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JPH01282173A - コンクリート表面の被覆方法 - Google Patents

コンクリート表面の被覆方法

Info

Publication number
JPH01282173A
JPH01282173A JP11177588A JP11177588A JPH01282173A JP H01282173 A JPH01282173 A JP H01282173A JP 11177588 A JP11177588 A JP 11177588A JP 11177588 A JP11177588 A JP 11177588A JP H01282173 A JPH01282173 A JP H01282173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement mortar
coating
polymer cement
parts
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11177588A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Fukushima
福島 達雄
Masayuki Yokota
雅之 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP11177588A priority Critical patent/JPH01282173A/ja
Publication of JPH01282173A publication Critical patent/JPH01282173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/52Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コンクリート構造物の素地表面の被覆方法に
関し、特に、コンクリート製道路橋脚、コンクリート製
桁およびコンクリート製高欄などのコンクリート道路構
造物等に平滑性、耐汚染性及び美観を付与する優れた被
覆方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、コンクリート製道路橋脚、コンクリート製桁、コ
ンクリート製高欄など、コンクリート道路構造物やダム
等のコンクリ−!・構造物は、コンクリート打放し仕上
げの状態あるいは、コンクリート素地が露出した状態で
供用されてきている。
この場合、素地表面には凹凸、段差などが多く、平滑性
に乏しく、さらに、場所による色違い、明度の低い色相
などのため、美観が劣り、都市景観上、必ずしも満足さ
れていない。又、経時じ、外観が非常に汚なくなる。そ
のうえ、油煙、煤煙などの汚染物質の付着によっても、
−層、外観が悪くなり、都市景観上大きな問題となって
いる。
この対策として、エポキシ樹脂系塗料、ウレタン樹脂系
塗料を用いて、コンクリート素地表面に塗装が施される
場合があるが、この方法では、色彩は任意に制御できる
が、コンクリート素地表面の凹凸や段差などの欠陥がそ
のまま塗装面に出るため、仕上り面の平滑性が劣るとと
もに、仕上り面に光沢があるため、前記凹凸や段差など
の欠陥が非常に目立ち易くなるとともに、重厚感や落ち
着きかなく、美観、景観向上の点で充分な効果が得られ
ていない、そのうえ、仕上り面が高光沢であるため、付
着した汚れが非常に目立ち易くなり、美粧効果が長期間
維持されないという問題がある。
[発明が解決しようとする課題] 従って、コンクリート構造物の景観を向上させ、長期間
美しく保つための被覆方法の開発が強く要望されていた
本発明は、コンクリート構造物の素地表面に、平滑性が
優れ、かつ、汚染物質が付着しても目立ちにくく、また
、重厚感や落ち着きがある美観に優れた被膜を形成でき
る被覆方法を提供することを目的としてなされたもので
ある。
本発明のその他の目的ないし特徴は、以下の記載から一
層、明らかになるであろう。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記目的を達成し得る被覆方法を鋭意研
究した結果、実用的に極めて望ましい被覆方法を開発し
た。
すなわち、本発明は、■コンクリート構造物の素地表面
上の3ff1m以上の凹凸を(イ)セメント、(ロ)細
骨材および(ハ)アクリル系樹脂エマルジョンを固形分
重量比で(イ)/(ロ)/(ハ)=100/100〜3
5015〜100の割合で含有するポリマーセメントモ
ルタルにて充填する工程、次いで (オンコンクリート素地表面の全面又は一部に、充填ニ
使用したポリマーセメントモルタルと同一又は異なって
もよい該ポリマーセメントモルタルを乾燥塗布量0.5
〜4kg/m’となるよう平滑に塗布し16時間以上乾
燥させる工程、および次いで■乾燥されたポリマーセメ
ントモルタル被膜上膜を形成する工程 からなるコンクリート構造物表面の被覆方法を提供する
ものである。
また上記被覆方法において、乾燥されたポリマーセメン
トモルタル被膜上に、ポリウレタン樹脂系又はフッ素樹
