性が高く、光の反射率も高く、
寿命の長い塗装面を確保できると共に、火災の際にも有
毒ガスの発生がないトンネルの内壁面の塗装方法を提供
することを特徴とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備え
る。
すなわち、本発明は、トンネルの内面に打設されたコ
ンクリート層の表面に、該表面が平滑面となるように接
着混和剤入モルタルを塗設してモルタル層を形成し、該
モルタル層が乾燥した後、該モルタル層の表面を、ポリ
マー鎖に−OH基を有している有機フッ素化合物を主成分
とする主剤と、該有機フッ素化合物中の−OH基と常温で
架橋硬化して塗膜を形成する硬化剤とからなる2液型の
常乾型フッ素樹脂塗料で塗装することを特徴とする。
(作用) 作用について説明する。
本発明によれば、トンネルのコンクリート層の表面
に、その表面が平滑面となるように接着混和剤入モルタ
ル層を形成し、そのモルタル層の表面を前記常乾型フッ
素樹脂塗料によって塗装する。常乾型フッ素樹脂塗料で
あるため、トンネルの内面にも現場施工で容易に塗装で
き、その塗装面は撥水・撥油性を有するため、洗浄性も
良く、ゴミも付着しにくく、光の反射率を高く維持でき
る。そして、塗装面が平滑に形成されるため、光の乱反
射を防止でき、光の反射率をさらに向上できる。また、
塗装面の表面硬度が高いので、その耐久性を向上でき
る。なお、前記常乾型フッ素樹脂塗料の塗装面は表面硬
度が高い反面、ヒビ割に対する追随性は低いが、この短
所はモルタル層を形成することによってカバーできる。
さらに常乾型フッ素樹脂塗料の塗装面は不燃性なので火
災時に有毒ガス発生のおそれもない。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に
詳述する。
まず、土砂12を掘削して貫設されたトンネル10内面に
コンクリート層14を打設する。このコンクリート層の厚
さは土砂12の質等を勘案の上適宜な厚さに形成されてい
る。
次にこのコンクリート層14の表面に下地処理を施す。
下地処理は接着混和剤入モルタルを左官によって塗設す
る。このモルタル塗設はコンクリート層14表面の凹みを
埋めて平滑面にするために行われる。モルタル層16の厚
さはコンクリート層14表面の状況によっても異なるが、
通常は5mm程度の厚さに形成される。
モルタル層16が乾燥したらその表面にフッ素系樹脂塗
料をローラー又はスプレー(吹付け)で塗装する。この
塗料層(塗膜)18はそれ程厚く形成する必要はなく通常
数ミクロン以上であれば十分である。塗料層18の形成に
用いられるフッ素樹脂塗料は常乾型のものが使用され
る。これはトンネル10内の工事という特殊事情によるも
ので、塗料を加熱して乾燥させることができないため常
乾型の塗料が使用されている。また、フッ素樹脂塗料に
含まれるフッ素樹脂は構造式が、 (但し、Rは水素又はアルキル基) で表わされるものを使用している。つまり、繰返し単位
内に安定したフッ素(C−F)結合が含まれており、ポ
リマー鎖に−OH基を有している有機フッ素化合物を主成
分としている。また、本実施例の塗料としてはフッ素樹
脂の組成中の−OH基と常温で架橋硬化して塗膜を形成す
る硬化剤と混用する2液型の塗料が使用される。この塗
料は塗装条件はアクリル系塗料と同等の条件で使用する
ことができるものである。上述の常乾型フッ素樹脂塗料
はコンクリート層14表面に直接塗布することもできる
が、塗膜が薄いためコンクリート層14表面の凹凸をカバ
ーすることは難しく、光の乱反射が発生し易い。また、
前記常乾型フッ素樹脂塗料は、塗装面の表面硬度が高い
反面、剛性塗料でないためコンクリート層14表面のヒビ
割に対する追随性は低いが、本実施例の場合はモルタル
塗設による下地処理が施されているため、これらの点は
カバーすることができる。
塗料層18の色、塗色についてみると適宜な色又は白又
はアイボリーである。トンネル10内の照度を上げるため
には光の吸収の少ない白又はアイボリーが好ましいが、
本発明に係る塗装方法は何れの色でも施工可能であり、
トンネル10内の照明、照度等を勘案して適宜選択すれば
よい。
次に、本実施例に係るトンネルの内壁面の塗装方法に
よって施工されたトンネル10の内壁面20の試験結果につ
いて説明する。
まず、塗料層18の表面硬度についてみると、鉛筆硬度
に換算した場合3Hの硬度を有していた。従来の無機塗料
だとHB、アクリル系、エポキシ系塗料だとHB〜Hである
からかなり硬度を高く形成することができた。従って内
壁面20の耐久性を向上させることができる。
