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JP2590974Y2 - 樹脂製品成形時のインサート芯材用押さえピン - Google Patents

樹脂製品成形時のインサート芯材用押さえピン

Info

Publication number
JP2590974Y2
JP2590974Y2 JP1993000031U JP3193U JP2590974Y2 JP 2590974 Y2 JP2590974 Y2 JP 2590974Y2 JP 1993000031 U JP1993000031 U JP 1993000031U JP 3193 U JP3193 U JP 3193U JP 2590974 Y2 JP2590974 Y2 JP 2590974Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert core
core material
molding
resin product
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993000031U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0653118U (ja
Inventor
豊 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP1993000031U priority Critical patent/JP2590974Y2/ja
Publication of JPH0653118U publication Critical patent/JPH0653118U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2590974Y2 publication Critical patent/JP2590974Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、樹脂製品の成形時に該
樹脂製品に一体化されるインサート芯材を押さえるピン
に関し、特に、成形後の樹脂製品の見栄えを向上する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両において、ドアに上下動自由に設け
られたドアガラスの最下時の上縁に沿って配設されるド
アガラスプロテクタが設けられている。このドアガラス
プロテクタは、ポリエチレン,ポリプロピレン(P
P),ABS樹脂等の樹脂成形品であり、インジェクシ
ョン成形法により成形される。
【0003】かかるドアガラスプロテクタには、そのイ
ンジェクション成形時に金属製のインサート芯材が一体
化される。近年では、ドアガラスプロテクタの重量を軽
減するため、樹脂を硬質なものにし、インサート芯材を
比較的肉薄に形成することが行われている。このような
比較的肉薄に形成されたインサート芯材をインジェクシ
ョン成形時に樹脂部に一体化する場合、インサート芯材
の振れが生じ、該インサート芯材が適正に配設されない
虞があるため、インジェクション成形型にインサート芯
材用押さえピンをセットし、インサート芯材の振れを抑
えるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なインサート芯材用押さえピンを使用した場合、成形後
のドアガラスプロテクタには押さえピンの挿通穴が形成
されるのが通例であるが、従来のインサート芯材用押さ
えピンの先端部は、均一の円形断面等の棒形状であるた
め、樹脂部とインサート芯材との継目に現れる比較的大
きいピン挿通孔から芯材表面部分が露呈して見えてしま
い、特に、樹脂が黒色で、インサート芯材が金属色であ
るため、インサート芯材が目立つ結果となり、ドアガラ
スの外側からドアガラスプロテクタを見た場合、見栄え
が非常に悪いものであった。
【0005】そこで、本考案は上記に鑑みてなされたも
のであり、樹脂製品の成形時に該樹脂製品に一体化され
るインサート芯材の振れを確実に抑えつつも、樹脂製品
の見栄えを悪化させることのないインサート芯材用押さ
えピンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、
脂製品の成形型による成形時に該成形型内にセットされ
て該樹脂製品内部の略中央部に一体化されるインサート
芯材の振れを抑えるべく、前記成形型内の略中央部位置
まで先端部が突入されて前記インサート芯材を押さえる
ピンであって、先端部に、先端に行くに従って除々に横
断面形状が小となる突起部を設けるようにした。
【0007】
【作用】インサート芯材を含んだ樹脂製品の成形時に、
インジェクション型等の成形型にセットされたインサー
ト芯材の振れを抑えるべく、前記成形型内の略中央部位
置まで先端部が突入されて前記インサート芯材を押さえ
るピンの先端部に、先端に行くに従って除々に横断面形
状が小となる突起部を設けたことにより、樹脂製品完成
後に成形型内部における樹脂部とインサート芯材との継
目に現れるピン挿通孔から見えるインサート芯材表面部
分が略点状となり縮小でき、見栄えを向上できる結果と