脂系のツヤ消塗料を塗装する前に、乾燥されたポリマー
セメントモルタル被膜上にエポキシ樹脂系塗料の塗膜を
形成し、その上にポリウレタン樹脂系又はフッ素樹脂系
のつや消塗料を塗装する工程とした被覆方法をも提供す
るものである。
本発明においてコンクリート構造物の素地表面とは、コ
ンクリート製の壁、ダム、道路構造物等の構造物の素地
表面を含み、コンクリート道路構造物を例にとると、コ
ンクリート製道路橋脚、コンクリート製桁、コンクリー
ト製高欄などの素地表面を意味し、もっばら車両、人の
通行に供さない素地表面をいう。
本発明の方法に用いられるポリマーセメントモルタルは
七メン)100重量部当り、細骨材を100〜350重
量部及びアクリル系樹脂エマルジョンを5〜100重量
部(樹脂固形分)の範囲割合で含んでなるもので、主と
して媒体水量をコントロールすることにより、充填作業
あるいは被覆作業に好適な粘度に調製される。
ベースとするセメントは、水硬性セメントであって、単
味系セメント又は混合系セメントのいずれでもよく、例
えば、白色ポルトランドセメント、高炉セメント、シリ
カセメント、アルミナセメント、超速硬セメント(ジェ
ットセメント)、普通ポルトランドセメント等を挙げる
ことができる。これらは、通常単独で用いられるが、二
種以上を組み合わせて、使用することもできる。
またポリマーセメントモルタルに配合される細骨材は好
ましくは1粒径0.61111以下の微細粒径骨材であ
って、例えば、天然砂、けい砂、炭酸カルシウム、酸化
アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、炭酸マグネシウム、クレー、タルク、硫酸バリウム
、無水石膏、珪藻土、長石粉、マイカ等が挙げられ、ま
た、酸化チタンのような着色顔料も好都合に用いられる
。これらの細骨材は一種又は二種以上を組み合わせて使
用できる。
更に、水性エマルションの形でポリマーセメントモルタ
ルに用いられるアクリル系樹脂エマルションはアクリル
酸エステルおよび/又はメタクリル酸エステル等のアク
リレート系単量体を主要構成成分とする単量体の乳化重
合によって容易に提供される。
上記のアクリレート系単量体としては、例えば、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、ジメ
チルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピ
ルアクリレートおよびアクリル酸2−ヒドロキシルエチ
ルなどのアクリル酸エステル類、又はメタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタク
リル酸tert−ブチル、メタクリル酸トリデシル、メ
タクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル、メタクリル醜ラウリル、メタクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸
2−エトキシエチル、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ートおよびジメチルアミノプロピルメタクリレート等の
メタクリル酸エステル類が挙げられる。又、これら(メ
タ)アクリレート単量体以外に必要によっ−ては、アク
リル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、ジメチルアミ
ノプロピルアクリルアミド、メタクリルアミド、ジメチ
ルアミノプロピルメタクリルアミド、イタコン酸、酢酸
ビニル、スチレン、アクリロニトリル等のα、β−エチ
レン性不飽和単量体を適宜併用してもよい。
本発明の方法に用いられるアクリル系樹脂エマルション
は、上記の各種単量体成分を適宜組み合せ、更に乳化剤
、重合開始剤、pH調整剤等を加え、水媒体中で公知の
方法によって乳化重合することにより容易に調製するこ
とができる。また、使用する単量体の種類によって、ア
ニオン系、カチオン系いずれにも調製できる。このアク
リル系樹脂エマルションは通常、樹脂濃度約35〜60
重量%の水性エマルシ望ンとして提供される。
本発明方法に係るポリマーセメントモルタルには必要に
応じて、更に、合成Fa維、カルシウムステアレート、
増粘剤や高沸点溶剤あるいは分散剤等の比較的少量を添
加して作業性の良好な材料に調製できる。
本発明方法に用いられるポリマーセメントモルタルにお
いて、セメント100重量部あたり100〜350重量
部、好ましくは140〜300重量部の細骨材を使用す
る。この目的としては細骨材による充填効果、強度向上
1着色などが挙げられる。細骨材の量がセメント100
重量部当たり、100重量部未満では乾燥過程において
、自己亀裂を生ずるので好ましくない、逆に350重量
部を超えると、初期乾燥性が悪くなり、乾燥塗膜の性能
が低下し、また、造膜不良によるクラックの発生などが
生じるので不都合である。
また、ポリマーセメントモルタル中においてアクリル系
樹脂エマルションは固形分比でセメント100重量部あ
たり5〜100重量部の範囲で使用されるが、樹脂固形