次に内壁面20の状態についてみると、コンクリート層
14の表面に接着混和剤入のモルタルの塗設してモルタル
層16を形成することで、下地処理を施してある。このた
め、コンクリート層14表面の凹凸、ヒビ割をモルタル層
16が被覆し、その表面を平滑面に形成している。モルタ
ルには接着混和剤が混入されているから、コンクリート
層14に好適に固着でき、モルタル層16の表面を好適に平
滑面に仕上げることができる。このように平滑面に形成
されていることにより光の乱反射を防止し、光の反射率
を向上できる。また、フッ素樹脂を使用することによっ
て内壁面20に撥水性、撥油性を持たせることができるた
め、ゴミや汚れがつきにくくなり洗浄性や、洗浄回復性
も極めてよい。例えば光の拡散反射率を3次ブラシ洗浄
を施した後に測定したところ58%もの高い反射率を得ら
れた。従来の無機塗料の場合、10%以下、アクリル系、
エポキシ系樹脂の場合、15%程度であったことと比べる
とかなりの効果が有ることが判る。
加えてフッ素樹脂塗料の場合、不燃性なので仮にトン
ネル10内で火災が発生した場合であっても塗料層18が燃
えることはないし、ましてや有毒ガスの発生はないので
被害の拡大を起こすことはない。
上述の実施例は新しいトンネル10を掘削した際の塗装
方法について説明したが、既存のトンネル内壁面の塗装
を行う場合であっても既設の内壁面に、モルタルによる
下地処理を施してからフッ素樹脂塗料で塗装を行えば同
じ効果を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べてきた
が、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのは
もちろんである。
(発明の効果) 本発明に係るトンネルの内壁面の塗装方法によれば、
現場施工によってモルタル層を形成し、そのモルタル層
によって平滑に形成された塗装面に、前記常乾型フッ素
樹脂塗料が塗装されるため、光の乱反射を防止でき、光
の反射率を向上できる。また前記常乾型フッ素樹脂塗料
による塗装面は、表面硬度が高いため、高い反射率を維
持するという耐久性を向上できる。このことは、安全面
から光の反射率の維持向上が要求されるトンネル内面の
化粧塗装として非常に有効である。なお、前記常乾型フ
ッ素樹脂塗料による塗装面は表面硬度が高い反面、コン
クリートのヒビ割れに対する追随性は低いが、この点は
モルタル層を形成することによってカバーできる。
また、常温で乾燥する常乾型フッ素樹脂塗料であるた
め、塗装時に加熱乾燥処理を必要としない。従ってトン
ネルの内面にも容易に塗装できる。そして、その塗装面
は撥水・撥油性を有するため、洗浄性も良く、ゴミも付
着しにくく、光の反射率を高く維持できる。また清掃も
水洗いや簡単なブラッシングで済むため清掃工期を短縮
できる。
さらに万一トンネル内で火災が発生した場合であって
も塗装層が燃焼することがなく、かつそれに起因した有
毒ガスの発生もないので防災の面からも安全なトンネル
内壁を提供できる。
従って、本発明によれば、現場施工であるが、前記常
乾型フッ素樹脂塗料をトンネル内面に好適に塗装でき、
光の反射率が高く、寿命の長いトンネル内壁面を得るこ
とができるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトンネルの内壁面の塗装方法の一
実施例を示したトンネルの断面図。 10……トンネル、12……土砂層、14……コンクリート
層、16……モルタル層、18……塗料層(塗膜)、20……
トンネル内壁面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネルの内面に打設されたコンクリート
    層の表面に、該表面が平滑面となるように接着混和剤入
    モルタルを塗設してモルタル層を形成し、 該モルタル層が乾燥した後、該モルタル層の表面を、ポ
    リマー鎖に−OH基を有している有機フッ素化合物を主成
    分とする主剤と、該有機フッ素化合物中の−OH基と常温
    で架橋硬化して塗膜を形成する硬化剤とからなる2液型
    の常乾型フッ素樹脂塗料で塗装することを特徴とするト
    ンネルの内壁面の塗装方法。
JP1157237A 1989-06-20 1989-06-20 トンネルの内壁面の塗装方法 Expired - Lifetime JP2592956B2 (ja)

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