なる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1(A)は本考案の一実施例を適用した樹脂製
品としてのドアガラスプロテクタを示しており、同図
(B)はその横断面図を示している。この図において、
ドアガラスプロテクタ1は、ポリエチレン,ポリプロピ
レン(PP),ABS樹脂等のインジェクション成形法
により成形され、そのインジェクション成形時に金属製
のインサート芯材2が一体化されるのは従来と同様であ
る。
【0009】ここで、樹脂製品であるドアガラスプロテ
クタ1のインジェクション成形型による成形時に該成形
型内にセットされて該ドアガラスプロテクタ1内部の略
中央部に一体化されるインサート芯材2の振れを抑える
べく、前記成形型内の略中央部位置、即ち、樹脂部3の
略中央部位置まで先端部が突入されて前記インサート芯
材2を押さえる押さえピン4が設けられている。この押
さえピン4は、保持体5の離間する2ヶ所から例えば直
径3mm程度の丸棒状に夫々突出形成されており、各押
さえピン4の先端部には、図2に示すように、先端に行
くに従って除々に横断面形状が小となる突起部4Aが形
成されている。この場合、突起部4Aは略円錐形状に形
成される。
【0010】かかる構成によると、インサート芯材2を
含んだ、即ち、インサート芯材2がその内部の略中央部
に一体化されるドアガラスプロテクタ1の成形時に、
ンジェクション成形型内の略中央部位置、即ち、樹脂部
3の略中央部位置まで先端部が突入されて、該成形型に
セットされたインサート芯材2の振れを防止する押さえ
ピン4の先端部に、先端に行くに従って除々に横断面形
状が小となる突起部4Aを設けたことにより、樹脂製品
完成後に樹脂部3とインサート芯材2との継目に現れる
ピン挿通孔3aから見える芯材2表面部分が略点状とな
って縮小されるため、樹脂が黒色で、インサート芯材2
が金属色であっても、インサート芯材2が目立つことが
なく、ドアガラスの外側からドアガラスプロテクタ1を
見た場合、見栄えが良好となる。
【0011】上記実施例においては、押さえピン4を丸
棒状に形成したが、図3に示すように、角棒状に形成し
ても良く、この場合には、突起部4Aは略三角柱状に形
成される。尚、以上のように、特定の実施例を参照して
本考案を説明したが、本考案はこれに限定されるもので
はなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案
に添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱すること
なく、種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意す
べきである。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、樹脂製品
成形型による成形時に該成形型内にセットされて該樹
脂製品内部の略中央部に一体化されるインサート芯材の
振れを抑えるべく、前記成形型内の略中央部位置まで先
端部が突入されて前記インサート芯材を押さえるピンの
先端部に、先端に行くに従って除々に横断面形状が小と
なる突起部を設けるようにしたから、樹脂製品の成形時
に該樹脂製品に一体化されるインサート芯材の振れを確
実に抑えつつも、樹脂製品の見栄えを悪化させることが
ない実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る樹脂製品成形時のインサート芯
材用押さえピンを適用したドアガラスプロテクタの構成
を示す図で、(A)は正面図、(B)は(A)のA−A
矢視断面図
【図2】 同上実施例におけるインサート芯材用押さえ
ピン先端部を示す斜視図
【図3】 他の実施例の斜視図
【符号の説明】 1 ドアガラスプロテクタ 2 インサート芯材 3 樹脂部 4 押さえピン 4A 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:30 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製品の成形型による成形時に該成形
    型内にセットされて該樹脂製品内部の略中央部に一体化
    されるインサート芯材の振れを抑えるべく、前記成形型
    内の略中央部位置まで先端部が突入されて前記インサー
    ト芯材を押さえるピンであって、先端部に、先端に行く
    に従って除々に横断面形状が小となる突起部を設けたこ
    とを特徴とする樹脂製品成形時のインサート芯材用押さ
    えピン。
JP1993000031U 1993-01-05 1993-01-05 樹脂製品成形時のインサート芯材用押さえピン Expired - Fee Related JP2590974Y2 (ja)

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JPH0653118U JPH0653118U (ja) 1994-07-19
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