分の量がセメント100重量部当たり5重量部未満では
、樹脂エマルション添加の効果が現れず、素地に対する
密着力が低下するため好ましくなく、一方、100重量
部よりも多くなると、ポリマーセメントモルタルの物性
がそれ以上向上せず、いたずらに高価なものになるにす
ぎない。
本発明においては、上記のポリマーセメントモルタルに
てコンクリート素地表面上の3m+a以上の凹凸をあら
かじめ充填した後、ポリマーセメントモルタルでコンク
リート素地表面の全面又は一部に、充填に使用したポリ
マーセメントモルタルと同一又は異なってもよい上記ポ
リマーセメントモルタルを平滑に塗布し、16時間以上
乾燥させる工程を経る。
3mm以上の凹凸を有するコンクリート素地表面をあら
かじめポリマーセメントモルタルで充填せずに、直接ポ
リマーセメントモルタルを塗布すると3mm以上の凹凸
部や段差が平滑に仕上らない。
ポリマーセメントモルタルを塗布する際の条件としては
、温度5〜40’C1湿度30%以上、風速10m/秒
以下であることが好ましい、ポリマーセメントモルタル
の塗布(施工)が40°Cを超える温度条件下で行われ
ると、乾燥が速すぎて、ひびわれが発生しやすくなる。
一方5℃未満では乾燥が遅すぎて、充分な塗膜強度が得
られ難くなる。施工時の湿度が30%未満では乾燥が速
すぎて、ひびわれ、はく離が発生しゃすくなり、また風
速10m/秒を超える場合には、急激な水分の蒸発や不
均一な蒸発がおこり、ひびわれ、はく離、付着不良等の
欠陥が発生しやすくなる。
また、ポリマーセメントモルタルの塗布量は乾燥被膜の
塗布量で0.5〜4kg/m”の範囲にあることが必要
である。
ポリマーセメントモルタルの塗布量が0.5kg/ r
n’未満の場合は、表面の均一な被覆が困難となり、又
4kg/m″を超えると被覆材のタレ、われが発生しや
すくなるため好ましくない。
ポリマーセメントモルタルを平滑に塗布するためには、
金ゴテ、ゴムゴテ、プラスチックゴテなどのコテ、金ベ
ラ、ゴムベラ、プラスチックベラなどのヘラなどを用い
て行なうことができる。またローラーで塗布後、コテ、
ヘラなどを平滑にすることもできる。いずれにしても、
コテ、ヘラ等を使用することによって、ポリマーセメン
トモルタルを平滑で均一な状態に仕上げておく必要があ
る。
本工程を採用することにより、凹凸、打ち継ぎの段差が
なくなり、非常に平滑な素地面とすることができる。
本発明では、ポリマーセメントモルタルを前述のごとく
、均一に被覆、16時間以上乾燥後、その上に以下に詳
述するポリウレタン樹脂系又はフッ素樹脂系のりや消塗
料を直接塗装するか、ポリマーセメントモルタル被膜上
にエポキシ樹脂系塗料の塗膜を形成した上にポリウレタ
ン樹脂系又面光沢度O・以下の塗膜を形成する。
この際、ポリマーセメントモルタルの乾燥が16時間未
満であると、乾燥が不充分となり、っや消塗料塗膜やエ
ポキシ樹脂系塗料塗膜の付着性が劣る。
上記エポキシ樹脂系塗料は末端に少なくとも2個以上の
エポキシ基を含有するエポキシ樹脂と、エポキシ樹脂と
化学反応を呈する硬化剤とを主成分とするものである。
前記エポキシ樹脂としては、例えば直鎖状ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂、メチル置換ビスフェノール型エポキ
シ樹脂、側鎖状ビスフェノール型エポキシ樹脂、フェ/
−ルツボラック型エポキシ樹脂、クレゾール型エポキシ
樹脂、ポリフェノール型エポキシ樹脂、脂肪族型エポキ
シ樹脂、芳香族型エポキシ樹脂、環状脂肪族型エポキシ
樹脂、エーテルエステル型エポキシ樹脂等があり、市販
されている製品としては、例えばエピコート(シェル化
学社製品)、エビクロ、ン(大日本インキ化学工業社製
品)、アラルダイト(チバガイギー社製品)などが代表
例として挙げられる。これらは1種のみの使用に限定さ
れるものではなく、2種以上を併用して、各々の特徴を
出すことも可能である。
硬化剤としては1通常の前記エポキシ樹脂用硬化剤が使
用できる。例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、メタキシリレンジアミン、メタフェニレ
ンジアミン、複素環ジアミンなどの脂肪族又は芳香族ポ
リアミン;ジメチルアミノメチルフェノール、トリス(
ジメチルアミノメチル)フェノール、ピペリジン等の第
2級、第3級アミン;ポリアミド樹脂;アミン付加物等
のアミン系化合物等が挙げられる。
硬化剤の使用量はエポキシ樹脂のエポキシ当量に対して
、0.5〜1.3当量となるような量が適当である。
上記エポキシ樹脂系塗料は上記エポキシ樹脂および硬化
剤以外に、必要に応じて体質顔料、着色顔料、溶剤、界
面活性剤、タレ止め割等各種の添加剤を含有してもよい
クリヤ形又は着色塗料であり、例えば、KCCデボライ
マー(関西ペイント社製、商品名)およびKCCデボ塗
(関西ペイント社製、商品名)などが挙げられる。
本発明において、上記エポキシ樹脂塗料の塗膜は、一般
に乾燥塗膜の塗布量が0.5kg/m2以下となる範囲
でローラー、刷毛、スプレー等により塗装される。塗布
量が0.5kg/rn’を超えると素地との付着力が低
下する傾向がある。このエポキシ樹脂塗料塗膜の乾燥は
、通常、常温で8時間以上行なうことが好ましい、この
エポキシ樹脂塗料の塗膜を形成することにより、ポリマ
ーセメントモルタル被膜および上塗りや消塗料塗膜との
付着性が向上する。
本発明においては、ポリマーセメントモルタル被膜上に
エポキシ樹脂系塗料の塗膜を介して、又は介さずにポリ
ウレタン樹脂系又はフッ素樹脂系のつや消上塗り塗料を
塗装して60°鏡面光沢度15以下の塗膜を形成する。
本発明の方法に用いるつや消上塗り塗料はポリウレタン
樹脂系又はフッ素樹脂系のりゃ消上塗り塗料であって被
膜形成によって鏡面光沢度15以下の塗膜を形成するも
のであればよい。
上記ポリウレタン樹脂系塗料とは、樹脂についてみると
水酸基又はその他の活性水素を含有する樹脂とポリイン
シアネート化合物とを主成分とする、通常、二液型の常
乾形塗料である。
上記の水酸基又はその他の活性水素を含有する樹脂とし
ては1代表例にアクリルポリオール樹脂、ポリエステル
ポリオール樹脂およびそれらのシリコーン変性ポリオー
ル樹脂などが挙げられる。
上記のアクリルポリオール樹脂は特に限定されるもので
はないが、分子量が約1000〜ioo、ooo、水酸
基価が20〜300が好ましい。このようなアクリルポ
リオール樹脂は、たとえばメタクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、ア
クリル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキ
シプロピル、N−メチロールアクリルアミドなどの水酸
基含有上ツマ−を、たとえばスチレン、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸−n−ブチル
、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸第3ブチル、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、ア
クリル酸イソブチル、アクリル酸第3ブチル、アクリル
酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘ
キシルなどと共重合することにより得られるものである
。さらに必要ならば、たとえば2−ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート、メタクリル酸第3ブチルアミノエチ
ルなどのアミノ基含有モノマー、たとえばアクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸グリシジルなどのグリシジル基
含有モノマー、たとえばアクリルアミド、メタクリルア
ミドなどのアミド基含有モノマーあるいはたとえばアク
リル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、クロトン酸、
フマル酸、イタコン酸などの酸基含有モノマーさらには
、たとえばフマル酸エステル、イタコン酸エステルなど
を上記モノマーに共重合させて得られるものでもよい。
又、前記のポリエステルポリオール樹脂としては、たと
えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン
酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、セパチン酸、ア
ゼライン酸、トリメリット酸などの多塩基酸とたとえば
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタ
ンジオール、1.4−ブタンジオール、1,5−ベンタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレン
グリコール、デカメチレングリコール、ハイドロキノン
ビス(ヒドロキシエチル)、2.2.4−)リフチル−
1,3−ベンタンジオール、水添ビスフェノールA、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ヘキサ
ントリオール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ト
リス(ヒドロキシエチル)インシアヌレート、シクロヘ
キサンジオール、シクロヘキサンジメタツール、キシリ
レングリコール、クワトロールなどのポリオールとを常
法により水酸基過剰の条件下に縮合させることにより得
られる。この場合、酸あるいはポリオールはそれぞれ2
個又はそれ以上を併用することも可能である。また、た
とえばヒマシ油、高級脂肪酸などを併用していわゆる油
変性ポリエステルポリオールとしてもよい。
上記のようにして得られるポリエステルポリオール樹脂
は特に限定されるものではないが、分子量1,000〜
20.000、水酸基価は約20〜300、酸価は約1
0以下のものが好ましい。
また前記のシリコーン変性ポリオール樹脂は前記のアク
リルポリオール樹脂またはポリエステルポリオール樹脂
とシリコーン中間体との反応によって得られるシリコー
ン変性されたポリオール樹脂である。
上記のシリコーン中間体は分子中に水酸基又はアルコキ
シ基のような反応性基を有するものであり、例えば、下
記に示す構造を有するダウコーニング社製品 DCZ−
6018,DC−3037、信越化学社製品 KR−2
18などが挙げられる。
DCZ−6018 KR DC−3037 KR−218 CH30CH3 φ−3t−CH3 0CH3φ:フェニル基 本発明において、アクリルポリオール、ポリエステルポ
リオール樹脂およびそれらのシリコーン変性ポリオール
樹脂などの水酸基又はその他の活性水素を含有する樹脂
とともに用いられるポリイソシアネート化合物は硬化剤
として作用するものであり、分子中に2個以上のインシ
アネート基を有する化合物であり、代表例としてヘキサ
メチレンジイソシアネート、インホロンジイソシアネー
ト、水添化トリレンジイソシアネート、水添化ジフェニ
ルメタンジイソシアネートなどのポリイソシアネート化
合物およびこれらのポリイソシアネート化合物の過剰量
に、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリ
メチロールプロパン、ヘキサントリオール、ヒマシ油な
どの低分子活性水素含有化合物を反応させて得られる末
端インシアネート含有ポリイソシアネート化合物が挙げ
られる。ポリイソシアネート化合物は耐候性の点から無
黄変型であることが好ましい。
前記水酸基又はその他の活性水素を含有する樹脂と上記
インシアネート化合物との配合比は、インシアネート基
数と水酸基およびその他の活性水素基との比、すなわち
NC010Hなどの活性水素基が約0.6〜1.5の範
囲内であることが好ましい。
本発明方法における前記フッ素樹脂系塗料としては樹脂
についてみると、(1)水酸基を有するフッ素樹脂とポ
リイソシアネート化合物とを主成分とする、通常、二液
型の常乾塗料、(2)加水分解可能な有機珪素化合物を
必須成分とするフッ素系重合体を主成分とする常乾塗料
などが挙げられる。
上記(1)中の水酸基を有するフッ素樹脂としては、例
えば特開昭57−34107号公報に記載の含フツ素共
重合体、すなわち、フルオロオレフィン、シクロヘキシ
ルビニルエーテル、アルキルビニルエーテル及びヒドロ
キシアルキルビニルエーテルを必須構成成分とする共重
合体、さらに特開昭61−57609号公報に記載の含
フツ素共重合体、すなわちクロロトリフルオロエチレン
または−CH3,R2=−CnH21+1.n= 1〜
12の整数)で示される脂肪酸ビニルエステルまたは脂
肪酸イソプロペニルエステル、及び式0式% される水酸基含有アリルエーテルを必須成分とする共重
合体があげられる。さらに、その他の構造を有するヒド
ロキシル基含有含フツ素共重合体であってもよい。
これらの含フツ素共重合体の具体例として、例えば、旭
硝子社製商品「ルミフロン」シリーズのルミフロンLF
100.ルミフロンLF200゜ルミフロンLF300
 、ルミフロンLF400などが市販されている。
また水酸基を有するフッ素樹脂としては、上記の溶液型
フッ素樹脂以外に、特願昭61−281362号公報に
記載の、一般式 %式%) [式中、Rは水素原子又はメチル基、nは1〜11の整
数、Jは炭素数1〜21個の直鎖状又は分岐鎖状のパー
フルオロアルキル基を示す。] で示されるパーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリ
ル系単量体及び水酸基含有単量体を含む含フツ素重合体
を分散安定剤としてラジカル重合性不飽和単量体を重合
してなる非水分散型フッ素樹脂も使用できる。
これらの水酸基を有するフッ素樹脂とともに用いられる
ポリイソシアネート化合物は、フッ素樹脂を常温で硬化
させるための硬化剤であり、前記ポリウレタン樹脂系塗
料に使用したポリイソシアネート化合物と同様のものが
使用できる。上記のフッ素樹脂とポリイソシアネート化
合物との混合物には硬化促進のために、ジブチルチンジ
ラウレート等の触媒を添加してもよい。
本発明において、(2)加水分解可能な有機珪素化合物
を必須成分とするフッ素系重合体を主成分とする常乾塗
料としては、例えば、特開昭62−116673号公報
に記載される含フツ素共重合体、すなわち、フルオロオ
レフィン、ビニルエーテル、オレフィン性不飽和結合お
よび加水分解可能な基をもつ有機珪素化合物を必須成分
とする共重合体を主成分とする塗料があげられる。
このものは、加水分解可能な基をもつ有機珪素化合物を
樹脂中に有し、常温下で架橋反応を起こし硬化可能で一
液で使用できる。
上述したポリウレタン樹脂系塗料およびフッ素樹脂系塗
料は、通常、前述したようにつや消削が配合され、その
他、適宜溶剤、着色顔料、体質顔料、レベリング剤、ハ
ジキ防止剤、沈降防止剤な必要である。また上記つや消
塗料は乾燥塗膜重量で0 、05〜0 、5kg/rn
”ノ範囲内塗布することが好ましい。
本発明において、ポリウレタン樹脂系塗料およびフッ素
樹脂系塗料中に配合するつや消削としては、微細シリカ
、中空ガラスビーズ、シリコーン樹脂粉末およびフッ素
樹脂微粉末から選ばれた少なくとも1種のつや消剤であ
ることが好ましく、具体例として、平均粒子径が2〜5
戸の微粉シリカ、例えば富士デヴイソン化学社製品「サ
イロイド」、水沢化学社製品「シルネックス」、平均粒
子径1〜3−の中空ガラスビーズ、例えば、シーラント
社製品「ジオスフアース」、平均粒子径2〜6戸のシリ
コン樹脂微粉末、例えば、東芝シリコーン社製品rXC
−99,)スパール」および平均粒子径5〜15ルのフ
ッ素樹脂微粉末、例えば、ダイキン社製品「ルブロン」
、ヘキスト社製品「ホスタフロン」、セントラルガラス
社製品rTEFオリゴマー」などがあげられる。
この他のつや消し剤では、重厚感のある低光沢面を作ら
なかったり、つや消し効果が少なかったり、耐候性が劣
ったりするので好ましくない。
これらのつや消し剤は1種単独または2種以上混合して
使用され、60°鏡面光沢度が15以下、好ましくは1
0以下となるように、その添加量が決められる。添加量
はつや消し剤の種類、粒子径によって異なる。60°鏡
面光沢度が15より大きいと、仕上り面の凹凸、段差が
目立ちやすくなり1重厚感や落ち着きがなくなり、又経
時的に汚染物質の付着が目立ちやすくなるなど、美観維
持の観点から劣った仕上り面となるため、本発明の目的
が達成されなくなる。
[作用および発明の効果] 本発明の方法によって得られる被覆は、低光沢で、非常
に落ちついた重厚感のある外観を与えるとともに、光沢
が少ないことにより、コンクリート素地表面の凹凸、段
差から生じる被覆面の凹凸1段差が目立ちにくく、そし
て、供用中に付着した汚れも、又目立ちにくいため、良
好な景観が長期間に渡って維持される。又、本特許で用
いるつや消し剤を添加したポリウレタン樹脂系およびフ
ッ素樹脂系塗料用組成物は耐候性、耐久性が優れており
、変色、チョーキングが非常に少なく、付着性も良好な
被覆を形成する。
本発明では、限定された工程で施工されたポリ・・以下
のポリウレタン樹脂系あるいはフッ素樹脂系塗料用組成
物を塗布する被覆方法により、両者の特長が相乗的に出
現し、好ましい結果を得ている。すなわち、被覆面は、
主に限定された工程で施工されたポリマーセメントモル
タルの効果で、コンクリート素地表面の凹凸、段差など
を拾って生じる凹凸、段差がなく、平滑な仕上り面とな
っている。この点が、本発明の方法による美観が優れる
一つの原因である。さらに、その上に、重厚感のある低
光沢被覆を施すため、なおさら、被覆面の凹凸等が目立
ちにくくなり、良好な外観を与えるようになる。又、実
際に被覆面の凹凸が少ないため、経時による汚染物質の
蓄積は少なくなり、汚れに〈〈なっている、しかも、低
光沢のため、汚染物質が付着しても、目立ちにくいとい
う効果が生じる。さらに、耐候性、耐久性にも優れてい
るので、長期間に渡って美しい景観を維持することがで
きる。
すなわち本発明の方法によれば、美観が劣り、経時的な
劣化、汚染が著しいコンクリート構造物の素地表面が、
平滑で、美観が優れ、長期間にわたって汚染物質の付着
が少ない耐久性のある被覆を容易に形成させることがで
きるので、その実用的価値は極めて高い。
(実施例) 以下に具体例により本発明を更に詳細に説明する。以下
、「部」および「%」は「重量部」および「重量%」を
表わす。
ポリマーセメントモルタル 製造例1 ルチル型酸化チタン5%、珪砂75%およびタルク20
%からなる細骨材200部、メタクリル酸n−ブチル8
5%、アクリル酸n−ブチル10%およびメタクリル酸
2−ヒドロキシエチル5%からなる七ツマー混合物を乳
化重合法により共重合させてなる固形分40%のアクリ
ル系樹脂エマルジョン(a)30部およびポルトランド
セメント100部の混合物に水を適量加え、混練してポ
リマーセメントモルタル(I)を得た。
製造例2 ルチル型酸化チタン5%、珪砂75%、タルク15%お
よびポリエステル繊!s5%からなる細骨材250部、
アクリル酸2−エチルヘキシル40%とスチレン60%
からなるモノマー混合物を乳化重合法により共重合させ
てなる固形分30%のアクリル系樹脂エマルジョン(b
)150部およびポルトランド七メン)100部の混合
物に水を適量加え、混練してポリマーセメントモルタル
(II )を得た。
製造例3 製造例1で使用した細骨材320部、固形分30%のア
クリル系樹脂エマルジョン(b)300部およびポルト
ランドセメント100部の混合物に水を適量加え、混練
してポリマーセメントモルタル(m)を得た。
製造例4 製造例2で使用した細骨材120部、固形分40%のア
クリル系樹脂エマルジョン(a)18部およびポルトラ
ンドセメント100部の混合物に水を適量加え、混練し
てポリマーセメントモルタル(IV)を得た。
エポキシ  、゛・   ′ 製造例5 エポキシ当量450〜500の直鎖状ビスフェノール型
エポキシ樹脂30部をキジロール/メチルイソブチルケ
トン/イソブタノール=l/l/1の混合溶剤50部に
溶解して得た主剤80部と。
活性水素当量150のポリアミド樹脂10部を前記混合
溶剤10部に溶解して得た硬化剤20部を混合して、エ
ポキシ樹脂系塗料(a)を得た。
製造例6 エポキシ当量900〜1000の直鎖状ビスフェノール
型エポキシ樹脂40部をキジロール/メチルイソブチル
ケトン/イソブタノール=1/1/1の混合溶剤40部
に溶解し、このものにルチル型酸化チタン20部、タル
ク45部およびタレ止め剤1部を分散・混合して得た主
剤146部と活性水素当量200のアミンアダクト8.
4部を前記混合溶剤11.6部に溶解して得た硬化剤2
0部を混合して、エポキシ樹脂系塗料(b)を得た。
ユ立ヱ亙上豆1】 製造例7 スチレン63.0部、ブチルアクリレート12 、0m
、メタクリル酸−2ヒドロキシエチル24.0部、メタ
クリル酸1.0部をキシレン/酢酸ブチル=1/1の溶
剤中で常法により溶液重合し、分子、312000、水
酸基価iooのアクリルポリオール樹脂の固形分40%
溶液を調製した。この溶液87.5部にルチル型酸化チ
タン30部、カーボン0.1部、微粉シリカ(水沢化学
社製、商品名[シルネックス#526J)7.0部及び
レベリング剤0.5部を加えてロールミルで練合して得
たグレーの塗料主剤100部とへキサメチレンジイソシ
アネート誘導体(NGO含有量22%)の75%溶液(
バイエル社製、商品名「ディスモジュールN−754)
60部をトルエン20部及び酢酸エチル20部と混合し
て得た硬化剤18部を混合して、ポリウレタン樹脂系つ
や消塗料(A)を得た。
製造例8 製造例7で使用したアクリルポリオール樹脂の固形分4
0%溶液87.5部にルチル型酸化チタン25部、シリ
コン樹脂微粉末(東芝シリコーン社製、商品名rXC9
9−301J )35部、キシレン12.5部及びレベ
リング剤0.5部を加えてロールミルで練合して得た白
色の塗料主剤1、00部と製造例7で使用した硬化剤1
8部を混合して、ポリウレタン樹脂系つや消塗料(B)
を得た。
製造例9 テトラフルオロエチレン47%、シクロヘキシルビニル
エーテル30%、エチルビニルエーテル8%及びヒドロ
キシブチルビニルエーテル15%からなる単量体を同様
にして重合し、含フツ素共重合体(水醜基価43,4、
Tg35℃)の40%キジロール溶液を調製した。この
溶液87.5部にルチル型酸化チタン30部、カーボン
0.1部、微細シリカ(水沢化学製品 シルネックス#
526)3.5部、フッ素樹脂微粉末(セントラル硝子
社製品 TEFオリゴマーTPO−1)6部及びレベリ
ング剤0.5部を加えて、分散して得たグレーの塗料主
剤と無黄変ブロックイソシアネート(日本ポリウレタン
社製品コロネー)DC2725)を塗料主剤中に含まれ
る樹脂中の水酸基1モル当り、インシアネート基が1モ
ルになる比率で混合し、フッ素樹脂系つや消塗料(C)
を得た。
製造例1O 酢酸イソブチル40部及びトルエン40部を加熱還流さ
せ、下記の単量体及び重合開始剤を3時間で滴下し、滴
下後2時間熟成を行ない、不揮発分55%、重量平均分
子量的16000の含フツ素重合体を得た。
2−パーフルオロオクチルエチルメタクリレート   
50部スチレン             10部イン
ブチルメタクリレート      19部2−エチルへ
キシルメタクリレート          10部2−
ヒドロキシエチルメタクリレ−)          
10部メタクリル酸             1部2
.2′−7ゾビスイソブチロニトリル        
 2部へブタン93部及び上記で得られた含フツ素重合
体98部を加熱還流させ、下記の単量体及び重合開始剤
を3時間かけて滴下し、さらに、2時間熟成を行ない、
不揮発分53%および粒径0.2〜0.3戸の非水分散
型フッ素樹脂を得た。
スチレン             15部メチルメタ
クリレート        40部アクリロニトリル 
         30部2−ヒドロキシエチルメタク
リレート 15部ターシャリ−ブチルパーオキシ 2拳エチルヘキサノニー)      t、s!この非
水分散型フッ素樹脂60部にルチル型酸化チタン30部
、ベンガラ2部、カーボン0.1部、微細シリカ(富士
デヴイゾン社製、商品名「サイロイド308J)3.5
部、フッ素樹脂微粉末(セントラル硝子社袈 商品名r
TEFオリゴマーTPO−IJ)6部、キシレン15部
、酢酸ブチル15部及びレベリング剤0.5部を加えて
、分散して得たグレーの塗料主剤と無黄変ブロックイソ
シアネート(日本ポリウレタン社製、商品名「コロネー
トDC2725J)を塗料主剤中に含まれる樹脂中の水
酸基1モル当り、インシアネート基が1モルになる比率
で混合し、フッ素樹脂系つや消塗料(D)を得た。
セメントモルタルの 峰 製造例11 ルチル型酸化チタン5%、砕砂75%、タルク20%か
らなる細骨材200部とポルトランドセメント100部
との混合物に水を適量加え、混練して、セメントモルタ
ル(V)を得た。
ポリ し ン   ぐ・ ゛の ゛ 製造側12 製造例7で使用したアクリルポリオール樹脂の固形分4
0%溶液87.5部にルチル型酸化チタン30部、カー
ボン0.1部及びレベリング剤0.5部を加えてロール
ミルで綜合して得たグレーの塗料主剤93部と製造例7
で使用した硬化剤18部を混合して、ポリウレタン樹脂
系塗料(E)を得た。
実施例1 コンクリート橋脚の素地表面上の3部以上の凹凸を製造
例1で得たポリマーセメントモルタル(r)で充填した
後、温度15℃、湿度55%RH1風速4m/秒の条件
下で、凹凸を充填された素地表面上に、ポリマーセメン
トモルタル(I)を乾燥被膜の塗布量が2kg/rn’
となるようコテおよびヘラを用いて平滑に被覆した。つ
いで2日間乾燥後、上記モルタル被膜上に製造例7で得
たポリウレタン樹脂系つや消塗料(A)を乾燥塗布量が
o、2kg/m’となるよう均一に塗布した。
また、70X150X10m/mのモルタル板および3
00X300X60m/mのコンクリート製平板にも同
様に施工した。
実施例2〜9、比較例1〜3 第1表に示す工程および条件とする以外は実施例1と同
様に行なった。但し、実施例8においては、エポキシ樹
脂系塗料の塗膜形成はエポキシ樹脂系塗料(a)の塗膜
形成後、エポキシ樹脂系塗料(b)の塗膜形成を行なっ
た。
なお、実施例および比較例によって得られた被覆につい
ての試験結果を第2表に示す。
[試験項目および試験方法] 実施例および比較例の方法によって得られた被覆につい
て下記のとおり試験を行なった。
仕上り外a(平滑性、重厚感)および耐汚染性について
は、コンクリート橋脚被覆について評価し、光沢および
耐久性についてはモルタル板への被覆について評価し、
付着性についてはコンクリート製平板への被覆について
評価した。
なお第2表における試験は下記方法に従った。
(tl)平滑性: 約5m、19れた距離から、仕上り面を目視観察して凹
凸9段差の目立ちやすさを評価する。
はぼ平滑な面と感じる場合は良好(O)、凹凸1段差が
若干目立つ場合はやや不良(Δ)、凹凸9段差が著しく
目立つ場合は不良(×)とする。
(攻2)重厚感: 約10m離れた距離から、目視観察して、什上り外観を
評価した。
落ちつきがあるものをO1落ち着きがないものを×とす
る。
(禾3)耐汚染性: 施工6ケ月後に、約5m1lれた距離から、仕上り面を
目視観察して、汚染の程度を評価した。
O:汚れがほとんど目立たない Δ:凹凸部等、部分的にやや汚れが目立つ×:汚れが、
光沢むらをおこし、目立つ(農4)光沢: 仕上り面の60°鏡面反射率を測定する。
(零5)付着性: 建研式単軸引張り試験機を用いて、付着力(kg・f/
c蕩2)を求めた。
また、付着力を以下に従って評価した。
■: 20kgm f/cm2以上 0 : 10〜20kgaf/cm2 Δ: 5〜l Okg* facts2X : O〜5
kg@recta2 (零〇)#久性: JIS  A  1415に基づくサンシャイン・ウェ
ザオメーターにより1000時間試験後、被膜のわれ、
白亜化を評価する。
0:われ、白亜化が認められない Δ:白亜化が認められる ×:われが認められる 第2表に示した結果から明らかなように本発明方法によ
って得られた被膜は、低光沢で平滑性、重厚感(景観と
の調和性)が優れ、さらに、付着性、耐汚染性、#久性
が良好であり、優れた実用性を有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)コンクリート構造物の素地表面上の3mm以
    上の凹凸を(イ)セメント、(ロ)細骨材 および(ハ)アクリル系樹脂エマルジョンを固形分重量
    比で(イ)/(ロ)/(ハ)=100/100〜350
    /5〜100の割合で含有するポリマーセメントモルタ
    ルにて充填する工程、次いで (2)コンクリート素地表面の全面又は一部に、充填に
    使用したポリマーセメントモルタルと同一又は異なって
    もよい該ポリマーセメントモルタルを乾燥被膜の塗布量
    0.5〜4kg/m^2となるよう平滑に塗布し16時
    間以上乾燥させる工程、および次いで (3)乾燥されたポリマーセメントモルタル被膜上に、
    ポリウレタン樹脂系又はフッ素樹脂系のつや消塗料を塗
    装して60゜鏡面光沢度15以下の塗膜を形成する工程 からなるコンクリート構造物表面の被覆方法。 2、(1)コンクリート構造物の素地表面上の3mm以
    上の凹凸を(イ)セメント、(ロ)細骨材 および(ハ)アクリル系樹脂エマルジョンを固形分重量
    比で(イ)/(ロ)/(ハ)=100/100〜350
    /5〜100の割合で含有するポリマーセメントモルタ
    ルにて充填する工程、次いで (2)コンクリート素地表面の全面又は一部に、充填に
    使用したポリマーセメントモルタルと同一又は異なって
    もよい該ポリマーセメントモルタルを乾燥被膜の塗布量
    0.5〜4kg/m^2となるよう平滑に塗布し16時
    間以上乾燥させる工程、および次いで (3)乾燥されたポリマーセメントモルタル被膜上に、
    エポキシ樹脂系塗料の塗膜を形成し、その上にポリウレ
    タン樹脂系又はフッ素樹脂系のつや消塗料を塗装して6
    0゜鏡面光沢度15以下の塗膜を形成する工程からなる
    コンクリート構造物表面の被覆方法。 3、つや消塗料が微細シリカ、中空ガラスビーズ、シリ
    コーン樹脂微粉末およびフッ素樹脂粉末から選ばれた少
    なくとも1種のつや消剤を含有してなる塗料である請求
    項1又は2記載の被覆方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0325190A (ja) * 1989-06-20 1991-02-01 Yoshizawa Sogo Bosui:Kk トンネルの内壁面の塗装方法
CN107324846A (zh) * 2017-07-07 2017-11-07 重庆百信实业有限公司 混凝土pc梁防滑耐磨涂层的涂装方法及混凝土pc梁

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